JP5450436B2 - 非接触型生体電位センサ - Google Patents

非接触型生体電位センサ Download PDF

Info

Publication number
JP5450436B2
JP5450436B2 JP2010536202A JP2010536202A JP5450436B2 JP 5450436 B2 JP5450436 B2 JP 5450436B2 JP 2010536202 A JP2010536202 A JP 2010536202A JP 2010536202 A JP2010536202 A JP 2010536202A JP 5450436 B2 JP5450436 B2 JP 5450436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric field
sensor
measuring
amplifier
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010536202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011504793A (ja
Inventor
ジェイ. サリバン,トーマス
コーウェンバーグ,ゲルト
アール. ダイス,スティーブン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of California
Original Assignee
University of California
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of California filed Critical University of California
Publication of JP2011504793A publication Critical patent/JP2011504793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5450436B2 publication Critical patent/JP5450436B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/30Input circuits therefor
    • A61B5/302Input circuits therefor for capacitive or ionised electrodes, e.g. metal-oxide-semiconductor field-effect transistors [MOSFET]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/30Input circuits therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/72Signal processing specially adapted for physiological signals or for diagnostic purposes
    • A61B5/7225Details of analog processing, e.g. isolation amplifier, gain or sensitivity adjustment, filtering, baseline or drift compensation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/25Bioelectric electrodes therefor
    • A61B5/279Bioelectric electrodes therefor specially adapted for particular uses
    • A61B5/291Bioelectric electrodes therefor specially adapted for particular uses for electroencephalography [EEG]

Description

本発明は、「NON−CONTACT BIOPOTENTIAL SENSOR」と題され、参照することにより全体的に本書に盛り込まれた2007年11月28日に出願された米国仮特許出願番号第60/990,629号の利益を主張する。
本発明は、体表面に直接的に接触せずに、体に発生する電圧信号を測定するための低ノイズ、非接触型容量センサシステムに関する。
脳波(EEG)及び心電図(ECG又はEKG)センサは、臓器内の細胞の活動の結果として脳及び心臓からそれぞれ発せられる時間変化する電場の大きさを測定する。これらの電位の測定のために現状で利用可能なセンサは、皮膚との直接的な電気的接触を要し、センサと皮膚との間に導電ゲルを用いることによって又は皮膚を削り取ることによって、実施し得る。ゲルは良好な接触を実現するための目的を満足させる一方、いくつかの可能性のある欠点を有している。第1に、256のセンサを使用するEEGキャップの中にゲルを塗布するのに、最大で1時間かかる可能性がある。さらに、ゲルが毛髪を介して拡散し、センサ間がショートする可能性があり、時間が経つと乾くため、長時間の記録を非常に難しくする。ECGセンサは、多くの場合、接着剤を介して皮膚に取り付けられるが、取り付け部位は毛髪がないこと、すなわち、毛髪を剃っていること、さらに、良好な接触を実現するためにわずかに削り取る必要がある。試験完了時のセンサの取り外しは、最も不快であり、通常かなりの痛みをともなう。
ゲル必要とせずに皮膚に対して乾いた接触を要するセンサを使用するための多くの試みがなされている。一般に、これらのアプローチは、毛髪が無い体の領域に限定される。例えば、米国特許公開番号2007/0048707に記載されたICAPTMRelease Meter Systemは、弾性ヘッドバンドを使って使用者の額の所定の位置で電極を保持する、ストレスの管理のための、ICAP Technologiesから入手可能なパーソナルコンピュータ製品である。Licataらによる米国特許第6,510,333号は、ゲルを直接塗布する必要性を無くしているが、導電液又はゲルで満たされた軟らかいエラストマの剛毛を使用することによって、依然としてその導電特性に頼っている。欠点は、剛毛パッドが製造するのに比較的高いことである。
早い時期に、非接触式生体電位センサが成功を収めている。Prance及び共働者が、低周波数で低ノイズを与える低い入力バイアス電流増幅器を用いている(See R. J. Prance, A. Debray, T. D. Clark, H. Prance, M. Nock, C. J. Harland, and A. J. Clippingdale, による、「An ultra-low-noise electrical-potential probe for human-body scanning」, Measurement Science and Technology, vol. 11, pgs. 291-297, 2000; 及び C. J. Harland, T. D. Clark and R. J. Prance, による「Electric potential probes-new directions in the remote sensing of the human body」, Measurement Science and Technology, vol. 13, pgs. 163-169, 2002を参照)。このような容量結合された電気センサの欠点は、センサドリフト及び入力バイアスオフセット電流によって、寄生電荷が蓄積することである。このようなドリフトを打ち消すための従来の手段は、分路抵抗器を具えた信号グランドへの導電経路を設けることである。このような構成は、使用される高い値の抵抗器が、信号の質を落とす過度の熱ノイズに寄与することである。Krupkaの米国特許7,088,175号は、増幅器の入力ノードの電圧を連続的に安定化するフィードバック回路を説明している。しかしながら、このような回路はまた、ノイズを引き起こし比較的高い出力を必要とする。
したがって、必要となるのは、毛髪のない体の部位に限定されず、皮膚に接触させる必要性が無く、さらに従来技術の非接触型センサに有ったドリフト及びノイズ問題が無い、ゲルを必要としない非接触型センサである。
本発明は、皮膚面と接触する必要性を無くし、容量結合によって動作し、毛髪、衣服又は皮膚を覆う他のものを介して電場を測定し得る非接触式検出プレートを提供する容量センサシステム及び方法を有する。リセット回路を用いて増幅器の入力ノードを時折リセットすることによって、従来技術のドリフト及びノイズの問題が克服される。リセットのタイミング及び継続時間は、ドリフトの方向及びレベル、又は増幅器の入力部の電圧が特定の閾値を超える時間といったセンサ内の所定の条件に依存する。
一実施例では、独創的な容量センサシステムが、検出プレート、増幅器、「基本的な容量センサ」、及び切り替え回路を有する。検出プレートは、直接的に又は毛髪、衣服又は皮膚を覆う他のものといった介在材料を介して、人間の皮膚といった体表面に容量結合する。体表面の電位の変化により、検出プレートの電位の変化を誘導する電場が発生する。検出プレートは、電場に配置された電場から入力信号を発生するための検出ノードを有する。検出プレートは、体表面に接触しない。増幅器は、入力ポート及び出力ポートを有し、入力信号を増幅するよう構成される。増幅器は、入力ポートで入力信号を受信し、入力信号を増幅して出力ポートで出力信号を出力する。出力信号は、プリンタ又はコンピュータのモニタといった読み出し装置に送られ、検出信号の可視的表示を与える。出力信号は、速やかな表示に加えて又はその代わりに、記憶及びそれに続く送信、表示及び/又は処理のために記憶装置に送られる。寄生電荷の蓄積を防止するために、切り替え回路が増幅器の入力ポート及び基準電圧に接続される。切り替え回路は、検出ノードから基準電圧までの分路を非連続的に閉じて、検出ノードの電圧をリセットする。
他の実施例では、容量センサ回路の基本的な容量センサに切り替え回路及び一定ゲインの増幅器を加えることによって、増幅器の入力ノードでの寄生電荷の蓄積を防止する。切り替え回路は、増幅器の入力ポート及び基準電圧に接続されている。切り替え回路は、少なくとも1の切り替えデバイス及び複数のコンデンサを含むリセット回路を有する。コンデンサは、起動電圧を発生して少なくとも1の切り替えデバイスをオン又は起動するよう構成される。切り替え回路が、少なくとも1の切り替えデバイスがオンの場合に、検出ノードから基準電圧までの分路を非連続的に閉じて検出ノードをリセットするよう構成される場合、切り替え回路は、入力ポート及び基準電圧に接続される。一定ゲインの増幅器は、入力ポート及び第1の出力ポートを有する。第1の入力ポートは、増幅器の入力ポートに接続され、第1の出力ポートで第1の出力電圧を発生するよう構成される。一定ゲインの増幅器は、少なくとも1の切り替えデバイスがオフのときに、1又はそれ以上の抵抗器が複数のコンデンサを第1の出力電圧まで引き上げるよう構成される場合、1又はそれ以上の抵抗器に接続される。
以下の詳細な説明及び添付図面を参照することにより、本発明の他の態様及び利点が当業者にとって容易に明らかとなるであろう。
図1は、本発明に係る人体の表面の電位を記録するための容量センサシステムの一実施例を示す。 図2は、切り替え回路を含む、図1の容量センサシステムの第1の代替的な実施例を示す。 図3は、複数の切り替えデバイスを含む、図1の容量センサシステムの第2の代替的な実施例を示す。 図4は、複数の切り替えデバイス及びレベルシフトした増幅器の出力を受信するための第2の増幅器を含む、図1の容量センサシステムの第3の代替的な実施例を示す。 図5A及び5Bは、入力信号ゲインに関する検出プレートと体表面との間の分離距離の影響を示すグラフである。 図6A及び6Bは、入力参照ノイズに関するセンサ分離距離の影響のグラフである。 図7は、頭皮の2つの場所で測定される入力信号の出力スペクトル密度のグラフである。 図8は、独創的なバイオセンサを用いてTシャツを通して行われる典型的なECG測定を示す電位対時間のグラフである。 図9は、本発明に係る容量センサシステムを用いた電場の測定の方法を示す。
人体の体表面の電位を記録するための装置を説明する。以下の説明は、本発明のいくつかの実施例の良好な理解を提供するために、特定のシステム、部品、方法等といった多くの特定の要素を説明する。しかしながら、これらの特定の要素無しに当業者は本発明の少なくともいくつかの実施例を実施し得ることに留意されたい。他の例では、周知の部品又は方法を詳細に説明せず、又は本発明を不必要に分からなくするのを避けるために、簡単なブロック図の形式で説明する。このため、説明される特定の要素は単なる典型例である。特定の実施例は、これらの典型的な要素に対して変えることができ、依然として本発明の精神及び範囲内であると考えられる。
図1は、人体の表面の電位を記録するための容量センサシステムの一実施例を示す。容量センサシステム10は、体表面15に容量結合するための検出プレート40と、入力ポート25及び出力ポート35を有する増幅器30とを有する。容量センサシステム10を、例えば低ノイズの非接触型EEG/ECGセンサとして実施し得る。入力ポート25は、正の高い入力インピーダンス及び負の低い入力インピーダンスを有する。検出プレート40を体表面15の近くに保持し得る。センサは、例えばEEGのケースでは、頭頂部の表面の周囲に配設された複数のセンサのうちの1つとし得る。検出プレート40は、検出コンデンサの第1のプレートとして機能し得るよう構成される。体表面15は、誘電体が検出プレート40と体表面15との間に媒体を有する検出コンデンサの他方の「プレート」として機能する。誘電体のいくつかの例は、空気、毛髪、衣服等を含んでいる。体表面15の電位の変化により、検出プレート40の電位の変化を誘導する電場が発生する。検出プレート40は、増幅器30の入力ポート25への入力信号を発生させるために電場に配置された検出ノード12を有する。検出プレート40は体表面15に接触しない。増幅器30は、入力ポートを介して入力信号を受信し、入力信号を増幅し、出力ポート35で増幅信号を出力する。増幅器30の入力ポート25は、高い入力インピーダンス及び低い入力インピーダンスを有し得る。増幅器30は、電圧増幅器又は計装用増幅器とすることができる。一実施例では、検出プレート40が読み出しのために増幅器30の高い入力インピーダンスに接続されている。増幅入力バイアス電流が、増幅器30の入力ポート25に存在する。増幅器30の入力バイアス電流は極端に小さいが、放置したままだと供給レールの1つに向けて増幅器30の入力ノードで正の高いインピーダンスをドライブしてしまう。供給レールの1つに向けて増幅器30での入力ノードでの正の高いインピーダンスをドライブしてしまうのを防ぐために、1又はそれ以上の切り替えデバイスを有するリセット又は切り替え回路を使用する。
一実施例では、容量センサシステム10が、検出ノード12から接地電位(又は他の参照電位)までの分路を時折短時間だけ閉じる切り替えデバイスを使用することによって、分路を非連続的に分流するための切り替え回路を組み込んでいる。切り替え回路を含むこのような原理を実施する簡略化した回路の一例を、図1の容量センサシステムの一実施例を表す図2に示す。図2の容量センサシステム100は、体表面15に容量結合するための検出プレート40と、入力ポート25及び出力ポート35を有する増幅器30と、第1の入力ポート45及び第1の出力ポート55を有する第2の増幅器50と、切り替えデバイス95と、コンデンサ60、75と、抵抗器65、70とを有する。容量センサシステム100を低ノイズの非接触型EEG/ECGセンサとして実施し得る。容量センサシステム10と同じように、増幅器30を使用して増幅器30の入力ポート25で受信される入力信号を増幅する。第2の増幅器50は、増幅器30の入力ポート25に接続された第1の入力ポートを有する。第2の増幅器50は、例えば一定ゲインの増幅器であり、増幅器30の入力ポート25の電圧の複製を出力するよう構成される。このように、第2の増幅器50は一定ゲインに設定され、入力ポート25の電圧の複製を形成する。
増幅器30の入力バイアス電流は極端に小さいが、放置したままだと供給レールの1つに向けて増幅器30の入力ノードで正の高いインピーダンスをドライブしてしまう。切り替えデバイス95を有するリセット回路又は切り替え回路を使用して、入力バイアス電流の影響を減らす。切り替えデバイス95は、コレクタ端子90、ベース端子80及びエミッタ端子85を有するトランジスタとすることができる。切り替えデバイス95、コンデンサ60、75及び抵抗器65、70を、切り替え回路の中に組み込むことができる。一実施例では、切り替え回路を増幅器30の入力ポート及び基準電圧に接続する。基準電圧を接地させることができる。切り替え回路は、検出ノード12から基準電圧までの分路を非連続的に閉じて、検出ノード12をリセットする。検出ノード12をリセットすることは、検出ノード12での電圧をリセットすることである。このように、検出ノード12は、既知の基準電圧に検出ノード12を短絡するよう閉じる切り替えデバイス(例えば、トランジスタ又はリレー)によって時折リセットされる。一実施例では、基準電圧は、増幅器30の入力コモンモード電圧の範囲に含まれる電圧の範囲内である。一実施例では、切り替えデバイス95のスイッチを閉じるために、入力コンデンサ60(C1)が基準電圧に接続されている一方、入力コンデンサ75(C2)が、切り替えデバイス95(S1)をオン動作し得る電圧に接続されている。短い時間の後、コンデンサ60(C1)及びコンデンサ75(C2)がこれらの電圧からの接続を切ることで、スイッチを開放し、切り替えデバイス95の接続を切る。切り替えデバイス95が切られると、抵抗器65(R1)及び70(R2)は、増幅器50(B)の出力ポート55で発生する電圧までコンデンサ60(C1)及び75(C2)を引き上げる効果を有する。このような引き上げ方法は、切り替えデバイス95によって発生する検出ノード12上の電流ノイズを最小限にする。
一般に、検出ノード12をリセット又は分流するよう使用される切り替えは、多くの様々な方法で起こすことができる。図3は、使用し得る代替的な回路を示す。図3は、複数の切り替えデバイスを含む、図1の容量センサシステムの一実施例を示す。上述の図1及び図2を参照して図3を説明する。図3の容量センサシステム200は、体表面15に容量結合するための検出プレート40と、入力ポート25及び出力ポート35を有する増幅器30と、第2の切り替えデバイス105に接続された第1の切り替えデバイス130と、コンデンサ110、115、120及び125とを有する。容量センサシステム10と同じように、増幅器30を使用して、増幅器30の入力ポート25で受信される入力信号を増幅し、表示又はさらなる処理のために出力ポート35で増幅信号を出力する。一実施例では、コンデンサ110及び115が、第2の切り替えデバイス105への入力を与え、コンデンサ120及び125が第1の切り替えデバイス130への入力を与える。
一実施例では、第1及び第2の切り替えデバイス130(S1)及び105(S2)を、金属酸化膜電界効果トランジスタ(MOSFET)とすることができる。入力コンデンサ110、115、120及び125を制御することによって、切り替えデバイス130(S1)及び105(S2)をオンオフ切り替えすることができる。一実施例では、切り替えにより、検出ノード12を部分的にリセットする。このように切り替えは、接地(基準電圧)電位に検出ノードを完全にはリセットしないが、接地(又は基準電圧)に向けてわずかだけ検出ノードの電圧を動かす。切り替えデバイス130(S1)及び105(S2)はオンにならないが(オフ状態)、抵抗器65及び70を参照して図2に示すように、プルアップ及びプルダウン抵抗器で切り替えデバイス130(S1)及び105(S2)にバイアスをかけることができる。一実施例では、切り替えデバイス130(S1)及び105(S2)が周期的に一つずつオンになる。他の実施例では、入力コンデンサ125(C1)及び110(C4)が基準電圧に接続される一方、入力コンデンサ120(C2)及び115(C3)が切り替えデバイス95(S1)をオンにし得る電圧に接続される。入力コンデンサ125(C1)及び110(C4)の基準電圧は、電源電圧、又は増幅器30の入力コモンモード電圧範囲に含まれる又は増幅器30のコモンモード範囲(CMR)の中間近傍の電圧の範囲内の他の供給電圧とすることができる。切り替えデバイス130(S1)及び105(S2)が動作する又はオンになる継続時間及び/又はシーケンスタイムを、検出ノード12の電圧ドリフトの方向及び大きさに対して変えることができる。例えば、検出ノード12の電圧が所定の基準値を超える場合、切り替えデバイス130(S1)をより長時間動作させることができ、及び/又は切り替えデバイス105(S2)をより短い時間動作させることができる。逆に、検出ノード12の電圧が所定の基準値を下回る場合、切り替えデバイス130(S1)をより短い時間動作させることができ、及び/又は切り替えデバイス105(S2)がより長時間動作する。同じようなスキームが、切り替え動作の継続時間ではなくてシーケンスを代えることで、検出ノード12の基準電圧が基準レベルを超える場合に切り替えデバイス130(S1)を優先的に閉じて、それ以外の場合には切り替えデバイス105(S2)を優先的に閉じる。他の実施例では、切替型電源レギュレータ及びデータ変換回路設計で使用されるパルス幅変調(PWM)及びデルタシグマ変調(DSM)回路と同じように、別個の制御回路又は制御モジュールが、周期、パルス継続時間、及び/又は切り替えのシーケンスを決定する。
図4は、複数の切り替えデバイス及びレベルシフトした第1の増幅器の出力を受信するための第2の増幅器を含む、図1の容量センサシステムの一実施例を示す。図4は、電圧、静電容量及び抵抗値の例といった特定の詳細部分を含む容量センサシステム300の特定の実施例である。特定の実施例をこれらの典型的な詳細部分に対して変えることができるが、依然として本発明の精神及び範囲内であると考えられる。図4の容量センサシステム300は、体表面15に容量結合するための検出プレート40と、第1の増幅器30と、第2の増幅器150と、切り替えデバイス135及び140と、コンデンサC1(41.9ナノファラド(nF))乃至C5(10マイクロファラド(μF))と、抵抗器R1(38キロオーム)乃至R8(20キロオーム)と、供給電源175(1.5ボルト)及び185(1.5ボルト)と、リセット基準電圧170及び180と、コンデンサC5及び抵抗器R8によって形成されるレベルシフタとを有する。
体表面15(皮膚)の信号が、例えば図1、2及び3に示すような検出プレート40といった金属板に容量結合される。検出プレート40を、検出プレート40又は容量センサシステム300全体の電気的絶縁のために半田マスクで覆われるプリント回路基板(PCB)の下部に組み込むことができる。信号の第1の増幅は、第1の増幅器30によって実現される。一実施例では、第1の増幅器30は、ゲイン50の計装用増幅器である。容量センサシステム10と同じように、増幅器30を使用して増幅器30の入力ポート25で受信される入力信号を増幅する。入力ポートは、負の増幅器入力部160及び正の増幅器入力部165を有する。ある実施例では、計装用増幅器30が、3フェムトアンプ(fA)(典型例)の低い入力バイアス電流及び(ヘルツ(Hz))−2に対して0.1fA(典型例)の入力電流ノイズを有する。
また、容量センサシステム300は、ゲイン1で正の増幅器入力部165に追随する保護ピンの出力又は保護出力190を組み込んだ保護回路を特徴とする。保護出力190を組み込んだ保護回路の実行は、図2の一定ゲインの増幅器50と同様である。一実施例では、容量センサシステム300が、正のガード(例えば、正の保護出力190)を実行して、正の増幅器入力信号部165の周りで保護リングをサポートする。また、正のガードを使用して、遮蔽金属板195が体表面15以外の源(例えば、頭皮)からの電場ピックアップを最小限にするよう構成される場合、検出プレート40に関する遮蔽金属板195を動かす。遮蔽金属板195を、検出プレート40の上方のプリント回路基板(PCB)上の金属から成る内部層として実装できる。保護出力190を組み込んだ保護回路が、増幅器30の入力ポート25の電圧を複製するよう能動的に駆動されるため、信号ゲインの寄生静電容量分圧をなくす。
上述したように、リセット又は切り替え回路を使用して、増幅器の入力バイアス電流が増幅器30の供給レールの1つに向けて正の増幅器入力部165を駆動しないようにする。切り替え又はリセット回路は、切り替えデバイス135及び140と、抵抗器R5(60キロオーム)及びR6(20キロオーム)と、リセット基準電圧170及び180とを有する。切り替えデバイス135及び140(例えば、トランジスタ)は、例えば、入力ポート25の電圧が増幅器30の入力コモンモード電圧に含まれる電圧の範囲内の場合に、リセット基準電圧170及び180を含む外部回路によってオンになる。トランジスタ135及び140がオフの場合又は駆動しない場合、例えば、トランジスタ135及び140のベース及びエミッタノードが保護出力190によって引き上げられる。保護出力190によってトランジスタ135及び140のベース及びエミッタノードを引き上げることが、トランジスタ135及び140からの漏洩電流(及び特に結果として生じる電流ノイズ)を最小限にするよう行われる。負の増幅器入力部160は、抵抗器R4(80キロオーム)及びコンデンサC4(100マイクロファラド)から成るフィードバックループでゆっくりと変化する正の入力を追跡する形成される。また、このようなループは、1Hz未満の周波数の入力信号をカットオフするよう機能する。
出力ポート35では、計装用増幅器30の出力がレベルシフトして第2の増幅器150に送られる。第2の増幅器150はオペアンプとすることができる。コンデンサC5及び抵抗器R8によってレベルシフタを形成する。これは、増幅器の出力ポート35の低周波電圧を電圧Vref(1.5V)に変えるコモンハイパスフィルタである。出力ポート35の高周波成分が、影響を受けないレベルシフタを通過する。また、この第2の増幅器150を、例えばゲイン20となるよう構成し得る。第2の増幅器150は、第2の出力ポート6と、第2の負の入力部3及び第2の正の入力部2を有する第2の入力ポートとを有する。第2の正の入力2は、計装用増幅器のレベルシフトした出力を受信するよう構成される。コンデンサC2(100マイクロファラド)を、C2により1Hzでゼロを挿入するように、第2の負の入力部3に実装して、1Hz未満の周波数の入力信号をさらにカットオフする。R1(38キロオーム)で応答するC1(41.9ナノファラド)及びR3(10.5キロオーム)で応答するC3(150ナノファラド)により100Hzの2つの極を実装する。このようなコンデンサ及び抵抗器の組み合わせにより、1Hzと100Hzとの間のバンドパスフィルタの特性を実現する。極及びゼロは、フィルタリングを実施するための入力信号を表す伝達関数の特性である。一実施例では、アナログデジタル変換器145を、例えばあるインタフェースを介して第2の増幅器150に接続する。アナログデジタル変換器145は、第2の増幅器150に実装されるバンドパスフィルタによってフィルタリングされた第2の出力信号を受信する。アナログデジタル変換器145は、例えば、第2の増幅出力信号を絶え間ないデジタルビットに変換する18ビットのアナログデジタル変換器である。インタフェースは、任意に、1又はそれ以上の検出システムの配線を減らすために、他のアナログデジタル変換器145を具えた直列式とすることができる。アナログデジタル変換器の出力は、モニタ上に表示するためのコンピュータといったユーザインタフェースのデータ取得カード又は他のデバイスの特定化のための測定装置の印刷記録を作るためのプリンタに接続される。
他の実施例では、増幅器30に要する全電流は、(供給レールの)+5ボルト(V)及び−5Vの電源からの1ミリアンペアである。第2増幅器150及びアナログデジタル変換器145は、シングルエンドの3Vの供給を使用することができ、トータルで160マイクロアンペアの電流を必要とする。ある実施例では、容量性検出システム300の全出力は、10.5ミリワットであるが、これは、100の容量性検出システムがバッテリパックで数時間稼働し得ることを意味する。
上述の実施例に加えて、重要な検出ノード12をリセットする切り替え回路を実施するための多くの他の方法がある。例えば、スイッチ自身が、トランジスタ(バイポーラ、MOSFET、JFET、MESFET等)、(従来のリレー及び微小機械(MEMS)リレー、機械式スイッチ、電子式スイッチ等を含む)リレーとすることができる。単に1つの切り替えデバイス、又はいくつかの切り替えデバイスを有してよい。基準電圧を、増幅器CMR、供給電圧、又は他の値の中間値に設定し得る。最適な値を探すフィードバックループによって、基準電圧自身を変えることができる。入力電圧又は検出ノード12の電圧がCMRの限界値に近付いたと判断される場合に、又は通常の間隔で、切り替えを実行し得る。いずれのケースにおいても、コントローラを使用して、どの切り替えデバイスが起動しているか、いつ起動させるか、起動の継続時間といったことを判断しうる。代替的に、人間の管理者が検出ノード12をリセットすべき時を判断し得る。
典型的な実施例では、容量センサが、一方が他方の上に積層された2つの特注のプリント回路基板(PCB)で構成される。上側PCBは円形であって、ほぼ米国の10セント硬貨のサイズ(18mm)であり、第2の増幅器150、アナログデジタル変換器145及びいくつかの受動素子(例えば、抵抗器R1、R2、R3及びコンデンサC1、C2、C3)を有する。下側PCBもまた円形であって、ほぼ米国の25セント硬貨のサイズ(30mm)であり、検出プレート15、遮蔽板195、計装増幅器155及び切り替えデバイス135及び140(例えば、トランジスタ)を保持する。一実施例では、PCBの下側層が、全体的に半田マスクで覆われた金属である。代替的な実施例では、上側PCBの個々の部品の全て又は一部を、下側PCBの上部に直接的に取り付け得る1又はそれ以上の集積回路に組み込むことができる。
図5A及び図5Bは、入力信号ゲインに関する検出プレートと体表面との間の分離距離の効果の典型的な結果を示す。図5A及び図5Bを、図1、2、3及び4を参照して説明する。図5Aは、周波数範囲にわたる入力信号の測定ゲインを示す。入力信号は、検出ノード12によって発生し増幅器30又は155の入力ポート25で受信される信号である。図4を参照して説明される1Hz及び100Hzの間でフィルタリングするバンドパス特性は図5Aに明らかである。計装用増幅器155、第2の増幅器150のフィードバックのコンデンサC2、コンデンサC5によって形成されるレベルシフタ及び抵抗器R8のフィードバックループによって引き起こされ、そこで動作する3のゼロがあるため、1Hzのカットオフが急勾配である。図4を参照して上述した2つの極が100Hzの周波数で動作する。
一実施例では、検出ノード12によって発生する入力、例えばEEG入力が、コンデンサを介して容量センサシステム300に接続される電圧源としてまねることができる。検出プレート40と頭皮といった体表面15との間の距離によって隔てられた検出プレート40の面積として静電容量を計算し得る。また、計装用増幅器155の正入力165に寄生容量を有するため、入力信号強度を減らす増幅器の正入力165に容量分圧器を形成し得る。図5Bは、信号発生器間、例えば体表面及び検出プレート40間の3つの異なる距離に関するゲインを示す。距離が増加すると、回路のゲイン全体として、入力結合容量が減少する。0.2mmの距離ではゲインは869であるが、1.6mmでは539であり、3.2mmでは391である。距離にともなうゲインの減少は、能動的シールド195を受動的グラウンドシールドに代える場合に顕著に大きくなる。能動的シールド195では、容量センサシステム300(例えば、EEG/ECGセンサ)は、検出プレート40と体表面15との間の典型的な毛髪及び衣服に見られる様々な距離にわたって動作し得る。
図6A及び図6Bは、入力に起因する雑音に関するセンサの分離距離の効果を示すサンプルの結果である。図6A及び図6Bを、図1、2、3及び4を参照して説明する。容量センサシステム300といったEEGセンサ設計は、非常に低いノイズの増幅回路を要する。測定される入力信号をピークトゥーピークで数十マイクロボルトに低くすることが可能であるため、これを下回るノイズレベルが望ましい。ある実施例では、アナログデジタル変換器145は主要なノイズ源ではないため、大きなゲイン(例えば、増幅器155でのゲイン50及び第2の増幅器150でのゲイン20)を既に有する信号を変換し、18ビットのレベルで変換する。また、顕著なノイズは増幅器155からの最初のゲイン50の後にやって来るため、第2の増幅器150は顕著なノイズに寄与しない。一実施例では、1乃至100Hzの周波数帯域において計算される基準−入力電圧(RTI)のノイズは、約0.66マイクロボルトの二乗平均平方根(μVrms。計装用増幅器155のRTI電流ノイズは、極端に小さいが、増幅器の正入力165で見られる静電容量で積分される)である。検出プレート40と体表面15との間の距離を0.2mmと仮定すると、このような電流ノイズが約1μVrmsに変換される。一実施例では、容量センサシステム300は、ガードピン出力、ガード出力190及びガード入力(図示せず)を組み込んだ回路を特徴とする。理想的には、ガード入力は、同じ電圧に切り替えデバイス135及び140の端子を保持し、ゼロ付近に漏洩雑音電流を保持する。抵抗器R4は、増幅器155に実装されるフィードバックループによって減少するため、大きいが主要な因子ではない端子ノイズを発生させる。このため、トータルの予測RTI電圧のノイズは、2.0μVrms未満である。周波数の関数としての測定雑音密度を図6Aに示す。接地される入力信号を発生させる検出プレート40とともに、スペクトル密度推定が、検出プレート40及び0.2mm、1.6mm、及び3.2mmの体表面15との間の距離に対して増幅器150の出力ポートで測定された。これにより、1.88μVrmsの測定ノイズを得た。そして、増幅器150の出力ポートで測定されたノイズを、2つの増幅器の図5Aの測定した中間帯域ゲイン(例えば、794又は58dB)によって分割した。入力ノイズ(RTI)に関するこのような処理を、関心のある入力信号の大きさとノイズの大きさとを比較するために行う。1乃至100Hzの関心のある周波数範囲でのトータルのノイズを、このような範囲内で図6Aに示すノイズ成分を積分することによって、取得できる。図6Bは、3つの距離に関するこのような計算結果を示す。また、図6Bは、回路の様々な素子に起因するノイズの推定を用いて理論的に計算されるノイズを示す。検出プレート40と体表面15との間の距離が0.2mmの場合、測定されるトータルのノイズは1.88μVrmsである。検出プレート40と体表面15との間の分離距離が増加すると、結合容量が減少する。そして、電流ノイズがより大きな電圧ノイズ値に積分される。
そして、電流ノイズがより大きな電圧ノイズ値に積分される。図6Bは、図6Aのゲイン測定値で使用される同じ3つの距離での測定値とともに理論的に計算されるノイズを示す。3つの分離距離に関して1乃至100Hzの周波数帯域にわたって入力基準rmsノイズを測定し、理論的に予測されるノイズと比較する。理論曲線は、増幅器155の電流及び電圧入力基準ノイズを説明しており、増幅器155の入力ポート25での容量分割を説明している。
図7は、本発明にしたがって構成されたプロトタイプの試験の際の、被験体のヘッドの2つの場所で測定される入力信号の出力スペクトル密度のグラフである。一実施例では、検出プレート40が、例えば、ヘッドバンドを用いて被験者の頭部に押し付けられる。第1の検出プレート40が、頭部の後ろ(毛髪の上)に位置している一方、第2の検出プレートは、基準として使用される耳の後ろに位置した。被験者が最初に12秒間耳を閉じて同じ時間だけ開けている間に、2つのセンサ間の電圧差を記録した。これらの2つのブロックからのデータの出力スペクトル密度を図7に示す。10Hz付近の周波数のアルファ帯域における出力増加が、例えばEEG試験で通常観察されるように、目を閉じた場合に明りょうに見られた。
図8は、本発明にしたがって構成されるセンサを用いて被験者のTシャツを介して測定されるサンプルのECG電圧の記録である。グラフは、心臓の近傍に配置された2つの検出プレート40間の電位差を示す。検出プレートの一方を、心臓部を覆う胸の上部の上に配置し、基準として用いるために第2の検出プレートを胸の脇に配置した。双方の検出プレート40を被験者のTシャツの外側に配置した。図8は、4秒間の記録であり、モニタ及びプリンタの一方又は双方に表示し得る。
図9は、本発明に係る容量センサシステムを用いた体表面の電場の測定方法の一例を示す。図2、3及び4の容量センサシステム100、200又は300で本方法を実施し得る。ブロック400で、体表面15に検出プレート40を容量結合することによって処理が開始する。体表面15の電位の変化により、検出プレート40の電位の変化を誘導する変化を含む電場が発生する。検出プレート40は、体表面15に接触しない。ブロック405で、入力信号が、検出プレート40と関連する検出ノード12で発生する。発生する入力信号は、検出ノード12が電場に存在する検出プレート40の電位の変化に基づくものである。そして、このような処理がブロック410に続き、そこで入力信号が入力ポート及び出力ポートを有する増幅器によって増幅される。増幅器は、入力ポートで入力信号を受信し、出力ポートで出力信号を発生させるよう構成され、出力信号は入力信号の増幅に基づく。最後に、ブロック415で、分路が切り替え回路を用いて非継続的に閉止され、入力ポートに接続される検出ノードをリセットし、切り替え回路が入力ポート及び基準電圧に接続される。
脳コンピュータのインタフェースで使用することを目的として、脳によって発生する脳波(EEG)信号の測定のために、上述のシステム及び方法を使用し得る。また、本システム及び方法を、心臓のモニタリングのために心電図(ECG)、筋肉の活動の記録のために筋電図(EMG)で使用し得る。他の大部分のEEG/ECG/EMGセンサ構造とは異なり、上述の容量センサシステム及び方法は、本質的に容量性であり、このため、皮膚といった体表面への物理的又はオームの法則に従う接触を要しない。既存のセンサの大部分は、導電ゲルの塗布によって及び/又は研磨する皮膚用製品によって、皮膚への電気的接触を要し、それらの双方は本発明では必要とされない。
容量センサシステム及び方法を、医療診断機器、神経機能代替、バイオフィードバック、神経画像、脳コンピュータインタフェース、対話型コンピュータゲームといった、EEGキャップで実施し得る。容量センサシステム及び方法は、コンピュータゲームのソフトウェアへのEEGセンサインタフェース、及び電子機器の製造における静電気の蓄積といった工業的適用で有用である。
ここで説明される実施例は上記の態様を実現する一方、検出ノード12へのノイズをできる限り小さくすることに寄与する。切り替えデバイスが動作するほんの短い時間がノイズに寄与する。さらに、切り替え動作により、高い抵抗値を極端に低い抵抗値に代え得るため、動作の間におけるより低い熱ノイズスペクトル密度に寄与する。
ここで説明される様々な実施例は、検出ノードを時折リセット又は短絡する切り替え回路を具えた増幅器の重要な入力ポートにおける望ましくない電流に抗するための手段を提供する。上述のように、独創的な回路の切り替え特性は、低出力回路に重要な検出ノードに低い電流ノイズが投入されるという利点を提供する。
当業者は、上述の図面及び実施例とともに説明した様々な具体的なモジュール及び方法のステップを、多くの場合に電子的ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせとともに実施し得ることを理解するであろう。このようなハードウェア及びソフトウェアの互換性を明りょうに説明するために、様々な具体的な方法及び方法のステップを、それらの機能の観点から上述した。このような機能をハードウェア又はソフトウェアのいずれかで実施することは、特定の適用例及びシステム全体に課せられる構造的制約に依存する。熟練者は、各適用例に関する様々な方法で上述の機能を実施し得るが、このような実施上の決定を本発明の範囲から逸脱するものと解すべきではない。さらに、モジュール又はステップの中の機能のグループは、説明を簡単にするためのものである。本発明から逸脱することなしに、特定の機能を1つのモジュール又はステップから別のものに移すころができる。
さらに、ここで説明した実施例とともに記載した様々な具体的なモジュール及び方法のステップを、汎用目的のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)又は他のプログラム可能なロジックデバイス、離散型ゲート又はトランジスタロジック、離散型ハードウェア素子、又はここで説明された機能を実行するよう構成されたそれらの組み合わせといったハードウェアで実施又は実行し得る。汎用プロセッサは、ハードウェアであり、マイクロプロセッサとすることができ、代替的には、プロセッサはハードウェアのプロセッサ又はコントローラ、マイクロコントローラとすることができる。また、例えばDSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアを具えた1又はそれ以上のマイクロプロセッサ、又は他のこのような構成といった、コンピュータデバイスの組み合わせでプロセッサを実施し得る。
さらに、ここで説明した実施例とともに記載した方法又はアルゴリズムのステップを、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はこれら双方の組み合わせで直接的に実施し得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、抵抗器、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、又はネットワーク上の記憶媒体を含む他の形式の記憶媒体を有する、コンピュータ又はコントローラがアクセス可能な可読媒体に設けることができる。典型的な記憶媒体を、プロセッサが記憶媒体から情報を読み込んでそれに情報を書き込むことができるように、プロセッサに接続し得る。代替的には、記憶媒体もまたASICに設けることができる。
開示された実施例の上述の説明は、当業者が本発明を製造又は使用し得るよう与えられる。これらの実施例に対する様々な変更が、当業者にとって容易に明らかであり、本発明の精神又は範囲から逸脱することなしに、ここで説明した一般的原理を他の実施例に適用し得る。このため、ここで与えられた説明及び図面は、本発明の典型的な実施例であり、本発明によって広く意図される発明の内容であることに留意されたい。さらに、本発明の範囲は他の実施例を含んでおり、それ故に本発明の範囲は添付した特許請求の範囲のみによって限定されることに留意されたい。
参考文献
一般的なバックグラウンド情報を与える以下の参考文献が示唆するところは、参照することにより盛り込まれている。

[1] J. C. Chiou, Li-Wei Ko, Chin-Teng Lin, Chao-Ting Hong, Tzyy-Ping Jung, "Using Novel MEMS EEG Sensors in Detecting Drowsiness Application," IEEE Biomedical Circuits and Systems Conference, 2006.
[2] A. Lopez and P. C. Richardson, "Capacitive electrocardiographic and bioelectric electrodes", IEEE Transactions on Biomedical Engineering, vol. 16, pg. 99, 1969.
[3] T. Matsuo, K. Iinuma, and M. Esashi, "A barium-titanate-ceramics capacitive- type EEG electrode", IEEE Transactions on Biomedical Engineering, vol. 188, pgs 299-300.
[4] R. J. Prance, A. Debray, T. D. Clark, H. Prance, M. Nock, C. J. Harland, and A. J. Clippingdale, "An ultra-low-noise electrical-potential probe for human-body scanning", Measurement Science and Technology, vol. 11, pgs. 291-297, 2000.
[5] C. J. Harland, T. D. Clark and R. J. Prance, "Electric potential probes-new directions in the remote sensing of the human body", Measurement Science and Technology, vol. 13, pgs. 163-169, 2002.
[6] R. Matthews, N. J. McDonald, I. Fridman, P, Hervieux, and T. Nielsen, "The invisible electrode - zero prep time, ultra low capacitive sensing. In Proceedings of the 11th International Conference on Human-Computer Interaction, July 22-27 2005.
[7] C. Park, P. H. Chou, Y. Bai, R. Matthews, and A. Hibbs, "An ultra-wearable, wireless, low power ECG monitoring system", IEEE Biomedical Circuits and Systems Conference, 2006.
[8] J. Errera and H. S. Sack, "Dielectric properties of animal fibers"
[9] T. Sullivan, S. Deiss, T.P. Jung, and G. Cauwenberghs, "A Low-Noise, Low- Power EEG Acquisition Node for Scalable Brain-Machine Interfaces", In Proceedings of the SPIE Conference on Bioengineered and Bioinspired Systems III, May 2-4 2007.

Claims (38)

  1. 電場を測定するためのセンサであって、
    体表面に容量結合される検出プレートであって、前記体表面の電位の変化により前記検出プレートの電位の変化を誘導する電場が発生し、前記電場から入力信号を発生させるために前記電場に配置された検出ノードを有し、介在材料によって前記体表面から離れている検出プレートと;
    前記入力信号を増幅するよう構成された増幅器であって、入力ポート及び出力ポートを有しており、前記入力ポートで前記入力信号を受信して前記出力ポートで増幅出力信号を発生するよう構成された増幅器と;
    前記入力ポート及び基準電圧に接続された切り替え回路であって、前記検出ノードから前記基準電圧までの分路を非連続的に閉じて、前記入力ポートに接続された前記検出ノードをリセットするよう構成された切り替え回路と;
    を具えることを特徴とする電場を測定するためのセンサ。
  2. 前記基準電圧が接地されていることを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  3. 前記基準電圧が、前記増幅器の入力コモンモードの電圧範囲に含まれる電圧の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  4. 前記切り替え回路が、少なくとも1の切り替えデバイスを有することを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  5. 前記少なくとも1の切り替えデバイスが、トランジスタであることを特徴とする請求項4に記載の電場を測定するためのセンサ。
  6. さらに、前記増幅器の前記入力ポートに接続された第1の入力ポートを有する一定ゲインの増幅器を具えており、
    前記一定ゲインの増幅器が、前記増幅器の前記入力ポートで電圧の複製を出力するよう構成されることを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  7. さらに、前記切り替え回路が複数のコンデンサを具えており、
    前記複数のコンデンサの少なくとも第1のコンデンサが、前記基準電圧に接続されており、
    前記複数のコンデンサの少なくとも第2のコンデンサが、前記少なくとも1の切り替えデバイスをオンにし得る起動電圧に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の電場を測定するためのセンサ。
  8. 前記少なくとも1の切り替えデバイスが、前記少なくとも1の切り替えデバイスに起動電圧を発生させるよう構成された複数のコンデンサの入力を制御することによって、オンオフされることを特徴とする請求項4に記載の電場を測定するためのセンサ。
  9. さらに、第1の入力ポート及び第1の出力ポートを有する一定ゲインの増幅器を具えており、
    前記第1の入力ポートが前記増幅器の入力ポートに接続されており、
    前記一定ゲインの増幅器が、前記第1の出力ポートに第1の出力電圧を発生させるよう構成されており、
    前記第1の出力電圧が、前記増幅器の入力ポートの電圧の複製であり、
    前記一定ゲインの増幅器が、1又はそれ以上の抵抗器に接続され、
    前記1又はそれ以上の抵抗器が、前記少なくとも1の切り替えデバイスがオフの場合に、前記複数のコンデンサを前記第1の出力電圧まで引き上げるよう構成されることを特徴とする請求項7に記載の電場を測定するためのセンサ。
  10. 前記増幅器の入力ポートが、高入力インピーダンス及び低入力インピーダンスを有することを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  11. 前記検出ノードが、前記増幅器の前記高入力インピーダンスに接続されることを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  12. 前記体表面が、人体の表面であることを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  13. 検出コンデンサの誘電体が、前記検出プレートと前記体表面との間に前記介在材料を具えることを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  14. 前記誘電体が、空気、毛髪及び衣服のうちの1を有することを特徴とする請求項13に記載の電場を測定するためのセンサ。
  15. 前記増幅器が、電圧増幅器であることを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  16. 前記検出プレートが、前記電圧増幅器の高入力インピーダンスに接続されていることを特徴とする請求項15に記載の電場を測定するためのセンサ。
  17. 前記検出プレートが、検出コンデンサの第1のプレートとして機能するよう構成され、
    前記体表面が、前記検出コンデンサの第2のプレートとして機能することを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  18. さらに、前記少なくとも1の切り替えデバイスをオンオフするための前記切り替え回路に接続された少なくとも1のリセット回路を具えることを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  19. 前記少なくとも1の切り替えデバイスが、第1の切り替えデバイス及び第2の切り替えデバイスを有することを特徴とする請求項4に記載の電場を測定するためのセンサ。
  20. 前記少なくとも1の切り替えデバイスの切り替えが、前記検出ノードを部分的にリセットすることを特徴とする請求項19に記載の電場を測定するためのセンサ。
  21. 前記検出ノードの部分的なリセットが、前記基準電圧に向かう量だけ前記検出ノードの電圧を変化させることを有することを特徴とする請求項20に記載の電場を測定するためのセンサ。
  22. 前記第1の切り替えデバイス及び第2の切り替えデバイスが、一度に1つずつ周期的に起動されることを特徴とする請求項20に記載の電場を測定するためのセンサ。
  23. 前記第1及び第2の切り替えデバイスが起動する継続時間が、前記検出ノードでの電圧ドリフトの方向及び量に基づくことを特徴とする請求項22に記載の電場を測定するためのセンサ。
  24. 前記第1及び第2の切り替えデバイスが起動する順序が、前記検出ノードでの電圧ドリフトの方向及び量に基づくことを特徴とする請求項22に記載の電場を測定するためのセンサ。
  25. 制御モジュールが、周期、パルス継続時間及び切り替えの順序のうちの1つを制御することを特徴とする請求項22に記載の電場を測定するためのセンサ。
  26. 前記基準電圧が、前記基準電圧を最適化するよう構成されたフィードバックループによって変化することを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  27. 前記少なくとも1の切り替えデバイスが、前記入力信号の電圧が前記増幅器の入力コモンモードの電圧範囲に含まれる電圧の範囲の限界値に達する時に、起動することを特徴とする請求項4に記載の電場を測定するためのセンサ。
  28. さらに、ゲインが1の正及び負の入力を有する入力ポートに追随するよう構成されたガード出力を具えることを特徴とする請求項1に記載の電場を測定するためのセンサ。
  29. 前記ガード出力が、前記正の入力の周囲のガードリングをサポートするよう構成されることを特徴とする請求項28に記載の電場を測定するためのセンサ。
  30. 前記ガード出力が、前記検出プレートに関連する遮蔽金属板を駆動して、前記体表面以外の供給源からの電場ピックアップを最小限にするよう構成されることを特徴とする請求項28に記載の電場を測定するためのセンサ。
  31. さらに、前記少なくとも1の切り替えデバイスがオフの場合に、前記少なくとも1の切り替えデバイスのベース及びエミッタノードを引き上げるよう構成されたガード出力を具えることを特徴とする請求項7に記載の電場を測定するためのセンサ。
  32. 電場を測定するためのセンサであって、
    体表面に容量結合される検出プレートであって、前記体表面の電位の変化により前記検出プレートの電位の変化を誘導する電場が発生し、前記電場から信号を発生させるために前記電場に配置された検出ノードを有し、介在材料によって前記体表面から離れている検出プレートと;
    入力信号を増幅するよう構成された増幅器であって、入力ポート及び出力ポートを有しており、前記入力ポートで前記入力信号を受信して前記出力ポートで増幅出力信号を発生するよう構成された増幅器と;
    少なくとも1の切り替えデバイス及び複数のコンデンサを有するリセット回路を有する切り替え回路であって、前記複数のコンデンサが、前記少なくとも1の切り替えデバイスに起動電圧を発生して前記少なくとも1の切り替えデバイスをオンにするよう又は起動するよう構成されており、前記入力ポート及び基準電圧に接続され、前記少なくとも1の切り替えデバイスがオンの場合に、前記検出ノードから前記基準電圧までの分路を非連続的に閉じて、前記入力ポートに接続された前記検出ノードをリセットするよう構成された切り替え回路と;
    第1の入力ポート及び第1の出力ポートを有する一定ゲインの増幅器であって、前記第1の入力ポートが前記増幅器の前記入力ポートに接続され、前記第1の出力ポートに第1の出力電圧を発生するよう構成され、1又はそれ以上の抵抗器に接続され、前記1又はそれ以上の抵抗器が、前記少なくとも1の切り替えデバイスがオフの場合に、前記複数のコンデンサを前記第1の出力電圧まで引き上げるよう構成された一定ゲインの増幅器と;
    を具えることを特徴とする電場を測定するためのセンサ。
  33. 前記少なくとも1の切り替えデバイスをオンにするために、
    前記複数のコンデンサの少なくとも1の第1のコンデンサが、前記基準電圧に接続されており、
    前記複数のコンデンサの少なくとも1の第2のコンデンサが、前記少なくとも1の切り替えデバイスをオンにし得る電圧に接続されていることを特徴とする請求項32に記載の電場を測定するためのセンサ。
  34. 前記少なくとも1の切り替えデバイスをオンにすることが、前記少なくとも1の切り替えデバイスのスイッチを閉じることを含んでいることを特徴とする請求項32に記載の電場を測定するためのセンサ。
  35. 前記スイッチが、前記基準電圧に前記検出ノードを短絡するよう閉じられることを特徴とする請求項34に記載の電場を測定するためのセンサ。
  36. 前記基準電圧が接地されていることを特徴とする請求項32に記載の電場を測定するためのセンサ。
  37. 前記検出プレートが、検出コンデンサの第1のプレートとして機能するよう構成され、
    前記体表面が前記検出コンデンサの第2のプレートとして機能することを特徴とする請求項32に記載の電場を測定するためのセンサ。
  38. 前記第1の出力電圧が、前記増幅器の入力ポートの電圧の複製であることを特徴とする請求項32に記載の電場を測定するためのセンサ。
JP2010536202A 2007-11-28 2008-11-26 非接触型生体電位センサ Active JP5450436B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US99062907P 2007-11-28 2007-11-28
US60/990,629 2007-11-28
PCT/US2008/085051 WO2009070776A1 (en) 2007-11-28 2008-11-26 Non-contact biopotential sensor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011504793A JP2011504793A (ja) 2011-02-17
JP5450436B2 true JP5450436B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=40679015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010536202A Active JP5450436B2 (ja) 2007-11-28 2008-11-26 非接触型生体電位センサ

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8694084B2 (ja)
EP (1) EP2214555B1 (ja)
JP (1) JP5450436B2 (ja)
KR (1) KR20100103537A (ja)
CN (1) CN101902958B (ja)
AU (1) AU2008329623B2 (ja)
CA (1) CA2706956C (ja)
WO (1) WO2009070776A1 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120116183A1 (en) * 2010-10-01 2012-05-10 Ivan Osorio Classifying seizures as epileptic or non-epileptic using extra-cerebral body data
US8133172B2 (en) * 2008-12-23 2012-03-13 Pharmaco-Kinesis Corporation Brain retractor apparatus for measuring and predicting electrophysiological parameters
KR101040653B1 (ko) * 2009-01-21 2011-06-10 서울대학교산학협력단 비접촉 광용적맥파 측정장치와 이를 이용한 산소포화도 측정장치 및 혈압 측정장치
WO2011020216A1 (zh) * 2009-08-18 2011-02-24 Yang Changming 侦测生理机能及姿势状态的物品、方法和系统
WO2011137566A1 (zh) * 2010-05-07 2011-11-10 Yang Changming 利用布料电容传感器来产生生理信号的方法及系统
WO2011153216A2 (en) 2010-06-01 2011-12-08 The Regents Of The University Of California Integrated electric field sensor
US8780512B2 (en) * 2011-04-01 2014-07-15 Neurosky, Inc. Low leakage ESD structure for non-contact bio-signal sensors
US8531192B2 (en) 2011-04-15 2013-09-10 Robert Bosch Gmbh High-impedance MEMS switch
ITBO20110329A1 (it) * 2011-06-08 2012-12-09 Ferrari Spa Sensore senza contatto per rilevare l'elettrocardiogramma di un utente
KR101688704B1 (ko) * 2011-08-24 2016-12-21 티앤더블유 엔지니어링 에이/에스 용량성 전극을 구비한 eeg 모니터 및 뇌파 모니터링 방법
CN102512153B (zh) * 2011-10-25 2014-04-09 电信科学技术研究院 一种非接触式心电监测的移动终端及心电监测方法
WO2013072839A2 (en) * 2011-11-15 2013-05-23 Koninklijke Philips Electronics N.V. Dual-mode capacitive measurement
AU2013216802B2 (en) 2012-02-08 2018-07-12 Easyg Llc ECG system with multi mode electrode units
US10182723B2 (en) 2012-02-08 2019-01-22 Easyg Llc Electrode units for sensing physiological electrical activity
US9277887B2 (en) * 2013-02-01 2016-03-08 Rescon Ltd Signal stabilization in a dielectric sensor assembly
WO2014033234A2 (en) * 2012-08-31 2014-03-06 Rescon Limited Signal stabilization in a non-resistive contact sensor assembly
KR102164705B1 (ko) 2013-06-17 2020-10-12 삼성전자주식회사 착탈형 용량성 결합 능동전극을 이용한 생체 신호 측정 장치 및 방법
US10349888B2 (en) 2013-10-08 2019-07-16 Carlos Federico Muniz Wearable electroencephalography device and methods of use thereof
US10660575B2 (en) 2013-11-27 2020-05-26 Zengar Institute Inc. Ultra high impedance sensor with applications in neurosensing
JP2016518864A (ja) * 2013-12-23 2016-06-30 深▲せん▼市倍軽松科技股▲ふん▼有限公司 二電極携帯型検出装置
CN103767697A (zh) * 2013-12-23 2014-05-07 深圳市倍轻松科技股份有限公司 双电极便携检测装置
WO2015175435A1 (en) * 2014-05-12 2015-11-19 Automotive Technologiesinternational, Inc. Driver health and fatigue monitoring system and method
JP2016007337A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 ローム株式会社 脈波センサ
CA2911304C (en) 2014-09-23 2017-07-11 Rr Sequences Inc. Contactless electrocardiogram system
TWI519025B (zh) * 2014-10-21 2016-01-21 廣達電腦股份有限公司 自放電電路
WO2016175123A1 (ja) * 2015-04-28 2016-11-03 アルプス・グリーンデバイス株式会社 非接触電圧計測装置
US9817439B2 (en) 2016-02-29 2017-11-14 JumpStartCSR, Inc. System, method and device for designing, manufacturing, and monitoring custom human-interfacing devices
US11517240B2 (en) * 2016-04-29 2022-12-06 Freer Logic, Inc. Non-contact body and head based monitoring of brain electrical activity
US10694946B2 (en) 2016-07-05 2020-06-30 Freer Logic, Inc. Dual EEG non-contact monitor with personal EEG monitor for concurrent brain monitoring and communication
US10405800B2 (en) * 2016-07-13 2019-09-10 Capsule Technologies, Inc. Methods, systems, and apparatuses for detecting activation of an electronic device
KR102038120B1 (ko) 2016-12-02 2019-10-30 피손 테크놀로지, 인크. 신체 조직 전기 신호의 검출 및 사용
CN108490273B (zh) * 2018-03-28 2019-11-15 中国科学院电子学研究所 基于多通道开关的电场传感器系统
CN112294307A (zh) * 2019-08-02 2021-02-02 华广生技股份有限公司 生理信号传感装置

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3477421A (en) * 1967-01-11 1969-11-11 Burdick Corp Cardiac amplifier system with fast switching
US4417590A (en) * 1978-06-09 1983-11-29 Beckman Instruments, Inc. Electroencephalograph
US4412546A (en) * 1979-05-09 1983-11-01 Medtronic, Inc. Cardiac monitoring apparatus
US4331158A (en) * 1980-08-21 1982-05-25 The Burdick Corporation Cardiac amplifier system with low transient fast switching
US4751471A (en) * 1985-08-21 1988-06-14 Spring Creek Institute, Inc. Amplifying circuit particularly adapted for amplifying a biopotential input signal
US5018523A (en) * 1990-04-23 1991-05-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Apparatus for common mode stimulation with bipolar sensing
WO1992017240A1 (en) * 1991-04-05 1992-10-15 Medtronic, Inc. Subcutaneous multi-electrode sensing system
US5442347A (en) * 1993-01-25 1995-08-15 The United States Of America As Represented By The Administrater, National Aeronautics & Space Administration Double-driven shield capacitive type proximity sensor
DE4329898A1 (de) * 1993-09-04 1995-04-06 Marcus Dr Besson Kabelloses medizinisches Diagnose- und Überwachungsgerät
DE69421530T2 (de) * 1994-09-10 2000-02-17 Hewlett Packard Gmbh Gerät und Verfahren zum Potentialausgleich eines Patientens mit Bezug auf medizinische Instrumente
US6678552B2 (en) * 1994-10-24 2004-01-13 Transscan Medical Ltd. Tissue characterization based on impedance images and on impedance measurements
EP0969477B1 (en) * 1998-07-02 2006-09-27 Nippon Telegraph and Telephone Corporation Small capacitance change detection device
US6166653A (en) * 1998-08-13 2000-12-26 Motorola Inc System for address initialization of generic nodes in a distributed command and control system and method therefor
US6825765B2 (en) * 1998-12-30 2004-11-30 Automotive Systems Laboratory, Inc. Occupant detection system
US7940937B2 (en) * 1999-10-28 2011-05-10 Clive Smith Transducer for sensing body sounds
US6445940B1 (en) * 2000-08-11 2002-09-03 Sam Technology, Inc. Ceramic single-plate capacitor EEG electrode
US6865417B2 (en) * 2001-11-05 2005-03-08 Cameron Health, Inc. H-bridge with sensing circuit
US6728576B2 (en) * 2001-10-31 2004-04-27 Medtronic, Inc. Non-contact EKG
US20040152997A1 (en) * 2002-05-20 2004-08-05 Davies Richard J. Electrophysiological approaches to assess resection and tumor ablation margins and responses to drug therapy
JP4009953B2 (ja) 2003-05-14 2007-11-21 オムロン株式会社 物体検知センサ
WO2006007573A1 (en) * 2004-07-01 2006-01-19 Quantum Applied Science & Research, Inc. A sensor system for measuring an electric potential signal of an object
WO2006044868A1 (en) * 2004-10-20 2006-04-27 Nervonix, Inc. An active electrode, bio-impedance based, tissue discrimination system and methods and use
US20090138059A1 (en) * 2004-12-08 2009-05-28 Koninklijke Philips Electronics N.V. Heart Defibrillator With Contactless ECG Sensor For Diagnostics/Effectivity Feedback
WO2006130488A2 (en) * 2005-05-27 2006-12-07 The Cleveland Clinic Foundation Method and apparatus for in vivo sensing
US20070182545A1 (en) * 2006-02-02 2007-08-09 Xpresense Llc Sensed condition responsive wireless remote control device using inter-message duration to indicate sensor reading
EP2988127B1 (en) * 2006-02-27 2017-07-05 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Measuring instrument for biosensor chip
CA2664862C (en) * 2006-09-28 2012-10-23 Medtronic, Inc. Capacitive interface circuit for low power sensor system
US7439746B2 (en) * 2006-10-27 2008-10-21 Trek, Inc. Electrostatic voltmeter
US7986193B2 (en) * 2007-01-03 2011-07-26 Apple Inc. Noise reduction within an electronic device using automatic frequency modulation
TW200911200A (en) * 2007-05-08 2009-03-16 Koninkl Philips Electronics Nv Active discharge of electrode
TWI435088B (zh) * 2010-03-12 2014-04-21 Nuvoton Technology Corp 電容式感測器及感測方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2214555A1 (en) 2010-08-11
JP2011504793A (ja) 2011-02-17
KR20100103537A (ko) 2010-09-27
AU2008329623A1 (en) 2009-06-04
CA2706956C (en) 2015-11-17
CN101902958B (zh) 2012-07-04
EP2214555B1 (en) 2020-01-15
CN101902958A (zh) 2010-12-01
US20110043225A1 (en) 2011-02-24
EP2214555A4 (en) 2013-01-09
AU2008329623B2 (en) 2014-09-25
WO2009070776A1 (en) 2009-06-04
US8694084B2 (en) 2014-04-08
CA2706956A1 (en) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5450436B2 (ja) 非接触型生体電位センサ
Xu et al. Active electrodes for wearable EEG acquisition: Review and electronics design methodology
Verma et al. A micro-power EEG acquisition SoC with integrated feature extraction processor for a chronic seizure detection system
JP2021168941A (ja) 心臓疾患の診断に使用される出力データセットを生成するための装置
Chen et al. Design and implementation of a wearable, wireless EEG recording system
Valchinov et al. An active electrode for biopotential recording from small localized bio-sources
Komensky et al. Ultra-wearable capacitive coupled and common electrode-free ECG monitoring system
Liu et al. The PennBMBI: A general purpose wireless Brain-Machine-Brain Interface system for unrestrained animals
Yan et al. Challenges of physiological signal measurements using electrodes: Fudamentals to understand the instrumentation
Rezaeiyan et al. A 0.5 μA/Channel front-end for implantable and external ambulatory ECG recorders
Adimulam et al. Modeling of EXG (ECG, EMG and EEG) non-idealities using MATLAB
Das et al. Design and development of an Internet‐of‐Things enabled wearable ExG measuring system with a novel signal processing algorithm for electrocardiogram
Yang et al. A multi-parameter bio-electric ASIC sensor with integrated 2-wire data transmission protocol for wearable healthcare system
Debbarma et al. A wireless flexible electrooculogram monitoring system with printed electrodes
CN106028922B (zh) 有源低阻抗电极
Pashaei et al. Designing a low-noise, high-resolution, and portable four channel acquisition system for recording surface electromyographic signal
Yan et al. A two-electrode 2.88 nJ/conversion biopotential acquisition system for portable healthcare device
Yang et al. Design of a self-organized Intelligent Electrode for synchronous measurement of multiple bio-signals in a wearable healthcare monitoring system
Xu et al. Design and optimization of ICs for wearable EEG sensors
Raheem et al. Quad Mode of Sixteen-Channel Chopper AFE Design and Cascaded with Continuous Time Σ-Δ Modulator for Electro-Encephalogy Monitoring System.
Liao et al. A novel hybrid bioelectrode module for the zero-prep EEG measurements
Tiwari Date: 22 June 2018 Aastha Bhandari Place: GBPIET, Pauri Apurva Pokhriyal Ayush Juyal
RU2102004C1 (ru) Устройство для съема, регистрации и анализа электрофизиологических сигналов и блок защиты от аварийных токов пациента
Balaramudu et al. DESIGN OF INSTRUMENTATION AMPLIFIER OF CMOS CIRCUIT 45nm TECHNOLOGHY FOR DETECTION OF ECG SIGNAL
Kim New Techniques for Multi-Channel Biosignal Acquisition and Low-Power, Low-Resistance-Measurement Systems

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5450436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250