JP5427788B2 - 移動局及び移動通信方法 - Google Patents

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    • H04W92/10Interfaces between hierarchically different network devices between terminal device and access point, i.e. wireless air interface

Description

本発明は、移動局及び移動通信方法に関する。
一般に、移動通信システムでは、無線基地局と移動局との間の同期状態が監視されるように構成されている。例えば、WCDMA方式の移動通信システムにおいては、物理レイヤにおける下りリンクの同期状態を判定するために、以下の2つの指標が定義されている。
・ 個別物理制御チャネルにおける受信品質(DPCCH(Dedicated Physical Control Channel) quality)
・ 巡回冗長検査(CRC(Cyclic Redundancy Check) check)結果
ここで、DPCCH qualityは、パイロットシンボル(Pilot symbols)や送信電力制御(TPC: transmission power control)ビットの受信品質、例えば、SIR(signal‐to‐interference power ratio)や受信レベルに相当し、CRC check結果は、ブロックエラーレート(Block error rate)に相当する。
上述の物理レイヤにおける下りリンクの同期状態の判定のための判定区間は、例えば、160msである。また、後述するように、RRCレイヤにおける無線リンク失敗(RLF:Radio Link Failure)状態であるか否かについての判定は、10ms毎の下りリンクの同期状態の判定結果に基づいて行われる。
すなわち、WCDMA方式の移動通信システムにおいては、上述の物理レイヤから報告される下りリンクの同期状態に基づくRRCレイヤにおける無線リンク失敗であるか否かについての判定及び無線リンク失敗状態である場合の移動局UEの動作が定義されている。
図14を参照して、上述したRRCレイヤにおける無線リンク失敗状態であるか否かについての判定及び無線リンク失敗状態における移動局UEの動作について説明する。
ステップS102において、移動局UEは、物理レイヤより連続してN313回の「Out‐of‐sync」、すなわち、「同期状態:NG」の報告を受信した場合(S102:YES)、タイマーT313を起動する(S104)。なお、ステップS102及びS104は、タイマーT313が起動していない場合にのみ行われてもよい。
一方、ステップS106において、移動局UEは、物理レイヤより連続してN315回の「In‐sync」、すなわち、「同期状態:OK」の報告を受信した場合(S106:YES)、タイマーT313を停止する(S108)。なお、ステップS106及びS108は、タイマーT313が起動している場合にのみ行われてもよい。
そして、T313が満了した場合(ステップS110:YES)、本動作は、ステップS112に進む。なお、T313が満了しない場合(ステップS110:NO)、本動作は、ステップS102に戻る。なお、ステップS110は、T313が起動している場合及びT313が起動していない場合の両方で行われてもよい。
ステップS102乃至S110の処理は、無線基地局eNB及び移動局UEが接続状態である間、常に行われてよい。或いは、ステップS102乃至S110の処理は、無線基地局eNB及び移動局UEが接続状態である間で、かつ、10ms毎に行われてもよい。ここで、10msとは、1無線フレーム(Radio Frame)のことを指す。また、接続状態とは、RRC_Connected状態のことであってもよい。
ステップS112において、移動局UEは、無線基地局eNBと移動局UEとの間の通信状態が無線リンク失敗状態であると看做す。
無線リンク失敗状態とは、RLF(Radio Link Failure)状態と呼ばれてもよく、無線基地局eNBと移動局UEとの間の通信品質が著しく劣化し、通信不可能である状態のことを指す。
ステップS114において、移動局UEは、無線基地局eNBとの間の通信の設定(Configuration)をクリアする。
ステップS116において、移動局UEは、再接続の処理を行う。ここで、再接続の処理は、「Cell Update処理」と呼ばれてもよい。なお、移動局UEは、進行中の処理が存在しない場合や、或いは、進行中の処理の中で、無線リンク失敗状態時の動作が規定されていない場合に、上述の再接続の処理を行ってもよい。
かかる場合、移動局UEは、進行中の処理が存在し、かつ、進行中の処理の中で、無線リンク失敗状態時の動作が規定されている場合に、前記進行中の処理の中の無線リンク失敗状態時の動作を行う。
ここで、上述したT313やT315やN313といったパラメータは、ヒステリシスや保護段数に相当するパラメータであり、精度良く、かつ、適切なタイミングで、無線リンク失敗状態を判定するためのパラメータである。
ところで、移動通信システムにおいては、移動局UEにおける消費電力の低減のため、すなわち、バッテリーセービングのために、間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)制御が適用される。
例えば、WCDMA方式の後継となる通信方式であるLTE(Long Term Evolution)方式の移動通信システムにおける間欠受信制御は、無線基地局eNBと移動局UEとが接続中であり、かつ、通信すべきデータが存在しない場合に適用され、間欠受信状態にある移動局UEは、周期的に、すなわち、間欠的に、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を介して送信される下り制御信号を受信するように構成されている。
かかる場合、移動局UEは、全てのタイミングではなく、間欠的に、物理下りリンク制御チャネルPDCCHを介して送信される下り制御信号を受信すればよいため、バッテリーの消費電力を低減することが可能となる。
より具体的には、移動局UEは、図15に示すように、DRX周期(図15の例では、1280ms)毎に設定される受信区間(図15の例では、5ms)においてのみ、物理下りリンク制御チャネルPDCCHを介して送信される下り制御信号を受信し、それ以外の送受信機をOFFとするように構成されている。その結果、移動局UEにおいて、バッテリーの消費電力を低減することが可能となる。前記受信区間は、On‐durationと呼ばれてもよい。
上述したように、RRCレイヤにおける無線リンク失敗状態についての判定においては、ヒステリシスや保護段数に相当するパラメータにより、精度良く、かつ、適切なタイミングで判定が行われている。
一方、上述したように、移動通信システムにおいては、無線基地局eNBと移動局UEとが接続中である場合に、間欠受信制御が適用される。すなわち、各移動局UEの状態として、通信すべきデータの有無に応じて、間欠受信状態及び非間欠受信状態の2種類の状態が存在する。
ここで、間欠受信状態である移動局UEは、間欠受信制御によるバッテリーセービング効果を維持するため、一般に、間欠受信制御における受信区間においてのみ、上述した下りリンクの同期状態の判定を行うように構成されている。
これは、非間欠受信状態においては、物理レイヤからRRCレイヤに対して、高頻度に、例えば、10ms毎に下りリンクの同期状態が通知されるのに対し、間欠受信状態においては、間欠受信制御における受信区間においてのみ、下りリンクの同期状態が通知されることを意味する。
上述したように、移動局UEが間欠受信状態にある場合、物理レイヤからの通知が、低頻度となるため、RRCレイヤにおける、ヒステリシスや保護段数に相当するパラメータを用いた判定を適切に行うことができないという問題が存在する。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、間欠受信状態において、無線リンク失敗状態を適切に判定することを可能とする移動局及び移動通信方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、無線基地局と通信する移動局であって、前記移動局におけるサービングセルの無線品質に基づいて、下りリンクの同期状態を判定するように構成されている同期状態判定部と、前記判定結果に基づいて、無線リンク失敗状態であるか否かについて判定するように構成されている無線リンク失敗状態判定部と、前記無線リンク失敗状態判定部によって、前記無線リンク失敗状態であると判定された場合、前記無線基地局との接続を再構築するように構成されている接続再構築部とを具備し、前記同期状態判定部より、前記下りリンクの同期状態が非同期状態であることを通知された場合、(1)第1タイマーが満了している場合で、かつ、第2タイマーが起動中である場合に、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第2タイマーを停止し、かつ、無線リンク失敗状態であると判定するように構成されており、(2)前記第1タイマーが起動中である場合で、かつ、前記第2タイマーが起動中である場合に、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第2タイマーを停止するように構成されており、(3)前記第1タイマーが起動中でない場合に、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第1タイマーを開始するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第1の特徴において、前記同期状態判定部より、前記下りリンクの同期状態が同期状態であることを通知された場合、(1)前記第2タイマーが満了している場合に、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第1タイマーを停止するように構成されており、(2)前記第1タイマーが起動中であり、かつ、前記第2タイマーが起動中でない場合に、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第2タイマーを開始するように構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記第1タイマー及び前記第2タイマーは、間欠受信状態及び非間欠受信状態のそれぞれに関して、別々に設定されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、間欠受信状態である場合に、前記同期状態判定部は、前記間欠受信状態のON区間において、前記下りリンクの同期状態を判定するように構成されており、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第1タイマーが満了したタイミングから直近の前記間欠受信のON区間において、無線リンク失敗状態であると判定するように構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、間欠受信状態である場合に、前記同期状態判定部は、前記間欠受信状態のON区間において、前記下りリンクの同期状態を判定するように構成されており、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第2タイマーが満了したタイミングから直近の前記間欠受信のON区間において、前記第1タイマーを停止するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴は、無線基地局と移動局との間で通信する移動通信方法であって、前記移動局が、該移動局におけるサービングセルの無線品質に基づき、下りリンクの同期状態を判定する工程Aと、前記移動局が、前記下りリンクの同期状態に基づいて、無線リンク失敗状態であるか否かについて判定する工程Bと、前記移動局が、前記無線リンク失敗状態であると判定された場合、前記無線基地局との接続を再構築する工程Cとを有し、前記工程Bにおいて、前記行程Aにおいて、前記下りリンクの同期状態が非同期状態であることを判定された場合、第1タイマーが満了している場合で、かつ、第2タイマーが起動中である場合には、前記移動局は、前記第2タイマーを停止し、かつ、無線リンク失敗状態であると判定し、前記第1タイマーが起動中である場合で、かつ、前記第2タイマーが起動中である場合には、前記移動局は、前記第2タイマーを停止し、前記第1タイマーが起動中でない場合に、前記移動局は、前記第1タイマーを開始することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、間欠受信状態において、無線リンク失敗状態を適切に判定することを可能とする移動局及び移動通信方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の同期状態判定部による同期状態の判定の様子について説明するための図である。 図4は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の無線リンク失敗状態判定部による無線リンク失敗の判定の様子について説明するための図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の無線リンク失敗状態判定部による無線リンク失敗の判定の様子について説明するための図である。 図6は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の無線リンク失敗状態判定部による無線リンク失敗の判定の様子について説明するための図である。 図7は、本発明の第1の実施形態に係る移動局において用いられる間欠受信用パラメータ及び非間欠受信用パラメータの一例を示す図である。 図8は、本発明の第1の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック図である。 図9は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。 図10は、本発明の変更例1に係る移動局の無線リンク失敗状態判定部による無線リンク失敗の判定の様子について説明するための図である。 図11は、本発明の変更例1に係る移動局の無線リンク失敗状態判定部による無線リンク失敗の判定の様子について説明するための図である。 図12は、本発明の変更例2に係る移動局の無線リンク失敗状態判定部による無線リンク失敗の判定の様子について説明するための図である。 図13は、本発明の変更例2に係る移動局の無線リンク失敗状態判定部による無線リンク失敗の判定の様子について説明するための図である。 図14は、一般的な移動局の動作を示すフローチャートである。 図15は、一般的な移動局における間欠受信について説明するための図である。 図16は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の無線リンク失敗状態判定部による無線リンク失敗の判定の様子について説明するための図である。 図17は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。 図18は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。 図19は、本発明の第1の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1乃至図7を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、LTE方式の移動通信システムである。かかる移動通信システムでは、無線アクセス方式として、下りリンクについては「OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式」が適用され、上りリンクについては「SC‐FDMA(Single‐Carrier Frequency Division Multiple Access)方式」が適用されることが検討されている。
OFDM方式は、特定の周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各周波数帯域上にデータを載せて伝送を行う方式である。かかるOFDM方式によれば、サブキャリアを周波数軸上で一部重なりあいながらも互いに干渉することなく密に並べることで、高速伝送を実現し、周波数の利用効率を上げることができる。
また、SC‐FDMA方式は、特定の周波数帯域を分割し、複数の移動局UEの間で異なる周波数帯域を用いて伝送することで、複数の移動局UEの間における干渉を低減することができる伝送方式である。SC‐FDMA方式によれば、送信電力の変動が小さくなる特徴を有することから、移動局UEの低消費電力化及び広いカバレッジを実現することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムでは、無線基地局eNBが、物理下り制御チャネルPDCCHを介して下り制御信号を送信し、物理下り共有データチャネルPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を介して下りデータ信号を送信するように構成されている。
一方、本実施形態に係る移動通信システムでは、移動局UEは、物理上り共有データチャネルPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を介して上りデータ信号を送信するように構成されている。
図2に示すように、移動局UEは、状態管理部11と、パラメータ取得部12と、同期状態判定部13と、無線リンク失敗状態判定部14と、再接続処理部15とを具備している。
状態管理部11は、移動局UEが間欠受信状態であるか否かについて管理するように構成されている。状態管理部11は、同期状態判定部13と無線リンク失敗状態判定部14とに対して、移動局UEが間欠受信状態であるか否か、すなわち、間欠受信状態であるか又は非間欠受信状態であるかについて通知する。
なお、移動局UEが非間欠受信状態であるとは、すなわち、移動局UEがActive状態であるという意味であってよい。例えば、Active状態は、3GPP TS36.321,V8.2.0,5.7章に定義されている。また、この場合、Active状態でない状態が、間欠受信状態に相当する。
パラメータ取得部12は、無線基地局eNBから、間欠受信状態用パラメータ及び非間欠受信状態用パラメータを取得するように構成されている。パラメータ取得部12は、かかる間欠受信状態用パラメータ及び非間欠受信状態用パラメータを、無線リンク失敗状態判定部14に通知する。
なお、間欠受信状態用パラメータ及び非間欠受信状態用パラメータは、報知情報の一部として通知されてもよいし、セル内の各移動局UEに対して個別に通知されるRRC Signaling内の情報の一部として通知されてもよい。
同期状態判定部13は、移動局UEにおけるサービングセルの無線品質を測定し、かかる無線品質に基づいて、下りリンクの同期状態を判定するように構成されている。ここで、移動局UEにおけるサービングセルの無線品質とは、無線基地局eNBと移動局UEとの間の下りリンクの無線リンクの品質である。
例えば、同期状態判定部13は、移動局UEにおけるサービングセルの無線品質として、移動局UEのサービングセルからの信号(例えば、参照信号(RS:Reference Signal)等)のSIRを測定し、かかるSIRに基づいて、下りリンクの同期状態を判定してもよい。
より具体的には、同期状態判定部13は、かかるSIRが所定閾値よりも大きい場合に、下りリンクの同期状態がOKである、すなわち、In‐syncであると判定し、かかるSIRが所定閾値以下の場合に、下りリンクの同期状態がNGである、すなわち、Out‐of‐syncであると判定してもよい。
或いは、同期状態判定部13は、図3に示すように、Qout及びQinの2つの閾値を設定し、上述のSIRとQoutとQinとに基づいて、下りリンクの同期状態を判定してもよい。
ここで、Qout<Qinであり、QinとQoutと差、すなわち、「Qin‐Qout」がヒステリシスに相当する。すなわち、図3の例においては、同期状態判定部13は、T<Aにおいては、SIRがQoutよりも大きいため、In‐syncであると判定し、時刻T=Aにおいて、SIRがQout以下となったことに基づき、Out‐of‐syncであると判定する。
そして、同期状態判定部13は、時刻T=Bにおいて、SIRがQinより大きくなったことに基づき、In‐syncであると判定し、その後、時刻T=Cにおいて、SIRがQout以下となったことに基づき、Out‐of‐syncであると判定する。
このように、2つの閾値を設定することにより、すなわち、「Qin‐Qout」というヒステリシスを設定することにより、In‐syncとOut‐of‐syncとの判定におけるばたつきを低減することが可能となる。
なお、同期状態判定部13は、上述のSIRの値として、瞬時のSIRを所定平均化区間で平均化した値を用いてもよい。ここで、所定平均化区間としては、例えば、160msであってもよいし、200msであってもよいし、20msであってもよいし、それ以外の値であってもよい。
また、前記SIRの値は、周波数方向に関して、システム帯域全体で平均した値であってもよいし、システム帯域内の一部の帯域で平均した値であってもよい。前記システム帯域内の一部の帯域とは、例えば、システム帯域の中心に位置する、所定の帯域幅を有する帯域であってもよい。あるいは、前記システム帯域内の一部の帯域とは、例えば、同期信号または物理報知チャネルが送信される帯域であってもよい。
或いは、同期状態判定部13は、移動局UEが非間欠受信状態である場合には、160msの平均化区間で平均化したSIRを用いて、下りリンクの同期状態を判定し、移動局UEが間欠受信状態である場合には、間欠受信制御のOn‐duration(ON区間)におけるSIRを用いて、下りリンクの同期状態を判定してもよい。
なお、前記間欠受信制御のOn‐durationにおけるSIRは、On‐durationにおける瞬時のSIRであってもよいし、On‐durationにおける平均のSIRであってもよいし、複数のOn‐durationにおけるSIRを平均化した値であってもよい。
同期状態判定部13は、上述した下りリンクの同期状態の判定結果(In‐sync/Out‐of‐sync)を無線リンク失敗状態判定部14に通知する。
なお、同期状態判定部13は、上述の下りリンクの同期状態の判定結果(In‐sync/Out‐of‐sync)を、10ms毎に、無線リンク失敗状態判定部14に通知してもよい。ここで、上述の10msは、あくまでも一例であり、10ms以外の値であってもよい。
また、同期状態判定部13は、上述の下りリンクの同期状態の判定結果(In‐sync/Out‐of‐sync)を、無線リンクフレーム(Radio Link Frame)毎に、無線リンク失敗状態判定部14に通知してもよい。
或いは、同期状態判定部13は、移動局UEが非間欠受信状態である場合には、10ms毎に下りリンクの同期状態の判定結果を無線リンク失敗状態判定部14に通知し、移動局UEが間欠受信状態である場合には、DRX周期毎に下りリンクの同期状態の判定結果を無線リンク失敗状態判定部14に通知してもよい。
ここで、「DRX周期毎に下りリンクの同期状態の判定結果を通知する」とは、例えば、「DRX周期毎に存在するOn‐durationのタイミングで、下りリンクの同期状態の判定結果を通知する」という意味であってよい。
なお、同期状態判定部13は、前記移動局UEが間欠受信状態であるか否かについての情報は、状態管理部11より取得する。
また、同期状態判定部13は、上述した例において、サービングセルの無線品質として、リファレンス信号(Reference Signal)のSIRを用いたが、代わりに、リファレンス信号の受信電力(Reference Signal Received Power(RSRP))やReference Signal Received Quality(RSRQ)、CQIを用いてもよい。
或いは、同期状態判定部13は、リファレンス信号のSIRの代わりに、PDCCHの誤り率や、PCFICHの誤り率や、PCFICHにおけるSIRや、PDSCHの誤り率や、DL RSのシンボル誤り率等を用いてもよい。
或いは、同期状態判定部13は、サービングセルの無線品質として、リファレンス信号(Reference Signal)のSIRや、リファレンス信号の受信電力や、RSRQや、CQIや、PDCCHの誤り率や、PCFICHの誤り率や、PCFICHのSIRや、PDSCHの誤り率や、DL RSのシンボル誤り率の内の少なくとも1つを用いてもよい。
尚、RSRQ(Reference Signal Received QualityPower)とは、下りリンクの参照信号の受信電力を、下りリンクのRSSI(Received Signal Strength Indicator)で割った値である。ここで、RSSIとは、移動局において観測されるトータルの受信レベルであり、熱雑音や他セルからの干渉電力や、自セルからの希望信号の電力等の全てを含んだ受信レベルのことである(RSRQの定義については、3GPP TS36.214、V8.3.0参照)。また、CQI(Channel Quality Indicator)とは、下りリンクの無線品質情報である(CQIの定義については、3GPP TS36.213、V8.3.0参照)。
無線リンク失敗状態判定部14は、上述の同期状態判定部13における下りリンクの同期状態の判定結果と、パラメータ取得部12より指定される間欠受信状態用パラメータ及び非間欠受信状態用パラメータとに基づいて、無線リンク失敗状態であるか否かについて判定するように構成されている。
例えば、無線リンク失敗状態判定部14は、同期状態判定部13より、N313回連続して、Out‐of‐syncが報告された場合に、タイマーを起動し、かかるタイマーが満了した場合に、無線リンク失敗状態であると判定してもよい。
より具体的には、無線リンク失敗状態判定部14は、図4に示すように、時刻T=Aから時刻T=Bまでの間に、同期状態判定部13から、連続してN313回、下りリンクの同期状態として、Out‐of‐syncを示す通知を受信する。
かかる場合、時刻T=Bにおいて、無線リンク失敗状態判定部14は、タイマーT313を起動する。そして、無線リンク失敗状態判定部14は、タイマーT313が満了した場合に(時刻T=C)、無線リンク失敗状態であると判定する。前記タイマーT313は、第1タイマーに相当する。
ここで、図5に示すように、無線リンク失敗状態判定部14は、タイマーT313を起動している状態において、同期状態判定部13より、時刻T=Cから時刻T=Dまでの間に、連続してN315回、下りリンクの同期状態として、In‐syncという通知を受信する。
かかる場合、時刻T=Dにおいて、無線リンク失敗状態判定部14は、タイマーT313を停止する。この場合、タイマーT313が満了する前に停止されたため、無線リンク失敗状態判定部14は、無線リンク失敗状態であるとは判定しない。
なお、上述した例において、N313やN315は、Out‐of‐sync又はIn‐syncが連続して通知される回数に関する閾値であったが、代わりに、Out‐of‐sync又はIn‐syncが連続して通知される時間に関する閾値であってもよい。すなわち、N313やN315は、T313と同様にタイマーとして扱われてもよい。
例えば、図6に示すように、時刻T=AからT=Bまでの時間(B−A)が「N313」に相当し、「N313」で定義される時間の間、Out‐of‐syncが連続して通知された場合に、すなわち、Out‐of‐syncのみが通知された場合に、無線リンク失敗状態判定部14は、時刻T=Bにおいて、タイマーT313を起動するという処理を行ってもよい。
すなわち、図6において、無線リンク失敗状態判定部14は、同期状態判定部13より、下りリンクの同期状態として、Out‐of‐syncという通知を受信したタイミングである時刻T=Aにおいて、タイマーN313を起動し、前記タイマーN313が満了するまでの間、すなわち、タイマーN313が起動中である間(時刻T=AからT=Bまでの時間(B−A))、Out‐of‐syncが連続して通知された場合に、すなわち、Out‐of‐syncのみが通知された場合に、無線リンク失敗状態判定部14は、時刻T=Bにおいて、タイマーT313を起動(開始)するという処理を行ってもよい。
また、無線リンク失敗状態判定部14は、前記タイマーN313が起動中である状態において、In‐syncが通知された場合に、タイマーN313を停止してもよい。
或いは、例えば、図6において、時刻T=CからT=Dまでの時間(D−C)が「N315」に相当し、「N315」で定義される時間の間、In‐syncが連続して通知された場合に、すなわち、In‐syncのみが通知された場合に、無線リンク失敗状態判定部14は、時刻T=Dにおいて、タイマーT313を停止するという処理を行ってもよい。この場合、N315は、第2タイマーに相当する。
すなわち、図6において、無線リンク失敗状態判定部14は、同期状態判定部13より、下りリンクの同期状態として、In‐syncという通知を受信したタイミングである時刻T=Cにおいて、第2タイマーN315を起動し、第2タイマーN315が満了するまでの間、すなわち、前記第2タイマーN315が起動中である間(時刻T=CからT=Dまでの時間(D−C))、In‐syncが連続して通知された場合に、すなわち、In‐syncのみが通知された場合に、無線リンク失敗状態判定部14は、時刻T=Dにおいて、タイマーT313を停止するという処理を行ってもよい。
また、無線リンク失敗状態判定部14は、第2タイマーであるN315が起動中である状態において、Out‐of‐syncが通知された場合に、第2タイマーN315を停止してもよい。
すなわち、上述したN313やN315は、その単位として、同期状態判定部13より同期状態を通知される回数であってもよいし、代わりに、同期状態判定部13より同期状態を通知される時間であってもよい。
また、上述した例においては、無線リンク失敗状態であるか否かを判定するために、3つのパラメータ「N313」、「T313」、「N315」が定義されたが、代わりに、3つのパラメータ、「N313」、「T313」、「N315」の内の少なくとも1つが、無線リンク失敗状態であるか否かを判定するためのパラメータとして用いられてもよい。
無線リンク失敗状態判定部14は、無線リンク失敗状態であると判定した場合に、かかる判定結果を、再接続処理部15に通知する。
ここで、間欠受信状態における、同期状態判定部13におけるOut‐of‐sync/In‐syncの判定と、無線リンク失敗状態判定部14におけるタイマーT313やN313やN315を用いた無線リンク失敗状態であるか否かの判定との時間関係を示す。
尚、以下の説明では、N313及びN315は、上述したように、Out‐of‐sync又はIn‐syncが連続して通知される回数に関する閾値ではなく、T313と同様のタイマーとして定義されていると仮定する。
また、便宜上、以下の図16では、N313=0とする。すなわち、同期状態判定部13より、Out‐of‐syncが通知された時点で、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーT313を起動(開始)するとする。
例えば、図16のCase1に示すように、同期状態判定部13は、間欠受信状態のOn‐durationのタイミングにおいて、Out‐of‐sync/In‐syncの判定を行い、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーであるT313が満了したタイミング(図16におけるc)から直近の間欠受信状態のON‐duration(図16におけるd)において、無線リンク失敗状態であると判定してもよい(図16におけるRFL detection)。
言い換えれば、無線リンク失敗状態判定部14は、図16におけるdのタイミングにおいて、同期状態判定部13より、Out‐of‐syncという通知を受信し、かつ、その時点で、第1タイマーであるT313が満了していた(図16におけるc)ために、無線リンク失敗状態であると判定してもよい(図16におけるRFL detection)。
或いは例えば、図16のCase2に示すように、同期状態判定部13は、間欠受信状態のOn‐durationのタイミングにおいて、Out‐of‐sync/In‐syncの判定を行い、無線リンク失敗状態判定部14は、第2タイマーであるN315が満了したタイミング(図16におけるb)から直近の間欠受信状態のON‐duration(図16におけるd)において、第1タイマーであるT313を停止してもよい。
言い換えれば、無線リンク失敗状態判定部14は、図16におけるdのタイミングにおいて、同期状態判定部13より、In‐syncという通知を受信し、かつ、その時点で、第2タイマーであるN315が満了していた(図16におけるb)ために、第1タイマーであるT313を停止してもよい。
このように、第1タイマーが満了した後の直近のOn‐durationにおいて、無線リンク失敗状態であるか否かを判定することにより、間欠受信によるバッテリーセービング効果を維持しつつ、適切に、無線リンク失敗状態の判定を行うことが可能となる。
なお、かかる間欠受信状態用パラメータ及び非間欠受信状態用パラメータには、上述のタイマーT313を起動するための連続するOut‐of‐syncの数である「N313」や、上述の無線リンク失敗状態であることを判定するためのタイマー値である「T313」や、上述のタイマーを停止するための連続するIn‐syncの数である「N315」等が含まれている。
ここで、図7に、間欠受信状態用パラメータ(「N313」や「T313」や「N315」)及び非間欠受信状態用パラメータ(「N313」や「T313」や「N315」)の一例を示す。
かかる例からも分かるように、本実施形態に係る移動通信システムでは、間欠受信状態用パラメータの値及び非間欠受信状態用パラメータの値が異なるように構成されていてもよい。
例えば、間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313)は、非間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313)よりも小さくなるように構成されていてもよい。
以下に、間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313=5)を、非間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313=20)よりも小さくすることの効果を記載する。
間欠受信状態においては、非間欠受信状態に比べて、下りリンク同期状態を判定する判定頻度が少ないため、結果として、それぞれの判定と判定との間の間隔が大きくなる。
この場合、判定に要する時間をある程度適切な長さにするためには、間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313=5)は、非間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313=20)よりも小さくする必要がある。
ここで、適切な長さとは、例えば、無線失敗状態であることを判定するために必要な反映時間であり、精度良く判定できるのであれば、できる限り短い値が望ましい。
すなわち、上述したように、間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313=5)を、非間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313=20)よりも小さくすることにより、間欠受信状態において、適切に無線失敗状態であることの判定を行うことが可能となる。
なお、逆に、間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313)は、非間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313)よりも大きくなるように構成されていてもよい。
例えば、間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313)を10とし、非間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313)を2としてもよい。
以下に、間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313=10)を、非間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313=2)よりも大きくすることの効果を記載する。
間欠受信状態においては、非間欠受信状態に比べて、下りリンク同期状態を判定する判定頻度が少ないため、サンプル数を大きくする必要がある。ここで、かかるサンプル数とは、例えば、正確に無線失敗状態であることを判定するために必要なサンプル数である。
よって、上述したように、間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313=10)を、非間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータの値(N313=2)よりも大きくすることにより、間欠受信状態において、適切に無線失敗状態であることの判定を行うことが可能となる。
同様に、間欠受信状態用パラメータにおける第2パラメータの値(T313=3)を、非間欠受信状態用パラメータにおける第2パラメータの値(T313=5)よりも小さくすることにより、間欠受信状態において、無線失敗状態であることの判定を行う時間を短くすることが可能となる。
また、間欠受信状態用パラメータにおける第2パラメータの値(T313)を、非間欠受信状態用パラメータにおける第2パラメータの値(T313)よりも大きくすることにより、間欠受信状態において、適切に無線失敗状態であることの判定を行うことが可能となる。
同様に、間欠受信状態用パラメータにおける第3パラメータの値(N315=1)を、非間欠受信状態用パラメータにおける第3パラメータの値(N315=2)よりも小さくすることにより、間欠受信状態において、無線失敗状態であるか否かの判定を行う時間を短くすることが可能となる。
また、間欠受信状態用パラメータにおける第3パラメータの値(N315)を、非間欠受信状態用パラメータにおける第3パラメータの値(N315)よりも大きくすることにより、間欠受信状態において、適切に無線失敗状態であるか否かの判定を行うことが可能となる。
すなわち、移動局UEが、間欠受信状態である場合に、無線リンク失敗状態判定部14は、同期状態判定部13によって判定された下りリンクの同期状態、及び、パラメータ取得部12によって取得された間欠受信状態用パラメータに基づいて、無線リンク失敗状態であるか否かについて判定するように構成されている。
一方、移動局UEが、間欠受信状態でない場合に、無線リンク失敗状態判定部14は、同期状態判定部13によって判定された下りリンクの同期状態、及び、パラメータ取得部12によって取得された非間欠受信状態用パラメータに基づいて、無線リンク失敗状態であるか否かについて判定するように構成されている。
再接続処理部15は、無線リンク失敗状態判定部14から、無線リンク失敗状態であるという判定結果を通知された場合に、再接続の処理を行う。また、再接続処理部15は、前記再接続の処理を行う前に、移動局UEと無線基地局eNBとの間の通信の設定(Configuration)をクリアしてもよい。
なお、再接続の処理とは、例えば、「Cell Update処理」と呼ばれてもよい。また、「Cell Update処理」とは、例えば、セルサーチ、サーチしたセルの無線品質のメジャメント等を行い、通信可能なセルが存在する場合に、当該セルに対して接続の構築を再度行うことを指す。なお、「Cell Update処理」は、「Connection Re‐establishment処理」と呼ばれてもよい。
また、移動局は、進行中の処理が存在しない場合や、或いは、進行中の処理の中で、無線リンク失敗状態時の動作が規定されていない場合に、上述の再接続の処理を行ってもよい。この場合、進行中の処理が存在し、かつ、進行中の処理の中で、無線リンク失敗状態時の動作が規定されている場合には、前記進行中の処理の中の無線リンク失敗状態時の動作を行ってもよい。
図8に示すように、無線基地局eNBは、パラメータ通知部21と、再接続処理部22とを具備している。
パラメータ通知部21は、移動局UEに対して、上述の間欠受信状態用パラメータ及び非間欠受信状態用パラメータを通知するように構成されている。
具体的には、パラメータ通知部21は、物理下り共有チャネルPDSCHを介して、移動局UEに対して、上述の間欠受信状態用パラメータ及び非間欠受信状態用パラメータを通知するように構成されている。
なお、上述の間欠受信状態用パラメータ及び非間欠受信状態用パラメータは、報知情報の一部として移動局UEに対して通知されてもよいし、個別の制御信号、RRC Message内の情報の一部として、移動局UEに対して通知されてもよい。
再接続処理部22は、移動局UEが、上述した再接続の処理を行い、再接続のためのSignalingを通知してきた場合に、再接続の処理を行う。すなわち、移動局UEとのコネクション(接続)を再構築するための処理を行う。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図17乃至図19を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。尚、以下の説明では、N313及びN315は、上述したように、Out‐of‐sync又はIn‐syncが連続して通知される回数に関する閾値ではなく、T313と同様のタイマーとして定義されていると仮定する。
また、便宜上、以下の図16では、N313=0とする。すなわち、同期状態判定部13より、Out‐of‐syncが通知された時点で、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーT313を起動(開始)するとする。
ステップS301において、無線リンク失敗状態判定部14は、同期状態判定部13よりOut‐of‐syncが通知されるか否かを判定し、Out‐of‐syncが通知される場合に(ステップS301:YES)、図18の処理に進み、Out‐of‐syncが通知されない場合に(ステップS301:NO)、ステップS302に進む。
ステップS302において、無線リンク失敗状態判定部14は、同期状態判定部13よりIn‐syncが通知されるか否かを判定し、In‐syncが通知される場合に(ステップS302:YES)、図19の処理に進み、In‐syncが通知されない場合に(ステップS302:NO)、ステップS303に進む。
ステップS303において、無線リンク失敗状態判定部14は、RA(Random Access)手順が失敗するか否か、又は、RLC Layerにおいて、最大再送超過が発生するか否かを判定する。RA手順が失敗する、又は、RLC Layerにおいて、最大再送超過が発生した場合に(ステップS303:YES)、ステップS304の処理に進み、それ以外の場合に(ステップS303:NO)、処理を終了する。
次に、図18を参照して、同期状態判定部13よりOut‐of‐syncが通知された場合の動作を説明する。
ステップS401において、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーT313が満了しているか否かを判定する。すなわち、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーT313が満了している場合に(ステップS401:YES)、ステップS402の処理に進み、それ以外の場合に(ステップS401:NO)、ステップS404に進む。
ステップS402において、無線リンク失敗状態判定部14は、第2タイマーであるN315を停止する。尚、N315が起動中でない場合には、本処理は行われない。すなわち、無線リンク失敗状態判定部14は、第2タイマーであるN315が起動中である場合には、N315を停止する。
ステップS403において、無線リンク失敗状態判定部14は、無線リンク失敗状態であると判定する。
ステップS404において、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーT313が起動中であるか否かを判定する。すなわち、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーT313が起動中である場合に(ステップS404:YES)、ステップS405の処理に進み、それ以外の場合に(ステップS404:NO)、ステップS406に進む。
ステップS405において、無線リンク失敗状態判定部14は、第2タイマーであるN315を停止する。尚、N315が起動中でない場合には、本処理は行われない。すなわち、無線リンク失敗状態判定部14は、第2タイマーであるN315が起動中である場合には、N315を停止する。
ステップS406において、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーT313を起動する。なお、ステップS406において、すでに第1タイマーT313が起動されている場合、すなわち、ステップS404の判定がYESであり、ステップS405を経由して本処理が行われる場合には、すでに起動されている第1タイマーT313の起動を継続するという意味であってもよい。
次に、図19を参照して、同期状態判定部13よりIn‐syncが通知された場合の動作を説明する。
ステップS501において、無線リンク失敗状態判定部14は、第2タイマーN315が満了しているか否かを判定する。すなわち、無線リンク失敗状態判定部14は、第2タイマーN315が満了している場合に(ステップS501:YES)、ステップS502の処理に進み、それ以外の場合に(ステップS501:NO)、ステップS503に進む。
ステップS502において、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーであるT313を停止する。なお、この時、無線リンク失敗状態判定部は、無線リンク状態が復活したとみなしてもよい。
ステップS503において、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーT313が起動中であるか否か、また、第2タイマーN315が起動していないか否かを判定する。すなわち、無線リンク失敗状態判定部14は、第1タイマーT313が起動中であり、かつ、第2タイマーであるN315が起動していない場合に(ステップS503:YES)、ステップS504の処理に進み、それ以外の場合に(ステップS503:NO)、処理を終了する。
ステップS504において、無線リンク失敗状態判定部14は、第2タイマーであるN315を起動(開始)する。
尚、上述の図17、図18及び図19で示した処理は、間欠受信状態においても、非間欠受信状態においても適用される。
より具体的には、図16で説明を行った間欠受信状態における処理においては、同期状態判定部13は、間欠受信状態におけるOn‐durationにおいて、Out‐of‐sync/In‐syncの判定を行い、無線リンク失敗状態判定部14は、同期状態判定部13から、Out‐of‐sync/In‐syncを受信したタイミングにおいて、第1タイマーT313や第2タイマーN315が、満了しているか、起動中であるか、起動していない状態であるかに基づいて、上述した処理を行う。
この場合、例えば、第1タイマーT313や第2タイマーN315が満了するタイミングは、前記On‐durationとは異なっていてもよい。言い換えれば、第1タイマーT313や第2タイマーN315が満了した場合、そのタイミングから直近のOn‐durationにおいて、上述した図17、図18及び図19の処理が行われてもよい。
図9を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。本動作においては、上述したように、N313やT313、N315といったパラメータとして、間欠受信状態用のパラメータと非間欠受信状態用のパラメータの2種類が定義されている場合の動作を示す。
ステップS201において、移動局UEは、間欠受信状態(DRX状態)であるか否かについて判定する。間欠受信状態(DRX状態)でない場合、本動作は、ステップS202に進み、間欠受信状態(DRX状態)である場合、本動作は、ステップS207に進む。
ステップS202において、移動局UEは、物理レイヤより連続してN313Non DRX(非間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータ)回の「Out‐of‐sync」、すなわち、「同期状態:NG」の報告を受信した場合(S202:YES)、タイマーT313Non DRXを起動する(S203)。なお、ステップS202及びS204は、タイマーT313Non DRX(非間欠受信状態用パラメータにおける第2パラメータ)が起動していない場合にのみ行われてもよい。
一方、ステップS204において、移動局UEは、物理レイヤより連続してN315Non DRX(非間欠受信状態用パラメータにおける第3パラメータ)回の「In‐sync」、すなわち、「同期状態:OK」の報告を受信した場合(S204:YES)、タイマーT313Non DRXを停止する(S205)。なお、ステップS204及びS205は、タイマーT313Non DRXが起動している場合にのみ行われてもよい。
そして、T313Non DRXが満了した場合(ステップS206:YES)、本動作は、ステップS212に進む。なお、T313Non DRXが満了しない場合(ステップS206:NO)、本動作は、ステップS201に戻る。なお、ステップS206は、T313Non DRXが起動している場合及びT313Non DRXが起動していない場合の両方で行われてもよい。
一方、ステップS207において、移動局UEは、物理レイヤより連続してN313DRX(間欠受信状態用パラメータにおける第1パラメータ)回の「Out‐of‐sync」、すなわち、「同期状態:NG」の報告を受信した場合(S207:YES)、タイマーT313DRXを起動する(S208)。なお、ステップS207及びS208は、タイマーT313DRX(間欠受信状態用パラメータにおける第2パラメータ)が起動していない場合にのみ行われてもよい。
一方、ステップS209において、移動局UEは、物理レイヤより連続してN315DRX(間欠受信状態用パラメータにおける第3パラメータ)回の「In‐sync」、すなわち、「同期状態:OK」の報告を受信した場合(S209:YES)、タイマーT313DRXを停止する(S210)。なお、ステップS209及びS210は、タイマーT313DRXが起動している場合にのみ行われてもよい。
そして、T313DRXが満了した場合(ステップS211:YES)、本動作は、ステップS212に進む。なお、T313DRXが満了しない場合(ステップS211:NO)、本動作は、ステップS201に戻る。なお、ステップS211は、T313DRXが起動している場合及びT313DRXが起動していない場合の両方で行われてもよい。
ステップS212において、移動局UEは、無線基地局eNBと移動局UEとの間の通信状態が無線リンク失敗状態であると看做す。
ステップS213において、移動局UEは、無線基地局eNBとの間の通信の設定(Configuration)をクリアする。
ステップS214において、移動局UEは、再接続の処理を行う。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、DRX状態であるか否かに応じて、間欠受信状態用パラメータ及び非間欠受信状態用パラメータの値を変更することができるため、移動局UEが、適切なタイミングで、かつ、適切な正確性で無線リンク失敗状態であることを判定することができ、通信品質の安定や、通信の再構築の迅速性、更にはユーザ利便性を向上することができる。
(変更例1)
本発明の変更例1では、図10及び図11に示すように、上述した例(図4及び図5)において、「N313=1」及び「N315=1」とされている。
ここで、間欠受信状態用パラメータにおける第2パラメータ「T313」と非間欠受信状態用パラメータにおける第2パラメータ「T313」とを同一としてもよいし、間欠受信状態用パラメータにおける第2パラメータ「T313」と非間欠受信状態用パラメータにおける第2パラメータ「T313」とを別々としてもよい。
前者によれば、「N313」及び「N315」がないため、よりシンプルな構造になっており、時間で制御するため、間欠受信状態と非間欠受信状態とで、無線リンク失敗状態であることを判定するための時間が同じであると考える場合、適切に制御が可能である。
後者によれば、「N313」及び「N315」がないため、よりシンプルな構造になっており、かつ、「間欠受信状態の場合、通信すべきデータがないため、多少時間がかかっても、正確に無線リンク失敗状態であることを判定するべきであり、非間欠受信状態の場合、通信すべきデータがあるため、多少精度が悪くても、早めに無線リンク失敗状態であることを判定し、再接続の処理を行うべきである」という考え方に基づいて、「T313」に関しても、間欠受信状態と非間欠受信状態とで別々に値を設定することができる。
(変更例2)
本発明の変更例2では、図12及び図13に示すように、上述した例(図4及び図5)において、「N313=1」とされている。
ここで、本変更例2では、「N315」が、回数ではなく、時間によって規定されている。
ここで、間欠受信状態用パラメータにおける第1及び第2パラメータ「T313」及び「N315」と非間欠受信状態用パラメータにおける第1及び第2パラメータ「T313」及び「N315」とを、それぞれ、同一としてもよいし、間欠受信状態用パラメータにおける第1及び第2パラメータ「T313」及び「N315」と非間欠受信状態用パラメータにおける第1及び第2パラメータ「T313」及び「N315」とを、それぞれ、別々としてもよい。
前者によれば、「N313」がないため、よりシンプルな構造になっており、時間で制御するため、間欠受信状態と非間欠受信状態とで、無線リンク失敗状態であることを判定するための時間が同じであると考える場合、適切に制御が可能である。
後者によれば、「N313」がないため、よりシンプルな構造になっており、かつ、「間欠受信状態の場合、通信すべきデータがないため、多少時間がかかっても、正確に無線リンク失敗状態であることを判定するべきであり、非間欠受信状態の場合、通信すべきデータがあるため、多少精度が悪くても、早めに無線リンク失敗状態であることを判定し、再接続の処理を行うべきである」という考え方に基づいて、「T313」及び「N315」に関しても、間欠受信状態と非間欠受信状態とで別々に値を設定することができる。
(変更例3)
なお、上述の変更例2において、「N315」は、回数ではなく、時間によって規定されていたが、本変更例3では、「N315」は、その代わりに、回数によって規定されていてもよい。
なお、上述した、第1の実施形態においては、間欠受信状態と非間欠受信状態の2種類の状態が存在したが、代わりに、長間欠受信状態と短間欠受信状態と非間欠受信状態との3種類の状態が存在する場合にも、本発明に係る移動局、無線基地局及び移動通信方法は適用されることができる。
例えば、長間欠受信状態と短間欠受信状態と非間欠受信状態との3種類の状態が存在する場合には、上述の第1パラメータ及び第2パラメータとして、長間欠受信状態用パラメータと、短間欠受信状態用パラメータと、非間欠受信状態用パラメータとの3種類が定義され、それぞれの状態において、それぞれのパラメータが適用されてもよい。
或いは、長間欠受信状態と短間欠受信状態と非間欠受信状態との3種類の状態が存在する場合に、間欠受信状態用パラメータ及び非間欠受信状態用パラメータの2種類が定義され、長間欠受信状態及び短間欠受信状態においては、間欠受信状態用パラメータが適用され、非間欠受信状態においては、非間欠受信用パラメータが適用されてもよい。
或いは、長間欠受信状態と短間欠受信状態と非間欠受信状態との3種類の状態が存在する場合に、長間欠受信状態用パラメータ及び非長間欠受信状態用パラメータの2種類が定義され、長間欠受信状態においては、長間欠受信状態用パラメータが適用され、短間欠受信状態及び非間欠受信状態においては、非長間欠受信用パラメータが適用されてもよい。
なお、上述の無線基地局eNBや移動局UEの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD‐ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、無線基地局eNBや移動局UE内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして無線基地局eNBや移動局UE内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。

Claims (6)

  1. 無線基地局と通信する移動局であって、
    前記移動局におけるサービングセルの無線品質に基づいて、下りリンクの同期状態を判定するように構成されている同期状態判定部と、
    前記判定結果に基づいて、無線リンク失敗状態であるか否かについて判定するように構成されている無線リンク失敗状態判定部と、
    前記無線リンク失敗状態判定部によって、前記無線リンク失敗状態であると判定された場合、前記無線基地局との接続を再構築するように構成されている接続再構築部とを具備し、
    前記同期状態判定部より、前記下りリンクの同期状態が非同期状態であることを通知された場合、
    第1タイマーが満了している場合で、かつ、第2タイマーが起動中である場合に、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第2タイマーを停止し、かつ、無線リンク失敗状態であると判定するように構成されており、
    前記第1タイマーが起動中である場合で、かつ、前記第2タイマーが起動中である場合に、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第2タイマーを停止するように構成されており、
    前記第1タイマーが起動中でない場合に、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第1タイマーを開始するように構成されていることを特徴とする移動局。
  2. 前記同期状態判定部より、前記下りリンクの同期状態が同期状態であることを通知された場合、
    前記第2タイマーが満了している場合に、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第1タイマーを停止するように構成されており、
    前記第1タイマーが起動中であり、かつ、前記第2タイマーが起動中でない場合に、前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第2タイマーを開始するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  3. 前記第1タイマー及び前記第2タイマーは、間欠受信状態及び非間欠受信状態のそれぞれに関して、別々に設定されることを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  4. 間欠受信状態である場合に、
    前記同期状態判定部は、前記間欠受信状態のON区間において、前記下りリンクの同期状態を判定するように構成されており、
    前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第1タイマーが満了したタイミングから直近の前記間欠受信のON区間において、無線リンク失敗状態であると判定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の移動局。
  5. 間欠受信状態である場合に、
    前記同期状態判定部は、前記間欠受信状態のON区間において、前記下りリンクの同期状態を判定するように構成されており、
    前記無線リンク失敗状態判定部は、前記第2タイマーが満了したタイミングから直近の前記間欠受信のON区間において、前記第1タイマーを停止するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の移動局。
  6. 無線基地局と移動局との間で通信する移動通信方法であって、
    前記移動局が、該移動局におけるサービングセルの無線品質に基づき、下りリンクの同期状態を判定する工程Aと、
    前記移動局が、前記下りリンクの同期状態に基づいて、無線リンク失敗状態であるか否かについて判定する工程Bと、
    前記移動局が、前記無線リンク失敗状態であると判定された場合、前記無線基地局との接続を再構築する工程Cとを有し、
    前記工程Bにおいて、前記行程Aにおいて、前記下りリンクの同期状態が非同期状態であることを判定された場合、
    第1タイマーが満了している場合で、かつ、第2タイマーが起動中である場合には、前記移動局は、前記第2タイマーを停止し、かつ、無線リンク失敗状態であると判定し、
    前記第1タイマーが起動中である場合で、かつ、前記第2タイマーが起動中である場合には、前記移動局は、前記第2タイマーを停止し、
    前記第1タイマーが起動中でない場合に、前記移動局は、前記第1タイマーを開始することを特徴とする移動通信方法。
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