JP5480789B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムに関するものである。
コーディネータである親ノードとエンドデバイスである子ノードとが互いに通信を行う無線通信システムが従来からある(例えば、特許文献1参照)。
特に、近年では、近距離通信無線に関する規格であるIEEE802.15.4規格を用いた無線通信システムがある(特許文献2参照)。このような無線通信システムでは、ビーコン信号を先頭に設けたスーパーフレームを用いられ、図11に示す親ノード1Bと複数の子ノード2Bとの間で通信を行う。
IEEE802.15.4規格では、基本的にCSMA/CA(Carrier Sense MultipleAccess/Collision Avoidance)を採用しているが、CSMA/CAの問題点を克服するために、図12に示すスーパーフレームSF1を用いている。
スーパーフレームSF1は、図12に示すように、16個のタイムスロットで構成された仮想的な通信時間割りであり、ネットワーク上の各ノードは、任意の時間ではなく、所定のタイミングにのみ送受信可能となる。16個のタイムスロットは、親ノード1Bから子ノード2Bへの下り方向のスロット数「1」のビーコン信号スロットTS1と、競合アクセススロットTS2と、保証タイムスロットTS3(GTS:Guaranteed Time Slot)とで構成される。競合アクセススロットTS2と保証タイムスロットTS3とは、親ノード1Bと子ノード2Bとの間で双方向の通信を行うことができるデータ用スロットTSdを構成する。そして、競合アクセススロットTS2は、スロット数「8〜15」で構成され、保証タイムスロットTS3はスロット数「0〜7」で構成される。
なお、ビーコン信号スロットTS1の出現周期(ビーコン信号の送信周期)を、ビーコン周期L1と称す。
また、スーパーフレームSF1において、ビーコン信号スロットTS1、競合アクセススロットTS2、保証タイムスロットTS3の各タイムスロットからなる期間を、スーパーフレーム期間L2と称す。
また、スーパーフレーム期間L2が終了してから、次のビーコン信号スロットTS1が開始されるまでは不活性期間Tcとなる。
ビーコン信号スロットTS1は、スーパーフレームSF1の先頭のスロットであり、ビーコン信号が親ノード1Bから子ノード2Bへ送信され、親ノード1B−子ノード2B間の通信同期に用いられる。
競合アクセススロットTS2は、ビーコン信号スロットTS1に続くCAP(Contention Access Period)である競合アクセス期間Ta内で利用でき、通信フィールドに一定時間継続して信号が流れていなければ送信可能になるCSMA/CA方式で通信を行う。
この競合アクセススロットTS2を用いて行われるCSMA/CA方式通信の概略を、図13を用いて説明する。まず、ある子ノード2B(21B)が親ノード1Bとの間で通信を行っているときに、他の子ノード2B(22B)が親ノード1Bとの間で通信を試みようとした場合、子ノード22Bは、通信開始前に通信フィールドの通信状況を調べる(t101)。そして、他の子ノード2B(この場合、子ノード21B)が親ノード1Bとの間で送受信する信号が存在すれば、子ノード22Bは、ランダムに設定されるバックオフ時間T101(送信待ち時間)が経過した後、再び通信フィールドの通信状況を調べる(t102)。そして、子ノード22Bは、通信フィールドに他の子ノード2Bが親ノード1Bとの間で送受信する信号が存在しなければ、待機時間T102が経過した後に、親ノード1Bへデータを送信する。上記バックオフ時間T101は、再送回数が増えるにつれて長い時間に設定される。
この競合アクセススロットTS2は、どのノードも自由に使用できるが、CSMA/CA方式によって他のノードと競合する必要がある。而して、バックオフ時間による伝送遅延が発生する虞があり、データ伝送の遅延時間を保証できない。
そこで、CSMA/CA方式による伝送遅延の発生を避けるために、保証タイムスロットTS3を用いた通信方式が定義されている。
保証タイムスロットTS3は、コーディネータである親ノード1Bから許可を得た子ノード2Bのみが使用できるタイムスロットであり、CFP(Contention Free Period)である非競合アクセス期間Tb内で利用できる。保証タイムスロットTS3は、親ノード1Bから許可を得た子ノード2Bのみが使用できるので、信号の衝突を避けることができ、QoS(Quality of Service)を確保したデータ伝送が可能になる。
この保証タイムスロットTS3を使用するためには、親ノード1Bの許可を得るための手続が必要となる。さらに、保証タイムスロットTS3の使用後は、保証タイムスロットTS3を開放するための手続が必要となる。これは、保証タイムスロットTS3は、この保証タイムスロットTS3が割り付けられた子ノード2Bの通信を保証するものであるが、他の子ノード2Bの通信を阻害してしまう。したがって、保証タイムスロットTS3の使用期間は厳格に制御する必要がある。
親ノード1B−子ノード2B間で行われる保証タイムスロットTS3の使用要求、開放要求の処理について、図14、図15(a)〜(e)を用いて説明する。なお、以下では、スーパーフレームSF1の並びを識別するために、スーパーフレームSF101、SF102、SF103、...の符号を順に付す。
まず、子ノード2Bは、スーパーフレームSF101の競合アクセススロットTS2を用いて、GTS使用要求S101を親ノード1Bへ送信する(図15(a))。
GTS使用要求S101を受信した親ノード1Bは、次周期のスーパーフレームSF102の先頭に設けたビーコン信号スロットTS1内のビーコン信号S102に含まれるスロット割付情報に、GTS使用許可通知を設定する(図15(b))。
ビーコン信号S102を受信した子ノード2Bは、GTS使用許可通知に基づいて、自己に割り付けられた保証タイムスロットTS3の開始タイミングを把握する。そして、子ノード2Bは、スーパーフレームSF102の保証タイムスロットTS3を用いて、親ノード1Bへデータ信号S103を送信し、親ノード1Bとの間で通信を行う(図15(c))。
そして、親ノード1Bとの通信が完了した子ノード2Bは、次周期のスーパーフレームSF103の保証タイムスロットTS3を用いて、GTS使用権開放要求S104を親ノード1Bへ送信する(図15(d))。
GTS使用権開放要求S104を受信した親ノード1Bは、次周期のスーパーフレームSF104の先頭に設けたビーコン信号スロットTS1内のビーコン信号S105に含まれるスロット割付情報に、GTS使用権開放通知を設定する。ビーコン信号S105を受信した子ノード2Bは、GTS使用権開放通知に基づいて、保証タイムスロットTS3の使用を終了する(図15(e))。
そして、IEEE802.15.4規格にしたがって、ある子ノード2B(21B)から他の子ノード2B(22B)へデータを送信する場合の動作を、図16(a)〜(e)を用いて説明する。
まず、子ノード21Bは、子ノード22B宛のデータS110を親ノード1Bへ送信し(図16(a))、親ノード1Bは、子ノード21Bから受信した子ノード22B宛のデータS110を蓄積する(図16(b))。
そして、親ノード1Bが送信するビーコン信号S111は、この蓄積データの有無を子ノード2Bへ知らせるためのペンディング情報を含んでいる。この場合、子ノード22B宛のデータを蓄積している旨のペンディング情報を含んだビーコン信号S111が、親ノード1Bから子ノード2Bへ送信される(図16(c))。
子ノード22Bは、親ノード1Bに自己宛の蓄積データがあるので、親ノード1Bに対して、データ送信要求S112を送信する(図16(d))。
データ送信要求S112を受信した親ノード1Bは、蓄積データS113を子ノード22Bへ送信し、子ノード22Bは、親ノード1Bから蓄積データS113を受信する(図16(e))。
上記のように、ある子ノード2B(21B)から他の子ノード2B(22B)へデータを送信する場合、親ノード1Bが中継動作を行う。これは、子ノード2Bは通常、スリープ状態にあり、受信したビーコン信号に基づいて、自己宛のデータがあると判断した場合にのみ起動してデータを受信するシステムを構成するための仕組みである。而して、データの宛先である子ノード2Bがスリープ状態にある場合、親ノード1Bがデータを蓄積しておく。
この仕組みは、保証タイムスロットTS3を用いた場合も同様であり、図14、図17(a)〜(g)を用いて説明する。
まず、子ノード21Bは、スーパーフレームSF101の競合アクセススロットTS2を用いて、最終送信先アドレスに子ノード22Bのアドレスを設定したGTS使用要求S121を親ノード1Bへ送信する(図17(a))。
GTS使用要求S121を受信した親ノード1Bは、次周期のスーパーフレームSF102の先頭に設けたビーコン信号スロットTS1内のビーコン信号S122に含まれるスロット割付情報に、子ノード21B,22BへのGTS使用許可通知を設定する。この場合、子ノード21B,22Bには、互いに異なる保証タイムスロットTS3が割り付けられる。ビーコン信号S122を受信した子ノード21B,22Bは、GTS使用許可通知に基づいて、自己に割り付けられた保証タイムスロットTS3の開始タイミングを把握する(図17(b))。
そして、子ノード21Bは、スーパーフレームSF102の保証タイムスロットTS3を用いて、子ノード22B宛のデータ信号S123を親ノード1Bへ送信する。親ノード1Bは、子ノード21Bから受信した子ノード22B宛のデータを蓄積する(図17(c))。
そして、親ノード1Bは、次周期のスーパーフレームSF103の先頭に設けたビーコン信号スロットTS1内のビーコン信号S124に含まれるペンディング情報に、子ノード22B宛のデータを蓄積している旨を設定する(図17(d))。
子ノード22Bは、親ノード1Bに自己宛の蓄積データがあるので、スーパーフレームSF103の保証タイムスロットTS3を用いて、データ送信要求S125を親ノード1Bへ送信する(図17(e))。
データ送信要求S125を受信した親ノード1Bは、蓄積データS127を子ノード22Bへ送信し、子ノード22Bは、親ノード1Bから蓄積データS127を受信する(図17(f))。
また、ビーコン信号S124を受信した子ノード21Bは、スーパーフレームSF103の保証タイムスロットTS3を用いて、GTS使用権開放要求S126を親ノード1Bへ送信している(図17(e))。
GTS使用権開放要求S126を受信した親ノード1Bは、次周期のスーパーフレームSF104の先頭に設けたビーコン信号スロットTS1内のビーコン信号S128に含まれるスロット割付情報に、GTS使用権開放通知を設定する。ビーコン信号S128を受信した子ノード21B,22Bは、GTS使用権開放通知に基づいて、自己に割り付けられた保証タイムスロットTS3の使用を終了する(図17(g))。
特開平8−9455号公報 特開2010−193164号公報
上記背景技術は、特にトラフィックの少ない無線通信システムにおいて、子ノード2Bの消費電力を抑えるために有効な手段である。
しかしながら、親ノード1Bが子ノード2B間の通信を中継する構成では、通信経路が長くなり、子ノード2B間の通信を完了するまでの時間が長くなってしまう。特に、火災警報のように緊急性の高いデータを子ノード2B間で授受する場合に、この伝送遅延が問題となる。
例えば、図17(a)〜(g)に示す保証タイムスロットTS3を用いた子ノード2B間の通信では、図14に示すスーパーフレームSF101〜SF103の3周期に亘る期間T111が最短の通信時間となる。また、子ノード2B間で授受されるデータ量が大きく、1つのスーパーフレームSF1のみではデータ授受が完了しない場合、GTS使用権開放通知の送信タイミングが遅れるため、通信時間はさらに長くなる。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、親ノードと子ノードとで構成されながら、子ノード間の通信における伝送遅延を抑制することができる無線通信システムを提供することにある。
本発明の無線通信システムは、複数の子ノードと、前記子ノードの各々との間で無線通信を行う親ノードとで構成され、前記親ノードと前記子ノードとは、前記親ノードから前記子ノードへの下り方向の通信を行うビーコン信号スロットと、前記親ノードと前記子ノードとの間で双方向の通信を行うことができるデータ用スロットとで構成される送信フレームを用いて、無線通信を行い、前記親ノードは、前記ビーコン信号スロット内でビーコン信号を送信し、前記子ノードは、前記ビーコン信号を受信した時点を基準にして、前記データ用スロットを用いて前記親ノードとの間で通信を行う無線通信システムにおいて、前記データ用スロットの各々は、複数の前記子ノードが互いに競合する競合アクセススロットと、予め割り付けられた前記子ノードのみが利用することができる保証タイムスロットとのいずれか一方で構成され、第1の前記子ノードは、第2の前記子ノードに対してデータを送信する場合、前記親ノードに対して保証タイムスロット使用要求を送信し、この保証タイムスロット使用要求を受信した前記親ノードは、前記ビーコン信号を用いて前記保証タイムスロットを前記第1,第2の子ノードに割り付け、前記第1,第2の子ノードは、前記割り付けられた前記保証タイムスロットを用いて、前記第1の子ノードが前記第2の前記子ノードに対してデータを直接送信することを特徴とする。
この発明において、前記親ノードは、前記第1,第2の子ノードに割り付けた前記保証タイムスロットを前記第1,第2の子ノードが使用できる使用期間を設定し、この使用期間が経過した前記保証タイムスロットを開放することが好ましい。
この発明において、前記親ノードは、前記第1,第2の子ノードに割り付けた前記保証タイムスロットの前記使用期間を、予め決められた一定時間に設定することが好ましい。
この発明において、前記第1の子ノードは、前記第2の子ノード宛に送信するデータ量に関する情報を、前記親ノードに対して送信する前記保証タイムスロット使用要求に付加し、前記親ノードは、前記第1,第2の子ノードに割り付けた前記保証タイムスロットの前記使用期間を、前記データ量に関する情報に基づいて設定することが好ましい。
この発明において、前記送信フレームは、前記ビーコン信号スロット、前記保証タイムスロット、前記競合アクセススロットの順に並んで構成されることが好ましい。
この発明において、前記親ノードは、前記送信フレーム内に複数の前記保証タイムスロットが存在する場合、いずれかの前記保証タイムスロットが開放された後、この開放された前記保証タイムスロットの位置に後方の保証タイムスロットをシフトさせることが好ましい。
以上説明したように、本発明では、親ノードと子ノードとで構成されながら、子ノード間の通信における伝送遅延を抑制することができるという効果がある。
実施形態1の無線通信システムの全体構成を示す構成図である。 同上の子ノードから親ノードへのデータ伝送モデルを示すシーケンス図である。 同上の親ノードから子ノードへのデータ伝送モデルを示すシーケンス図である。 同上のスーパーフレームを用いた通信を示す図である。 (a)〜(e)同上の子ノード間における直接通信の手順を示す概略図である。 実施形態2の子ノード間における直接通信の手順を示す概略図である。 実施形態3のスーパーフレームを用いた通信を示す図である。 実施形態4のスーパーフレームを示すフォーマット図である。 同上のスーパーフレームにおけるタイムスロットのシフト前の状態を示すフォーマット図である。 同上のスーパーフレームにおけるタイムスロットのシフト後の状態を示すフォーマット図である。 従来の無線通信システムの全体構成を示す構成図である。 IEEE802.15.4規格にしたがったスーパーフレームを示すフォーマット図である。 CSMA/CA方式通信の概略を示すタイムチャート図である。 同上のスーパーフレームを用いた通信を示す図である。 (a)〜(e)同上の親ノード−子ノード間における保証タイムスロットを用いた通信の手順を示す概略図である。 (a)〜(e)同上の子ノード間における通信の手順を示す概略図である。 (a)〜(g)同上の子ノード間における保証タイムスロットを用いた通信の手順を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の無線通信システムの構成を示し、親ノード1Aと、複数の子ノード2Aとで構成される。
そして、この通信システムは、通常、近距離通信無線に関する規格であるIEEE802.15.4規格にしたがって、ビーコン信号を先頭に設けたスーパーフレームSF1を用いて、親ノード1Aと子ノード2Aとの間の通信を行う。
スーパーフレームSF1は、図12に示すように、16個のタイムスロットで構成された仮想的な通信時間割りであり、ネットワーク上の各ノードは、任意の時間ではなく、所定のタイミングにのみ送受信可能となる。16個のタイムスロットは、親ノード1Aから子ノード2Aへの下り方向のスロット数「1」のビーコン信号スロットTS1と、競合アクセススロットTS2と、保証タイムスロットTS3(GTS:Guaranteed Time Slot)とで構成される。競合アクセススロットTS2と保証タイムスロットTS3とは、親ノード1Aと子ノード2Aとの間で双方向の通信を行うことができるデータ用スロットTSdを構成する。競合アクセススロットTS2は、スロット数「8〜15」で構成され、保証タイムスロットTS3はスロット数「0〜7」で構成される。このようなスーパーフレームSF1は、本発明の送信フレームに相当する。
なお、ビーコン信号スロットTS1の出現周期(ビーコン信号の送信周期)を、ビーコン周期L1と称す。
また、スーパーフレームSF1において、ビーコン信号スロットTS1、競合アクセススロットTS2、保証タイムスロットTS3の各タイムスロットからなる期間を、スーパーフレーム期間L2と称す。
また、スーパーフレーム期間L2が終了してから、次のビーコン信号スロットTS1が開始されるまでは不活性期間Tcとなる。
ビーコン信号スロットTS1は、スーパーフレームSF1の先頭のスロットであり、ビーコン信号が親ノード1Aから子ノード2Aへ送信され、親ノード1A−子ノード2A間の通信同期に用いられる。
このビーコン信号は、ビーコン周期情報、スロット割付情報、ペンディング情報、スロット幅情報等を含んでいる。
ビーコン周期情報は、ビーコン周期L1を設定する。
スロット割付情報は、競合アクセススロットTS2、保証タイムスロットTS3等の情報である。例えば、競合アクセススロットTS2および保証タイムスロットTS3のスロット数、保証タイムスロットTS3を割り付けられた子ノード2Aのアドレス、保証タイムスロットTS3の開始スロット等である。
さらに、親ノード1Aは、子ノード2A宛のデータ(蓄積データ)を一時格納しており、ペンディング情報とは、この蓄積データの有無を子ノード2Aへ知らせるための情報である。具体的には、親ノード1Aが一時格納しているメッセージの数、およびその宛先アドレスが、例えばペンディングアドレスリストとして格納される。
スロット幅情報は、タイムスロットの時間長さを設定し、スーパーフレームSF1では、全ての子ノード2Aが効率的に通信できる時間長さに設定されている。このスロット幅情報は、ビーコン周期L1、ビーコン周期L1内において各スロットを利用可能な活性期間、スロット数の各情報に基づいて作成してもよい。
次に、競合アクセススロットTS2は、ビーコン信号スロットTS1に続くCAP(Contention Access Period)である競合アクセス期間Ta内で利用でき、通信路に一定時間継続して信号が流れていなければ送信可能になるCSMA/CA方式で通信を行う。この競合アクセススロットTS2は、どのノードも自由に使用できるが、CSMA/CA方式によって他のノードと競合する必要があるので、データ伝送の遅延時間を保証できない。
保証タイムスロットTS3は、コーディネータである親ノード1Aから許可を得た子ノード2Aのみが使用できるタイムスロットであり、CFP(Contention Free Period)である非競合アクセス期間Tb内で利用できる。保証タイムスロットTS3は、親ノード1Aから許可を得た子ノード2Aのみが使用できるので、信号の衝突を避けることができ、QoS(Quality of Service)を確保したデータ伝送が可能になる。
現状のIEEE802.15.4規格では、子ノード2Aから親ノード1Aへのデータ伝送は、図2に示すように、プッシュ型のデータ伝送となる。
図2において、親ノード1Aは、ビーコン周期L1で、ビーコン信号を送信する(S1)。子ノード2Aは、このビーコン信号を受信して、スーパーフレームSF1との同期をとり、さらにはスーパーフレームSF1の各タイムスロットの割り付け状況を把握する。そして、子ノード2Aは、競合アクセススロットTS2または保証タイムスロットTS3を利用して、データ伝送を行う(S2)。
子ノード2Aは、親ノード1Aに対するデータ送信用の保証タイムスロットTS3が割り付けられている場合、非競合アクセス期間Tb内の保証タイムスロットTS3を利用することによって、他の子ノードと競合することなく、親ノード1Aへデータ送信できる。
しかし、子ノード2Aは、保証タイムスロットTS3を利用することができない場合、競合アクセス期間Ta内の競合アクセススロットTS2を利用して、CSMA/CA方式で通信を行う必要がある。この場合のCSMA/CA方式は、クリアチャンネルの判定を行う。
次に、親ノード1Aから子ノード2Aへのデータ伝送は、図3に示すように、プル型のデータ伝送となる。
図3において、親ノード1Aは、ビーコン周期L1で、ビーコン信号を送信する(S11)。子ノード2Aは、このビーコン信号を受信して、スーパーフレームSF1との同期をとり、ビーコン信号内に記述されているペンディング情報を解読する。親ノード1Aは、子ノード2A宛のデータ(蓄積データ)を一時格納しており、ペンディング情報は、この蓄積データの有無を子ノード2Aへ知らせるための情報である。子ノード2Aは、親ノード1Aに自己宛の蓄積データがある場合、競合アクセススロットTS2または保証タイムスロットTS3を利用して、親ノード1Aに対して、データ送信要求を送信する(S12)。
親ノード1Aは、データ送信要求を受信した後に、ACK信号を子ノード2Aへ返信する(S13)。さらに、親ノード1Aは、ACK信号に続いて、蓄積データを子ノード2Aへ送信する(S14)。子ノード2Aは、親ノード1Aから蓄積データを受信した後に、ACK信号を親ノード1Aへ返信する(S15)。親ノード1Aは、子ノード2AからACK信号を受信すると、子ノード2A宛の蓄積データを削除する。
そして、上記子ノード2Aから親ノード1Aへのデータ伝送と、上記親ノード1Aから子ノード2Aへのデータ伝送とを用いることによって、子ノード2Aが、親ノード1Aを介して他の子ノード2Aへデータを送信することができる。すなわち、親ノード1Aが、子ノード2A同士の通信を中継することが可能となる。
この親ノード1Aによる子ノード2A同士の通信の中継処理は、緊急性を要しない通信に対して、競合アクセススロットTS2を用いて行われる。すなわち、子ノード2A−2A間の通信に緊急性がない場合、従来と同様にIEEE802.15.4規格にしたがって、競合アクセススロットTS2を用いた親ノード1Aによる中継処理が行われる。
一方、子ノード2A同士の通信に緊急性が求められる場合は、保証タイムスロットTS3を用いて、子ノード2A−2A間の直接通信が行われる。
以下、図1に示す子ノード2Aを個別に識別するために、子ノード21A〜26Aの符号を付し、子ノード2A−2A間の直接通信について、図4、図5(a)〜(e)を用いて説明する。ここでは、子ノード21Aが子ノード22A宛のデータを送信する場合を例示する。なお、スーパーフレームSF1の並びを識別するために、スーパーフレームSF11、SF12、SF13、...の符号を順に付す。
まず、子ノード21Aは、スーパーフレームSF11の競合アクセススロットTS2を用いて、最終送信先アドレスに子ノード22Aのアドレスを設定したGTS使用要求S21を親ノード1Aへ送信する(図5(a))。このGTS使用要求が、本発明の保証タイムスロット使用要求に相当する。
GTS使用要求S21を受信した親ノード1Aは、次周期のスーパーフレームSF12の先頭に設けたビーコン信号スロットTS1内のビーコン信号S22に含まれるスロット割付情報に、子ノード21A,22AへのGTS使用許可通知を設定する。この場合、子ノード21A,22Aには、同一の保証タイムスロットTS3が割り付けられる。ビーコン信号S22を受信した子ノード21A,22Aは、GTS使用許可通知に基づいて、自己に割り付けられた保証タイムスロットTS3の開始タイミングを把握する(図5(b))。
そして、子ノード21Aは、スーパーフレームSF12の保証タイムスロットTS3を用いて、データ信号S23を子ノード22Aへ直接送信する(図5(c))。
子ノード22Aとの間の通信を完了した子ノード21Aは、次周期のスーパーフレームSF13の保証タイムスロットTS3を用いて、GTS使用権開放要求S24を親ノード1Aへ送信する(図5(d))。
GTS使用権開放要求S24を受信した親ノード1Aは、次周期のスーパーフレームSF14の先頭に設けたビーコン信号スロットTS1内のビーコン信号S25に含まれるスロット割付情報に、GTS使用権開放通知を設定する。ビーコン信号S25を受信した子ノード21A,22Aは、GTS使用権開放通知に基づいて、自己に割り付けられた保証タイムスロットTS3の使用を終了し、この保証タイムスロットTS3が開放される(図5(e))。すなわち、本実施形態における子ノード2A−2A間の直接通信では、通信完了時に、子ノード2AがGTS使用権開放通知を親ノード1Aへ送信することによって、保証タイムスロットTS3が開放される。
このように、本実施形態では、保証タイムスロットTS3を使用する緊急性の高い通信を、子ノード2A−2A間において行う場合、親ノード1Aが中継することなく、子ノード2A−2A間でデータを直接授受する。したがって、本無線通信システムでは、親ノード1Aと子ノード2Aとで構成されながら、子ノード2A−2A間の通信における伝送遅延を抑制することができる。
例えば、図5(a)〜(e)に示す保証タイムスロットTS3を用いた子ノード2A間の通信では、図4に示すスーパーフレームSF11〜SF12の2周期に亘る期間T11が最短の通信時間となる。したがって、図14に示すスーパーフレームSF101〜SF103の3周期に亘る期間T111が最短の通信時間となる従来技術に比べて、伝送遅延を抑制することができる。
なお、IEEE802.15.4規格では、ビーコン信号に含まれるスロット割付情報に、子ノード2Aに割り付ける保証タイムスロットTS3の通信方向(送信方向または受信方向)が設定される。しかし、本通信システムでは、子ノード2Aが、スロット割付情報に規定された保証タイムスロットTS3の通信方向を無視することによって、子ノード2A−2A間において、いずれの子ノード2Aにおいてもデータ送信、データ受信の両方が可能となる。
(実施形態2)
本実施形態の無線通信システムは、実施形態1と同様の構成を備えており、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
本実施形態は、データ送信に緊急性が求められる場合における子ノード2A−2A間の直接通信において、保証タイムスロットTS3の使用期間を予め決められた一定期間に設定するものである。以下、子ノード21A−22A間の直接通信について、図4、図6(a)〜(d)を用いて説明する。
まず、子ノード21Aは、スーパーフレームSF11の競合アクセススロットTS2を用いて、最終送信先アドレスに子ノード22Aのアドレスを設定したGTS使用要求S31を親ノード1Aへ送信する(図6(a))。
GTS使用要求S31を受信した親ノード1Aは、次周期のスーパーフレームSF12の先頭に設けたビーコン信号スロットTS1内のビーコン信号S32に含まれるスロット割付情報に、子ノード21A,22AへのGTS使用許可通知を設定する。この場合、子ノード21A,22Aには、同一の保証タイムスロットTS3が割り付けられる。ビーコン信号S22を受信した子ノード21A,22Aは、GTS使用許可通知に基づいて、自己に割り付けられた保証タイムスロットTS3の開始タイミングを把握する(図6(b))。
そして、子ノード21Aは、スーパーフレームSF12の保証タイムスロットTS3を用いて、データ信号S33を子ノード22Aへ直接送信する(図6(c))。
本実施形態の親ノード1Aは、子ノード21A,22Aに割り付けた保証タイムスロットTS3を子ノード21A,22Aが使用することができる使用期間T11を、スーパーフレームSF1の1周期に固定している。図4では、スーパーフレームSF12の1周期を、使用期間T11に設定している。
而して、親ノード1Aは、次周期のスーパーフレームSF13の先頭に設けたビーコン信号スロットTS1内のビーコン信号S34に含まれるスロット割付情報に、GTS使用権開放通知を設定する。ビーコン信号S34を受信した子ノード21A,22Aは、GTS使用権開放通知に基づいて、自己に割り付けられた保証タイムスロットTS3の使用を終了し、この保証タイムスロットTS3が開放される(図6(d))。
このように、本実施形態では、保証タイムスロットTS3を使用して行われる子ノード2A−2A間の直接通信において、親ノード1Aが、保証タイムスロットTS3の使用期間を予め決められた一定期間に設定している。そして、親ノード1Aは、一定期間が経過した後に、GTS使用権開放通知を送信する。したがって、子ノード2Aは、親ノード1Aに対してGTS使用権開放要求を送信する必要がなく、子ノード2A−2A間の直接通信に要する通信時間を短縮することができる。
また、子ノード2A−2A間で授受されるデータは、その最大データ量を予め推定できるので、保証タイムスロットTS3の使用期間は、この最大データ量の授受が完了する一定期間に予め設定されており、スーパーフレームSF1の1周期に限定されない。すなわち、保証タイムスロットTS3の使用期間は、子ノード2A−2A間で授受される最大データ量に基づいて、スーパーフレームSF1の複数周期に予め設定されてもよい。
(実施形態3)
本実施形態の無線通信システムは、実施形態2における保証タイムスロットTS3の使用期間の設定方法が異なる。
本実施形態の子ノード21Aは、子ノード22Aへ送信するデータ量に基づいて、データを送信完了するために必要なスロット数を導出し、この導出したスロット数の情報(スロット数情報)を含んだGTS使用要求を親ノード1Aへ送信する。親ノード1Aは、このGTS使用要求に含まれるスロット数情報を参照して、保証タイムスロットTS3の使用期間を設定する。
したがって、送信するデータ量が大きい場合には、スーパースロットSF1の複数周期に亘って、保証タイムスロットTS3を子ノード2A−2A間の直接通信に割り付けることになる。この場合、例えば図7に示すように、スーパースロットSF1の複数周期が保証タイムスロットTS3の使用期間T12となる。
また、スーパースロットSF1の1周期内における複数の保証タイムスロットTS3を、子ノード2A−2A間の直接通信に割り付ければ、保証タイムスロットTS3の使用期間を、スーパースロットSF1の1周期に収めることが可能になる場合もある。
このように、本実施形態では、保証タイムスロットTS3を使用して行われる子ノード2A−2A間の直接通信において、親ノード1Aが、子ノード2A−2A間で授受されるデータ量に基づいて保証タイムスロットTS3の使用期間を設定している。したがって、子ノード2Aは、親ノード1Aに対してGTS使用権開放要求を送信する必要がなく、子ノード2A−2A間の直接通信に要する通信時間を短縮することができる。
さらに、保証タイムスロットTS3の使用期間は、実際に授受されるデータ量に基づいて設定されるので、子ノード2A−2A間のデータ授受を確実に完了させることができる。さらには、保証タイムスロットTS3の使用期間を、実際に授受するデータ量に応じて短くでき、子ノード2A−2A間の直接通信に要する通信時間を、より短縮することができる。
また、子ノード21Aは、子ノード22Aへ送信するデータ量の情報(送信データ量情報)を含んだGTS使用要求を親ノード1Aへ送信してもよい。この場合、親ノード1Aは、このGTS使用要求に含まれる送信データ量情報を参照して、子ノード21Aがデータを送信完了するために必要なスロット数を導出し、この導出したスロット数に基づいて、保証タイムスロットTS3の使用期間を設定する。
なお、上述のスロット数情報、送信データ量情報が、本発明の第2の子ノード宛に送信するデータ量に関する情報に相当する。
(実施形態4)
本実施形態の無線通信システムは、実施形態1乃至3いずれかと同様の構成を備えており、同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
IEEE802.15.4規格では、図12に示すスーパーフレームSF1を用いる。このスーパーフレームSF1は、ビーコン信号スロットTS1、競合アクセススロットTS2、保証タイムスロットTS3の順に並んで構成されている。
一方、本実施形態では、図8に示すスーパーフレームSF2を用いる。このスーパーフレームSF2は、ビーコン信号スロットTS1、保証タイムスロットTS3、競合アクセススロットTS2の順に並んで構成されている。
非競合アクセス期間Tb内で設定可能な保証タイムスロットTS3は複数ある。さらには、子ノード21A−22A間の直接通信、子ノード23A−24A間の直接通信、子ノード25A−26A間の直接通信のように、異なる通信経路で構成される子ノード2A−2A間の直接通信が同時に発生する場合もある。このような場合、子ノード21A−22A間の直接通信、子ノード23A−24A間の直接通信、子ノード25A−26A間の直接通信には、互いに異なる保証タイムスロットTS3が割り付けられる。そして、保証タイムスロットTS3の開放タイミングは、通信経路毎に異なる。したがって、ある保証タイムスロットTS3が開放されると、非競合アクセス期間Tb内に競合アクセス期間Taが現れる場合がある。
すなわち、スーパーフレームSF2においては、図9に示すように、非競合アクセス期間Tb内の保証タイムスロットTS3が開放されて、非競合アクセス期間Tb内に競合アクセス期間Taが現れる。このような状態では、前方の保証タイムスロットTS31と後方の保証タイムスロットTS32との間に、競合アクセススロットTS2が存在しており、後方の保証タイムスロットTS32を用いた通信タイミングが遅れてしまう。
そこで、親ノード1Aは、図10に示すように、前方の保証タイムスロットTS31に続いて後方の保証タイムスロットTS32が現れるように、後方の保証タイムスロットTS32を前方にシフトさせる。
このように、本実施形態では、図8に示すスーパーフレームSF2を用いて、開放された保証タイムスロットTS3の位置に、後方の保証タイムスロットTS32をシフトさせている。したがって、後方の保証タイムスロットTS32を用いた通信タイミングが前方にシフトされて早くなり、保証タイムスロットTS32を用いた通信を短時間で完了させることができる。而して、子ノード2A−2A間の通信における伝送遅延のさらなる抑制と、省消費電力化とを図ることができる。
1A 親ノード
2A(21A〜26A) 子ノード
SF1(SF11,SF12,...) スーパーフレーム
TS1 ビーコン信号スロット
TS2 競合アクセススロット
TS3 保証タイムスロット

Claims (6)

  1. 複数の子ノードと、前記子ノードの各々との間で無線通信を行う親ノードとで構成され、
    前記親ノードと前記子ノードとは、前記親ノードから前記子ノードへの下り方向の通信を行うビーコン信号スロットと、前記親ノードと前記子ノードとの間で双方向の通信を行うことができるデータ用スロットとで構成される送信フレームを用いて、無線通信を行い、
    前記親ノードは、前記ビーコン信号スロット内でビーコン信号を送信し、前記子ノードは、前記ビーコン信号を受信した時点を基準にして、前記データ用スロットを用いて前記親ノードとの間で通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記データ用スロットの各々は、複数の前記子ノードが互いに競合する競合アクセススロットと、予め割り付けられた前記子ノードのみが利用することができる保証タイムスロットとのいずれか一方で構成され、
    第1の前記子ノードは、第2の前記子ノードに対してデータを送信する場合、前記親ノードに対して保証タイムスロット使用要求を送信し、
    この保証タイムスロット使用要求を受信した前記親ノードは、前記ビーコン信号を用いて前記保証タイムスロットを前記第1,第2の子ノードに割り付け、前記第1,第2の子ノードは、前記割り付けられた前記保証タイムスロットを用いて、前記第1の子ノードが前記第2の前記子ノードに対してデータを直接送信する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記親ノードは、前記第1,第2の子ノードに割り付けた前記保証タイムスロットを前記第1,第2の子ノードが使用できる使用期間を設定し、この使用期間が経過した前記保証タイムスロットを開放することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記親ノードは、前記第1,第2の子ノードに割り付けた前記保証タイムスロットの前記使用期間を、予め決められた一定時間に設定することを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  4. 前記第1の子ノードは、前記第2の子ノード宛に送信するデータ量に関する情報を、前記親ノードに対して送信する前記保証タイムスロット使用要求に付加し、
    前記親ノードは、前記第1,第2の子ノードに割り付けた前記保証タイムスロットの前記使用期間を、前記データ量に関する情報に基づいて設定する
    ことを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  5. 前記送信フレームは、前記ビーコン信号スロット、前記保証タイムスロット、前記競合アクセススロットの順に並んで構成されることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の無線通信システム。
  6. 前記親ノードは、前記送信フレーム内に複数の前記保証タイムスロットが存在する場合、いずれかの前記保証タイムスロットが開放された後、この開放された前記保証タイムスロットの位置に後方の保証タイムスロットをシフトさせることを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
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