JP5451135B2 - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ラスタ画像中のオブジェクトをグラディエント・メッシュに変換する際に、メッシュとオブジェクトとの間の色誤差を減らすようにメッシュの位置、勾配、色を調整してオブジェクトを近似する、画像の解像度フリー表現技術に関するものである。
従来、イラストや文字の解像度フリー表現には、オブジェクトの輪郭をベジェ、スプライン関数などで関数近似する手法が用いられている。この手法は高速かつ一般的であるが、複雑なグラデーションの表現が困難である。
解像度フリーで複雑なグラデーションを含むオブジェクトを描画するためには、Adobe Illustrator(登録商標)のグラディエント・メッシュ・ツールが一般に用いられている。グラディエント・メッシュでは、メッシュに色と勾配を与えて三次関数を生成することで複雑なオブジェクトを描画することができる(特許文献1、2)。
複雑なグラデーションを含むオブジェクトを解像度フリー表現するために、画像をメッシュで近似する手法が幾つか提案されている。三角形パッチを用いて画像を近似する手法(特許文献3)、ベジェパッチを細分割して近似誤差を低減する手法(非特許文献1)などが挙げられる。また、最適化問題を解いてグラディエント・メッシュを構築することで、少ないメッシュ数で解像度フリーを実現する手法も提案されている(特許文献4、非特許文献2)。
特開平11−345347号公報 特開平10−320585号公報 特登録03764765号 US 2008/0278479
Brian Price,William Barrett,「Object−based vectorization for interactive image editing」,In proceedings of Pacific Graphics 2006,2006,vol.22,no.9−11,p.661−670. Jian Sun,Lin Liang,Fang Wen,Heung−Yeung Shum,「Image Vectorization using Optimized Gradient Meshes」,In proceedings of SIGGRAPH 2007,2007,vol.26,no.3.
上述の三角形パッチを用いて画像を近似する手法では、オブジェクトの境界表現において問題がある。オブジェクトの境界が滑らかな曲線である場合、線形メッシュで曲線を忠実に近似することは困難であり、忠実に近似するためには多数のメッシュを用いなければならない。より少ないメッシュ数で複雑な境界を近似するためには、高次のメッシュを用いる必要がある。
上述のベジェパッチを細分割して近似誤差を低減する手法では、高次のメッシュを用いるため、オブジェクト境界の近似を忠実に行うことができる。しかしながら、近似誤差を低減するためにメッシュを細分割しているため、オブジェクトの色変化が複雑な部分でメッシュ数が増え、データ量も増大してしまう。
上述の最適化問題を解いてグラディエント・メッシュを構築する手法では、オブジェクト境界においても、オブジェクトの色変化が複雑な部分においても、より少ないメッシュ数で解像度フリーを実現することができる。しかしこの手法では、メッシュとオブジェクトとの間の色誤差を画素単位で評価して最適化問題を解いているため、スキャンノイズなどの高周波成分の影響を受けやすいと言う課題がある。
本発明は以上の問題に鑑みて成されたものであり、グラディエント・メッシュによるオブジェクトの近似を効率的に行うための技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、画像処理装置であって、
画像からオブジェクトの領域をオブジェクト領域として抽出する手段と、
前記オブジェクト領域を複数のメッシュに分割し、該メッシュを構成する各頂点について、位置情報、勾配情報、色情報を求める分割手段と、
前記複数のメッシュのそれぞれを複数の小領域に分割し、該小領域内の色情報と、該小領域に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の差を極小化するように、前記頂点の位置情報、勾配情報、色情報を変更する繰り返し演算を行うことで、前記頂点の位置情報、勾配情報、色情報、を決定する演算手段と
前記複数のメッシュのそれぞれについて、該メッシュの各頂点について前記演算手段が決定した位置情報、勾配情報、色情報を符号化する符号化手段とを備え、
前記演算手段は、前記メッシュを複数の小領域に分割する場合、前記繰り返し演算の回数の増加に応じて前記小領域の数を増加させることを特徴とする。
本発明の構成によれば、グラディエント・メッシュによるオブジェクトの近似を効率的に行うことができる。
第1の実施形態に係る画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。 メッシュ生成部102が、オブジェクト領域のデータを用いて行う処理のフローチャート。 抽出されたオブジェクト領域の一例を示す図。 ステップS201、S202における処理を説明する為の図。 ステップS203、S204における処理を説明する為の図。 ステップS205、S206における処理を説明する図。 ステップS207における処理を説明するための図。 最適化部103が行う処理のフローチャート。 エネルギ関数を示す図。 ステップS802,S803における処理を説明する図。 ステップS802,S803における処理を説明する図。 メッシュに対して図5のフローチャートに従った処理を行ったパラメトリック曲面を示す図。 メッシュに対して分割数を初めから細かく設定して計算した場合の例を示す図。 コンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図。 最適化部103が行う処理のフローチャート。 ステップS802,S1501,S803における処理について説明する図。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
先ず、図1を用いて、本実施形態に係る画像処理装置の機能構成例について説明する。図1に示す如く、本実施形態に係る画像処理装置は、オブジェクト入力部101、メッシュ生成部102、最適化部103、符号化部104、を有している。
オブジェクト入力部101には、1以上のオブジェクトを含む入力画像が入力される。この「オブジェクト」とは、文字や物体像などを指し示しており、本実施形態では、この「オブジェクト」は、色のグラデーションを有しているものとして説明する。即ち、本実施形態では、色のグラデーションを有するオブジェクトに対するメッシュ符号化を行う。
そしてオブジェクト入力部101は、この入力画像からオブジェクトの領域をオブジェクト領域として抽出する処理を行う。図3(a)に、抽出されたオブジェクト領域の一例を示す。抽出されたオブジェクト領域のデータには、オブジェクト領域301の枠部303を構成する各画素の、入力画像上における座標位置と、オブジェクト領域301の内部302を構成する各画素の画素値と、が含まれている。本実施形態では、画素値は、RGBのそれぞれの色成分が8ビットで表現されているものとして説明するが、色成分の種別、1つの色成分を構成するビット数、についてはこれに限定するものではない。また、オブジェクト領域のデータの構成については、オブジェクト領域の枠部を構成する各画素の座標位置、オブジェクト領域の内部を構成する各画素の画素値、が導出できるのであれば、他のデータ構成であっても良い。そしてオブジェクト入力部101は、抽出したオブジェクト領域のデータを、後段のメッシュ生成部102に送出する。
図2を用いて、メッシュ生成部102が、オブジェクト領域のデータを用いて行う処理について説明する。ステップS201では、メッシュ生成部102は、オブジェクト領域の枠部を構成する各画素の座標位置を用いて、オブジェクト領域内における基準位置を求める。本実施形態では、この基準位置として、オブジェクト領域の重心位置(中心位置)を求める。もちろん、オブジェクト領域内における基準位置は中心位置に限定するものではないし、中心位置を求めるための処理はこれに限定するものではない。
次に、ステップS202では、メッシュ生成部102は、ステップS201で求めた中心位置で互いに直交する2軸(x軸、y軸)をオブジェクト領域上に設けることで、この2軸でオブジェクト領域を4分割する。即ち、4つの分割領域を求める。
図3(b)を用いて、ステップS201、S202における処理を説明する。図3(b)において401は、ステップS201で求めた中心位置を示す。402,403は、この中心位置401で互いに直交する2軸で、それぞれ入力画像におけるx軸方向、y軸方向に沿っている。このような2軸402,403を設定することで、オブジェクト領域301は、分割領域404,405,406,407に分割される。
図2に戻って、次に、ステップS203、S204では、メッシュ生成部102は、それぞれの分割領域の枠部上に代表点を、対向する分割領域で代表点間の距離が最も長くなるように設定する。
図3(c)を用いて、ステップS203、S204における処理を説明する。図3(c)において501は分割領域404の枠部を示しており、502は分割領域405の枠部を示しており、503は分割領域406の枠部を示しており、504は分割領域407の枠部を示している。
ここでメッシュ生成部102は、分割領域404の枠部501上に代表点を設けると共に、分割領域404と対向する分割領域406の枠部503上にも代表点を設けるが、それぞれの代表点間の距離が最大となるように、それぞれの代表点の位置を決める。その結果、図3(c)に示す如く、枠部501上における代表点として代表点507が設定され、枠部503上における代表点として代表点509が設定される。
同様に、メッシュ生成部102は、分割領域405の枠部502上に代表点を設けると共に、分割領域405と対向する分割領域407の枠部504上にも代表点を設けるが、それぞれの代表点間の距離が最大となるように、それぞれの代表点の位置を決める。その結果、図3(c)に示す如く、枠部502上における代表点として代表点508が設定され、枠部504上における代表点として代表点510が設定される。
即ち、係る処理によれば、それぞれの分割領域の枠部上に1つの代表点を設定することができ、これにより、4つの代表点を偏りなく配置することができる。
図2に戻って、次に、ステップS205では、メッシュ生成部102は、隣接する代表点の間を結ぶ3次ベジェスプライン曲線(パラメトリック曲線)を求める処理を、それぞれの代表点間について行うことで、4つの3次ベジェスプライン曲線を求める。これにより、オブジェクト領域の枠部の形状を、この4つの3次ベジェスプライン曲線を用いて近似することができる。
次に、ステップS206では、メッシュ生成部102は、ステップS205で求めた4つの3次ベジェスプライン曲線からクーンズパッチを生成することで、この4つの3次ベジェスプライン曲線から1つのパラメトリック曲面を求める。
図3(d)を用いて、ステップS205、S206における処理を説明する。図3(d)において601は、代表点507と代表点508とを結ぶ3次ベジェスプライン曲線である。また、602は、代表点508と代表点509とを結ぶ3次ベジェスプライン曲線である。また、603は、代表点509と代表点510とを結ぶ3次ベジェスプライン曲線である。また、604は、代表点510と代表点507とを結ぶ3次ベジェスプライン曲線である。
従って図3(d)の場合、メッシュ生成部102は、ステップS205で4つの3次ベジェスプライン曲線601〜604を求める。そしてメッシュ生成部102は、ステップS206でこの4つの3次ベジエスプライン曲線601〜604で囲まれた領域をクーンズパッチでパラメトリック曲面表現することで、パラメトリック曲面605を求める。なお、係る処理については周知の技術であるので、これ以上の説明は省略する。
図2に戻って、次に、ステップS207では、メッシュ生成部102は、ステップS206で求めたパラメトリック曲面を、u方向、v方向、それぞれに均一に分割してメッシュ群を生成する。即ち、u方向、v方向に2次元的にパラメトリック曲面上の点をサンプリングすることで、サンプリングした4点で規定されるメッシュ単位で、パラメトリック曲面(オブジェクト領域)を分割する。この分割処理により、メッシュを構成する各頂点について、その位置を示す位置情報、その位置における勾配情報、その位置における色情報が求まる。
なお、その後の最適処理を効率的に行うため、メッシュ生成では、最適メッシュに近い位置にメッシュを生成することが望ましい。また、メッシュ数も画像の特徴に応じて適応的に配置されることが望ましい。
図4を用いて、ステップS207における処理を説明する。図4では、3次ベジエスプライン曲線701,703がu方向(即ちパラメトリック曲面が規定する方向)、3次ベジエスプライン曲線702,704がv方向(即ちパラメトリック曲面が規定する方向)とする。この場合、u方向、v方向に2次元的にパラメトリック曲面上の点をサンプリングすることで、サンプリングした4点で規定されるメッシュ単位でパラメトリック曲面を分割し、これによりメッシュ群705を生成する。即ち、パラメトリック曲面を複数のメッシュに分割する。
ここで「均一に分割」とは、パラメトリック曲面はu、v方向それぞれ0〜1の値を取る媒介変数で表現されているため、例えば、パラメトリック曲面を10分割する場合、媒介変数を0.1刻みで変化させた場合の各位置の点をサンプリングすることを指す。もちろん、分割数は任意に設定しても良い。図4では、u、v方向共に分割数を15に設定している。
メッシュ生成部102が上記の処理を行った後、最適化部103は、次のような処理を開始する。即ち、このようにして生成されたパラメトリック曲面上の複数のメッシュから算出されるメッシュ内の色と、このメッシュの入力画像上での位置に対応する色との誤差が極小となるように、下記の情報群を最適化する。
・ メッシュの位置情報(二次元座標)
・ 勾配情報
・ 色情報(RGB値)
・ 色の勾配情報
図5を用いて、最適化部103が行う処理について説明する。先ず、ステップS801では、反復回数を表す変数iを0に初期化する。次に、ステップS802では、ステップS803における分割要素である小領域の大きさや数の設定を行う。小領域の大きさや数は、変数iの値(ステップS802〜ステップS811で行う繰り返し演算の回数)や、メッシュ形状によって決定される。小領域の設定について詳しくは、以下のステップS803における処理についての詳細な説明と共に後述する。
ステップS803では、メッシュ生成部102が生成したそれぞれのメッシュ(初期メッシュ)をu方向、v方向それぞれに均一分割して四辺形パッチを生成し、更に四辺形パッチを三角形パッチに分割する。これにより、初期メッシュをステップS802で設定した小領域に細分割する。即ち、本ステップでは、それぞれの初期メッシュを複数の小領域(ここでは三角形パッチ)に分割する。
図7,11を用いて、ステップS802,S803における処理について説明する。先ず、変数iの値に応じて分割する小領域の数の制御方法について図7を用いて説明する。図7(a)には、メッシュ生成部102が生成した初期メッシュを示している。
図7(b)には、図7(a)に示した初期メッシュ(4つの黒丸で示す頂点で囲まれたメッシュ)を、変数i=0の時にステップS802で設定し、ステップS803で分割した小領域群を示している。図7(b)に示す如く、1つのメッシュは2×2の四辺形パッチに分割されており、更にそれぞれの四辺形パッチは2つの三角形パッチに分割されている。
図7(c)には、図7(a)に示した初期メッシュを、変数i=1の時にステップS802で設定し、ステップS803で分割した小領域群を示している。図7(c)に示す如く、1つのメッシュは3×3の四辺形パッチに分割されており、更にそれぞれの四辺形パッチは2つの三角形パッチに分割されている。
図7(d)には、図7(a)に示した初期メッシュを、変数i=2の時にステップS802で設定し、ステップS803で分割した小領域群を示している。図7(d)に示す如く、1つのメッシュは4×4の四辺形パッチに分割されており、更にそれぞれの四辺形パッチは2つの三角形パッチに分割されている。
このように、メッシュの分割数を制御する場合、ステップS802,S803では、それぞれのメッシュを、繰り返し演算の回数の増加に応じて増加する数の小領域に分割する処理を行う。最初は1つのメッシュを粗く分割するので、平滑化の効果が得られ、ノイズの影響を受けにくくなるため、メッシュを大きく変化させることができ、オブジェクトを粗く近似したメッシュを生成することができる。その後、分割を細かくしていくことで、メッシュの変化は大きくないが、オブジェクトを詳細に近似したメッシュを生成することができる。
次に、メッシュの形状に応じて分割する小領域の大きさの制御方法について図8を用いて説明する。図8(a)には、メッシュ生成部102が生成した初期メッシュを示している。図8(b)、(c)、(d)にはそれぞれ、図8(a)に示した初期メッシュ(4つの黒丸で示す頂点で囲まれたメッシュ)を、変数i=0,1,2の時にステップS802で設定し、ステップS803で分割した小領域群を示している。図8に示す如く、変数iの値が大きくなるに従って、メッシュが細く変形していることが分かる。ここでは、メッシュの頂点間の距離を基に、三角形パッチの大きさが閾値以下にならないように、縦横の分割数を変更している。例えば図8(c)では、図7(c)と同様にメッシュを3×3に分割するように設定しているが、メッシュの頂点1101と頂点1102との間の距離が縮まっていることから、メッシュは2×3に分割されている。図8(d)では、図7(d)と同様にメッシュを4×4に分割するように設定しているが、メッシュの頂点1103と頂点1104との間の距離がさらに縮まっていることから、メッシュは1×4に分割されている。
このように、メッシュの大きさを制御する場合、ステップS802,S803では、それぞれのメッシュを、繰り返し演算の回数の増加に応じて縮小するサイズを有する小領域に分割する処理を行う。
従って、ステップS802,S803では、メッシュの数、大きさの何れの制御を行っても良い。このような処理を行うことで、色誤差の評価値を安定的に求めることができる。
図5に戻って次に、ステップS804では、小領域(本実施形態では三角形パッチ)をエネルギ関数の評価単位に設定する。ここでは、最適化の誤差計算を画素単位ではなく、小領域単位で行うことで最適化精度の向上を図っている。図6に示されているエネルギ関数では、小領域の数に合わせてメッシュを分割して画素値を計算し、求めた画素間を連結して三角形パッチを生成し、三角形パッチ毎にエネルギ関数の値を評価している。
ステップS805では、反復回数を表す変数jを0に初期化し、ステップS806では、エネルギ関数からマトリクスを導出する。ここで、マトリクスの各要素(スカラー値)は、すべてのメッシュ情報を用いて計算される数値である。最適なメッシュ情報は未知であり、メッシュ情報を様々な値に変化させて極小のエネルギ値を持つメッシュ情報を求める必要がある。即ち、未知数分(メッシュ頂点数×変化させるパラメータ数)のサイズを持つマトリクスを導出し、計算する必要がある。マトリクス導出の方法は幾つかあるが、ここではLevenberg−Marquardt法という既知の方法を用いて導出する。
図6にエネルギ関数の式を示す。ここで、MはP個のオブジェクト領域から成るグラディエント・メッシュ、u、vはパラメトリック座標、pはオブジェクト領域、Ipはオブジェクト領域p内の元画像の色を示す。また、m(u、v)はグラディエント・メッシュの座標、fp(u、v)はオブジェクト領域p内のパラメトリック座標(u、v)におけるグラディエント・メッシュの色を示す。マトリクスは上述の通り、Levenberg−Marquardt法によって導出し、その際の未知数は、メッシュ(各頂点)の位置情報(二次元座標)、メッシュ(各頂点)の勾配情報、色の勾配情報である。
即ち、係る演算は、小領域内の色情報と、小領域に対応するオブジェクト領域内の色情報と、の差を極小化するように、頂点の位置情報、勾配情報、色情報を変更する繰り返し演算を行うことで、頂点の位置情報、勾配情報、色情報、を決定する処理である。なお、エネルギ関数は、上記の目的を達成することができるのであれば、係る式に限定するものではない。
ステップS807では、連立一次方程式の解Δuを計算し、ステップS808では、反復回数を表す変数jに1を加えて更新する。次に、ステップS809では、<Δuの絶対値の和(メッシュの更新量)が設定された閾値以下、または、変数jの値が設定された最大反復回数に達した>という条件が満たされたか否かを判断する。係る判断の結果、この条件が満たされた場合には処理をステップS810に進め、満たされていない場合には処理をステップS806に戻す。
即ち、係る繰り返し演算により、メッシュ(各頂点)の位置情報(二次元座標)、メッシュ(各頂点)の勾配情報、色情報(RGB値)、色の勾配情報が、最適に更新される(エネルギ関数を極小化するように変更される)。
ステップS810では、変数iの値に1を加えて更新する。ステップS811では、<ステップS803で行った小領域への分割数が設定された最大値以上、又は変数iの値が設定された最大反復回数に達した>という条件が満たされたか否かを判断する。もちろん、ステップS802,S803における制御方法によっては、<ステップS803で分割した小領域のサイズが最小値以下、又は変数iの値が設定された最大反復回数に達した>という条件をステップS811で用いても良い。係る判断の結果、条件が満たされた場合には本処理を終了し、満たされていない場合には処理をステップS802に戻す。
次に、図9(a)を用いて、図7(a)及び図8(a)に示した初期メッシュに対して図5に示したフローチャートに従った処理を行うことで得られるパラメトリック曲面の一例について説明する。
u方向、v方向にそれぞれ、変数i=0で5×5、i=1で10×10、i=2で20×20に分割されており、元の画像との平均誤差はそれぞれ、1.26、1.09、1.06/pixelと、誤差を最小値へ近づけている。ここで、平均誤差はRGB256階調の誤差をピクセル単位で計算したものである。また、画像を参照してもメッシュ頂点が大きく動き、画像の特徴を良く捉えている様子が伺える。
図9(a)に示す如く、エネルギ関数を極小化するように、初期メッシュの二次元座標、メッシュ(各頂点)の勾配、RGB値、色の勾配、を更新することで、パラメトリック曲面1201を生成する。
なお、本実施形態では、繰り返し演算にはLevenberg−Marquardt法を用いたが、Gauss−Newton法など他の手法を用いても構わない。また、最適化処理における連立一次方程式の計算には前処理付きBiconjugate Gradient Methodを用いたが、同様にLU分解、Cholesky分解など他の手法を用いても構わない。また、計算簡易化のため、色の勾配情報を未知数として計算しなくても構わない。
次に、図9(b)を用いて、図7(a)及び図8(a)に示した初期メッシュに対して分割数を初めから細かく設定して計算した場合の例について説明する。分割数はu方向、v方向に20×20で計算した結果、元の画像との平均誤差は、3.57/pixelと誤差の減りが少ないことが分かる。ここで、平均誤差はRGB256階調の誤差をピクセル単位で計算したものである。また、画像を参照してもメッシュ頂点の動きが少なく、1301に示す如く、画像の特徴を表現できていないことが分かる。
図1に戻って、最適化部103による上記処理を行った後、符号化部104は、最適化部103による上記の処理によって得られたメッシュデータ(演算結果)を符号化して管理する。メッシュデータには、次の項目の内容がテキストとして記されている。
・ メッシュのu方向の頂点数、メッシュのv方向の頂点数、領域数等を含むヘッダ
・ メッシュの頂点のx座標、y座標、u方向の勾配、v方向の勾配、u方向のスケール値、v方向のスケール値、RGB値、色のu方向の勾配、色のv方向の勾配
本実施形態では、符号化部104は、このような項目の内容が記されたテキストデータとしてのメッシュデータをzip符号化して管理しているが、非可逆符号化を含めた他の符号化方法を用いても構わない。
以上説明したように、本実施形態では、メッシュとオブジェクトとの間の色誤差を小領域単位で評価して極小化し、小領域の数や大きさを最適化処理の反復回数やメッシュ形状に応じて変更する。係る処理により、本実施形態では、グラディエント・メッシュによるオブジェクトの近似の画質向上および処理時間の削減を実現することができる。
<第1の実施形態の変形例>
図1に示した各部はハードウェアで構成しても良いが、ソフトウェア(コンピュータプログラム)として実装しても良い。この場合、このソフトウェアは、PC(パーソナルコンピュータ)等、一般のコンピュータのメモリにインストールされることになる。そしてこのコンピュータのCPUがこのインストールされたソフトウェアを実行することで、このコンピュータは、上述の画像処理装置の機能(図1に示した各部の機能)を実現することになる。即ち、このコンピュータは、上述の画像処理装置に適用することができる。図10を用いて、第1の実施形態に係る画像処理装置として適用可能なコンピュータのハードウェア構成例について説明する。
CPU1401は、RAM1402やROM1403に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて、コンピュータ全体の制御を行うと共に、画像処理装置が行うものとして説明した上述の各処理を実行する。即ち、図1に示した各部が行うものとして上述した各処理を実行する。
RAM1402は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の一例である。RAM1402は、外部記憶装置1407や記憶媒体ドライブ1408からロードされたコンピュータプログラムやデータ、I/F(インターフェース)1409を介して外部装置から受信したデータなどを一時的に記憶するためのエリアを有する。更に、RAM1402は、CPU1401が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。即ち、RAM1402は、各種のエリアを適宜提供することができる。ROM1403は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の一例であり、コンピュータの設定データや、ブートプログラムなどが格納されている。
キーボード1404、マウス1405は、コンピュータの操作者が操作することで、各種の指示をCPU1401に対して入力することができる。表示装置1406は、CRTや液晶画面などにより構成されており、CPU1401による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。例えば、上記入力画像を表示したり、抽出したオブジェクト領域を明示的に表示したり、メッシュ符号化の過程で求めた3次ベジエスプライン曲線やパラメトリック曲面等を表示したりすることができる。
外部記憶装置1407は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の一例であり、ハードディスクドライブ装置に代表される大容量情報記憶装置である。外部記憶装置1407には、OS(オペレーティングシステム)や、図1に示した各部の機能をCPU1401に実現させるためのコンピュータプログラムやデータ、上記入力画像のデータ、既知の情報として説明した情報等が保存されている。外部記憶装置1407に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU1401による制御に従って適宜RAM1402にロードされ、CPU1401による処理対象となる。
記憶媒体ドライブ1408は、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶媒体に記録されているコンピュータプログラムやデータを読み出し、読み出したコンピュータプログラムやデータを外部記憶装置1407やRAM1402に出力する。なお、外部記憶装置1407に保存されているものとして説明した情報の一部若しくは全部をこの記憶媒体に記録させておき、この記憶媒体ドライブ1408に読み取らせても良い。
I/F1409は、外部装置をコンピュータに接続する為のものである。例えば、ディジタルカメラなど、上記入力画像を取得するための装置を、このI/F1409に接続し、この装置から入力画像をI/F1409を介してRAM1402や外部記憶装置1407に取得するようにしても良い。1410は、上述の各部を繋ぐバスである。
上記構成において、本コンピュータの電源がONになると、CPU1401はROM1403に格納されている上記ブートプログラムに従って、外部記憶装置1407からOSをRAM1402にロードする。この結果、キーボード1404、マウス1405を介した情報入力操作が可能となり、表示装置1406にGUIを表示することが可能となる。ユーザが、キーボード1404やマウス1405を操作し、外部記憶装置1407に格納された画像処理用アプリケーションプログラムの起動指示を入力すると、CPU1401はこのプログラムをRAM1402にロードし、実行する。これにより、本コンピュータが上記の画像処理装置として機能することになる。
CPU1401が実行する画像処理用のアプリケーションプログラムは、基本的に図2、図5に示す各構成要素に相当する関数を備えることになる。ここで、符号化したグラディエント・メッシュのデータは外部記憶装置1407に保存することになる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、メッシュ最適化時の小領域の設定において、小領域の大きさ、または数を、反復回数を表す変数i、またはメッシュ形状より決定する方法を説明した。しかし第1の実施形態では、入力したオブジェクトにおいて、分割方向に特徴を持つ模様などが含まれる場合、最適問題の精度が十分に得られない場合もある。本実施形態では、係る点を鑑みた小領域の設定方法について説明する。
本実施形態では、最適化部103の動作のみが第1の実施形態と異なるので、以下では、本実施形態における最適化部103の動作についてのみ説明する。図11を用いて、最適化部103が行う処理について説明する。図11において、図5に示した処理ステップと同じ処理ステップについては同じ参照番号を付しており、その説明は省略する。
ステップS1501では、ステップS803において行う分割の方向を、反復回数を表す変数iに基づいて設定する。従ってステップS803では、ステップS802で設定した小領域を単位にして、ステップS1501で設定した分割方向に初期メッシュを分割する。
図12を用いて、ステップS802,S1501,S803における処理について説明する。図12(a)には、メッシュ生成部102が生成した初期メッシュを示している。
図12(b)には、図12(a)に示した初期メッシュ(4つの黒丸で示す頂点で囲まれたメッシュ)を、変数i=0の時にステップS802,S1501で設定し、ステップS803で分割した小領域群を示している。即ち、変数i=0の時には、初期メッシュを2×2の四辺形パッチに分割し、更にそれぞれの四辺形パッチを2つの三角形パッチに分割する。その際、分割は左上から右下へ向かって行う。
図12(c)には、図12(a)に示した初期メッシュを、変数i=1の時にステップS802,S1501で設定し、ステップS803で分割した小領域群を示している。即ち、変数i=1の時には、初期メッシュを3×3の四辺形パッチに分割し、更にそれぞれの四辺形パッチを2つの三角形パッチに分割する。その際、分割は右上から左下へ向かって行う。
図12(d)には、図12(a)に示した初期メッシュを、変数i=2の時にステップS802,S1501で設定し、ステップS803で分割した小領域群を示している。即ち、変数i=2の時には、初期メッシュのうち1つのメッシュを4×4の四辺形パッチに分割し、更にそれぞれの四辺形パッチを2つの三角形パッチに分割する。その際、分割は左上から右下へ向かって行う。
このように、反復回数が増えるに従って、粗い分割から細かい分割に変更しており、かつ、分割方向も変更している。このような処理を行うことで、斜め方向の模様を持つ画像など特徴的な画像が与えられたときでも、エネルギ関数を精度良く評価でき、最適問題を効率的に解くことができる。
以上の処理により、最適化部103における最適メッシュが構築される。そして、最適化部103により作成された最適メッシュを用いた符号化部104の動作については第1の実施形態と同様である。
<変形例>
上述の通り、第2の実施形態は、最適化部103の動作のみが第1の実施形態と異なるだけであるので、第2の実施形態に係る画像処理装置に対しても、図10に示したハードウェア構成例を示すコンピュータを適用することができるのは言うまでもない。
第2の実施形態の変形例では、CPU1401が実行する画像処理用のアプリケーションプログラムは、基本的に図2、図11に示す各構成要素に相当する関数を備えることになる。ここで、符号化したグラディエント・メッシュのデータは外部記憶装置1407に保存することになる。

Claims (11)

  1. 画像処理装置であって、
    画像からオブジェクトの領域をオブジェクト領域として抽出する手段と、
    前記オブジェクト領域を複数のメッシュに分割し、該メッシュを構成する各頂点について、位置情報、勾配情報、色情報を求める分割手段と、
    前記複数のメッシュのそれぞれを複数の小領域に分割し、該小領域内の色情報と、該小領域に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の差を極小化するように、前記頂点の位置情報、勾配情報、色情報を変更する繰り返し演算を行うことで、前記頂点の位置情報、勾配情報、色情報、を決定する演算手段と
    前記複数のメッシュのそれぞれについて、該メッシュの各頂点について前記演算手段が決定した位置情報、勾配情報、色情報を符号化する符号化手段とを備え、
    前記演算手段は、前記メッシュを複数の小領域に分割する場合、前記繰り返し演算の回数の増加に応じて前記小領域の数を増加させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像処理装置であって、
    画像からオブジェクトの領域をオブジェクト領域として抽出する手段と、
    前記オブジェクト領域を複数のメッシュに分割し、該メッシュを構成する各頂点について、位置情報、勾配情報、色情報を求める分割手段と、
    前記複数のメッシュのそれぞれを複数の小領域に分割し、該小領域内の色情報と、該小領域に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の差を極小化するように、前記頂点の位置情報、勾配情報、色情報を変更する繰り返し演算を行うことで、前記頂点の位置情報、勾配情報、色情報、を決定する演算手段と、
    前記複数のメッシュのそれぞれについて、該メッシュの各頂点について前記演算手段が決定した位置情報、勾配情報、色情報を符号化する符号化手段とを備え、
    前記演算手段は、前記メッシュを複数の小領域に分割する場合、前記繰り返し演算の回数の増加に応じて前記小領域のサイズを縮小させることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記演算手段は、前記メッシュを複数の小領域に分割する場合、前記繰り返し演算の回数の増加に応じて分割方向を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記分割手段は、
    前記オブジェクト領域内における基準位置を求める手段と、
    前記基準位置を通り、互いに直交する2軸を前記オブジェクト領域内に設けることで、この2軸によって前記オブジェクト領域を4つの分割領域に分割する手段と、
    前記4つの分割領域のそれぞれの枠部上に代表点を、対向する分割領域で代表点間の距離が最も長くなるように設定する手段と、
    隣接する代表点の間を結ぶ曲線を求める処理を、それぞれの代表点間について行うことで、4つの曲線を求める手段と、
    前記4つの曲線を用いて、前記4つの曲線で囲まれた領域に対する曲面を求める手段と、
    前記曲面が規定する2軸のそれぞれの軸方向に2次元的に前記曲面上の点をサンプリングすることで、4点で規定されるメッシュ単位で前記オブジェクト領域を分割して、メッシュを構成する各頂点の位置情報、勾配情報、色情報を求める手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記曲線は、3次ベジエスプライン曲線であることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記曲面は、クーンズパッチであることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記小領域は、三角形パッチであることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の抽出手段が、画像からオブジェクトの領域をオブジェクト領域として抽出する工程と、
    前記画像処理装置の分割手段が、前記オブジェクト領域を複数のメッシュに分割し、該メッシュを構成する各頂点について、位置情報、勾配情報、色情報を求める分割工程と、
    前記画像処理装置の演算手段が、前記複数のメッシュのそれぞれを複数の小領域に分割し、該小領域内の色情報と、該小領域に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の差を極小化するように、前記頂点の位置情報、勾配情報、色情報を変更する繰り返し演算を行うことで、前記頂点の位置情報、勾配情報、色情報、を決定する演算工程と
    前記画像処理装置の符号化手段が、前記複数のメッシュのそれぞれについて、該メッシュの各頂点について前記演算工程で決定した位置情報、勾配情報、色情報を符号化する符号化工程とを備え、
    前記演算工程では、前記メッシュを複数の小領域に分割する場合、前記繰り返し演算の回数の増加に応じて前記小領域の数を増加させることを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の抽出手段が、画像からオブジェクトの領域をオブジェクト領域として抽出する工程と、
    前記画像処理装置の分割手段が、前記オブジェクト領域を複数のメッシュに分割し、該メッシュを構成する各頂点について、位置情報、勾配情報、色情報を求める分割工程と、
    前記画像処理装置の演算手段が、前記複数のメッシュのそれぞれを複数の小領域に分割し、該小領域内の色情報と、該小領域に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の差を極小化するように、前記頂点の位置情報、勾配情報、色情報を変更する繰り返し演算を行うことで、前記頂点の位置情報、勾配情報、色情報、を決定する演算工程と、
    前記画像処理装置の符号化手段が、前記複数のメッシュのそれぞれについて、該メッシュの各頂点について前記演算工程で決定した位置情報、勾配情報、色情報を符号化する符号化工程とを備え、
    前記演算工程では、前記メッシュを複数の小領域に分割する場合、前記繰り返し演算の回数の増加に応じて前記小領域のサイズを縮小させることを特徴とする画像処理方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させる為のコンピュータプログラム。
  11. 請求項10に記載のコンピュータプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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