JP5433098B1 - 半田噴流装置、及び、半田付け装置 - Google Patents

半田噴流装置、及び、半田付け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】噴流ノズルの外周の濡れ性を維持する。
【解決手段】半田噴流装置は、溶融された半田を収容する半田貯留槽と、略鉛直方向に延び半田貯留槽から供給された半田を上端部24aから噴流する噴流ノズル24とを備えている。噴流ノズル24の外周における上端部の近傍に略水平方向に沿って複数の凹溝が形成される。このため、噴流ノズル24の上端部24aから流れ出た半田を凹溝に残留させることができる。これにより、噴流ノズル24から半田を噴流しない状態においても、噴流ノズル24の外周の濡れ性を維持できる。
【選択図】図16

Description

本発明は、溶融された半田を噴流する技術に関する。
プリント基板などの製造工程においては、対象物に対して半田(はんだ)付けを行う半田付け装置が用いられる。このような半田付け装置として、溶融された半田を噴流ノズルから噴流させ、ノズル口から盛り上がった状態で流れる半田を対象物に接触させることで、対象物に半田付けを行う「選択半田付け装置」あるいは「ポイント半田付け装置」とも呼ばれる半田付け装置が知られている。このような半田付け装置は、プリント基板における電子部品が配置される領域など、対象物の一部の領域のみに選択的に半田付けを行うことができる(例えば、特許文献1,2参照。)。
半田付け装置の噴流ノズルから噴流されて対象物に接触せずに流れ出た半田は、半田付け装置の半田槽に回収されて再利用される。噴流ノズルから流れ出た半田は、噴流ノズルの外周全体を覆いながら、噴流ノズルの外周を伝って半田槽まで移動する。
特開2012−146842号公報 特開2012−213782号公報
一般に、半田付け装置の稼働方式としては、噴流ノズルから常時に半田を噴流する連続噴流式が採用される。ただし、連続噴流式の半田付け装置では、半田付けを行わない状態においても継続的に半田を噴流させるため、エネルギーの無駄が生じる。また、噴流ノズルの外周に常時に半田が流れるため、「半田喰われ」と呼ばれる噴流ノズルの劣化の進行が早まり、噴流ノズルの耐久性が短くなる可能性がある。
これに対応するため、噴流ノズルから間欠的に半田を噴流する間欠噴流式の半田付け装置も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。このような間欠噴流式の半田付け装置では、半田付けを行う場合以外は半田を噴流させないため、上記のような課題に対応できる。
しかしながら、間欠噴流式の半田付け装置では、半田を噴流させない期間においては、噴流ノズルが高温状態で外気にさらされた状態とされる。このため、噴流ノズルの外周において、酸化、あるいは、フラックスの焼き付きなどの現象が生じ、この現象に起因して噴流ノズルの外周の濡れ性が悪化する可能性がある。このように噴流ノズルの外周の一部において濡れ性が悪化すると、噴流ノズルから流れ出た半田が噴流ノズルの外周全体を流れず、半田の流れに偏りが生じる。その結果、噴流ノズルのノズル口に形成される半田の流れの形状が変化し、対象物の所定の領域に正確に半田付けを行うことができなくなるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、噴流ノズルの外周の濡れ性を維持することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、半田を噴流する半田噴流装置であって、溶融された前記半田を収容する半田貯留槽と、略鉛直方向に延び、前記半田貯留槽から供給された前記半田を上端部から噴流する噴流ノズルと、を備え、前記噴流ノズルの外周における前記上端部の近傍に、略水平方向に沿って、互いに接続することなく独立した複数の凹溝が等間隔に形成される。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の半田噴流装置において、前記複数の凹溝のそれぞれは、前記噴流ノズルの前記外周を連続して一周する。
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の半田噴流装置において、前記噴流ノズルの前記複数の凹溝が形成される部分は、円筒形である
また、請求項の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の半田噴流装置において、前記噴流ノズルは、前記半田を間欠的に噴流する。
また、請求項の発明は、対象物に対して半田付けを行う半田付け装置であって、請求項1ないしのいずれかに記載の半田噴流装置と、前記対象物と前記半田噴流装置との相対位置を変更する移動機構と、を備えている。
請求項1ないしの発明によれば、噴流ノズルの外周における上端部の近傍に略水平方向に沿って凹溝が形成されるため、噴流ノズルの上端部から流れ出た半田を凹溝に残留させることができる。これにより、噴流ノズルから半田を噴流しない状態においても、噴流ノズルの外周の濡れ性を維持することができる。複数の凹溝は独立しているため、半田が一の凹溝から他の凹溝に流れ出ることがなく、凹溝に半田を確実に残留させることができる。
また、特に請求項2の発明によれば、噴流ノズルの外周全体に半田を残留させることができるため、噴流ノズルの外周全体に半田を一様に流すことができる。
また、特に請求項の発明によれば、半田を間欠的に噴流する場合においても、噴流ノズルの外周の濡れ性を維持することができる。
図1は、半田付け装置の外観を示す斜視図である。 図2は、半田付け装置の分解斜視図である。 図3は、半田付け装置の概略構成を示すブロック図である。 図4は、半田噴流装置の外観を示す斜視図である。 図5は、半田噴流装置の内部構成を示す図である。 図6は、半田噴流装置の分解斜視図である。 図7は、半田付け装置の基本的な動作の流れを示す図である。 図8は、半田噴流装置の初期状態を示す図である。 図9は、半田噴流装置の一つの状態を示す図である。 図10は、半田付け処理の動作を説明する図である。 図11は、半田噴流装置の一つの状態を示す図である。 図12は、気体の圧力及び流量の時間的な変化を示す図である。 図13は、半田の流量が低下する原理を説明するための図である。 図14は、気体供給部の構成を示す図である。 図15は、気体の圧力及び流量の時間的な変化を示す図である。 図16は、噴流ノズルの上部を示す図である。 図17は、半田残留部の一部を拡大して示す図である。 図18は、半田残留部の一部を拡大して示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.半田付け装置の構成>
図1は、本実施の形態に係る半田付け装置1の外観を示す斜視図である。図1に示す、半田付け装置1は、対象物となるプリント基板9を搬送しながら、該プリント基板9に対して半田(はんだ)付けを行う機能を有している。
プリント基板9には各種の電子部品が配置されており、電子部品のリードはプリント基板9のスルーホールに挿入されている。半田付け装置1は、プリント基板9の下面(電子部品のリードが突出した側の面)に、溶融された半田を接触させることで、これら電子部品をプリント基板9に固定する。半田付け装置1は、プリント基板9において電子部品が配置される一部の領域に対して選択的に半田付けを行うことができる。以下、プリント基板9において半田付けの対象となる領域を「対象領域」という。
図1に示すように、半田付け装置1は、略直方体のハウジング11と、プリント基板9を搬送する基板搬送機構5とを備えている。基板搬送機構5は、ハウジング11の上面となる上面板12に設けられている。以下の説明においては、図中に示す三次元直交座標系(XYZ)を用いて、適宜、方向や向きを示す。この直交座標系は、ハウジング11に対して相対的に固定される。X軸方向は左右方向、Y軸方向は前後方向、Z軸方向は鉛直方向(上下方向)に相当する。
基板搬送機構5は、搬送パレット52に載置されたプリント基板9を左右方向(X軸方向)に搬送する。基板搬送機構5は、左右方向(X軸方向)に沿った2つのコンベア51を備えている。これら2つのコンベア51は搬送パレット52の前後方向(Y軸方向)の両端部を支持しつつ、図中の矢印AR1,AR2の向きに移動する。これにより、プリント基板9は、半田付け装置1の上面を図中右から左に搬送される。
2つのコンベア51の相互間は開口している。また、搬送パレット52の下面は、プリント基板9の対象領域に対応する部分が開口している。このため、プリント基板9の対象領域は、ハウジング11の内部に露出する。半田付け装置1は、このようにハウジング11の内部に露出したプリント基板9の対象領域に対して半田付けを行う。
図2は、半田付け装置1の分解斜視図であり、ハウジング11の内部の構成を主に示している。図2に示すように、半田付け装置1は、ハウジング11の内部に、溶融された半田を噴流する半田噴流装置2と、半田噴流装置2を移動する三軸移動機構6とを備えている。
半田噴流装置2は、溶融された半田を噴流し、噴流した半田をプリント基板9の対象領域に接触させることで、プリント基板9に対して半田付けを行う。この半田噴流装置2の構成については、後に詳述する。
また、三軸移動機構6は、半田噴流装置2を固定する固定部60と、固定部60を移動する3つのスライダ61,62,63とを備えている。3つのスライダ61,62,63はそれぞれ、左右方向(X軸方向)、前後方向(Y軸方向)及び鉛直方向(Z軸方向)に延びている。これにより、三軸移動機構6は、固定部60によって半田噴流装置2を固定した状態で、左右方向(X軸方向)、前後方向(Y軸方向)及び鉛直方向(Z軸方向)のいずれにも半田噴流装置2を移動できる。すなわち、三軸移動機構6は、半田噴流装置2の姿勢を保ちつつ、ハウジング11の内部の任意の位置に半田噴流装置2を移動できる。
図3は、半田付け装置1の概略構成を示すブロック図である。半田付け装置1は、前述した半田噴流装置2、基板搬送機構5及び三軸移動機構6とともに、全体制御部10及び気体供給部7を備えている。
全体制御部10は、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)である。全体制御部10は、プログラムに従って処理を行うことにより、半田噴流装置2、基板搬送機構5、三軸移動機構6及び気体供給部7の動作を統括的に制御する。
また、気体供給部7は、半田噴流装置2に対して、例えば、窒素などの不活性ガスである気体を供給する。気体供給部7から気体の供給を受けることで、半田噴流装置2は溶融された半田を噴流することができる。
<2.半田噴流装置の構成>
次に、半田噴流装置2の構成について説明する。図4は、半田噴流装置2の外観を示す斜視図である。図中の縦方向は、鉛直方向に相当する(図5,図6においても同様。)。
図4に示すように、半田噴流装置2は、溶融された半田を内部に収容する筐体21と、筐体21の上部を覆う蓋体22とを備えている。筐体21は、大小2つの径の円柱を上下に重ねた形状を有している。筐体21において、径の比較的大きな円柱部は、径の比較的小さな円柱部に対して上部に配置される。
蓋体22は、筐体21の上部の円柱部を覆う略円形の部材である。蓋体22には、大小2つの略円形の開口部22a,22bが設けられている。
比較的大きな中央開口部22aは、蓋体22における円中心に相当する位置に設けられる。中央開口部22aには半田を噴流する噴流ノズル24が配置され、噴流ノズル24の一部は蓋体22よりも上部に突出している。噴流ノズル24は、そのように蓋体22よりも突出した部分の上端部となるノズル口から溶融された半田を噴流する。
一方、比較的小さな開口部22bは、筐体21の内部に半田を供給するための半田供給口である。開口部22bは、蓋体22における中央開口部22aから離れた位置に設けられる。
また、筐体21の側面上部には、筐体21の内部へ気体を導く気体導入管23が設けられている。気体導入管23は、気体供給部7から供給される窒素などの気体を、筐体21の内部へ導入する。
図5は、半田噴流装置2の内部構成を示す図である。図5は、説明のため、半田噴流装置2の内部構成を簡略化して示している。
半田噴流装置2の筐体21の内部には、半田を収容するための2つの槽3,4が設けられている。筐体21の下部の円柱部の内部は、噴流ノズル24から噴流する前の溶融された半田を収容する半田貯留槽4となっている。一方、筐体21の上部の円柱部の内部は、噴流ノズル24から噴流した後に流れ出た半田を回収する半田回収槽3となっている。半田回収槽3は、半田貯留槽4の上部に配置される。このように、半田回収槽3を半田貯留槽4の上部に配置することで、半田噴流装置2の全体のサイズを比較的小さくすることができる。
半田回収槽3と半田貯留槽4とは、筐体21における内部壁21aによって区分けされている。この内部壁21aは、半田回収槽3の底面、かつ、半田貯留槽4の上面となる。また、この内部壁21aには、半田回収槽3の内部と半田貯留槽4の内部とを連通する連通口30が設けられている。
また、半田回収槽3の内部には、連通口30を開閉する開閉弁31が設けられている。連通口30は半田貯留槽4側の直径が半田回収槽3側の直径よりも小さい円錐台状になっている。開閉弁31は、この連通口30と略同形の円錐台状となっており、連通口30に進入して連通口30を閉じる。開閉弁31の上部には、略鉛直方向に伸びる弁軸32が接続されている。この弁軸32を上下に移動させることで、開閉弁31が連通口30を開閉する。
また、半田回収槽3及び半田貯留槽4の略中央部には、断面形状が略円形の筒体である噴流ノズル24が配置されている。噴流ノズル24は、例えば、鉄などの金属で構成され、外周にはんだめっきが施されている。噴流ノズル24は、略鉛直方向に延びるように配置され、筐体21の内部壁21aを貫通する。噴流ノズル24の下端部24bは、半田貯留槽4の内部に配置される。また、前述のように、噴流ノズル24の上部は、蓋体22の中央開口部22aを経由し、噴流ノズル24の上端部24aは蓋体22よりも上部に配置される。
半田貯留槽4に収容された半田は、噴流ノズル24の下端部24bを介して噴流ノズル24の内部に供給される。噴流ノズル24に供給された半田は、噴流ノズル24の内部を上昇し、噴流ノズル24の上端部24aから噴流する。そして、噴流ノズル24から流れ出た半田は、噴流ノズル24の外周を伝って下降し、中央開口部22aを通過して半田回収槽3まで移動する。
噴流ノズル24の直径は、例えば14mmである。また、中央開口部22aの直径は、噴流ノズル24の直径よりも十分大きくされ、例えば50mmである。このため、噴流ノズル24の外周と中央開口部22aの壁面との間には、噴流ノズル24から流れ出た半田の移動に十分な空間が形成される。
また、気体を導くための気体導入管23は、半田回収槽3の内部を経由するように配置される。気体導入管23の一端は筐体21の外部に配置され、気体導入管23の他端は半田貯留槽4の上面に設けられた気体導入口40に接続される。これにより、気体供給部7から供給される窒素などの気体は、気体導入管23及び気体導入口40を介して、半田貯留槽4の内部の上部に供給される。
図6は、半田噴流装置2のより詳細な構成を示す分解斜視図である。図6は、図4に示す筐体21から蓋体22を外した状態に相当する。
開閉弁31(図5参照。)に接続された弁軸32は、その上部でT字型の連動板33に接続されている。さらに、連動板33は、筐体21の外部に配置された弁駆動部34と接続されている。弁駆動部34は、伸縮駆動するシリンダを備えており、連動板33を上下に移動させることができる。したがって、弁駆動部34が駆動することにより、連動板33及び弁軸32に接続された開閉弁31が移動し、連通口30を開閉する。
また、半田噴流装置2は、半田回収槽3の半田を加熱して溶融する4つのヒータ35と、半田貯留槽4の半田を加熱して溶融する4つのヒータ45とを備えている。これらのヒータ35,45は、それぞれ略鉛直方向に沿って筐体21に設置される。半田回収槽3用の4つのヒータ35は、半田回収槽3の外壁に相当する筐体21の上部に均等に配置される。一方、半田貯留槽4用の4つのヒータ45は、半田貯留槽4の外壁に相当する筐体21の下部に均等に配置される。このように筐体21の上部と下部とで独立したヒータ35,45を設けることで、筐体21の上部と下部とを異なるタイミングで加熱することができる。
半田付け装置1が電源オフの状態になると、半田噴流装置2の筐体21に収容された半田が冷却されて固まった状態となる。仮に、このように固まった半田を下部から加熱したとすると、下部の半田から先に溶融する。その結果、溶融した下部の半田が膨張して上部の溶融していない半田を急激に押し上げ、筐体21の外部に溢れる現象(半田爆発)が生じる可能性がある。
本実施の形態の半田付け装置1では、電源オフの状態から始動した場合に、全体制御部10が上部のヒータ35を通電して一定期間が経過した後に、下部のヒータ45を通電する。したがって、筐体21の上部にある半田が十分に加熱された後に、筐体21の下部にある半田が加熱される。これにより、上部の半田から先に溶融するため、上述した現象(半田爆発)を防止できる。
また、半田噴流装置2は、筐体21の温度を検出することで、間接的に半田の温度を検出する2つの温度センサ36,46を備えている。これらの温度センサ36,46は、例えば、熱電対などである。一方の温度センサ36は半田回収槽3の外壁に相当する筐体21の上部の温度を検出し、他方の温度センサ46は半田貯留槽4の外壁に相当する筐体21の下部の温度を検出する。全体制御部10は、これらの温度センサ36,46の検出結果に基づいてヒータ35,46の動作を制御する。
また、半田噴流装置2は、半田回収槽3における半田の液面の高さを検出する液位検出部37を備えている。液位検出部37は、互いに長さの異なる2本の電極37aを備えている。一方の電極37aは半田の不足を検出するために用いられ、他方の電極37aは半田のオーバーフローを検出するために用いられる。液位検出部37は、電極37aと筐体21との間の通電状態によって、半田の液面の高さが電極37aの先端位置まであるか否かを検出する。液位検出部37が半田の不足を検出した場合は、半田供給口となる蓋体22の開口部22bを介して、半田回収槽3の内部に半田が供給される。
また、半田噴流装置2は、気体を加熱する気体加熱部38を筐体21の外部に備えている。気体加熱部38には、気体導入管23への経路とは異なる経路で、気体供給部7から窒素などの気体が供給される。気体加熱部38は、気体供給部7から供給された気体を例えば300°まで加熱し、加熱した気体を半田回収槽3に供給する。気体加熱部38から半田回収槽3に供給された加熱された気体は、中央開口部22aにおける噴流ノズル24を周囲を通過して、半田噴流装置2の上部に噴出する。したがって、気体加熱部38は、プリント基板9の対象領域の予備加熱ができるとともに、噴流ノズル24の外周の酸化を軽減できる。
<3.半田付け装置の動作>
図7は、半田付け装置1の基本的な動作の流れを示す図である。図7に示す動作は、一つのプリント基板9を処理するものである。したがって、図7に示す動作は、一つのプリント基板9を処理するごとに繰り返される。また、図7に示す動作の開始時点においては、半田噴流装置2は、予め定められた初期位置で待機しており、また、半田を噴流していない。
図8は、図7に示す動作の開始時点における半田噴流装置2の状態(以下、「初期状態」という。)を示す図である。図8に示すように、半田回収槽3及び半田貯留槽4の内部には、溶融された液体状の半田8が収容されている。半田噴流装置2の初期状態においては、開閉弁31が連通口30を開いている。このため、半田回収槽3の内部の半田8と半田貯留槽4の内部の半田8とは一体となっており、半田8の液面の位置は半田回収槽3の下方となる。また、その液面の位置と同じ位置まで、噴流ノズル24の内部にも半田8が侵入している。
以下、図7を参照しつつ、半田付け装置1の基本的な動作の流れについて説明する。まず、半田付け装置1に、対象物となる一つのプリント基板9が搬入される(ステップS11)。基板搬送機構5は、フラックスの塗布がなされたプリント基板9を隣接する装置などから受け取り、プリント基板9を所定位置まで搬送する(図1の矢印AR1)。基板搬送機構5は、所定位置までプリント基板9を搬送すると、その所定位置でプリント基板9の移動を停止する。
このように基板搬送機構5がプリント基板9を搬送している間に、並行して、三軸移動機構6が、初期位置から半田付けを行うための処理位置まで半田噴流装置2を移動する(ステップS12)。そして、このような三軸移動機構6による半田噴流装置2の処理位置までの移動中に、半田噴流装置2は半田8の噴流を開始する(ステップS13)。
図9は、半田8の噴流を開始した半田噴流装置2の状態を示す図である。この状態においては、弁駆動部34が駆動して、開閉弁31が連通口30を閉じる。この際、半田回収槽3に残留した半田8が開閉弁31の周囲を完全にふさぎ、半田貯留槽4の内部は密封された空間となる。
一方で、気体供給部7(図3参照。)が、半田噴流装置2の気体導入管23へ加圧した窒素などの気体を供給する。この気体は、気体導入管23を経由して、半田貯留槽4の上部の気体導入口40から半田貯留槽4の内部に供給される。これにより、加圧した気体が、半田貯留槽4の内部の半田8の液面より上部に供給される。半田貯留槽4の内部は密封されているため、気体の圧力により半田貯留槽4の内部の半田8が下側に押圧される。したがって、押し出された半田8が噴流ノズル24の内部を上昇し、噴流ノズル24の上端部から噴流する。その結果、噴流ノズル24の上端部に、略半球状に盛り上がった状態の半田8の流れが形成される。
また、噴流ノズル24から流れ出た半田8は、噴流ノズル24の外周の360°の全体を覆いながら、噴流ノズル24の外周を伝って下降し、中央開口部22aを通過して半田回収槽3まで移動する。これにより、噴流ノズル24から流れ出た半田8は、半田回収槽3に回収される。
このように半田8を噴流した状態の半田噴流装置2を三軸移動機構6が処理位置まで移動すると、次に、プリント基板9の対象領域に選択的に半田付けを行う半田付け処理が実行される(ステップS14)。
図10は、半田付け処理の動作を説明する図である。まず、プリント基板9の対象領域の下方から、三軸移動機構6が半田噴流装置2を上昇させる(矢印AR11)。これにより、噴流ノズル24の上端部から盛り上がった状態で流れる半田8が、プリント基板9の対象領域にある電子部品91のリード92の一部に接触する。次に、三軸移動機構6が、プリント基板9の対象領域の範囲で、半田噴流装置2を略水平に移動させる(矢印AR12)。これにより、噴流ノズル24から噴流した半田8が、プリント基板9の対象領域にある電子部品91のリード92の全体に付着する。そして、三軸移動機構6が、半田噴流装置2を下降させる(矢印AR13)。このような一連の動作により、プリント基板9の一つの対象領域に関して半田付けが行われる。
一つのプリント基板9において、複数の対象領域が存在する場合は、対象領域ごとに同様の半田付け処理が繰り返される(ステップS15,S14)。半田噴流装置2は、例えば約60秒間継続して半田8の噴流を行うことができるようにされる。したがって、一つのプリント基板9に通常存在する対象領域の全てに対して、半田付け処理を完了することが可能である。
全ての対象領域について半田付け処理が完了すると(ステップS15にてYes)、三軸移動機構6が、処理位置から初期位置まで半田噴流装置2を移動する(ステップS16)。そして、このような三軸移動機構6による半田噴流装置2の初期位置までの移動中に、半田噴流装置2は半田の噴流を停止する(ステップS17)。
図11は、半田8の噴流を停止した半田噴流装置2の状態を示す図である。この状態においては、気体供給部7が気体の供給を停止するとともに、弁駆動部34が駆動して開閉弁31が連通口30を開ける。このため、半田回収槽3に回収されて蓄積された半田8は、連通口30を通過し、半田回収槽3の下部にある半田貯留槽4に流れ込む。これにより、噴流ノズル24から噴流された半田8は半田貯留槽4に戻ることになる。その後、半田8が半田貯留槽4の内部全体を満たすと、半田噴流装置2は図8に示す初期状態に戻ることになる。
また、このように三軸移動機構6が半田噴流装置2を移動している間に、並行して、半田付け処理が完了したプリント基板9が搬出される(ステップS18)。基板搬送機構5は、所定位置から半田付け装置1の端部までプリント基板9を搬送し、プリント基板9を隣接する装置などに受け渡す(図1の矢印AR2)。
半田付け装置1は、以上のような一連の動作を行うことにより、一つのプリント基板9に対して半田付けを行う。このような一連の動作において、半田噴流装置2は、半田回収槽3で回収した半田8を半田貯留槽4に戻す動作(図11の動作)を行うことになる。すなわち、半田噴流装置2は、一定期間ごとに半田8を噴流しない状態となり、間欠的に半田8を噴流する。したがって、半田付け装置1は、間欠噴流式の半田付け装置であるともいえる。
<4.気体供給部>
次に、気体供給部7について説明する。前述のように、気体供給部7が窒素などの加圧した気体を半田噴流装置2の半田貯留槽4に供給することで、半田噴流装置2は噴流ノズル24から半田8を噴流する。したがって、気体供給部7が半田貯留槽4に供給する気体の流量は、噴流ノズル24が噴流する半田8の流量に相当する。
ここで仮に気体供給部7が、略一定の圧力の気体を半田貯留槽4に供給した場合を想定する。図12は、この場合における、気体供給部7が半田貯留槽4に供給する気体の圧力及び流量の時間的な変化を示している。図中の実線が気体の圧力、破線が気体の流量をそれぞれ示している。気体供給部7は、時点T1で気体の供給を開始し、時点T2で気体の供給を停止する。
図12に示すように、気体供給部7が略一定の圧力の気体を半田貯留槽4に供給した場合においては、気体供給部7が半田貯留槽4に供給する気体の流量は、時間の経過とともに徐々に低下する。すなわち、噴流ノズル24が噴流する半田8の流量が、時間の経過とともに徐々に低下する。
図13は、この原理を説明するための図である。図中左側は、気体供給部7が気体の供給を開始した直後の半田噴流装置2の状態を示している。一方、図中右側は、気体供給部7が気体の供給を開始してから、ある程度の時間が経過した後の半田噴流装置2の状態を示している。図13に示すように、気体供給部7が気体の供給を開始してから時間が経過すると半田貯留槽4における半田8の液面の位置Lが低下する。このように半田8の液面の位置Lが低下すると、その半田8の持つ位置エネルギー(水頭)が変化するため、噴流ノズル24の内部の半田8を押し上げる力が低下する。その結果、噴流ノズル24が噴流する半田8の流量(すなわち、気体供給部7が供給する気体の流量)が、時間の経過とともに徐々に低下することになる。
このように噴流ノズル24が噴流する半田8の流量が低下すると、噴流ノズル24の上端部に盛り上がる半田8の高さが低下するため、プリント基板9の対象領域に正確に半田付けを行うことができなくなるおそれがある。
これに対応するため、本実施の形態の気体供給部7は、フィードバック制御により、半田貯留槽4に供給する気体の圧力を調整して、半田貯留槽4に供給する気体の流量を略一定にするようにしている。
図14は、主に気体供給部7の構成を示す図である。気体供給部7は、窒素などの気体の供給源となるボンベなどの気体供給源71を備えている。気体供給源71から半田噴流装置2へはホースなどの気体供給経路79を介して気体が供給される。
気体供給部7は、この気体供給経路79に圧力調整部72と流量検出部73とを備えている。圧力調整部72は、気体供給経路79を流れる気体(半田貯留槽4に供給する気体)の圧力を調整する。また、流量検出部73は、気体供給経路79を流れる気体(半田貯留槽4に供給する気体)の流量を検出する。
気体供給部7は、さらに、圧力調整部72の動作を制御するコントローラ70を備えている。コントローラ70は、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)である。
コントローラ70は、流量検出部73に検出された気体の流量に基づいて、気体の流量が略一定となるように圧力調整部72に気体の圧力を調整させる。具体的には、コントローラ70は、流量検出部73に検出された気体の流量が所定量から低下した場合は、その低下した流量を補償するように、圧力調整部72を制御して気体の圧力を上げる。これにより、気体供給経路79を流れる気体、すなわち、半田貯留槽4に供給する気体の流量を略一定にすることができる。なお、このようなコントローラ70の機能は、全体制御部10(図3参照。)の機能として実現されてもよい。
図15は、本実施の形態の気体供給部7が半田貯留槽4に供給する気体の圧力及び流量の時間的な変化を示している。図中の実線が気体の圧力、破線が気体の流量をそれぞれ示している。気体供給部7は、時点T1で気体の供給を開始し、時点T2で気体の供給を停止する。
図15に示すように、圧力調整部72が、半田貯留槽4に供給する気体の圧力を調整し、時間の経過とともに気体の圧力を徐々に上昇させている。これにより、気体供給部7が半田貯留槽4に供給する気体の流量は略一定となっている。すなわち、噴流ノズル24が噴流する半田8の流量が安定化することになる。
本実施の形態の半田噴流装置2では、このように気体供給部7が、流量検出部73に検出された気体の流量に基づいて半田貯留槽4に供給する気体の圧力を調整し、半田貯留槽4に供給する気体の流量を略一定にする圧力調整部72を有している。したがって、噴流ノズル24が噴流する半田8の流量を安定化することができ、プリント基板9の対象領域に正確に半田付けを行うことができる。
<5.噴流ノズル>
次に、噴流ノズル24について説明する。図16は、噴流ノズル24の上部を示す図である。図16に示すように、噴流ノズル24の外周における上端部24aの近傍に、噴流ノズル24から流れ出た半田8を残留させるための半田残留部25が設けられている。半田残留部25は、噴流ノズル24の上端部24aから所定距離(例えば、15mm以上20mm以下)までの範囲に形成される。
図17は、噴流ノズル24の半田残留部25の一部を拡大して示す図である。図17に示すように、噴流ノズル24の外周の半田残留部25においては、噴流ノズル24の延伸方向に等間隔に並べて、複数の凹溝26が形成されている。これら複数の凹溝26はそれぞれ、噴流ノズル24の延伸方向に直交する方向に沿って配置される。噴流ノズル24の延伸方向は略鉛直方向であるため、複数の凹溝26はそれぞれ略水平方向に沿って配置される。
複数の凹溝26のそれぞれは、非連続となる部分を有することなく、噴流ノズル24の外周を連続して一周している。また、複数の凹溝26は、互いに接続することなくそれぞれ独立している。このため、複数の凹溝26の相互間には、噴流ノズル24の外周を連続して一周する凸部27が配置される。
凹溝26の幅は例えば0.2mm以上0.3mm以下とされ、凹溝26の深さは例えば0.1mm以上0.2mm以下とされる。また、凹溝26の数は、多いほど望ましいが、例えば、20本〜40本とされる。これらの凹溝26は、噴流ノズル24の外周を切削するなどの加工によって形成される。
噴流ノズル24が半田8の噴流を開始すると、噴流ノズル24の上端部24aから流れ出た半田8は、半田残留部25の複数の凹溝26を含む噴流ノズル24の外周を覆いながら噴流ノズル24の外周を伝って下降する。この際、半田8は、半田残留部25の複数の凹溝26のそれぞれに侵入する。その後、噴流ノズル24が半田8の噴流を停止すると、凹溝26が略水平方向に沿っているため、凹溝26に侵入した半田8は流れ落ちない。このため、図18に示すように、表面張力の働きにより複数の凹溝26それぞれに適量の半田8が残留する。
したがって、噴流ノズル24が半田8を噴流しない状態においても、噴流ノズル24の外周が完全に外気にさらされないことから、噴流ノズル24の外周における酸化及びフラックスの焼き付きなどの現象を防止できる。
また、噴流ノズル24の外周においてこれらの現象が生じたとしても、複数の凹溝26それぞれに残留した半田8によって噴流ノズル24の外周の濡れ性を維持できる。噴流ノズル24の上端部24aから流れ出た半田8は、凹溝26に残留した半田8に引き寄せられながら流れる。凹溝26は噴流ノズル24の外周を連続して一周するため、噴流ノズル24の外周の360°の全体に半田8が残留することから、噴流ノズル24の外周全体に半田8を偏りなく一様に流すことができる。このため、噴流ノズル24の上端部24aに形成される半田8の流れの形状を安定化することができ、プリント基板9の対象領域に正確に半田付けを行うことができる。
また、噴流ノズル24の上端部24aから所定距離までの範囲(すなわち、半田残留部25の範囲)に複数の凹溝26が形成される。このため、少なくとも半田残留部25の範囲においては、噴流ノズル24の外周の濡れ性を維持することができ、噴流ノズル24の外周全体に半田8を偏りなく一様に流すことができる。これにより、噴流ノズル24の上端部24aに形成される半田8の流れの形状をより安定化することができる。
また、複数の凹溝26は、互いに接続することなくそれぞれ独立していることから、一つの凹溝26に残留した半田8が他の凹溝26に流れだすことがない。このため、凹溝26に半田8を確実に残留させることができる。
また一般に、半田噴流装置の噴流ノズルは、金属ブラシで擦るなどのクリーニングを定期的に行う必要がある。このようなクリーニングを過度に行った場合、噴流ノズルの外周のはんだめっき等が剥がれて、噴流ノズルの外周の濡れ性が悪化する可能性がある。これに対して、本実施の形態の複数の凹溝26が形成される噴流ノズル24においては、仮に過度なクリーニングを行ったとしても凹溝26が半田8を残留する機能は損なわれないため、噴流ノズル24の外周の濡れ性を維持できる。
また、半田付け装置1の電源オフの状態においても、噴流ノズル24の外周に半田8が残留した状態となるため、噴流ノズル24の外周の酸化を防止することができる。また、半田付け装置1を電源オフの状態から始動した直後の半田付け処理においても、噴流ノズル24の外周に残留した半田8によって噴流ノズル24の濡れ性を維持できる。
<6.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態の半田付け装置1では、半田付け処理を行う際に、所定位置に配置されたプリント基板9に対して半田噴流装置2を移動するようにしていたが、逆に、所定位置に配置された半田噴流装置2に対してプリント基板9を移動してもよい。すなわち、半田付け装置は、対象物と半田噴流装置との相対位置を変更する移動機構を備えていればよい。
また、上記実施の形態においては、噴流ノズル24の断面形状は略円形となっていたが、噴流ノズルの断面形状は、楕円形や矩形などの他の形状であってもよい。
また、上記実施の形態の半田噴流装置2は、加圧した気体の供給により噴流ノズル24から半田を噴流していたが、ポンプなどを回転させることで噴流ノズル24から半田を噴流するものであってもよい。
また、間欠噴流式の半田付け装置のみならず、噴流ノズルから常時に半田を噴流する連続噴流式の半田付け装置に、上記実施の形態と同様に凹溝が形成された噴流ノズルを採用してもよい。連続噴流式の半田付け装置の場合であっても、凹溝が形成された噴流ノズルを採用することで、始動した直後の半田付け処理において噴流ノズルの濡れ性を維持できるという効果が得られる。
また、噴流ノズル24の上端部24aから所定距離までの範囲に複数の凹溝26が形成されていたが、噴流ノズル24の上端部から下端部までの全体にわたって複数の凹溝26が形成されてもよい。
1 半田付け装置
2 半田噴流装置
3 半田回収槽
4 半田貯留槽
23 気体導入管
24 噴流ノズル
25 半田残留部
26 凹溝

Claims (5)

  1. 半田を噴流する半田噴流装置であって、
    溶融された前記半田を収容する半田貯留槽と、
    略鉛直方向に延び、前記半田貯留槽から供給された前記半田を上端部から噴流する噴流ノズルと、
    を備え、
    前記噴流ノズルの外周における前記上端部の近傍に、略水平方向に沿って、互いに接続することなく独立した複数の凹溝が等間隔に形成されることを特徴とする半田噴流装置。
  2. 請求項1に記載の半田噴流装置において、
    前記複数の凹溝のそれぞれは、前記噴流ノズルの前記外周を連続して一周することを特徴とする半田噴流装置。
  3. 請求項1または2に記載の半田噴流装置において、
    前記噴流ノズルの前記複数の凹溝が形成される部分は、円筒形であることを特徴とする半田噴流装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の半田噴流装置において、
    前記噴流ノズルは、前記半田を間欠的に噴流することを特徴とする半田噴流装置。
  5. 対象物に対して半田付けを行う半田付け装置であって、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の半田噴流装置と、
    前記対象物と前記半田噴流装置との相対位置を変更する移動機構と、
    を備えることを特徴とする半田付け装置。
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