JP5448072B2 - 電装品取付構造 - Google Patents

電装品取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5448072B2
JP5448072B2 JP2010000118A JP2010000118A JP5448072B2 JP 5448072 B2 JP5448072 B2 JP 5448072B2 JP 2010000118 A JP2010000118 A JP 2010000118A JP 2010000118 A JP2010000118 A JP 2010000118A JP 5448072 B2 JP5448072 B2 JP 5448072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power module
radiator
screw
wiring board
printed wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010000118A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011139002A (ja
Inventor
三博 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2010000118A priority Critical patent/JP5448072B2/ja
Publication of JP2011139002A publication Critical patent/JP2011139002A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5448072B2 publication Critical patent/JP5448072B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Description

この発明は、プリント配線板に実装されたパワーモジュールに放熱器を取り付ける電装品取付構造に関するものである。
図10は、特開平10−267326号公報に記載された、従来の電装品取付構造である。パワートランジスタモジュール102は、DIP(Dual-Inline-Package)タイプであり、プリント配線板101に実装される。放熱用ヒートシンク105はパワートランジスタモジュール102の一方の面に設けた放熱用ベースプレート103上に配置される。ボルト104がパワートランジスタモジュール102の有する螺子孔に挿入され、放熱用ヒートシンク105に対して螺合されることによって、放熱用ヒートシンク105とパワートランジスタモジュール102が固定される。この際、プリント配線板101に孔を設けて、パワートランジスタモジュール102の有する螺子孔にボルト104を挿入している。
図11は、特開平8−86473号公報に記載された、他の従来の電装品取付構造である。SIP(Single-Inline-Package)タイプであるパワートランジスタモジュール106が、プリント配線板107の電気部品の実装面に対して直立した姿勢をもって配置され、ヒートシンク取付面に放熱用ヒートシンク108が配置される。パワートランジスタモジュール106に放熱用ヒートシンク108が取り付けられると、その重量を一列のリードピン109だけでは支えることができずに、パワートランジスタモジュール106のリードピン109が変形、座屈しないよう、プリント配線板107に螺子止めされた支持具110にパワートランジスタモジュール106と放熱用ヒートシンク108とがそれぞれ螺子止めされる。
特開平10−267326号公報 特開平8−86473号公報
上記特開平10−267326号公報に示されている電装品取付構造は、ボルト104をパワートランジスタモジュール102の有する螺子孔に挿入するために、プリント配線板101に孔を設ける必要がある。この際、パワートランジスタモジュール102が有する螺子孔の数、螺子の寸法、及び取付工程において必要な寸法に適した孔を設ける必要がある。このため、プリント配線板上の配線スペースが減少するという問題がある。
また、上記特開平8−86473号公報に示されている電装品取付構造は、パワーモジュール108を支持するためにプリント配線板107に螺子止めされた支持具110が必要である。このため、プリント配線板107に螺子孔111を設ける必要があり、上記特開平10−267326号公報と同様にプリント配線板上の配線スペースが減少するという問題がある。
この発明は、上述の問題に着目し、プリント配線板に孔を設けることなく放熱器の脱着ができる電装品取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の電装品取付構造は、プリント配線板に実装されたパワーモジュールと、前記パワーモジュールの熱を放熱するために、該パワーモジュールの放熱面上に配置される放熱器と、前記パワーモジュールに対する位置決め手段を有し、該パワーモジュールに前記放熱器を取り付ける取付部材と、前記パワーモジュールを前記取付部材と前記放熱器との間に挟持する挟持手段とを備え、取付部材が前記プリント配線板と前記パワーモジュールとの間に介在するものである。
請求項2に係る発明の電装品取付構造は、上記請求項1に係る発明の電装品取付構造において、前記狭持手段が、螺子と、前記取付部材に設けられた螺子孔と、前記放熱器に設けられた螺子挿通孔とからなり、前記螺子が前記螺子挿通孔より挿入され、前記パワーモジュールを介して、前記螺子孔に螺合されるものである。
請求項3に係る発明の電装品取付構造は、上記請求項1に係る発明の電装品取付構造において、前記挟持手段が、前記取付部材から突設した係止爪と、前記放熱器に形成された係合部とからなり、前記係止爪が、前記パワーモジュールを介して、前記係合部に係合されるものである。
請求項4に係る発明の電装品取付構造は、上記請求項1−3に係る発明の電装品取付構造において、前記位置決め手段が、前記取付部材に、前記パワーモジュールの側面に沿って形成された少なくとも1つの突条部からなり、前記パワーモジュールが、前記突条部に当接され位置決めされるものである。
上記請求項1の電装品取付構造は、挟持手段が、放熱器、パワーモジュール及び取付部材を挟持することによって、放熱器とパワーモジュールとを熱的に良好に接触する取付構造であるため、放熱器を固定するために必要な孔をプリント配線板に設ける必要がなく、配線スペースが制限されない。
上記請求項2の電装品取付構造は、螺子が放熱器の螺子挿通孔から挿入され、パワーモジュールを介して、取付部材の螺子孔に螺合されることによって、放熱器とパワーモジュールとが熱的に良好に接触される取付構造であるため、放熱器を固定するために必要な孔をプリント配線板に設ける必要がなく、配線スペースが制限されることがない。また、螺子を放熱器側から脱着できるため、放熱器以外の電装品がアルミ等からなる電装品箱に収容されている場合には、電装品箱を分解せずとも放熱器を脱着できる。また、放熱板を使用せずとも、冷媒ジャケットの取り付けが可能となり、製品コストの削減となる。
上記請求項3の電装品取付構造は、パワーモジュールを介して、取付部材の係止爪と放熱器の係合部が係合することによって、放熱器とパワーモジュールとが熱的に良好に接触される取付構造であるため、放熱器を固定するために必要な孔をプリント配線板に設ける必要がなく、配線レイアウトが制限されることがない。また、係止爪を放熱器側から操作することができるため、放熱器以外の電装品がアルミ等からなる電装品箱に収容されている場合には、電装品箱を分解せずとも放熱器の脱着ができる。また、放熱板を使用せずとも、冷媒ジャケットの取り付けが可能となり、製品コストの削減となる。
上記請求項4の電装品取付構造は、取付部材が少なくとも1つの突条の位置決め手段を備えることによって、製造工程における取付部材とパワーモジュールの組み付けが容易かつ正確に行うことができ、製造の効率化につながる。
この発明による電装品取付構造の実施の形態1を示す組立斜視図である。 この発明による電装品取付構造の実施の形態1の断面図である。 この発明による電装品取付構造の実施の形態2を示す組立斜視図である。 この発明による電装品取付構造の実施の形態2の断面図である。 この発明による電装品取付構造の他の取付部材を示す斜視図である。 この発明による電装品取付構造の他の取付部材を示す斜視図である。 この発明による電装品取付構造の実施の形態3を示す組立斜視図である。 この発明による電装品取付構造の他の取付部材を示す斜視図である。 この発明による電装品取付構造の実施の形態4を示す組立斜視図である。 従来における電装品取付構造を示す断面図である。 従来における電装品取付構造を示す組立斜視図である。
以下、この発明の電子部品の取付構造を図示の実施の形態により詳細に説明する。パワーモジュールは、空調機等に使用されるインバータ装置用のダイオードモジュール、IPM等であり、DIPタイプである。パワーモジュールのリード端子はプリント配線板にスルーホール実装される。放熱器は、パワーモジュールの発熱を放熱するために用いられるヒートシンクであり、パワーモジュールの放熱面と接触するように設置される。放熱器は冷媒ジャケットであってもよい。また、プリント配線板には図示しない電子回路(配線等)が形成されている。
図1及び図2は、この発明による電装品取付構造の実施の形態1であり、1はプリント配線板、11は取付部材、14はパワーモジュール、16は放熱器、18は螺子である。
取付部材11は、板状体であり、螺子孔12及び位置決め手段13を備える。取付部材11の材質はアルミ合金、ステンレス等の金属製のものであり、パワーモジュール14の側面に沿って折り曲げて位置決め手段13を形成する。取付部材11の材質はPP、ABS等の樹脂製のものであってもよく、耐熱性の高いものが好ましい。この場合、位置決め手段13はパワーモジュール14の側面に沿うように成型された突条や突起からなる。螺子孔12の位置及び大きさはパワーモジュール14の有する螺子支持手段15に適した位置及び大きさに形成される。
取付部材11はプリント配線板1とパワーモジュール14との間に配置される。放熱器16はパワーモジュール14の放熱面19に配置される。螺子18は放熱器16に設けられた螺子挿通孔17に挿入され、パワーモジュール14を介して、取付部材11に設けられた螺子孔12に螺合される。
なお、この実施の形態1の組み立て工程は、(1)パワーモジュール14が有する螺子支持手段15と取付部材11に設けた螺子孔12の位置が一致するように、かつ、パワーモジュール14の側面を取付部材11に設けられた位置決め手段13に内接するように組み合わせる。あらかじめ接着剤等によって、パワーモジュール14と取付部材11を接着してもよい。(2)取付部材11にパワーモジュール14を組み合わせた状態で、パワーモジュール14をプリント配線板1へ実装する。取付部材11が金属製である場合は、取付部材11がプリント配線板1と接触することのないよう実装を行う。(3)放熱器16をパワーモジュール14の放熱面19に配置する。(4)螺子18を放熱器16に設けた螺子挿通孔17に挿入し、螺子孔12に螺合する、という順で行われる。また、パワーモジュール14をプリント配線板1に実装した後に、パワーモジュール14とプリント配線板1との間に取付部材11を挿入して配置してもよい。
この実施の形態1による電装品取付構造は、プリント配線板1に放熱器固定用の螺子18を通過させる孔を設けずとも、螺子18が放熱器16に設けられた螺子挿通孔17に挿入され、パワーモジュール14を介して取付部材11の螺子孔12に螺合されることにより、パワーモジュール14、放熱器16及び取付部材11が挟持され、パワーモジュール14と放熱器16が熱的に接触することができる。よって、プリント配線板1の配線スペースが制限されることはない。また、取付部材11に設けられた位置決め手段13に当接するように取付部材11の位置を決めることができるため、取付部材11とパワーモジュール14の組み付けが容易に行う事ができ、螺子孔12と螺子支持手段15との位置合わせ及び螺子孔12への螺合を容易に行う事ができる。
図3及び図4は、この発明による電装品取付構造の実施の形態2であり、21は取付部材、27は放熱器である。
取付部材21は材質がPP,ABS等の樹脂製である板状体であり、その両端に係止爪22及び位置決め手段23を備える。係止爪22はパワーモジュール14のリード端子を備えない側面に内接するように、取付部材21に対して垂直に成型される。位置決め手段23はパワーモジュール14が備える螺子支持手段15と嵌合するように突設される。放熱器26は係止爪22と係合する係合部27を備える。
取付部材21はプリント配線板1とパワーモジュール14との間に配置され、放熱器16はパワーモジュール14の放熱面19に配置される。係止爪22がパワーモジュール14を介して放熱器26に備える係合部27と係合される。
ここで、取付部材21の係止爪22と放熱器26の係合部27の部品寸法の誤差によって、パワーモジュール14と放熱器26に隙間が生じ、これによって熱伝導率が低下する場合には、パワーモジュール14の放熱面19に放熱グリスを塗布することによって、その隙間を満たし、熱伝導率の低下が改善される。
この実施の形態2の組み立て工程は、(1)パワーモジュール14を取付部材21と組み合わせる。この際に、パワーモジュール14が有する螺子支持手段15が取付部材21の備える位置決め手段23に嵌合するように組み合わせる。(2)取付部材21にパワーモジュール14を組み合わせた状態で、パワーモジュール14をプリント配線板1へ実装する。(3)取付部材21に備える係止爪22を放熱器26に備える係合部27に係合させるように、パワーモジュール14の放熱面19上に放熱器26を配置する、という順で行われる。
取付部材21に設けられた係止爪22がパワーモジュール14を介して、放熱器26の備える係合部27と係合し、パワーモジュール14、放熱器26及び取付部材21を挟持することにより、パワーモジュール14と放熱器26が熱的に接触することができる。よって、放熱器26を固定する孔をプリント配線板1に設ける必要はなく、プリント配線板1の配線スペースが制限されることはない。取付部材21に設けられた位置決め手段23によって、取付部材21がパワーモジュール14に対して所定の方向及び位置に保持され、これにより、取付部材21と係合した放熱器26の方向及び位置も保持されることとなり、放熱器26のがたつきを防止することができる。また、位置決め手段23により、取付部材21とパワーモジュール14との組み付け、及び放熱器26との係合の作業が容易となり、生産の効率化につながる。
この取付部材21は、例えば図5に示された係止爪52を備える取付部材51であってもよい。取付部材51は材質がPP,ABS等の樹脂製である板状体であり、その両端に位置決め手段53及び2つの係止爪52を備える。係止爪52はパワーモジュール14のリード端子を備えない側面に内接するように、取付部材51に対して垂直に成型される。位置決め手段53はパワーモジュール14が備える螺子支持手段15と嵌合するように成型される。
係止爪52がパワーモジュール14を介して放熱器26の備える係合部27と係合し、パワーモジュール14、放熱器26及び取付部材51を挟持することにより、パワーモジュール14と放熱器26が熱的に接触することができる。よって、放熱器26を固定する孔をプリント配線板1に設ける必要はなく、プリント配線板1の配線スペースが制限されることはない。位置決め手段53によって取付部材51のパワーモジュール14に対する方向及び位置が保持されることにより、取付部材51と係合した放熱器26の方向及び位置が保持され、放熱器26のがたつきを防止することができる。また、位置決め手段53により、取付部材51とパワーモジュール14との組み付け、及び放熱器26との係合の作業が容易となり、生産の効率化につながる。
また、実施の形態2に示された取付部材21は、例えば図6に示された係止爪42と位置決め手段43を備える取付部材41であってもよい。取付部材41は材質がPP,ABS等の樹脂製である板状体であり、その両端に係止爪42を備える。係止爪42はパワーモジュール14のリード端子を備えない側面に内接するように、取付部材41に対して垂直に成型される。位置決め手段43はパワーモジュール14の四隅に沿うように突設した突条部からなるものである。
係止爪42がパワーモジュール14を介して放熱器26の備える係合部27と係合し、パワーモジュール14、放熱器26及び取付部材41を挟持することにより、パワーモジュール14と放熱器26とが熱的に接触することとなる。よって、放熱器26を固定する孔をプリント配線板1に設ける必要はなく、プリント配線板1の配線スペースが制限されることはない。位置決め手段43によって取付部材41のパワーモジュール14に対する方向及び位置が保持されることにより、取付部材41と係合した放熱器26の方向及び位置が保持され、放熱器26のがたつきを防止することができる。また、位置決め手段43により、取付部材41とパワーモジュール14との組み付け、及び放熱器26との係合の作業が容易となり、生産の効率化につながる。
図7は、この発明による電装品取付構造の実施の形態3であり、位置決め手段33を備えた取付部材31を使用した電装品取付構造である。
取付部材31は、板状体であり、螺子孔32及び位置決め手段33を備える。取付部材31の材質はアルミ合金、ステンレス等の金属製のものであり、位置決め手段33は挿入される取付部材31の終端部に折り曲げて形成される。また取付部材31の材質はPP、ABS等の樹脂製のものであってもよく、突条に成型された位置決め手段33であってもよい。
取付部材31はプリント配線板1とこれに実装されたパワーモジュール14との間に挿入され、放熱器16はパワーモジュール14の放熱面19に配置される。螺子18は放熱器16に設けられた螺子挿通孔17に挿入され、パワーモジュール14を介して、取付部材11に設けられた螺子孔12に螺合される。
この実施の形態3の組み立て工程は、(1)パワーモジュール14をプリント配線板1に実装する。この際、プリント配線板1とパワーモジュール14との間に取付部材31を挿入することができる隙間を設ける。(2)当該隙間に取付部材31の位置決め手段33がパワーモジュール14の側面に当接するように挿入する。(3)放熱器16をパワーモジュール14の放熱面19に配置し、螺子18を取付部材31の螺子孔32に螺合する、という順で行われる。
この実施の形態3による電装品取付構造は、プリント配線板1に放熱器固定用の螺子18を通過させる孔を設けずとも、螺子18が放熱器16に設けられた螺子挿通孔17に挿入され、パワーモジュール14を介して取付部材31に設けられた螺子孔32に螺合されることにより、パワーモジュール14、放熱器16及び取付部材31が挟持され、パワーモジュール14と放熱器16が熱的に接触することができる。よって、プリント配線板1の配線スペースが制限されることはない。また、取付部材31の位置決め手段33を備えない端を始端部として挿入すると、スムーズに挿入することができ、終端部に備えた位置決め手段33がパワーモジュール14の側面に当接するように挿入することで、取付部材31のパワーモジュール14に対する方向及び位置を決めることができる。また、パワーモジュール14をプリント配線板1に実装した後に取付部材31を組み付けるため、パワーモジュール14を実装する際に、熱による取付部材31の破損や変形を回避することができる。
前述の図3に示す取付部材21は例えば図8に示された他の形態の取付部材71であってもよい。取付部材71は材質がPPである板状体であり、その両端に係止爪70、72及び位置決め手段73を備えるものである。一方の係止爪72は、パワーモジュール14のリード端子を備えない側面に内接するように、取付部材71に対して垂直に成型される。他方の係止爪70は取付部材71に対して水平に突出し、インテグラルヒンジ構造74によって取付部材71と接続される。インテグラルヒンジ構造74は、この部分の厚みが周囲の部分よりも薄く成型されたものであって、係止爪70を取付部材71に対して垂直となるように折り曲げることができる。位置決め手段73はパワーモジュール14の螺子支持手段15に嵌合するものである。また、係止爪70に位置決め手段75を備えてもよい。
この取付部材71を用いた電装品取付構造の組み立て工程は、(1)パワーモジュール14をプリント配線板1に実装する。(2)この際、プリント配線板1とパワーモジュール14との間に取付部材を挿入することができる隙間を設ける。(3)当該隙間に取付部材71の位置決め手段73がパワーモジュール14の有する螺子支持手段15に嵌合するように挿入する。(4)インテグラルヒンジ構造74を備えた係止爪70がパワーモジュール14の側面に当接するまで折り曲げる。(5)係止爪70を折り曲げた状態で、放熱器26の備える係合部27に係止爪72が係合するように、放熱器26をパワーモジュール14の放熱面19に設置する、という順で行われる。
係止爪70、72がパワーモジュール14を介して放熱器26の備える係合部27と係合し、パワーモジュール14、放熱器26及び取付部材71を挟持することにより、パワーモジュール14と放熱器26とが熱的に接触することとなる。よって、放熱器26を固定する孔をプリント配線板1に設ける必要はなく、プリント配線板1の配線スペースが制限されることはない。また、位置決め手段73により、取付部材71とパワーモジュール14との組み付け、及び放熱器との係合の作業が容易となり、生産の効率化につながる。また、インテグラルヒンジ構造74を備えることで、パワーモジュール14をプリント配線板1に実装した後に取付部材71を組み付けるため、パワーモジュール14を実装する際に、熱による取付部材71の破損や変形を回避することができる。
図9は、この発明による電装品取付構造の実施の形態4であり、他の構造のパワーモジュールを備えた電装品取付構造である。
64は他のDIPタイプのパワーモジュールである。パワーモジュール64はそのほぼ中央に螺子支持孔65を有し、プリント配線板1上にスルーホール実装される。取付部材61は位置決め手段63及びタップ加工された螺子孔62を備える。放熱器66は図示しない螺子挿通孔を備える。
取付部材61はプリント配線板1とパワーモジュール64との間に配置される。放熱器66はパワーモジュール64の放熱面69に配置される。螺子18は放熱器66に設けられた螺子挿通孔に挿入され、パワーモジュール64を介して、取付部材61に設けられた螺子孔62に螺合される。
なお、この実施の形態4の組み立て工程は、(1)パワーモジュール64が有する螺子支持手段65と取付部材61に設けた螺子孔62の位置が一致するように、かつ、パワーモジュール64の側面を取付部材61に設けられた位置決め手段63に内接するように組み合わせる。あらかじめ接着剤によって、パワーモジュール64と取付部材61を接着してもよい。(2)取付部材61にパワーモジュール64を組み合わせた状態で、パワーモジュール64をプリント配線板1へ実装する。取付部材61が金属製である場合は、取付部材61がプリント配線板1と接触することのないよう実装を行う。(3)放熱器66をパワーモジュール64の放熱面69に配置する。(4)螺子18を放熱器66に設けた螺子挿通孔に挿入し、螺子孔62に螺合する、という順で行われる。パワーモジュール64をプリント配線板1に実装した後に、パワーモジュール64とプリント配線板1との間に取付部材61を挿入して配置してもよい。
この実施の形態4による電装品取付構造は、プリント配線板1に放熱器固定用の螺子18を通過させる孔を設けずとも、螺子18が放熱器66に設けられた図示しない螺子挿通孔に挿入され、パワーモジュール64を介して取付部材61に設けられた螺子孔62に螺合されることにより、パワーモジュール64、放熱器66及び取付部材61が挟持され、パワーモジュール64と放熱器16が熱的に接触することができる。よって、プリント配線板1の配線スペースが制限されることはない。また、取付部材61に設けられた位置決め手段63に当接するように取付部材61の位置を決めることができるため、取付部材61とパワーモジュール64の組み付けが容易に行う事ができ、螺子孔62と螺子支持手段65との位置合わせ及び螺子孔62への螺合を容易に行う事ができる。
尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
1、101、107…プリント配線板、11、21、31、41、51、61、71…取付部材、12、32、62…螺子孔、13、23、33、43、53、63、73…位置決め手段、14、64、102、106…パワーモジュール、15、65…螺子支持手段、16、26、66、105、108…放熱器、17…螺子挿通孔、18…螺子、19、69…放熱面、22、42、52、70、72…係止爪、27…係合部、74…インテグラルヒンジ構造、103…放熱用ベースプレート、104…ボルト、109…リードピン、110…支持具

Claims (3)

  1. プリント配線板に実装されパワーモジュールと、
    記パワーモジュールの放熱面に配置される放熱器と、
    前記パワーモジュールに対する位置決め手段を有し、前記プリント配線板と前記パワーモジュールとの間に配置される取付部材と、
    前記パワーモジュールを前記取付部材と前記放熱器との間に挟持する挟持手段と
    を備え、
    前記位置決め手段は、前記パワーモジュールの側面に沿って前記取付部材に形成された少なくとも1つの突条部からなり、
    前記パワーモジュールが、前記突条部に当接され位置決めされることを特徴とする電装品取付構造。
  2. 前記狭持手段が、
    螺子と、
    前記取付部材に設けられた螺子孔と、
    前記放熱器に設けられた螺子挿通孔と
    からなり、
    前記螺子が前記螺子挿通孔より挿入され、前記パワーモジュールを介して、前記螺子孔に螺合されることを特徴とする請求項1に記載の電装品取付構造。
  3. 前記挟持手段が
    記放熱器に形成された係合部と、
    前記取付部材に形成され、前記係合部に係合される係止爪と、
    を備えた請求項1に記載の電装品取付構造。
JP2010000118A 2010-01-04 2010-01-04 電装品取付構造 Expired - Fee Related JP5448072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010000118A JP5448072B2 (ja) 2010-01-04 2010-01-04 電装品取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010000118A JP5448072B2 (ja) 2010-01-04 2010-01-04 電装品取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011139002A JP2011139002A (ja) 2011-07-14
JP5448072B2 true JP5448072B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=44350117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010000118A Expired - Fee Related JP5448072B2 (ja) 2010-01-04 2010-01-04 電装品取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5448072B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018054042A1 (zh) * 2016-09-22 2018-03-29 珠海格力电器股份有限公司 窗式空调器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06260573A (ja) * 1993-03-05 1994-09-16 Mitsubishi Electric Corp 半導体パッケージと冷却フィンとの組立構造物
JPH07161886A (ja) * 1993-12-02 1995-06-23 Fuji Electric Co Ltd 平板形半導体パッケージの放熱器取付け構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018054042A1 (zh) * 2016-09-22 2018-03-29 珠海格力电器股份有限公司 窗式空调器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011139002A (ja) 2011-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7001960B2 (ja) 回路構成体
WO2016104108A1 (ja) 回路構成体及び電気接続箱
JP6274196B2 (ja) 電気接続箱
CN110915312B (zh) 电路结构体及电气连接箱
JPWO2006011478A1 (ja) 電気接続箱
JPWO2017154696A1 (ja) 回路構成体
CN110383612B (zh) 电气连接箱
US8797743B2 (en) Fixing structure for heat source element and heat conducting member, and method of fixing heat source element and heat conducting member
JP2018018984A (ja) 放熱構造および電子機器
JP2014239105A (ja) 電源回路基板及びシャーシとの取付構造
JP5448072B2 (ja) 電装品取付構造
WO2017098703A1 (ja) 発熱電子部品の放熱装置、およびその製造方法、並びに車載充電器
JP3931543B2 (ja) 電子機器
JP2012134200A (ja) 半導体放熱装置
JP3748733B2 (ja) 電子機器の放熱装置
JP3264780B2 (ja) 回路ユニットの放熱装置
TW202224545A (zh) 散熱板
TW200917944A (en) Electronic apparatus and method of fixing cooling fan
JP2011082344A (ja) 電子部品の固定方法および電子機器
JP4845914B2 (ja) 電子機器の冷却構造
JP4460057B2 (ja) 発熱体の放熱構造
JP2012064705A (ja) 放熱体取付構造及び電子機器
JP4419183B2 (ja) 放熱板付き電子機器
JPH08107168A (ja) 電子部品の放熱構造
JP5118086B2 (ja) 半導体素子の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131219

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees