JP5420049B1 - 拡大率推定装置またはその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 拡大画像について拡大率を推定する。
【解決手段】 生成手段3は、入力画像の高周波を除去した画像を生成する。第1演算手段5は前記入力画像の空間周波数成分のうち、所定以上の高周波成分を空間周波成分特性値として演算する。第2演算手段7は、前記入力画像の空間周波数成分を第2空間周波数成分特性値として演算する。判断手段9は前記各画素について、ブロックノイズであるか否かを判断する。拡大率推定手段11は、判断手段9がブロックノイズであると判断した画素は、前記総計対象画素から排除し、残った画素について、前記第1空間周波数成分特性値と、前記第2空間周波数成分特性値との差分が小さいほど、前記入力画像の拡大率は高いと推定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、拡大率推定装置に関し、特に、画像の拡大率推定に関する。
特許文献1に、入力された画像の解像度を判定する技術として、画像の有効期間を表すイネーブル信号の立ち上がりから立ち下がりまでの期間、すなわち、画像の水平画素数あるいは垂直画素数をカウントすることにより解像度を判定する技術が開示されている。
特開2006−166188号公報
しかし、上記特許文献1に開示された判定方法では、以下のような問題があった。拡大処理等した結果、ボケが発生しているような場合には、解像度を正確に判断ができない。このような場合、かかるボケ画像に基づいて、エッジ強調処理を行うと過不足のあるエッジ強調となってしまう。
この発明は、上記問題を解決し、拡大処理された画像の拡大率を推定する方法またはその装置を提供することを目的とする。
(1)本発明にかかる拡大率推定装置は、入力画像の拡大率を推定する拡大率推定装置であって、前記入力画像の所定の高周波成分を第1空間周波数成分特性値として演算する第1演算手段、前記入力画像の空間周波数成分を第2空間周波数成分特性値として演算する第2演算手段、前記第2周波数成分特性値に対する前記第1周波数成分特性値の割合が小さいほど、前記入力画像の拡大率は高いと推定する拡大率推定手段を備えている。このように、前記入力画像の所定の高周波成分を第1空間周波数成分特性値として演算し、これと、前記入力画像の高周波成分を第2空間周波数成分特性値として演算し、この割合から拡大率を推定することにより、拡大画像であっても簡易かつ正確に拡大率を推定することができる。
を特徴とする拡大率推定装置。
(2)本発明にかかる拡大率推定装置においては、前記第1および第2空間周波成分特性値は、所定周辺画素との画素値の差分の絶対値の総計を画素毎差分値として、各画素について演算するとともに、前記画素毎差分値を総計することにより、求められる。したがって、注目画素周辺の画素差分から、高周波成分の含有度を得ることができる。
(3)本発明にかかる拡大率推定装置においては、前記生成手段は、注目画素との関係において、矩形画素領域における水平方向、垂直方向、および斜め方向に位置する画素の高周波成分を除去する。したがって、簡易に前記入力画像の所定高周波成分を取り除くことができる。
(4)本発明にかかる拡大率推定装置においては、前記各画素について、ブロックノイズであるか否かを判断する判断手段を備え、前記拡大率推定手段は、前記判断手段がブロックノイズであると判断した画素は、前記総計対象画素から排除する。したがって、ブロックノイズを除去して正確な拡大率を得ることができる。
(5)本発明にかかる拡大率推定装置においては、前記判断手段は、注目画素について、注目画素を挟んで左右方向の所定数の画素について、および注目画素を挟んで上下方向の所定数の画素について、注目画素の画素値との差分を求める差分値演算手段、前記求めた差分値の傾向が、前記左右方向および前記上下方向とも、一方方向増加傾向または一方方向減少傾向である場合には、当該注目画素はブロックノイズがあると判断するブロックノイズ画素判断手段、を備えている。したがって、簡易で、かつ、ブロックノイズの境界位置を正確に検出することできる。
(6)本発明にかかるエッジ抽出閾値算出装置においては、前記拡大率推定手段が推定した拡大率に応じて、エッジ抽出閾値を変動させる手段であって、前記推定した拡大率が大きい場合には、エッジ抽出閾値が大きく、前記推定した拡大率が小さい場合には、エッジ抽出閾値が小さくなるように変動させるエッジ抽出閾値変動手段を備えている。したがって、拡大率に応じて、エッジ抽出閾値を変動させることができる。これによりより正確なエッジ抽出が可能となる。
(7)本発明にかかるエッジ算出間引き率装置においては、前記拡大率推定手段が推定した拡大率に応じて、エッジ量を検出する対象画像の画素を間引く間引き率を変動させる手段であって、前記推定した拡大率が大きい場合には、前記間引き率が大きく、前記推定した拡大率が小さい場合には、前記間引き率が小さくなるように変動させる画素間引き手段、を備えている。したがって、拡大率に応じて、間引き率を変動させることができる。これによりより正確なエッジ抽出が可能となる。
(8)本発明にかかるエッジ算出間引き率装置においては、前記拡大率推定手段が推定した拡大率に応じて、前記入力画像を縮小処理させる縮小手段、前記縮小された画像からエッジを抽出するエッジ抽出手段、および前記エッジ抽出された画面を、前記拡大率に応じて、拡大処理する拡大手段を備えている。したがって、拡大された画像であっても適切なエッジ抽出が可能となる。
(9)本発明にかかる拡大率推定方法は、入力画像の拡大率を推定する拡大率推定方法であって、前記入力画像の所定の高周波成分を第1空間周波数成分特性値として演算する第1演算ステップ、前記入力画像の空間周波数成分を第2空間高周波成分として演算する第2演算ステップ、前記第2空間周波数成分特性値に対する前記第1空間周波数成分特性値の割合を求め、この割合が小さいほど、前記入力画像の拡大率は高いと推定する推定ステップ、を備えている。
このように、前記入力画像の空間周波数成分のうち、高周波成分の割合が小さい場合には、画像拡大率が小さいと判断することができる。
(10)本発明にかかる拡大率推定方法は、前記入力画像の空間周波数成分のうち、所定高周波成分を取り除いた高周波除去画像データを生成し、この高周波除去画像について、各画素における空間周波数成分を画素別高周波除去画像高周波成分特性値として演算し、前記入力画像について、各画素における空間周波数成分を画素別第2空間高周波成分特性値として演算し、両者の差分を画素別第1空間高周波成分特性値とし、前記画素別第1空間高周波成分特性値を全画素の総計を第1空間高周波成分特性値とし、前記画素別第2空間高周波成分特性値を全画素の総計を第2空間高周波成分特性値とする。
このように、入力画像から所定高周波分を取り除き、残存している高周波成分により、拡大率を推定することにより、拡大画像であっても簡易かつ正確に拡大率を推定することができる。
(11)本発明にかかる拡大率推定方法においては、前記推定ステップでは、前記割合を1から減算した値を、拡大率として求める。したがって、拡大率を求めることができる。
なお、本明細書において「画素値」とは輝度値はもちろん、RGB値など画像情報を特定する為の数値は全て含む。「一方方向増加傾向」とは、実施形態では、図6Aの実線で示すように、「一方方向に向かって、増加している傾向をいう。「一方方向減少傾向」は、図6Aの破線で示すように、一方方向に向かって減少している傾向をいう。ただし、この形には限定されない。
また、「第2空間周波数成分特性値」とは、実施形態では、入力画像における各画素における周辺画素との分散値から特定される特性値が該当する。また、「第1空間周波数成分特性値」は、「第2空間周波数成分特性値」から、前記入力画像から高周波成分を除去した高周波除去画像おける各画素における周辺画素との分散値との差分から特定される特性値が該当する。本実施形態においては、各画素について「第2空間周波数成分特性値」との差分を求めて、それを総計することにより、演算したが、これに限定されない。なお、かかる「第2空間周波数成分特性値」との差分で求めるのではなく、高周波成分を通過させて、これから、求めたものを含む。
拡大率推定装置1の機能ブロック図である。 拡大率推定装置1を、CPUを用いて構成した場合のハード構成の一例である。 全体のフローチャートである。 LPF記憶部26Lに記憶されたローパスフィルタを示す。 差分を求める隣接画素を示す。 ブロックノイズとエッジの傾向の違いを示す図である。 ブロックノイズ除去処理のフローチャートである。 水平方向ブロックノイズ度の演算処理のフローチャートである。 水平方向ブロックノイズ度の演算に用いる画素との関係を示す。 垂直方向ブロックノイズ度の演算処理のフローチャートである。 拡大率推定処理のフローチャートである。 拡大率推定装置1をハードウェアで実現する場合の概要を示す図である。 拡大率推定装置1を用いて、エッジ強調を実現する場合の処理フローチャートである。 エッジ検出閾値を決定するためのグラフを示す。 エッジ検出の詳細フローチャートである。 本実施形態においてエッジ検出に用いたフィルタである。 エッジ強調処理係数決定の詳細フローチャートである。 本実施形態において用いたウインドウ(15*3)を示す図である。 重み付けマスクである。 重み付けエッジ総計値と強調係数との関係を示すグラフである。 画素間引き処理をする場合のフローチャートである。 画素間引き処理のフィルタの一例である。
以下、本発明における実施形態について、図面を参照して説明する。
(1.1 機能ブロック)
図1に、本発明の1実施形態にかかる拡大率推定装置である拡大率推定装置1の機能ブロック図を示す。
拡大率推定装置1は、入力画像の拡大率を推定する拡大率推定装置であって、生成手段3、第1演算手段5、第2演算手段7、判断手段9および拡大率推定手段11を備えている。
生成手段3は、前記入力画像の所定高周波成分として、注目画素との関係において、入力画像の空間周波数成分のうち、矩形画素領域における水平方向、垂直方向、および斜め方向に位置する画素の高周波成分を取り除いた高周波除去画像を生成する。
第1演算手段5は、前記入力画像の所定の高周波成分を第1空間周波数成分特性値として演算する。第2演算手段7は、前記入力画像の空間周波数成分を第2空間周波数成分特性値として演算する。これらの第1および第2空間高周波成分特性値は、所定周辺画素との画素値の差分の絶対値の総計を画素毎差分値として、各画素について演算するとともに、前記画素毎差分値を総計することにより、求められる。
判断手段9は前記各画素について、ブロックノイズであるか否かを判断する。拡大率推定手段11は、判断手段9がブロックノイズであると判断した画素は、前記総計対象画素から排除し、残った画素について、前記第2周波数成分特性値に対する前記第1周波数成分特性値の割合が小さいほど、前記入力画像の拡大率は高いと推定する
(1.2 ハードウェア構成)
図2に拡大率推定装置1のハードウェア構成を示す。拡大率推定装置1は、CPU23、RAM25、フラッシュメモリ26を備えている。フラッシュメモリ26は、LPF記憶部26L、プログラム記憶部26pを有している。プログラム26pは、後述するように、拡大率推定、エッジ抽出などの処理を実行する。RAM25は演算結果等を記憶する。フレームメモリ27は1画面の画像データを保持する。LPF記憶部26Lには、図4に示すような、4方向のローパスフィルタが記憶されている。
CPU23は、プログラム26Pに従い、フレームメモリ27に記憶された画像データについて、拡大率を推定し、エッジ抽出を行う。
(1.3 フローチャートの説明)
図2に示すプログラム26Pによる処理について図3を用いて説明する。CPU23は、注目画素番号qを初期化し(ステップS100)、q番目の画素の周辺ブロックの画素データを読み出す(ステップS101)。本実施形態においては、1ブロックを7*7の49画素とした。
CPU23は、読み出した1ブロック分の画素データについて、図4に示す4方向LPFを用いて、高周波を除去し(ステップS103)、結果をメモリに記憶する。CPU23は、注目画素番号qにおける分散値を計算する(ステップS107)。本実施形態においては、図5に示すように、注目画素I(i,j)とこれに隣接する4つの画素(画素I(i,j-1)、画素I(i-1,j)、画素I(i-1,j-1)、および画素I(i+1,j-1))とのそれぞれの差分の絶対値を加算することにより、注目画素I(i,j)における分散値を演算するようにした。画素I(i,j-1)が図4の0度方向、画素I(i-1,j)が図4の90度方向、画素I(i-1,j-1)が図4の135度方向、および画素I(i+1,j-1)が図4の45度方向における隣接画素である。
CPU23は、図3ステップS101で記憶した原画像について、同じく注目画素番号qにおける分散値を計算する(ステップS109)。計算手法は、ステップS107と同じなので、説明は省略する。
CPU23は、ステップS109で求めた原画像の分散値と、ステップS107で求めた高周波を除去した分散値との差分の絶対値を求める(ステップS111)。これにより各画素について残存している高周波成分が得られる。
CPU23は、全画素について、前記差分演算が完了したか否か判断し(ステップS119)、ステップS101〜ステップS111の処理を繰り返す。これにより、1フレームの全画素についての、LPF処理した画像と、原画像における分散値が得られる。
CPU23は、ブロックノイズ判定を行う(ステップS123)。本実施形態においては、ブロックノイズの特性に着目して、画素毎にその判定をするようにした。図6Aに、ある画素がブロックノイズである場合、画素値の差分と当該画素からの距離との関係を示す。図6Bに、ある画素がエッジである場合、画素値の差分と当該画素からの距離との関係を示す。本実施形態においては、ある画素がエッジである場合、当該画素をピークとして、画素差分値の傾向が変化するが、前記ある画素がブロックノイズである場合、画素差分値の傾向は、一方向減少か一方向増加の関係となる。
本実施形態においては、かかるブロックノイズの特性を検出することにより、ブロックノイズの画素を、演算対象から取り除くようにした。ブロックノイズ検出処理を、図7を用いて説明する。CPU23は、注目画素番号qを初期化する(図7ステップS200)。CPU23は、水平方向ブロックノイズ度の演算を行う(ステップS203)。ステップS203の詳細について、図8を用いて説明する。
CPU23は、処理対象画素番号h(i)を初期化する。本実施形態においては、-8番目から+8番目までを処理対象とするので、初期化はh(i)=-8とした。CPU23は、注目画素qの画素値および、注目画素qから水平方向に−8番目に位置する画素の画素値を読み出す。これらの画素の関係を図9Aに示す。CPU23は、注目画素qの画素値から、処理対象画素番号h(i)に位置する画素値を減算する(図8ステップS225)。差分が閾値Hthよりも大きい場合には、処理対象画素番号h(i)の画素の水平フラグを「1」とする。これに対して、差分が閾値Hthよりも大きくない場合には、差分が閾値−Hthのよりも小さいか否か判断する(ステップS231)。
差分が閾値−Hthのよりも小さい場合には、処理対象画素番号h(i)の画素の水平フラグを「−1」とする。そうでない場合は、処理対象画素番号h(i)の画素の水平フラグを「0」とする。
CPU23は、処理対象画素番号h(i)>8か否か判断する(ステップS237)。処理対象画素番号h(i)>8で無い場合には、CPU23は、処理対象画素番号h(i)をインクリメントして、ステップS223以下を繰り返す。
このようにして、図9に示すように、左右方向に8つずつ位置する画素と、注目画素との関係が取得される。
図8ステップS237で、処理対象画素番号h(i)>8であれば、対象となる全画素について、水平フラグが取得したので、注目画素qについての水平方向のブロックノイズ度を求める(ステップS241)。本実施形態においては、水平方向のブロックノイズ度は、上記演算で求めた計16の画素の水平フラグを加算した値とした。
CPU23は、垂直方向ブロックノイズ度の演算を行う(ステップS205)。ステップS205の詳細について、図10を用いて説明する。図10のステップS251〜ステップS271の処理は、方向が水平方向が、垂直方向となるだけで、図8と同様であるので説明は省略する。
CPU23は、ブロックノイズの画素の判定を行う(図7ステップS207、ステップS209)。本実施形態においては、水平方向ブロックノイズ度が閾値THhよりも小さいか、または、垂直方向ブロックノイズ度が閾値THvよりも小さい場合には、ブロックノイズ画素であると判断するようにした。
かかる判断基準について説明する。図6Aは、既に説明したように、注目画素がブロックノイズである場合であり、この場合、注目画素に対して、差分の値は、距離が離れるにしたがって、一方方向増加傾向または、一方方向減少傾向にある。この場合に、ステップS203,S205で求めた各フラグは、注目画素を挟んで、「1」のフラグおよび「−1」のフラグの双方が存在する。したがって、この場合、ブロックノイズ度は小さくなる。これに対して、図6Bに示すように、注目画素で増加傾向と減少傾向が折り返しになるような場合、注目画素を挟んで、「1」のフラグかがほとんどか、または、「−1」のフラグがほとんどであるという傾向にある。したがって、この場合、ブロックノイズ度は大きくなる。したがって、閾値よりも小さくなる。すなわち、水平方向ブロックノイズ度が閾値THhよりも小さいか、または、垂直方向ブロックノイズ度が閾値THvよりも小さい場合には、ブロックノイズと判断することができる。
CPU23は、最終画素かどうか判断して(ステップS210)、最終でない場合は、注目画素番号qをインクリメントして(ステップS211)、ステップS203以下を繰り返す。
このようにして、ブロックノイズ画素か否かの判断が画素単位で可能となる。
CPU23は、拡大率推定処理を行う(図3ステップS125)。本実施形態における拡大率推定処理について、図11を用いて説明する。CPU23は、図3ステップS111にて求めた差分について、1フレームの全画素のうち、ステップS123で、ブロックノイズ画素であると判断した画素を除いて、これらを総計した値Sum_ver_diffを求める(図11ステップS271)。CPU23は、図3ステップS109にて求めた原画の分散値について、1フレームの全画素のうち、ステップS123で、ブロックノイズ画素であると判断した画素を除いて、これらを1フレーム分総計した値Sum_ver_orgを求める(図11ステップS273)。CPU23は、正規化拡大推定率blurを下記式から求める。
blur=1−(Sum_ver_diff/Sum_ver_org)
このようにして、ブロックノイズを判定し、ブロックノイズと判定される画像のvariation差分を収集しないことで、ブロックノイズの影響を受けられない正確な拡大率推定が可能となる。特に、一旦圧縮され、その画像がbilinear法などのような精度が低い拡大法で処理されると、圧縮時に生成されたブロックノイズが更に目立つが、かかる場合に効果を奏する。
なお、本実施形態においては、ブロックノイズを水平方向および垂直方向で判断しているが、これは、ブロックノイズは、水平または垂直方向に出現するが多いからである。
また、本実施形態においては、1画素単位でブロックノイズ判定を行うようにしたが、ブロックノイズである場合は、それが水平か垂直方向に連続することが多い。したがって、ブロックノイズ画素が所定数以上連続するか否かを判断するステップを設け、所定数連続する場合には、ブロックノイズ画素であると判断するようにしてもよい。
上記拡大率推定装置1をハードウェアで実現する場合のブロック図を図12に示す。7*7画像が、4方向LPF201、原画分散値計算部205,およびブロックノイズ判定部207に与えられる。4方向LPF201は所定の高周波を除去し、残存した高周波成分をLPF後分散値計算部203が7*7の各画素について、分散値を求める。原画像分散値計算部205も与えられた7*7の各画素についての分散値を求める。ブロックノイズ判定部207は、7*7の画素を用いて、ブロックノイズの判定を行う。本実施形態においては、周辺の16画素を用いてブロックノイズ判定を行っているので、7*7画像では不足する。したがって、ブロックノイズ判定部207は、その周辺のブロックの画素についても画素値を取得して、これを記憶しておけばよい。拡大率推定部209は、4方向LPF201、原画分散値計算部205,およびブロックノイズ判定部207に与えられたデータを用いて、既に説明したように、拡大率を推定する。
上記拡大率推定装置1を従来のエッジ強調処理装置と組み合わせることにより、エッジ強調処理などが可能である。特に、推定した拡大率を用いて、最適なエッジ抽出閾値を算出することにより、拡大率に応じたエッジ抽出が可能となる。
この場合のハードウェア構成は、図2と同様であるので説明は省略する。図13に、エッジ強調処理のフローチャートを示す。
CPU23は、拡大率推定処理を行う(図13ステップS301)。かかる処理は、上記拡大率推定装置1による正規化拡大推定率blurの演算処理である。CPU23は、正規化拡大推定率blurから、最適なエッジ抽出閾値THbを算出する(ステップS303)。これは、求めた正規化拡大推定率blurについて、図14に示すグラフに当てはめて、エッジ抽出閾値THbを決定する。具体的には、正規化拡大推定率blurが上限閾値TH1に対応する値B1よりも小さい場合は、上限閾値TH1をエッジ抽出閾値THbとする。また、正規化拡大推定率blurが下限閾値TH2に対応する値B2よりも大きい場合は、下限閾値TH2をエッジ抽出閾値THbとする。正規化拡大推定率blurが上限閾値TH1に対応する値B1と、下限閾値TH2に対応する値B2の間に位置する場合には、図14に示す関数f(blur)に基づき、エッジ抽出閾値THbを決定する。これにより、推定拡大率が大きい場合には、小さなエッジ抽出閾値THが、推定拡大率が小さい場合には、大きなエッジ抽出閾値THが得られる。
本実施形態においては、上限閾値と下限閾値を設けたが、これについては任意である。
エッジ抽出処理について、図15を用いて説明する。CPU23は、エッジ量演算対象画素(x,y)のエッジ量g(x,y)を演算する(ステップS321)。本実施形態においては、エッジ量演算対象画素(x,y)のエッジ量g(x,y)をソーベル(Sobel)フィルタを用いて、さらに、得られた水平方向、および垂直方向の合計値を加算することにより、演算した。すなわち、図16A,Bに示すような水平方向、および垂直方向の係数行列を用いた演算を行い、水平方向の合計値gHSの絶対値と垂直方向の合計値gVSの絶対値を求め、これらを加算するようにした。このように、二乗計算でなく、合計値gHSの絶対値と垂直方向の合計値gVSで求めている為、演算が容易となる。
CPU23は、エッジ量演算対象画素(x,y)のエッジ量g(x,y)が、図13ステップS303で求めた閾値THbを越えているか否か判断し(ステップS323)、エッジ量演算対象画素(x,y)のエッジ量g(x,y)が閾値THbを越えている場合には、そのエッジ量演算対象画素(x,y)はエッジであるとし(ステップS327)、エッジ量演算対象画素(x,y)のエッジ量g(x,y)が閾値THbを越えていない場合は、そのエッジ量演算対象画素(x,y)はエッジでないと決定する(ステップS329)。CPU23は、かかるエッジ判定を全画素について実行する。なお、エッジ抽出は、かかる方法でない他の方法であってもよい。
つぎに、CPU23は、ステップS305で抽出したエッジ分布に基づき、注目画素毎のエッジ強調係数を決定する(図13ステップS309)。
注目画素のエッジ強調係数処理について、図17を用いて説明する。CPU23は、注目画素に対するウインドウを決定する(図17ステップS331)。本実施形態においては、当該ウインドウとして、図18に示すような注目画素を中心とする15*3画素の範囲とした。これにより、注目画素を中心とするウインドウ内に位置するエッジの分布が得られる。
CPU23は、決定したウインドウにおけるエッジ画素を特定する(ステップS333)。CPU23は、図18に示すフィルタを採用して、当該範囲において注目画素に近い位置にどの程度エッジ画素が存在するかを示す重み付けエッジ総計値NumE(x,y)を演算する(ステップS335)。本実施形態においては、重み付けエッジ総計値NumE(x,y)は、前記注目画素周辺領域内の画素について、エッジ画素である場合は「1」を、エッジ画素でない場合は「0」とし、これに図19に示すフィルタをかけた値を総計したものとした。
CPU23は、得られた重み付けエッジ総計値NumE(x,y)について、予め定めた下限閾値THs、上限値THhと比較する(ステップS337)。重み付けエッジ総計値NumE(x,y)が下限閾値THsよりも小さい場合は、エッジ強調係数W(x,y)=0とする(ステップS339)。また、重み付けエッジ総計値NumE(x,y)が上限閾値THhよりも大きい場合は、エッジ強調係数W(x,y)を予め定めた上限係数値Whとする(ステップS343)。また、重み付けエッジ総計値NumE(x,y)が下限閾値THsと上限閾値THhの間である場合には、下記式によって演算する(ステップS341)。
W(x,y)=Wh*(NumE(x,y)−THs)/(THh−THs)
これにより、重み付けエッジ総計値NumE(x,y)とエッジ強調係数W(x,y)との関係は、図20に示すように、下限閾値THsと上限閾値THhの間では線形に対応し、下限閾値THsよりも小さければゼロに、上限閾値THhよりも大きければ上限係数値Whとなる。
よって、平坦部分を強調せず、テクスチャやエッジ部分は線形で強調係数W(x,y)が決定される。これによりテクスチャ部分を、より強く強調することができる。また、上限を設けることで、過強調の可能性がある部分の過強調を防止でき、これにより、リンギングアーティファクトを低減することもできる。
CPU23はこれらの処理を全画素について行う。
つぎに、CPU23は、注目画素のエッジ強調・ぼかし処理(図13ステップS311)、リンギングアーティファクト除去処理を行う。エッジ強調処理およびリンギングアーティファクト除去処理については従来の手法を採用すればよい。
このようにして、エッジ強調処理が終了する。
なお、本実施形態においては推定した拡大率からエッジ抽出閾値を演算するようにしたが、推定した拡大率が大きければ、画素間引き率を大きくし、推定した拡大率が小さければ、画素間引き率を小さくするようにしてもよい。これは、拡大率が大きいということは、原画像に対して、複数の画素でこれを表しているから、その分間引くことにより、適切なエッジ量が検出しようとするものである。
図21にその場合のフローチャートを示す。ステップS401、ステップS405〜ステップS413は、それぞれ、ステップS301、ステップS305〜ステップS313と同じである。ステップS403にて、ステップS401で推定した拡大率に基づき、間引き率が変動するラプラシアンフィルタを用いて、画素の間引き処理を行えばよい。図22Aに従来のラプラシアンフィルタを示す。これに対して、図22Bに示すラプラシアンフィルタは、垂直方向および水平方向における間引きが多い。かかる間引き処理がなされた画像について、ステップS405にて、エッジ抽出がなされる。
このように、本実施形態においては、推定した拡大率に基づき、エッジ強調処理が変更される。かかる拡大率を動的に検出することにより、エッジ強調処理も動的に変更することができる。
なお、拡大率が小数倍である場合もある。このような場合には、間引きでなく、入力画像を縮小した画像からエッジ検出をした後、このエッジ検出画面を元の大きさに拡大するようにしてもよい。例えば、拡大率1.3と推定された場合、図21ステップS403にて入力画像を1/1.3倍し、エッジ抽出した後、その画面を、エッジ強調処理(ステップS411)の前に、1.3倍するようにすればよい。
(2.他の実施形態)
本実施形態においては、注目画素とその周辺画素との差分演算として、周辺画素は4つを採用したが、これに限定されず、一般的な分散その他の”ばらつき”度合い算出指標が採用可能である。
上記実施形態においては、4方向簡易ローパスフィルタを採用したが、高周波成分を除去できるのであれば、どのようなものであってもよく、一般的なローパスフィルタを採用してもよい。また、LPFのサイズは限定されない。
本実施形態においては、1フレームについて上記拡大率の推定を行うようにしたが、1フレームの一部の領域についても同様に判断することができる。
本実施形態においては、ブロックノイズ判定について、図8、図10に示すフローチャートでブロックノイズ度を判断したが、これに限定されず、例えば、水平方向の画素を連続して判断するのではなく、一部を抽出してもよいし、また、端部のみで判断してもよい。
上記実施形態においては、図1に示す機能を実現するために、CPU23を用い、ソフトウェアによってこれを実現している。しかし、その一部もしくは全てを、ロジック回路などのハードウェアによって実現してもよい。なお、プログラムの一部の処理を、オペレーティングシステム(OS)にさせるようにしてもよい。
図18に示すウインドウを15*3画素としたのは、必要なラインメモリとの関係で、コストパフォーマンスが良いサイズであり、これに限定されるものではない。
本実施形態においては、エッジ検出処理に、ソーベル(Sobel)フィルタを採用したが、プレヴィット(Prewitt)フィルタなど、他のエッジ検出処理を採用してもよい。
上記実施形態で開示した発明を下記のようなブロックノイズ判定装置として把握することもできる。
複数の画素で構成された画像を構成する画素のうち、ブロックノイズである画素を判断するブロックノイズ画素判断装置であって、
判定対象の注目画素および周辺画素の画素値を抽出する手段、
前記抽出した画素値の差分を求める手段、
前記周辺画素との差分の傾向が、一方方向増加傾向または一方方向減少傾向であると判断した場合には、前記注目画素は、ブロックノイズである画素だと判断する判断手段、
を備えたブロックノイズ画素判断装置。
さらに、前記判断手段がブロックノイズであると判断した画素は、前記総計対象画素から排除する手段を備えるようにしてもよい。
また、前記判断手段は、注目画素について、注目画素を挟んで左右方向の所定数の画素について、および注目画素を挟んで上下方向の所定数の画素について、注目画素の画素値との差分を求める差分値演算手段と、前記求めた差分値の傾向が、前記左右方向および前記上下方向とも、一方方向増加傾向または一方方向減少傾向である場合には、当該注目画素はブロックノイズがあると判断するブロックノイズ画素判断手段を有するように構成してもよい。
上記実施形態で開示した発明を下記エッジ抽出閾値算出装置として把握することもできる。
与えられた画像について、推定した拡大率が与えられると、エッジ抽出閾値を変動させるエッジ抽出閾値算出装置であって、
前記推定した拡大率が大きい場合には、エッジ抽出閾値が大きく、前記推定した拡大率が小さい場合には、エッジ抽出閾値が小さくなるように変動させるエッジ抽出閾値変動手段、を備えたこと、
を特徴とするエッジ抽出閾値算出装置。
上記実施形態で開示した発明を下記エッジ算出間引き率装置として把握することもできる。
拡大率推定手段が推定した拡大率に応じて、エッジ量を検出する対象画像の画素を間引く間引き率を変動させるエッジ算出間引き率装置であって、
前記推定した拡大率が大きい場合には、前記間引き率が大きく、前記推定した拡大率が小さい場合には、前記間引き率が小さくなるように変動させる画素間引き手段を備えたこと、を特徴とするエッジ算出間引き率装置。
上記実施形態で開示した発明を下記エッジ抽出装置として把握することもできる。
前記拡大率推定手段が推定した拡大率に応じて、入力画像を縮小処理させる縮小手段、
前記縮小された画像からエッジを抽出するエッジ抽出手段、
前記エッジ抽出された画面を、前記拡大率に応じて、拡大処理する拡大手段、
を備えたこと、
を特徴とするエッジ抽出装置。
このように、推定した拡大率に応じて、エッジ抽出処理をする際に、エッジ抽出する閾値を変動、間引き処理、上記縮小拡大処理など、正確なエッジ抽出ができるような各種の画像処理を行うことができる。
本実施形態においては、ローパスフィルタを通した画像について各画素について、ローパスフィルタを通していない画像の対応する画素ごとに差分を演算してから、これらを総計するようにしたが、総計してから差分を演算するようにしてもよい。
また、ローパスフィルタを通した画像と通していない画像との差分を演算するのではなく、ハイパスフィルタを通した画像について、通していない画像の割合で、拡大率を演算するようにしてもよい。
23 CPU
25 RAM
26 フラッシュメモリ

Claims (8)

  1. 入力画像の拡大率を推定する拡大率推定装置であって、
    前記入力画像の所定の高周波成分を第1空間周波数成分特性値として演算する第1演算手段、
    前記入力画像の空間周波数成分を第2空間周波数成分特性値として演算する第2演算手段、
    前記第2周波数成分特性値に対する前記第1周波数成分特性値の割合が小さいほど、前記入力画像の拡大率は高いと推定する拡大率推定手段、
    を備え、
    前記第1および第2空間周波成分特性値は、所定周辺画素との画素値の差分の絶対値の総計を画素毎差分値として、各画素について演算するとともに、前記画素毎差分値を総計することにより、求められること、
    を特徴とする拡大率推定装置。
  2. 請求項の拡大率推定装置において、
    前記入力画像の空間周波数成分のうち、所定高周波成分を取り除いた高周波除去画像データを生成する生成手段を備え、
    前記第1演算手段は、前記高周波除去画像について、各画素における空間周波数成分を画素別高周波除去画像周波数成分特性値として演算するとともに、前記画素別の第2空間周波数成分特性値と、画素別高周波除去画像周波数成分特性値との差分を画素別第1空間高周波成分特性値として演算すること、
    を特徴とする拡大率推定装置。
  3. 請求項の拡大率推定装置において、
    前記生成手段は、前記入力画像の所定高周波成分として、注目画素との関係において、入力画像の空間周波数成分のうち、矩形画素領域における水平方向、垂直方向、および斜め方向に位置する画素の高周波成分を取り除いた高周波除去画像を生成すること、
    を特徴とする拡大率推定装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかの拡大率推定装置において、さらに、
    前記各画素について、ブロックノイズであるか否かを判断する判断手段を備え、
    前記拡大率推定手段は、前記判断手段がブロックノイズであると判断した画素は、前記総計対象画素から排除すること、
    を特徴とする拡大率推定装置。
  5. 請求項4の拡大率推定装置において、
    前記判断手段は、
    注目画素について、注目画素を挟んで左右方向の所定数の画素について、および注目画素を挟んで上下方向の所定数の画素について、注目画素の画素値との差分を求める差分値演算手段、
    前記求めた差分値の傾向が、前記左右方向および前記上下方向とも、一方方向増加傾向または一方方向減少傾向である場合には、当該注目画素はブロックノイズがあると判断するブロックノイズ画素判断手段、
    を備えていること、
    を特徴とする拡大率推定装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかの拡大率推定装置を備えたエッジ抽出閾値算出装置であって、
    前記拡大率推定手段が推定した拡大率に応じて、エッジ抽出閾値を変動させる手段であって、前記推定した拡大率が大きい場合には、エッジ抽出閾値が大きく、前記推定した拡大率が小さい場合には、エッジ抽出閾値が小さくなるように変動させるエッジ抽出閾値変動手段、
    を備えたこと、
    を特徴とするエッジ抽出閾値算出装置。
  7. 請求項1〜5のいずれかの拡大率推定装置を備えたエッジ算出間引き率装置であって、
    前記拡大率推定手段が推定した拡大率に応じて、エッジ量を検出する対象画像の画素を間引く間引き率を変動させる手段であって、前記推定した拡大率が大きい場合には、前記間引き率が大きく、前記推定した拡大率が小さい場合には、前記間引き率が小さくなるように変動させる画素間引き手段、
    を備えたこと、
    を特徴とするエッジ算出間引き率装置。
  8. 請求項1〜5のいずれかの拡大率推定装置を備えたエッジ抽出装置であって、
    前記拡大率推定手段が推定した拡大率に応じて、前記入力画像を縮小処理させる縮小手段、
    前記縮小された画像からエッジを抽出するエッジ抽出手段、
    前記エッジ抽出された画面を、前記拡大率に応じて、拡大処理する拡大手段、
    を備えたこと、
    を特徴とするエッジ抽出装置。
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