JP5444499B1 - シャワーヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】シャワー水の遮断や吐出を手元側で行えることは勿論、その切換操作時にシャワーヘッドの持ち変えや滑り落しが無く、軽い操作性で使用できるシャワーヘッドを提供すること。
【解決手段】ヘッド本体12内に、そのシャワー水路13に交差する切換軸14を前後動可能に収納するとともに、この切換軸14の移動方向に同軸的に突出する前軸14a及び後軸14bのそれぞれに前ボタン15及び後ボタン16を取付けて、これらの前ボタン15または後ボタン16を選択的に押圧することにより、シャワー水路13の遮断または開放を行えるようにしたこと。
【選択図】図4

Description

本発明は、シャワーヘッドに関し、特に、ボタンの押圧によってシャワー水の止水と吐出が選択的に行えるシャワーヘッドに関するものである。
シャワー水供給源にホースを介して接続されたシャワーヘッドは、ホースの自由に動かせる範囲内であれば非常に自由が利くものであるため、近年ではよく利用されているものとなっている。そして、この種のシャワーヘッドは、「節水型」、「気泡混入型」、あるいは「添加物混入型」等、様々な形態のものも提案されてきている。
特に、「節水型」のものについてみてみると、シャワー水の停止を、シャワー水供給源側ではなくて、シャワーヘッド側でこれを持っている手で行えるようにしたものがある。このようにすると、例えば洗髪中で目を瞑っている状態でシャワー水供給源側の止水栓を探す必要がなくなり、シャワー水の吐出を直ちに止められるから、確かに節水ができるものである。
このようにシャワーヘッドを持つ手の手元で止水及び吐水が選択的に行えるものとしては、特許文献1にて提案されているような「弁の開閉機構、及びそれを備えたハンドシャワーヘッド」等がある。
特開2013−160312号公報、要約
この特許文献1にて提案されている、特に「ハンドシャワーヘッド」は、「操作部のストロークを小さく抑制しながら、小さい操作力で弁の開閉を行うことができる弁の開閉機構を提供する」ことを目的としてなされたもので、図6に示すように、吐水がなされる側に突出した1つの押圧ボタンによって、止水や吐水を行えるようにした便利なものである。
しかしながら、この特許文献1にて提案されているシャワーヘッドでは、一人で、しかも石鹸やシャンプーが付いた手で使用する場合のことは、考慮されていないと考えられる。通常、石鹸やシャンプーが付いた手でシャワーヘッドを使用するときは、ヌルヌルしてしっかりと握ることができないことが多い。特に、吐水がなされる側に突出した1つの押圧ボタンを操作するには使用者の「親指」によることが多いと考えられるが、握る操作で重要な働きをする親指を押圧ボタン上に移動させる場合に、シャワーヘッドがヌルヌルした手から落ちてしまうと考えられるのである。また、ホースは、自由に動かせるとは言っても人の背程度の長さがあるから、シャワー水が満たされていれば相当重いものとなっており、上記親指の移動の際には、シャワーヘッドが滑り落ちないように相当注意をする必要がある。
以上のような操作がしにくい問題は、押圧ボタンが横方向(吐水方向に直交する左右方向)についている、あるいは左右方向に押圧するものである場合も同様に言える。その最大の問題は、人の親指と他の指の各先端位置が互いに全く異なることである。押圧ボタンを押圧するのは通常親指もしくは人差し指であるが、片手でシャワーヘッドを握ったときの親指もしくは人差し指の先端位置(押圧ボタンを押圧するところ)が全く異なっていれば、1つの押圧ボタンの押圧操作をする際には、その指の位置を変えなければならないからであり、この指位置変更の際にシャワーヘッドが手から滑り落ちることがあるのである。
特に、特許文献1のシャワーヘッドのように、シャワー水の吐出と遮断を1つの押圧ボタンで行うようにすると、どうしてもラッチ機構等の複雑機構を採用しなければならず、「操作性の軽さ」は十分とはならないと考えられるのである。
そこで、本発明者等は、シャワー水の遮断や吐出を手元側で行えるとともに、その切換操作時に、シャワーヘッドを滑り落とすことが無く、軽い操作性で使用できるシャワーヘッドとするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、シャワー水の遮断や吐出を手元側で行えることは勿論、その切換操作時にシャワーヘッドの持ち変えや滑り落しが無く、軽い操作性で使用できるシャワーヘッドを提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「シャワー水供給源20からホース21を介して供給されてきたシャワー水を散水板11からシャワーとして吐出させるシャワーヘッド10であって、
ヘッド本体12内に、そのシャワー水路13に交差する切換軸14を前後動可能に収納するとともに、この切換軸14の移動方向に同軸的に突出する前軸14a及び後軸14bのそれぞれに前ボタン15及び後ボタン16を取付けて、これらの前ボタン15または後ボタン16を選択的に押圧することにより、シャワー水路13の遮断または開放を行えるようにするとともに、
前ボタン15の表面形状について、前軸14aより下方部分が上方部分より広い面積を有するようにしたことを特徴とするシャワーヘッド10」
である。
まず、この請求項1に係るシャワーヘッド10は、図1に示すように、シャワー水供給源20に接続されたホース21の先端に取り付けられるもので、このホース21を介して供給されてきたシャワー水を、シャワーヘッド10の先端からシャワーとして吐出させるものである。従って、このシャワーヘッド10は、ホース21が動く範囲で自由に動かせ、使用できるものである。
このシャワーヘッド10は、図4に示すように、そのヘッド本体12内にシャワー水路13を形成したものであり、このシャワー水路13の図示下端は、図1に示すホース21に連通し、その上端には、当該シャワー水路13内を給送されてきたシャワー水を糸状に吐出させるための散水板11が設けてある。そして、このシャワーヘッド10では、そのヘッド本体12内に切換軸14を収納したものである。
この切換軸14は、シャワー水路13に交差しながら、ヘッド本体12に対して前後動可能になっているものである。この場合の「前後」とは、散水板11から吐出されるシャワー水の方向に対してほぼ平行な方向を言うものであり、図5に示すように、当該シャワーヘッド10の散水板11を身体側に向けているときのヘッド本体12部分が「前側」であり、その反対が「後側」となる。
後述する実施形態のシャワーヘッド10における切換軸14には、図4に示すように、その移動方向に対して並列的な止水弁14c及び通水路14dが設けてある。通水路14dは、図4の(a)に示すように、切換軸14が前方に移動したときにシャワー水路13の上下を連通されるものであり、止水弁14cは、図4の(b)に示すように、切換軸14が後方に移動したときにシャワー水路13を遮断するものである。
さて、この切換軸14には、図4に示すように、その前後の移動方向に同軸的に突出する前軸14a及び後軸14bが設けてあり、これらの前軸14a及び後軸14bには、それぞれ前ボタン15及び後ボタン16が取付けてある。これらの前ボタン15及び後ボタン16は、ヘッド本体12の前後に形成した収納部内に収納されて、その中で常に平行移動できるようにしてあり、これらの収納部内に収納された状態であっても、図4に示すように、表面部分がヘッド本体12から突出した状態におかれるものである。
勿論、この切換軸14は、これとヘッド本体12の間に介在させたパッキングによって、シャワー水路13に供給されたシャワー水が外部に漏れ出ないようにしてある。その他は、例えば特許文献1に記載されているような「ラチャット機構」のような複雑な機構は採用されていないから、構造が簡単になっているだけでなく、その操作性も軽いものとなっているのである。
以上のように構成した請求項1に係るシャワーヘッド10は、図1、図3、及び図4の(a)に示すような状態、つまり、前ボタン15が前側に突出した状態にあっては、止水弁14cは、図4の(a)に示すように、シャワー水路13の遮断位置から外れているため、シャワー水路13は通水状態にある。このため、シャワー水供給源20が給水状態にあれば、シャワー水はホース21を介してシャワーヘッド10に送られ、このシャワー水は、切換軸14の通水路14dを通して散水板11からシャワー水として散水されることになる。
このシャワー水の吐出状態において、前ボタン15はシャワー水の突出方向に向いているし、そのような位置となるように、使用者は、当該シャワーヘッド10を手に持っている。ここで、シャワー水の吐出を止めたいと思った使用者の親指(右利きのひとでも左利きの人でも)は、前ボタン15の直下に位置するヘッド本体12部分を握っているはずであるから、シャワーヘッド10の持ち変えや滑り落ちを来たすことなく、そのまま親指を前ボタン15上にズラすことができる。
そこで、使用者はこの親指で前ボタン15を押せば、切換軸14が図4の(b)に示す位置に何等の問題なく移動し、切換軸14の止水弁14cがシャワー水路13を遮断して、散水板11からのシャワー水の吐出が止まるのである。
次に、このシャワーヘッド10によってシャワー水の吐出を行いたいときに、使用者は、このシャワーヘッド10を手に取るのであるが、このとき当然に散水板11が身体側に向くようにシャワーヘッド10を手に取るから、親指は前ボタン15側で他の指は後ボタン16側になる。そこで、使用者は、その例えば人差し指を後ボタン16の上に移動させるのであるが、このときには、既に人差し指は後ボタン16の近傍、特に、この後ボタン16の下側にあるから、当該シャワーヘッド10の持ち変えや滑り落ちを来たすことなく行えるのである。
そこで、この人差し指で後ボタン16を押せば、切換軸14は前方に移動して通水路14dがシャワー水路13を開放するから、シャワー水供給源20が給水状態にあればシャワー水はホース21を介してシャワーヘッド10に送られ、このシャワー水は、切換軸14の通水路14dを通して散水板11から散水されることになる。
従って、この請求項1に係るシャワーヘッド10は、まず、シャワー水の遮断や吐出を手元側で行えて、その切換操作時に持ち変えや滑り落しが無く、軽い操作性で使用できるものとなっているのである。
た、この請求項1に記載のシャワーヘッド10については、
「前ボタン15の表面形状について、前軸14aより下方部分が上方部分より広い面積を有するようにした」
ものであった。
つまり、この請求項1に係るシャワーヘッド10では、図2の(a)及び図4に示すように、切換軸14の移動方向に対して同軸的に形成してあった前軸14a及び後軸14bの内の、特に前軸14aに取り付けた前ボタン15の表面形状について、前軸14aより下方部分が上方部分より広い面積を有するようにしたものである。
この前ボタン15は、上述したように、当該シャワーヘッド10を持った使用者の親指で操作されるものである。親指は、当該シャワーヘッド10を持った手の他の指に比して短いのが一般的であるから、親指より長い人指し指で押圧される後ボタン16と、当該前ボタン15とが同じ位置にあると、両者の押圧操作時には、どちらかでシャワーヘッド10の持ち変えをしなければならない。
この点、この請求項1に係るシャワーヘッド10では、上記の通り、前ボタン15の表面形状について、前軸14aより下方部分が上方部分より広い面積を有するようにしたのであるから、図4に示すように、前ボタン15の下端は後ボタン16のそれより下方に位置することになり、他の指より短い親指に掛り易いものとなっているのである。
ここで、当該シャワーヘッド10を手に持った使用者が、シャワー水の吐出を止めたいと思ったとき、使用者の親指(右利きのひとでも左利きの人でも)は、前ボタン15の直下に位置するヘッド本体12部分を握っているはずであるし、前ボタン15が他の指より短い親指に掛り易いものとなっているのであるから、シャワーヘッド10の持ち変えや滑り落ちを来たすことなく、そのまま親指を前ボタン15上にズラすことができる。
そこで、使用者はこの親指で前ボタン15を押せば、切換軸14が図4の(b)に示す位置に何等の問題なく移動し、切換軸14の止水弁14cがシャワー水路13を遮断して、散水板11からのシャワー水の吐出が止まるのである。
従って、この請求項1のシャワーヘッド10は、上記の機能を発揮する他、親指に掛り易いものとなっている前ボタン15の存在によって、より一層安全にシャワー水の止水操作が行えるものとなっているのである。
さらに、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載のシャワーヘッド10について、
「後ボタン16の表面形状について、当該後ボタン16の上下両端が、前ボタン15の上下両端に対して、それぞれ上側に位置するようにしたこと」
である。
この請求項2に係るシャワーヘッド10では、今度は、後ボタン16の位置について、全体として前ボタン15より上方となるようにしたものであり、そのために、後ボタン16の表面形状について、図2〜図4に示すように、当該後ボタン16の上下両端が、前ボタン15の上下両端に対して、それぞれ上側に位置するようにしたものである。このように、後ボタン16を前ボタン15より全体的に上方となるようにしたのは、前ボタン15の位置や形状を親指で押圧するのに適した位置にして置くのに対して、親指より長い人差し指での後ボタン16の押圧が行い易いようにするためである。
使用者が前ボタン15を押圧して当該シャワーヘッド10を止水状態にしたときは、当該シャワーヘッド10を握ったまま親指を前ボタン15から遠ざけるが、このとき、他の指が動かされることはない。つまり、使用者の人差し指は、後ボタン16の近傍に待機したまま位置変更することがないから、シャワー水の吐水のために後ボタン16を押圧しようとしたときには、今度は親指の位置変更をすることなく、そのまま使用者の人差し指を後ボタン16側にズラせばよいことになる。後ボタン16は、全体として前ボタン15より上方となるようにしてあるからである。
従って、この請求項2のシャワーヘッド10は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、人指し指に掛り易いものとなっている後ボタン16の存在によって、より一層安全にシャワー水の吐水操作が行えるものとなっているのである。
そして、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または2に記載のシャワーヘッド10について、
「ヘッド本体12の、前ボタン15の直下に位置する部分に、使用者の指が掛けられる指掛け凹所17を形成したこと」
である。
この請求項3のシャワーヘッド10では、図2及び図3に示すように、ヘッド本体12の、前ボタン15の直下に位置する部分に、使用者の指が掛けられる指掛け凹所17を形成したものであり、この指掛け凹所17には、通常使用者の親指が掛けられることになる。何故なら、この指掛け凹所17は、親指で押圧されることになる前ボタン15の直下に位置するヘッド本体12に形成してあるからである。
親指は、他の指に単独で対向しているものであるから、当該シャワーヘッド10のヘッド本体12を握るのに重要な役割を果たしている。このため、この親指が掛けられる指掛け凹所17が存在していることは、シャワーヘッド10を手で握る操作において、特に各指が石鹸やシャンプーでヌルヌルしている場合には、親指のシャワーヘッド10に対する安定化を果たすことになる。
従って、この請求項3のシャワーヘッド10は、上記請求項1または2のそれと同様な機能を発揮する他、親指が掛けられる指掛け凹所17の存在によって、より一層安全にシャワーヘッド10の取り扱い操作が行えるものとなっているのである。
以上、説明した通り、本発明においては、
「シャワー水供給源20からホース21を介して供給されてきたシャワー水を散水板11からシャワーとして吐出させるシャワーヘッド10であって、
ヘッド本体12内に、そのシャワー水路13に交差する切換軸14を前後動可能に収納するとともに、この切換軸14の移動方向に同軸的に突出する前軸14a及び後軸14bのそれぞれに前ボタン15及び後ボタン16を取付けて、これらの前ボタン15または後ボタン16を選択的に押圧することにより、シャワー水路13の遮断または開放を行えるようにするとともに、
前ボタン15の表面形状について、前軸14aより下方部分が上方部分より広い面積を有するようにしたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、シャワー水の遮断や吐出を手元側で行えることは勿論、その切換操作時に持ち変えや滑り落しが無く、軽い操作性で使用できるとともに、親指に掛り易いものとなっている前ボタン15の存在によって、より一層安全にシャワー水の止水操作が行えるシャワーヘッド10を提供することができるのである。
本発明に係るシャワーヘッド10の、シャワー水供給源20に対する関係を示す斜視図である。 同シャワーヘッド10を拡大して示すもので、(a)は正面図、(b)は背面図である。 同シャワーヘッド10の側面図である。 同シャワーヘッド10の内部の様子を示すもので、(a)は通水時における縦断面図、(b)は遮断時における縦断面図である。 同シャワーヘッド10の散水板11の中心で切って見た平面図である。 特許文献1に示された技術を示す断面図である。
以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態であるシャワーヘッド10について説明すると、図1には、当該実施形態に係るシャワーヘッド10をホース21を介してシャワー水供給源20側に接続した斜視図が示してある。このシャワーヘッド10の上部前面には、シャワー水を選択的に吐出する散水板11が設けてあり、この散水板11の下側は使用者の手で握れる程度の太さのヘッド本体12となっている。
このヘッド本体12の、散水板11の下側に位置する部分には、図1〜図4に示したように、使用者の指で押圧操作される前ボタン15及び後ボタン16が設けてある。当該シャワーヘッド10において「前」とは、図5に示したように、散水板11が向いている方向を指し、「後」とはこれとは反対の方向を指している。なお、ヘッド本体12の下端には、図1に示したように、シャワー水供給源20からのシャワー水を供給するホース21が接続されることは言うまでもない。
ヘッド本体12内には、図4に示したように、ホース21を介して送られてきたシャワー水を選択的に散水板11に供給するためのシャワー水路13が形成してあり、このシャワー水路13の途中には、このシャワー水路13に交差する切換軸14が前後動可能に収納または介装してある。
切換軸14は、シャワー水路13の通水状態または遮断状態を選択的に形成するものであり、上記前ボタン15または後ボタン16によって前後動されるものである。そのために、この切換軸14には、図4に示したように、シャワー水路13の遮断状態を形成するための止水弁14cと、シャワー水路13の通水状態を形成するための通水路14dとが、前後方向でかつ隣接した状態で形成してある。なお、これらの止水弁14cまたは通水路14dの直上となるシャワー水路13内には、特に止水弁14cによる止水が良好となるように、また止水弁14cまたは通水路14dとの当接変更が安定的となるように、シートパッキングが収納してある。
また、この切換軸14の前後には、図4に示したように、同軸的でかつ前後に延在するようにした前軸14a及び後軸14bが一体的に形成してある。前軸14aには、当該切換軸14を止水状態とするための前ボタン15が設けてあり、一方、後軸14bには、当該切換軸14を通水状態にするための後ボタン16が取り付けてある。勿論、この切換軸14は、これとヘッド本体12の間に介在させたパッキングによって、シャワー水路13に供給されたシャワー水が外部に漏れ出ないようにしてある。
前ボタン15及び後ボタン16は、図4に示したように、ヘッド本体12の前面及び後面にそれぞれ形成したボタン凹所内に前後動加納に収納したものであり、上記前軸14a及び後軸14bの先端に取り付けたものである。これらの前ボタン15及び後ボタン16は、次に述べるように、形状や位置が互いに異なったものである。
前ボタン15は、当該シャワーヘッド10を持った使用者の親指で操作されるものであり、この前ボタン15の表面形状については、前軸14aより下方部分が上方部分より広い面積を有するようにしてある。つまり、図4に示したように、前ボタン15は、その下端が、後ボタン16のそれより下方に位置することになり、他の指より短い親指に掛り易いものとしてある。何故なら、親指は、当該シャワーヘッド10を持った手の他の指に比して短いのが一般的であるから、親指より長い人指し指で押圧される後述する後ボタン16と、当該前ボタン15とが同じ位置にあると、両者の押圧操作時には、どちらかでシャワーヘッド10の持ち変えをしなければならないからである。
つまり、この前ボタン15については、当該シャワーヘッド10を手に持った使用者が、シャワー水の吐出を止めたいと思ったとき、使用者の親指が当該前ボタン15の直下に位置するヘッド本体12部分を握っているはずであるし、前ボタン15が他の指より短い親指に掛り易いものとなっているのであるから、シャワーヘッド10の持ち変えや滑り落ちを来たすことなく、そのまま親指を前ボタン15上にズラすことができるのである。
そこで、使用者はこの親指で前ボタン15を押せば、切換軸14が図4の(b)に示した位置に何等の問題なく移動し、切換軸14の止水弁14cがシャワー水路13を遮断して、散水板11からのシャワー水の吐出を止められるのである。
一方、後ボタン16は、その全体位置について上記前ボタン15より上方となるようにしたものであり、そのために、その表面形状について、図2〜図4に示したように、当該後ボタン16の上下両端が、前ボタン15の上下両端に対して、それぞれ上側に位置するようにしてある。このようにしたのは、前ボタン15の位置や形状を親指で押圧するのに適した位置にして置くのに対して、親指より長い人差し指での後ボタン16の押圧が行い易いようにするためである。
使用者が前ボタン15を押圧して当該シャワーヘッド10を止水状態にしたときは、当該シャワーヘッド10を握ったまま親指を前ボタン15から遠ざけるが、このとき、他の指が動かされることはない。つまり、使用者の人差し指は、後ボタン16の近傍に待機したまま位置変更することがないから、シャワー水の吐水のために後ボタン16を押圧しようとしたときには、今度は親指の位置変更をすることなく、そのまま使用者の人差し指を後ボタン16側にズラせばよいことになる。後ボタン16は、全体として前ボタン15より上方となるようにしたからである。
そして、この実施形態に係るシャワーヘッド10では、ヘッド本体12の、前ボタン15の直下に位置する部分に、使用者の指が掛けられる指掛け凹所17が形成してあり、この指掛け凹所17には、使用者の親指が掛けられる。何故なら、この指掛け凹所17は、親指で押圧されることになる前ボタン15の直下に位置するヘッド本体12に形成してあるからである。
親指は、他の指に単独で対向しているものであるから、当該シャワーヘッド10のヘッド本体12を握るのに重要な役割を果たしている。このため、この親指が掛けられる指掛け凹所17が存在していることは、シャワーヘッド10を手で握る操作において、特に各指が石鹸やシャンプーでヌルヌルしている場合には、親指のシャワーヘッド10に対する安定化を果たすことになるのである。
10 シャワーヘッド
11 散水板
12 ヘッド本体
13 シャワー水路
14 切換軸
14a 前軸
14b 後軸
14c 止水弁
14d 通水路
15 前ボタン
16 後ボタン
17 指掛け凹所
20 シャワー水供給源
21 ホース

Claims (3)

  1. シャワー水供給源からホースを介して供給されてきたシャワー水を散水板からシャワーとして吐出させるシャワーヘッドであって、
    ヘッド本体内に、そのシャワー水路に交差する切換軸を前後動可能に収納するとともに、この切換軸の移動方向に同軸的に突出する前軸及び後軸のそれぞれに前ボタン及び後ボタンを取付けて、これらの前ボタンまたは後ボタンを選択的に押圧することにより、前記シャワー水路の遮断または開放を行えるようにするとともに、
    前記前ボタンの表面形状について、前記前軸より下方部分が上方部分より広い面積を有するようにしたことを特徴とするシャワーヘッド。
  2. 前記後ボタンの表面形状について、当該後ボタンの上下両端が、前記前ボタンの上下両端に対して、それぞれ上側に位置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
  3. 前記ヘッド本体の、前記前ボタンの直下に位置する部分に、使用者の指が掛けられる指掛け凹所17を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のシャワーヘッド。
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