JP5230372B2 - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、メッシュ符号化技術に関するものである。
従来、イラストや文字の解像度フリー表現には、オブジェクトの輪郭をベジェ、スプライン関数などで関数近似する手法が用いられている。この手法は高速かつ一般的であるが、複雑なグラデーションの表現が困難である。
解像度フリーで複雑なグラデーションを含むオブジェクトを描画するためには、Adobe Illustrator(登録商標)のグラディエント・メッシュ・ツールが一般に用いられている。グラディエント・メッシュは、メッシュに色と勾配を与えて三次関数を生成することで複雑なオブジェクトを描画できる(特許文献1、2)。
複雑なグラデーションを含むオブジェクトを解像度フリー表現するためには、画像をメッシュで近似する手法が幾つか提案されている。
例えば、三角形パッチを用いて画像を近似する手法(特許文献3)、ベジェパッチを細分割して近似誤差を低減する手法(非特許文献1)などが挙げられる。また、最適化問題を解いてグラディエント・メッシュを構築することで、少ないメッシュ数で解像度フリーを実現する手法も提案されている(非特許文献2)。
特開平11−345347号公報 特開平10−320585号公報 特登録03764765 Brian Price,William Barrett,「Object−based vectorization for interactive image editing」,In proceedings of Pacific Graphics 2006,2006,vol.22,no.9−11,p.661−670. Jian Sun,Lin Liang,Fang Wen,Heung−Yeung Shum,「Image Vectorization using Optimized Gradient Meshes」,In proceedings of SIGGRAPH 2007,2007,vol.26,no.3.
上述の三角形パッチを用いて画像を近似する手法では、オブジェクトの境界表現において問題がある。オブジェクトの境界が滑らかな曲線のとき、線形メッシュで曲線を忠実に近似することは困難であり、忠実に近似するためには多数のメッシュを用いなければならない。より少ない数のメッシュで複雑な境界の近似をする為には、高次のメッシュを用いる必要がある。
上述のベジェパッチを細分割して近似誤差を低減する手法では、高次のメッシュを用いるため、オブジェクト境界の近似を忠実に行える。しかしながら、近似誤差を低減するためにメッシュを細分割しているため、オブジェクトの色変化が複雑な部分ではメッシュ数が増え、データ量も増大してしまう。
上述の最適化問題を解いてグラディエント・メッシュを構築する手法では、オブジェクト境界においても、オブジェクトの色変化が複雑な部分においても、より少ないメッシュ数で解像度フリーを実現できる。しかしこの手法では、処理手順にあるメッシュ生成時に代表点を、メッシュ制御時にメッシュ数を、ユーザが決定する必要があるため、容易に利用することはできない。ここで、代表点およびメッシュ数が適切に与えられないとき、画質、データ量、計算時間において十分なメッシュを生成できないと言う課題が残る。
また代表点決定においては、特許文献1で提案されている手法があるが、この手法ではオブジェクトを近似するためにメッシュの編集を繰り返す必要があり、多くの処理時間を要する。
グラディエント・メッシュ生成の処理手順を簡単に示すと、1.オブジェクト入力、2.メッシュ生成、3.メッシュ制御、4.最適化の4つの処理で構成される。以下に具体的な課題を2点示す。
課題の一つ目として、メッシュ生成時に、代表点4点を決定する必要があるが、代表点4点の位置が画質に影響を与えることが挙げられる。一般に、メッシュの歪みが少ないときに画質は向上する。メッシュの歪みを少なく生成するために、オブジェクトを包含する位置に代表点を決めることが望まれる。
課題の二つ目として、メッシュ制御時に、オブジェクトの特徴に合わせたメッシュ数の選択が画質、データ量、計算時間に影響を与えることが挙げられる。一般にメッシュ数が多くなるほど画質は向上するが、データ量および計算時間は増大してしまう。オブジェクトの特徴的な部分にはメッシュを多く配置して画質の向上を図り、特徴が少ない部分にはメッシュを少なく配置して、画質の劣化を抑えながらデータ量および計算時間を削減することで効率的なメッシュ制御を行える。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、グラデーションを有するオブジェクトのメッシュ符号化を行う場合に、メッシュの形状や数の決定をより効率的、且つ最適に行うための技術を提供することを目的とする。
さらに本発明は、できるだけメッシュの歪みが小さくなるように代表点を設定する為の技術も提供することも目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、画像処理装置であって、
画像からオブジェクトの領域をオブジェクト領域として抽出する手段と、
前記オブジェクト領域を2つの異なる方向に分割することで該オブジェクト領域を複数のメッシュに分割し、メッシュを構成する各頂点について、該頂点の位置を示す位置情報、該位置における勾配情報、該位置における画素値を示す色情報を求める分割手段と、
前記複数のメッシュのそれぞれの頂点のうち、不要頂点を決定する決定手段と、
前記不要頂点以外の頂点を要頂点とし、該要頂点から成るメッシュ内の色情報と、該メッシュの位置に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の差を極小化するように、前記要頂点の位置情報、勾配情報、色情報を変更する繰り返し演算を行うことで、前記要頂点の位置情報、勾配情報、色情報、を決定する演算手段と
を備え
前記決定手段は、
前記2つの異なる方向のうち一方の方向の各頂点列に対し、該頂点列と該頂点列に隣接する頂点列とから成るメッシュ群の色情報と、該メッシュ群の位置に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の色差を求め、
前記一方の方向の各頂点列について求めた色差のうち最小の色差を求めた頂点列に属する頂点を前記不要頂点として決定する
ことを特徴とする。
本発明の構成によれば、グラデーションを有するオブジェクトのメッシュ符号化を行う場合に、メッシュの形状や数の決定をより効率的、且つ最適に行うことができる。
また、本発明の構成によれば、できるだけメッシュの歪みが小さくなるように代表点を設定することができる。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の機能構成例を示すブロック図である。図1に示す如く、本実施形態に係る画像処理装置は、オブジェクト入力部101、メッシュ生成部102、メッシュ制御部103、最適化部104、符号化部105、を有している。
オブジェクト入力部101には、1以上のオブジェクトを含む入力画像が入力される。この「オブジェクト」とは、文字や物体像などを指し示しており、本実施形態では、この「オブジェクト」は、色のグラデーションを有しているものとして説明する。即ち、本実施形態では、色のグラデーションを有するオブジェクトのメッシュ符号化を行うことを目的としている。
そしてオブジェクト入力部101は、この入力画像からオブジェクトの領域をオブジェクト領域として抽出する処理を行う。図3は、抽出されたオブジェクト領域の一例を示す図である。抽出されたオブジェクト領域のデータには、オブジェクト領域301の枠部303を構成する各画素の、入力画像上における座標位置と、オブジェクト領域301の内部302を構成する各画素の画素値データと、が含まれている。本実施形態では、画素値は、RGBのそれぞれの色成分が8ビットで表現されているものとして説明するが、色成分の種別、1つの色成分を構成するビット数、についてはこれに限定するものではない。また、オブジェクト領域のデータの構成については、オブジェクト領域の枠部を構成する各画素の座標位置、オブジェクト領域の内部を構成する各画素の画素値、が導出できるのであれば、他のデータ構成であっても良い。
そしてオブジェクト入力部101は、抽出したオブジェクト領域のデータを、後段のメッシュ生成部102に送出する。
図2は、メッシュ生成部102が、オブジェクト領域のデータを用いて行う処理のフローチャートである。
ステップS201では、メッシュ生成部102は、オブジェクト領域の枠部を構成する各画素の座標位置を用いて、オブジェクト領域の重心位置(中心位置)を求める。もちろん、オブジェクト領域の中心位置を求めるための処理はこれに限定するものではない。
次に、ステップS202では、メッシュ生成部102は、ステップS201で求めた中心位置で互いに直交する2軸(x軸、y軸)をオブジェクト領域上に設けることで、この2軸でオブジェクト領域を4分割する。即ち、4つの分割領域を求める。
図4は、ステップS201、S202における処理を説明する為の図である。図2において401は、ステップS201で求めた中心位置を示す。402,403は、この中心位置401で互いに直交する2軸で、それぞれ入力画像におけるx軸方向、y軸方向に沿っている。このような2軸402,403を設定することで、オブジェクト領域301は、分割領域404,405,406,407に分割される。
図2に戻って、次に、ステップS203、S204では、メッシュ生成部102は、それぞれの分割領域の枠部上に代表点を、対向する分割領域で代表点間の距離が最も長くなるように設定する。
図5は、ステップS203、S204における処理を説明する為の図である。図5において501は分割領域404の枠部を示しており、502は分割領域405の枠部を示しており、503は分割領域406の枠部を示しており、504は分割領域407の枠部を示している。
ここでメッシュ生成部102は、分割領域404の枠部501上に代表点を設けると共に、分割領域404と対向する分割領域406の枠部503上にも代表点を設けるが、それぞれの代表点間の距離が最大となるように、それぞれの代表点の位置を決める。その結果、図5に示す如く、枠部501上における代表点として代表点507が設定され、枠部503上における代表点として代表点509が設定される。
同様に、メッシュ生成部102は、分割領域405の枠部502上に代表点を設けると共に、分割領域405と対向する分割領域407の枠部504上にも代表点を設けるが、それぞれの代表点間の距離が最大となるように、それぞれの代表点の位置を決める。その結果、図5に示す如く、枠部502上における代表点として代表点508が設定され、枠部504上における代表点として代表点510が設定される。
即ち、係る処理によれば、それぞれの分割領域に1つの代表点を設定することができ、これにより、4つの代表点を偏りなく配置することができる。
図2に戻って、次に、ステップS205では、メッシュ生成部102は、隣接する代表点の間を結ぶ3次ベジェスプライン曲線(パラメトリック曲線)を求める処理を、それぞれの代表点間について行うことで、4つの3次ベジェスプライン曲線を求める。
これにより、オブジェクト領域の枠部の形状を、この3次ベジェスプライン曲線を用いて近似することができる。
次に、ステップS206では、メッシュ生成部102は、ステップS205で求めた4つの3次ベジェスプライン曲線からクーンズパッチを生成することで、この4つの3次ベジェスプライン曲線から1つのパラメトリック曲面を求める。
図6は、ステップS205、S206における処理を説明する図である。
図6において605は、代表点507と代表点508とを結ぶ3次ベジェスプライン曲線である。また、606は、代表点508と代表点509とを結ぶ3次ベジェスプライン曲線である。また、607は、代表点509と代表点510とを結ぶ3次ベジェスプライン曲線である。また、608は、代表点510と代表点507とを結ぶ3次ベジェスプライン曲線である。
そしてメッシュ生成部102は、ステップS205においてこの4つの3次ベジェスプライン曲線を求めると、この4つの3次ベジエスプライン曲線で囲まれた領域を、クーンズパッチでパラメトリック曲面表現することで、パラメトリック曲面609を求める。
図2に戻って、次に、ステップS207では、メッシュ生成部102は、ステップS206で求めたパラメトリック曲面を、u方向、v方向、それぞれに均一に分割して初期メッシュを生成する。即ち、u方向、v方向に2次元的にパラメトリック曲面上の点をサンプリングすることで、サンプリングした4点で規定されるメッシュ単位で、パラメトリック曲面(オブジェクト領域)を分割する。この分割処理により、メッシュを構成する各頂点について、その位置を示す位置情報、その位置における勾配情報、その位置における色情報を求める。
なお、その後の最適処理を効率的に行うため、初期メッシュは最適メッシュに近い位置にメッシュを生成することが望ましい。また、メッシュ数も画像の特徴に応じて適応的に配置されることが望ましい。
図7は、ステップS207における処理を説明するための図である。図7では、3次ベジエスプライン曲線701,703がu方向(即ちこれらの3次ベジエスプライン曲線が規定する方向)、3次ベジエスプライン曲線702,704がv方向(即ちこれらの3次ベジエスプライン曲線が規定する方向)とする。この場合、u方向、v方向に2次元的にパラメトリック曲面上の点をサンプリングすることで、サンプリングした4点で規定されるメッシュ単位で、パラメトリック曲面を分割し、これにより初期メッシュ705を生成する。即ち、パラメトリック曲面を複数のメッシュに分割する。
ここで「均一に分割」とは、パラメトリック曲面はu、v方向それぞれ0〜1の値を取る媒介変数で表現されているため、例えば、パラメトリック曲面を10分割する場合、媒介変数を0.1刻みで変化させた場合の各位置の点をサンプリングすることを指す。もちろん、分割数は任意に設定しても良い。図7では、u、v方向共に分割数を30に設定している。
そして、メッシュ生成部102が上記の処理を行った後、メッシュ制御部103は、図8に示したフローチャートに従った処理を開始する。
図8は、メッシュ制御部103が行う処理のフローチャートである。なお、図8に示したフローチャートに従った処理は、u方向、v方向のそれぞれについて行うことになる。なお、u方向、v方向のそれぞれについて行う処理は同様であるので、以下では、u方向に対する処理を例に取り説明する。即ち、v方向についての処理には、以下の説明を同様に適用すればよい。
ステップS801では、メッシュ制御部103は、ステップS207で求めたそれぞれの頂点をu方向の列毎に参照する。そして、参照した列の頂点と隣接する列の頂点とから成るメッシュ(着目メッシュ)内の色情報と、このメッシュの位置に対応するオブジェクト領域内の色情報と、の差(誤差)の平均値(平均誤差)を求める。これにより、u方向の各列について平均誤差を求めることができる。
次に、ステップS802では、メッシュ制御部103は、ステップS801でu方向の列毎に求めた平均誤差のうち最大値(最大平均値)が目標誤差(規定値)よりも大きいか否かを判断する。そして最大平均値が目標誤差以下(規定値以下)の場合には処理をステップS802に戻す。
ステップS802では、メッシュ制御部103は、最小の平均誤差(最小平均値)を求めた列に属する頂点を不要頂点として決定し、この不要頂点の位置情報、勾配情報、色情報を削除する。そして処理をステップS801に戻し、不要頂点以外の頂点群について以降の処理を行う。
上述の通り、図8の示したフローチャートに従ったこのような処理は、u方向だけでなくv方向についても行うので、結果として、u方向、v方向のそれぞれについて不要頂点を決定することができる。
そしてメッシュ制御部103は最後に、不要頂点以外の頂点(位置情報、勾配情報、色情報が削除されていない頂点(要頂点))を用いて再度、パラメトリック曲面を再構成する。
図9は、図7に示したパラメトリック曲面に対して図8に示したフローチャートに従った処理をu方向、v方向のそれぞれについて行うことで得られるパラメトリック曲面の一例を示す図である。図9に示す如く、初期メッシュ705から不要頂点を削除することで、適応型初期メッシュ905が生成されている。
メッシュ制御部103が上記の処理を行った後、最適化部104は、次のような処理を解する。即ち、このようにして再構成されたパラメトリック曲面上の複数のメッシュから算出されるメッシュ内の色と、このメッシュの入力画像上での位置に対応する色との誤差が極小となるように、下記の情報群を最適化する。
・ メッシュの位置情報(二次元座標)
・ 勾配情報
・ 色情報(RGB値)
・ 色の勾配情報
図10は、メッシュ制御部103が行う処理のフローチャートである。
先ずステップS1001では、最適化部104は、各メッシュをu方向、v方向に等分割し、各メッシュを三角形パッチで細分割する。分割数は任意に設定できるが、ここではu、v方向共に5としている。
次に、ステップS1002において、三角形パッチをエネルギ関数の評価単位に設定する。ここでは、最適化の誤差計算を画素単位ではなく、三角形パッチ単位で行うことで最適化精度の向上を図っている。
ステップS1003では、反復回数を表す変数iを設定する。
ステップS1004では、エネルギ関数からマトリクスを導出する。
ここで、マトリクスの各要素(スカラー値)は、すべてのメッシュ情報を用いて計算される数値である。最適なメッシュ情報は未知であり、メッシュ情報を様々な値に変化させて極小のスカラー値を持つメッシュ情報を求める必要がある。即ち、未知数分(メッシュ頂点数×変化させるパラメータ数)のサイズを持つマトリクスを導出し、計算する必要がある。マトリクス導出の方法は幾つかあるが、ここではLevenberg−Marquardt法という既知の方法を用いて導出する。
図11にエネルギ関数の式を示す。ここで、u、vはパラメトリック座標、pはオブジェクト領域、Ipは領域p内の元画像の色を示す。また、m(u、v)はグラディエント・メッシュの座標、fp(u、v)は領域p内のグラディエント・メッシュの色、s、tはパラメトリック座標、λは第1項とのバランスを示す。またマトリクスは、Levenberg−Marquardt法によって導出する。ここで未知数は、メッシュ(各頂点)の位置情報(二次元座標)、メッシュ(各頂点)の勾配情報、色の勾配情報である。
ステップS1005では、連立一次方程式の解Δuを計算する。
ステップS1006では、反復回数を表す変数iに1を加える。
ステップS1007において、Δuの絶対値の和(メッシュの更新量)が設定された閾値以下、または、iが設定された最大反復回数に達したとき、処理を終了する。また、条件を満足しないとき、ステップS1004の処理へ戻る。
即ち、係る繰り返し演算により、メッシュ(各頂点)の位置情報(二次元座標)、メッシュ(各頂点)の勾配情報、色情報(RGB値)、色の勾配情報が、最適に更新される(エネルギー関数を極小化するように変更される)。
図12は、図9に示したパラメトリック曲面に対して図10に示したフローチャートに従った処理を行うことで得られるパラメトリック曲面の一例を示す図である。図12に示す如く、エネルギー関数を極小化するように、適応型初期メッシュ905の二次元座標、メッシュ(各頂点)の勾配、RGB値、色の勾配、を更新することで、パラメトリック曲面1201を生成する。
なお、本実施形態では、繰り返し演算にはLevenberg−Marquardt法を用いたが、Gauss−Newton法など他の手法を用いても構わない。また、最適化処理における連立一次方程式の計算には前処理付きBiconjugate Gradient Methodを用いたが、同様にLU分解、Cholesky分解など他の手法を用いても構わない。また、計算簡易化のため、色の勾配情報を未知数として計算しなくても構わない。
最適化部104による上記処理を行った後、符号化部105は、上記の処理によって得られたメッシュデータ(演算結果)を符号化して管理する。メッシュデータには、次の項目の内容がテキストとして記されている。
・ メッシュのu方向の頂点数、メッシュのv方向の頂点数、領域数等を含むヘッダ
・ メッシュの頂点のx座標、y座標、u方向の勾配、v方向の勾配、u方向のスケール値、v方向のスケール値、RGB値、色のu方向の勾配、色のv方向の勾配
本実施形態では、符号化部105は、このような項目の内容が記されたテキストデータとしてのメッシュデータをzip符号化して管理しているが、非可逆符号化を含めた他の符号化方法を用いても構わない。
以上の説明により、本実施形態によれば、メッシュ生成時における代表点の決定と、メッシュ制御時におけるメッシュ形状およびメッシュ数の決定を効率的に行うことができるので、画質の向上、データ量および処理時間の削減を実現することができる。
<変形例>
図1に示した各部はハードウェアで構成しても良いが、ソフトウェア(コンピュータプログラム)として実装ても良い。この場合、このソフトウェアは、PC(パーソナルコンピュータ)等の一般のコンピュータのメモリにインストールされることになる。そしてこのコンピュータのCPUがこのインストールされたソフトウェアを実行することで、このコンピュータは、上述の画像処理装置の機能(図1に示した各部の機能)を実現することになる。即ち、このコンピュータは、上述の画像処理装置に適用することができる。
図13は、第1の実施形態に係る画像処理装置として適用可能なコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
CPU1301は、RAM1302やROM1303に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて、コンピュータ全体の制御を行うと共に、画像処理装置が行うものとして説明した上述の各処理を実行する。即ち、図1に示した各部が行うものとして上述した各処理を実行する。
RAM1302は、外部記憶装置1307や記憶媒体ドライブ1308からロードされたコンピュータプログラムやデータ、I/F(インターフェース)1309を介して外部装置から受信したデータなどを一時的に記憶するためのエリアを有する。更に、RAM1302は、CPU1301が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。即ち、RAM1302は、各種のエリアを適宜提供することができる。
ROM1303には、コンピュータの設定データや、ブートプログラムなどが格納されている。
キーボード1304、マウス1305は、コンピュータの操作者が操作することで、各種の指示をCPU1301に対して入力することができる。
表示装置1306は、CRTや液晶画面などにより構成されており、CPU1301による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。例えば、上記入力画像を表示したり、抽出したオブジェクト領域を明示的に表示したり、メッシュ符号化の過程で求めた3次ベジエスプライン曲線やパラメトリック曲面等を表示したりすることができる。
外部記憶装置1307は、ハードディスクドライブ装置に代表される大容量情報記憶装置である。外部記憶装置1307には、OS(オペレーティングシステム)や、図1に示した各部の機能をCPU1301に実現させるためのコンピュータプログラムやデータ、上記入力画像のデータ、既知の情報として説明した情報等が保存されている。外部記憶装置1307に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU1301による制御に従って適宜RAM1302にロードされ、CPU1301による処理対象となる。
記憶媒体ドライブ1308は、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶媒体に記録されているコンピュータプログラムやデータを読み出し、読み出したコンピュータプログラムやデータを外部記憶装置1307やRAM1302に出力する。なお、外部記憶装置1307に保存されているものとして説明した情報の一部をこの記憶媒体に記録させておき、この記憶媒体ドライブ1308に読み取らせても良い。
I/F1309は、外部装置をコンピュータに接続する為のものである。例えば、ディジタルカメラなど、上記入力画像を取得するための装置を、このI/F1309を介して接続し、この装置から入力画像をI/F1309を介してRAM1302や外部記憶装置1307に取得するようにしても良い。
1310は、上述の各部を繋ぐバスである。
[第2の実施形態]
第1の実施形態ではメッシュ生成時に、4領域に分割して代表点4点を決定する方法を説明した。代表点4点は上述したとおり、オブジェクト領域を包含する位置に配置されることが望まれる。4領域に分割する手法では、対角領域において最長距離にある2直線を求めることで、代表点4点を決定する。一般的に2直線が最長距離を持ち、かつ、直角に交わるとき、生成されるメッシュは歪みが生じにくい。しかし4領域に分割する手法では、最長距離は得られるが、2直線が平行近くに配置される場合もある。
本実施形態では、オブジェクト領域を8領域に分割して代表点4点を決定する手法を説明する。8領域に分割する手法では、最長距離は保障されないが、2直線が平行近くに配置されることは回避される。
以下では、本実施形態において第1の実施形態と異なる点に焦点を当てて説明する。
本実施形態に係る画像処理装置の機能構成は、第1の実施形態と同じ、即ち、図1に示した構成である。
メッシュ生成部102は、図14に示したフローチャートに従った処理を実行する。
図14は、メッシュ生成部102が行う処理のフローチャートである。
ステップS1401では、メッシュ生成部102は、オブジェクト領域の枠部を構成する各画素の座標位置を用いて、オブジェクト領域の重心位置(中心位置)を求める。もちろん、オブジェクト領域の中心位置を求めるための処理はこれに限定するものではない。
ステップS1402では、メッシュ生成部102は、ステップS1401で求めた中心位置で互いに直交する2軸(x軸、y軸)、及びこの2軸をこの中心位置周りに45度回転させた2軸をオブジェクト領域上に設ける。これにより、この4軸でオブジェクト領域を8分割する。即ち、8つの分割領域を求める。
図15は、ステップS1401、S1402における処理を説明する為の図である。図15において1501は、ステップS1401で求めた中心位置を示す。1502,1504は、この中心位置1501で互いに直交する2軸で、それぞれ入力画像におけるx軸方向、y軸方向に沿っている。1503,1505はそれぞれ、軸1502,1504を中心位置1501周りに同図矢印の方向に45度回転させることで得られる軸である。
このような4軸1502,1503,1504,1505を設定することで、オブジェクト領域301は、分割領域1506,1507,1508,1509,1510,1511,1512,1513に分割される。
図14に戻って、次に、ステップS1403、S1404では、メッシュ生成部102は、それぞれの分割領域の枠部上に代表点を、対向する分割領域で代表点間の距離が最も長くなるように設定する。そして対向する分割領域で、代表点間の距離を求める。そして、求めた距離のうち、最長距離を求めた2つの代表点を特定する。更に、最長距離を求めた2つの分割領域のそれぞれに隣接していない2つの分割領域を特定し、特定した2つの分割領域に設定した2つの代表点を特定する。これにより、4つの代表点を特定することができる。
図16は、ステップS1403、S1404における処理を説明する為の図である。
図16において1601は分割領域1609の枠部を示しており、1602は分割領域1610の枠部を示しており、1603は分割領域1611の枠部を示しており、1604は分割領域1612の枠部を示している。また、1605は分割領域1613の枠部を示しており、1606は分割領域1614の枠部を示しており、1607は分割領域1615の枠部を示しており、1608は分割領域1616の枠部を示している。
ここでメッシュ生成部102は、それぞれの分割領域の枠部上に代表点を設けるが、対向する分割領域のそれぞれの代表点間の距離が最大となるように、それぞれの代表点の位置を決める。この処理は、分割領域の数が異なるだけで、対向する分割領域毎の処理については第1の実施形態と同じである。そして、対向する分割領域毎に、代表点間の距離を求める。そして求めたそれぞれの距離のうち、最長距離を求めた2つの代表点を特定する。
図16では、最長距離を求めた2つの代表点は、代表点1619と代表点1621の2つである。1617は、この2つの代表点間の距離を示している。
次に、メッシュ生成部102は、最長距離を求めた2つの分割領域1610,1614のそれぞれに隣接していない分割領域1612,1616を特定する。そして、分割領域1612に対して設けた代表点1620、分割領域1616に対して設けた代表点1622を特定する。1618は、この2つの代表点間の距離を示している。
このように、係る処理によれば、それぞれの分割領域に1つの代表点を設定することができ、これにより、4つの代表点を偏りなく配置することができる。なお、以降の処理では、この特定した4つの代表点(図16の場合、代表点1619,1620,1621,1622)以外の代表点については処理対象としない。
次に、ステップS1405では、メッシュ生成部102は、隣接する代表点の間を結ぶ3次ベジェスプライン曲線(パラメトリック曲線)を求める処理を、それぞれの代表点間について行うことで、4つの3次ベジェスプライン曲線を求める。また、メッシュ生成部102は、この4つの3次ベジェスプライン曲線を結合した三次ベジェスプライン曲線も求める。
これにより、オブジェクト領域の枠部の形状を、この3次ベジェスプライン曲線を用いて近似することができる。
次に、ステップS1406では、メッシュ生成部102は、ステップS1405で求めた4つの3次ベジェスプライン曲線からクーンズパッチを生成することで、この4つの3次ベジェスプライン曲線から1つのパラメトリック曲面を求める。
次に、ステップS1407では、メッシュ生成部102は、ステップS1406で求めたパラメトリック曲面を、u方向、v方向、それぞれに均一に分割して初期メッシュを生成する。即ち、u方向、v方向に2次元的にパラメトリック曲面上の点をサンプリングすることで、サンプリングした4点で規定されるメッシュ単位で、パラメトリック曲面(オブジェクト領域)を分割する。この分割処理により、メッシュを構成する各頂点について、その位置を示す位置情報、その位置における勾配情報、その位置における色情報を求める。
上述のように、その他の処理については第1の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
なお、本実施形態に係る画像処理装置にも、上記変形例で説明したように、コンピュータを適用することが可能である。
[その他の実施形態]
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。係る記憶媒体は言うまでもなく、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 メッシュ生成部102が、オブジェクト領域のデータを用いて行う処理のフローチャートである。 抽出されたオブジェクト領域の一例を示す図である。 ステップS201、S202における処理を説明する為の図である。 ステップS203、S204における処理を説明する為の図である。 ステップS205、S206における処理を説明する図である。 ステップS207における処理を説明するための図である。 メッシュ制御部103が行う処理のフローチャートである。 図7に示したパラメトリック曲面に対して図8に示したフローチャートに従った処理をu方向、v方向のそれぞれについて行うことで得られるパラメトリック曲面の一例を示す図である。 メッシュ制御部103が行う処理のフローチャートである。 エネルギー関数を示す図である。 図9に示したパラメトリック曲面に対して図10に示したフローチャートに従った処理を行うことで得られるパラメトリック曲面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置として適用可能なコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。 メッシュ生成部102が行う処理のフローチャートである。 ステップS1401、S1402における処理を説明する為の図である。 ステップS1403、S1404における処理を説明する為の図である。

Claims (9)

  1. 画像処理装置であって、
    画像からオブジェクトの領域をオブジェクト領域として抽出する手段と、
    前記オブジェクト領域を2つの異なる方向に分割することで該オブジェクト領域を複数のメッシュに分割し、メッシュを構成する各頂点について、該頂点の位置を示す位置情報、該位置における勾配情報、該位置における画素値を示す色情報を求める分割手段と、
    前記複数のメッシュのそれぞれの頂点のうち、不要頂点を決定する決定手段と、
    前記不要頂点以外の頂点を要頂点とし、該要頂点から成るメッシュ内の色情報と、該メッシュの位置に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の差を極小化するように、前記要頂点の位置情報、勾配情報、色情報を変更する繰り返し演算を行うことで、前記要頂点の位置情報、勾配情報、色情報、を決定する演算手段と
    を備え
    前記決定手段は、
    前記2つの異なる方向のうち一方の方向の各頂点列に対し、該頂点列と該頂点列に隣接する頂点列とから成るメッシュ群の色情報と、該メッシュ群の位置に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の色差を求め、
    前記一方の方向の各頂点列について求めた色差のうち最小の色差を求めた頂点列に属する頂点を前記不要頂点として決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記分割手段は、
    前記オブジェクト領域の中心位置を求める手段と、
    前記中心位置を通り、互いに直交する2軸を前記オブジェクト領域内に設けることで、この2軸によって前記オブジェクト領域を4つの分割領域に分割する手段と、
    それぞれの分割領域の枠部上に代表点を、対向する分割領域で代表点間の距離が最も長くなるように設定する手段と、
    隣接する代表点の間を結ぶ曲線を求める処理を、それぞれの代表点間について行うことで、4つの曲線を求める手段と、
    前記4つの曲線を用いて、前記4つの曲線で囲まれた領域に対する曲面を求める手段と、
    前記曲線が規定する2軸のそれぞれの軸方向に2次元的に前記曲面上の点をサンプリングすることで、4点で規定されるメッシュ単位で前記オブジェクト領域を分割する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記分割手段は、
    前記オブジェクト領域の中心位置を求める手段と、
    前記中心位置を通り、互いに直交する2軸、該2軸を前記中心位置周りに45度回転させた2軸、を前記オブジェクト領域内に設けることで、この4軸によって前記オブジェクト領域を8つの分割領域に分割する手段と、
    それぞれの分割領域の枠部上に代表点を、対向する分割領域で代表点間の距離が最も長くなるように設定し、対向する分割領域で代表点間の距離を求める処理を、対向する分割領域毎に行う手段と、
    最長距離を求めた2つの代表点、及び該2つの代表点を求めたそれぞれの分割領域に隣接していない2つの分割領域について求めた2つの代表点、を特定する特定手段と、
    前記特定手段が特定した、隣接する代表点の間を結ぶ曲線を求める処理を、それぞれの代表点間について行うことで、4つの曲線を求める手段と、
    前記4つの曲線を用いて、前記4つの曲線で囲まれた領域に対する曲面を求める手段と、
    前記曲線が規定する2軸のそれぞれの軸方向に2次元的に前記曲面上の点をサンプリングすることで、4点で規定されるメッシュ単位で前記オブジェクト領域を分割する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記曲線は、3次ベジエスプライン曲線であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記曲面は、クーンズパッチであることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  6. 前記演算手段は、Levenberg−Marquardt法を用いて繰り返し演算を行うことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 更に、前記演算手段による演算結果を符号化して管理する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の抽出手段が、画像からオブジェクトの領域をオブジェクト領域として抽出する工程と、
    前記画像処理装置の分割手段が、前記オブジェクト領域を2つの異なる方向に分割することで該オブジェクト領域を複数のメッシュに分割し、メッシュを構成する各頂点について、該頂点の位置を示す位置情報、該位置における勾配情報、該位置における画素値を示す色情報を求める分割工程と、
    前記画像処理装置の決定手段が、前記複数のメッシュのそれぞれの頂点のうち、不要頂点を決定する決定工程と、
    前記画像処理装置の演算手段が、前記不要頂点以外の頂点を要頂点とし、該要頂点から成るメッシュ内の色情報と、該メッシュの位置に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の差を極小化するように、前記要頂点の位置情報、勾配情報、色情報を変更する繰り返し演算を行うことで、前記要頂点の位置情報、勾配情報、色情報、を決定する演算工程と
    を備え
    前記決定工程では、
    前記2つの異なる方向のうち一方の方向の各頂点列に対し、該頂点列と該頂点列に隣接する頂点列とから成るメッシュ群の色情報と、該メッシュ群の位置に対応する前記オブジェクト領域内の色情報と、の色差を求め、
    前記一方の方向の各頂点列について求めた色差のうち最小の色差を求めた頂点列に属する頂点を前記不要頂点として決定する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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