JP5482413B2 - プレス機械 - Google Patents

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Description

この発明は、フレームに作用する負荷を検知できるパンチプレス等のプレス機械に関する。
パンチプレスでパンチ加工を行う際には、パンチプレスのフレームに負荷がかかる。フレームの許容限界を超える過負荷が作用すると、フレームを含む機械各部が損傷を受ける。パンチ加工が打抜き加工である場合は、ワークの板厚と打抜き箇所の大きさから打抜きに要する負荷を試算することが可能であるが、成形加工である場合は、成形に要する負荷を試算することが難しく、過負荷になるおそれがある。
過負荷による機械異常の予防対策として、特許文献1に、プレス駆動装置の駆動源とパンチ工具との間の駆動伝動系に歪みゲージ等の負荷検出手段を設け、この負荷検出手段の検出値が所定の設定値を超えた場合に異常信号を出力させる提案がされている。
特開平8−19900号公報
しかし、駆動伝動系に負荷検出手段を設けるのは、実際にフレームに作用する負荷を測定するのではないため、フレームに作用する負荷を正確に検出できない可能性がある。また、プレス時に負荷検出手段の位置が変動するため、負荷検出手段の出力を取り出すための配線を設置し難いという問題がある。
この発明の目的は、フレームに作用する負荷を正確に検出することができ、その検出システムの設置が容易なプレス機械を提供することである。
この発明の他の目的は、フレームに作用する負荷をより一層精度良く検出できるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、負荷検知システムに用いる細長状部材に歪みが大きく現れるようにすることである。
この発明における第1の発明のプレス機械は、縦フレーム部、ならびにこの縦フレーム部の上部および下部からそれぞれ水平方向の互いに同じ向きに延びる上水平フレーム部および下水平フレーム部でなるフレームと、前記上水平フレーム部に搭載されたプレスドライブ機構と、前記フレームにおける前記上水平フレーム部と前記縦フレーム部との境界部の上面、または前記フレームにおける前記下水平フレーム部と前記縦フレーム部との境界部の下面に、前記上水平フレーム部および下水平フレーム部の延び方向に長手方向が沿うように設けた細長状部材と、この細長状部材の両端部の間である中間部の歪み量を検出する歪み量検出体とを備える。
プレスドライブ機構がプレス動作すると、上水平フレーム部に上下方向の負荷がかかり、上水平フレーム部が縦フレーム部との接続部を支点にして上下に撓む。この上水平フレーム部の撓みは、縦フレーム部を介して下水平フレーム部にも伝わり、下水平フレーム部が縦フレーム部との接続部を支点にして上下に撓む。これら上・下水平フレーム部の撓みにより、上水平フレーム部または下水平フレーム部に設けた細長状部材が伸縮する。この細長状部材の歪み量を歪み検出体で検出することで、フレームに作用する負荷の大きさが分かる。このように実際にフレームに作用する負荷を測定するため、駆動伝達系等の負荷から検出する場合に比べて、フレームに作用する負荷を精度良く検出することができる。
細長状部材の設置箇所、すなわち上水平フレーム部と縦フレーム部との境界部の上面、または下水平フレーム部と縦フレーム部との境界部の下面は、プレス動作およびワーク送りを阻害しない箇所のうちでは、プレス荷重が作用したときに互いの変形が生じやすい箇所である。そのため、上記箇所に細長状部材を設置することにより、フレームに作用する負荷を感度良く、また精度良く検出することができる。
細長状部材および歪み量検出体は、動かないフレームに設置されるため、負荷検知システムの設置が容易である。また、前記細長状部材の設置箇所は、プレスドライブ機構から水平方向に離れた位置にあり、かつワークが載るテーブルから上下に離れた位置にあるため、プレスドライブ機構のプレス動作およびワーク送りの邪魔になることなく、細長状部材を設置できる。また、細長状部材および歪み量検出体のメンテナンスも容易である。
上記第1の発明において、前記細長状部材は、一方の端部が前記上水平フレーム部または下水平フレーム部に固定され、他方の端部が前記縦フレーム部に固定されているのが良い。
プレスドライブ機構のプレス動作時における上水平フレーム部や下水平フレーム部の撓みは、縦フレーム部に近いほど大きい。よって、細長状部材を上記のように上水平フレーム部または下水平フレーム部と縦フレーム部とに跨いで設ければ、細長状部材に大きな歪みが現れる。その歪みを歪み量検出体で検出することで、フレームに作用する負荷をより一層精度良く検出できる。
この発明における第2の発明のプレス機械は、縦フレーム部、ならびにこの縦フレーム部の上部および下部からそれぞれ水平方向の互いに同じ向きに延びる上水平フレーム部および下水平フレーム部でなるフレームと、前記上水平フレーム部に搭載されたプレスドライブ機構と、前記縦フレーム部における前記上水平フレーム部および下水平フレーム部が接続されている側と反対側の面で、上下方向の中央部に、上下方向に長手方向が沿うように設けた細長状部材と、この細長状部材の両端部の間である中間部の歪み量を検出する歪み量検出体とを備える。
プレスドライブ機構がプレス動作すると、上水平フレーム部に上下方向の負荷がかかり、上水平フレーム部が縦フレーム部との接続部を支点にして上下に撓む。この上水平フレーム部の撓みが縦フレーム部に伝わり、縦フレーム部が、上・下水平フレーム部に対して反り返る形状に撓む。この縦フレーム部の撓みにより、縦フレーム部に設けた細長状部材が伸縮する。この細長状部材の歪み量を歪み検出体で検出することで、フレームに作用する負荷の大きさが分かる。このように実際にフレームに作用する負荷を測定するため、駆動伝達系等の負荷から検出する場合に比べて、フレームに作用する負荷を精度良く検出することができる。
細長状部材の設置箇所、すなわち縦フレーム部における前記上水平フレーム部および下水平フレーム部が接続されている側と反対側の面で、上下方向の中央部は、プレス動作およびワーク送りを阻害しない箇所のうちでは、プレス荷重が作用したときに互いの変形が生じやすい箇所である。そのため、上記箇所に細長状部材を設置することにより、フレームに作用する負荷を感度良く、また精度良く検出することができる。
細長状部材および歪み量検出体は、動かないフレームに設置されるため、負荷検知システムの設置が容易である。また、前記細長状部材の設置箇所は、プレスドライブ機構からもワークが載るテーブルからも水平方向に離れた位置にあるため、プレスドライブ機構のプレス動作およびワーク送りの邪魔になることなく、細長状部材を設置できる。また、上記設置箇所であれば、細長状部材および歪み量検出体のメンテナンスも容易である。
第1および第2の発明において、前記細長状部材は、前記中間部に前記両端部よりも断面積が小さい狭まり部を有する歪み発生部材であっても良い。
細長状部材を前記形状の歪み発生部材とした場合、その狭まり部に歪みが大きく現れる。そのため、狭まり部の歪み量を歪み量検出体で検出することにより、フレームに作用する負荷をより精度良く検出できる。
この発明のプレス機械は、縦フレーム部、ならびにこの縦フレーム部の上部および下部からそれぞれ水平方向の互いに同じ向きに延びる上水平フレーム部および下水平フレーム部でなるフレームと、前記上水平フレーム部に搭載されたプレスドライブ機構と、前記フレームにおける前記上水平フレーム部と前記縦フレーム部との境界部の上面、または前記フレームにおける前記下水平フレーム部と前記縦フレーム部との境界部の下面に、前記上水平フレーム部および下水平フレーム部の延び方向に長手方向が沿うように設けた細長状部材と、この細長状部材の両端部の間である中間部の歪み量を検出する歪み量検出体とを備えるため、フレームに作用する負荷を正確に検出することができ、その検出システムの設置が容易である。
上記構成において、前記細長状部材は、一方の端部が前記上水平フレーム部または下水平フレーム部に固定され、他方の端部が前記縦フレーム部に固定されていれば、フレームに作用する負荷をより一層精度良く検出できる。
また、この発明のプレス機械は、縦フレーム部、ならびにこの縦フレーム部の上部および下部からそれぞれ水平方向の互いに同じ向きに延びる上水平フレーム部および下水平フレーム部でなるフレームと、前記上水平フレーム部に搭載されたプレスドライブ機構と、前記縦フレーム部における前記上水平フレーム部および下水平フレーム部が接続されている側と反対側の面で、上下方向の中央部に、上下方向に長手方向が沿うように設けた細長状部材と、この細長状部材の両端部の間である中間部の歪み量を検出する歪み量検出体とを備えるため、フレームに作用する負荷を正確に検出することができ、その検出システムの設置が容易である。
前記細長状部材を、前記中間部に前記両端部よりも断面積が小さい狭まり部を有する歪み発生部材とすれば、負荷検知システムに用いる細長状部材に歪みが大きく現れる。
(A)はこの発明の第1の実施形態にかかるプレス機械の側面図、(B)はそのIB矢視図に負荷検知システムのブロック図を併せて示した図である。 同プレス機械の平面図である。 同プレス機械のフレームの斜視図である。 (A)は同負荷検知システムの歪み量検出ユニットの側面図、(B)はその平面図である。 フレームの無負荷時および負荷時のそれぞれの状態を示す側面図である。 校正検出値の波形の例を示すグラフである。 (A)は異なる歪み量検出ユニットの側面図、(B)はその平面図である。 (A)はさらに異なる歪み量検出ユニットの側面図、(B)はその平面図である。 異なる負荷検知システムの概略構成図である。 (A)はこの発明の第2の実施形態にかかるプレス機械の側面図、(B)はそのXB矢視図に負荷検知システムのブロック図を併せて示した図である。 (A)はこの発明の第3の実施形態にかかるプレス機械の側面図、(B)はそのXIB矢視図に負荷検知システムのブロック図を併せて示した図である。 (A)はこの発明の第3の実施形態にかかるプレス機械の変形例の側面図、(B)はこの発明の第3の実施形態にかかるプレス機械の異なる変形例の側面図である。
この発明の第1の実施形態を図面と共に説明する。この実施形態のプレス機械はパンチプレスであり、図1(A)は全体側面図、図2は全体平面図、図3はフレームの斜視図である。このパンチプレスは、側面視C形のフレーム1を備える。詳しくは、フレーム1は、垂直方向に長い縦フレーム部1a、ならびにこの縦フレーム部1aの上部および下部からそれぞれ水平方向の互いに同じ向きに延びる上水平フレーム部1bおよび下水平フレーム部1cでなる。フレーム1は、床に設けた複数の支持台1dの上に設置され、縦フレーム部1aおよび下水平フレーム部1cの底面が床面から浮き上がった状態になっている。上水平フレーム部1bは片持ち状で、この上水平フレーム部1bの下方は、後記タレット2,3が配置される空間になっている。
縦フレーム部1aの水平断面形状、ならびに上・下水平フレーム部1b,1cの垂直断面形状は、共に内部に空間が形成された長方形である。すなわち、図3に示すように、縦フレーム部1aは、左右一対の側板1aaと、各側板1aaの前端間および後端間にそれぞれ設けた前板1abおよび背板1ac(図11(B)))とでなる。上水平フレーム部1bは、左右一対の側板1baと、各側板1baの上端間および下端間にそれぞれ設けた上板1bbおよび下板1bcとでなる。上水平フレーム部1bの側板1baの縦フレーム部1aとの接続端側の下部は、縦フレーム部1a側へいくほど下端が低い傾斜部1baaになっている。また、下水平フレーム部1cは、左右一対の側板1caと、各側板1caの上端間および下端間にそれぞれ設けた上板1cbおよび下板1cc(図10(B))とでなる。下水平フレーム部1cの側板1caの縦フレーム部1aとの接続端側の上部は、縦フレーム部1a側へいくほど上端が高い傾斜部1caaになっている。
なお、各フレーム部1a,1b,1cの側板1aa,1ba,1caは実際には互いに継ぎ目無く繋がっており、上記区分は便宜上のものである。図1および図3に、縦フレーム部1aの側板1aaと上水平フレーム部1bの側板1baとを便宜的に区分する区分線L1、および縦フレーム部1aの側板1aaと下水平フレーム部1cの側板1caとを便宜的に区分する区分線L2を示してある。
フレーム1における上水平フレーム部1bおよび下水平フレーム部1cに、上側および下側の工具支持体である上下のタレット2,3が、互いに同心の垂直軸回りに回転自在に支持されている。これらタレット2,3には、それぞれ複数のパンチ工具4およびダイ工具5が円周方向に並べて設置されている。上下のタレット2,3は、図示しないモータにより、互いに同期回転させて、加工位置Pに割り出される。
パンチ工具4は、加工位置Pに割り出された状態で、ラム7により昇降駆動される。ラム7は、上水平フレーム部1bに搭載されたプレスドライブ機構8により昇降駆動される。プレスドライブ機構8は、例えばサーボモータ9とその回転を直線運動に変換する運動変換機構10とからなる。
板材Wは、加工箇所がパンチ位置Pにくるように、板材送り手段13によりテーブル14上を前後左右に送られる。板材送り手段13は、前後(Y方向)移動するキャリッジ15に、左右(X方向)移動するクロススライド16を設置し、板材Wの端部を把持するワークホルダ17をクロススライド16に取付けたものとしてある。キャリッジ15を前後方向に移動させる前後移動機構18、およびクロススライド16を左右方向に移動させる左右移動機構19は、例えばサーボモータ18a,19aとその回転を直線動作に変換するボールねじ等の変換機構18b,19b等からなる。
図1(B)に示すように、このパンチプレスには、フレーム1に作用する負荷を検知する負荷検知システム21が設けられている。負荷検知システム21は、図4に示す歪み量検出ユニット22を備える。歪み量検出ユニット22は、フレーム1における上水平フレーム部1bと縦フレーム部1aとの境界部の上面に、上水平フレーム部1bの延び方向に長手方向が沿うように設けた細長状部材である歪み発生部材23と、この歪み発生部材23の両端部の間である中間部の歪み量を検出する歪みゲージ等の歪み量検出体24とでなる。図例では、歪み発生部材23が、上水平フレーム部1bと縦フレーム部1aとを跨いで設けられている。
なお、上記「フレーム1における上水平フレーム部1bと縦フレーム部1aとの境界部」とは、前記区分線L1で示される上水平フレーム部1bと縦フレーム部1aとの接続部、およびその近傍を言う。近傍の範囲は、上水平フレーム部1bにおけるプレスドライブ機構8よりも接続部に近い部分と、縦フレーム部1aにおける前後方向中央よりも接続部に近い側とを含む範囲である。
歪み発生部材23は、鋼板等の金属製でプレート状の部材であり、中間部23aに、両側の端部23b,23cよりも幅の狭い狭まり部23aaを有している。狭まり部23aaは、図示の例では一定幅の矩形状とされ、幅が狭いことで、両端部23b,23cよりも断面形状が小さくなっている。中間部23aは、端部23b,23cから次第に幅が狭まる両側の断面変化部23abと上記狭まり部23aaとでなる。この例では、歪み発生部材23は、その両端部23b,23cを上水平フレーム部1bの上面および縦フレーム部1aの上面にそれぞれ面接触させて、ボルト25等により固定してある。歪み発生部材23の固定箇所は、上水平フレーム部1bについては、一方の側板1baの上端面であり、縦フレーム1aについて、一方の側板1aaの上端面である。歪み量検出ユニット22を、上水平フレーム部1bの上板1bbに設けても良い。
歪み量検出体24は、歪み発生部材23の中間部23aの片面に接着剤等を用いて貼り付けられている。歪み量検出体24が貼り付けられる歪み発生部材23の面は、設置時において上水平フレーム部1bおよび縦フレーム部1aに向く面と反対側の面である。なお、歪み量検出体24を、歪み発生部材23の両面に貼り付けても良い。歪み発生部材23の両面に歪み量検出体24を貼り付ければ、後記電気信号の出力が大きくなり、歪み検出の感度が高まる。
フレーム1に負荷が加わると、フレーム1の変形(図5参照)により、歪み発生部材23に歪みが発生する。この歪みを歪み量検出体24とブリッジ回路26と動歪アンプ27とにより電気信号に変換する。電気信号は、電流、電圧のいずれであってもよい。この電気信号は、既知の打抜き加工に基づき校正が行われる。図6に、打抜き加工の電気信号、すなわち打抜き力の波形を示す。打抜き加工の電気信号は、制御盤28のNC装置29および異常判定手段30に送信される。
NC装置29は、機械全体の制御を行う。異常判定手段30は、打抜き力である検出値を異常判定レベルとしての設定値と比較して、前記検出値が設定値を超えた場合に異常信号を出力する。例えば図6において、Aの場合は最大検出値が設定値以下であるため異常信号を出力せず、Bの場合は最大検出値が設定値を超えているため異常信号を出力する。異常信号が出力された場合、ランプ、ブザー等で警報するか、あるいはNC装置29へ緊急停止指令を出力する。
上記構成の動作を説明する。プレスドライブ機構8がプレス動作をすると、上水平フレーム部1bに上下方向の負荷がかかり、図5に実線で示すように、上水平フレーム部1bが縦フレーム部1aとの接続部を支点にして上下に撓む。なお、無負荷時のフレーム1の状態を、図5に鎖線で示してある。上記上水平フレーム部1bの撓みにより、上水平フレーム部1bと縦フレーム部1aとに跨いで設置された歪み発生部材23が伸縮する。この歪み発生部材23の伸縮量は、フレーム1に作用する負荷の大きさによって変わる。よって、歪み発生部材23の歪み量を歪み量検出体24で検出することで、フレーム1に作用する負荷の大きさが分かる。歪み発生部材23の中間部23aの幅を狭くして断面積を小さくした狭まり部23aaを設けることで、この狭まり部23aaに歪みが大きく現れる。その狭まり部23aaの歪み量を歪み量検出体24で検出するため、歪み量の検出精度が高く、正確な負荷を求めることができる。
プレスドライブ機構8のプレス動作時における上水平フレーム部1bの撓みは、縦フレーム部1aに近いほど大きい。よって、歪み発生部材23の設置箇所、すなわち上水平フレーム部1bと縦フレーム部1aとの境界部の上面は、プレス動作およびワーク送りを阻害しない箇所のうちでは、プレス荷重が作用したときに互いの変形が生じやすい箇所である。特に、上水平フレーム部1bと縦フレーム部1aとを跨ぐ位置は、歪みが大きく現れる。そのため、上記箇所に細長状部材である歪み発生部材23を設置することにより、フレーム1に作用する負荷を感度良く、また精度良く検出することができる。
異常判定手段30により、求められた負荷が設定値を超えていると判定された場合は、異常信号が出力されて、警報を出すか、あるいはNC装置29へ緊急停止指令を出力される。それにより、パンチプレスの運転を停止させて機械の損傷を未然に防ぐことができる。また、求められた負荷データは、その時の加工条件と併せてNC装置29に保存して、データベースとして蓄積される。このデータベースを利用して、加工ノウハウの向上を図れる。
歪み発生部材23は、プレート状の部材であるため、製作がし易やすい。また、両端部23b,23cを上水平フレーム部1bおよび縦フレーム部1aの上面にそれぞれ面接触させることで、両フレーム部1a,1bに容易に固定することができる。歪み発生部材23が設置される上水平フレーム部1bと縦フレーム部1aとの境界部は、プレスドライブ機構8から水平方向に離れた位置にあり、かつテーブル14よりも上方に位置しているため、プレスドライブ機構8のプレス動作およびワーク送りの邪魔になることなく、歪み発生部材23を設置できる。また、上記設置箇所であれば、歪み発生部材23および歪み量検出体24のメンテナンスも容易である。
図4の歪み量検出ユニット22は、歪み発生部材23の中間部23aの幅を狭くしているが、図7に示す歪み量検出ユニット22のように、歪み発生部材23を幅は一定で中間部23aの厚みが薄い狭まり部23aaを有する形状とし、この厚みの薄い狭まり部23aaに歪み量検出体24を貼り付けてもよい。狭まり部23aaは、図示の例では一定厚の矩形状とされ、厚さが薄いことで、両端部23b,23cよりも断面形状が小さくなっている。中間部23aは、端部23b,23cから次第に幅が狭まる両側の断面変化部23abと上記狭まり部23aaとでなる。この場合も、中間部23aは他の箇所に比べて断面積が小さいため、歪み量検出体24により歪み発生部材23の歪みを精度良く検出できる。
また、図4および図7の歪み量検出ユニット22は、歪み量検出体24が歪み発生部材23の長手方向の伸縮を検出するが、図8に示す歪み量検出ユニット22´のように、歪み量検出体24を歪み発生部材23の長手方向と直交する方向に貼り付けて、歪み量検出体24により、歪み発生部材23の幅方向の伸縮を検出するようにしてもよい。その場合、歪み発生部材23の長手方向の伸縮を検出する歪み量検出ユニット22と、歪み発生部材23の幅手方向の伸縮を検出する歪み量検出ユニット22´とを併用するのが望ましい。
他の実施形態(図示せず)として、歪み量検出ユニット22を、上水平フレーム部1bおよび縦フレーム部1aの上面における手前側の端部と奥側の端部とにそれぞれ設け、各歪み量検出ユニット22の歪み量検出体24をブリッジ回路26に結線して電気信号を得ることもできる。この場合、フレーム1の左右の微小な負荷の差を平均化するため、より一層精度を高められる利点がある。
なお、上記実施形態の負荷検知システム21は、歪み発生部材23として、中間部に両端部よりも断面積が小さい狭まり分23aaを有する細長状部材を用いたが、狭まり部23aaは必ずしも設けてなくても良い。例えば、上記歪み発生部材23の代わりに、図9に示す単なる矩形のプレート状の細長状部材23Aを設けても良い。細長状部材23Aは、図1の例と同様に、その中間部23Aaに歪み量検出体24が貼り付けられ、両端部23Ab,23Acが、上水平フレーム部1bと縦フレーム部1cの上面にそれぞれ面接触させて、ボルト25等により固定される。この形状の細長状部材23Aを用いた場合、図1の例の狭まり部23aaによる歪み拡大作用は得られないが、この場合もフレーム1の歪み量を良好に検出することができる。図9の負荷検知システム21におけるその他の構成、効果は、図1(B)に示す実施形態と同様である。
図10は、この発明の第2の実施形態を示す。このプレス機械もパンチプレスであり、負荷検知システム21の歪み量検出ユニット22の設置箇所を除き、前記実施形態と同じ構成である。この実施形態では、歪み量検出ユニット22が、フレーム1における下水平フレーム部1cと縦フレーム部1aとの境界部の下面の、例えば手前側の端部に設けられている。
なお、上記「フレーム1における下水平フレーム部1cと縦フレーム部1aとの境界部」とは、前記区分線L2で示される下水平フレーム部1cと縦フレーム部1aとの接続部、およびその近傍を言う。近傍の範囲は、下水平フレーム部1cにおけるプレスドライブ機構8よりも接続部に近い部分と、縦フレーム部1aにおける前後方向中央よりも接続部に近い側とを含む範囲である。図例では、歪み量検出ユニット22の歪み発生部材23が、下水平フレーム部1cと縦フレーム部1aとを跨いで設けられている。
具体的には、歪み量検出ユニット22の細長状部材である歪み発生部材23が、下水平フレーム部1cの延び方向に長手方向が沿うように設けられ、その両端部23b,23cを下水平フレーム部1cの側板1caおよび縦フレーム部1aの側板1aaの各下端面にそれぞれ面接触させて、ボルト25等により固定してある。歪み量検出ユニット22を、下水平フレーム部1cの下板1ccに設けても良い。歪み量検出ユニット22としては、図1、図7、図8、図9にそれぞれ示すもののうち、いずれを用いても良い。
先に説明したように、プレスドライブ機構8がプレス動作をすると、上水平フレーム部1bに上下方向の負荷がかかり、上水平フレーム部1bが縦フレーム部1aとの接続部を支点にして上下に撓む。この上水平フレーム部1bの撓みは、縦フレーム部1aを介して下水平フレーム部1cにも伝わり、図5に実線で示すように、下水平フレーム部1cが縦フレーム部1aとの接続部を支点にして上下に撓む。それにより、下水平フレーム部1cと縦フレーム部1aとに跨いで設置された歪み発生部材23が伸縮する。この歪み発生部材23の伸縮量は、フレーム1に作用する負荷の大きさによって変わる。よって、歪み発生部材23の歪み量を歪み量検出体24で検出することで、フレーム1に作用する負荷の大きさが分かる。
プレスドライブ機構8のプレス動作時における下上水平フレーム部1cの撓みは、縦フレーム部1aに近いほど大きい。よって、歪み発生部材23の設置箇所、すなわち下水平フレーム部1cと縦フレーム部1aとの境界部の下面は、前記同様、プレス動作およびワーク送りを阻害しない箇所のうちでは、プレス荷重が作用したときに互いの変形が生じやすい箇所である。特に、下水平フレーム部1cと縦フレーム部1aとを跨ぐ位置は、歪みが大きく現れる。そのため、上記箇所に細長状部材である歪み発生部材23を設置することにより、フレーム1に作用する負荷を感度良く、また精度良く検出することができる。
図11は、この発明の第3の実施形態を示す。このプレス機械もパンチプレスであり、負荷検知システム21の歪み量検出ユニット22の設置箇所を除き、前記実施形態と同じ構成である。この実施形態では、歪み量検出ユニット22が、縦フレーム部1aにおける上水平フレーム部1bおよび下水平フレーム部1cが接続されている側と反対側の面である背面で、上下方向の中央部に設けられている。図例では、歪み量検出ユニット22の設置高さが、上水平フレーム部1bと縦フレーム部1aの接続部の下端の高さ位置H1と、下水平フレーム部1cと縦フレーム部1aの接続部の上端の高さ位置H2との間とされている。
歪み量検出ユニット22の細長状部材である歪み発生部材23は、長手方向が上下方向に沿うように設けられ、その両端部23b,23cを縦フレーム部1aの例えば手前側の側板1aaの後端面にそれぞれ面接触させて、ボルト25等により固定してある。歪み量検出ユニット22を、縦フレーム部1aの背板1acに設けても良い。歪み量検出ユニット22としては、図1、図7、図8、図9にそれぞれ示すもののうち、いずれを用いても良い。
前記同様、プレスドライブ機構8がプレス動作をすると、上水平フレーム部1bに上下方向の負荷がかかり、上水平フレーム部1bが縦フレーム部1aとの接続部を支点にして上下に撓む。この上水平フレーム部1bの撓みが縦フレーム部1aに伝わり、縦フレーム部1aが、図5に実線で示すように、上・下水平フレーム部1b,1cに対して反り返る形状に撓む。縦フレーム部1aの撓みにより、縦フレーム部1aに設けた歪み発生部材23が伸縮する。この歪み発生部材23の伸縮量は、フレーム1に作用する負荷の大きさによって変わる。よって、歪み発生部材23の歪み量を歪み量検出体24で検出することで、フレーム1に作用する負荷の大きさが分かる。
プレスドライブ機構8のプレス動作時における縦フレーム部1aの撓みは、上下方向の中央部で大きい。よって、歪み発生部材23の上記設置箇所は、前記同様、プレス動作およびワーク送りを阻害しない箇所のうちでは、プレス荷重が作用したときに互いの変形が生じやすい箇所である。特に、上記高さ位置H1,H2間は、歪みが大きく現れる。そのため、上記箇所に細長状部材である歪み発生部材23を設置することにより、フレーム1に作用する負荷を感度良く、また精度良く検出することができる。
歪み量検出ユニット22は、必ずしも全体が上記高さ位置H1,H2間に位置するように設ける必要はなく、少なくとも一部が上記高さ位置H1,H2間に位置していれば良い。例えば、図12(A)の歪み量検出ユニット22は、下部だけが高さ位置H1,H2間に位置し、図12(B)の歪み量検出ユニット22は、上部だけが高さ位置H1,H2間に位置している。このように歪み量検出ユニット22を設けても、フレーム1に作用する負荷を精度良く検出することができる。
上記各実施形態はプレス機械がパンチプレスであるが、この発明は、パンチプレス以外のプレス機械、例えば一般的に成形機械等にも適用できる。
1…フレーム
1a…縦フレーム部
1b…上水平フレーム部
1c…下水平フレーム部
8…プレスドライブ機構
21…負荷検出システム
22,22´…歪み量検出ユニット
23…歪み発生部材(細長状部材)
23a…中間部
23aa…狭まり部
23b,23c…端部
24…歪み量検出体
29…NC装置
30…異常判定手段
H1…下端の高さ位置
H2…上端の高さ位置

Claims (4)

  1. 縦フレーム部、ならびにこの縦フレーム部の上部および下部からそれぞれ水平方向の互いに同じ向きに延びる上水平フレーム部および下水平フレーム部でなるフレームと、
    前記上水平フレーム部に搭載されたプレスドライブ機構と、
    前記フレームにおける前記上水平フレーム部と前記縦フレーム部との境界部の上面、または前記フレームにおける前記下水平フレーム部と前記縦フレーム部との境界部の下面に、前記上水平フレーム部および下水平フレーム部の延び方向に長手方向が沿うように設けた細長状部材と、
    この細長状部材の両端部の間である中間部の歪み量を検出する歪み量検出体とを備えたプレス機械。
  2. 前記細長状部材は、一方の端部が前記上水平フレーム部または下水平フレーム部に固定され、他方の端部が前記縦フレーム部に固定されている請求項1記載のプレス機械。
  3. 縦フレーム部、ならびにこの縦フレーム部の上部および下部からそれぞれ水平方向の互いに同じ向きに延びる上水平フレーム部および下水平フレーム部でなるフレームと、
    前記上水平フレーム部に搭載されたプレスドライブ機構と、
    前記縦フレーム部における前記上水平フレーム部および下水平フレーム部が接続されている側と反対側の面で、上下方向の中央部に、上下方向に長手方向が沿うように設けた細長状部材と、
    この細長状部材の両端部の間である中間部の歪み量を検出する歪み量検出体とを備えたプレス機械。
  4. 前記細長状部材が、前記中間部に前記両端部よりも断面積が小さい狭まり部を有する歪み発生部材である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプレス機械。
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