JP2023108257A - 荷電粒子検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチダイノードからの検出信号を安定して取得できる荷電粒子検出器を提供する。【解決手段】荷電粒子検出器1は、電子(荷電粒子)が入力される入力面2aと、電子の位置情報を維持しながら電子増倍を行う増倍部5A,5Bと、増倍部5A,5Bによる増倍電子を出力する出力面2bと、を有するマイクロチャネルプレート2と、出力面2bから出力された電子を増倍する複数のダイノード12と、ダイノード12,12間に位置する絶縁領域13と、を有するマルチダイノード3と、出力面2bとマルチダイノード3との間の空間領域に配置され、ダイノード12による増倍電子を収集する収集部21と、出力面2bから出力された電子をダイノード12側に通過させる開口部22と、を有するアノード4と、を備え、出力面2bからの電子の出力方向から見た場合に、絶縁領域13の全体が収集部21と重なっている。【選択図】図1

Description

本開示は、荷電粒子検出器に関する。
マイクロチャネルプレートを備えた荷電粒子検出器では、当該マイクロチャネルプレートの出力リニアリティの向上が求められている。マイクロチャネルプレートの出力リニアリティは、マイクロチャネルプレートの抵抗値に反比例する。このため、マイクロチャネルプレートの低抵抗化が必須となるが、低抵抗化による出力リニアリティの改善は、既に限界に近付いている。
別の観点から出力リニアリティの改善を図るため、マイクロチャンネルプレートにメッシュアノード及びマルチダイノードを組み合わせた三極管構造が検討されている。三極管構造を有する従来の荷電粒子検出器として、例えば特許文献1に記載の電子増倍装置がある。この従来の電子増倍装置は、2次電子放射を行う少なくとも一つのマイクロチャネルプレートを備えている。マイクロチャネルプレートは、入力面及び出力面を有しており、出力面に平行にダイノード及び格子状のアノードが配置されている。
特開昭57-196466号公報
上記特許文献1の図4には、絶縁基板上に複数の独立した素子を配置したマルチダイノードが、格子状のアノードと共にマイクロチャネルプレートの出力面に平行に配置されている。しかしながら、このような構成においては、マルチダイノードを構成する絶縁基板の素子間領域(絶縁領域)の帯電が問題となる。絶縁領域に帯電が生じると、マルチダイノードからの検出信号の取得が不安定になることが考えられる。
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、マルチダイノードからの検出信号を安定して取得できる荷電粒子検出器を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る荷電粒子検出器は、荷電粒子が入力される入力面と、入力面に対する荷電粒子の位置情報を維持しながら荷電粒子の入力に基づく電子増倍を行う増倍部と、増倍部によって増倍された電子を出力する出力面と、を有するマイクロチャネルプレートと、出力面から出力された電子を増倍する複数のダイノードと、ダイノード間に位置する絶縁領域と、を有するマルチダイノードと、出力面とマルチダイノードとの間の空間領域に配置され、ダイノードによって増倍された電子を収集する収集部と、出力面から出力された電子をマルチダイノード側に通過させる開口部と、を有するアノードと、を備え、出力面からの電子の出力方向から見た場合に、絶縁領域の全体が収集部と重なっている。
この荷電粒子検出器では、マイクロチャネルプレートの出力面から出力する電子の出力方向から見て、マルチダイノードにおける絶縁領域の全体がアノードの収集部と重なっている。このため、出力面からの電子が絶縁領域に入射することを抑制でき、絶縁領域に帯電が生じることを防止できる。これにより、容量結合によるダイノード間のクロストークの発生を抑えることができる。したがって、この荷電粒子検出器では、マルチダイノードからの検出信号を安定して取得できる。
アノードは、出力面とマルチダイノードとの中間位置よりもマルチダイノード側に配置されていてもよい。この場合、マルチダイノードの各ダイノードで増倍された電子をアノードで効率的に収集できる。したがって、実質的な電子増倍率を高めることが可能となり、荷電粒子検出器のダイナミックレンジを向上できる。
アノードは、開口部に掛け渡される補助収集部を更に有していてもよい。この場合、マルチダイノードの各ダイノードで増倍された電子をアノードでより効率的に収集できる。
補助収集部の幅は、収集部の幅よりも小さくなっていてもよい。この場合、アノードからマルチダイノードへの電子の透過性を維持しつつ、マルチダイノードの各ダイノードで増倍された電子をアノードで効率的に収集できる。
ダイノードは、絶縁基板と、絶縁基板上に設けられた電極層及び増倍層によって構成され、増倍層の幅は、電極層の幅よりも小さくなっていてもよい。この場合、増倍層が絶縁基板から遠ざかることでダイノード間の容量結合を防止できる。したがって、ダイノード間のクロストークの発生を一層確実に抑えることができる。
出力面から出力された電子の拡がり角をθ、ダイノードの高さをh、絶縁領域の幅をD、アノードからダイノードの底面までの距離をYとした場合に、収集部の幅Wは、W=2(Y-h)tanθ+Dを満たしていてもよい。このような条件を満たすことで、拡がり角θをもって出力面から出力した電子が絶縁領域に入射することをより確実に抑制できる。
アノードとマルチダイノードとを位置決めする位置決め機構を有し、位置決め機構は、マイクロチャネルプレート側の第1の端部電極と、マルチダイノード側の第2の端部電極と、を含み、アノード及びマルチダイノードは、第1の端部電極と第2の端部電極とによって挟み込まれた状態でネジ固定されていてもよい。このような位置決め機構により、アノードとマルチダイノードとを簡便に位置決めできる。この結果、マルチダイノードの絶縁領域とアノードの収集部との配置関係を設計どおりに精度良く合わせることが可能となる。
本開示によれば、マルチダイノードからの検出信号を安定して取得できる荷電粒子検出器を提供する。
本開示の一実施形態に係る荷電粒子検出器の構成例を示す模式的な断面図である。 マルチダイノードの一例を示す平面図である。 マルチダイノードに含まれるダイノードの層構成を示す模式的な断面図である。 アノードの一例を示す平面図である。 マルチダイノードの絶縁領域とアノードの収集部との配置関係を示す模式的な断面図である。 (a)~(c)は、マルチダイノードの変形例を示す平面図である。 (a)~(c)は、アノードの変形例を示す平面図である。 補助収集部を有するアノードの一例を示す平面図である。 補助収集部を有するアノードの別例を示す平面図である。 アノード及びマルチダイノードの位置決め機構を含めた荷電粒子検出器の構成例を示す模式的な一部断面図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の一側面に係る荷電粒子検出器の好適な実施形態について詳細に説明する。
本開示の一実施形態に係る荷電粒子検出器の構成例を示す模式的な断面図である。ここでの荷電粒子には、電子或いはイオンなどが含まれる。図1に示す荷電粒子検出器1は、例えばX線光電子分光法(XPS:X-ray Photoelectron Spectroscopy)に用いられるマルチダイノード型の電子検出器として構成されている。
X線光電子分光法は、試料への単色X線の照射によって放出される電子(光電子)の運動エネルギーを測定し、試料の極表面に存在する元素の種類、存在量、化学結合状態などに関する知見を得る手法である。光電子の飛行軌道は、電子検出器に至る経路において、電場によって偏向させられ、エネルギー毎に電子検出器の異なる位置に入力される。この場合、電子検出の位置情報と光電子のエネルギーとが関連付けられるため、電子検出器における高い位置検出性能が要求されることとなる。
図1に示すように、荷電粒子検出器1は、マイクロチャネルプレート2と、マルチダイノード3と、アノード4とを備えて構成されている。本実施形態では、マイクロチャネルプレート2、マルチダイノード3、及びアノード4は、いずれも円盤状をなしている。荷電粒子検出器1は、不図示の外部電源及びブリーダ回路に対して電気的に接続されている。ブリーダ回路により、マイクロチャネルプレート2、マルチダイノード3、及びアノード4には、所定の電位勾配をもって電圧が印加される。印加される電圧は、アノード4が最も高く、次いで、マルチダイノード3、マイクロチャネルプレート2の出力面2bの順となっている。
マイクロチャネルプレート2は、電子(荷電粒子)が入力される入力面2aと、入力面2aに対する電子の位置情報を維持しながら電子の入力に基づく電子増倍(二次電子増倍)を行う一対の増倍部5A,5Bと、増倍部5A,5Bによって増倍された電子を出力する出力面2bとを有している。増倍部5A,5Bのそれぞれは、互いに独立した複数のマイクロチャネル構造を有する二次電子増倍部である。増倍部5A,5Bでは、複数のマイクロチャネル構造が二次元配列されている。
増倍部5A,5Bの各チャネルは、10μm程度の内径を有し、入力面2aの法線方向(電子の入力方向)に対して10°程度傾斜している。増倍部5Aと増倍部5Bとでは、各チャネルの傾斜方向が反転している。増倍部5A,5Bでは、入力面2a側に対して出力面2b側が高電位となっている。入力面2aへの電子の到達に応じて発生した電子は、増倍部5A,5Bで増倍され、当該増倍された電子が出力面2bから出力される。
マルチダイノード3は、マイクロチャネルプレート2から出力された電子を増倍する電極である。マルチダイノード3の各チャネル(各ダイノード12)では、電子増倍の際に増倍された電子の量に応じて電流が発生する。この電流値を各チャネルからの検出信号として取り出すことで、電子検出の位置情報を取得することができる。
マルチダイノード3は、図1に示すように、マイクロチャネルプレート2の出力面2b側で、出力面2bと平行に配置されている。マルチダイノード3は、絶縁基板11と、絶縁基板11上に設けられた複数のダイノード12とを有している。絶縁基板11は、例えばセラミックス基板、ガラスエポキシ基板などによって構成され、電気的絶縁性を有している。
ダイノード12は、出力面2bから出力された電子を増倍する部分である。本実施形態では、ダイノード12は、図2に示すように、ストライプ状の分割パターンをもって絶縁基板11上に配置されている。ダイノード12の分割パターンは、例えばエッチングによって形成することができる。各ダイノード12は、マルチダイノード3の平面視において、一方向に所定の幅で延在している。各ダイノード12は、リード線14(図1参照)を介して上述のブリーダ回路及び出力カップリング回路に電気的に接続されている。
隣り合うダイノード12,12は、所定の間隔をもって離間している。これにより、隣り合うダイノード12,12間の領域は、ダイノード12が配置されないデッドスペースであり、絶縁基板11が露出することによる絶縁領域13となっている。図2の例では、ダイノード12がストライプ状の分割パターンをもって絶縁基板11上に配置されているため、絶縁領域13の配置パターンは、ストライプ状のパターンとなっている。
ダイノード12は、図3に示すように、電極層15及び増倍層16によって構成されている。電極層15は、例えば銅箔電極であり、絶縁基板11上に積層されている。電極層15の表面には、金フラッシュ処理が施されていてもよい。増倍層16は、例えばMgO、MgF、Alなどの二次電子放出材料によって構成され、電極層15上に積層されている。増倍された電子の放出による増倍層16の電子欠乏は、下地である電極層15からの電子供給で中和される。
電極層15の厚さT1は、増倍層16の厚さT2よりも大きくなっている。電極層15の幅F1及び増倍層16の幅F2は、いずれもダイノード12,12間の絶縁領域13の幅Dよりも十分に大きくなっている。本実施形態では、増倍層16の幅F2は、電極層15の幅F1よりも小さくなっている。これにより、ダイノード12を厚さ方向から見た場合に、電極層15の幅方向の両縁部は、増倍層16から露出した状態となっている。
アノード4は、マルチダイノード3の各ダイノード12で増幅された電子を収集し、マルチダイノード3側に逆戻りすることを防止する役割を持つ電極である。アノード4は、図4に示すように、ダイノード12によって増倍された電子を収集する収集部21と、出力面2bから出力された電子をダイノード12側に通過させる開口部22とを有する、いわゆるメッシュ型アノードとなっている。アノード4は、図1に示すように、出力面2bとマルチダイノード3との間の空間領域に配置されている。図1の例では、アノード4は、出力面2bとマルチダイノード3との中間位置Cよりもマルチダイノード3側となる位置で、出力面2b及びマルチダイノード3と平行に配置されている。
収集部21は、マルチダイノード3におけるダイノード12の分割パターン(すなわち、絶縁領域13の配置パターン)に対応するパターンで配置されている。図4の例では、収集部21の配置パターンは、ダイノード12のストライプ状の分割パターンに対応し、ストライプ状のパターンとなっている。収集部21の幅Wは、絶縁領域13の幅D(図3参照)以上となっている。
アノード4は、収集部21の幅方向の中心と、絶縁領域13の幅方向の中心とが一致するように、出力面2bとマルチダイノード3との間の空間領域に配置されている。これにより、出力面2bからの電子e1の出力方向Z(図1参照)から見た場合に、絶縁領域13の全体が収集部21と重なった状態となっている。絶縁領域13の全体が収集部21と重なることで、出力面2bからの電子e1が絶縁領域13に入射することを抑制できる。
出力面2bとマルチダイノード3との間の空間領域にアノード4が配置されない場合、ダイノード12の二次電子面(増倍層16の表面)から放出された電子がマルチダイノード3側に逆戻りすることが生じ得る。この場合、マルチダイノード3側に逆戻りした電子は、二次電子面に再入射し、吸収される。二次電子面に吸収された電子は、ダイノード12からの検出信号として取り出されないため、ダイノード12において二次電子放出材料が持つ本来の電子増倍能が発揮されず、荷電粒子検出器1のダイナミックレンジの向上が難しくなることが考えられる。
これに対し、荷電粒子検出器1では、出力面2bとマルチダイノード3との間の空間領域にアノード4が配置されている。アノード4の配置により、図1に示すように、ダイノード12の二次電子面から放出された電子e2が収集部21によって収集され、マルチダイノード3側への逆戻りを抑制できる。したがって、ダイノード12の実質的な電子増倍率を高めることが可能となり、荷電粒子検出器1のダイナミックレンジを向上できる。
アノード4から出力される検出信号は、理論的にはマルチダイノード3の各ダイノード12からの検出信号の総和と等しくなる(ただし、アノード4から検出信号の極性は、各ダイノード12からの検出信号の極性に対して反転する)。したがって、アノード4から出力される検出信号は、各ダイノード12における電子のカウントエラー(数え落とし)の検出に用いることができる。カウントエラーの検出により、X線光電子分光法における測定精度の担保が図られる。
収集部21の幅Wは、電子e1の出力方向Zにおけるアノード4とマルチダイノード3との間の距離によって調整してもよい。マイクロチャネルプレート2の出力面2bから出力される電子e1は、一定の拡がり角をもってマルチダイノード3側に進行する。このため、アノード4の位置がマイクロチャネルプレート2に近い程、アノード4の収集部21の幅Wを小さくしてもよい。
ただし、アノード4がマイクロチャネルプレート2に過度に近接すると、出力面2bからの電子e1が直接アノード4に収集されてマルチダイノード3に到達しなくなるおそれがある。本実施形態では、この点を考慮してアノード4が出力面2bとマルチダイノード3との中間位置Cよりもマルチダイノード3側に配置されている。したがって、収集部21の幅Wは、絶縁領域13の幅Dよりも大きくなっていることが好ましい。
絶縁領域13と収集部21との配置関係に関し、荷電粒子検出器1では、図5に示すように、出力面2bから出力された電子e1の拡がり角をθ、ダイノード12の高さ(電極層15の厚さT1と増倍層の厚さT2との合計)をh、絶縁領域13の幅をD、アノード4(の底面)からダイノード12の底面までの距離をYとした場合に、収集部21の幅Wは、W=2(Y-h)tanθ+Dを満たしている。
図5において、収集部21のうち、出力面2bからの電子の出力方向Zから見た場合にダイノード12と重なる部分の幅をωとすると、当該幅ωは、ω=(Y-h)tanθとなる。収集部21の幅Wは、W=2ω+Dとなることから、上記式を導出できる。このような配置関係を満たすことにより、出力面2bから出力された電子の拡がり角θに対し、電子が絶縁領域13に入射することをより確実に抑制できる。
開口部22は、出力面2bから出力された電子をマルチダイノード3側に通過させる部分である。開口部22の配置パターンは、図4に示すように、ダイノード12の配置パターンに対応するストライプ状のパターンとなっている。開口部22によるアノード4の開口率は、例えばダイノード12の幅(ここでは電極層15の幅F1)に応じて適宜設定される。アノード4の開口率は、例えばダイノード12の幅が大きくなるほど大きくなるように設定される。ダイノード12の幅が1.0mmである場合、アノード4の開口率は、例えば80%程度に設定される。ダイノード12の幅が2.0mmである場合、アノード4の開口率は、例えば90%程度に設定される。
以上説明したように、荷電粒子検出器1では、マイクロチャネルプレート2の出力面2bから出力する電子の出力方向Zから見て、マルチダイノード3における絶縁領域13の全体がアノード4の収集部21と重なっている。このため、出力面2bからの電子が絶縁領域13に入射することを抑制でき、絶縁領域13に帯電が生じることを防止できる。これにより、容量結合によるダイノード12,12間のクロストークの発生を抑えることができる。また、絶縁領域13の帯電を防止することで、ダイノード12,12間のクロストークの発生を抑えることに加え、入射電子の軌道が変化することを防止する効果、及び放電による疑似信号の発生を防止する効果も奏される。したがって、荷電粒子検出器1では、マルチダイノード3からの検出信号を安定して取得できる。荷電粒子検出器1をX線光電子分光法における電子検出器に適用した場合、電子検出器として高い位置検出性能を発揮させることができる。
荷電粒子検出器1では、アノード4は、出力面2bとマルチダイノード3との中間位置Cよりもマルチダイノード3側に配置されている。これにより、マルチダイノード3の各ダイノード12で増倍された電子をアノード4で効率的に収集できる。したがって、実質的な電子増倍率を高めることが可能となり、荷電粒子検出器1のダイナミックレンジを向上できる。
荷電粒子検出器1では、ダイノード12は、絶縁基板11と、絶縁基板11上に設けられた電極層15及び増倍層16によって構成されている。また、増倍層16の幅F2は、電極層15の幅F1よりも小さくなっている。このような構成によれば、増倍層16が絶縁基板11から遠ざかることで、ダイノード12,12間の容量結合を防止できる。したがって、ダイノード12,12間のクロストークの発生を一層確実に抑えることができる。
荷電粒子検出器1では、出力面2bから出力された電子の拡がり角をθ、ダイノード12の高さをh、絶縁領域13の幅をD、アノード4からダイノード12の底面までの距離をYとした場合に、収集部21の幅Wは、W=2(Y-h)tanθ+Dを満たしている。このような条件を満たすことで、拡がり角θをもって出力面2bから出力した電子が絶縁領域13に入射することをより確実に抑制できる。
本開示は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、収集部21の幅方向の中心と絶縁領域13の幅方向の中心とが一致するようにアノード4とマルチダイノード3とが位置決めされているが、出力面2bからの電子の出力方向から見た場合に、絶縁領域13の全体が収集部21と重なった状態であれば、収集部21の幅方向の中心と絶縁領域13の幅方向の中心とが必ずしも一致していなくてもよい。
上記実施形態では、マルチダイノード3における各ダイノード12の高さが一定となっているが(図1参照)。ダイノード12毎に高さが異なるものであってもよい。例えばX線光電子分光法では、エネルギー毎に電子検出器における電子の検出位置が変わるように光電子の飛行軌道が制御される。二次電子放出材料の二次電子放出比は、一次電子のエネルギーに応じて変化するため、電子検出器としての荷電粒子検出器1では、マイクロチャネルプレート2において、入力面2aに入力される電子のエネルギーに応じたゲインの面内分布が生じ得る。
一方、マイクロチャネルプレート2の出力面2bからマルチダイノード3までの間を飛行する電子のように、二次電子放出材料に入射する一次電子のエネルギーが同じである場合、ゲインに寄与する二次電子放出材料の特性は、材料に固有であるため、二次電子放出材料の厚さに応じて見かけの二次電子放出比が変化する。したがって、ダイノード12毎に高さ(厚さ)を異ならせることで、マイクロチャネルプレート2におけるゲインの面内分布をマルチダイノード3側で補正することが可能となる。
上記実施形態では、ダイノード12がストライプ状の分割パターンをもって絶縁基板11上に配置されているが、ダイノード12の分割パターンは、種々の変形を適用可能である。ダイノード12の分割パターンは、例えば図6(a)に示すように、マルチダイノード3の外部を原点とする円弧状のパターンであってもよい。X線光電子分光法では、光電子が電子検出器としての荷電粒子検出器1に到達するときのエネルギー分布は、図6(a)のような外部を原点とする円弧状の分布となる。したがって、ダイノード12の分割パターンを光電子のエネルギー分布に一致させることで、電子検出の位置情報を精度良く取得することが可能となる。
ダイノード12の分割パターンは、図6(b)に示すように、マルチダイノード3の中心を原点とする同心円状のパターンであってもよく、図6(c)に示すように、マルチダイノード3の中心周りに分割(ここでは4分割)された扇状のパターンであってもよい。
アノード4における収集部21の配置パターンも図6(a)~図6(c)の変形にしたがって変形し得る。図6(a)に示すダイノード12の分割パターンに対しては、収集部21の配置パターンは、図6(a)の絶縁領域13に対応し、図7(a)に示すように、マルチダイノード3の外部を原点とする円弧状のパターンを採り得る。図6(b)に示すダイノード12の分割パターンに対しては、収集部21の配置パターンは、図6(b)の絶縁領域13に対応し、図7(b)に示すように、マルチダイノード3の中心を原点とする同心円状のパターンを採り得る。図6(c)に示すダイノード12の分割パターンに対しては、収集部21の配置パターンは、図6(c)の絶縁領域13に対応し、図7(c)に示すように、マルチダイノード3の中心を通る十字状のパターンを採り得る。
アノード4は、開口部22に掛け渡される補助収集部25を更に有していてもよい。補助収集部25は、例えばエッチングにより収集部21と一体に形成することができる。図8では、図4に示したストライプ状のパターンを有する収集部21に補助収集部25を適用したアノード4の一例を示す。図8の例では、ストライプ状に配置された収集部21に対して直交する方向に補助収集部25が等間隔で配置されている。アノード4に補助収集部25を設ける場合、マルチダイノード3の各ダイノード12で増倍された電子をアノード4でより効率的に収集できる。
アノード4に補助収集部25を設ける場合、補助収集部25の幅Waは、収集部21の幅Wよりも小さくなっていてもよい。こうすることで、アノード4からマルチダイノード3への電子の透過性を維持しつつ、マルチダイノード3の各ダイノード12で増倍された電子をアノード4で効率的に収集できる。
補助収集部25の形状(平面形状)は、直線状或いは曲線状に限られず、例えば図9に示すようなハニカム形状を採用してもよい。図9では、図7(c)に示した十字状のパターンを有する収集部21にハニカム形状の補助収集部25を適用したアノード4の一例を示す。このような形状においても、図8の場合と同様に、アノード4からマルチダイノード3への電子の透過性を維持しつつ、マルチダイノード3の各ダイノード12で増倍された電子をアノード4で効率的に収集できる。また、補助収集部25をハニカム形状とすることで、補助収集部25の幅Waを収集部21の幅Wに比べて細くした場合であっても、補助収集部25の強度を十分に確保することができる。
荷電粒子検出器1は、アノード4とマルチダイノード3とを位置決めする位置決め機構31を有していてもよい。図10は、アノード及びマルチダイノードの位置決め機構を含めた荷電粒子検出器の構成例を示す模式的な一部断面図である。図10に示すように、位置決め機構31は、マイクロチャネルプレート2側の第1の端部電極32Aと、マルチダイノード3側の第2の端部電極32Bとを含んで構成されている。そして、アノード4及びマルチダイノード3は、第1の端部電極32Aと第2の端部電極32Bとによって挟み込まれた状態でネジ固定されている。
より具体的には、図10の例では、マイクロチャネルプレート2、マルチダイノード3、及びアノード4の組み立てにあたって、マイクロチャネルプレートのIN側電極33及びOUT側電極34と、複数の絶縁スペーサ35と、基板電極40とが用いられている。IN側電極33及びOUT側電極34は、環状をなし、マイクロチャネルプレート2を挟むように配置されている。
絶縁スペーサ35は、環状をなし、OUT側電極34とアノード4との間、アノード4とマルチダイノード3との間、及びマルチダイノード3と基板電極40との間にそれぞれ配置されている。基板電極40は、円盤状をなし、マルチダイノード3と基板電極40との間の絶縁スペーサ35の外側に配置されている。IN側電極33は、第1の端部電極32Aに相当しており、基板電極40は、第2の端部電極32Bに相当している。
IN側電極33、OUT側電極34、絶縁スペーサ35、マルチダイノード3、アノード4のそれぞれの縁部には、固定ネジS1を挿通可能な挿通孔36と、位置決めネジS2を挿通可能な挿通孔37とが設けられている。基板電極40の縁部には、固定ネジS1が螺合するネジ孔38と、位置決めネジS2が螺合するネジ孔39とが設けられている。これらの部材の組み立てを行う場合、まず、基板電極40のネジ孔39に位置決めネジS2を螺合する。位置決めネジS2を支柱とし、挿通孔37に位置決めネジS2を通すことで、IN側電極33、OUT側電極34、アノード4、マルチダイノード3を基板電極40上に重ねる。
マルチダイノード3及びアノード4の挿通孔37(挿通孔37A)の孔径は、IN側電極33及びOUT側電極34の挿通孔37(挿通孔37B)の孔径よりも小さくなっている。したがって、IN側電極33及びOUT側電極34は、位置決めネジS2によって位置決めされるのに対し、アノード4及びマルチダイノード3は、位置決めネジS2によって精度良く位置決めされる。
次に、マイクロチャネルプレート2をIN側電極33とOUT側電極34との間に配置する。また、絶縁スペーサ35をOUT側電極34とアノード4との間、アノード4とマルチダイノード3との間、及びマルチダイノード3と基板電極40との間にそれぞれ配置する。その後、IN側電極33側から各部材の挿通孔36に固定ネジS1をそれぞれ挿通し、固定ネジS1の先端を基板電極40のネジ孔38に螺合する。これにより、マルチダイノード3及びアノード4を精度良く位置決めした状態で各部材の組み立てが完了する。組み立て後、位置決めネジS2については取り外してよい。
以上のような位置決め機構31によれば、アノード4とマルチダイノード3とを簡便に位置決めできる。この結果、マルチダイノード3の絶縁領域13とアノード4の収集部21との配置関係を設計どおりに精度良く合わせることが可能となる。
上記実施形態では、荷電粒子検出器1として、電子検出器を例示したが、本開示の荷電粒子検出器は、例えばイオン検出器といった他の用途に適用することも可能である。荷電粒子検出器をイオン検出器として用いる場合、検出器に入力されるイオン(荷電粒子)である。入力されたイオンは、マイクロチャネルプレートにおいて二次電子に変換され、結果として出力されるのは電子である。
1…荷電粒子検出器、2…マイクロチャネルプレート、2a…入力面、2b…出力面、3…マルチダイノード、4…アノード、5A,5B…増倍部、12…ダイノード、13…絶縁領域、15…電極層、16…増倍層、21…収集部、22…開口部、25…補助収集部、31…位置決め機構、32A…第1の端部電極、32B…第2の端部電極、C…中間位置。

Claims (7)

  1. 荷電粒子が入力される入力面と、前記入力面に対する前記荷電粒子の位置情報を維持しながら前記荷電粒子の入力に基づく電子増倍を行う増倍部と、前記増倍部によって増倍された電子を出力する出力面と、を有するマイクロチャネルプレートと、
    前記出力面から出力された前記電子を増倍する複数のダイノードと、前記ダイノード間に位置する絶縁領域と、を有するマルチダイノードと、
    前記出力面と前記マルチダイノードとの間の空間領域に配置され、前記ダイノードによって増倍された電子を収集する収集部と、前記出力面から出力された電子を前記マルチダイノード側に通過させる開口部と、を有するアノードと、を備え、
    前記出力面からの前記電子の出力方向から見た場合に、前記絶縁領域の全体が前記収集部と重なっている荷電粒子検出器。
  2. 前記アノードは、前記出力面と前記マルチダイノードとの中間位置よりも前記マルチダイノード側に配置されている請求項1記載の荷電粒子検出器。
  3. 前記アノードは、前記開口部に掛け渡される補助収集部を更に有する請求項1又は2記載の荷電粒子検出器。
  4. 前記補助収集部の幅は、前記収集部の幅よりも小さくなっている請求項3記載の荷電粒子検出器。
  5. 前記ダイノードは、絶縁基板と、前記絶縁基板上に設けられた電極層及び増倍層によって構成され、
    前記増倍層の幅は、前記電極層の幅よりも小さくなっている請求項1~4のいずれか一項記載の荷電粒子検出器。
  6. 前記出力面から出力された電子の拡がり角をθ、前記ダイノードの高さをh、前記絶縁領域の幅をD、前記アノードから前記ダイノードの底面までの距離をYとした場合に、前記収集部の幅Wは、W=2(Y-h)tanθ+Dを満たしている請求項1~5のいずれか一項記載の荷電粒子検出器。
  7. 前記アノードと前記マルチダイノードとを位置決めする位置決め機構を有し、
    前記位置決め機構は、前記マイクロチャネルプレート側の第1の端部電極と、前記マルチダイノード側の第2の端部電極と、を含み、
    前記アノード及び前記マルチダイノードは、前記第1の端部電極と前記第2の端部電極とによって挟み込まれた状態でネジ固定されている請求項1~6のいずれか一項記載の荷電粒子検出器。
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