JP5450894B2 - 電気機器の障害表示器および電気機器 - Google Patents

電気機器の障害表示器および電気機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5450894B2
JP5450894B2 JP2013513499A JP2013513499A JP5450894B2 JP 5450894 B2 JP5450894 B2 JP 5450894B2 JP 2013513499 A JP2013513499 A JP 2013513499A JP 2013513499 A JP2013513499 A JP 2013513499A JP 5450894 B2 JP5450894 B2 JP 5450894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
fault indicator
barrel
diaphragm
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013513499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013531788A (ja
Inventor
ジョージ ペッツィン、ジャスティン
ジョン ハンスバーガー、アダム
ポール チザム、ジョン
チェ イ、ヒョク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IFD Internal Fault Detector Corp
Original Assignee
IFD Internal Fault Detector Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IFD Internal Fault Detector Corp filed Critical IFD Internal Fault Detector Corp
Publication of JP2013531788A publication Critical patent/JP2013531788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5450894B2 publication Critical patent/JP5450894B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L23/00Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L23/00Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
    • G01L23/02Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid mechanically indicating or recording and involving loaded or return springs
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D7/00Indicating measured values
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L19/00Details of, or accessories for, apparatus for measuring steady or quasi-steady pressure of a fluent medium insofar as such details or accessories are not special to particular types of pressure gauges
    • G01L19/08Means for indicating or recording, e.g. for remote indication
    • G01L19/12Alarms or signals
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/40Structural association with built-in electric component, e.g. fuse
    • H01F27/402Association of measuring or protective means
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B5/00Non-enclosed substations; Substations with enclosed and non-enclosed equipment
    • H02B5/02Non-enclosed substations; Substations with enclosed and non-enclosed equipment mounted on pole, e.g. pole transformer substation

Description

本出願は変圧器、リアクター、キャパシタなどのような液体が充填された電気機器内での内部障害の発生を通報する表示器に関するものである。本発明の実施形態は特に、電力配電システムに使用される電気部品に適用される。
電力供給網は変圧器、キャパシタ、リアクターなどのような電気部品を使用する。危険が生じそうな状態は、経年劣化または動作ストレスにより絶縁システムに障害が発生すると、そのような装置に生じ得る。そのような装置内での短絡は瞬時のうちに膨大な量のエネルギーを放出する。最悪の場合、絶縁オイルの蒸発とオイル蒸気の分解とから内部圧力が一気に上昇し可燃性または揮発性の気体が発生して装置が爆発する可能性がある。
柱上配電変圧器のほとんどは安全器により保護され、この安全器には放出ヒューズ、電流制限ヒューズ、または他の即応保護装置が含まれている。このような安全器は過負荷または内部障害時に、アーク電流を遮断できるように障害の発生した装置をその電気エネルギー源から切り離すことにより損傷を最小化することができる。作業者は安全器をマニュアルスイッチとしても使用し、特定の回路を作動または遮断する。システムに過負荷が生じ、安全器が作動すると、作業者は容易に開放状態の安全器(open cutout)を見つけ出し、該開放状態の安全器によって遮断された変圧器が稼働していないことを知ることができる。障害ポイントが変圧器の下流であり、障害が一旦修復されてしまうと、作業者は単に安全器を再びつないで回路を再作動させればよい。同様種類の保護安全器は、電圧レギュレータにも地上設置型変圧器にも使用され、例えば、これらには、差し込み式ヒューズ(bay-o-net fuse)または電流制限ヒューズが設けられてもよい。
障害が変圧器にある場合、変圧器が修理される前に安全器を閉じると、変圧器内でアーク放電が生じる可能性がある。一度障害を起した装置は、アーク放電により生じた内部損傷を修復する前に装置を再作動させると確実に再度障害を生じる。アーク放電は装置内に炭化路を残し、装置ハウジングまたは「タンク」の機械的完全性を損なう。これにより、装置を再作動させるときに装置に破滅的な障害が生じる危険性が増大する。極端な場合、変圧器が爆発する可能性がある。これにより資産損害を招き、作業者と、偶然にそこに居合わせた全ての一般公衆は大怪我をすることとなるかもしれない。この可能性を回避するために、保護装置によって電力システムから遮断されているのが発見された電気機器のすべてを再作動させる前に、作業者は入念に点検を行ない、かつ、特別な予防措置を講じなければならない。
残念なことに内部障害は、問題の装置に生じたという明確に目視し得る手掛かりなどが皆無な状態で生じることがある。作業者が特定の装置に障害が発生したと知ることができない限り、装置に再度電源を印加してしまう。これにより上述したように、電気機器の破滅的な障害が発生することとなり得る。
内部アーク放電により装置に障害が発生すると、変圧器や電圧レギュレータのようなオイルの充填された電気機器内部の圧力に過渡的なまたは急峻なサージが生じることが知られている。これはアーク放電が著しい温度上昇を招き、オイルの一部を蒸発させるからである。電気機器の中にはSFのような電気絶縁性の気体が充填されたものがある。このような気体の充填された装置においては、アーク放電は気体中に圧力サージを生じさせる。このような過渡圧力サージを検出できる機器が要求される。
典型的な電気機器のハウジング内部におけるスペースが限られる。これは、特に電気機器の上部に当てはまる。圧力開放バルブおよび内部障害表示器が両方ともハウジング上部の空間内に位置する必要がある。典型的な電気機器では、電力リード線も上部の空間領域を介してハウジングに導入される。
また、変圧器や電圧レギュレータの内部は、輸送及び通常使用時、常時外部の雰囲気から密閉に保持されるようにすることが重要である。変圧器の内部で使用される電気絶縁性流体やガスは装置から漏洩すると、環境問題を引き起こす可能性がある。
米国特許第6812713号(チュークら)、第6429662号(チュークら)及び第5078078号(チューク)を含む、電気機器の過渡圧力サージの検出に関連する文献が着目に価する。これら文献のそれぞれは参照することにより本明細書中に組み込まれる。
米国特許第6812713号明細書 米国特許第6429662号明細書 米国特許第5078078号明細書
上記の観点から、電気機器への取り付け及びその使用が簡単であるとともに、取り付け及び展開が不適切にされる可能性が最小限である内部障害表示器を必要とする。さらに、このような表示器は、電気機器の通常時の輸送及び使用(表示器の展開後を含む)において常時密封状態に保持される必要がある。
本発明の以下の実施形態および態様は、範囲において限定するものではなく、例示的で説明的であることを意図するシステム、ツールおよび方法と共に説明され図示される。様々な実施形態において、1つまたは複数の上述の問題は、軽減されまたは取り除かれ、一方で、他の実施形態は他の改良に向けられる。
本発明の実施形態における障害表示器は、電気機器のハウジング内で急峻な圧力サージが発生したことを表示する障害表示器であって、(a)前記ハウジングの開口に取り付け可能なバレルと、(b)作動機構であって、(1)前記ハウジング内に設けられ、内部表面と外部表面との間を連通する少なくとも1個のオリフィスを有するチャンバと、(2)前記チャンバの内部表面と外部表面との間の圧力差に応じて移動可能な作動部材とを含む、前記作動機構と、(c)前記バレルのボア内のプランジャであって、前記バレル内において外方に付勢され、かつ、常態では前記作動部材により準備位置に保持されるプランジャと、(d)前記プランジャと前記バレルとの相対運動ができるように前記プランジャと前記バレルとの間に配置されるラジアルシールと、を備える。前記圧力差が正の閾値を超えるときに、前記作動部材が移動して前記プランジャが外方のトリガー位置に移動可能となる。
前記ラジアルシールは前記準備位置及び前記トリガー位置の両方において前記プランジャ及び前記バレルの両方に密封状態で係合する。
いくつかの実施形態では、前記ラジアルシールはデュアルリップシールである。いくつかの実施形態では、前記チャンバはダイヤフラムを有し、前記作動部材は前記ダイヤフラムに連結される。前記障害表示器は前記イヤフラム位置決め部材を備えてよい。いくつかの実施形態では、前記ダイヤフラム位置決め部材は、前記バレルの上表面に係合する、一対の対向する突起タブである。前記障害表示器は前記ダイヤフラムの外周及び前記チャンバの外周に密封状態で係合するOリングを備えてもよい。
いくつかの実施形態では、前記障害表示器は前記プランジャと一体的な圧力開放バルブを含む。前記圧力開放バルブは軸方向に移動可能なバルブ部材を含み、前記バルブ部材は前記プランジャのボア内に配置されるとともに、バネにより弁座と係合するように付勢される。前記バネの一端が前記バルブ部材上に形成された中央位置決め機構に当接してもよい。前記バネを固定するとともに前記プランジャの外端に係合する防塵カバーを固定するようにスプリングリテーナを備えてもよい。前記スプリングリテーナは複数の第1装着タブを含み、前記防塵カバーは複数の第2装着タブを含み、前記複数の第1装着タブ及び第2装着タブは、前記前記圧力開放バルブが取り付けられたとき、前記複数の第1装着タブと第2装着タブが係合するようにサイズが決定され、かつ配置されている。前記複数の第1装着タブと第2装着タブとのうちの少なくとも一方が、丸みのある稜線を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、前記バレルの前記ボア内に設けられるとともに、前記障害表示器がトリガーされたとき、前記プランジャが完全に排出するのを防止するように配置された止め輪を備える。前記止め輪は、軸方向内側に延びる複数のアームを含み、該複数のアームは、該複数のアーム間に液体排出チャネルを形成する。
いくつかの実施形態では、前記障害表示器は、前記バレルの外部端上に着脱可能なロックを備え、前記ロックは前記プランジャが前記ボア内で外方に移動することを阻止する。前記ロックが径方向内側に向けられたフランジを含み、前記バレルの外端は、一つ以上の受け容れスロットを含み、前記フランジと前記受け容れスロットが係合することにより前記ロックを前記バレルに固定する。
電気機器は、密閉されたハウジングと障害表示器とを有するとともに、前記ハウジング内の前記チャンバと、前記ハウジングの開口を通って突出する前記バレルと、前記ハウジング内の1個以上の能動電気素子とを有する。前記電気機器は柱上変圧器であってもよく、地上設置型変圧器であってもよい。
いくつかの実施形態では、障害表示器は、電気機器のハウジング内で急峻な圧力サージが発生したことを表示する障害表示器であって、(a)前記電気機器のハウジング内で急峻な圧力上昇に呼応して作動部材を移動させるための圧力サージ検出手段と、(b)前記圧力サージ検出手段により作動される表示手段であって、ボア内に移動可能に配置されるプランジャを有する表示手段と、(c)前記ボア内に配置されるとともに前記プランジャの周りに位置されるラジアルシールと、を備え、前記プランジャは、前記作動部材が移動すると、準備位置からトリガーされた位置へと前記ボア内で外方に移動し、前記ラジアルシールは、前記準備位置と前記トリガーされた位置との間の前記プランジャと前記ボアとの相対移動を可能にしつつ、前記準備位置と前記トリガーされた位置との両方において前記プランジャとの密封状態の係合を維持する。
上で説明された例示的態様および実施形態に加えて、さらなる態様および実施形態が、図面を参照し、以下の詳細な説明を検討することによって、明らかになるであろう。
例示的実施形態が、図面の参照された図で説明される。本明細書で開示された実施形態および図面は、限定的なではなく説明的であると考えられるものである。
本発明による内部障害表示器が装備され、エネルギー供給源に接続されるとともに配電柱に搭載される電力変圧器の部分概略図である。 明瞭にするため一部の構成部品が取り除かれた内部障害表示器の一実施形態の断面図である。 図2の実施例の分解図である。 図2の実施形態における圧力開放バルブの分解図である。 A−Fは、ダイヤフラム位置決め部材の様々な構成を含む、6つの異なる実施形態の部分断面図を示す。 A−Cは、ダイヤフラムの、異なった3つのあり得る構成を示す。 内部障害表示器の一実施形態におけるバレルの外側部及びラジアルシールの部分斜視図である。 回転防止タブ及び排水口を含む内部障害表示器の一実施形態の底面図である。 ハウジング開口の内部障害表示器の一実施形態におけるバレルの回転を防止するための1つの可能な配置を示す概略図である。 ハウジング開口の内部障害表示器の一実施形態におけるバレルの回転を防止するための、別の可能な配置を示す概略図である。 いくつかの実施形態でラジアルシールとして使用され得、デュアルリップを有する円筒状シールの拡大図であり、図9Aは、該シールの斜視図を示し、図9Bは、該シールの側面図を示し、図9Cは、該シールの前面図を示す。 準備位置において展開中ラジアルシールの分離を可能にするために、プランジャの一部が切り取られている内部障害表示器の一実施形態の概略図。 トリガー位置における同じ形態を示す。 コイルバネを使用してトリガーピンの付勢力を提供する本発明の実施形態による内部障害表示器の部分断面図である。該図は圧力開放バルブが開いている状態を示す。 準備状態での内部障害表示器の一実施形態の斜視図である。 展開状態での内部障害表示器の一実施形態の斜視図である。 圧力開放バルブの断面図である。 内部障害表示器の一実施形態における圧力開放バルブのスプリングリテーナに係合する防塵カバーの側面図を示す。 図14Aの実施形態の分解斜視図である。 図14Aの実施形態の分解斜視図である。該図は、圧力開放バルブが正しく取り付けられていることを確実にするため防塵カバー上の機構とのプランジャが係合することを示す。 取り付けられたシッピング・ロックを含む内部障害検出器の一実施形態の斜視図である。 シッピング・ロックの一実施形態の拡大図である。 内部障害表示器の一実施形態におけるバレルの外端の拡大図であり、該図にはシッピング・ロックに係合する機構を示す。 ロックされている状態での内部障害表示器の一実施形態におけるロック機構を説明するための一部切欠詳細図である。 ロックされていない状態での内部障害表示器の一実施形態におけるロック機構を説明するための一部切欠詳細図である。
以下の説明を通して、当業者により完全な理解を提供するために、特定の詳細が明記される。しかしながら、よく知られた要素は、本開示の理解を不必要に困難にするのを避けるために、詳細に示されず、または説明されない場合がある。したがって、説明および図面は、限定的な意味ではなく例示的であると見なすべきである。
本発明に係る内部障害表示器が柱上変圧器、地上設置型変圧器、または電圧レギュレータなどの種々の大電力電気機器に使用されることができる。
図1に示すように、内部障害表示器の一実施形態は、柱上変圧器と組み合わせて使用され得る。図1は、送電線14を支持する腕木12の取り付けられた典型的な電柱10を示している。図示の実施形態は油入変圧器である。本発明の実施形態は、ガス入変圧器で使用することもできる。
変圧器16は、柱10に取り付けられ、ヒューズ付き安全器18を通して送電線14の1個に接続される。安全器18が開くと、図1の破線で示すように、安全器はヒンジで下方に動く。これにより変圧器16と送電線14との間の回路を遮断する。
変圧器16はハウジングまたは「タンク」20を有する。内部障害表示器22(これは内部障害検出器と呼ぶこともできる)は、ハウジング20の側壁の開口24(図8Bに最も明瞭に示される)内に取り付けられる。いくつかの実施形態では、開口24は小さな穴であってもよく、直径が約1.35インチ(34.00mm)であってもよい。該直径寸法は、変圧器などの上に様々な機器を挿入するために一般的に使用される穴の大きさである。ハウジング20は電気絶縁性の流体26を含み、例えば、絶縁鉱油又はNynas Nytro(登録商標)(ナフテン油から作られる)などのオイルであってよく、エンバイロテンプ FR3(Envirotemp FR3)(登録商標)流体(種子から作られる)などのエステル系流体であってよく、またはSFなどの電気絶縁ガスであってよい。内部障害表示器22は流体入変圧器のハウジング24内の電気絶縁流体26液位よりも上方の空間28に位置させ、または好ましくはガス入変圧器のコア或いはコイルの上方の空間28に位置させる。
明確にするために、ここで用語“内方に”“内側に”は、表示器22がハウジング20に取り付けられたとき、ハウジング20の内部に向かう方向を指すものとして使用され、用語“外方に”“外側に”は、その反対方向を指すものとして使用される。そしてここで、用語“上方に”は、ハウジング20の上部に向かう方向を指す物として使用され、用語“下方に”は、その反対方向を指すものとして使用される。しかし、本明細書で使用される方向を示す用語は、取り付けられた位置にある表示器22の構成要素の相対的な向きに対して相対的な意味で使用されていることが理解されるであろう。ハウジング20に対して表示器22を他方向(例えば、わずかな角度で)に配備することが可能である。
図2、3A及び3Bに示すように、内部障害表示器22は、包括的に30で示すアクチュエータ機構を有し、この機構によりハウジング20内の過渡圧力サージを検出し、さらに包括的に32で示す表示器機構を有し、この機構によりアクチュエータ機構が過渡圧力サージを検出したときに外観を変える。ここで使用される「過渡圧力サージ」とは、約5〜7ミリ秒の期間内に、1平方インチ当たり約0.25(0.11キログラム)〜1.5ポンド(0.68キログラム)より大きい圧力の変化を意味する。異なる実施形態における表示器22は、所望の用途に応じて、過渡圧力サージに対して異なる感度レベルを有してもよい。表示器22の感度を調整するほかの方法を以下に説明する。
変圧器16の通電素子又は能動素子を取り巻く絶縁が破れると、アーク放電が発生する。アーク放電は莫大な量のエネルギーを損失させる。ハウジング20内で突然エネルギーの損失が生じると、ハウジング20内の圧力が急激に上昇する。100アンペアオーダーまたはそれよりも小さなレベルの短絡電流でも、ハウジング20内の圧力は、変圧器16の正常動作中に合理的に生じると考えられる他のいかなる圧力変動よりも明らかに高い速さで上昇する。この急激な圧力上昇、つまり、過渡圧力サージは、表示器機構32をトリガーするアクチュエータ機構30により検出される。即ち、過渡圧力サージは、表示器22が準備状態から展開状態にトリガーされるようにする。
通常動作と、通常動作条件下での期待された圧力変化とを容易にするために、内部障害表示器22は、圧力開放バルブ34を含んでもよい。圧力が圧力開放バルブ34の設定ポイントよりも大きな値に上昇すると、圧力開放バルブ34は圧力が開放されてしまうまで開く。ハウジング20内の圧力は、周囲温度及び負荷の正常な変動により圧力開放バルブ32を開かせることができるレベルにまで上昇してもよい。作業者は、以下に示すように、圧力開放バルブ32を手動で操作してハウジング20内部の周囲圧をハウジング20外部の空気圧と等しくすることもできる。
図2及び図3Aに最も明瞭に示されているように、アクチュエータ機構30はチャンバ36を有し、このチャンバは小さなオリフィス38によってのみハウジング20の内部と通じることができる。図示の実施形態では、気体バリアとして機能するダイヤフラム40は、チャンバ36の一方の壁を形成する。チャンバ36の他方の壁は、シェル33によって規定される。過度なたわみによって起こされ得るダメージからダイアグラム40を保護するために、シェル33は、シェル33と同心のリング状に下方に延びるように形成された支持部材31を含んでもよい。図示の実施形態では、ダイアグラム40を更に支持するためスピンドル35が設けられる。スピンドル35は、一般に円形をなす外側放射状部37を有する。外側放射状部37は、中央支持体41と外側放射状部37とを接続する、内方に延びる複数のアーム39を有する。スピンドルの他の設計や構成もダイヤフラム40を支持するために用いることができる。例えば、スピンドルは、複数の接続された同心のリングから、適切な弾力性のある材料のシート又は同様なものに形成することができる。
ダイヤフラム40はチャンバ36内で第1の面40Aを有するととともに、ハウジング20内の周囲圧に晒される第2の面40Bを有する。チャンバ36は他の形状をしてもよいが、チャンバ36はハウジング20内でそれ相応の小さな空間を占有するように概略半球状であることが好ましい。ダイヤフラム40は、ダイヤフラム40全体の圧力差により表示器機構32をトリガーするのに十分な力が生じるように、それ相応の大きな表面積を有することが好ましい。いくつかの実施形態では、ダイヤフラム44は、直径が3インチまたはそれより大きくても良い。いくつかの実施形態では、ダイヤフラム44は直径が小さくされてもよい。最大の信頼性及び感度を達成するためには、流体入電気機器において、ダイヤフラム40がハウジング20中の流体26の表面の上方において同表面に対向するようにする必要があり、かつ、一般的に該表面と平行するようにする必要がある。ガス入電気機器において、ダイアグラム40は、好ましくは該機器のコア又はコイルに対向する必要がある。
チャンバ36の大きさや形状も指示器機構32の感度に影響を与えることができる。例えば、ダイヤフラム40の表面40A上方のチャンバ36の高さ43は、感度に影響を与えるが、異なる高さは、内部障害表示器22が配置されている機器の種類に応じて使用することができる。たとえば、より大きな空間を有する変圧器や電圧レギュレータでは、例えば、高さ43をより高くすることにより、大きな陥凹体積を提供することができる。
空気はオリフィス38を通じてチャンバ36に進入するか、またはチャンバ36から抜けることができるので、チャンバ36内の空気圧はハウジング20内の周囲圧の比較的遅い変化に追随する。そのような変化は、例えば、変圧器内の温度が変化すると起こり得る。他方、ハウジング20内の圧力が非常に急激に上昇すると、チャンバ36内の圧力は、オリフィス38のサイズが小さいので上昇するのにある程度の時間を要する。過渡圧力サージに呼応するため、ダイヤフラム44は、表示器機構32を確実にトリガーするように十分遠くまで移動する必要がある。この期間中、ダイヤフラム40の面40Bに掛かる圧力は一時的に、面40Aに掛かる圧力を著しく超える。ダイヤフラム40はチャンバ36に向かって内側に押し込まれる。過渡圧力サージは、例えば変圧器16の能動素子に発生した電気障害がハウジング20内でアーク放電を発生させた場合に生じる。ダイヤフラム40は、1秒間で約1psi(6.9kPa)の変化よりも遅い変化をするハウジング20内の周囲圧の変動から影響を受けない必要がある。
飛散防止カバー44はダイヤフラム40上へのオイル飛散の影響を抑制するために設けられても良い。このオイル飛散は例えば、ハウジング20が地震で揺れたときに生じる。ダイヤフラムスペーサ46は、ダイヤフラム40を飛散防止カバー44の表面よりも上方に引き上げるように、ダイアグラム40と飛散防止カバー44との間に配置されてもよい。図3Aに示す実施形態では、飛散防止カバー44とダイアグラムスペーサ46が単一ユニットとして一体的に形成されている。単一ユニットとして飛散防止カバー44およびダイヤフラムスペーサ46を形成することにより、表示器22の部品点数を削減するとともに、組立をより簡単にすることができる。また、ユニットからユニットへと表示器22を配備するとき、より高い一貫性を確保することができる。
任意の適切な方法(例えば、クリップ、クランプ、接着剤など)で、シェル33を、カバー44とダイヤフラムスペーサ46とのうちの少なくとも一方に固定してもよい。機器22が組み立てられた後、シェル33を容易に開けないことを確実にするため、シェル33及び飛散防止カバー44に、さらに一つ以上の溶接された誤操作防止部47を設けてもよい。シェル33と飛散防止カバー44とのうちの少なくとも一方に、一つ以上のこじ開け部(Prypoints、図7に49として示されている)を設けてもよい。すなわち、突起部(ledge)または支点部(support)をそこで形成して、シェル33と飛散防止カバー44とをてこで引き離すようにするときに、機能するてこ部を提供する。
ダイヤフラム40とチャンバ36との間の密封性を高めるために、例えばOリング48などの適切なシール部材をダイヤフラム40の外周に設けてもよい。それによってアクチュエータ機構30の感度が上げられる。Oリング48は、表面40Aとチャンバ36との間に配置される。Oリング48が存在してチャンバ36の周囲の密封性を高めることにより、内部障害表示器22の感度を向上させることができ、その結果、Oリング48がない場合に比べてより小さなチャンバ36を使用してもよい。
ダイヤフラム40から延びる軸ガイドロッド55がオリフィス38内に突出していてもよい。このような実施形態では、オリフィス38を通って突出した軸ガイドロッド55の端部の位置は、ダイヤフラム40が組み立て中にチャンバ36内の正しい位置に配置されていることを確認するために使用することができる。トリガーピン50は、アクチュエータ機構30がトリガーされるまでダイヤフラム40から下方に延びてプランジャ64を適切な位置に保持する。
ダイヤフラム40とトリガーピン50を常に一定に位置決めするため、一つ以上のダイヤフラム位置決め部材を設けてもよい。図示の実施形態では、軸ガイドロッド55と隣接する面40Bから下方に延びる一対の対向するタブ52が設けられている。いくつかの実施形態では、タブ52と軸ガイドロッド55が一体に形成されてもよい。タブ52は、バレル56とダイヤフラム40との間の間隔を常に一定に確保するため、バレル56上のトリガーノッチ68の上表面上のリップ53と係合する。
ダイヤフラム位置決め部材がダイヤフラム40を損傷することなく常に同じ向きでダイヤフラム40を支持するように構成されている限り、ダイヤフラム位置決め部材の別の構成としてはあり得る。たとえば、代わりにタブ52をリップ53に係合する軸ガイドロッド55と同心の支持リングとして形成することができ、該支持リングが軸ガイドロッド55から下方に延びる。あるいは、タブ52のような適当なダイヤフラム位置決め部材は、タブを適切に配置してダイヤフラム40を常に一定に位置決めすることを確保する限り、バレル56の他の部分、または飛散防止カバー44と係合してもよい。その他の構成を使用することができる。図4Aの部分概略断面図に示すように、一対のフィート202を設けてチャンバ36のシェル33の上面に係合するとともに、下方にチャンバ36内に延びる垂直支持紐204を支持するようにしてもよい。垂直支持紐204は、スピンドル35、ダイヤフラム40、または中央支持部41に連結されてダイヤフラム40を支持するとともに位置決めするようにしてもよい。図4Bに示すように、代わりに支持リング53を垂直に伸ばしてダイヤフラム支持部206を設けるようにしてもよい。該ダイヤフラム支持部206は、ダイヤフラム40、またはスピンドル35の中央支持部41と係合することができる。図4Cに示すように、より明確にするためにスピンドル35が省略される。複数のアークリブ(arcing rib)208を飛散防止カバー44上に設けてダイヤフラム40に当接接触するとともにダイヤフラム40を支持するようにしてもよい。図4Dに示すように、トリガーピン50がプランジャ64のトリガーノッチ68上に位置してダイヤフラム40を垂直に支持するようにしてもよい。或いは、図4Eに示すように、バレル56の一部を切り取り、スピンドル35の中央支持部41の延長部が下方にバレル56のボア56C内に突出してトリガーピン50とプランジャ64との当接を容易にするようにしてもよい。このような実施形態では、支持リング53が設けられていない。図4Fに示すさらなる変更例では、ダイヤフラム位置決め部材が、グリップ210によって形成されてもよい。グリップ210が軸ガイドロッド55に連結され、チャンバ36の一部に、クリップされられるか、取り付けられるか、または別の方法で固定される。
ダイヤフラム40を常に一定に位置決めすることで、アクチュエータ機構30によって指示器機構32を配置するときの再現性が確保される。ダイヤフラム位置決め部材は、製造中及び組立中、ダイヤフラム40に発生するたわみを防止することができ、その結果、変圧器16又は他の電気機器の製造時に急激な圧力上昇によるダイヤフラム40の破損を防止する。しかし、ダイヤフラム位置決め部材は、その存在のためにダイヤフラム40を破損することが発生しないように設計する必要があり、この破損は、例えば、ダイヤフラム位置決め部材の設計によって支点(fulcrum)ができてしまう場合に、発生する可能性がある。
ダイヤフラム40が過渡圧力サージに呼応して変位することにより、指示器機構32がトリガーされる。図示の実施形態では、トリガーピン50がダイヤフラム40の面40Bから突出する。トリガーピン50をダイヤフラム40の中央部に位置するハブ51に圧入させてもよい。通常の動作条件下では、チャンバ36は、地震揺れを含む様々な機械的振動や衝撃にさらされる。このような機械的振動による誤トリガーを回避し、かつ、迅速な操作を可能にするために、ダイヤフラム40の嵩を小さくする必要がある。
いくつかの実施形態では、ダイヤフラム40は適度な弾性力を有する所定厚さの樹脂から構成されて検出可能な変位を生成させることにより、過渡圧力サージに呼応して下記のアクチュエータ機構30を作動させる。図2に示した実施形態では、ダイヤフラム40は、適度な弾力性を有する樹脂(例えば、ポリエステルやポリブチレンテレフタレート(PBT)など)のような、シート状の軽量剛性材料により複数の同心環状リッジ61(図5Aにも示されている)を形成する。いくつかの実施形態では、ダイヤフラム40は、10mmの範囲での厚さを有してもよいが、他の厚さ、例えば5mm、を有してもよい。ダイヤフラムをこのように構成して障害の発生に良好な感度を提供できることが判明されている。また、スピンドル35のような支持構造を適用してダイヤフラム40をさらに支持するようにしてもよい。さらに、渦巻ばね42(図5Bに示されている)のような柔軟性部分構造(compliant substructure)を設けてダイヤフラム40を支持するようにしてもよい。渦巻ばね42は、必要に応じてダイヤフラム40と一体に形成されてもよい。ダイヤフラム40は、渦巻ばね42のような柔軟性部分構造によって支持されるのであれば、5ミリメートルのポリエチレンフィルムのような非通気性材料の薄層を含んでもよい。渦巻ばね42は、適度な弾力性を有するプラスチックの薄手シートから製造されてもよい。また、図5Cに示すように、ダイヤフラム40は、半径方向に延びるリブ45と一体的に形成されたシート状剛性軽量素材であってもよい。
指示器機構32は、バレル56を有する。図示の実施形態では、バレル56は、2つの別々の部分である内側部56A及び外側部56Bを有している。外側部56Bはハウジング20を貫通する部分であり、わずかにテーパ状に形成されハウジング20に接触するとともに内部障害表示器22の、ハウジング20に対する密封性を向上させる部分57(図6)を含んでもよい。外側部56Bを任意の適切な方法で内側部56Aに結合させてもよい。例えば、図示のように、外側部56Bの内表面に対応してねじ係合面63を設けるとともに内側部56Aの外表面に対応してねじ係合面67を設ける。または適切な接着剤或いは摩擦係合部等を用いる。機器22が組み立てられた後、内側部56Aと外側部56Bが互いに螺脱されるのを防止するため、必要に応じて外側部56Bに突起117を設けてもよい。表示器22が組み立てられたとき、突起部117は飛散防止カバー44の外側部の表面118に係合して内側部56Aと外側部56Bの相対回転を防止する。
バレル56は、図7に示すようにロックタブ150のような回転防止部を備えてもよい。ロックタブ150は、ロック・スロット152に係合して内側部56Aと外側部56Bの相対回転を防止する。内側部56Aと外側部56Bとを分離させるには、ユーザはロックタブ150をロック・スロット152から離れるように押し下げ、これにより、内側部56Aと外側部56Bが互いに相対的に回転できる。装着したとき内側部56Aと外側部56Bの相対回転を阻止するのに適した任意の他の機構は、回転防止部として使用できる。
バレル56の外側部56Bは外側フランジ59を備えるとともに開口24を通り抜けて突出する。全天候型ガスケット58は、外側部56Bの外側ネジ式ショルダー69に通されたナット60と外側フランジ59との間に挟み込まれる。ナット60は、ハウジング20の内壁表面に向けて締め付けられ、開口24周囲の密封の完全性を確保する。いくつかの実施形態では、より高い強度が得られ、かつ、内部障害表示器22をハウジング20に容易に組み立てるために(例えば、表面面積をより大きくしてナット60を手動で把握して固定することを容易にする)、ナット60の厚みを当業者が典型的な使用に必要と思われる厚みよりも大きくしてもよい。ナット60は、ハウジング20に係合するための大きな表面積を提供するため、かつ、表示器22が開口24内でスライドするか、または開口24を通り抜けてスライドするのを防止するため、カラーショルダー109を備えてもよい。
バレル56は、開口24内で回転しないようにする必要があり、特に液体入電気機器の場合、こうすることにより表示器22をより容易に組み立てることができる。これは例えば、開口24をフラット部162を有するD字状とし、フラット162部がバレル56の外側部56Bの該当するフラット164部と係合することにより実現できる(図8A参照)。図8Bはもうひとつ別の構成を示しており、この構成によれば、開口24に対してバレル56が回転することを防止する。図8Bの実施形態においては、ハウジング20上の突起166が外側部56Bのノッチ168と係合する。ノッチ168の深さ並びに突起166のサイズを大きくすることにより、内部障害表示器22をハウジング20内により確実に装入するとともにより確実に保持することができる。
バレル56は、好ましく直径約1.35インチ(34.0 mm)の開口に収まるほど十分に小さい。バレル56は、ハウジング20の壁を介して導電経路を形成させないように非導電性材料で作られる。バレル56は、例えば、太陽光の作用による劣化に対する耐性を増したり、可燃性の特性を改善したりするように、添加物を適用した繊維強化ポリプロピレンから製造されてもよい。例えば、必要に応じてガラス繊維で補強されたポリブチレンテレフタレートと、適切な添加剤とを組み合わせて使用してもよい。
プランジャ64は、バレル56のボア56C内に位置する。ランジャ6は任意の適切な方法で例えばイジェクトバネ66(図示例では圧縮バネとして示されている)によりハウジング20に対して外方に付勢されるが、イジェクトバネ66は、プランジャ6の内側端64A内の受け容れキャビティ115と、バレル56の内側端56Eにおいて形成され内方に突出するフランジ(図示せず)(またはバレル56の内側端56Eとともに形成され内方に突出するフランジ)との間で圧縮される。図示される圧縮バネの代わりに、イジェクトバネは、ボア56C内でプランジャ64を外方に引っ張るようにされる引張バネであってもよく、他の適切な種類のバネであってもよい。
バレル56の外側部56Bは、後述のシール73およびバレル止め輪75を支持する内部フランジ71を備えている。ラジアルシールであるシール73は、内部障害表示器22が準備状態または展開状態のいずれかであるとき、プランジャ64の外表面及びバレル56の内表面に係合してハウジング20の内部と外部の大気との間の密封性を維持する。このようにハウジング20の内部と外部の大気との間の密封性を維持することにより、電気絶縁性流体26(またはガス)がハウジング20内に封じ込められる状態が確保されながら、水分やほこりなどの外部物質がハウジング20に侵入するのが阻止される。ラジアルシールを使用することは、ラジアルシール73の密封性が表示器22を準備状態で維持するのに適用される圧縮力とは無関係であるという点、さらにラジアルシールは表示器22の準備状態及び展開状態の両方でプランジャ64とバレル56との間の密封性を維持することができるという点で、チューク(Cuk)に交付された米国特許第6429662号、第6812713号に示す従来のラジアルシールの設計よりもいくつかかの利点がある。
O−リング、クワッドリング、Xリング、スクレーパ・シール、ロッド・シール、ピストン・シールのような、低圧力下で動作するのに適する種々の異なるシールは、ラジアルシール73として使用することができる。当業者であれば市販されている種々の異なるシールの動作特性に基づいて、適切なシールを選択してラジアルシール73とすることができる。一つ以上のラジアルシール73を用いてもよい。
図示された好ましい実施形態では、シール73はデュアルリップを有する円筒形シール(円筒形デュアルリップシール、dual lip cylinder seal)であり、つまり、図2に最も明瞭に示されているように、さらに、図9に示すように、シール73は、プランジャの外表面と接触する2つの接触点を有する。シール73は通常円形リングであり、外周シール部120と、外周シール部120のすぐ内側に位置する連結溝122と、中央シール部124とを備える。中央シール部124は、シール73の放射中心線72から軸方向に沿って外方に延びる2個の内周シールリップ126、128を有する。外周シール部120は、表示器22内に配置されると、バレル56のボア56Cの内側部に密封状態で接触し、内周シールリップ126、128が軸方向及び半径方向内方に曲げられてプランジャ64の外側表面に密封状態で係合する。リップ126、128は、プランジャ64がバレル56およびシール73を通り過ぎる相対移動ができるように構成される。
いくつかの実施形態では、シール73は、バレル56の外側部56Bとの密封状態での係合を良好にするようにオーバーモールド成形により形成されてもよい。従って、シール73はバレル56に対して固定位置に保持されるが、プランジャ64は、シール73に対して相対的に移動できるとともにシールリップ126を介してシール73と密封状態で係合する。一方、シール73は、バレル56の、プランジャ64に対する相対運動を可能にしながら、プランジャ64に対して固定位置に保持されるように構成されてもよい。もしそうであれば、外周シール部120及びシールリップ126、128の向きが逆にされる、つまり、デュアルリップを有する円筒形シールがバレルに接触する内周シール部を備えてもよく、シールリップが外側表面上に設けられてもよい。
シール73は、任意の適切な弾性材料から形成することができ、例えば溶融加工性ゴムの2000シリーズアルクリン(Alcryn)(登録商標)を使用することができる。材料の硬さ(すなわちデュロメータ)は、内部障害表示器22の通常の期待動作条件範囲内での密封性を維持することが確保され、かつ、プランジャ64と低摩擦係合ができるように選択されてもよい。シール73を構成するのに使用される材料の種類により、シール73が示す摩擦、フレックス、プロファイルといった特性の異なるものを使用することができる。いくつかの実施形態では、シール73は硬度がショアデュロメータ(shore durometer)50A〜90Aの範囲にあってもよい。いくつかの実施形態では、シール73は硬度が、ショアデュロメータ80A程度の範囲であってもよい。シール73は、種々の流体を密封することが可能な材料から作ることが必要であり、例えば、鉱物油やエステル系流体、または電気機器で使用可能な電気絶縁性ガスである。
いくつかの実施形態では、シール73のリップ126、128がプランジャ64の本体との間に一定の体積相互作用(volume interaction)を有し、つまり、プランジャ64の準備状態から展開状態への移動にわたりバレル56とプランジャ64との間の密封性が維持される。図10Aおよび図10Bに示す他の実施形態では、プランジャ64の外表面のほんの一部を取り除いて凹部130を形成するようにしてもよい。凹部130の大きさ及び配置は、シールリップ126、128が準備状態と展開状態の両方でプランジャ64と密封状態で接触するようにされるが、プランジャ64の準備状態から展開状態への移動の一部または全部にわたり、シールリップ126、128が凹部130を通り過ぎ、それによってプランジャ64との密封状態での係合位置から退出する。
バレル止め輪75(図3A参照)を設けて内部障害表示器22が作動されたときプランジャ64をボア56C内に保持する。図示の実施形態では、バレル止め輪75は円形リングであり、プランジャ64を取り囲むとともに、内部障害表示器22がトリガーされたときまたは突発事象が発生したきに、プランジャ64上の止めフランジ79及びバレル56の内側部56Aの外縁132に係合してプランジャ64が完全にバレル56から排出するのを防止する。シール73は、バレル56の外側部56Bに形成された内部フランジ71によりバレル止め輪75に対して保持されるとともに、ねじ面63から外方に配置される。また、バレル止め輪75は、プランジャ64がトリガーされたときダメージからシール73を保護するため、シール73の外方に配置される。
図示の実施形態では、バレル止め輪75は、軸方向内方に延びる複数のアーム77を有する。アーム77は、チャネル136を規定し、チャネル136を介してバレル止め輪75へ飛散し得る流体が排出される。図示の実施形態では、バレル止め輪75は、バレル56の内側部56Aの外縁132に接触するフランジ縁133をも備える。バレル止め輪75はその内表面に径方向内方に延びる複数の突起119を備えてプランジャ64が完全に機器22から排出されるのを防止するようにしてもよい。また、必要に応じて径方向内方を向く複数の小突起121を設けて、例えば、人がリング88を引っ張ることによりプランジャ64に対して力が印加される場合に、内部障害表示器22がトリガーされたときにプランジャ64がバレル止め輪75と接触する場合に生じる任意の摩擦力を最小限に抑えながら、プランジャ64をバレル56と水平に整列させるように保持するのに寄与するようにしてもよい。
1つ以上の開口は、好ましくは、バレル56の下表面に設けてそこから流体を排出させる。図示の実施形態では、排水口154(図7)は、バレル56の内側部56Aと外側部56Bの両方に設けられる。シール73から流体の排水をさらに容易にするために、外側部56Bに入った水分はシール73から排水するように、外側部56Bの内部がフランジ71から離れるように外方に向けてわずかに面取りされてもよい。
内部障害表示器22がトリガーされるまで、プランジャ64は、プランジャ64のトリガーノッチ68にトリガーピン54が係合していることにより、バレル56からイジェクトされない。トリガーピン50は面取りガイド開口70を通ってボア56Cに入り込む。ダイヤフラム40はわずかな力を生じてトリガーピン50をトリガーノッチ68に押し込もうとする。また、いくつかの実施形態では、図5Bに示す渦巻バネや、図11に示す実施形態におけるバネ114のような柔軟性部分構造は、わずかなバネ力を生じてトリガーピン50をトリガーノッチ68に押し込もうとする。過渡圧力サージが発生すると、ダイヤフラム40がトリガーピン50を作動し、トリガーピン50とトリガーノッチ68の係合を解除することで、プランジャ64が解放されて、バネ66の作用により外方に移動される。
図12Aは、準備状態である表示器22を示すが、図12Bは、展開状態である表示器22を示す。好ましくは、プランジャ64がボア56C内において外方に付勢された後、プランジャ64の外端がバレル56の外部開口を大きく超えて延びる。これにより、変圧器16に障害が発生したことを示す表示を非常に明瞭に見えるようにすることができる。内部障害表示器22の形状はプランジャ60がイジェクトされた後に変化する。また、プランジャ64の外側表面6C、またはプランジャ64の一部が明るく色付けされ、変圧器16の周りに通常見られる色に対して高いコントラストを示す色を有することが好ましい。色としては、ブレイズオレンジ及び明るい黄色のような明るい色が好適である。従って、プランジャ64がイジェクトされた後、その明るく色付けされた外側表面6Cが丸見えになり、見やすくなる。内部障害表示器22はハウジング20の外側壁に取り付けでき、それによって、地上から容易に見える場所に発生した内部故障を表示することが可能になる。
プランジャ64がバレル56内において外方に付勢された後まもなく、チャンバ36内の圧力はハウジング20内の周囲圧と等しくなる。これにより、ダイヤフラム40が再びその正規の位置に戻る。ダイヤフラム40が再びその正規の位置に戻ると、トリガーピン50はボア56C内に突出する。従ってプランジャ64がボア56C内に再び押し戻されることが阻止される。トリガーピン50は、プランジャ64の後方部65と係合することにより、プランジャ64を阻止する。または、トリガーピン50を、トリガーノッチ68の後方に位置するプランジャ64上に配置されたノッチ又は他の機構部(図2及び図15Cにおいて固定ノッチ113として示されている)と係合させてもよい。これにより、変圧器16が内部点検を経ることなく知らないうちに運転を再開することを防止する。一般的に、電気機器が誤動作して内部障害表示器22をトリガーするといつも、運転を再開する前にその機器を開けて検査する必要があった。内部障害表示器22がトリガーされた後では必ずハウジング20を開けないと、表示器素子をその初期位置に戻すことができないようにすることにより、電気機器が適切に点検及び修理をされて運転される前に、ヒューマンエラーによって再び使用される可能性を小さくすることができる。さらに、別個の爪部または他の一方向性ラチェット機構を設けて内部障害表示器22がハウジング20の内部からのみリセットされるようにしてもよい。
圧力開放バルブ34は、プランジャ64の外側部64B内に収容され、プランジャ64と一体に作製されてもよい。圧力開放バルブ34は軸方向に移動可能なバルブ部材78を有し、このバルブ部材はバネ定数の低いバネ82によって弁座80と係合するように付勢される。通常、バルブ部材78は弁座80に対して密封状態での付勢が形成されることにより外部の大気とハウジング20の内部との密封性が維持され、それによってハウジング20の内部に水分の浸入を防止する。ハウジング20内の周囲圧がハウジング20外部の大気圧を超えると、バルブ部材78端上に外に向かう正味の力が生じる。この力が所定の値、例えば、5psi(34.5kPa)、7psi(48.3kPa)、または10psi(68.9kPa)の圧力差に対応する力を超えると、バネ82が縮み、気体をハウジング20から通気ギャップ148(図11)を経由して排出することができる。気体が排出できる所定値は、バネ定数の低いバネ82の特性を変えることにより、変えることができる。例えば、非圧縮バネの長さ、有効巻数、線径、内径及び外径を変化させるか、または別の方法でそのバネ定数を変化させる。圧力開放バルブ34に使用されるバネは、バネを備える圧力開放バルブを作動させる圧力の範囲に応じて色分けされてもよい。また、圧力開放バルブ34の通気特性は、通気ギャップの直径を変えることにより変化させることができる。
図3Aおよび図13に示すように、バルブ部材78は、スプリングリテーナ84を通って突出する。バネ定数の低いバネ82は、バルブ部材78に形成されたフランジ91とスプリングリテーナ84との間に収容される。図示の実施形態では、スプリングリテーナ84は一般に円筒形をなす中央部142を有し、中央部142がバルブ部材78の周りに配置されバルブ部材78に摺接する。4つの脚部85は、中央部142から軸方向および半径方向外側に延びて足部87で終端される。足部87はプランジャ64本体に形成された受け容れノッチ89に係合可能であり、それによってスプリングリテーナ84がプランジャ64のボア64D内に固定されるとともに、バネ82がバルブ部材78上のフランジ91との圧縮係合が維持される。スプリングリテーナ84がバネ82をどの程度しっかりと保持するかは、脚部85および足部87の長さと幅とのうちの少なくとも一方を変えることによって調整することができる。図13に示すように、傾斜面93のような中央位置決め機構を設け、バネ82の一端に傾斜面93を当接させて、バネ82をスプリングリテーナ84のバネ接触表面95の中央部に来るように位置決めする。従って、より反復的に作動することができる。また、前記中央位置決め機構は突出したリングまたは複数の凸部(図示せず)であってもよく、これらのリング及び凸部がバネ表面95の外縁から軸方向内方に延びるとともにバネ82の外縁を所望の場所において整列させるように配置される。
バルブ部材78が軸方向に外方に移動すると、気体がバルブ部材78とプランジャ60の外側端64Bとの間の通気キャップ148(図11)を経由してハウジング20から出て行く。通気ギャップのサイズを大きくすると、気流がより高くなる。バルブ部材78の長さを大きくすると、作動後、圧力開放バルブ34を再び内部障害表示器22内に容易に組み立てることが可能になる。リングまたは他の捕捉部材88がバルブ部材78の外端に取り付けられ、ハウジング20からの手動排気を可能にする(すなわち、バルブ部材78を外側に引っ張る)。内部障害表示器と気体開放バルブとを1個の装置の中で結合させることにより、ハウジング20に2つの開口を設ける必要がなくなり、ハウジング20内の空間を節約することができる。
防塵カバー97を圧力開放バルブ34の全体にわたり装着して、水を排出できると同時に外部環境から圧力開放バルブ34にゴミやその他の物質の侵入を防ぐようにしてもよい。防塵カバー97は、これらの機能を達成するために、内方及び外方へ浮動できるように構成されてもよい。防塵カバー97は、好ましくは、プランジャ64の外側端部64Bとバレル56の外側端部56Dの両方を覆う。また、防塵カバー97は、軸方向に外方に延びるとともにバレル56の外側端部56Dの一部を共有する外側リップ111(図11の実施例に示すように)を備えてもよい。防塵カバー97は、圧力開放バルブ34が正しく取り付けられているか否かを区別するために、その外表面に垂直方向または水平方向に配置される取付タブ99を含んでもよい。
スプリングリテーナ84の足部87が受け容れノッチ89に係合するまで圧力開放バルブ34を回転させることによりバルブ34の取り付けを容易にするために、複数の装着タブ101を防塵カバー97の内側端部に設けてもよい。装着タブ101は、その寸法及び配置がスプリングリテーナ84の中央部142の外縁部に設けられた複数の対応する装着タブ103に係合するように設けられる。装着タブ101と103とのうちの少なくとも一方に、もっとも図14A〜14Cに明瞭に示されるように、丸みのある稜線を設けて圧力開放バルブ34がねじられ易くなるのを回避し、それによって、圧力開放バルブ34が取り付けられた後に機器22から外されるのが回避される。
取付をさらに促進するには、圧力開放バルブ34及び防塵カバー97を正しい向きで装着するため十字線やマークやその他の視覚的な印を防塵カバー97に設けてもよい。その代わりに、又はそれに加えて、1つまたは複数のガイドチャンネル(図示せず)が、足部87を受け容れるとともに足部87を受け容れノッチ89にガイドするために、プランジャ64のボア64D内に形成されてもよい。
機器22を正しく組み立てるために、プランジャ64の外端64Bは、必要に応じて複数のノッチ170(図14C)を備えてもよく、該複数のノッチ170はその寸法及び配置が、防塵カバー97の外周内表面上の複数のタブ172に対応して係合するように設けられる。いくつかの実施形態では、ノッチ170とタブ172は90°の間隔で離間される。圧力開放バルブ34が正しく取り付けられていない場合に、タブ172をノッチ170に挿入することが困難または不可能になり得、それによって機器22が不適切に組み立てられるのを防止する。ノッチ170とタブ172は、機器22が正しく組み立てられていることを確保することができるが、ノッチ170とタブ172は、それらの設計が慎重に最適化されていないと、場合によっては機器22の反復的作動に干渉してしまう。ノッチ170とタブ172は、圧力開放バルブ34が正しく取り付けられているかを確保するための、表示器22を構成する部品上の係合可能な表面機構の例である。圧力開放バルブ34が正しく取り付けられている場合にのみ、同様に機器22の部品が正常に互いに係合することを確保するために、対応する寸法を有する受け容れノッチに係合可能な、または適切な形状が追加された係合突起に係合可能な、種々の他の突起を設けることができる。
表示器22を取り付けるために、構成部品の正確な組立順序は重要視されない。例示的な一実施形態では、表示器22を組み立てるには、内側部56Aが飛散防護アセンブリ74の溝76に嵌め込まれ、溝76の弾力外縁76Aによって溝76に保持される。長手方向に延びる保持アーム81をバレル56に設けて、より良好に外縁76Aに係合するとともに外縁76Aを保持するようにしてもよい。バレル56が溝76に受け容れられると、溝76がバレル56に係合し、バレル56をしっかりと把持する。バレル止め輪75とシール73は、プランジャ64の外端64B上に通されてもよく、イジェクトバネ66はプランジャ64の受け容れキャビティ115内に挿入されてもよい。そして、プランジャー64をバレル56のボア56C内に摺動させてイジェクトバネ66をバレル56の内側端56Eに対して付勢させるようにしてもよい。そして、バレル56の外側部56Bが内側部56Aにねじ係合されてもよく、バネ82を可動バルブ部材78上に通し、そしてスプリングリテーナ84をバルブ84上に通すことにより圧力開放バルブ34を組み立てるようにしてもよい。
アセンブリがプランジャ64の外側部64B内に挿入されてもよく、足部87を受け容れノッチ89に係合させて、圧力開放バルブ34を所定の位置に固定させるようにしてもよい。スプリングリテーナ84上の位置決めタブ103と防塵カバー97上の装着タブ101の係合を利用して圧力開放バルブ34を適切に挿入し回転させる。ダイヤフラム40は、トリガーピン50がトリガーノッチ68と係合して指示器2を準備位置で保持するために、飛散防護アセンブリ74に接触するように配置されてもよい。そしてシェル33は、Oリング48がシェル33とダイヤフラム40との間に挟まれる状態で、飛散防護アセンブリ74に固定されてもよい。次に外側部56Bは、開口24を通って外方に挿入されてもよい。その後、ガスケット58とナット60は、機器22を所定の位置に固定するために、それに固定することができる。
バレル56の外端56Dは、内部障害表示器22が運転に投入される前にプランジャ64が万が一そのトリガーされる位置へ移動するのを防止するロック装置を受け容れることができる。たとえば、図15は、シッピング・ロック90の形でのロック装置が取り付けられている内部障害表示器22を示す。シッピング・ロック90はバレル56の外端56Dに取り付けられて、プランジャ64がボア56C内に外方に移動するのを防止する。シッピング・ロック90は、変圧器16が取り付けられている状態で所定の位置に保持されてもよい。シッピング・ロック90は、シッピング・ロック90が所定の位置に位置するとき、ダイヤフラム40が浮動できるように構成されてもよく、例えば、イジェクトバネ66をわずかに圧縮することによりトリガーピン50をトリガーノッチ68から若干離間させてトリガーピン50がトリガーノッチ68から上方にシフトするのを防止する。変圧器16が取り付けられた後、かつ、変圧器16が運転に投入される前に、トリガーロック90が取り除かれる。
図示の実施形態では、シッピング・ロック90は、一対の内方に向いたフランジ92(図16Aにもっとも明瞭に示すように)を有し、一対のフランジ92がバレル56の外端56D上の受け容れスロットに係合する。図16Bに示すように、受け容れスロット94は、受け容れ部96と固定部98とによって形成され、受け容れ部96がバレル56の外端56Dに向かって開口してフランジ92を受け容れる。フランジ92は完全に受け容れ部96に挿入されてもよく、その後シッピング・ロック90をねじってフランジ92を受け容れスロット94の固定部98に固定させる。一実施形態では、外端56Aが90°の等間隔で配置された4つの受け容れスロット94を備える。フランジ94を受け容れ部96に挿入し、シッピング・ロック90を、例えばいくつかの実施形態では、45°または90°回転させることにより、シッピング・ロック90をバレル56上に固定させる。受け容れスロット94およびフランジ92の他の個数と向きがシッピング・ロック90を障害表示器22に固定するために使用され得る。いくつかの実施形態では、受け容れスロット94およびフランジ92の位置と向きは、正しく取り付けられたときに、シッピング・ロック90が特有の向きに向くようにされる。したがって、例えば、シッピング・ロック90は延長アーム105を含んで、シッピング・ロック90が正しい向きに取り付けられていることを示す、観察が容易な視覚的表示を提供するようにしてもよい。たとえば、図15に示すように、アーム105を垂直方向に延長させて、シッピング・ロック90が正しく取り付けられていることを示すようにすることができる。
機械的ロックをシッピング・ロック90に設けてシッピング・ロック90を所定の位置に固定するための大きな抗力を提供するようにしてもよい。例えば、図16A〜16Bに図示されている実施形態では、小さな凹部156がシッピング・ロック90上の支持突起158に形成される。凹部156に対応して係合突起160がバレル56の外端56Dに形成される。係合突起160は、シッピング・ロック90が完全に取り付けられている位置にあるとき、凹部156内に位置するとともに凹部156に係合する。開口100をシッピング・ロック90に設けてシッピング・ロック90が固定されているとき、圧力開放バルブ34上のリングまたは他の把持部材(88として図示)を収容するようにしてもよい。開口100は放射状延長部102を含んで、リング88がシッピング・ロック90を一方向にのみ容易に通過できるようにしてもよい。障害表示器22が配備されており、かつ、使用準備ができたとき、シッピング・ロック90を取り除いてもよい。それによって障害表示器22を準備位置に据える。
他の種々の係合手段を使用して展開前にシッピング・ロック90をバレル56に着脱可能に固定するようにすることができる。例えば、フランジ92に代えて突起を設けてスロット94の代わりに適切に配置されたキャビティを有する摩擦係合部に係合させるようにすることができる。また、フランジ92がバレル56に形成されるとともにスロット94が対応してシッピング・ロック90に形成されるように、フランジ92及びスロット94の向きを逆にすることができる。ロック部材は、代わりにバレル56と螺合することにより固定することができる。あるいは、ロック部材は、プランジャ64の開口を貫通するピン(図示せず)にして、ピンが取り外されるまでプランジャ64がバレル56内に長手方向に移動するのを防止するようにしてもよい。ロック部材は、また、例えば、プランジャ64の外端に設けられるとともにプランジャ64がバレル56内に外方に移動することを阻止する摺動部材や、枢支部材や、脱却部材にすることができる。
図17Aと図17Bに示す別の実施形態では、障害表示器322は別の停止機構を備えて障害表示器322が展開前にトリガーされるのを防止するようにしてもよい。障害表示器322が障害表示器22と同様に機能し、障害表示器22の部品と同様の機能を有する障害表示器322の部品には、上記で使用した対応番号に対しそれぞれ300を増分した参照番号が割り当てられる。図示の実施形態では、停止機構は、バレル356のボア356Cに突出するピン302と、プランジャ364に形成されたフック304とを備える。図17Aに示すように、フック304がピン302に係合するまでボア356内にプランジャ364を回転させることにより障害表示器322を動作不能にすることができる。図17Bに示すように、障害表示器322を動作可能にすることが要求されるとき、フック304がピン302との係合が完全に解除されるまでプランジャ364を回転させることができる。表示器322においてプランジャ364は、バレル356内で回転可能になるように、適切な大きさ及び構成を有する。
内部障害表示器22は状況に応じてファシリティ104(図2)を含むことができ、それにより内部障害表示器がトリガーされると制御信号を生成する。このファシリティは1個以上の組の電気接点を有することができ、この電気接点は内部障害表示器がトリガーされると閉じ、または開く。電気接点は、例えば、ボア56C内でプランジャ64が通過する、或いは、トリガーピン50が動くことにより制御信号を生成するように動作する。電気接点はプランジャ64がその準備位置にあるときに第1の位置(閉じている又は開いているの、いずれか)となっている。障害表示器22がトリガーされると、電気接点は、プランジャ64がそのトリガーされた位置にあるときに接点が第2の位置(開いている又は閉じているのいずれか)となるように切り換えられる。ファシリティ104は光ファイバーのような他の機構を有することができ、この機構によって内部障害表示器22がトリガーされたことを示す制御信号を送信機106に送信する。送信機106は制御信号に呼応して無線信号のような障害通知信号を生成する。
内部障害表示器の実施例としては、内部障害表示器がハウジング20から最小限の突出量だけ突出するように設計することができる。このような設計により、氷及び雪が張り付く可能性のある表面を抑えることができる。
22または322のような内部障害表示器が電気機器内に使用される場合、障害表示器は全ての期待動作条件下で長期間稼働と高信頼性が可能となるように設計及び構成される必要がある。また、内部障害表示器22や322を構成する部品は、装置内の電界分布への干渉を最小限に抑えられるように、可能な限り非導電性材料から作製される必要がある。Oリング48及びガスケット58に適した材料の例は、バイトン(Viton)(登録商標)フッ素エラストマー、ニトリルブタジエンゴム(NBR)、水素化ニトリルブタジエンゴム(HNBR)、またはシリコンを含む。
数々の例示的な態様および実施形態を上述してきたが、当業者がこれらに対して何らかの変更、置換、追加および部分的組み合わせを認識するであろう。たとえば、
図に示す単一のオリフィス38は、多くのより小さなオリフィスまたはチャンバ36内の圧力がハウジング20内の周囲圧の変動に追随できる速度を制限する他の構成に置き換えることができる。
オリフィス38の形状は図示したように環状または他の形状とすることができる。
柔軟なダイヤフラム40により一方の側が閉ざされたチャンバ36に代えて、アクチュエータ機構30は、米国特許第5078078号(チューク)に説明されたように、比較的高い質量のピストン及び比較的低い質量のピストンの双方により閉ざされるチャンバを有することができる。この2つのピストンは互いに同心であってもよく、かつ、同じバネ定数を有するバネに接続される。大質量のピストンの慣性により、大質量のピストンが急峻な圧力サージに呼応して動いてしまうことを防止する。大質量のピストン及び小質量のピストンはともに、遅い圧力変動に呼応して動くことができる。大質量のピストン及び小質量のピストンの相対運動は表示器機構28を開放するために用いることができる。
チャンバ36はベローズの内部を有することができ、このベローズは、柔軟な円筒状の壁により接合された剛性端面を有する。剛性端面が相対運動することによって、適切な機械的リンク機構を介して表示器機構32をトリガーすることができる。ベローズ内の1個以上の開口により、端面がハウジング20内の周囲圧の遅い変動に呼応して動くことを防止する。
本発明の好適ではない実施形態においては、ダイヤフラム40は剛性又は半剛性の可動ピストンに置き換えることができ、このピストンはハウジング20内の周囲圧の急峻な圧力サージに呼応してチャンバ36に向かって変位する。
上述のように、例えばダイヤフラムにより片側で閉ざされたチャンバ36は、或いは、これら別の機構の全ては、「圧力サージ検出手段」を構成し、この手段は、キャビティの壁の一部を動かすことによってハウジング20内の圧力サージに呼応し、表示器機構32を動作させるのに十分な力を発生させる。
プランジャ64は上述の形と異なる形を有することができ、例えば、プランジャ64はフラグ、ロッド、プレートなどを有することができ、これらはプランジャ64が準備位置にあるときにはボア56C内にあって見えず、プランジャ64がトリガーされるべき位置に移動したときには露出する隠れ部を有する。上述のようにプランジャ64、そして、内部障害表示器が障害の発生を検出したことを示す表示を行なうここに記載する全ての代替手段は「表示器手段」を構成する。
したがって、本願に添付された特許請求の範囲は、真の趣旨および範囲内にある、そのようなすべての修正、並べ替え、追加、およびそれらの部分組み合わせを含むと解釈されることが意図される。

Claims (41)

  1. 電気機器のハウジング内で急峻な圧力サージが発生したことを表示する障害表示器であって、
    (a)前記ハウジングの開口に取り付け可能なバレルと、
    (b)作動機構であって、
    (1)前記ハウジング内に設けられ、内部表面と外部表面との間を連通する少なくとも1個のオリフィスを有するチャンバと、
    (2)前記チャンバの内部表面と外部表面との間の圧力差に応じて移動可能な作動部材とを含む、前記作動機構と、
    (c)前記バレルのボア内のプランジャであって、前記バレル内において外方に付勢され、かつ、常態では前記作動部材により準備位置に保持されるプランジャと、
    (d)前記プランジャと前記バレルとの相対運動ができるように前記プランジャと前記バレルとの間に配置されるラジアルシールと、
    を備え、
    前記圧力差が正の閾値を超えるときに、前記作動部材が移動して前記プランジャが外方のトリガー位置に移動可能となり、
    前記ラジアルシールは前記準備位置及び前記トリガー位置の両方において前記プランジャ及び前記バレルの両方に密封状態で係合する、障害表示器。
  2. 前記プランジャが前記準備位置から前記トリガー位置へと外方に移動する間、前記ラジアルシールは前記プランジャ及び前記バレルの両方に密封状態で係合する、請求項1記載の障害表示器。
  3. 前記チャンバはダイヤフラムを有し、前記作動部材は前記ダイヤフラムに連結される、請求項1記載の障害表示器。
  4. 前記作動部材は、前記ダイヤフラムから突出するトリガーピンを有し、
    前記トリガーピンは、前記プランジャが前記準備位置にあるときに、前記プランジャのトリガーノッチと係合する、請求項3記載の障害表示器。
  5. 前記プランジャを前記ボア内において外方に付勢するバネを有し、前記バネは前記プランジャの内側端上の円筒状の開口内に延在し、
    前記バネは、トリガーされると、前記プランジャの一部が前記トリガーピンに係合する位置へ前記プランジャを押して、前記プランジャが前記準備位置に後退することを防止する、請求項4記載の障害表示器。
  6. 前記プランジャの外側表面の一部が明るく色付けされる、請求項1記載の障害表示器。
  7. 前記ダイヤフラムは、複数の同心環状稜線を備えるように形成された硬質材料からなるシートを有する、請求項記載の障害表示器。
  8. 前記ダイヤフラムを支持するように配置されたスピンドルを備える、請求項7記載の障害表示器。
  9. 前記シールはデュアルリップシールを含む、請求項1記載の障害表示器。
  10. 前記シールはオーバーモールド成形により形成される、請求項9記載の障害表示器。
  11. 前記シールは、アルクリン(Alcryn)(登録商標)溶融加工ゴムを含む、請求項9記載の障害表示器。
  12. ダイヤフラム位置決め部材を備える、請求項記載の障害表示器。
  13. 前記ダイヤフラム位置決め部材は、前記バレルの上表面に係合する、一対の対向する突起タブを含む、請求項12記載の障害表示器。
  14. 前記ダイヤフラムの外周及び前記チャンバの外周に密封状態で係合するOリングを備える、請求項3記載の障害表示器。
  15. 前記プランジャと一体的な圧力開放バルブを備える、請求項1記載の障害表示器。
  16. 停止機構を備え、
    前記停止機構は、前記バレルの内部に内方に突出する部材と、前記プランジャが前記バレル内で第1の方向に回転するときに前記プランジャが前記バレル内で外方に移動するのを防止するように前記部材と係合する前記プランジャ上のフックとを含む、請求項1記載の障害表示器。
  17. 前記圧力開放バルブは軸方向に移動可能なバルブ部材を含み、
    前記バルブ部材は前記プランジャのボア内に配置されるとともに、バネにより弁座と係合するように付勢され、前記バネの一端が前記バルブ部材上に形成された中央位置決め機構に当接する、請求項15記載の障害表示器。
  18. 前記プランジャの前記ボア内に配置されて前記バネを固定するスプリングリテーナと、前記プランジャの外端に係合する防塵カバーとを備え、
    前記スプリングリテーナは複数の第1装着タブを含み、前記防塵カバーは複数の第2装着タブを含み、前記複数の第1装着タブ及び第2装着タブは、前記前記圧力開放バルブが取り付けられたとき、前記複数の第1装着タブと第2装着タブが係合するようにサイズが決定され、かつ配置されている、請求項17記載の障害表示器。
  19. 前記複数の第1装着タブと第2装着タブとのうちの少なくとも一方が、丸みのある稜線を備える、請求項18記載の障害表示器。
  20. 前記スプリングリテーナは複数の固定足部を含み、
    前記プランジャは、前記取り付け位置において固定足部を受け容れるように配置された複数の固定ノッチを含む、請求項18記載の障害表示器。
  21. 前記プランジャは、前記固定足部の少なくとも一つを対応する固定ノッチに導くために配置された少なくとも1つの位置決めチャネルを含む、請求項20記載の障害表示器。
  22. スペーサーと一体的に形成された飛散防止カバーを備え、
    前記飛散防止カバーは前記バレルに装着可能であり、かつ前記スペーサーは、前記スペーサーが前記作動部材の外周に係合するようにサイズ決定され、かつ配置されている、請求項1記載の障害表示器。
  23. 前記バレルの前記ボア内に設けられるとともに、前記障害表示器がトリガーされたとき、前記プランジャが完全に排出するのを防止するように配置された止め輪を備える、請求項1記載の障害表示器。
  24. 前記止め輪は、軸方向内側に延びる複数のアームを含み、該複数のアームは、該複数のアーム間に液体排出チャネルを形成する、請求項23記載の障害表示器。
  25. 前記止め輪は、軸方向内側に延びる複数の突起をさらに含む、請求項24記載の障害表示器。
  26. 前記バレルの外部端上に着脱可能なロックを備え、
    前記ロックは前記プランジャが前記ボア内で外方に移動することを阻止する、請求項1記載の障害表示器。
  27. 前記ロックが径方向内側に向けられたフランジを含み、
    前記バレルの外端は、一つ以上の受け容れスロットを含み、前記フランジと前記受け容れスロットが係合することにより前記ロックを前記バレルに固定する、請求項26に記載の障害表示器。
  28. 径方向内側に対向して向けられた2個のフランジと、4個の受け容れスロットと、を備え、
    前記受け容れスロットは90゜の間隔で前記バレルの外端の周りに配置され、
    前記スロットは、前記ロックを90゜回転させることにより前記ロックを前記バレルに固定するようにサイズが決定される、請求項27に記載の障害表示器。
  29. 前記障害表示器の構成部品上に位置する係合表面機構を備え、
    前記係合表面機構は、前記圧力開放バルブが正しく取り付けられている場合にのみ、前記障害表示器の組み立てを可能にするように係合する、請求項15記載の障害表示器。
  30. 防塵カバーをさらに備え、
    前記係合表面機構は、前記プランジャの外端上に位置する複数のノッチと、前記防塵カバー上に位置するとともに、前記複数のノッチに対応するようにサイズが決定され、かつ形成された複数の位置決めタブとを含む、請求項29記載の障害表示器。
  31. 前記ボアに位置する一方向機構を備え、
    前記一方向機構は、前記プランジャが押されて前記トリガーされた位置から前記準備位置へ戻ることを防止する、請求項1記載の障害表示器。
  32. 前記一方向機構は、前記作動部材上に位置するトリガーピンを備え、
    前記トリガーピンは、前記障害表示器がトリガーされた位置に位置するとき、前記バレル上の固定ノッチに係合可能である、請求項31記載の障害表示器。
  33. 前記バレルは、互いに結合され得る二つの別々の部分を含む、請求項1記載の障害表示器。
  34. 前記二つの別々の部分がネジ係合し、
    外側部は、前記障害表示器が組み立てられたときに、前記障害表示器の飛散防止カバーの表面に係合することにより前記二つの別々の部分の相対回転を防止する突部を含む、請求項33記載の障害表示器。
  35. 前記障害表示器が作動すると、障害通知信号を発するように接続された信号送信機を備える、請求項1記載の障害表示器。
  36. 1組の電気接点を備え、
    前記電気接点はプランジャがその準備位置にあるときに閉じまたは開き、
    前記電気接点はプランジャがそのトリガーされた位置にあるときに切り換わって開きまたは閉じる、請求項1記載の障害表示器。
  37. 請求項1に記載の密閉されたハウジングと障害表示器とを有するとともに、前記ハウジング内の前記チャンバと、前記ハウジングの開口を通って突出する前記バレルと、前記ハウジング内の1個以上の能動電気素子とを有する電気機器。
  38. 前記電気機器は柱上変圧器である、請求項37記載の電気機器
  39. 前記電気機器は地上設置型変圧器である、請求項37記載の電気機器
  40. 電気機器のハウジング内で急峻な圧力サージが発生したことを表示する障害表示器であって、
    (a)前記電気機器のハウジング内で急峻な圧力上昇に呼応して作動部材を移動させるための圧力サージ検出手段と、
    (b)前記圧力サージ検出手段により作動される表示手段であって、ボア内に移動可能に配置されるプランジャを有する表示手段と、
    (c)前記ボア内に配置されるとともに前記プランジャの周りに位置されるラジアルシールと、
    を備え、
    前記プランジャは、前記作動部材が移動すると、準備位置からトリガーされた位置へと前記ボア内で外方に移動し、
    前記ラジアルシールは、前記準備位置と前記トリガーされた位置との間の前記プランジャと前記ボアとの相対移動を可能にしつつ、前記準備位置と前記トリガーされた位置との両方において前記プランジャとの密封状態の係合を維持する、障害表示器。
  41. 前記ラジアルシールは、前記バレルの内表面に密封状態で係合するように前記バレル内に配置される、請求項1記載の障害表示器。
JP2013513499A 2010-06-07 2010-06-07 電気機器の障害表示器および電気機器 Active JP5450894B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/CA2010/000836 WO2011153604A1 (en) 2010-06-07 2010-06-07 Internal fault indicator for electrical equipment

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013531788A JP2013531788A (ja) 2013-08-08
JP5450894B2 true JP5450894B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=45097415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013513499A Active JP5450894B2 (ja) 2010-06-07 2010-06-07 電気機器の障害表示器および電気機器

Country Status (10)

Country Link
US (1) US9188500B2 (ja)
EP (1) EP2577248B1 (ja)
JP (1) JP5450894B2 (ja)
KR (1) KR101561357B1 (ja)
CN (1) CN102939521B (ja)
BR (1) BR112012030676B1 (ja)
CA (1) CA2799862C (ja)
HK (1) HK1177635A1 (ja)
MX (1) MX2012014325A (ja)
WO (1) WO2011153604A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014108848A1 (de) * 2014-06-25 2015-12-31 Construction Tools Gmbh Vorrichtung zur Drucküberwachung
KR102269853B1 (ko) * 2014-12-31 2021-06-28 엘에스일렉트릭(주) 배전반 변압기실의 변압기 위치조절 방지장치
CA2976285A1 (en) * 2015-02-23 2016-09-01 Ifd Internal Fault Detector Corp. Integrated fault monitoring apparatus for electrical equipment
US20190107279A1 (en) * 2017-10-11 2019-04-11 The Esab Group Inc. Flow indicator for gas flow safety device
CN109830399B (zh) * 2017-11-23 2020-11-20 天津平高智能电气有限公司 一种低气压闭锁装置及使用该装置的六氟化硫开关
JP2019193343A (ja) 2018-04-19 2019-10-31 日本電産サンキョー株式会社 アクチュエータ
EP3765764A1 (de) * 2018-05-08 2021-01-20 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung und verfahren zum ausgleichen einer schwingung und/oder einer materialspannung
CN108535577A (zh) * 2018-05-25 2018-09-14 华北理工大学 一种机电设备故障检测仪
TW202012898A (zh) * 2018-07-23 2020-04-01 加拿大商Ifd內部故障感測器公司 溫度感測器及指示器
US10345367B1 (en) * 2018-11-01 2019-07-09 Orto De Mexico, S.A. De C.V. Externally mountable fault indicator assemblies for electrical devices, systems incorporating same, and methods of using same
US11646564B2 (en) 2020-11-19 2023-05-09 S&C Electric Company Transformer internal fault reclose block
WO2022178629A1 (en) * 2021-02-25 2022-09-01 Ifd Technologies Inc. Internal fault detector and methods of using same
CN114397105B (zh) * 2021-12-10 2023-08-08 国网河北省电力有限公司电力科学研究院 油浸式变压器用压力释放阀校验装置及校验方法
CN117823620A (zh) * 2024-03-04 2024-04-05 日照普惠动物营养科技有限公司 一种高精度压力报警器

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB568055A (en) 1942-08-11 1945-03-15 British Thomson Houston Co Ltd Improvements in and relating to pressure relief devices
US3680359A (en) 1968-05-02 1972-08-01 Mc Graw Edison Co Transformer having incipient fault detector
US3812816A (en) * 1972-03-01 1974-05-28 Carborundum Co Differential pressure indicator with internal reset
US3972364A (en) * 1972-05-24 1976-08-03 Grove Valve And Regulator Company Pressure surge relief system
US3816801A (en) * 1973-01-11 1974-06-11 Westinghouse Electric Corp Electrical transformer
US3855503A (en) 1973-09-26 1974-12-17 Westinghouse Electric Corp Remotely monitored and controlled transformer
US4010708A (en) 1975-12-02 1977-03-08 Trodyne Corporation Differential pressure indicator including remote sensing means
GB1558414A (en) 1978-01-11 1980-01-03 Firemaster Extinguisher Ltd Pressure indicator
US4240372A (en) 1979-03-15 1980-12-23 Davis Allen V Pressure responsive annunciator
US4494566A (en) 1982-04-09 1985-01-22 Westlock Controls Corporation Indicator assembly
US4654643A (en) 1985-07-22 1987-03-31 Meisenheimer Jr Daniel T Pressure sensor-monitor and excessive pressure level indicator
US4831957A (en) 1986-06-02 1989-05-23 Goans Kip B First trip indicator for sensing devices of production control and safety systems
US4823224A (en) 1988-01-21 1989-04-18 Qualitrol Corporation Rapid pressure rise circuit
US5078078A (en) 1990-12-21 1992-01-07 Powertech Labs Inc. Transformer internal fault warning indicator
AU2092095A (en) * 1994-03-04 1995-09-18 Safoco, Inc. Valve actuator apparatus and method
US5623891A (en) 1995-01-18 1997-04-29 Central Moloney, Inc. Internal fault indicator for a transformer
US5597091A (en) * 1995-02-27 1997-01-28 M.E.T.A. Reasearch Inc. Safety indicator for an inflation system
FR2739486B1 (fr) 1995-09-28 1997-11-14 Magnier Philippe Procede et dispositif de protection contre l'explosion et l'incendie des transformateurs electriques
US5859590A (en) 1996-05-08 1999-01-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Abnormality detection apparatus and abnormality detection method
DE10004614A1 (de) 2000-02-03 2001-08-16 Siemens Ag Drucksensor zum Erfassen des Druckes einer Flüssigkeit
US6429662B1 (en) 2000-06-14 2002-08-06 Ifd Corporation Internal fault indicator for power electrical devices

Also Published As

Publication number Publication date
EP2577248B1 (en) 2020-08-19
BR112012030676A2 (pt) 2019-12-24
KR101561357B1 (ko) 2015-10-16
KR20140015235A (ko) 2014-02-06
CA2799862A1 (en) 2011-12-15
BR112012030676B1 (pt) 2021-02-17
WO2011153604A1 (en) 2011-12-15
US20130074603A1 (en) 2013-03-28
HK1177635A1 (en) 2013-08-23
JP2013531788A (ja) 2013-08-08
US9188500B2 (en) 2015-11-17
CA2799862C (en) 2016-02-09
MX2012014325A (es) 2013-05-09
CN102939521B (zh) 2014-10-15
CN102939521A (zh) 2013-02-20
EP2577248A4 (en) 2017-12-20
EP2577248A1 (en) 2013-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5450894B2 (ja) 電気機器の障害表示器および電気機器
US11137312B2 (en) Integrated fault monitoring apparatus for electrical equipment
JP4944346B2 (ja) 電気装置の内部障害表示器及び表示方法
US20240053215A1 (en) Internal fault detector and methods of using same
US5623891A (en) Internal fault indicator for a transformer
CA2838265C (en) Indicating devices and associated methods
US9494476B2 (en) Indicator device for an enclosure with sealing compound

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5450894

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250