JP5484547B1 - Lte無線通信システムの基地局における送信電力制御方法及び基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】LTE無線通信システムの基地局における移動局向け送信電力の制御方法を提供する。
【解決手段】基地局から送信された信号の移動局における受信信号品質を表すチャネル品質指標(CQI)情報を移動局より受信し、CQI情報を所定のしきい値と比較し、比較の結果により、CQI情報がしきい値以上である場合、移動局に送信する信号の送信電力値を規定値だけ減少させるよう送信電力値を決定し、CQI情報に応じた変調方式及び符号化率に基づいて、移動局に送信する信号を生成し、生成された信号を決定された送信電力値で、移動局に送信する。
【選択図】図7

Description

本発明は、LTE無線通信システムの基地局における送信電力制御方法及び基地局に関し、特に、適応変調・符号化率制御(AMC: Adaptive Modulation and Coding)を行う際の送信電力制御方法及び基地局に関する。
携帯電話、特にスマートフォンの普及に伴い、移動無線通信におけるトラフィック量は急激に増加しており、ネットワーク回線が逼迫するなどの問題も生じている。このために、携帯電話事業者は、無線通信の高速化や周波数利用効率の向上など、無線容量を増加させるための様々な試みに取り組んでいる。
携帯電話におけるデータ通信の高速化の1つとして、第3世代移動通信システムの長期発展システムであるLTE(Long Term Evolution)無線通信のサービスが開始されている。LTE無線通信では、例えば、下りリンクにおいて、20MHz帯域幅でピークレート300Mbps程度の通信を想定している。このLTE無線通信システムにおいては、高速データ通信を実現するために、各種の技術が採用されている。
LTE無線通信システムでは特に下りリンクの通信において、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)伝送方式を用いている。このOFDM伝送方式は、マルチパス伝送に伴う符号間干渉やフェージングに強く、周波数利用効率が高いなどの利点を有している。
LTE無線通信システムの基地局は、下りリンクの通信において、スケジューリングにより、各ユーザに無線リソースを割り当てる。無線リソースの割当てには、時間領域のスロット及び周波数領域のサブキャリアからなるリソースブロックが用いられる。スケジューリングは所定の規則に従い実行されるが、このような規則は携帯電話事業者により決められる。規則の例としては、ユーザが要求するデータ伝送量を保証する、ユーザ間での公平なサービスを提供する、システムとして最大伝送量を確保する、リアルタイム伝送を保証する等があり、一般的にはこれらの組み合わせが用いられる。
更に、LTE無線通信では、基地局と移動局間のリンク状態に応じて、送信信号の送信レートを適応的に変更する適応変調・符号化率制御(AMC)技術が適用される。AMCにおける送信レートは、変調方式と符号化率との組み合わせ(MCS: Modulation and Coding rate Set)で決定される。信号の送信側では、リンク状態に応じたMCSを選択し、このMCSに相当する符号化率で信号の誤り訂正符号化を行い、MCSに相当する変調方式で信号の変調を行うことにより、送信信号を生成する。
しかし、FDD(Frequency Division Duplex)方式による無線通信システムを想定した場合、上りリンクと下りリンクで使用する周波数帯域が異なり、送信側は、信号を送信するリンクのリンク状態を測定して、検知することはできない。このため、受信側で測定されたリンク状態についての情報を受信側から受け取ることで、リンク状態を把握する。
AMCでは、リンク状態に応じて送信レートが適応的に変更される。このため、AMC適用時には、信号を送信する際の送信電力制御は行われず、送信電力は一定となる。LTE無線通信システムにおいて、AMCは、基地局を送信装置とし、移動局を受信装置とする下りリンクでのデータ伝送に用いられている。このため、下りリンクにおける移動局向けの信号の送信電力は一定値となる。
特開2010−68501号公報
下りリンクにAMCを適用した場合、移動局から報告されるCQI(Channel Quality Indicator)情報に従い、基地局はその移動局に対する信号の変調及び符号化を行う。ここで、CQI情報は、移動局が測定した下りリンクにおける受信信号品質に適したMCSを表すインデックスである。移動局が基地局の近傍に存在する場合、この移動局における受信信号品質は良好であり、最も高いMCSに相当するCQI情報を基地局に通知することで、最も高いMCSを用いた信号送信を基地局に要求することになる。
しかし、移動局が基地局の更に近傍に存在する場合には、この移動局における受信信号品質は過剰となる可能性がある。即ち、基地局から送信される最高のMCSによる信号を、所定の誤り率以下で受信することができる受信信号品質より更に高い受信信号品質で受信するような状況が想定される。
LTE無線通信システムの基地局において、下りリンクにおける送信電力は一定となるよう設定されており、移動局が過剰な通信品質で信号を受信するような状況においても、送信電力は不変である。移動局が受信できるデータの最大スループットは決まっており(即ち、最高のMCSを用いて生成される送信データ量)、受信時の通信品質が過剰となっても、スループットが増加することはない。従って、移動局に過剰な通信品質の信号を送信することは、基地局においては、単なる送信電力の浪費である。また、隣接するセルへの影響を考えると、このような過剰な通信品質の信号は、隣接セル内の移動局に余分な干渉を与えることになり、結果的に、無線通信システム全体としての効率を劣化させるものである。
本発明は、LTE無線通信システムにおいて、移動局への過剰な通信品質の信号送信を抑制するため、既存の移動局への影響を与えることなく、基地局の送信電力を制御する方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、LTE無線通信システムにおいて、送信電力制御を行う基地局を提供することを目的とする。
本発明は、LTE無線通信システムの基地局における移動局向け送信電力の制御方法であって、前記基地局から送信された信号の移動局における受信信号品質を表すチャネル品質指標(CQI)情報を前記移動局より受信するステップと、前記CQI情報を所定のしきい値と比較するステップと、前記比較の結果により、前記CQI情報が前記しきい値以上である場合、前記移動局に送信する信号の送信電力値を規定値だけ減少させるよう前記送信電力値を決定するステップと、前記CQI情報に応じた変調方式及び符号化率(MCS)に基づいて、前記移動局に送信する信号を生成するステップと、前記生成された信号を前記決定された送信電力値で、前記移動局に送信するステップと、前記移動局への前記送信電力値に合わせて、前記移動局向けユーザ個別参照信号の送信電力値を決定するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、LTE無線通信システムにおける基地局であって、基地局から送信された信号の移動局における受信信号品質を表すチャネル品質指標(CQI)情報を前記移動局より受信する信号受信部と、前記CQI情報を所定のしきい値と比較し、前記CQI情報が前記しきい値以上である場合、前記移動局に送信する信号の送信電力値を規定値だけ減少させるように前記送信電力値を決定するスケジューラと、前記スケジューラから通知される前記送信電力値に従い、前記移動局向けの送信電力を制御する電力制御部と、前記CQI情報に応じた変調方式及び符号化率に基づいて、前記移動局に送信する信号を生成する信号生成部と、前記符号化された信号を前記送信電力値で、前記移動局に送信する信号送信部と、を備え、前記スケジューラは、前記移動局への前記送信電力値に合わせて、前記移動局向けユーザ個別参照信号の送信電力値を決定することを特徴とする。
移動局より報告されるCQI情報がしきい値以上である場合に、当該移動局向け送信電力を低減することにより、基地局での送信電力消費が抑制でき、また、隣接セル内の移動局に対する干渉電力を軽減できるため、無線通信システムとしての効率を改善できる。
LTE無線通信システムの基地局の構成を示す図である。 各MCSに対するSINRとブロック誤り率(BLER)の関係を示す図である。 各MCSに対するSINRとスループットの関係を示す図である。 AMCにおけるCQI割当ての例を示す図である。 LTE無線通信システムにおける信号の受信と干渉を説明する図である。 本発明の課題を説明する図である。 本発明による基地局の構成を示す図である。 本発明による送信電力減少の効果を示す図である。 本発明のアルゴリズムを説明する図である。 本発明による効果を説明するための図である。 本発明の他の実施例における基地局の構成を示す図である。 本発明の他の実施例におけるアルゴリズムを説明する図である。
以下図面を参照して、LTE無線通信システムの基地局における送信電力制御方法について説明する。しかしながら、本発明が、図面又は以下に記載される実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。
まず、本発明の基礎となるLTE無線通信システムでの基地局と適応変調・符号化率制御(AMC)について説明する。
図1は、LTE無線通信システムにおける基地局の構成を示した図である。図1において、参照番号11は基地局、12は移動局より伝送されるCQI情報、13は信号受信部、14はスケジューラ、15はRLC(Radio Link Control)バッファ、16はMAC(Medium Access Control)多重部、17は信号生成部、18は信号送信部を表す。
基地局11の信号受信部13は、基地局が現在管理している(即ち、この基地局のセル内に存在している)複数の移動局からの信号を受信する。この信号は、データ用信号と制御用信号を含み、AMCに使用されるCQI情報12も含まれる。CQI情報12は、基地局が移動局に送信する信号を変調するための変調方式と誤り訂正符号化における符号化率の組み合わせ(MCS)を表すものである。受信されたCQI情報12はスケジューラ14に送られる。
基地局11のRLCバッファ15は、無線ベアラ毎に設けられて、移動局に送信するためのデータが一時的に蓄積される。RLCバッファ15は、バッファ内に送信すべきデータが蓄積されると、スケジューラ14に通知する。スケジューラ14では、送信するデータの情報やスケジューリング規則に基づいて、信号送信に使用するリソースブロックの位置(時間、周波数)やリソースブロック数を決定する。送信するデータの情報としては、要求伝送レート、許容遅延時間、許容誤り率などが想定される。
MAC多重部16では、スケジューラ14で決定されたスケジューリング情報に基づき、各移動局用信号を無線リソースに割り振る。信号生成部17は、スケジューラ14より通知されるCQI情報12に基づいて、移動局へ送信するためのデータを誤り訂正符号化及び変調して、送信用信号を生成する。インタリーブやフレーム化などのその他の信号処理は、ここでは省略するものとする。生成された信号は、ユーザ個別参照信号が付加されて、信号送信部18から移動局に送信される。
次に、簡単にAMCについて説明する。図2は、各MCSに対する信号対干渉雑音電力比(SINR: Signal-to-Interference plus Noise power Ratio)とブロック誤り率(BLER: Block Error Rate)の関係を示した図である。MCSは、信号の変調方式と符号化率の組み合わせであり、MCS番号が高くなる程、符号化効率が高くなる。BLERは、受信機における受信信号のブロック単位での誤り率を示す。SINRは、受信機で受信された信号の受信品質を表す。各MCSでは、SINRが高くなる程、受信信号品質が高くなるため、BLERが減少する。また、MCS番号が高くなる程、伝送量が増加し、同一のBLER(例えば、10-1)を達成するために必要となるSINRは高くなる。
図3は、各MCSに対するSINRとスループットの関係を示した図である。スループットは、各MCSの最大スループットに(1−BLER)を掛けることで得られる。図3の例では、MCS1のスループットtp(MCS 1)は、MCS1の最大スループットMax_tp(MCS 1)に(1.0−BLER(SINR))を掛けることで得られる。MCSは、各MCSのスループット特性が交差するよう予め選択されているため、図3の点線Aのように常に最も高いスループットが得られるMCSを適宜選択することで、効率的な信号伝送を行うことができる。例えば、SINRが上昇してSINR(t1)を超えた時点で、MCS1からMCS2に切り替えることで、MCS1を維持するより高いスループットが得られる。
図4は、SINRに対するCQIの割当てを示した図である。CQIはMCSを表すインデックスであり、例えば、CQI=1は、MCS1を表すものとする。図3に示した各MCSのスループット特性を用いて、MCSの切替わりが行われるSINRのしきい値を取得する。このSINRしきい値とCQI割当てが図4に示される。図4におけるSINR(MCS 2)及びSINR(MCS 3)は、図3におけるSINR(t1) 及びSINR(t2)に相当し、SINRがこの区間にある場合には、MCS2が割り当てられることになる。図4では、SINRしきい値の間隔は一定なものとして表されているが、現実には、一定とはならない。しかし、SINRしきい値間隔が同等となるようにMCSを選択することが望ましい。
受信機は、受信された信号のSINRを測定して、図4に示されるSINRしきい値との比較を行い、現在の送信機−受信機間の伝搬路に最適なMCSを取得する。受信機では取得したMCSを表すCQI情報を送信機にフィードバックする。送信機では、受信機からのCQI情報に相当するMCSを用いて、当該受信機向け信号の符号化と変調を行う。
MCSの具体的な例について、以下の表1に示す。LTEでは、MCS1〜15が一般的に用いられる。CQI=0は、SINRが非常に低く、伝送量が最も低いMCS1を用いてもBLERが高くなり、安定した通信が出来ない状態である。一方、MCS15より高いMCSは、基地局、移動局共にサポートされていない。このため、移動局におけるSINRが、MCS15に必要なSINRよりかなり高い状態であっても、MCS15が依然用いられることになる。
Figure 0005484547
続いて、LTE無線通信システムにおける基地局と移動局の関係、及び本発明の課題を図5を用いて説明する。図5において、参照番号21はLTE無線通信システム、22は基地局1(eNodeB 1)、23は基地局2(eNodeB 2)、24は基地局1の無線範囲であるセル1、25は基地局2の無線範囲であるセル2、26はセル1内にあり基地局1と無線接続する移動局1(UE 1)、27はセル2内にあり基地局2と無線接続する移動局2(UE 2)を表す。
下りリンク通信では、移動局1(26)は基地局1(22)から希望信号S1を受信し、移動局2(27)は基地局2(23)から希望信号S2を受信する。LTE無線通信では、下りリンク信号は一定電力で送信される。このため、一般的に、基地局1(22)の近傍にある移動局1(26)での受信信号電力は高くなり、基地局2(23)の位置から離れ、セル境界付近にある移動局2(27)での受信信号電力は低くなる。また、基地局2(23)から移動局1(26)への干渉I2は弱く、基地局1(22)から移動局2(27)への干渉I1は比較的強くなる。これにより、移動局1(26)での受信信号のSINRは高くなり、移動局2(27)での受信信号のSINRは低くなる。この結果、基地局1(22)において、移動局1(26)向け送信信号は高いMCSを用いて生成され、基地局2(23)において、移動局2(27)向け送信信号は低いMCSを用いて生成される。
移動局1(26)が基地局1(22)のアンテナ直下にあるなど、移動局1(26)と基地局1(22)との距離が非常に近いとする。移動局1(26)でのSINRは高くなり、表1の例では、MCS15が割り当てられることになる。しかし、基地局との距離が非常に近い場合には、MCS15に必要なSINRに対し、過剰なSINRの信号を受信することが想定される。
図6は、移動局における過剰なSINRの状態を示した図である。現在のLTE無線通信システムでは、使用可能な最大のMCSはMCS15である。移動局におけるSINRがしきい値SINR(MCS 15)以上となるとMCS15が選択され、SINRがSINR(MCS 15)より十分に大きくともMCS15が選択されることになる。図6において、移動局1(26)の現在のSINRをSINR(UE)とすると、このSINR(UE)はMCS15のしきい値SINR(MCS 15)よりSINR_ex分高い値となる。ここで示されるSINR_exは、MCS間のSINRしきい値間隔より十分に大きい値となる。
移動局1(26)において、過剰なSINRの信号を受信したとしても、スループット等の受信特性は向上しない。一方で、過剰なSINRの信号を送信することは、基地局における電力の浪費であり、隣接するセル内の移動局2(27)に対しての余分な干渉となる。このため、基地局1(22)において、移動局1(26)への信号の送信電力を低減させることは、移動局2(27)に対する干渉電力を減少させて、移動局2(27)のSINRを改善させることになる。
本発明では、移動局から基地局に通知されるCQI情報が所定のしきい値以上である場合、基地局はこの移動局に対する送信信号の送信電力を規定値分下げるものとする。これにより、移動局で生じる過剰なSINRを抑制すると共に、隣接セル内の移動局への干渉を低下させる。
図7は、本発明における基地局の構成を示した図である。図1に示した基地局構成に対し、電力制御部19が追加されている。その他の構成は同じである。スケジューラ14では、移動局より受信されるCQI情報12に基づき、以下に示すアルゴリズムにより移動局向け送信電力の制御を行う。電力制御部19では、スケジューラ14より電力制御情報を受け取り、移動局の送信電力を制御する。
図8は、本発明により基地局の送信電力を減少させる効果を説明する図である。図6で示した過剰なSINR(SINR_ex)を低下させる(図中のPD: Power Down)ように送信電力を減少させることで、MCS15を維持しつつ、基地局の送信電力を低減させることができる。
図9に本発明における基地局送信電力制御のアルゴリズムを示す。S101において、基地局は移動局よりCQI情報を受信する。S102において、受信したCQI情報と所定のしきい値を比較する。一般的には、しきい値は、最も高いMCSを表すインデックスであり、表1の例では、MCS15を表す15である。この場合、S102の比較は、(CQI情報=しきい値)で行われる。しかし、しきい値は、最も高いMCSを表すインデックスに限定されるものではない。例えば、データのアプリケーションによりMCSを制限することも考えられる。データが、音声や文字によるメールなど、比較的低レートの通信の場合、使用されるMCSを制限することが想定される。また、基地局が通信状況を判断して、MCSを制限することもできる。このような場合、しきい値を低い値に設定し、基地局の送信電力を意図的に下げることで、高いMCSの使用を抑制できる。しきい値が最も高いMCSを表すインデックスでない場合、S102の比較は、(CQI情報≧しきい値)で行われる。
S102において、CQI情報がしきい値以上である場合、S103において、基地局の送信電力を規定値下げる。そして、S104において、CQI情報に基づくMCSを用いて送信信号の変調及び符号化を行う。ここで、送信電力の変動量(規定値)は、例えば、MCSのSINRしきい値の間隔より小さく設定する。図4において、しきい値の間隔(例えば、SINR(MCS3)−SINR(MCS2))の平均をX dBとすると、Xより小さい値に設定する。これにより、送信電力の急激な低下を防止できる。しかし、このような設定に限定されるものではない。
移動局でのSINRが非常に良好な場合、CQI情報がしきい値以上となる状態が連続する。この結果、この移動局向け送信電力は下がり続けることになる。このような状況で、伝搬路状態が急激に悪化した際、送信電力が低く制御されたことにより、この移動局向け送信信号の通信品質が大きく低下する可能性がある。このような状況を考慮し、送信電力があるレベル以下とならないよう、送信電力の保証値を設定することもできる。
S102において、CQI情報がしきい値より小さい場合、S105において、現在の移動局向け送信電力が送信電力の最大値と一致するかを検査する。送信電力が最大値である場合には、送信電力をそのまま維持し、S106において、CQI情報に基づくMCSで送信信号の変調及び符号化を行う。送信電力が最大値より小さい場合、S107において、基地局の送信電力を規定値上げる。そして、S108において、CQI情報に基づくMCSで送信信号の変調及び符号化を行う。送信電力を増加させる変動量は、減少時の変動量と同じとすることもでき、また、異なるように設定することもできる。例えば、CQI情報がしきい値より小さく、送信電力が最大値でない場合、その移動局は十分なサービスを受けていない状態であるため、送信電力の増加幅を大きく設定することで、早急にサービス状況を改善することができる。
CQI情報は、移動局における伝搬路状態の変動の影響や測定誤差の影響を含む。このため、S102のCQI情報としきい値の比較において、時間窓を考慮することで、CQI情報のばらつきの影響を排除することができる。例えば、時間窓をCQI情報が受信される5回分とすると、5回連続でCQI情報がしきい値以上となった場合のみ、S103において送信電力を減少することができる。あるいは、5回のCQI情報の平均値としきい値を比較することもできる。
更に、ハイブリッド自動再送要求(HARQ: Hybrid Automatic Repeat reQuest)制御の再送状況に関する情報を利用して、送信電力を下げたときの信号が再送となった場合、再送回数を減らすため、再送される信号の送信電力を現在の送信電力値より増加させることができる。更に、再送回数が増えるに従い、送信電力の増加幅を大きくすることもできる。
また、LTE無線通信システムの下りリンクでは、移動局向け送信信号にユーザ個別参照信号を付加して送信する。ユーザ個別参照信号は、移動局における伝搬路推定に用いられる。本発明において、データ信号の送信電力を制御する際、ユーザ個別参照信号の送信電力も同じ値に制御する。ユーザ個別参照信号の送信電力値がデータ信号の送信電力値と異なると、移動局において、伝搬路推定の結果が適切にデータ信号の復調に反映されないためである。
以上、本発明をLTE無線通信システムを用いて説明したが、本発明はLTE無線通信システムに限定されるものではなく、その他のシステムにも適用可能である。
本発明による送信電力削減の効果を図10に示すモデルを用いて説明する。図10において、eNodeB1に無線接続するUE1とeNodeB2に無線接続するUE2を想定する。UE2はeNodeB間のセル境界上に存在するとする。2つのeNodeB間の距離をISD(Inter-Site Distance)、eNodeB1とUE1との距離をR11、eNodeB2とUE1との距離をR21、eNodeB1とUE2との距離をR12、eNodeB2とUE2との距離をR22とする。計算においては、表2の値を用いた。
Figure 0005484547
基地局が送信電力制御を行わない状態において、各eNodeBの送信電力は、セル境界での参照信号受信電力(RSRP: Reference Signal Received Power)が‐90 dBmとなるように設計する。伝搬信号の距離減衰は、距離の3乗則に従うとする。
送信電力制御なしとした場合、各UEにおける希望信号電力、干渉信号電力、SINRの計算結果を表3に示す。表3において、RSRP11は、eNodeB1からUE1へ伝送された信号電力であり、UE1の希望信号電力となる。RSRP12はeNodeB1からUE2への干渉信号電力、RSRP22はeNodeB2からUE2への希望信号電力、RSRP21はeNodeB2からUE1への干渉信号電力を表す。I+Nは各UEでの干渉信号電力と雑音電力の和である。
Figure 0005484547
表3において、UE1のSINRは31.2 dBとなる。MCS15を満足するために必要なSINRを20 dBと仮定すると、UE1では、約11 dB高いSINRで信号が受信されることになる。このため、eNodeB1のUE1に対する送信電力を11 dB下げるものとする。eNodeB1の送信電力を11 dB減少させた場合の計算結果を表4に示す。eNodeB2の送信電力は変更なしとする。
Figure 0005484547
eNodeB1のUE1に対する送信電力が11 dB減少したことにより、UE1のSINRは、31.2 dBから20.2 dBへと11 dB低下する。一方、UE2への干渉も11 dB低下するため、UE2のSINRは0 dBから11 dBに改善される。過剰なSINRを有する移動局への送信電力を減少させることで、隣接するセル内の移動局への干渉を減らし、この移動局のSINRが改善されることを示した。これにより、システム全体としてのスループット特性を改善することができる。
本発明のその他の実施例を以下に説明する。本発明では、CQI情報がしきい値以上である場合、移動局に対する送信電力を下げる。この結果、移動局においては、受信信号のSINRが低下する。送信電力の低下が続くと、SINRは現在のMCSのしきい値以下となる場合が想定される。例えば、図8においては、移動局におけるSINR(SINR(UE))は、送信電力の減少により低下して、MCS15のしきい値であるSINR(MCS 15)以下となる可能性がある。この場合、この移動局では、MCS14を用いた生成された信号を受信することになり、送信電力を下げているにも係わらず、MCS15によるサービス(即ち、最大の伝送レート)を享受することができなくなる。
このため、移動局における受信信号のSINRが最大のMCSであるMCS15の範囲にあるとき、SINRがMCS15のSINRしきい値+αとなるように移動局向け送信電力を制御する。これにより、MCS15を用いる際、送信電力の減少により、SINRがSINR(MCS 15)以下となることを防止する。本実施例では、HARQ制御の再送率を用いるものとする。基地局のHARQ制御部では、各MCSで信号を生成して送信した際の再送信の割合(再送率)をMCS毎に計算している。この割合が、所定値、例えば10%となるようSINRのしきい値等の調整が行われている。本実施例では、最大MCS(即ち、MCS15)の再送率が所定の再送率と等しくなるよう送信電力を制御する機能を追加する。
図11は、本発明のその他の実施例における基地局の構成を示した図である。図7に示した基地局構成に対し、HARQ制御部30が追加されている。ただし、HARQ制御部は、ダウンリンクでは基地局に装備されているものであり、HARQに関する制御を行う。HARQ制御部30では、MCS毎の再送率を常に算出し、記憶している。HARQ制御部30は、スケジューラ14より、次に送信する信号の移動局情報及びCQI情報を受け取る。HARQ制御部30では、CQI情報がMCS15に相当する場合、この移動局におけるMCS15の再送率をスケジューラ14に知らせる。スケジューラ14では、以下に示すアルゴリズムにより、通知された再送率に応じて送信電力を決定し、送信電力値を電力制御部19に送信する。
図12は、本発明のその他の実施例のアルゴリズムを示す図である。図9のアルゴリズムに対し、CQI情報=しきい値の場合における処理が追加されている。S110では、受信されたCQI情報がしきい値と比較して、小さいか、等しいか、大きいかの判定が行われる。S110において、CQI情報がしきい値と一致する場合、S111において、そのCQI情報に対応するMCSの再送率Rが所定の再送率Pと比較される。所定の再送率は、例えば、10%である。再送率と所定の再送率が同じ場合(R=P)、S113において、送信電力は現在の値を維持する。即ち、現在の送信電力は適切なレベルにあるものとする。再送率が所定の再送率より大きい場合(R>P)、移動局におけるSINRが期待値より低くなっており、移動局における受信信号誤りが増加し、再送率が高くなっている。即ち、現在の送信電力は適切なレベルより低くなっていると判断する。このため、S112において、送信電力を規定値分増加させる。再送率が所定の再送率より小さい場合(R<P)、移動局におけるSINRが期待値より高くなり、現在の送信電力は適切なレベルより高くなっていると判断する。このため、S114において、送信電力を規定値分減少させる。S115において、CQI情報に相当するMCSを用いて送信信号を生成する。
S110において、CQI情報がしきい値より大きい場合、S121において、基地局の送信電力を規定値下げる。そして、S122において、CQI情報に基づくMCSを用いて送信信号の変調及び符号化を行う。S110において、CQI情報がしきい値より小さい場合、S105において、現在の移動局向け送信電力が送信電力の最大値と一致するかを検査する。送信電力が最大値である場合には、送信電力をそのまま維持し、S106において、CQI情報に基づくMCSで送信信号の変調及び符号化を行う。送信電力が最大値より小さい場合、S107において、基地局の送信電力を規定値上げる。そして、S108において、CQI情報に基づくMCSで送信信号の変調及び符号化を行う。
このように、HARQ制御における再送率を考慮することで、送信電力が過度に減少することを防止することができる。
11 基地局
12 CQI情報
13 信号受信部
14 スケジューラ
15 RLCバッファ
16 MAC多重部
17 信号生成部
18 信号送信部
19 電力制御部
30 HAQR制御部

Claims (7)

  1. LTE無線通信システムの基地局における移動局向け送信電力の制御方法であって、
    前記基地局から送信された信号の移動局における受信信号品質を表すチャネル品質指標(CQI)情報を前記移動局より受信するステップと、
    前記CQI情報を所定のしきい値と比較するステップと、
    前記比較の結果により、前記CQI情報が前記しきい値以上である場合、前記移動局に送信する信号の送信電力値を規定値だけ減少させるよう前記送信電力値を決定するステップと、
    前記CQI情報に応じた変調方式及び符号化率(MCS)に基づいて、前記移動局に送信する信号を生成するステップと、
    前記生成された信号を前記決定された送信電力値で、前記移動局に送信するステップと、
    前記移動局への前記送信電力値に合わせて、前記移動局向けユーザ個別参照信号の送信電力値を決定するステップと、
    を有する送信電力制御方法。
  2. 前記CQI情報が前記しきい値未満であり、前記移動局への前記送信電力値が最大値でない場合、前記送信電力値を規定値だけ増加させるステップを更に有する、請求項1に記載の送信電力制御方法。
  3. MCS毎にハイブリッド自動再送要求制御における再送率を算出するステップを更に有し、
    前記CQI情報と前記所定のしきい値との前記比較の結果により、前記CQI情報が前記しきい値に等しい場合で、かつ前記CQI情報に応じたMCSの前記再送率が、所定の再送率より小さい場合、前記移動局に送信する信号の送信電力値を規定値だけ減少させるよう前記送信電力値を決定するステップを有する、請求項1または2に記載の送信電力制御方法。
  4. 前記CQI情報に応じたMCSの前記再送率が、前記所定の再送率より大きい場合、前記送信電力値を規定値だけ増加させ、前記所定の再送率と等しい場合、前記送信電力値を維持するよう前記送信電力値を決定するステップを更に有する、請求項3に記載の送信電力制御方法。
  5. LTE無線通信システムにおける基地局であって、
    基地局から送信された信号の移動局における受信信号品質を表すチャネル品質指標(CQI)情報を前記移動局より受信する信号受信部と、
    前記CQI情報を所定のしきい値と比較し、前記CQI情報が前記しきい値以上である場合、前記移動局に送信する信号の送信電力値を規定値だけ減少させるように前記送信電力値を決定するスケジューラと、
    前記スケジューラから通知される前記送信電力値に従い、前記移動局向けの送信電力を制御する電力制御部と、
    前記CQI情報に応じた変調方式及び符号化率に基づいて、前記移動局に送信する信号を生成する信号生成部と、
    前記符号化された信号を前記送信電力値で、前記移動局に送信する信号送信部と、
    を備え
    前記スケジューラは、前記移動局への前記送信電力値に合わせて、前記移動局向けユーザ個別参照信号の送信電力値を決定する、基地局。
  6. MCS毎にハイブリッド自動再送要求(HARQ)制御における再送率を算出するHARQ制御部を更に有し、
    前記スケジューラは、前記CQI情報と前記所定のしきい値との前記比較の結果により、前記CQI情報が前記しきい値に等しい場合で、かつ前記CQI情報に応じたMCSの前記再送率が、所定の再送率より小さい場合、前記移動局に送信する信号の送信電力値を規定値だけ減少させるよう前記送信電力値を決定する、請求項に記載の基地局。
  7. 前記スケジューラは、前記CQI情報に応じたMCSの前記再送率が、前記所定の再送率より大きい場合、前記送信電力値を規定値だけ増加させ、前記所定の再送率と等しい場合、前記送信電力値を維持するよう前記送信電力値を決定する、請求項に記載の基地局。
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