JP5458955B2 - 指紋・掌紋照合処理装置、そのデータ・キャッシング方式及びそのプログラム - Google Patents

指紋・掌紋照合処理装置、そのデータ・キャッシング方式及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、並列に複数の照合プログラムによる照合処理が可能なマルチ・プログラム対応の指紋・掌紋照合処理装置、そのデータ・キャッシング方式及びそのプログラムに関する。
予め、従来照合処理システムにおける異なる複数の照合プログラム(個々に異なる照合アルゴリズムによる照合処理を行う)による並列照合処理を行うマルチ・プログラム照合方式では、照合処理装置制御部が照合処理装置に搭載された複数の照合プログラムへのデータ転送を行うために転送されたサーチ・バイナリ・データを共有メモリバッファに格納する役割を担うマスタ照合プログラムを決定する。
マスタ照合プログラムに決められた照合プログラムは、上位処理装置からのサーチ・バイナリ・データ転送指示コマンド受信時に照合処理装置内の共有メモリバッファに転送されたサーチ・バイナリ・データを保存・管理する必要があり、マスタ以外の照合プログラムにはサーチ・バイナリ・データ転送指示コマンド受信時は発行されず、照合処理指示コマンド時に共有メモリバッファ領域からサーチ・バイナリ・データを逐次ロードし、照合処理を行う必要があった。
このような従来のマルチ・プログラム照合方式において、照合処理装置内の各照合プログラムは、照合処理指示コマンド(上位処理装置からの特定のサーチ・バイナリ・データとファイル・バイナリ・データとの照合指示)受信時に、共有メモリバッファ領域に保存されているサーチ・バイナリ・データをロードし、圧縮されているサーチ・バイナリ・データのデータ解凍及び照合アルゴリズムが取り扱う事が可能な特徴点データ形式に変換するためのデコード処理を行っていた。
同時に、サーチ・バイナリ・データと照合されるファイル・バイナリ・データに関しても、照合処理指示コマンド受信の都度、同じく圧縮されたファイル・バイナリ・データのデータ解凍及び照合アルゴリズムが取り扱う事が可能な特徴点データ形式に変換するためのデコード処理を行い、サーチ・デコード・データとファイル・デコード・データとを使用して照合処理を行っていた。
そのため、各照合プログラムは、上位処理装置からの照合処理指示コマンド受信時に各照合プログラムにおいて、指定のサーチ・バイナリ・データを毎回共有メモリバッファ領域からロードして、照合時に圧縮されたバイナリ・データの解凍、及びバイナリ・データを特徴点データ形式データへデコード処理する必要があった。このデータの解凍処理とバイナリ・データの特徴点データ形式への変換処理(デコード処理)に要する時間は大きく、1照合にかかる照合時間の大きな比重を占めていた。
従って、既に照合処理装置で照合処理が行われたサーチ・バイナリ・データ又はファイル・バイナリ・データが、その後の照合処理でも使用される場合にも、再度、圧縮されているデータの解凍、及びバイナリ・データの特徴点形式データへのデコード処理を行う必要があったため、データの解凍とデコード処理に要する処理時間のオーバー・ヘッドが生じていた。
特にマルチ・プログラム照合方式では、照合プログラム毎に取り扱う事が可能な特徴点データ形式のデコード・データ・フォーマットが異なり、それぞれの照合プログラムにおいて、自照合プログラムに対応するサーチ・データ、又は自照合プログラムに対応しないサーチ・データを共有メモリバッファに登録可能とすることを前提としているため、各照合プログラムは、サーチ・バイナリ・データ転送時に自アルゴリズムが取り扱う事が可能な特徴点データ形式にデコード化せず、上位処理装置からの照合処理指示コマンド時にその都度、バイナリ・データの解凍と、デコード処理とが必要で、照合処理装置内の照合処理時間において、このバイナリ・データのデータの解凍処理とデコード処理に要する時間は、照合処理時間全体の大きなウエイトを占めていた。
また、ファイル・バイナリ・データは、サーチ・バイナリ・データに比べてデータ量が非常に多く、バイナリ・データのデータの解凍処理とデコード処理に要する時間は極めて大きく、1照合処理の処理時間に占める処理時間の比重が非常に高かった。
更に、サーチ・データとファイル・データとのn対1照合を行うために共有メモリバッファ領域へ予めサーチ・データを複数個照合処理装置に転送可能で上位装置からの照合処理指示で転送済みの複数個のサーチ・データと照合指示時に転送されるファイル・データとの照合(マルチS照合と呼ぶ機能で上位処理装置見えの照合処理性能を上げる機能)が可能であるが、上記のように、共有メモリバッファ内のサーチ・データとの照合を行う度にバイナリ・データの解凍と、デコード処理とが必要であるため、マルチS照合による照合性能改善効果が劣化していた。
そのため、特許文献1には、構造記述データが保持されているか否かを調べ、保持されていない場合には、構造記述データに対応する圧縮データが保持されているかどうかを調べ圧縮データが保持されている場合には、その圧縮データを復元し、復元された構造記述データと圧縮データとの関連付けを管理表に登録し、圧縮データが保持されていない場合には、サーバに当該データを要求する発明が開示されている。
特開平10−222699号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている発明は、圧縮データの復元に要する処理時間のオーバー・ヘッドが生じているという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、照合処理時間を短縮し、指紋・掌紋照合処理装置における照合処理性能を向上し得る指紋・掌紋照合処理装置、そのデータ・キャッシング方式及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上述の問題を解決するため、本発明に係る指紋・掌紋照合処理装置は、上位処理装置に接続されるインタフェース部と、該上位処理装置からの照合命令並びにサーチ・バイナリ・データ及びこれと照合されるファイル・バイナリ・データの転送を受付け、複数の照合プログラムPnに該データの受け渡しを行う照合処理装置制御部を有し、前記複数の照合プログラムによる照合処理が可能なマルチ・プログラム対応の指紋・掌紋照合処理装置であって、前記上位処理装置から転送された前記照合命令並びに前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを格納する共有メモリバッファ領域を含む照合処理装置メモリ領域と、前記照合プログラムに基づいて動作し、前記共有メモリバッファ領域を管理するキャッシュ領域管理モジュールと、を備え、前記共有メモリバッファ領域は、前記照合命令及び前記サーチ・バイナリ・データを格納するバイナリ・データ格納領域と、前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを前記複数の照合プログラムが照合可能な特徴点データ形式へデコード化されたデータを登録するキャッシュ・データ格納領域と、を有し、前記キャッシュ領域管理モジュールは、前記照合プログラムから問い合わせのあったデコード化されたデータが前記キャッシュ・データ格納領域に存在する場合に、自身が備えるアクセス・カウント情報を更新し、かつ一定時間内にアクセス頻度の多い順に前記キャッシュ・データ格納領域内のデータの並び替えを行うことを特徴とする。
上述の問題を解決するため、本発明に係る指紋・掌紋照合処理装置のデータ・キャッシング方式は、上位処理装置に接続されるインタフェース部と、該上位処理装置からの照合命令並びにサーチ・バイナリ・データ及びこれと照合されるファイル・バイナリ・データの転送を受付け、複数の照合プログラムPnに該データの受け渡しを行う照合処理装置制御部を有し、前記複数の照合プログラムによる照合処理が可能なマルチ・プログラム対応の指紋・掌紋照合処理装置のデータ・キャッシング方式であって、前記上位処理装置から転送された前記照合命令並びに前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを共有メモリバッファ領域に格納する手順と、前記照合プログラムに基づいてキャッシュ領域管理モジュールが前記共有メモリバッファ領域を管理する手順と、前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを前記複数の照合プログラムが照合可能な特徴点データ形式へデコード化し、該デコード化されたデータを登録する手順と、前記キャッシュ領域管理モジュールは、前記照合プログラムから問い合わせのあったデコード化されたデータが登録済みの場合に、自身が備えるアクセス・カウント情報を更新し、かつ一定時間内にアクセス頻度の多い順に前記登録済みのデコード化されたデータの並び替えを行う手順と、を備えることを特徴とする。
上述の問題を解決するため、本発明に係る指紋・掌紋照合処理装置のデータ・キャッシングのプログラムは、上位処理装置に接続されるインタフェース部と、該上位処理装置からの照合命令並びにサーチ・バイナリ・データ及びこれと照合されるファイル・バイナリ・データの転送を受付け、複数の照合プログラムPnに該データの受け渡しを行う照合処理装置制御部を有し、前記複数の照合プログラムによる照合処理が可能なマルチ・プログラム対応の指紋・掌紋照合処理装置のデータ・キャッシングのプログラムであって、前記上位処理装置から転送された前記照合命令並びに前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを共有メモリバッファ領域に格納する処理と、前記照合プログラムに基づいてキャッシュ領域管理モジュールが前記共有メモリバッファ領域を管理する処理と、前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを前記複数の照合プログラムが照合可能な特徴点データ形式へデコード化し、該デコード化されたデータを登録する処理と、前記キャッシュ領域管理モジュールは、前記照合プログラムから問い合わせのあったデコード化されたデータが登録済みの場合に、自身が備えるアクセス・カウント情報を更新し、かつ一定時間内にアクセス頻度の多い順に前記登録済みのデコード化されたデータの並び替えを行う処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
以上、説明したように、本発明によれば、照合処理時間を短縮し、指紋・掌紋照合処理装置における照合処理性能を向上し得る指紋・掌紋照合処理装置、そのデータ・キャッシング方式及びそのプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る指紋・掌紋照合処理システムの構成図である。 本発明の実施の形態に係る指紋・掌紋照合処理システムの共有メモリバッファ領域の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る指紋・掌紋照合処理システムのキャッシュ領域管理モジュールの構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。ここで、図1は、本発明の実施の形態に係る指紋・掌紋照合処理システムSM1の構成図である。
図1を参照すると、指紋・掌紋照合処理装置M1は、インタフェース部I1を介して上位処理装置(SMS)MS1と接続されている。
指紋・掌紋照合処理装置M1には、照合処理装置制御部MC1と照合プログラムP1・・・Pnのファームウエアが搭載されており、照合処理装置制御部MC1は、上位処理装置(SMS)MS1からの照合命令及びデータ転送を受付、各照合プログラムPnにデータの受け渡しを行う機能を有している。また、照合処理装置制御部MC1は、各照合プログラムPnの照合結果を上位処理装置(SMS)MS1に返す機能も有している。
更に、各種データを格納する照合処理装置メモリ領域PM1があり、この照合処理装置メモリ領域PM1中に、上位処理装置から転送された照合命令を含むサーチ・データ転送コマンド並びにサーチ・バイナリ・データ及びファイル・バイナリ・データを格納する共有メモリバッファ領域SD1が備わっている。
この共有メモリバッファ領域SD1は、照合プログラムPnに基づいて動作するキャッシュ領域管理モジュールCM1によって管理される。
また、図2は、本発明の実施の形態に係る共有メモリバッファ領域SD1の構成を示す図である。
図2を参照すると、共有メモリバッファ領域SD1は、上位処理装置(SMS)MS1から送られてきたサーチ・データ転送コマンド及びサーチ・バイナリ・データの受信時に、キャッシュ領域管理モジュールCM1を介して、これらサーチ・データ転送コマンド及びサーチ・バイナリ・データを格納するバイナリ・データ格納領域BD1と、サーチ・バイナリ・データ及びファイル・バイナリ・データから各照合プログラムが照合可能な特徴点データ形式へデコード化されたデコード・データを登録するキャッシュ・リストを格納するキャッシュ・データ格納領域CD1とを備える。
更に、キャッシュ・データ格納領域CD1は、サーチ・バイナリ・データのデコード・データを登録するサーチ・キャッシュ・リストCS1と、ファイル・バイナリ・データのデコード・データを登録するファイル・キャッシュ・リストCF1と、を有する。
ここで、図1に記載の照合プログラムPnは、上位処理装置(SMS)MS1から送られてきたサーチ・データ転送コマンドとサーチ・バイナリ・データとの受信時にキャッシュ領域管理モジュールCM1を介して共有メモリバッファ領域SD1のバイナリ・データ格納領域BD1に照合データ転送コマンドと照合データとを格納する機能を有している。
但し、この処理は、複数の照合プログラムの内のマスタ照合プログラムが行うものとし、マスタ照合プログラムは、照合処理装置制御部MC1がコンフィギュレーション設定に従って決めるものとする。
各照合プログラムPnは、上位処理装置(SMS)MS1から送られてきたファイル・データ転送コマンド(各照合プログラムPnが、上位処理装置(SMS)MS1から転送されたファイル・データとどのサーチ・データとの照合を行うかを示す照合命令を含む)とファイル・バイナリ・データ受信時にキャッシュ領域管理モジュールCM1を介して共有メモリバッファ領域SD1のキャッシュ・データ格納領域CD1に該当するサーチ・バイナリ・データのデータ解凍及び照合プログラムが取り扱うような特徴点データ形式へデコードされたサーチ・デコード・データがサーチ・キャッシュ・リストCS1にあるか否かの問い合わせを行い、対応するデコード・データがあればサーチ・キャッシュ・リストCS1からサーチ・デコード・データとファイル・デコード・データとをロードし、両方のデータを照合する機能を有している。
また、図3は、キャッシュ領域管理モジュールCM1の構成を示す図である。
この図3によると、共有メモリバッファデータ管理部CM10は、サーチ・バイナリ・データを共有メモリバッファ領域SD1のバイナリ・データ格納領域BD1に格納する機能と既にバイナリ・データ格納領域BD1に同一キーのバイナリ・データがあるか否かをチェックし、あれば上書きをせず、同一バイナリ・データが存在しない場合、共有メモリバッファデータ管理部CM10は、バイナリ・データをバイナリ・データ格納領域BD1に登録する機能とを有している。
サーチ・バイナリ・データ及びファイル・バイナリ・データには、データを識別するための一意の識別キーが含まれているものとする。
データアクセス統計情報管理部CM20は、サーチ・キャッシュ・リストCS1とファイル・キャッシュ・リストCF1とに各照合プログラムPnから問い合わせのあったバイナリ・データに対応するデコード・データがキャッシュ・データ・リストに存在する場合に、キャッシュ領域管理モジュールCM1が格納しているアクセス・カウント情報を更新し、データ並び替え部CM30を介して一定時間内にアクセス頻度の多い順にサーチ・キャッシュ・リストCS1内及びファイル・キャッシュ・リストCF1内のデータの再配置(並び替えを行う)を行う機能を有している。
データ並び替え部CM30は、一定時間内にアクセス頻度の多い順にサーチ・キャッシュ・リストCS1内及びファイル・キャッシュ・リストCF1内のデータの再配置(並び替えを行う)を行う機能を有している。これによって、アクセス頻度の高い程、キャッシュ・リストに登録されたデコード・データの検索に要する検索時間のオーバー・ヘッドを軽減させる。
キャッシュ・リスト登録部CM40は、照合プログラムPnが、デコード処理したサーチ・デコード・データをサーチ・キャッシュ・リストCS1に登録する機能を有している。また、キャッシュ・リスト登録部CM40は、照合プログラムPnが、デコード処理したファイル・デコード・データをファイル・キャッシュ・リストCF1に登録する機能を有している。
更に、キャッシュ・リスト登録部CM40は、規定のメモリ領域内でキャッシュ・データを登録管理し、空き領域が不足する状態が生じた際に、アクセス頻度が少ないデータを削除して、キャッシュ・リストに新規のデコード・データを登録する機能を有している。ここで、キャッシュ・データ格納領域CD1の領域サイズ、サーチ・キャッシュ・リストCS1とファイル・キャッシュ・リストCF1とのリストサイズは、コンフィギュレーションで変更可能とする機能を有している。
キャッシュ・リスト管理部CM50は、照合プログラムPnからのバイナリ・データからデコード処理されたデコード・データがサーチ・キャッシュ・リストCS1又はファイル・キャッシュ・リストCF1に登録済みか否かの問い合わせに際して、サーチ・キャッシュ・リストCS1内又はファイル・キャッシュ・リストCF1内に該当するバイナリ・データのデコード化されたデータが既に存在していればリスト内のデータ・アドレスを返却する機能を有している。
[実施の形態の動作]
以下、図1及び図2に基づいて、本実施の形態に係る指紋・掌紋照合処理システムの指紋照合時の動作の流れを示す。
1.上位処理装置(SMS)MS1は、インタフェースI1を介して指紋・掌紋照合処理装置 M1にサーチ・バイナリ・データ転送コマンドとサーチ・バイナリ・データ(データ・ベース内のファイル・バイナリ・データと照合を行う、入力装置から得られる探索指紋/掌紋データ)の転送を行う。
2.インタフェースI1を介してサーチ・バイナリ・データを受信した指紋・掌紋照合処理装置M1内の照合処理装置制御部MC1は、受信したサーチ・バイナリ・データを指紋・掌紋照合処理装置M1内の照合プログラムPnに渡す。
3.照合プログラムPnは、共有メモリバッファデータ管理部CM10を介して、サーチ・バイナリ・データを共有メモリバッファ領域SD1のバイナリ・データ格納領域BD1に格納する。この時、既にバイナリ・データ格納領域BD1に同一キーのバイナリ・データがあるか否かをチェックし、あれば上書きをせず、同一バイナリ・データが存在しない場合、共有メモリバッファデータ管理部CM10は、バイナリ・データをバイナリ・データ格納領域BD1に登録する。
4.上位処理装置(SMS)MS1は、インタフェースI1を介して指紋・掌紋照合処理装置 M1にファイル・バイナリ・データ転送コマンドとファイル・バイナリ・データ(データ・ベースに登録されている指紋または掌紋のバイナリ・データ)の転送を行う。
5.インタフェースI1を介してサーチ・バイナリ・データを受信した指紋・掌紋照合処理装置M1内の照合処理装置制御部MC1は、受信したファイル・バイナリ・データを指紋・掌紋照合処理装置M1内の照合プログラムPnに渡す。
6.照合プログラムPnは、上位処理装置(SMS)MS1から送られてきたファイル・バイナリ・データ転送コマンドに含まれるファイル・バイナリ・データとどのサーチ・バイナリ・データとの照合を行うかの照合処理指示コマンドをチェックする。
7.照合プログラムPnは、キャッシュ領域管理モジュールCM1内のキャッシュ・リスト管理部CM50を介して共有メモリバッファ領域SD1のキャッシュ・データ格納領域CD1に、該当するサーチ・バイナリ・データのデータ解凍及び照合プログラムが取り扱うようなデータ形式へデコードされたサーチ・デコード・データがサーチ・キャッシュ・リストCS1にあるか否かの問い合わせを行う。
8.照合プログラムPnは、キャッシュ・リスト管理部CM50からサーチ・キャッシュ・リストCS1に該当するバイナリ・データのデコード化されたデータが既に存在していればサーチ・キャッシュ・リストCS1内のデータ・アドレスを受け取り、ステップ11の処理に遷移する。そうでない場合は、照合プログラムPnは、登録なしを受け取り、以下の処理に遷移する。
9.照合プログラムPnは、サーチ・バイナリ・データに対応するサーチ・デコード・データがキャッシュ・リスト管理部CM50に登録済みでない場合、照合プログラムPnは、共有メモリバッファデータ管理部CM10を介して、サーチ・バイナリ・データを共有メモリバッファ領域SD1のバイナリ・データ格納領域BD1から読み出す。
10.照合プログラムPnは、サーチ・バイナリ・データのデータ解凍処理と照合アルゴリズムが内部的に取り扱う事が可能な特徴点データ形式のデコード・データに変換し、キャッシュ・リスト登録部CM40を介して、デコード処理したサーチ・デコード・データをサーチ・キャッシュ・リストCS1に登録する。
11.データアクセス統計情報管理部CM20は、サーチ・キャッシュ・リストCS1に各照合プログラムPnから問い合わせのあったバイナリ・データに対応するデコード・データがサーチ・キャッシュ・リストCS1内に存在する場合に、アクセス・カウント情報を更新し、データ並び替え部CM30を介して一定時間内にアクセス頻度の多い順にサーチ・キャッシュ・リストCS1内のデータの再配置(並び替えを行う)を行う。
12.照合プログラムPnは、キャッシュ領域管理モジュールCM1内のキャッシュ・リスト管理部CM50を介して転送されたファイル・バイナリ・データに対応するファイル・キャッシュ・データがファイル・キャッシュ・リストCF1にあるか否かの問い合わせを行う。
13.照合プログラムPnは、ファイル・キャッシュ・リストCF1に該当するバイナリ・データのデコード化されたデータが既に存在していればキャッシュ・リスト管理部CM50からファイル・キャッシュ・リストCF1内のデータ・アドレスを受け取り、ステップ15の処理に遷移する。そうでない場合は、照合プログラムPnは、登録なしを受け取り、以下の処理に遷移する。
14.照合プログラムPnは、ファイル・バイナリ・データに対応するファイル・デコード・データがキャッシュ・リスト管理部CM50に登録済みでない場合、照合プログラムPnは、ファイル・バイナリ・データのデータ解凍処理と照合アルゴリズムが内部的に取り扱う事が可能な特徴点データ形式のデコード・データに変換し、キャッシュ・リスト登録部CM40を介して、デコード処理したサーチ・デコード・データをファイル・キャッシュ・リストCF1に登録する。
15.データアクセス統計情報管理部CM20は、サーチ・キャッシュ・リストCS1とファイル・キャッシュ・リストCF1とに各照合プログラムPnから問い合わせのあったバイナリ・データに対応するデコード・データがファイル・キャッシュ・リストCF1に存在する場合に、アクセス・カウント情報を更新し、データ並び替え部CM30を介して一定時間内にアクセス頻度の多い順にファイル・キャッシュ・リストCF1内のデータの再配置(並び替えを行う)を行う。
16.照合プログラムPnは、サーチ・デコード・データとファイル・デコード・データとの照合を行い、照合結果を照合処理装置制御部MC1を介して上位処理装置(SMS)MS1に返却する。
以上説明したように、本発明においては、以下に記載するような効果を奏する。
第一の効果は、従来のマルチ・プログラム照合方式では、各照合プログラムは上位処理装置からの照合処理指示コマンド受信時に指定のサーチ・バイナリ・データを毎回共有メモリバッファ領域からロードして、照合時に圧縮されたバイナリ・データの解凍、及びバイナリ・データを特徴点データ形式データへデコード処理する必要があり、指紋・掌紋照合処理システムでのサーチ・データとファイル・データとのn対n照合を考慮すると、同じデータに対する照合処理が行われる割合が非常に高くなる事が考えられる。本方式によると、同一データに対する圧縮データの解凍処理と各照合プログラムが取り扱う事が可能で特徴点データ形式へのデコード処理を省き、かつ、一度デコードされたデータをアクセス頻度の高い順に管理する事で、デコード・データの検索時間を短縮する事が可能で、1照合処理当たりに約1/3から2/3程度の処理時間を占める圧縮されたバイナリ・データの解凍処理、バイナリ・データの特徴点データ形式データへのデコード処理とを省く事が可能で、照合処理時間を短縮し、照合処理システムにおける照合処理性能(スループット)を上げる事を特徴としている。
第二の効果は、一つの照合プログラムで共有メモリバッファ領域へ転送可能なサーチ・バイナリ・データ数を大きくした状態で、n対n照合を行う場合、照合処理装置内における重複データが多く存在するケースが生じるため、さらに大幅な処理コスト削減が図かれる。
本発明の上記の実施の形態による指紋・掌紋照合処理装置は、ハードウェアによっても実現することもできるが、コンピュータをその指紋・掌紋照合処理装置として機能させるためのプログラムをコンピュータがコンピュータで読み取り可能な記録媒体から読み込んで実行することによっても実現することが出来る。
また、本発明の上記の実施の形態による指紋・掌紋照合処理装置のデータ・キャッシング方式は、ハードウェアによっても実現することもできるが、コンピュータにその方法を実行させるためのプログラムをコンピュータがコンピュータで読み取り可能な記録媒体から読み込んで実行することによっても実現することが出来る。
本発明は、処理が迅速な指紋・掌紋照合処理システムに用いることができる。
SM1 指紋・掌紋照合処理システム
MS1 上位処理装置(SMS)
I1 インタフェース部
M1 指紋・掌紋照合処理装置
MC1 照合処理装置制御部
P1〜Pn 照合プログラム
CM1 キャッシュ領域管理モジュール
PM1 照合処理装置メモリ領域
SD1 共有メモリバッファ領域
BD1 バイナリ・データ格納領域
CD1 キャッシュ・データ格納領域
CS1 サーチ・キャッシュ・リスト
CF1 ファイル・キャッシュ・リスト
CM10 共有メモリバッファデータ管理部
CM20 データアクセス統計情報管理部
CM30 データ並び替え部
CM40 キャッシュ・リスト登録部
CM50 キャッシュ・リスト管理部

Claims (4)

  1. 上位処理装置に接続されるインタフェース部と、該上位処理装置からの照合命令並びにサーチ・バイナリ・データ及びこれと照合されるファイル・バイナリ・データの転送を受付け、複数の照合プログラムPnに該データの受け渡しを行う照合処理装置制御部を有し、前記複数の照合プログラムによる照合処理が可能なマルチ・プログラム対応の指紋・掌紋照合処理装置であって、
    前記上位処理装置から転送された前記照合命令並びに前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを格納する共有メモリバッファ領域を含む照合処理装置メモリ領域と、
    前記照合プログラムに基づいて動作し、前記共有メモリバッファ領域を管理するキャッシュ領域管理モジュールと、
    を備え、
    前記共有メモリバッファ領域は、
    前記照合命令及び前記サーチ・バイナリ・データを格納するバイナリ・データ格納領域と、
    前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを前記複数の照合プログラムが照合可能な特徴点データ形式へデコード化されたデータを登録するキャッシュ・データ格納領域と、
    を有し、
    前記キャッシュ領域管理モジュールは、前記照合プログラムから問い合わせのあったデコード化されたデータが前記キャッシュ・データ格納領域に存在する場合に、自身が備えるアクセス・カウント情報を更新し、かつ一定時間内にアクセス頻度の多い順に前記キャッシュ・データ格納領域内のデータの並び替えを行うことを特徴とする指紋・掌紋照合処理装置。
  2. 前記キャッシュ・データ格納領域は、
    前記サーチ・バイナリ・データがデコード化されたデータを登録するサーチ・キャッシュ・リストと、
    前記ファイル・バイナリ・データがデコード化されたデータを登録するファイル・キャッシュ・リストと、
    を備え、
    前記キャッシュ領域管理モジュールは、前記照合プログラムから問い合わせのあったデコード化されたデータが前記サーチ・キャッシュ・リスト又は前記ファイル・キャッシュ・リストに存在する場合、自身が備えるアクセス・カウント情報を更新し、かつ一定時間内にアクセス頻度の多い順に前記サーチ・キャッシュ・リスト又は前記ファイル・キャッシュ・リスト内のデータの並び替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の指紋・掌紋照合処理装置。
  3. 上位処理装置に接続されるインタフェース部と、該上位処理装置からの照合命令並びにサーチ・バイナリ・データ及びこれと照合されるファイル・バイナリ・データの転送を受付け、複数の照合プログラムPnに該データの受け渡しを行う照合処理装置制御部を有し、前記複数の照合プログラムによる照合処理が可能なマルチ・プログラム対応の指紋・掌紋照合処理装置のデータ・キャッシング方式であって、
    前記上位処理装置から転送された前記照合命令並びに前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを共有メモリバッファ領域に格納する手順と、
    前記照合プログラムに基づいてキャッシュ領域管理モジュールが前記共有メモリバッファ領域を管理する手順と、
    前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを前記複数の照合プログラムが照合可能な特徴点データ形式へデコード化し、該デコード化されたデータを登録する手順と、
    前記キャッシュ領域管理モジュールは、前記照合プログラムから問い合わせのあったデコード化されたデータが登録済みの場合に、自身が備えるアクセス・カウント情報を更新し、かつ一定時間内にアクセス頻度の多い順に前記登録済みのデコード化されたデータの並び替えを行う手順と、
    を備えることを特徴とする指紋・掌紋照合処理装置のデータ・キャッシング方式。
  4. 上位処理装置に接続されるインタフェース部と、該上位処理装置からの照合命令並びにサーチ・バイナリ・データ及びこれと照合されるファイル・バイナリ・データの転送を受付け、複数の照合プログラムPnに該データの受け渡しを行う照合処理装置制御部を有し、前記複数の照合プログラムによる照合処理が可能なマルチ・プログラム対応の指紋・掌紋照合処理装置のデータ・キャッシングのプログラムであって、
    前記上位処理装置から転送された前記照合命令並びに前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを共有メモリバッファ領域に格納する処理と、
    前記照合プログラムに基づいてキャッシュ領域管理モジュールが前記共有メモリバッファ領域を管理する処理と、
    前記サーチ・バイナリ・データ及び前記ファイル・バイナリ・データを前記複数の照合プログラムが照合可能な特徴点データ形式へデコード化し、該デコード化されたデータを登録する処理と、
    前記キャッシュ領域管理モジュールは、前記照合プログラムから問い合わせのあったデコード化されたデータが登録済みの場合に、自身が備えるアクセス・カウント情報を更新し、かつ一定時間内にアクセス頻度の多い順に前記登録済みのデコード化されたデータの並び替えを行う処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする指紋・掌紋照合処理装置のデータ・キャッシングのプログラム。
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