JP2012129811A - 無線基地局装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送品質を低下させることなくアンテナ選択ダイバーシチ制御を行うことが可能な無線基地局装置を得ること。
【解決手段】受信に使用したアンテナの組み合わせを示すアンテナセット、当該アンテナセットを使用して信号を受信したときの受信品質測定結果、および通信対象ユーザ端末、の情報を記録するための伝送路品質記録部91と、信号の受信に使用するアンテナを切り替える制御を行うアンテナ制御部5と、選択されたアンテナセットを使用して信号を受信したときの受信品質を測定するSIR推定部84、86と、ユーザ端末に対して無線リソースを割り当てた場合、前記伝送路品質記録部91に記録されている情報に基づいて、当該ユーザ端末からの信号を受信するときに使用するアンテナセットを選択し、選択したアンテナセットを前記アンテナ制御部5に指示する受信回路制御部92と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信システムにおける無線基地局装置に関する。特に、アンテナ数に対して受信無線周波数(RF)チェーンが少ない構成の無線基地局装置に関する。
近年、より高速な無線セルラ通信を実現することを目的として、3GPP Release8においてLTE(Long Term Evolution)が規格化されている。また、無線セルラ通信における不感地帯対策やトラフィック分散などの目的で、フェムト基地局の導入が進んでいる。
フェムト基地局は、その用途からカバーエリア・収容可能ユーザ数を限定する一方で、従来のマクロ基地局と比較して小型・低コスト・省電力運用が可能な装置構成が求められている。LTEでは、MIMO(Multiple Input Multiple Output)伝送、すなわち複数アンテナを使用した空間多重伝送などによって伝送効率を拡大する。フェムト基地局において、低コストと伝送効率の両立をはかるためには、例えば、基地局アンテナを3つ以上設け、伝搬路の品質を示す測定値で決定した2本のアンテナでMIMO伝送を行う選択ダイバーシチ構成が考えられる。上りリンクの伝搬路品質測定用の信号としては、各サブフレームにおいて、データ通信チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)が割当てられたユーザ端末が送信する復調用参照信号(DMRS:Demodulation Reference Signal)と、これとは別に、スケジューリング用の伝搬品質測定を行うために各サブフレームの最終SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボルで指定されたユーザ端末が送信するサウンディング参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)が存在する。
選択ダイバーシチ構成をとる場合、各アンテナを受信アンテナに用いた際の伝搬路品質測定が必要であり、同時に受信処理可能なアンテナ数の制約がある場合には、時間によって切替えながら各アンテナについて測定しなければならない。アンテナ選択ダイバーシチについて、例えば、下記特許文献1では、伝搬路品質情報として受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定し、データ通信中に複数アンテナで受信を行うために、それぞれの受信アンテナでの受信信号強度を測定する区間を設け、1アンテナずつ測定する場合と比較してデータ通信の受信特性劣化を抑えながら、測定区間終了後にデータ通信に使用する受信アンテナもしくはアンテナのセット(合成ダイバーシチ適用の場合)を決定する方法が開示されている。
特開2006−352332号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、伝搬路の時間変動の有無にかかわらずデータ通信区間で複数のアンテナセットを用いてデータ受信と品質測定を行いながら次々と受信アンテナセットの切替えをするように制御する制御区間を設ける場合、制御区間中はさまざまな受信品質の元でデータが復調されることになる。そのため、平均的にその区間の伝送品質が低下する可能性がある、という問題があった。
また、無線基地局装置としては複数のユーザ端末にサービスを提供する必要があり、あるユーザ端末に対して品質を最大化する受信アンテナセットが別のユーザ端末に対して同様に品質を最大化できるとは限らず、各サブフレームでの通信対象のユーザ端末に対して適したアンテナを選択しなければならない。しかしながら、上りデータチャネルの割当頻度が低いユーザ端末に対しては、品質測定のための十分な時間を割り当てできない可能性がある、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、伝送品質を低下させることなくアンテナ選択ダイバーシチ制御を行うことが可能な無線基地局装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のアンテナを備え、全アンテナ数よりも少ない数のアンテナで信号を受信し、また、ユーザ端末に対して上り通信の無線リソースを割り当てる無線基地局装置であって、受信に使用したアンテナの組み合わせを示すアンテナセット、当該アンテナセットを使用して信号を受信したときの受信品質測定結果、および当該信号の送信元である通信対象ユーザ端末の識別符号、の情報を関連付けて記録するための伝送路品質記録手段と、信号の受信に使用するアンテナを切り替える制御を行うアンテナ制御手段と、選択されたアンテナセットを使用して信号を受信したときの受信品質を測定し、受信に使用したアンテナセット、当該アンテナセットを用いて信号を受信したときの受信品質測定結果、および通信対象ユーザ端末の識別符号、の情報を関連付けて前記伝送路品質記録手段に記録する受信品質測定手段と、無線リソースの割当要求を送信したユーザ端末に対して無線リソースを割り当てた場合、前記伝送路品質記録手段に記録されている情報に基づいて、当該ユーザ端末からの信号を受信するときに使用するアンテナセットを選択し、選択したアンテナセットを前記アンテナ制御手段に指示する受信回路制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、伝送品質を低下させることなく、アンテナ選択ダイバーシチ制御を行うことができる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態における無線基地局装置の構成例を示す図である。 図2は、受信信号復調部および制御部の構成例を示す図である。 図3は、本実施の形態におけるサブフレームの構成例を示す図である。 図4は、ユーザ端末に対する各受信アンテナでの受信品質測定からデータチャネルに対するアンテナ選択までの処理を示すシーケンス図である。
以下に、本発明にかかる無線基地局装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本実施の形態の無線基地局装置の構成例を示す図である。無線基地局装置13は、アンテナ1、2、3、4と、アンテナ制御部5と、ブランチ受信部6、7と、受信信号復調部8と、制御部9と、送信信号生成部10と、ブランチ送信部11、12と、を備える。本実施の形態に係る無線基地局装置13は、自装置の通信圏に存圏する複数のユーザ端末との間でデータ通信を行う無線通信システムで用いられる無線基地局装置である。
アンテナ1、2、3、4は、ユーザ端末等との間で信号を送受信するアンテナである。本実施の形態では、4本のアンテナを備えるが、これに限定するものではない。アンテナ制御部5は、アンテナ1〜4のうち、送信または受信に使用するアンテナを切り替える制御を行う。特許請求の範囲におけるアンテナ制御手段である。本実施の形態では、ブランチ受信部およびブランチ送信部のそれぞれの数に等しい2つのアンテナ、または1つのアンテナを使用する。ブランチ受信部6、7は、それぞれ、アンテナ制御部5によって切り替えられたアンテナで受信した信号に対して、デジタル信号変換処理を行い、出力する。
受信信号復調部8は、2つのブランチ受信部6、7からの信号を合成、またはMIMO伝送の場合には2つのブランチ受信部6、7から入力した各信号を分離する処理を行う。また、受信信号復調部8は、ユーザ端末からの送信データの復号結果のほか、例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check)による誤り検出結果、受信電界強度、信号分離後の信号電力、干渉電力、SIR(Signal to Interference Ratio)などの推定を実施する。
制御部9は、報知信号の他、受信信号復調部8からの情報に基づいて各ユーザ端末に送るべき制御情報(チャネル割当の制御情報、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)のACK・NACKなど)、下りデータを生成して送信信号生成部10に送る。
送信信号生成部10は、所定の方式で変調やプリコーディングなどの処理を行い、2つのブランチ送信部11、12分のデジタル信号を生成する。ブランチ送信部11、12は、入力したデジタル信号をアナログ信号に変換し、必要な送信電力レベル、周波数に信号を変換して出力する。アンテナ制御部5は、各ブランチ送信部11、12から入力した信号を、アンテナ1〜4のいずれかのアンテナ素子からユーザ端末に向けて送信する。
本実施の形態では、図1に示す無線基地局装置13のように、実装されたアンテナ数に対して受信RFチェーンの数、すなわち、同時に処理可能な受信ブランチ部数が少ない場合に有効である。また、この関係を満たす条件であれば、どのような実装されたアンテナ数と受信ブランチ部数の組み合わせにおいても適用可能である。また、図1では、送信アンテナと受信アンテナを共用する構成としているが、これに限定するものではなく、送信アンテナおよび受信アンテナを別々に設け、別々に選択可能とする構成にも適用可能である。説明を簡単にするため、以降、図1に示すように、実装されたアンテナ数4、受信RFチェーン数2として、アンテナ共用の有無については限定しない形式で説明する。
つぎに、無線基地局装置13における受信処理について説明する。図2は、受信信号復調部8および制御部9の構成例を示す図である。受信信号復調部8は、チャネル分離部81と、制御チャネル復調部82と、データチャネル復調部83と、SIR推定部84と、SRS復調部85と、SIR推定部86と、干渉電力推定部87と、を備える。
チャネル分離部81は、2つのブランチ受信部6、7分の予め定めた所定期間分の受信信号を蓄積し、時間、周波数、直交符号などのいずれかで多重された各チャネルを分離する。制御チャネル復調部82、データチャネル復調部83、およびSRS復調部85は、分離された各チャネルのデータを復調および復号する一連のブロックである。SIR推定部84は、データチャネルに含まれる復調用参照信号DMRSを利用して、受信品質測定結果としてSIR推定値を算出する。SIR推定部86は、SRSを利用して、受信品質測定結果としてSIR推定値を算出する。SIR推定部84およびSIR推定部86で、特許請求の範囲における受信品質測定手段となる。干渉電力推定部87は、在圏ユーザ端末のいずれも上り信号を送信しないときに、無線基地局装置13の通信圏外に存在するユーザ端末等、他の通信装置からの受信信号から干渉電力を算出する。特許請求の範囲における干渉電力測定手段である。
制御部9は、伝送路品質記録部91と、受信回路制御部92と、受信アンテナ選択制御部93と、を備える。伝送路品質記録部91は、SIR推定部84、86からのSIR推定値などの受信品質測定結果を、受信に使用したアンテナセット、受信した信号の送信元である通信対象ユーザ端末の識別符号、の情報を関連付けて記録(保持)するための記録部である。特許請求の範囲における伝送路品質記録手段である。受信回路制御部92は、各チャネルの復号結果をもとにユーザ端末の管理やスケジューリング機能を提供する。スケジューリングにおいて上り通信の無線リソースを割り当てる場合、無線リソースとしては、例えば、時間、周波数、直交符号等があり通信方式により異なる。また、伝送路品質記録部91を参照し、SIR推定値および各サブフレームのユーザ割当情報等に基づいて、ユーザ端末毎に適切なアンテナセットを逐次選択し、制御信号を受信アンテナ選択制御部93へ送信する。すなわち、受信回路制御部92は、ユーザ端末に対して無線リソースを割り当てた場合に、伝送路品質記録部91に記録されている情報に基づいて、在圏しているどのユーザ端末から信号を受信するときにおいても、受信品質測定結果の良いアンテナセットを選択することができる。受信回路制御部92は、無線リソースを割り当てたユーザ端末から信号を受信するときには、そのユーザ端末との間で最も良い、または良好な受信品質測定結果を得たアンテナセットを選択することで、各ユーザ端末との通信において受信性能を向上することができる。受信アンテナ選択制御部93は、受信回路制御部92からの制御信号に基づいて、アンテナ制御部5に対して、選択するアンテナを具体的に、すなわち受信に使用するアンテナセットを指示する。なお、受信アンテナ選択制御部93を別途設けているが、その機能を受信回路制御部92に統合し、受信アンテナ選択制御部93を削除する構成とすることも可能である。受信回路制御部92に受信アンテナ選択制御部93の機能を統合したものを、特許請求の範囲における受信回路制御手段とする。
つづいて、無線基地局装置13で用いるサブフレームについて説明する。図3は、LTE上りリンクの1サブフレームの構成例を示す図である。本実施の形態では、1つのサブフレームを、受信回路制御部92が無線リソースを割り当てる際の無線リソース割り当て単位とする。1サブフレームは、14個のSC−FDMAシンボルで構成されている。各サブフレームの先頭には、遅延波による符号間干渉による伝送性能劣化を抑制するためのCP(Cyclic Prefix)を付加する。受信回路制御部92は、1サブフレームを単位として、サブフレーム内の時間周波数に割り当てるユーザ端末およびチャネルを決定する。LTEでは、ユーザ端末からのデータを伝送するPUSCHとSRSは、別々のSC−FDMAシンボルに割当でき、通常、SRSは最終シンボル(図3では#14)に配置される。ユーザ端末は、この最終シンボルで受信品質測定用の参照信号であるSRSを送信し、その他のシンボルでデータ復調用の参照信号を含むデータを送信する。一方、無線基地局装置13は、最終シンボルの期間で受信品質測定用の参照信号であるSRSを受信し、その他のシンボルの期間でデータ復調用の参照信号を含むデータを受信する。このとき、無線基地局装置13は、それぞれの期間で受信に使用するアンテナセットを選択し、アンテナセットを切り替えて使用する。なお、SRSを伝送せず、1サブフレームの全シンボルをPUSCH伝送に使ってもよい。図3に示すフレームフォーマットは一例であり、上りリンクについて各シンボルのデータチャネルとスケジューリング用参照信号の送信時間をユーザ毎に別々に設定可能な無線基地局装置に適用可能である。また、変調方式としては、上りリンクにSC−FDMAのかわりにOFDMを利用するシステムでも同様に利用可能である。
つづいて、無線基地局装置13において、アンテナセットごとに受信品質を測定し、適切なアンテナセットを選択して、ユーザ端末からデータを受信する処理について説明する。図4は、ユーザ端末に対する各受信アンテナでの受信品質測定からデータチャネルに対するアンテナ選択までの処理を示すシーケンス図である。ここでは、無線基地局装置13に在圏するユーザ端末UE1との間で上りデータを受信するまでについて、ユーザ端末UE1、無線基地局装置13を構成するアンテナ制御部5、送信信号生成部10、受信信号復調部8、制御部9、の間で行われる処理について説明する。
なお、図4では、下方向が時間の進む方向を示し、水平に破線で仕切られた時間間隔はサブフレームの送信タイミングの間隔と一致する。アンテナ制御部5の列で時間毎に仕切られた囲みステップS2、S6、S9、S12、S15、S19、S23、S30、S31内の文字は、各時間において受信アンテナセットとして用いるアンテナセットと対応する。ここで、アンテナセットとは、実装されたアンテナのうちの一部を意味する。例えば、図1の構成であれば、4本のアンテナから、受信RFチェーン数である2本のアンテナを選び出す全組み合わせ、および、1以上かつ受信RFチェーン数以下の本数のアンテナを選び出す全組み合わせのうちの1つを示す。囲み内の文字は、使用可能なアンテナセットのうちの1つとそれぞれ対応する。例えば、アンテナセットAはアンテナ1とアンテナ2の組み合わせ、アンテナセットBはアンテナ1とアンテナ3の組み合わせ、アンテナセットCはアンテナ1とアンテナ4の組み合わせを示す。
また、アンテナ制御部5は、制御部9の受信アンテナ選択制御部93からの指示に基づいて使用するアンテナセット(アンテナ)を切り替えるが、図4では記載を簡略化するため、受信アンテナ選択制御部93からの指示については省略する。
まず、無線基地局装置13は、各ユーザ端末に対して、データチャネル(LTEではPUSCHに対応する)とSRSの送信タイミングおよび周波数を予め規定しておく(LTEでは、下りリンクでSRSの送信制御を行う)。これに従って、無線基地局装置13では、サブフレームSF1でユーザ端末UE1が送信するSRS(ステップS1)を、アンテナ制御部5の制御により、アンテナセットAに切り替えて受信する(ステップS2)。そして、受信信号復調部8において、SIR推定部86が、受信したSRSのSIR推定値を計算し(ステップS3)、SIR推定値を、通信対象をユーザ端末UE1、使用した受信アンテナセットA、との組み合わせで制御部9の伝送路品質記録部91に保存する(ステップS4)。LTEでは、ユーザ端末UE1は、SRSをサブフレームの最終シンボル(図3における#14)で伝送する。また、無線基地局装置13では、ユーザ端末から送信されてくるサブフレームのCPの期間中、(図3における各シンボル先頭に設けられたCPの期間中)に、受信品質測定対象のアンテナセットに切り替える。なお、各ユーザ端末と無線基地局装置13との間では、時間同期されているものとする。同期方法については限定せず、既存の方法を用いて行うことができる。特に、セル半径の小さいフェムト基地局の場合、マルチパスの影響が小さいので、必要なCPの長さは一般にマクロ基地局より小さい。そのため、CPを利用することで特性の瞬時的低下を抑えながらアンテナ切替えをすることができる。
同様に、サブフレームSF3において、無線基地局装置13では、サブフレームSF3でユーザ端末UE1が送信するSRS(ステップS5)を、アンテナ制御部5の制御により、ステップS2で使用したアンテナセットAとは異なるアンテナセットBに切り替えて受信する(ステップS6)。そして、受信信号復調部8において、SIR推定部86が、受信したSRSのSIR推定値を計算し(ステップS7)、SIR推定値を、通信対象をユーザ端末UE1、使用した受信アンテナセットB、との組み合わせで制御部9の伝送路品質記録部91に保存する(ステップS8)。
ここで、無線基地局装置13は、つぎのサブフレーム(ここではサブフレームSF5)を受信するまでの時間を利用して、アンテナ制御部5がアンテナセットを次々と切り替えて、在圏ユーザ端末のいずれも信号を送信していない状態の受信レベルを測定し、干渉電力を計算して保存する。具体的には、無線基地局装置13では、アンテナ制御部5がアンテナセットCに切り替えて(ステップS9)、受信信号復調部8の干渉電力推定部87が、信号を受信していないときの受信レベルから干渉電力を計算し(ステップS10)、受信回路制御部92を介して伝送路品質記録部91に保存する(ステップS11)。同様に、アンテナ制御部5がアンテナセットAに切り替えて(ステップS12)、干渉電力推定部87が、信号を受信していないときの受信レベルから干渉電力を計算し(ステップS13)、受信回路制御部92を介して伝送路品質記録部91に保存する(ステップS14)。また、アンテナ制御部5がアンテナセットBに切り替えて(ステップS15)、干渉電力推定部87が、信号を受信していないときの受信レベルから干渉電力を計算し(ステップS16)、受信回路制御部92を介して伝送路品質記録部91に保存する(ステップS17)。なお、干渉電力を記録するタイミングはこれに限定するものではない。例えば、サブフレームSF1とサブフレームSF3との間や、サブフレームSF5とサブフレームSF7との間等に行ってもよい。また、干渉電力推定部87が、受信回路制御部92を介して干渉電力を伝送路品質記録部91に保存しているが、これに限定せず、干渉電力推定部87と伝送路品質記録部91を直接接続する構成とし、干渉電力推定部87が直接伝送路品質記録部91に干渉電力を保存するようにしてもよい。
つぎに、サブフレームSF5において、無線基地局装置13では、サブフレームSF1、SF3のときと同様に、アンテナセットCのときのSIR推定値を計算する。サブフレームSF5でユーザ端末UE1が送信するSRS(ステップS18)を、アンテナ制御部5の制御により、ステップS2、S6で使用したアンテナセットA、Bとは異なるアンテナセットCに切り替えて受信する(ステップS19)。そして、受信信号復調部8において、SIR推定部86が、受信したSRSのSIR推定値を計算し(ステップS20)、SIR推定値を、通信対象をユーザ端末UE1、使用した受信アンテナセットC、との組み合わせで制御部9の伝送路品質記録部91に保存する(ステップS21)。
このように、無線基地局装置13では、全てのとりうるアンテナセット、または、そのうちの一部のアンテナセットを使用してSRSでSIRを測定する。図4では、アンテナセットA、B、Cを測定することとし、ステップS4、S8、S21からの一連の処理でそれぞれのSIR推定値を伝送路品質記録部91に保存する。
その後、ユーザ端末UE1から上りデータチャネルの割当要求、すなわち上り通信の無線リソースの割当要求が送信されたとき(ステップS22)、無線基地局装置13は、これをアンテナセットYで受信する(ステップS23)。なお、無線基地局装置13では、アンテナセットYを用いているが、一例であり、その他のアンテナセットでもよく、SIR推定値を記録しているアンテナセットA、B、C等を用いてもよい。
無線基地局装置13は、制御チャネル復調部82で割当要求を検出し(ステップS24)、受信回路制御部92において、ユーザ端末UE1割当処理、すなわちユーザ端末UE1に対する無線リソースの割当処理を実施する(ステップS25)。ここで、無線リソースを割り当てるか否かを決定し、割り当てを許可する場合、送信信号生成部10が、割り当てを許可する下り制御信号(割当許可)を生成し(ステップS26)、ユーザ端末UE1へ送信する(ステップS27)。
このユーザ端末UE1に対する割当処理のとき(ステップS25)、受信回路制御部92は、伝送路品質記録部91から、ユーザ端末UE1の各受信アンテナセットA、B、Cのうち、最もSIR推定値がよいアンテナセットを選択(ここでは、アンテナセットBを選択)し、受信アンテナ選択制御部93に制御信号を送る。
ユーザ端末UE1は、システムにおいて規定されたサブフレーム後に、サブフレームSF11でデータチャネルの送信を開始する(ステップS28)。そのため、受信アンテナ選択制御部93は、アンテナ制御部5に対して、このサブフレームのデータ割当シンボルで使用するアンテナセットBを指示する。そして、アンテナ制御部5が、アンテナセットBに切り替えてデータを受信する(ステップS30)。データチャネル用アンテナセットの切り替えは、実際にユーザ端末UE1から送信が始まるまでのいずれかの時点で行えばよい。
また、サブフレームSF11では、ユーザ端末UE1は、データチャネルの他に、一部のシンボルでSRSも伝送するようにしており(ステップS29)、無線基地局装置13では、SRS割当シンボルのみ、アンテナセットBとは別のアンテナセット、例えば、アンテナセットAでSRSを受信する(ステップS31)。アンテナセットAの選択方法としては、例えば、アンテナセットBで使用していないアンテナで構成されるアンテナセットを選択する方法があるが、これに限定するものではない。アンテナセットBの場合と同様、受信回路制御部92がアンテナセットAを選択し、受信アンテナ選択制御部93へ制御信号を送信し、受信アンテナ選択制御部93がアンテナ制御部5へ指示し、アンテナ制御部5がSRS受信時にアンテナセットAに切り替える。
無線基地局装置13では、サブフレームSF11において、アンテナセットBで受信したデータチャネルからデータの復調を行いながら、データチャネルに付随する復調用参照信号DMRSからSIR推定値を計算し(ステップS32)、ユーザ端末UE1の送信信号を受信アンテナセットBで受けたSIR推定値として伝送路品質記録部91の該当品質情報を更新(保存)する(ステップS33)。また、無線基地局装置13は、アンテナセットAで受信したSRSシンボルのSIR推定値については(ステップS31)、ステップS3、S4等と同様の手順でSIR推定値を計算し、伝送路品質記録部91の該当品質情報を更新(保存)する(ステップS32、S34)。
無線基地局装置13では、SRSシンボルにおいて、データチャネルで受信に使用したアンテナセットを切り替えて、異なるアンテナセットを使用してSIR推定値を計算することにより、様々なアンテナセットでのSIR推定値を迅速に得ることができる。すなわち、受信品質測定用の参照信号の受信期間において、データの受信期間で受信に使用したアンテナセットを切り替えて、異なるアンテナセットを使用する。これにより、無線基地局装置13では、次回、ユーザ端末UE1にデータチャネルを割り当てする場合、更新された伝送路品質記録部91の記録に基づいて、アンテナセットを選択することができる。また、ユーザ端末UE1からデータチャネルを用いたデータ受信中であっても、現在使用しているアンテナセット(ここではアンテナセットB)よりも他のアンテナセット(ここではアンテナセットA)のSIR推定値が良くなった場合、無線基地局装置13は、データチャネルに使用するアンテナセットを切り替えてもよい。
なお、ユーザ端末UE1に対する処理について説明したが、無線基地局装置13は、別のユーザ端末UE2に対しても同様の手続きを実施し、ユーザ端末UE2のデータチャネル割り当て時には、ユーザ端末UE2に適した受信アンテナセットを選択するようにすることができる。SRS送信は、各ユーザ端末が同じ時間シンボルを共有して周波数軸上にくし状に自局の信号を割当てられるので、ひとつの受信アンテナセットに対して同時に複数のユーザ端末の品質情報を測定することができる。そのため、ユーザ端末数に比例して測定時間がかかるという問題を抑制しながら、各ユーザ端末の最適受信アンテナセットを決めることができる。
ここで、SRSによるSIR推定値の測定頻度について説明する。SRS受信時、無線基地局装置13は、ある時点の伝送路品質記録部91の記録に基づいて、使用する受信アンテナセットごとに測定頻度に差を設けることも可能である。例えば、あるユーザ端末について、複数個のアンテナセットでSIR推定値を取得した後、各アンテナセットをSIR推定値の品質で順位付けし、より上位、すなわち品質の比較的良好なアンテナセットを、SRSで利用する受信アンテナセットとしてより選ばれやすいように制御する。より品質の良いと思われるアンテナセットについて高頻度にSIR推定値(品質情報)を更新することにより、無線基地局装置13では、データチャネル割り当て時、より直近で品質の良いアンテナセットを選択する確率が上がり、伝送効率向上に寄与することができる。
また、無線基地局装置13では、伝送路品質記録部91に記録するデータは、上記の通り通信対象ユーザ端末の識別符号、受信に使用したアンテナセット、SIR推定値などの受信品質測定結果である品質情報に加え、時間情報を付け加えてもよい。例えば、各ユーザ端末とアンテナセットの組み合わせ毎に、直近の規定回数分のデータを記録することにし、測定ごとの結果の分散などから変動速度を推定できるようにしてもよい。変動速度が遅いと推定される場合、SRSの送信間隔を長くすることにより、ユーザ端末の送信電力を抑えることが可能となる。また、受信アンテナセットの判断基準として、最新のSIR推定値だけでなく、過去のデータを忘却係数などで重み付して評価するようにしてもよい。品質情報としては、SIR推定値のほか、SNR(Signal to Noise Ratio)、SINR(Signal to Interference and Noise Ratio)などを用いてもよい。また、伝搬路品質は、特にマルチパスの影響が強い環境では周波数方向にも変動があることから、周波数毎の測定結果を分けて保存し、割当周波数帯域、割当ユーザ端末毎に使用受信アンテナを選択できるようにしてもよい。
また、無線基地局装置13では、図4のステップS9〜S17に示すように、在圏ユーザ端末がいずれも信号を送信しないとき、受信アンテナセットを次々に切り替えて、干渉電力推定部87において受信レベルを測定し、干渉情報としてアンテナセットの選択の際に利用してもよい。フェムト基地局など、収容ユーザ数が少ない無線基地局装置の場合、いずれの在圏ユーザ端末も送信しない区間が発生しやすくなるので、この間に各アンテナセットでの電力を測定し、干渉の頻度などを蓄積すれば、データチャネルでのアンテナ選択の基準として使用することができる。この干渉測定は、SRS測定時のSIR測定のように、あるシンボルのみに限定されず、より長時間取得可能になる可能性があるため、瞬時的な干渉の検出や、多数のアンテナセットでの測定が行いやすい。
例えば、受信回路制御部92は、各アンテナセットを受信アンテナに用いた場合の干渉電力推定結果を干渉電力推定部87から読み取り、伝送路品質記録部91にSIR推定値などとは別に記録しておけば、2つのアンテナセット間のSIR推定値が同等の時は、干渉電力の指標を利用してより干渉の少ない受信アンテナセットを選択することで、干渉回避が行いやすくなる。また、あるユーザ端末に対して十分な数のアンテナセットでSIR測定が実施できていない、または、ある閾値を上回るような品質が確保されたアンテナセットが存在しない状況で、上りデータチャネルの割当要求があった場合、無線基地局装置13は、干渉電力測定の結果だけがあれば、暫定的に干渉電力が小さくなると思われるアンテナセットで受信を行うといった制御を行うこともできる。
また、HARQによる再送制御を行う無線通信システムでは、上記のような手順でデータチャネルにおける受信アンテナ選択を実施して復調し、CRCにより誤りを検出した場合、無線基地局装置13は、再送時には初送時と異なるアンテナセット、例えば、伝送路品質記録部91において初送時のアンテナセットを除いて最もSIR推定値の高いアンテナセットを受信アンテナとして選択してもよい。HARQによる時間ダイバーシチ効果に加え、空間ダイバーシチ効果も期待することができ、伝送効率の向上を図ることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、無線基地局装置は、ユーザ端末別に、アンテナセット毎に受信品質測定結果を取得し、データチャネルの受信に使用するアンテナセットと、チャネル情報取得用参照信号であるSRSの受信に使用するアンテナセットを独立に選択し、それぞれのアンテナセットで受信品質測定結果を継続して取得することで、選択ダイバーシチ構成において、同時処理可能な受信ブランチ数が全アンテナ数より少ない場合でも、効率よく各受信アンテナセットと各ユーザ端末の間の伝搬路の受信品質を測定することができ、ある時点で最適な受信アンテナセットを使用しながら、SRS部分で定期的に別のアンテナセットの受信品質を測定できることとした。これにより、通信対象ユーザ端末が変化した場合や、伝搬路特性が変化して受信品質が低下した場合でも、最新の受信品質測定結果により最適となるアンテナセットを選択することができるので通信品質の低下を抑えることができ、伝送効率を向上することができる。また、RFチェーン数が実装されたアンテナ数よりも少ない選択ダイバーシチ構成であっても、効率よくダイバーシチ効果を得ることができ、低コスト化を可能とすることができる。
以上のように、本発明にかかる無線通信基地局は、通信品質の測定に有用であり、特に、複数のアンテナを備える場合に適している。
1、2、3、4 アンテナ
5 アンテナ制御部
6、7 ブランチ受信部
8 受信信号復調部
9 制御部
10 送信信号生成部
11、12 ブランチ送信部
13 無線基地局装置
81 チャネル分離部
82 制御チャネル復調部
83 データチャネル復調部
84 SIR推定部
85 SRS復調部
86 SIR推定部
87 干渉電力推定部
91 伝送路品質記録部
92 受信回路制御部
93 受信アンテナ選択制御部

Claims (9)

  1. 複数のアンテナを備え、全アンテナ数よりも少ない数のアンテナで信号を受信し、また、ユーザ端末に対して上り通信の無線リソースを割り当てる無線基地局装置であって、
    受信に使用したアンテナの組み合わせを示すアンテナセット、当該アンテナセットを使用して信号を受信したときの受信品質測定結果、および当該信号の送信元である通信対象ユーザ端末の識別符号、の情報を関連付けて記録するための伝送路品質記録手段と、
    信号の受信に使用するアンテナを切り替える制御を行うアンテナ制御手段と、
    選択されたアンテナセットを使用して信号を受信したときの受信品質を測定し、受信に使用したアンテナセット、当該アンテナセットを用いて信号を受信したときの受信品質測定結果、および通信対象ユーザ端末の識別符号、の情報を関連付けて前記伝送路品質記録手段に記録する受信品質測定手段と、
    無線リソースの割当要求を送信したユーザ端末に対して無線リソースを割り当てた場合、前記伝送路品質記録手段に記録されている情報に基づいて、当該ユーザ端末からの信号を受信するときに使用するアンテナセットを選択し、選択したアンテナセットを前記アンテナ制御手段に指示する受信回路制御手段と、
    を備えることを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記受信回路制御手段は、1つの無線リソース割り当て単位において、各ユーザ端末に対する受信品質測定用の参照信号の受信期間、およびデータ復調用の参照信号を含むデータの受信期間、のそれぞれの期間で受信に使用するアンテナセットを選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局装置。
  3. 前記受信回路制御手段は、前記伝送路品質記録手段に記録されている情報に基づいて、無線リソースを割り当てたユーザ端末において最も受信品質測定結果の良いときの受信に使用したアンテナセットを、当該ユーザ端末からのデータの受信期間で受信に使用するアンテナセットとして選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線基地局装置。
  4. 前記受信回路制御手段は、1つの無線リソース割り当て単位において、前記受信品質測定用の参照信号の受信期間と、前記データの受信期間では、異なるアンテナセットを選択する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の無線基地局装置。
  5. 前記受信回路制御手段は、前記受信品質測定用の参照信号の受信期間で受信に使用するアンテナセットとして、前記データの受信期間で受信に使用するアンテナセットとは異なるアンテナで構成されるアンテナセットを選択する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線基地局装置。
  6. 前記受信回路制御手段は、前記データの受信期間の受信品質測定結果よりも前記受信品質測定用の参照信号の受信期間の受信品質測定結果が良い場合、前記データの受信期間で使用するアンテナセットを、前記受信品質測定用の参照信号の受信期間で使用していたアンテナセットに切り替える、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の無線基地局装置。
  7. 前記受信回路制御手段は、所定のユーザ端末に対する受信品質測定用の参照信号の受信期間で受信に使用するアンテナセットを選択する場合、前記伝送路品質記録手段に記録されている情報に基づいて、当該ユーザ端末に対して記録されている受信品質測定結果のうち相対的に受信品質測定結果の良いときの受信に使用されたアンテナセットを、他のアンテナセットよりも高い頻度で選択する、
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の無線基地局装置。
  8. さらに、
    在圏する全てのユーザ端末が信号を送信していないときに、アンテナセット毎に干渉電力を測定し、前記伝送路品質記録手段に干渉電力値を記録する干渉電力測定手段、
    を備え、
    前記受信回路制御手段は、さらに、前記干渉電力値を用いて、ユーザ端末からの信号を受信するときに使用するアンテナセットを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の無線基地局装置。
  9. ユーザ端末との間でHARQによる再送制御を行う場合、
    前記受信回路制御手段は、信号の再送を決定したときは、再送時の信号を受信するときに使用するアンテナセットとして、初送時の信号を受信したときに使用したアンテナセットとは異なるアンテナセットを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の無線基地局装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021185461A1 (en) * 2020-03-20 2021-09-23 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and apparatuses for spatial resource selection

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