JP5465020B2 - 整定値設定装置および保護継電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、整定値設定装置および保護継電装置に関するものである。
電力系統の保護に使用される保護継電装置では、各リレー要素の調整パラメータを整定値として持っており、保護継電装置に通信ケーブルを介して接続されたパーソナルコンピュータ(PC)等によって、整定値の書き込みを行う。この整定値書き込みは、数値入力のみで行うため、操作する者がリレーに詳しくない場合、そのリレー要素がどのような働き(保護)をするのか分からず、また各リレー要素の特性も分からない。
例えば、下記特許文献1には、リレーに詳しくない操作者であっても、リレーの働きおよび特性がよく理解できるディジタルリレー整定値設定装置が開示されている。特許文献1に示される従来技術は、メニュー画面で参照したいリレー要素を選択し、HELPボタンを押すことで該リレーの特性図を表示する構成としている。
特開平9−168225号公報(段落「0004」、図2〜6)
しかしながら、上記特許文献1に示される従来技術は、現整定値や新整定値に連動してリレー特性が変化するわけではないため、誤書き込み等のヒューマンエラーを防止することができないという問題があった。
一方、変圧器保護継電装置や分路リアクトル保護継電装置等では、防爆や遮断器投入時のリレーの誤動作防止のために、被保護機器である変圧器・分路リアクトルのタンク強度限界特性や突入電流特性等も考慮しなければならない。しかしながら、上記特許文献1に示される従来技術では、リレーが考慮すべき被保護機器の特性(目標)が表示されないため、リレーに詳しくない操作者では整定の良否が判定できないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、誤書き込み等のヒューマンエラーを防止でき、リレーに詳しくない操作者であっても整定の良否が判定可能な整定値設定装置および保護継電装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電力系統に接続される保護継電装置に適用され、前記保護継電装置の整定値を設定する整定値設定装置であって、所定の整定値入力部からの整定値と、リレー要素の特性と、に基づいて整定値に連動するリレー要素の特性データを生成する特性データ生成部と、前記リレー要素の特性データに基づいて、所定の表示器に対する第1の描画データを生成すると共に、所定の記憶部に記憶された被保護機器の特性データに基づいて、前記表示器に対する第2の描画データを生成する描画データ生成部と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、整定値に連動したリレー要素特性と被保護機器の特性を重ねてグラフ描画する機能を設け、整定値入力により協調カーブが描けるようにしたので、誤書き込み等のヒューマンエラーを防止でき、リレーに詳しくない操作者であっても整定の良否が判定できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる整定値設定装置の構成を示す図である。 図2は、図1の整定値設定装置による表示例を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態2にかかる整定値設定装置の構成を示す図である。 図4は、図3の整定値設定装置による表示例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態3にかかる整定値設定装置の構成を示す図である。 図6は、図5の整定値設定装置による表示例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態4にかかる保護継電装置および整定値設定装置の構成を示す図である。
以下に、本発明にかかる整定値設定装置および保護継電装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる整定値設定装置の構成を示す図であり、図2は、図1の整定値設定装置による表示例を示す図である。
図1において、整定値設定装置30は、主たる構成として、整定値設定部3、新整定値出力部15、特性データ生成部16、および描画データ生成部17を有して構成されている。保護継電装置1は、通信ケーブルを介して整定値設定装置30と接続されており、保護継電装置1に対する整定値の設定は、整定値設定部3によって行われる。記憶部5には、被保護機器の特性データ(被保護機器の特性)6が記憶されていると共に、整定結果の整定値(新整定値)のデータである整定検討後データ7が記憶される。なお、整定値設定装置30は、パーソナルコンピュータ(PC)で構成してもよく、記憶部5は、PC内蔵のハードディスクや外部記憶媒体でもよい。表示部8は、PC付属のモニターや外部モニターでもよい。
新整定値出力部15は、整定値入力部4からの整定値を取り込み、整定結果である新整定値を、整定値設定部3および特性データ生成部16に出力する。
特性データ生成部16は、新整定値出力部15からの新整定値と、保護継電装置1からのリレー特性関数(リレー要素の特性)9bとに基づいて、新整定値に連動するリレー要素の特性データ40を生成する。また、特性データ生成部16は、記憶部5に記憶された被保護機器の特性データ6を描画データ生成部17に出力する。また、特性データ生成部16は、保護継電装置1からの現整定値9aに基づいて、整定値データ41を生成すると共に、新整定値出力部15からの新整定値に基づいて、新整定値データ42を生成する。
描画データ生成部17は、特性データ生成部16からのリレー要素の特性データ40に基づいて、第1の描画データ11aを生成すると共に、被保護機器の特性データ6に基づいて、第2の描画データ11bを生成する。また、描画データ生成部17は、整定値データ41に基づいて、整定値表示データ43を生成すると共に、新整定値データ42に基づいて、新整定値表示データ44を生成する。
表示器8には、描画データ生成部17からの第1の描画データ11aに対応するリレー要素の特性グラフ(リレー要素の特性曲線)を表示される。また、表示器8は、描画データ生成部17からの第2の描画データ11bに対応する被保護機器の特性グラフを表示する。また、表示器8には、描画データ生成部17からの整定値表示データ43に対応する現整定値と、描画データ生成部17からの新整定値表示データ44に対応する新整定値と、を視覚化して表示される。
整定値設定部3は、新整定値出力部15からの新整定値10を保護継電装置1に設定する。
次に動作を説明する。まず、新整定値出力部15は、整定値入力部4からの整定値を取り込み、整定値設定部3および特性データ生成部16に新整定値を出力する。特性データ生成部16は、新整定値出力部15からの新整定値と、リレー特性関数(リレー要素の特性)9bとに基づいて、新整定値に連動するリレー要素の特性データ40を生成する。また、特性データ生成部16は、被保護機器の特性データ6を描画データ生成部17に出力する。また、特性データ生成部16は、現整定値9aに基づいて整定値データ41を生成すると共に、新整定値出力部15からの新整定値に基づいて新整定値データ42を生成する。描画データ生成部17は、リレー要素の特性データ40に基づいて第1の描画データ11aを生成すると共に、被保護機器の特性データ6に基づいて第2の描画データ11bを生成する。また、描画データ生成部17は、整定値データ41に基づいて整定値表示データ43を生成すると共に、新整定値データ42に基づいて新整定値表示データ44を生成する。
図2の上側には、整定項目と、現整定値入力欄と、新整定値入力欄25、26とが表示されている。整定項目には、一例として、電流タップ値およびタイムレバーが示されている。新整定値入力欄25、26には、これらの整定項目に対応する新整定値が表示され、現整定値入力欄には、これらの整定項目に対応する現整定値が表示される。
図2の下側には、被保護機器の特性グラフの一例として、タンク強度限界特性21および突入電流特性22が示されている。また、図2の下側には、リレー要素の特性グラフの一例として、過電流リレーの反限時特性51Lが示されている。過電流リレーの反限時特性51Lの一方は、現整定値のグラフ24aであり、他方は、新整定値のグラフ23aである。新整定値のグラフ23aは、新整定値入力欄25、26に表示された新整定値に連動して変化する。
このように、表示部8には、タンク強度限界特性21および突入電流特性22だけでなく、新整定値のグラフ23aが同一画面上に表示される。従って、操作者は、表示部8に表示されたタンク強度限界特性21と突入電流特性22との間に、新整定値のグラフ23aが収まるように整定検討を行うことができる。
被保護機器の特性データ6との協調確認をしながら整定検討が行われた後、整定値設定部3は、整定検討後の整定値を、新整定値10として保護継電装置1に設定する。記憶部5には、複数の保護継電装置1に対する新整定値10の書き込みを考慮して、新整定値10が整定検討後データ7として保存される。
なお、新整定値の設定に関しては、例えば、タンク強度にマージンがある場合には突入電流を高く設定してもよいし、他の要因を考慮して現整定値よりもリレーを早く動作させる場合には突入電流を低く設定してもよい。また、図2において、整定値と被保護機器の特性データ6との間のマージンを考慮して、例えば、グラフ23a、24aに所定の幅を持たせて、それぞれを帯状の線として表示してもよい。また、上記説明では、整定項目の一例として、電流タップ値およびタイムレバーを使用し、リレー特性関数9bの一例として、過電流リレーの反限時特性51Lを使用したが、これに限定されるものではない。
以上に説明したように、本実施の形態にかかる整定値設定装置30は、新整定値に連動するリレー要素の特性データ40を生成すると共に、所定の記憶部に記憶された被保護機器の特性データ6を出力する特性データ生成部16と、特性データ生成部16からのリレー要素の特性データ40に基づいて第1の描画データ11aを生成すると共に、被保護機器の特性データ6に基づいて第2の描画データ11bを生成する描画データ生成部17と、を有するようにしたので、新整定値に連動したリレー要素の特性グラフと被保護機器の特性グラフとを視覚化して表示部8上に表示することが可能である。その結果、新整定値に対応するリレー要素特性を確認した上で、その新整定値を保護継電装置1に書き込むことができるため、数値入力のみの場合に比べて、誤書き込み等のヒューマンエラーを防止することが可能である。また、リレーが考慮すべき被保護機器の特性(目標)も同一画面に表示されるため、リレーに詳しくない操作者であっても整定の良否が判定可能である。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2にかかる整定値設定装置の構成を示す図であり、図4は、図3の整定値設定装置による表示例を示す図である。実施の形態1と異なる点は、リレー要素指定部12を追加したことである。実施の形態1では、過電流リレーの反限時特性51Lのみが表示器8に表示されていたが、実施の形態2は、リレー要素指定部12を追加することで、新整定値に連動する複数のリレー要素を同一画面上に表示することが可能である。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図3において、整定値設定装置30は、主たる構成として、整定値設定部3、新整定値出力部15、特性データ生成部16、描画データ生成部17、およびリレー要素指定部12を有して構成されている。ここで、複数のリレー特性関数9b(リレー要素の特性)を指定して表示部8に表示させる場合を考える。
リレー要素指定部12は、特性データ生成部16に対して、表示器8に表示させるリレー要素を指定する。
特性データ生成部16は、新整定値出力部15からの新整定値と、リレー要素指定部12で指定されたリレー特性関数(リレー要素の特性)9bとに基づいて、新整定値に連動するリレー要素の特性データ40を生成する。
また、特性データ生成部16は、記憶部5に記憶された被保護機器の特性データ6を描画データ生成部17に出力する。また、特性データ生成部16は、保護継電装置1からの現整定値9aに基づいて、整定値データ41を生成すると共に、新整定値出力部15からの新整定値に基づいて、新整定値データ42を生成する。
次に動作を説明する。まず、新整定値出力部15は、整定値入力部4からの整定値を取り込み、整定値設定部3および特性データ生成部16に新整定値を出力する。特性データ生成部16は、新整定値出力部15からの新整定値と、リレー要素指定部12で指定されたリレー特性関数(リレー要素の特性)9bとに基づいて、新整定値に連動するリレー要素の特性データ40を生成する。また、特性データ生成部16は、被保護機器の特性データ6を描画データ生成部17に出力する。また、特性データ生成部16は、現整定値9aに基づいて整定値データ41を生成すると共に、新整定値出力部15からの新整定値に基づいて新整定値データ42を生成する。描画データ生成部17は、リレー要素の特性データ40に基づいて第1の描画データ11aを生成すると共に、被保護機器の特性データ6に基づいて第2の描画データ11bを生成する。また、描画データ生成部17は、整定値データ41に基づいて整定値表示データ43を生成すると共に、新整定値データ42に基づいて新整定値表示データ44を生成する。
図4の上側には、過電流リレーの定限時特性51Hに対応した整定項目、現整定値入力欄、および新整定値入力欄27と、過電流リレーの反限時特性51Lに対応した整定項目、現整定値入力欄、および新整定値入力欄25、26とが表示される。過電流リレーの定限時特性51Hの現整定値入力欄には、現整定値が表示され、新整定値入力欄27には、新整定値が表示される。また、過電流リレーの反限時特性51Lの現整定値入力欄には、現整定値が表示され、新整定値入力欄25、26には、新整定値が表示される。
図4の下側には、被保護機器の特性グラフの一例として、タンク強度限界特性21および突入電流特性22が示されている。また、図4の下側には、リレー要素の特性グラフの一例として、過電流リレーの反限時特性51Lおよび過電流リレーの定限時特性51Hが示されている。
過電流リレーの反限時特性51Lの一方は、現整定値のグラフ24aであり、他方は、新整定値のグラフ23aである。新整定値のグラフ23aは、新整定値入力欄25、26に表示された新整定値に連動して変化する。また、過電流リレーの定限時特性51Hの一方は、現整定値のグラフ24bであり、他方は、新整定値のグラフ23bである。新整定値のグラフ23bは、新整定値入力欄27に表示された新整定値に連動して変化する。
このように、表示部8には、タンク強度限界特性21および突入電流特性22だけでなく、保護継電装置1に設定されるべき新整定値のグラフ23a、23bが同一画面上に表示される。従って、操作者は、表示部8に表示されたタンク強度限界特性21と突入電流特性22との間に、新整定値のグラフ23a、23bが収まるように整定検討を行うことができる。
被保護機器の特性データ6との協調確認をしながら整定検討が行われた後、整定値設定部3は、整定検討後の整定値を、新整定値10として保護継電装置1に設定する。記憶部5には、新整定値10が整定検討後データ7として保存される。
以上に説明したように、本実施の形態にかかる整定値設定装置30は、リレー特性関数9bの中から任意のリレー特性関数9bを指定するリレー要素指定部12と、新整定値出力部15からの新整定値とリレー要素指定部12で指定されたリレー特性関数(リレー要素の特性)9bとに基づいて、新整定値に連動するリレー要素の特性データ40を生成すると共に、所定の記憶部に記憶された被保護機器の特性データ6を出力する特性データ生成部16と、特性データ生成部16からのリレー要素の特性データ40に基づいて第1の描画データ11aを生成すると共に、被保護機器の特性データ6に基づいて第2の描画データ11bを生成する描画データ生成部17と、を有するようにしたので、実施の形態1にかかる整定値設定装置30の効果に加えて、複数のリレー要素を同一画面上に表示することが可能である。その結果、実施の形態1に比べて、より効率的に整定検討を行うことが可能となる。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3にかかる整定値設定装置の構成を示す図であり、図6は、図5の整定値設定装置による表示例を示す図である。実施の形態1および2との違いは、マウス等のポインティングデバイスである整定値修正部13を追加したことである。以下、実施の形態1および2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図5に示される特性データ生成部16は、新整定値出力部15からの新整定値と、リレー要素指定部12で指定されたリレー特性関数(リレー要素の特性)9bとに基づいて、整定値修正部13の移動操作に連動するリレー要素の特性データ40を生成する。
また、特性データ生成部16は、記憶部5に記憶された被保護機器の特性データ6を描画データ生成部17に出力する。また、特性データ生成部16は、保護継電装置1からの現整定値9aに基づいて、整定値データ41を生成すると共に、新整定値出力部15からの新整定値に基づいて、新整定値データ42を生成する。
次に、図2の画面表示の状態で、例えば、新整定値のグラフ23aの移動操作が行われた場合の動作を説明する。まず、新整定値出力部15は、整定値入力部4からの整定値を取り込み、整定値設定部3および特性データ生成部16に新整定値を出力する。
特性データ生成部16は、新整定値出力部15からの新整定値と、リレー要素指定部12で指定されたリレー特性関数(リレー要素の特性)9bとに基づいて、新整定値に連動するリレー要素の特性データ40を生成する。
特性データ生成部16は、移動操作量に応じて、新整定値出力部15からの新整定値を変化させる。すなわち、特性データ生成部16は、整定値修正部13の移動操作に連動するリレー要素の特性データ40を生成する。また、特性データ生成部16は、被保護機器の特性データ6を描画データ生成部17に出力する。また、特性データ生成部16は、現整定値9aに基づいて整定値データ41を生成すると共に、新整定値出力部15からの新整定値に基づいて新整定値データ42を生成する。
描画データ生成部17は、リレー要素の特性データ40に基づいて第1の描画データ11aを生成すると共に、被保護機器の特性データ6に基づいて第2の描画データ11bを生成する。また、描画データ生成部17は、整定値データ41に基づいて整定値表示データ43を生成すると共に、新整定値データ42に基づいて新整定値表示データ44を生成する。
図6の上側には、図4と同様に、過電流リレーの定限時特性51Hに対応した整定項目、現整定値入力欄、および新整定値入力欄27と、過電流リレーの反限時特性51Lに対応した整定項目、現整定値入力欄、および新整定値入力欄25、26とが表示される。上述したように、特性データ生成部16は、移動操作に連動するリレー要素の特性データ40を生成するため、新整定値入力欄25、26の新整定値は、このリレー要素の特性データ40に応じて変化する。
また、図6の下側には、図4と同様に、タンク強度限界特性21、突入電流特性22、反限時特性51L、および過電流リレーの定限時特性51Hが示されている。過電流リレーの反限時特性51Lの新整定値のグラフ23aは、新整定値入力欄25、26の新整定値と同様に、リレー要素の特性データ40に応じて変化する。すなわち、新整定値のグラフ23aは、新整定値入力欄25、26の新整定値に連動する。
このように、表示部8には、タンク強度限界特性21および突入電流特性22だけでなく、新整定グラフ修正部13の移動操作に連動する新整定値のグラフ23aが同一画面上に表示される。従って、操作者は、容易に新整定値を修正することが可能である。整定値設定部3は、修正された整定値を保護継電装置1に設定する。
なお、本実施の形態にかかる特性データ生成部16は、リレー要素指定部12で指定されたリレー特性関数9bを用いて、移動操作に連動するリレー要素の特性データ40を生成しているが、リレー要素指定部12が無くても、移動操作に連動するリレー要素の特性データ40を生成することができる。
以上に説明したように、本実施の形態にかかる整定値設定装置30は、新整定値とリレー特性関数(リレー要素の特性)9bとに基づいて、移動操作に連動するリレー要素の特性データ40を生成すると共に、所定の記憶部に記憶された被保護機器の特性データ6を出力する特性データ生成部16と、特性データ生成部16からのリレー要素の特性データ40に基づいて第1の描画データ11aを生成すると共に、被保護機器の特性データ6に基づいて第2の描画データ11bを生成する描画データ生成部17と、を有するようにしたので、実施の形態1および2にかかる整定値設定装置30の効果に加えて、移動操作により新整定値を容易に修正することができる。その結果、実施の形態1および2に比べて、より効率的に整定検討を行うことが可能となる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4にかかる保護継電装置および整定値設定装置の構成を示す図である。実施の形態4は、整定値設定機能である整定値設定部3、新整定値出力部15、特性データ生成部16、および描画データ生成部17をJava(登録商標)アプレット等の形で保護継電装置1に格納しておき、Webブラウザ等を用いて第1の描画データ11a、第2の描画データ11b、整定値表示データ43、および新整定値表示データ44を表示器8に表示するものである。以下、実施の形態1および2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
図7に示される整定値設定装置30は、PCなどの端末装置であり、Webブラウザを有している。図7に示される新整定値出力部15、特性データ生成部16、および描画データ生成部17は、Java(登録商標)アプレット等の形で保護継電装置1に格納されている整定値設定機能であり、Webブラウザで整定値設定装置30に読込まれ実行される。
以下、動作を説明する。特性データ生成部16は、保護継電装置1からリレー特性関数9bを読出し、リレー特性関数9bと、新整定値出力部15からの新整定値とに基づいて、新整定値に連動するリレー要素の特性データ40を生成する。また、特性データ生成部16は、記憶部5に記憶された被保護機器の特性データ6を描画データ生成部17に出力する。また、特性データ生成部16は、保護継電装置1からの現整定値9aに基づいて、整定値データ41を生成すると共に、新整定値出力部15からの新整定値に基づいて、新整定値データ42を生成する。描画データ生成部17は、リレー要素の特性データ40に基づいて第1の描画データ11aを生成すると共に、被保護機器の特性データ6に基づいて第2の描画データ11bを生成する。また、描画データ生成部17は、整定値データ41に基づいて整定値表示データ43を生成すると共に、新整定値データ42に基づいて新整定値表示データ44を生成する。
表示器8には、例えば、図2の上側の図と同様に、過電流リレーの反限時特性51Lに対応した整定項目、現整定値入力欄、および新整定値入力欄25、26とが表示される。また、表示器8には、例えば、図2の下側の図と同様に、タンク強度限界特性21、突入電流特性22、および過電流リレーの反限時特性51Lが表示される。
なお、本実施の形態にかかる整定値設定装置30は、新整定値出力部15、特性データ生成部16、および描画データ生成部17のみ有する態様であるが、実施の形態2のリレー要素指定部12と、実施の形態3の整定値修正部13と、の何れかまたは両方を有するように構成してもよい。
以上に説明したように、本実施の形態にかかる保護継電装置1は、Java(登録商標)アプレット等の形で新整定値出力部15、特性データ生成部16、および描画データ生成部17を格納し、整定値設定装置30のWebブラウザ等を用いて、新整定値出力部15、特性データ生成部16、および描画データ生成部17を読出し、第1の描画データ11a、第2の描画データ11b、整定値表示データ43、および新整定値表示データ44を表示器8に表示するようにしたので、実施の形態1〜3に比べて汎用性を高めることができ、より効率的に整定検討を行うことが可能となる。
なお、実施の形態1〜4では、整定値設定装置30は、保護継電装置1からの現整定値9aおよびリレー特性関数9bを用いているが、現整定値9aおよびリレー特性関数9bを記憶部5に記憶させておき、記憶部5からの現整定値9aおよびリレー特性関数9bを用いる態様であってもよい。この場合、整定値設定装置30側で新整定値の机上検討を行うことが可能である。さらに、新整定値の机上検討後に、整定値設定装置30に保護継電装置1を接続し、記憶部5に保存された整定検討後データ7を保護継電装置1へ書き込む構成としてもよい。
以上のように、本発明は、電力系統内に設置される保護継電装置に適用可能であり、特に、誤書き込み等のヒューマンエラーを防止でき、リレーに詳しくない操作者であっても整定の良否が判定可能な発明として有用である。
1 保護継電装置
3 整定値設定部
4 整定値入力部
5 記憶部
6 被保護機器の特性データ(被保護機器の特性)
7 整定検討後データ
8 表示器
9a 現整定値
9b リレー特性関数(リレー要素の特性)
10 新整定値
11a 第1の描画データ
11b 第2の描画データ
12 リレー要素指定部
13 整定値修正部
15 新整定値出力部
16 特性データ生成部
17 描画データ生成部
21 タンク強度限界特性
22 突入電流特性
23a,23b 新整定値のグラフ
24a,24b 現整定値のグラフ
25,26,27 新整定値入力欄
30 整定値設定装置
40 リレー要素の特性データ
41 整定値データ
42 新整定値データ
43 整定値表示データ
44 新整定値表示データ
51H 過電流リレーの定限時特性
51L 過電流リレーの反限時特性

Claims (4)

  1. 電力系統に接続される保護継電装置に適用され、前記保護継電装置の整定値を設定する整定値設定装置であって、
    表示器に表示させる複数のリレー要素の特性を指定するリレー要素指定部と、
    所定の整定値入力部からの整定値と、前記リレー要素指定部で指定されたリレー要素の特性と、に基づいて整定値に連動するリレー要素の特性データを生成する特性データ生成部と、
    前記特性データ生成部で生成されたリレー要素の特性データに基づいて、前記表示器に表示させる定限時特性および反限時特性に対応した第1の描画データを生成すると共に、所定の記憶部に記憶された被保護機器の特性データに基づいて、前記定限時特性および反限時特性が表示される画面と同一画面上に表示させる被保護機器特性および突入電流特性に対応した第2の描画データを生成する描画データ生成部と、
    を備えたことを特徴とする整定値設定装置。
  2. 前記特性データ生成部は、
    前記表示器に表示されたリレー要素の特性曲線の移動操作に連動したリレー要素の特性データを生成することを特徴とする請求項に記載の整定値設定装置。
  3. 電力系統に接続され、所定の端末装置からの整定値を設定する整定値設定部を備えた保護継電装置であって、
    前記端末装置は、
    表示器に表示させる複数のリレー要素の特性を指定するリレー要素指定部と、
    所定の整定値入力部からの整定値と、前記リレー要素指定部で指定されたリレー要素の特性と、に基づいて整定値に連動するリレー要素の特性データを生成する特性データ生成部と、
    前記特性データ生成部で生成されたリレー要素の特性データに基づいて、前記表示器に表示させる定限時特性および反限時特性に対応した第1の描画データを生成すると共に、所定の記憶部に記憶された被保護機器の特性データに基づいて、前記定限時特性および反限時特性が表示される画面と同一画面上に表示させる被保護機器特性および突入電流特性に対応した第2の描画データを生成する描画データ生成部と、
    を備えたことを特徴とする保護継電装置。
  4. 前記特性データ生成部は、
    前記表示器に表示されたリレー要素の特性曲線の移動操作に連動したリレー要素の特性データを生成することを特徴とする請求項に記載の保護継電装置。
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