JP5484170B2 - ストレーナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体管内を流れる流体中に混入した夾雑物を除去するために設けられるストレーナ装置に関する。
従来、流体管内を流れる流体中に混入した各種の夾雑物を取り除くため、流体管路の途中に、フィルタ部材を備えたストレーナ装置が設けられている。かかる夾雑物としては、例えば上水道配管において、水道管に穿孔工事や切断工事を施した際に発生した金属粉、その穿孔箇所や切断箇所の金属露出部に発生した錆などが挙げられる。ストレーナ装置によれば、フィルタ部材により管内の水を濾過して夾雑物を捕捉し、水質の悪化を防ぐことができる。
ところで、水道管が網目状に配設された上水道配管では、特に分岐管内において、水道の使用状態や供給状態により圧力変動を生じ、それに起因して水が逆流する場合があった。このような逆流現象が発生すると、捕捉していた夾雑物がフィルタ部材から分離して水道管内に戻され、水質が悪化するという問題がある。そのため、逆流が懸念される箇所では、流体の流れる方向が正逆いずれの方向に変化しても夾雑物を捕捉できるように、双方向の流れに対応したストレーナ装置が用いられる。
下記特許文献1〜3には、双方向の流れに対応したストレーナ装置が記載されている。これらの装置では、流体管同士の接続部を覆うように装着されたケース内にフィルタ部材を設けており、各流体管の互いに対向する開口部とフィルタ部材との間に、それぞれケース内と各流体管内とに連通する通孔を2個ずつ設けている。そして、それらのうち一方の通孔をフィルタ部材の内部に連通させると共に、当該一方の通孔には各流体管からフィルタ部材内への流れのみを許容する逆止弁を設け、他方の通孔にはケース内から各流体管への流れのみを許容する逆止弁を設けている。
しかし、これらのストレーナ装置では、フィルタ部材で捕捉した夾雑物が流体管側に流れる恐れがあり、流体の品質悪化をより確実に防ぐためには、改善の余地があることが判明した。即ち、流体の流れが緩やかで下流側の流体管へ流出する勢いが弱いと、ケースから排出された流体がそのまま流体管に流れ込まず、互いに逆向きに作用する一対の逆止弁が同時に半開きになる場合があるため、フィルタ部材から分離した夾雑物が下流側の流体管内へ流れてしまう恐れがあった。
そこで、本発明者らは、流体の流れる方向が正逆いずれの方向に変化しても夾雑物を捕捉でき、しかも捕捉した夾雑物が流体管側に流れることを防止できるよう、流体の押圧に応じてスライド変位するスライド部材により流路を切換可能なストレーナ装置(特願2008−328184、本出願時において未公開)を発明した。しかし、当該装置では、所定の部材の変位を安定して発現できない場合があり、これを改善することで性能的に改良できる見込みがあることが判明した。
即ち、上記のストレーナ装置では、逆流防止部材(例えば逆止弁)やスライド部材が流体の押圧によって円滑に変位する必要があり、それらを樹脂など軽量の材料で形成することが望ましいという実情があるが、その反面、浮力の働きにより逆止弁が浮いて開きっ放しになったり、スライド部材が浮いてスライド変位しにくくなったり、或いは、ストレーナ装置を傾けて設置する状況において、浮いたスライド部材が流体の流れとは逆向きに動いてしまう恐れがあった。
実開平1−151810号公報 特許第3118772号公報 特許第4117734号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、双方向の流れに対応しつつ、部材の変位を安定して発現させて、捕捉した夾雑物の流体管側への流れを防止できるストレーナ装置を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。即ち、本発明のストレーナ装置は、 流体管路の途中に設置されるストレーナ装置において、流体管同士の接続部に装着されるケースと、前記ケースの内部を、各流体管の接続口に設けられた流入口と流出口との2つの開口のうち、前記流入口に連通する流路切換室と、前記流出口に連通する濾過室とに仕切ると共に、前記流路切換室と前記濾過室とを連通させる連通孔を有する仕切り部と、前記濾過室の内部を、前記連通孔を介して前記流路切換室に連通する流入室と、前記流出口に連通する流出室とに区画するフィルタ部材と、前記流出口の各々に設けられ、前記ケースから流体管への流出のみを許容する逆流防止部材と、前記流路切換室に収容され、前記流入口を通じて流入した流体の押圧によりスライド変位して、前記連通孔に連通する前記流入口を切り換えるスライド部材と、前記スライド部材の比重を1に近付ける比重調整部材と、を備えるものである。
このストレーナ装置では、上流側の流体管から流れてきた流体が、流入口を通じて流路切換室へ流入し、次いで連通孔を通じて濾過室へと流入する。このとき、その流入口と連通孔との間にスライド部材があっても、流体の押圧によりスライド変位するため、その流入口と連通孔とが連通する。濾過室に流入した流体は、流入室からフィルタ部材を通過して流出室へと流れ、下流側の流出口を通って流体管に送り込まれる。流体に混入した夾雑物はフィルタ部材により捕捉され、濾過された流体がケースから排出される。流体が逆流した場合には、流体の押圧によりスライド部材がスライド変位し、連通孔と連通する流入口が切り換わって、上記で下流側であった流入口が連通孔と連通する。
このように、本発明のストレーナ装置では、流体の流れる方向が正逆いずれの方向に変化しても夾雑物を捕捉でき、双方向の流れに対応することができる。しかも、スライド部材のスライド変位に応じて、連通孔に連通する流入口が切り換わるため、捕捉した夾雑物がフィルタ部材から分離して流体管側に流れることを防止できる。それでいて、比重調整部材によってスライド部材が流体の流れに応じて的確に挙動するようになり、流体の押圧に伴う変位を安定して発現させることができる。
上記において、逆流防止部材やスライド部材の比重は、流体管内を流れる流体の密度を基準とし、水道管に接続されるストレーナ装置であれば水(4℃)の密度が基準となる。また、これらの部材の比重を1に近付けるとは、比重調整部材を具備しないときに比べて、比重調整部材を具備するときの方が、逆流防止部材又はスライド部材の比重が1に近いことを意味する。
上記した本発明のストレーナ装置では、比重が1よりも小さい材料で形成した前記逆流防止部材又は前記スライド部材に、比重が1よりも大きい材料で形成した前記比重調整部材を取り付けているものが好ましい。これにより、逆流防止部材やスライド部材の比重を調整しやすくなると共に、それらの部材に流体の押圧が作用した際に円滑な変位を発現することができる。
上記した本発明のストレーナ装置では、前記スライド部材が、スライド変位の方向に沿って軸線が延びる筒状又は柱状の部材であり、その軸方向の両端部に前記比重調整部材が取り付けられている。かかる構成によれば、スライド部材の重量バランスが良好となるため、スライド変位を安定して発現することができる。
また、本発明に係る別のストレーナ装置は、流体管路の途中に設置されるストレーナ装置において、流体管同士の接続部に装着されるケースと、前記ケースの内部を、各流体管の接続口に設けられた流入口と流出口との2つの開口のうち、前記流入口に連通する流路切換室と、前記流出口に連通する濾過室とに仕切ると共に、前記流路切換室と前記濾過室とを連通させる連通孔を有する仕切り部と、前記濾過室の内部を、前記連通孔を介して前記流路切換室に連通する流入室と、前記流出口に連通する流出室とに区画するフィルタ部材と、前記流出口の各々に設けられ、前記ケースから流体管への流出のみを許容する逆流防止部材と、前記流路切換室に収容され、前記流入口を通じて流入した流体の押圧によりスライド変位して、前記連通孔に連通する前記流入口を切り換えるスライド部材と、を備え、前記スライド部材が、比重が1よりも大きい材料で形成されているとともに、内部に密閉空間が形成されているものである。
このストレーナ装置では、上述のように、流体の流れる方向が正逆いずれの方向に変化しても夾雑物を捕捉でき、双方向の流れに対応することができる。しかも、スライド部材のスライド変位に応じて、連通孔に連通する流入口が切り換わるため、捕捉した夾雑物がフィルタ部材から分離して流体管側に流れることを防止できる。それでいて、比重が1よりも大きい材料で形成されたスライド部材の内部に密閉空間が形成されているため、その部材の比重が1に近付き、流体の流れに応じて的確に挙動するようになり、流体の押圧に伴う変位を安定して発現させることができる。
逆流防止部材やスライド部材の比重は、流体管内を流れる流体の密度を基準とし、水道管に接続されるストレーナ装置であれば水(4℃)の密度が基準となる。また、上記の場合には、比重を測定するに際し、部材の体積に密閉空間の体積(容積)を含めるとともに、部材の重量に密閉空間内の空気の重量を含めることとする。
以上に述べた本発明のストレーナ装置では、上述した改善効果を良好に奏するうえで、比重調整した前記逆流防止部材又は前記スライド部材の比重が0.9〜1.1の範囲内にあることが好ましい。
また、本発明に係る別のストレーナ装置は、流体管路の途中に設置されるストレーナ装置において、流体管同士の接続部に装着されるケースと、前記ケースの内部を、各流体管の接続口に設けられた流入口と流出口との2つの開口のうち、前記流入口に連通する流路切換室と、前記流出口に連通する濾過室とに仕切ると共に、前記流路切換室と前記濾過室とを連通させる連通孔を有する仕切り部と、前記濾過室の内部を、前記連通孔を介して前記流路切換室に連通する流入室と、前記流出口に連通する流出室とに区画するフィルタ部材と、前記流出口の各々に設けられ、前記ケースから流体管への流出のみを許容する逆流防止部材と、前記流路切換室に収容され、前記流入口を通じて流入した流体の押圧によりスライド変位して、前記連通孔に連通する前記流入口を切り換えるスライド部材と、を備え、前記逆流防止部材又は前記スライド部材の比重が0.9〜1.1の範囲内にあるものである。
このストレーナ装置では、上述のように、流体の流れる方向が正逆いずれの方向に変化しても夾雑物を捕捉でき、双方向の流れに対応することができる。しかも、スライド部材のスライド変位に応じて、連通孔に連通する流入口が切り換わるため、捕捉した夾雑物がフィルタ部材から分離して流体管側に流れることを防止できる。それでいて、逆流防止部材又はスライド部材の比重が0.9〜1.1の範囲内にあるため、その部材が流体の流れに応じて的確に挙動することで、流体の押圧に伴う変位を安定して発現させやすくなる。逆流防止部材やスライド部材の比重は、流体管内を流れる流体の密度を基準とし、水道管に接続されるストレーナ装置であれば水(4℃)の密度が基準となる。
本発明に係るストレーナ装置の一例を示す平面図 そのストレーナ装置の縦断面図 中フランジ部材をケース側から見た側面図 逆止弁の周辺を拡大して示す図 スライド部材の(A)平面図と(B)C−C矢視断面図 スリーブ部材の(A)平面図と(B)D−D矢視断面図 逆流現象を起こしたときのストレーナ装置の縦断面図 ストレーナ装置を傾けて設置したときの不具合を説明する断面図 比重調整部材の別形態を示す(A)側面図と(B)E−E矢視断面図図 比重調整部材を取り付けた逆止弁を示す図 別実施形態に係るストレーナ装置の(A)縦断面図と(B)F−F矢視断面図 スライド部材の別形態を示す(A)平面図と(B)断面図 掻き落とし部材を取り付けたスライド部材の図 スライド部材の変形例を示す部分断面図 本発明に係るストレーナ装置が備えるスライド部材の別形態を示す(A)側面図と(B)平面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るストレーナ装置の一例を示す平面図である。図2は、そのストレーナ装置の縦断面図であり、図1のA−A矢視断面に相当する。
ストレーナ装置Sは、多数の水道管を連結してなる水道管路(流体管路の一例)の途中に設置されている。ストレーナ装置Sは、水道管8,9(流体管の一例)同士の接続部に装着されたケース1を有しており、該ケース1は、水道管8,9の互いに対向する接続口8a,9aにフランジ接続され、その内部を水道管8,9の内部に連通させている。ケース1の上部には、蓋11が着脱自在に取り付けられ、複数のボルトによって水密に密栓されている。
図示を省略しているが、水道管8,9は、いずれも分岐形状を有する分岐管として構成されており、ストレーナ装置Sは、逆流現象の発生が懸念される箇所に設けられている。水道管8,9の接続口8a,9aは、上下方向に大きく拡径し、その端部の周縁には、ケース1との接続に供されるフランジが形成されている。接続口8a,9aには、それぞれ流入口81,91と流出口82,92との2つの開口が設けられている。これらの開口は、ケース1の側面に取り付けられた中フランジ部材6により区画形成されてある。
図3は、中フランジ部材6をケース1側から見た側面図である。このB−B矢視断面が、図2の左側に示した中フランジ部材6に相当する。中フランジ部材6は、上下に2つの円孔61,62が形成された板状部材であり、この円孔61,62によって、接続口8aでは流入口81と流出口82が形成され、接続口9aでは流入口91と流出口92が形成される。円孔62を取り囲む環状溝63には、環状のシール材64(図4参照)が装着される。
ケース1の内部は、ケース1と一体的に設けられた仕切り部12によって、流入口81及び流入口91に連通する流路切換室2と、流出口82及び流出口92に連通する濾過室3とに仕切られている。本実施形態では、仕切り部12がケース1の内部を上下に仕切っており、流路切換室2を下方に、濾過室3をその上方に設けている。仕切り部12は、その略中央に円形の連通孔13を有し、この連通孔13を介して流路切換室2と濾過室3とが連通している。
ストレーナ装置Sは、濾過室3の内部を、連通孔13を介して流路切換室2に連通する流入室31と、流出口82,92に連通する流出室32とに区画するフィルタ部材14を備える。フィルタ部材14は、上下方向に沿って軸線が延びる円筒状をなし、その下端部の内方に連通孔13が配置されている。フィルタ部材14の周面には、多数の細孔が形成されており、水が細孔を通過する際に金属粉や錆などの夾雑物が捕捉される。
フィルタ部材14は、仕切り部12に載置され、仕切り部12によって下方から支持されていると共に、その上端部の周縁をシール材を介して蓋11に密着させている。かかる構成によれば、フィルタ部材14の周面を仕切り部12と接触させなくてよいため、フィルタ部材14の点検時や交換時にケース1から取り出すに際して、フィルタ部材14が損傷するなどの不具合を生じる恐れがない。
流出口82と流出口92の各々には、図4に拡大して示すように、ケース1から水道管8,9への流出のみを許容する逆流防止部材としての逆止弁4が設けられている。逆止弁4は、中フランジ部材6の上部に、ヒンジ65を介して開閉自在に取り付けられている。逆止弁4のケース1側となる面には、流出口82,92を取り囲むように環状溝が設けられ、そこに環状のシール材41が装着されている。したがって、逆止弁4が閉じている状態では、各流出口82,92がシール材41,64を介して水密に閉塞される。
流路切換室2には、スライド部材5が収容されている。スライド部材5は、流入口81,91を通じて流入した水の押圧により図2の左右方向にスライド変位して、連通孔13に連通する流入口81,91を切り換えるように構成されている。本実施形態では、流路切換室2に筒状のスリーブ部材7を設けており、そのスリーブ部材7にスライド部材5が内蔵されている。
スライド部材5は、図5に示すように、スライド変位の方向に沿って軸線が延びる円柱状の部材であり、その軸方向の両端部に堰部51を有している。堰部51は、流入口81,91を通じて流入してきた水を受け止め、その押圧によりスライド部材5がスライド変位する。スライド変位後には、堰部51が水を堰き止めて、他側の流入口から流出しないようにする。スライド部材5の外周側には、環状のシール材を保持するための保持突起52が形成されている。当該シール材は、スリーブ部材7の内周面に当接し、スライド部材5とスリーブ部材7との隙間を密封する。
スライド部材5のスライド変位を安定して発現させるためには、スライド部材5の周辺を精度良く形成して、スライド部材5のスムーズな移動を可能にすることが重要である。しかし、ケース1内部の寸法精度を高めるに当たっては、煩雑な作業を要して製造コストが嵩むなどの問題がある。そのため、本実施形態のように、スライド部材5が、流路切換室2に設けられた筒状のスリーブ部材7に内蔵されていることが好ましい。この場合には、ケース1とは別個の部材であるスリーブ部材7の寸法精度を高めればよく、スライド部材5のスムーズな移動を簡便に発現させ得る。
スリーブ部材7は、図6に示すように、スライド部材5よりも長い円筒状の部材であり、その軸方向の中央部に、上向きに開口する通水孔71が形成されている。この通水孔71により、連通孔13を介した流路切換室2と濾過室3との連通状態が維持される。スリーブ部材7の外周側には、環状のシール材を装着するための環状溝72が形成されている。当該シール材は、流路切換室2の内面に当接し、スリーブ部材7の外周側の隙間を密封する。
スライド部材5の長さL1は、スリーブ部材7の通水孔71を下方から覆いうる程度に大きいことが好ましく、スリーブ部材を使用しない場合には、連通孔13を下方から覆いうる程度に大きいことが好ましい。また、通水孔71のサイズは、流路切換室2から濾過室3への流量を保持するべく、連通孔13と同等以上であることが好ましい。更に、連通孔13がボトルネックとならないよう、連通孔13の径寸法を水道管8,9の内径と同等以上にしておくことが好ましい。
スリーブ部材7の内周面では、スライド部材5がスムーズにスライド変位し得るように、適度な寸法精度が確保されている。スリーブ部材7はケース1とは別個の部材であることから、スリーブ部材7の寸法を高精度に設定することは、重量物であるケース1の内部寸法を高精度に調整することに比べて容易い。スライド部材5及びスリーブ部材7は、市販のステンレス管や樹脂管等を利用することにより、簡易且つ安価に構成できる。
図2,7の太い矢印は、水流方向を示しており、図2では水道管8が上流側、水道管9が下流側となっている。図7に示すように逆流現象を起こした場合には、水流方向が逆転し、水道管8が下流側、水道管9が上流側となる。スライド部材5は、流入口81,91を通じて流入した水の押圧により、水道管8から濾過室3への流入のみを許容する位置(図2参照)と、水道管9から濾過室3への流入のみを許容する位置(図7参照)との間でスライド変位し、いずれか一方の流入口81,91を連通孔13に連通させるときには、他方の流入口91,81からの流路を行き止まりにする。
即ち、図2の正流時には、水道管8から流れてきた水が、流入口81を通じて流路切換室2へ流入し、次いで連通孔13を通じて濾過室3へと流入する。このとき、流入口81と連通孔13との間にスライド部材5が位置していた場合には、流入してきた水の押圧によりスライド部材5が右方へスライド変位して、流入口81と連通孔13とが連通する。この状態でもスライド部材5は水圧を受けるが、中フランジ部材6と係止するため、それ以上の変位は生じない。また、流路切換室2内の水は、堰部51により堰き止められるため、流入口91からは流出しない。
濾過室3に流入した水は、流入室31からフィルタ部材14を通過して流出室32へと流れ、流出口92を通って水道管9に送り込まれる。このとき、夾雑物がフィルタ部材14により捕捉され、濾過された水がケース1から排出されることになる。また、流入口81が連通孔13に連通しているときには、流入口91からの流路がスライド部材5によって行き止まりになることから、流入口91と連通孔13とは確実に不通となり、捕捉した夾雑物がフィルタ部材14から分離して水道管9側に流れることを防止できる。
図7の逆流時には、水道管9から流れてきた水が、流入口91を通じて流路切換室2へ流入し、次いで連通孔13を通じて濾過室3へと流入する。このとき、流入してきた水の押圧によりスライド部材5が左方へスライド変位し、流入口91と連通孔13とが連通すると共に、流入口81からの流路が行き止まりとなる。濾過室3に流入した水は、流入室31からフィルタ部材14を通過して流出室32へと流れ、フィルタ部材14により夾雑物が捕捉された後、流出口82を通って水道管8に送り込まれる。
このように、ストレーナ装置Sによれば、水流方向が正逆いずれの方向に変化しても夾雑物を捕捉でき、双方向の流れに対応することができる。そのうえ、一方の流入口81,91が連通孔13に連通しているときには、他方の流入口91,81からの流路がスライド部材5によって行き止まりとなって確実に不通となることから、フィルタ部材14により捕捉した夾雑物が水道管8,9側に流れることを防止して、水質の悪化を免れ得る。
本実施形態では、スライド部材5を樹脂で形成しており、具体的にはポリエチレン樹脂を採用している。このように比重が1よりも小さい材料で形成したスライド部材5は、軽量であるために変位しやすい反面、水に浮いてスリーブ部材7の内周面の上部に押し当たると、却ってスライド変位しにくくなる恐れがある。また、図8に示すようにストレーナ装置Sを傾けて設置する状況においては、スライド部材5が水流方向とは逆向きに動いてしまうことが懸念される。
そこで、このストレーナ装置Sは、スライド部材5の比重を1に近付ける比重調整部材を備えており、本実施形態では、図5のように比重調整部材としてのプラグ20をスライド部材5に取り付けている。プラグ20は、ステンレスなどの比重が1よりも大きい材料で形成されており、スライド部材5の両端部に穿設された雌ネジ部21の各々に螺合されている。これにより、スライド部材5の比重を1に近付けて水流に応じた的確な挙動を実現でき、スライド変位を安定して発現することができる。
スライド部材5の比重の調整は、プラグ20の長さや本数、雌ネジ部21の深さ等を調節して行うことができる。このとき、プラグ20と雌ネジ部21の長さを整合させる必要はなく、スライド部材5の両端面が窪んだり、両端面からプラグ20が突出したりしても構わない。スライド部材5や比重調整部材の構成材料は特に限定されないが、比重が1よりも小さい材料として、例えばポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂材料を採用でき、比重が1よりも大きい材料として、例えばステンレス、SS材、ジュラコン、塩化ビニル等を採用できる。
スライド部材5の機能を発揮できるものであれば、比重調整部材の形態は特に制限されず、例えば図9に示すようなステンレス製のプレート22で構成することもできる。この場合には、プレート22の面積や厚みなどを調節して、スライド部材5の比重を調整できる。プレート22は、ビス留めや接着等の手段によってスライド部材5の両端部に固定すればよい。
また、逆止弁4をポリエチレン樹脂などで形成した場合にも、図8のように浮力が働いて逆止弁4が開きっ放しになり、開閉動作を伴う変位が安定して発現されない恐れがある。かかる場合には、図10の如く逆止弁4に比重調整部材23を取り付けて比重を1に近付けることで、同様に対処できる。比重調整部材23には、プラグ20と同じ構成材料を採用でき、図10ではプレート形状であるが、これ以外の形態を適用しても構わない。逆止弁4には、スライド部材5と同じ構成材料を採用可能である。
上述した改善効果をより良好に奏する観点から、比重調整部材により比重調整したスライド部材5又は逆流防止部材(逆止弁4)の比重は、0.9〜1.1であることが好ましく、0.96〜1.04であることがより好ましく、0.98〜1.02であることが更に好ましい。比重の測定は、対象となる部材の体積と重量を測定して密度を算出し、本実施形態であれば水の密度との比を求めればよい。
この種のストレーナ装置では、夾雑物によってフィルタ部材14が目詰まりを起こさないよう、定期的に清掃を実施することが好ましい。しかし、ケース1を分解してフィルタ部材14を取り出す作業は煩雑であるため、このストレーナ装置Sでは、フィルタ部材14の内部に、外部からの操作によりフィルタ部材14の内周面に沿って回転移動し、捕捉した夾雑物を吸引可能な逆洗部材33を設けている。逆洗部材33は、上下方向に延びてフィルタ部材14の内周面に近接配置された吸引管33aと、その吸引管33aと内部が連通し、フィルタ部材14の略中心部に配置されたL字形状の本管33bとを備える。
吸引管33aには、フィルタ部材14の内周面に向けて開口した複数の小穴又はスリットが形成されている。本管33bは、蓋11から上端部を突出させており、その突出した部分がカバー15により水密に覆われている。また、本管33bの内部は、上端部に形成された複数の排出孔34を介してカバー15の内部と連通しており、カバー15には開閉弁16が設けられている。本管33bの上端部に固着された回転軸35は、カバー15を貫通して外部に露出しており、必要に応じてハンドル(不図示)が取り付けられる。
フィルタ部材14を清掃する際には、開閉弁16を開けて、逆洗部材33の内部を外部と連通させる。そうすると、ケース1内の水圧と大気圧との差圧により、吸引管33aの小穴又はスリットを通じて逆洗部材33の内部に水が流入し、フィルタ部材14により捕捉された夾雑物を吸引して外部に排出することができる。この状態で、外部からの操作により、具体的にはハンドルを操作して回転軸35を回すことにより、逆洗部材33の吸引管33aをフィルタ部材14の内周面に沿って回転移動させれば、フィルタ部材14の全周に亘って夾雑物を吸引除去できる。
本実施形態では、濾過室3が上方に設けられていることから、逆洗部材33を回転させるための操作が簡単で、夾雑物を吸引してケース外に排出する際の作業性が向上する。また、フィルタ部材14又は逆洗部材33を蓋11に支持させることで、それらのメンテナンス作業が容易になる。即ち、蓋11を持ち上げるだけで、ケース1からフィルタ部材14又は逆洗部材33を取り出すことができ、作業効率や作業時の安全性を高めることができる。
また、上記特許文献2,3に記載の装置のように、夾雑物が混入した流体をフィルタ部材の内部に送り込むための通孔(濾過用の細孔とは異なる。)を、フィルタ部材の周面に形成していると、逆洗部材による吸引効率が低下するという問題を生じるが、本実施形態では、フィルタ部材14の下端部の内方に連通孔13を配置しているため、そのような通孔を形成する必要がなく、逆洗部材33による吸引効率を良好に確保できる。
水道管8,9の接続口8a,9aの底部には、夾雑物を排出可能な排出口17が設けられており、各排出口17には、開閉弁18(図1参照)を備えた排出管19が連結されている。比較的重い夾雑物は、濾過室3へ送り込まれずに、このような底部に滞留し易いため、排出口17を通じて無理なくケース1の外部に排出することができる。また、スリーブ部材7を短くするなどして、スライド部材5がスライド変位する範囲をケース1の長さよりも小さくすれば、排出口17をケース1の底部に設けることも可能である。
[別実施形態]
(1)本発明に係るストレーナ装置は、上水用配管の管路に使用されるものに限られず、工業用水用配管などの他の流体管路に対しても使用できる。
(2)前述の実施形態では、流路切換室の上方に濾過室を設けた例を示したが、本発明はこれに制限されず、流路切換室の下方に濾過室を設けることも可能である。また、ケースの内部を上下に仕切らず、他の形態で仕切っても構わない。図11に、前述の実施形態とはケース内部の仕切り方が異なるストレーナ装置を示す。尚、前述の実施形態で説明した部材や部位と対応する部材や部位には、同じ符号を付している。
図11に示したストレーナ装置では、流路切換室2の側方に濾過室3を設けており、それらを仕切る仕切り部12には、流路切換室2を濾過室3に連通させる連通孔13が形成されている。濾過室3は、回転軸35周りに配列された複数本のフィルタ部材14により流入室31と流出室32とに区画され、流出室32は、流路切換室2の上方に設けられた中室36を介して流出口82,92に連通する。
流入口81を通じて流路切換室2へ流入した水は、連通孔13を通って濾過室3の流入室31へと流入し、フィルタ部材14の内部に下方から入り込んだ後、フィルタ部材14を通過して流出室32へと流れ、中室36と流出口92を通って水道管9に送り込まれる。逆流時には、流入口91を通じて流入した水の押圧によりスライド部材5がスライド変位し、連通孔13に連通する流入口が流入口81から流入口91に切り換わる。本発明では、逆止弁4やスライド部材5の比重が1に近付くことから、それらの変位を安定して発現させることができる。
逆洗部材33は、フィルタ部材14の直下に配置される吸引管33aと、その吸引管33aと内部が連通したL字形状の本管33bとを備える。フィルタ部材14を清掃する際には、開閉弁16を開けて逆洗部材33の内部を外部と連通させることで、吸引管33aの上方にあるフィルタ部材14内の夾雑物を吸引できる。回転軸35を回して吸引管33aを移動させると、吸引管33と連通するフィルタ部材14が切り換わり、複数あるフィルタ部材14を順次に清掃できる。
(3)前述の実施形態では、各水道管8,9の接続口8a,9aに2つの開口(流入口と流出口)を設けた例を示したが、かかる流入口及び流出口を含むものであれば、開口の数は3つ以上でも構わない。
(4)本発明のストレーナ装置が備えるスライド部材は、前述の実施形態で示したような柱状の部材に限られず、例えば筒状や球状の部材であっても構わない。図12に示したスライド部材5は、スライド変位の方向に沿って軸線が延びる円筒状の部材であり、その軸方向の中央部に板状の堰部51が設けられている。この場合、比重調整部材(図12では不図示)は、スライド部材5の内周面や堰部51に取り付けられ得る。
更に、図13に示すように、スライド部材5に掻き落とし部材としてのブラシ53或いはスクレーパー54を取り付けた場合には、スライド変位の経路上に夾雑物が存在していても、スライド部材5がスライド変位するのに伴って、その夾雑物を排出口17に送り込むことができる。これによって、スライド部材5の円滑なスライド変位が確保される。この場合には、図3に破線で示すように、中フランジ部材6の円孔61の下部に、夾雑物をスリーブ部材7から排出するための切欠部66を形成しておくことが望ましい。掻き落とし部材は、図5のような柱状のスライド部材にも適用可能である。
図14に例示したスライド部材50は、前述したスライド部材5よりも長い筒状体であり、堰部51よりも流入口81側にて上向きに開口した通孔58と、堰部51よりも流入口91側にて上向きに開口した通孔59とを有する。このスライド部材50では、右端に変位した際には連通孔13の下に通孔58が配置され、左端に変位した際には連通孔13の下に通孔59が配置される。したがって、上記と同様に、スライド部材50のスライド変位により、流路切換室2から濾過室3への流入経路が切り換わる。
かかる構成によれば、スライド部材50の軸方向端部が連通孔13を横切らないため、スライド変位する際にスライド部材50の軸方向端部が連通孔13に引っ掛かる心配がなく、スライド変位の安定化を図ることができる。この構造は、図5のような柱状のスライド部材にも適用可能である。
(5)前述の実施形態では、比重が1よりも小さい材料で形成した部材に、比重が1よりも大きい材料で形成した比重調整部材を取り付けた例を示したが、これとは逆に、比重が1よりも大きい材料で形成した部材に、比重が1よりも小さい材料で形成した比重調整部材を取り付け、それによって比重を1に近付けるものでもよい。
(6)本発明では、逆流防止部材又はスライド部材の外部に比重調整部材を取り付けるものに限らず、それらの部材の内部に比重調整部材を取り付けても構わない。
(7)図15に示したスライド部材55は、ステンレスなどの比重が1よりも大きい材料で形成されているとともに、その内部に密閉空間56が形成されている。密閉空間56は、軸方向に延びる貫通孔の両端を蓋57で水密に閉塞することで形成され、内部に水が浸入しない構造になっている。これにより、スライド部材55の比重が1に近付き、水流の押圧に伴ってスライド変位を安定して発現できる。このようなスライド部材を備えるストレーナ装置の他の構造については、前述の実施形態と同様に構成できる。
本発明では、上記のような密閉空間による比重調整を逆流防止部材に適用することも可能である。密閉空間により比重調整したスライド部材又は逆流防止部材の比重は、改善効果をより良好に奏する観点から、0.9〜1.1であることが好ましく、0.96〜1.04であることがより好ましく、0.98〜1.02であることが更に好ましい。
1 ケース
2 流路切換室
3 濾過室
4 逆止弁(逆流防止部材)
5 スライド部材
6 中フランジ部材
7 スリーブ部材
8,9 水道管(流体管)
8a,9a 接続口
12 仕切り部
13 連通孔
14 フィルタ部材
17 排出口
20 プラグ(比重調整部材)
22 プレート(比重調整部材)
23 比重調整部材
31 流入室
32 流出室
33 逆洗部材
51 堰部
53 ブラシ(掻き落とし部材)
54 スクレーパー(掻き落とし部材)
81 流入口
82 流出口
91 流入口
92 流出口

Claims (5)

  1. 流体管路の途中に設置されるストレーナ装置において、
    流体管同士の接続部に装着されるケースと、
    前記ケースの内部を、各流体管の接続口に設けられた流入口と流出口との2つの開口のうち、前記流入口に連通する流路切換室と、前記流出口に連通する濾過室とに仕切ると共に、前記流路切換室と前記濾過室とを連通させる連通孔を有する仕切り部と、
    前記濾過室の内部を、前記連通孔を介して前記流路切換室に連通する流入室と、前記流出口に連通する流出室とに区画するフィルタ部材と、
    前記流出口の各々に設けられ、前記ケースから流体管への流出のみを許容する逆流防止部材と、
    前記流路切換室に収容され、前記流入口を通じて流入した流体の押圧によりスライド変位して、前記連通孔に連通する前記流入口を切り換えるスライド部材と、
    前記スライド部材の比重を1に近付ける比重調整部材と、を備え、
    前記スライド部材が、スライド変位の方向に沿って軸線が延びる筒状又は柱状の部材であり、その軸方向の両端部に前記比重調整部材が取り付けられていることを特徴とするストレーナ装置。
  2. 比重が1よりも小さい材料で形成した前記スライド部材に、比重が1よりも大きい材料で形成した前記比重調整部材を取り付けている請求項1に記載のストレーナ装置。
  3. 前記比重調整部材により比重調整した前記スライド部材の比重が0.9〜1.1の範囲内にある請求項1又は2に記載のストレーナ装置。
  4. 流体管路の途中に設置されるストレーナ装置において、
    流体管同士の接続部に装着されるケースと、
    前記ケースの内部を、各流体管の接続口に設けられた流入口と流出口との2つの開口のうち、前記流入口に連通する流路切換室と、前記流出口に連通する濾過室とに仕切ると共に、前記流路切換室と前記濾過室とを連通させる連通孔を有する仕切り部と、
    前記濾過室の内部を、前記連通孔を介して前記流路切換室に連通する流入室と、前記流出口に連通する流出室とに区画するフィルタ部材と、
    前記流出口の各々に設けられ、前記ケースから流体管への流出のみを許容する逆流防止部材と、
    前記流路切換室に収容され、前記流入口を通じて流入した流体の押圧によりスライド変位して、前記連通孔に連通する前記流入口を切り換えるスライド部材と、を備え、
    前記スライド部材が、比重が1よりも大きい材料で形成されているとともに、内部に密閉空間が形成されていることを特徴とするストレーナ装置。
  5. 前記密閉空間により比重調整した前記スライド部材の比重が0.9〜1.1の範囲内にある請求項4に記載のストレーナ装置。
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