JP5469996B2 - 超音波送波装置及びドップラー速度計 - Google Patents

超音波送波装置及びドップラー速度計 Download PDF

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Description

本発明は、広帯域の超音波信号を所定の指向性を有して複数方向へ送波する超音波送波装置、及び潮流計や船速計、ドップラーソナー等のドップラー速度計に関する。
従来、潮流計、船速計、ドップラーソナー及び多方向魚群探知機等は、自船に対して複数方位を探知するため、各探知方位に狭指向性のビームを形成する超音波送受波器を用いている。かかる超音波送受波器は、探知方位の数に対応した個数の平板振動子が各探知方位に向けて配列され、あるいは複数の振動子を円筒形状や半球形状に配列したフェーズドアレイ型として構成されている。しかしながら、平板振動子を用いた超音波送受波器では、送受波器自体が大きくなるとともに、ビーム方向を可変することができない。また、フェーズドアレイ型の超音波送受波器では、送受波器自体は小型になる一方、振動子毎に送受波回路を必要とするため、送受信回路が複雑になると共に回路規模が大きくなり、コスト高を招来する。かかる問題を解決する目的で、振動子を特定の直線方向に配列し、各振動子を駆動する信号を制御することで複数方位にビームを形成する超音波送受波器が提案された(例えば、特許文献1参照。)。しかし、特許文献1に記載された超音波送受波器では、水平方向の6方向の探知を行うのに、送信時の2チャンネルと受信時の12チャンネルの合計14チャンネル分の配線パターンが必要となり、このため、送受信回路基板のパターンが複雑になり、平板状アレイ自体は小さくても送受信回路の回路規模が大きくなってしまい、装置を小型化する場合に問題となる。また、12チャンネル分の信号を処理して6方向を探知するため、信号処理が複雑になってしまう。そこで、本出願人は、さらに少ないチャンネル構成で、複数方向の送信ビームを形成し、簡素な構造で小型の超音波送受波器を提案した(特許文献2)。
特開2000−147095号公報 特開2006−17629号公報
特許文献2の超音波送受波器は、9チャンネルを用いて6方向の探知を可能とするものである。この超音波送受波器は、正三角形の各頂点に、すなわち水平面上で120°毎の3方向に対して所定のピッチで配列された多数の振動子を有する正三角形格子構造を有し、ピッチ方向に0,2π/3,4π/3の位相差を順次有して超音波の送信を行うことで、水中の所定の俯角方向に所定指向性の超音波ビームを送信するものである。この超音波送受波器では、使用周波数、振動子のピッチ寸法から俯角が決定される。
ところで、送信信号として、特許文献2のような単一周波数ではなく、広帯域の周波数を使用する方式では、例えば送信パルス期間内で位相を切り換えつつ送信信号を複数回生成するようにすれば、広帯域化が可能である。この場合、基準チャンネルと遅延チャンネルとの位相状態を検討すると、基準チャンネルとしての角度0の信号の位相が変更された時点から、次の遅延信号である2π/3の信号の位相変更時点までは、本来の2π/3の位相差が維持されていないことになる。同様に、4π/3の信号についても、その間、位相差が維持されない。このように、時間方向の一部期間において所定の位相差、すなわち指向性を確保することができないため、その間、真下方向に不要なサイドローブが生じる。このサイドローブは、真下方向の海底からの反射信号のレベルが高いため、本超音波送受波器を水中探知用、特に潮流計や船速計に適用する場合、誤差要素となり好ましくない。また、位相差分を遅延時間で調整する態様に代えて、本来の0,2π/3,4π/3の位相差を維持しながら、同時に位相変更を実行する態様も考えられるが、この場合、変更前後の位相位置によっては、変更前後の信号に急峻なレベル変化が生じる結果、位相変更の切換処理が実質上不可となる場合もあり、やはり好ましくない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、複数の振動子が正三角形格子状に配列された超音波送波器に、ピッチ方向にπ位相差を有する広帯域の送波信号を入力することで、サイドローブを抑圧した超音波ビームを送波する超音波送波装置及びドップラー速度計を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、正三角形格子の各交点であって、周囲6方向のそれぞれに所定ピッチを有して配列された9チャンネルに分けられた複数の振動子を有し、前記正三角形の各頂点に3チャンネル分の振動子を対応付けることで第1〜第3のグループが形成されており、前記第1〜第3のグループの各グループを構成する複数の振動子は、(2/3)πの角をなす3方向に沿って配列されており、前記第1〜第3のグループは、前記配列方向に直交する方向に沿って順に配置されている超音波送波器と、前記第1〜第3のグループのうちの第1、第2のグループの複数の振動子に対して互いにπラジアンの位相差を有する第1、第2の送信信号を出力する送信ビーム形成手段とを備え、前記送信ビーム形成手段は、前記第1、第2の送信信号を時間方向に複数に区分し、各区分内で位相変更を行っていることを特徴とする超音波送波装置である。
この発明によれば、連続する3列のうちの所定の2列である第1、第2の列の振動子群れに対してπラジアンの位相差を有する送信信号である第1、第2の送信信号が印加される。第1、第2の送信信号は、送信期間内において複数に区分されており、各区分内で位相変更、一般的には所定の初期位相で当該複数回だけ生成される。これにより、第1、第2の送信信号は、広帯域信号とされる。第1、第2の送信信号が互いにπラジアンの位相差を有するため、複数回送信しても、第1、第2の送信信号間には位相差の変化は生じないため、サイドローブが発生することはない。このように、複数の振動子が正三角形格子状に配列された超音波送波器に、ピッチ方向にπ位相差を有する広帯域の送波信号を入力することで、サイドローブの抑圧された超音波ビームが送波される。
この構成によれば、9チャンネル分の振動子のうち、正三角形の各頂点に3チャンネル分の振動子を配列すれば、6方向への送信ビームの形成が可能となる。
請求項2は、請求項1記載の超音波送波装置において、前記送信ビーム形成手段は、位相変調方式(PSK方式;Phase Shift Keying)により前記第1、第2の送信信号を生成するものであることを特徴とする。この構成によれば、広帯域の送信信号が生成されると共に、受信信号を用いてのドップラー量の算出処理が容易となる。
請求項3は、請求項1または請求項2に記載の超音波送波装置において、前記送信ビーム形成手段は、中心周波数の波長λ0に対して±dλの範囲の成分を含む第1、第2の送信信号を出力するものであり、前記超音波送波器は、前記ピッチが、少なくとも2(λ0−dλ)/3以下の寸法であることを特徴とする。この構成によれば、送信ビームの±π/2外へサイドローブが移動するため、探知範囲であるティルト内からメインローブ以外のサイドローブが排除でき、探知精度が向上する。
請求項4は、請求項1〜3のいずれかに記載の超音波送波装置と、水中の少なくとも3方位からの反射信号に基づき各方位に対するドップラー成分を広帯域のスペクトルのいくつかの周波数を用いて計測するドップラー計測手段とを備えたドップラー速度計である。この発明によれば、広帯域の送信信号を用いて精度のドップラー成分を少なくとも3方位について算出することが可能となる。なお、計測されたドップラー成分に基づいて測定対象の速度が算出される。
本発明によれば、複数の振動子が正三角形格子状に配列された超音波送波器に、ピッチ方向にπの位相差を有する広帯域の送波信号を入力することで、サイドローブを抑圧した超音波ビームを送波することができる。
本発明に係る超音波送波装置が適用されるドップラー速度計の概略構成を示すブロック図で、(a)は全体を示すブロック図、(b)はトランス周辺の配線を示す回路図である。 図2(a)は、送波面を示す平面図で、図2(b)は、図2(a)におけるA−A線断面図である。 図2(a)に示す各振動子の位置関係を示す図で、図3(a)は平面図、図3(b)は部分拡大平面図である。 図2(a)に示す各振動子の配線を説明する配線図である。 超音波送受波器1の第1〜第3グループの構成パターンを示す構成図である。 図6(a)は、位相制御を示すブロック図であり、図6(b)は、図6(a)に示す位相制御を行った場合の水平方向に射影した送信ビームの進行方向を示す図である。 超音波送受波器から送信される超音波の位相制御を説明するための側面から見た概略図である。 シミュレーションの結果を示す特性図である。 送信信号の波形の一例を示す図である。 送信波形のパワースペクトルの包絡線形状の一例を示す図である。 受信波形のパワースペクトルの包絡線形状の一例を示す図である。 演算結果である相互相関出力を示す図である。
図1は、本発明に係る超音波送波装置が適用されるドップラー速度計の概略構成を示すブロック図で、(a)は全体を示すブロック図、(b)はトランス周辺の配線を示す回路図である。ドップラー速度計は、超音波信号の送受信を行う超音波送受波器1と、超音波送受波器1の送受信動作を切り替える送受波切替器2と、超音波送受波器1を構成する複数の振動子に入力する送信信号を生成する送信駆動信号生成回路31と、送信信号を増幅する送信アンプ32と、絶縁用のトランス33とを備える。また、ドップラー速度計は、受信アンプ4と、超音波送受波器1の各振動子に対して受波ビームを形成する受波ビーム形成回路5と、受信信号のドップラー成分から測定対象の速度を算出するドップラー処理部6と、算出結果を表示するLEDやプラズマディスプレイ等からなる表示部7とを備えると共に、各部に対して必要な指示信号や駆動信号等の制御信号を出力する制御部8とを備えている。
超音波送受波器1は、例えば水平面に平行な面を送波面とする複数の超音波振動子が所定チャンネル数、例えば9チャンネルに割り当てられてアレイ状に配列されている。超音波送受波器1は、例えば船底に装備され、送波面は水中に向けて露出されている。
ここで、超音波送受波器1の詳細構造について、図2、図3、図4を用いて説明する。図2(a)は、送波面を示す平面図で、図2(b)は、図2(a)におけるA−A線断面図である。図3は、図2(a)に示す各振動子の位置関係を示す図で、図3(a)は平面図、図3(b)は部分拡大平面図である。図4は、図2(a)に示す各振動子の配線を説明する配線図である。なお、図3(a)、図4ではチャンネル番号を省略しているが、振動子の配置は、図2に示す配置と同一である。
超音波送受波器1は、船首−船尾方向に直交する辺を一辺とした正三角形の各頂点に振動子100が配置された正三角形格子構造を有する。振動子100の船首−船尾方向における配列ピッチ(振動子列間の間隔)をdとすると、正三角形の一辺の長さ、すなわち振動子100の中心間距離は(2/31/2)dである。なお、ピッチdは、送信信号の波長λと、鉛直下方向と探知方向とのなす角であるティルト角θとにより予め設定されている。詳細は後述する。
超音波送受波器1は、図2(b)に示すように、強誘電体等からなる圧電効果を有する基板101と、この基板101の両面の対向する位置に形成された電極102とで形成される。すなわち、各振動子100は、圧電基板101の両面の対向する位置に電極102を形成することで形成される。圧電基板101は、両面の電極102間に所定電圧が印加されると基板特有の周波数で振動する。すなわち、圧電基板101の電極102で挟まれた部分が圧電振動子として機能する。
振動子100は、本実施形態では、9チャンネルに分けられており、各チャンネルの振動子100a〜100c、110e〜100g、100h〜100jは、図2、図3に示す位置関係を有して配置されている。なお、図2(a)、図3(b)では各チャンネルの代表する振動子にのみ記号を付し、他の振動子については、属するチャンネル番号のみを示した。
図3(b)に示すように、第1、第2、第3チャンネル振動子100a〜100cの中心をそれぞれ頂点として一辺の長さが(2/31/2)dの正三角形が形成されており、第2、第3チャンネル振動子100b,100cを結ぶ辺が船首−船尾方向に対して直角で、この辺に対して船首側に第1チャンネル振動子100aが配置されている。第4チャンネル振動子100eは、第3チャンネル振動子100cを挟んで第2チャンネル振動子100bの反対の位置に配置されており、第5チャンネル振動子100fは、第3チャンネル振動子100cを挟んで第1チャンネル振動子100aの反対の位置に配置されている。第6チャンネル振動子100gは、第4チャンネル振動子100eと第5チャンネル振動子100fとともに一辺の長さが(2/31/2)dの正三角形を構成する位置に配置されており、言い換えれば、第6チャンネル振動子100gは、第4、第5チャンネル振動子100e,100fを結ぶ線を線対称の基準として第3チャンネル振動子100cと対称の位置に配置されている。第7チャンネル振動子100hは、第6チャンネル振動子100gを挟んで第5チャンネル振動子100fの反対の位置に配置されており、第8チャンネル振動子100iは、第6チャンネル振動子100gを挟んで第4チャンネル振動子100eの反対の位置に配置されている。第9チャンネル振動子100jは、第7チャンネル振動子100hと第8チャンネル振動子100iと共に、一辺の長さが(2/31/2)dの正三角形を構成する位置に配置されており、言い換えれば、第9チャンネル振動子100jは、第7、第8チャンネル振動子100h,100iを結ぶ線を線対称の基準として第6チャンネル振動子100gと対称の位置に配置されている。また、第9チャンネル振動子100jは、第8チャンネル振動子100iの反対の位置にある第1チャンネル振動子100aとで一辺の長さが(2/31/2)dの正三角形を形成する位置に第2チャンネル振動子100bが配置されると共に、第2チャンネル振動子100bとで一辺の長さが(2/31/2)dの正三角形を形成する位置に第4チャンネル振動子100eが配置されている。そして、超音波送受波器1は、かかる9つのチャンネルの振動子の配列パターンが縦横に所定数だけ繰り返して形成されている。
このように形成された振動子100a〜100c,100e〜100g,100h〜100jは、図4に示す配線パターンで配線されている。船首−船尾方向に直角な方向に並ぶ第1チャンネル振動子100aは、それぞれ配線パターンL12,L13,L14,L15で並列接続されており、各配線パターンL12〜L15は、ポートP1に接続されている。同様に、第2チャンネル振動子100bは、それぞれ配線パターンL21,L22,L23,L24,L25でポートP2に並列接続され、第3チャンネル振動子100cは、それぞれ配線パターンL31,L32,L33,L34,L35でポートP3に並列接続されている。また、第4チャンネル振動子100eは、それぞれ配線パターンL41,L42,L43,L44,L45でポートP4に並列接続され、第5チャンネル振動子100fは、それぞれ配線パターンL51,L52,L53,L54,L55でポートP5に並列接続され、第6チャンネル振動子100gは、それぞれ配線パターンL61,L62,L63,L64,L65でポートP6に並列接続されている。さらに、第7チャンネル振動子100hは、それぞれ配線パターンL71,L72,L73,L74,L75でポートP7に並列接続され、第8チャンネル振動子100iは、それぞれ配線パターンL81,L82,L83,L84でポートP8に並列接続され、第9チャンネル振動子100jは、それぞれ配線パターンL91,L92,L93,L94でポートP9に並列接続されている。ポートP1〜P9は、送受波切替器2とのバスラインの各ラインにそれぞれ接続されている。なお、各振動子100a〜100c,100e〜100g,100h〜100jの他方の端子は、例えば、それぞれチャンネル毎に、あるいはコモンで接地されている。この結果、全ての振動子が第1チャンネル〜第9チャネルに分けて接続される。なお、前述の配線パターンとしては、圧電基板101の対向する両面に電極102を形成する構造の場合には圧電基板101の一方面に配線パターン電極を形成することにより実現され、単体の振動素子を用いる場合には絶縁基板表面に形成した配線パターン電極や導体線による振動素子の端子を接続することにより実現される。
超音波送受波器1は、本実施形態においては、9つのチャンネルの振動子100が3つのグループに分けられている。具体的には、第1チャンネル振動子100a〜第3チャンネル振動子100cが第1グループとされ、第4チャンネル振動子100e〜第6チャンネル振動子100gが第2グループとされ、第7チャンネル振動子100h〜第9チャンネル振動子100jが第3グループとされる。
図5は、超音波送受波器1の第1〜第3グループの配列パターンを示す平面図である。図5に示すように、第1グループ振動子110a、第2グループ振動子110b及び第3グループ振動子110cは、互いの中心間距離が2dで、正三角形格子状に配列した位置関係を有する。また、超音波送受波器1は、船首−船尾方向と平行な方向、及び船首−船尾方向に対して±π/6の方向に対して、各グループの振動子がピッチdで配列されている。詳細には、船首−船尾方向に平行な方向に、第1グループ振動子110a、第2グループ振動子110b、第3グループ振動子110cの順番でピッチdを有して配列され、船首−船尾方向に対して±π/6の方向に、第1グループ振動子110a、第3グループ振動子110c、第2グループ振動子110bの順番でピッチdを有して配列されている。
送信駆動信号生成回路31は、制御部8から入力された制御信号に従い、振動子が所望周波数の送信信号を送信するための送信用駆動信号を発生し、グループ毎に出力する送信駆動信号の位相制御を行う。本実施形態では、後述するように、互いに逆位相(位相差π)の送信用駆動信号を用いることから、送信駆動信号生成回路31からは1種類の送信用駆動信号が出力される。具体的には、図6(a)に示すように、所定の2つのグループを互いに逆位相にする位相制御を行う。所定の2つのグループは、ここでは、第1グループ振動子110aと第3グループ振動子110cである。なお、上記方法に代えて、送信駆動信号生成回路31が逆位相の送信用駆動信号をそれぞれ生成する態様としてもよい。かかる態様は、例えば特開2004−354224号公報に記載されている。
図6(a)は、位相制御を示すブロック図であり、図6(b)は、図6(a)に示す位相制御を行った場合の水平方向に射影した送信ビームの進行方向を示す図である。図6(a)に示すように、基準の送信駆動信号と、π(rad:ラジアン)だけ位相の異なる送信用駆動信号とが、第1グループ振動子110a、第2グループ振動子110b及び第3グループ振動子110cのいずれか2つのグループ振動子、本実施形態では、ポートP1を介して第1グループ振動子110aに基準の送信用駆動信号が入力され、ポートP3を介して第3グループ振動子110cに位相差π(rad)の送信用駆動信号が入力される。
図1(b)において、第1グループ振動子110aの両端には、トランス33の2次コイルの一端側に接続されたコモン配線330と他端側に接続された配線331とが接続されている。第3グループ振動子110cの両端には、配線331に接続された配線332を用いて、第1グループ振動子110aとは逆極性となるように、配線332とコモン配線330とが接続されている。このように、トランス33の2次側で互いに逆極性となるように配線を行うことで、送信アンプ32からの送信用駆動信号が互いに位相差π(rad)を有する信号として、第1グループ振動子110aと第3グループ振動子110cとに印加される。
位相差π(rad)を有する送信用駆動信号が第1グループ振動子110a、第3グループ振動子110cに入力されると、超音波信号は、図6(b)に示すように、船首方向、船尾方向、船首方向から左舷、右舷方向に±π/3(rad)回転した方向、及び船首方向から左舷、右舷方向に±π2/3(rad)回転した方向の計6方向に対して、所定のティルト角θを有して送信される。すなわち、6つの送信ビームTxBeam1〜TxBeam3、TxBeam1’〜TxBeam3’が設定される。
図7は、超音波送受波器から送信される超音波の位相制御を説明するための側面から見た概略図である。なお、説明の便宜上、上下逆となっている。送波面1Aは、超音波送受波器1の送波面を示し、送波面1Aの任意の一断面において、一方側からピッチdを有して第1グループ振動子110a、第2グループ振動子110b、第3グループ振動子110cが、この順で配列されている。
今、ビームTxBeam1,TxBeam1’の指向性は、ティルト角θとするとき、
Figure 0005469996
で表される。ここに、kd=(4/3)π・λ’/λ、但し、λ:波長[m]、f:周波数[Hz]、c:音速[m/s]とする。さらに、アレイピッチdを、本来、周波数fから決まるピッチdに代えて、(2/3)λ’とすると、(数1)は、
Figure 0005469996
となる。D(λ’、θ)は、λ’とθとを変数として指向性を表している。ここで、(数2)の指向性特性、特に極大となるときのティルト角θとの関係を検討する。簡単のため、λ=λ’と置くと、(数2)の指数項の部分は、sinθ=0でゼロ、sinθ=3/4で極大となる。それ以外の項(分数部分)は、sinθ=0,±1/2,±1で極大となる。従って、D(λ’、θ)は、θ=±30[deg]で、指向性が極大となることが判る。
図8は、シミュレーションの結果を示す特性図である。シミュレーション条件は、以下のような一例を示す。すなわち、(数2)において、フラットアレイ直径60[mm](図6(b)に示す超音波送受波器1の直径)、アレイピッチ2.7027[mm]、水中音速1,500[m/s]、中心周波数320[KHz]とする。なお、λ’/λ=370/320、第1グループ振動子110aの位相制御量0[deg]、第3グループ振動子110cの位相制御量180[deg]とする。
また、(数2)において、実際に使用される超音波の波長λの他に、アレイピッチを規定するための値λ’を、(λ’/λ)という形で導入している。これは、波長λのみで(数1)の指向性を計算すると、θが±90[deg]辺りに極値が(サイドローブとして)表れ、この極値がノイズ発生源となる。そこで、かかるθ=±90[deg]辺りの極値を取り除くために、例えば、(数2)のように、sinの中に(λ’/λ)を係数として盛り込むことで、θ方向(図8の横軸)に特性を伸縮するようにしたものである。
後述するように、使用する超音波周波数は中心周波数320[KHz]でその前後±40[KHz]、すなわち、280[KHz]〜360[KHz]の広帯域信号となる。そこで、値λ’を使用波長λとの比率において、広帯域内で波長が最小となる360[KHz]より外側となる370[KHz]を用いて拡張(θ方向への拡張)したものである。これによって、θ=±90[deg]辺りに存在したサイドローブは、±90[deg]外へ移動させられ、−90[deg]≦θ≦90[deg]の範囲では、前述したθ=±30[deg]辺りでの極大値が対応する。すなわち、指向性特性のθ方向への拡張に伴って、すなわち、λ’/λ=370/320を代入して、(数2の)の極大値をとるθを計算し直すと、
sin−1{(370/320)・1/2}・180/π=±34.875[deg]
となる。
図8には、船首方向を0度とする方位において、船首から左舷か右舷の一方側周りに0度、30度、60度、90度、120度、150度の6方向において、ティルト方向の指向性特性をシミュレーションし、重ねて表示している。図において、0度、60度、120度の指向性特性は、±34.875[deg]辺りで、極大値を示している。それ以外の方位における指向性特性では多数の極値は見られるが、レベル的に他と識別可能な極大値はない。
アレイピッチd(=(2/3)λ’)は、λ’として、370[KHz]のときの波長を採用した場合、(2/3)×1500[m]/370[KHz]=2.7027[mm]となり、上記の値dが算出される。
続いて、送信駆動信号生成回路31の動作について説明する。前述したように、超音波送受波器1から送信される超音波信号は、所定波長範囲を有する広帯域の信号である。広帯域の信号とは、上記の例に従えば、中心周波数320[KHz]で、その前後±40[KHz]、すなわち、280[KHz]〜360[KHz]である。
図9は、送信信号の波形の一例を示し、図10は、送信波形のパワースペクトルの包絡線形状の一例を示す図である。所定の広帯域の送信信号は種々の方式で生成可能があるが、本実施形態では、図9に示す、二相位相偏移変調方式(BPSK方式;Binary Phase Shift Keying)で符号化された広帯域信号を複数連ねた送信信号を用いる。この方式は、本出願人に係る特許出願(特開2007−292668号公報)に記載されている通りであり、以下、簡単に説明する。送信駆動信号生成回路31は、潮流計測を行う毎にこの送信信号を超音波送受波器1から送信する。送信信号は、所定数の、例えば4個の同一のエレメントからなる。各エレメントは所定の符号化がなされた所定数、例えば7個のサブパルスからなる。図9において、Taは送信信号の時間幅、Tbはエレメントの時間幅、Tcはサブパルスの時間幅である。時間幅Taは、例えば0.5ms程度であり、サブパルスの周波数(キャリア周波数)は、ここでは前記したように320kHzである。このように、符号パターン(例えば、+1,+1,+1,−1,+1,−1,−1)を使用することで、図10に示す送信波形のパワースペクトルの包絡線形状、すなわち所定の広帯域範囲を設定することが可能となる。なお、符号パターンの+1,−1は、サブパルスの初期位相の種類を示す。
なお、各振動子100で受信されたエコー信号を含む受信信号は、受信アンプ4で増幅され、受信ビーム形成回路5を経た後、さらに図略のA/D変換器でデジタル信号に変換されて、ドップラー処理部6内の図略のバッファメモリに一時的に格納される。ドップラー速度計は、受信信号中の1または複数の設定深度におけるエコー信号および海底からのエコー信号をバッファメモリから読み出し、それぞれのドップラーシフト量fdを求めて出力する。ドップラー処理部6は、3方向(あるいは6方向)からの受信信号からドップラーシフト量を求める。対水船速(または対地船速)をV、水中音速をc、超音波の周波数をf0、ドップラーシフト量をfdとすると、cはVよりも十分に大きいので、対水船速(または対地船速)Vは、V=fd・c/(2f0・cosθ)から求め得る。また、対水船速(または対地船速)Vに基づいて潮流の速度及び向きが求められる。表示部7は、演算結果を報知のために表示するもので、例えば航路を基点とする矢印が所定間隔で表示され、矢印の向きで潮流の向きが示され、矢印の長さで潮流の速度が示される。
ドップラー処理部6は、DFT(Discrete Fourier Transform)により、送信波形に対して高速フーリエ変換アルゴリズムを用いて離散フーリエ変換を施して時間領域の送信波形を周波数領域の振幅スペクトルに変換する。さらに、振幅スペクトルを2乗して、図10に示すパワースペクトルを生成する。このパワースペクトルPt[fi](fiはパワースペクトルPt[i]の周波数)は所定波長、例えば十Hz程度の分解能で生成されている。なお、各スペクトルである1区間を数[KHz]単位とし、重心計算区間を数個と設定することで、広帯域範囲である±40[KHz]を実現している。離散フーリエ変換および送信波形の性質上、パワースペクトルPt[fi]は、2/Tc(図9)の範囲に分布し、中心周波数f0、すなわちピーク51の周波数f0はサブパルスの周波数に等しくなり、隣り合うピークの周波数差が1/Tbとなり、各ピークの幅(各ピークのゼロクロス幅)が2/Taとなる。
ドップラー処理部6は、重心周波数算出機能により、各ピーク51等が各重心計算区間Wt[k](k=1〜n)(図10参照、Wt[1:n]とも表す)の中央に位置するように重心計算区間Wt[k]を決める。次に、パワースペクトルPt[fi]を重みとして、重心計算区間Wt[k]ごとに重心周波数fwt[k](k=1〜n)を次式で算出する。
fwt[k]=Σ(Pt[fj]・fj)/ΣPt[fj]
ここで、Pt[fj]は重心計算区間Wt[k]に属するパワースペクトルである。
ドップラー処理部6は、DFTによって、振幅スペクトルを2乗して図11に示すパワースペクトルPr[fi](fiはパワースペクトルPr[i]の周波数)を生成する。また、図11からパワースペクトルPr[fi]の中心周波数、すなわちピーク61の周波数が送信波形のパワースペクトルPt[fi]の中心周波数f0からΔfaだけずれていることが分かる。このΔfaをドップラーシフト量として扱うことができる。なお、隣り合うピークの周波数差は、図10のピーク間の周波数差(1/Tb)に略等しいが、ドップラーシフトの周波数依存性により1/Tbよりも僅かに大きくまたは小さくなる。ドップラー処理部6は、送信波形のパワースペクトルPt[fi]と受信信号のパワースペクトルPr[fi]とからドップラーシフト量を求めて出力する。ドップラー処理部6は、ドップラー計測手段として機能し、パワースペクトルPt[fi]とPr[fi]との相互相関処理を行う。すなわち、パワースペクトルPr[fi]に対してパワースペクトルPt[fi]を前記の所定の分解能ずつシフトさせながら、各シフト状態で両パワースペクトルの積和演算を行なって演算結果を出力する。
図12は、演算結果である相互相関出力を示す。中央に位置する最大のピーク71は、パワースペクトルPt[fi]のピーク51がパワースペクトルPr[fi]のピーク61に一致したときのものであり、送信波形の中心周波数f0からΔfbだけずれている。また、ピーク72はピーク51がピーク62に一致したときのものであり、ピーク73はピーク51がピーク63に一致したときのものである。ドップラー処理部6は、相互相関出力のうち最大値をとるピーク71を検出し、このピーク71の周波数から送信波形の中心周波数f0を減算した周波数差Δfbをドップラーシフト量として扱う。なお、ドップラーシフト量は上記方法に限定されず、例えば上記のように積和演算して求めたドップラーシフト量を初期値として、より計測精度の高いドップラーシフト量fdを求めるようにしてもよい。
次に、受信時の動作について簡単に説明する。受信時には、送受波切替器2は第1チャンネル振動子100a〜第9チャンネル振動子100jで受信した受信信号をそれぞれ個別のバスラインを介して、受信ビーム形成回路5に出力する。受信ビーム形成回路5は、それぞれ選択される3つのチャンネル振動子110a、110b、110cの信号に基づいて、受信ビームRxBeam1〜受信ビームRxBeam3’の6方向のビームを形成する(あるいは必要に応じて、受信ビームRxBeam1〜受信ビームRxBeam3の3方向か、受信ビームRxBeam1’〜受信ビームRxBeam3’かの3方向)。すなわち、各受信ビーム方向に直角な方向に並ぶ3種類のチャンネル振動子を1ラインの組として信号を加算し、かつ当該ラインに直角な方向(すなわち各受信ビーム方向に平行な方向)に2列置きに並ぶ信号ラインを同相として、他の2ラインの信号を位相2π/3、4π/3だけ移相させて取り込むことで、1つの受信ビームが形成される。受信ビームの形成方法は、特開2006−17629号公報に記載の方法を採用することが可能である。かかる回路を各受信ビームの方向に対して構成することで、6個の受信ビームが構成できる。
なお、本実施形態では、アレイピッチdとして、広帯域周波数の範囲280[KHz]〜360[KHz]外である、370[KHz]に相当する波長に対応する寸法としているが、帯域に一致する値としてもよい。すなわち、上記実施形態では、360[KHz]に対応するラインピッチとしてもよい。あるいは、帯域外の所定の値、例えば380[KHz]に対応するラインピッチとしてもよい。また、320[KHz]を中心周波数とする必要はなく、所定の周波数、さらには所定の範囲を広帯域範囲としてもよい。
1 送受波器
100,100a〜100c,100e〜100j チャンネル振動子
110a〜110c グループ振動子
2 送受波切替器
31 送信駆動信号生成回路(送信ビーム形成手段)
32 送信アンプ(送信ビーム形成手段)
33 トランス(送信ビーム形成手段)
4 受信アンプ
5 受波ビーム形成回路
6 ドップラー処理部(ドップラー計測手段)
7 表示部
8 制御部

Claims (4)

  1. 正三角形格子状に、周囲6方向のそれぞれに所定ピッチを有して配列された9チャンネルに分けられた複数の振動子を有し、前記正三角形の各頂点に3チャンネル分の振動子を対応付けることで第1〜第3のグループが形成されており、前記第1〜第3のグループの各グループを構成する複数の振動子は、(2/3)πの角をなす3方向に沿って配列されており、前記第1〜第3のグループは、前記配列方向に直交する方向に沿って順に配置されている超音波送波器と、
    前記第1〜第3のグループのうちの第1、第2のグループの複数の振動子に対して互いにπラジアンの位相差を有する第1、第2の送信信号を出力する送信ビーム形成手段と、を備え、
    記送信ビーム形成手段は、前記第1、第2の送信信号を時間方向に複数に区分し、各区分内で位相変更を行っていることを特徴とする超音波送波装置。
  2. 前記送信ビーム形成手段は、位相変調方式(PSK方式;Phase Shift Keying)により前記第1、第2の送信信号を生成するものであることを特徴とする請求項1記載の超音波送波装置。
  3. 前記送信ビーム形成手段は、中心周波数の波長λ0に対して±dλの範囲の成分を含む第1、第2の送信信号を出力するものであり、前記超音波送波器は、前記ピッチが、少なくとも2(λ0−dλ)/3以下の寸法であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波送波装置。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の超音波送波装置と、水中の少なくとも3方位からの反射信号に基づき各方位に対するドップラー成分を広帯域のスペクトルのいくつかの周波数を用いて計測するドップラー計測手段とを備えたドップラー速度計。
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