JP5454263B2 - クライアントサーバシステム、サーバ装置、表示方法及びプログラム - Google Patents

クライアントサーバシステム、サーバ装置、表示方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、デュアルディスプレイ機能を有するクライアントサーバシステム、サーバ装置、表示方法及びプログラムに関する。
モバイルPC(パーソナルコンピュータ)は、容易に持ち運ぶことができるように、軽量で小型である。このため、モバイルPCの備えているディスプレイは小型であり、機能も抑えられている。そこで、オフィスなどの机で作業するときは、大画面のディスプレイを備えた高機能なデスクトップPCを使用し、会議中や外出中などは、軽量で小型のモバイルPCを使用するというようなPCの使い分けが行われている。
このような使い分けにおいて、デスクトップPCを使用している際に、モバイルPCのディスプレイをデスクトップPCのサブディスプレイとして使用できると便利である。そこで、例えば、特許文献1には、ディスプレイにビデオ信号を入力する入力元を切り替える切替手段をモバイルPCが備えるようにし、外部の機器もモバイルPCのディスプレイを使用できるようにする方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、切り替えをユーザが行わなくてならない。そこで、例えば、特許文献2には、ビデオ信号の入出力端子にビデオケーブル(画像専用のケーブル)が接続されたときに、ディスプレイから出力されるEDID情報(ディスプレイに関する情報)がこの入出力端子から入力されたかどうかを検出する検出する手段を、モバイルPCが備えるようにする方法が開示されている。特許文献2に開示された方法では、入出力端子からEDID情報が入力されなかったときは、ディスプレイ以外の機器が接続されたと判断し、ディスプレイにビデオ信号を入力する入力元を自動的に切り替え、モバイルPCのディスプレイを、その接続されたディスプレイ以外の機器が使用できるようにする。
特開2000−250504号公報 特開2009−180892号公報
上記のような使い分けをより効果的に行うことできるクライアントサーバシステムが実用化されている。このクライアントサーバシステムでは、単体で処理を行うことができるモバイルPCより性能を落とし、できる限り軽量化したクライアント装置を用意し、クライアント装置に入力された操作に対する処理は、ネットワークを介し接続したサーバ装置が行うようにしている。つまり、このクライアントサーバシステムでは、入力を受けることや表示を行うことなどのクライアント装置でしか行えない処理以外のすべての処理はサーバ装置が行う。よって、このようなクライアントサーバシステムを使用することにより、オフィスなどの机で作業するときは、大画面のディスプレイを備えた高性能なサーバ装置を使用し、会議中や外出中などは、軽量で小型のクライアント装置を使用するというような使い分けを行ったとしても、オフィスなどの机での作業時と全く同じ作業環境を、会議中や外出中などにも得ることができるようになる。
このようなクライアントサーバシステムでは、サーバ装置とクライアント装置とはビデオケーブルにより直接接続されるのではなく、ネットワークを介して接続されている。このため、クライアント装置とサーバ装置とをビデオケーブルで直接接続することなく、サーバ装置がクライアント装置のディスプレイをサブディスプレイとして使用できるようになると便利である。しかしながら、上述した特許文献2に開示された方法では、ビデオケーブルにより2つの機器を直接接続する必要がある。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、クライアント装置のディスプレイをサーバ装置のサブディスプレイに自動的に切り替えるクライアントサーバシステム、サーバ装置、表示方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明におけるクライアントサーバシステムは、サーバ装置とクライアント装置とを接続して構成されるクライアントサーバシステムであって、前記サーバ装置は、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断する遠近判断手段と、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、第1の画面画像データを生成し、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する画像データ生成手段と、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときに、前記メインの画面画像データを表示する第1の表示手段と、を有し、前記クライアント装置は、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、前記第1の画面画像データを表示し、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、前記サブの画面画像データを表示する第2の表示手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明におけるサーバ装置は、接続しているクライアント装置との距離が遠いか近いかを判断する遠近判断手段と、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、第1の画面画像データを生成し、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する画像データ生成手段と、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときに、前記メインの画面画像データを表示する第1の表示手段と、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、前記第1の画面画像データを当該クライアント装置に送信し、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、前記サブの画面画像データを当該クライアント装置に送信する通信手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明における表示方法は、サーバ装置による、前記サーバ装置とクライアント装置との距離が遠いか近いかを判断する遠近判断ステップと、前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、第1の画面画像データを生成し、前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する画像データ生成ステップと、前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときに、前記メインの画面画像データを表示する第1の表示ステップと、を有し、前記クライアント装置による、前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、前記第1の画面画像データを表示し、前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、前記サブの画面画像データを表示する第2の表示ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明における表示方法は、接続しているクライアント装置との距離が遠いか近いかを判断する遠近判断ステップと、前記遠近判断ステップにより前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、第1の画面画像データを生成し、前記遠近判断ステップにより前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する画像データ生成ステップと、前記遠近判断ステップにより前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときに、前記メインの画面画像データを表示する第1の表示ステップと、前記遠近判断ステップにより前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、前記第1の画面画像データを当該クライアント装置に送信し、前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、前記サブの画面画像データを当該クライアント装置に送信する通信ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明におけるプログラムは、サーバ装置を、接続しているクライアント装置との距離が遠いか近いかを判断する遠近判断手段と、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、第1の画面画像データを生成し、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する画像データ生成手段と、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときに、前記メインの画面画像データを表示する第1の表示手段と、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、前記第1の画面画像データを当該クライアント装置に送信し、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、前記サブの画面画像データを当該クライアント装置に送信する通信手段として機能させる。
本発明により、クライアント装置のディスプレイをサーバ装置のサブディスプレイに自動的に切り替えることができる。
本発明の実施形態に係るクライアントサーバシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るクライアントサーバシステムにおける処理動作を示す図である。 本発明の実施形態に係るクライアントサーバシステムにおける処理動作を示す図である。 本発明の実施形態に係るクライアントサーバシステムにおける処理動作を示す図である。 本発明の実施形態に係るクライアントサーバシステムにおける処理動作を示す図である。 本発明の実施形態に係るクライアントサーバシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るクライアントサーバシステムにおける処理動作を示す図である。 本発明の実施形態に係るクライアントサーバシステムにおける処理動作を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。
<クライアントサーバシステムの構成例>
図1は、本発明の実施形態に係るクライアントサーバシステムの構成例を示す図である。本実施形態に係るクライアントサーバシステムは、サーバ装置100と、クライアント装置200と、を有して構成される。サーバ装置100とクライアント装置200とは、ネットワークを介して接続している。サーバ装置100とクライアント装置200とを接続するネットワークは、ローカルネットワークでも、グローバルネットワークでも良い。例えば、サーバ装置100が設置されたオフィス内でクライアント装置を使用するような場合は、サーバ装置100とクライアント装置とは、ローカルネットワークで接続され、外出先などでクライアント装置を使用する場合は、サーバ装置とクライアント装置とは、グローバルネットワークにより接続される。
<サーバ装置100の構成例>
サーバ装置100は、接続判断部110と、遠近判断部120と、画像データ生成部130と、表示部140と、画像符号化部150と、通信部160と、を有して構成される。
接続判断部110は、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続しているのかどうかを判断する。
遠近判断部120は、接続判断部110によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断されたときに、そのサーバ装置100とクライアント装置200の距離が遠いのか近いのかを判断する。サーバ装置100とクライアント装置200の距離が遠いのか近いのかを判断する方法は、下記で述べる。
画像データ生成部130は、画面画像データを生成する。画像データ生成部140は、接続判断部110の判断の結果と、遠近判断部120の判断の結果と、に基づいて、以下の三種類の処理動作を行う。つまり、サーバ装置100は、接続判断部110の判断の結果と、遠近判断部120の判断の結果と、に基づく三種類の処理動作モードを持つことになる。
(1)接続判断部110によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続していないと判断されたとき、画像データ生成部130は、1つの画面画像データを生成し、その画面画像データを表示部140に出力する。つまり、下記で述べるように、この画面画像データは、サーバ装置100のディスプレイ(表示部140)により表示される。よって、画像データ生成部130によりこの処理動作が行われるモードを、サーバ使用モードと呼ぶことにする。
(2)接続判断部110によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され、遠近判断部120によりサーバ装置とクライアント装置との距離が遠いと判断されたとき、画像データ生成部130は、1つの画面画像データを生成し、その画面画像データを画像符号化部150に出力する。この画像符号化部150に出力された画面画像データは、下記で述べるように、いくつかの処理を経て、クライアント装置200のディスプレイ(表示部230)により表示される。よって、画像データ生成部130によりこの処理動作が行われるモードを、クライアント使用モードと呼ぶことにする。
(3)接続判断部110によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され、遠近判断部120によりサーバ装置とクライアント装置の距離が近いと判断されたとき、画像データ生成部130は、メインの画面画像データとサブの画面画像データの2つの画面画像データを生成し、メインの画面画像データを表示部140に出力し、サブの画面画像データを画像符号化部150に出力する。つまり、下記で述べるように、このメインの画面画像データは、サーバ装置100のディスプレイ(表示部140)により表示され、サブの画面画像データは、クライアント装置200のディスプレイ(表示部230)により表示される。よって、画像データ生成部130によりこの処理動作が行われるモードでは、サーバ装置100のディスプレイとクライアント装置200のディスプレイの2つのディスプレイが使用されることになる。そこで、このモードを、デュアルディスプレイモードと呼ぶことにする。
表示部150は、画像データ生成部140により出力された画面画像データを表示する。表示部150は、例えば、液晶ディスプレイなどである。表示部150は、サーバ装置100の一部として一体化しても良いし、別個の装置として、サーバ装置100に接続されているようにしても良い。
画像符号化部160は、画像データ生成部130により出力された画面画像データを圧縮符号化し、送信データを生成する。
通信部170は、画像符号化部160により生成された送信データをクライアント装置200に送信する。
<クライアント装置200の構成例>
クライアント装置200は、通信部210と、画像復号化部220と、表示部230と、を有して構成される。
通信部210は、サーバ装置100から送信された送信データを受信する。
画像符号化部220は、通信部210により受信された送信データを伸張復号化し、画面画像データを生成する。
表示部230は、画像符号化部220により生成された画面画像データを表示する。
本実施形態に係るクライアントサーバシステムは、上記のような構成で、サーバ使用モードのときは、画面画像データをサーバ装置100の表示部150、つまり、サーバ装置100のディスプレイに表示する。
サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していないときは、ユーザはサーバ装置100を使用している。よって、上記のような構成にすることにより、ユーザが使用しているサーバ装置100のディスプレイに画面画像データを表示することが可能になる。
また、本実施形態に係るクライアントサーバシステムは、上記のような構成で、クライアント使用モードのときは、画面画像データをクライアント装置200の表示部230、つまり、クライアント装置200のディスプレイに表示する。
サーバ装置100とクライアント装置200とが接続しているときは、ユーザはクライアント装置200を使用している。よって、上記のような構成にすることにより、ユーザが使用しているクライアント装置200のディスプレイに画面画像データを表示することが可能になる。
また、本実施形態に係るクライアントサーバシステムは、上記のような構成で、デュアルディスプレイモードのときは、メインの画面画像データをサーバ装置100の表示部150、つまり、サーバ装置100のディスプレイに表示し、サブの画面画像データをクライアント装置200の表示部230、つまり、クライアント装置のディスプレイに表示する。このとき、例えば、メインの画面には、デスクトップ画面や文書作成用アプリケーションのウィンドウを表示するように設定し、サブの画面には、メール送受信用アプリーションのウィンドウを表示するように設定しても良い。もちろん、表示設定するアプリケーションはこれらに限定されるものではない。また、表示設定せず、ユーザが便宜操作して表示するようにしても良い。
サーバ装置100とクライアント装置200とが接続しているときは、ユーザはクライアント装置200を使用している。しかし、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いときは、ユーザはサーバ装置100とクライアント装置200の両方を使用することができる。よって、上記のような構成にすることにより、サーバ装置100とクライアント装置200の両方をユーザが使用できる環境において、サーバ装置100のディスプレイをメインのディスプレイとして使用し、クライアント装置200のディスプレイをサブのディスプレイとして使用することが可能になる。
また、本実施形態に係るクライアントサーバシステムは、遠近判断部120が自動的にサーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いか遠いかを判断するため、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近付いたとき、つまり、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用できる状態になったときに、自動的にサーバ装置100のディスプレイとクライアント装置200のディスプレイの両方のディスプレイを使用できる状態にすることが可能である。
また、ユーザがクライアント装置200を操作しながら、サーバ装置100の設置位置から離れたような場合には、自動的にクライアント装置200のディスプレイのみで表示されるようになる。つまり、本実施形態によれば、自動的に表示方法を切り替えることが可能になり、ユーザが表示方法を切り替える手間を省くことが可能になる。
また、本実施形態は、クライアント装置に入力された操作に対する処理をサーバ装置が行うクライアントサーバシステムに適用すると良い。従来、デスクトップPCとモバイルPCとの使い分けでは、デスクトップPCとモバイルPCとが個々にデータを保有していたため、デスクトップPCとモバイルPCとの間でデータの移行を行う必要があった。しかし、本実施形態を、クライアント装置に入力された操作に対する処理をサーバ装置が行うクライアントサーバシステムに適用することにより、データをサーバ装置のみに保有させることができるようになり、サーバ装置とクライアント装置との間でデータの移行を行う必要がなくなる。
Windows(登録商標)などのOS(Operating System)は、1つのPCにより2つのディスプレイを使用することを可能にする機能を有している。本実施形態に係るクライアントサーバシステムは、例えば、このようなOSの機能により、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する。
<クライアントサーバシステムにおける処理動作例>
上記の構成により、本実施形態に係るクライアントサーバシステムがどのような処理動作を行うかを、図2〜5を参照しながら説明する。
サーバ装置100における処理動作は、上述したように、3つのモードが存在する。どのモードの処理が行われるかは、図2に示すように、接続判断部110による判断と遠近判断部120による判断とに基づき決定される。
(1)接続判断部110により、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していないと判断された場合は(S101、No)、クライアントサーバシステムは、サーバ使用モードの処理動作を行う(S102)。
(2)接続判断部110により、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され(S101、Yes)、遠近判断部120により、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いと判断された場合は(S103、No)、クライアントサーバシステムは、クライアント使用モードの処理動作を行う(S104)。
(3)接続判断部110により、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され(S101、Yes)、遠近判断部120により、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いと判断された場合は(S103、No)、クライアントサーバシステムは、デュアルディスプレイモードの処理動作を行う(S105)。
なお、接続判断部110がサーバ装置100とクライアント装置200との間の接続を判断するタイミングはいろいろと考えられる。例えば、接続判断部110は、クライアント装置200からの接続要求、切断要求を受けたときに、サーバ装置100とクライアント装置200との間の接続を判断するようにすると良い。つまり、接続判断部110は、サーバ装置100がクライアント装置200から接続要求を受け、サーバ装置100とクライアント装置200との接続が確立したときに、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断する。そして、サーバ装置100がクライアント装置200から切断要求を受け、サーバ装置100とクライアント装置200との接続が切断されたときに、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していないと判断する。また、例えば、接続判断部110は、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続しているかどうかの判断を、所定の時間間隔で行うようにしても良い。
また、遠近判断部120がサーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いか近いかを判断するタイミングもいろいろと考えられる。例えば、遠近判断部120は、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続しているときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いか近いかの判断を、所定の時間間隔で行うようにすると良い。このようにすることにより、クライアント使用モードとデュアルディスプレイモードと間の切り替えを動的に行うことができ、より利便性が高くなる。
図3は、クライアントサーバシステムにおけるサーバ使用モード時の処理動作を示す図である。サーバ使用モードでは、画像データ生成部130は、1つの画面画像データを生成し、表示部140に出力する(S201)。そして、表示部140は、この画像データ生成部130により生成された画面画像データを表示する(S202)。
図4は、クライアントサーバシステムにおけるクライアント使用モード時の処理動作を示す図である。クライアント使用モードでは、画像データ生成部130は、1つの画面画像データを生成し、画像符号化部150に出力する(S301)。そして、画像符号化部150は、この画像データ生成部130により生成された画面画像データを圧縮符号化し、送信データを生成する(S302)。そして、サーバ装置100の通信部160は、この送信データをクライアント装置200に送信する(S303)。
クライアント装置200の通信部210は、サーバ装置100から送信された送信データを受信する(S304)。そして、画像復号化部220は、この受信された送信データを伸張復号化し、画面画像データを生成する(S305)。そして、クライアント装置200の表示部230は、この生成された画面画像データを表示する(S306)。
図5は、クライアントサーバシステムにおけるデュアルディスプレイモード時の処理動作を示す図である。デュアルディスプレイモードでは、画像データ生成部130は、メインの画面画像データとサブの画面画像データの2つの画面画像データを生成し、メインの画面画像データを表示部140に出力し、サブの画面画像データを画像符号化部150に出力する(S401)。
サーバ装置100の表示部140は、画像データ生成部130により生成されたメインの画面画像データを表示する(S402)。一方、画像符号化部150は、画像データ生成部130により生成されたサブの画面画像データを圧縮符号化し、送信データを生成する(S403)。そして、サーバ装置100の通信部160は、この画像符号化部150により生成された送信データをクライアント装置200に送信する(S404)。
クライアント装置200の通信部210は、サーバ装置100から送信された送信データを受信する(S405)。そして、伸張復号化部220は、この受信された送信データを伸張復号化し、サブの画面画像データを生成する(S406)。そして、クライアント装置200の表示部230は、このサブの画面画像データを表示する(S407)。
以上のように、本実施形態に係るクライアントサーバシステムは、3つの処理動作を行うことにより、それぞれの使用形態に適した表示を行う。つまり、サーバ装置100を使用している際は、サーバ装置100のディスプレイ(表示部140)に画面画像データを表示し、クライアント装置100を使用している際は、クライアント装置200のディスプレイ(表示部230)に画面画像データを表示する。
また、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用できる状況では、サーバ装置100のディスプレイ(表示部140)にメインの画面画像データを表示し、クライアント装置200のディスプレイ(表示部230)にサブの画面画像データを表示する。
<遠近判断部120による判断方法例>
サーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いか近いかを判断する方法はいろいろと考えられる。以下で、いくつかの方法例を説明する。
サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用することができる状況では、通常、サーバ装置100とクライアント装置200とは同じローカルネットワークに接続されていると考えられる。そこで、例えば、サーバ装置100とクライアント装置200とが同じローカルネットワークに接続されているときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いと判断し、同じローカルネットワークに接続されていないときは、遠いと判断するようにすると良い。
クライアントサーバシステムにおいて、クライアント装置200がサーバ装置100と接続する際、クライアント装置200は、まず、クライアント装置200が接続するローカルネットワークにサーバ装置100が存在するかどうかを確認する。そして、ローカルネットワークに存在しないことを確認してから、インターネットなどのグローバルネットワークを介して、サーバ装置100に接続要求を行う。
よって、例えば、この接続の際に得た情報、つまり、クライアント装置100が接続しているローカルネットワークにサーバ装置200が存在するかどうかの情報を、クライアント装置100からサーバ装置200に送信するようするようにすると良い。このようにすることで、遠近判断部120は、この情報を使用し、サーバ装置100とクライアント装置200とが同じローカルネットワークに接続されているのかどうかを確認することが可能になり、上記の判断方法により、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いか近いかの判断を行うことが可能になる。
このようにサーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いか近いかを判断することにより、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用することができる状況であるのかどうかを判断できるようになり、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用できるときには、デュアルディスプレイモードに切り替え、サーバ装置100のディスプレイとクライアント装置200のディスプレイの2つのディスプレイを同時に使用することができるようにすることが可能になる。
クライアント装置200を会議室などで使用する際は、サーバ装置100とクライアント装置200とが同じローカルネットに接続されているが、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用できないようなことがある。そこで、例えば、サーバ装置100とクライアント装置200とが遠いか近いかを判断するセンサのようなものをサーバ装置100、クライアント装置200が備えるようにしても良い。このセンサは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離を直接測定できるようなものでも良いし、以下のように、他の機能を持つ装置を応用するようにしても良い。
例えば、GPS(Global positioning system)をサーバ装置100とクライアント装置200とが備えるようにしても良い。そして、このGPSによる位置情報を使用して得たサーバ装置100とクライアント装置200との距離に基づいて、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いか近いかを判断するようにすると良い。
この方法では、例えば、GPSによるクライアント装置200の位置情報を、クライアント装置200からサーバ装置100に送信するようにし、遠近判断部120は、GPSによるサーバ装置100の位置情報とクライアント装置200の位置情報を用いて、サーバ装置100とクライアント装置200との距離を取得するようにすると良い。そして、例えば、遠近判断部120は、この取得した距離が所定の値より小さいときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いと判断し、この取得した距離が所定の値より大きいときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いと判断するようにすると良い。
例えば、この所定の値を1mくらいに設定すると、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用できるときのみ、デュアルディスプレイモードにすることが可能になる。また、この所定の値は、ユーザにより設定できるようにしても良い。このようにすることにより、ユーザが望む表示を行うことができるようにすることが可能になる。
また、例えば、Bluetooth(登録商標)をサーバ装置100とクライアント装置200とが備えるようにしても良い。そして、遠近判断部120は、Bluetooth(登録商標)によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続したときに、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いと判断し、Bluetooth(登録商標)によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続しないときに、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いと判断するようにしても良い。
Bluetooth(登録商標)は、近距離での無線通信の規格であり、使用する電波強度により3つのクラスがある。それらのクラスのうち、class 2は電波の到達距離が10mであり、class 3は電波の到達距離は1mである。よって、class 2の規格のBluetooth(登録商標)によりサーバ装置100とクライアント装置200が接続されたときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離は10m以内であることになる。また、class 3の規格のBluetooth(登録商標)によりサーバ装置100とクライアント装置200が接続されたときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離は1m以内であることになる。
つまり、class 2かclass 3の規格のBluetooth(登録商標)をサーバ装置100とクライアント装置200とが備えるようにし、サーバ装置100とクライアント装置200がこのBluetooth(登録商標)よる接続を確立したかどうかを確認することにより、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が1〜10mとかなりの近距離であるのかどうかを判断することが可能になる。
特に、class 3の規格のBluetooth(登録商標)をサーバ装置100とクライアント装置200とが備えるようにした場合、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が1m以内であるかどうかを確認できることになり、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用することが可能であるかどうかをより正確に判断することができるようになる。このため、遠近判断部120がこのような方法でサーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いか近いかを判断するようにすれば、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用できる状況であるときには、デュアルディスプレイモードに切り替え、サーバ装置100のディスプレイとクライアント装置200のディスプレイの2つのディスプレイを同時に使用することができるようにすることが可能になる。
なお、Bluetooth(登録商標)の他にも、近距離での無線通信の規格としては、IrDA(登録商標)やUBW(Ultra Wide Band)、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)などがある。これらの規格の無線通信を行う機器をサーバ装置100とクライアント装置200とが備えるようにしても良い。そして、上記と同様に、これらの規格の無線通信によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続したときに、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いと判断し、接続しないときに、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いと判断するようにしても良い。
また、例えば、カメラをサーバ装置100とクライアント装置200とが備えるようにしても良い。そして、遠近判断部120は、それぞれのカメラの撮像した画像に基づいて、サーバ装置100とクライアント装置200とが遠いか近いかを判断するようにしても良い。
この方法では、例えば、クライアント装置200のカメラが撮像した画像をサーバ装置100に送信するようにし、遠近判断部120は、この送信された画像と、サーバ装置100のカメラの撮像した画像の2つの画像を解析するようにすると良い。この解析おいて、例えば、遠近判断部120は、顔認証技術などを用いて2つの画像を解析し、2つの画像に同じ人物が写っているかどうかを確認するようにすると良い。そして、遠近判断部120は、2つの画像に同じ人物が写っているときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離は近いと判断し、2つの画像に同じ人物が写っていないときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離は遠いと判断するようにすると良い。
このようにすることにより、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用することができる状況であるのかどうかを判断できるようになり、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用できる状況であるときには、デュアルディスプレイモードに切り替え、サーバ装置100のディスプレイとクライアント装置200のディスプレイの2つのディスプレイを同時に使用することができるようにすることが可能になる。
また、例えば、音声を取得するマイクロフォンをサーバ装置100とクライアント装置200とが備えるようにしても良い。そして、クライアント装置100のマイクロフォンが取得した音声をサーバ装置100に送信するようにし、遠近判断部120が、それぞれのマイクロフォンで取得した音声を音声認識技術により解析し、サーバ装置100のマクロフォンとクライアント装置200のマイクロフォンとが同じ音声を取得しているかどうかを判断するようにしても良い。そして、その結果、同じ音声を取得していると判断したときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離は近いと判断し、同じ音声を取得していないと判断したときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離は遠いと判断するようにしても良い。
このようにすることにより、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用することができる状況であるのかどうかを判断できるようになり、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用できるときには、デュアルモードに切り替え、サーバ装置100のディスプレイとクライアント装置200のディスプレイの2つのディスプレイを同時に使用することができるようにすることが可能になる。
<クライアントサーバシステムの別の構成例>
図6は、図1に示した本実施形態に係るクライアントサーバシステムの構成例とは別の構成例を示す図である。図6に示した構成例は、図1に示した構成例の構成に加え、サーバ装置100が入力部170と入力判断部180とを備え、クライアント装置200が入力部240を備えている。
入力部170、240は、ユーザからの入力を受ける。入力部170、240は、ユーザからの入力を受けることができるものであれば良く、例えば、キーボードでも良いし、マウスやタッチパッド、タッチパネルなどのポインティングデバイスでも良い。または、専用のボタンのようなものでも良い。
図6に示した構成において、クライアント装置200の通信部210は、入力部240が入力を受けたときに、その入力情報をサーバ装置100に送信する。サーバ装置100の通信部160は、この情報を受信する。
入力判断部180は、接続判断部110によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され、遠近判断部120によりサーバ装置100とクライアント装置200の距離が近いと判断されたときに、サーバ装置100とクライアント装置200のどちらがユーザからの入力を受けているかを判断する。このとき、入力判断部180は、入力部170が入力を受けているときは、サーバ装置100がユーザからの入力を受けていると判断し、通信部160により入力部240が受けた入力情報を受信したときは、クライアント装置200がユーザからの入力を受けていると判断する。
そして、画像データ生成部140は、接続判断部110によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され、遠近判断部120によりサーバ装置100とクライアント装置200の距離が近いと判断されたときに、サーバ装置100がユーザからの入力を受けていると入力判断部190により判断された場合は、メインの画面画像データとサブの画面画像データの2つの画面画像データを生成し、メインの画面画像データを表示部140に出力し、サブの画面画像データを画像符号化部150に出力する。このモードを第1のデュアルディスプレイモードと呼ぶことにする。
一方、画像データ生成部140は、接続判断部110によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され、遠近判断部120によりサーバ装置100とクライアント装置200の距離が近いと判断されたときに、クライアント装置200がユーザからの入力を受けていると入力判断部190により判断された場合は、メインの画面画像データとサブの画面画像データの2つの画面画像データを生成し、メインの画面画像データを画像符号化部150に出力し、サブの画面画像データを表示部140に出力する。このモードを第2のデュアルディスプレイモードと呼ぶ。
つまり、第1のデュアルディスプレイモードは、上述したデュアルディスプレイモード同様に、メインの画面画像データがサーバ装置100のディスプレイ(表示部170)に表示され、サブの画面画像データがクライアント装置200のディスプレイ(表示部230)に表示される。一方、第2のデュアルディスプレイモードでは、メインの画面画像データがクライアント装置200のディスプレイ(表示部230)に表示され、サブの画面画像データがサーバ装置100のディスプレイ(表示部170)に表示される。
このようにすることにより、ユーザにより入力を受ける装置、つまり、ユーザが操作している装置のディスプレイにメインの画面画像データが表示されるようになる。また、本実施形態では、入力判断部180により自動的にユーザの操作している装置を判断するため、自動的にユーザの操作している装置のディスプレイにメインの画面画像データを表示することが可能になる。
また、本実施形態は、クライアント装置に入力された操作に対する処理をサーバ装置が行うクライアントサーバシステムに適用すると良い。従来、デスクトップPCとモバイルPCとの使い分けでは、デスクトップPCとモバイルPCとが個々にデータを保有していたため、デスクトップPCとモバイルPCとの間でデータの移行を行う必要があった。しかし、本実施形態を、クライアント装置に入力された操作に対する処理をサーバ装置が行うクライアントサーバシステムに適用することにより、データをサーバ装置のみに保有させることができるようになり、サーバ装置とクライアント装置との間でデータの移行を行う必要がなくなる。
<クライアントサーバシステムにおける別の処理動作例>
図6の構成の際に、どのモードの処理が行われるかは、図7に示すように、接続判断部110による判断と遠近判断部120による判断と入力判断部180のよる判断とに基づき決定される。
(1)接続判断部110により、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していないと判断された場合は(S501、No)、クライアントサーバシステムは、サーバ使用モードの処理動作を行う(S502)。
(2)接続判断部110により、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され(S501、Yes)、遠近判断部120により、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いと判断された場合は(S503、No)、クライアントサーバシステムは、クライアント使用モードの処理動作を行う(S504)。
(3)接続判断部110により、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され(S501、Yes)、遠近判断部120により、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いと判断され(S503、No)、入力判断部180により、サーバ装置100がユーザからの入力を受けていると判断した場合は(S505、Yes)、クライアントサーバシステムは、第1のデュアルディスプレイモードの処理動作を行う(S506)。
(4)接続判断部110により、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され(S501、Yes)、遠近判断部120により、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いと判断され(S503、No)、入力判断部180により、クライアント装置100がユーザからの入力を受けていると判断した場合は(S505、No)、クライアントサーバシステムは、第2のデュアルディスプレイモードの処理動作を行う(S507)。
なお、図6の構成の際も、図1の構成の際と同様に、接続判断部110がサーバ装置100とクライアント装置200との間の接続を判断するタイミングはいろいろと考えられる。例えば、接続判断部110は、クライアント装置200からの接続要求、切断要求を受けたときに、サーバ装置100とクライアント装置200との間の接続を判断するようにすると良い。つまり、接続判断部110は、サーバ装置100がクライアント装置200から接続要求を受け、サーバ装置100とクライアント装置200との接続が確立したときに、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断する。そして、サーバ装置100がクライアント装置200から切断要求を受け、サーバ装置100とクライアント装置200との接続が切断されたときに、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していないと判断する。また、例えば、接続判断部110は、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続しているかどうかの判断を、所定の時間間隔で行うようにしても良い。
また、図6の構成の際も、図1の構成の際と同様に、遠近判断部120がサーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いか近いかを判断するタイミングもいろいろと考えられる。例えば、遠近判断部120は、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続しているときは、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が遠いか近いかの判断を、所定の時間間隔で行うようにすると良い。このようにすることにより、クライアント使用モードとデュアルディスプレイモードと間の切り替えを動的に行うことができ、より利便性が高くなる。
また、上述したように、入力判断部180は、接続判断部110によりサーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され、遠近判断部120によりサーバ装置100とクライアント装置200の距離が近いと判断されたときに、入力部170が入力を受けた場合は、サーバ装置100がユーザからの入力を受けていると判断し、通信部160により入力部240が受けた入力情報を受信した場合は、クライアント装置200がユーザからの入力を受けていると判断する。
図6の構成の際のサーバ使用モード時とクライアント使用モード時の処理動作は、図1の構成の際のサーバ使用モード時(図3)とクライアント使用モード時の処理動作(図4)と同じである。また、図6の構成の際の第1のデュアルディスプレイモード時の処理動作は、図1の構成の際のデュアルディスプレイモード時の処理動作(図5)と同じである。
図6の構成の際の第2のデュアルディスプレイモード時の処理動作は、図8に示す。第2のデュアルディスプレイモードでは、画像データ生成部130は、メインの画面画像データとサブの画面画像データの2つの画面画像データを生成し、メインの画面画像データを画像符号化部150に出力し、サブの画面画像データを表示部140に出力する(S601)。
サーバ装置100の表示部140は、画像データ生成部130により生成されたサブの画面画像データを表示する(S602)。一方、画像符号化部150は、画像データ生成部130により生成されたメインの画面画像データを圧縮符号化し、送信データを生成する(S603)。そして、サーバ装置100の通信部160は、この画像符号化部150により生成された送信データをクライアント装置200に送信する(S604)。
クライアント装置200の通信部210は、サーバ装置100から送信された送信データを受信する(S605)。そして、伸張復号化部220は、この受信された送信データを伸張復号化し、メインの画面画像データを生成する(S606)。そして、クライアント装置200の表示部230は、この生成されたメインの画面画像データを表示する(S607)。
このようにすることで、サーバ装置100とクライアント装置200とが同時に使用できる距離にあり、ユーザがクライアント装置100を操作しているときには、クライアント装置200のディスプレイ(表示部230)にメインの画面画像データを表示し、サーバ装置100のディスプレイ(表示部140)にサブの画面画像データを表示することができるようになる。
つまり、サーバ装置100とクライアント装置200とが同時に使用できる距離にあるときに、ユーザがクライアント装置200を使用しているときは、クライアント装置200のディスプレイをメインのディスプレイとして使用し、サーバ装置100のディスプレイをサブのディスプレイとして使用することができるようになる。
そして、この状態で、ユーザがサーバ装置100で入力を始めた場合、つまり、ユーザがサーバ装置100を使用しはじめときには、本実施形態に係るクライアントサーバシステムであれば、自動的に、クライアント装置200のディスプレイ(表示部230)にメインの画面画像データを表示し、サーバ装置100のディスプレイ(表示部140)にサブの画面画像データを表示することが可能である。
このため、ユーザは、使用する装置をクライアント装置200からサーバ装置100に変更したときにも、ユーザは何の操作することもなく、サーバ装置100のディスプレイをメインのディスプレイとして使用し、クライアント装置200のディスプレイをサブのディスプレイとして使用することができるようになる。
なお、接続判断部110により、サーバ装置100とクライアント装置200とが接続していると判断され、遠近判断部120により、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いと判断され、入力判断部180により、クライアント装置100がユーザからの入力を受けていると判断した場合は、クライアントサーバシステムは、クライアント使用モードの処理動作をするようにしても良い。つまり、サーバ装置100とクライアント装置200との距離が近いときでも、ユーザがクライアント装置200を使用しているときは、クライアント装置200のディスプレイのみで表示を行うようにしても良い。
このようにすることで、ユーザがクライアント装置200を使用している際は、常に、クライアント装置200のディスプレイのみが表示を行うことになる。よって、クライアント装置200を使用しながら、サーバ装置100の近くを通過したようなときなどに、クライアント装置200のディスプレイの表示に変化は起きないようにすることができる。また、サーバ装置100とクライアント装置200とを同時に使用できないときにも関わらず、サーバ装置100のディスプレイとクライアント装置200のディスプレイの両方が表示されているようなときにも、すぐに、クライアント装置200のディスプレイのみの表示に戻すことが可能になる。
上述した実施形態における処理動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成によって実行することも可能である。
なお、ソフトウェアによる処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムが格納されているROM(Read Only Memory)から、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリ(RAM)にプログラムを読み込んで実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROMに予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、MO(Magneto Optical)ディスク等の光磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。
このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することが可能である。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送したりし、コンピュータでは、転送されてきたプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることが可能である。
また、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
また、上記実施形態で説明したシステムは、複数の装置の論理的集合構成にしたり、各装置の機能を混在させたりするように構築することも可能である。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。
また、本発明におけるクライアントサーバシステムは、前記遠近判断手段は、前記サーバ装置と前記クライアント装置とがローカルネットワークにより接続しているときは、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離は近いと判断し、前記サーバ装置と前記クライアント装置とがグローバルネットワークにより接続しているときは、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離は遠いと判断するようにしても良い。
また、本発明におけるクライアントサーバシステムは、前記サーバ装置は、位置情報を取得する第1の位置取得手段を有し、前記クライアント装置は、位置情報を取得する第2の位置取得手段を有し、前記遠近判断手段は、前記第1の位置取得手段により取得された前記サーバ装置の位置情報と前記第2の位置取得手段により取得された前記クライアント装置の位置情報とに基づき、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断するようにしても良い。
また、本発明におけるクライアントサーバシステムは、前記サーバ装置は、前記クライアント装置との所定の近距離無線接続の規格による接続を確立する第1の近距離接続手段を有し、前記クライアント装置は、前記サーバ装置との前記所定の近距離無線接続の規格による接続を確立する第2の近距離接続手段を有し、前記遠近判断手段は、前記サーバ装置と前記クライアント装置とが前記所定の近距離無線接続の規格により接続しているときは、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離は近いと判断し、前記サーバ装置と前記クライアント装置とが前記所定の近距離無線接続の規格により接続していないときは、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離は遠いと判断するようにしても良い。
また、本発明におけるクライアントサーバシステムは、前記サーバ装置は、周囲を撮像する第1の撮像手段を有し、前記クライアント装置は、周囲を撮像する第2の撮像手段を有し、前記遠近判断手段は、前記第1の撮像手段により撮像された撮像情報と前記第2の撮像手段により撮像された撮像情報とに基づき、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断するようにしても良い。
また、本発明におけるクライアントサーバシステムは、前記サーバ装置は、周囲の音声を取得する第1の音声取得手段を有し、前記クライアント装置は、周囲の音声を取得する第2の音声取得手段を有し、前記遠近判断手段は、前記第1の音声取得手段により取得された音声情報と前記第2の音声取得手段により取得された音声情報とに基づき、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断するようにしても良い。
また、本発明におけるクライアントサーバシステムは、前記サーバ装置は、ユーザからの入力を受ける第1の入力手段を有し、前記クライアント装置は、前記ユーザからの入力を受ける第2の入力手段を有し、前記第1の表示手段は、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときには、前記第1の入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記メインの画面画像データを表示し、前記第2の入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記サブの画面画像データを表示し、前記第2の表示手段は、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときには、前記第1の入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記サブの画面画像データを表示し、前記第2の入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記メインの画面画像データを表示するようにしても良い。
また、本発明におけるサーバ装置は、前記遠近判断手段は、前記クライアント装置とローカルネットワークにより接続しているときは、前記クライアント装置との距離は近いと判断し、前記クライアント装置とがグローバルネットワークにより接続しているときは、前記クライアント装置との距離は遠いと判断するようにしても良い。
また、本発明におけるサーバ装置は、位置情報を取得する位置取得手段を有し、前記通信部は、前記クライアント装置の位置情報を前記クライアント装置から受信し、前記遠近判断手段は、前記位置取得手段により取得された前記サーバ装置の位置情報と前記通信部により受信された前記クライアント装置の位置情報とに基づき、前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断するようにしても良い。
また、本発明におけるサーバ装置は、前記クライアント装置との所定の近距離無線接続の規格による接続を確立する近距離接続手段を有し、前記遠近判断手段は、前記クライアント装置と前記所定の近距離無線接続の規格により接続しているときは、前記クライアント装置との距離は近いと判断し、前記クライアント装置と前記所定の近距離無線接続の規格により接続していないときは、前記クライアント装置との距離は遠いと判断するようにしても良い。
また、本発明におけるサーバ装置は、周囲を撮像する撮像手段を有し、前記通信部は、前記クライアント装置の周囲を撮像した撮像情報を前記クライアント装置から受信し、前記遠近判断手段は、前記撮像手段により撮像された撮像情報と前記通信手段により受信した撮像情報とに基づき、前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断するようにしても良い。
また、本発明におけるサーバ装置は、周囲の音声を取得する音声取得手段を有し、前記通信手段は、前記クライアント装置の周囲の音声情報を前記クライアント装置から受信し、前記遠近判断手段は、前記音声取得手段により取得された音声情報と前記通信手段により受信した音声情報とに基づき、前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断するようにしても良い。
また、本発明におけるサーバ装置は、ユーザからの入力を受ける入力手段を有し、前記通信手段は、前記クライアント装置が前記ユーザから受けた入力情報を前記クライアント装置から受信し、前記表示手段は、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときには、前記入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記メインの画面画像データを表示し、前記通信手段により前記ユーザから受けた入力情報を受信した場合に、前記サブの画面画像データを表示し、前記通信手段は、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときには、前記第1の入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記サブの画面画像データを前記クライアント装置に送信し、前記ユーザから受けた入力情報を受信した場合に、前記メインの画面画像データを前記クライアント装置に送信するようにしても良い。
100 サーバ装置
110 接続判断部
120 遠近判断部
130 画像データ生成部
140 表示部
150 画像符号化部
160 通信部
170 入力部
180 入力判断部
200 クライアント装置
210 通信部
220 画像復号化部
230 表示部
240 入力部

Claims (17)

  1. サーバ装置とクライアント装置とを接続して構成されるクライアントサーバシステムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断する遠近判断手段と、
    前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、第1の画面画像データを生成し、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する画像データ生成手段と、
    前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときに、前記メインの画面画像データを表示する第1の表示手段と、を有し、
    前記クライアント装置は、
    前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、前記第1の画面画像データを表示し、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、前記サブの画面画像データを表示する第2の表示手段と、を有することを特徴とするクライアントサーバシステム。
  2. 前記遠近判断手段は、
    前記サーバ装置と前記クライアント装置とがローカルネットワークにより接続しているときは、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離は近いと判断し、前記サーバ装置と前記クライアント装置とがグローバルネットワークにより接続しているときは、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離は遠いと判断することを特徴とする請求項1に記載のクライアントサーバシステム。
  3. 前記サーバ装置は、
    位置情報を取得する第1の位置取得手段を有し、
    前記クライアント装置は、
    位置情報を取得する第2の位置取得手段を有し、
    前記遠近判断手段は、
    前記第1の位置取得手段により取得された前記サーバ装置の位置情報と前記第2の位置取得手段により取得された前記クライアント装置の位置情報とに基づき、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断することを特徴とする請求項1または2に記載のクライアントサーバシステム。
  4. 前記サーバ装置は、
    前記クライアント装置との所定の近距離無線接続の規格による接続を確立する第1の近距離接続手段を有し、
    前記クライアント装置は、
    前記サーバ装置との前記所定の近距離無線接続の規格による接続を確立する第2の近距離接続手段を有し、
    前記遠近判断手段は、
    前記サーバ装置と前記クライアント装置とが前記所定の近距離無線接続の規格により接続しているときは、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離は近いと判断し、前記サーバ装置と前記クライアント装置とが前記所定の近距離無線接続の規格により接続していないときは、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離は遠いと判断することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクライアントサーバシステム。
  5. 前記サーバ装置は、
    周囲を撮像する第1の撮像手段を有し、
    前記クライアント装置は、
    周囲を撮像する第2の撮像手段を有し、
    前記遠近判断手段は、
    前記第1の撮像手段により撮像された撮像情報と前記第2の撮像手段により撮像された撮像情報とに基づき、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のクライアントサーバシステム。
  6. 前記サーバ装置は、
    周囲の音声を取得する第1の音声取得手段を有し、
    前記クライアント装置は、
    周囲の音声を取得する第2の音声取得手段を有し、
    前記遠近判断手段は、
    前記第1の音声取得手段により取得された音声情報と前記第2の音声取得手段により取得された音声情報とに基づき、前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のクライアントサーバシステム。
  7. 前記サーバ装置は、
    ユーザからの入力を受ける第1の入力手段を有し、
    前記クライアント装置は、
    前記ユーザからの入力を受ける第2の入力手段を有し、
    前記第1の表示手段は、
    前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときには、前記第1の入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記メインの画面画像データを表示し、前記第2の入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記サブの画面画像データを表示し、
    前記第2の表示手段は、
    前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときには、前記第1の入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記サブの画面画像データを表示し、前記第2の入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記メインの画面画像データを表示することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のクライアントサーバシステム。
  8. 接続しているクライアント装置との距離が遠いか近いかを判断する遠近判断手段と、
    前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、第1の画面画像データを生成し、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する画像データ生成手段と、
    前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときに、前記メインの画面画像データを表示する第1の表示手段と、
    前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、前記第1の画面画像データを当該クライアント装置に送信し、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、前記サブの画面画像データを当該クライアント装置に送信する通信手段と、を有することを特徴とするサーバ装置。
  9. 前記遠近判断手段は、
    前記クライアント装置とローカルネットワークにより接続しているときは、前記クライアント装置との距離は近いと判断し、前記クライアント装置とグローバルネットワークにより接続しているときは、前記クライアント装置との距離は遠いと判断することを特徴とする請求項8に記載のサーバ装置。
  10. 位置情報を取得する位置取得手段を有し、
    前記通信手段は、
    前記クライアント装置の位置情報を前記クライアント装置から受信し、
    前記遠近判断手段は、
    前記位置取得手段により取得された前記サーバ装置の位置情報と前記通信手段により受信された前記クライアント装置の位置情報とに基づき、前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断することを特徴とする請求項8または9に記載のサーバ装置。
  11. 前記クライアント装置との所定の近距離無線接続の規格による接続を確立する近距離接続手段を有し、
    前記遠近判断手段は、
    前記クライアント装置と前記所定の近距離無線接続の規格により接続しているときは、前記クライアント装置との距離は近いと判断し、前記クライアント装置と前記所定の近距離無線接続の規格により接続していないときは、前記クライアント装置との距離は遠いと判断することを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  12. 周囲を撮像する撮像手段を有し、
    前記通信手段は、
    前記クライアント装置の周囲を撮像した撮像情報を前記クライアント装置から受信し、
    前記遠近判断手段は、
    前記撮像手段により撮像された撮像情報と前記通信手段により受信した撮像情報とに基づき、前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断することを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  13. 周囲の音声を取得する音声取得手段を有し、
    前記通信手段は、
    前記クライアント装置の周囲の音声情報を前記クライアント装置から受信し、
    前記遠近判断手段は、
    前記音声取得手段により取得された音声情報と前記通信手段により受信した音声情報とに基づき、前記クライアント装置との距離が遠いか近いかを判断することを特徴とする請求項8から12のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  14. ユーザからの入力を受ける入力手段を有し、
    前記通信手段は、
    前記クライアント装置が前記ユーザから受けた入力情報を前記クライアント装置から受信し、
    前記表示手段は、
    前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときには、前記入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記メインの画面画像データを表示し、前記通信手段により前記ユーザから受けた入力情報を受信した場合に、前記サブの画面画像データを表示し、
    前記通信手段は、
    前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときには、前記第1の入力手段により前記ユーザからの入力を受けた場合に、前記サブの画面画像データを前記クライアント装置に送信し、前記ユーザから受けた入力情報を受信した場合に、前記メインの画面画像データを前記クライアント装置に送信することを特徴とする請求項から13までのいずれか1項に記載のサーバ装置。

  15. サーバ装置による、
    前記サーバ装置とクライアント装置との距離が遠いか近いかを判断する遠近判断ステップと、
    前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、第1の画面画像データを生成し、前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する画像データ生成ステップと、
    前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときに、前記メインの画面画像データを表示する第1の表示ステップと、を有し、
    前記クライアント装置による、
    前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、前記第1の画面画像データを表示し、前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、前記サブの画面画像データを表示する第2の表示ステップと、を有することを特徴とする表示方法。
  16. 接続しているクライアント装置との距離が遠いか近いかを判断する遠近判断ステップと、
    前記遠近判断ステップにより前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、第1の画面画像データを生成し、前記遠近判断ステップにより前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する画像データ生成ステップと、
    前記遠近判断ステップにより前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときに、前記メインの画面画像データを表示する第1の表示ステップと、
    前記遠近判断ステップにより前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、前記第1の画面画像データを当該クライアント装置に送信し、前記遠近判断ステップにより前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、前記サブの画面画像データを当該クライアント装置に送信する通信ステップと、を有することを特徴とする表示方法。
  17. サーバ装置を、
    接続しているクライアント装置との距離が遠いか近いかを判断する遠近判断手段と、
    前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、第1の画面画像データを生成し、前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、メインの画面画像データとサブの画面画像データとを生成する画像データ生成手段と、
    前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときに、前記メインの画面画像データを表示する第1の表示手段と、
    前記遠近判断手段により前記クライアント装置との距離が遠いと判断されたときは、前記第1の画面画像データを当該クライアント装置に送信し、前記遠近判断手段により前記サーバ装置と前記クライアント装置との距離が近いと判断されたときは、前記サブの画面画像データを当該クライアント装置に送信する通信手段として機能させるプログラム。
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