JP5460758B2 - タッチパネルのタッチ位置補正処理方法及びプログラム - Google Patents

タッチパネルのタッチ位置補正処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、タッチパネルのタッチ位置補正処理方法及びプログラムに関する。
近年、タブレット型の携帯電話、電子書籍、PC(Personal Computer)などにタッチパネルデバイスが広く用いられている。タッチパネルには様々な方式が存在するが、中でも代表的な方式として静電容量方式、抵抗膜方式が知られている。しかし、これらの方式には、次のような課題が指摘されている。
[静電容量方式]
・電気的な導体でタッチしないとタッチを検出しない。そのため、スタイラスペンや手袋を装着してタッチすると操作をすることができない。また表面の汚れにも弱い。
[抵抗膜方式]
・タッチパネルの表示面に2枚以上複数の透明金属電極を必要とするため透明度が低く視認性が劣る。
またどちらの方式もその構造上、大きくするとタッチ位置を検出する精度の低下やコスト面の課題があり大型化が困難である。
これらを解決する方式として、3つ以上の圧力センサーを使用したタッチパネルがある。(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開昭61−051229号公報 特開昭61−177531号公報 特開昭60−230229号公報 特開2005−524914号公報
圧力センサーを使用したタッチパネルでは、圧力センサーの精度を向上して、クイックレスポンスを実現することと、タッチ位置の検出精度の向上とを両立させることが重要である。近年、スマートフォンやタブレットPCなど多種多様なモバイル端末が提供されている。これらのモバイル端末では、ユーザが好みの体勢で操作できるため、タッチパネルの姿勢が変化する。すなわち、使用時におけるタッチパネルの空間的な向きは常に一定ではない。
そのため、感度の高い圧力センサーを用いると、モバイル端末の保持の仕方、動き、傾き等によって圧力センサーの値が変化し、タッチ位置を正確に検出することができないという問題があった。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであって、タッチパネルの取り扱いや傾きによって圧力センサーの値が増減してもタッチ位置を精度良く検出することができる、タッチ位置補正技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、押圧力が印加される略透明なカバーパネルと、前記カバーパネルの押圧力を検知する複数の圧力センサーとからなるタッチパネルのタッチ位置補正処理方法であって、前記圧力センサーの出力値から前記カバーパネルに外部から押圧力が加えられているか否かを判断するステップと、外部から押圧力が加えられていないときの前記圧力センサーの出力値と前記圧力センサーの基準値との差分を常時測定してタッチパネルが水平に静置されていない状態である傾きタッチ無し状態であるか否かを判定し、当該傾きタッチ無し状態において安定状態の前記差分を補正値として記録するステップと、外部から押圧力が加えられているときの前記圧力センサーの出力値と前記記録された補正値とを用いて当該押圧力が加えられたカバーパネル上の座標を算出するステップと、を有し、前記基準値は、前記タッチパネルが水平状態に静置されて外部からの押圧力が加えられていない状態での前記圧力センサーの出力値であるタッチ位置補正処理方法である。
本発明のタッチパネルのタッチ位置の補正技術によれば、パネルの取り扱いや傾きの変化によって圧力センサーの値が変化する場合であってもタッチ位置を精度良く検出することができる。
また、タッチパネルのタッチ位置の補正は、専用のセンサー等の機器を使用せずにソフトウェアのみで実現するため実装上の制約が少なく、低価格で、種々の用途に使用されうるタッチパネルを実現する。
本実施の形態のタッチパネルのタッチ位置補正技術が適用されるタッチパネルの構成を示す図。 本実施の形態のタッチパネルの主な制御ブロックを示す図。 本実施の形態におけるタッチパネルの位置補正方法の基本的な考え方を説明するための図。 本実施の形態におけるタッチパネルの位置補正方法の基本的な考え方を説明するための図。 本実施の形態におけるタッチパネルの位置補正の全体処理手順を示すフロー図。 本実施の形態におけるタッチパネルの位置補正処理において使用する変数パラメータを示す図。 本実施の形態における補正値計測処理手順を示すフロー図。 本実施の形態における静置タッチ無し時の補正値確定フラグクリア処理の概略の手順を示すフロー図。 本実施の形態におけるセンサー値変動による補正値確定フラグクリア処理の概略の手順を示すフロー図。
図1は、本実施の形態のタッチパネルのタッチ位置補正技術が適用されるタッチパネルの構成を示す図である。
タッチパネル10は、液晶表示パネル(LCD)1、カバーパネル2、圧力センサー3及び圧力センサー制御部4、圧力センサー制御基板(不図示)を備えている。圧力センサー3は、矩形状の液晶表示パネル1の四つの頂点付近に、背面をベースプレート(不図示)に支持されて設けられている。液晶表示パネル1の前面には透明なカバーパネル2が配されている。そして、それぞれの圧力センサー3の出力(圧力値)を、圧力センサー制御部4が適宜検出する。圧力センサー制御部4には、A/Dコンバータ、プロセッサ、メモリを含んでいる。
それぞれの圧力センサー3はカバーパネル2を押圧された際に液晶表示パネル(LCD)1との間に隙間が確保されるような寸法・形状に設けられる。従って、カバーパネル2を指などでタッチすることによりカバーパネル2にタッチ圧力が印加された場合、ベースプレートとカバーパネル2に狭圧される圧力センサー3からはタッチ圧力に対応する信号が出力される。そして、カバーパネル2上のタッチする座標によって、タッチ圧力は、それぞれの圧力センサー3へ分圧される。従って、それぞれの圧力センサー3からの圧力値を得て、タッチ押圧とそれぞれの圧力センサー3の力とモーメントの釣合い式の解を得ることによって、タッチされたカバーパネル2上の座標を求めることができる。
ここで、圧力センサー3の圧力値は、タッチ無し状態時において値はゼロではなく、カバーパネル2の重量と組立て上の与圧等に起因する初期値を有するため、実際にタッチされた圧力は圧力センサー3の圧力値から初期値を減じた差分と対応している。
図2は、本実施の形態のタッチパネルの主な制御ブロックを示す図である。タッチパネル10の動作を制御する制御ブロックは、フォース管理ブロック20及び表示処理ブロック30を備えている。
フォース管理ブロック20は、それぞれの圧力センサー3の出力値に基づいてタッチされた座標を算出し管理する。表示処理ブロック30は、液晶表示パネル1にポインタなどの画像を表示する。フォース管理ブロック20と表示処理ブロック30とは通信ライン28を介して情報を授受する。
フォース管理ブロック20には、メイン管理部21、通信部22、タイマー処理部23、圧力センサー処理部24、補正値管理部25及び座標管理部26が設けられている。
メイン管理部21は、フォース管理ブロック20の動作を統括して管理する。通信部22は、表示処理ブロック30との間で情報を授受するための通信インターフェースである。タイマー処理部23は、設定された時間間隔でタイマー割り込みを発生する。このタイマー割り込みによって補正値管理部25は、センサー出力値の補正値を計測する処理の実行を開始させる。
上述のように、タッチパネル外部からの力が付与されていない場合であっても、例えばタッチパネル10が手で保持されている状態と、水平な場所に静置されている状態(以下、「静置タッチ無し状態」という。)とでは、圧力センサー3の出力値は異なる。そこで、補正値管理部25は、タッチされていないときのセンサー出力と、静置タッチ無し状態のセンサー出力値との差分を補正値として取得する。
圧力センサー処理部24は、それぞれの圧力センサー3の出力値を圧力センサー制御部4のA/Dコンバータを介して取得する。座標管理部26は、圧力センサー処理部24の出力と補正値管理部25で得られる補正値とからタッチされた位置の座標を算出して管理する。なお、メイン管理部21は、表示処理ブロック30からのタッチ座標要求時など、タッチ座標が必要となるときに、座標管理部26から座標を取得する。
表示処理ブロック30には、メイン制御部31、通信部32、及び描画部33が設けられている。メイン制御部31は、表示処理ブロック30の動作を統括して管理する。通信部32は、フォース管理ブロック20との間で情報を授受するための通信インターフェースである。描画部33は、液晶表示パネル1にポインタ等の表示画像を生成して出力する。
表示処理ブロック30は、通信ライン28を介してフォース管理ブロック20からタッチされた座標を取得する。その際、表示処理ブロック30は座標送信要求を出力し、フォース管理ブロック20は、最新のタッチされた位置の座標(X座標、Y座標)及びタッチ操作のステータスなどを表示処理ブロック30に出力する。描画部33は、算出した座標に基づいてステータスに対応するポインタ画像を液晶表示パネル1に表示する。
図3、図4は、本実施の形態におけるタッチパネルの補正方法の基本的な考え方を説明するための図である。
図3(1)は、基準となる「静置タッチ無し状態」、即ちタッチパネル10が水平に静かに置かれた状態で、かつタッチ等外部からの力が一切加えられていない状態を示している。
この状態での圧力センサー(A〜D)3のそれぞれの値を初期値Kxとする。ここでは、説明のため初期値Kx=+100とする。なお、この初期値Kxは予め他の手段によって取得し設定されている。添え字x=1〜4は各々の圧力センサー3を表す。
この状態でタッチパネル10の圧力センサー3には、カバーパネル2の重量、組立上のパネル保持圧などが加わっている。
しかし、手で保持されている等、タッチパネルが水平に固定されていない場合には、タッチパネルの傾きによるカバーパネル2の重力の圧力センサー軸成分力が作用する影響、保持する力による変形等の圧力センサー軸成分力への影響、あるいは動きを伴う取り扱いによってカバーパネルの質量に加速度が作用する影響等種々の理由によりタッチされていない状態であっても、センサー出力値が変動する。なお、タッチパネルが水平に固定されていない状態を、以下、「傾きタッチ無し状態」という。
そしてカバーパネル2をタッチすることによって圧力センサー3に接触力が印加される、そのタッチ接触力Tは、式(1)で表されるように、各圧力センサー3が検出した検出値差分rxすなわち検出値Rxから初期値Kxを減じた差分の総和である。
タッチ接触力T=Σ(検出値Rx − 初期値Kx) ・・・式(1)
検出値差分rx = Rx−Kx
添え字x=1〜4は各々の圧力センサーを表す。
そして、それぞれの検出値差分rx=(検出値Rx −初期値Kx)を用いて、座標管理部26がタッチされた位置の座標を算出する。タッチされた位置の座標は、それぞれの圧力センサー(A〜D)3の検出値差分rxとタッチ接触力Tとの力の釣合いおよびモーメントの釣合い式の解を得ることによって求められる。この方法は、公知の技術であるため、その詳細の説明は省略する。
図3(2)、図4は、タッチパネル10が手に持たれている等の傾いている状態で、かつタッチされていない状態すなわち「傾きタッチ無し状態」を示している。
本実施の形態では、検出値差分rxがマイナスとなる圧力センサー3が2つ以上検出される状態を「傾きタッチ無し状態」であると判断する。この判断方法は、実験結果により見出された内容である。
ここで、「傾きタッチ無し状態」における検出値差分rxは「静置タッチ無し状態」と同じゼロのはずであるが、前記種々の理由に起因して変動し固定されない。そこで、この検出値差分rxを常時計測してタッチ接触力Tを補正することによって、タッチ座標の位置算出精度を向上することが出来る。
タッチ接触力T=Σ(検出値Rx−初期値Kx+補正値Ix)・・・式(2)
続いて、本実施の形態における補正値計測処理方法について説明する。本補正値計測処理方法では、上述の式(2)の補正値Ixを計測する。具体的にはタイマ割り込みによって常時各圧力センサー3を監視し、「傾きタッチ無し状態」における検出値差分rx(Rx−Kx)を複数回計測し、その計測結果を補正値Ixとする。
本補正値計測処理においては、計測値取得を妨げる以下の状態を想定しその対応を盛り込んでいる。
(1)ユーザがタッチパネルを急激に姿勢が変化するように取り扱っている最中は、圧力センサー3の値が非常に不安定である。このような不安定な状態の場合、計測値は使用せず、計測値が安定している状態で、計測値を補正値Ixとして使用する。これは補正値管理部25において「傾きタッチ無し状態」における検出値差分rxが所定の累積回数分同じ値の時に補正値Ixを確定させ、補正値確定フラグをonにして実現する。
(2)圧力センサー3の感度が非常に高い場合は、圧力センサー3の値は常に微小な変動をするため、計測値の条件判定処理において、閾値を持たせ、一定の範囲内であるか否かを判定処理とする。また圧力センサー処理部24ではA/Dコンバータによる読み取りにおいて計測開始の直後の値は採用せず、所定の時間をおいた後に値をバッファへ所定の回数読み込み、これらの相加平均をセンサー値として出力する。
図5は、本実施の形態におけるタッチパネルのタッチ位置の補正を適用する全体処理手順を示すフロー図である。この処理手順は、フォース管理ブロック20の座標管理部26が実行する。
この処理は、フォース管理ブロック20のメイン管理部21で、タッチ座標を必要とするごとに起動され、ステップS01で各検出値差分rxを取得する。ステップS02で補正値確定フラグを参照し、補正値確定フラグがonの場合、ステップS04で、確定している場合には補正値Ixを取得し、ステップS05で、式(2)に基づきタッチ座標値を計算する。
補正値確定フラグがoffの時には、ステップS03で補正値Ixを0とし、ステップS05で、タッチ座標値を計算する。
図6は、本実施の形態におけるタッチパネルの補正値計測処理において使用する変数パラメータおよびフラグを示す図である。以下、適宜これらの変数パラメータを参照しつつ処理内容を説明する。
図7は、補正値計測処理手順を示すフロー図である。この処理手順は、フォース管理ブロック20の補正値管理部25が実行する。
補正値管理部25は、タイマー処理部23からの所定周期(例えば、10msec)での起動割り込みを受けて起動する。ステップS10において、補正値管理部25は、「補正値確定フラグクリア処理」を実行する。前回と今回の圧力センサー3の値の差分の大きさが、所定の閾値を超えている場合に、確定されている補正値Ixは採用することができない。そこで、「補正値確定フラグクリア処理」では、確定されている補正値Ixをリセットする。なお、この「補正値確定フラグクリア処理」は、図8を参照して後述する。
次に、補正値管理部25は、圧力センサー処理部24を介して取得したそれぞれの圧力センサー3の検出値差分rxに基づいて、新たな補正値Ixを計測する「補正値計測処理を開始する。
ステップS11において、タッチパネル10が「傾きタッチ無し状態」かどうかを判定する。すなわち、検出値差分rx≦−1(ここでは説明をわかりやすくするため所定の閾値0とする)の圧力センサー3が少なくとも2つあるという条件が成立したときにこの状態と判定する。ここでxは、それぞれの圧力センサー3を表す1〜4の添え字である(以下同様)。
ステップS11でNoの時はタッチパネル10が「静置タッチ無し状態」であるか、あるいはタッチされている状態であるため、補正値計測処理を終了する。
ステップS11でYesの時は、「傾きタッチ無し状態」であるため、ステップS12の「センサー値変動による補正値確定フラグクリア処理」を実行する。この「センサー値変動による補正値確定フラグクリア処理」は、前回と今回の検出値差分rxが所定の閾値以上に変化した時に、これまで計測した補正値は採用できないため、確定している補正値をクリアする処理である。詳細は図9を参照して後述する。
ステップS13において、補正値計測中かどうかを調べる。補正値計測中であれば、その期間中において補正値を計測して計測ワーク値Wxに保存している。従って、計測ワーク値Wxが0でなければ補正値計測中であると判断する。
計測ワーク値Wx(1〜4)が全て=0であれば(ステップS13でNo)、補正値計測中でないため計測開始準備を行う。ステップS14において、各カウンタをリセットし、ステップS15において、検出値差分rxを計測ワーク値Wxとして保存し終了する。
計測ワーク値Wx(1〜4)が一つでも≠0であれば(ステップS13でYes)、補正値計測中であるため、ステップS16において、今回の検出値差分rxと計測ワーク値Wxとが等しい(所定閾値以内の差である)かどうかを判定する。これは、タッチパネル10が安定した状態にあることを検知するためである。
今回の検出値差分rxと計測ワーク値Wxとが等しくない場合(ステップS16でNo)は、ステップS17において、計測エラーカウンタQに1を加算する。そして、ステップS18において、計測エラーカウンタQが所定の最大値を超えたかどうかを判定する。
所定の最大値を超える回数だけ連続してエラーカウントがなされた場合(ステップS18でYes)は、ステップS19において、計測ワーク値Wxをクリアして補正値計測処理を終了する。連続するエラーカウントの回数が所定の最大値以下の場合(ステップS18でNo)、補正値計測処理を終了する。
今回の検出値差分rxと計測ワーク値Wxとがほぼ等しい場合(所定閾値以内の差である)(ステップS16でYes)は、ステップS20において、計測エラーカウンタQをクリアする。そして、ステップS21において、計測カウンタZに1を加算する。
ステップS22において、計測カウンタZが所定の最大値(ステップS18と異なる値であっても良い)を超えたかどうかを判定する。
計測カウンタZが所定の最大値以下のとき(ステップS22でNo)は、補正値計測処理を終了する。
計測カウンタZが所定の最大値を超えたとき(ステップS22でYes)は、ステップS23において、計測ワーク値Wxを確定した補正値Ixとして採用する。ここで計測カウンタZのカウント回数の最大値として、例えば、20回を設定する。即ち、読み込み周期10msとして、0.2秒間の値が安定すれば計測ワーク値Wxを確定した補正値Ixとして採用する。
ステップS24において、計測ワーク値Wxをクリアする。ステップS25において、補正値確定フラグFをonとする。そして補正値計測処理を終了する。
以上の処理によれば、確定した補正値が得られたときは、補正値確定フラグFがonとなり、補正値Ixに補正用に確定した補正値が格納される。この確定した補正値Ixは、座標管理部がタッチ位置の座標を算出する際の補正値として使用される。
図8は、本実施の形態における「静置タッチ無し時補正値確定フラグクリア処理」の概略の手順を示すフロー図である。この「静置タッチ無し時補正値確定フラグクリア処理」は、図7のステップS10の処理である。「静置タッチ無し時補正値確定フラグクリア処理」は、タッチパネル10が「静置タッチ無し状態」を検知して補正値確定状態の各データおよび各フラグをクリアする処理である。
ステップS31において、補正値確定フラグFがonかどうかを判定する。補正値確定フラグFがoffのとき(ステップS31でNo)は、補正値が確定していないため「静置タッチ無し時補正値確定フラグクリア処理」を終了する。
補正値確定フラグFがonのとき(ステップS31でYes)は、ステップS32において、タッチパネル10が「静置タッチ無し状態」であるかを判定する。
タッチパネル10が「静置タッチ無し状態」でない場合(ステップS32でNo)は、本「静置タッチ無し時補正値確定フラグクリア処理」を終了する。
「静置タッチ無し状態」であった場合(ステップS32でYes)、以降の処理を実行する。
ステップS33からステップS34の処理では、静置タッチ無し移行カウンタMを毎回カウントアップし所定の回数に達した時、静置タッチ無し状態であると判断し、ステップS35において、補正値確定フラグFをoffとして、確定した補正値Ixをクリアする(ゼロにする)。
この図8に示す処理によって、静置タッチ無し状態では、座標管理部26は補正値をゼロとしてタッチ座標を算出することになる。
図9は、本実施の形態における「センサー値変動による補正値確定フラグクリア処理」の概略の手順を示すフロー図である。この「センサー値変動による補正値確定フラグクリア処理」は、図7のステップS12の処理である。
「センサー値変動による補正値確定フラグクリア処理」は、圧力センサー3の出力値の検出値差分rxが確定している補正値Ixと大きく変化した場合、改めて補正値Ixを計測するために補正値確定状態の各データを初期化する処理である。
ステップS41において、補正値確定フラグFがonかどうかを判定する。補正値確定フラグFがoffの場合(ステップS41でNo)は、補正値が確定していないためセンサー値変動による補正値確定フラグクリア処理を終了する。
補正値確定フラグFがonのとき(ステップS41でYes)は、ステップS42において、確定している補正値の状態が維持されているかどうかを判定する。この条件は、検出値差分rxと確定している補正値Ixとの比較(略同じ値かどうか)で判定する。前記‘略同じ’とは、本実施例では±3の範囲であれば同じとしている。(デバイスや回路の特性に応じて範囲の値を設定する。)
確定している補正値の状態が維持されているときは(ステップS42でYes)、本「センサー値変動による補正値確定フラグクリア処理」を終了する。
確定している補正値の状態が維持されていないとき(ステップS42でNo)は、補正値が変化したと判断する。
以降のステップS43からステップS44の処理では、確定解除カウンタBを毎回カウントアップしていき所定の回数に達した時、ステップS45において、補正値確定フラグFをoffとして、確定した補正値Ixをクリアする。
以上説明したように、本実施の形態の補正方法は、タッチパネルの状態が安定した状態で補正値を取得するため、いたずらに変動することのない、ユーザの操作性が高くかつ精度良いポイント座標を得ることができる。
なお、上述の実施の形態に限られず、種々の態様で補正を行うことができる。
更に、各機能は図示しない記録媒体に格納したプログラムをコンピュータに読み込ませることで実現させることもできる。ここで本実施の形態における記録媒体は、プログラムを記録でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その記録形式は何れの形態であってもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…液晶表示パネル、2…カバーパネル、3…圧力センサー、4…圧力センサー制御部、10…タッチパネル、20…フォース管理ブロック、21…メイン管理部、22…通信部、23…タイマー処理部、24…圧力センサー処理部、25…補正値管理部、26…座標管理部、28…通信ライン、30…表示処理ブロック、31…メイン制御部、32…通信部、33…描画部。

Claims (5)

  1. 押圧力が印加される略透明なカバーパネルと、前記カバーパネルの押圧力を検知する複数の圧力センサーとからなるタッチパネルのタッチ位置補正処理方法であって、
    前記圧力センサーの出力値から前記カバーパネルに外部から押圧力が加えられているか否かを判断するステップと、
    外部から押圧力が加えられていないときの前記圧力センサーの出力値と前記圧力センサーの基準値との差分を常時測定してタッチパネルが水平に静置されていない状態である傾きタッチ無し状態であるか否かを判定し、当該傾きタッチ無し状態において安定状態の前記差分を補正値として記録するステップと、
    外部から押圧力が加えられているときの前記圧力センサーの出力値と前記記録された補正値とを用いて当該押圧力が加えられたカバーパネル上の座標を算出するステップと、を有し、
    前記基準値は、前記タッチパネルが水平状態に静置されて外部からの押圧力が加えられていない状態での前記圧力センサーの出力値であることを特徴とするタッチ位置補正処理方法。
  2. 前記圧力センサーの出力値と前記圧力センサーの基準値との差分が負である圧力センサーが少なくとも2つあるときは、外部から押圧力が加えられていないと判断することを特徴とする請求項1に記載のタッチ位置補正処理方法。
  3. 前記安定状態は、前記差分が所定回数以上略同一値であることを特徴とする請求項2に記載のタッチ位置補正処理方法。
  4. 前記記録された補正値と前記測定した補正値との差が所定閾値以上である状態が所定回数以上であるときは前記記録された補正値をクリアすることを特徴とする請求項3に記載のタッチ位置補正処理方法。
  5. 押圧力が印加される略透明なカバーパネルと、前記カバーパネルの押圧力を検知する複数の圧力センサーとからなるタッチパネルを制御するコンピュータのプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記圧力センサーの出力値から前記カバーパネルに外部から押圧力が加えられているか否かを判断するステップと、
    外部から押圧力が加えられていないときの前記圧力センサーの出力値と前記圧力センサーの基準値との差分を常時測定してタッチパネルが水平に静置されていない状態である傾きタッチ無し状態であるか否かを判定し、当該傾きタッチ無し状態において安定状態の前記差分を補正値として記録するステップと、
    外部から押圧力が加えられているときの前記圧力センサーの出力値と前記記録された補正値とを用いて当該押圧力が加えられたカバーパネル上の座標を算出するステップと、を実行させ、
    前記基準値は、前記タッチパネルが水平状態に静置されて外部からの押圧力が加えられていない状態での前記圧力センサーの出力値であることを特徴とするプログラム。
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