JP5429314B2 - 無線通信システムにおける伝送制御方法、送信装置及び受信装置 - Google Patents
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Description
即ち、送信装置100では、送信データが、ストリーム分離部101にて各アンテナ系列Tx#iの送信ストリームに分離され(ステップA1)、アンテナ系列Tx#iの送信ストリーム毎に、誤り検出のためのCRC(Cyclic Redundant Check)符号がCRC付加部102にて付加され(ステップA2)、ビット誤り訂正のためにデータストリームの符号化が符号化部103にて行なわれ、再送制御のためにHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)処理がHARQ処理部104にて行なわれ(ステップA4)、送信部105においてHARQブロック(プロセス)を伝送する送信アンテナTx#iが選択され、変調された後、受信装置200に送信される。ここで、プリコーディングを用いる場合(ステップA5でyesの場合)、各プロセスは複数の送信アンテナTx#iを選択できるが、PARCの場合(ステップA5でnoの場合)、予め定められた送信アンテナTx#iから送信される。
図23に、N-channel Stop-and-Wait ARQの概要を示す。
図24に、送信装置100および受信装置200がPARCに対応している場合のN-channel Stop-and-Wait ARQの様子を示す。
図25に送信装置100の送信アンテナが2本の場合のパイロット信号付加例を示す。この図25の(1)及び(2)に示すように、パイロット信号(R:Reference Symbol)は、各アンテナ系列Tx#1,Tx#2間で、同じ時間系列かつ異なる周波数系列で付加される。受信装置200は、パイロット信号を参照することにより、受信装置200のアンテナ系列Rx#1では受信した信号からアンテナ系列Tx#1の信号を分離し、受信装置200のアンテナ系列Rx#2では受信した信号からアンテナ系列Tx#2の信号を分離し、それぞれの信号を合成して送信されたストリーム(プロセス)を復元する。また、通常、アンテナ系列とパイロット信号との対応付けは報知情報で送信される。
このように、MIMO多重伝送は1セル内で固定的に適用されるわけではなく、移動局400の在圏位置によって、非MIMO多重伝送が適用される場合もある。例えば、移動局400の無線品質(例えば、移動局400が基地局300に報告するSN比の平均値)が或る閾値よりも大きい場合はMIMO多重伝送を行ない、当該閾値よりも小さい場合は非MIMO多重伝送を行なう。
例えば図27に、PARCにおいて、MIMO多重伝送からMIMOダイバーシチ伝送に切り替わった場合の動作例を示す。この例は、ACK/NACK信号が1ストリームで返信される場合を示している。
(課題2)送信装置100において、下記のケース1,2に示すような誤再送が生じる。
(ケース1)ACK/NACK信号の返信が時間タイミング調整により行なわれる場合
この場合、ACK/NACKの返信タイミング(返信時間や返信周波数)は、基地局が移動局に指示する。
このケースは、ACK/NACKの返信は、タイミング調整を行なわずに実行する場合である。したがって、ケース1とは異なり、返信タイミング調整の指示は不要になるが、ACK/NACK返信時にプロセス番号を付加する必要がある。
(1)受信装置200から返信される確認応答がアンテナ系列Rx#2から返信される場合は、図31に示すように、ACK/NACK信号は受信装置200の送信アンテナATT2から返信されるが、この場合、送信装置100の動作は図29及び図30に示した場合と同様であるため、アンテナ系列Tx#2のプロセス「2」を誤再送してしまい、アンテナ系列Tx#1のプロセス「2」を再送できず、
(2)受信装置200から返信される確認応答がMIMOダイバーシチで返信される場合は、図32に示すように、ACK/NACK信号は送信アンテナATT1及びATT2から返信されるため、送信装置100は受信アンテナATR1及びATR2で返信された信号をダイバーシチ受信するが、主アンテナ系列はアンテナ系列Tx#2であるため、最終的にこれらはアンテナ系列Tx#2に対する返信であると判定される。よって、アンテナ系列Tx#2のプロセス「2」を誤再送してしまい、アンテナ系列Tx#1のプロセス「2」は再送できない。
(4)さらに、第4の案として、例えば、複数の送信アンテナを有する送信装置から受信装置へ複数の系列のストリームデータを伝送するMIMO(Multi Input Multi Output)多重伝送を行なう処理と、該MIMO多重伝送から切り替えて該送信装置から該受信装置へ1つの系列のストリームデータを伝送するMIMOダイバーシチ伝送を行なう処理と、該伝送時に系列毎にデータブロック単位で再送制御するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)処理と、を行なう、無線通信システムにおける伝送制御方法において、該送信装置は、前記MIMO多重伝送を行なう場合、前記データブロックに対応し、前記ストリームデータ間で競合せず、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なう規則に従ったプロセス番号を付随させて当該データブロックを該受信装置へ送信し、前記MIMOダイバーシチ伝送を行なう場合、前記規則には従わずに、前記データブロックに対応するプロセス番号を付随させて当該データブロックを該受信装置へ送信し、該受信装置は、該送信装置からの受信データブロックに付随する前記プロセス番号に基づいて、同じプロセス番号が付随する既受信データブロックと再送データブロックとを再送合成処理する、無線通信システムにおける伝送制御方法を用いることができる。
(5)さらに、第5の案として、例えば、複数の送信アンテナを有する送信装置から受信装置へ複数の系列のストリームデータを伝送するMIMO(Multi Input Multi Output)多重伝送を行なう処理と、該MIMO多重伝送から切り替えて該送信装置から該受信装置へ1つの系列のストリームデータを伝送するMIMOダイバーシチ伝送を行なう処理と、該伝送時に系列毎にデータブロック単位で再送制御するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)処理と、を行なう、無線通信システムにおける該送信装置であって、前記ストリームデータ毎に、プロセス番号を前記データブロックに付随させるデータブロック識別情報付随手段と、前記プロセス番号を付随させたデータブロックを該受信装置へ送信する送信手段と、前記MIMO多重伝送を行なう場合、前記データブロックに付随させる前記プロセス番号が、前記データブロックに対応し、前記ストリームデータ間で競合せず、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なう規則に従うよう該データブロック識別情報付随手段を制御し、前記MIMOダイバーシチ伝送を行なう場合、前記データブロックに付随させる前記プロセス番号が、前記規則には従わずに、前記データブロックに対応するよう該データブロック識別情報付随手段を制御する制御手段と、前記プロセス番号を付加された、前記データブロックについての再送要求を該受信装置から受信すると、当該プロセス番号により識別されるデータブロックを該受信装置へ再送する再送制御手段とをそなえた、無線通信システムにおける送信装置を用いることができる。
(6)さらに、第6の案として、例えば、複数の送信アンテナを有する送信装置から受信装置へ複数の系列のストリームデータを伝送するMIMO(Multi Input Multi Output)多重伝送を行なう処理と、該MIMO多重伝送から切り替えて該送信装置から該受信装置へ1つの系列のストリームデータを伝送するMIMOダイバーシチ伝送を行なう処理と、該伝送時に系列毎にデータブロック単位で再送制御するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)処理と、を行なう、無線通信システムにおける該受信装置であって、前記MIMO多重伝送を行なう場合、該送信装置が、前記データブロックに対応し、前記ストリームデータ間で競合せず、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なう規則に従ったプロセス番号を付随させて送信したデータブロックを受信し、前記MIMOダイバーシチ伝送を行なう場合、該送信装置が、前記規則には従わずに、前記データブロックに対応するプロセス番号を付随させて送信したデータブロックを受信する受信手段と、該受信手段で受信した受信データブロックに付随するプロセス番号に基づいて、同じプロセス番号が付随する既受信データブロックと再送データブロックとを再送合成処理する再送合成手段とをそなえた、無線通信システムにおける受信装置を用いることができる。
即ち、MIMO多重伝送から非MIMO多重伝送(MIMOダイバーシチ伝送など)に伝送モードが切り替わった場合のように、送信装置と受信装置との間の伝送ストリーム数が変化(減少)した場合でも、伝送ストリーム間でデータブロック識別の競合が生じることがないため、データブロックの送信装置の誤再送及び受信装置での誤合成を回避することができる。したがって、送信装置と受信装置との間で正常な通信(ストリーム伝送)を継続することが可能となる。
〔A〕第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態に係るMIMO伝送システムの構成を示すブロック図で、この図1に示すMIMO伝送システムは、複数の送信アンテナ(アンテナ系列)Tx#1,Tx#2,…,Tx#nを有する、少なくとも1台の送信装置1と、複数の受信アンテナ(アンテナ系列)Rx#1,Rx#2,…,Rx#nを有する、少なくとも1台の受信装置2とをそなえて構成される。なお、送信装置1は、例えば、基地局装置の送信系として適用でき、受信装置2は、移動局装置の受信系として適用することができる。また、本例では、送信アンテナ数と受信アンテナ数とを同数(n)としているが、異なっていてもよい。
そして、プロセス振分部26は、受信プロセスのプロセス番号を識別して、そのプロセス番号に基づいて、当該受信プロセスを各HARQ受信処理部22のいずれかに振り分けて入力するよう信号分離・合成部21での信号分離及び合成処理を制御するものである。なお、当該プロセス番号識別のために、プロセス振分部26には、プロセス番号付加部17で用いるプロセス番号及びその付加方法に関する情報が図示しないメモリ等に予め記憶しておき、送信装置1と受信装置2とでプロセス番号の付加方法を共有しておく。
まず、送信装置1では、送信データがストリーム分離部11にて各アンテナ系列Tx#iの送信ストリームに分離され、それぞれ、対応するCRC付加部12にて、CRC符号が付加された上で、符号化部13にて、ターボ符号や等の所要の誤り訂正符号に符号化されてHARQ送信処理部14に入力される。
HARQ受信処理部22では、それぞれ、この信号分離・合成部21からの受信プロセスを再送合成処理に備えてプロセス番号とともに記憶しておき、記憶したプロセスと、送信装置1から再送されてくる同じプロセス番号の再送プロセスとを合成する(再送プロセスがない場合は、受信プロセスがそのまま出力される)。
さらに、送信装置1では、受信装置2から確認応答信号としてACK信号を受信すれば新規プロセスを送信すべく、NACK信号を受信すれば受信装置2で異常となったプロセスを再送すべく、プロセス番号付加部17及びHARQ送信処理部14を制御する。なお、新規/再送すべきプロセスは、受信した確認応答信号に含まれるアンテナ識別子又はプロセス番号を基に特定される。
(ケース1)ACK/NACK信号をタイミング調整により受信する場合(図5,図6)
図5に本ケース1での図3相当の概念図を示す。この図5に示すように、伝送モード切替(MIMOダイバーシチ伝送への変更)が発生(符号500参照)した後でも、受信装置2は、各アンテナ系列のアンテナ識別子を利用(付加)して確認応答信号(ACK/NACK信号)の返信を行なう。ここで、アンテナ識別子を「利用」するという意味は、明示的にアンテナ識別子を付加してACK/NACK信号を返信するのではなく、例えば、主アンテナ系列が1つに決まっていても、送信装置は各アンテナ系列のACK/NACK信号の周波数帯を受信装置に指示し、受信装置はその周波数帯を利用してACK/NACKを返信するという意味である。よって、送信装置がACK/NACK信号を受信すると、その周波数帯を分析し、どのアンテナ系列に対するACK/NACKか識別することができる。一方、アンテナ識別子を「付加」するという意味は、まさに図5に示したように、明示的にACK/NACK信号にアンテナ識別子を付加する、という意味である。
即ち、受信装置2は、伝送モード切替(MIMOダイバーシチ伝送への変更)が発生したか否かを監視、判断し(ステップS21)、伝送モード切替が発生していなければ(ステップS21でnoであれば)、ACK/NACK判定部24により、受信プロセスの番号要素であるアンテナ識別子を付加した確認応答信号を生成して送信装置1へ返信する。また、当該確認応答信号がNACK信号の場合には、HARQ受信処理部22にて、再送合成に備えて受信プロセスを保持しておく(ステップS22)。
図7に本ケースでの図3,図5に相当する概念図を示す。この図7に示すように、伝送モード切替(MIMOダイバーシチ伝送への変更)が発生(符号500参照)した後でも、送信装置と受信装置との間でタイミング調整が取れていないため、受信装置2は、プロセス番号を明示的に付加してACK/NACKを返信する。
即ち、受信装置2は、伝送モード切替(MIMOダイバーシチ伝送への変更)が発生したか否かを監視、判断し(ステップS31)、伝送モード切替が発生していなければ(ステップS31でnoであれば)、ACK/NACK判定部24により、受信プロセス番号を付加した確認応答信号を生成して送信装置1へ返信する。また、当該確認応答信号がNACK信号の場合には、HARQ受信処理部22にて、再送合成に備えて受信プロセスを保持しておく(ステップS32)。
〔B〕第2実施形態の説明
図9は本発明の第2実施形態に係るMIMO伝送システムの構成を示す図2相当のブロック図で、この図9に示すMIMO伝送システム(送信装置1及び受信装置2)は、図1及び図2に示した構成に比して、既述のプロセス番号付加部17及びプロセス振分部26に代えて、プロセス番号付加部17A及びプロセス振分部26Aをそなえて構成されている点が異なる。なお、その他の構成は図1及び図2により前述したものと同一若しくは同様であり、図9では図2と同様に、送信装置1の構成要素の一部(ストリーム分離部11,CRC演算部12及び符号化部13)、並びに、受信装置2の構成要素の一部(CRC演算部22及びストリーム合成部25)の図示はそれぞれ省略している。
つまり、本例のプロセス番号付加部(制御手段)17Aは、第1実施形態と同様のストリーム間で競合しないプロセス番号の付加制御を実現すべく、一連の番号情報をストリーム毎にグループ分けし、当該ストリーム毎に、対応グループ内の番号情報を送信プロセスに付加すべきプロセス番号(データブロック識別情報)としてHARQ送信処理部14に与えるグループ別番号生成部としての機能を兼ね備えていることになる。
即ち、当該プロセス番号識別のために、受信装置2のプロセス振分部26Aには、プロセス番号付加部17Aで用いるプロセス番号及びその付加方法に関する情報を図示しないメモリ等に予め記憶しておき、送信装置1と受信装置2との間でプロセス番号の付加方法を共有しておく。これにより、プロセス振分部26Aは、受信プロセスのプロセス番号を識別して、そのプロセス番号に基づいて、当該受信プロセスを各HARQ受信処理部22のいずれかに振り分けて入力するよう信号分離・合成部21での信号分離及び合成処理を制御することができる。
まず、送信装置1では、送信データがストリーム分離部11にて各アンテナ系列Tx#iの送信ストリームに分離され、それぞれ、対応するCRC付加部12にて、CRC符号が付加された上で、符号化部13にて、ターボ符号等の所要の誤り訂正符号に符号化されてHARQ送信処理部14に入力される。
(ケース1)ACK/NACK信号をタイミング調整により受信する場合(図13)
受信装置2は、伝送モード切替(MIMOダイバーシチ伝送への変更)が発生(図11の符号500参照)した後でも、第1実施形態1のように、各アンテナ系列のアンテナ識別子を利用(付加)して確認応答信号(ACK/NACK)の返信を行なう。ここで、アンテナ識別子を「利用」する、および「付加する」という意味は、第1実施形態と同様の意味である。
この図13に示すように、受信装置2は、伝送モード切替(MIMOダイバーシチ伝送への変更)が発生したか否かを監視、判断し(ステップS51)、伝送モード切替が発生していなければ(ステップS51でnoであれば)、ACK/NACK判定部24により、アンテナ識別子を利用(付加)した確認応答信号を生成して送信装置1へ返信する。また、当該確認応答信号がNACK信号の場合には、HARQ受信処理部22にて、再送合成に備えて受信プロセスを保持しておく(ステップS52)。
受信装置2は、伝送モード切替(MIMOダイバーシチ伝送への変更)が発生(図11の符号500参照)した後でも、プロセス番号を明示的に付加してACK/NACKを返信する。例えば図11において、伝送モード切替発生後に送信装置1のアンテナ系列Tx#1(主アンテナ系列はTx#2)から送信されたプロセス「4」に着目すると、受信装置2は、当該プロセス「4」に対する応答確認信号として当該受信プロセス「4」のプロセス番号を付加した信号をACK/NACK判定部24で生成して送信装置1へ返信する。
なお、本ケース2においても、伝送モード切替の発生後、ある程度時間(T)が経過すれば、送信装置1は、主アンテナ系列からのみプロセスを送信するが、T時間経過後、送信装置2は、プロセス番号を省略してプロセスを送信することはできない。本ケース2においては、伝送モード切替の発生後、ある程度時間(T)が経過し、送信装置が主アンテナ系列からのみプロセスを送信するようになっても、ケース1とは異なりタイミング同期が取れていないので、プロセス番号は付加して確認応答を返信する必要がある。
即ち、受信装置2は、伝送モード切替(MIMOダイバーシチ伝送への変更)が発生したか否かを監視、判断し(ステップS61)、伝送モード切替が発生していなければ(ステップS61でnoであれば)、ACK/NACK判定部24により、受信プロセス番号を付加した確認応答信号を生成して送信装置1へ返信する。また、当該確認応答信号がNACK信号の場合には、HARQ受信処理部22にて、再送合成に備えて受信プロセスを保持しておく(ステップS62)。
上述した第1及び第2実施形態では、プロセス番号の付加方法を各アンテナ系列間で競合しないように付加することにより、MIMO多重伝送から非MIMO多重伝送に切り替わった場合でも、正しいプロセスの合成、プロセスの誤再送を防止して、ストリームの伝送を途切れることなく継続できることについて示したが、本実施形態では、プロセス番号をアンテナ系列毎に独立して送信ストリームに付加する従来のPARCやプリコーディングにおいても、ストリーム伝送を途切れさせずに通信を継続する手法について示す。
ここでは、上述した第3実施形態と同様に、プロセス番号をアンテナ系列毎に独立して送信ストリームに付加する従来のPARCにおいても、ストリーム伝送を途切れることなく継続する別の手法を示す。
本実施形態4においても、第3実施形態と同様に、伝送モード切替発生の際に主アンテナ系列以外のアンテナ系列にプロセスが残留していることが原因で誤再送が生じることに着目している。即ち、MIMO多重伝送から非MIMO多重伝送(MIMOダイバーシチ伝送)へのモード切替の際、受信装置2の無線品質は切り替えの閾値(閾値A)よりも大きいが、別の閾値(閾値C)よりも小さく(つまり、閾値C>閾値A>閾値B)、かつ、主アンテナ系列以外のアンテナ系列に送信データ(プロセス)が無い場合、送信装置1は、無線品質が閾値A以下になることを待つことなく、その時点以降にMIMOダイバーシチ伝送に切り替える。
図18では、MIMO多重伝送エリアから非MIMO多重伝送エリア(MIMOダイバーシチエリア)への受信装置2の移動が検出(符号600参照)された後、アンテナ系列Tx#1のプロセス「2」に対するNACK信号(点線矢印610参照)を送信装置1が受信したためプロセス「2」の再送が生じ、その再送プロセスに対するACK信号(実線矢印620参照)が送信装置1に返信された直後に、アンテナ系列Tx#1の残留プロセスが全て送信されている様子を示している。送信装置1は、このように残留プロセスが無くなった時点以降で受信装置2の無線品質が閾値Aと閾値Cとの間にあれば、符号700で示すタイミングで、MIMOダイバーシチ伝送に即座に切り替えることができる。
11 ストリーム分離部
12 CRC付加部
13 符号化部
14 HARQ送信処理部(データブロック識別情報付加手段)
15 送信部
16 再送制御部
17,17A プロセス番号付加部(制御手段:アンテナ識別子生成部、グループ別番号生成部)
2 受信装置(移動局)
21 信号分離・合成部(受信手段)
22 HARQ受信処理部(再送合成手段)
23 CRC演算部
24 ACK/NACK判定部(再送要求送信手段)
25 ストリーム合成部25
26,26A プロセス番号振分部
Tx#1,Tx#2,…,Tx#n 送信アンテナ(アンテナ系列)
Rx#1,Rx#2,…,Rx#n 受信アンテナ(アンテナ系列)
ATT 送信アンテナ
ATR 受信アンテナ
Claims (6)
- 複数の送信アンテナを有する送信装置から受信装置へ複数の系列のストリームデータを伝送するMIMO(Multi Input Multi Output)多重伝送を行なう処理と、該MIMO多重伝送から切り替えて該送信装置から該受信装置へ1つの系列のストリームデータを伝送するMIMOダイバーシチ伝送を行なう処理と、該伝送時に系列毎にデータブロック単位で再送制御するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)処理と、を行なう、無線通信システムにおける伝送制御方法において、
該送信装置は、
前記MIMO多重伝送を行なう場合、前記データブロックに対応し、前記ストリームデータ間で競合せず、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なう規則に従ったプロセス番号を付随させて当該データブロックを該受信装置へ送信し、
前記MIMOダイバーシチ伝送を行なう場合、前記データブロックに対応し、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なわない規則に従ったプロセス番号を付随させて当該データブロックを該受信装置へ送信し、
該受信装置は、
該送信装置からの受信データブロックに付随する前記プロセス番号に基づいて、同じプロセス番号が付随する既受信データブロックと再送データブロックとを再送合成処理することを特徴とする、無線通信システムにおける伝送制御方法。 - 複数の送信アンテナを有する送信装置から受信装置へ複数の系列のストリームデータを伝送するMIMO(Multi Input Multi Output)多重伝送を行なう処理と、該MIMO多重伝送から切り替えて該送信装置から該受信装置へ1つの系列のストリームデータを伝送するMIMOダイバーシチ伝送を行なう処理と、該伝送時に系列毎にデータブロック単位で再送制御するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)処理と、を行なう、無線通信システムにおける該送信装置であって、
前記ストリームデータ毎に、プロセス番号を前記データブロックに付随させるデータブロック識別情報付随手段と、
前記プロセス番号を付随させたデータブロックを該受信装置へ送信する送信手段と、
前記MIMO多重伝送を行なう場合、前記データブロックに付随させる前記プロセス番号が、前記データブロックに対応し、前記ストリームデータ間で競合せず、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なう規則に従うよう該データブロック識別情報付随手段を制御し、前記MIMOダイバーシチ伝送を行なう場合、前記データブロックに付随させる前記プロセス番号が、前記データブロックに対応し、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なわない規則に従うよう該データブロック識別情報付随手段を制御する制御手段と、
前記プロセス番号を付加された、前記データブロックについての再送要求を該受信装置から受信すると、当該プロセス番号により識別されるデータブロックを該受信装置へ再送する再送制御手段とをそなえたことを特徴とする、無線通信システムにおける送信装置。 - 複数の送信アンテナを有する送信装置から受信装置へ複数の系列のストリームデータを伝送するMIMO(Multi Input Multi Output)多重伝送を行なう処理と、該MIMO多重伝送から切り替えて該送信装置から該受信装置へ1つの系列のストリームデータを伝送するMIMOダイバーシチ伝送を行なう処理と、該伝送時に系列毎にデータブロック単位で再送制御するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)処理と、を行なう、無線通信システムにおける該受信装置であって、
前記MIMO多重伝送を行なう場合、該送信装置が、前記データブロックに対応し、前記ストリームデータ間で競合せず、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なう規則に従ったプロセス番号を付随させて送信したデータブロックを受信し、前記MIMOダイバーシチ伝送を行なう場合、該送信装置が、前記データブロックに対応し、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なわない規則に従ったプロセス番号を付随させて送信したデータブロックを受信する受信手段と、
該受信手段で受信した受信データブロックに付随するプロセス番号に基づいて、同じプロセス番号が付随する既受信データブロックと再送データブロックとを再送合成処理する再送合成手段とをそなえたことを特徴とする、無線通信システムにおける受信装置。 - 複数の送信アンテナを有する送信装置から受信装置へ複数の系列のストリームデータを伝送するMIMO(Multi Input Multi Output)多重伝送を行なう処理と、該MIMO多重伝送から切り替えて該送信装置から該受信装置へ1つの系列のストリームデータを伝送するMIMOダイバーシチ伝送を行なう処理と、該伝送時に系列毎にデータブロック単位で再送制御するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)処理と、を行なう、無線通信システムにおける伝送制御方法において、
該送信装置は、
前記MIMO多重伝送を行なう場合、前記データブロックに対応し、前記ストリームデータ間で競合せず、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なう規則に従ったプロセス番号を付随させて当該データブロックを該受信装置へ送信し、
前記MIMOダイバーシチ伝送を行なう場合、前記規則には従わずに、前記データブロックに対応するプロセス番号を付随させて当該データブロックを該受信装置へ送信し、
該受信装置は、
該送信装置からの受信データブロックに付随する前記プロセス番号に基づいて、同じプロセス番号が付随する既受信データブロックと再送データブロックとを再送合成処理することを特徴とする、無線通信システムにおける伝送制御方法。 - 複数の送信アンテナを有する送信装置から受信装置へ複数の系列のストリームデータを伝送するMIMO(Multi Input Multi Output)多重伝送を行なう処理と、該MIMO多重伝送から切り替えて該送信装置から該受信装置へ1つの系列のストリームデータを伝送するMIMOダイバーシチ伝送を行なう処理と、該伝送時に系列毎にデータブロック単位で再送制御するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)処理と、を行なう、無線通信システムにおける該送信装置であって、
前記ストリームデータ毎に、プロセス番号を前記データブロックに付随させるデータブロック識別情報付随手段と、
前記プロセス番号を付随させたデータブロックを該受信装置へ送信する送信手段と、
前記MIMO多重伝送を行なう場合、前記データブロックに付随させる前記プロセス番号が、前記データブロックに対応し、前記ストリームデータ間で競合せず、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なう規則に従うよう該データブロック識別情報付随手段を制御し、前記MIMOダイバーシチ伝送を行なう場合、前記データブロックに付随させる前記プロセス番号が、前記規則には従わずに、前記データブロックに対応するよう該データブロック識別情報付随手段を制御する制御手段と、
前記プロセス番号を付加された、前記データブロックについての再送要求を該受信装置から受信すると、当該プロセス番号により識別されるデータブロックを該受信装置へ再送する再送制御手段とをそなえたことを特徴とする、無線通信システムにおける送信装置。 - 複数の送信アンテナを有する送信装置から受信装置へ複数の系列のストリームデータを伝送するMIMO(Multi Input Multi Output)多重伝送を行なう処理と、該MIMO多重伝送から切り替えて該送信装置から該受信装置へ1つの系列のストリームデータを伝送するMIMOダイバーシチ伝送を行なう処理と、該伝送時に系列毎にデータブロック単位で再送制御するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)処理と、を行なう、無線通信システムにおける該受信装置であって、
前記MIMO多重伝送を行なう場合、該送信装置が、前記データブロックに対応し、前記ストリームデータ間で競合せず、且つ、前記ストリームデータの系列の識別を行なう規則に従ったプロセス番号を付随させて送信したデータブロックを受信し、前記MIMOダイバーシチ伝送を行なう場合、該送信装置が、前記規則には従わずに、前記データブロックに対応するプロセス番号を付随させて送信したデータブロックを受信する受信手段と、
該受信手段で受信した受信データブロックに付随するプロセス番号に基づいて、同じプロセス番号が付随する既受信データブロックと再送データブロックとを再送合成処理する再送合成手段とをそなえたことを特徴とする、無線通信システムにおける受信装置。
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