JP5425347B1 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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Abstract

断路器容器(2a)に、軸線(50)の方向に長径の長円形状の覗き窓(7)を設ける。覗き窓(7)は、断路器(2)の可動コンタクト(2c)に対向した位置、または断路器(2)の可動コンタクト(2c)と断路器(2)の固定コンタクト(2b)との接点に対向した位置に配置されて、少なくとも当該接点を可視範囲内に含む。覗き窓(7)は、絶縁スペーサ(10,11)の沿面が可視範囲内となるように長径の長さが設定されている。こうすることで、覗き窓(7)の個数を増加させることなく、断路器容器(2a)内の絶縁スペーサ(10,11)の沿面の状態および可動コンタクト(2c)の接続状況の確認が可能になる。

Description

本発明は、ガス絶縁開閉装置に関する。
ガス絶縁開閉装置は、遮断器、断路器、接地開閉器等の複数の機器を金属製の容器内に収納し、絶縁ガスを密封して構成される。
ところで、断路器を収納する容器(以下、「断路器容器」という。)には、断路器の可動コンタクトの接続状況を外部から確認するための覗き窓が設けられる。また、断路器容器内には、接地開閉器も収納されることが多く、断路器容器には接地開閉器の可動コンタクトの接続状況を外部から確認するための別の覗き窓が設けられることもある。
従来、覗き窓は、上記の設置目的を反映して、円形の形状のものが使用されており、断路器または接地開閉器の接点がよく視認できる位置に配置される。
また、特許文献1では、ガス絶縁機器の内部を外部から目視により点検するための内部点検装置が記載されている。この内部点検装置は、ガス絶縁機器の容器に設けられた円形の開口に取り付けられる。詳細には、内部点検装置の円柱形の本体部が、容器の開口に挿入されて、本体部の軸方向に移動可能で、かつ、回転可能に取り付けられる。また、内部点検装置の本体部には、容器外から容器内へ光を導くライティング用光経路および容器内から容器外へ光を導く点検用光経路が設けられる。両光経路は、容器外では本体部の軸方向に開口し、容器内では本体部の側面に開口し、径路途中には、光を曲げるためのミラーおよび容器内外を遮断するためのガラスが設けられる。また、点検用光経路の容器内側開口には魚眼レンズが取り付けられて点検範囲が広くされている。また、本体部を回転させることで、点検範囲を広くすることができる。
特開平11−122726号公報
従来の覗き窓は、円形で、窓のサイズも小さく、外部から視認できる可視範囲も限られているため、接点付近以外の内部状況の確認は困難であり、特に絶縁スペーサの沿面の状態を確認することが困難であった。
ここで、絶縁スペーサは、断路器容器の端部に設けられ、断路器本体の一部または断路器本体に接続された導体を絶縁支持する。一般に、絶縁スペーサとその被支持物である金属との境界では放電が生ずる可能性があり、このような放電は絶縁破壊の要因と成る。また、放電が発生した場合には、絶縁スペーサの断路器容器内側の沿面に痕跡が残るため、沿面を目視することで放電の発生の有無を確認することができる。
しかしながら、従来は、覗き窓の可視範囲が限られ、覗き窓を通して絶縁スペーサの沿面の状態を確認することが困難であったため、機器の解体が必要となり、解体作業による作業費および解体期間中の停電時間を確保する必要があった。
なお、覗き窓の個数を増やせば、絶縁スペーサの沿面の状態を個別に確認することが可能となる。しかしながら、覗き窓はレンズ等の光透過部材で塞がれるため、強度的には脆弱となる可能性が高く、覗き窓の個数を増やす場合には、断路器容器が高圧のガス圧に耐え得るかどうかの強度設計を再検討する必要がある。また、覗き窓を増やすことは、断路器容器の製造コストの増加にもつながる。
したがって、覗き窓の個数を増やすことなく、断路器の可動コンタクトの接続状況の確認のみならず、絶縁スペーサの沿面の状態の確認が可能となる構成が望まれる。
また、特許文献1では、内部点検装置の本体部を回転させることで点検範囲を拡大することができるが、覗き窓に比べて構造が複雑な特殊な機器(内部点検装置)を設ける必要があり、設置個所および設置方法を検討する必要があることに加えて、部品点数も増えるため、コスト面からも不利となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、断路器容器に覗き窓を設ける簡素な構成のもとで、覗き窓の個数を増加させることなく、断路器容器内の少なくとも1つの絶縁スペーサの沿面の状態および可動コンタクトの接続状況の確認が可能なガス絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るガス絶縁開閉装置は、第1の軸線を中心軸とする第1の端部および前記第1の軸線と直交しまたは同一である第2の軸線を中心軸とする前記第1の端部とは別の第2の端部が設けられた断路器容器と、この断路器容器内に収納され、前記第1の端部に接続される第1の容器内に収納された第1の導体に接続されるとともに、前記第2の端部に接続される第2の容器内に収納された第2の導体に接続される断路器本体と、前記第1の端部に設けられ、前記断路器本体の固定コンタクトおよび前記第1の導体を支持する第1の絶縁スペーサと、前記第2の端部に設けられ、前記断路器本体の可動コンタクトに接続される可動側の導体および前記第2の導体を支持する第2の絶縁スペーサと、前記断路器容器のうち前記第1の端部を含む前記第1の軸線を中心軸とする円筒部分に設けられ、前記断路器本体の可動コンタクトに対向した位置、または前記断路器本体の可動コンタクトと前記断路器本体の固定コンタクトとの接点に対向した位置に配置されて、少なくとも当該接点を可視範囲内に含む覗き窓と、を有する断路器を備えたガス絶縁開閉装置であって、前記覗き窓は、前記第1の軸線の方向に長径の長円形状の開口部を閉塞する光透過部材を有して成り、前記第1の絶縁スペーサの沿面が可視範囲内となるように長径の長さが設定されたものであることを特徴とする。
本発明によれば、断路器容器に覗き窓を設ける簡素な構成のもとで、覗き窓の個数を増加させることなく、断路器容器内の第1の絶縁スペーサの沿面の状態および可動コンタクトの接続状況の確認が可能になる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図である。 図2は、実施の形態1に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。 図3は、図2におけるA−A断面図である。 図4は、図3におけるB−B断面図である。 図5は、従来のガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図である。 図6は、従来のガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。 図7は、図6におけるC−C断面図である。 図8は、図7におけるD−D断面図である。 図9は、実施の形態1の変形例に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図である。 図10は、実施の形態1の変形例に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。 図11は、実施の形態2に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図である。 図12は、実施の形態2に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。 図13は、図12におけるE−E断面図である。 図14は、図12におけるF−F断面図である。 図15は、図13におけるG−G断面図である。 図16は、従来の別のガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図である。 図17は、従来の別のガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。 図18は、図17におけるH−H断面図である。 図19は、図18におけるI−I断面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るガス絶縁開閉装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図、図2は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図、図3は、図2におけるA−A断面図、図4は、図3におけるB−B断面図である。なお、図2では、覗き窓7,8を併せて点線で示している。また、図3では、覗き窓7の可視範囲を示すことを目的としているので、構成の一部を省略して示している。また、図4では、端部12bを併せて点線で示し、覗き窓7の可視範囲を示すことを目的としているので、構成の一部を省略して示している。
図1〜図4に示すように、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置は、断路器容器2a内に断路器本体が収納された断路器2と、断路器容器2aの端部12a(第1の端部)に接続される容器33a(第1の容器)内に収納され、断路器2に接続される導体33(第1の導体)と、断路器容器2aの端部12b(第2の端部)に接続される容器34a(第2の容器)内に収納され、断路器2に接続される導体34(第2の導体)とを備えている。断路器容器2a、容器33a,34aはそれぞれ金属製のタンクであり、内部には例えば六フッ化硫黄ガスである絶縁ガスが密封充填されている。導体33,34はそれぞれ図示しない他のガス絶縁機器に接続される。後述するように、断路器本体は、可動コンタクト2cおよび固定コンタクト2b等から成る。本実施の形態のガス絶縁開閉装置は、相分離型および三相一括型のいずれの場合にも適用される。
断路器2は、断路器容器2a内で断路器本体と接地開閉器6とが一体で構成されたいわゆる接地開閉器付の断路器である。断路器容器2aは、概略L型の形状であり、軸線50(第1の軸線)を中心軸とする円筒状の端部12aと、軸線50と略直交する軸線51(第2の軸線)を中心軸とする円筒状の端部12bとを備えている。また、断路器容器2aは、軸線51方向よりも軸線50方向に長寸であり、端部12aにつながる軸線51を中心軸とする円筒部分から端部12bが軸線50の方向に引き出されて概略L型の形状に構成されている。
なお、詳細には、断路器容器2aは、軸線50方向において端部12aと反対側に設けられた端部12cと、軸線51方向において端部12bと反対側に設けられた端部12d(第3の端部)とを備えているが、端部12cの開口部は蓋板5aで閉塞され、端部12dの開口部は蓋板5bで閉塞されている。
断路器容器2aの端部12aは、絶縁スペーサ10(第1の絶縁スペーサ)を介して、容器33aの一端部と接続されている。すなわち、端部12aの開口部には、絶縁スペーサ10が配置されている。絶縁スペーサ10は例えばエポキシ樹脂で形成される。絶縁スペーサ10は、断路器2の固定コンタクト2bおよび固定コンタクト2bを覆う電界緩和シールド2dを含む断路器2の固定部を絶縁支持するとともに、固定コンタクト2bに接続される導体33を絶縁支持している。絶縁スペーサ10は、電界緩和シールド2dを介して、固定コンタクト2bを支持している。また、電界緩和シールド2dの内部には、固定コンタクト2bに接続される固定側電極等も存在するが図示は省略している。
断路器容器2aの端部12bは、絶縁スペーサ11(第2の絶縁スペーサ)を介して、容器34aの一端部と接続されている。すなわち、端部12bの開口部には、絶縁スペーサ11が配置されている。絶縁スペーサ11は例えばエポキシ樹脂で形成される。絶縁スペーサ11は、断路器2の可動側の導体13bを絶縁支持するとともに、導体13bに接続される導体34を絶縁支持している。ここで、導体13bは、断路器2の可動コンタクト2cおよび接地開閉器6の可動コンタクト6bと接続される。なお、電界緩和シールド13aの内部には、可動コンタクト2c,6bおよび導体13bが接続される可動側電極も存在するが図示は省略している。
可動コンタクト2cは、軸線50に沿って往復動作可能であり、固定コンタクト2bと接触し、あるいは、固定コンタクト2bから離れている。また、可動コンタクト6bは、軸線51に沿って往復動作可能であり、接地開閉器6の固定コンタクト6aと接触し、あるいは、固定コンタクト6aから離れている。電界緩和シールド13a内の構成の図示は省略しているが、断路器2が投入状態のときは、接地開閉器6は開放状態となり、断路器2が開放状態のときは、接地開閉器6が投入状態となるように、可動部は一体的に構成されている。
接地開閉器6は、可動コンタクト6b、固定コンタクト6a、および固定コンタクト6aを覆う電界緩和シールド6cを備えている。固定コンタクト6aおよび電界緩和シールド6cは、端部12dを閉塞する蓋板5bに設けられている。可動コンタクト6bは、可動コンタクト2cと一体に、導体13bを介して絶縁スペーサ11により支持されている。
断路器容器2aには、覗き窓7が設けられている。覗き窓7は、断路器容器2aのうち端部12aを含む軸線50を中心とする円筒部分に設けられている。覗き窓7は、軸線50方向に長径の長円形状(楕円形状を含む)である。覗き窓7は、長円形状の開口部を板状のガラス等の光透過部材7aで閉塞して構成される。光透過部材7aの法線は、上記円筒部分の中心軸である軸線50に向かう方向を向いている。覗き窓7は、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況がよく確認できるように、可動コンタクト2cに対向した位置、または、可動コンタクト2cと固定コンタクト2bとの接点に対向した位置に配置される。覗き窓7は、可動コンタクト2cと固定コンタクト2bとの接点を可視範囲内に含む。
また、図3および図4に示すように、覗き窓7は、絶縁スペーサ10の沿面および絶縁スペーサ11の沿面の双方が可視範囲内となるように、その長径の長さが決められるとともに、断路器容器2aにおけるその周方向の位置が決められている。すなわち、覗き窓7の長径を絶縁スペーサ10の側に拡大することで、絶縁スペーサ10の沿面を可視範囲内に収めることができる。さらに、覗き窓7の長径を絶縁スペーサ11の側に拡大し、かつ、断路器容器2aにおけるその周方向の位置を調整することで、絶縁スペーサ11の沿面を可視範囲内に収めることができる。
具体的には、図2に示すように、覗き窓7は、軸線50,51を含む平面に垂直な方向から断路器容器2aを平面視したときに、軸線50を挟んで端部12bと反対側に設けられる。あるいは、図3に示すように、覗き窓7の周方向おける位置と端部12bの周方向における位置との成す角度(光透過部材7aの法線と軸線51との成す角度)を少なくとも90°よりも大きくする必要がある。図3では、この角度を例えば135°としている。この角度は、絶縁スペーサ11の沿面を視認する目的からは、180°が最も好ましいが、断路器容器2aには端部12dが設けられているので、180°よりも小さい位置に設けた方が覗き窓7の作成が容易となる。
図3では、軸線50に垂直な面内における覗き窓7の可視範囲を斜線で示している。同図から、覗き窓7の可視範囲内に絶縁スペーサ11の沿面が含まれることがわかる。また、図4では、軸線50を含む面内における覗き窓7の可視範囲を斜線で示している。同図から、覗き窓7の可視範囲内に絶縁スペーサ10の沿面および絶縁スペーサ11の沿面が含まれることがわかる。なお、図4では、可視範囲は角度でおよそ160°である。
このように、覗き窓7は、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況の確認のみならず、絶縁スペーサ10の沿面の状態、および絶縁スペーサ11の沿面の状態を確認することを目的として設けられている。なお、覗き窓7は、長径の長さを調整することにより、断路器容器2aの周方向における位置にかかわらず、絶縁スペーサ10の沿面をその可視範囲内に収めることができる。
なお、光透過部材7aを魚眼レンズとすることで、覗き窓7の可視範囲をさらに拡大することができる。
また、断路器容器2aには、端部12d側に覗き窓8(接地開閉器用覗き窓)が設けられている。覗き窓8は、例えば円形状であり、開口部を板状のガラス等の光透過部材(図示せず)で閉塞して構成される。覗き窓8は、接地開閉器6の可動コンタクト6bの動作および接続状況がよく確認できるように、可動コンタクト6bに対向した位置、または、可動コンタクト6bと固定コンタクト6aとの接点に対向した位置に配置される。覗き窓8は、可動コンタクト6bと固定コンタクト6aとの接点を可視範囲内に含む。覗き窓8は、覗き窓7が端部12d側に設けられていることから、軸線50,51を含む平面に垂直な方向から断路器容器2aを平面視したときに、軸線51を挟んで覗き窓7が設けられた側と反対側に設けることで、作成が容易となる。
なお、覗き窓8は、軸線51方向に長径の長円形状としてもよく、さらにその光透過部材を魚眼レンズとしてもよい。これにより、覗き窓8による可視範囲に絶縁スペーサ10の沿面を含めることもでき、内部確認の信頼性が一層向上する。
ここで、本実施の形態と従来の構成との対比を行う。図5は、従来のガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図、図6は、従来のガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図、図7は、図6におけるC−C断面図、図8は、図7におけるD−D断面図である。なお、図6では、覗き窓17,18を併せて点線で示している。また、図7、図8では、覗き窓17の可視範囲を示すことを目的としているので、構成の一部を省略して示している。
図5〜図8に示すように、従来のガス絶縁開閉装置では、本実施の形態の覗き窓7,8の代りに、覗き窓17,18が設けられている。従来のガス絶縁開閉装置のその他の構成は、本実施の形態と同様なので、図5〜図8では、図1〜図4に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
覗き窓17は、断路器容器2aのうち端部12aを含む軸線50を中心とする円筒部分に設けられている。覗き窓17は、円形状であり、円形状の開口部を板状のガラス等の光透過部材17aで閉塞して構成される。覗き窓17は、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況がよく確認できるように、可動コンタクト2cに対向した位置、または、可動コンタクト2cと固定コンタクト2bとの接点に対向した位置に配置される。また、覗き窓17は、軸線50,51を含む平面に垂直な方向から平面視したときに、軸線50に対して端部12bが設けられた側に設けられる。
図7では、軸線50に垂直な面内における覗き窓17の可視範囲を斜線で示している。また、図8では、軸線50を含む面内における覗き窓17の可視範囲を斜線で示している。図8では、覗き窓17の可視範囲は角度でおよそ60°であり、本実施の形態と比較して可視範囲が狭く、絶縁スペーサ10の沿面は可視範囲外となる。これは、覗き窓17が円形であることによる。また、図示例では、覗き窓17の周方向の配置から、そもそも絶縁スペーサ11の沿面を視認することは困難であるが、仮に覗き窓17の周方向の位置を本実施の形態と同様にしたとしても、覗き窓17が円形で軸線51方向の可視範囲が制限されているので、絶縁スペーサ11の沿面を可視範囲に含めることは困難である。
このように、覗き窓17は、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況の確認のみを目的としており、円形で、窓のサイズも小さく、外部から視認できる可視範囲も限られているため、接点付近以外の内部状況の確認は困難であり、絶縁スペーサ10,11の沿面の状態を確認することが困難であった。
また、覗き窓18は、覗き窓8と同様に円形状である。覗き窓18は、接地開閉器6の可動コンタクト6bの動作および接続状況がよく確認できるように、可動コンタクト6bに対向した位置、または、可動コンタクト6bと固定コンタクト6aとの接点に対向した位置に配置される。したがって、覗き窓18は、覗き窓8と同様に、絶縁スペーサ10,11の沿面を可視範囲に含めることは困難である。
以上のように、本実施の形態では、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況の確認を目的として設置した覗き窓7を軸線50方向に長径の長円形状とし、かつ、断路器容器2aにおけるその周方向の位置を調整することで、絶縁スペーサ10,11の双方の沿面を可視範囲内に収めることができる。
断路器容器2a内において、一般に、絶縁スペーサ10と金属(電界緩和シールド2d)との境界、あるいは、絶縁スペーサ11と金属(導体13b)との境界では放電が生ずる可能性があり、このような放電は絶縁破壊の要因と成る。また、放電が発生した場合には、絶縁スペーサ10,11の断路器容器2a内側の沿面に痕跡が残るため、沿面を目視することで放電の発生の有無を確認することができる。
したがって、本実施の形態によれば、覗き窓7を利用することにより、絶縁スペーサ10,11の沿面を目視することができ、放電の発生の有無を確認することができる。
しかしながら、従来は、覗き窓17の可視範囲が限られ、覗き窓17を通して絶縁スペーサ10,11の沿面の状態を確認することが困難であったため、沿面の状態を確認するには機器の解体が必要となり、解体作業による作業費および解体期間中の停電時間を確保する必要があった。これに対し、本実施の形態では、絶縁スペーサ10,11の沿面状態を点検するため解体作業が不要となり解体作業による作業費および解体期間中の停電時間が不要となる。また、外部より常に広範囲で断路器容器2aの内部の状態を確認することができるため品質の向上につながる。
なお、覗き窓の個数を増やせば、絶縁スペーサ10,11の沿面の状態を個別に確認することが可能となる。しかしながら、覗き窓はレンズ等の光透過部材で塞がれるため、強度的には脆弱となる可能性が高く、覗き窓の個数を増やす場合には、断路器容器2aが高圧のガス圧に耐え得るかどうかの強度設計を再検討する必要がある。また、覗き窓を増やすことは、断路器容器2aの製造コストの増加にもつながる。
本実施の形態によれば、覗き窓の個数を増やすことなく、絶縁スペーサ10,11の双方の沿面の状態の確認が可能となる。
また、特許文献1では、内部点検装置の本体部を回転させることで点検範囲を拡大することができるが、覗き窓に比べて構造が複雑な特殊な機器(内部点検装置)を設ける必要があるが、本実施の形態では、覗き窓7の形状と位置を調整すればよいので、構成が簡素でコストも低い。
また、光透過部材7aとして通常のレンズの代りに魚眼レンズを用いることにより、さらに広範囲の内部確認が可能となる。
なお、本実施の形態では、断路器2を接地開閉器付の断路器としたが、本実施の形態は、接地開閉器6が断路器2と別体で断路器容器2a内に設置されている場合にも同様に適用することができる。また、断路器容器2a内に接地開閉器6が設けられていなくともよい。
図9は、本実施の形態の変形例に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図、図10は、本実施の形態の変形例に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図である。なお、図10では、覗き窓18,19を併せて点線で示している。
図9および図10に示すように、本変形例に係るガス絶縁開閉装置では、本実施の形態の覗き窓7,8の代りに、覗き窓19,18が設けられている。本変形例に係るガス絶縁開閉装置のその他の構成は、本実施の形態と同様なので、図9および図10では、図1および図2に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
覗き窓19は、断路器容器2aのうち端部12aを含む軸線50を中心とする円筒部分に設けられている。覗き窓19は、軸線50方向に長径の長円形状であり、長円形状の開口部を板状のガラス等の光透過部材(図示せず)で閉塞して構成される。覗き窓19は、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況がよく確認できるように、可動コンタクト2cに対向した位置、または、可動コンタクト2cと固定コンタクト2bとの接点に対向した位置に配置される。覗き窓19は、可動コンタクト2cと固定コンタクト2bとの接点を可視範囲内に含む。また、覗き窓19は、軸線50,51を含む平面に垂直な方向から断路器容器2aを平面視したときに、軸線50に対して端部12b側に設けられる。したがって、覗き窓19は、その長径の長さを調整することで、絶縁スペーサ10の沿面を可視範囲内に収めることができる。覗き窓19の光透過部材を魚眼レンズとすることで、その可視範囲をさらに拡大することができる。なお、覗き窓18は、図5〜図8と同様であるので、その説明を省略する。
本変形例によれば、覗き窓19を利用することにより、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況の確認のみならず、絶縁スペーサ10の沿面の状態も確認することができる。
実施の形態2.
図11は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図、図12は、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図、図13は、図12におけるE−E断面図、図14は、図12におけるF−F断面図、図15は、図13におけるG−G断面図である。
図11〜図15に示すように、本実施の形態に係るガス絶縁開閉装置は、断路器容器2a内に断路器本体が収納された断路器2と、断路器容器2aの端部12a(第1の端部)に接続される容器33a(第1の容器)内に収納され、断路器2に接続される導体33(第1の導体)と、断路器容器2aの端部12c(第2の端部)に接続される容器35a(第2の容器)内に収納され、断路器2に接続される導体35(第2の導体)とを備えている。断路器容器2a、容器33a,35aはそれぞれ金属製のタンクであり、内部には例えば六フッ化硫黄ガスである絶縁ガスが密封充填されている。導体33,35はそれぞれ図示しない他のガス絶縁機器に接続される。本実施の形態のガス絶縁開閉装置は、相分離型および三相一括型のいずれの場合にも適用される。
断路器2は、断路器容器2a内で断路器本体と接地開閉器6とが一体で構成されたいわゆる接地開閉器付の断路器である。断路器容器2aは、軸線50に沿って概略直線型の形状であり、軸線50(第1または第2の軸線)を中心軸とする円筒状の端部12a,12cを備えている。
なお、詳細には、断路器容器2aは、軸線50と略直交する軸線51(第3の軸線)を中心軸とする円筒状の端部12bと、軸線51方向において端部12bと反対側に設けられた端部12dとを備えているが、端部12bの開口部は蓋板5cで閉塞され、端部12dの開口部は蓋板5bで閉塞されている。
断路器容器2aの端部12aは、絶縁スペーサ10(第1の絶縁スペーサ)を介して、容器33aの一端部と接続されている。すなわち、端部12aの開口部には、絶縁スペーサ10が配置されている。絶縁スペーサ10は例えばエポキシ樹脂で形成される。絶縁スペーサ10は、断路器2の固定コンタクト2bおよび固定コンタクト2bを覆う電界緩和シールド2dを含む断路器2の固定部を絶縁支持するとともに、固定コンタクト2bに接続される導体33を絶縁支持している。絶縁スペーサ10は、電界緩和シールド2dを介して、固定コンタクト2bを支持している。また、電界緩和シールド2dの内部には、固定コンタクト2bに接続される固定側電極等も存在するが図示は省略している。
断路器容器2aの端部12cは、絶縁スペーサ29(第2の絶縁スペーサ)を介して、容器35aの一端部と接続されている。すなわち、端部12cの開口部には、絶縁スペーサ29が配置されている。絶縁スペーサ29は例えばエポキシ樹脂で形成される。絶縁スペーサ29は、断路器2の可動側の導体13cを絶縁支持するとともに、導体13cに接続される導体35を絶縁支持している。ここで、導体13cは、断路器2の可動コンタクト2cおよび接地開閉器6の可動コンタクト6bと接続される。なお、電界緩和シールド13aの内部には、可動コンタクト2c,6bおよび導体13cが接続される可動側電極も存在するが図示は省略している。
可動コンタクト2cは、軸線50に沿って往復動作可能であり、固定コンタクト2bと接触し、あるいは、固定コンタクト2bから離れている。また、可動コンタクト6bは、軸線51に沿って往復動作可能であり、接地開閉器6の固定コンタクト6aと接触し、あるいは、固定コンタクト6aから離れている。電界緩和シールド13a内の構成の図示は省略しているが、断路器2が投入状態のときは、接地開閉器6は開放状態となり、断路器2が開放状態のときは、接地開閉器6が投入状態となるように、可動部は一体的に構成されている。
接地開閉器6は、可動コンタクト6b、固定コンタクト6a、および固定コンタクト6aを覆う電界緩和シールド6cを備えている。固定コンタクト6aおよび電界緩和シールド6cは、端部12dを閉塞する蓋板5bに設けられている。可動コンタクト6bは、可動コンタクト2cと一体に、導体13cを介して絶縁スペーサ29により支持されている。
以上のように、本実施の形態の断路器2は、その形状が直線形状であることを除けば、実施の形態1のものと同じ構造である。
断路器容器2aには、覗き窓27が設けられている。覗き窓27は、断路器容器2aのうち端部12aを含む軸線50を中心とする円筒部分に設けられている。覗き窓27は、軸線50方向に長径の長円形状(楕円形状を含む)である。覗き窓27は、長円形状の開口部を板状のガラス等の光透過部材27aで閉塞して構成される。光透過部材27aの法線は、上記円筒部分の中心軸である軸線50に向かう方向を向いている。覗き窓27は、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況がよく確認できるように、可動コンタクト2cに対向した位置、または、可動コンタクト2cと固定コンタクト2bとの接点に対向した位置に配置される。覗き窓27は、可動コンタクト2cと固定コンタクト2bとの接点を可視範囲内に含む。
また、覗き窓27は、絶縁スペーサ10の沿面が可視範囲内となるように、その長径の長さが決められている。すなわち、覗き窓27の長径を絶縁スペーサ10の側に拡大することで、絶縁スペーサ10の沿面を可視範囲内に収めることができる。また、覗き窓27は、軸線50,51を含む平面に垂直な方向から断路器容器2aを平面視したときに、軸線50に対して端部12b側に設けられる。なお、覗き窓27の周方向の位置は覗き窓28と近接し作成が困難とならない限りは他の箇所でもよい。
断路器容器2aには、さらに覗き窓28(接地開閉器用覗き窓)が設けられている。覗き窓28は、端部12d側に設けられる。覗き窓28は、軸線51方向に長径の長円形状(楕円形状を含む)である。覗き窓28は、長円形状の開口部を板状のガラス等の光透過部材28aで閉塞して構成される。光透過部材28aの法線は、端部12dの中心軸である軸線51に向かう方向を向いている。覗き窓28は、接地開閉器6の可動コンタクト6bの動作および接続状況がよく確認できるように、可動コンタクト6bに対向した位置、または、可動コンタクト6bと固定コンタクト6aとの接点に対向した位置に配置される。覗き窓28は、可動コンタクト6bと固定コンタクト6aとの接点を可視範囲内に含む。
また、覗き窓28は、絶縁スペーサ29の沿面が可視範囲内となるように、その長径の長さが決められている。すなわち、覗き窓28の長径を絶縁スペーサ29の側に拡大することで、絶縁スペーサ29の沿面を可視範囲内に収めることができる。また、覗き窓28は、軸線50,51を含む平面に垂直な方向から断路器容器2aを平面視したときに、軸線51に対して端部12a側に設けられる。
図13では、軸線50に垂直な面内における覗き窓27の可視範囲を斜線で示している。また、図14では、軸線51に垂直な面内における覗き窓28の可視範囲を斜線で示している。同図から、覗き窓28の可視範囲内に絶縁スペーサ29の沿面が含まれることがわかる。また、図15では、軸線50を含む面内における覗き窓27の可視範囲を斜線で示している。同図から、可視範囲内に絶縁スペーサ10の沿面および絶縁スペーサ29の沿面の一部が含まれることがわかる。なお、図15では、可視範囲は角度でおよそ160°である。
このように、覗き窓27は、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況の確認のみならず、絶縁スペーサ10の沿面の状態の状態を確認することを目的として設けられている。また、覗き窓28は、接地開閉器6の可動コンタクト6bの動作および接続状況の確認のみならず、絶縁スペーサ29の沿面の状態の状態を確認することを目的として設けられている。
なお、光透過部材27a,28aを魚眼レンズとすることで、覗き窓27,28の可視範囲をさらに拡大することができる。
ここで、本実施の形態と従来の構成との対比を行う。図16は、従来の別のガス絶縁開閉装置の構成を示す側面図、図17は、従来の別のガス絶縁開閉装置の構成を示す縦断面図、図18は、図17におけるH−H断面図、図19は、図18におけるI−I断面図である。なお、図17では、覗き窓30,31を併せて点線で示している。また、図18、図19では、覗き窓30の可視範囲を示すことを目的としているので、構成の一部を省略して示している。
図16〜図19に示すように、従来の別のガス絶縁開閉装置では、本実施の形態の覗き窓27,28の代りに、覗き窓30,31が設けられている。従来の別のガス絶縁開閉装置のその他の構成は、本実施の形態と同様なので、図16〜図19では、図11〜図15に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
覗き窓30は、断路器容器2aのうち端部12aを含む軸線50を中心とする円筒部分に設けられている。覗き窓30は、円形状であり、円形状の開口部を板状のガラス等の光透過部材30aで閉塞して構成される。覗き窓30は、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況がよく確認できるように、可動コンタクト2cに対向した位置、または、可動コンタクト2cと固定コンタクト2bとの接点に対向した位置に配置される。また、覗き窓30は、軸線50,51を含む平面に垂直な方向から平面視したときに、軸線50に対して端部12bが設けられた側に設けられる。
断路器容器2aには、さらに覗き窓31が設けられている。覗き窓31は、断路器容器2aの端部12d側に設けられる。覗き窓31は、円形であり、円形状の開口部を板状のガラス等の光透過部材(図示せず)で閉塞して構成される。覗き窓31は、接地開閉器6の可動コンタクト6bの動作および接続状況がよく確認できるように、可動コンタクト6bに対向した位置、または、可動コンタクト6bと固定コンタクト6aとの接点に対向した位置に配置される。また、覗き窓31は、軸線50,51を含む平面に垂直な方向から平面視したときに、軸線51に対して端部12aが設けられた側に設けられる。
図18では、軸線50に垂直な面内における覗き窓30の可視範囲を斜線で示している。また、図19では、軸線50を含む面内における覗き窓30の可視範囲を斜線で示している。図19では、覗き窓30の可視範囲は角度でおよそ60°であり、本実施の形態と比較して可視範囲が狭く、絶縁スペーサ10,29のいずれの沿面も可視範囲外となる。これは、覗き窓30が円形であることによる。また、覗き窓31も円形であり、その可視範囲も狭く、絶縁スペーサ29の沿面はその可視範囲外となる。
以上のように、本実施の形態では、断路器2が直線型の構造の場合においても、断路器2の可動コンタクト2cの動作および接続状況の確認を目的として設置した覗き窓27を軸線50方向に長径の長円形状とすることで、絶縁スペーサ10の沿面を可視範囲内に収めることができ、かつ、接地開閉器6の可動コンタクト6bの動作および接続状況の確認を目的として設置した覗き窓28を軸線51方向に長径の長円形状とすることで、絶縁スペーサ29の沿面を可視範囲内に収めることができる。
したがって、本実施の形態によれば、覗き窓27,28を利用することにより、絶縁スペーサ10,29の沿面を目視することができ、放電の発生の有無を確認することができる。
また、本実施の形態によれば、覗き窓の個数を増やすことなく、絶縁スペーサ10,29の双方の沿面の状態の確認が可能となる。
また、覗き窓27,28にそれぞれ魚眼レンズを用いることにより、さらに広範囲の内部確認が可能となる。
なお、本実施の形態では、断路器2を接地開閉器付の断路器としたが、本実施の形態は、接地開閉器6が断路器2と別体で断路器容器2a内に設置されている場合にも同様に適用することができる。また、断路器容器2a内に接地開閉器6が設けられていなくともよい。
また、実施の形態1,2では、断路器2および接地開閉器6は、それぞれ可動コンタクトが直線的に駆動されるものとしたが、ブレード型のもので回転駆動されるものでもよい。
また、実施の形態1,2で示した覗き窓の配置は例示であり、同様に絶縁スペーサを可視範囲に含むものであれば適宜配置を変更することができる。
以上のように、本発明は、ガス絶縁開閉装置として有用である。
2 断路器、2a 断路器容器、2c,6b 可動コンタクト、2d,6c,13a 電界緩和シールド、5a〜5c 蓋板、6 接地開閉器、6a 固定コンタクト、6b 可動コンタクト、7,8,17,18,19,27,28,30,31 覗き窓、7a,27a,28a,30a 光透過部材、10,11,29 絶縁スペーサ、12a〜12d 端部、13b,13c,33〜35 導体、33a〜35a 容器、50,51 軸線。

Claims (7)

  1. 第1の軸線を中心軸とする第1の端部および前記第1の軸線と直交しまたは同一である第2の軸線を中心軸とする前記第1の端部とは別の第2の端部が設けられた断路器容器と、この断路器容器内に収納され、前記第1の端部に接続される第1の容器内に収納された第1の導体に接続されるとともに、前記第2の端部に接続される第2の容器内に収納された第2の導体に接続される断路器本体と、前記第1の端部に設けられ、前記断路器本体の固定コンタクトおよび前記第1の導体を支持する第1の絶縁スペーサと、前記第2の端部に設けられ、前記断路器本体の可動コンタクトに接続される可動側の導体および前記第2の導体を支持する第2の絶縁スペーサと、前記断路器容器のうち前記第1の端部を含む前記第1の軸線を中心軸とする円筒部分に設けられ、前記断路器本体の可動コンタクトに対向した位置、または前記断路器本体の可動コンタクトと前記断路器本体の固定コンタクトとの接点に対向した位置に配置されて、少なくとも当該接点を可視範囲内に含む覗き窓と、を有する断路器を備えたガス絶縁開閉装置であって、
    前記覗き窓は、前記第1の軸線の方向に長径の長円形状の開口部を閉塞する光透過部材を有して成り、前記第1の絶縁スペーサの沿面が可視範囲内となるように長径の長さが設定されたものであることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 前記第1の軸線は前記第2の軸線と直交し、前記断路器容器は概略L型の形状であり、
    前記覗き窓は、前記第1および第2の軸線を含む平面に垂直な方向から前記断路器容器を平面視したときに、前記第1の軸線を挟んで前記第2の端部と反対側に設けられており、前記第2の絶縁スペーサの沿面も可視範囲内となるように、前記長径の長さおよび前記断路器容器における周方向の位置が設定されたものであることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 前記断路器は、前記断路器容器内に接地開閉器を備えており、
    前記断路器容器には、前記第2の軸線の方向において前記第2の端部と反対側に第3の端部が設けられており、
    前記接地開閉器の固定コンタクトは前記第3の端部を閉塞する蓋板に設けられており、
    前記接地開閉器の可動コンタクトは前記可動側の導体に接続されて前記第2の絶縁スペーサにより支持されており、
    前記断路器容器には、前記第3の端部側に、前記接地開閉器の可動コンタクトに対向した位置、または前記接地開閉器の可動コンタクトと前記接地開閉器の固定コンタクトとの接点に対向した位置に配置されて、少なくとも当該接点を可視範囲内に含む接地開閉器用覗き窓が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  4. 前記接地開閉器用覗き窓は、前記第1および第2の軸線を含む平面に垂直な方向から前記断路器容器を平面視したときに、前記第2の軸線を挟んで前記第1の端部と反対側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のガス絶縁開閉装置。
  5. 前記光透過部材は魚眼レンズであることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  6. 前記第1の軸線は前記第2の軸線と同一で、前記断路器容器は概略直線形状であり、
    前記断路器は、前記断路器容器内に接地開閉器を備えており、
    前記断路器容器には、前記第1の軸線と直交する第3の軸線を中心軸とする第3の端部が設けられており、
    前記接地開閉器の固定コンタクトは前記第3の端部を閉塞する蓋板に設けられており、
    前記接地開閉器の可動コンタクトは前記可動側の導体に接続されて前記第2の絶縁スペーサにより支持されており、
    前記断路器容器には、前記第3の端部側で、かつ、前記第1および第3の軸線を含む平面に垂直な方向から前記断路器容器を平面視したときに前記第3の軸線に対して前記第1の端部側に配置されるとともに、前記接地開閉器の可動コンタクトに対向した位置、または前記接地開閉器の可動コンタクトと前記接地開閉器の固定コンタクトとの接点に対向した位置に配置されて、少なくとも当該接点を可視範囲内に含む接地開閉器用覗き窓が設けられており、
    前記接地開閉器用覗き窓は、前記第3の軸線の方向に長径の長円形状の開口部を閉塞する光透過部材を有して成り、前記第2の絶縁スペーサの沿面が可視範囲内となるように長径の長さが設定されたものであることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  7. 前記覗き窓の光透過部材および前記接地開閉器用覗き窓の光透過部材はいずれも魚眼レンズであることを特徴とする請求項6に記載のガス絶縁開閉装置。
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