JP5471295B2 - 鞍乗型車両の電気機器取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の電気機器取付構造に関し、特に鞍乗型車両に電気機器を取付ける場合に好適なものに関する。
電気機器取付具としては、例えば、電動自動車用電池ケースの取付構造が開示されている(例えば、特許文献1)。上記特許文献1では、電池ケースをハンドルに取付けることにより、使用者は電池ケースに設けた電量表示などの情報を目視することができる、という効果を発揮する。
ところが、通常、鞍乗型車両、例えば自動二輪車の場合、ハンドル周辺は、計器類などが配置され、電気機器を取付けるスペースが限られている。この場合、電気機器をバックミラーと共にハンドルに取付けることにより、省スペース化を図ることができる。通常、バックミラーは、ハンドルに取付けるホルダーのネジ穴に、先端にバックミラーを取付けたミラーステイの基端のネジ部を螺合して向きを調節し、さらにロックナットをネジ穴の端面に締着して、ミラーステイを固定するようにしたものが知られている(例えば特許文献2)。
特許第3872806号公報 特開平10−250663号公報
上記特許文献2でも、ミラーステイは、スパナなどの工具によりロックナットを緩めることにより容易に取り外すことができるので、ミラーステイと共に取付けられた電気機器の盗難を抑制することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、車両に固定される電気機器の盗難を抑制することができる鞍乗型車両の電気機器取付具および取付構造を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る発明は、ミラーステイと共に鞍乗型車両に固定され、前記鞍乗型車両に電気機器を取付けた鞍乗型車両の電気機器取付構造において、固定部により前記鞍乗型車両に固定される第1ステイと、取り外し防止機能を有する取付手段により前記第1ステイに固定される第2ステイとを備え、前記固定部はアダプタネジであり、前記アダプタネジの一端には、前記鞍乗型車両に螺合するボルトが設けられ、前記アダプタネジの基端には、前記ミラーステイのネジ部が螺合されるナットが設けられ、前記第2ステイは、外部から前記アダプタネジを捩じ込みおよび取り外しできないように前記アダプタネジを被覆する被覆部を有し、前記電気機器を固定する固定ステイが前記第2ステイに設けられ、特殊ネジによって前記電気機器を前記固定ステイに固定し、前記ミラーステイのネジ部を前記ナットに螺合したことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る発明は、前記ミラーステイのネジ部を前記固定ステイの挿通穴に挿通し、この挿通穴に挿通したネジ部を前記ナットに螺合したことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る発明は、前記ミラーステイのネジ部と前記アダプタネジのボルトとは逆ネジであることを特徴とする。
本発明の請求項1およびによれば、アダプタネジを被覆部で被覆したことにより、第1ステイを車両から取り外すことが困難となるように構成したから、電気機器の盗難を抑制することができる。
本発明の請求項1および2によれば、特殊な工具なしでは、第2ステイを取り外すことができないので、より盗難を抑制することができる。
また、本発明の請求項3によれば、バックミラーに対し、鞍乗型車両の前後方向に荷重が加えられた場合でも、ミラーステイの破損を防止することができる。
第1実施形態に係る電気機器取付具の使用状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る電気機器取付具の全体構成を示す分解斜視図である。 第1実施形態に係る電気機器取付具の取付方法を段階的に示す斜視図であり、固定ステイに電気機器を取り付けた状態を示す図である。 第1実施形態に係る電気機器取付具の取付方法を段階的に示す斜視図であり、第1ステイを取り付ける前のマスタシリンダーを示す図である。 第1実施形態に係る電気機器取付具の取付方法を段階的に示す斜視図であり、第1ステイをマスタシリンダーに固定した状態を示す図である。 第1実施形態に係る電気機器取付具の取付方法を段階的に示す斜視図であり、カラーを配置した状態を示す図である。 第1実施形態に係る電気機器取付具の取付方法を段階的に示す斜視図であり、第2ステイを第1ステイに取付ネジで固定した状態を示す図である。 第1実施形態に係る電気機器取付具の取付方法を段階的に示す斜視図であり、ミラーステイを固定した状態を示す斜視図である。 参考例に係る電気機器取付具の全体構成を示す分解斜視図である。 参考例に係る電気機器取付具の縦断面図である。 実施形態に係る電気機器取付具の全体構成を示す分解斜視図である。 実施形態に係る電気機器取付具の取付方法を段階的に示す斜視図であり、第1ステイをマスタシリンダーに固定した状態を示す図である。 実施形態に係る電気機器取付具の取付方法を段階的に示す斜視図であり、アダプタネジにミラーステイを固定した状態を示す斜視図である。 実施形態に係る電気機器取付具の取付方法を段階的に示す斜視図であり、第1ステイにステイ下部を固定した状態を示す斜視図である。 実施形態に係る電気機器取付具の取付方法を段階的に示す斜視図であり、ステイ下部にステイ上部を固定した状態を示す斜視図である。 実施形態に係る電気機器取付具の使用状態を示す斜視図であり、被覆部を示す図である。 実施形態に係る電気機器取付具の使用状態を示す斜視図であり、ガード部を示す図である。
(第1実施形態)
図面を参照して本発明の第1実施形態について詳細に説明する。
(1)全体構成
図1に示す電気機器取付具(以下、「取付具」という)1は、車両としての鞍乗型車両2のハンドル3部分にミラーステイ4と共に着脱自在に取付けられる。この取付具1には、予め電気機器5が着脱自在に固定されており、これにより電気機器5を鞍乗型車両2に固定し得るように構成されている。
本実施形態の場合、取付具1は、鞍乗型車両2の左右方向に延びるハンドル3の右側部分に設けられている。また、電気機器5は、例えば、ETC(Electronic Toll Collection)機能を備えたETC車載装置である。なお、以下の説明において、右回転を正回転、左回転を逆回転とし、正回転によりねじ込むネジを正ネジ、逆回転によりねじ込むネジを逆ネジということとする。
図2に示すように、取付具1は、鞍乗型車両2に固定される第1ステイ10と、第1ステイ10に固定される第2ステイ11と、第1ステイ10を鞍乗型車両2に固定するアダプタネジ12と、第2ステイ11を第1ステイ10に固定する取付ボルト13と、第1ステイ10と第2ステイ11との間に配置されるカラー14とを備える。
ここで、ミラーステイ4は、杆状の部材で構成され、先端にバックミラー6が設けられている。ミラーステイ4の基端は、逆ネジで構成されたネジ部7が形成されており、ロックナット8が挿通されている。
因みに、バックミラー6は、通常、マスタシリンダー15に設けられたネジ穴16にネジ部7を螺合して向きを調節した上で、ロックナット8を締め付けることにより、マスタシリンダー15に固定される。なお、マスタシリンダー15は、本図には図示しない締結部によりハンドル3に固定される。
第1ステイ10は、金属製の板状体で構成され、第1挿通穴20とタップ穴21とが形成されている。
第2ステイ11は、金属製の板状体で構成され、第2挿通穴22と第3挿通穴23とが形成されており、当該第3挿通穴23と同軸上に被覆部24が一体的に設けられている。また、第2ステイ11は、電気機器5を固定する固定ステイ25が一体として形成されている。
アダプタネジ12は、マスタシリンダー15のネジ穴16に螺合されるボルト12Aが一端に設けられ、ミラーステイ4のネジ部7が螺合されるナット12Bが基端に設けられている。また、カラー14は、第1ステイ10と第2ステイ11との間隔を所定距離に保持し得るように構成されている。
本実施形態の場合、被覆部24は、前記マスタシリンダー15を被覆し得る内腔を有する筒状体からなり、一端において溶接により第2ステイ11の一側表面であって第3挿通穴23と同軸上に固定されている。固定ステイ25には、電気機器5を固定するためのネジを挿通する貫通穴25Aが所定箇所に複数(本図では4個)設けられている。また、取付ボルト13は、取り外し防止機能を有する取付手段として特殊ネジが用いられる。ここで、特殊ネジとは、ねじこみ及び取り外しに特殊な工具が必要とされるネジのことをいう。
上記のように構成された取付具1は、マスタシリンダー15のネジ穴16に螺合される固定部としてのアダプタネジ12によってマスタシリンダー15に固定される。
(2)取付方法
上記のように構成された取付具1の鞍乗型車両2への取付方法について図面を参照して説明する。まず、図3に示すように、電気機器5は、第2ステイ11に固定される。この場合、電気機器5は、裏面を固定ステイ25の一側表面に両面テープ(図示しない)を介して固定する。さらに、固定ステイ25の他側表面から貫通穴25Aに挿入された複数のネジ26(本図では4個)を、予め電気機器5の裏面に形成された雌ネジ(図示しない)に螺合することにより、電気機器5は固定ステイ25に固定される。なお、電気機器5を固定するネジ26の内いくつか(本図では2個)は、特殊ネジを用いることができる。
次いで、図4に示すマスタシリンダー15のネジ穴16に対し、第1挿通穴20に挿通されたアダプタネジ12のボルト12Aを螺合することにより、第1ステイ10がマスタシリンダー15に固定される(図5)。さらに、図6に示すように、当該第1ステイ10の表面上、タップ穴21と同軸となる位置にカラー14を配置する。
次いで、前記第2ステイ11を第1ステイ10の上方に配置し、第2挿通穴22に取付ボルト13を挿通する。当該取付ボルト13を第1ステイ10のタップ穴21に螺合することにより、第2ステイ11が第1ステイ10に固定される(図7)。
このとき、第2ステイ11に設けられた被覆部24は、アダプタネジ12に遊挿される。これにより、アダプタネジ12は、第2ステイ11に設けられた被覆部24で覆われ、外部からスパナなどの工具で、ねじこみおよび取り外しできないように構成される。また、固定ステイ25は、ネジを工具で取り外すことができないようにマスタシリンダー15の上方に配置される。
次いで、第3挿通穴23にミラーステイ4のネジ部7を挿通し、当該ネジ部7をアダプタネジ12のナットに螺合する。バックミラー6の向きを調節して所定位置にした状態でロックナット8を第3挿通穴23に締着させて、ミラーステイ4を取付具1に固定する(図8)。このようにして、取付具1が鞍乗型車両2に取付けられる。
(3)作用および効果
上記のように構成された取付具1では、固定部であるアダプタネジ12を被覆部24で被覆したことにより、第1ステイ10をマスタシリンダー15から取り外すことが困難である。したがって、取付具1は、鞍乗型車両2からの取り外しが困難であるので、電気機器5の盗難を抑制することができる。
また、取付具1は、アダプタネジ12で第1ステイ10をマスタシリンダー15に固定する構成としたことにより、たとえバックミラー6を取り外しても、第1ステイ10を取り外すことができないので、より盗難を抑制することができる。
因みに、アダプタネジ12を取り外すには、第2ステイ11を取り外す必要があるが、取付ボルト13を取り外さない限り第2ステイ11を第1ステイ10から取り外すことができないので、より盗難を抑制することができる。
また、取付具1は、取付ボルト13として特殊ネジで第2ステイ11を第1ステイ10に固定したことにより、特殊な工具なしでは、第2ステイ11を取り外すことができないので、より盗難を抑制することができる。
また、取付具1は、固定ステイ25がマスタシリンダー15の上方に配置される構成としたことにより、第2ステイ11を第1ステイ10から取り外さない限り、電気機器5を固定ステイ25に固定しているネジ26を取り外すことができないので、より盗難を抑制することができる。
また、電気機器5は、両面テープと、ネジ26としての特殊ネジとにより固定ステイ25に固定されているので、より盗難を抑制することができる。
なお、本実施形態では、アダプタネジ12は、正ネジでマスタシリンダー15に螺合されていると共に、逆ネジでミラーステイ4のネジ部7が螺合されている。これにより、バックミラー6に対し、鞍乗型車両2の前後方向に荷重が加えられた場合でも、ミラーステイ4の破損を防止することができる。
すなわち、バックミラー6に対し鞍乗型車両2の前方から後方へ向かう荷重が加えられた場合、ミラーステイ4にはネジ部7を回転中心として、正回転のモーメントが生じる。そうすると、ミラーステイ4のネジ部7とアダプタネジ12のナット12Bとは逆ネジで構成されているので、ネジ部7とナット12Bとが緩み、上記モーメントを吸収する。これにより、取付具1は、バックミラー6に対し鞍乗型車両2の前方から後方へ向かう荷重によって、ミラーステイ4が破損することを防止することができる。
同様に、バックミラー6に対し鞍乗型車両2の後方から前方へ向かう荷重が加えられた場合、ミラーステイ4にはネジ部7を回転中心として、逆回転のモーメントが生じる。そうすると、アダプタネジ12のボルト12Aとマスタシリンダー15のネジ穴16とは正ネジで構成されているので、ボルト12Aとネジ穴16とが緩み、上記モーメントを吸収する。これにより、取付具1は、バックミラー6に対し鞍乗型車両2の後方から前方へ向かう荷重によって、ミラーステイ4が破損することを防止することができる。
上記説明では、鞍乗型車両2の右側にミラーステイ4を固定した場合について説明したが、鞍乗型車両2の左側にミラーステイ4を固定した場合でも、同様に鞍乗型車両2の前後方向の荷重によって生じ得る破損を防止することができる。したがって、アダプタネジ12を介してミラーステイ4を鞍乗型車両2に固定することにより、鞍乗型車両2の左右においてミラーステイ4およびマスタシリンダー15のネジ穴16を共有化することができる。また、ミラーステイ4およびアダプタネジ12を既存の部品と交換することにより、ミラーステイ4を同様の使用に変更することができるので、汎用性を向上することができる。
参考例
本発明の参考例について、説明する。本参考例は、上記第1実施形態に対し、主に、固定ステイ25が第1ステイ41に設けられている点、アダプタネジ12が省略されている点が異なる。なお、上記第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、簡略のため説明を省略する。
図9に示す取付具30は、鞍乗型車両2に固定される第1ステイ31と、第1ステイ31に固定される第2ステイ32と、第2ステイ32を第1ステイ31に固定する取付ボルト13とを備える。
第1ステイ31は、板状体で構成され、第1挿通穴20とタップ穴21とが設けられており、固定ステイ25が一体に形成されている。
参考例の場合、第1ステイ31は、下段部33と、上段部34と、下段部33および上段部34を連結する連結部35とにより、マスタシリンダー15の上面の形状に合わせて階段状に形成されてなる。下段部33には、第1挿通穴20が設けられている。上段部34は、タップ穴21と、貫通穴25Aとが形成されており、固定ステイ25として構成されている。
第2ステイ32は、第1ステイ31に比べ小型の部材でなり、第2挿通穴22、第3挿通穴23、および被覆部24が設けられている。
参考例の場合、固定部は、ミラーステイ4のネジ部7をマスタシリンダー15のネジ穴16に固定するロックナット8で構成される。
次に、上記のように構成された本参考例に係る取付具30の取付方法について説明する。まず、電気機器5を固定ステイ25に固定する。なお、固定方法は上記第1実施形態と同様である。
次いで、ミラーステイ4のネジ部7を第2ステイ32の第3挿通穴23、ロックナット8、第1挿通穴20の順に挿通し、前記ネジ部7をマスタシリンダー15のネジ穴16に螺合する。バックミラー6の向きを調節して所定位置にする。この状態でロックナット8を第1挿通穴20に締着させて、ミラーステイ4を第1ステイ31と共にマスタシリンダー15に固定する。
次いで、第2ステイ32を第1ステイ31上に配置することにより、ロックナット8が被覆部24によって被覆される。この第2ステイ32の第2挿通穴22に取付ボルト13を挿通して、当該取付ボルト13を第1ステイ31のタップ穴21に螺合することにより、第2ステイ32が第1ステイ31に固定される。このようにして、取付具30が鞍乗型車両2に取付けられる(図10)。
参考例に係る構成によっても、固定部であるロックナット8が被覆部24によって被覆されているので、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本参考例に係る取付具30では、固定部であるロックナット8を被覆部24で被覆する構成としたことにより、第2ステイ32を取り外さない限り、第1ステイ31をマスタシリンダー15に固定しているミラーステイ4を取り外すことができない。この第2ステイ32は、特殊ネジで第1ステイ31に固定されているので、特殊な工具なしでは、第2ステイ32を取り外すことができない。したがって、取付具30は、鞍乗型車両2からの取り外しが困難であるので、電気機器5の盗難を抑制することができる。
さらに、本参考例に係る取付具30では、ロックナット8でミラーステイ4と共に第1ステイ31をマスタシリンダー15に固定することとしたことにより、アダプタネジ12を省略することができる。
(第実施形態)
本発明の第実施形態について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態に対し、主に、第2ステイ42がステイ下部45とステイ上部46とで構成されている点が異なる。なお、上記第1実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、簡略のため説明を省略する。
図11に示す取付具40は、鞍乗型車両2に固定される第1ステイ41と、第1ステイ41に固定される第2ステイ42と、第1ステイ41を鞍乗型車両2に固定するアダプタネジ12と、第2ステイ42を第1ステイ41に固定する取付ボルト13とを備える。本実施形態の場合、取付ボルト13は、六角穴付ボルトを用いることができる。
第1ステイ41は、板状体を直角に曲げ成形してなる水平部43と垂直部44とを有し、水平部43に第1挿通穴20が形成されており、垂直部44にタップ穴21が形成されている。
第2ステイ42は、板状体を曲げ成形してなり、ステイ下部45とステイ上部46とを有し、ステイ下部45とステイ上部46とは連結ネジ47で一体化されている。当該連結ネジ47は、特殊ネジが用いられる。また、ステイ下部45とステイ上部46とは、対向する側辺同士で連結されることにより、ステイ上部46に対しステイ下部45の角度を適宜変更することができる。
ステイ下部45は、側面部50と、当該側面部50に対し略直角に曲げ成形されてなる平面部51とが一体に形成されている。側面部50は、第2挿通穴22と、被覆部52が設けられている。第2挿通穴22は、側面部50の厚さ方向に貫通してなる。被覆部52は、クランク状に曲げ成形してなる。また、平面部51には、両側端に立設された内連結部53が設けられている。内連結部53には、厚さ方向に貫通する連結雌ネジ54が設けられている。
ステイ上部46は、固定ステイ25と、外連結部56と、取り外し防止機能を有する取付手段としてのガード部57とが一体に形成されている。外連結部56は、当該固定ステイ25の両側端を略直角に曲げ成形してなる。ガード部57は、当該外連結部56が形成されていない端部に突設されてなる。外連結部56には、連結雌ネジ54に対応する位置に、厚さ方向に貫通する連結穴58が設けられている。ガード部57は、外連結部56と同じ方向に突出してなり、ステイ下部45の第2挿通穴22に対応する位置に形成されている。
本実施形態の場合、固定部は、マスタシリンダー15のネジ穴16に螺合されるアダプタネジ12で構成される。また、取り外し防止機能を有する取付手段は、取付ボルト13とガード部57で構成される。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る取付具40の取付方法について説明する。まず、電気機器5を固定ステイ25に固定する。なお、固定方法は上記第1実施形態と同様である。
次いで、マスタシリンダー15のネジ穴16に対し、第1挿通穴20に挿通されたアダプタネジ12のボルト12Aを螺合することにより、第1ステイ41がマスタシリンダー15に固定される(図12)。因みに、ステイ下部45を第1ステイ41に一旦仮止めして、ステイ下部45が車両進行方に対し平行となるように、第1ステイ41の位置決めを行うとよい。
次いで、ミラーステイ4のネジ部7をアダプタネジ12のナット12Bに螺合する。バックミラー6の向きを調節して所定位置にした状態でロックナット8をアダプタネジ12のナット12Bに締着させて、ミラーステイ4を第1ステイ41と共にマスタシリンダー15に固定する(図13)。
次いで、第1ステイ41の垂直部44にステイ下部45の側面部50を当接させ、第2挿通穴22に取付ボルト13を挿通し当該取付ボルト13をタップ穴21に螺合することにより、ステイ下部45が第1ステイ41に固定される(図14)。
このとき、ステイ下部45の側面部に形成された被覆部52は、アダプタネジ12のナットおよびロックナット8の側面に配置される。これにより、アダプタネジ12は、被覆部52で覆われ、外部からスパナなどの工具で、ねじこみおよび取り外しできないように構成される。なお、本実施形態の場合、アダプタネジ12およびロックナット8の外側には、樹脂製のカバー体60が設けられている。
最後にステイ下部45の内連結部53に、ステイ上部46の外連結部56を当接させ、連結穴58に連結ネジ47を挿通し、当該連結ネジ47を連結雌ネジ54に螺合することにより、ステイ上部46がステイ下部45に固定される(図15)。このとき、ステイ上部46に設けられたガード部57は、取付ボルト13の頭部を被覆する。このようにして、取付具40が鞍乗型車両2に取付けられる。
本実施形態に係る構成によっても、固定部であるアダプタネジ12が被覆部52によって被覆されている(図16)ので、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態に係る取付具40では、ステイ上部46に設けられたガード部57により第1ステイ41とステイ下部45とを固定する取付ボルト13の頭部を被覆する構成とした(図17)。これにより、ステイ上部46を取り外さない限り取付ボルト13を取り外すことができない。このステイ上部46は、特殊ネジによりステイ下部45に固定されているので、特殊な工具なしでは、ステイ上部46を取り外すことができない。したがって、取付具40は、取付ボルト13として特殊ネジを用いずとも、盗難を抑制することができる。なお、取付ボルト13として六角穴付ボルトではなく特殊ネジを用いることにより、ガード部57を省略することとしてもよいことはいうまでもない。
また、本実施形態に係る取付具40は、ステイ下部45とステイ上部46が、対向する側辺同士で連結されることにより、ステイ上部46に対しステイ下部45の角度を適宜変更し得るように構成されているので、電気機器5の角度を水平方向に容易に位置合わせすることができる。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施形態では、車両が鞍乗型車両である場合について説明した。なお、鞍乗型車両とは、例えば、自動二輪車、スノーモービル、四輪バギーなどを含む。また、自動二輪車は、原動機付自転車やスクータを含む。
1 取付具(電気機器取付具)
2 鞍乗型車両
4 ミラーステイ
5 電気機器
6 バックミラー
7 ネジ部
10 第1ステイ
11 第2ステイ
12 アダプタネジ(固定部)
12A ボルト
12B ナット
13 取付ボルト(特殊ネジ、取り外し防止機能を有する取付手段
23 第3挿通穴(挿通穴)
24 被覆部
25 固定ステイ
26 ネジ(特殊ネジ)
41 第1ステイ
42 第2ステイ
52 被覆部

Claims (3)

  1. ミラーステイ(4)と共に鞍乗型車両(2)に固定され、前記鞍乗型車両(2)に電気機器(5)を取付けた鞍乗型車両の電気機器取付構造において、
    固定部により前記鞍乗型車両(2)に固定される第1ステイ(10,41)と、
    取り外し防止機能を有する取付手段により前記第1ステイ(10,41)に固定される第2ステイ(11,42)
    を備え、
    前記固定部はアダプタネジ(12)であり、前記アダプタネジ(12)の一端には、前記鞍乗型車両(2)に螺合するボルト(12A)が設けられ、前記アダプタネジ(12)の基端には、前記ミラーステイ(4)のネジ部(7)が螺合されるナット(12B)が設けられ、
    前記第2ステイ(11,42)、外部から前記アダプタネジ(12)を捩じ込みおよび取り外しできないように前記アダプタネジ(12)を被覆する被覆部(24,52)を有し、
    前記電気機器(5)を固定する固定ステイ(25)が前記第2ステイ(11,42)に設けられ
    特殊ネジによって前記電気機器(5)を前記固定ステイ(25)に固定し、
    前記ミラーステイ(4)のネジ部(7)を前記ナット(12B)に螺合したことを特徴とする鞍乗型車両の電気機器取付構造
  2. 前記ミラーステイ(4)のネジ部(7)を前記固定ステイ(25)の挿通穴(23)に挿通し、この挿通穴(23)に挿通したネジ部(7)を前記ナット(12B)に螺合したことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両の電気機器取付構造
  3. 前記ミラーステイ(4)のネジ部(7)と前記アダプタネジ(12)のボルト(12A)とは逆ネジであることを特徴とする請求項1又は2記載の鞍乗型車両の電気機器取付構造。
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