JP5459967B2 - 液晶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、極性化合物類の混合物に基づく液晶媒体に関する。この型の媒体は、特に、ECB効果に基づいてアクティブマトリクス駆動を備える電気光学的ディスプレイ用に、およびIPS(n−lane witching)およびFFS(ringe ield witching)ディスプレイ用に使用できる。本発明の媒体は、好ましくは負の誘電異方性を有する。
ECB効果を利用するディスプレイは、所謂VAN(ertically ligned ematic)ディスプレイとして、例えばMVA{ulti−domain ertical lignment、例えば:Yoshide、H.ら、論文3.1:「MVA LCD for Notebook or Mobile PCs(以下省略)」SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book I、第6〜9頁(非特許文献1)およびLiu、C.T.ら、論文15.1:「A 46−inch TFT−LCD HDTV Technology(以下省略)」、SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book II、第750〜753頁(非特許文献2))}モード、PVA{atterned ertical lignment、例えば:Kim、Sang Soo、論文15.4:「Super PVA Sets New State−of−the−Art for LCD−TV」、SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book II、第760〜763頁(非特許文献3)}モード、ASV{dvanced uper iew、例えば:Shigeta、MitzuhiroおよびFukuoka、Hirofumi、論文15.2:「Development of High Quality LCDTV」、SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book II、第754〜757頁(非特許文献4)}モード中において、液晶ディスプレイの3種類のより最近の型の1つとして確立されてきたもので、IPS(n−lane witching)ディスプレイ(例えば:Yeo、S.D.、論文15.3:「An LC Display for the TV Application」、SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book II、第758および759頁(非特許文献5))および長く知られているTN(wisted ematic)ディスプレイに加えて、特にテレビ用途向けとして現在のところ最も重要である。それらの技術は、一般的な形で、例えばSouk,Jun{SIDセミナー2004、セミナーM−6:「Recent Advances in LCD Technology」、セミナー講義ノート、M−6/1〜M−6/26(非特許文献6)}およびMiller,Ian{SIDセミナー 2004、セミナーM−7:「LCD−Television」、セミナー講義ノート、M−7/1〜M−7/32(非特許文献7)}で比較されている。オーバードライブ駆動方法により、近年のECBディスプレイの応答時間は既に著しく改良されてきたが(例えば:Kim、Hyeon Kyeongら、論文9.1:「A57−in.Wide UXGA TFT−LCD for HDTV Application」、SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book I、第106〜109頁(非特許文献8))、ビデオに対応できる応答時間を達成することは、特にグレーレベルのスイッチングにおいて、依然として満足いくほどには未だ解決されていない問題である。
TNディスプレイおよび今日までの全ての従来のIPSディスプレイが正の誘電異方性(Δε)の液晶媒体を利用しているのに対し、ASVディスプレイと同様、ECBディスプレイは負の誘電異方性の液晶媒体を使用する。
この型の液晶ディスプレイにおいては、液晶は誘電体として使用され、電圧を印加することで光学的特性が可逆的に変化する。
この効果を電気光学的ディスプレイ素子中において工業的に応用するには、多くの要求を満足しなければならないLC相を必要とする。ここで特に重要なのは、水分、空気、および熱、赤外、可視および紫外線照射、直流および交流電界などの物理的影響に対する化学的耐性である。
更に、工業的に使用可能なLC相は、適切な温度範囲で液晶中間相および低粘度を有することが要求される。
特に、ディスプレイ中の液晶媒体の応答時間が改良、即ち短縮されなければならない。このことは、テレビまたはマルチメディア用途向けのディスプレイにとって特に重要である。応答時間を改良するために、液晶媒体の回転粘度(γ)を最適化すること、即ち可能な限り低い回転粘度を有する媒体を達成することが過去において繰り返し提案されてきた。しかしながら、このようにして達成された結果は多くの用途にとって不適当であり、このため更なる最適化の方法を見出すことが望ましいと考えられる。
現在までに開示された液晶中間相を有する一連の化合物には、単一の化合物でこれら全ての要求を見たすものはなかった。このため、LC相として使用できる物質を得るために、一般に2〜25種類、好ましくは3〜18種類の化合物の混合物を調製する。しかしながら、著しく負の誘電異方性および充分な長期安定性を有する液晶材料がこれまで入手できなかったため、最適な相はこのように簡単には調製できなかった。
一般のディスプレイ中、即ちこれらの既述の効果によるディスプレイ中においても、動作電圧は可能な限り低くなければならないため、一般に、誘電異方性の符号が全て同じで誘電異方性の値が可能な限り高い液晶化合物より大部分がなる液晶媒体が使用される。一般に、中性な化合物は相対的に最も少量で使用され、可能であれば媒体と反対の符号の誘電異方性を有する化合物は使用しない。ECBディスプレイ用の負の誘電異方性の液晶媒体の場合、負の誘電異方性の化合物が主に使用される。一般に、使用される液晶媒体は、40質量%以上の負の誘電異方性の液晶化合物よりなる。
マトリックス液晶ディスプレイ(MLCディスプレイ)は既知である。個々のピクセルのそれぞれのスイッチングに使用することができる非線形素子の例は、アクティブ素子(つまりトランジスター)である。そして使用される用語「アクティブマトリックス」は、2つの区別される型に分けられる。
1.基板としてのシリコンウエハー上のMOS(Metal Oxide Semiconductor、金属酸化物半導体)トランジスタ。
2.基板としてのガラス板上の薄膜トランジスター(Thin−Film Transistor、TFT)。
第1の型の場合、使用される電気光学的効果は、通常、動的散乱またはゲスト−ホスト効果である。基板材料として単結晶シリコンを使用すると、色々な部品ディスプレイのモジュール組み立て品の場合であっても接続部での問題が生じるため、ディスプレイの大きさが制限される。
好適であってより有望な第2の型の場合には、TN効果が、通常使用される電気光学的効果である。
区別される2つの技術がある。即ち、例えばCdSeのように化合物半導体を含むTFT、または多結晶またはアモルファスシリコンに基づいたTFTである。後者の技術について、世界的に集中した研究がなされている。
TFTマトリックスは、ディスプレイの1つのガラス板の内面に形成され、もう一方のガラス板は、内面に透明な対向電極を有する。ピクセル電極の大きさと比較して、TFTは非常に小さく、事実上、画像に対する悪影響はない。この技術は、フルカラー対応のディスプレイにも適用でき、このディスプレイでは、フィルター素子がスイッチング可能なピクセルの各々に対向するように、赤、緑および青フィルターのモザイクが配置される。
これまでに開示されたTFTディスプレイは、通常、透過光に対して直交した偏光板を備えるTNセルとして作動し、背面から照らされる。
ここで用語「MLCディスプレイ」は、集積非線形素子を備える全てのマトリックスディスプレイを含む。即ち、アクティブマトリックスに加えて、バリスターまたはダイオード(MIM、即ち、metal−insulator−metal)のような受動型素子を備えたディスプレイも含む。
この型のMLCディスプレイは、特にテレビ用途(例えばポケットテレビ)、または自動車または航空機内での高度情報ディスプレイに適している。コントラストの角度依存性と応答時間の問題に加えて、MLCディスプレイにおいては、液晶混合物の比抵抗が十分に高くないことに起因する問題がある[TOGASHI,S.、SEKIGUCHI,K.、TANABE,H.、YAMAMOTO,E.、SORIMACHI,K.、TAJIMA,E.、WATANABE,H.およびSHIMIZU,H.、Proc.Eurodisplay、1984年9月、第84巻、第A210〜288号、「Matrix LCD Controlled by Double Stage Diode Rings」、第141ff頁(パリ)(非特許文献9);STROMER,M.、Proc.Eurodisplay、第84巻、1984年9月、「Design of Thin Film Transistors for Matrix Addressing of Television Liquid Crystal Displays」、第145ff頁(パリ)(非特許文献10)]。抵抗の低下に伴い、MLCディスプレイのコントラストが劣化する。液晶混合物の比抵抗は、ディスプレイの内部表面との相互作用のために、一般に、MLCディスプレイの寿命に全体に渡って低下するので、許容される抵抗値を長期の動作期間で有するディスプレイのためには、高い(初期)抵抗が非常に重要である。
これまでに開示されたMLC−TNディスプレイの不具合は、それらの比較的低いコントラスト、比較的大きい視野角依存性、およびこれらのディスプレイ中で中間調を生じさせることが困難なことである。
したがって、非常に高い比抵抗を有すると同時に、広い動作温度範囲、短い応答時間および低い閾電圧を有しており、これらのおかげで各種の中間調を生じさせることができるMLCディスプレイが引き続き強く要求されている。
Yoshide、H.ら、論文3.1:「MVA LCD for Notebook or Mobile PCs・・・」SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book I、第6〜9頁 Liu、C.T.ら、論文15.1:「A 46−inch TFT−LCD HDTV Technology・・・」、SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book II、第750〜753頁 Kim、Sang Soo、論文15.4:「Super PVA Sets New State−of−the−Art for LCD−TV」、SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book II、第760〜763頁 Shigeta、MitzuhiroおよびFukuoka、Hirofumi、論文15.2:「Development of High Quality LCDTV」、SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book II、第754〜757頁 Yeo、S.D.、論文15.3:「An LC Display for the TV Application」、SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book II、第758および759頁 Souk、Jun、セミナーM−6:「Recent Advances in LCD Technology」、セミナー講義ノート、M−6/1〜M−6/26 Miller、Ian、SIDセミナー 2004、セミナーM−7:「LCD−Television」、セミナー講義ノート、M−7/1〜M−7/32 Kim、Hyeon Kyeongら、論文9.1:「A57−in.Wide UXGA TFT−LCD for HDTV Application」、SID 2004 International Symposium、Digest of Technical Papers、XXXV、Book I、第106〜109頁 TOGASHI,S.、SEKIGUCHI,K.、TANABE,H.、YAMAMOTO,E.、SORIMACHI,K.、TAJIMA,E.、WATANABE,H.およびSHIMIZU,H.、Proc.Eurodisplay、1984年9月、第84巻、第A210〜288号、「Matrix LCD Controlled by Double Stage Diode Rings」、第141ff頁(パリ) STROMER,M.、Proc.Eurodisplay、第84巻、1984年9月、「Design of Thin Film Transistors for Matrix Addressing of Television Liquid Crystal Displays」、第145ff頁(パリ)
本発明は、モニターおよびテレビ用途のみならず、携帯電話およびナビゲーションシステム用のMLCディスプレイを提供することを目的としており、該ディスプレイはECBまたはIPS効果に基づいており、上記の不具合を示さないか示しても低減されており、同時に非常に高い比抵抗値を有している。特に、携帯電話およびナビゲーションシステム用に、該ディスプレイは非常に高温および非常に低温においても機能することが保証されなければならない。
上記課題を解決するための本発明によれば、式Iの少なくとも1種類の化合物を含み、極性化合物類の混合物に基づく液晶媒体が提供される。
Figure 0005459967
式中、
11およびR12は、それぞれ互いに独立に、15個までの炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を表し、該基は置換されていないか、CNまたはCFによって1置換されているか、またはハロゲンによって少なくとも1置換されており、ただし加えて、これらの基の中の1個以上のCH基は、酸素原子が互いに直接結合しないようにして、−O−、−S−、
Figure 0005459967
−C≡C−、−CFO−、−OC−O−または−O−CO−で置き換えられていてもよく、
Figure 0005459967
Figure 0005459967
aおよびbは、それぞれ互いに独立に、0または1を表し、ただしa+bは1以上である。
驚くべきことに、これらのディスプレイ素子中で、式Iの化合物の少なくとも1種類を含むネマチック液晶混合物を使用すれば、この目的が達成されることが今回見出された。これらの液晶混合物は複屈折率(Δn)の高い値で区別され、よってとりわけ、テレビセットや、例えばノート型パソコンまたはデスクトップのようなコンピューター、スイッチボードのスクリーン用に際立って適するが、賭博機、例えば時計、計算機、小型電子ゲーム、チェスコンピューター、PDA(personal digital assistant)のような携帯データ保存装置のスクリーンにも適し、または携帯電話およびナビゲーション装置、特に動画が表示される全てのディスプレイに適する。
よって、本発明は、式Iの化合物の少なくとも1種類を含む極性化合物の混合物に基づく液晶媒体に関する。
本発明の混合物は、65℃以上の透明点と共に非常に広い範囲でネマチック相を示し、非常に好ましい値の容量閾値、比較的高い値の保持率および同時に−30℃および−40℃において非常に良好な低温安定性を示す。更に、本発明の混合物は、回転粘度γが低いことで区別される。
本発明の混合物の好ましい実施形態の幾つかを以下に示す。
a)式Iの化合物中のR11およびR12は、好ましくは6個までの炭素を有するアルキルおよび/またはアルケニルを表し、特に直鎖のアルキル、ビニル、1E−アルケニルまたは3−アルケニルである。
11および/またはR12がアルキルを表す場合、そのアルキル基は同一でも異なっていてもよい。R11および/またはR12がアルキルを表す場合、好ましくはCH、C、n−C、n−C、n−C11、更にはn−C13である。
11および/またはR12がアルケニルを表す場合、そのアルケニル基は同一でも異なっていてもよい。R11および/またはR12がアルケニルを表す場合、好ましくはCH=CH、CH−CH=CH、C−CH=CH、CH=CH−CまたはCH−CH=CH−Cである。
b)式Iにおいて、環LおよびLは、好ましくは、
Figure 0005459967

を表し、a+bは好ましくは0または1を表し、ただし特にはa+bは1である。特に好ましくは、a=1およびb=0である。
c)式Iの1種類、2種類、3種類または4種類以上、好ましくは1種類、2種類または3種類の化合物を含む液晶媒体。
d)混合物全体における式Iの化合物の割合は少なくとも2質量%、好ましくは少なくとも4質量%、特に好ましくは2〜20質量%である液晶媒体。
e)補助式I1〜I16より選ばれる少なくとも1種類の化合物を含む液晶媒体。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967
式中、alkylおよびalkylは、それぞれ互いに独立に、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基を表す。alkenylは、2〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基を表す。
f)式IIAおよび/またはIIBの化合物の1種類以上を更に含む液晶媒体。
Figure 0005459967
式中、
Figure 0005459967
は、R11の意味を有し、
は、単結合、−CH=CH−、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−O−、−CH−または−CHCH−を表し、好ましくは単結合であり、
pは、1または2を表し、
1〜4は、それぞれ互いに独立に、F、Cl、OCF、CF、CH、CHFまたはCHFを表し、好ましくはL=L=FまたはL=L=Fであり、および
vは、0〜6を表す。
化合物IIAおよびIIB中のR、Zおよびvの意味は、同一でも異なってもよい。
式IIAの特に好ましい化合物は、式IIA−1〜IIA−22の化合物である。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967
式中、Rおよびvは、上で示される意味を有する。
式IIA−1およびIIA−2、更にはIIA−3およびIIA−4の化合物が特に好ましい。式IIAの化合物中において、Rは、好ましくは直鎖のアルキルまたはアルケニルを表し、特にはCH=CH、CHCH=CH、CH=CHCHCH、CHCH=CHC、CCH=CH、CH、C、n−C、n−Cまたはn−C11である。
式IIBの特に好ましい化合物は、式IIB−1〜IIB−7の化合物である。
Figure 0005459967
式中、Rおよびvは、上で示される意味を有する。
式IIB−1の化合物が特に好ましい。式IIB−1の化合物中において、Rは、好ましくは直鎖のアルキルまたはアルケニルを表し、特にはCH=CH、CHCH=CH、CH=CHCHCH、CHCH=CHC、CCH=CH、CH、C、n−C、n−Cまたはn−C11である。
式IIAおよびIIBの化合物中、Zは、好ましくは単結合、更には−CHCH−を表す。
g)式IIIの1種類以上の化合物を更に含む液晶媒体。
Figure 0005459967
式中、
31およびR32は、それぞれ互いに独立に、15個までの炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を表し、該基は置換されていないか、CNまたはCFによって1置換されているか、またはハロゲンによって少なくとも1置換されており、ただし加えて、これらの基の中の1個以上のCH基は、酸素原子が互いに直接結合しないようにして、−O−、−S−、
Figure 0005459967
−C≡C−、−OC−O−または−O−CO−で置き換えられていてもよく、
Figure 0005459967
rは、0、1または2を表し、
31およびZ32は、それぞれ互いに独立に、単結合、−CHCH−、−C≡C−、−CH=CH−、−CFO−、−OCF−、−CF=CF−、−CF=CH−、−CH=CF−、−CHCF−、−CFCH−、−COO−、−OCO−、−CHO−、−OCH−、−(CH−を表す。
h)混合物全体における式IIAおよび/またはIIBの化合物の割合が、少なくとも20質量%である液晶媒体。
i)混合物全体における式IIIの化合物の割合が、少なくとも5質量%である液晶媒体。
j)式IIIa〜IIIoより選ばれる1種類以上の化合物を更に含む液晶媒体。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
式中、
alkylおよびalkylは、それぞれ互いに独立に、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基を表し、
alkoxyは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルコキシ基を表し、
alkenylおよびalkenylは、それぞれ互いに独立に、2〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基を表す。
本発明の媒体は、特に好ましくは、式IIIeの化合物を20質量%より多い量で、特には25質量%より多い量で、非常に特に好ましくは30質量%以上で含み、特には以下の式より選ばれる化合物である。
Figure 0005459967
式中、nは、3、4または5で、RはHまたはCHを表す。
本発明の媒体は、好ましくは、式IIIa、IIIb、IIIe、IIIf、IIIi、IIIj、IIIk、IIIl、IIIm、IIInおよびIIIoの少なくとも1種類の化合物を含む。
式IIIeおよびIIIfの特に好ましい化合物を以下に示す。
Figure 0005459967
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式IIIの化合物において、R31およびR32は、それぞれ互いに独立に好ましくは、それぞれ6個までの炭素原子を有する直鎖状のアルキル、アルコキシまたはアルケニル基を表す。Z31およびZ32は好ましくは互いに独立に単結合を表し、更には−COO−または−CHO−を表す。環A31、A32、A33は、好ましくはそれぞれ互いに独立に以下を表し、
Figure 0005459967
更には以下である。
Figure 0005459967

k)2〜20質量%の1種類以上の式Iの化合物、および
20〜80質量%の1種類以上の式IIAおよび/またはIIBの化合物
を含むか、またはそれらより成る液晶媒体。
l)以下の1種類以上の4環化合物を更に含む液晶媒体。
Figure 0005459967
式中、
およびRは、それぞれ互いに独立に、上記のR11で示される意味の1つを有し、
wおよびxは、それぞれ互いに独立に、1〜6を表す。
m)以下の1種類以上の化合物を更に含む液晶媒体。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967

式中、
13〜R28は、それぞれ互いに独立に、R11で示される意味の1つを有し、
zおよびmは、それぞれ互いに独立に、1〜6を表す。
n)式B−1の1種類以上の化合物:
Figure 0005459967
を、好ましくは3質量%より多い量で、特に5質量%以上で、非常に特に好ましくは5〜25質量%で、更に含む液晶媒体。
ここで、R29はR11で示される意味を有し、mは1〜6を表す。
o)式T−1〜T−22の1種類以上の化合物を更に含む液晶媒体。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967
式中、Rは、1または2〜6個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルキルアルコキシまたはアルケニルオキシを、それぞれ表す。
Rは、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシまたはペントキシを表す。
本発明の媒体は、好ましくは、式T−1〜T−22のターフェニル類を2〜30質量%の量で、特には5〜20質量%で含む。
式T−1、T−2、T−3、T−4およびT−22の化合物が特に好ましい。これらの化合物の中で、Rは、好ましくは、それぞれ1〜5個の炭素原子を有するアルキル、更にはアルコキシを表す。
混合物のΔnの値を0.1以上とする場合、ターフェニル類が本発明の混合物中で使用される。好ましい混合物は、化合物T−1〜T−22の群より選ばれる1種類以上のターフェニル化合物類を2〜20質量%で含む。
p)式B−1〜B−3の1種類以上のビフェニル類を更に含む液晶媒体。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
式中、
alkylおよびalkylは、それぞれ互いに独立に、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基を表し、
alkenylおよびalkenylは、それぞれ互いに独立に、2〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基を表す。
混合物全体における式B−1〜B−3のビフェニル類の割合は、好ましくは少なくとも3質量%、特には5質量%以上である。
式B−1〜B−3の化合物のうち、式B−2の化合物が特に好ましい。
特に好ましいビフェニル類は、以下である。
Figure 0005459967
式中、alkylは、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表す。本発明の媒体は、特に好ましくは、式B−1aおよび/またはB−2cの1種類以上の化合物を含む。
q)式Z−1〜Z−16の少なくとも1種類の化合物を含む液晶媒体。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967

式中、alkylおよびpは上で示される意味を有し、Rは1または2〜7個の炭素原子をそれぞれ有する直鎖状のアルキル、アルコキシまたはアルケニル基を表す。
r)式O−1〜O−12の少なくとも1種類の化合物を含む液晶媒体。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
式中、RおよびRはR11で示される意味を有し、RおよびRは、好ましくは、それぞれは互いに独立に、直鎖状のアルキル基、さらにアルケニル基を表す。
好ましい媒体は、式O−1、O−3、O−4および/またはO−9の1種類以上の化合物を含む。
混合物中における化合物O−1〜O−12の割合は、好ましくは5〜40質量%である。
s)本発明の好ましい液晶媒体は、例えば式N−1〜N−6の化合物のようなテトラヒドロナフチルまたはナフチル単位を含む1種類以上の物質を含む。
Figure 0005459967
式中、R1NおよびR2Nは、それぞれ互いに独立にR11で示される意味を有し、好ましくは直鎖状のアルキル基、直鎖状のアルコキシ基または直鎖状のアルケニル基を表し、およびZ、ZおよびZは、それぞれ互いに独立に、−C−、−CH=CH−、−(CH−、−(CHO−、−O(CH−、−CH=CHCHCH−、−CHCHCH=CH−、−CHO−、−OCH−、−COO−、−OCO−、−C−、−CF=CF−、−CF=CH−、−CH=CF−、−CFO−、−OCF−、−CH−または単結合を表す。
f)好ましい混合物は、式BCの1種類以上のジフルオロジベンゾクロマン化合物類および/または式CRのクロマン類を含む。
Figure 0005459967

式中、RB1、RB2、RCR1およびRCR2は、それぞれ互いに独立にR11の意味を有し、好ましくは3〜20質量%の量で、特には3〜15質量%の量で含有される。
式BCおよびCRの特に好ましい化合物は、化合物BC−1〜BC−7およびCR−1〜CR−5である。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
式中、
alkylおよびalkylは、それぞれ互いに独立に、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基を表し、
alkenylおよびalkenylは、それぞれ互いに独立に、2〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基を表す。
式BC−2の1種類、2種類または3種類の化合物を含む混合物が非常に特に好ましい。
u)以下の式の1種類以上の化合物:
Figure 0005459967
を、好ましくは3質量%より多い量で、特には5質量%以上であり、非常に特に好ましくは5〜30質量%で、更に含む液晶媒体。
ただし、R31〜32はR11で示される意味を有し、R33はCH、Cまたはn−Cを示し、qは1または2を表す。
本発明は、更に、ECB効果に基づいてアドレスするアクティブマトリックスを備える電気光学的ディスプレイに関し、上記の液晶媒体を誘電体として含有することを特徴とする。
本発明の液晶混合物は、好ましくは、少なくとも60Kのネマチック相範囲と、20℃において最大でも30mm・s−1の流動粘度ν20を有する。
本発明の液晶混合物は、約−0.5〜−7.0、特には−2.0〜−4.0のΔεを有する(ただしΔεは誘電異方性を表す)。回転粘度γは、好ましくは150mPa・sより小さく、特には130mPa・sより小さい。
液晶混合物中の複屈折率Δnは一般に0.13以下であり、好ましくは0.06および0.12の間であり、特には0.07および0.11の間である。
本発明の混合物は、例えばVAN、MVA、(S)−PVAおよびASVのような全てのVA−TFTに適する。更に、Δεが負であるIPS(n−lane witching)およびFFS(ringe ield witching)の用途に適する。
本発明のディスプレイ中のネマチック液晶混合物は一般に2種類の成分AおよびBを含んでおり、これらの成分自身は1種類以上の個々の化合物より成る。
成分Aは明瞭な負の誘電異方性を有しており、−0.5以下の誘電異方性のネマチック相を与える。成分Aは、好ましくは、式I、IIAおよび/またはIIBの化合物を含む。
成分Aの割合は好ましくは45および100%の間であり、特には60および100%の間である。
成分Aのためには、−0.8以下の値のΔεを有する1種類以上の個々の化合物を好ましくは選択する。混合物全体におけるAの割合が低いほど、Δεの値をより負としなければならない。
成分Bは明瞭なネマトゲン性を有しており、20℃において30mm・s−1以下、好ましくは25mm・s−1以下の流動粘度を有している。
成分Bの特に好ましい個々の化合物は非常に低い粘度のネマチック液晶で、20℃において18mm・s−1以下の流動粘度を有しており、好ましくは12mm・s−1以下である。成分Bは、モノトロピック性またはエナンチオトロピック性のネマチックであり、スメクチック相を有さず、そして、液晶混合物において極めて低い温度までスメクチック相の発生を防止することができる。例えば、高いネマトゲン性の各種材料を、スメクチック液晶混合物に加えた場合、これらの材料のネマトゲン性は、達成されたスメクチック相抑制の程度により比較することができる。
多数の好適な材料が、文献により当業者に知られている。式IIIの化合物が特に好ましい。
加えて、これらの液晶相も18種類より多い成分を含んでいてもよく、好ましくは18〜25種類の成分である。
その相は、好ましくは、式I、IIAおよび/またはIIB、および任意にIIIの化合物から、4〜15種類、特には5〜12種類を含む。
式I、IIAおよび/またはIIBおよびIIIの化合物に加え、他の構成成分も、例えば混合物全体の45%までの量、好ましくは35%まで、特には10%までの量で存在してよい。
他の構成成分は、好ましくは、ネマチックまたはネマトゲン性の物質より選択され、特には、アゾキシベンゼン類、ベンジリデンアニリン類、ビフェニル類、ターフェニル類、フェニルまたはシクロヘキシル安息香酸エステル類、フェニル−またはシクロヘキシルシクロヘキサンカルボン酸エステル類、フェニルシクロヘキサン類、シクロヘキシルビフェニル類、シクロヘキシルシクロヘキサン類、シクロヘキシルナフタレン類、1,4−ビスシクロヘキシルビフェニル類またはシクロヘキシルピリミジン類、フェニルまたはシクロヘキシルジオキサン類、ハロゲン化されていてもよいスチルベン類、ベンジルフェニルエーテル類、トラン類および置換された桂皮酸エステル類に分類される既知の物質である。
この型の液晶相の構成成分として適する最も重要な化合物は、式IVで特徴付けることができる。
−L−G−E−R10 IV
式中、LおよびEは、1,4−二置換ベンゼンおよびシクロヘキサン環、4,4’−二置換ビフェニル、フェニルシクロヘキサンおよびシクロへキシルシクロヘキサン構造、2,5−二置換ピリミジンおよび1,3−ジオキサン環、2,6−二置換ナフタレン、ジ−およびテトラヒドロナフタレン、キナゾリンおよびテトラヒドロキナゾリンから成る群より選択される炭素環構造またはヘテロ環構造である。
Gは、−CH=CH−、−N(O)=N−、−CH=CQ−、−CH=N(O)−、−C≡C−、−CH−CH−、−CO−O−、−CH−O−、−CO−S−、−CH−S−、−CH=N−、−COO−Phe−COO−、−CFO−、−CF=CF−、−OCF−、−OCH−、−(CH−、−(CHO−またはC−C単結合であり、Qはハロゲン、好ましくは塩素、または−CNを表し、そしてRおよびR10は、それぞれ18個までの、好ましくは8個までの炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルカノイルオキシまたはアルコキシカルボニルオキシであり、または代わりに、これらの基の1つは、CN、NC、NO、NCS、SF、CF、OCF、F、ClまたはBrを表す。
これらの化合物の殆どにおいて、RおよびR10は互いに異なっており、これらの基の1つは、通常、無置換で直鎖状のアルキルまたはアルコキシ基である。提案された置換基の他の変種もまた一般的である。このような物質またはそれらの混合物もまた、商業的に入手できる。全てのこれらの物質は、文献から知られる方法により調製することができる。
本発明の液晶混合物は、式Iの化合物の1種類以上を更なるメソゲン性化合物の1種類以上と混合して調製される。
当業者には言うまでもなく、本発明のVA、IPS、FFSまたはPALC混合物は、例えばH、N、O、ClおよびFが対応する同位体で置き換えられた化合物も含むことができる。
例えば米国特許第6,861,107号明細書中で記載されるようないわゆる反応性メソゲン(RM)である重合性化合物を更に本発明の混合物に加えることができ、好ましくは混合物の0.1〜5質量%、特に好ましくは0.2〜2質量%の濃度である。この型の混合物は所謂ポリマー安定化VAモード用に使用でき、このモードでは反応性メソゲンの重合が液晶混合物中で進行するよう意図されている。このための前提条件は、液晶混合物自身が例えばアルケニル側鎖を含む化合物のような重合性成分を一切含んでいないことである。
本発明の液晶ディスプレイの構造は、例えばEP−A 0 240 379に記載されているような通常の構成に対応する。
以下の例は、制限することなく、本発明を説明するものである。上および下において、パーセンテージのデータは質量パーセントである。温度はすべて摂氏で示される。
式Iの化合物に加え、本発明の混合物は、好ましくは以下に示す1種類以上の化合物を含む。
以下の略称を使用する(nおよびmは1〜6で、zは1〜6である)。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967
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Figure 0005459967
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Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967


本発明で使用できる液晶媒体は、それ自体従来の方法で調製される。一般に、より少ない量で使用される成分の所望の量を、主要な組成を構成する成分中で、好ましくは加温して溶解する。例えば、アセトン、クロロホルムまたはメタノール等の有機溶媒中で成分溶液を混合し、完全に混合後、例えば蒸留によって溶媒を再び除去することも可能である。
適切な添加剤を利用することで、本発明の液晶相を、例えばECB、VAN、IPS、GHまたはASM−VA LCD等のこれまで開示された任意の型のディスプレイ中において使用できるように改変できる。
誘電体は、例えばUV吸収剤、抗酸化剤、ナノ微粒子およびフリーラジカル補足剤のような当業者に既知で文献に記載されている更なる添加剤を含むこともできる。例えば、0〜15%の多色性色素、安定化剤またはキラルドーパントを加えることができる。
例えば、0〜15%の多色性色素、さらに導電性塩、好ましくは4−ヘキソキシ安息香酸エチルジメチルドデシルアンモニウム、テトラフェニルホウ酸テトラブチルアンモニウムまたはクラウンエーテル類の錯塩(例えば、Hallerら、Mol.Cryst.Liq.Cryst.第24巻、第249〜258頁(1973年)参照)を、導電性を改良するために添加することができ、誘電異方性、粘度および/またはネマチック相の配向を改変するために物質を加えることもできる。この型の物質は、例えばDE−A 22 09 127、22 40 864、23 21 632、23 38 281、24 50 088、26 37 430および28 53 728に記載されている。
表Aに、本発明による混合物に添加できる使用可能なドーパントを示す。混合物が1種類以上のドーパントを含む場合、0.01〜4質量%の量、好ましくは0.1〜1.0%の量で使用する。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967

例えば本発明の混合物に、好ましくは0.01〜6質量%の量、特には0.1〜3質量%の量で添加することができる安定剤を表Bに示す。
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967
Figure 0005459967
以下の例は、制限することなく、本発明を説明するものである。上および下において、
は20℃における容量閾電圧(V)を表し、
Δnは20℃および589nmで測定される光学異方性を表し、
Δεは20℃および1kHzでの誘電異方性を表し、
cl.p.は透明点(℃)を表し、
γは20℃で測定される回転粘度(mPa・s)を表し、
LTSは試験セル中で決定される低温安定性(ネマチック相)を表す。
閾電圧の測定用に使用されるディスプレイは20μmの間隔で離れている2枚の平行な外板と、その外板の内側上に、液晶のホメオトロピック配向をもたらすSE−1211(日産化学製)の配向層がオーバーレイされた電極層とを有している。
物理的特性は「メルク液晶、液晶の物理的特性」1997年11月、ドイツ国メルク社に記載されているように決定し、他に特に示さない限り温度は20℃である。
ここで適用される全てのパーセンテージは、他に特に示さない限り質量パーセントである。ここで適用される全ての濃度は、他に特に示さない限り対応する混合物または混合物成分に基づくものである。
<混合物例>
<例1>
Figure 0005459967

<例2>
Figure 0005459967
<例3>
Figure 0005459967

Claims (15)

  1. 式Iの化合物の少なくとも1種類含む、極性化合物類の混合物に基づく液晶媒体。
    Figure 0005459967
    (式中、
    11およびR12は、それぞれ互いに独立に、15個までの炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を表し、該基は置換されていないか、CNまたはCFによって1置換されているか、またはハロゲンによって少なくとも1置換されており、ただし加えて、これらの基の中の1個以上のCH基は、酸素原子が互いに直接結合しないようにして、−O−、−S−、
    Figure 0005459967
    −C≡C−、−CFO−、−OC−O−または−O−CO−で置き換えられていてもよく、
    Figure 0005459967
    Figure 0005459967
    aおよびbは、それぞれ互いに独立に、0または1を表し、ただしa+bは1以上である。)
  2. 式IIAおよび/またはIIBの化合物の1種類以上を更に含む請求項1記載の液晶媒体。
    Figure 0005459967
    (式中、
    Figure 0005459967
    は、15個までの炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を表し、該基は置換されていないか、CNまたはCFによって1置換されているか、またはハロゲンによって少なくとも1置換されており、ただし加えて、これらの基の中の1個以上のCH基は、酸素原子が互いに直接結合しないようにして、−O−、−S−、
    Figure 0005459967
    −C≡C−、−CFO−、−OC−O−または−O−CO−で置き換えられていてもよく、
    は、単結合、−CH=CH−、−CHO−、−OCH−、−CFO−、−OCF−、−O−、−CH−または−CHCH−を表し、
    pは、1または2を表し、
    1〜4は、それぞれ互いに独立に、F、Cl、OCF、CF、CH、CHFまたはCHFを表し、および
    vは、0〜6を表す。)
  3. =L =Fである請求項2に記載の液晶媒体。
  4. =L =Fである請求項2に記載の液晶媒体。
  5. 式IIIの化合物の1種類以上を更に含む請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶媒体。
    Figure 0005459967
    (式中、
    31およびR32は、それぞれ互いに独立に、15個までの炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を表し、該基は置換されていないか、CNまたはCFによって1置換されているか、またはハロゲンによって少なくとも1置換されており、ただし加えて、これらの基の中の1個以上のCH基は、酸素原子が互いに直接結合しないようにして、−O−、−S−、
    Figure 0005459967
    −C≡C−、−OC−O−または−O−CO−で置き換えられていてもよく、
    Figure 0005459967
    rは、0、1または2を表し、
    31およびZ32は、それぞれ互いに独立に、単結合、−CHCH−、−C≡C−、−CH=CH−、−CFO−、−OCF−、−CF=CF−、−CF=CH−、−CH=CF−、−CHCF−、−CFCH−、−COO−、−OCO−、−CHO−、−OCH−、−(CH−を表す。)
  6. 式Iの化合物の1種類、2種類、3種類または4種類以上を含む請求項1〜のいずれか1項に記載の液晶媒体。
  7. 混合物全体における式Iの化合物の割合は、少なくとも2質量%である請求項1〜のいずれか1項に記載の液晶媒体。
  8. 混合物全体における式IIAおよび/またはIIBの化合物の割合は、少なくとも20質量%である請求項1〜のいずれか1項に記載の液晶媒体。
  9. 混合物全体における式IIIの化合物の割合は、少なくとも5質量%である請求項1〜のいずれか1項に記載の液晶媒体。
  10. 式I1〜I16の化合物群より選ばれる少なくとも1種類の化合物を含む請求項1〜のいずれか1項に記載の液晶媒体。
    Figure 0005459967
    Figure 0005459967
    (式中、
    alkylおよびalkylは、それぞれ互いに独立に、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基を表し、
    alkenylは、2〜6個の炭素原子を有する直鎖状のアルケニル基を表す。)
  11. 式IIAおよび/またはIIBの化合物中のL、L、LおよびLが、それぞれフッ素を表す請求項1〜10のいずれか1項に記載の液晶媒体。
  12. 2〜20質量%の1種類以上の式Iの化合物と、
    20〜80質量%の1種類以上の式IIAおよび/またはIIBの化合物と
    を含むか、それらより成る請求項1〜11のいずれか1項に記載の液晶媒体。
  13. 式Iの1種類以上の化合物を、1種類以上のメソゲン性化合物と混合することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の液晶媒体の調製方法。
  14. 電気光学的ディスプレイ中における請求項1〜12のいずれか1項に記載の液晶媒体の使用。
  15. 誘電体として請求項1〜12のいずれか1項に記載の液晶媒体を含有することを特徴とする、ECB、PALC、FFSまたはIPS効果に基づくアクティブマトリクス駆動を有する電気光学的ディスプレイ。
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