JP5443237B2 - 医用画像表示装置および方法並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、デュアルエネルギー撮影により取得された医用画像を表示する医用画像表示装置および方法、並びにプログラムに関するものである。
近年、医療機器(例えば多検出器型CT等)の進歩により、質の高い3次元画像が画像診断に用いられるようになってきている。ここで、3次元画像は多数の2次元の断層画像から構成され情報量が多いため、医師が所望の観察部位を見つけ診断することに時間を要する場合がある。そこで、注目する構造物を認識し、注目する構造物を含む3次元画像から、例えば最大値投影法(MIP法)および最小値投影法(MinIP法)等の方法を用いて、注目する構造物の3次元画像を作成してMIP表示等を行ったり、3次元画像のボリュームレンダリング(VR)表示を行ったり、CPR(Curved Planer Reconstruction)表示を行ったりする(すなわち疑似3次元表示する)ことにより、構造物全体、さらには構造物に含まれる病変の視認性を向上させる各種技術が提案されている。
一方、被写体の断層画像における物質分離の手法として、デュアルエネルギー(dual energy)撮影を用いる手法が知られている。この手法は、物質のX線吸収率が、物質の種類だけでなく、X線のエネルギーによっても異なるという物質の特性を利用した手法であり、CT装置において、エネルギー(energy)分布が互いに異なる2種類のX線を用いて被写体を撮影し、得られた2種類の断層画像間において対応する画素の画素値(CT値)を比較して、断層画像における物質を分離する手法である。例えば、特許文献1には、X線管の電圧を高電圧および低電圧に切り替えてデュアルエネルギー撮影を行うことにより、高エネルギー断層画像および低エネルギー断層画像を取得し、高エネルギー断層画像および低エネルギー断層画像において対応する画素値の比率に基づいて、画像に含まれる物質を分離する手法が提案されている。なお、デュアルエネルギー撮影を行うことにより取得した、高エネルギー断層画像および低エネルギー断層画像を重みづけ減算することにより、断層画像に含まれる部位を分離することも可能である。
また、非特許文献1には、デュアルエネルギー撮影を行うことにより取得した、高エネルギー断層画像および低エネルギー断層画像を用いて物質分離の手法を用いることにより、血管造影した頭部および頚部の断層画像において、骨部を除去して血管造影部分が抽出された画像を取得する手法が提案されている。
一方、断層画像上の血管造影部分は、均一で高い画像濃度を有していることが多いが、骨の中心には海綿骨が存在するため、断層画像上の骨部は不均一な画像濃度を有していることが一般的である。このため、断層画像における画像濃度の均一性に基づいて、均一フィルタを用いて不均一な濃度を有する組織である骨部と、均一な濃度を有する組織である血管造影部分とを分離する手法も提案されている(特許文献2参照)。特許文献2に記載された手法によっても、断層画像から不均一な濃度を有する骨部を除去して、血管造影部分が抽出された画像を取得することができる。
特開2009−178493号公報 特開2009−45110号公報
渡邉嘉之、「Dual Energy Imaging 〜頭頚部領域での臨床応用〜」、インナービジョン、2009年11月号 別冊付録
ところで、断層画像を用いて血管の狭窄等を診断する際には、血管が狭窄している状態のみならず、血管壁の石灰化の状態を観察することが重要である。ここで、石灰化した部分は骨と同様のカルシウムを成分とする。このため、特許文献1および非特許文献1に記載された、デュアルエネルギー撮影により取得した高エネルギー断層画像および低エネルギー断層画像を用いて血管造影部分を抽出する場合、骨部とともに石灰化部分も除去される。その結果、血管造影部分を抽出した画像においては、血管が狭窄した状態は観察することができるものの、血管壁の石灰化の状態は観察することができない。一方、上記特許文献2に記載された手法においては、均一フィルタにより抽出できるのは骨部のみであり、石灰化部分は抽出することができない。このため、取得された画像においては、血管造影部分と血管壁の石灰化とを分別することができない。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、デュアルエネルギー撮影により取得した画像を用いて、血管造影部分と石灰化部分とを分別できるようにすることを目的とする。
本発明による医用画像表示装置は、エネルギーが異なる2種類の放射線を用いて、被写体をデュアルエネルギー撮影することにより取得された第1および第2の医用画像に基づいて、前記第1および前記第2の医用画像に含まれる骨部を除去した第1の骨除去画像を生成する第1の画像生成手段と、
前記第1および第2の医用画像のうちの少なくとも一方の画像または前記第1および前記第2の医用画像から生成した合成画像に含まれる組織を認識し、該認識結果に基づいて、前記第1および前記第2の医用画像または前記合成画像に含まれる骨部を除去した第2の骨除去画像を生成する第2の画像生成手段と、
前記第1および前記第2の骨除去画像を比較可能に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による医用画像表示装置においては、前記第1および前記第2の医用画像に含まれる石灰化部分を抽出した石灰化画像を生成する第3の画像生成手段をさらに備えるものとし、
前記表示制御手段を、前記石灰化画像に基づいて、前記第1および前記第2の骨除去画像のいずれかにおいて、前記石灰化部分を視認可能に表示する手段としてもよい。
なお、石灰化画像は、例えば第1の骨除去画像および第2の骨除去画像を重みづけ減算することにより生成できる。
また、本発明による医用画像表示装置においては、前記表示制御手段を、前記第1および前記第2の骨除去画像を疑似3次元表示する手段としてもよい。
本発明による医用画像表示方法は、エネルギーが異なる2種類の放射線を用いて、被写体をデュアルエネルギー撮影することにより取得された第1および第2の医用画像に基づいて、前記第1および前記第2の医用画像に含まれる骨部を除去した第1の骨除去画像を生成するステップと、
前記第1および第2の医用画像のうちの少なくとも一方の画像または前記第1および前記第2の医用画像から生成した合成画像に含まれる組織を認識し、該認識結果に基づいて、前記第1および前記第2の医用画像または前記合成画像に含まれる骨部を除去した第2の骨除去画像を生成するステップと、
前記第1および前記第2の骨除去画像を切り替え可能に表示するステップとを有することを特徴とするものである。
なお、本発明による医用画像表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明によれば、エネルギーが異なる2種類の放射線を用いて、被写体をデュアルエネルギー撮影することにより取得された第1および第2の医用画像に基づいて、第1および第2の医用画像に含まれる骨部を除去した第1の骨除去画像が生成される。また、第1および第2の医用画像のうちの少なくとも一方の画像または第1および第2の医用画像から生成した合成画像に含まれる組織を認識し、認識結果に基づいて、第1および第2の医用画像または合成画像に含まれる骨部を除去した第2の骨除去画像が生成される。ここで、第1の骨除去画像からは骨部とともに石灰化部分も除去されているが、第2の骨除去画像からは骨部のみが除去され、石灰化部分は残った状態となっている。このため、第1および第2の骨除去画像を比較可能に表示することにより、血管造影部分と石灰化部分との分別が可能となる。したがって、血管造影部分および石灰化部分を観察しての血管の診断を精度良く行うことができる。
また、第1および第2の医用画像に含まれる石灰化部分を抽出した石灰化画像を生成し、第1および第2の骨除去画像のいずれかにおいて石灰化部分を視認可能に表示することにより、石灰化部分をより確実に認識することができるため、血管造影部分および石灰化部分を観察しての血管の診断をより精度良く行うことができる。
本発明の第1の実施形態による医用画像表示装置の構成を示す概略ブロック図 X線断層撮影装置の構成を示す概略ブロック図 画素値比のヒストグラムを示す図 画素値の2次元分布を示す図 第1の骨除去画像を示す図 第2の骨除去画像を示す図 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第1の実施形態における第1および第2の骨除去画像の表示画面を示す図 本発明の第2の実施形態による医用画像表示装置の構成を示す概略ブロック図 石灰化画像の生成を説明するための図 第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第2の実施形態における第1および第2の骨除去画像の表示画面を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による医用画像表示装置の構成を示す概略ブロック図である。なお、図1に示す医用画像表示装置1の構成は、補助記憶装置に読み込まれた医用画像表示プログラムをコンピュータ上で実行することにより実現される。このとき、この医用画像表示プログラムは、CD−ROM等の記憶媒体に記憶され、もしくはインターネット等のネットワークを介して配布され、コンピュータにインストールされる。
第1の実施形態による医用画像表示装置1は、画像取得部2、記憶部4、第1の画像生成部6、第2の画像生成部8、表示制御部10、表示部12および入力部14を備える。
画像取得部2は、X線断層撮影装置(X線CT装置)30において、デュアルエネルギー撮影を行うことに得られた、3次元ボリュームデータにより表される3次元画像を構成する高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDをLAN経由でそれぞれ取得する、通信インターフェースの機能を有する。なお、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDはLAN経由でX線断層撮影装置30から送信される。また、本実施形態においては、被写体に造影剤を投与して、血管を造影させた血管造影断層画像を取得するものとする。
記憶部4は、ハードディスク等の大容量の記憶装置であり、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDの画像データが記憶される。ここで、以降の説明においては、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDを合わせて、デュアルエネルギー断層画像HD,LDと称する場合があるものとする。なお、記憶部4には、被写体が異なる(すなわち患者が異なる)、あるいは同一被写体で撮影時期が異なる複数のデュアルエネルギー断層画像HD,LDが記憶される。
図2はX線断層撮影装置30の構成の構成を示す概略ブロック図である。X線断層撮影装置30は、ガントリ32と、このガントリ32の撮影領域内に被写体Hを挿入する寝台34とを備える。寝台34は、被写体Hの体軸方向であるZ方向(紙面に垂直方向)に移動する。ガントリ32は、回転リング36を有し、この回転リング36にコーンビーム形状のX線を照射するX線管38、およびX線管38に対向して配置されたX線検出器40が取り付けられている。X線管38は、印加される電圧に応じて、高エネルギースペクトルを有するX線および低エネルギースペクトルを有するX線を照射するように構成されている。X線検出器40は、被写体Hを透過したX線を検出する。
X線検出器40は、シンチレータおよびフォトダイオードから構成され、被写体Hを透過したX線の照射により被写体Hの投影画像を記録し、投影画像を表す投影データを出力する。
また、X線断層撮影装置30は、高電圧低電圧発生器42およびスキャンコントローラ44を備える。高電圧低電圧発生器42は、高電圧および低電圧(例えば140kVおよび80kV)を周期的に発生させ、X線管38に高電圧および低電圧を供給する。なお、管電圧は140kVおよび80kVに限定されるものではなく、任意の電圧の組合せを用いることが可能である。
スキャンコントローラ44は、アキシャルスキャン、ヘリカルスキャン等のスキャンパターンを実行する。スキャンコントローラ44は、高電圧低電圧発生器42に同期して、不図示の回転機構により回転リング36を回転させ、X線検出器40から周期的に高エネルギーおよび低エネルギーの投影データを収集させる等の、デュアルエネルギー撮影に関する制御を行う。
また、X線断層撮影装置30は、画像再構成部46および出力部48を備える。画像再構成部46は、デュアルエネルギー撮影により取得された高エネルギーの投影データおよび低エネルギーの投影データのそれぞれに基づいて画像を再構成して、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDを生成する。ここで、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDは、被写体Hを断層面に垂直な方向に沿って順に得られる2次元の断層像データが積層された3次元ボリュームデータを構成するものとなっている。
出力部48は、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDの画像データ(3次元ボリュームデータ)を、LAN経由で断層画像表示装置1に送信する、通信インターフェースの機能を有する。なお、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDの画像データには、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格で規定された付帯情報が付加される。付帯情報は、例えば、画像データを識別するための画像ID、被写体を識別するための患者ID、検査を識別するための検査ID、画像毎に割り振られるユニークなID(UID)、その画像が生成された検査日、検査時刻、その画像を取得するための検査で使用されたモダリティの種類、患者氏名、年齢、性別等の患者情報、検査部位(撮影部位)、撮影条件(造影剤の使用有無や、管電圧、放射線量等)、1回の検査で複数の画像を取得したときのシリーズ番号あるいは採取番号等の情報が含まれうる。
ここで、デュアルエネルギー撮影は、例えば、X線管38の管電圧を140kVおよび80kVに交互に切り替えることによって行われる。管電圧の切り替えは、1ビュー毎あるいは数ビュー毎あるいは1スキャン毎に行われる。
1スキャンは、フルスキャンまたはハーフスキャンによって行われる。フルスキャンは、X線管38およびX線検出器40の360度回転によって行われる。ハーフスキャンは、X線管38およびX線検出器40の180+γ度回転によって行われる。なお、γはX線管38から出射されるX線のxy面内での開き角度である。さらに、360度または180度を整数値で割ってセグメントスキャン単位としてもよい。
なお、X線管38の管電圧を切り替えることに代えて、X線管38およびX線検出器40を2系統設け、一方の系統の管電圧を80kVとし他方の系統の管電圧を140kVとして、X線の同時照射によりデュアルエネルギー撮影を行うようにしてもよい。この場合、X線の照射方向は、2系統間で例えば90度異ならせる。
デュアルエネルギー撮影により、エネルギーが異なる2種類のX線に対応する2種類の投影データが得られる。2種類の投影データの一方は、最大エネルギーが80keVのX線によって取得されたデータであり、他方は最大エネルギーが140keVのX線によって取得されたデータである。
また、投影データを再構成することにより2種類の断層画像を得ることができる。2種類の断層画像のうち、一方の断層画像における画素値は、最大エネルギーが80keVのX線の下での画素値(CT値)となり、他方の断層画像における画素値は、最大エネルギーが140keVのX線の下での画素値となる。本実施形態においては、前者を低エネルギー断層画像LDと称し、後者を高エネルギー断層画像HDと称する。また、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDを合わせてデュアルエネルギー断層画像HD,LDと称する。
図1に戻り、第1の画像生成部6は、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDに基づいて、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDに含まれる骨部を除去した第1の骨除去画像G1を生成する。以下、第1の画像生成部6における第1の骨除去画像の生成について説明する。まず、第1の画像生成部6は、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDの画素を分類する。画素の分類は、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDの画素値の組合せの特性値に基づいて行われる。
画素値の組合せの特性値としては、例えば、低エネルギー断層画像LDの画素値(以下低エネルギー画素値とする)と高エネルギー断層画像HDの画素値(以下高エネルギー画素値とする)の比を用いる。以下、低エネルギー画素値と高エネルギー画素値の比を単に画素値比と称する。また、画素値比をLD/HDで表すものとする。
画素値比LD/HDは、通常、造影剤の主成分であるヨードが約2.00〜1.55の範囲の値となり、骨の主成分であるカルシウムが約1.55〜1.35の範囲の値となり、軟部組織が約1.35〜0.95の範囲の値となり、脂肪が約0.95〜0.80の範囲の値となる。画素の分類は、このような画素値比LD/HDの特性を利用して行われる。すなわち、画素値比LD/HDが2.00〜1.55の範囲にある画素はヨードに分類し、1.55〜1.35の範囲にある画素はカルシウムに分類し、1.35〜0.95の範囲にある画素は軟部組織に分類し、0.95〜0.80の範囲にある画素は脂肪に分類する。
ここで、画素値比LD/HDのヒストグラムをデュアルエネルギー断層画像HD,LDの全画素にわたって求めると、図3に示すようなヒストグラムが得られる。図3に示すように、ヒストグラムは複数のピークを有する。複数のピークは、被写体内の複数の物質、例えばヨード、カルシウム、軟部組織および脂肪にそれぞれ対応する。
横軸上において、ヨードのピークはa−bの範囲にあり、カルシウムのピークはb−cの範囲にあり、軟部組織のピークはc−dの範囲にあり、脂肪のピークはd−eの範囲にある。a,b,c,d,eの値は、それぞれ約2.00,1.55,1.35,0.95,0.80であるが、被写体の個体差や撮影装置の機種の差等によって変動する。
このため、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDの画素のヒストグラムから得られるa,b,c,d,eの値は、物質の実際の実効質量数に即した値となる。したがって、これらa,b,c,d,eの値を画素分類の基準として用いることにより、画素をヨード、カルシウム、軟部組織および脂肪に分類することができる。
なお、ヒストグラムに代えて、画素値の組合せの2次元分布を求めても良い。画素値の組合せの2次元分布は、低エネルギー画素値および高エネルギー画素値に対応する2つの座標軸を有する2次元空間において求められる。
図4は画素値の組合せの2次元分布を示す図である。図4に示すように、2次元分布は、高エネルギー画素値HDを横軸、低エネルギー画素値LDを縦軸とし、画素値の組合せ(HD,LD)を2次元空間に配置することにより得られる。以下、画素値の組合せの分布を単に画素の分布という。
図4に示すように、ヨードの画素の分布は集団Iを形成し、カルシウムの画素の分布は集団Cを形成し、軟組織の画素の分布は集団Sを形成し、脂肪の画素の分布は集団Fを形成する。画素の分類は、このような集団に基づいて行うことができる。すなわち、集団Iに属する画素をヨードに分類し、集団Cに属する画素をカルシウムに分類し、集団Sに属する画素を軟部組織に分類し、集団Fに属する画素を脂肪に分類する。また、集団Iは直線a,bの間に存在し、集団Cは直線b,cの間に存在し、集団Sは直線c,dの間に存在し、集団Fは直線d,eの間に存在する。直線a,b,c,d,eは集団の境界線を形成する。
これらの境界線a,b,c,d,eの傾きは、例えば、それぞれ約2.00,1.55,1.35,0.95,0.80である。このため、画素値の組合せ(HD,LD)の2次元分布の境界を利用して、画素をヨード、カルシウム、軟部組織および脂肪に分類することができる。
そして、第1の画像生成部6は、分類された画素に分類に対応したラベルを付与する。そして、高エネルギー断層画像HDまたは低エネルギー断層画像LDにおいて、カルシウムのラベルが付与された画素の不透明度を0(すなわち透明)とすることにより、骨部が除去された第1の骨除去画像G1を生成することができる。
なお、低エネルギー断層画像LDから高エネルギー断層画像HDを重みづけ減算することにより、骨部を除去して第1の骨除去画像G1を生成してもよい。この場合、重みとしては、低エネルギー断層画像LDおよび高エネルギー断層画像HDにおけるカルシウムの画素値の比を用いればよい。これにより、図5に示すように、骨部が除去され、血管造影部分が抽出された第1の骨除去画像G1が生成される。
第2の画像生成部8は、高エネルギー断層画像HDにおける骨部を認識し、認識結果に基づいて、高エネルギー断層画像HDから骨部を除去した第2の骨除去画像G2を生成する。第2の画像生成部8における骨部の除去は、例えば上記特許文献2に記載された手法を用いる。ここで、断層画像上の血管造影部分は、均一で高い画像濃度を有していることが多いが、骨の中心には海綿骨が存在するため、断層画像上の骨部は、不均一な画像濃度を有していることが一般的である。
このため、第2の画像生成部8には、高エネルギー断層画像HD中の、濃度が均一な領域を抽出する均一フィルタを使用し、高エネルギー断層画像HD中の均一な画像濃度を有する領域を探索する。なお、本実施形態においては、均一フィルタには、領域内の濃度最大値、濃度最小値、ダイナミックレンジ(濃度範囲)、隣接する領域との濃度勾配等といった濃度条件が記されており、第2の画像生成部8は、高エネルギー断層画像HD中の、均一フィルタに示された濃度条件を満たす領域を探索する。これにより、図6に示すように、高エネルギー断層画像HDから不均一な濃度を有する組織である骨部が除去され、均一な濃度を有する組織である血管造影部分が抽出された第2の骨除去画像G2が生成される。
ここで、第1の骨除去画像G1と第2の骨除去画像G2とを比較する。第1の骨除去画像G1および第2の骨除去画像G2ともに、骨部を除去して血管造影部分のみが抽出された画像となっているが、血管壁の石灰化の有無が異なる。すなわち、石灰化部分は骨と同様のカルシウムを成分とするため、第1の画像生成部6が行う処理により、第1の骨除去画像G1は、骨部および石灰化部分が除去され、血管造影部分のみを含むものとなっている。一方、石灰化部分は、血管造影部分と同様に均一な濃度を有するため、第2の骨除去画像G2は、骨部のみが除去され、血管造影部分および石灰化部分(図6における矢印部分)を含むものとなっている。このため、第1および第2の骨除去画像G1,G2を比較することにより、血管壁の石灰化の有無を分別することができる。
表示制御部10は、第1および第2の骨除去画像G1,G2を切り替え可能に表示部12に表示する。この際、最大値投影法(MIP法)等の方法を用いて、MIP表示等を行ったり、血管造影部分のボリュームレンダリング(VR)表示、表面レンダリング(SR)表示を行ったり(すなわち疑似3次元表示)してもよい。
表示部12は、液晶ディスプレイ等の公知の表示装置からなる。
入力部14は、キーボードおよびマウス等の公知の入力装置からなる。
次いで、第1の実施形態において行われる処理について説明する。図7は第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、デュアルエネルギー断層画像HD,LDは、X線断層撮影装置30において取得され、記憶部4に記憶されているものとする。
ユーザが入力部16を用いて、処理の開始の指示を断層画像表示装置1に入力すると(ステップST1肯定)、第1の画像生成部6が第1の骨除去画像G1を生成し(ステップST2)、第2の画像生成部8が第2の骨除去画像G2を生成する(ステップST3)。そして、表示制御部10が、第1および第2の骨除去画像G1,G2を比較可能に表示部12に表示し(ステップST4)、処理を終了する。
図8は第1の実施形態における第1および第2の骨除去画像G1,G2の表示画面を示す図である。図8に示すように、表示画面60には、第1および第2の骨除去画像G1,G2を表示するための画像表示領域62および血管石灰化オン・オフボタン64A,64Bが表示されている。表示画面60においては、ユーザが血管石灰化オンボタン64Aを入力部14を用いて選択すると、石灰化部分を含む第2の骨除去画像G2が画像表示領域62に表示される(図8(a))。一方、ユーザが血管石灰化オフボタン64Bを入力部14を用いて選択すると、石灰化部分を含まない第1の骨除去画像G1が画像表示領域62に表示される(図8(b))。なお、第1の骨除去画像G1と第2の骨除去画像G2とを並べて表示してもよい。
このように、第1の実施形態においては、第1の画像生成部6が、骨部および石灰化部分が除去され、血管造影部分のみを含む第1の骨除去画像G1を生成し、第2の画像生成部8が、骨部のみが除去され、血管造影部分および石灰化部分を含む第2の骨除去画像G2を生成し、表示制御部10が、第1および第2の骨除去画像G1,G2を比較可能に表示部12に表示するようにしたものである。このため、第1および第2の骨除去画像G1,G2の比較により、血管造影部分と石灰化部分との分別が可能となる。したがって、血管造影部分および石灰化部分を観察しての血管の診断を精度良く行うことができる。
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。図9は本発明の第2の実施形態による断層画像表示装置の構成を示す概略ブロック図である。なお、図9において図1と同一の構成については同一の参照番号を付与し、詳細な説明は省略する。第2実施形態による断層画像表示装置1Aは、第1の骨除去画像G1および前記第2の骨除去画像G2を重みづけ減算することにより、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDに含まれる石灰化部分を抽出した石灰化画像G3を生成する第3の画像生成部16を備えた点が第1の実施形態と異なる。
第3の画像生成部16は、図10に示すように、第2の骨除去画像G2から第1の骨除去画像G1を重みづけ減算することにより、血管壁の石灰化のみが含まれる石灰化画像G3を生成する。なお、重み係数wは、第1の骨除去画像G1における血管造影部分と、第2の骨除去画像G2における血管造影部分の画素値が同一となるように設定すればよい。
なお、高エネルギー断層画像HDまたは低エネルギー断層画像LDにおいて、ヨード、軟部組織および脂肪のラベルが付与された画素の不透明度を0とすることにより、骨部が抽出された第1の骨抽出画像を生成することができる。第1の骨抽出画像においては、骨部および石灰化部分が抽出されている。一方、高エネルギー断層画像HDにおいて、特許文献2に記載された手法を用いて濃度が不均一な領域を抽出することにより、骨部が抽出された第2の骨抽出画像が生成できる。ここで、第2の骨抽出画像は、骨部のみが抽出され、石灰化部分は抽出されていない。したがって、第1および第2の骨抽出画像を生成し、これらの画像を重みづけ減算することによっても、血管壁の石灰化のみが含まれる石灰化画像G3を生成することができる。
次いで、本発明の第2実施形態において行われる処理について説明する。図11は本発明の第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。ユーザが入力部14を用いて、処理の開始の指示を断層画像表示装置1に入力すると(ステップST11肯定)、第1の画像生成部6が第1の骨除去画像G1を生成し(ステップST12)、第2の画像生成部8が第2の骨除去画像G2を生成する(ステップST13)。さらに、第3の画像生成部16が、石灰化画像G3を生成する(ステップST14)。そして、表示制御部10が、第1および第2の骨除去画像G1,G2を比較可能に表示部12に表示し(ステップST15)、処理を終了する。
図12は第2の実施形態における第1および第2の骨除去画像G1,G2の表示画面を示す図である。図12に示すように、表示画面70には、第1および第2の骨除去画像G1,G2を表示するための画像表示領域72および血管石灰化オン・オフボタン74が表示されている。表示画面70においては、ユーザが血管石灰化オンボタン74Aを入力部14を用いて選択すると、石灰化部分を含む第2の骨除去画像G2が画像表示領域72に表示される。ここで、第2の実施形態は、表示制御部10が石灰化画像G3を参照し、第2の骨除去画像G2において石灰化部分に対応する領域に色を付与するようにした点が第1の実施形態と異なる(図12(a))。なお、図12においては、色を付与することを斜線にて示している。また、色の付与に代えて、矢印にて石灰化部分を示す等して石灰化部分を視認可能としてもよい。一方、ユーザが血管石灰化オフボタン74Bを入力部14を用いて選択すると、石灰化部分を含まない第1の骨除去画像G1が画像表示領域72に表示される(図12(b))。
このように、第2の実施形態においては、第2の骨除去画像G2において石灰化部分を視認可能に表示するようにしたため、石灰化部分をより確実に認識することができ、その結果、血管造影部分および石灰化部分を観察しての血管の診断をより精度良く行うことができる。
なお、上記第2の実施形態においては、石灰化部分に色を付与した第2の骨除去画像G2と第1の骨除去画像G1とを並べて表示するようにしてもよい。また、第1の骨除去画像G1に石灰化画像G3を重畳して表示するようにしてもよい。
また、上記第1および第2の実施形態においては、第2の画像生成部8において、高エネルギー断層画像HDから第2の骨除去画像G2を生成しているが、低エネルギー断層画像LDから第2の骨除去画像G2を生成するようにしてもよい。しかしながら、高エネルギー断層画像HDと低エネルギー断層画像LDとでは、高エネルギー断層画像HDの方がコントラストが低くノイズが少ないため、血管造影部分を抽出する場合は、高エネルギー断層画像HDを用いることが好ましい。
一方、デュアルエネルギー撮影により取得される高エネルギー断層画像HDはコントラストは低いがノイズは少ない。これに対して、低エネルギー断層画像LDはコントラストが高いがノイズは多い。このため、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDを重みづけ加算することにより、画像中の所望とする組織が認識しやすい画質を有する合成画像を生成することができる。このため、第2の画像生成部8において、高エネルギー断層画像HDおよび低エネルギー断層画像LDを、血管造影部分が認識しやすいような合成比率により重みづけ加算して合成画像を生成し、合成画像から骨部を除去して第2の骨除去画像G2を生成するようにしてもよい。
1,1A 断層画像表示装置
2 画像取得部
4 記憶部
6 第1の画像生成部
8 第2の画像生成部
10 表示制御部
12 表示部
14 入力部
30 X線断層画像撮影装置
50 画像情報データベース

Claims (4)

  1. エネルギーが異なる2種類の放射線を用いて、被写体をデュアルエネルギー撮影することにより取得された第1および第2の医用画像に基づいて、前記第1および前記第2の医用画像に含まれる骨部を除去した第1の骨除去画像を生成する第1の画像生成手段と、
    前記第1および第2の医用画像のうちの少なくとも一方の画像または前記第1および前記第2の医用画像から生成した合成画像に含まれる組織を認識し、該認識結果に基づいて、前記第1および前記第2の医用画像または前記合成画像に含まれる骨部を除去した第2の骨除去画像を生成する第2の画像生成手段と、
    前記第1および前記第2の医用画像に含まれる石灰化部分を抽出した石灰化画像を生成する第3の画像生成手段と、
    前記第1および前記第2の骨除去画像を比較可能に表示し、前記石灰化画像に基づいて、前記第1および前記第2の骨除去画像のいずれかにおいて、前記石灰化部分を視認可能に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする医用画像表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記第1および前記第2の骨除去画像を疑似3次元表示する手段であることを特徴とする請求項1載の医用画像表示装置。
  3. エネルギーが異なる2種類の放射線を用いて、被写体をデュアルエネルギー撮影することにより取得された第1および第2の医用画像に基づいて、前記第1および前記第2の医用画像に含まれる骨部を除去した第1の骨除去画像を生成するステップと、
    前記第1および第2の医用画像のうちの少なくとも一方の画像または前記第1および前記第2の医用画像から生成した合成画像に含まれる組織を認識し、該認識結果に基づいて、前記第1および前記第2の医用画像または前記合成画像に含まれる骨部を除去した第2の骨除去画像を生成するステップと、
    前記第1および前記第2の医用画像に含まれる石灰化部分を抽出した石灰化画像を生成するステップと、
    前記第1および前記第2の骨除去画像を比較可能に表示し、前記石灰化画像に基づいて、前記第1および前記第2の骨除去画像のいずれかにおいて、前記石灰化部分を視認可能に表示するステップとを有することを特徴とする医用画像表示方法。
  4. コンピュータに、エネルギーが異なる2種類の放射線を用いて、被写体をデュアルエネルギー撮影することにより取得された第1および第2の医用画像に基づいて、前記第1および前記第2の医用画像に含まれる骨部を除去した第1の骨除去画像を生成する手順と、
    前記第1および第2の医用画像のうちの少なくとも一方の画像または前記第1および前記第2の医用画像から生成した合成画像に含まれる組織を認識し、該認識結果に基づいて、前記第1および前記第2の医用画像または前記合成画像に含まれる骨部を除去した第2の骨除去画像を生成する手順と、
    前記第1および前記第2の医用画像に含まれる石灰化部分を抽出した石灰化画像を生成する手順と、
    前記第1および前記第2の骨除去画像を比較可能に表示し、前記石灰化画像に基づいて、前記第1および前記第2の骨除去画像のいずれかにおいて、前記石灰化部分を視認可能に表示する手順とを実行させることを特徴とする医用画像表示プログラム。
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