JP5473955B2 - 通信装置および通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置および通信方法に関し、特に、HARQ再送機能およびMCS設定機能を有する通信装置、およびそのような通信装置の通信方法に関する。
近年、通信路の伝搬環境に応じて最適な伝送レートで信号を送信するために、適応変調方式が用いられている。適応変調方式では、通信装置は、相手側の通信装置で受信した信号の品質を取得し、取得した品質に基づいて、MCS(Modulation and Code Scheme)を適応的に切替えることによって、最適な伝送レート(すなわち高いスループット)を達成する(たとえば、特許文献1(特開2004−312458号公報)を参照)。通常、取得した品質が良好な場合には、MCSは高い方へシフトアップされ、取得した品質が悪い場合には、MCSは低い方へシフトダウンされる。
特開2004−312458号公報
ところで、MCSを切替えるのではなく、再送単位を切替えることによって、高いスループットが実現できる場合がある。
すなわち、通信路の伝搬環境が良好な場合には、MCSをシフトアップするのではなく、再送単位の大きさを小さくしても、高いスループットを得ることができる場合がある。また、通信路の伝搬環境が悪い場合には、MCSをシフトダウンするのではなく、再送単位の大きさを小さくしても、高いスループットを得ることができる場合がある。
しかしながら、MCSを切替えた方がより高いスループットが得られる場合と、再送単位を切替えた方がより高いスループットが得られる場合がある。
それゆえに、本発明の目的は、MCSまたは再送単位の大きさを選択的に切替えることによって、高いスループットを達成することができる通信装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の通信装置は、現在の変調方式および符号化レートを変更したときのスループットを第1のスループットとして算出する第1の算出部と、現在の再送単位を変更したときのスループットを第2のスループットとして算出する第2の算出部と、所定の条件が満たされた時点で、第1のスループットが第2のスループット以上の場合に、現在の変調方式および符号化レートを変更し、第1のスループットが第2のスループット未満の場合に、再送単位を変更する設定部と、変更された変調方式および符号化レートおよび再送単位に基づいて、通信相手の他の通信装置へデータを送信する送信部とを備える。
本発明によれば、MCSまたは再送単位の大きさを選択的に切替えることによって、高いスループットを達成することができる。
第1の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 MCSテーブルの例を表わす図である。 PER予想値テーブルの例を表わす図である。 本発明の実施形態のHARQサブバーストとHARQサブバーストIEの例を説明するための図である。 第1の実施形態の無線基地局におけるMCSおよびHARQ再送単位の設定手順を表わすフローチャートである。 第1の実施形態の変形例の無線基地局の構成を表わす図である。 PER変化予想値テーブルの例を表わす図である。 第1の実施形態の変形例の無線基地局におけるMCSおよびHARQ再送単位の設定手順を表わすフローチャートである。 第2の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 第2の実施形態の無線基地局におけるMCSおよびHARQ再送単位の設定手順を表わすフローチャートである。 第3の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 第3の実施形態の無線基地局におけるMCSおよびHARQ再送単位の設定手順を表わすフローチャートである。 第4の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 第4の実施形態の無線基地局におけるMCSおよびHARQ再送単位の設定手順を表わすフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
(構成)
図1は、第1の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図1を参照して、この無線基地局は、WiMAXの通信方式で動作する基地局であって、第1のアンテナ10と、第2のアンテナ11と、送信部13と、受信部12と、MAC(Media Access Control)層処理部14とを備える。
送信部13は、マルチアンテナ送信信号処理部24と、サブキャリア配置部23と、IFFT部(Inverse First Fourier Transform)22と、CP(Cyclic Prefix)付加部21と、RF(Radio Frequency)部20とを備える。
サブキャリア配置部23は、たとえばPUSC(Partial Usage of Subchannels)に基づいて、サブキャリアを配置する。
マルチアンテナ送信信号処理部24は、複数のアンテナを組み合わせてデータ送受信の帯域を広げる無線通信方式であるMIMO通信方式で、信号を送信する。
IFFT部22は、マルチアンテナ送信信号処理部24から出力される複数のサブキャリア信号(周波数領域の信号)をIFFTによって、時間領域の信号(OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)シンボル)に変換する。
CP付加部21は、OFDMAシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMAシンボルの先頭に付加する。
RF部20は、無線周波数帯にアップコンバートするアップコンバータ、アップコンバートされた信号を増幅する電力増幅回路、増幅された信号のうち所望帯域の信号成分のみを通過させて第1のアンテナ10および第2のアンテナ11へ出力するバンドパスフィルタなどを含む。
受信部12は、RF部15と、CP除去部16と、FFT部17と、サブキャリア配置部18とを備える。
RF部15は、第1のアンテナ10および第2のアンテナ11から出力される信号のうち所望帯域の信号成分のみを通過させるバンドパスフィルタ、RF信号を増幅する低雑音増幅回路、RF信号をダウンコンバートするダウンコータなどを含む。
CP除去部16は、RF部15から出力される信号からCPを除去する。
FFT部17は、CP除去部16から出力される時間領域の信号をFFTによって、周波数領域の信号に変換して、複数のサブキャリアに復調する。
サブキャリア配置部18は、たとえばPUSCに基づいて、FFT部17から出力される各サブキャリアを抽出する。
MAC層処理部31は、復調部32と、復号部33と、ユーザデータ受信管理部34と、制御情報受信管理部37と、通信品質管理部35と、PER予想値テーブル記憶部36と、TH1算出部38と、TH2算出部39と、設定部40と、MCSテーブル記憶部41と、再送制御部42と、制御情報送信管理部46と、ユーザデータ送信管理部45と、符号化部44と、変調部43とを備える。
復調部32は、無線端末からのアップリンク信号を復調する。
復号部33は、復調されたアップリンク信号を復号する。
ユーザデータ受信管理部34は、無線端末から受信したユーザデータを管理する。
制御情報受信管理部37は、無線端末から受信したレンジング領域、CQICH領域、ACK/NACKの制御情報を管理する。
通信品質管理部35は、定期的に通信相手の無線端末から、その無線端末での受信信号(つまりダウンリンク信号)のPER(Packet Error Rate:パケットエラーレート)と、ダウリンク信号のCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio:搬送波レベル対干渉・雑音比)、あるいはこれらを代替できる情報の通知受ける。PERは、受信したパケットのうち、エラーのあるパケットのある割合を表わす。CINRは、搬送波電力を干渉信号電力と雑音電力の和で除算した値で表わされる。
(MCSテーブル)
MCSテーブル記憶部41は、MCSテーブルを記憶する。ここで、MCSは、変調方式(QPSK、16QAM、64QAMなど)と符号化率(1/2、2/3、3/4など)を規定するものである。MCSテーブルは、所要CINRの範囲とMCSとの対応を定める。所要CINRの範囲は、理論値、シミュレーション、または実測結果などから算出したものが用いられる。
図2は、MCSテーブルの例を表わす図である。
図2を参照して、たとえば所要CINRの範囲がx1[dB]以下は、QPSK 1/2に対応する。図2において、MCSがQPSK 1/2のときに、スループットが最小である。MCSがQPSK 3/4、16QAM 1/2・・・に進むにつれて、スループットが増加し、MCSが64QAM 5/6のときに、スループットが最大となる。
スループットが高い方向にMCSを変化させることを本明細書では、「MCSを上げる(シフトアップする)」と記載し、スループットが低い方向にMCSを変化させる場合に、本明細書では、「MCSを下げる(シフトダウンする)」と記載する。
(PER予想値テーブル)
PER予想値テーブル記憶部36は、現在のMCSと、現在のCINRと、現在のPERに対して、MCSを1段階シフトダウンしたときのPERの予想値と、現在のMCSと、現在のCINRと、現在のPERに対して、MCSを1段階シフトアップしたときのPERの予想値とを定めたPER予想値テーブルを記憶する。
図3は、PER予想値テーブルの例を表わす図である。
図3(a)では、現在のCINRが0の場合に、現在のMCSのPERに対して、MCSを変化させたときのPERの予想値が定められる。
たとえば、CINRが0で、現在のMCSが16QAM 3/4でPERがd01(%)、d02(%)、d03(%)・・・のときに、MCSを64QAM 1/2にシフトアップしたときのPERの予想値はe01(%)、e02(%)、e03(%)・・・となり、MCSを16QAM 1/2にシフトアップしたときのPERの予想値はc01(%)、c02(%)、c03(%)・・・となる。
図3(b)では、現在のCINRが1の場合に、現在のMCSのPERに対して、MCSを変化させたときのPERの予想値が定められる。
たとえば、CINRが1で、現在のMCSが16QAM 3/4でPERがd11(%)、d12(%)、d13(%)・・・のときに、MCSを64QAM 1/2にシフトアップしたときのPERの予想値はe11(%)、e12(%)、e13(%)・・・となり、MCSを16QAM 1/2にシフトアップしたときのPERの予想値はc11(%)、c12(%)、c13(%)・・・となる。
(HARQ再送単位)
図4は、本発明の実施形態のHARQサブバーストとHARQサブバーストIEの例を説明するための図である。
図4を参照して、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)フレームは、下りサブフレームと、上りサブフレームからなる。
図4において、横軸は、時間軸としてシンボル単位で表示したもので、縦軸は、周波数軸としてサブチャネル単位で表示したものである。下りサブフレームおよび上りサブフレームそれぞれは、OFDMシンボル(単位時間)で与えられる時間軸と、サブチャネルで与えられる周波数軸の2次元で表される。サブチャネルは、複数のサブキャリアから構成される。以下、シンボルで与えられる時間軸方向をシンボル方向、サブチャネルで与えられる周波数軸方向をサブチャネル方向と記すこともある。
下りサブフレームは、プリアンブルと、DL−MAPと、UL−MAPと、ダウンリンクユーザデータ領域とを含む。
UL−MAP(Uplink Map)は、アップリンクユーザデータ領域に関する情報などの上りの無線リソースの割当情報が配置される。
ダウンリンクユーザデータ領域には、下りのユーザデータ(バースト)が配置される。ユーザデータ(バースト)は、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)再送単位であるHARQサブバーストに分割される。図4では、HARQサブバースト51〜55を代表的に示す。
プリアンブルは、同期確立などのために既知の信号が配置される。
DL−MAP(Downlink Map)は、ダウンリンクユーザデータ領域に関する情報などの下りの無線リソースの割当情報が配置される。DL−MAPは、HARQサブバースト(再送単位)ごとにHARQ サブバースト IEを含む。
HARQ サブバースト IEは、HARQサブバーストの位置を特定するための情報と、このサブバーストの再送制御に関する情報であるACK/NACK Enable、またはACK/NACK Disableとを含む。
再送制御がACK/NACK Enableは、再送制御が必要であることを表わす。この場合、無線端末には、応答を送信するためのチャネル(ACKCH)が割り当てられる。無線端末がHARQサブバーストを正常に受信できた場合(通信エラーがない場合)には、無線基地局は、この応答チャネルを通じて無線端末からACK信号を受信し、HARQバーストを正常に受信できなかった場合(通信エラーが発生した場合)に、無線基地局は、この応答チャネルを通じて無線端末からNACK信号を受信する。再送制御がACK/NACK Disableは、再送制御が不必要なことを表わす。この場合、無線端末には、応答を送信するためのチャネルが割り当てられない。無線基地局は、無線端末がHARQバーストを正常に受信できたかどうかに係らず、無線端末からACK信号およびNACK信号を受信しない。
本実施の形態では、HARQサブバースト51,52,53,54,55に対して、DL−MAPは、HARQ サブバースト IE61,62,63,64,65を含む。
上りサブフレームは、レンジング領域と、CQICH領域と、ACKCH領域と、アップリンクユーザデータ領域とを含む。
レンジング領域には、レンジング信号が配置される。
CQICH(channel quality information channel)領域は、チャネル品質を表わす信号が配置される。
ACKCH(Acknowledgement Channel)領域は、チャネル確認応答(ACK/NACK)を表わす信号が配置される。図4に示すように、本実施の形態では、HARQサブバースト51,52,53,54,55に対して、ACKCH領域は、ACK/NACK71,72,73,74,75を含む。
サウンディングゾーンには、サウンディング信号が配置される。
アップリンクユーザデータ領域には、上りのユーザデータが配置される。
設定部40は、MCSテーブルを参照して、取得したCINRが、所要CINRの範囲に含まれるようにMCSを設定する。たとえば、設定部40は、取得したCINRが、x3よりも大きく、かつx4以下の場合には、MCSを16QAM 3/4に設定する。
TH1算出部38およびTH2算出部39は、MCSの変更の条件に該当する場合に、MCS変更後のスループット、およびHARQ再送単位の変更後のスループットを算出する。
下りサブフレームの無線リソース(サブキャリア)の数をFとし、MCS=iで単位サブキャリア当りの伝送可能なデータ量(ビット)をM(i)とし、下りユーザデータ領域のHARQ再送単位(サブバースト)当りの伝送可能なデータ量(ビット)をnとし、制御データ(つまり、DL−MAP、UL−MAP、プリアンブル)の送信のために必要な無線リソース(サブキャリア)の数をC(n)とし、MCS=iでのPERをP(i)とし、平均パケットサイズをSとしたときに、1フレーム当り(つまりフレーム周期ごと)の実効伝送量(スループット)THは、以下の式で算出される。
TH(n,i)=(F−C(n))×(i)×(1−P(i))(n/S)・・・(1)
TH1算出部38は、MCSのシフトダウンの条件に該当する場合に、PER予想値テーブルから、現在のMCS、取得したCINR、および取得したPERの下で、MCSを1段階シフトダウンしたときのPERの予想値を読出す。
TH1算出部38は、MCSのシフトダウンの条件に該当する場合に、MCSを1段階シフトダウンしたときのPERの予想値を式(1)のP(i)として用いて、MCSを1段階シフトダウンしたときのスループットの予想値TH1を算出する。すなわち、式(1)において、nを固定し、iの値を1つ減少させたときのTH(n,i)の値をスループットTH1として算出する。
TH2算出部39は、MCSのシフトダウンの条件に該当する場合に、下りユーザデータ領域内のHARQサブバーストの大きさ(ビット)を所定の範囲内で減少させたときに最もスループットが高くなるようなHARQサブバーストの大きさN(ビット)と、その大きさN(ビット)でのスループットの予想値TH2を算出する。すなわち、式(1)において、iを固定し、nの値を減少させたときにTH(n,i)の値が最大となるようなiの値を大きさN(ビット)とし、そのときのTH(n,i)の値をスループットTH2として算出する。
TH1算出部38は、MCSのシフトアップの条件に該当する場合に、PER予想値テーブルから、現在のMCS、取得したCINR、および取得したPERの下で、MCSを1段階シフトアップしたときのPERの予想値を読出す。
TH1算出部38は、MCSのシフトアップの条件に該当する場合に、MCSを1段階シフトアップしたときのPERの予想値を式(1)のP(i)として用いて、MCSを1段階シフトアップしたときのスループットの予想値TH1を算出する。すなわち、式(1)において、nを固定し、iの値を1つ増加させたときのTH(n,i)の値をスループットTH1として算出する。
TH2算出部39は、MCSのシフトアップの条件に該当する場合に、下りユーザデータ領域内のHARQサブバーストの大きさ(ビット)を所定の範囲内で増加させたときに最もスループットが高くなるようなHAQRサブバーストの大きさ(ビット)と、その大きさN(ビット)でのスループットの予想値TH2を算出する。すなわち、式(1)において、iを固定し、nの値を増加させたときにTH(n,i)の値が最大となるようなiの値を大きさN(ビット)とし、そのときのTH(n,i)の値をスループットTH2として算出する。
設定部40は、MCSのシフトダウンの条件に該当するときに、TH1がTH2以上の場合には、MCSを1段階シフトダウンし、TH1がTH2未満のときには、HARQサブバーストの大きさをNビットに減少させる。
設定部40は、MCSのシフトアップの条件に該当するときに、TH1がTH2以上の場合には、MCSを1段階シフトアップし、TH1がTH2未満のときには、HARQサブバーストの大きさをNビットに増加させる。
制御情報送信管理部46は、無線端末へ送信するDL−MAP、ULMAPの情報を管理する。
ユーザデータ送信管理部45は、無線端末へ送信するユーザデータを管理する。
符号化部44は、設定部40から指示されるMCSの符号化レートに従って、符号化されたダウンリンク信号を符号化する。MCSは、変調方式(QPSK、16QAM、64QAMなど)と符号化率(1/2、2/3、3/4)を規定する。
変調部43は、設定部40から指示されるMCSの変調方式に従って、無線端末へのダウンリンク信号を変調する。
再送制御部42は、NACKを受信したHARQ再送単位(サブバースト)を再送するように制御する。
(動作)
図5は、第1の実施形態の無線基地局におけるMCSおよびHARQ再送単位の設定手順を表わすフローチャートである。
図5を参照して、設定部40は、通信品質管理部35から現在のCINRおよびPERの値を取得する。設定部40は、MCSテーブルを参照して、現在のMCSにおけるCINRの範囲に、取得したCINRの値が含まれない場合には(ステップS101でYES)、取得したCINRの値がCINRの範囲に含まれるようなMCSに切替える(ステップS102)。
次に、MCSのシフトダウンの条件に該当する場合、たとえば、通信品質管理部35から取得したPERの過去200フレームの平均値が10%以上の場合(ステップS103でYES)、TH1算出部38は、PER予想値テーブルから、現在のMCS、取得したCINR、および取得したPERの下で、MCSを1段階シフトダウンしたときのPERの予想値を読出す(ステップS104)。
次に、TH1算出部38は、PERの予想値に基づいて、MCSを1段階シフトダウンしたときのスループットの予想値TH1を算出する(ステップS105)。
次に、TH2算出部39は、HARQサブバーストの大きさを所定の範囲内で減少させたときに最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさN(ビット)と、その大きさNでのスループットの予想値TH2を算出する(ステップS106)。
次に、設定部40は、TH1がTH2以上のときには(ステップS107でYES)、MCSを1段階シフトダウンする(ステップS108)。
一方、設定部40は、TH1がTH2未満のときには(ステップS107でNO)、HARQサブバーストの大きさをNビットに減少させる(ステップS109)。
次に、MCSのシフトアップの条件に該当する場合、たとえば、通信品質管理部35から取得したPERの過去200フレームの平均値が5%未満の場合(ステップS111でYES)、TH1算出部38は、PER予想値テーブルから、現在のMCS、取得したCINR、および取得したPERの下で、MCSを1段階シフトアップしたときのPERの予想値を読出す(ステップS112)。
次に、TH1算出部38は、PERの予想値に基づいて、MCSを1段階シフトアップしたときのスループットの予想値TH1を算出する(ステップS113)。
次に、TH2算出部39は、HARQサブバーストの大きさを所定の範囲内で増加させたときに最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさNと、その大きさNでのスループットの予想値TH2を算出する(ステップS114)。
次に、設定部40は、TH1がTH2以上のときには(ステップS115でYES)、MCSを1段階シフトアップする(ステップS116)。
一方、設定部40は、TH1がTH2未満のときには(ステップS115でNO)、HARQサブバーストの大きさをNビットに増加させる(ステップS117)。
通信が終了するまで(ステップS110でYES)、上述のステップS103〜S117の処理が繰返される。
以上のように、第1の実施形態によれば、MCSを変更する場合と、HARQサブバーストの大きさを変更する場合のスループットの予想値を比較し、高いスループットが得られる方に切替えることができる。
[第1の実施形態の変形例]
(構成)
図6は、第1の実施形態の変形例の無線基地局の構成を表わす図である。
この無線基地局が、図1の無線基地局と相違する点は、TH1算出部138におけるPERの予想値の算出方法と、PER変化予想値テーブル記憶部136である。
(PER変化予想値テーブル)
PER変化予想値テーブル記憶部136は、現在のMCSと、現在のCINRに対して、MCSを1段階シフトダウンしたときのPERの変化予想値と、現在のMCSと、現在のCINRに対して、MCSを1段階シフトアップしたときのPERの変化予想値とを定めたPER変化予想値テーブルを記憶する。
図7は、PER変化予想値テーブルの例を表わす図である。
図7(a)では、現在のMCSと、現在のCINRに対して、MCSを1段階シフトアップしたときのPERの変化予想値が定められる。
たとえば、現在のMCSがQPSK 1/2で、CINRが0,1,2の場合に、MCSを1段階シフトアップしたときのPERの変化予想値は、Δua1%、Δua2%、Δua3%である。
図7(b)では、現在のMCSと、現在のCINRに対して、MCSを1段階シフトダウンしたときのPERの変化予想値が定められる。
たとえば、現在のMCSがQPSK 3/4で、CINRが0,1,2の場合に、MCSを1段階シフトダウンしたときのPERの変化予想値は、−Δda1%、−Δda2%、−Δda3%である。
TH1算出部138は、MCSのシフトダウンの条件に該当する場合に、PER変化予想値テーブルから、現在のMCS、取得したCINRの下で、MCSを1段階シフトダウンしたときのPERの変化予想値を読出す。TH1算出部138は、読み出したPERの変化予想値と、取得したPERとを加算して、PERの予想値を算出する。
TH1算出部138は、MCSのシフトアップの条件に該当する場合に、PER変化予想値テーブルから、現在のMCS、取得したCINRの下で、MCSを1段階シフトアップしたときのPERの変化予想値を読出す。TH1算出部138は、読み出したPERの変化予想値と、取得したPERとを加算して、PERの予想値を算出する。
(動作)
図8は、第1の実施形態の変形例の無線基地局におけるMCSおよびHARQ再送単位の設定手順を表わすフローチャートである。
図8を参照して、設定部40は、通信品質管理部35から現在のCINRおよびPERの値を取得する。設定部40は、MCSテーブルを参照して、現在のMCSにおけるCINRの範囲に、取得したCINRの値が含まれない場合には(ステップS201でYES)、取得したCINRの値がCINRの範囲に含まれるようなMCSに切替える(ステップS202)。
次に、MCSのシフトダウンの条件に該当する場合、たとえば、通信品質管理部35から取得したPERの過去200フレームの平均値が10%以上の場合(ステップS203でYES)、TH1算出部138は、PER変化予想値テーブルから、現在のMCS、取得したCINRの下で、MCSを1段階シフトダウンしたときのPERの変化予想値を読出す。TH1算出部138は、読み出したPERの変化予想値と、取得したPERとを加算して、PERの予想値を算出する(ステップS204)。
次に、TH1算出部138は、PERの予想値に基づいて、MCSを1段階シフトダウンしたときのスループットの予想値TH1を算出する(ステップS205)。
次に、TH2算出部39は、HARQサブバーストの大きさを所定の範囲内で減少させたときに最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさN(ビット)と、その大きさNでのスループットの予想値TH2を算出する(ステップS206)。
次に、設定部40は、TH1がTH2以上のときには(ステップS207でYES)、MCSを1段階シフトダウンする(ステップS208)。
一方、設定部40は、TH1がTH2未満のときには(ステップS207でNO)、HARQサブバーストの大きさをNビットに減少させる(ステップS209)。
次に、MCSのシフトアップの条件に該当する場合、たとえば、通信品質管理部35から取得したPERの過去200フレームの平均値が5%未満の場合(ステップS211でYES)、TH1算出部138は、PER変化予想値テーブルから、現在のMCS、取得したCINRの下で、MCSを1段階シフトアップしたときのPERの変化予想値を読出す。TH1算出部138は、読み出したPERの変化予想値と、取得したPERとを加算して、PERの予想値を算出する(ステップS212)。
次に、TH1算出部138は、PERの予想値に基づいて、MCSを1段階シフトアップしたときのスループットの予想値TH1を算出する(ステップS213)。
次に、TH2算出部39は、HARQサブバーストの大きさを所定の範囲内で増加させたときに最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさNと、その大きさNでのスループットの予想値TH2を算出する(ステップS214)。
次に、設定部40は、TH1がTH2以上のときには(ステップS215でYES)、MCSを1段階シフトアップする(ステップS216)。
一方、設定部40は、TH1がTH2未満のときには(ステップS215でNO)、HARQサブバーストの大きさをNビットに増加させる(ステップS217)。
通信が終了するまで(ステップS210でYES)、上述のステップS203〜S217の処理が繰返される。
以上のように、第1の実施形態の変形例によれば、第1の実施形態と同様に、MCSを変更する場合と、HARQサブバーストの大きさを変更する場合のスループットの予想値を比較し、高いスループットが得られる方に切替えることができる。
[第2の実施形態]
(構成)
図9は、第2の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
この無線基地局が、図1の無線基地局と相違する点は、PER予想値テーブル記憶部36を備えない点と、TH1算出部238の機能である。
TH1算出部238は、符号化部および変調部を指示して、現在のMCSを一時的に1段階シフトダウン、またはシフトアップさせて、テスト通信を行なわせる。TH1算出部238は、テスト通信におけるスループットTH1を算出する。
(動作)
図10は、第2の実施形態の無線基地局におけるMCSおよびHARQ再送単位の設定手順を表わすフローチャートである。
図10を参照して、設定部40は、通信品質管理部35から現在のCINRおよびPERの値を取得する。設定部40は、MCSテーブルを参照して、現在のMCSにおけるCINRの範囲に、取得したCINRの値が含まれない場合には(ステップS301でYES)、取得したCINRの値がCINRの範囲に含まれるようなMCSに切替える(ステップS302)。
次に、MCSのシフトダウンの条件に該当する場合、たとえば、通信品質管理部35から取得したPERの過去200フレームの平均値が10%以上の場合(ステップS303でYES)、TH1算出部238は、符号化部および変調部を指示して現在のMCSを一時的に1段階シフトダウンさせて、テスト通信を行なわせ、テスト通信におけるスループットTH1を算出する(ステップS305)。
次に、TH2算出部39は、HARQサブバーストの大きさを所定の範囲内で減少させたときに最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさN(ビット)と、その大きさNでのスループットの予想値TH2を算出する(ステップS306)。
次に、設定部40は、TH1がTH2以上のときには(ステップS307でYES)、MCSを1段階シフトダウンする(ステップS308)。
一方、設定部40は、TH1がTH2未満のときには(ステップS307でNO)、HARQサブバーストの大きさをNビットに減少させる(ステップS309)。
次に、MCSのシフトアップの条件に該当する場合、たとえば、通信品質管理部35から取得したPERの過去200フレームの平均値が5%未満の場合(ステップS311でYES)、TH1算出部238は、符号化部および変調部を指示して現在のMCSを一時的に1段階シフトアップさせて、テスト通信を行なわせ、テスト通信におけるスループットTH1を算出する(ステップS313)。
次に、TH2算出部39は、HARQサブバーストの大きさを所定の範囲内で増加させたときに最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさNと、その大きさNでのスループットの予想値TH2を算出する(ステップS314)。
次に、設定部40は、TH1がTH2以上のときには(ステップS315でYES)、MCSを1段階シフトアップする(ステップS316)。
一方、設定部40は、TH1がTH2未満のときには(ステップS315でNO)、HARQサブバーストの大きさをNビットに増加させる(ステップS317)。
通信が終了するまで(ステップS310でYES)、上述のステップS303〜S317の処理が繰返される。
以上のように、第2の実施形態によれば、MCSを変更する場合のスループットの実測値と、HARQサブバーストの大きさを変更する場合のスループットの予想値を比較し、高いスループットが得られる方に切替えることができる。
[第3の実施形態]
(構成)
図11は、第3の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
この無線基地局が、図1の無線基地局と相違する点は、TH2算出部239の機能である。
TH2算出部239は、設定部40を指示して、現在のHARQサブバーストの大きさを一時的に所定の範囲内で減少または増加させて、テスト通信を行なわせる。TH2算出部239は、テスト通信において、最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさN(ビット)と、その大きさNでのスループットTH2を算出する。
(動作)
図12は、第3の実施形態の無線基地局におけるMCSおよびHARQ再送単位の設定手順を表わすフローチャートである。
図12を参照して、設定部40は、通信品質管理部35から現在のCINRおよびPERの値を取得する。設定部40は、MCSテーブルを参照して、現在のMCSにおけるCINRの範囲に、取得したCINRの値が含まれない場合には(ステップS401でYES)、取得したCINRの値がCINRの範囲に含まれるようなMCSに切替える(ステップS402)。
次に、MCSのシフトダウンの条件に該当する場合、たとえば、通信品質管理部35から取得したPERの過去200フレームの平均値が10%以上の場合(ステップS403でYES)、TH1算出部38は、PER予想値テーブルから、現在のMCS、取得したCINR、および取得したPERの下で、MCSを1段階シフトダウンしたときのPERの予想値を読出す(ステップS404)。
次に、TH1算出部38は、PERの予想値に基づいて、MCSを1段階シフトダウンしたときのスループットの予想値TH1を算出する(ステップS405)。
次に、TH2算出部239は、設定部40を指示して、現在のHARQサブバーストの大きさを一時的に所定の範囲内で減少させて、テスト通信を行なわせる。TH2算出部239は、テスト通信において、最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさN(ビット)と、その大きさNでのスループットTH2を算出する(ステップS406)。
次に、設定部40は、TH1がTH2以上のときには(ステップS407でYES)、MCSを1段階シフトダウンする(ステップS408)。
一方、設定部40は、TH1がTH2未満のときには(ステップS407でNO)、HARQサブバーストの大きさをNビットに減少させる(ステップS409)。
次に、MCSのシフトアップの条件に該当する場合、たとえば、通信品質管理部35から取得したPERの過去200フレームの平均値が5%未満の場合(ステップS411でYES)、TH1算出部38は、PER予想値テーブルから、現在のMCS、取得したCINR、および取得したPERの下で、MCSを1段階シフトアップしたときのPERの予想値を読出す(ステップS412)。
次に、TH1算出部38は、PERの予想値に基づいて、MCSを1段階シフトアップしたときのスループットの予想値TH1を算出する(ステップS413)。
次に、TH2算出部239は、設定部40を指示して、現在のHARQサブバーストの大きさを一時的に所定の範囲内で増加させて、テスト通信を行なわせる。TH2算出部239は、テスト通信において、最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさN(ビット)と、その大きさNでのスループットTH2を算出する(ステップS414)。
次に、設定部40は、TH1がTH2以上のときには(ステップS415でYES)、MCSを1段階シフトアップする(ステップS416)。
一方、設定部40は、TH1がTH2未満のときには(ステップS415でNO)、HARQサブバーストの大きさをNビットに増加させる(ステップS417)。
通信が終了するまで(ステップS410でYES)、上述のステップS403〜S417の処理が繰返される。
以上のように、第3の実施形態によれば、MCSを変更する場合のスループットの予想値と、HARQサブバーストの大きさを変更する場合のスループットの実測値を比較し、高いスループットが得られる方に切替えることができる。
[第4の実施形態]
(構成)
図13は、第4の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
この無線基地局が、図1の無線基地局と相違する点は、PER予想値テーブル記憶部36を備えない点と、TH1算出部238およびTH2算出部239の機能である。
TH1算出部238は、符号化部および変調部を指示して、現在のMCSを一時的に1段階シフトダウン、またはシフトアップさせて、テスト通信を行なわせる。TH1算出部238は、テスト通信におけるスループットTH1を算出する。
TH2算出部239は、設定部40を指示して、現在のHARQサブバーストの大きさを一時的に所定の範囲内で減少または増加させて、テスト通信を行なわせる。TH2算出部239は、テスト通信において、最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさN(ビット)と、その大きさNでのスループットTH2を算出する。
(動作)
図14は、第4の実施形態の無線基地局におけるMCSおよびHARQ再送単位の設定手順を表わすフローチャートである。
図14を参照して、設定部40は、通信品質管理部35から現在のCINRおよびPERの値を取得する。設定部40は、MCSテーブルを参照して、現在のMCSにおけるCINRの範囲に、取得したCINRの値が含まれない場合には(ステップS501でYES)、取得したCINRの値がCINRの範囲に含まれるようなMCSに切替える(ステップS502)。
次に、MCSのシフトダウンの条件に該当する場合、たとえば、通信品質管理部35から取得したPERの過去200フレームの平均値が10%以上の場合(ステップS503でYES)、TH1算出部238は、符号化部および変調部を指示して現在のMCSを一時的に1段階シフトダウンさせて、テスト通信を行なわせ、テスト通信におけるスループットTH1を算出する(ステップS505)。
次に、TH2算出部239は、設定部40を指示して、現在のHARQサブバーストの大きさを一時的に所定の範囲内で減少させて、テスト通信を行なわせる。TH2算出部239は、テスト通信において、最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさN(ビット)と、その大きさNでのスループットTH2を算出する(ステップS506)。
次に、設定部40は、TH1がTH2以上のときには(ステップS507でYES)、MCSを1段階シフトダウンする(ステップS508)。
一方、設定部40は、TH1がTH2未満のときには(ステップS507でNO)、HARQサブバーストの大きさをNビットに減少させる(ステップS509)。
次に、MCSのシフトアップの条件に該当する場合、たとえば、通信品質管理部35から取得したPERの過去200フレームの平均値が5%未満の場合(ステップS511でYES)、TH1算出部238は、符号化部および変調部を指示して現在のMCSを一時的に1段階シフトアップさせて、テスト通信を行なわせ、テスト通信におけるスループットTH1を算出する(ステップS513)。
次に、TH2算出部239は、設定部40を指示して、現在のHARQサブバーストの大きさを一時的に所定の範囲内で増加させて、テスト通信を行なわせる。TH2算出部239は、テスト通信において、最もスループットが高くなるようなサブバーストの大きさN(ビット)と、その大きさNでのスループットTH2を算出する(ステップS514)。
次に、設定部40は、TH1がTH2以上のときには(ステップS515でYES)、MCSを1段階シフトアップする(ステップS516)。
一方、設定部40は、TH1がTH2未満のときには(ステップS515でNO)、HARQサブバーストの大きさをNビットに増加させる(ステップS517)。
通信が終了するまで(ステップS510でYES)、上述のステップS503〜S517の処理が繰返される。
以上のように、第4の実施形態によれば、MCSを変更する場合のスループットの実測値と、HARQサブバーストの大きさを変更する場合のスループットの実測値を比較し、高いスループットが得られる方に切替えることができる。
(変形例)
本発明は、上記の実施形態や変形例に限定されるものではなく、さらに以下のような変形例も含む。
本発明の実施形態の図5、8、10、12、14において、通信が終了するまで、ステップS103、S203、S303、S403、S503に戻ることとしたが、これに限定するものではない。たとえば、MSCのレベルが3レベルにわたるほど大きなCINRの変動がある場合には、ステップS101、S202、S301、S401、S501に戻り、そのような大きなCINRの変動がない場合には、ステップS103、S203、S303、S403、S503に戻ることとしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,11 アンテナ、15,20 RF部、16 CP除去部、17 FFT部、18,23 サブキャリア配置部、21 CP付加部、22 IFFT部、24 マルチアンテナ送信信号処理部、31 MAC層処理部、32 復調部、33 復号部、34 ユーザデータ受信管理部、35 通信品質管理部、36 PER予想値テーブル記憶部、37 制御情報受信管理部、38,138,238 TH1算出部、39,239 TH2算出部、40 設定部、41 MCSテーブル記憶部、42 再送制御部、43 変調部、44 符号化部、45 ユーザデータ送信管理部、46 制御情報送信管理部、136 PER変化予想値テーブル記憶部。

Claims (13)

  1. 現在の変調方式および符号化レートを変更したときのスループットを第1のスループットとして算出する第1の算出部と、
    現在の再送単位を変更したときのスループットを第2のスループットとして算出する第2の算出部と、
    所定の条件が満たされた時点で、前記第1のスループットが前記第2のスループット以上の場合に、現在の変調方式および符号化レートを変更し、前記第1のスループットが前記第2のスループット未満の場合に、再送単位を変更する設定部と、
    前記変更された変調方式および符号化レートと再送単位に基づいて、通信相手の他の通信装置へデータを送信する送信部とを備えた、通信装置。
  2. 前記送信部は、さらに各再送単位の領域を定めた情報を含む制御データを送信し、
    前記第1の算出部は、変更後の変調方式および符号化レート、現在の再送単位、取得したエラーレートの下で所定時間内に送信できるユーザデータ量から、所定時間内に現在の各再送単位の領域を定めた情報を含む制御データの必要なデータ量を減じることによって、前記第1のスループットを算出し、
    前記第2の算出部は、現在の変調方式および符号化レート、変更後の再送単位、取得したエラーレートの下で所定時間内に送信できるユーザデータ量から、所定時間内に変更後の各再送単位の領域を定めた情報を含む制御データの送信に必要なデータ量を減じることによって、前記第2のスループットを算出する、請求項1記載の通信装置。
  3. 前記第1の算出部は、現在の変調方式および符号化レートを1段階シフトダウンしたときのスループットを前記第1のスループットとして算出し、
    前記第2の算出部は、現在の再送単位を所定の範囲内で減少させたときのスループットの最大値を前記第2のスループットとして算出するとともに、前記スループットが最大となるときの再送単位を縮小再送単位として特定し、
    前記設定部は、所定の条件が満たされた時点で、前記第1のスループットが前記第2のスループット以上の場合に、現在の変調方式および符号化レートを1段階シフトダウンし、前記第1のスループットが前記第2のスループット未満の場合に、再送単位を前記縮小再送単位に変更する、請求項1記載の通信装置。
  4. 現在の変調方式および符号化レートと、現在の搬送波レベル対干渉・雑音比と、現在のパケットエラーレートに対応させて、変調方式および符号化レートを1段階シフトダウンしたときのパケットエラーレートの予想値を定めた情報を記憶する記憶部と、
    通信相手の他の通信装置での受信信号の搬送波レベル対干渉・雑音比、およびパケットエラーレートを取得する通信品質管理部とを備え、
    前記第1の算出部は、前記パケットエラーレートの予想値を定めた情報を参照して、現在の変調方式および符号化レート、前記取得した搬送波レベル対干渉・雑音比、および前記取得したパケットエラーレートに対して、変調方式および符号化レートを1段階シフトダウンしたときのパケットエラーレートの予想値を求めて、前記予想値に基づいて、前記第1のスループットを算出する、請求項3記載の通信装置。
  5. 前記第1の算出部は、現在の変調方式および符号化レートを1段階シフトダウンさせてテスト通信を行なわせ、前記テスト通信でのスループットを前記第1のスループットとして算出する、請求項3記載の通信装置。
  6. 前記第2の算出部は、現在の再送単位を所定の範囲内で減少させてテスト通信を行なわせ、前記テスト通信によって得られたスループットの最大値を前記第2のスループットとして算出する、請求項3記載の通信装置。
  7. 各変調方式および符号化レートのレベルに対応する所要搬送波レベル対干渉・雑音比の範囲を定めた情報を記憶する記憶部と、
    通信相手の他の通信装置での受信信号のエラーレートおよび搬送波レベル対干渉・雑音比を取得する通信品質管理部とを備え、
    前記設定部は、前記記憶部内の前記対応を定めた情報を参照して、現在の変調方式および符号化レートでの所要搬送波レベル対干渉・雑音比の範囲に前記取得した受信信号の搬送波レベル対干渉・雑音比が含まれない場合に、前記取得した受信信号の搬送波レベル対干渉・雑音比が所要搬送波レベル対干渉・雑音比の範囲に含まれるような変調方式および符号化レートに切替え、
    前記変調方式および符号化レートの切換え後、前記取得した受信信号のエラーレートがシフトダウンの条件に該当した時点で、前記切換部は、前記変調方式および符号化レートのシフトダウンまたは前記再送単位の変更を行なう、請求項3〜6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記第1の算出部は、現在の変調方式および符号化レートを1段階シフトアップしたときのスループットを前記第1のスループットとして算出し、
    前記第2の算出部は、現在の再送単位を所定の範囲内で増加させたときのスループットの最大値を前記第2のスループットとして算出するとともに、前記スループットが最大となるときの再送単位を拡大再送単位として特定し、
    前記設定部は、所定の条件が満たされた時点で、前記第1のスループットが前記第2のスループット以上の場合に、現在の変調方式および符号化レートを1段階シフトアップし、前記第1のスループットが前記第2のスループット未満の場合に、再送単位を前記拡大再送単位に変更する、請求項1記載の通信装置。
  9. 現在の変調方式および符号化レートと、現在の搬送波レベル対干渉・雑音比と、現在のパケットエラーレートに対応させて、変調方式および符号化レートを1段階シフトアップしたときのパケットエラーレートの予想値を定めた情報を記憶する記憶部と、
    通信相手の他の通信装置での受信信号の搬送波レベル対干渉・雑音比、およびパケットエラーレートを取得する通信品質管理部とを備え、
    前記第1の算出部は、前記パケットエラーレートの予想値を定めた情報を参照して、現在の変調方式および符号化レート、前記取得した搬送波レベル対干渉・雑音比、および前記取得したパケットエラーレートに対して、変調方式および符号化レートを1段階シフトアップしたときのパケットエラーレートの予想値を求めて、前記予想値に基づいて、前記第1のスループットを算出する、請求項8記載の通信装置。
  10. 前記第1の算出部は、現在の変調方式および符号化レートを1段階シフトアップさせてテスト通信を行なわせ、前記テスト通信でのスループットを前記第1のスループットとして算出する、請求項8記載の通信装置。
  11. 前記第2の算出部は、現在の再送単位を所定の範囲内で増加させてテスト通信を行なわせ、前記テスト通信によって得られたスループットの最大値を前記第2のスループットとして算出する、請求項8記載の通信装置。
  12. 各変調方式および符号化レートのレベルに対応する所要搬送波レベル対干渉・雑音比の範囲を定めた情報を記憶する記憶部と、
    通信相手の他の通信装置での受信信号のエラーレートおよび搬送波レベル対干渉・雑音比を取得する通信品質管理部とを備え、
    前記設定部は、前記記憶部内の前記対応を定めた情報を参照して、現在の変調方式および符号化レートでの所要搬送波レベル対干渉・雑音比の範囲に前記取得した受信信号の搬送波レベル対干渉・雑音比が含まれない場合に、前記取得した受信信号の搬送波レベル対干渉・雑音比が所要搬送波レベル対干渉・雑音比の範囲に含まれるような変調方式および符号化レートに切替え、
    前記変調方式および符号化レートの切換え後、前記取得した受信信号のエラーレートがシフトアップの条件に該当した時点で、前記切換部は、前記変調方式および符号化レートのシフトアップまたは前記再送単位の変更を行なう、請求項8〜11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 通信装置の通信方法であって、
    現在の変調方式および符号化レート(変調方式および符号化レート)を変更したときのスループットを第1のスループットとして算出するステップと、
    現在の再送単位を変更したときのスループットを第2のスループットとして算出するステップと、
    所定の条件が満たされた時点で、前記第1のスループットが前記第2のスループット以上の場合に、現在の変調方式および符号化レートを変更し、前記第1のスループットが前記第2のスループット未満の場合に、再送単位を変更するステップと、
    前記変更された変調方式および符号化レートおよび再送単位に基づいて、通信相手の他の通信装置へデータを送信するステップとを備えた、通信方法。
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