JP5423837B2 - 積層体製造装置、積層体製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子モジュールを内蔵する積層体を製造する積層体製造装置、積層体製造方法に関するものである。
表示部を有した電子モジュールを内蔵したカードがさまざまな形態で提案されている。このようなカードは、電子モジュール基板を保持した基板保持シートの表裏面に表面シート及び裏面シートを積層させて接着することにより製造されている(例えば、特許文献1)。
しかし、このようなカードは、製造工程において、基板保持シートの電子モジュール基板を固定する孔部の縁部と、電子モジュール基板との間に接着剤等が十分に充填されず、製造されたカードの表面や裏面に皺や、段差が生じたり、表面シートや裏面シートと、基板保持シートとの接着不良が生じたりする場合があった。
特開2008−299840号公報
本発明の課題は、電子モジュール基板を保持した基板保持シートと、表面シート及び裏面シートとの接着不良を抑制し、外観が良好な積層体を製造する積層体製造装置及び積層体製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、電子モジュール基板(105)を孔部(103a)に保持する基板保持シート(113)と、前記基板保持シートの表面側に設けられる表面シート(111)と、前記基板保持シートの裏面側に設けられる裏面シート(112)とを備える積層体(S)を製造する積層体製造装置(1)であって、前記表面シート及び前記基板保持シート間に接着剤(G)を貯留させ、また、前記裏面シート及び前記基板保持シート間に接着剤(G)を貯留させる接着剤貯留部(10)と、前記接着剤が貯留された前記表面シート及び前記裏面シートと、前記基板保持シートとを鉛直下向きに搬送する搬送部(20)と、前記表面シートと前記基板保持シートと前記裏面シートとを加圧部材(31a、31b)間に挟み込んで、前記搬送部によって搬送される前記表面シートと前記裏面シートとを鉛直下向きに搬送される状態で加圧するとともに、前記基板保持シートの前記孔部内に前記接着剤を充填させて、前記電子モジュール基板を前記孔部内に保持する加圧部(30)と、を備える積層体製造装置である。
第2の発明は、第1の発明の積層体製造装置(1)において、前記加圧部材は、加圧ローラであり、前記接着剤貯留部は、前記表面シート及び前記裏面シートが前記加圧ローラのローラ面に沿うようにして配置された状態で接着剤を供給すること、を特徴とする積層体製造装置である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の積層体製造装置(1)において、前記基板保持シート(113)を、前記加圧部材(31a、31b)間の中央に案内するガイド部(40)を備えること、を特徴とする積層体製造装置である。
第4の発明は、第3の発明の積層体製造装置において、前記ガイド部は、前記接着剤貯留部が前記接着剤を前記表面シート及び前記基板保持シート間に供給する場合には、前記基板保持シートを前記裏面シート側に湾曲させ、前記接着剤貯留部が前記接着剤を前記裏面シート及び前記基板保持シート間に供給する場合には、前記基板保持シートを前記表面シート側に湾曲させること、を特徴とする積層体製造装置である。
第5の発明は、第1の発明から第の発明までのいずれかの積層体製造装置(1)において、前記接着剤貯留部(10)は、前記基板保持シート(113)の前記孔部(103a)の位置に基づいて、貯留する前記接着剤(G)の貯留量を調整すること、を特徴とする積層体製造装置である。
第6の発明は、第1の発明から第の発明までのいずれかの積層体製造装置(1)において、前記加圧部(30)は、第2の加圧部材(32a、32b)を有し、前記加圧部材(31a、31b)によって加圧された前記表面シート(111)と前記基板保持シート(113)と前記裏面シート(112)とを、前記第2の加圧部材間に挟み込んで加圧すること、を特徴とする積層体製造装置である。
第7の発明は、第1の発明から第の発明までのいずれかの積層体製造装置(1)において、前記搬送部(20)は、前記表面シート(111)と前記基板保持シート(113)と前記裏面シート(112)とを挟み込んで保持するクランプ部(21)を備え、前記表面シートと前記基板保持シートと前記裏面シートとを保持した前記クランプ部を搬送すること、を特徴とする積層体製造装置である。
第8の発明は、電子モジュール基板(105)を孔部(103a)に保持する基板保持シート(113)と、前記基板保持シートの表面側に設けられる表面シート(111)と、前記基板保持シートの裏面側に設けられる裏面シート(112)とを備える積層体(S)を製造する積層体製造方法であって、前記表面シート及び前記基板保持シート間に接着剤を貯留させ、また、前記裏面シート及び前記基板保持シート間に接着剤を貯留させる接着剤貯留工程と、前記接着剤(G)が貯留された前記表面シート及び前記裏面シートと、前記基板保持シートとを鉛直下向きに搬送する搬送工程と、前記表面シートと前記基板保持シートと前記裏面シートとを加圧部材(31a、31b)間に挟み込んで、前記搬送工程によって搬送される前記表面シートと前記裏面シートとを鉛直下向きに搬送される状態で加圧するとともに、前記基板保持シートの前記孔部内に前記接着剤を充填させて、前記電子モジュール基板を前記孔部内に保持する加圧工程と、を備える積層体製造方法である。
本発明によれば、積層体製造装置は、電子モジュール基板を保持した基板保持シートと、表面シート及び裏面シートとの接着不良を抑制し、外観が良好な積層体を製造することができる。
第1実施形態のカード製造装置1によって製造されるカード100の構成を説明する図である。 第1実施形態のカード製造装置1の全体構成を示す概略図である。 第1実施形態のカード製造装置1のブロック図である。 第1実施形態のカード製造装置1による製造工程を説明する図である。 第1実施形態のカード製造装置1による製造工程を説明する図である。 第1実施形態のカード製造装置1による製造工程を説明する図である。 第1実施形態の積層シートSに貯留した接着剤Gの流れを説明する図である。 比較例の積層シートSに貯留した接着剤Gの流れを説明する図である。 第2実施形態のカード製造装置1−2の全体構成を示す概略図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。まず、本発明によるカード製造装置1によって製造されるカード100について説明する。
図1は、第1実施形態のカード製造装置1によって製造されるカード100の構成を説明する図である。
図1(a)は、カード100の側面図である。図1(b)は、カード100の分解斜視図である。図1(c)は、カード100の製造時の形態を説明する図である。
カード100は、電子モジュール基板105を内蔵した認証式のカードであり、例えば、クレジットカード等である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、カード100は、表面層101、裏面層102、基板保持基材103、接着層104a、104b、電子モジュール基板105等を備える。
表面層101は、カード100の表面に配置される樹脂シートである。表面層101は、基板保持基材103の表面に接着層104aによって接着されている。表面層101の厚さは、例えば100〜200μmである。
裏面層102は、カード100の裏面に配置される樹脂シートである。裏面層102は、基板保持基材103の裏面に接着層104bによって接着されている。裏面層102の厚さは、例えば100〜200μmである。
基板保持基材103は、カード100の内部に配置される枠状の基板である、基板保持基材103は、例えば、塩化ビニルやPETの樹脂シートである。基板保持基材103の厚さは、例えば400〜600μmである。
基板保持基材103は、電子モジュール基板105を配置する孔部103aが設けられており、その孔部103aに不図示の保持部材を介して電子モジュール基板105を保持する。孔部103aは、電子モジュール基板105の外形より大きい寸法で形成されているので、電子モジュール基板105を保持した基板保持基材103には、電子モジュール基板105と孔部103aの縁部との間に隙間がある。
電子モジュール基板105は、表示部105aを有し、カード100の使用ごとに認証パスワード(いわゆるワンタイムパスワード)を生成する機能を有する電子モジュールを実装した基板である。
カード100は、図1(c)に示すように、表面層101を多面付けした表面シート111、電子モジュール基板105を保持し、基板保持基材103を多面付けした基板保持シート113、裏面層102を多面付けした裏面シート112の順で積層した積層シートS(積層体)の各シート間を接着することによって、同時に複数枚製造される。
ここで、本実施形態では、1枚の積層シートSから、縦3段、横2列の合計6枚のカード100を多面付けすることができる。表面シート111、裏面シート112、基板保持シート113は、それぞれ枚葉状のシートである。
次に、カード100を製造するカード製造装置1について説明する。
図2は、第1実施形態のカード製造装置1の全体構成を示す概略図である。
図2(a)は、カード製造装置1の概要を示す正面図である。図2(b)は、図2(a)のB−B断面図である。図2(c)は、カード製造装置1のガイド部40の平面図である。
図3は、第1実施形態のカード製造装置1のブロック図である。
なお、図2において、カード製造装置1の左右方向をX方向、奥行方向をY方向、鉛直方向をZ方向とする。
カード製造装置1(積層体製造装置)は、基板保持シート113に表面シート111及び裏面シート112をラミネートし、カード100を多面付けした積層シートSを製造する装置である。
図2及び図3に示すように、カード製造装置1は、接着剤貯留部10、シート搬送部20、ラミネート部30(加圧部)、ガイド部40、制御部50等を備える。
接着剤貯留部10は、表面シート111及び基板保持シート113間と、基板保持シート113及び裏面シート112間と、基板保持シート113の空隙とに、接着剤を貯留する装置である(図5参照)。接着剤貯留部10は、ノズル部11、接着剤収容部12、ノズル移動機構部13等を備えている。接着剤貯留部10は、カード製造装置1の上側Z1側に設置されており、ノズル部11から下側Z2に向けて接着剤を押し出す。
ここで、貯留とは、接着剤を貯めることをいい、また、充填とは、欠けているところや空いているところに、接着剤を詰めてふさぐことをいう。
ノズル部11は、接着剤収容部12に収容される接着剤を押し出す部分である。本実施形態では、接着剤貯留部10は、硬化収縮が小さい2液性のエポキシ系やウレタン系の接着剤を使用しており、ノズル部11は、その内部で2液性の接着剤を攪拌して押し出す。ノズル部11は、制御部50に接続され、制御部50から出力される信号に基づいて接着剤を押し出す。
接着剤収容部12は、上述の2液性のエポキシ系の接着剤を液ごとに分離して収容する容器である。
ノズル移動機構部13は、図2(b)に示すように、ノズル部11を不図示のモータ等によってカード製造装置1の奥行方向Yに移動させる。ノズル移動機構部13は、制御部50に接続され、制御部50から出力される信号に基づいて駆動する。
シート搬送部20は、表面シート111、基板保持シート113、裏面シート112の順で積層させた積層シートSをラミネート部30に搬送する装置である。シート搬送部20は、クランプ部21、搬送機構部22等を備える。
クランプ部21は、積層シートSの一端部を挟んで保持する部分である(図4(b)参照)。クランプ部21は、図2(a)に示すように、第1のクランプ板21a及び第2のクランプ板21bが開閉動作をすることによって積層シートSを保持したり、開放したりする。クランプ部21は、制御部50に接続され、制御部50から出力される信号に基づいて駆動する。
搬送機構部22は、不図示のモータによって、クランプ部21を鉛直方向Zに駆動し、クランプ部21で保持した積層シートSをラミネート部30に搬送する。搬送機構部22は、制御部50に接続され、制御部50から出力される信号に基づいて駆動する。
搬送機構部22は、クランプ部21を、後述のラミネート部30の加圧ローラ部31及び加圧ローラ部32の間の位置(図4(c)参照)から、加圧ローラ部32の下側Z2の位置(図6(c)参照)までの間を移動させることができる。
ラミネート部30は、接着剤貯留部10によって接着剤が貯留された積層シートSを加圧して、基板保持シート113の表裏面に表面シート111及び裏面シート112をラミネートする部分である。ラミネート部30は、加圧ローラ部31、加圧ローラ部32等を備える。ラミネート部30は、接着剤貯留部10の下側Z2に設置される。
加圧ローラ部31は、第1のローラ31a及び第2のローラ31b(加圧部材)、第2のローラ移動部31cを備える。
第1のローラ31a及び第2のローラ31bは、円柱状のローラであり、円柱の中心軸を軸として回転することができる。第1のローラ31a及び第2のローラ31bの中心軸方向は、奥行方向Yに平行である。
第1のローラ31a及び第2のローラ31bは、互いに円柱面が対向するように配置されており、シート搬送部20によって搬送される積層シートSを挟み込んで、表面シート111及び裏面シート112を基板保持シート113にラミネート(加圧)する。また、それと同時に、第1のローラ31a及び第2のローラ31bは、基板保持シート113の孔部103a内、すなわち、孔部103aの縁部と電子モジュール基板105との隙間に接着剤Gを充填させる(図7参照)。
第2のローラ31bは、第2のローラ移動部31cによって、第1のローラ31aから所定の距離離れた退避位置L0から、第1のローラ31aに近接し積層シートSを挟み込んでラミネートするラミネート位置L1へと移動することができる。
第2のローラ移動部31cは、第2のローラ31bを移動させるアクチュエータであり、例えば、エアシリンダ及びサーボバルブから構成される。第2のローラ移動部31cは、制御部50に接続され、制御部50から出力される信号に基づいて駆動する。
加圧ローラ部32は、加圧ローラ部31の下側Z2に配置され、第3のローラ32a及び第4のローラ32bを備える。加圧ローラ部32は、加圧ローラ部31で接着された積層シートSを第3のローラ32a及び第4のローラ32bに挟み込んで加圧し、積層シートSを所定の厚みに調整する。
また、加圧ローラ部32は、第3のローラ32a及び第4のローラ32bをそれぞれ移動させる第3のローラ移動部32c及び第4のローラ移動部32dを備える。
第3のローラ32a及び第4のローラ32bは、円柱状のローラであり、円柱の中心軸を軸として回転する。第3のローラ32a及び第4のローラ32bの中心軸方向は、奥行方向Yに平行である。
第3のローラ32a及び第4のローラ32bは、互いの円柱面が対向するように配置されており、加圧ローラ部31によってラミネートされた積層シートSを挟み込んで加圧する。
第3のローラ32aは、第3のローラ移動部32cによって、第4のローラ32bから所定の距離離れた退避位置M0から、第4のローラ32bに接近して積層シートSを加圧する加圧位置M1へ移動することができる。
第4のローラ32bは、第4のローラ移動部32dによって、第3のローラ32aから所定の距離離れた退避位置N0から、第3のローラ32aに接近して積層シートSを加圧する加圧位置N1へ移動することができる。
第3のローラ移動部32c及び第4のローラ移動部32dは、それぞれが第3のローラ32a及び第4のローラ32bに設けられ、第3のローラ32a及び第4のローラ32bを移動させるアクチュエータである。第3のローラ移動部32c及び第4のローラ移動部32dは、例えばエアシリンダ及びサーボバルブから構成される。第3のローラ移動部32c及び第4のローラ移動部32dは、制御部50に接続され、制御部50から出力される信号に基づいて駆動する。
ガイド部40は、シート搬送部20に搬送される積層シートSのうち、基板保持シート113の搬送を案内する部分である。ガイド部40は、ガイドアーム部41、アーム回転機構部42、アーム開閉機構部43等を備える。
ガイドアーム部41は、ラミネート部30の上側Z1に配置され、シート搬送部20によって鉛直下側Z2に搬送される積層シートSのうち基板保持シート113を、ラミネート部30の第1のローラ31a及び第2のローラ31b間の中央に案内する部材である。
ガイドアーム部41は、2本のアーム部材41a、41bから構成されており、基板保持シート113を表裏面から挟み込むようにして案内する(図4(c)参照)。なお、アーム部材41a、41bは、挟み込んだ基板保持シート113の搬送方向Z2への移動を妨げないように、回転機構を有したローラから構成されていてもよい。
アーム回転機構部42は、ガイドアーム部41をカード製造装置1の左右方向Xに回転移動させる部分である。アーム回転機構部42は、図2(b)に示すように、回転モータ42aと、一端部に回転モータ42aの回転子が固定され、他端部にガイドアーム部41が固定された回転アーム部42bとを備える。
回転モータ42aは、回転アーム部42bを左右方向Xに回転させるモータである。回転モータ42aは、制御部50に接続され、制御部50から出力される信号に基づいて駆動する。
回転アーム部42bは、回転モータ42aによって左右方向Xに回転することができ、ガイドアーム部41が挟み込んだ基板保持シート113と、表面シート111及び裏面シート112との間を広く開くことができる(図5(a)、(c)参照)。
こうすることで、アーム回転機構部42は、接着剤貯留部10のノズル部11から押し出される接着剤を、表面シート111又は裏面シート112と基板保持シート113との間に貯留させ、充填させるのを容易にする。
アーム開閉機構部43は、図2(c)に示すように、ガイドアーム部41の各アーム部材41a、41bを鉛直方向Zの軸回りに回転可能に支持する支持機構である。アーム開閉機構部43は、アーム部材41a、41bをそれぞれ奥行方向Yに平行にすることによって、基板保持シート113を挟み込むことができる。
なお、以下の説明において、アーム部材41a、41bが基板保持シート113を挟み込んだ状態を、ガイドアーム部41が閉じた状態とし、アーム部材41a、41bが左右方向Xに平行な状態を、ガイドアーム部41が開いた状態とする。
本実施形態では、作業者が、手動によってガイドアーム部41をアーム開閉機構部43により開閉させるが、制御部50で制御して駆動するようにしてもよい。
制御部50は、カード製造装置1の各部を統括制御する制御回路であり、例えばCPU(中央処理装置)等から構成される。制御部50は、不図示の記憶部に記憶された各種プログラム等を適宜読み出して実行することにより、前述したカード製造装置1の各部と協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
次に、カード製造装置1の動作について説明する。まず、積層シートSをカード製造装置1に設置するまでについて説明する。
図4は、第1実施形態のカード製造装置1による製造工程を説明する図である。なお、図4と、以下に説明する図5及び図6とは、図1と同様に、カード製造装置1の左右方向をX方向、奥行方向をY方向、鉛直方向をZ方向とする。
作業者は、図4(a)に示すように、積層シートSの下端部を、シート搬送部20のクランプ部21に配置する。このとき、積層シートSの表面シート111は第1のローラ31aの円柱面に、裏面シート112は第2のローラ31bの円柱面に、それぞれ対向する。ここで、本実施形態では、積層シートSは、その下端部において、各シート間が予め溶着されており、各シート間の位置がずれないようにしている。
積層シートSがクランプ部21に配置されると、図4(b)に示すように、制御部50は、クランプ部21を制御して、積層シートSの下端部を挟み込んで保持する。
次に、作業者は、クランプ部21で挟み込まれた積層シートSのうち、基板保持シート113を、ガイドアーム部41の各アーム部材41a、41b間に挟み込ませる。また、作業者は、表面シート111及び裏面シート112を、それぞれラミネート部30の第1のローラ31a及び第2のローラ31bの上面に沿うようにして載せる。
積層シートSがカード製造装置1に適正に配置されたら、図4(c)に示すように、制御部50は、第2のローラ移動部31cを制御して、第2のローラ31bを、退避位置L0からラミネート位置L1に移動させる。このとき、クランプ部21に保持された積層シートSは、第1のローラ31a及び第2のローラ31bによって挟み込まれる。
次に、カード製造装置1に配置された積層シートSに接着剤を貯留する動作について説明する。
図5は、第1実施形態のカード製造装置1による製造工程を説明する図である。図5(a)及び図5(c)は、カード製造装置1の正面図を示し、図5(b)は、図5(a)のカード製造装置1のB−B断面図を示す。
制御部50は、図5(a)に示すように、アーム回転機構部42を制御して、基板保持シート113を挟み込んだガイドアーム部41を、カード製造装置1の左側X2に回転させる。これにより、積層シートSは、基板保持シート113が左側X2に湾曲した状態となり、基板保持シート113と裏面シート112との間が広く開かれた状態となる。
そして、制御部50は、図5(b)に示すように、接着剤貯留部10のノズル移動機構部13を制御して、ノズル部11を、初期位置P0から基板保持シート113の奥行側Y1の端部P1に移動する。
それから、制御部50は、図5(a)に示すように、ノズル部11を制御して、接着剤収容部12に収容された接着剤Gを、基板保持シート113及び裏面シート112間に押し出す。
また、これと同時に、制御部50は、図5(b)に示すように、ノズル移動機構部13を制御して、ノズル部11を手前側Y2の端部P2へ移動させる。こうすることで、制御部50は、接着剤Gを、裏面シート112の幅方向Yの全域に貯留させ、充填させることができる。
裏面シート112の幅方向Yの全域に接着剤Gを貯留させたら、制御部50は、ノズル部11を初期位置P0に戻す。
次に、制御部50は、図5(c)に示すように、基板保持シート113を挟み込んだガイドアーム部41を、右側X1に回転させる。これにより、積層シートSは、基板保持シート113が右側X1に湾曲した状態となり、基板保持シート113と表面シート111との間が広く開かれた状態となる。
それから、制御部50は、ノズル部11を、基板保持シート113と表面シート111との間の奥行側Y1の端部P1に移動し、ノズル部11から接着剤Gを押し出す。
これと同時に、制御部50は、ノズル部11を手前側Y2の端部P2に移動させ、接着剤Gを、表面シート111の幅方向Yの全域に貯留させ、充填させる。
このとき、制御部50は、ノズル部11を制御して、基板保持シート113の孔部103aのある部位に、他の部位より多めに接着剤Gを貯留させ、充填させる。
これは、基板保持シート113の孔部103aの縁部と電子モジュール基板105との間に隙間があるため、その隙間にも接着剤Gを充填する必要があるからである。
仮に、接着剤Gが表面シート111又は裏面シート112の幅方向Yに均等に貯留された場合、接着剤Gが、孔部103aの縁部と電子モジュール基板105との隙間に十分に充填されず、カード100の表裏面に段差等の外観不良を生じさせるおそれがある。また、孔部103aの縁部と電子モジュール基板105との隙間に、接着剤Gが十分に充填されたとしても、孔部103aがある部分とない部分とで接着剤Gの量に差が出てしまい、表面シート111及び裏面シート112と、基板保持シート113との接着不良を生じさせるおそれがある。
制御部50は、基板保持シート113の表裏面に接着剤Gを貯留させたら、ノズル部11を初期位置P0に戻し、それから、アーム回転機構部42を制御して、湾曲させた基板保持シート113を第1のローラ31aと第2のローラ31bとの間の中央に戻す。
次に、カード製造装置1による積層シートSのラミネート(加圧)の動作について説明する。
図6は、第1実施形態のカード製造装置1による製造工程を説明する図である。
図7は、第1実施形態の積層シートSの各シート間に貯留した接着剤Gの流れを説明する断面図である。
図8は、比較例の積層シートSの各シート間に貯留した接着剤Gの流れを説明する断面図である。
制御部50は、図6(a)に示すように、搬送機構部22を制御して、接着剤Gが貯留された積層シートSを保持したクランプ部21を、カード製造装置1の下側Z2に移動させる。これにより、クランプ部21に保持された積層シートSは、加圧ローラ部31の各ローラに挟み込まれ、表面シート111及び裏面シート112が加圧される。そして、各シート間に貯留した接着剤Gは、基板保持シート113の孔部103aの縁部と電子モジュール基板105との間に充填されるとともに、基板保持シート113に表面シート111及び裏面シート112を貼り合わせる。
このとき、積層シートSは、そのシート面がカード製造装置1の鉛直方向Zと平行な状態で、ラミネート部30の上側Z1から下側Z2に向けて搬送され、第1のローラ31a及び第2のローラ31bに挟み込まれる。
そのため、第1のローラ31a及び第2のローラ31bは、表面シート111及び裏面シート112を、それぞれ基板保持シート113に対して均等な力で挟み込むことができる。
これにより、各シート間に貯留した接着剤Gは、図7に示すように、基板保持シート113の表裏面から均等に流れ込み、孔部113aと電子モジュール基板105との隙間に確実に充填され、基板保持シート113と、表面シート111及び裏面シート112とを均一に貼り合わせることができる。また、余剰な接着剤Gは、積層シートSの搬送に伴って、基板保持シートの上側Z1に滞留する。
これに対して、図8に示すような比較例の場合、基板保持シート113は、水平方向Xに搬送されてラミネートされる。この場合、裏面シート112の下側Z2に積層シートSを案内するガイド部材200が存在し、また、鉛直方向Zに加わる重力の影響があるため、積層シートSの各シート間の接着剤Gの流れは、表面シート111及び基板保持シート113間と裏面シート112及び基板保持シート113間とで不均等になる。そのため、比較例によって製造された積層シートSは、表面が膨らんだり、表面側と裏面側とで接着層の厚みが不均等になり各シート間の接着不良が生じたり、電子モジュール基板105がカード内部でずれたりするおそれがある。本実施形態のカード製造装置1は、このような問題を回避することができる。
図6(b)に示すように、積層シートSを保持したクランプ部21が加圧ローラ部32の各ローラ間を通過したら、制御部50は、第3のローラ移動部32c及び第4のローラ移動部32dを制御して、第3のローラ32a及び第4のローラ32bを、それぞれ退避位置M0、N0から加圧位置M1、N1に移動させる。これにより、加圧ローラ部32は、加圧ローラ部31で接着された積層シートSを、第3のローラ32a及び第4のローラ32bに挟み込み、積層シートSを所定の厚みに調整する。
制御部50は、積層シートSの上端部が、加圧ローラ部32の各ローラ間を通過するまで、積層シートSを保持したクランプ部21を継続してカード製造装置1の下側Z2に移動する。
積層シートSの上端部が、加圧ローラ部32の各ローラ間を通過したら、制御部50は、搬送機構部22を停止させる。
そして、図6(c)に示すように、制御部50は、第2のローラ31b、第3のローラ32a、第4のローラ32bをそれぞれの退避位置L0、M0、N0に移動させ、加圧動作を終了させる。
続いて、制御部50は、図6(d)に示すように、ラミネートされた積層シートSを保持したクランプ部21を、カード製造装置1の上側Z1に移動させ、積層シートSの上端部が加圧ローラ部31の各ローラ間を通過したところで停止させる。それから、制御部50は、クランプ部21を制御して、保持した積層シートSを開放する。
作業者は、クランプ部21から開放された積層シートSをカード製造装置1から取り出して、不図示の裁断機によって、積層シートSから6枚のカード100を切り出す。以上により、カード100の製造が完了する。
本実施形態の発明には、以下のような効果がある。
(1)カード製造装置1は、接着剤貯留部10が、表面シート111及び裏面シート112と基板保持シート113との間に接着剤Gを貯留して充填させ、ラミネート部30が、加圧ローラ部31の各ローラ間に積層シートSを挟み込んで、基板保持シート113に表面シート111及び裏面シート112をラミネート(加圧)する。これにより、表面シート111及び裏面シート112に貯留した接着剤Gを、基板保持シート113の孔部103a内、すなわち、孔部103aの縁部と電子モジュール基板105との隙間に充填させることができ、表面シート111及び裏面シート112を、それぞれ、基板保持シート113の表裏面に均一にラミネートすることができる。
(2)カード製造装置1は、鉛直下側Z2に搬送される積層シートSをラミネート部30が挟み込むので、ラミネート部30が、表面シート111及び裏面シート112を、それぞれ基板保持シート113に対して均等な力で挟み込むことができる。これにより、表面シート111及び基板保持シート113間と、裏面シート112及び基板保持シート113間との接着剤Gの流れを均等にすることができる。
(3)ガイド部40は、搬送される基板保持シート113を加圧ローラ部31の各ローラ間の中央に案内する。これにより、カード製造装置1は、表面シート111及び裏面シート112と、基板保持シート113との間隔を一定に保ちながらラミネートすることができ、積層シートS及びカード100の外観を向上させることができる。
(4)制御部50は、基板保持シート113の電子モジュール基板105の位置に基づいて、ノズル部11による接着剤Gの充填量を調整する。これにより、カード製造装置1は、基板保持シート113の孔部103aの縁部と電子モジュール基板105との隙間に接着剤Gを確実に充填することができる。また、孔部103aの形状にあわせて塗布量を変化させることで、基板保持シート113の孔部103aの存在しない部分に過度に接着剤Gを充填するのを抑制することができる。
(5)ラミネート部30は、加圧ローラ部32を備えるので、加圧ローラ部31でラミネートした積層シートSの厚みを調整することができ、積層シートS及びカード100の外観を向上させることができる。加圧ローラ部31のみでは積層シートSの厚みを調整しきれない場合があるが、このような場合において、加圧ローラ部32も備えることによって、ラミネート部30は、積層シートSの厚みを所定の厚みに調整することができる。
(6)カード製造装置1は、クランプ部21が積層シートSの下端部を挟み込んで保持するので、積層シートSをまとめて搬送することができ、搬送中における各シート間のずれ等を抑制することができる。また、カード製造装置1は、加圧ローラ部を2台備えているので、積層シートSの搬送速度を上げることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図9は、第2実施形態のカード製造装置1−2の全体構成を示す概略図である。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態のカード製造装置1−2は、ロール状のシートからなる表面シート111−2、基板保持シート113−2、裏面シート112−2を積層させた積層シートSをラミネートさせる点で第1実施形態のカード製造装置1と相違する。
図9に示すように、カード製造装置1−2は、接着剤貯留部10−2a、接着剤貯留部10−2b、シート搬送部20−2、ラミネート部30(加圧部)、ガイド部40−2、制御部50等(図3参照)を備える。
接着剤貯留部10−2aは、表面シート111−2及び基板保持シート113−2間の上側Z1に設けられ、表面シート111−2及び基板保持シート113−2間に接着剤Gを貯留して充填させる。
接着剤貯留部10−2bは、基板保持シート113−2及び裏面シート112−2間の上側Z1に設けられ、基板保持シート113−2及び裏面シート112−2間に接着剤Gを貯留して充填させる。
シート搬送部20−2は、不図示のモータと、そのモータの回転子に固定された円柱状のローラから構成されている。シート搬送部20−2は、ローラの円柱面に積層シートSの下端部を固定し、ローラをモータで回転させることによって、積層シートSを巻き取りながらカード製造装置1−2の下側Z2に搬送する。
ガイド部40−2は、シート搬送部20−2に搬送される積層シートSのうち、基板保持シート113−2の搬送を案内するアーム部材である。
以上より、本実施形態によれば、カード製造装置1−2は、第1実施形態のカード製造装置1と同様に、表面シート111−2及び裏面シート112−2に貯留した接着剤Gを、基板保持シート113−2の孔部103aの縁部と電子モジュール基板105との隙間に充填させることができ、表面シート111−2及び裏面シート112−2を、それぞれ、基板保持シート113−2の表裏面に均一にラミネートすることができる。
また、積層シートSは、各シートが枚葉状ではなくロール状のシートであるので、カード100の多面付けの量を増加させることができ、カード製造装置1−2は、カード100の製造効率を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)各実施形態において、加圧ローラ部31及び加圧ローラ部32の各ローラは、シート搬送部20によって搬送される積層シートSと接触することにより回転する例を示したが、これに限定されない。例えば、加圧ローラ部31及び加圧ローラ部32の各ローラに回転駆動部を設け、シート搬送部20による積層シートSの搬送を補助するようにしてもよい。
(2)第1実施形態において、接着剤貯留部10は、接着剤Gを押し出すノズル部11を1台設ける例を説明したが、これに限定されない。例えば、接着剤貯留部は、積層シートSの幅方向Yにノズル部を複数台配列させて、ノズル部を移動させることなく積層シートSの各シート間のシートの幅方向Yに接着剤Gを貯留して充填させるようにしてもよい。
(3)各実施形態において、カード100は、電子モジュール基板105に表示部105aを有した表示カードの例を説明したが、電子モジュール基板を基板保持基材の孔部に埋め込むカードであれば、これに限定されず、例えば、非接触式のICカードであってもよい。
1、1−2 カード製造装置
10、10−2 接着剤貯留部
20、20−2 シート搬送部
30 ラミネート部
40、40−2 ガイド部
50 制御部
100 カード
105 電子モジュール基板
111、111−2 表面シート
112、112−2 裏面シート
113、113−2 基板保持シート
S 積層シート

Claims (8)

  1. 電子モジュール基板を孔部に保持する基板保持シートと、前記基板保持シートの表面側に設けられる表面シートと、前記基板保持シートの裏面側に設けられる裏面シートとを備える積層体を製造する積層体製造装置であって、
    前記表面シート及び前記基板保持シート間に接着剤を貯留させ、また、前記裏面シート及び前記基板保持シート間に接着剤を貯留させる接着剤貯留部と、
    前記接着剤が貯留された前記表面シート及び前記裏面シートと、前記基板保持シートとを鉛直下向きに搬送する搬送部と、
    前記表面シートと前記基板保持シートと前記裏面シートとを加圧部材間に挟み込んで、前記搬送部によって搬送される前記表面シートと前記裏面シートとを鉛直下向きに搬送される状態で加圧するとともに、前記基板保持シートの前記孔部内に前記接着剤を充填させて、前記電子モジュール基板を前記孔部内に保持する加圧部と、
    を備える積層体製造装置。
  2. 請求項1に記載の積層体製造装置において、
    前記加圧部材は、加圧ローラであり、
    前記接着剤貯留部は、前記表面シート及び前記裏面シートが前記加圧ローラのローラ面に沿うようにして配置された状態で接着剤を供給すること、
    を特徴とする積層体製造装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の積層体製造装置において、
    前記基板保持シートを、前記加圧部材間の中央に案内するガイド部を備えること、
    を特徴とする積層体製造装置。
  4. 請求項3に記載の積層体製造装置において、
    前記ガイド部は、
    前記接着剤貯留部が前記接着剤を前記表面シート及び前記基板保持シート間に供給する場合には、前記基板保持シートを前記裏面シート側に湾曲させ、
    前記接着剤貯留部が前記接着剤を前記裏面シート及び前記基板保持シート間に供給する場合には、前記基板保持シートを前記表面シート側に湾曲させること、
    を特徴とする積層体製造装置。
  5. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の積層体製造装置において、
    前記接着剤貯留部は、前記基板保持シートの前記孔部の位置に基づいて、貯留する前記接着剤の貯留量を調整すること、
    を特徴とする積層体製造装置。
  6. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の積層体製造装置において、
    前記加圧部は、第2の加圧部材を有し、前記加圧部材によって加圧された前記表面シートと前記基板保持シートと前記裏面シートとを、前記第2の加圧部材間に挟み込んで加圧すること、
    を特徴とする積層体製造装置。
  7. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の積層体製造装置において、
    前記搬送部は、前記表面シートと前記基板保持シートと前記裏面シートとを挟み込んで保持するクランプ部を備え、前記表面シートと前記基板保持シートと前記裏面シートとを保持した前記クランプ部を搬送すること、
    を特徴とする積層体製造装置。
  8. 電子モジュール基板を孔部に保持する基板保持シートと、前記基板保持シートの表面側に設けられる表面シートと、前記基板保持シートの裏面側に設けられる裏面シートとを備える積層体を製造する積層体製造方法であって、
    前記表面シート及び前記基板保持シート間に接着剤を貯留させ、また、前記裏面シート及び前記基板保持シート間に接着剤を貯留させる接着剤貯留工程と、
    前記接着剤が貯留された前記表面シート及び前記裏面シートと、前記基板保持シートとを鉛直下向きに搬送する搬送工程と、
    前記表面シートと前記基板保持シートと前記裏面シートとを加圧部材間に挟み込んで、前記搬送工程によって搬送される前記表面シートと前記裏面シートとを鉛直下向きに搬送される状態で加圧するとともに、前記基板保持シートの前記孔部内に前記接着剤を充填させて、前記電子モジュール基板を前記孔部内に保持する加圧工程と、
    を備える積層体製造方法。
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