JP5434295B2 - 動画撮影機能付き撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、商用交流電源周波数に応じた所定の電荷蓄積時間毎に被写体光を取り込んで被写体の動画像を撮影する動画撮影機能付き撮影装置に関する。
従来、この種の動画撮影機能付き撮影装置としては、例えばデジタルカメラがある。デジタルカメラでは、夜景などを動画記録する場合、蛍光灯等の光源の点滅する商用交流電源周波数と、デジタルカメラの1撮影フレーム当たりの電荷蓄積時間との関係により、動画の各撮影フレーム毎に輝度変化が発生したり、明暗の横縞が発生する。この現象はフリッカーと呼ばれており、蛍光灯等が商用交流電源の周期の1/2の周期で点滅を繰り返していることが原因で生じる。このフリッカーの発生を抑えるには、デジタルカメラの1撮影フレーム当たりの電荷蓄積時間を商用交流電源周波数の周期の整数倍にすればよい。このため、従来、この種の動画撮影機能付き撮影装置では、東日本と西日本の地域により異なる商用交流電源周波数、つまり50Hz(東日本)と60Hz(西日本)の情報を取得する必要がある。
特許文献1に開示された動画撮影機能付き撮影装置であるデジタルカメラでは、フリッカーを軽減させるため、受信したGPS衛星の電波信号からデジタルカメラが存在する位置情報を取得して、撮影場所における光源の点滅する商用交流電源周波数を割り出す。そして、割り出した商用交流電源周波数に基づき、電荷蓄積時間をフリッカーが発生しにくい値、つまり商用交流電源周波数の周期の整数倍に設定する。
また、特許文献1に開示された動画撮影機能付き撮影装置の他に、蛍光灯等の光源の商用交流電源周波数を自動的に判別する専用回路を備えた撮影装置もある。
特開2002−374456号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の動画撮影機能付き撮影装置では、GPS衛星の電波信号を受信しにくい撮影場所、例えば室内や地下街等で動画像を記録する場合、GPS衛星から受信される測位信号を基に商用交流電源周波数の情報を割り出すことは困難であり、フリッカーが発生してしまう。
また、光源の商用交流電源周波数を自動的に判別する専用回路を設けた従来の動画撮影機能付き撮影装置は、この専用回路を実装するスペースが必要であり、また、撮影装置の製造コストが高くなる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
動画撮影機能付き撮影装置であって、
所定の電荷蓄積時間毎に被写体光を取り込んで被写体の動画像を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段で撮影した動画像を表示する表示手段と、
前記撮像手段で撮影した動画像を前記表示手段により表示するライブビューの開始を指示するためのライブビュー開始指示手段と、
前記撮影装置の存在位置を検出する位置検出手段と、
前記所定の電荷蓄積時間を決定する電荷蓄積時間決定手段と、
手動で商用交流電源周波数を選択するための選択手段と、を備え、
前記ライブビュー開始指示手段による前記ライブビューの開始の指示後に、前記位置検出手段が前記撮影装置の存在位置の検出を行い、
前記電荷蓄積時間決定手段は、
前記位置検出手段により前記撮影装置の存在位置が検出できた場合、検出した存在位置に基づく商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間を前記所定の電荷蓄積時間として決定し、
前記位置検出手段により前記存在位置が検出できず、且つ、前記位置検出手段により前記存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内である場合、前記位置検出手段により検出された最新の前記存在位置に基づく商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間を前記所定の電荷蓄積時間として決定し、
前記位置検出手段により前記存在位置が検出できず、且つ、前記位置検出手段により前記存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内でない場合、前記選択手段による商用交流電源周波数の選択を促し、前記選択手段により選択された商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間を前記所定の電荷蓄積時間として決定し、
前記電荷蓄積時間決定手段により決定した前記所定の電荷蓄積時間により前記撮像手段が撮影した動画像の前記ライブビューを開始する
ことを特徴とする。
また、本発明は、位置検出手段として、測位衛星から電波を受信して受信した電波に含まれる測位信号を基に撮影装置の存在位置を検出する第1の位置検出手段と、地上に設けられた基地局と無線で交信して得た位置情報を基に撮影装置の存在位置を検出する第2の位置検出手段とを有することを特徴とする。
本発明による動画撮影機能付き撮影装置によれば、測位衛星からの電波信号を受信しにくい場所で動画撮影機能付き撮影装置を使用する場合においても、最新の検出時刻に検出された最新の存在位置に基づく電荷蓄積時間を継続して今回の電荷蓄積時間として用いるので、フリッカーの発生を防ぐことができる。また、測位衛星からの電波信号を受信しにくい場所で動画撮影機能付き撮影装置を使用する場合においても、第2の位置検出手段により基地局と無線で交信して得た位置情報を基に撮影装置の存在位置を検出して、所定の電荷蓄積時間を決定するので、フリッカーの発生を防ぐことができる。また、光源の商用交流電源周波数を自動的に判別する専用回路を撮影装置に設ける必要が無く、フリッカーの発生を防ぐことができる動画撮影機能付き撮影装置が小型で安価に提供される。
本発明の第1の実施形態によるデジタルカメラの中央断面図である。 図1に示すデジタルカメラに交換レンズユニットを装着した時のインターフェース側から見た側面図である。 図1に示すデジタルカメラの背面図である。 図1に示すデジタルカメラの電気回路構成の概略を示すブロック図である。 図1に示すデジタルカメラのライブビュー時にシャッタースピードを決定する処理の概略を示すフローチャートである。 図5に示すフローチャート中の処理で背面液晶モニタに表示される警告画面、および商用交流電源周波数を手動で使用者に決定させる画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるデジタルカメラのライブビュー時にシャッタースピードを決定する処理の概略を示すフローチャートである。
次に、本発明による動画撮影機能付き撮影装置をデジタルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態によるデジタルカメラ40の中央断面図である。
デジタルカメラ40は、交換レンズユニット41と筐体42とから構成されている。交換レンズユニット41は、筐体42に着脱自在に構成されており、光学系を構成するレンズ43に加えて絞り44を備えている。被写体光はレンズ43を通って筐体42内に入射し、クイックリターンミラー45により反射される。レンズ43を通ってできる画像は上下左右が逆さまになっているが、被写体光がクイックリターンミラー45で反射することで、上下が正常な向きになる。クイックリターンミラー45で反射した被写体光はさらにペンタプリズム46で反射させられることで、左右も正常な向きとなり、撮影者はファインダー47を介して被写体像を正位像として見ることができる。ペンタプリズム46を通過した光の一部は、測光センサー48によって検出される。また、クイックリターンミラー45で反射されずにこれを通過した被写体光は、クイックリターンミラー45のサブミラー45aによって反射され、焦点検出用ラインセンサー49によって検出される。
図2は、デジタルカメラ40に交換レンズユニット41を装着した時のインターフェース側から見た側面図である。
デジタルカメラ40のホットシュー51にはGPSユニット25が装着されている。このGPSユニット25は、ケーブル26およびUSB接続端子24を介してデジタルカメラ40と接続されている。
図3は、デジタルカメラ40の背面図である。
デジタルカメラ40の本体背面の中央上方には、撮影する被写体が視認されるファインダー47が設けられている。ファインダー47の上方のペンタ部40Aには、被写体を照明する閃光装置などを取り付けるためのホットシュー51が設けられている。本実施形態では上記のようにホットシュー51にGPSユニット25が装着されている。また、ファインダー47の右方には、シャッタースピードや露出補正値の変更などを行うためのコマンドダイアル62が設けられている。また、ファインダー47の下方には、TFT(Thin Film Transistor)液晶からなる背面液晶モニタ63が設けられている。背面液晶モニタ63は、撮影に関する種々の情報や撮影画像などを表示する。
背面液晶モニタ63の右側には、上下方向および左右方向といった操作方向を検出する方向キーからなるマルチセレクター64が設けられており、マルチセレクター64の内側には中央ボタン65が設けられている。マルチセレクター64は、デジタルカメラ40の各種設定を行うメニュー画面において、種々の設定項目の中から所望の設定項目を選択する際などに操作される。また、中央ボタン65は、マルチセレクター64の操作によって選択された所望の設定項目を決定する際などに操作される。
また、背面液晶モニタ63の左上には、左から順に、画像再生ボタン71、および削除ボタン72が設けられている。画像再生ボタン71は、撮影画像を背面液晶モニタ63に表示させる際に操作される。削除ボタン72は、画像データの削除などの際に操作される。
また、背面液晶モニタ63の左側には、上から順に、メニューボタン73、ヘルプボタン74、縮小/サムネイルボタン75、拡大ボタン76、およびOKボタン77が設けられている。メニューボタン73は、上述したメニュー画面を呼び出して背面液晶モニタ63に表示させる際などに操作される。ヘルプボタン74は、メニュー画面時におけるメニュー項目の説明(ヘルプ)を見る際などに操作される。縮小/サムネイルボタン75は、画像再生ボタン71が操作されて背面液晶モニタ63に表示される撮影画像を縮小表示させたり、撮影画像のサムネイル表示を行う際などに操作される。また、拡大ボタン76は、背面液晶モニタ63に表示される撮影画像を拡大表示させる際などに操作される。また、OKボタン77は、メニュー項目の設定内容を決定する際などに操作される。
マルチセレクター64の右側には、カバー81が開閉自在に取り付けられているカード収納部が設けられている。カード収納部の内部には、所定の規格のカードが着脱自在に装着される2基のカードスロットが設けられている。本実施形態では、データを記録するSDメモリカードや、外部機器との間での無線通信機能などを有する後述するEye−fiカードが着脱自在に装着される。また、カード収納部の周囲、本実施形態ではカード収納部の左横の位置には、発光ダイオード(LED)からなるカードアクセスランプ82が設けられている。カードアクセスランプ82は、カードスロットに装着されたカードに対してアクセスがなされると、点灯する。
動画記録をするにはまずマルチセレクター64の下方のライブビュー(LV)ボタン68を押すことで、ライブビューが開始される。次に、構図を決めて主要被写体にピントを合わせる。ピントを合わせるには、コマンドダイアル62の左横のAF−ONボタン67を押してコントラスト・オートフォーカス(AF)を行うが、背面液晶モニタ63を見ながら手動にて合わせる。次に、マルチセレクター64の中央ボタン65を押すことで動画記録を開始する。動画記録を終了する時はもう一度中央ボタン65を押す。また、ライブビューを終了する時は、LVボタン68を押すかメニューボタン73を押す。なお、ファインダー47の右横のAE/AFロックボタン66は、撮影時にシャッターボタンから指を離しても、このAE/AFロックボタン66を押している間はピントと露出が固定される。
図4は、デジタルカメラ40の電気回路構成の概略を示すブロック図である。
MPU(Micro Processing Unit)1はデジタルカメラ40の制御を司るマイクロコンピュータである。
撮像素子2は、画素と呼ばれる光電変換素子、例えばフォトダイオードを二次元のマトリックス状に配列して撮像面を構成しており、この撮像面上にはカラーフィルタが配置されている。撮像素子2は、図示しないドライバにより撮像面に結像された被写体画像に対応した信号電荷を蓄積する。撮像素子2の代表例としてはCCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサーなどがある。撮像素子2からの出力信号はA/D(Analog/Digital)変換回路3へ出力される。撮像素子2およびA/D変換回路3は、タイミング回路4から出力される駆動信号によって所定の動作タイミングで駆動される。撮像素子2、A/D変換回路3およびタイミング回路4は、商用交流電源周波数に応じた所定の電荷蓄積時間毎に被写体光を取り込んで被写体の動画像を撮影する撮像手段を構成する。画像処理制御回路5は、光電変換された各色の画像データに対して、ホワイトバランス調整、シャープネス調整、ガンマ補正、階調調整等の画像補整を行う。また、各色の画像データに対して補間処理を行う。この補正された画像データは、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)6と呼ばれるメモリーに一時的に記録される。
画像用記録媒体7は図示しないインターフェイスを介して画像処理制御回路5に接続されている。撮影時におけるシャッタースピードや絞り値などの撮影データと、撮像素子2によって得られた被写体の画像データとは、まとめてExif(Exchangeable Image File Format)というファイル形式で画像用記録媒体7に記録される。画像用記録媒体7に記録される画像形式として、RAW、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Tagged Image File Format)などを選択することができる。画像用記録媒体7は、カード状をした複数の種類のものがあるが、本実施形態では画像用記録媒体7として、SD(Secure Digital)規格のSDカードを使用している。また最近ではSDカードの一種でSDカードに無線LAN接続機能を内蔵したEye−fiカード(Eye−fi社の商品名)があり、それをSDカードのスロットに挿入して使用することも可能である。Eye−fiカードは、Wi−Fiチップを内蔵しており、インターネットと接続する無線LAN接続の基地局や、携帯電話相互を無線接続する移動体通信網の基地局などから位置情報を取得し、取得した位置情報を撮影した画像のExif形式の撮影データ領域に自動的に書き込む。
背面液晶制御回路8は、背面液晶モニタ63の表示を制御する回路である。音声制御回路10には内蔵マイク31、内蔵スピーカ32、および外部接続マイク端子33が接続されている。内蔵マイク31と外部接続マイク端子33は、動画記録時に周囲から取得した音声データをMPU1に入力させる。MPU1は入力した音声データを画像用記録媒体7に記録する。また内蔵スピーカ32は、動画再生時に画像用記録媒体7に記録された音声データに基づいて音を再現させる。動画記録制御回路9は、背面液晶制御回路8によりスルー画像をリアルタイムに背面液晶モニタ63に表示させるライブビュー表示の画像を、音声制御回路10で得られた音声データと共に最終的に画像用記録媒体7に記録させる。
ファインダー内表示制御回路11は、ファインダー47におけるファインダー(F)内液晶12とファインダー(F)内バックライト13を制御する回路である。スーパーインポーズ表示制御回路14はファインダー47の測距エリア表示を制御する回路である。
測光回路15は、測光センサー48(図1参照)から得られた出力をA/D変換して測光に関するデータをMPU1に出力する回路である。露出制御回路16は、測光回路15から得られた被写体の輝度および撮像感度から、シャッタースピードと交換レンズユニット41における絞り44の絞り値を演算して、シャッター制御部17と絞り制御部18を制御する。
レンズ情報入力回路19は、装着された交換レンズユニット41から開放絞り値、焦点距離、射出瞳などの情報をMPU1へ伝達する。焦点検出回路20は、焦点検出用ラインセンサー49(図1参照)から得られた出力をA/D変換して、MPU1に出力する回路である。レンズ駆動回路21は、レンズ情報入力回路19と焦点検出回路20により得られた制御結果を基に駆動装置によってレンズ43を駆動して、オートフォーカス(AF)させるための回路である。この駆動装置は交換レンズユニット41または筐体42の内部にある。
モード設定回路22は、露出、オートフォーカス、画像など様々なモードを設定する回路である。設定操作部材23は、デジタルカメラ40に対する設定操作を行う様々なスイッチであり、設定操作に応じた操作信号をMPU1へ出力する。設定操作部材23を構成するSW1は、レリーズボタンの第1ストロークに連動する半押しスイッチであり、SW2は、さらにレリーズボタンの第2ストロークに連動する全押しスイッチである。
USB接続端子24は、デジタルカメラ本体とパソコンや各種アクセサリーを接続するための端子である。GPSユニット25は、GPS衛星からGPS電波を受信するための図2および図3に示したユニットであり、USB接続端子24を介してデジタルカメラと接続される。GPSユニット25およびMPU1は、GPS衛星から電波を受信して受信した電波に含まれる測位信号を基に、デジタルカメラ40の存在位置を検出する第1の位置検出手段を構成する。また、デジタルカメラ40に装着されたEye−fiカードおよびMPU1は、地上に設けられた基地局と無線で交信して得た位置情報を基に、デジタルカメラ40の存在位置を検出する第2の位置検出手段を構成する。
また、MPU1は、図5において後述するように、位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置が検出できず、位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内である場合、位置検出手段により検出された最新の存在位置に基づく商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間を、所定の電荷蓄積時間として決定する電荷蓄積時間決定手段を構成する。また、マルチセレクター64、中央ボタン65およびMPU1は、図5において後述するように、メニュー画面において手動にて商用交流電源周波数を選択する選択手段を構成する。電荷蓄積時間決定手段は、位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内でない場合、選択手段により選択された商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間を所定の電荷蓄積時間として決定する。
図5は、ライブビュー時にデジタルカメラ40のシャッタースピードを決定する処理の概略を示すフローチャートである。
MPU1は、ステップ(S)1において、LVボタン68が押された(ON)か否かを判定する。LVボタン68が押されず、S1の判別が“NO”の場合、MPU1は、LVボタン68が押されるまで待機する。一方、LVボタン68が押されて、S1の判別が“YES”の場合、MPU1は、S2において、クイックリターンミラー45を上げるミラーアップ動作を行う。次に、MPU1は、S3において、GPS衛星からGPS電波を受信したか否かを判定する。GPS電波を受信し、S3の判別が“YES”の場合、MPU1は、S4において、GPS電波からデジタルカメラ40の位置情報を確認する。また、この位置情報を、Exif形式の画像ファイルの撮影データに時間情報と共に書き込む。次に、MPU1は、S5において、確認した位置情報を基に商用交流電源周波数の割り出しを行い、50Hzまたは60Hzのどちらかを決定する。
一方、GPS電波を受信できず、S3の判別が“NO”の場合、MPU1は、S6において、位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内であるか否かを判別する。この処理において、MPU1は、画像用記録媒体7内の複数の画像ファイルの中から最も最近記録されたもののGPS情報を読み出して、この読み出したGPS情報の最新の検出時刻と現在時刻とを比較する。最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内であり、このS6の判別が“YES”の場合、MPU1は、S7において、前回にGPS電波により検出された最新のデジタルカメラ40の存在位置に基づく商用交流電源周波数を、継続して今回の商用交流電源周波数として用いる。次に、MPU1は、S10において、S5の商用交流電源周波数の割り出しにおいて検出した商用交流電源周波数が50Hzであるか否か、または、S7の、前回に取得した位置情報に基づいて決定した商用交流電源周波数が50Hzであるか否かを判別する。
一方、最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内でなく、S6の判別が“NO”の場合、MPU1は、S8において、例えば図6(a)に示す画面を背面液晶モニタ63に表示させることより、警告を行う。同図(a)に示すように、背面液晶モニタ63には、「GPS電波を受信できません マニュアルで設定してください」との警告が表示される。次に、MPU1は、S9において、背面液晶モニタ63に表示される、使用者に手動で商用交流電源周波数を50Hzまたは60Hzに決定させる、例えば図6(b)に示す画面に従って、使用者が手動で50Hzに設定したか否かを判別する。
S10の判別が“YES”で50Hzの場合、または、手動で50Hzに設定してS9の判別が“YES”の場合、MPU1は、S11において、電子シャッタースピードである電荷蓄積時間(T)をn×1/100に設定する(nは整数)。また、S10の判別が“NO”で60Hzの場合、または、手動で60Hzに設定してS9の判別が“NO”の場合、MPU1は、S12において、電荷蓄積時間(T)をn×1/120に設定する。その後、MPU1は、S13において、S11、S12の処理で決定した電荷蓄積時間(T)に基づいて、測光・演算の処理を行う。S13の処理の結果に基づき、MPU1は、S14において、スルー画像を背面液晶モニタ63に表示させるライブビューを行う。
このような本実施形態によるデジタルカメラ40によれば、図5、S3の判別が“NO”で、位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置が検出できず、図5、S6の判別が“YES”で、位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内である場合、図5、S7の処理により、位置検出手段により検出された最新の存在位置に基づく商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間が所定の電荷蓄積時間として決定される。このため、GPS衛星からの電波信号を受信しにくい撮影場所でデジタルカメラ40を使用する場合においても、最新の検出時刻に検出された最新の存在位置に基づく電荷蓄積時間を継続して今回の電荷蓄積時間として用いるので、フリッカーの発生を防ぐことができる。また、光源の商用交流電源周波数を自動的に判別する専用回路をデジタルカメラ40に設ける必要が無く、フリッカーの発生を防ぐことができるデジタルカメラ40が小型で安価に提供される。
また、本実施形態によるデジタルカメラ40によれば、図5、S6の判別が“NO”で、位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内でなく、図5、S9の処理により、選択手段により、手動にて商用交流電源周波数が選択された場合、電荷蓄積時間決定手段により、選択手段により選択された商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間が所定の電荷蓄積時間として決定される。このため、デジタルカメラ40の使用者は、デジタルカメラ40によってその存在位置に応じた商用交流電源周波数が自動的に決定されない場合、手動にて最適な商用交流電源周波数を自身で設定できるため、利便性が向上する。
図7は、本発明の第2の実施の形態によるデジタルカメラ40のライブビュー時にシャッタースピードを決定する処理の概略を示すフローチャートである。なお、同図において、図5と同一または相当する処理には同一符号を付して、その説明は省略する。
本実施形態によるデジタルカメラ40のハードウェア構成は、上述した第1の実施形態によるものと同じであり、ライブビュー時においてシャッタースピードを決定する処理だけが異なる。本実施形態では、MPU1は、GPS衛星から電波を受信する第1の位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置の検出ができない場合、基地局と無線で交信する第2の位置検出手段により検出されるデジタルカメラ40の存在位置に基づく商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間を、所定の電荷蓄積時間として決定する電荷蓄積時間決定手段を構成する。
MPU1は、S1〜S3において、図5で上述した処理と同じ処理を行う。そして、S3において、GPS衛星からGPS電波を受信できず、S3の判別が“NO”の場合、S20の処理において、カードスロットにEye−fiカードが装着されているか否かを判定する。Eye−fiカードが装着されていて、S20の判別が“YES”の場合、MPU1は、S21において、無線LAN接続を試みて無線LANに接続しているか否かを判別する。なお、デジタルカメラ40がEye−fiカードを装着できるカードスロットを備えておらず、無線LAN接続機能を内蔵している場合、S20の処理を行わず、S21において、直ちに、内蔵無線LAN接続機能によって無線LANに接続しているか否かを判別する構成であってもよい。デジタルカメラ40が無線LANに接続しており、S21の判別が“YES”の場合、MPU1は、基地局から受信した位置情報を基に、図5、S4において上述した処理と同様に、S4において、位置情報確認の処理を行い、S5において、電波周波数割り出しの処理を行う。また、Eye−fiカードが装着されておらず、S20の判別が“NO”の場合、または、無線LANに接続しておらず、S21の判別が“NO”の場合、図5、S8において上述した処理と同様に、S8において、警告が行われ、S9において、手動で電源周波数の設定が行われる。以降、図5と同様の処理により、シャッタースピードが決定されて、ライブビュー表示が行われる。
このような本実施形態によるデジタルカメラ40によれば、GPS電波が受信できず、図7、S3の判別が“NO”で、第1の位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置の検出ができない場合、図7、S21の処理における無線LAN接続で第2の位置検出手段により検出されるデジタルカメラ40の存在位置に基づく商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間が、所定の電荷蓄積時間として決定される。このため、GPS衛星からの電波信号を受信しにくい場所でデジタルカメラ40を使用する場合においても、第2の位置検出手段により基地局と無線で交信して得た位置情報を基にデジタルカメラ40の存在位置を検出して、所定の電荷蓄積時間を決定するので、フリッカーの発生を防ぐことができる。また、光源の商用交流電源周波数を自動的に判別する専用回路をデジタルカメラ40に設ける必要が無く、フリッカーの発生を防ぐことができるデジタルカメラ40が小型で安価に提供される。
なお、上述した第2の実施形態において、MPU1は、第1の位置検出手段であるGPSユニット25および第2の位置検出手段である無線LANの両方によりデジタルカメラ40の存在位置の検出ができず、第1の位置検出手段または第2の位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内である場合、電荷蓄積時間決定手段により、第1の位置検出手段または第2の位置検出手段により検出された最新の存在位置に基づく商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間を、所定の電荷蓄積時間として決定する構成であってもよい。本構成によれば、第1の位置検出手段および第2の位置検出手段の両方によりデジタルカメラ40の存在位置の検出ができず、第1の位置検出手段または第2の位置検出手段によりデジタルカメラ40の存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内である場合、電荷蓄積時間決定手段により、第1の位置検出手段または第2の位置検出手段により検出された最新のデジタルカメラ40の存在位置に基づく商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間が所定の電荷蓄積時間として決定される。このため、GPS衛星からの電波信号を受信しにくい場所でデジタルカメラ40を使用する場合においても、最新の検出時刻に検出された最新の存在位置に基づく電荷蓄積時間を継続して今回の電荷蓄積時間として用いるので、フリッカーの発生を防ぐことができる
上記実施形態においては、本発明の動画撮影機能付き撮影装置をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、ビデオカメラや、携帯電話機等に内蔵されるカメラ等のその他の動画撮影機能付き撮影装置にも適用することが可能である。このような動画撮影機能付き撮影装置に本発明を適用した場合においても、上記実施形態と同様な作用効果が奏される。
1…MPU
2…撮像素子
3…A/D変換回路
4…タイミング回路
25…GPSユニット
40…デジタルカメラ
41…交換レンズユニット
42…筐体
64…マルチセレクター
65…中央ボタン

Claims (2)

  1. 動画撮影機能付き撮影装置であって、
    所定の電荷蓄積時間毎に被写体光を取り込んで被写体の動画像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮影した動画像を表示する表示手段と、
    前記撮像手段で撮影した動画像を前記表示手段により表示するライブビューの開始を指示するためのライブビュー開始指示手段と、
    前記撮影装置の存在位置を検出する位置検出手段と、
    前記所定の電荷蓄積時間を決定する電荷蓄積時間決定手段と、
    手動で商用交流電源周波数を選択するための選択手段と、を備え、
    前記ライブビュー開始指示手段による前記ライブビューの開始の指示後に、前記位置検出手段が前記撮影装置の存在位置の検出を行い、
    前記電荷蓄積時間決定手段は、
    前記位置検出手段により前記撮影装置の存在位置が検出できた場合、検出した存在位置に基づく商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間を前記所定の電荷蓄積時間として決定し、
    前記位置検出手段により前記存在位置が検出できず、且つ、前記位置検出手段により前記存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内である場合、前記位置検出手段により検出された最新の前記存在位置に基づく商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間を前記所定の電荷蓄積時間として決定し、
    前記位置検出手段により前記存在位置が検出できず、且つ、前記位置検出手段により前記存在位置が検出された最新の検出時刻と現在時刻との差が所定時間以内でない場合、前記選択手段による商用交流電源周波数の選択を促し、前記選択手段により選択された商用交流電源周波数に応じた電荷蓄積時間を前記所定の電荷蓄積時間として決定し、
    前記電荷蓄積時間決定手段により決定した前記所定の電荷蓄積時間により前記撮像手段が撮影した動画像の前記ライブビューを開始する
    ことを特徴とする動画撮影機能付き撮影装置。
  2. 請求項1に記載の動画撮影機能付き撮影装置において、
    前記位置検出手段として、測位衛星から電波を受信して受信した電波に含まれる測位信号を基に前記撮影装置の存在位置を検出する第1の位置検出手段と、地上に設けられた基地局と無線で交信して得た位置情報を基に前記撮影装置の存在位置を検出する第2の位置検出手段とを有することを特徴とする動画撮影機能付き撮影装置。
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