JP5468506B2 - 基地局及び無線通信システム並びに基地局での通信エリアの制御方法 - Google Patents

基地局及び無線通信システム並びに基地局での通信エリアの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信端末と無線通信を行う基地局の通信エリアの制御に関する。
特許文献1,2に記載されているように、従来から無線通信に関して様々な技術が提案されている。
特許第3101535号公報 特開2003−125439号公報
PHS(Personal Handyphone System)などの無線通信システムにおける基地局のサービスエリア、つまり基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアにおいては、一時的に、通信端末が密集する密集エリア(以後、「端末密集エリア」と呼ぶことがある)が発生することがある。
例えば、花火大会やスポーツの試合などのイベントが開催される場合には、イベントの開始前と終了後において、イベント会場と駅とを結ぶ経路に通信端末が密集することになる。その結果、当該経路を含む基地局のサービスエリアにおいて端末密集エリアが発生する。また、イベント開催中においては、イベント会場に通信端末が密集することになる。その結果、イベント会場を含む基地局のサービスエリアにおいて端末密集エリアが発生する。
基地局と通信端末との間で使用できる無線リソースは有限であり、1台の基地局と接続できる通信端末の台数には限りがあることから、基地局のサービスエリアに端末密集エリアが発生し、当該サービスエリアにより多くの通信端末が存在するようになると、通信端末は基地局と接続(通信)しにくくなる。つまり、当該サービスエリアに存在する通信端末では呼損が発生し易くなる。ここで「呼損」とは、通信端末が基地局に対して接続要求を行ったにもかかわらず、無線リソースに空きが無いなどの理由により、当該通信端末が当該基地局と接続できなかったことを言う。
このような問題を解決するために、イベント会場付近により多くの基地局を配置することが考えられる。
しかしながら、端末密集エリアは、イベントの開始前など、一時的にしか発生しないことから、端末密集エリアが存在しない状態においては、イベント会場付近に無駄に多くの基地局が存在していることになり、好ましくない。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであって、基地局の通信エリアに通信端末が密集した場合であっても、その通信エリアに存在する通信端末が基地局と接続し易くなる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る基地局は、通信端末と無線通信を行う基地局であって、複数のアンテナを用いて通信端末と通信する無線通信部と、前記基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアである自局エリアにおいて、通信端末が密集する密集エリアが存在するか否かを判定する密集判定部と、前記密集判定部が前記密集エリアが存在すると判定すると、前記自局エリアにおいて、前記密集エリアを除く部分であって、周辺基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアである周辺局エリアと重複する部分が狭くなるように前記複数のアンテナでの通信の指向性を制御するエリア制御部とを備え、前記基地局は、複数の周辺基地局のそれぞれでの通信端末との間の呼損率を取得し、前記エリア制御部は、前記複数の周辺基地局のうち前記呼損率が最も小さい周辺基地局に向けて前記指向性のヌルを設定する
また、本発明に係る基地局の一態様では、前記エリア制御部は、前記複数のアンテナでの通信の指向性を制御しながら前記無線通信部を通じて通信端末と通信することによって、前記自局エリアにおける前記密集エリアを特定する。
また、本発明に係る基地局の一態様では、前記エリア制御部は、前記自局エリアにおいて、前記密集エリアを除く部分であって、前記周辺局エリアと重複する部分を狭くした後に、前記密集判定部が前記密集エリアが存在しなくなったと判定すると、前記自局エリアの形状を元に戻す。
また、本発明に係る基地局の一態様では、前記密集判定部は、前記周辺局エリアにおいて前記密集エリアが存在するか否かも判定し、前記エリア制御部は、前記密集判定部が前記周辺局エリアに前記密集エリアが存在すると判定すると前記自局エリアを拡大する。
また、本発明に係る基地局の一態様では、前記エリア制御部は、前記自局エリアの拡大を行った後に、前記密集判定部が前記周辺局エリアにおいて前記密集エリアが存在しなくなったと判定すると、前記自局エリアの形状を元に戻す。
また、本発明に係る基地局の一態様では、前記周辺局エリアにおいて前記密集エリアが存在するか否かを判定するサーバ装置は、前記周辺局エリアにおいて前記密集エリアが存在すると判定すると、前記基地局に対して前記自局エリアを拡大することを指示し、前記サーバ装置から前記基地局に対して前記自局エリアを拡大することが指示されると、前記エリア制御部は、前記自局エリアを拡大する。
また、本発明に係る基地局の一態様では、前記サーバ装置は、前記自局エリアを拡大することを指示した後に、前記周辺局エリアにおいて前記密集エリアが存在しなくなったと判定すると、前記基地局に対して前記自局エリアの形状を元に戻すことを指示し、前記サーバ装置から前記基地局に対して前記自局エリアの形状を元に戻すことが指示されると、前記エリア制御部は、前記自局エリアの形状を元に戻す。
また、本発明に係る無線通信システムは、通信端末と無線通信する複数の基地局を備える無線通信システムであって、前記複数の基地局における第1基地局は、複数のアンテナを用いて通信端末と通信する無線通信部と、前記第1基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアである第1通信エリアにおいて、通信端末が密集している密集エリアが存在するか否かを判定する密集判定部と、前記密集判定部が前記密集エリアが存在すると判定すると、前記第1通信エリアにおいて、前記密集エリアを除く部分であって、周辺基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアと重複する部分が狭くなるように前記複数のアンテナでの通信の指向性を制御するエリア制御部とを有し、前記複数の基地局と通信を行うサーバ装置をさらに備え、前記複数の基地局では、前記第1基地局の周辺に位置する周辺基地局である複数の第2基地局のそれぞれが、通信端末との間の呼損率を算出して前記サーバ装置に通知し、前記サーバ装置は、前記第1基地局に対して、前記複数の第2基地局のそれぞれの前記呼損率を通知し、前記第1基地局の前記エリア制御部は、前記複数の第2基地局のうち前記呼損率が最も小さい第2基地局に向けて前記指向性のヌルを設定する
また、本発明に係る無線通信システムの一態様は、通信端末と無線通信する複数の基地局を備える無線通信システムであって、前記複数の基地局における第1基地局は、複数のアンテナを用いて通信端末と通信する無線通信部と、前記第1基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアである第1通信エリアにおいて、通信端末が密集している密集エリアが存在するか否かを判定する密集判定部と、前記密集判定部が前記密集エリアが存在すると判定すると、前記第1通信エリアにおいて、前記密集エリアを除く部分であって、周辺基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアと重複する部分が狭くなるように前記複数のアンテナでの通信の指向性を制御するエリア制御部とを有し、前記複数の基地局と通信を行うサーバ装置がさらに設けられ、前記複数の基地局では、前記第1基地局の周辺に位置する周辺基地局である複数の第2基地局のそれぞれが、通信端末との間の呼損率を算出して前記サーバ装置に通知し、前記サーバ装置は、前記複数の第2基地局において、その呼損率がしきい値よりも大きい第2基地局が存在する場合には、当該第2基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアに前記密集エリアが存在すると判断して、前記第1基地局に対して前記第1通信エリアを拡大することを指示し、前記第1基地局では前記サーバ装置から前記第1通信エリアを拡大することが指示されると、前記第1基地局の前記エリア制御部は、前記第1通信エリアを拡大する。
また、本発明に係る基地局でのサービスエリアの制御方法は、複数のアンテナを用いて通信端末と無線通信を行う基地局での通信エリアの制御方法であって、(a)前記基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアである自局エリアにおいて、通信端末が密集している密集エリアが存在するか否かを判定する工程と、(b)前記工程(a)において前記密集エリアが存在すると判定されると、前記自局エリアにおいて、前記密集エリアを除く部分であって、周辺基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアと重複する部分が狭くなるように前記複数のアンテナでの通信の指向性を制御する工程と、(c)複数の周辺基地局のそれぞれでの通信端末との間の呼損率を取得する工程とを備え、前記工程(b)では、前記複数の周辺基地局のうち前記呼損率が最も小さい周辺基地局に向けて前記指向性のヌルが設定される
本発明によれば、基地局の通信エリアに通信端末が密集する場合であっても、当該通信エリアに存在する通信端末が基地局と接続し易くなる。
実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。 実施の形態1に係る複数の基地局の配置例を示す図である。 実施の形態1に係る基地局の構成を示す図である。 実施の形態1に係る全体制御部の主な構成を示す図である。 実施の形態1に係るTDMAフレームの構成を示す図である。 基地局のサービスエリアに端末密集エリアが発生している様子を示す図である。 基地局のサービスエリアが狭くなっている様子を示す図である。 基地局のサービスエリアが拡大している様子を示す図である。 実施の形態1に係る基地局の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る基地局の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る基地局の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る基地局の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る全体制御部の主な構成を示す図である。 実施の形態2に係る基地局の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る無線通信システム100の構成を示す図である。本実施の形態に係る無線通信システム100は、例えばPHSであって、それぞれがTDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Duplexing)方式で通信端末2と通信する複数の基地局1を備えている。複数の基地局1は、本無線通信システム100全体の動作を管理するサーバ装置3にネットワーク4を通じて接続されている。各基地局1は、ネットワーク4を通じて互いに通信することができるとともに、ネットワーク4を通じてサーバ装置3と通信することができる。また各基地局1は、送受信アンテナとしてアレイアンテナを有し、アダプティブアレイアンテナ方式を用いて当該アレイアンテナの指向性を制御することができる。
図2は複数の基地局1の配置例を示す図である。図2に示されるように、各基地局1のサービスエリア10は、円形であって、その周辺に位置する複数の周辺基地局1のサービスエリア10のそれぞれと部分的に重複している。ここで、「サービスエリア」とは、基地局1が通信端末2と双方向通信可能な通信エリアを意味している。通常、基地局1においては、受信エリアが送信エリアよりも広くなっており、送信エリアは受信エリアに包含されている。したがって、基地局1のサービスエリア10は、当該基地局1の送信エリアに一致する。本実施の形態では、各基地局1の受信エリアは、当該基地局1の周辺に位置する複数の周辺基地局1のすべてのサービスエリア10を含んでいる。したがって、各基地局1は、周辺基地局1と通信する通信端末2が送信する信号を受信することができる。
図3は各基地局1の構成を示す図である。図3に示されるように、各基地局1は、無線通信を行う無線通信部11と、ネットワーク4と通信を行うネットワーク通信部12と、無線通信部11及びネットワーク通信部12を制御する全体制御部13とを備えている。
無線通信部11は、複数のアンテナ110aで構成されたアレイアンテナ110を有している。無線通信部11は、アレイアンテナ110で受信される複数の受信信号のそれぞれに対して増幅処理及びダウンコンバート等を行って、ベースバンドの複数の受信信号を生成して出力する。
また、無線通信部11は、全体制御部13で生成されるベースバンドの複数の送信信号のそれぞれに対して、アップコンバート及び増幅処理等を行って、搬送帯域の複数の送信信号を生成する。そして、無線通信部11は、生成した搬送帯域の複数の送信信号を、アレイアンテナ110を構成する複数のアンテナ110aにそれぞれ入力する。これにより、各アンテナ110aから送信信号が無線送信される。
ネットワーク通信部12は、例えば、光ファイバ等でネットワーク4に接続されている。ネットワーク通信部12は、全体制御部13から入力されるデータをネットワーク4に送信するとともに、ネットワーク4から入力されるデータを全体制御部13に出力する。
全体制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)及びメモリなどで構成されている。全体制御部13は、ネットワーク通信部12からのデータ等に基づいて、通信端末2向けの送信データを生成する。そして、全体制御部13は、生成した送信データを含むベースバンドの送信信号を生成する。この送信信号は、アレイアンテナ110を構成する複数のアンテナ110aの数だけ生成される。全体制御部13は、生成した複数の送信信号に対して、アレイアンテナ110での送信の指向性を制御するための複数の送信ウェイトをそれぞれ設定する。そして、全体制御部13は、複数の送信ウェイトがそれぞれ設定された複数の送信信号を無線通信部11に出力する。
また全体制御部13は、無線通信部11から入力される複数の受信信号に対して、アレイアンテナ110での受信の指向性を制御するための複数の受信ウェイトをそれぞれ設定する。全体制御部13は、複数の受信ウェイトがそれぞれ設定された複数の受信信号を合成して新たな受信信号を生成する。全体制御部13は、この新たな受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる受信データを取得する。全体制御部13は、取得した受信データに含まれる、ネットワーク4向けのデータについてはネットワーク通信部12に出力する。
図4は全体制御部13の主な構成を示す図である。図4に示されるように、全体制御部13は、送信ウェイト処理部131と、受信ウェイト処理部132と、これらを制御する制御部130とを備えている。全体制御部13では、制御部130、送信ウェイト処理部131及び受信ウェイト処理部132によって、基地局1のサービスエリア10を変形するエリア制御部150が構成されている。エリア制御部150は、サービスエリア10を部分的に変形したり、拡大して全体的に変形することができる。またエリア制御部150は、変形したサービスエリア10の形状を元に戻すことができる。
受信ウェイト処理部132は、複数のアンテナ110aでの受信の指向性を制御するための複数の受信ウェイトを、無線通信部11から出力される複数の受信信号に対してそれぞれ設定(乗算)する。受信ウェイト処理部132は、複数の受信ウェイトがそれぞれ設定された複数の受信信号を合成し、新たな受信信号を生成する。この新たな受信信号を「合成受信信号」と呼ぶ。合成受信信号は制御部130に入力される。
このような受信ウェイト処理部132では、受信信号に乗算する受信ウェイトを調整することより、アレイアンテナ110での受信の指向性のビーム及びヌルを様々な方向に設定することができる。
例えば、基地局1が通信対象の通信端末2と通信する際には、受信ウェイト処理部132は、パイロット信号などの既知の合成受信信号と、参照信号(既知の合成受信信号についての理想的な信号)との間の誤差を求め、その誤差が小さくなるような受信ウェイトを算出する。これにより、アレイアンテナ110での受信の指向性のヌルが干渉波(通信対象の通信端末2以外の通信端末2からの信号)に向くようになる。その結果、アレイアンテナ110での受信の指向性のビームを希望波(通信対象の通信端末2からの信号)に向けることができる。
制御部130は、受信ウェイト処理部132から出力される合成受信信号に対して復調処理等を行って、当該合成受信信号に含まれる受信データを再生する。制御部130は、取得した受信データに含まれる、ネットワーク4向けのデータをネットワーク通信部12に出力する。
また制御部130は、ネットワーク通信部12からのデータ等に基づいて送信データを生成する。制御部130は、生成した送信データを含むベースバンドの送信信号を生成する。この送信信号は、アレイアンテナ110を構成する複数のアンテナ110aの数だけ生成されて、送信ウェイト処理部131に入力される。
さらに制御部130は、機能ブロックとして、無線リソース割り当て部140と、密集判定部141と、出力制御部142とを備えている。
無線リソース割り当て部140は、通信対象の各通信端末2に対して、当該通信端末2への送信に使用する下り無線リソース(送信周波数及び送信時間帯)を割り当てる。制御部130は、無線リソース割り当て部140が通信端末2に割り当てた下り無線リソースに基づいて、当該通信端末2向けの送信信号を生成するとともに、当該下り無線リソースに基づいたタイミングで当該送信信号を送信ウェイト処理部131に入力する。これにより、通信端末2に向けた送信信号が、当該通信端末2に割り当てられた下り無線リソースを用いて無線通信部11から送信される。
また無線リソース割り当て部140は、通信対象の各通信端末2に対して、当該通信端末2が基地局1に送信する際に使用する上り無線リソースを割り当てる。制御部130は、無線リソース割り当て部140が通信端末2に割り当てた上り無線リソースを当該通信端末2に通知するための送信信号を生成して出力する。これにより、通信端末2は、基地局1への送信に使用する上り無線リソースを知ることができ、当該上り無線リソースを用いて基地局1に信号を送信する。
密集判定部141は、制御部130で取得された受信データに基づいて、基地局1のサービスエリア10において端末密集エリア、つまり、通信端末2が密集している密集エリアが存在するか否かを判定する。
出力制御部142は、無線通信部11の送信電力を制御して、基地局1のサービスエリア10の大きさを制御する。出力制御部142は、無線通信部11が有する、送信信号を増幅する送信アンプの増幅率を制御することによって、無線通信部11の送信電力を制御する。出力制御部142は、送信アンプの増幅率を大きくすることによって送信電力を増大し、サービスエリア10を拡大する。一方で、出力制御部142は、送信アンプの増幅率を小さくすることによって送信電力を減少し、サービスエリア10を縮小する。
なお上述のように、基地局1では、受信エリアが送信エリアよりも大きいことから、送信電力を大きくして送信エリアだけを拡大することによって、サービスエリア10を拡大することができる。
送信ウェイト処理部131は、複数のアンテナ110aでの送信の指向性を制御するための複数の送信ウェイトを、制御部130からの複数の送信信号に対してそれぞれ設定(乗算)する。送信ウェイト処理部131は、複数の送信ウェイトがそれぞれ設定された複数の送信信号を無線通信部11に入力する。
送信ウェイト処理部131では、受信ウェイト処理部132と同様に、送信信号に乗算する送信ウェイトを調整することより、アレイアンテナ110での送信の指向性のビーム及びヌルを様々な方向に設定することができる。
例えば、基地局1が通信対象の通信端末2と通信する際には、受信ウェイト処理部132で算出された受信ウェイトに基づいて送信ウェイトを算出する。これにより、アレイアンテナ110での送信の指向性のヌルが、干渉波を送信する通信端末2(通信対象ではない通信端末2)に向くようになる。その結果、アレイアンテナ110での送信の指向性のビームを、通信対象の通信端末2に向けることができる。
次に基地局1が通信端末2との通信に使用するTDMAフレーム200の構成について説明する。図5はTDMAフレーム200の構成を示す図である。図5に示されるように、TDMAフレーム200は、基地局1が通信端末2に信号を送信するための下りフレーム200dと、基地局1が通信端末2からの信号を受信するための上りフレーム200uとで構成されている。下りフレーム200d及び上りフレーム200uのそれぞれは、4つのスロットSLで構成されている。制御部130の無線リソース割り当て部140は、通信端末2に対してスロットSL単位で無線リソースを割り当てる。
以上のような無線通信システム100においては、基地局1のサービスエリア10に、一時的に、端末密集エリアが発生することがある。図6は、その様子の一例を示す図である。図6では、複数の基地局1のうちの2つの基地局1a,1bが示されている。
図6に示されるように、花火大会やスポーツの試合などのイベントが開催されるイベント会場300と、その最寄り駅301との近傍に配置された基地局1aにおいては、イベント開始前やイベント終了後に、そのサービスエリア10aに含まれる、イベント会場300と駅301とを結ぶ経路に通信端末2が密集する。その結果、サービスエリア10aには、端末密集エリア400が発生し、非常に多くの通信端末2が存在するようになる。そのため、サービスエリア10aに存在する通信端末2は基地局1と接続しにくくなる。
そこで、本実施の形態に係る各基地局1は、自装置のサービスエリア10に端末密集エリア400が発生した場合には、図7に示されるように、自装置のサービスエリア10において、端末密集エリア400を除き、かつ周辺基地局1のサービスエリア10と重複する部分401が狭くなるように、自装置のサービスエリア10を変形する。図7の例では、基地局1aが、自装置のサービスエリア10aにおいて、端末密集エリア400を除き、かつ周辺基地局1bのサービスエリア10bと重複する部分401が狭くなるように、自装置のサービスエリア10aを変形する。
これにより、端末密集エリア400が発生したサービスエリア10が狭くなり、当該サービスエリア10に存在する通信端末2の数を減らすことができる。よって、当該サービスエリア10に存在する通信端末2は基地局1と接続し易くなる。
また、端末密集エリア400が発生したサービスエリア10において、周辺基地局1のサービスエリア10と重複する部分が狭くなるように、端末密集エリア400が発生したサービスエリア10を変形しているため、端末密集エリア400が発生したサービスエリア10を狭くすることによって当該サービスエリア10から外れるようになった通信端末2は、周辺基地局1に接続することができる。
一方で、本実施の形態に係る各基地局1は、周辺基地局1のサービスエリア10において端末密集エリア400が発生した場合には、図8に示されるように、自装置のサービスエリア10を拡大する。図8の例では、基地局1bは、周辺基地局1aのサービスエリア10aにおいて端末密集エリア400が発生すると、自装置のサービスエリア10bを拡大している。これにより、基地局1bのサービスエリア10bと、周辺基地局1aのサービスエリア10aとの重複部分を広げることができる。したがって、端末密集エリア400が発生した基地局1aのサービスエリア10aに存在する通信端末2は、基地局1bに接続し易くなる。
なお、図6〜8では2つの基地局1しか示していないが、実際には、各基地局1の周辺には複数の基地局1が存在する。
以下に、基地局1でのこのようなサービスエリア10の変形動作について詳細に説明する。図9は、基地局1が自装置のサービスエリア10(以後、「自局サービスエリア10」と呼ぶことがある)において端末密集エリア400が存在することを検出し、その後、当該サービスエリア10を変形するまでの動作を示すフローチャートである。
図9に示されるように、ステップs1において、密集判定部141は、自局サービスエリア10に、端末密集エリア400が存在するか否かを判定する。ステップs1において、密集判定部141は、複数のTDMAフレーム200の間において(所定時間において)自装置が受信する自装置宛の接続要求信号の総数(以後、「自局宛接続要求数」と呼ぶ)をカウントする。ここで、接続要求信号とは、通信端末2が基地局1に対して接続を要求する際に送信する信号である。この接続要求信号は、上記の非特許文献1に記載のPHSでは「リンクチャネル確立要求メッセージ」と呼ばれている。通信端末2が送信する、接続要求信号を含む送信信号は、基地局1の無線通信部11で受信され、その後、全体制御部13に入力される。全体制御部13では、制御部130が、全体制御部13に入力される送信信号に含まれる接続要求信号を取得する。接続要求信号には、その送信先の基地局1を特定するための識別情報が含まれていることから、密集判定部141は、制御部130で取得された接続要求信号が、自装置宛の信号であるか否かを判定することができる。
なお、制御部130では、接続要求信号が取得されると、無線リソース割り当て部140が、当該接続要求信号を送信した通信端末2に対して無線リソースを割り当てる。これにより、当該通信端末2は基地局1と接続することができる。ただし、無線リソースに空きがない場合には、接続要求信号を送信した通信端末2に対して無線リソースを割り当てることができない。この場合には、呼損となり、通信端末2は基地局1と接続することができない。
次に密集判定部141は、求めた自局宛接続要求数と所定のしきい値とを比較する。密集判定部141は、自局宛接続要求数がしきい値よりも大きければ、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定する。一方で、密集判定部141は、自局宛接続要求数がしきい値以下であれば、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しないと判定する。基地局1のサービスエリア10に通信端末2が密集し、当該サービスエリア10に端末密集エリア400が発生すると、当該基地局1においては、自装置宛の接続要求信号が多くなる。したがって、密集判定部141は、自局宛接続要求数が大きい場合には、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定できる。
ステップs1において、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しないと判定されると、基地局1では、所定時間後にステップs1が再度実行され、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在するか否かが判定される。
一方で、ステップs1において、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定されると、ステップs2において、エリア制御部150は、アレイアンテナ110の指向性を制御しながら無線通信部11を通じて通信端末2と通信することによって、自局サービスエリア10における端末密集エリア400を特定する。図10はステップs2での処理を説明するための図である。
図10に示されるように、エリア制御部150は、送信ウェイト処理部131及び受信ウェイト処理部132において送信ウェイト及び受信ウェイトを調整することによって、アレイアンテナ110の送受信における指向性のビーム500を所定方向に向けるビームフォーミングを行う。そして、エリア制御部150は、ビーム500を向ける方向を少しずつ変化させて、ビーム500を360°回転させる。エリア制御部150は、ビーム500の向きを少し変化させるたびに、無線通信部11を通じて通信端末2と通信を行うことによって、ビーム500が向いている方向に存在する通信端末2からの自装置宛の接続要求信号を、制御部130において複数のTDMAフレーム200の間(所定時間)カウントする。そして、制御部130は、カウントした数と所定のしきい値とを比較する。制御部130は、カウントした数がしきい値よりも大きければ、ビーム500の方向に通信端末2が密集していると判定する。この処理をビーム500が360°回転するまで行うことによって、制御部130は、自局サービスエリア10における端末密集エリア400を特定することができる。
自局サービスエリア10における端末密集エリア400が特定されると、ステップs3において、エリア制御部150は、自局サービスエリア10において、端末密集エリア400を除き、かつ周辺サービスエリア10と重複する部分401に向けて、アレイアンテナ110の指向性のヌルが向くように、受信ウェイト及び送信ウェイトを調整してヌルステアリングを行う。これにより、上述の図7に示されるように、自局サービスエリア10において、端末密集エリア400を除き、かつ周辺サービスエリア10と重複する部分401が狭くなるように自局サービスエリア10が変形される。なお、全体制御部13は、自局サービスエリア10にうち、どの部分が周辺サービスエリア10と重複しているかを予め記憶している。
以上のように基地局1が動作することによって、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が発生した場合には、自局サービスエリア10が狭くなり、当該自局サービスエリア10に存在する通信端末2の数を減らすことができる。その結果、端末密集エリア400が発生した自局サービスエリア10に存在する通信端末2は基地局1と接続し易くなる。
また、自局サービスエリア10において、周辺サービスエリア10と重複する部分が狭くなるように、自局サービスエリア10を変形しているため、自局サービスエリア10を狭くすることによって自局サービスエリア10から外れるようになった通信端末2は、当該周辺サービスエリア10を有する周辺基地局1に接続することができる。
次に、基地局1が周辺基地局1のサービスエリア10(以後、「周辺サービスエリア10」と呼ぶことがある)において端末密集エリア400が存在することを検出し、その後、自局サービスエリア10を変形するまでの動作について説明する。図11は当該動作を示すフローチャートである。
図11に示されるように、ステップs11において、密集判定部141は、自装置の周辺に存在する複数の周辺基地局1のそれぞれについて、複数のTDMAフレーム200の間において自装置が受信する周辺基地局1宛の接続要求信号の総数(以後、「周辺局宛接続要求数」と呼ぶ)をカウントする。そして、密集判定部141は、各周辺基地局1について、求めた周辺局宛接続要求数と所定のしきい値とを比較する。密集判定部141は、ある周辺基地局1についての周辺局宛接続要求数がしきい値よりも大きければ、当該周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定する。一方で、密集判定部141は、ある周辺基地局1についての周辺局宛接続要求数がしきい値以下であれば、当該周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しないと判定する。以後、サービスエリア10に端末密集エリア400が発生している周辺基地局1を「端末密集周辺基地局1」と呼ぶ。
ステップs11において、複数の周辺基地局1のすべてのサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しないと判定されると、基地局1では、所定時間後にステップs11が再度実行され、各周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が存在するか否かが判定される。
一方で、ステップs11において、複数の周辺基地局1の少なくとも一つのサービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定されると、ステップs12において、出力制御部142は、無線通信部11の現在の送信電力が最大であるか否かを判断する。ステップs12において、無線通信部11の現在の送信電力が最大であると判断されると、基地局1は処理を終了する。一方で、ステップs12において、無線通信部11の現在の送信電力が最大ではないと判断されると、出力制御部142は、ステップs13において、無線通信部11が有する送信アンプの増幅率を大きくして、無線通信部11の送信電力が最大となるようにする。これにより、上述の図8に示されるように、自局サービスエリア10が拡大し、自局サービスエリア10は、端末密集エリア400が発生している周辺サービスエリア10を包含するようになる。これにより、自局サービスエリア10と、端末密集エリア400が発生した周辺サービスエリア10との重複部分が大きくなる。その結果、当該周辺サービスエリア10に存在する通信端末2は基地局1と接続し易くなる。
なお、上記の例では、周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が存在する場合に基地局1の送信電力をいきなり最大に設定しているが、当該送信電力を徐々に増加させても良い。以下にこの場合の基地局1の動作について説明する。
ステップs12において、無線通信部11の送信電力が最大ではないと判断されると、出力制御部142は無線通信部11の送信電力を所定量だけ増加させる。その後、全体制御部13は、制御部130において、端末密集周辺基地局1について、再度、周辺局宛接続要求数をカウントする。全体制御部13は、新たに求められた周辺局宛接続要求数が、ステップs11で求められた、端末密集周辺基地局1についての周辺局宛接続要求数よりも所定量以上減少していない場合には、端末密集周辺基地局1と通信端末2との間の接続のし易さが改善されていないと判断する。その後、出力制御部142は、無線通信部11の送信電力をさらに所定量だけ増加する。
一方で、全体制御部13は、新たに求められた周辺局宛接続要求数が、ステップs11で求められた、端末密集周辺基地局1についての周辺局宛接続要求数よりも所定量以上減少している場合には、端末密集周辺基地局1と通信端末2との間の接続のし易さが改善されていると判断する。その後、出力制御部142は無線通信部11の送信電力の増加を停止して当該送信電力を維持する。
以後、全体制御部13は、同様に動作して、出力制御部142が無線通信部11の送信電力を増加するたびに、端末密集周辺基地局1と通信端末2との間の接続のし易さが改善されているかを判断する。そして、全体制御部13は、端末密集周辺基地局1と通信端末2との間の接続のし易さが改善されている場合には、そのときの無線通信部11の送信電力を維持する。なお、無線通信部11の送信電力が最大となれば、その最大の送信電力が維持される。
このように、基地局1の送信電力を徐々に増加させることによって、基地局1の送信電力が必要以上に大きくなることを抑制することができる。
次に、変形されたサービスエリア10の形状を元に戻す場合の基地局1の動作について説明する。図12は、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が発生し、自局サービスエリア10を変形した基地局1が、自局サービスエリア10の形状を元に戻す際の動作を示すフローチャートである。
図12に示されるように、ステップs21において、密集判定部141は、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったかを判定する。具体的には、密集判定部141は、上述のステップs1と同様にして自局宛接続要求数をカウントする。そして、密集判定部141は、取得した自局宛接続要求数と所定のしきい値とを比較する。密集判定部141は、自局宛接続要求数がしきい値以下であれば、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったと判定する。一方で、密集判定部141は、自局宛接続要求数が第4のしきい値よりも大きければ、自局サービスエリア10にはいまだ端末密集エリア400が存在していると判定する。
ステップs21において、自局サービスエリア10にいまだ端末密集エリア400が存在していると判定されると、基地局1では、所定時間後にステップs21が再度実行され、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったか判定される。
一方で、ステップs21において、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったと判定されると、エリア制御部150は、受信ウェイト及び送信ウェイトを調整して、変形した自局サービスエリア10の形状を元に戻す。これにより、図7のように変形された自局サービスエリア10(10a)が図6のような形状となる。その後、基地局1では上述のステップs1が実行される。
周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が発生し、自局サービスエリア10を変形した基地局1においても、同様にして、自局サービスエリア10が元に戻される。このような基地局1では、まず、密集判定部141が、周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったかを判定する。具体的には、密集判定部141は、端末密集周辺基地局1について周辺局宛接続要求数をカウントし、取得した周辺局宛接続要求数と所定のしきい値とを比較する。密集判定部141は、端末密集周辺基地局1の周辺局宛接続要求数がしきい値以下であれば、端末密集周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったと判定する。一方で、密集判定部141は、端末密集周辺基地局1の周辺局宛接続要求数がしきい値よりも大きければ、端末密集周辺基地局1のサービスエリア10にはいまだ端末密集エリア400が存在していると判定する。
端末密集周辺基地局1のサービスエリア10にいまだ端末密集エリア400が存在していると判定されると、基地局1では、所定時間後に、再度、端末密集周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったか判定される。
一方で、端末密集周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったと判定されると、出力制御部142は、無線通信部11の送信電力を元に戻して、変形した自局サービスエリア10の形状を元に戻す。これにより、図8のように変形された自局サービスエリア10(10a)が図6のような形状となる。その後、基地局1では上述のステップs11が実行される。
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、基地局1は、通信端末2からの接続要求信号の数に基づいて、自局サービスエリア10あるいは周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が存在するかどうかを判定していた。これに対して、本実施の形態では、基地局1は、通信端末が基地局に接続できない確率を示す呼損率に基づいて、自局サービスエリア10あるいは周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が存在するかどうかを判定する。以下に、本実施の形態に係る基地局1について、実施の形態1に係る基地局1との相違点を中心に説明する。
図13は本実施の形態に係る基地局1の全体制御部13の主な構成を示す図である。図13に示されるように、全体制御部13では、制御部130が、自装置での呼損率を算出する呼損率算出部143を備えている。呼損率算出部143は、複数のTDMAフレーム200の間において無線通信部11が受信した、自装置宛の接続要求信号の総数N1をカウントする。そして、呼損率算出部143は、そのN1個の接続要求信号のうち、それに応じて基地局1が通信端末2と接続できなかった接続要求信号の数N2を求める。このN2は、複数のTDMAフレーム200の間において基地局1と通信端末2との間に発生した呼損の数を示している。そして、呼損率算出部143は、N2をN1で除算して得られる値を自装置での呼損率とする。このように、本実施の形態では、呼損率は、所定時間内での発呼数(接続要求数)に対する呼損数の割合を示している。呼損率算出部143は、呼損率に定期的に算出する。
制御部130は、呼損率算出部143で呼損率が求められると、当該呼損率を示す情報を含む、サーバ装置3向けの送信信号を生成して出力する。これにより、サーバ装置3には、各基地局1で算出された呼損率が通知される。サーバ装置3は、各基地局1に対して、その周辺に位置する複数の周辺基地局1のそれぞれでの呼損率を通知する。基地局1では、サーバ装置3から通知される周辺基地局1での呼損率がネットワーク通信部12を通じて制御部130に入力される。
次に、本実施の形態に係る基地局1でのサービスエリアの変形動作について説明する。図14は、本実施の形態に係る基地局1が自局サービスエリア10において端末密集エリア400が存在することを検出し、その後、当該サービスエリア10を変形するまでの動作を示すフローチャートである。
図14に示されるように、ステップs31において、密集判定部141は、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在するか否かを判定する。ステップs31において、密集判定部141は、呼損率算出部143で算出された呼損率と所定のしきい値とを比較する。密集判定部141は、呼損率がしきい値よりも大きければ、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定する。一方で、密集判定部141は、呼損率がしきい値以下であれば、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しないと判定する。基地局1のサービスエリア10に通信端末2が密集し、当該サービスエリア10に端末密集エリア400が発生すると、当該基地局1においては呼損率が大きくなる。したがって、密集判定部141は、自装置での呼損率が大きい場合に、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定することができる。
ステップs31において、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しないと判定されると、基地局1では、所定時間後にステップs31が再度実行され、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在するか否かが判定される。
一方で、ステップs31において、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定されると、ステップs32において、エリア制御部150は、サーバ装置3から通知された各周辺基地局1の呼損率に基づいて、複数の周辺基地局1のうち最も呼損率が小さい周辺基地局1を特定する。
次にステップs33において、エリア制御部150は、呼損率が最も小さい周辺基地局1に向けてアレイアンテナ110の指向性のヌルが向くように、受信ウェイト及び送信ウェイトを調整してヌルステアリングを行う。
図6の例のように、基地局1aのサービスエリア10aに発生した端末密集エリア400が、当該周辺基地局1bのサービスエリア10bに含まれていない場合には、周辺基地局1bでの呼損率は、端末密集エリア400を含むサービスエリア10を有する他の周辺基地局1での呼損率よりも小さくなる。したがって、基地局1は、呼損率が最も小さい周辺基地局1に向けてアレイアンテナ110の指向性のヌルを設定することによって、図7のように、自局サービスエリア10において、端末密集エリア400を除き、かつ周辺サービスエリア10と重複する部分401を狭くすることができる。よって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
本実施の形態に係る基地局1が、周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が存在することを検出し、その後、自局サービスエリア10を変形するまでの動作については、上述の実施の形態1に係る基地局1と比較して、周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が存在するか否かを判定する処理が異なるだけである。
本実施の形態では、密集判定部141は、自装置の周辺に存在する複数の周辺基地局1のそれぞれについて、サーバ装置3から通知された当該周辺基地局1での呼損率と所定のしきい値とを比較する。密集判定部141は、ある周辺基地局1についての呼損率がしきい値よりも大きければ、当該周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定する。一方で、密集判定部141は、ある周辺基地局1についての呼損率がしきい値よりも小さければ、当該周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しないと判定する。
密集判定部141が複数の周辺基地局1のすべてのサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しないと判定すると、基地局1では、所定時間後に、各周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が存在するか否かが再度判定される。
一方で、密集判定部141が、複数の周辺基地局1の少なくとも一つのサービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定すると、出力制御部142は、無線通信部11の現在の送信電力が最大であるか否かを判断する。以後、本実施の形態に係る基地局1は、実施の形態1に係る基地局と同様の動作を行う。これにより、自局サービスエリア10が拡大し、自局サービスエリア10は、端末密集エリア400が発生している周辺サービスエリア10を包含するようになる。よって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。なお、実施の形態1と同様に、基地局1の送信電力を徐々に増加させることによって、基地局1の送信電力が必要以上に大きくなることを抑制しても良い。
次に、基地局1が変形したサービスエリア10の形状を元に戻す動作について説明する。自局サービスエリア10に端末密集エリア400が発生し、自局サービスエリア10を変形した基地局1では、密集判定部141が、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったかを判定する。具体的には、密集判定部141は、呼損率算出部143で求められた呼損率と所定のしきい値と比較する。そして、密集判定部141は、呼損率がしきい値以下であれば、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったと判定する一方で、呼損率がしきい値よりも大きければ、自局サービスエリア10にいまだ端末密集エリア400が存在していると判定する。
密集判定部141において、自局サービスエリア10にいまだ端末密集エリア400が存在していると判定されると、所定時間後、基地局1では、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったか再度判定される。
一方で、密集判定部141において、自局サービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったと判定されると、エリア制御部150は、受信ウェイト及び送信ウェイトを調整して、変形した自局サービスエリア10の形状を元に戻す。これにより、図7のように変形された自局サービスエリア10(10a)が図6のような形状となる。その後、基地局1では上述のステップs31が実行される。
周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が発生し、自局サービスエリア10を変形した基地局1においても、同様にして、自局サービスエリア10の形状が元に戻される。このような基地局1では、まず、密集判定部141が、端末密集周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったかを判定する。具体的には、密集判定部141は、サーバ装置3から通知される、端末密集周辺基地局1での呼損率と所定のしきい値とを比較する。密集判定部141は、端末密集周辺基地局1の呼損率がしきい値以下であれば、端末密集周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったと判定する一方で、当該呼損率がしきい値よりも大きければ、端末密集周辺基地局1のサービスエリア10にいまだ端末密集エリア400が存在していると判定する。
端末密集周辺基地局1のサービスエリア10にいまだ端末密集エリア400が存在していると判定されると、基地局1では、所定時間後に、再度、端末密集周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったか判定される。
一方で、端末密集周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったと判定されると、出力制御部142は、無線通信部11の送信電力を元に戻して、変形した自局サービスエリア10の形状を元に戻す。これにより、図8のように変形された自局サービスエリア10(10a)が図6のような形状となる。その後、基地局1では、上述のように、各周辺サービスエリア10に端末密集エリア400が存在するか否かが判定される。
なお、本実施の形態のように、各基地局1が自装置の呼損率をサーバ装置3に通知する場合には、ある基地局1のサービスエリア10において端末密集エリア400が存在するか否かをサーバ装置3が判定し、その判定結果に基づいて、サーバ装置3が当該ある基地局1の周辺に位置する周辺基地局1に対してサービスエリア10を拡大するように指示しても良い。
具体的には、サーバ装置3は、ある基地局1から通知された呼損率が所定のしきい値よりも大きい場合には、当該ある基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定する。そして、サーバ装置3は、当該ある基地局1の周辺に位置する複数の周辺基地局1のうち、呼損率が最小の周辺基地局1に対してサービスエリア10を拡大することを指示する。サーバ装置3からサービスエリア10の拡大の指示を受け取った基地局1では、出力制御部142が無線通信部11の送信電力を増加し、サービスエリア10を拡大する。これにより、端末密集エリア400が発生した、ある基地局1のサービスエリア10と、その周辺基地局1のサービスエリア10との重複部分が大きくなる。よって、当該ある基地局1のサービスエリア10に存在する通信端末2は周辺基地局1と接続し易くなる。
また、サーバ装置3は、サービスエリア10に端末密集エリア400が存在すると判定した基地局1から通知された呼損率が所定のしきい値以下になると、当該基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が存在しなくなったと判定する。そして、サーバ装置3は、サービスエリア10の拡大を指示した周辺基地局1に対して、サービスエリアの形状を元に戻すように指示する。サーバ装置3からサービスエリア10の形状を元に戻すように指示された基地局1では、出力制御部142が無線通信部11の送信電力を元に戻して、サービスエリア10の形状を元に戻す。
このように、ある基地局1の周辺に位置する周辺基地局1のサービスエリア10に端末密集エリア400が発生した場合には、サーバ装置3から、当該ある基地局1に対してサービスエリア10の拡大を指示することによっても、上記と同様の効果を得ることができる。
1,1a,1b 基地局
2 通信端末
3 サーバ装置
10,10a,10b サービスエリア
11 無線通信部
141 密集判定部
150 エリア制御部
400 端末密集エリア

Claims (10)

  1. 通信端末と無線通信を行う基地局であって、
    複数のアンテナを用いて通信端末と通信する無線通信部と、
    前記基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアである自局エリアにおいて、通信端末が密集する密集エリアが存在するか否かを判定する密集判定部と、
    前記密集判定部が前記密集エリアが存在すると判定すると、前記自局エリアにおいて、前記密集エリアを除く部分であって、周辺基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアである周辺局エリアと重複する部分が狭くなるように前記複数のアンテナでの通信の指向性を制御するエリア制御部と
    を備え
    前記基地局は、複数の周辺基地局のそれぞれでの通信端末との間の呼損率を取得し、
    前記エリア制御部は、前記複数の周辺基地局のうち前記呼損率が最も小さい周辺基地局に向けて前記指向性のヌルを設定する、基地局。
  2. 請求項1に記載の基地局であって、
    前記エリア制御部は、前記複数のアンテナでの通信の指向性を制御しながら前記無線通信部を通じて通信端末と通信することによって、前記自局エリアにおける前記密集エリアを特定する、基地局。
  3. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の基地局であって、
    前記エリア制御部は、前記自局エリアにおいて、前記密集エリアを除く部分であって、前記周辺局エリアと重複する部分を狭くした後に、前記密集判定部が前記密集エリアが存在しなくなったと判定すると、前記自局エリアの形状を元に戻す、基地局。
  4. 請求項に記載の基地局であって、
    前記密集判定部は、前記周辺局エリアにおいて前記密集エリアが存在するか否かも判定し、
    前記エリア制御部は、前記密集判定部が前記周辺局エリアに前記密集エリアが存在すると判定すると前記自局エリアを拡大する、基地局。
  5. 請求項に記載の基地局であって、
    前記エリア制御部は、前記自局エリアの拡大を行った後に、前記密集判定部が前記周辺局エリアにおいて前記密集エリアが存在しなくなったと判定すると、前記自局エリアの形状を元に戻す、基地局。
  6. 請求項に記載の基地局であって、
    前記周辺局エリアにおいて前記密集エリアが存在するか否かを判定するサーバ装置は、前記周辺局エリアにおいて前記密集エリアが存在すると判定すると、前記基地局に対して前記自局エリアを拡大することを指示し、
    前記サーバ装置から前記基地局に対して前記自局エリアを拡大することが指示されると、前記エリア制御部は、前記自局エリアを拡大する、基地局。
  7. 請求項に記載の基地局であって、
    前記サーバ装置は、前記基地局に対して前記自局エリアを拡大することを指示した後に、前記周辺局エリアにおいて前記密集エリアが存在しなくなったと判定すると、前記基地局に対して前記自局エリアの形状を元に戻すことを指示し、
    前記サーバ装置から前記基地局に対して前記自局エリアの形状を元に戻すことが指示されると、前記エリア制御部は、前記自局エリアの形状を元に戻す、基地局。
  8. 通信端末と無線通信する複数の基地局を備える無線通信システムであって、
    前記複数の基地局における第1基地局は、
    複数のアンテナを用いて通信端末と通信する無線通信部と、
    前記第1基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアである第1通信エリアにおいて、通信端末が密集している密集エリアが存在するか否かを判定する密集判定部と、
    前記密集判定部が前記密集エリアが存在すると判定すると、前記第1通信エリアにおいて、前記密集エリアを除く部分であって、周辺基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアと重複する部分が狭くなるように前記複数のアンテナでの通信の指向性を制御するエリア制御部と
    を有し、
    前記複数の基地局と通信を行うサーバ装置をさらに備え、
    前記複数の基地局では、前記第1基地局の周辺に位置する周辺基地局である複数の第2基地局のそれぞれが、通信端末との間の呼損率を算出して前記サーバ装置に通知し、
    前記サーバ装置は、前記第1基地局に対して、前記複数の第2基地局のそれぞれの前記呼損率を通知し、
    前記第1基地局の前記エリア制御部は、前記複数の第2基地局のうち前記呼損率が最も小さい第2基地局に向けて前記指向性のヌルを設定する、無線通信システム
  9. 通信端末と無線通信する複数の基地局を備える無線通信システムであって、
    前記複数の基地局における第1基地局は、
    複数のアンテナを用いて通信端末と通信する無線通信部と、
    前記第1基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアである第1通信エリアにおいて、通信端末が密集している密集エリアが存在するか否かを判定する密集判定部と、
    前記密集判定部が前記密集エリアが存在すると判定すると、前記第1通信エリアにおいて、前記密集エリアを除く部分であって、周辺基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアと重複する部分が狭くなるように前記複数のアンテナでの通信の指向性を制御するエリア制御部と
    を有し、
    前記複数の基地局と通信を行うサーバ装置をさらに備え、
    前記複数の基地局では、前記第1基地局の周辺に位置する周辺基地局である複数の第2基地局のそれぞれが、通信端末との間の呼損率を算出して前記サーバ装置に通知し、
    前記サーバ装置は、前記複数の第2基地局において、その呼損率がしきい値よりも大きい第2基地局が存在する場合には、当該第2基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアに前記密集エリアが存在すると判断して、前記第1基地局に対して前記第1通信エリアを拡大することを指示し、
    前記第1基地局では前記サーバ装置から前記第1通信エリアを拡大することが指示されると、前記第1基地局の前記エリア制御部は、前記第1通信エリアを拡大する、無線通信システム。
  10. 複数のアンテナを用いて通信端末と無線通信を行う基地局での通信エリアの制御方法であって、
    (a)前記基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアである自局エリアにおいて、通信端末が密集している密集エリアが存在するか否かを判定する工程と、
    (b)前記工程(a)において前記密集エリアが存在すると判定されると、前記自局エリアにおいて、前記密集エリアを除く部分であって、周辺基地局が通信端末と双方向通信可能な通信エリアと重複する部分が狭くなるように前記複数のアンテナでの通信の指向性を制御する工程と、
    (c)複数の周辺基地局のそれぞれでの通信端末との間の呼損率を取得する工程と
    を備え、
    前記工程(b)では、前記複数の周辺基地局のうち前記呼損率が最も小さい周辺基地局に向けて前記指向性のヌルが設定される、基地局での通信エリアの制御方法
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