JP5462207B2 - デバイス管理方法およびその装置 - Google Patents

Description

本発明は、デバイス管理方法およびシステムに関し、特に、デバイス管理のためのコマンドに応じて返送されるステータスメッセージの適用性を改善するデバイス管理方法およびシステムに関するものである。

近年、例えば携帯端末などの携帯機器は、ますます技術的に進化し、多機能になった。例えば、携帯用デバイスは、通信機能、イーメールメッセージ機能、高性能アドレス帳管理システム、メディア再生システム、および各種他の機能を有し得る。デバイスの利便性および機能の向上により、これらのデバイスは、生活の基本的な必需品となった。

オープンモバイルアライアンス（ＯＭＡ）は、携帯電話業界のオープンスタンダードを開発する標準化機関である。ＯＭＡの任務は、異なる国々で機能する相互運用のサービスイネーブラを提供することである。ＯＭＡデバイス管理（ＤＭ）プロトコルは、ＯＭＡ ＤＭのワーキンググループおよびデータ同期化（ＤＳ）のワーキンググループによって指定されたデバイス管理（ＤＭ）プロトコルである。ＯＭＡ ＤＭは、特にデバイス構成、ソフトウェアアップグレード、および障害管理機能をサポートするように作られている。ＯＭＡ ＤＭの通信プロトコルは、サーバーとクライアント間の要求−応答（ｒｅｑｕｅｓｔ−ｒｅｓｐｏｎｓｅ）プロトコルである。一般的に通信は、ワイヤレスアプリケーションプロトコル（ＷＡＰ）プッシュまたはショートメッセージサービス（ＳＭＳ）など、対応できる任意の通信方式を用いて非同期的にサーバーによって始動される。通信がサーバーとクライアント間で確立されると、一連のメッセージは、所定のデバイス管理タスクを完了するように交換され得る。

ＯＭＡ ＤＭプロトコルにおいて、各クライアントは、ＤＭツリーを有し、受信トレイ（Ｉｎｂｏｘ）のメカニズム（ｍｅｃｈａｎｉｓｍ）をサポートする。受信トレイのメカニズムにおいて、サーバーは、クライアントにコマンド、例えばクライアントにＤＭツリーに管理オブジェクト（ＭＯ）を追加するように要求するコマンドを送信し得る。サーバーは、コマンドターゲットの統一資源識別子（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ； ＵＲＩ）の“．／Ｉｎｂｏｘ”を用いることができ、クライアントは、随意にＭＯをＤＭツリーのどこに配置するかを決めることができる。ＯＭＡ ＤＭプロトコルに基づいて、コマンドがうまく実行された時、クライアントは、ステータスコード２００のステータスメッセージを有するコマンドに応じ得る。サーバーがステータスメッセージを受信した後、サーバーは、ＭＯがＤＭツリーに追加されていることを認識できるが、クライアントに設定されたＭＯの正確なパスは認識しない。サーバーがＭＯの正確なパスを認識しないため、サーバーは“Ｇｅｔ”コマンドを用いて、クライアントのＤＭツリーの特定のサブツリーを取得し得る。追加の“Ｇｅｔ”コマンドは、通信および電力などのシステムリソースを消耗させ、ユーザーに通信料の負担を更にかけさせる。

デバイス管理方法およびシステムを提供する。

デバイス管理方法の実施の形態において、コマンドが受信され、このコマンドが実行される。コマンドがうまく実行されない時、第１のステータスコードを含むステータスメッセージが生成される。コマンドがうまく実行された時、第２のステータスコードおよび実際の実行状態を含むステータスメッセージが生成される。第１のステータスコードは、第２のステータスコードと異なる。

クライアントの実施の形態は、ストレージユニット、受信ユニット、および処理ユニットを含む。ストレージユニットは、デバイス管理ツリーを含む。受信ユニットは、コマンドを受信する。処理ユニットは、コマンドを実行し、ステータスメッセージを生成する。処理ユニットがコマンドを実行できない時、ステータスメッセージは、第１のステータスコードを含む。処理ユニットがコマンドをうまく実行した時、ステータスメッセージは、実際の実行状態および第１のステータスコードと異なる第２のステータスコードを含む。

クライアントの実施の形態は、ストレージユニット、受信ユニット、および処理ユニットを含む。ストレージユニットは、デバイス管理ツリーを含む。受信ユニットは、特定の条件を含むコマンドを受信する。処理ユニットは、特定の条件に選択的に基づいたコマンドを実行する。実行が特定の条件に基づいていない時、処理ユニットは、実際の実行状態を含むステータスメッセージを生成する。

クライアントの実施の形態は、ストレージユニット、受信ユニット、および処理ユニットを含む。ストレージユニットは、デバイス管理ツリーを含む。受信ユニットは、特定のパスを含むコマンドを受信する。処理ユニットは、デバイス管理ツリーに管理オブジェクトを追加する。処理ユニットが特定のパスと異なる実際のパスに管理オブジェクトを追加した時、処理ユニットは、第１のステータスコードを生成する。処理ユニットが特定のパスに管理オブジェクトを追加した時、処理ユニットは、第１のステータスコードと異なる第２のステータスコードを生成する。

クライアントの実施の形態は、ストレージユニット、受信ユニット、および処理ユニットを含む。ストレージユニットは、デバイス管理ツリーを含む。受信ユニットは、提案された名前を含むコマンドを受信する。処理ユニットは、デバイス管理ツリーにノードを追加し、ノードを指定する。処理ユニットが提案された名前と異なる実際のノード名を用いてノードを指定した時、処理ユニットは、第１のステータスコードを生成する。処理ユニットが提案された名前を用いてノードを指定した時、処理ユニットは、第１のステータスコードと異なる第２のステータスコードを生成する。

クライアントの実施の形態は、サーバーおよびクライアントを含む。サーバーは、コマンドを送信する。クライアントは、コマンドを実行し、ステータスコードおよび実際の実行状態を含むステータスメッセージをサーバーに伝送する。サーバーは、ステータスメッセージのステータスコードを確認し、ステータスコードの確認に基づいて実際の実行状態を確認するかどうかを決める。

デバイスマネジメント方法は、有形的表現媒体に統合されたプログラムコードの形態をとることができる。プログラムコードが機械内にロードされて実行された時、機械は、本方法を実行する装置となる。

本発明は、添付の図面を参照して、次の詳細な説明からより良く理解される。
本発明のデバイス管理システムの実施の形態を示す概略図である。 本発明のサーバーの実施の形態を示す概略図である。 本発明のクライアントの実施の形態を示す概略図である。 本発明のデバイス管理方法の実施の形態の流れ図である。 本発明のデバイス管理方法の他の実施の形態の流れ図である。 本発明のデバイス管理方法の他の実施の形態の流れ図である。 本発明のデバイス管理方法の他の実施の形態の流れ図である。

デバイス管理方法およびシステムを提供する。

図１は、本発明のデバイス管理システムの実施の形態を示す概略図である。

デバイス管理システム１０００は、サーバー１２００および少なくとも１つのクライアント１３００を含む。サーバー１２００およびクライアント１３００は、有線または無線通信などの伝送媒体１１００を介して互いに接続可能なデバイス管理（ＤＭ）ツリーを含む。伝送媒体１１００が無線通信の時、ＷＡＰプッシュまたはＳＭＳのような利用可能な方法のどれでも、サーバー１２００とクライアント１３００間の伝送に用いられ得ることが理解されている。サーバー１２００は、クライアント１３００用の関連したデバイス管理のプロセスを実行し得る。

図２は、本発明のサーバーの実施の形態を示す概略図である。サーバー１２００は、電子デバイスでもよい。サーバー１２００は、送信ユニット１２１０、受信ユニット１２２０、および処理ユニット１２３０を含む。いくつかの実施の形態において、送信ユニット１２１０または受信ユニット１２２０は、有線または無線ネットワークアダプタでもよい。いくつかの実施の形態において、送信ユニット１２１０または受信ユニット１２２０は、送受信ユニットとして統合され得る。処理ユニット１２３０は、任意の条件なく、または特定の条件を有して、受信ユニット１２２０を介してクライアント１３００にコマンドを送信でき、受信ユニット１２２０を介してクライアント１３００から返送されたステータスメッセージを受信し、受信したステータスメッセージに応じて関連した分析を実行する。

コマンドは、異なるアプリケーションに応じてさまざまであり得る。いくつかの実施の形態において、コマンドは、条件がなくてもよく、コマンドは、クライアント１３００にＤＭツリーに動作を実行するように要求する。いくつかの実施の形態において、コマンドは、特定の条件を有してよく、コマンドは、クライアント１３００に特定の条件を用いてＤＭツリーに動作を実行するように要求する。受信トレイのメカニズムにおいて、コマンドは、クライアント１３００にＤＭツリーにＭＯを追加するように要求し、サーバーは、コマンドターゲットのＵＲＩの“．／Ｉｎｂｏｘ”を用いることができる。いくつかの実施の形態において、コマンドはまた、クライアント１３００に特定の条件で規定されたパスのＤＭツリーにＭＯを追加するように要求してもよいことが理解できる。また、コマンドは、クライアント１３００にノードをＤＭツリーに追加するように要求でき、特定の条件で規定された、提案された名前を用いてノードを指定する。サーバー１２００は、提案されたノード名をコマンドターゲットのＵＲＩに配置し得る。上述の実施の形態は、本アプリケーションの実施例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。

図３は、本発明のクライアントの実施の形態を示す概略図である。クライアント１３００は、ＰＤＡ、スマートフォン、携帯電話、ＭＩＤ、またはネットブックを含むコンピュータおよびモバイル機器などの電子デバイスでもよい。クライアント１３００は、送信ユニット１３１０、受信ユニット１３２０、ストレージユニット１３３０、および処理ユニット１３４０を含む。同様に、いくつかの実施の形態において、送信ユニット１３１０または受信ユニット１３２０は、有線または無線ネットワークアダプタでもよく、送信ユニット１３１０および受信ユニット１３２０は、送受信ユニットとして統合され得る。ストレージユニット１３３０は、ＯＭＡ ＤＭプロトコルに適合するＤＭツリー１３３１を含み得る。ＯＭＡ ＤＭプロトコル、ＤＭツリー、および関連した用語は、当技術分野でよく知られているため、ここでは省略されることが理解されるであろう。処理ユニット１３４０は、受信ユニット１３２０を介してコマンドを受信し、コマンドを実行し得る。同様に、コマンドは、条件がないか、または特定の条件を有することができ、コマンドは、クライアント１３００に特定の条件を用いて、または用いずに、ＤＭツリー１３３１に動作を実行するように要求してもよい。処理ユニット１３４０は、コマンドの実行に基づいてステータスメッセージを生成して返送することができ、以下で更に述べられる。

図４は、本発明のデバイス管理方法の実施の形態の流れ図である。デバイス管理方法は、ＰＤＡ、スマートフォン、携帯電話、ＭＩＤ、またはネットブックを含むコンピュータまたはモバイル機器などの電子デバイスなどのサーバーおよびクライアントに用いられ得る。

ステップＳ４１００において、サーバー１２００は、コマンドをクライアント１３００に送信する。注意するのは、コマンドは特定の条件を有し得ることである。ステップＳ４２００において、クライアント１３００は、サーバー１２００からコマンドを受信し、かつステップＳ４３００では、クライアント１３００は、特定の条件に基づいてコマンドを選択的に実行する。ステップＳ４４００では、ステップＳ４３００で実行されたコマンドが特定の条件に基づいているかどうかが決められる。実行が特定の条件に基づいている場合（ステップＳ４４００でＹｅｓの場合）、ステップＳ４５００では、クライアント１３００は、第２のステータスメッセージを生成してサーバー１２００に返送する。実行が特定の条件に基づいていない場合（ステップＳ４４００でＮｏの場合）、ステップＳ４６００では、クライアント１３００は、第１のステータスメッセージを生成してサーバー１２００に返送する。ステップＳ４７００において、サーバー１２００は、クライアント１３００から第１のステータスメッセージまたは第２のステータスメッセージを受信する。注意するのは、サーバー１２００が第１のステータスメッセージと第２のステータスメッセージの違いを認識した時、サーバー１２００は、それに応じて次の動作を実行し得る。

例えば、受信トレイのメカニズムにおいて、特定の条件は、パスを含んでもよく、ＭＯは、パスのＤＭツリーに追加されるように要求される。ＭＯが特定の条件で規定されたパスのＤＭツリーに追加された時、第２のステータスメッセージが生成されて、サーバー１２００に返送される。一方、ＭＯがＤＭツリーに追加されるが、特定の条件で規定されたパスに追加されない時、第１のステータスメッセージが生成されてサーバー１２００に返送される。

また、特定の条件は、提案された名前を含んでもよい。ノードは、ＤＭツリーに追加されるように要求され、提案された名前を指定される。特定の条件に特定された、提案された名前を有するノードがＤＭツリーに追加された時、第２のステータスメッセージが生成されてサーバー１２００に返送される。一方、ノードがＤＭツリーに追加されるが、提案された名前を用いて指定されない時、第１のステータスメッセージが生成されてサーバー１２００に返送される。

注意するのは、いくつかの実施の形態において、第１のステータスメッセージおよび第２のステータスメッセージは、異なるステータスコードを有してもよいことである。サーバー１２００が受信したステータスコード（第１ステータスコード）が第２ステータスコードと異なると認識した時、サーバー１２００は、ステップＳ４３００で実行された命令が特定の条件に基づいていないことを知る。即ち、追加されたＭＯの実際のパスまたは追加されたノードの実際のノード名は、特定の条件で特定されたパス、または名前と異なり、サーバー１２００は、“Ｇｅｔ”コマンドなどの他の命令をクライアント１３００に送信するかどうかを更に決めることができる。コマンドは、クライアント１３００にＤＭツリーのＭＯの実際のパスまたはノードの実際のノード名をフィードバックすることを要求する。

図５は、本発明のデバイス管理方法のもう１つの実施の形態の流れ図である。ステップＳ５５００、Ｓ５６００、およびＳ５７００を除いた、残りのステップは、図４の実施の形態と同じである。

コマンドが特定の条件に基づいて実行される時（ステップＳ５４００でＹｅｓ）、ステップＳ５５００において、クライアント１３００は、ステータスメッセージを生成してサーバー１２００に返送する。コマンドが特定の条件に基づいて実行されない時（ステップＳ５４００でＮｏ）、ステップＳ５６００において、クライアント１３００は、実際の実行状態を含むステータスメッセージを生成してサーバー１２００に返送する。ステップＳ５７００において、サーバー１２００は、クライアント１３００からステップＳ５５００またはＳ５６００で生成されたステータスメッセージを受信する。

注意するのは、ステップＳ５５００で生成されたステータスメッセージは、第２のステータスコードまたは実際の実行状態を含むことができ、実際の実行状態が特定の条件と一致することである。また、ステータスメッセージが実際の実行状態を含むため、サーバー１２００は、追加されたＭＯの実際のパスまたは追加されたノードの実際のノード名を直接知る。その結果、サーバー１２００は、“Ｇｅｔ”コマンドなどの他のコマンドを送信する必要がなくなる。

例えば、受信トレイのメカニズムにおいて、特定の条件は、パスを含んでもよく、ＭＯは、パスのＤＭツリーに追加されるように要求される。ＭＯが特定の条件に特定されたパスのＤＭツリーに追加された時、ステータスメッセージは、生成されてサーバー１２００に返送される。ステータスメッセージは、第２のステータスコード‘２００’、またはＭＯの要求されたパスを含む。一方、ＭＯがＤＭツリーに追加されるが、特定の条件で特定されたパスに追加されない時、ステータスメッセージは、生成されてサーバー１２００に返送される。ステータスメッセージは、ＭＯ用の実際のパスを含む。

また、特定の条件は、提案された名前を含んでもよい。ノードはＤＭツリーに追加されるように要求され、提案された名前で指定される。特定の条件で特定された、提案された名前を有するノードがＤＭツリーに追加された時、ステータスメッセージが生成され、サーバー１２００に返送される。ステータスメッセージは、第２のステータスコード‘２００’、または提案されたノード名を含む。一方、ノードがＤＭツリーに追加されるが、提案された名前を用いて指定されない時、ステータスメッセージが生成されてサーバー１２００に返送される。ステータスメッセージは、ノード用に作られた実際のノード名を含む。

注意するのは、ステータスメッセージは、いくつかのデータフィールドを有してもよい。いくつかの実施の形態において‘ＴａｒｇｅｔＲｅｆ’フィールドは、実際の実行状態をレコード（ｒｅｃｏｒｄ）するように用いられ得る。

図６は、本発明のデバイス管理方法のもう１つの実施の形態の流れ図である。ステップＳ６５００、Ｓ６６００、およびＳ６７００を除いた、残りのステップは、図４の実施の形態と同じである。

コマンドが特定の条件に基づいて実行される時（ステップＳ６４００でＹｅｓ）、ステップＳ６５００において、クライアント１３００は、ステータスメッセージを生成してサーバー１２００に返送する。コマンドが特定の条件に基づいて実行されない時（ステップＳ６４００でＮｏ）、ステップＳ６６００において、クライアント１３００は、実際の実行状態を含むステータスメッセージを生成してサーバー１２００に返送する。ステップＳ６７００において、サーバー１２００は、クライアント１３００からステップＳ６５００またはＳ６６００で生成されたステータスメッセージを受信する。

注意するのは、ステップＳ６５００で生成されたステータスメッセージは、第２のステータスコード、実際の実行状態、または両方を含みことができ、実際の実行状態は、特定の条件と一致することである。また、ステップＳ６５００の第２のステータスコードは、ステップＳ６６００の第１のステータスコードと異なる。

サーバー１２００がＳ６７００で受信したステータスメッセージがステータスコード（第１または第２のステータスコード）および実際の実行状態を含む場合、サーバー１２００は、まず、ステータスコードを確認してから、ステータスコードの確認に基づいて実際の実行状態を確認するかどうかを決めることができる。

例えば、受信トレイのメカニズムにおいて、特定の条件は、パスを含み、ＭＯがパスのＤＭツリーに追加されるように要求されてもよい。ＭＯが特定の条件に特定されたパスのＤＭツリーに追加された時、ステータスメッセージが生成されてサーバー１２００に返送され、ステータスメッセージは、第２のステータスコード‘２００’、またはＭＯの要求されたパスを含む。一方、ＭＯがＤＭツリーに追加されるが、特定の条件で特定されたパスに追加されない時、ステータスメッセージが生成されてサーバー１２００に返送される。ステータスメッセージは、第１のステータスコード‘２２０’、およびＭＯ用の実際のパスを含む。

また、特定の条件は、提案された名前を含んでもよい。ノードはＤＭツリーに追加されるように要求され、提案された名前で指定される。特定の条件で特定された、提案された名前を有するノードがＤＭツリーに追加された時、ステータスメッセージが生成され、サーバー１２００に返送される。ステータスメッセージは、第２のステータスコード‘２００’、および提案されたノード名を含む。一方、ノードがＤＭツリーに追加されるが、提案された名前を用いて指定されない時、ステータスメッセージが生成されてサーバー１２００に返送される。ステータスメッセージは、第１のステータスコード‘２２０’、およびノード用に作られた実際のノード名を含む。

注意するのは、ステータスメッセージは、いくつかのデータフィールドを有してもよい。いくつかの実施の形態において‘ＴａｒｇｅｔＲｅｆ’フィールドは、実際の実行状態をレコード（ｒｅｃｏｒｄ）するように用いられ得る。

図７は、本発明のデバイス管理方法のもう１つの実施の形態の流れ図である。デバイス管理方法は、サーバーおよびクライアントに用いられ得る。

ステップＳ７１００において、サーバー１２００は、コマンドをクライアント１３００に送信する。ステップＳ７２００において、クライアント１３００は、サーバー１２００からコマンドを受信し、ステップＳ７３００では、クライアント１３００は、コマンドを実行する。ステップＳ７４００において、クライアント１３００は、ステータスメッセージを生成し、サーバー１２００に返送する。ステップＳ７５００において、サーバー１２００は、クライアント１３００からステータスメッセージを受信する。

クライアントがうまくコマンドを実行した場合、ステータスメッセージは、実行の結果を示す第２のステータスコードおよび実際の実行状態を含むことが注意される。一方、クライアントがコマンドを実行できない場合、ステータスメッセージは、第２のステータスコードと異なる第１のステータスコードを含む。

例えば、受信トレイのメカニズムにおいて、クライアント１３００は、ＭＯをＤＭツリーに追加するように試みる。ＭＯがＤＭツリーにうまく追加された時、ステータスメッセージは、第２のステータスコード、例えば“２００”、および実際のＭＯパスを含む。その結果、サーバー１２００は、実行の結果を直接得ることができる。一方、クライアント１３００がＭＯを追加することができない時、ステータスメッセージは、第２のステータスコードと異なる第１のステータスコード、例えば“２２０”を含む。

また、クライアント１３００は、ノードをＤＭツリーに追加してそれを指定する試みをする。ノードがうまく追加されて指定された時、ステータスメッセージは第２のステータスコード“２００”、および実際のノード名を含む。その結果、サーバー１２００は、実行の結果を直接得ることができる。一方、クライアント１３００がノードを追加して指定することができない時、ステータスメッセージは、第２のステータスコードと異なる第１のステータスコード、例えば“２２０”を含む。

よって、本発明のデバイス管理方法およびシステムは、デバイス管理のためのコマンドに応じて返送されるステータスメッセージの適用性を改善し得る。よって、不要な通信を減らし、システムリソースを節約して余分な通信料の発生をなくす。

デバイス管理方法、またはその特定の態様、または特定の部分は、フロッピー（登録商標）ディスク、ＣＤ−ＲＯＭＳ、ハードドライブ、または任意の他の機械可読の記憶媒体などの有形的表現媒体に統合されたプログラムコード（即ち、実行可能命令）の形態をとることができ、プログラムコードがコンピュータなどの機械内にロードされて実行された時、機械は、デバイス管理方法を実行する装置となる。デバイス管理方法は、光ファイバーを介して、または任意の他の伝送形態を経由して、電気配線またはケーブルなどのいくつかの伝送媒体を介して伝送されるプログラムコードの形態で統合されてもよく、プログラムコードが受信され、かつコンピュータなどの機械内にロードされて実行された時、機械は、開示の方法を実行する装置となる。汎用プロセッサに組み込まれた時、プログラムコードは、プロセッサと組み合わさって特定用途向けロジック回路に類似して動作するユニークな装置を提供する。

以上、本発明の好適な実施例を例示したが、これは本発明を限定するものではなく、本発明の精神および範囲を逸脱しない限りにおいては、当業者であれば行い得る少々の変更や修飾を付加することが可能である。従って、本発明が請求する保護範囲は、特許請求の範囲およびその均等物を基準とする。

１０００ デバイス管理システム
１１００ 伝送媒体
１２００ サーバー
１３００ クライアント
１２１０ 送信ユニット
１２２０ 受信ユニット
１２３０ 処理ユニット
１３１０ 送信ユニット
１３２０ 受信ユニット
１３３０ ストレージユニット
１３３１ デバイス管理ツリー
１３４０ 処理ユニット
Ｓ４１００ 特定の条件を有するコマンドをクライアントに送信する
Ｓ４２００ コマンドを受信する
Ｓ４３００ コマンドを実行する
Ｓ４４００ Ｓ４３００で実行されたコマンドが特定の条件に基づいているかどうか決める
Ｓ４５００ 第２のステータスメッセージを生成してサーバーに返送する
Ｓ４６００ 第１のステータスメッセージを生成してサーバーに返送する
Ｓ４７００ クライアントからステータスメッセージを受信する
Ｓ５１００ 特定の条件を有するコマンドをクライアントに送信する
Ｓ５２００ コマンドを受信する
Ｓ５３００ コマンドを実行する
Ｓ５４００ Ｓ５３００で実行されたコマンドが特定の条件に基づいているかどうか決める
Ｓ５５００ ステータスメッセージを生成してサーバーに返送する
Ｓ５６００ 実際の実行状態を含むステータスメッセージを生成してサーバーに返送する
Ｓ５７００ クライアントからステータスメッセージを受信する
Ｓ６１００ 特定の条件を有するコマンドをクライアントに送信する
Ｓ６２００ コマンドを受信する
Ｓ６３００ コマンドを実行する
Ｓ６４００ Ｓ６３００で実行されたコマンドが特定の条件に基づいているかどうか決める
Ｓ６５００ ステータスメッセージを生成してサーバーに返送する
Ｓ６６００ 第１ステータスコードおよび実際の実行状態を含むステータスメッセージを生成してサーバーに返送する
Ｓ６７００ クライアントからステータスメッセージを受信する
Ｓ７１００ コマンドをクライアントに送信する
Ｓ７２００ サーバーからコマンドを受信する
Ｓ７３００ コマンドを実行する
Ｓ７４００ ステータスメッセージを生成してサーバーに返送する
Ｓ７５００ クライアントからステータスメッセージを受信する

Claims (5)

1. デバイス管理ツリーを含むストレージデバイス、
   特定の条件を含むコマンドをサーバーから受信する受信デバイス、
   前記コマンドを実行するプロセッサ、及び
   送信デバイスを含み、
   前記特定の条件は、デバイス管理ツリーの特定のパスを含み、前記コマンドは、前記プロセッサに前記特定のパスの前記デバイス管理ツリーに管理オブジェクトを追加するように要求する、又は、前記特定の条件は、提案された名前を含み、前記コマンドは、前記プロセッサにデバイス管理ツリーにノードを追加し、前記ノードを指定するように要求し、
   前記プロセッサが前記特定のパスと異なる実際のパスに前記管理オブジェクトを追加した時、前記特定のパスと異なる前記実際のパスを含む第１のステータスメッセージは、前記プロセッサにより生成され、前記コマンドに応じて前記送信デバイスにより前記サーバーへ送信される、又は、前記プロセッサが前記ノードを前記デバイス管理ツリーに追加し、前記提案された名前と異なる実際のノード名を用いて前記ノードを指定した時、前記提案された名前と異なる実際のノード名を含む第１のステータスメッセージは、前記プロセッサにより生成され、前記コマンドに応じて前記送信デバイスにより前記サーバーへ送信される、クライアント。
2. 前記プロセッサが前記特定のパスの前記管理オブジェクトを追加した時、前記プロセッサによって生成された第２のステータスメッセージは、前記管理オブジェクトの前記特定のパスを含み、前記第２のステータスメッセージは、前記コマンドに応じて前記送信デバイスにより前記サーバーへ送信される請求項１に記載のクライアント。
3. 前記プロセッサが前記特定のパスの前記管理オブジェクトを追加した時、前記プロセッサによって生成された前記第２のステータスメッセージは、第２のステータスコードを更に含み、
   前記プロセッサが前記特定のパスと異なる前記実際のパスに前記管理オブジェクトを追加した時、前記プロセッサによって生成された前記第１のステータスメッセージは、前記第２のステータスコードと異なる第１のステータスコードを更に含む請求項２に記載のクライアント。
4. 前記プロセッサが前記提案された名前を用いて前記ノードを指定した時、前記プロセッサによって生成された第２のステータスメッセージは、前記提案された名前を含み、前記第２のステータスメッセージは、前記コマンドに応じて前記送信デバイスにより前記サーバーへ送信される請求項１に記載のクライアント。
5. 前記プロセッサが前記提案された名前を用いて前記ノードを指定した時、前記プロセッサによって生成された前記第２のステータスメッセージは、第２のステータスコードを更に含み、
   前記プロセッサが前記提案された名前と異なる前記実際のノード名を用いて前記ノードを指定した時、前記プロセッサによって生成された前記第１のステータスメッセージは、前記第２のステータスコードと異なる第１のステータスコードを更に含む請求項４に記載のクライアント。

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