JP5479946B2 - マイクロチャンネルプレートアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、電子、イオン等のエネルギー線を検出するマイクロチャンネルプレートアセンブリに関する。
検出対象のイオンや電子等のエネルギー線の入射を受けて、電子増倍して出力する電子増倍素子の1つとしてマイクロチャンネルプレート(MCP)が使用されている。図1に示すように、マイクロチャンネルプレート2は、多数のチャンネル22と呼ばれる直径数μm〜数十μm程度の孔を備えるガラス製のウエハ21からなり、上面及び下面には、それぞれ導電膜23、24が蒸着されている。ここで、例えば、図面における上面を入力側、下面を出力側として、導電膜23と導電膜24間に出力側を高電位とする電圧を加えることで、各チャンネル22は電子増倍機能を備えることになる。いずれかのチャンネル22に上面側から入射したイオンや電子等は、チャンネルの内壁面に衝突して2次電子を生じ、増倍した2次電子はチャンネル22の下面側から出射される。出射された2次電子は、マイクロチャンネルプレート2の下方に配置されたアノード等に入射して検出される。
マイクロチャンネル2は、このように多数のチャンネル22を集合した構造であることから、小型化が必要な用途であれば、小さくカットして用いればよく、プレートとしてのサイズが変化しても性能や寿命が特段に影響されないことから、小型の装置に適していることもあり、近年、多く用いられてきている。
このようなマイクロチャンネルプレート2によるイオン、電子等のエネルギー線の検出装置が、特許文献1、特許文献2に記載されている。
特開2005−351887号公報 米国特許第5770858号明細書
ところで、図10に示すように、特許文献1や特許文献2の従来技術では、マイクロチャンネルプレート2に電圧V1を印加するために、電極が設置される。すなわち、マイクロチャンネルプレート2の上面側の外周部に接するように環状の入力電極3’が配置される。同様に、マイクロチャンネルプレート2の下面側には環状の出力電極4’が配置される。検出対象のイオンや電子等のエネルギー線は、環状の入力電極3’の平面視における中央部の空間3S’からチャンネル内に入射し、電子増倍した2次電子は、環状の出力電極4’の平面視における中央部の空間4S’から放出されて、下方のアノード9に捕集されて検出信号として出力される。
ところが、各電極3’、4’がマイクロチャンネル2を押さえるように接触するため、各電極3’、4’の内周端縁部3E’、4E’がマイクロチャンネルプレート2と接する箇所からノイズとなる電子が発生する。特に、その箇所がマイクロチャンネルプレート2のチャンネルが存在する有効面である場合、チャンネル内壁が電極による押圧力で痛められて発生する電子がノイズの原因となる。出力電極4’の内周端縁部4E’での接触部から発生した電子e1がアノード9に入射するとノイズとなって本来の検出信号とともに、出力されることになる。また、入力電極3’の内周端縁部3E’での接触部で発生した電子に起因する電子e2がマイクロチャンネルプレート2の下面から、アノード9に入射した場合もノイズとなって本来の検出信号とともに、出力されることになる。
本発明者は、従来のマイクロチャンネルプレートアセンブリのこのような不都合を知見するとともに、電極の構造を改良することによってこれらの不都合を解決できることを新たに見出し、本発明をなし得たものである。
特許文献1及び特許文献2にも、前記のとおりのノイズを電極構造によって解決することについては、何の記載もない。ただ、特許文献1には、図11のように、入力電極3’、出力電極4’の内周端縁部3E’、4E’に上下方向における中央部が凸のテーパないしは丸みを形成したものが図示されている。これは、電極の製造上の都合かアセンブリの組み立て上の都合によるものと考えられ、ノイズ防止の点からすると、さらに次のような不都合が生じる。
すなわち、図11のとおり、出力電極4’とマイクロチャンネルプレート2との接触部から発生する電子e1がアノード9にノイズとなって入射することを、防止できないことに加え、例えば入力電極3’とマイクロチャンネルプレート2との接触部から発生した電子に起因する電子e2が、出力電極4’の内周端縁部4E’の上向きのテーパ部に入射した際に、さらに2次電子e3が発生して、アノード9にノイズとして入射する状況も発生する。一般に、金属材料内部で発生した2次電子は、発生箇所から飛び出す方向での表面までの距離がごく短い場合にしか外に飛び出すことができないが、図のように大きく傾斜した面では、上方からの距離としては比較的深い内部で発生した2次電子も短い距離で斜面から飛び出すことができることから、ノイズとなる2次電子の生じる可能性が高まる。
本発明は、図10及び図11に示した上記の問題を解決するためになされたものであり、電極とマイクロチャンネルプレートとの接触に伴って生じる電子に起因するノイズを低減することを目的とする。
本発明のマイクロチャンネルプレートアセンブリは、マイクロチャンネルプレートと、マイクロチャンネルプレートの一方の面の外周部上に配置され、平面視における中央部に検出対象のエネルギー線が入射される空間が形成される枠状の入力電極と、マイクロチャンネルプレートの他方の面の外周部上に配置され、平面視における中央部に電子増倍された2次電子が放出される空間が形成される枠状の出力電極とを備えるマイクロチャンネルプレートアセンブリにおいて、出力電極は、マイクロチャンネルプレートに接触する第1枠状部と、第1枠状部と同心状であって、第1枠状部におけるマイクロチャンネルプレートとは反対側の面に設けられ、内周端縁部が第1枠状部の内周端縁部よりも平面視において内方に位置し、マイクロチャンネルプレート側の面における内周端縁から第1枠状部の内周端縁部に接続する箇所までの面はマイクロチャンネルプレートと平行な平坦面とされている第2枠状部とから構成されることを特徴とする。
本発明によれば、出力電極がマイクロチャンネルプレートと接触して配置されることで発生する電子を出力電極を構成する第2枠状部の平坦面によって吸収することで、ノイズを低減することができる。入力電極がマイクロチャンネルプレートと接触して配置されることで発生する電子に起因する電子についても、第2枠状部の平坦面に入射するものについては吸収することができる。
また、本発明のマイクロチャンネルプレートアセンブリにおいては、第2枠状部の平坦面における内周端縁が、入力電極の内周端縁部がマイクロチャンネルプレートと接する箇所よりも、平面視において内方に位置する場合は、入力電極がマイクロチャンネルプレートと接触して配置されることで発生する電子に起因する電子を、出力電極がマイクロチャンネルプレートと接触して配置されることで発生する電子と同様に、第2枠状部の平坦面によって吸収することで、ノイズを低減することができる。
また、本発明のマイクロチャンネルプレートアセンブリにおいては、第1枠状部の内周端縁部がマイクロチャンネルプレートと接する箇所が、入力電極の内周端縁部がマイクロチャンネルプレートと接する箇所よりも、平面視において内方に位置する場合は、入力電極がマイクロチャンネルプレートと接触して配置されることで発生する電子を、第1枠状部によって吸収することで、ノイズを低減することができる。
また、本発明のマイクロチャンネルプレートアセンブリにおいては、入力電極は、マイクロチャンネルプレートに接触する第3枠状部と、第3枠状部と同心状であって、第3枠状部におけるマイクロチャンネルプレートとは反対側の面に設けられ、内周端縁部が第2枠状部の内周端縁部よりも平面視において内方に位置する第4枠状部とから構成される場合は、マイクロチャンネルプレートへの入射空間を、第2枠状部からの放出空間よりも狭くすることになる。これによって、マイクロチャンネルプレートにより増倍された2次電子の一部が第2枠状部に吸収されて、2次電子が信号として検出される際のゲインが不均一となることを防止できる。
また、本発明のマイクロチャンネルプレートアセンブリにおいては、第3枠状部と第4枠状部、又は第1枠状部と第2枠状部とは一体に形成されている場合は、製造を同時に行うことができ、またアセンブリの組み立ても容易化される。
また、本発明のマイクロチャンネルプレートアセンブリにおいては、出力電極は、第2枠状部の外周端縁部が第1枠状部の外周端縁部よりも平面視において内方に位置する場合は、出力電極の第1枠状部と第2枠状部の必要な機能を確保した上で、材料を節約し軽量化も図ることができる。
本発明によれば、マイクロチャンネルプレートアセンブリにおいて、電極とマイクロチャンネルプレートとの接触に伴って生じる電子に起因するノイズを低減することができる。
本発明のマイクロチャンネルプレートの斜視図である。 本発明の第1の実施形態のマイクロチャンネルプレートアセンブリの説明図である。 本発明の第1の実施形態のマイクロチャンネルプレートアセンブリを含む装置の概念図である。 本発明の第1の実施形態のマイクロチャンネルプレートアセンブリを含む装置の全体図である。 本発明の第1の実施形態のマイクロチャンネルプレートアセンブリの構成要素を示す展開図である。 本発明の第2の実施形態のマイクロチャンネルプレートアセンブリの説明図である。 本発明の第3の実施形態のマイクロチャンネルプレートアセンブリの説明図である。 本発明の第3の実施形態のマイクロチャンネルプレートアセンブリの構成要素を示す展開図である。 本発明のさらに別の実施形態での出力電極の断面構造を示す図である。 本発明の従来技術のマイクロチャンネルプレートアセンブリの説明図である。 本発明の他の従来技術のマイクロチャンネルプレートアセンブリの説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1(A)(B)は、本発明の各実施形態に共通するマイクロチャンネルプレート2を示す斜視図であり、平面視が円形の場合と矩形の場合を示している。図1(A)では、チャンネル22の断面を示すために一部を破断して描いている。概略の構造は上記の背景技術に記載したとおりであり、多数のチャンネル22を備えるガラス製のウエハ21からなっており、上面及び下面には導電膜23,24が蒸着されている。全体形状は平面視が円形の円盤状であって、例えば、直径が約25mm、厚さが約0.3mmのサイズである。
多数のチャンネル22は、上下方向に対してバイアスと呼ばれる数度〜十数度程度の僅かな傾斜を有している、例えば直径約6μmの孔によって形成される。この場合、直径が約6μmで長さが約300μmであるから、マイクロチャンネルプレートの利得特性に関わるチャンネル径に対する長さの比で定義される規格化長(α)は、50倍となる。
マイクロチャンネルプレート2の外周部には、孔の存在しないリムと呼ばれる無孔部分が存在している場合もある。その場合は、マイクロチャンネルプレート2の側壁部分はこの無孔部分によって電気的な絶縁が保たれている。そのような無孔部分が特に形成されていない場合は、チャンネル22の管壁のみで絶縁を保つことになる。
導電膜23、24の材料は、インコネル(商標名)やニクロム(商標名)などのニッケル合金、ニッケルクロム合金が望ましいが、他の導電性の金属材料でもよい。導電膜23、24は、ウエハ21の表裏の面の全面に蒸着して形成してもよく、あるいは外周部に形成しない部分を残してもよいが、もちろん、導電膜23,24が入出力電極と十分にコンタクトできる面積は必要である。また、導電膜23、24は、ウエハ21の表裏の面から、各チャンネル22の管内壁に、チャンネル22の直径と同程度かその前後の長さだけ、延びて形成されている。
また、用途によっては、このような円盤状のマイクロチャンネルプレートを平面視で矩形(正方形又は長方形)に切断して、図1(B)のように、矩形の板状として使用される。
図2〜6は、本発明の第1実施形態であり、図2は、従来技術を説明した図10、図11に対応する説明図である。
マイクロチャンネルプレート2としては、ここでは、2枚のマイクロチャンネルプレート2−1、2−2を重ねて使用している。このマイクロチャンネルプレート2の上面の外周部上には、入力電極3が配置され、下面の外周部上には出力電極4が配置される。図10、図11と同様に、入力電極3及び出力電極4とも、平面視で中央部には、空間3S、42Sが形成されるように、枠状とされている。
本発明において、枠状とは、平面視における中央部が空間となっていて、その空間を囲むように構成される形状を意味しており、マイクロチャンネルプレート2が平面視で円形であれば、各電極の内周及び外周は円形、すなわち環状とし、マイクロチャンネルプレート2が平面視で矩形であれば、各電極の内周及び外周も矩形とすることを基本としている。ただし、各電極の内周及び外周の形状は、必ずしも、マイクロチャンネルプレート2と全く同じ相似形である必要はない。
本実施形態において、出力電極4は、第1枠状部41と第2枠状部42とから構成されている。第1枠状部41は、マイクロチャンネルプレート2の下面外周部に接触して設けられ、第2枠状部42は、第1枠状部41におけるマイクロチャンネルプレート2とは反対側の面、すなわち第1枠状部41の下面上に設けられている。本実施形態では、出力電極4の第1枠状部41は、内周及び外周の大きさとも入力電極3とほぼ同様とされている。一方、第2枠状部42は、第1枠状部41と同心状であって、内周が第1枠状部41よりも小さくされている。
詳細に説明すると、第2枠状部42の内周端縁部42Eは第1枠状部41の内周端縁部41Eよりも平面視で内方に位置している。そして、第2枠状部42のマイクロチャンネルプレート2側の面すなわち上面における内周端縁42FEから第1枠状部41の内周端縁部41Eに接続する箇所42FTまでの面はマイクロチャンネルプレート2と平行な平坦面42Fとされている。図示の例では、第1枠状部41、第2枠状部42とも、内周端縁部41E、42Eは各枠状部の上面、下面と垂直に形成されている。
また、入力電極3との位置関係においては、第2枠状部42における平坦面42Fの内周端縁42FEが、入力電極3の内周端縁部3Eがマイクロチャンネルプレート2と接する箇所3EMよりも、平面視において内方に位置するようにされている。
入力電極3、出力電極4は、非磁性の鋼製であって、例えばSUS316Lのようなステンレス鋼製で、厚さが例えば約1mmとされている。
図10,11の従来技術において説明したように、入力電極3と出力電極4の間に出力電極4側が高電位となるように電圧V1が印加されるものである。マイクロチャンネルプレート2の上面と下面には導電膜が形成されていることから、マイクロチャンネルプレート2の全体にわたって、上下方向に電位差V1が与えられることになる。また、第2枠状部42の中央部の空間42Sの下方には、アノード9が配置されており、出力電極4よりも高電位となるようにアノード9に電圧が印可される。
次に、この図2によって、本実施形態におけるノイズ低減の作用を述べる。
検出対象のイオンや電子等のエネルギー線が、入力電極3の中央部の空間3Sからマイクロチャンネルプレート2に入射すると、チャンネル内において内壁面に衝突して2次電子を生じる。増倍した2次電子は、出力電極4の第2枠状部42の中央部空間42Sから出射し、下方のアノード9で捕集されて検出信号として出力される。
ここで、出力電極4の第1枠状部41がマイクロチャンネルプレート2を押さえるように接触していることから、第1枠状部41の内周端縁部41Eがマイクロチャンネルプレート2と接する箇所41EMから下方に向けて、電子e1が放射されて、アノード9に捕集されると、図10,図11で説明したように検出信号のノイズとなる。ところが、本実施形態では、出力電極4には第2枠状部42が設けられており、その上面には平坦面42Fが形成されていることから、ノイズとなる恐れのあった電子e1は、平坦面42Fで吸収されて、ノイズの発生を低減することができる。
また、入力電極3がマイクロチャンネルプレート2と接触することで、入力電極3の内周端縁部3Eがマイクロチャンネルプレート2に接する箇所3EMで生じた電子によってマイクロチャンネルプレート2のチャンネル内で増倍された2次電子e2が、マイクロチャンネルプレート2を通じて下方に放射された場合も、同様にノイズとなる恐れがある。もちろん、電子がマイクロチャンネルプレート2の下面から出射した箇所が出力電極4の第1枠状部41が存在している箇所であれば、電子は第1枠状部41で吸収されるが、電子の出射位置が、第1枠状部41の内周端縁部41Eがマイクロチャンネルプレート2と接する箇所41EMよりも内方にずれていれば、下方に放出されることになる。
しかし、この場合も、第2枠状部の平坦面42Fが存在することから、放出された電子は平坦面42Fに吸収される。
しかも、この例のように、第2枠状部42の内周端縁42FEが、入力電極3の内周端縁部3Eがマイクロチャンネルプレート2と接する箇所3EMよりも、平面視において内方に位置させておけば、第1枠状部41の内周端縁部41Eがマイクロチャンネルプレート2と接することで発生する電子e1と同様に、電子e2を確実に平坦面42Fにおいて吸収することができる。
図3は、本実施形態の各電極3、4とマイクロチャンネルプレート2とからなるマイクロチャンネルプレートアセンブリを含む全体的な装置構成の概念図である。
図の上方から順に説明をすると、最上位には入力電極3や出力電極4と同様に平面視で中央部に空間を有する枠状のメッシュ電極5が配置される。
メッシュ電極5は、その下方のメッシュ6に電圧をかけるための電極である。メッシュ6は、導電性の金属で形成される微細な網状体であり、その下方のインシュレータ7と上方のメッシュ電極5によって挟持されている。インシュレータ7は、メッシュ電極5及びメッシュ6とその下方の入力電極3との間の電気的絶縁を確保するための絶縁体であり、平面視での中央部に空間を有している。
インシュレータ7の下方には、図2によって説明したとおり、入力電極3、マイクロチャンネルプレート2、さらに第1枠状部41と第2枠状部42からなる出力電極4が配置されている。その下方には、インシュレータ7と同様の枠形状の絶縁体からなり、場合によっては、後記のとおり、メッシュ電極5から出力電極4までの保持体の役割も兼ねることのできるホルダー8が配置されている。その下方には、アノード9が設置される。
メッシュ電極5は接地されることで、メッシュ6を接地電位としている。入力電極3には、例えばプラス又はマイナス10kVの範囲内で電圧を調整可能な高電圧電源Hvが接続されている。これによって、入力電極3は、正又は負の適宜の電位に設定できる。入力電極3と出力電極4の間には、出力電極4側が高電位となるような電圧V1、例えば2kVが印加される。また、出力電極4とアノード9との間には、アノード9側が高電位となるような電圧V2,例えば500Vが印加される。
アノード9の回路には、図のとおりに、抵抗R、コンデンサCが介装されており、アノード9に捕集された電子による信号をコンデンサCの下流において検出するようにされている。
この装置をエネルギー線の質量分析計として使用する場合、メッシュ6は、各検出対象の粒子を加速部の下流において等速度で案内するドリフトチューブの出口の電位をドリフトチューブ入口と同じ接地電位に設定するためのもの、すなわちドリフトチューブの出口の電位設定のメッシュとして機能する。
検出対象のエネルギー線が負イオンや電子等の負の電荷の粒子であれば、入力電極3は正の電位とされ、負イオン等の粒子は、メッシュ6から入力電極3により正の電位を与えられたマイクロチャンネルプレート2の表面に向けて加速されて、チャンネルに入射する。
チャンネル内において、発生した2次電子は、電位差V1によって加速され、かつ電子増倍されてマイクロチャンネルプレート2から出射して、アノード9によって検出される。
また、検出対象が陽イオン等の正の電荷の粒子であれば、入力電極3は負の電位とされる。さらに、場合によっては、入力電極3は接地電位とされることもある。
マイクロチャンネルプレート2に入射した後の2次電子については、負の電荷の場合と同様である。
そして、信号検出の際に、出力電極4の第2枠状部42の平坦面42Fによって、ノイズの発生が抑制できることは、図2によって説明したとおりである。
次に、図4、図5によって、本実施形態のさらに具体化した装置を説明する。
図4は、本実施形態のマイクロチャンネルプレートアセンブリを含む装置の全体図であり、図5は、そのうちのマイクロチャンネルプレートアセンブリの構成要素を示す展開図である。
図4のとおり、全体装置1は、ベース10とベース10の中央上部に取り付けられたケース11を備えている。ケース11は、互いに螺合して組み立てられる下ケース111と上ケース112とから構成されている。上ケース112は、平面視における中央部は、空間部とされ、空間部を形成する内周縁部は、メッシュ電極5から連続的に拡大する空間部を形成するようなテーパ状となっている。
下ケース111の内部中央には、逆円錐台形状のアノード9が取り付けられている。
また、下ケース111の上部には、メッシュ電極5からホルダー8までが、図3で説明した順序で積層されている。なお、メッシュ6はメッシュ電極5とインシュレータ7の間に配置されるが、図示を省略している。
組み立ての際は、下ケース111の上にこれらの各要素を載置した後に、上ケース112を螺合すればよい。
そのため、図4に示す例では、マイクロチャンネルプレート2を含むメッシュ電極5からホルダー8までの各要素及び上ケース112、下ケース111の平面形状は円形の場合が適している。しかし、上ケース112を下ケース111に螺合させずに取り付けるものであれば、平面形状が矩形にも適用できることはいうまでもない。
なお、このようなケース11を用いずに、メッシュ電極5からホルダー8までを積層して、ホルダー8とメッシュ電極5との間に複数本のボルトを通して、1つのアセンブリとして組み立てることもできる。その場合は、ホルダー8は文字通りの保持体としての機能を果たす。
図4の例では、ベース10には、入力電極3と電源との電気的な接続を行うための高電圧端子10inと、アノード9を出力回路に接続するための出力端子10anoが設けられている。
また、下ケースには、貫通孔111a、111bが形成されて、それぞれの孔内に、入力電極3のコンタクトピン3bと接続する端子を備える配線、及び出力電極4と接続するための端子を備える配線を設けるようにしている。なお、出力電極4に接続される配線には、ブリーダー抵抗Rbが介装されている。
図5も参照して各電極3、4、マイクロチャンネルプレート2、ホルダー8との関連構成を説明する。
入力電極3の下面には、その下方のマイクロチャンネルプレート2−1の上面側一部を嵌め込んで位置決めする凹部3aと、その凹部3aの底面周縁にはさらに溝3a1が形成されている。この溝3a1は、マイクロチャンネルプレート2−1の周縁部が入力電極3の凹部3aの底面と接触して損傷を受けることを防止するための逃げの空間を構成する。
また、入力電極3の下面の一箇所には、円柱状の突起であるコンタクトピン3bが形成されており、最下部のホルダー8の孔8a内に突出し、下ケース111の貫通孔111aを通して配置される配線の端子に接続される。
出力電極4は、第1枠状部41と第2枠状部42から構成され、これらが互いに重なるように接して配置される。第1枠状部41の上面には、入力電極3の下面と同様に、凹部41aとその底面周縁部の溝41a1が形成されている。凹部41aには、その上方のマイクロチャンネルプレート2−2の下面側一部が嵌め込んで位置決めされ、また、溝41a1は、マイクロチャンネルプレート2−2の周縁部が第1枠状部41の凹部41aの底面と接触して損傷を受けることを防止する。なお、図3、5、8以外の説明図においては、これらの凹部や溝の描画を省略している。
また、入力電極3の突起3bと出力電極4とが接触しないように、第1枠状部41、第2枠状部42には、それぞれ切欠き41b、42bが形成されている。
最下部のホルダー8には、入力電極3との接続のための配線端子、及び出力電極4の接続のための配線端子を配置するための孔8a、8bが形成されている。これらの孔は、下ケースの貫通孔111a、111bと連通している。
ここで、入力電極3の下面に形成されたコンタクトピン3bは、出力電極4の第2枠状部42の下面よりも下方まで延びて、その先端で高電圧電源Hvと接続するための配線端子に接続される。そのため、組み立ての際に誤って、この高電圧電源Hvと接続するための配線端子が出力電極4の第2枠状部42と接続するための孔8b、111b側に配置されても、この端子は、第2枠状部の下面までは達しないから安全性が保たれる。
図6は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態は、第1枠状部41の内周端縁部41Eがマイクロチャンネルプレート2と接する箇所41EMが、入力電極3の内周端縁部3Eがマイクロチャンネルプレート2と接する箇所3EMよりも、平面視において内方に位置することのみで第1実施形態と相違する。
このように構成することにより、入力電極3がマイクロチャンネルプレート2と接触することで、入力電極3の内周端縁部3Eがマイクロチャンネルプレート2と接する箇所3EMにおいて発生し、マイクロチャンネルプレート2内のチャンネルで増倍されてマイクロチャンネルプレート2下面から出射された電子e2は、出力電極4の第1枠状部41によって吸収され、ノイズとなることが防止できる。
図7は、本発明の第3実施形態を示す。本実施形態においては、入力電極3についても2つの枠状部から構成している。入力電極3は、マイクロチャンネルプレート2に接触する第3枠状部31と、第3枠状部31と同心状であって、第3枠状部31におけるマイクロチャンネルプレート2とは反対側の面すなわち第3枠状部31の上面に設けられる第4枠状部32とから構成される。そして、この第4枠状部32の内周端縁部32Eは、出力電極4の第2枠状部42の内周端縁部42Eよりも平面視で内方に位置するようにされている。そのため、マイクロチャンネルプレート2へ検出対象のエネルギー線が入射する空間32Sが、出力電極4の第2枠状部42からの2次電子の出射空間42Sよりも狭くなる。
このような入射面積を絞り込むような第4枠状部32が無い場合、例えば図2に示すように広い入射空間3Sからマイクロチャンネルプレート2に入射したエネルギー線によって、マイクロチャンネルプレート2におけるほぼ同様の面積にわたって2次電子が発生する。このうちで、出力電極4の第2枠状部42に干渉されることなく空間42Sの中央部からアノード9に入射する部分では捕集される電子密度が高いのに対して、第2枠状部42の内周端縁部42Eやその近傍では2次電子の一部が第2枠状部42に吸収されることで、アノード9に捕集される電子密度が低くなる。そのため、2次電子が信号として検出される際のゲインが不均一となってしまう。
第3実施形態においては、マイクロチャンネルプレート2への入射空間32Sが出射空間42Sよりも狭くされていることから、マイクロチャンネルプレート2からアノード9に向けて出射する2次電子が第2枠状部42によって吸収されて、検出信号のゲインが不均一となることを防止できる。
図8は、第3実施形態における具体的な構成要素の展開図であり、第1実施形態における図5に対応する。図5との相違は、入力電極3が第3枠状部31と第4枠状部32とから構成されていることのみである。
なお、第3実施形態では、入力電極3の第3枠状部31の内周端縁部31Eと出力電極4の第1枠状部41の内周端縁部41Eとは、平面視でほぼ同じ位置にあり、図2の例に対応している。しかし、図6の例に対応させて、第1枠状部41の内周端縁部41Eがマイクロチャンネルプレート2と接する箇所41EMが、入力電極3の第3枠状部31の内周端縁部31Eがマイクロチャンネルプレート2と接する箇所31EMよりも、平面視において内方に位置するようにしてもよい。
本発明のいずれの実施形態においても、出力電極4の第1枠状部41と第2枠状部42とを一体に形成することができる。そうすれば、第1枠状部41と第2枠状部42とを別々に製造することやそれぞれの部品を個別に組み立てることが不要となる。また、入力電極3についても第3枠状部31と第4枠状部32とから構成する場合、これらを一体に形成することもできる。
また、本発明のいずれの実施形態においても、図9のように、出力電極4の第2枠状部42の外周端縁部42Uが第1枠状部41の外周端縁部41Uよりも平面視で内方に位置するようにしてもよい。第2枠状部42においては、第1枠状部41の内周端縁部41Eよりも内方部分の平坦面が機能を果たす部分であり、第1枠状部41のようにマイクロチャンネルプレート2に接触して電圧をかける機能は必要でないことから、図9(A)(B)のように、第2枠状部42の外周部分を小さくした形状とすることで、材料を節約し軽量化も図ることができる。図9(A)(B)では、第1枠状部41と第2枠状部42とを一体に形成したものを示しているが、別体としてもよい。
なお、図9(B)の場合は、第1枠状部41と第2枠状部42とを、第1枠状部41の内周端縁部において中間部4mを介して接続しているが、これは、図9(A)や図2等に示す出力電極4において、第1枠状部41の機能上必要部分であるマイクロチャンネルプレート2への接触箇所と内周端縁部と、第2枠状部42の機能上必要部分である平坦面部のみを薄手の板状体によって形成したものでもある。
この図9(B)の場合、さらに材料の節約や軽量化の利点が大きいとともに、金属板からプレス加工等の板金加工によって製造することも可能になる。
さらに、この図9(A)(B)における例は、図7の第3実施形態における入力電極3の第3枠状部31と第4枠状部32とにおいても適用できる。
また、本発明のいずれの実施形態においても、マイクロチャンネルプレート2は2枚のマイクロチャンネルプレート2−1、2−1を重ねて使用することに替えて、枚数は1枚のみでもよく、3枚以上を重ねて使用してもよい。
また、本発明のいずれの実施形態においても、出力電極4の第1枠状部41の厚さは、0.1mm程度以上あることが、第2枠状部42との段差を明確にして第2枠状部の平坦面42Fが機能する上で好ましい。そして、第1枠状部41の厚さが0.1mmの場合、第1枠状部41がマイクロチャンネルプレート2と接する箇所41EMで発生する電子(入力電極3がマイクロチャンネルプレート2と接する箇所3EMで発生した電子に起因する2次電子が41EM近傍から下方に放出される場合も同様である。)の広がりを考慮しても、第2枠状部42の平坦面42Fの幅が0.2mm程度あれば、広がって放出される電子の多くを平坦面42Fで吸収することができる。そのため、平坦面42Fの幅は、0.2mm程度以上であることが好ましい。
さらに、ノイズの原因となる電子が、第1枠状部41がマイクロチャンネルプレート2と接する箇所41EMより、少し内側にずれて発生した場合や、入力電極3がマイクロチャンネルプレート2と接する箇所3EMで発生した電子に起因する2次電子が、マイクロチャンネルプレート2のチャンネルの傾斜等の原因によって、上記41EMより内側にずれて放出される場合も考慮すると、平坦面42Fの幅は、0.3mm程度以上あることが好ましい。
また、上記の各実施形態では、第1枠状部41の内周端縁部41E及び第2枠状部42の内周端縁部42Eは、各枠状部の上面、下面と垂直に形成しており、図11で説明したような上向きの傾斜面による電子e3の発生の防止の点からは、このように垂直とすることや逆に下向きの傾斜を付与することがより好ましい。しかし、本発明においては、電極3、4がマイクロチャンネルプレート2と接触することによって多くの箇所で発生する電子を平坦面42Fによって吸収することができることから、内周端縁部41E、42Eの形状については上下方向の中央に凸の丸みやテーパを付与したものや上向きの傾斜面とされたものであってもよい。
また、上記の各実施形態では、第2枠状部42の空間42Sの下方には、アノード9を配置しているが、アノードではなく、シンチレータや次段階の電子増倍素子等であってもよく、要は検出対象のエネルギー線を最終的に信号として検出するものであれば、空間42Sから出射される検出対象の2次電子にノイズが混入することを低減できる本実施形態の作用効果が達成できる。
また、上記の各実施形態では、メッシュ電極5とメッシュ6を備えているが、必ずしもこれらを備える必要はない。特に、上記したように、本発明のマイクロチャンネルプレートアセンブリを質量分析計として用いる場合に、メッシュ6はドリフトチューブの出口のメッシュとしての接地電位が与えられており、さらに入力電極3の電位も接地電位に設定するような場合には、メッシュ電極5とメッシュ6を省いて、入力電極3のみでドリフトチューブの出口の接地電位を兼ねて設定することができる。
また、本発明のいずれの実施形態においても、マイクロチャンネルプレート2は上記のとおり、平面形状が円形でも矩形でもよく、また、外周部分には無孔部分が形成されていてもよい。ただし、本発明は、上記のとおり、各電極3、4の内周端縁部がマイクロチャンネルプレート2と接する箇所で発生する電子によるノイズの低減を目的とするものであり、各電極3,4の内周端縁部が接するマイクロチャンネルプレート2の箇所が、チャンネルのある箇所である場合に、そこで電子が発生することが顕著である。そのため、マイクロチャンネルプレート2が外周部に無孔部分を有する場合、各電極3,4の内周端縁部が接する箇所がマイクロチャンネルプレート2の無孔部分より内側のチェンネルが存在する有効面内であることを想定している。ただし、当該箇所が無孔部分にかかる場合も、必ずしも本発明の範囲を外れるものではない。
1‥全体装置、10‥ベース、11‥ケース、2‥マイクロチャンネルプレート、21‥ウエハ、22‥チャンネル、23、24‥導電膜、3‥入力電極、31‥第3枠状部、32‥第4枠状部、4‥出力電極、41‥第1枠状部、42‥第2枠状部、42F‥平坦部、5‥メッシュ電極、6‥メッシュ、7‥インシュレータ、8‥ホルダー、9‥アノード

Claims (7)

  1. マイクロチャンネルプレートと、前記マイクロチャンネルプレートの一方の面の外周部上に配置され、平面視における中央部に検出対象のエネルギー線が入射される空間が形成される枠状の入力電極と、前記マイクロチャンネルプレートの他方の面の外周部上に配置され、平面視における中央部に電子増倍された2次電子が放出される空間が形成される枠状の出力電極とを備えるマイクロチャンネルプレートアセンブリにおいて、
    前記出力電極は、
    前記マイクロチャンネルプレートに接触する第1枠状部と、
    前記第1枠状部と同心状であって、前記第1枠状部における前記マイクロチャンネルプレートとは反対側の面に設けられ、内周端縁部が前記第1枠状部の内周端縁部よりも平面視において内方に位置し、前記マイクロチャンネルプレート側の面における内周端縁から前記第1枠状部の内周端縁部に接続する箇所までの面は前記マイクロチャンネルプレートと平行な平坦面とされている第2枠状部とから構成されることを特徴とするマイクロチャンネルプレートアセンブリ。
  2. 前記第2枠状部の前記平坦面における内周端縁が、前記入力電極の内周端縁部が前記マイクロチャンネルプレートと接する箇所よりも、平面視において内方に位置することを特徴とする請求項1に記載のマイクロチャンネルプレートアセンブリ。
  3. 前記第1枠状部の内周端縁部が前記マイクロチャンネルプレートと接する箇所が、前記入力電極の内周端縁部が前記マイクロチャンネルプレートと接する箇所よりも、平面視において内方に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロチャンネルプレートアセンブリ。
  4. 前記入力電極は、
    前記マイクロチャンネルプレートに接触する第3枠状部と、
    前記第3枠状部と同心状であって、前記第3枠状部における前記マイクロチャンネルプレートとは反対側の面に設けられ、内周端縁部が前記第2枠状部の内周端縁部よりも平面視において内方に位置する第4枠状部とから構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロチャンネルプレートアセンブリ。
  5. 前記第3枠状部と前記第4枠状部とは一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のマイクロチャンネルプレートアセンブリ。
  6. 前記第1枠状部と前記第2枠状部とは一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマイクロチャンネルプレートアセンブリ。
  7. 前記出力電極は、前記第2枠状部の外周端縁部が前記第1枠状部の外周端縁部よりも平面視において内方に位置することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のマイクロチャンネルプレートアセンブリ。
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