JP5485630B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
座の後部が前記付勢部材の付勢力に抗して下降する動作に追従して、座の前部が回動しかつ前方へと摺動して、前記座を略水平の状態とした使用位置と、
に変形可能としたことを特徴とする、椅子である。
本発明の椅子1は、図2に示すように、座35および座受け部材31からなる座35に係る部材(図中、左方)と、支柱57、延出部53、背支持板54、背取付板55が一体に形成されたボディ(図中、中央)と、ベース61、付勢部材82(ガススプリング82)、カバー部材71からなる、傾倒および昇降部材(図中、右方)とに大別される。
使用者が着座するための略平板状の座35の下面には、左右一対の座受け部材31が形成されており、該座受け部材31は、座35の前部35aから後部35bにかけて、前後方向に長い部材である。
また、座受け部31の後部内側には、軸孔33が形成されており、後述する、ガススプリング等の付勢部材82の一端86を、左右方向の枢軸74を介して回動自在に軸支する構成である。なお、付勢部材としては、ガススプリングの他に、バネ等の弾性部材を用いることも可能であり、上方へと付勢力を生じる部材であれば、特に限定されるものではない。
まず、椅子の躯体となるボディは、略垂直方向に起立する円柱状の支柱57と、該支柱57の上部から後方に延設される扇形状の背支持板54と、該扇形状の背支持板54の後部から上方向に延設される背取付板55と、からなり、該背取付板55の前方に背凭れ21が取り付けられる。
まず、前記座35を上下に昇降させる付勢部材82としてのガススプリング82は、上下方向に長い筒部材(筒本体82)と、該筒本体82の内部から外部にかけて、下方へと突出するロッド83からなり、前記筒本体82の内部には圧縮ガスおよびオイル等が密封されている。
そして、筒本体82の内部を、図示しないオリフィスを有するピストン85で二室に区切ることにより、ピストン85から延設された前記ロッド83が常に伸びる方向へと付勢力を生じている。
まず、図3に示すように、ガススプリング82の一端84(下方)が、床面に固定されたベース61に軸支され、ガススプリング82の他端81(上方)が、座受け部31の後部に軸支74されている。このとき、ガススプリング82の上方への付勢力により、座35の後部35bが上昇した状態となり、すなわち座35の不使用位置となる。
他方、着座状態から起立したときは、ガススプリングの上方への付勢力に伴い、座の後部35bが上昇するとともに、座の前部35aが、軸孔に沿って後方へと摺動して、座35が初期状態(不使用位置)に戻ることはいうまでもない。
すなわち、支柱57の上部から、前方へと延出する延出部53を設け、該延出部53に、前記座35の下面前部を回動自在かつ前後摺動自在に軸支31し、前記支柱57の上部に、上方へと付勢する付勢部材85を形成し、該付勢部材85に、前記座31の下面後部を回動自在に軸支74する簡単な構成により、従来の複雑なリンク機構を用いることなく、座35の使用位置から不使用位置へと変形させることが可能である。
ここでいう椅子の収納状態1aとは、図6に示すように、座35が略垂直に起立した不使用位置かつ支柱57がベース61に対して前傾した状態をいう。この状態(収納状態1a)では、椅子全体が、椅子の前方に位置する机面の下方スペースへと入り込むため、椅子の後方に、人が通れる通路が確保される構成である。
よって、未使用の椅子を前傾させることで、未使用の椅子を机に近接させて収納し、椅子の後方に大きな通路を確保することが可能である。そして、椅子の使用者は、その都度、未使用の椅子(収納状態の椅子)を引き出して着座することが効率的である。
ここでいう椅子の引き出し状態1bとは、図8に示すように、座35の不使用位置かつ支柱57がベース61に対して後傾した状態をいう。着座者は、前記椅子の収納状態1aにおける前傾した椅子の背凭れ21を持ち、後方へと引くことで、図8および図9に示すように、支柱の脚部材58が、枢軸67を軸に後方へと回動(傾倒)するとともに、脚部材58の下面および脚部材58の先端部分68がベース61の下面およびベースの内壁に当接して、椅子1の後傾が規制され椅子全体が後傾する。
この場合、着座者が一度起立して椅子1を収納状態1aに戻さないと、通路を確保することが困難であるが、本発明の椅子1は、図12に示すように、着座者が座った状態で僅かに前方へとかがむことにより、支柱57が着座者の動きに追従して前方に傾倒するため、僅かな座面の水平移動Hにより、背凭れ21が大きく傾倒Wして、椅子1の後方に大きな通路を形成することが可能である。
21 背凭れ
35 座
35a 座の前部
35b 座の後部
31 座受け部材
32 軸孔
33 軸孔
51 枢軸
52 軸支部
53 延出部
54 背支持板
55 背取付板
56 開口
57 支柱
58 脚部
59 軸孔
60 座受け
61 ベース部材(ベース)
62 軸受け
63 軸孔
64 軸孔
65 アンカーボルト
66 軸孔
67 枢軸
68 脚部の先端
71 カバー(垂直部)
72 カバー(水平部)
73 ストッパ
74 枢軸
81 軸支部
82 ガススプリング
83 ロッド
84 軸支部
85 枢軸
Claims (2)
- 床面に固定されたベースから起立する支柱の上部に座を有し、前記支柱を前記ベースに回動自在に軸支して、前記支柱を前後方向へ傾倒自在に形成した椅子であって、前記支柱の上部から前方に延出した延出部の前部と、前記支柱の上端開口から昇降する付勢部材の上部とに、前記座の下面の前部および後部をそれぞれ回動自在に軸支するとともに、前記座の下面の前部を、前後方向に長い軸孔に沿って前後摺動自在に軸支することで、前記付勢部材が座の中心より後方を押し上げるとともに、座の前部が回動しかつ後方へと摺動して、前記座を斜めに傾斜させた不使用位置と、
座の後部が前記付勢部材の付勢力に抗して下降する動作に追従して、座の前部が回動しかつ前方へと摺動して、前記座を略水平の状態とした使用位置と、
に変形可能としたことを特徴とする、椅子。 - 前記延出部の前部を上向きに隆起させ、使用位置とした前記座の下面を支持することを特徴とする、請求項1記載の椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009226287A JP5485630B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009226287A JP5485630B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011072494A JP2011072494A (ja) | 2011-04-14 |
JP5485630B2 true JP5485630B2 (ja) | 2014-05-07 |
Family
ID=44017153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009226287A Expired - Fee Related JP5485630B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 椅子 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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2009
- 2009-09-30 JP JP2009226287A patent/JP5485630B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2011072494A (ja) | 2011-04-14 |
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