JP5444097B2 - 粒子線照射装置及び粒子線治療装置 - Google Patents
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Description
電磁石の電流値を演算する第1の演算手段と、第1の演算手段で演算した走査電磁石の電流値を、ヒステリシスの影響を考慮して補正演算する第2の演算手段とを有し、照射制御装置は、第2の演算手段の演算結果に基づいて走査電磁石の電流を制御する。このように第2の演算手段にヒステリシスの影響を排除するように補正演算を実施することで、すなわち、第2の演算手段にヒステリシス特性を表す数学モデルを有することにより、演算によりビーム照射位置の精度の向上を期待するものである。
ターゲットからはずれて正常組織等を照射してしまったとき、単にビームを停止することしかできず、本来照射すべきだった正しい照射位置へビーム照射位置を制御するといったことができない問題点があった。
図1はこの発明の実施の形態1における粒子線治療装置の概略構成図である。粒子線治療装置は、ビーム発生装置51と、加速器52と、ビーム輸送装置53と、粒子線照射装置54と、治療計画装置55と、データサーバ56とを備える。ビーム発生装置51は、イオン源で発生させた荷電粒子を加速して荷電粒子ビームを発生させる。加速器52は、ビーム発生装置51に接続され、発生した荷電粒子ビームを加速する。ビーム輸送装置53は、加速器52で設定されたエネルギーまで加速された後に出射される荷電粒子ビームを輸送する。粒子線照射装置54は、ビーム輸送装置53の下流に設置され、荷電粒子ビームを照射対象15に照射する。治療計画装置55は、患者の照射対象15に対する治療計画データである目標照射位置座標Piと目標線量Di等を生成する。データサーバ56は、治療計画装置55で患者毎に生成した治療計画データを記憶する。
、走査電磁石3bは入射荷電粒子ビーム1aをY方向に走査するY方向走査電磁石である。磁場センサ20aはX方向の磁場を検出するX方向磁場センサであり、磁場センサ20bはY方向の磁場を検出するY方向磁場センサである。磁場データ変換器21は磁場センサ20a、20bで検出した磁場をデジタルデータに変換し、測定磁場Bsを生成する。ビーム位置モニタ7は走査電磁石3a、3bで偏向された出射荷電粒子ビーム1bの通過位置を検出する。位置データ変換器8はビーム位置モニタ7で検出した通過位置をデジタルデータに変換し、測定位置座標Psを生成する。線量モニタ11は出射荷電粒子ビーム1bの線量を検出する。線量データ変換器12は線量モニタ11で検出した線量をデジタルデータに変換し、測定線量Dsを生成する。
位置座標Ps(xs,ys)を、内蔵された記憶装置であるメモリに記憶する(ステップS004)。
2,ys,xsys,ys2]を行方向に複数並べた照射位置座標行列であり、行列Bs
cは測定磁場Bs(Bxs,Bys)を行要素とし、この行要素を行方向に複数並べた磁場行列である。
Ac=(PscTPsc)−1PscTBsc ・・・(1)
ここでPscTは行列Pscの転置行列である。
Bi=PipAc ・・・(2)
ここで、Pipはビームの目標照射位置座標Pi(xi,yi)から計算される行要素であり、パラメータ行列Acを求める際に適用した要素であり、上述の場合は6つの要素を
有する行列[1,xi,xi2,yi,xiyi,yi2]である。
Ie=KpBe ・・・(3)
ここでKpは比例ゲインである。
測定した位置座標によるフィードバック制御で時間がかかってしまうのとは異なり、高速にフィードバック制御を行うことができる。したがって、照射対象15の全体に対する照射時間を短縮することができる。
査電磁石のヒステリシスの影響を排除し、高精度なビーム照射を実現することができる。
3 走査電磁石 3a X方向走査電磁石
3b Y方向走査電磁石 7 ビーム位置モニタ
11 線量モニタ 15 照射対象
20 磁場センサ 20a X方向電磁石用磁場センサ
20b Y方向電磁石用磁場センサ 22 逆写像演算器
23 走査電磁石指令値補償器 30 逆写像生成器
51 ビーム発生装置 52 加速器
53 ビーム輸送装置 54 粒子線照射装置
Bi 目標磁場 Bs 測定磁場
Pi 目標照射位置座標 Ps 測定位置座標
Di 目標線量 Ds 測定線量
Io 指令電流 Si,j 磁場小領域
Be 磁場誤差
Claims (4)
- 加速器により加速された荷電粒子ビームを走査し、ヒステリシスを有する走査電磁石を有し、前記走査電磁石を通過した前記荷電粒子ビームを照射対象に照射する粒子線照射装置であって、
前記走査電磁石の磁場を測定する磁場センサと、
前記走査電磁石を通過した前記荷電粒子ビームの出射量を制御する照射制御装置を備え、前記照射制御装置は、前記磁場センサで測定されるX方向及びY方向の磁場で定義された複数の矩形領域を通過した前記荷電粒子ビームの線量の積算値を前記矩形領域毎に求め、前記矩形領域毎の積算値に基づいて、前記荷電粒子ビームの出射量を制御することを特徴とする粒子線照射装置。 - 前記照射制御装置は、前記積算値が目標線量に達した前記矩形領域がビーム経路に位置するときは、前記加速器からの前記荷電粒子ビームの出射を停止し、前記積算値が前記目標線量に達していない前記矩形領域が前記ビーム経路に位置するときは、前記荷電粒子ビームを出射することを特徴とする請求項1記載の粒子線照射装置。
- 前記荷電粒子ビームの線量を測定する線量モニタを備え、
前記照射制御装置は、前記線量モニタにより測定された測定線量及び目標線量に基づいて前記矩形領域毎に照射線量の管理を行う線量管理器を有したことを特徴とする請求項1または2に記載の粒子線照射装置。 - 荷電粒子ビームを発生させるビーム発生装置と、前記ビーム発生装置で発生された前記荷電粒子ビームを加速する加速器と、前記加速器により加速された荷電粒子ビームを輸送するビーム輸送装置と、前記ビーム輸送装置で輸送された荷電粒子ビームを走査電磁石で走査して照射対象に照射する粒子線照射装置とを備え、
前記粒子線照射装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の粒子線照射装置であることを特徴とする粒子線治療装置。
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