JP5452892B2 - Permanent magnet motor - Google Patents
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Description
本発明は、永久磁石電動機に関するものである。 The present invention relates to a permanent magnet motor.
従来から、軸線周りに回転自在に支持されるとともに、永久磁石が配設されたロータ部と、ロータ部の周囲に対向配置されるとともに、コイルが巻回されたステータ部とを備えた永久磁石電動機が知られている。ここで、ロータ部の構成として、磁性板材が積層されたロータコアに永久磁石を埋め込んで構成したものが知られている。このような構成のロータ部においては、ロータコアに形成した開口部に永久磁石を挿入し、ロータコアと永久磁石との隙間に接着剤などを充填して保持する方法が一般的である。しかしながら、ロータコアの開口部と永久磁石との隙間が大きいと、永久磁石の位置が安定せず、磁束がばらつくなどして、モータの性能に悪影響を与えることがあった。このような問題を解消するために、永久磁石の位置ばらつきの抑制を図ったものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の永久磁石を埋設したモータは、永久磁石埋設用穴の壁面に溝部を設け、溝部にロータコア本体と永久磁石とを固着する接着層を設けたものである。
The motor in which the permanent magnets of Patent Document 1 are embedded is provided with a groove portion on the wall surface of the permanent magnet embedding hole, and an adhesive layer for fixing the rotor core body and the permanent magnet to the groove portion.
ところで、上述した特許文献1のモータでは、永久磁石とロータコアとを固着する接着剤を溝部のみに充填して固着させようとしているため、永久磁石をロータコアに確実に固着できない場合があった。また、永久磁石と永久磁石用穴との外形寸法を略一致するように構成しているため、ロータコアに永久磁石を組み付ける際の組立性が悪いという問題があった。 By the way, in the motor of Patent Document 1 described above, since the adhesive for fixing the permanent magnet and the rotor core is filled and fixed only in the groove portion, the permanent magnet may not be fixed to the rotor core reliably. In addition, since the outer dimensions of the permanent magnet and the permanent magnet hole are configured to substantially coincide with each other, there is a problem that the assemblability when the permanent magnet is assembled to the rotor core is poor.
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、モータ性能を損なうことなく、かつ、永久磁石をロータコアに確実に保持することができるとともに、組立性も良い永久磁石電動機を提供するものである。 Therefore, the present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a permanent magnet motor that can hold a permanent magnet on a rotor core without deteriorating motor performance and has good assemblability. Is.
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、複数の磁性板材(例えば、実施形態における磁性板材55)が積層されたロータコア(例えば、実施形態におけるロータコア56)と、該ロータコアに形成された開口部(例えば、実施形態における開口部57)内に保持された永久磁石(例えば、実施形態における永久磁石58)とを備え、軸線(例えば、実施形態における出力軸24)回りに回転可能に支持されたロータ部(例えば、実施形態におけるロータ部22)と、該ロータ部を囲繞するように対向配置されたステータ部(例えば、実施形態におけるステータ部21)と、を備えた永久磁石電動機(例えば、実施形態におけるモータ23)において、前記開口部は、前記ロータコアの径方向に沿ってリブ(例えば、実施形態におけるリブ60)によって右側開口部(例えば、実施形態における右側開口部57A)と左側開口部(例えば、実施形態における右側開口部57B)とに二分割されており、前記永久磁石は、前記右側開口部及び前記左側開口部内にそれぞれ保持される右側永久磁石(例えば、実施形態における右側永久磁石58A)及び左側永久磁石(例えば、実施形態における右側永久磁石58B)から構成され、前記右側開口部及び前記左側開口部のそれぞれにおける径方向内側部分には、前記リブとは反対側の周方向端部に、前記右側永久磁石及び前記左側永久磁石を前記右側開口部及び前記左側開口部内に保持させる接着剤の注入口となる充填用切欠部(例えば、実施形態における充填用切欠部65)が形成されているとともに、前記右側開口部及び前記左側開口部のそれぞれにおける径方向外側部分には、前記充填用切欠部に対して前記右側開口部及び前記左側開口部を各別に介した反対側に、前記リブとは反対側の周方向端部に向かうに従い、前記径方向内側部分との間の距離が小さくなるテーパ部(例えば、実施形態におけるテーパ部64)が形成され、前記右側永久磁石及び前記左側永久磁石と、前記右側開口部及び前記左側開口部のそれぞれにおける径方向外側部分とは、前記リブ近傍の第一接触点(例えば、実施形態における第一接触点81)及び前記テーパ部における第二接触点(例えば、実施形態における第二接触点82)の2点で接触するように構成され、前記右側永久磁石及び前記左側永久磁石と、前記右側開口部及び前記左側開口部のそれぞれにおける径方向外側部分とは、前記第一接触点と前記第二接触点との間において離間していることを特徴としている。
In order to solve the above problems, the invention described in claim 1 is a rotor core (for example, the
請求項2に記載した発明は、前記開口部における前記ロータコアの周方向両端部にフラックスバリア(例えば、実施形態におけるフラックスバリア67)が形成され、前記充填用切欠部と前記フラックスバリアとが、前記永久磁石と前記ロータコアとの当接部(例えば、実施形態における境界点68)にて区画されるように構成されていることを特徴としている。
According to a second aspect of the present invention, a flux barrier (for example, the
請求項1に記載した発明によれば、永久磁石をロータコアの開口部内に挿入した後、充填用切欠部より接着剤を注入することにより、永久磁石と開口部との隙間に接着剤が満遍なく行き渡り、永久磁石をロータコアに確実に保持することができる。また、充填用切欠部を開口部の内周側両端部に形成したため、接着剤を注入するとその圧力で永久磁石を開口部の外周側へ押し付けることが可能となる。また、永久磁石とステータ部との距離を近づけることができるため、トルク特性のばらつきを抑制することができる。さらに、充填用切欠部を開口部の内周側両端部に形成することにより、反減界による不可逆減磁の発生や発熱による不可逆減磁の発生を抑制することができる。
また、開口部にリブを設けたため、ロータコア(開口部)の強度を向上することができる。したがって、開口部を大きくすることができ、より大きな永久磁石を配設することができる。その結果、永久磁石電動機の高トルク化および高出力化を図ることが可能となる。また、リブを設けることで各永久磁石を開口部の周方向中心位置(リブ側)で、径方向外側に保持させることができる。したがって、さらに組立性を向上することができるとともに、永久磁石を確実にロータコアの外周側に保持させることができる。
According to the first aspect of the present invention, after the permanent magnet is inserted into the opening of the rotor core, the adhesive is uniformly distributed in the gap between the permanent magnet and the opening by injecting the adhesive from the notch for filling. The permanent magnet can be reliably held on the rotor core. In addition, since the notch for filling is formed at both ends on the inner peripheral side of the opening, it is possible to press the permanent magnet against the outer peripheral side of the opening with the pressure when the adhesive is injected. In addition, since the distance between the permanent magnet and the stator portion can be reduced, variations in torque characteristics can be suppressed. Furthermore, by forming the notch for filling at both ends on the inner peripheral side of the opening, it is possible to suppress the occurrence of irreversible demagnetization due to anti-demagnetization and the occurrence of irreversible demagnetization due to heat generation.
Moreover, since the rib is provided in the opening, the strength of the rotor core (opening) can be improved. Therefore, the opening can be enlarged and a larger permanent magnet can be provided. As a result, it is possible to increase the torque and output of the permanent magnet motor. Moreover, by providing the rib, each permanent magnet can be held radially outward at the circumferential center position (rib side) of the opening. Therefore, the assemblability can be further improved, and the permanent magnet can be reliably held on the outer peripheral side of the rotor core.
請求項2に記載した発明によれば、開口部の両端部にフラックスバリアを形成することにより、永久磁石の磁束漏れを防止することができ、モータの性能を向上させることが可能となる。また、充填用切欠部とフラックスバリアとの間を永久磁石で区画することにより、充填用切欠部に接着剤を注入した際に、接着剤が効率よく永久磁石とロータコアとの隙間に行き渡るようにすることができる。また、永久磁石の大きさよりも開口部の大きさの方が確実に大きくなるため、容易に組み立てることができる。 According to the invention described in claim 2, by forming the flux barriers at both ends of the opening, it is possible to prevent magnetic flux leakage of the permanent magnet and improve the performance of the motor. In addition, by partitioning the notch for filling and the flux barrier with a permanent magnet, when the adhesive is injected into the notch for filling, the adhesive efficiently spreads to the gap between the permanent magnet and the rotor core. can do. Further, since the size of the opening is surely larger than the size of the permanent magnet, it can be easily assembled.
次に、本発明の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。なお、本実施形態では車両用パワートレインに採用した永久磁石電動機について説明する。
図1は車両用パワートレインの概略構成断面図である。図1に示すように、車両用パワートレイン(以下、パワートレインという。)10は、ステータ部21およびロータ部22を備えたモータ(永久磁石電動機)23を収容するモータハウジング11と、モータハウジング11の一方側に締結され、モータ23の出力軸24からの動力を伝達する動力伝達部(不図示)を収容するミッションハウジング12と、モータハウジング11の他方側に締結され、モータ23の回転センサ25を収容するセンサハウジング13と、を備えている。なお、ミッションハウジング12は、モータハウジング11に締結された共用ハウジング12Aと、共用ハウジング12Aに締結されたギアハウジング12Bとで構成されている。また、モータハウジング11の内部はモータ室36として、ミッションハウジング12の内部はミッション室37として、センサハウジング13の内部はセンサ室38として、それぞれ構成されている。
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the present embodiment, a permanent magnet motor employed in a vehicle power train will be described.
FIG. 1 is a schematic sectional view of a power train for a vehicle. As shown in FIG. 1, a vehicle power train (hereinafter referred to as a power train) 10 includes a
モータハウジング11は、モータ23全体を覆うような略円筒形状で形成されている。モータハウジング11とミッションハウジング12との境界部のミッションハウジング12側には、モータ23の出力軸24の一端を回転自在に支持するベアリング26が設けられ、モータハウジング11とセンサハウジング13との境界部のセンサハウジング13側には、モータ23の出力軸24の他端を回転自在に支持するベアリング27が設けられている。
The
また、モータハウジング11の壁部31、ミッションハウジング12の壁部32およびセンサハウジング13の壁部33には、互いに連通するブリーザ通路35がそれぞれ形成されている。
Further, a
さらに、モータハウジング11の壁部31内で、ブリーザ通路35よりも内周側には、モータ23を冷却するためのウォータジャケット40がモータ23のステータ部21を全周覆うように設けられている。また、ステータ部21は、モータハウジング11に焼き嵌めされており、モータハウジング11の内周面に密着するように配されている。
Further, in the
ミッションハウジング12内には、パワートレイン10内で使用している潤滑オイルを分離するためのブリーザ室51が形成されている。つまり、動力伝達部(ギア)やモータ23の回転により飛散した潤滑オイルをブリーザ室51で分離することができ、潤滑オイルがブリーザ室51に設けられ外部と連通するブリーザ配管39から外部へ漏れ出すことを防止することができる。
A
このブリーザ室51は、パワートレイン10の最上部にあたる位置に形成されている。また、ブリーザ室51はブリーザ通路35と連通しており、ブリーザ配管39からパワートレイン10内の高圧・高温の空気を排出することができるようになっている。さらに、ブリーザ室51は、ブリーザ通路35を介してモータ室36、ミッション室37、およびセンサ室38と連通している。
The
ここで、ロータ部22の構成について図2、図3を用いて説明する。図2はロータ部の平面図であり、図3は図2のA部拡大図である。図2、図3に示すように、ロータ部22は、磁性板材55が複数積層されたロータコア56と、ロータコア56に形成された開口部57内に保持された永久磁石58とを備え、出力軸(軸線)24に回転可能に支持されている。ロータ部22はコイルが巻回されたステータ部21と所定間隔を空けて対向配置されている。
Here, the structure of the
本実施形態では、ロータコア56の平面視において、開口部57の略中央でロータコア56の径方向に沿う方向に、開口部57を二分割するようにリブ60が形成されている。つまり、このリブ60により、開口部は、右側開口部57Aと左側開口部57Bに分割され、永久磁石58は、右側永久磁石58Aと左側永久磁石58Bに分割される。
In the present embodiment, the
以下の説明では、開口部および永久磁石の形状について説明するが、右側開口部57Aと左側開口部57Bの形状、および右側永久磁石58Aと左側永久磁石58Bの形状はともにリブ60を介して対称であるため、右側の形状についてのみ説明する。
In the following description, the shapes of the opening and the permanent magnet will be described. However, the shapes of the right opening 57A and the left opening 57B and the shapes of the right
右側開口部57Aは、リブ60の側面に対応し、平面視で直線状に示される第一直線部61と、リブ60における出力軸24側の端部から第一直線部61に対して略直角方向に延設された第二直線部62と、リブ60におけるステータ部21側の端部からロータコア56の外周縁に沿うように延設された円弧状の円弧部63と、円弧部63の端部からロータコア56の外周縁に沿うようにさらに延設された直線状のテーパ部64と、を有している。なお、第二直線部62の端部とテーパ部64の端部との間には、接着剤を充填するための充填用切欠部65およびフラックスバリア67が形成されて端部同士が繋がっている。このフラックスバリア67は、右側永久磁石58Aの第三直線部75(後に詳述する。)から膨出するように形成されている。また、充填用切欠部65は、第二直線部62の端部からロータコア56の内周側に膨出するように形成されている。なお、円弧部63とテーパ部64との境界を切替点66とする。
The
一方、右側永久磁石58Aは、右側開口部57Aの第一直線部61に対応した第一直線部71と、右側開口部57Aの第二直線部62に対応した第二直線部72と、右側開口部57Aの円弧部63に対応した円弧部73と、右側開口部57Aのテーパ部64に対応したテーパ部74と、第二直線部72の端部とテーパ部74の端部とを繋ぎ、第二直線部72に対して略直角方向に延設された第三直線部75と、を有している。なお、円弧部73とテーパ部74との境界を切替点76とする。
On the other hand, the right
ここで、右側開口部57Aに右側永久磁石58Aを挿入したときに、右側開口部57Aにおけるロータコア56の外周縁側、つまり、円弧部63およびテーパ部64において、右側永久磁石58Aと2点で接触するように構成されている。具体的には、右側開口部57Aにおける第一直線部61と円弧部63との境界近傍の第一接触点81、およびテーパ部64における切替点66の反対側の端部近傍の第二接触点82において、右側開口部57Aと右側永久磁石58Aとが接触している。また、右側永久磁石58Aと右側開口部57Aとは、充填用切欠部65とフラックスバリア67との境界点68で当接するように構成されている。
Here, when the right
そして、右側永久磁石58Aを右側開口部57Aに挿入して、充填用切欠部65から接着剤を圧送充填することで、接着剤は充填用切欠部65から右側永久磁石58Aとロータコア56との隙間に満遍なく行き渡り、右側永久磁石58Aが右側開口部57A内に固着されるように構成されている。また、充填用切欠部65を右側開口部57Aの内周側端部に設け、そこから接着剤を注入することで、右側永久磁石58Aを右側開口部57Aの外周側で、リブ60側に保持することができ、他の開口部57においても略同一位置に保持させることが可能となる。
Then, the right
本実施形態によれば、右側永久磁石58Aをロータコア56の右側開口部57A内に挿入した後、充填用切欠部65より接着剤を注入することにより、右側永久磁石58Aと右側開口部57Aとの隙間に接着剤が満遍なく行き渡り、右側永久磁石58Aをロータコア56に確実に保持することができる。また、充填用切欠部65を右側開口部57Aの内周側端部に形成したため、接着剤を注入するとその圧力で右側永久磁石58Aを右側開口部57Aの外周側へ押し付けることが可能となる。
According to the present embodiment, after the right
また、開口部57にリブ60を設けることで各永久磁石58(58A,58B)を両開口部57A,57Bの周方向中心位置(リブ60側)で、径方向外側に保持させることができる。したがって、組立性を向上することができるとともに、永久磁石58を確実にロータコア56の外周側に保持させることができる。さらに、永久磁石58とステータ部21との距離を近づけることができるため、トルク特性のばらつきを抑制することができる。さらに、充填用切欠部65を開口部57の内周側両端部に形成することにより、反減界による不可逆減磁の発生や発熱による不可逆減磁の発生を抑制することができる。
Further, by providing the
また、リブ60を設けたため、ロータコア56(開口部57)の強度を向上することができる。したがって、開口部57を大きくすることができ、より大きな永久磁石58を配設することができる。その結果、モータ23の高トルク化および高出力化を図ることが可能となる。
Moreover, since the
そして、開口部57の両端部にフラックスバリア67を形成することにより、永久磁石58の磁束漏れを防止することができ、モータ23の性能を向上させることが可能となる。また、充填用切欠部65とフラックスバリア67との間を永久磁石58で区画することにより、充填用切欠部65に接着剤を注入した際に、接着剤が効率よく永久磁石58とロータコア56との隙間に行き渡るようにすることができる。また、永久磁石58の大きさよりも開口部57の大きさの方が確実に大きくなるため、容易に組み立てることができる。
And by forming the
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や形状などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、開口部の両側にフラックスバリアを設けた場合の説明をしたが、フラックスバリアは設けなくてもよい。
さらに、本実施形態において、ロータコアには、永久磁石埋設用の開口部と、出力軸を挿通するための開口部とを形成したが、さらにロータコアを軽量化するための開口部を形成してもよい。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and includes various modifications made to the above-described embodiment without departing from the spirit of the present invention. That is, the specific structure and shape described in the embodiment are merely examples, and can be changed as appropriate.
For example, in this embodiment, although the description of the case where the flux barrier is provided on both sides of the open mouth, flux barriers need not be provided.
Further, in the present embodiment, the rotor core has an opening for embedding the permanent magnet and an opening for inserting the output shaft. However, an opening for reducing the weight of the rotor core may be formed. Good.
21…ステータ部 22…ロータ部 23…モータ(永久磁石電動機) 24…出力軸(軸線) 55…磁性板材 56…ロータコア 57…開口部 58…永久磁石 60…リブ 65…充填用切欠部 67…フラックスバリア 68…境界点(当接部)
DESCRIPTION OF
Claims (2)
該ロータ部を囲繞するように対向配置されたステータ部と、を備えた永久磁石電動機において、
前記開口部は、前記ロータコアの径方向に沿ってリブによって右側開口部と左側開口部とに二分割されており、
前記永久磁石は、前記右側開口部及び前記左側開口部内にそれぞれ保持される右側永久磁石及び左側永久磁石から構成され、
前記右側開口部及び前記左側開口部のそれぞれにおける径方向内側部分には、前記リブとは反対側の周方向端部に、前記右側永久磁石及び前記左側永久磁石を前記右側開口部及び前記左側開口部内に保持させる接着剤の注入口となる充填用切欠部が形成されているとともに、
前記右側開口部及び前記左側開口部のそれぞれにおける径方向外側部分には、前記充填用切欠部に対して前記右側開口部及び前記左側開口部を各別に介した反対側に、前記リブとは反対側の周方向端部に向かうに従い、前記径方向内側部分との間の距離が小さくなるテーパ部が形成され、
前記右側永久磁石及び前記左側永久磁石と、前記右側開口部及び前記左側開口部のそれぞれにおける径方向外側部分とは、前記リブ近傍の第一接触点及び前記テーパ部における第二接触点の2点で接触するように構成され、
前記右側永久磁石及び前記左側永久磁石と、前記右側開口部及び前記左側開口部のそれぞれにおける径方向外側部分とは、前記第一接触点と前記第二接触点との間において離間していることを特徴とする永久磁石電動機。 A rotor core comprising a plurality of magnetic plate members laminated and a permanent magnet held in an opening formed in the rotor core, and a rotor portion supported rotatably around an axis;
In a permanent magnet electric motor comprising a stator portion disposed so as to surround the rotor portion,
The opening is divided into a right opening and a left opening by ribs along the radial direction of the rotor core ,
The permanent magnet is composed of a right permanent magnet and a left permanent magnet held in the right opening and the left opening, respectively.
The right side permanent magnet and the left side permanent magnet are placed on the radially inner end of each of the right side opening and the left side opening at the circumferential end opposite to the rib, and the right side opening and the left side opening. A notch for filling that serves as an inlet for the adhesive to be held in the part is formed,
The radially outer portion of each of the right side opening and the left side opening is opposite to the rib on the opposite side of the right side opening and the left side opening with respect to the notch for filling. As it goes to the circumferential end on the side, a taper portion is formed in which the distance between the radially inner portion is reduced ,
The right permanent magnet and the left permanent magnet, and the radially outer portion of each of the right opening and the left opening are two points: a first contact point in the vicinity of the rib and a second contact point in the tapered portion. Configured to contact with
The right permanent magnet and the left permanent magnet, and the radially outer portion of each of the right opening and the left opening are separated from each other between the first contact point and the second contact point. Permanent magnet motor characterized by
前記充填用切欠部と前記フラックスバリアとが、前記永久磁石と前記ロータコアとの当接部にて区画されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石電動機。 A flux barrier is formed at both ends in the circumferential direction of the rotor core in the opening,
The permanent magnet motor according to claim 1, wherein the filling notch and the flux barrier are configured to be partitioned by a contact portion between the permanent magnet and the rotor core.
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