JP5432263B2 - Cqiだけを報告した後におけるharqプロセスの再開 - Google Patents

Cqiだけを報告した後におけるharqプロセスの再開 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、無線通信システムにおけるデータの通信に関し、特に、ストップ・アンド・ウエイト型ARQプロトコルを使用する無線通信システムにおいて自動再送要求(ARQ)プロセスを一時停止する方法および装置に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)が、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)またはLTE(Long−Term Evolution)システムと呼ばれる第3世代(3G)無線通信システムの標準規格を策定した。LTE仕様の一部は、LTE基地局(進化型NodeBまたはeNodeB)とユーザモバイルデバイス(ユーザ装置またはUE)との間のデータの伝送に関して、マルチプロセス式のストップ・アンド・ウエイト型ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロトコルを使用する媒体アクセス制御(MAC)層を定めている。
マルチプロセス式のHARQを用いるLTEシステムおよび他のシステムでは、送信機から対応する受信機に送信される各データパケットは、アクティブHARQプロセスに関係する。受信エンティティは、プロセスに関係するデータの受信に成功したかまたは不成功だったかを示すフィードバックを提供する。一方、送信エンティティは、受信したフィードバックに基づいて、再送信の実行を試みる。特にLTEシステムでは、基地局は、アップリンクHARQプロセスに関係するデータの受信に成功したか(または受信に失敗したか)の情報を提供する制御シグナリングを送信する。この制御シグナリングは、UEの物理層エンティティで処理され、MAC層に提供される。制御シグナリングが、所与のプロセスに関係するデータの受信失敗を示す場合、MAC層は、再送パケットを物理層に届ける。
LTEシステムでは、アップリンク送信とダウンリンク送信の両方に関して、基地局が、一般に送信リソース(1つまたは複数の時間間隔に関する1つ以上のOFDMリソースブロック)を端末に明示的に割り当て、かつ使用すべき送信フォーマット(変調符号化方式)を決定する。LTEアップリンク送信に関しては、HARQ再送信は、非適応(すなわち、元の送信に使用されたのと同じ送信リソースおよび送信フォーマットを使用)でもよいし、また適応(すなわち、送信リソースおよび送信フォーマットの一方または両方が基地局によって明示的に変更される)でもよい。各再送信の詳細については、基地局から移動端末への物理層シグナリングに基づき制御される。
より詳しくは、LTE移動端末が、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介してアップリンクグラント情報を受信する。グラントメッセージは、HARQプロセスID、送信タイプ(新規(初回)/再送信)、冗長バージョンなどを指定する。HARQプロセスに対応するACK/NACKメッセージは、物理HARQ通知チャネル(PHICH)を通して送信される。しかし、(PDCCHで受信された)所与のプロセスに関する明示的グラントは、ACK/NACKメッセージに優先するので、PDCCHグラントが受信された場合、ACK/NACK状態は無視される。上述したように、PDCCHグラントは送信リソースおよび送信フォーマットを明示的に指定するので、PDCCHグラントが所与のHARQプロセスに関して適応再送信を指定することがある。
所与のプロセスに関してPDCCHメッセージが受信されない場合、HARQフィードバック(ACK/NACK)が考慮される。特に、NACKが受信された場合、同期非適応再送信がそのプロセスに割り当てられた次の送信タイムインターバル(時間間隔)にスケジュールされる。ACKが受信された場合、非適応再送信は計画されない。しかし、そのHARQプロセスに関してバッファに格納されたデータは、そのプロセスに関するPDCCHグラントがやがて受信されるまで引き続き保存される。その結果、それに続くグラントは、(ACKが前に受信されていた場合でさえ)HARQプロセスデータの再送信を要求してもよいし、またHARQプロセスに関する新データの送信のためのリソースを与えてもよい。再送信を要求するグラントは暗黙のNACKとして機能するのに対して、リソースを与えるグラントは暗黙のACKとして機能することを、当業者は理解するであろう。この手順が、ACKを間違ってNACKとして受信してしまうエラー(ACK-to-NACK reception error)およびNACKを間違ってACKとして受信してしまうエラー(NACK-to-ACK reception error)などのいくつかのシグナリングエラーシナリオからの急速な回復を可能にすることを、当業者はさらに理解するであろう。
3GPP TS36.321「第3世代パートナーシッププロジェクト:技術仕様グループ無線アクセスネットワーク:E−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)媒体アクセス制御(MAC)プロトコル仕様(リリース8)(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) Medium Access Control (MAC) protocol specification (Release 8))」 3GPP TS36.213「第3世代パートナーシッププロジェクト:技術仕様グループ無線アクセスネットワーク:E−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access):物理層プロシージャ(リリース8)(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA): Physical Layer Procedures (Release 8))」 3GPP TS36.300「第3世代パートナーシッププロジェクト:技術仕様グループ無線アクセスネットワーク:E−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)およびE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network):全容:ステージ2(リリース8)(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 8))」
LTE基地局は、チャネル品質データなどの物理層情報を送信するように、移動端末に時折要求してもよい。そのような追加の情報要素を送信するための(例えば、時間および周波数の)無線リンクリソースは、例えば物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上に、事前に構成されてもよいし、また動的に割り当てられてもよい。基地局は、端末が所与の送信時間間隔に要求された情報要素だけしか送信しえないかどうか、それとも移動端末が情報要素を現在のストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスのデータなどの他のデータと多重してもよいかどうかも決定してもよい。LTE基地局は、基地局から端末に提供する他の物理層制御情報に関係する専用制御インジケータ(dedicated control indicator)を用いて、この決定を端末に伝達してもよい。便宜上、この制御インジケータを以下の説明ではCQIオンリーインジケータ(CQI-only indicator)と呼ぶが、このインジケータ(または他のフラグもしくは他のインジケータ)が電力ヘッドルーム報告などの物理層の他の情報要素だけの送信を示すために使用されてもよいことを当業者は理解するであろう。
要求された情報要素はデータと多重されてはならないと基地局が端末に示す場合に、プロセスが例えば非適応再送信などによる再送信を待っているデータを有する場合、端末は、そのアクティブプロセスを一時停止しなければならない。さらに、未了のプロセスを次の適切な送信機会に再開するためのメカニズムが必要である。従来の解決手段によれば、要求された情報要素だけを未了のHARQ再送信に対応する送信時間間隔中に送信してもよいという指示を受信すると、移動端末の物理層が、LTEのMAC層に肯定のフィードバック(ACK)を示し、次いでLTEのMAC層はHARQプロセスを一時停止する。上で述べたように、HARQプロセスのバッファは、ACKの受信時でさえ維持され、そのプロセスに関して新しいデータが送信されるべきであることを示すアップリンクグラントの受信時にだけ、一気に消去される。このようにして、上述のやり方で一時停止されたHARQプロセスは、再送信を指示する適応アップリンクグラントで再開されうる、すなわち同じ新データインジケータ(NDI、New-Data Indicator)値で再開されうる。
CQIオンリーインジケータの受信時にHARQプロセスを一時停止するこの特定のメカニズムは、2つのやり方で実施されてもよい。1つのやり方は、ACKをeNodeBからPHICHを通じて送信し、そして物理層からMAC層に転送できよう。もう1つのやり方は、CQIオンリー送信に関するアップリンクグラントの受信時に、ACKメッセージを物理層で局所的に生成できよう。この後の方のアプローチは、制御シグナリングの受信でエラーがあった場合に、MAC層と物理層が相反した動作をするのを回避する。
しかし、ACKを示してHARQプロセスを一時停止することの欠点は明らかに、このアプローチが、アップリンク送信を再開するために、PDCCH上で適応アップリンクグラントの送信を必要とすることである。これは、乏しいレイヤ1/レイヤ2の制御シグナリングリソースを費やし、エラーの確率を増加する。
提案されている別のアプローチは、再送信が未了である場合に、ストップ・アンド・ウエイト型プロセスのデータの多重を基地局が禁止しないように、基地局を構成することである。換言すると、対応するHARQプロセスに関して非適応再送信が未了である場合に、基地局はCQIオンリーインジケータの送信を避ける。このアプローチの1つの欠点は、情報要素の送信遅延が増加することがあることである。
本明細書に開示するのは、同期ハイブリッド自動再送要求(HARQ)の再送信を制御する方法および装置であり、そこでは、第1の送信時間間隔に関してCQIオンリーグラントが受信された場合に、第1の送信時間にスケジュールされた非適応再送信が、後の送信時間間隔に自動的に延期される。このアプローチは、HARQプロセスの完全な停止を避け、ひいてはHARQプロセスを再開するのに適応アップリンクグラントの送信を必要としない。以降に述べるいくつかの実施形態では、これらの技法はMAC層に完全にトランスペアレントであり、それ故に、MACプロトコルの実装を単純にする。
例示の方法は、媒体アクセス制御機能および物理層機能を実装するように構成された制御回路を有する無線通信デバイスで実施されてもよいような方法であり、この例示の方法において、ストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスに対応する前のデータの送信に応えてNACKメッセージが受信されると、その最初のNACKメッセージに応えて、同期HARQ再送信が第1の送信間隔にスケジュールされる。ストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスに関するデータは第1の送信間隔中に送信されてはいけないことを示す制御メッセージが受信されると、その制御メッセージに応えて、同期HARQ再送信は第2の送信間隔に自動的に延期される。第2の送信間隔中に再送信を開始させるための明示的グラントは必要ない。
同期HARQ再送信を第2の送信間隔へ自動的に延期するのは、いくつかのやり方で実行されてもよい。本発明のいくつかの実施形態のそれぞれでは、媒体アクセス制御機能が、ストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスのための再送ブロックを準備し、その再送ブロックを物理層機能に供給する。物理層機能は、制御メッセージが第1の送信間隔中での再送ブロックの送信を禁止していると判定すると、第1の送信間隔中に再送ブロックを送信するのを禁止する。いくつかの実施形態では、媒体アクセス制御機能は、再送ブロックに対応するHARQフィードバックが受信されないことを検出すると、この検出に応えて、トランスポートブロックの同期HARQ再送信を第2の送信間隔にスケジュールする。他の実施形態では、媒体アクセス制御機能は、そのプロセスに関する新しいフィードバックが受信されるまで各プロセスに関するHARQフィードバックを維持するように構成され、ストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスに対応するごく最近の前のHARQフィードバックがNACKメッセージであることを検出すると、この検出に応えて、トランスポートブロックの同期HARQ再送信を第2の送信間隔に自動的にスケジュールする。また他の実施形態では、物理層は、第1の送信間隔に対応する第2のNACKメッセージを媒体アクセス制御機能に送信してそれをトリガし、媒体アクセス制御機能に、第2のNACKメッセージの検出に応えて、トランスポートブロックの同期HARQ再送信を第2の送信間隔にスケジュールさせる。
いくつかの実施形態では、制御メッセージが、第1の送信間隔に対応するリソースグラントメッセージに含まれ、物理層情報要素だけが第1の送信間隔中に送信されてもよいことを示す。これらの実施形態の中には、リソースグラントメッセージが、チャネル品質データだけが第1の送信間隔中に送信されてもよいことを示すものがある。いくつかの実施形態では、ストップ・アンド・ウエイト型プロセスは、無線通信デバイスとLTE進化型NodeBとの間のアップリンクセッションの複数のストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスの中の1つである。
上述の1つ以上の方法に従って同期HARQ再送信を制御するように構成された種々の実施形態の無線通信デバイスについても、本明細書に記述している。いくつかの実施形態は、媒体アクセス制御機能および物理層機能を実施するように構成された制御回路を備え、ここで制御回路は、ストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスに対応する前のデータの送信に対してNACKメッセージを受信し、このNACKメッセージに応えて、同期HARQ再送信を第1の送信間隔にスケジュールするように構成されている。これらの実施形態の制御回路は、ストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスに関するデータが第1の送信間隔中に送信されてはいけないことを示す制御メッセージを受信し、この制御メッセージに応えて、同期HARQ再送信を第2の送信間隔に自動的に延期するようにさらに構成されている。同期HARQ再送信を自動的に延期するのは、上述の技法のどれに従って実行されてもよい。
もちろん、当業者は、本発明が上述の状況、利点または具体例に限定されないことを理解するであろうし、以下の詳細説明を読み、添付の図面を見ると、追加の特徴、状況および利点を認識するであろう。
本発明のいくつかの実施形態による無線通信デバイスのブロック図である。 本発明のいくつかの実施形態による例示の制御回路の機能要素を示す図である。 無線通信デバイスにおいて同期ハイブリッド自動再送要求の再送信を制御する例示のプロセスのフロー図である。 本発明のいくつかの実施形態による、同期HARQ再送信を第1の送信時間間隔から第2の送信時間間隔へ自動的に延期する例示のプロセスを示すフロー図である。 本発明のいくつかの実施形態による、同期HARQ再送信を第1の送信時間間隔から第2の送信時間間隔へ自動的に延期する例示のプロセスを示すフロー図である。 本発明のいくつかの実施形態による、同期HARQ再送信を第1の送信時間間隔から第2の送信時間間隔へ自動的に延期する例示のプロセスを示すフロー図である。
以下の説明の多くは、本発明の種々の実施形態および態様について、LTEシステムとの関連で説明する。もちろん、本明細書に開示の技法および装置が広帯域CDMAシステム、WiMAXシステム、およびウルトラモバイルブロードバンド(UMB)システムを含む(がこれらに限定されない)他の無線システムに適用または適合されてもよいことを、当業者は理解するであろう。本明細書で提供する具体例の多くはLTEアップリンクHARQ処理に基づいているが、本発明の技法はアップリンク(モバイルから基地局への)HARQプロセスの制御での使用に限定されないことも、当業者は認識するであろう。実際のところ、本明細書に記載の技法は、ダウンリンク(基地局からモバイルへの)ARQプロセスおよびピアツーピア無線通信システムにおけるピアデバイス間のARQプロセスに適用されてもよい。
用語「例示の(exemplary)」の使用は、「例証となる(illustrative)」または「例として役立つ(serving as an example)」を意味するように本明細書では使用されており、特定の実施形態が別の実施形態より好ましいとか、特定の特徴が本発明に必須であるとかを暗示する意図はない。同様に、「第1の(first)」および「第2の(second)」とういう用語ならびに類似の用語は、項目または特徴のある特定の例を別の例と単に区別するために使用され、文脈が明らかにそうでないと示さない限り、特定の順序または特定の配列を示さない。
図1は、本発明のいくつかの実施形態による例示の無線通信デバイス100のブロック図である。無線デバイスは、無線回路110と、それに結合されたアンテナ115および制御回路120と、この制御回路120に結合された入力/出力(I/O)デバイス160とを有する。制御回路120は、中央演算処理装置130、メモリ140および他の制御回路構成要素150を備える。制御回路120は、CPU130を使用して、メモリ140に格納されたプログラムコード145を実行し、それによって無線通信デバイス100の動作を制御する。無線通信デバイス100は、キーパッド、マイクロホン、1つ以上のディスプレイ、1つ以上のスピーカなどを含んでもよいI/Oデバイス160によって、ユーザから入力された信号を受け取り、画像および音を出力する。無線回路110は、無線信号を送受信するように構成され、受信信号を制御回路120に届け、制御回路120が生成した信号を送信のためにアンテナ115に出力する。制御回路120および無線回路110は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)が公表しているLTE仕様に準拠するなど、1つ以上の無線通信規格に準拠して動作するように構成されてもよい。
もちろん、図1のブロック図は単純化されており、本発明を完全に理解するのに必要のない特徴および要素がかなり省略されている。当業者は理解するであろうが、制御回路120は、1つまたはいくつかのマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサなどを備えてもよく、これらのそれぞれは、適切なソフトウェアおよび/またはファームウェアを用いて構成されてもよい。また当業者は理解するであろうが、制御回路120は、種々の信号処理タスクを実行するように構成された種々のデジタルハードウェアブロックをさらに備えてもよい。制御回路120は、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、市販のデジタルおよびアナログのハードウェアコンポーネント、あるいはASICと市販のハードウェアの組み合わせで実装されてもよい。メモリ140は、フラッシュ、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ等を含むがこれらに限定されないいくつかの異なるタイプを含んでもよく、1つ以上のASIC上に全部または一部が搭載されて、あるいはCPU130および他の制御回路構成要素150から分離したメモリデバイスを用いて、あるいはこれらのアプローチの組み合わせで実施されてもよい。
通信プロトコルの構造の視点から見ると、無線回路110は、レイヤ1(物理層または「PHY」層)の一部を具現するのに対して、制御回路120はレイヤ1の残りに加えてレイヤ2(データリンク層)およびレイヤ3(ネットワーク層)の機能を具現する。これは図2に見ることができ、この図は例示の制御回路120の機能要素を示す。このように、制御回路120は、アプリケーション層210、ネットワーク層220および無線リンク制御(RLC)エンティティ230を具現し、これらのそれぞれは、1つ以上の従来の通信規格に準拠して動作するように構成されてもよい。制御回路120は、媒体アクセス制御(MAC)機能240をさらに具現し、この媒体アクセス制御(MAC)機能240は、物理層制御機能260に結合されている。制御回路120の図示の機能要素のそれぞれは、プログラムコード145を実行するCPU130(または他の1つ以上のプロセッサ)を用いて、または適切に構成された1つ以上のハードウェアブロックを用いて、またはこれらの組み合わせで実装されてもよいことを、当業者は理解するであろう。
RLCエンティティ230およびMAC機能240は、開放型システム間相互接続(OSI)モデルのレイヤ2に相当すると見るのが一般的であることを、当業者はさらに理解するであろう。RLCエンティティ230は、伝送品質要件しだいで、送信されるデータまたは制御命令について、分割、再組み立て、連結、パディング、再送信、シーケンスチェック、および重複検出を提供する。機能の中でもとりわけ、MAC機能240は、スケジューラ250が管理する無線リソース割り当て命令および送信フォーマット情報に従って、RLCエンティティ240の様々な論理チャネルから受信したパケットを共通、共用または個別のトランスポートチャネルに多重化し、かつ物理層260から受信したトランスポートブロックを適切なRLC論理チャネルに逆多重化(分離)する。
もちろん、RLCエンティティ230、MAC機能240およびPHY層制御機能260の詳細な動作は、所与の無線通信デバイスがサポートする1つ以上の規格に応じて変わるであろう。PHY層およびMAC層の動作に関する3GPPのLTE要件の詳細については、それぞれ3GPP文献の非特許文献1および2に載っている。LTE無線アクセスネットワーク全体の説明については、非特許文献3に載っている。
上述のように、LTE基地局は、各アップリンクデータ伝送に応えて、対応するHARQプロセスに関係するデータの受信の成功または不成功を示すフィードバックを移動端末に送信する。図2に見られるように、移動端末は、HARQエンティティ245を用いて複数のHARQプロセス247を管理する。eNodeBは、プロセスに関する受信データを正しく復号できない場合、物理層制御シグナリングを用いて否定応答(NACK)を送信する。移動端末の物理層エンティティ260がこのNACKをMAC層240に転送すると直ぐに、MAC層240は、HARQプロセス247に関する同期非適応再送信を準備し、送信のために対応するデータを物理層260に転送する。
しかしそうしているうちに、基地局は、端末にチャネル品質情報報告などの情報要素を要求することを決定しているかもしれない。送信リソースが限られているために、基地局は、場合によっては未了のHARQ非適応再送信の一時停止を決定してもよい。基地局は、端末がチャネル品質情報報告を未了の再送データと多重するのを禁止するいわゆるCQIオンリー報告を要求することでこれを行う。上で説明したように、このインジケータは、物理層制御シグナリングを用いても送信され、移動端末の物理層エンティティ260によって受信処理される。
本発明の種々の実施形態において、受信したフィードバック(ACK/NACK)は、情報要素を要求したかどうかにかかわらず、かつ要求した情報要素とHARQプロセスデータとの多重化が行われているかどうかにかかわらず、物理層260からMAC層240に渡される。その結果として、そのプロセスに対応するNACKを受信する場合(かつPDCCHグラントメッセージによって適応再送信が伝達されない場合)、MAC層240は、特定のHARQプロセス247に関する同期非適応再送信を準備する。次いで、MAC層240が準備した再送ブロックは、「通常の」場合どおり、送信のためにPHY制御層260に届けられる。しかし、これらの実施形態では、多重化制限によって送信が禁止されるとき、PHY制御層260は再送ブロックを廃棄する。このアプローチは、多重化制限をMAC層240から見えなくする。一時停止されたHARQプロセスの再開を伝達するグラントメッセージが必要になるのを回避するために、制御回路120は、同期非適応再送信を後の間隔へ自動的に延期するように構成される。このように、HARQ再送信は、非適応再送信とCQIオンリーメッセージの受信とがかち合うのに対応して単に延期され、完全には一時停止されない。
延期された再送信試行は、いくつかの異なるやり方で開始されてもよい。いくつかの実施形態では、MAC層240は、所与の再送信試行に関してHARQフィードバックが受信されなかったこと(PHY層260が再送ブロックを廃棄したから)を検出し、対応するHARQプロセス247に関する非適応再送信を次の送信時間間隔に自動的に再スケジュールする。他の実施形態では、物理層エンティティ260は、以前の送信に応えて受信したNACKメッセージ(すなわち、最初の再送信試行をトリガしたNACKメッセージ)を格納し、対応するプロセスに関する次の送信機会に合わせてそれをMAC層240に届けるように変更される。これらの実施形態では、MAC層240が、応答の中にNACKを検出するだけなので、前の再送ブロックが物理層260から実際には送信されなかったことに気づかないままである。あるいは、MAC層240が、各HARQプロセス247に関してごく最近受信したACK/NACKを維持し、最後の受信フィードバックがNACKだった場合、HARQエンティティ245が各ラウンドトリップ時間に1回、未了のプロセスの再送信を準備する。これらのアプローチのそれぞれを使用することによって、MAC層240に対する影響は最小にされるか、または完全に取り除かれさえする。
図3は、無線通信デバイスにおいて同期HARQ再送信を制御する方法を一般的に示すプロセスフロー図である。図の方法は、上に詳述した技法を一般的にしたものであり、上述の制御回路120、MAC機能240、および物理層制御機能260などの、MAC機能および物理層機能を実施するように構成された制御回路を使用して実施されてもよい。しかし、図6に示されるプロセスは、LTE以外の無線ネットワークで動作するように構成されたデバイスで実施されてもよいし、また移動端末での適用に限定されないことを、当業者は理解するであろう。
いずれにしても、図3に示される方法は、ブロック310に示されるように、所与のストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスに対応するトランスポートブロックの送信で始まり、それに応えたNACKメッセージを受信する。普通の場合は、NACKメッセージはリモートノードから受信され、リモートノードがトランスポートブロックを首尾よく復号することができなかったことを示す。しかし、無線デバイスによっては、送信が測定タスクなどのより優先順位の高い無線タスクと衝突する場合のような状況の下では、NACKメッセージを局所的に生成するように構成されてもよいことを当業者は理解するであろう。しかしどちらにしても、MAC層はNACKを「受信」し、トランスポートブロックが無線で実際に送信されたか否かに通常気付かないままであろう。
いずれにせよ、図3に示されるプロセスは、ブロック330に示されるように、NACKに応えて、未了のHARQプロセスに対応する第1の送信時間間隔に同期再送信のスケジューリングを続ける。従って、MAC層は、再送ブロックを準備し、それを送信のためにPHY層に渡す。
ブロック340では、PHY層は、CQIオンリー制御メッセージ(またはHARQプロセスに関するデータが第1の送信時間間隔中に送信されてはいけないことを示す他の制御メッセージ)を受信しているか否かを判定する。そのようなメッセージを受信していない場合、ブロック360に示されるように、第1の送信時間間隔中に非適応再送信を完了する。しかし、そのようなメッセージを受信している場合、同期再送信は、第2の送信時間間隔、例えばそのHARQプロセスに対応する次に利用可能な送信時間間隔に、自動的に延期される。
図4A、4Bおよび4Cは、再送信が初めに計画された第1の送信間隔中に送信されてはいけないことを示す制御メッセージに応えて、同期HARQ再送信を第2の送信間隔に自動的に延期する3つの技法の詳細をさらに示す。この場合もやはり、これらの技法のいずれも、上述の無線通信デバイスのどれで実施されてもよい。
図示のプロセスフローのそれぞれは、ブロック410に示されるように、所与のストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスに関する以前の送信試行に対応するNACKメッセージに応えた、MAC層での再送ブロックの準備から始まる。再送ブロックは、第1の送信時間間隔すなわちHARQプロセスに対応する次の送信時間間隔での送信のために、物理層に転送される。次に、図4A、4Bおよび4Cのフロー図のそれぞれのブロック420に示されるように、物理層は、第1の送信間隔中の再送ブロックの送信が禁止されていると判定する、例えばCQIオンリーメッセージ、または情報要素を要求し、かつ要求した情報要素とプロセスデータとの多重化を禁止する他の制御メッセージを検出することなどによって、禁止されていると判定する。このメッセージに応えて、物理層は、例えばブロックを単に廃棄することによって、第1の送信間隔中の再送ブロックの送信を控える。
前に述べたように、本発明のいくつかの実施形態におけるMAC層は、再送信試行に対応するHARQフィードバックがないことを検出し、この検出に応えて、再送信を次の適切な時間間隔に自動的に再スケジュールするように構成されてもよい。このアプローチは、図4Aのブロック430に示されている。いくつかの代替実施形態では、MAC層は、代わりに各HARQプロセスに関するごく最近のHARQフィードバックを維持し、この情報を再送信試行がもう1回必要かどうかの判定に使用するように構成される。このアプローチは、図4Bのブロック440に示されている。このように、未了のHARQプロセスに対応する第2の送信時間間隔を準備するとき、MAC層は、ストップ・アンド・ウエイト型HARQプロセスに対応するごく最近の前のHARQフィードバックがNACKメッセージであると判定し、トランスポートブロックのHARQ再送信をもう1回、第2の送信間隔に自動的に再スケジュールする。上に示唆しているように、MAC層は、格納されたNACKメッセージが、第1の送信間隔におけるより早い再送信試行(ブロック410)に応えてもたらされたのではなく、最初の送信試行(すなわち、図3のブロック310)に応えてもたらされたものであることに気付く必要はない。
また別のアプローチが、図4Cのブロック450および460に示されている。この変形形態では、物理層は、第1の送信間隔における再送信試行が禁止されているとの判定に応えて、再送信試行に対応するNACKメッセージを生成し(または最初の送信に応えて受信し格納したNACKメッセージを読み出し)、それをMAC層に渡す。MAC層は、ブロック460に示されるように、このNACKメッセージを受け取り、それを使用して第2の送信間隔の準備をする。このようにしてMAC層は、未了のHARQプロセスに関する別の再送信試行を第2の送信間隔に自動的にスケジュールする。
上に述べたように、第1の送信間隔中にHARQプロセスデータの送信を禁止する制御メッセージは、いわゆるCQIオンリーメッセージ、またはHARQプロセスデータが物理層から要求される情報要素と多重化されてはいけないことを示す他のメッセージでもよい。いくつかの実施形態では、この制御メッセージは、第1の送信間隔に対応し、チャネル品質データなどの物理層情報要素だけがその間隔中に送信されてもよいことを示すリソースグラントメッセージ(例えば、LTEのPDCCHを通じて送信される)に含まれてもよい。
上述の方法は、1つまたは複数のストップ・アンド・ウエイト型プロセスを採用する種々のシステムに適応されてもよく、移動端末とLTE進化型NodeBとの間のアップリンクセッションなどの一方向だけにまたは双方向に使用されてもよいことを、当業者は理解するであろう。実際のところ、当業者は、本発明が本発明の必須の特徴から逸脱することなく、本明細書に具体的に記載された以外の種々のやり方で実行されうることを認識するであろう。それ故に、本記載の実施形態はすべての面において例示であり制限でないと見なされるべきであり、添付の特許請求項は、その趣旨および同等の範囲内に来るすべての変更をその中に包含することを意図している。

Claims (14)

  1. メディアアクセス制御機能と物理層機能とを実装した制御回路を備えた無線通信デバイスにおいて同期型ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を制御する方法であって、
    ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスに対応した事前のデータ送信に応答した第1のNACKメッセージを受信するステップと、
    前記第1のNACKメッセージに応じて、第1の送信インターバルに同期型のHARQ再送信をスケジュールするステップと
    を有し、
    前記方法は、さらに、
    前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスについてのデータが、前記第1の送信インターバルの間に送信されてはいけないことを示す物理層制御メッセージを受信する受信ステップと、
    前記物理層制御メッセージに応じて、前記同期型のHARQ再送信を自動的に第2の送信インターバルに延期する延期ステップと
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記延期ステップは、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスについての再送ブロックを準備し、前記再送ブロックを前記物理層機能に供給するステップと、
    前記物理層機能を使用して、前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を前記物理層制御メッセージが禁止していることを判定し、前記判定に応じて前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を抑制するステップと、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記再送ブロックに対応したHARQフィードバックを受信しなかったことを検出し、前記検出に応じて、トランスポートブロックの前記同期型のHARQ再送信を前記第2の送信インターバルにスケジュールするステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記延期ステップは、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスについての再送ブロックを準備し、前記再送ブロックを前記物理層機能に供給するステップと、
    前記物理層機能を使用して、前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を前記物理層制御メッセージが禁止していることを判定し、前記判定に応じて前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を抑制するステップと、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスに対応した最も直近のHARQフィードバックがNACKメッセージであることを検出し、前記検出に応じて、トランスポートブロックの前記同期型のHARQ再送信を前記第2の送信インターバルにスケジュールするステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記延期ステップは、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスについての再送ブロックを準備し、前記再送ブロックを前記物理層機能に供給するステップと、
    前記物理層機能を使用して、前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を前記物理層制御メッセージが禁止していることを判定し、前記判定に応じて前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を抑制し、前記第1の送信インターバルに対応した第2のNACKメッセージを、前記物理層機能から前記メディアアクセス制御機能に送信するステップと、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記第2のNACKメッセージを検出し、前記第2のNACKメッセージを検出したことに応じて、トランスポートブロックの前記同期型のHARQ再送信を前記第2の送信インターバルにスケジュールするステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記物理層制御メッセージは、前記第1の送信インターバルに対応したリソースグラントメッセージに含まれており、当該リソースグラントメッセージは、前記第1の送信インターバルにおいて理層の情報要素だけが送信されてもよいことを示していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記リソースグラントメッセージは、前記第1の送信インターバルにおいてャネル品質データだけが送信されてもよいことを示していることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスは、前記無線通信デバイスとLTE進化型ノードBとの間におけるアップリンクセッションについての複数のストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスのうちの一つであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
  8. メディアアクセス制御機能と物理層機能とを実装した制御回路を備えた無線通信デバイスであって、
    前記制御回路は、
    ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスに対応した事前のデータ送信に応答した第1のNACKメッセージを受信し、
    前記第1のNACKメッセージに応じて、第1の送信インターバルに同期型のHARQ再送信をスケジュールするように構成されており、
    前記制御回路は、さらに、
    前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスについてのデータが、前記第1の送信インターバルの間に送信されてはいけないことを示す物理層制御メッセージを受信し、
    前記物理層制御メッセージに応じて、前記同期型のHARQ再送信を自動的に第2の送信インターバルに延期するように構成されていることを特徴とする無線通信デバイス。
  9. 前記制御回路は、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスについての再送ブロックを準備し、前記再送ブロックを前記物理層機能に供給し
    前記物理層機能を使用して、前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を前記物理層制御メッセージが禁止していることを判定し、前記判定に応じて前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を抑制し
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記再送ブロックに対応したHARQフィードバックを受信しなかったことを検出し、前記検出に応じて、トランスポートブロックの前記同期型のHARQ再送信を前記第2の送信インターバルにスケジュールする
    ことで、前記同期型のHARQ再送信を自動的に前記第2の送信インターバルに延期することを特徴とする請求項8に記載の無線通信デバイス。
  10. 前記制御回路は、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスについての再送ブロックを準備し、前記再送ブロックを前記物理層機能に供給し、
    前記物理層機能を使用して、前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を前記物理層制御メッセージが禁止していることを判定し、前記判定に応じて前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を抑制し、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスに対応した最も直近のHARQフィードバックがNACKメッセージであることを検出し、前記検出に応じて、トランスポートブロックの前記同期型のHARQ再送信を前記第2の送信インターバルにスケジュールする
    ことで、前記同期型のHARQ再送信を自動的に前記第2の送信インターバルに延期することを特徴とする請求項8に記載の無線通信デバイス。
  11. 前記制御回路は、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記ストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスについての再送ブロックを準備し、前記再送ブロックを前記物理層機能に供給し、
    前記物理層機能を使用して、前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を前記物理層制御メッセージが禁止していることを判定し、前記判定に応じて前記第1の送信インターバルにおける前記再送ブロックの送信を抑制し、前記第1の送信インターバルに対応した第2のNACKメッセージを、前記物理層機能から前記メディアアクセス制御機能に送信し、
    前記メディアアクセス制御機能を使用して、前記第2のNACKメッセージを検出し、前記第2のNACKメッセージを検出したことに応じて、トランスポートブロックの前記同期型のHARQ再送信を前記第2の送信インターバルにスケジュールする
    ことで、前記同期型のHARQ再送信を自動的に前記第2の送信インターバルに延期することを特徴とする請求項8に記載の無線通信デバイス。
  12. 前記物理層制御メッセージは、前記第1の送信インターバルに対応したリソースグラントメッセージに含まれており、当該リソースグラントメッセージは前記物理層の情報要素だけが前記第1の送信インターバルにおいて送信されてもよいことを示していることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか1項に記載の無線通信デバイス。
  13. 前記リソースグラントメッセージは、チャネル品質データだけが前記第1の送信インターバルにおいて送信されてもよいことを示していることを特徴とする請求項12に記載の無線通信デバイス。
  14. 前記制御回路は、前記無線通信デバイスとLTE進化型ノードBとの間におけるアップリンクセッションについての複数のストップ・アンド・ウエイト式のHARQプロセスを維持するように構成されていることを特徴とする請求項8ないし13のいずれか1項に記載の無線通信デバイス。
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