JP5477169B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発電手段の発電電力を少なくとも電圧変換及び直流交流変換を行って商用電源系統に供給する電力変換装置に関するもので、特に住宅用であって発電手段として太陽電池を有する電力変換装置において有効である。
従来、特許文献1に記載の太陽電池および蓄電池を併用した電力変換装置の構成が知られている。そして、この種の電力変換には次のような種類が有る。
1.太陽電池から商用電源系統への電力変換
2.太陽電池から蓄電池への電力変換
3.商用電源系統から蓄電池への電力変換
このような、電力変換を行う場合、各部の電圧が異なること、及び交流直流の変換が必要となる。
ここで、特許文献1に記載の電力変換装置には、太陽電池用の昇圧チョッパ、蓄電池用昇圧チョッパ、及び直流交流変換回路(インバータ)を必要としている。
また、一般に各部の電圧は次のようになっている。
・太陽電池の電圧 DC50V〜380V
・蓄電池の電圧 DC200V〜350V
・系統電圧 AC200V、またはAC100V
また、特許文献2は、太陽電池の電力を蓄電池に蓄電するための電力変換装置であるが、太陽電池の電圧が蓄電池の電圧より低い場合は昇圧し、反対に太陽電池の電圧が蓄電池の電圧より高い場合は降圧する構成になっている。
また、非特許文献1では、蓄電池を電源とする直流を三相交流に変換するインバータで三相モータを駆動している。そして、三相モータの中性点を介する直流電流を、モータ内の相コイルに流し、直流電圧をモータの相コイルを利用して昇圧する回路が記載されている。
更に、制約された条件下でモータをインバータで駆動しながら、インバータのスイッチ手段を昇圧用のスイッチ手段として作用させて、昇圧しながらモータを回転させることも記載されている。
次に、住宅において、モータで換気扇を回転させ住宅内の換気を行なう換気装置、及び給湯装置においてモータで冷媒を室外熱交換機と給湯タンク内熱交換器相互間に循環させて住宅内の給湯を行なう給湯システムが周知であり、これらの装置はモータを所定の期間のみ使用している。
特開2002−171674号公報 特開2000−287382号公報 片桐敏章、伊東淳一、"モータ中性点を利用した直流三相変換回路"、[online]、平成18度電気関係学会北陸支部連合大会、[平成22年4月28日検索]、インターネット<URL:http://pelab.nagaokaut.ac.jp/itohlab/paper/18/19zenkoku/katagiri.pdf#search='モータ中性点を利用した直流三相'>
上記のような特許文献1及び特許文献2に記載の従来技術を使用した場合、複数の電圧範囲に対応してチョッパが必要となり、チョッパに昇圧用または降圧用のリアクトル(コイル)とリアクトルへの通電を制御するためのスイッチ手段を必要とする。これでは回路部品が多くなり、製造コストが高くなる。従って、より低コスト化し、小型化が可能な構成が望まれる。
また、非特許文献1に記載された技術では、蓄電池の電圧を昇圧してモータを駆動するだけであり、蓄電池の電力を外部に変換して取り出しておらず、発電手段も無く、用途が具体的でない。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、部品数を削減でき、よりコストを低減できる電力変換装置を提供することにある。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項に記載の発明では、発電手段の発電電力を少なくとも電圧変換及び直流交流変換を行って商用電源系統に供給すると共に発電手段及び商用電源系統にて蓄電池を充電し、かつ蓄電池から商用電源系統に電力を供給する装置と、回転負荷を駆動するモータとを備えた電力変換装置であって、発電手段からの電流が一次側から二次側に向けて流れるリアクトル、該リアクトルへの通電を制御して電圧変換する断続スイッチ手段を備えた電圧変換回路、電圧変換回路の出力に対して直流交流変換を行って商用電源系統に出力する直流交流変換回路、電圧変換回路内のリアクトルを一次側から二次側に流れる電流を、蓄電池側と、商用電源系統側とに選択的に導く回路切替スイッチ手段、及び内部磁気回路に磁束を流すコイルを有するモータを有し、リアクトルは、モータのコイルから成り、回路切替スイッチ手段は、コイルへの接続を蓄電池側の端子または直流交流変換回路側の端子に切り替える第1スイッチ手段と、第1スイッチ手段の直流交流変換回路側の端子を蓄電池側の端子または直流交流変換回路に接続する第2スイッチ手段と、直流交流変換回路と電圧変換回路および発電手段との間を接続または遮断する第3スイッチ手段とを含むことを特徴としている。
この発明によれば、発電手段からの電流が流れるリアクトルと該リアクトルへの通電を制御して電圧変換する断続スイッチ手段を備えた電圧変換回路、及び電圧変換回路内のリアクトルを介して流れる電流を蓄電池側と商用電源系統側とに導く回路切替スイッチ手段を設けたから、電圧変換回路の部品であるリアクトルを共通使用して、発電手段から蓄電池と商用電源系統とに向けた電力変換が行える電力変換装置を提供することがでる。また、少なくともリアクトルをモータと共通使用しているから、回路構成の簡素化を達成することができる。
また、回路切替スイッチ手段は、コイルへの接続を蓄電池側の端子または直流交流変換回路側の端子に切り替える第1スイッチ手段と、第1スイッチ手段の直流交流変換回路側の端子を蓄電池側の端子または直流交流変換回路に接続する第2スイッチ手段と、直流交流変換回路と電圧変換回路および発電手段との間を接続または遮断する第3スイッチ手段とを含むから、第1に、第3スイッチ手段を遮断した状態で、リアクトルを経由する発電手段からの電力を電圧変換して、第1スイッチ手段と第2スイッチ手段とを介して直流交流変換回路と商用電源系統とに供給することができる。第2に、第3スイッチ手段を遮断した状態で、リアクトルを経由する発電手段からの電力を電圧変換して、第1スイッチ手段と第2スイッチ手段とを介して蓄電池に供給することができる。第3に、第3スイッチ手段を接続した状態で、リアクトルを経由する商用電源系統からの電力を電圧変換して、第1スイッチ手段と第2スイッチ手段とを介して蓄電池に供給することができる。第4に、第3スイッチ手段を接続した状態で、蓄電池からの電力を第1スイッチ手段と電圧変換回路とを介して商用電源系統に供給することができる。
請求項に記載の発明では、発電手段は太陽電池、燃料電池、風力発電装置の少なくともいずれか一つから成る事を特徴としている。
この発明によれば、発電手段は太陽電池、燃料電池、風力発電装置の少なくともいずれか一つから成るから、これらのいずれか一つからの電力を用いて、少なくとも商用電源系統に電力を供給することができる。
請求項に記載の発明では、発電手段の電流が流れるリアクトルへの通電を制御して電圧変換する断続スイッチ手段は、少なくともモータのコイルから成るリアクトルの二次側に設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、断続スイッチ手段は少なくともリアクトルの二次側に設けられているから、リアクトルに流れる電流をリアクトルの二次側に設けられた断続スイッチ手段で遮断したときのリアクトルの誘起起電力を利用して発電手段の出力電圧を昇圧することが出来る。
請求項に記載の発明では、モータのコイルを兼ねるリアクトルへの通電を制御して電圧変換する電圧変換回路の断続スイッチ手段は、少なくともリアクトルの一次側と二次側との両方に接続されていることを特徴としている。
この発明によれば、断続スイッチ手段は、リアクトルの一次側と二次側とに接続されているから、一次側の断続スイッチ手段をチョッピング作動させて降圧機能を発揮させ、二次側の断続スイッチ手段でリアクトルに高電圧を誘起させて昇圧することが出来るため、電圧変換回路の出力として、任意の電圧の出力を得ることができる。
請求項に記載の発明では、リアクトルの一次側の断続スイッチ手段は、モータへの通電を制御しモータを回転させるモータ用直流交流変換回路のスイッチ手段を兼用していることを特徴としている。
この発明によれば、一次側の断続スイッチ手段は、モータへの通電を制御し、モータを回転させるモータ用直流交流変換回路を兼用しているから、部品数を少なくすることが出来る。
請求項に記載の発明では、モータは回転負荷を回転駆動していないときにリアクトルとして通電されることを特徴としている。
この発明によれば、リアクトルとしての作用とモータとしての作用が干渉することが無く、回転負荷を回転駆動するために使用していないときのモータをリアクトルとして活用できる。
請求項に記載の発明では、モータは回転負荷となる換気扇または給湯装置の圧縮機を駆動するものであることを特徴としている。
この発明によれば、換気扇や給湯装置の圧縮機は、回転負荷を回転駆動していないときが多く、モータをリアクトルとして活用し易い。また、モータとして回転負荷を回転駆動しながらリアクトルとして活用する場合も、回転負荷の大きさを加減し易く、モータをリアクトルとして活用し易い。
請求項8に記載の発明では、電圧変換回路は、発電手段とモータの間に接続されたモータ用直流交流変換回路と、コイルに第1スイッチ手段の直流交流変換回路側の端子を介して接続された断続スイッチ手段とを含み、第1スイッチ手段の直流交流変換回路側の端子と第2スイッチ手段との間に第1スイッチ手段から第2スイッチ手段に向けて電流が流れるダイオードを有することを特徴としている。
この発明によれば、第1スイッチ手段の直流交流変換回路側の端子と第2スイッチ手段との間に第1スイッチ手段から第2スイッチ手段に向けて電流が流れるダイオードを有するから、リアクトルを兼ねるモータのコイルに発生した高電圧による電流を第1切替スイッチ手段、ダイオード、第2切替スイッチ手段と流して所定の電圧を得ることができる。これにより、発電手段の電圧を昇圧し、直流交流変換回路で直流から交流に変換して商用電源系統へ出力することができる。また、モータのコイルからなるリアクトル、断続スイッチ手段とダイオードで昇圧回路を構成し、リアクトルに誘起した高電圧で蓄電池を充電することができる。
本発明の第1実施形態における太陽光発電用電力変換装置の電気回路図である。 上記図1の実施形態において、太陽電池から商用電源系統への電力変換の場合の太陽光発電用電力変換装置の作動を示す電気回路図である。 上記図1の実施形態において、太陽電池から蓄電池への電力変換の場合の太陽光発電用電力変換装置の作動を示す電気回路図である。 上記図1の実施形態において、商用電源系統から蓄電池への電力変換の場合の太陽光発電用電力変換装置の作動を示す電気回路図である。 上記図1の実施形態において、蓄電池から商用電源系統への電力変換の場合の太陽光発電用電力変換装置の作動を示す電気回路図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下、具体的に、本発明の第1実施形態について図1乃至図5を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態における電力変換装置100の電気回路図である。図1において、この第1実施形態では、発電手段として太陽電池1を使用している。2は蓄電池である。
4はモータであり、電力変換装置100に近接した位置に設けられていることが好ましいが、住宅内であればどこに設けられていても良い。このモータ4は回転負荷40となる給湯装置の圧縮機を駆動するものである。なお、回転負荷40としては、換気扇やその他の家電製品内モータであっても良いが、この実施形態では、圧縮機40のモータ4として説明する。
この第1実施形態は、発電機用DC−DC変換回路と蓄電池用DC−DC変換回路を成す電圧変換回路のリアクトルをモータ4の中性点を利用した構成にすることにより、リアクトルとしてモータ4のコイルを代用させ、電圧変換動作を実現するものであり、発電機と蓄電池を併用した電力変換装置においてモータ4を回路の一部として兼用させたものである。
直流交流変換装置(インバータ)10の交流側は、商用電源系統15と家電製品等の負荷16に接続されている。なお、フィルタを、直流交流変換装置10の交流側に接続し、直流交流変換装置10内のPWM(パルス幅変調)回路によって交流化された波形のリップル成分を減少させても良い。
Tr1〜Tr7はパワートランジスタ(以下単にトランジスタ)から成る断続スイッチ手段である。9は三相交流出力を直流に変換するモータ用直流交流変換回路である。トランジスタTr1〜Tr7としては、IGBT、スーパージャンクションMOS(SJ−MOS)、SiCパワートランジスタ等のスイッチング時の損失の少ないスイッチ素子が使用できる。
D1〜D9はダイオードである。特に、断続スイッチ手段Tr1〜Tr7と並列のダイオードD1〜D7は、フライホイールダイオードである。C1はコンデンサである。
モータ4は内部の磁気回路に磁束を流すコイルを有する。その第1実施形態では、モータ4は永久磁石を備えた回転子と回転磁界を形成する固定子コイルを有する同期電動機である。そして固定子コイルの相コイルでリアクトルL1を構成している。
この相コイルから成るリアクトルL1には、断続スイッチ手段を成すトランジスタTr1、Tr7がONしたときに通電され、トランジスタTr1をONしたまま、トランジスタTr7をOFFしてリアクトルL1の通電電流が遮断されたときに高い誘起起電力をリアクトルL1に発生する。また、降圧時には、トランジスタTr1をチョッパのように断続してリアクトルL1に所定デューティ比の電流を流し、後段のコンデンサC1に対する充電時定数を設定する役割を持つ。
つまり、リアクトルL1に通電されることにより、リアクトルL1に蓄積された電磁エネルギをトランジスタTr1からTr7の少なくともいずれかからなる断続スイッチ手段で調整して、高い電圧から低い電圧までを得ることができ、昇圧または降圧が可能となっている。つまり、モータ用直流交流変換回路9は電圧変換回路9aを成す昇圧降圧回路を兼ねている。具体的には、以下の各場合において繰り返し説明する。
直流交流変換回路10は、直流を交流の所定電圧に変換するインバータとしての作用と、交流を所定電圧の直流に変換する整流兼電圧調整機能を有し、内部にPWM(パルス幅変調)回路を内蔵している周知のものである。
回路切替スイッチ手段を成すSW1〜SW3は、第1スイッチ手段SW1と第2スイッチ手段SW2と第3スイッチ手段SW3とを含み、マグネットスイッチ(電磁開閉器)の接点であり、内部のコイルに通電されることにより電磁力で接点が駆動され、回路の導通または遮断を行う。これらの接点を無接点化して無接点パワーリレーを使用することも可能である。このうち、マグネットスイッチの接点SW3は、商用電源系統15と太陽電池1または電圧変換回路9aとの間を接続するものである。
なお、実際には更に短絡防止のためのサーキットブレーカ、売電用メータ、電力計及びCT(変流器)等が設けられるが省略している。また、SW1、SW2は、3端子の切替接点を使用している。
以上のように、少なくとも太陽電池1と蓄電池2と商用電源系統15とを有する。また、電圧変換回路9aの出力を商用電源系統15の交流に変換する直流交流変換回路10を有する。この直流交流変換回路10は、逆に交流電力を直流電力に変換し蓄電池2に充電する機能も備える。また、回路切替スイッチ手段を成す接点SW1〜SW3のON、OFF状態を切替えることにより、電力伝送の向きを切替えている。
正弦波交流の実効値は最大値の0.707倍に等しい。この図1において、商用電源系統15の電圧をAC200V(交流200ボルトの実効値)とすると、200÷0.707=283となり、ピーク間電圧(最大値)は約280Vになる。
このため、直流交流変換回路(インバータ)10で、直流を交流に変換して商用電源系統15にAC200V(交流200ボルトの実効値)の電圧の電力を供給するためには、直流交流変換回路10の直流側電圧Vaに280ボルト以上の高い電圧を印加する必要がある。
この直流交流変換回路10の直流側電圧を以下の説明においてVa電圧と称することにする。このVa電圧は、この実施形態では、DC350V(直流350ボルト)〜DC400Vに設定している。
太陽電池1から最大電力を得ようとすると、太陽電池1の出力電圧はDC50V〜DC380Vの範囲で変化してしまう。
また、商用電源系統15の電圧は単相AC200Vであるとして説明する。なお、商用電源系統の電圧は、AC100Vでもよく、その他、三相交流を使用したり、単相三線式の配線を使用したりすることも可能であるであるが、ここでは、単相2線のAC200Vが住宅内に給電されているものとして説明する。
このような太陽電池1の電圧の変動を考慮し、かつ、上述の制約されたVa電圧のもとで、回路切替スイッチ手段SW1〜SW3、電圧変換回路9a、及び直流交流変換回路10を制御して、電圧を調整しながら電力変換を行う必要がある。以下、これについて、各場合に分けて説明する。なお、電圧変換回路9aのリアクトルL1としてモータ4の相コイルを使用する場合、3つの相コイルの全てを使用したり、2つの相コイルのみを使用したりすることが出来るが、ここでは1相のコイルのみを使用し、モータ用直流交流変換回路9のトランジスタTr1、Tr2とダイオードD1、D2の1アームのみを使用することにする。
なお、モータ用直流交流変換回路9と電圧変換回路9aは部品を兼用している。モータ用直流交流変換回路9の範囲は、ブリッジ回路となるトランジスタTr1〜Tr6及びダイオードD1〜D6である。一方、電圧変換回路9aの範囲は、トランジスタTr1〜Tr6及びダイオードD1〜D6に加えて、モータ4の相コイルから成るリアクトルL1、トランジスタTr7、ダイオードD7、D9を含んでいる。
(1)太陽電池から商用電源系統への電力変換の場合
図2は、図1において、太陽電池1から系統15への電力変換の場合の太陽光発電用電力変換装置100の作動を示す電気回路図である。
この太陽電池1から商用電源系統15への電力変換の場合においては、回路切替スイッチ手段を構成するマグネットスイッチの切替接点SW1、SW2は、図2のように、上側にON、常開接点SW3はOFF(開)している。このマグネットスイッチ内の図示しないコイルの励磁(付勢)信号は図示しない切替制御手段を構成する電子制御装置(ECU)から出力される。また、モータ用直流交流変換回路9を成す三相インバータは1アームのみを使用しトランジスタTr1をONし、Tr2をOFFする。
太陽電池電圧がVa電圧より低い場合は昇圧する必要がある。この場合は、トランジスタTr7、ダイオードD7、D9とモータ4の1相の相コイルで電圧変換回路9aとしての昇圧回路を構成する。
すなわち、断続スイッチ手段を成すトランジスタTr1を連続的にONし、Tr2を連続的にOFFしているため、太陽電池1からの直流電流は、トランジスタTr1、モータ4の1相の相コイル、中性点、切替接点SW1、トランジスタTr7と流れてリアクトルL1を兼ねるモータ4の1相の相コイルに電磁エネルギが蓄積される。
次に、トランジスタTr7がOFFしたときに、リアクトルL1を兼ねるモータ4の1相の相コイルに発生した高電圧による電流を切替接点SW1、ダイオードD9、切替接点SW2、コンデンサC1と流してVa電圧として所定の電圧を得る。このように、トランジスタTr7のON、OFFを高速で繰り返して太陽電池1の出力電圧を昇圧し、直流交流変換回路10で直流から交流に変換して商用電源系統15へ出力する。
太陽電池1の電圧がVa電圧と同等もしくは高い場合は、トランジスタTr1を連続的にONし、Tr2を連続的にOFFしているため、太陽電池1からの電流がトランジスタTr1、モータ4の相コイルから成るリアクトルL1、接点SW1、SW2、直流交流変換回路10と流れ、該直流交流変換回路10内のPWM制御回路で電圧、周波数、及び位相を調整して商用電源系統15のAC200Vを出力する。このときに、接点SW3をONにして直接太陽電池1からの電流を、直流交流変換回路10に並列的に流しても良い。
(2)太陽電池から蓄電池への電力変換の場合
図3は、図1において、太陽電池1から蓄電池2への電力変換の場合の太陽光発電用電力変換装置100の作動を示す電気回路図である。
図3において、切替接点SW1は上側にON、切替接点SW2は下側にONし、常開接点SW3はOFF(開)する。モータ用直流交流変換回路9を成す三相インバータは1アームのみを使用し、太陽電池の電圧が蓄電池の電圧より高い場合は降圧する必要がある。
モータ用直流交流変換回路9を成す三相インバータのトランジスタTr1、ダイオードD1、D2、およびモータ4の相コイルで電圧変換回路9aの降圧回路を構成し、太陽電池1の電圧を降圧し蓄電池2へ出力する。なお、ダイオードD2はモータ4の相コイルに誘起する電圧による電流を流しトランジスタTr2を保護する。
すなわち、トランジスタTr1をチョッパ回路のチョッパのように使用してモータ4の相コイルにチョッピングされた所定デューティの電圧を印加して降圧された直流電圧で、電流をトランジスタTr1→モータ4の相コイル、中性点、切替接点SW1、SW2→蓄電池2と流して蓄電池2を充電する。
太陽電池1の出力電圧が蓄電池2の電圧より低い場合は、トランジスタTr1をONしたまま、トランジスタTr7を断続的にON、OFFすることにより、リアクトルL1に誘起した高電圧で、電流をトランジスタTr1→モータ4の相コイルから成るリアクトルL1、中性点、切替接点SW1、SW2→蓄電池2と流して、電圧変換回路9aの昇圧回路を構成する。
(3)商用電源系統から蓄電池への電力変換の場合
図4は、図1において、商用電源系統15から蓄電池2への電力変換の場合の太陽光発電用電力変換装置100の作動を示す電気回路図である。
図4において、切替接点SW1は、上側にON、切替接点SW2は下側にONし、常開接点SW3はON(閉)する。モータ用直流交流変換回路9を成す三相インバータは1アームのみを使用し、Va電圧が蓄電池2の電圧より高い場合は、Va電圧を降圧する必要がある。
この場合、モータ4の相コイルから成るリアクトルL1と三相インバータのトランジスタTr1と、ダイオードD1、D2とでモータで降圧回路を構成し、降圧された電圧を蓄電池2に印加して充電する。
すなわち、トランジスタTr1をチョッパ回路のチョッパのように使用してモータ4の相コイルにチョッピングされた所定デューティの電圧を印加して、降圧された直流電圧で、電流をトランジスタTr1→モータ4の相コイルから成るリアクトルL1、中性点、切替接点SW1、SW2→蓄電池2と流して、蓄電池2を充電する。
Va電圧が蓄電池2の電圧より低い場合は、Va電圧を昇圧する必要がある。モータ用直流交流変換回路9のトランジスタTr1をON、Tr2をOFFし、モータ4の相コイルからなるリアクトル、トランジスタTr7とダイオードD9で昇圧回路を構成し、トランジスタTr7を断続的にOFFしてリアクトルL1に誘起した高電圧で蓄電池2を充電する。
(4)蓄電池から商用電源系統への電力変換の場合
図5は、図1において、蓄電池2から商用電源系統15への電力変換の場合の太陽光発電用電力変換装置100の作動を示す電気回路図である。
図5において、切替接点SW1は、下側にONし、切替接点SW2は、上側にONしている。常開接点SW3はON(閉)する。モータ用直流交流変換回路9を成す三相インバータは1アームのみを使用し、蓄電池2の電圧がVa電圧より低い場合は昇圧する必要がある。
図5において、モータ4の相コイルから成るリアクトルL1、トランジスタTr2とダイオードD1で昇圧回路を構成し、蓄電池2の電圧を昇圧して直流交流変換回路10で直流から交流変換して商用電源系統15へ出力する。
すなわち、蓄電池2→切替接点SW1→中性点→モータ4の相コイルから成るリアクトルL1→トランジスタTr2と電流を逆に流し、トランジスタTr2を断続的にON、OFFして、相コイルに誘起した高電圧をダイオードD1、接点SW3を介してコンデンサC1に充電し、直流交流変換回路10から商用電源系統15へ出力する。
蓄電池2の電圧がVa電圧より高い場合は、直流交流変換回路10内のPWM制御回路で系統電圧のAC200Vに調整してから出力する。なお、蓄電池2に蓄えた電力を売電することは法規上できないため、蓄電池2から商用電源系統15側への出力電力が負荷16の消費電力を超えた場合は、(1)〜(3)のモードに切り替えるか、または直流交流変換回路10(インバータ)を停止させる。
(第1実施形態のまとめ)
以上のように上記第1実施形態では、発電手段を成す太陽電池1と蓄電池2と商用電源系統15とを備え、太陽電池1の出力をDC−DC変換し、かつ蓄電池2の出力のDC−DC変換を行なう電圧変換回路9aに、リアクトルL1の代用となるモータ4のコイルを使用している。
また、太陽電池1の出力電圧の昇圧動作及び蓄電池2の電圧の昇圧動作のスイッチング素子を兼用するモータ用の三相インバータから成るモータ用直流交流変換回路9を備えている。
そして、モータ4のリアクトルL1と、蓄電池2側あるいはトランジスタTr7、ダイオードD9側とを切り替える切替スイッチ手段SW1を備えている。
また、ダイオードD9側を蓄電池2側あるいはVa電圧印加端子側に切替える切替スイッチ手段SW2を備えている。更に、Va電圧印加端子側とダイオードD8側とを接続するときにONする切替スイッチ手段SW3を備えている。
そして。モータ4のコイルをリアクトルL1として利用した中性点昇圧回路を構成することで、モータ4をDC−DCコンバータ回路に用いるリアクトルL1に代用した電力変換装置を提供している。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の第1実施形態では、モータ用直流交流変換回路9を成す三相インバータは1アームのみを使用したが、モータ用直流交流変換回路9のブリッジの上下のスイッチング動作をそろえれば、2アーム、3アームを用いても、モータのコイルをリアクトルに兼用した電力変換を実現できる。
(2アームの場合)
つまり、2アームを利用した昇圧機能を電圧変換回路9aに発揮させ、太陽電池電圧がVa電圧より低い場合の昇圧を行なう場合は、図2において、トランジスタTr1、Tr3を同時にONしている状態で、トランジスタTr2、Tr4を同時にOFFし、太陽電池1からの直流電流は、トランジスタTr1及びTr3を並列に流れて、モータ4の2相の相コイル、中性点、切替接点SW1、トランジスタTr7と流れてリアクトルを兼ねるモータ4の2相の相コイルに電磁エネルギが蓄積される。
次に、トランジスタTr7がOFFしたときに、リアクトルを兼ねるモータ4の2相の相コイルに発生した高電圧による電流を切替接点SW1、ダイオードD9、切替接点SW2、コンデンサC1と流してVa電圧に所定の電圧を印加する。
(3アームの場合)
更に、3アームを利用した昇圧機能を電圧変換回路9aに発揮させ、太陽電池電圧がVa電圧より低い場合の昇圧を行なう場合は、図2において、トランジスタTr1、Tr3、Tr5が同時にONしている状態で、トランジスタTr2、Tr4、Tr6を同時にOFFし、太陽電池1からの直流電流は、トランジスタTr1、Tr3、Tr5を並列に流れて、モータ4の3相の相コイル、中性点、切替接点SW1、トランジスタTr7と流れてリアクトルを兼ねるモータ4の3相の相コイルに電磁エネルギが蓄積される。
次に、トランジスタTr7がOFFしたときに、リアクトルを兼ねるモータ4の3相の相コイルに発生した高電圧による電流を切替接点SW1、ダイオードD9、切替接点SW2、コンデンサC1と流してVa電圧に所定の電圧を印加する。
同様に降圧時においても1アームだけでなく2アーム、3アームを活用することが出来る。2アームの場合、モータ用直流交流変換回路9を成す三相インバータのトランジスタTr1、Tr3、ダイオードD1、D2、D3、D4及びモータ4の相コイルで電圧変換回路9aの降圧回路を構成し、太陽電池1の電圧を降圧し蓄電池2へ出力する。
すなわち、トランジスタTr1、Tr3をチョッパ回路のチョッパのように同時にONOFFさせて、モータ4の2つの相コイルにチョッピングされた所定デューティの電圧を印加して降圧された直流電圧で蓄電池2を充電する。
更に、3アームで降圧回路を構成し、太陽電池1の電圧を降圧し蓄電池2へ出力する場合は、トランジスタTr1、Tr3、Tr5をチョッパ回路のチョッパのように同時にONOFFさせて、モータ4の3つの相コイルにチョッピングされた所定デューティの電圧を印加して降圧された直流電圧で蓄電池2を充電する。
(太陽電池以外の発電手段)
また発電手段として太陽電池を用いたが、太陽電池の代わりに燃料電池、風力発電装置のうちのいずれか一つを使用しても良い。更に、発電手段として太陽電池、燃料電池、風力発電装置の3つを備え、別途設けられた回路切替スイッチ手段を成すマグネットスイッチの接点または無接点パワーリレーで、発電手段を太陽電池、燃料電池、風力発電装置のうちのいずれか一つに切替えても良い。
このように、発電手段を選択し、かつ、電圧変換回路の部品であるリアクトルを共通使用して、少なくとも蓄電池と商用電源系統とに向けた電力変換が行える電力変換装置を提供することもできる。
また、発電手段として、燃料電池3、または風力発電装置4を使用する場合には、これらの発電手段にコンデンサや抵抗等で構成されたフィルタを接続して、発電された電圧のリップル成分を減少させても良い。
(切替接点以外の接点の使用)
上記第1実施形態では、3端子を持つ切替接点SW1、SW2を使用したが、これは、接点SW3のような通常の2端子の接点を組み合わせて切替機能を生じさせるようにすることも可能である。
(モータ回転中のリアクトルの兼用)
また、上記実施形態においては、モータ4が回転していないとき、つまりモータ4として使用していないときに、モータ4の相コイルをリアクトルL1として活用したが、コンデンサC1両端の直流電圧をモータ用直流交流変換回路9で三相交流に変換して、モータ4が回転しているときに、蓄電池2側から中性点を介して3つの相コイルに零相電流を重畳して流して、蓄電池2の電圧をモータ4の相コイルをリアクトルL1として活用しながら昇圧してコンデンサC1両端に印加することも出来る。なお、この考え方は、上述した非特許文献1に開示されている。
(蓄電池または燃料電池の変形例)
上述の第1実施形態では、蓄電池は定置式のものを示したが、電気自動車(EV)に搭載された蓄電池(バッテリ)であっても良い。
すなわち、車庫に置かれている電気自動車内の蓄電池を屋根上の太陽電池で充電できる。
また、商用電源系統から電気自動車(EV)のバッテリを充電できることは勿論である。また、燃料電池も同様に電気自動車に搭載された燃料電池であっても良い。更に、各実施形態において、商用電源系統15の手前に家電製品から成る負荷16を設けているから、商用電源系統に電力を供給せずに負荷16で電力を消費することも可能である。
(モータの変形例)
またモータ4は、三相モータ、単相モータ、直流モータであっても良い。また、誘導電動機であっても良い。更に、モータ4が駆動する回転負荷40の具体例、つまり用途は、住宅用換気扇モータのほか、深夜電力で湯を沸かすヒートポンプサイクルを用いた給湯装置の冷媒圧縮用の圧縮機用モータが使用できる。この給湯装置は、昼間は使用していないことが多いので、太陽電池の電力変換装置として好ましい。
なお、モータは回転負荷を回転駆動していないときにリアクトルとして通電されることが好ましい。その理由は、リアクトルとしての作用とモータとしての作用が干渉することが無く、回転負荷を回転駆動するために使用していないときのモータをリアクトルとして活用できるからである。また、モータは回転負荷となる換気扇または給湯装置の圧縮機を駆動するものであることが好ましい。その理由は、換気扇や給湯装置の圧縮機は、回転負荷を回転駆動していないときが多く、モータをリアクトルとして活用し易い。また、モータとして回転負荷を回転駆動しながらリアクトルとして活用する場合も、回転負荷(あるいはトルク及び回転速度)の大きさを加減し易く、モータをリアクトルとして活用し易い。
なお、モータ用直流交流変換回路(インバータ)9が設けられていないモータ4の場合は、少なくとも1アームのトランジスタTr1、Tr2、及びダイオードD1、D2相当を別途設ける必要がある。
1 太陽電池
2 蓄電池
4 モータとなる例えば三相交流モータ
9 モータ用直流交流変換回路
9a 電圧変換回路
10 直流交流変換装置
15 商用電源系統
16 家電製品等の負荷
40 回転負荷
100 電力変換装置
C1 コンデンサ
D1〜D9 ダイオード
L1 リアクトル
SW1、SW2、SW3 回路切替スイッチ手段を成す接点
Tr1〜Tr7 断続スイッチ手段を成すトランジスタ
Tr1、Tr2、D1、D2 モータ用直流交流変換回路9の1アーム
Va 直流交流変換回路の直流側電圧

Claims (8)

  1. 発電手段の発電電力を少なくとも電圧変換及び直流交流変換を行って商用電源系統に供給すると共に前記発電手段及び前記商用電源系統にて蓄電池を充電し、かつ前記蓄電池から前記商用電源系統に電力を供給する装置と、回転負荷を駆動するモータとを備えた電力変換装置であって、
    前記発電手段からの電流が一次側から二次側に向けて流れるリアクトル、
    該リアクトルへの通電を制御して電圧変換する断続スイッチ手段を備えた電圧変換回路、
    前記電圧変換回路の出力に対して直流交流変換を行って前記商用電源系統に出力する直流交流変換回路、
    前記電圧変換回路内の前記リアクトルを前記一次側から前記二次側に流れる電流を、前記蓄電池側と、前記商用電源系統側とに選択的に導く回路切替スイッチ手段、及び
    内部に磁気回路に磁束を流すコイルを有する前記モータを有し、
    前記リアクトルは、前記モータの前記コイルから成り、
    前記回路切替スイッチ手段は、前記コイルへの接続を前記蓄電池側の端子または前記直流交流変換回路側の端子に切替える第1スイッチ手段と、前記第1スイッチ手段の前記直流交流変換回路側の端子を前記蓄電池側の端子または前記直流交流変換回路に切替える第2スイッチ手段と、前記直流交流変換回路と前記電圧変換回路および前記発電手段との間を接続または遮断する第3スイッチ手段とを含むことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記発電手段は太陽電池、燃料電池、風力発電装置の少なくともいずれか一つから成る事を特徴とする請求項に記載の電力変換装置。
  3. 前記発電手段の電流が流れる前記リアクトルへの通電を制御して電圧変換する前記断続スイッチ手段は、少なくとも前記モータの前記コイルから成る前記リアクトルの前記二次側に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記モータの前記コイルを兼ねる前記リアクトルへの通電を制御して電圧変換する前記電圧変換回路の前記断続スイッチ手段は、少なくとも前記リアクトルの前記一次側と前記二次側との両方に接続されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記リアクトルの前記一次側の断続スイッチ手段は、前記モータへの通電を制御し前記モータを回転させるモータ用直流交流変換回路のスイッチ手段を兼用していることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記モータは回転負荷を回転駆動していないときに前記リアクトルとして通電されることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記モータは回転負荷となる換気扇または給湯装置の圧縮機を駆動するものであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記電圧変換回路は、前記発電手段と前記モータの間に接続されたモータ用直流交流変換回路と、前記コイルに前記第1スイッチ手段の前記直流交流変換回路側の端子を介して接続された前記断続スイッチ手段とを含み、
    前記第1スイッチ手段の前記直流交流変換回路側の端子と前記第2スイッチ手段との間に前記第1スイッチ手段から前記第2スイッチ手段に向けて電流が流れるダイオードを有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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