JP5473370B2 - 電気供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、屋外に設置されたコンセントから電気機器に電力を供給する電気供給システムに関するものである。
従来、この種の電気供給システムとしては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に開示された電気供給システムでは、電気自動車に、そのバッテリへの充電を管理する充電制御ECU(Engine Control Unit)が設けられている。充電に際しては、電気自動車の充電ケーブルが住宅の屋外コンセントに接続され、住宅内に設けられたIDボックスとこの充電制御ECUとの間で、配電線を介した電力線搬送通信により認証が行われる。この認証が成立すると、住宅の屋外コンセントから電気自動車のバッテリへ電力が供給されて、充電が行われる。この電気供給システムによれば、電気自動車が盗難され、盗難者が電気自動車の充電ケーブルを他の住宅の屋外コンセントに差し込んで電気自動車のバッテリを充電しようとしても、他の住宅にIDボックスがなければ認証を行うことができない。このため、電気自動車のバッテリを充電することができず、盗難者がこの電気自動車を乗り続けてしまうことが防がれる。
特開2008−61432号公報
しかしながら、上記従来の電気供給システムでは、IDボックスが設けられた住宅の屋外コンセントに電気自動車を始めとする電気機器を誰もが接続できるコンセント設置状態になっている場合には、他人が勝手に電気機器を屋外コンセントに接続して、電気機器の充電や利用ができる。このため、上記従来の電気供給システムでは、屋外コンセントから電力が盗まれ、屋外コンセントが設置された住宅に使用電気料金の請求が行われて、被害を受けることになる。また、特許文献1に開示された上記従来の電気供給システムにおける、電気自動車の充電制御ECUとの間で認証を行う住宅内のIDボックスは、ある程度の体積が必要となる。このため、IDボックスを設置するためのスペースが住宅内に必要になり、また、それ専用のマイクロコンピュータを含む装備が必要になって高価なものになる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
配電線を介して電力量計に接続されている屋外に設置された屋外コンセントと、
配電線を介して電力量計に接続されている屋内に設置された屋内コンセントと、
配電線を介して電力線搬送通信によって信号を送受信する電気機器内電力線搬送通信回路を備え、屋外コンセントに接続されると自身の固有の機器識別値を電気機器内電力線搬送通信回路によって配電線へ送出する電気機器と、
配電線を介して電力線搬送通信によって信号を送受信する電力量計内電力線搬送通信回路、およびこの電力量計内電力線搬送通信回路によって受信された機器識別値と予め登録された電気機器の登録識別値とが一致するか否か判別し、一致する場合に認証信号を電力量計内電力線搬送通信回路によって配電線へ送出する認証回路を備える、屋外コンセントおよび屋内コンセントに接続された機器が消費した電力量を測定する電力量計と、
配電線を介して電力線搬送通信によって信号を送受信する電力線搬送通信回路を備え、この電力線搬送通信回路によって認証信号が受信されると屋外コンセントから電気機器への電力供給を行わせる電力供給手段と
を備えて電気供給システムを構成した。
本構成によれば、電気機器は、屋外コンセントに接続されると、自身の固有の機器識別値を電気機器内電力線搬送通信回路によって配電線へ送出する。電力量計は、電力量計内電力線搬送通信回路によって配電線を介して受信した機器識別値と、予め登録された電気機器の登録識別値とが一致すると認証回路によって判別された場合に、認証信号を電力量計内電力線搬送通信回路によって配電線へ送出する。電力供給手段は、その電力線搬送通信回路によって配電線を介して認証信号を受信すると、屋外コンセントから電気機器への電力供給を行う。このため、電気機器内電力線搬送通信回路を備えた電気機器のうち、機器識別値が電力量計に予め登録された電気機器のみに屋外コンセントから電力が供給され、機器識別値が電力量計に登録されていない電気機器を勝手に屋外コンセントに接続しても、認証が成立しないために電力を盗むことができず、電力の盗難が防止される。
また、配電線を介して電力線搬送通信によって信号を送受信する電力量計内電力線搬送通信回路、および屋外コンセントから電気機器への電力供給を行うか否かの認証を行う認証回路は、従来のように電力量計と物理的に異なる別の装置に設けられておらず、電力量計の内部に設けられているため、電力量計内電力線搬送通信回路および認証回路のための設置スペースを改めて需要家宅内に設ける必要がない。また、電力量計に電力量計内電力線搬送通信回路および認証回路を組み込むだけで、電力線搬送通信によって電気機器の認証が可能となるため、電気機器の認証を行う電気供給システムを安価に構成することができる。
また、本発明は、電力供給手段が電気機器に備えられ、電力供給手段内の電力線搬送通信回路が電気機器内電力線搬送通信回路であることを特徴とする。
本構成によれば、電気機器に備えられた電力供給手段を構成する電気機器内電力線搬送通信回路が認証信号を受信すると、屋外コンセントから電気機器へ電力供給が行われる。このため、機器識別値が電力量計に登録されていない、電気機器内電力線搬送通信回路を備えた電気機器を勝手に屋外コンセントに接続しても、認証が成立しないためにこの電気機器への電力供給は行われないが、電気機器内電力線搬送通信回路を備えていない通常の電気機器が屋外コンセントに接続された場合には、電力量計内の認証回路による認証が行われることなく、屋外コンセントから通常の電気機器への電力供給が行われる。この結果、本電気供給システムによって電力供給をする対象を、機器識別値が登録された、電気機器内電力線搬送通信回路を備えた電気機器、および通常の電気機器に限定することが可能になる。
また、本発明は、屋外コンセントが、配電線を介して電力線搬送通信によって信号を送受信するコンセント内電力線搬送通信回路を備え、
電力供給手段が屋外コンセントに備えられ、電力供給手段内の電力線搬送通信回路がコンセント内電力線搬送通信回路であることを特徴とする。
本構成によれば、屋外コンセントに備えられた電力供給手段を構成するコンセント内電力線搬送通信回路が認証信号を受信すると、屋外コンセントから電気機器へ電力供給が行われる。このため、機器識別値が電力量計に登録されていない、電気機器内電力線搬送通信回路を備えた電気機器を勝手に屋外コンセントに接続しても、認証が成立しないためにこの電気機器への電力供給は行われず、電力の盗難が防止される。
また、本発明は、電力量計が、電気機器が配電線に送出した機器識別値を電力量計内電力線搬送通信回路によって受信し、受信した機器識別値と登録識別値とが認証回路によって一致すると判別されると、認証信号を電力量計内電力線搬送通信回路によって配電線へ送出して屋外コンセントから電気機器への電力供給を電力供給手段によって行わせ、機器識別値を電気機器の利用者に属する電力量計に固有の電力量計識別値と共に受信している場合には、電気機器が使用した電力量を電力量計識別値と共に電力量計内電力線搬送通信回路によって配電線に送出し、機器識別値のみを受信している場合には、電気機器が使用した電力量を電力量計内電力線搬送通信回路によって配電線へ送出し、
電気機器が使用した電力量を配電線から受信した場合には、受信した電力量に応じた料金を電気機器の利用者にその場で課金し、電気機器が使用した電力量を電力量計識別値と共に配電線から受信した場合には、これらの情報を電力会社に送信し、電力量計識別値を有する電力量計の計測電力量に受信した電力量を加算して課金する課金手段を備えていることを特徴とする。
本構成によれば、電力量計は、受信した機器識別値と登録識別値とが認証回路によって一致すると判別されると、屋外コンセントから電気機器への電力供給を電力供給手段に行わせる。その後、電力量計は、電気機器から機器識別値のみを受信している場合には、電気機器が使用した電力量を配電線へ送出する。課金手段は、配電線から電力量を受信し、受信した電力量に応じた料金を電気機器の利用者にその場で課金する。また、電力量計は、電気機器が使用した電力量を電気機器の利用者に属する電力量計に固有の電力量計識別値と共に受信している場合には、電力量を電力量計識別値と共に配電線に送出する。課金手段は、配電線からこれら電力量および電力量計識別値を受信し、これらの情報を電力会社に送信することにより、受信した電力量計識別値を有する電力量計の計測電力量に、受信した電力量を加算して、課金する。このため、利用者の電力量計識別値を送出しない電気機器の利用者には、その場でその電気機器の使用電力量に応じた課金が行われる。また、利用者の電力量計識別値を送出する電気機器の利用者には、その電気機器の使用電力量に応じた課金が、利用者に属する電力量計で計測された使用電力量に応じた料金と一括して行われる。この結果、本電気供給システムを商業用設備に適用して、種々の利用者に電力供給を行うサービスを図ることが可能になる。
また、本発明は、配電線に接続されて電力会社から予め需要家に供給されているパスワードが入力されると、電力会社によって予め記憶された電力量計識別値を配電線へ送出する送出回路を有する専用端末を備え、
電力量計は、電力量計識別値を送出回路から受信すると、電力量計識別値の登録を自身に行う登録回路を備えていることを特徴とする。
本構成において、本電気供給システムの利用を望む需要家は、予め電力会社に申請して、電力会社から専用端末とパスワードの供給を受ける。専用端末は、配電線に接続されてパスワードが入力されると、電力会社によって予め記憶された電力量計識別値を送出回路によって配電線へ送出する。電力量計は、この送出された電力量計識別値を受信すると、電力量計識別値の登録を登録回路によって自身に行う。このため、電力会社は、本電気供給システムの利用を望む需要家に対して、本電気供給システムのサービスを提供することが可能になる。
また、本発明は、送出回路が、専用端末に接続されているコンピュータからの指令信号に応じて、電力量計識別値を配電線へ送出することを特徴とする。
本構成によれば、専用端末に接続されているコンピュータを操作することにより、電力会社にインターネット網などを介して本電気供給システムの利用を申請し、パスワードや専用端末の操作ソフトをコンピュータにダウンロードすることができる。そして、ダウンロードした操作ソフトを使ってコンピュータを操作することにより、専用端末へ指令信号を送信し、専用端末から配電線へ電力量計識別値を送出させる。電力量計は、この送出された電力量計識別値を受信すると、電力量計識別値の登録を登録回路によって自身に行う。このため、電力会社への本電気供給システムの利用の申請が容易になり、利便性が向上する。
また、本発明は、専用端末が、配電線に接続されて電力会社から予め需要家に供給されているパスワードが入力されると、機器識別値の入力を受け付ける受付回路を備え、
送出回路は、この受付回路によって入力された機器識別値を配電線へ送出し、
電気機器は、機器識別値を送出回路から受信すると、機器識別値の登録を自身に行う登録回路を備えていることを特徴とする。
本構成によれば、電力会社から供給された専用端末を用いて、その受付回路によって所望の電気機器の機器識別値を入力すると、入力された機器識別値は送出回路によって配電線へ送出される。電気機器は、配電線を介して受信した機器識別値の登録を登録回路によって自身に行う。このため、本電気供給システムによって電力供給をする対象を、所望の電気機器に設定することができる。
本発明によれば、上記のように、電気機器内電力線搬送通信回路を備えた電気機器のうち、機器識別値が電力量計に予め登録された電気機器のみに屋外コンセントから電力が供給され、機器識別値が電力量計に登録されていない電気機器を勝手に屋外コンセントに接続しても、認証が成立しないために電力を盗むことができず、電力の盗難が防止される。また、電力量計内電力線搬送通信回路および認証回路のための設置スペースを改めて需要家宅内に設ける必要がない。また、電力量計に電力量計内電力線搬送通信回路および認証回路を組み込むだけで、電力線搬送通信によって電気機器の認証が可能となるため、電気機器の認証を行う電気供給システムを安価に構成することができる。
本発明の第1の実施の形態による電気供給システムの構成の概略を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による電気供給システムの構成の概略を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態による電気供給システムの構成の概略を示すブロック図である。 上記の各実施の形態による電気供給システムにおいて、電力量計の電力量計識別値や電気機器の機器識別値を登録する仕方を説明するブロック図である。 図4に示す専用端末にコンピュータを接続した電気供給システムの構成の概略を示す図である。
次に、本発明の第1の実施の形態による電気供給システムについて説明する。
図1は、この第1の実施の形態による電気供給システムの構成の概略を示すブロック図である。
建物の屋内には電力量計(WHM)1および屋内コンセント2が設置されており、建物の屋外には屋外コンセント3が設置されている。これら電力量計1および各コンセント2、3は、配電線9を介して互いに電気的に接続されている。
電力量計1は、各コンセント2、3にプラグが差し込まれた電気機器が消費した電力量を測定する。この電力量計1は、配電線9を介して電力線搬送通信(Power Line Carrier) によって信号を送受信する図示しない電力量計内電力線搬送通信回路(PLC回路)、および認証信号を電力量計内PLC回路によって配電線9へ送出する図示しない認証回路を備えている。認証回路は、電力量計内PLC回路によって受信された機器識別値と、予め登録された電気機器4の登録識別値とが一致する場合に、認証信号を送出する。本実施形態による電気供給システムは、電力量計内PLC回路を有する電力量計1が設けられた建物の屋外コンセント3に、電気機器4が接続されて構成されている。
電気機器4は、例えば電気自動車やハイブリッドカーなどである。この電気機器4は、
配電線9を介して電力線搬送通信によって信号を送受信する電気機器内PLC回路5を備え、屋外コンセント3に接続されると、自身の固有の機器識別値を電気機器内PLC回路5によって配電線9へ送出する。この電気機器4に備えられた電力供給手段6は、上記の電気機器内PLC回路5を備え、この電気機器内PLC回路5によって電力量計1から認証信号が受信されると、電気機器内PLC回路5から制御リレー7へ信号を送出して制御リレー7の接点を閉じ、屋外コンセント3から電気機器4内の電気回路8への電力供給を行わせる。電気機器4が例えば電気自動車である場合には、電気回路8は、電気自動車が搭載するバッテリーを充電する充電回路に相当する。また、電力量計1および電気機器4に備えられた各PLC回路はモジュール化されている。
次に、上述した構成を持つ本実施形態による電気供給システムの動作について説明する。
電気機器4を屋外コンセント3に接続すると、屋外コンセント3から100[V]の交流商用電源電圧が電気機器内PLC回路5に与えられる。この状態では、電力供給手段6の制御リレー7の接点は開いているので、電気機器4内の電気回路8まで、電力は供給されない。100[V]の電圧が印加された電気機器内PLC回路5は、電気機器4に予め記憶されている機器識別値を電力線搬送通信によって配電線9へ送出する。この機器識別値は、屋外コンセント3を介して配電線9を伝搬し、電力量計1の電力量計内PLC回路に受信される。電力量計1は、電力量計内PLC回路に受信した機器識別値と予め登録された登録識別値とが一致するか否かを判断し、両者が一致すると判断した場合、電気機器4に電力を供給する許可を与える認証信号を電力線搬送通信によって配電線9へ送出する。この認証信号は、配電線9を伝搬し、屋外コンセント3を介して電気機器4の電気機器内PLC回路5に受信される。電気機器4は、電気機器内PLC回路5に認証信号を受信すると、制御リレー7に対して接点を閉じる信号を出力する。この結果、配電線9から屋外コンセント3を介して電気機器4の電気回路8に電力が供給される。
一方、電力量計1は、受信した機器識別値と予め登録された登録識別値とが一致しない場合、配電線9に認証信号を送出しない。このため、電気機器4に備えられた電力供給手段6の制御リレー7の接点は開いたままであり、電気機器4の電気回路8に電力は供給されない。また、電気機器内PLC回路5を備えていない通常の電気機器、例えば一般の家電製品は、屋外コンセント3に接続されても、機器識別値を配電線9へ送出せず、また、制御リレー7を備えていない。このため、通常の電気機器は、屋外コンセント3に接続されると、屋外コンセント3を介して通常通り電力を得ることができる。
このような本実施形態による電気供給システムによれば、上述したように、電気機器4は、屋外コンセント3に接続されると、自身の固有の機器識別値を電気機器内PLC回路5によって配電線9へ送出する。電力量計1は、電力量計内PLC回路によって配電線9を介して受信した機器識別値と、予め登録された電気機器4の登録識別値とが一致すると認証回路によって判別された場合に、認証信号を電力量計内PLC回路によって配電線9へ送出する。電気機器4の電力供給手段6は、電気機器内PLC回路5によって配電線9を介して認証信号を受信すると、屋外コンセント3から電気機器4への電力供給を行う。このため、電気機器内PLC回路5を備えた電気機器4のうち、機器識別値が電力量計1に予め登録された電気機器4のみに屋外コンセント3から電力が供給され、機器識別値が電力量計1に登録されていない電気機器4を勝手に屋外コンセント3に接続しても、認証が成立しないために電力を盗むことができず、電力の盗難が防止される。
また、配電線9を介して電力線搬送通信によって信号を送受信する電力量計内PLC回路、および屋外コンセント3から電気機器4への電力供給を行うか否かの認証を行う認証回路は、従来のように電力量計1と物理的に異なる別の装置に設けられておらず、電力量計1の内部に設けられているため、電力量計内PLC回路および認証回路のための設置スペースを改めて需要家宅内に設ける必要がない。また、電力量計1に電力量計内PLC回路および認証回路を組み込むだけで、電力線搬送通信によって電気機器4の認証が可能となるため、電気機器4の認証を行う電気供給システムを安価に構成することができる。
また、本実施形態による電気供給システムでは、電力供給手段6が電気機器4に備えられ、電力供給手段6内のPLC回路が電気機器内PLC回路5になっている。このため、本実施形態による電気供給システムによれば、電気機器4に備えられた電力供給手段6を構成する電気機器内PLC回路5が認証信号を受信すると、屋外コンセント3から電気機器4へ電力供給が行われる。このため、機器識別値が電力量計1に登録されていない、電気機器内PLC回路5を備えた電気機器4を勝手に屋外コンセント3に接続しても、認証が成立しないためにこの電気機器4への電力供給は行われないが、電気機器内PLC回路5を備えていない通常の電気機器が屋外コンセント3に接続された場合には、電力量計1内の認証回路による認証が行われることなく、屋外コンセント3から通常の電気機器への電力供給が行われる。この結果、本電気供給システムによって電力供給をする対象を、機器識別値が登録された、電気機器内PLC回路5を備えた電気機器4、および通常の電気機器に限定することが可能になる。
なお、電気機器4は、電気機器内PLC回路5が、電気機器4に固有の機器識別値そのものを配電線9に直接送出するのではなく、機器識別値を暗号化した信号を送出するものであってもよい。また、電気機器内PLC回路5を備えた電気機器4は、特定の時間、例えば、電気料金の安い夜間に電力量計1に認証を要求し、自動的に充電などを行うスケジューリング機能を備える構成であってもよい。
図2は、本発明の第2の実施の形態による電気供給システムの構成の概略を示すブロック図である。なお、同図において図1と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。この電気供給システムでは、屋外コンセント3aにコンセント内PLC回路11が備えられており、この屋外コンセント3aに電気機器4aが接続される。
電気回路8を備えた電気機器4aは、屋外コンセント3aに接続されると、機器識別値を電力線搬送通信を介して配電線9へ送出する電気機器内PLC回路5を備えているが、認証信号を受信し、屋外コンセント3aから電気機器4aへの電力供給を行わせる上述した電力供給手段6を備えていない。
屋外コンセント3aには電力供給手段6aが備えられている。電力供給手段6aは、配電線9を介して電力線搬送通信によって信号を送受信するコンセント内PLC回路11を備えている。屋外コンセント3aは、このコンセント内PLC回路11によって電力量計1から認証信号を受信すると、コンセント内PLC回路11から制御リレー7へ信号を送出して制御リレー7の接点を閉じ、屋外コンセント3aから電気機器4a内の電気回路8への電力供給を行わせる。
次に、上述した構成を持つ本実施形態による電気供給システムの動作について説明する。
電気機器4aを屋外コンセント3aに接続すると、電気機器4aの電気機器内PLC回路5は、電気機器4aの機器識別値を電力線搬送通信によって屋外コンセント3aを介して配電線9へ送出する。この機器識別値は配電線9を伝搬し、電力量計1の電力量計内PLC回路に受信される。電力量計1は、電力量計内PLC回路に受信した機器識別値と予め登録された登録識別値とが一致するか否かを判断し、両者が一致すると判断した場合、電気機器4aに電力を供給する許可を与える認証信号を配電線9へ送出する。この認証信号は、配電線9を伝搬して屋外コンセント3aのコンセント内PLC回路11に受信される。屋外コンセント3aのコンセント内PLC回路11は、認証信号を受信すると、制御リレー7に対して接点を閉じる信号を出力する。この結果、配電線9から屋外コンセント3aを介して電気機器4aの電気回路8に電力が供給される。
一方、電力量計1は、受信した機器識別値と登録された機器識別値とが一致しない場合、配電線9に認証信号を送出しない。このため、屋外コンセント3aに備えられた電力供給手段6aの制御リレー7の接点は開いたままであり、電気機器4の電気回路8に電力は供給されない。また、電気機内PLC回路5を備えていない通常の電気機器は、屋外コンセント3aに接続されても、機器識別値を配電線9へ送出しない。このため、電力量計1は、機器識別値を受信せず、認証信号を配電線9へ送出することはない。従って、屋外コンセント3aに備えられた電力供給手段6aの制御リレー7の接点は開いたままであり、この通常の電気機器にも電力は供給されない。
このような本実施形態による電気供給システムによれば、上述したように、屋外コンセント3aに備えられた電力供給手段6aを構成するコンセント内PLC回路11が認証信号を受信すると、屋外コンセント3aから電気機器4aへ電力供給が行われる。このため、機器識別値が電力量計1に登録されていない、電気機器内PLC回路5を備えた電気機器4aを勝手に屋外コンセント3aに接続しても、認証が成立しないためにこの電気機器4aへの電力供給は行われず、電力の盗難が防止される。
なお、ハンディーターミナルなどをいずれかのコンセント2、3aに接続することにより、ハンディーターミナルなどに備えられたPLC回路によって認証信号を配電線9へ送出し、屋外コンセント3aの電力供給手段6aに認証信号を受信させて、制御リレー7の接点を開かせる構成としてもよい。この構成によれば、機器識別値が電力量計1に登録されていない電気機器内PLC回路5を備えた電気機器4a、および電気機器内PLC回路5を備えていない通常の電気機器に電力を供給させたい場合、このハンディーターミナルをいずれかのコンセント2、3aに接続することにより、これらの電気機器に電力を供給することができて、利便性が向上する。
図3は、本発明の第3の実施の形態による電気供給システムの構成の概略を示すブロック図である。なお、同図において、図2と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
商業用充電施設21は、建物22内に電力量計1および課金システム23が設置され、屋外に、電気機器4aに接続される屋外コンセント3aが設置されている。
本実施形態では、電気機器4aには、その機器識別値に加え、電気機器4aの利用者に属する電力量計に固有の電力量計識別値が登録されている。この利用者に属する電力量計とは、例えば利用者の居住する住宅に設置され、電力会社24から課金される利用者名義の電力量計等である。
電力量計1は、電気機器4aが配電線9に送出した機器識別値を電力量計内PLC回路によって受信し、受信した機器識別値と登録識別値とが認証回路によって一致すると判別されると、認証信号を電力量計内PLC回路によって配電線9へ送出して、屋外コンセント3aから電気機器4aへの電力供給を電力供給手段6aによって行わせる。そして、電力量計1は、電気機器4aの利用者に属する電力量計に固有の電力量計識別値と共に機器識別値を受信している場合には、電気機器4aが使用した電力量を電力量計識別値と共に電力量計内PLC回路によって配電線9に送出する。また、電力量計1は、機器識別値のみを受信している場合には、電気機器4aが使用した電力量を電力量計内PLC回路によって配電線9へ送出する。
課金システム23は、電気機器4aが使用した電力量を配電線9から受信した場合には、受信した電力量に応じた料金を電気機器4aの利用者にその場で課金する。また、課金システム23は、電気機器4aが使用した電力量を電力量計識別値と共に配電線9から受信した場合には、これらの情報を電力会社24に送信し、受信した電力量計識別値を有する電力量計の計測電力量に、受信した電力量を加算して課金する。
このような本実施形態による電気供給システムによれば、上述したように、電力量計1は、受信した機器識別値と登録識別値とが認証回路によって一致すると判別されると、屋外コンセント3aから電気機器4aへの電力供給を電力供給手段6aによって行わせる。その後、電力量計1は、電気機器4aから機器識別値のみを受信している場合には、電気機器4aが使用した電力量を配電線9へ送出する。課金システム23は、配電線9から電力量を受信し、受信した電力量に応じた料金を電気機器4aの利用者にその場で課金する。また、電力量計1は、電気機器4aの利用者に属する電力量計に固有の電力量計識別値と共に、電気機器4aが使用した電力量を受信している場合には、電力量を電力量計識別値と共に配電線9に送出する。課金システム23は、配電線9からこれら電力量および電力量計識別値を受信し、これらの情報を電力会社24に送信することにより、受信した電力量計識別値を有する電力量計の計測電力量に、受信した電力量を加算して、課金する。このため、利用者の電力量計識別値を送出しない電気機器4aの利用者には、その場でその電気機器4aの使用電力量に応じた課金が行われる。また、利用者の電力量計識別値を送出する電気機器4aの利用者には、その電気機器4aの使用電力量に応じた課金が、利用者に属する電力量計で計測された使用電力量に応じた料金と一括して行われる。この結果、本電気供給システムを商業用設備に適用して、種々の利用者に電力供給を行うサービスを図ることが可能になる。
例えば、商業用充電施設21がコンビニエンス・ストアなどの不特定の客を対象とする施設である場合、複数の屋外コンセント3aの個々に電力量計1を設置し、レジなどの課金システム3に直接電気機器4aの使用電力量を電力線搬送通信によって情報を上げることにより、不特定の客に課金請求ができる。
また、商業用充電施設21が共同住宅などの特定の者を対象とする施設である場合も、上記と同様に各屋外コンセント3aの個々に電力量計1を設置し、中央装置でその情報を共同住宅のオーナまたは電力会社24に上げ、課金を個別に請求する。この場合、各電力量計1には各居住者の所有する必要な電気機器4aの機器識別値を登録しておく。登録していない電気機器4aには屋外コンセント3aから電力が供給されない。
また、上記の各場合、電力量計1は、電気機器4aの機器識別値を電気機器4aが使用した電力量と共に配電線9へ送出する機能を備えている必要はないが、この機能を電力量計1が備えている場合には、1台の電力量計1で対応することが可能になる。
なお、本実施形態において、課金システム23が電力会社24へ電力量情報等を送信する送信の形態は、配電線9による通信、インターネットによる通信、無線による通信等、どのような通信形態であってもよい。
図4は、上記の各実施の形態による電気供給システムにおいて、電力量計1の電力量計識別値や電気機器4の機器識別値を登録する仕方を説明する電気供給システムのブロック図である。
上記の各実施の形態による電気供給システムを利用したい需要家は、電力会社24に申込み、電力会社24から専用端末31の機器とパスワードを取得する。専用端末31には、申し込んだ需要家に設置された電力量計1の電力量計識別値が予め記憶されている。専用端末31は、いずれかのコンセント2、3を介して配電線9に接続された後、電力会社24から予め需要家に供給されているパスワードが入力されると、電力会社24によって予め記憶された電力量計識別値を配電線9へ送出する送出回路を有する。また、電力量計1は、電力量計識別値を専用端末31の送出回路から受信すると、電力量計識別値の登録を自身に行う登録回路を備えている。従って、専用端末31がいずれかのコンセント2、3に接続され、専用端末31に需要家に供給されているパスワードが入力されると、電力量計1に自動的に電力量計識別値が登録される。なお、専用端末31は、予め電力会社24において、申し込んだ需要家に設置された電力量計1の電力量計識別値とパスワードが登録されるため、他の電力量計1での使用はできない。
また、専用端末31は、屋内コンセント2を介して配電線9に接続されて、電力会社24から予め需要家に供給されているパスワードが入力されると、機器識別値の入力を受け付ける受付回路を備えている。専用端末31の送出回路は、この受付回路によって入力された機器識別値を配電線9へ送出する。屋外コンセント3に接続された電気機器4は、機器識別値を専用端末31の送出回路から受信すると、機器識別値の登録を自身に行う登録回路を備えている。従って、屋内コンセント2に専用端末31が接続され、需要家に供給されているパスワード、および電気機器4の機器識別値が専用端末31に入力されると、屋外コンセント3に接続された電気機器4に機器識別値が登録される。この登録が行われた後、電気機器4を屋外コンセント3に接続した場合、図1〜図3において上述したように、電気機器4は機器識別値を配電線9へ送出し、電力量計1は、電気機器4から受信した機器識別値と予め登録された登録識別値とが一致する場合に、認証信号を配電線9へ送出し、電気機器4に電力を供給させる。
このような構成によれば、上述したように、本電気供給システムの利用を望む需要家は、予め電力会社24に申請して、電力会社24から専用端末31とパスワードの供給を受ける。専用端末31は、配電線9に接続されてパスワードが入力されると、電力会社24によって予め記憶された電力量計識別値を送出回路によって配電線9へ送出する。電力量計1は、この送出された電力量計識別値を受信すると、電力量計識別値の登録を登録回路によって自身に行う。このため、電力会社24は、本電気供給システムの利用を望む需要家に対して、本電気供給システムのサービスを提供することが可能になる。
また、このような構成によれば、電力会社24から供給された専用端末31を用いて、その受付回路によって所望の電気機器4の機器識別値を入力すると、入力された機器識別値は送出回路によって配電線9へ送出される。電気機器4は、配電線9を介して受信した機器識別値の登録を登録回路によって自身に行う。このため、本電気供給システムによって電力供給をする対象を、所望の電気機器4に設定することができる。
図5は、図4に示す専用端末31にパーソナルコンピュータ(PC)32を接続した構成の概略を示すブロック図である。
この構成では、上記の各実施の形態による電気供給システムを利用したい需要家は、屋内コンセント2に接続されたPC32からインターネットなどを介して電力会社24に申込みを行い、後日受け取る専用端末31の操作ソフトやパスワードをダウロードする。需要家は、電力会社24からダウンロードした専用端末31の操作ソフトをPC32にインストールし、PC32の画面において、電力会社24から予め需要家に供給されているパスワードを入力する。専用端末31は、LANケーブルを介してPC32に接続されており、PC32からパスワードを受信すると、送出回路により、専用端末31に接続されているPC32からの指令信号に応じて、電力量計識別値を配電線9へ送出する。また、PC32の画面において、電気機器4の機器識別値を入力すると、専用端末31に接続されているPC32からの指令信号に応じて、専用端末31は機器識別値を配電線9へ送出する。電力量計1および電気機器4の各登録回路は、図4において上述したように、電力量計識別値および機器識別値を受信し、受信した電力量計識別値および機器識別値の登録を自身に行う。
また、電力会社24は、インターネットなどによる通信を用いて需要家のPC32を遠隔操作し、専用端末31を介して電力量計1や電気機器4に対して上述した電力量計識別値や機器識別値の登録を行うことも可能である。
このような構成によれば、上述したように、専用端末31に接続されているPC32を操作することにより、電力会社24にインターネット網などを介して本電気供給システムの利用を申請し、パスワードや専用端末31の操作ソフトをPC32にダウンロードすることができる。そして、ダウンロードした操作ソフトを使ってPC32を操作することにより、専用端末31へ指令信号を送信し、専用端末31から配電線9へ電力量計識別値や機器識別値を送出させる。電力量計1は、送出された電力量計識別値を受信すると、電力量計識別値の登録を登録回路によって自身に行う。電気機器4は、送出された機器識別値を受信すると、機器識別値の登録を登録回路によって自身に行う。このため、電力会社24への本電気供給システムの利用の申請、および各機器への識別値の登録が容易になり、利便性が向上する。
なお、図4および図5に示した上記の各構成では、専用端末31やPC32に電力会社24から予め需要家に供給されているパスワードを入力すると、専用端末31が配電線9へ電力量計識別値や機器識別値を送出する構成であった。しかし、専用端末31やPC32にパスワードを入力しなくても、専用端末31をコンセントに接続すると自動的に、またはパスワードを入力することなくPC32を操作することにより、専用端末31が配電線9へ電力量計識別値や機器識別値を送出する構成であってもよい。
上記実施形態においては、本発明を一般家庭や商業用充電施設に適用した場合について説明したが、トラックステーションのような、屋外コンセントに接続することにより、トラックのバッテリーの充電を行える配送関係の施設に本発明を適用した場合においても、上記実施形態と同様な作用効果が奏される。
1…電力量計
2…屋内コンセント
3、3a…屋外コンセント
4、4a…電気機器
5…電気機器内PLC(電力線搬送通信)回路
6、6a…電力供給手段
7…制御リレー
8…電気回路
9…配電線
11…コンセント内PLC回路
21…商業用充電施設
22…建物
23…課金システム
24…電力会社
31…専用端末
32…PC(パーソナルコンピュータ)

Claims (7)

  1. 配電線を介して電力量計に接続されている屋外に設置された屋外コンセントと、
    前記配電線を介して前記電力量計に接続されている屋内に設置された屋内コンセントと、
    前記配電線を介して電力線搬送通信によって信号を送受信する電気機器内電力線搬送通信回路を備え、前記屋外コンセントに接続されると自身の固有の機器識別値を前記電気機器内電力線搬送通信回路によって前記配電線へ送出する電気機器と、
    前記配電線を介して電力線搬送通信によって信号を送受信する電力量計内電力線搬送通信回路、およびこの電力量計内電力線搬送通信回路によって受信された前記機器識別値と予め登録された前記電気機器の登録識別値とが一致するか否か判別し、一致する場合に認証信号を前記電力量計内電力線搬送通信回路によって前記配電線へ送出する認証回路を備える、前記屋外コンセントおよび前記屋内コンセントに接続された機器が消費した電力量を測定する前記電力量計と、
    前記配電線を介して電力線搬送通信によって信号を送受信する電力線搬送通信回路を備え、この電力線搬送通信回路によって前記認証信号が受信されると前記屋外コンセントから前記電気機器への電力供給を行わせる電力供給手段とを備えて構成される電気供給システム。
  2. 前記電力供給手段は前記電気機器に備えられ、前記電力供給手段内の前記電力線搬送通信回路は前記電気機器内電力線搬送通信回路であることを特徴とする請求項1に記載の電気供給システム。
  3. 前記屋外コンセントは、前記配電線を介して電力線搬送通信によって信号を送受信するコンセント内電力線搬送通信回路を備え、
    前記電力供給手段は前記屋外コンセントに備えられ、前記電力供給手段内の前記電力線搬送通信回路は前記コンセント内電力線搬送通信回路であることを特徴とする請求項1に記載の電気供給システム。
  4. 前記電力量計は、前記電気機器が前記配電線に送出した前記機器識別値を前記電力量計内電力線搬送通信回路によって受信し、受信した前記機器識別値と前記登録識別値とが前記認証回路によって一致すると判別されると、前記認証信号を前記電力量計内電力線搬送通信回路によって前記配電線へ送出して前記屋外コンセントから前記電気機器への電力供給を前記電力供給手段によって行わせ、前記機器識別値を前記電気機器の利用者に属する電力量計に固有の電力量計識別値と共に受信している場合には、前記電気機器が使用した電力量を前記電力量計識別値と共に前記電力量計内電力線搬送通信回路によって前記配電線に送出し、前記機器識別値のみを受信している場合には、前記電気機器が使用した電力量を前記電力量計内電力線搬送通信回路によって前記配電線へ送出し、
    前記電気機器が使用した電力量を前記配電線から受信した場合には、受信した電力量に応じた料金を前記電気機器の利用者にその場で課金し、前記電気機器が使用した電力量を前記電力量計識別値と共に前記配電線から受信した場合には、これらの情報を電力会社に送信し、前記電力量計識別値を有する電力量計の計測電力量に受信した前記電力量を加算して課金する課金手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気供給システム。
  5. 前記配電線に接続されて電力会社から予め需要家に供給されているパスワードが入力されると、電力会社によって予め記憶された前記電力量計識別値を前記配電線へ送出する送出回路を有する専用端末を備え、
    前記電力量計は、前記電力量計識別値を前記送出回路から受信すると、前記電力量計識別値の登録を自身に行う登録回路を備えていることを特徴とする請求項4に記載の電気供給システム。
  6. 前記送出回路は、前記専用端末に接続されているコンピュータからの指令信号に応じて、前記電力量計識別値を前記配電線へ送出することを特徴とする請求項5に記載の電気供給システム。
  7. 前記専用端末は、前記配電線に接続されて電力会社から予め需要家に供給されているパスワードが入力されると、前記機器識別値の入力を受け付ける受付回路を備え、
    前記送出回路は、この受付回路によって入力された前記機器識別値を前記配電線へ送出し、
    前記電気機器は、前記機器識別値を前記送出回路から受信すると、前記機器識別値の登録を自身に行う登録回路を備えていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電気供給システム。
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