JP5431983B2 - 基地局、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信を行う基地局、移動局、通信システムおよび通信方法に関する。
従来、パケット型の無線通信システムでは、データ通信用のパケットチャネルは、任意の数のユーザに対して、各ユーザのデータ伝送速度やチャネル(伝搬路)品質の状況に応じてスケジューリングによって割り当てられる。たとえば、ベストエフォート型のスケジューリングでは、各ユーザのスループット要求を満足させようとする一方で、システム全体のスループットを最大化するようにパケットチャネルの割り当てを行う。したがって、スケジューリングによって割り当てられたパケットチャネルが、一定間隔で周期的に送信されるユーザごとの個別チャネルの送信タイミングと衝突することが起こり得る。
図15は、パケットチャネルと個別チャネルの衝突の様子を示す図である。図15において、横軸は時間(Time)を示している。個別チャネル1510は、移動局と基地局との間で送受信されるチャネル(たとえば制御チャネル)である。パケットチャネル1520は、移動局と基地局との間で送受信されるパケットチャネルである。送信タイミングt1〜t4は、個別チャネル1510の送信タイミングを示している。
ここでは、タイミングt1〜t3においては個別チャネル1510とパケットチャネル1520の送信タイミングが重ならず、個別チャネル1510が送信されている。また、タイミングt4においては個別チャネル1510とパケットチャネル1520の送信タイミングが重なっている。この場合は、たとえば、パケットチャネル1520の割り当てが優先され、個別チャネル1510は次の周期まで割り当てされない。
また、スケジューリングによって割り当てられた個別チャネル1510と対向方向のパケットチャネルは、受信結果を応答する応答信号(ACK/NACK)が発生するため、この応答信号が個別チャネルの送信タイミングと衝突することも起こり得る。
図16は、パケットチャネルの応答信号と個別チャネルの衝突の様子を示す図である。図16において、図15に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。パケットチャネル1610は、個別チャネル1510の対向方向に送信される。応答信号1620は、パケットチャネル1610に対する応答信号である。したがって、応答信号1620は個別チャネル1510と同じ方向に送信される。
ここでは、タイミングt1〜t3においては個別チャネル1510と応答信号1620の送信タイミングが重ならず、個別チャネル1510が送信されている。また、タイミングt4においては個別チャネル1510と応答信号1620の送信タイミングが重なっている。この場合は、たとえば、パケットチャネル1610および応答信号1620の割り当てが優先されることによって個別チャネル1510は次の周期まで割り当てされない。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化が進められているLTE(Long Term Evolution)では、上りリンクのパケットチャネルであるPUSCH(Physical Uplink Shared CHannel)と上りリンクの個別チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control CHannel)が規定されている。PUCCHは、たとえばPUCCH format2である。
LTEでは、PUSCHとPUCCHの送信タイミングが衝突する問題に対して、PUCCHで送信されるCQI(Channel Quality Indicator)などの情報をPUSCHのデータ領域にマッピングして多重する方法が検討されている(たとえば、下記非特許文献1参照。)。PUSCHとPUCCHを同時に送信することを避ける理由は、移動局が送信する信号のPAPR(Peak−to−Average Power Ratio)を増大させないためである。
また、LTEでは、下りリンクのパケットチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)の受信結果に対する応答信号もPUCCHで行う。この応答信号がCQIなどの周期的な制御データの送信タイミングと衝突する場合には、応答信号の送信を優先し、CQIの送信をスキップする方法と、PUCCHのフォーマットを変更して、CQIと応答信号の両方をPUCCHに多重して伝送する方法がある(たとえば、下記非特許文献2参照。)。
LTEの例では、PUCCHの情報をPUSCHにマッピングして多重する方法で、PUCCHの情報が伝送されない問題を回避していた。ただし、PUCCHはCQIや応答信号などの情報伝送の他にも、周期的に伝送される性質を利用した活用方法が考えられる。たとえば、CQIの伝送に用いられるPUCCH format2では復調用の参照信号(リファレンスシグナル)が挿入されている。参照信号が定期的に送信されるという特徴を活かして、たとえば上りリンクの伝搬状態の測定にPUCCHが利用される。
しかしながら、上述した従来技術では、伝搬状態を精度よく測定することができない場合がある。たとえば、PUSCHとPUCCHの送信タイミングが重なった場合にPUCCHの送信をスキップすると、参照信号の送信頻度が低下し、伝搬状態を精度よく測定することができない。また、PUSCHとPUCCHの送信タイミングが重なった場合にPUSCHとPUCCHを多重化すると、参照信号の送信頻度が低下し、伝搬状態を精度よく測定することができない。
また、PUSCHとPUCCHの送信タイミングが重なった場合に、PUCCHの送信をPUSCHよりも優先する方法が考えられる。しかしながら、この場合にはPUCCHを送信するタイミングではPUSCHを伝送することができなくなるため、PUSCHの最大スループットが低下する。たとえば、LTEにおいては、CQIなどの情報を伝送するために、10[ms]程度の比較的短い周期でPUCCH format2を送信することを想定している。この場合は、10回に1回の割合でPUSCHが送信されなくなるため、PUSCHの最大スループットが10%低下することになる。
また、CQIの伝送に用いられるPUCCHと同じタイミングで、PDSCHの受信結果に対する応答信号が発生した場合も同じ問題が起きる。具体的には、PDSCHに対する応答信号とPUCCHの送信タイミングが重なった場合にPUCCHの送信をスキップすると、参照信号の送信頻度が低下し、伝搬状態を精度よく測定することができない。また、PDSCHに対する応答信号とPUCCHの送信タイミングが重なった場合にPDSCHに対する応答信号とPUCCHを多重化すると、参照信号の送信頻度が低下し、伝搬状態を精度よく測定することができない。
また、PDSCHに対する応答信号とPUCCHの送信タイミングが重なった場合に、PUCCHの送信をPDSCHに対する応答信号よりも優先する方法が考えられる。しかしながら、この場合にはPUCCHを送信するタイミングではPDSCHを伝送することができなくなるため、PDSCHの最大スループットが低下する。
開示の基地局、移動局、通信システムおよび通信方法は、上述した問題点を解消するものであり、伝搬状態を精度よく測定することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、参照信号を含む移動局ごとの個別チャネルが周期的に送信される通信システムの通信方法において、前記個別チャネルと送信タイミングが重なった所定情報を前記個別チャネルより優先的に送信させるスケジューリングを行い、前記スケジューリングにおいて前記個別チャネルと前記所定情報の送信タイミングが連続して重なった回数をカウントし、カウントされた回数が閾値を超えた場合に、前記個別チャネルを前記所定情報より優先的に送信させる。
開示の基地局、移動局、通信システムおよび通信方法によれば、伝搬状態を精度よく測定することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる基地局を示すブロック図である。 図1に示したスケジューラの動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる移動局を示すブロック図である。 図3に示した移動局の動作の一例を示すフローチャートである。 PUCCHの送信フレームの一例を示す図である。 参照信号と応答信号の多重化の一例を示す図である。 PUSCHとPUCCHの送信例を示す図である。 PDSCHの応答信号とPUCCHの送信例を示す図である。 周波数偏差の補償を示す図である。 PUCCHの受信回数と周波数偏差の推定精度の関係を示すグラフである。 実施の形態2にかかる基地局を示すブロック図である。 図11に示したスケジューラの動作の一例を示すフローチャートである。 PUSCHのスループット特性の改善例を示すグラフである。 実施の形態3にかかる基地局を示すブロック図である。 パケットチャネルと個別チャネルの衝突の様子を示す図である。 パケットチャネルの応答信号と個別チャネルの衝突の様子を示す図である。
以下に添付図面を参照して、開示の基地局、移動局、通信システムおよび通信方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。開示の基地局、移動局、通信システムおよび通信方法は、参照信号を含む個別チャネルとタイミングが重なった所定情報を優先的に送信し、一定回数連続でタイミングが重なった場合は個別チャネルを優先的に送信する。これにより、参照信号の送信周期を確保し、伝搬状態を精度よく測定する。
(実施の形態1)
(実施の形態1にかかる基地局)
図1は、実施の形態1にかかる基地局を示すブロック図である。実施の形態1にかかる基地局100は、自局のセル内の移動局(たとえば図3参照)との間で無線通信を行う。また、基地局100は、たとえば有線のネットワークに接続されており、移動局とネットワークとの間の通信を中継する。基地局100が適用される通信システムにおいては、参照信号を含む個別チャネルが周期的に送信される。参照信号は、受信側において、たとえば周波数偏差の推定などの伝搬状態の測定に用いられる。
個別チャネルは、基地局100との間で通信を行う移動局ごとに割り当てられたチャネルである。個別チャネルには、移動局から基地局100へ送信される上りリンク(UL:Up Link)の個別チャネルや、基地局100から移動局へ送信される下りリンク(DL:Down Link)の個別チャネルがある。
ここでは主に、上りリンクの個別チャネルの送信タイミングが、上りリンクの所定情報の送信タイミングと重なる場合について説明する。上りリンクの所定情報には、上りリンクのパケットチャネル(たとえばPUSCH)や、下りリンクのパケットチャネル(たとえばPDSCH)に対する応答信号などがある。上りリンクの個別チャネルは、たとえばPUCCHなどの制御チャネルである。PUCCHには、たとえばLTEで規定されたPUCCH format2を用いることができる。
基地局100は、アンテナ101と、受信処理部102と、フーリエ変換部103と、周波数偏差推定部104と、UL制御信号受信処理部105と、周波数偏差補償部106と、ULデータ信号受信処理部107と、MACレイヤ信号処理部108と、DLデータ信号生成部109と、スケジューラ110と、PUCCH未送信カウンタ111と、制御信号生成部112と、逆フーリエ変換部113と、送信処理部114と、を備えている。
アンテナ101は、移動局から無線送信された信号を受信する。アンテナ101は、受信したUL受信信号を受信処理部102へ出力する。また、アンテナ101は、送信処理部114から出力されたDL送信信号を移動局へ無線送信する。
受信処理部102は、アンテナ101から出力されたUL受信信号を増幅する低雑音アンプ(LNA:Low Noise Amplifier)と、増幅したUL受信信号をデジタル信号に変換する変換器(A/D:Analog/Digital)と、を備える。受信処理部102は、デジタル信号に変換したUL受信信号をフーリエ変換部103へ出力する。
フーリエ変換部103(FFT:Fast Fourier Transform)は、受信処理部102から出力されたUL受信信号をフーリエ変換により多重分離する。フーリエ変換部103は、多重分離によって得られたPUCCHを周波数偏差推定部104へ出力する。また、フーリエ変換部103は、多重分離によって得られたPUSCHを周波数偏差補償部106へ出力する。
周波数偏差推定部104は、フーリエ変換部103から出力されたPUCCHに基づいて周波数偏差を推定する。周波数偏差推定部104は、推定した周波数偏差を周波数偏差補償部106へ出力する。また、周波数偏差推定部104は、フーリエ変換部103から出力されたPUCCHをUL制御信号受信処理部105へ出力する。
UL制御信号受信処理部105は、周波数偏差推定部104から出力されたPUCCHの受信処理を行う。UL制御信号受信処理部105は、受信処理により得られたUL制御信号をULデータ信号受信処理部107およびスケジューラ110へ出力する。
周波数偏差補償部106は、周波数偏差推定部104から出力された周波数偏差に基づいて、フーリエ変換部103から出力されたPUSCHの周波数偏差を補償する。周波数偏差補償部106は、周波数偏差を補償したPUSCHをULデータ信号受信処理部107へ出力する。
ULデータ信号受信処理部107は、周波数偏差補償部106から出力されたPUSCHの受信処理を行う。具体的には、ULデータ信号受信処理部107は、UL制御信号受信処理部105から出力されるUL制御信号に基づいてPUSCHを復号する。ULデータ信号受信処理部107は、復号によって得られたUL復号結果をMACレイヤ信号処理部108へ出力する。
MACレイヤ信号処理部108は、ULデータ信号受信処理部107から出力されたUL復号結果のMACレイヤ処理を行い、処理結果を上位レイヤへ出力する。また、MACレイヤ信号処理部108は、上位レイヤから出力されたDL送信データのMACレイヤ処理を行う。MACレイヤ信号処理部108は、MACレイヤ処理を行ったDL送信データをDLデータ信号生成部109へ出力する。
DLデータ信号生成部109は、MACレイヤ信号処理部108から出力されたDL送信データを含むPDSCHを生成する。DLデータ信号生成部109は、生成したPDSCHを逆フーリエ変換部113へ出力する。
スケジューラ110は、基地局100から移動局への下りリンクの通信と、移動局から基地局100への上りリンクの通信と、のスケジューリングを行い、スケジューリング結果を制御信号生成部112へ出力する。たとえば、スケジューラ110は、UL制御信号受信処理部105から出力されたUL制御信号に基づいて上りリンクの通信のスケジューリングを行う。UL制御信号には、たとえば、移動局からの上りリンクの割り当て要求が含まれている。スケジューラ110がスケジューリングを行う上りリンクの通信には、たとえばPUSCHやPUCCHが含まれる。スケジューラ110がスケジューリングを行う下りリンクの通信には、たとえばPDSCHやPDCCHが含まれる。
また、スケジューラ110は、PUCCH未送信カウンタ111が閾値を超えていない期間において、PUCCHとPUSCHとの送信タイミングが重なった場合に、PUSCHをPUCCHより優先的に送信させるスケジューリングを行う。たとえば、スケジューラ110は、PUCCHとPUSCHとの送信タイミングが重なった場合に、PUCCHをスキップさせることでPUSCHを優先的に送信させる。または、スケジューラ110は、PUCCHとPUSCHとの送信タイミングが重なった場合に、PUCCHをPUSCHと多重化(たとえば時間多重)することでPUSCHを優先的に送信させてもよい。
また、スケジューラ110は、PUCCH未送信カウンタ111が閾値を超えていない期間において、PUCCHと、PDSCHに対する応答信号と、の送信タイミングが重なった場合に、応答信号をPUCCHより優先的に送信させるスケジューリングを行う。たとえば、スケジューラ110は、PUCCHと応答信号との送信タイミングが重なった場合に、PUCCHをスキップさせることで応答信号を優先的に送信させる。または、スケジューラ110は、PUCCHとPUSCHとの送信タイミングが重なった場合に、PUCCHを応答信号と多重化することで応答信号を優先的に送信させてもよい。
また、スケジューラ110は、PUCCH未送信カウンタ111が閾値を超えた場合に、PUCCHをPUSCHより優先的に送信させるようにスケジューリングを行う。たとえば、スケジューラ110は、PUCCHとPUSCHとの送信タイミングが重なった場合に、PUSCHの割り当てをスキップさせる。PUCCH format2は、PUSCHの割り当てがない場合に移動局によって自動的に送信される。このため、PUSCHの割り当てをスキップさせることでPUCCHを送信させることができる。
また、PUCCHの仕様によっては、スケジューラ110は、PUCCHとPUSCHとの送信タイミングが重なった場合に、PUCCHをPUSCHより優先して割り当てるようにしてもよい。これにより、PUCCHを優先的に送信させることができる。
また、スケジューラ110は、PUCCH未送信カウンタ111が閾値を超えた場合に、PDSCHに対する応答信号より優先的にPUCCHを送信させるようにスケジューリングを行う。たとえば、スケジューラ110は、PUCCHと応答信号との送信タイミングが重なった場合に、応答信号の割り当てをスキップさせる。PUCCH format2は、応答信号の割り当てがない場合に移動局によって自動的に送信される。このため、応答信号の割り当てをスキップさせることでPUCCHを送信させることができる。
また、PUCCHの仕様によっては、スケジューラ110は、PUCCHと応答信号との送信タイミングが重なった場合に、PUCCHを応答信号より優先して割り当てるようにしてもよい。これにより、PUCCHを優先的に送信させることができる。
PUCCH未送信カウンタ111は、スケジューラ110のスケジューリングにおいて、PUCCHとPUSCHとの送信タイミングが連続して重なり、PDSCHの応答信号やPUSCHなどの所定情報が優先的に送信された回数をカウントする。PUCCH未送信カウンタ111は、スケジューラ110の一部であってもよい。
制御信号生成部112は、スケジューラ110から出力されたスケジューリング結果に含まれる下りリンクの制御信号と上りリンクの送信指示信号を含むPDCCHを生成し、生成したPDCCHを逆フーリエ変換部113へ出力する。
逆フーリエ変換部113は、DLデータ信号生成部109から出力されたPDSCHと、制御信号生成部112から出力されたPDCCHと、を逆フーリエ変換により多重化する。逆フーリエ変換部113は、多重化により得られたDL送信信号を送信処理部114へ出力する。
送信処理部114は、逆フーリエ変換部113から出力されたDL送信信号をアナログ信号に変換する変換器(D/A:Digital/Analog)と、アナログ信号に変換したDL送信信号を増幅するパワーアンプ(PA:Power Amplifier)とを備える。受信処理部102は、増幅したDL送信信号をアンテナ101へ出力する。
図2は、図1に示したスケジューラの動作の一例を示すフローチャートである。スケジューラ110は、スケジューリング動作として、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、現在スケジューリングの対象とするフレームがPUCCHの送信タイミングか否かを判断する(ステップS201)。PUCCHの送信タイミングでない場合(ステップS201:No)は、現在スケジューリングの対象とするフレームでPUSCHまたはPDSCHの割り当て要求が発生しているか否かを判断する(ステップS202)。
ステップS202において、割り当て要求が発生していない場合(ステップS202:No)は、ステップS201に戻る。割り当て要求が発生している場合(ステップS202:Yes)は、割り当て要求が発生しているPUSCHまたはPDSCHの割り当てを行い(ステップS203)、ステップS201に戻る。
ステップS201において、PUCCHの送信タイミングである場合(ステップS201:Yes)は、現在スケジューリングの対象とするフレームでPUSCHまたはPDSCHの割り当て要求が発生しているか否かを判断する(ステップS204)。割り当て要求が発生していない場合(ステップS204:No)は、ステップS211へ移行する。この場合は、PUSCHの割り当てがないため、移動局からPUCCHが送信される。
ステップS204において、PUSCHまたはPDSCHの割り当て要求が発生している場合(ステップS204:Yes)は、PUSCHまたはPDSCHの割当禁止状態か否かを判断する(ステップS205)。割当禁止状態でない場合(ステップS205:No)は、割り当て要求が発生しているPUSCHまたはPDSCHの割り当てを行う(ステップS206)。つぎに、PUCCH未送信カウンタ111をインクリメントする(ステップS207)。つぎに、ステップS207によってインクリメントされたPUCCH未送信カウンタ111が閾値を超えたか否かを判断する(ステップS208)。
ステップS208において、PUCCH未送信カウンタ111が閾値を超えていない場合(ステップS208:No)は、ステップS201に戻る。PUCCH未送信カウンタ111が閾値を超えた場合(ステップS208:Yes)は、PUSCHまたはPDSCHを割当禁止状態に設定し(ステップS209)、ステップS201に戻る。
ステップS205において、PUSCHまたはPDSCHの割当禁止状態である場合(ステップS205:Yes)は、ステップS210へ移行する。この場合は、スケジューラ110は、割り当て要求が発生しているPUSCHまたはPDSCHの割り当てを行わない(符号220)。これにより、移動局からPUCCHが送信される。
つぎに、PUSCHまたはPDSCHの割当禁止状態を解除する(ステップS210)。つぎに、PUCCH未送信カウンタ111を0に設定(初期化)し(ステップS211)、ステップS201に戻る。
以上の各ステップにより、PUCCHと送信タイミングが重なったPUSCHを優先的に送信するとともに、送信タイミングが所定回数連続で重なった場合はPUCCHを優先的に送信することができる。また、PUCCHと送信タイミングが重なったPDSCHの応答信号を優先的に送信するとともに、送信タイミングが所定回数連続で重なった場合はPUCCHを優先的に送信することができる。これにより、PUSCHやPDSCHのスループットの低下を抑えるとともに、参照信号の送信周期を確保し、基地局100において周波数偏差を精度よく推定することができる。
(実施の形態1にかかる移動局)
図3は、実施の形態1にかかる移動局を示すブロック図である。図3に示す実施の形態1にかかる移動局300は、図1に示した基地局100のセル内に位置し、基地局100との間で無線通信を行う。移動局300は、アンテナ301と、受信処理部302と、フーリエ変換部303と、DL制御信号受信処理部304と、DLデータ信号受信処理部305と、MACレイヤ信号処理部306と、UL制御信号生成部307と、ULデータ信号生成部308と、逆フーリエ変換部309と、送信処理部310と、を備えている。
アンテナ301は、基地局100から無線送信された信号を受信する。アンテナ301は、受信したDL受信信号を受信処理部302へ出力する。また、アンテナ301は、送信処理部310から出力されたUL送信信号を基地局100へ無線送信する。
受信処理部302は、アンテナ301から出力されたDL受信信号を増幅する低雑音アンプ(LNA)と、増幅したDL受信信号をデジタル信号に変換する変換器(A/D)と、を備える。受信処理部302は、デジタル信号に変換したDL受信信号をフーリエ変換部303へ出力する。
フーリエ変換部303(FFT)は、受信処理部302から出力されたDL受信信号をフーリエ変換により多重分離する。フーリエ変換部303は、多重分離によって得られたPDCCHをDL制御信号受信処理部304へ出力する。また、フーリエ変換部303は、多重分離によって得られたPDSCHをDLデータ信号受信処理部305へ出力する。
DL制御信号受信処理部304は、フーリエ変換部303から出力されたPDCCHの受信処理を行う。DL制御信号受信処理部304は、受信処理により得られたDL制御信号をDLデータ信号受信処理部305へ出力する。また、DL制御信号受信処理部304は、受信処理により得られたUL送信指示信号をUL制御信号生成部307へ出力する。
DLデータ信号受信処理部305は、フーリエ変換部303から出力されたPDSCHの受信処理を行う。具体的には、DLデータ信号受信処理部305は、DL制御信号受信処理部304から出力されるDL制御信号に基づいてPDSCHを復号する。DLデータ信号受信処理部305は、復号により得られたDL復号結果をMACレイヤ信号処理部306へ出力する。
MACレイヤ信号処理部306は、DLデータ信号受信処理部305から出力されたDL復号結果のMACレイヤ処理を行い、処理結果を上位レイヤへ出力する。また、MACレイヤ信号処理部306は、上位レイヤから出力されたUL送信データのMACレイヤ処理を行う。また、MACレイヤ信号処理部306は、MACレイヤ処理を行ったUL送信データをULデータ信号生成部308へ出力する。
UL制御信号生成部307は、DL制御信号受信処理部304から出力されたUL送信指示信号に基づくUL制御信号を生成する。UL制御信号生成部307は、生成したUL制御信号をULデータ信号生成部308へ出力する。また、UL制御信号生成部307は、生成したUL制御信号に基づくPUCCHを逆フーリエ変換部309へ出力する。
ULデータ信号生成部308は、UL制御信号生成部307から出力されるUL制御信号に基づいて、DLデータ信号受信処理部305から出力されたUL送信データを含むPUSCHを生成する。ULデータ信号生成部308は、生成したPUSCHを逆フーリエ変換部309へ出力する。
逆フーリエ変換部309は、UL制御信号生成部307から出力されたPUCCHと、ULデータ信号生成部308から出力されたPUSCHと、を逆フーリエ変換により多重化する。逆フーリエ変換部309は、多重化により得られたUL送信信号を送信処理部310へ出力する。
送信処理部310は、逆フーリエ変換部309から出力されたUL送信信号をアナログ信号に変換する変換器(D/A)と、アナログ信号に変換したUL送信信号を増幅するパワーアンプ(PA)と、を備える。送信処理部310は、増幅したUL送信信号をアンテナ301へ出力する。
図4は、図3に示した移動局の動作の一例を示すフローチャートである。図3に示した移動局300は、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、現在スケジューリングの対象とするフレームにおけるPUSCHの送信指示信号を受信したか否かを判断する(ステップS401)。PUSCHの送信指示信号を受信した場合(ステップS401:Yes)は、受信したPUSCHの送信指示信号に基づいて基地局100へPUSCHを送信し(ステップS402)、一連の動作を終了する。
ステップS401において、PUSCHの送信指示信号を受信していない場合(ステップS401:No)は、現在スケジューリングの対象とするフレームがPUCCHの送信タイミングか否かを判断する(ステップS403)。PUCCHの送信タイミングでない場合(ステップS403:No)は、一連の動作を終了する。PUCCHの送信タイミングである場合(ステップS403:Yes)は、基地局100へPUCCHを送信し(ステップS404)、一連の動作を終了する。
以上のステップを繰り返し行うことで、移動局300は、基地局100によるPUSCHの割り当てがない場合に基地局100へPUCCHを送信することができる。このため、基地局100は、PUSCHの割り当てを行わないことで、移動局300にPUCCHを送信させることができる。
(送信フレームの例)
図5は、PUCCHの送信フレームの一例を示す図である。図5に示す送信フレーム500は、移動局300が基地局100へ送信するPUCCHの送信フレームの一例である。送信フレーム500は、たとえばLTEにおいて定義されたPUCCH format2である。送信フレーム500は、1サブフレーム(subframe)に2スロット(slot)を含んでいる。各スロットには、CQIの他に参照信号(Reference Signal)が含まれている。送信フレーム500は、たとえば10[ms]程度の周期で送信される。
基地局100は、移動局300から送信された送信フレーム500に含まれる参照信号に基づいて、上りリンクの伝搬状態の測定を行う。たとえば、基地局100は、送信フレーム500に含まれる参照信号に基づいて、上りリンクのSINR(Signal−to−Interference plus Noise power Ratio)、フェージング周波数または周波数偏差などを測定する。
基地局100のスケジューラ110において、PUCCHの送信タイミングがPUSCHの送信タイミングと重なった場合は送信フレーム500(または送信フレーム500の一部のスロット)がスキップされる。これにより、PUSCHがPUCCHより優先的に割り当てられて移動局300から基地局100へ送信される。このため、PUSCHのスループットを高くすることができる。
また、PUCCH未送信カウンタ111が閾値を超えた場合は、PUCCHの送信タイミングがPUSCHの送信タイミングと重なっても送信フレーム500がスキップされずに割り当てられる。これにより、PUCCHが優先的に移動局300から基地局100へ送信される。このため、参照信号の送信周期を一定以上確保し、基地局100において伝搬状態の測定を精度よく行うことができる。
ここでは、PUSCHとPUCCHの送信タイミングが重なった場合について説明したが、PDSCHの応答信号(ACK/NACK)とPUCCHの送信タイミングが重なった場合についても同様である。この場合は、基地局100のスケジューラ110において送信フレーム500がスキップされる。これにより、PDSCHの応答信号がPUCCHより優先的に割り当てられて移動局300から基地局100へ送信される。このため、PDSCHのスループットを高くすることができる。
また、PUCCH未送信カウンタ111が閾値を超えた場合は、PDSCHの応答信号の送信タイミングがPUCCHの送信タイミングと重なっても送信フレーム500がスキップされずに割り当てられる。これにより、PUCCHが優先的に移動局300から基地局100へ送信される。このため、参照信号の送信周期を一定以上確保し、基地局100において伝搬状態の測定を精度よく行うことができる。
図6は、参照信号と応答信号の多重化の一例を示す図である。図6に示す送信フレーム600は、LTEに規定されたPUCCH format2A,2Bの一例である。送信フレーム600においては、PDSCHに対する応答信号(ACK/NACK)と参照信号が多重化されている。PDSCHに対する応答信号の送信タイミングがPUCCHの送信タイミングと重なった場合に、送信フレーム600を送信することで応答信号と参照信号を同時に送信することができる。
この場合は、たとえば参照信号の一部がスキップされて応答信号が多重化される。これにより、PDSCHの応答信号が優先的に割り当てられ、基地局100から移動局300へ送信される。このため、PDSCHのスループットを高くすることができる。
また、PUCCH未送信カウンタ111が閾値を超えた場合は、PDSCHに対する応答信号の送信タイミングがPUCCHの送信タイミングと重なっても送信フレーム500に応答信号が多重化されない。これにより、PUCCHが優先的に、移動局300から基地局100へ送信される。このため、参照信号の送信周期を一定以上確保し、基地局100において伝搬状態の測定を精度よく行うことができる。
(通信システムの動作例)
図7は、PUSCHとPUCCHの送信例を示す図である。図7において、横軸は時間(Time)を示している。PUCCH710は、スケジューラ110のスケジューリングにしたがって移動局300から基地局100へ送信されるPUCCHである。PUSCH720は、スケジューラ110のスケジューリングにしたがって移動局300から基地局100へ送信されるPUSCHである。送信タイミングt1〜t7は、PUCCH710の送信タイミングを示している。送信タイミングt1〜t7に示すように、PUCCH710の送信タイミングは周期的になっている。
ここで、PUCCH未送信カウンタ111の閾値を5とする。そして、タイミングt1においてはPUCCH710の送信タイミングがPUSCH720の送信タイミングと重ならず、PUCCH710が送信されている。また、タイミングt2〜t7においてはPUCCH710の送信タイミングがPUSCH720の送信タイミングと重なっている。
この場合は、タイミングt2〜t7のそれぞれにおいてPUCCH未送信カウンタ111がインクリメントされる。また、タイミングt2〜t6においてはPUCCH未送信カウンタ111が閾値5を超えないため、PUCCH710の送信がスキップされる。そして、タイミングt7においてはPUCCH未送信カウンタ111が閾値5を超えるため、PUSCH720の送信がスキップされてPUCCH710が送信される。
図8は、PDSCHの応答信号とPUCCHの送信例を示す図である。図8において、図7に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。PDSCH810は、スケジューラ110のスケジューリングにしたがって基地局100から移動局300へ送信されるPDSCHである。応答信号820は、PDSCH810に対して移動局300から基地局100へ送信される応答信号である。
ここで、PUCCH未送信カウンタ111の閾値を5とする。また、タイミングt1においてはPUCCH710の送信タイミングが応答信号820の送信タイミングと重ならず、PUCCH710が送信されている。また、タイミングt2〜t7においてはPUCCH710の送信タイミングが応答信号820の送信タイミングと重なっている。
この場合は、タイミングt2〜t7のそれぞれにおいてPUCCH未送信カウンタ111がインクリメントされる。また、タイミングt2〜t6においてはPUCCH未送信カウンタ111が閾値5を超えないため、PUCCH710の送信がスキップされる。そして、タイミングt7においてはPUCCH未送信カウンタ111が閾値5を超えるため、PDSCH810の送信がスキップされる。これにより、タイミングt7においては応答信号820が送信されずにPUCCH710が送信される。
(伝搬状態の測定の例)
図9は、周波数偏差の補償を示す図である。基地局100は、移動局300からのPCCHに含まれる参照信号に基づく伝搬状態の測定として、たとえば周波数偏差の推定を行う。そして、基地局100は、推定結果に基づいて周波数偏差を補償する。図9に示す通信システム900は、送信機910および受信機920を含んでいる。
送信機910は、たとえば図3に示した移動局300に対応する。送信機910は、パケット信号生成部911と、PUCCH信号生成部912と、アンテナ913を備えている。パケット信号生成部911は、たとえば図3に示したULデータ信号生成部308に対応する。PUCCH信号生成部912は、たとえば図3に示したUL制御信号生成部307に対応する。アンテナ913は、たとえば図3に示したアンテナ301に対応する。
パケット信号生成部911は、受信機920へのパケット信号を生成する。PUCCH信号生成部912は、受信機920へのPUCCH信号を生成する。アンテナ913は、パケット信号生成部911によって生成されたパケット信号と、PUCCH信号生成部912によって生成されたPUCCH信号と、を受信機920へ無線送信する。
送信機910から受信機920へ無線送信されたパケット信号およびPUCCH信号には周波数変動930が発生する。周波数変動930は、たとえば、送信機910と受信機920の間のキャリア周波数のずれや、見通し伝搬状態において送信機910が高速に移動することで発生するドップラーシフトなどによって発生する。
受信機920は、たとえば図1に示した基地局100に対応する。受信機920は、アンテナ921と、周波数偏差推定部922と、周波数偏差補償部923と、パケット受信処理部924と、を備えている。アンテナ921は、たとえば図1に示したアンテナ101に対応する。PUCCH信号生成部912は、たとえば図1に示した周波数偏差推定部104に対応する。周波数偏差補償部923は、たとえば図1に示した周波数偏差補償部106に対応する。パケット受信処理部924は、たとえば図1に示したULデータ信号受信処理部107に対応する。
アンテナ921は、送信機910から無線送信されたパケット信号およびPUCCH信号を受信する。周波数偏差推定部922は、アンテナ921によって受信されたPUCCHに含まれる参照信号に基づいて、周波数変動930によるパケット信号の周波数偏差(位相の変動分)を推定する。
周波数偏差補償部923は、アンテナ921によって受信されたパケット信号の周波数偏差を、周波数偏差推定部922によって推定された周波数偏差に基づいて補償する。パケット受信処理部924は、周波数偏差補償部923によって補償されたパケット信号の受信処理を行う。これにより、送信機910と受信機920との間で周波数変動930が発生しても、受信機920においてパケット信号を精度よく受信することができる。
一般的に、周波数変動930による周波数偏差の変化は緩やかである。このため、PUCCH信号の送信周期を、CQIなどの情報を伝送する周期よりも長く(たとえば100[ms]以上に)しても、周波数偏差推定部922において周波数偏差を追従して推定することが可能である。たとえば、PUCCH信号の送信タイミングの周期を10[ms]に設定し、PUCCH未送信カウンタ111の閾値を10に設定する。
この場合は、PUCCHは最大で10回スキップされるため、PUCCH信号の送信周期は最大で100[ms]となり、周波数偏差を追従して推定することが可能である。また、この場合は、PUSCHおよびPDSCHの最大スループットの低下は1%に抑えられる。このため、PUSCHおよびPDSCHの最大スループットの低下を抑えつつ、伝搬状態の測定に十分なPUCCHの送信周期を確保することができる。
このように、実施の形態1にかかる基地局100および移動局300によれば、参照信号を含む個別チャネル(PUCCH)とタイミングが重なった所定情報(PDSCHに対する応答信号やPUSCH)を優先的に送信することができる。また、所定回数連続でタイミングが重なった場合は個別チャネルを優先的に送信することで参照信号の送信周期を確保することができる。これにより、所定情報のスループットの低下を抑えつつ、基地局100において伝搬状態を精度よく測定することができる。
所定情報には、たとえばパケットを伝送するパケットチャネルを適用することができる。この場合は、たとえば、パケットチャネルの割り当てを禁止することによって個別チャネルをパケットチャネルより優先的に送信させることができる。または、所定情報には、たとえばパケットチャネルにより伝送されるパケットに対する応答信号を適用することができる。この場合は、たとえば、パケットチャネルの割り当てを禁止することによって個別チャネルを応答信号より優先的に送信させることができる。
個別チャネルおよび所定情報は、たとえば移動局300から基地局100へ送信されるものである。この場合は、基地局100は、移動局300からの個別チャネルおよび所定情報を受信し、受信した個別チャネルに基づく伝搬状態を測定する。また、基地局100は、伝搬状態として周波数偏差を推定し、推定した周波数偏差に基づいて所定情報を補償する。これにより、所定情報のスループットの低下を抑えつつ、基地局100において周波数偏差を精度よく推定することができる。
(実施の形態2)
図10は、PUCCHの受信回数と周波数偏差の推定精度の関係を示すグラフである。図10において横軸は時間(Time)を示している。縦軸は、基地局100の周波数偏差推定部104における周波数偏差の推定精度を示している。PUCCH1010は、基地局100が移動局300から受信するPUCCHを示している。特性1020は、基地局100の周波数偏差推定部104における周波数偏差の推定精度の変化を示している。
周波数偏差推定部104によって推定される周波数偏差は、PUCCH1010の受信回数が増えるほど平均化される。このため、特性1020に示すように、PUCCHの受信回数が増えるほど周波数偏差の推定精度が向上する。したがって、たとえば通信開始時においては、周波数偏差の推定精度が十分でないことがある。また、PUCCHの送信周期が長いほど、十分な周波数偏差の推定精度を確保するまでに時間がかかるため、PUSCHの受信性能が劣化する区間が長くなる。
(実施の形態2にかかる基地局)
図11は、実施の形態2にかかる基地局を示すブロック図である。図11において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図11に示すように、実施の形態2にかかる基地局100は、図1に示した構成に加えてPUCCH送信回数カウンタ1101を備えている。PUCCH送信回数カウンタ1101は、スケジューラ110のスケジューリングによりPUCCHが送信された回数をカウントする。
スケジューラ110は、PUCCH送信回数カウンタ1101によってカウントされた回数が所定回数を超えると、PUCCH未送信カウンタ111の閾値を上げる。たとえば、スケジューラ110は、通信開始時に、PUCCHが少なくとも20[ms]の周期で送信される閾値TH1をPUCCH未送信カウンタ111に設定する。
また、スケジューラ110は、PUCCH送信回数カウンタ1101によってカウントされた回数が5回(所定回数)を超えると、PUCCHが少なくとも200[ms]の周期で送信される閾値TH2(>TH1)をPUCCH未送信カウンタ111に設定する。これにより、通信開始時には短い周期でPUCCHを送信させて周波数偏差の推定値を平均化し、周波数偏差を精度よく推定することができる。また、周波数偏差の推定精度が向上した後は、長い周期でPUCCHを送信させてPUSCHやPDSCHのスループットを向上させることができる。
図12は、図11に示したスケジューラの動作の一例を示すフローチャートである。図11に示したスケジューラ110は、たとえば以下の各ステップを実行する。図12に示すステップS1201〜S1203は、図2に示したステップS201〜S203と同様であるため説明を省略する。ステップS1201において、PUCCHの送信タイミングである場合(ステップS1201:Yes)は、PUCCHの送信周期が短周期に設定されており、かつPUCCH送信回数カウンタ1101が閾値を超えたか否かを判断する(ステップS1204)。
ステップS1204において、PUCCHの送信周期が長周期に設定されているか、またはPUCCH送信回数カウンタ1101が閾値を超えていない場合(ステップS1204:No)は、ステップS1206へ移行する。PUCCHの送信周期が短周期に設定されており、かつPUCCH送信回数カウンタ1101が閾値を超えている場合(ステップS1204:Yes)は、PUCCHの送信周期を長周期に変更し(ステップS1205)、ステップS1206へ移行する。具体的には、スケジューラ110は、PUCCH未送信カウンタ111の閾値を上げることでPUCCHの送信周期を長周期に変更する。
ステップS1206〜S1212は、図2に示したステップS204〜S210と同様であるため説明を省略する。ステップS1212のつぎに、PUCCH送信回数カウンタ1101をインクリメントする(ステップS1213)。つぎに、PUCCH未送信カウンタ111を0に設定し(ステップS1214)、ステップS1201に戻る。
以上の各ステップにより、PUCCH(個別チャネル)が送信された回数が所定回数を超えた場合にPUCCH未送信カウンタ111の閾値を上げることができる。これにより、PUCCHの送信回数が5回を超えるまでは短い周期でPUCCHを送信させ、5回を超えると長い周期でPUCCHを送信させることができる。
(スループットの改善例)
図13は、PUSCHのスループット特性の改善例を示すグラフである。図13において、横軸は時間を示し、縦軸はPUSCHのスループットを示している。横軸のタイミングt0は、移動局300から基地局100へのPUSCHの送信を開始したタイミングである。特性1310,1320,1330は、送受信間で周波数偏差が発生している状況において周波数偏差補償を行う場合のPUSCHのスループット特性である。
特性1310(実線)は、図11に示したスケジューラ110によって、PUCCHの送信回数が5回を超えるまでは短い周期T1でPUCCHを送信させ、5回を超えると長い周期T2でPUCCHを送信させる場合のPUSCHのスループット特性である。特性1320(点線)は、常に短い周期T1でPUCCHを送信させると仮定した場合のPUSCHのスループット特性である。特性1330(破線)は、常に長い周期T2でPUCCHを送信させると仮定した場合のPUSCHのスループット特性である。
特性1320に示すように、常に短い周期T1でPUCCHを送信させる場合は、早期に周波数偏差の推定精度が向上してPUSCHのスループットが改善される。しかし、PUCCHの送信頻度が高いためPUSCHの最大スループット1321が低い。一方、特性1330に示すように、常に長い周期T2でPUCCHを送信させる場合はPUSCHの最大スループット1331は高くなる。しかし、周波数偏差の推定精度が向上してPUSCHのスループットが改善されるまでに時間がかかる。
これに対して、特性1310に示すように、図11に示した基地局100によれば、通信開始(タイミングt0)の直後は周波数偏差の推定精度を早期に向上させることができる。また、十分な周波数偏差の推定精度を確保した後は、最大スループット1311の低下を最小限に抑えることができる。このため、直後の周波数偏差推定の追従性を向上させるとともに、PUSCHのスループットの低下を抑えることができる。
このように、実施の形態2にかかる基地局100は、PUCCH(個別チャネル)の送信回数をカウントし、カウントされた回数が所定回数を超えるとPUCCH未送信カウンタ111の閾値を上げる。これにより、たとえば通信開始時には短い周期でPUCCHを送信させて周波数偏差の推定値を平均化し、周波数偏差を精度よく推定することができる。また、周波数偏差の推定精度が向上した後は、長い周期でPUCCHを送信させてPUSCHのスループットを向上させることができる。
(実施の形態3)
(実施の形態3にかかる基地局)
図14は、実施の形態3にかかる基地局を示すブロック図である。図14において、図11に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図14に示すように、実施の形態3にかかる基地局100の周波数偏差推定部104は、推定した周波数偏差をスケジューラ110へ出力する。
スケジューラ110は、周波数偏差推定部104から出力された周波数偏差に基づいてPUCCH未送信カウンタ111の閾値を設定する。たとえば、スケジューラ110は、周波数偏差が相対的に高い場合は、周波数偏差が相対的に低い場合に比べてPUCCH未送信カウンタ111の閾値を低く設定する。周波数偏差に基づく閾値の設定は、たとえば通信開始時に行ってもよいし、通信中に定期的に行ってもよい。
このように、実施の形態3にかかる基地局100によれば、周波数偏差に基づいてPUCCH未送信カウンタ111の閾値を設定することで、周波数偏差の大きさに応じてPUCCHの最大の送信周期を変更することができる。たとえば、周波数偏差が相対的に高い場合は、PUCCH未送信カウンタ111の閾値を低く設定してPUCCHの最大の送信周期を短くし、周波数偏差を精度よく測定して補償することができる。また、周波数偏差が相対的に低い場合は、PUCCH未送信カウンタ111の閾値を高く設定してPUCCHの最大の送信周期を長くし、PUSCHのスループットを向上させることができる。
以上説明したように、基地局、移動局、通信システムおよび通信方法によれば、伝搬状態を精度よく測定することができる。
なお、上述した各実施の形態において、基地局100が伝搬状態の測定として周波数偏差の推定を行う場合について説明したが、基地局100による伝搬状態の測定には周波数偏差の推定以外にも適用可能である。たとえば、基地局100は、伝搬状態の測定としてSINRやフェージング周波数などの測定を行ってもよい。
また、上述した各実施の形態において、上りリンクの個別チャネルの送信タイミングが、上りリンクの所定情報の送信タイミングと重なる場合について説明した。ただし、本発明は、下りリンクの個別チャネルの送信タイミングが、下りリンクの所定情報の送信タイミングと重なる場合にも適用することができる。下りリンクの所定情報には、下りリンクのパケットチャネル(たとえばPDSCH)や、上りリンクのパケットチャネル(たとえばPUSCH)に対する応答信号などがある。下りリンクの個別チャネルは、たとえば伝播状態の測定に使用可能な下りリンクの制御信号である。
この場合は、参照信号を含む個別チャネルとタイミングが重なった所定情報(PUSCHに対する応答信号やPDSCH)を優先的に送信することができる。また、所定回数連続でタイミングが重なった場合は個別チャネルを優先的に送信することで参照信号の送信周期を確保することができる。これにより、所定情報のスループットの低下を抑えつつ、移動局300において伝搬状態を精度よく測定することができる。
また、この場合は、個別チャネルおよび所定情報は、基地局100から移動局300へ送信される。移動局300は、基地局100からの個別チャネルおよび所定情報を受信し、受信した個別チャネルに基づく伝搬状態を測定する。また、移動局300は、伝搬状態として周波数偏差を推定し、推定した周波数偏差に基づいて所定情報を補償する。これにより、所定情報のスループットの低下を抑えつつ、移動局300において周波数偏差を精度よく推定することができる。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)参照信号を含む移動局ごとの個別チャネルが周期的に送信される通信システムの基地局において、
前記個別チャネルと送信タイミングが重なった所定情報を前記個別チャネルより優先的に送信させるスケジューリングを行うスケジューラと、
前記スケジューリングにおいて前記個別チャネルと前記所定情報の送信タイミングが連続して重なった回数をカウントするカウンタと、を備え、
前記スケジューラは、前記カウンタによってカウントされた回数が閾値を超えた場合に、前記個別チャネルを前記所定情報より優先的に送信させることを特徴とする基地局。
(付記2)前記所定情報は、パケットを伝送するパケットチャネルであることを特徴とする付記1に記載の基地局。
(付記3)前記スケジューラは、前記パケットチャネルの割り当てを禁止することによって前記個別チャネルを前記パケットチャネルより優先的に送信させることを特徴とする付記2に記載の基地局。
(付記4)前記所定情報は、パケットチャネルにより伝送されるパケットに対する応答信号であることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の基地局。
(付記5)前記スケジューラは、前記パケットチャネルの割り当てを禁止することによって前記個別チャネルを前記応答信号より優先的に送信させることを特徴とする付記4に記載の基地局。
(付記6)前記移動局から送信された個別チャネルに基づく周波数偏差を推定する測定部と、
前記測定部によって推定された周波数偏差に基づいて、前記移動局から送信された所定情報を補償する補償部と、を備えることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の基地局。
(付記7)前記スケジューリングによって前記個別チャネルが送信された回数をカウントする回数カウンタを備え、
前記スケジューラは、前記回数カウンタによってカウントされた回数が所定回数を超えると前記閾値を上げることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の基地局。
(付記8)前記スケジューラは、前記測定部によって推定された周波数偏差に基づいて前記閾値を設定することを特徴とする付記6に記載の基地局。
(付記9)前記スケジューラは、前記周波数偏差が相対的に高い場合は、前記周波数偏差が相対的に低い場合に比べて前記閾値を低くすることを特徴とする付記8に記載の基地局。
(付記10)前記スケジューラは、前記個別チャネルの割り当てをスキップさせることで前記所定情報を前記個別チャネルより優先的に送信させることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の基地局。
(付記11)前記スケジューラは、前記個別チャネルを前記所定情報と多重化することで前記所定情報を前記参照信号より優先的に送信させることを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の基地局。
(付記12)参照信号を含む移動局ごとの個別チャネルが周期的に送信される通信システムの移動局において、
前記個別チャネルと送信タイミングが重なった所定情報を前記個別チャネルより優先的に送信させるとともに、前記個別チャネルと前記所定情報の送信タイミングが連続して重なった回数が閾値を超えた場合に前記個別チャネルを前記所定情報より優先的に送信させるスケジューリングを行う基地局からスケジューリング結果を受信する受信部と、
前記受信部によって受信されたスケジューリング結果に基づいて、前記個別チャネルおよび前記所定情報を前記基地局へ送信し、または前記個別チャネルおよび前記所定情報を前記基地局から受信する通信部と、
を備えることを特徴とする移動局。
(付記13)前記所定情報は、パケットを伝送するパケットチャネルであり、
前記基地局は、前記送信タイミングが連続して重なった回数が閾値を超えた場合に前記パケットチャネルの割り当てを禁止し、
前記通信部は、前記基地局によって前記パケットチャネルが割り当てられなかった場合に、前記個別チャネルを前記基地局へ送信し、または前記個別チャネルを前記基地局から受信することを特徴とする付記12に記載の移動局。
(付記14)前記所定情報は、パケットチャネルにより伝送されるパケットに対する応答信号であり、
前記基地局は、前記送信タイミングが連続して重なった回数が閾値を超えた場合に前記パケットチャネルの割り当てを禁止し、
前記通信部は、前記基地局によって前記パケットチャネルが割り当てられなかった場合に、前記個別チャネルを前記基地局へ送信し、または前記個別チャネルを前記基地局から受信することを特徴とする付記12に記載の移動局。
(付記15)参照信号を含む移動局ごとの個別チャネルが周期的に送信される通信システムにおいて、
前記個別チャネルと送信タイミングが重なった所定情報を前記個別チャネルより優先的に送信させるとともに、前記個別チャネルと前記所定情報の送信タイミングが連続して重なった回数が閾値を超えた場合に前記個別チャネルを前記所定情報より優先的に送信させるスケジューリングを行う基地局と、
前記基地局からスケジューリング結果を受信し、受信したスケジューリング結果に基づいて、前記個別チャネルを前記基地局から受信し、または前記個別チャネルおよび前記所定情報を前記基地局へ送信する移動局と、
を含むことを特徴とする通信システム。
(付記16)参照信号を含む移動局ごとの個別チャネルが周期的に送信される通信システムの通信方法において、
前記個別チャネルと送信タイミングが重なった所定情報を前記個別チャネルより優先的に送信させるスケジューリングを行い、
前記スケジューリングにおいて前記個別チャネルと前記所定情報の送信タイミングが連続して重なった回数をカウントし、
カウントされた回数が閾値を超えた場合に、前記個別チャネルを前記所定情報より優先的に送信させることを特徴とする通信方法。
101,301,913,921 アンテナ
102,302 受信処理部
103,303 フーリエ変換部
113,309 逆フーリエ変換部
114,310 送信処理部
500,600 送信フレーム
710,1010 PUCCH
720 PUSCH
810 PDSCH
820 応答信号
900 通信システム
930 周波数変動
1020,1310,1320,1330 特性
1311,1321,1331 最大スループット
t0〜t7 タイミング

Claims (8)

  1. 参照信号を含む移動局ごとの個別チャネルが周期的に送信される通信システムの基地局において、
    前記個別チャネルと送信タイミングが重なった所定情報を前記個別チャネルより優先的に送信させるスケジューリングを行うスケジューラと、
    前記スケジューリングにおいて前記個別チャネルと前記所定情報の送信タイミングが連続して重なった回数をカウントするカウンタと、を備え、
    前記スケジューラは、前記カウンタによってカウントされた回数が閾値を超えた場合に、前記個別チャネルを前記所定情報より優先的に送信させることを特徴とする基地局。
  2. 前記所定情報は、パケットを伝送するパケットチャネルであることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記スケジューラは、前記パケットチャネルの割り当てを禁止することによって前記個別チャネルを前記パケットチャネルより優先的に送信させることを特徴とする請求項2に記載の基地局。
  4. 前記所定情報は、パケットチャネルにより伝送されるパケットに対する応答信号であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の基地局。
  5. 前記移動局から送信された個別チャネルに基づく周波数偏差を推定する測定部と、
    前記測定部によって推定された周波数偏差に基づいて、前記移動局から送信された所定情報を補償する補償部と、を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の基地局。
  6. 前記スケジューリングによって前記個別チャネルが送信された回数をカウントする回数カウンタを備え、
    前記スケジューラは、前記回数カウンタによってカウントされた回数が所定回数を超えると前記閾値を上げることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の基地局。
  7. 参照信号を含む移動局ごとの個別チャネルが周期的に送信される通信システムにおいて、
    前記個別チャネルと送信タイミングが重なった所定情報を前記個別チャネルより優先的に送信させるとともに、前記個別チャネルと前記所定情報の送信タイミングが連続して重なった回数が閾値を超えた場合に前記個別チャネルを前記所定情報より優先的に送信させるスケジューリングを行う基地局と、
    前記基地局からスケジューリング結果を受信し、受信したスケジューリング結果に基づいて、前記個別チャネルを前記基地局から受信し、または前記個別チャネルおよび前記所定情報を前記基地局へ送信する移動局と、
    を含むことを特徴とする通信システム。
  8. 参照信号を含む移動局ごとの個別チャネルが周期的に送信される通信システムの通信方法において、
    前記個別チャネルと送信タイミングが重なった所定情報を前記個別チャネルより優先的に送信させるスケジューリングを行い、
    前記スケジューリングにおいて前記個別チャネルと前記所定情報の送信タイミングが連続して重なった回数をカウントし、
    カウントされた回数が閾値を超えた場合に、前記個別チャネルを前記所定情報より優先的に送信させることを特徴とする通信方法。
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