JP5457915B2 - エンハンサーおよび/またはプロモーターのスクリーニング方法、並びにそこにおいて使用されるベクター、ベクターライブラリーおよびアッセイキット - Google Patents
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Description
(A)宿主細胞に対して、
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と、を含み、増幅可能なベクターを導入する工程と、
(B)前記(a)の断片のエンハンサーおよび/またはプロモーター活性に依存して、前記ベクターが前記宿主細胞内で増幅される条件で前記宿主細胞を培養する工程と、
(C)増幅された前記ベクターを前記宿主細胞から抽出する工程と、
(D)抽出された前記ベクターから(a)の断片を得る工程と、
を含むエンハンサーおよび/またはプロモーターのスクリーニング方法
が提供される。
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に自己複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と、
を含むベクター
が提供される。
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に自己複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と、
を含み、前記ライブラリーにおいて複数のベクターに分かれて存在する前記(a)の断片の配列に、1つの対象生物のゲノムの全長の配列、または少なくとも1つ以上のプロモーターまたはエンハンサー配列を含むゲノムの部分配列が分配されて含まれるベクターライブラリー
が提供される。
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に自己複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と
を含むベクター、
前記宿主細胞から当該ベクターを抽出する試薬、および
前記(a)のDNA配列を増幅するための増幅用プライマーセット
を具備するアッセイキット
が提供される。
(A)宿主細胞に対して、
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と、を含み、増幅可能なベクターを導入する工程と、
(B)前記(a)の断片のエンハンサーおよび/またはプロモーター活性に依存して、前記ベクターが前記宿主細胞内で増幅される条件で前記宿主細胞を培養する工程と、
(C)増幅された前記ベクターを前記宿主細胞から抽出する工程と、
(D)抽出された前記ベクターから(a)の断片を得る工程と、
を含む。
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に自己複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と、
を含むベクターである。
エンハンサーおよび/またはプロモータースクリーニング用ベクターは、複製開始蛋白質をコードする遺伝子、及び該蛋白質が認識する複製開始配列を有する。複製開始蛋白質は、スクリーニングに使用する宿主細胞において、DNAの複製開始に機能しうる蛋白質であればよい。例えば、宿主細胞に感染して増幅するウイルスに由来する蛋白質でも、宿主細胞と同じ動物種の蛋白質でもよい。或いは異なる動物種に由来する蛋白質でもよい。
上記A)に記載のエンハンサーおよび/またはプロモータースクリーニングのためのベクターに、判定されるべきDNA断片としてスクリーニング対象の生物ゲノムをランダムに断片化したゲノム断片を組み込んでもよい。このような組込んだゲノムライブラリーを使用すれば、ゲノム上に存在するエンハンサーおよび/またはプロモーター機能を有する配列をスクリーニングすることが可能である。
上記のB)で調製したゲノムライブラリーを使用して、ゲノム上のプロモーターおよび/またはエンハンサーとして機能する配列をスクリーニングする。
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に自己複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と、
を含み、前記ライブラリーにおいて複数のベクターに分かれて存在する前記(a)の断片の配列に、1つの対象生物のゲノムの全長の配列、または少なくとも1つ以上のプロモーターまたはエンハンサー配列を含むゲノムの部分配列が分配されて含まれるベクターライブラリーであってよい。
上述の方法において使用されるキットが提供されてもよい。そのようなキットは、
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に自己複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と
を含むベクター、
前記宿主細胞から当該ベクターを抽出する試薬、および
前記(a)のDNA配列を増幅するための増幅用プライマーセット
を具備するアッセイキットであってよい。
1) ベクターの作製
プロモータースクリーニング用のベクターであるpLT、及びpUpA-LTを作製した(図3)。pcDNA4/V5-HisB (Invitrogen)をNruI/NheIで消化してcytomegarovirus(CMV)のenhancer/ promoter領域を切り出し、T4 DNA polymeraseで切断部位を平滑化した後、T4 DNA ligaseで連結してpcDNA4(w/o)CMVを作製した。次に、pcDNA4(w/o)CMVをPmaCIで消化後、T4 DNA ligaseによるself-ligationにより、Zeocin耐性遺伝子を取除いたベクター:pcDNA4(w/o)CMV(w/o)Zeoを作製した。このベクターをKpnI/EcoRI で消化したpcDNA4(w/o)CMV(w/o)Zeoと、KpnI/EcoRIによる消化でpUCmCMV-LTから切出したLT遺伝子(配列番号1)とをT4 DNA ligaseで連結してpLTを作製した。pUCmCMV-LT は、pUC19に人工的に合成したCMVの最小プロモーター配列(minimal CMV promoter、配列番号2)と、配列番号5と6を用いたPCRで増幅したLT遺伝子からなる発現カセットを組込んだベクターである。pUpA-LTは、このpLTをNheIで消化し、同じくNheIで消化したUpstream poly(A)配列とT4 DNA ligaseで連結して作製した。ここで、Upstream poly(A)配列には、配列番号7と8に記載のプライマーセットによるPCRで増幅したSV40ポリA付加シグナル配列(配列番号3)を使用した。
トランスフェクションは、リポフェクタミン2000 (Invitrogen) を用いたカチオン脂質法でおこなった。ヒト肝癌細胞株:Huh-7細胞(HS研究資源バンク)を、37℃ 5% CO2雰囲気下、10%非動化牛胎児血清を含むDMEM培地を用いて24 wellプレートで予め培養した(播種細胞数:2.0 x 104細胞/well)。50 μLのOpti-MEM培地 (Invitrogen) に1.0 μLのリポフェクタミン2000を加えて室温に5分間静置した。その後、0.6 μgのベクター(0.1 μg pCMVe-LT or pCMVm-LT or pLT or pUpA-CMVm-LT or pUpA-CMVw-LT or pcDNA4/V5-His/LacZ、0.5 μg pTHEnLuc)を縣濁したOpti-MEM培地 50 μLと混合した。これによりリポフェクタミン/ベクター溶液を調製した。この溶液を室温に20分間に静置後、予め一晩培養しておいたHuh-7細胞培養液に加えた。
トランスフェクションから24時間後、Huh-7細胞の培養液を新鮮なものに換え、更に培養を継続した。48時間後、新鮮な培地に交換して培養を続けた。76時間後に、DNeasy kit (Qiagen) を用いて、細胞からベクターを含むDNAを抽出した。培養プレートから培地を取り除き、細胞をリン酸緩衝液(PBS)で洗浄した後、500 μL PBSを加えてセルスクレーパーでフラスコ底面から細胞を剥がした。10,000 rpm、3分間の遠心で細胞を回収した。これにPBS 200 μLとProteinase K 20 μLと200 μLのAL溶液(kit添付)を加えてボルテックスでよく混合し、56℃、10分間の処理で細胞を溶解した。細胞溶解液に99.5% エタノールを200 μL添加し、ボルテックスでよく混合した後、DNeasyカラムに溶液をアプライした。8,000 rpm、1分間の遠心で溶液中のDNAをカラムに吸着させ、500 μL AW1溶液(kit添付)、500 μL AW2溶液(kit添付)の順番でカラムを洗浄した後、200 μLのAE溶液(kit添付)でDNAを溶出した。この溶液中のベクター量を、半定量PCR、或いはリアルタイムPCRで測定した。PCRには、濃度調整用ベクター(pTHEn-Luc)を除いた全ベクター(pLT、pCMVmin-LT、pCMVen-LT、pUpA-CMVm-LT、pUpA-CMVw-LT、pcDNA4/LacZ)に共通のプライマーを使用した(配列番号9、配列番号10)。20 μLのPCR液[ベクター抽出液 1.0 μL、反応バッファー 2.0 μL、デオキシヌクレオチド混合液 1.6 μL、プライマー混合液(10 μM each) 1.0 μL、Taq polymerase 0.4 μL、滅菌水 14.0 μL]を調製した。これを用いて95℃ 30秒、56℃ 30秒、72℃ 30秒の温度サイクルでPCR反応をおこなった。反応液を0.8% アガロースゲルで電気泳動した結果を図5に示した。導入から6日後、CMV エンハンサーおよびプロモーターを組込んだpCMVe-LT(ポジティブ・コントロール・ベクター)の量と、最小プロモーターを組込んだpCMVm-LTの量に大きな差は見られなかった。一方、エンハンサーおよび最小プロモーターを組込んだpLT、pLTに上流poly(A)配列を組込んだpUpA-LT、及び最小プロモーターの上流にpoly(A)配列を組込んだpUpA-CMVm-LTの量は、ポジティブ・コントロール・ベクター:pCMVe-LTの1/10倍以下であり、ネガティブコントロールベクター:pcDNA4/LacZと変わらなかった。細胞に導入したベクター量は等量であることから、エンハンサー/プロモータースクリーニング用のベクターにエンハンサーおよびプロモーターを組込むことで、ベクターが自己複製および増幅能を獲得することが示された。これより、pUpA-CMVm-LTをエンハンサースクリーニングベクターとして、pLTとpUpA-LTをプロモータースクリーニングベクターとして使用できることが示された。
Claims (20)
- エンハンサーおよび/またはプロモーターのスクリーニング方法であって、
(A)宿主細胞に対して、
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と、を含み、増幅可能なベクターを導入する工程と、
(B)前記(a)の断片のエンハンサーおよび/またはプロモーター活性に依存して、前記ベクターが前記宿主細胞内で増幅される条件で前記宿主細胞を培養する工程と、
(C)増幅された前記ベクターを前記宿主細胞から抽出する工程と、
(D)抽出された前記ベクターから(a)の断片を得る工程と、
を含むエンハンサーおよび/またはプロモーターのスクリーニング方法。 - (E)前記(D)において得られた(a)の断片の配列についてシーケンシングする工程を更に含む請求項1に記載の方法。
- 前記(B)の培養において、前記(b)の遺伝子から転写および翻訳された蛋白質が前記(c)の遺伝子に作用することによって、エンハンサーおよび/またはプロモーター活性を有するDNA断片を有するベクターのみが選択的に増幅される請求項1または2に記載のスクリーニング方法。
- 前記エンハンサーおよび/またはプロモーターが環境特異的に活性化される請求項1〜3の何れか1項に記載のスクリーニング方法。
- 前記(a)のDNA断片と、前記(b)の遺伝子と、前記(c)の遺伝子が前記ベクターにおいて、5’から3’の方向に(a)、(b)、(c)の順番で連結されて含まれる請求項1〜4の何れ1項に記載のスクリーニング方法。
- 前記ベクターが、前記(b)の遺伝子の5’上流に更に、前記(b)の遺伝子の非誘導時の転写を抑制するための転写終結配列を含む請求項5に記載のスクリーニング方法。
- 前記転写終結配列がポリA配列である請求項6に記載のスクリーニング方法。
- 前記(b)の遺伝子がシミアン・ウイルス40のラージT抗原遺伝子またはエプスタイン・バー・ウイルスのEBNA1遺伝子であり、前記(c)の複製開始配列がシミアン・ウイルス40またはエプスタイン・バー・ウイルスの複製開始配列であり、前記宿主細胞が霊長類由来の細胞である請求項1〜7の何れか1項に記載のスクリーニング方法。
- 前記(b)の遺伝子がシミアン・ウイルス40のラージT抗原遺伝子であり、且つ前記(c)の複製開始配列がシミアン・ウイルス40である、または前記(b)の遺伝子がエプスタイン・バー・ウイルスのEBNA1遺伝子であり、且つ前記(c)の複製開始配列がエプスタイン・バー・ウイルスの複製開始配列である請求項8に記載のスクリーニング方法。
- 前記宿主細胞がヒトまたはサル由来の細胞である請求項8または9に記載の方法。
- 前記(b)の遺伝子がマウス・ポリオーマ・ウイルスのラージT抗原遺伝子であり、前記(c)の複製開始配列がマウス・ポリオーマ・ウイルスの複製開始配列であり、宿主細胞がげっ歯類由来の細胞である請求項1〜7の何れか1項に記載のスクリーニング方法。
- 前記(a)のDNA配列が100塩基長〜5000塩基長のランダムな塩基配列を含む請求項1〜11の何れか1項に記載のスクリーニング方法。
- 前記(a)のDNA配列が100塩基長〜5000塩基長の連続したゲノム配列の一部の配列からなる請求項1〜11の何れか1項に記載のスクリーニング方法。
- 前記エンハンサーおよび/またはプロモータの活性の出現が化学物質の存在に依存することを特徴とする請求項4〜13の何れか1項に記載のスクリーニング方法。
- 請求項1〜14の何れか1項に記載の方法において使用するためのベクターであって、
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に自己複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と、
を含むベクター。 - 請求項1〜14の何れか1項に記載の方法において使用するための複数のベクターからなるベクターライブラリーであって、前記ベクターライブラリーを構成する1つのベクターが、
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に自己複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と、
を含み、前記ライブラリーにおいて複数のベクターに分かれて存在する前記(a)の断片の配列に、1つの対象生物のゲノム全長の配列、または少なくとも1つ以上のプロモーターまたはエンハンサー配列を含むゲノムの部分配列が分配されて含まれるベクターライブラリー。 - 前記(a)の断片が、前記ゲノム上で連続した5000塩基長以下の配列からなる請求項16に記載のベクターライブラリー。
- 複数の前記(a)の断片間で配列に重複部分がある請求項16または17に記載のベクターライブラリー。
- 前記対象生物が真核生物である請求項16〜18の何れか1項に記載のベクターライブラリー。
- 請求項1〜14の何れか1項に記載の方法において使用するためのアッセイキットであって、
(a)判定されるべきDNA断片と、
(b)前記(a)の下流に機能的に連結され、前記(a)がプロモーターまたはエンハンサーである場合に自己複製を開始する蛋白質をコードする遺伝子と、
(c)(b)が前記蛋白質により認識される複製開始配列をコードする遺伝子と
を含むベクター、
前記宿主細胞から当該ベクターを抽出する試薬、および
前記(a)のDNA配列を増幅するための増幅用プライマーセット
を具備するアッセイキット。
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