JP5417886B2 - 通信装置、通信インターフェース・モジュール、及び通信方法 - Google Patents

通信装置、通信インターフェース・モジュール、及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、データを送受信する通信装置、通信インターフェース・モジュール、及び通信方法に関する。
ネットワークを介して通信装置同士がデータを送受信する場合、通信装置が通信メディア(有線/無線)を介したデータ送信を行うことに先立ち、通信メディアへのアクセスを制御するアクセス制御部との間で、データ送信帯域を確保するための制御信号のやりとり(シグナリング)を行う方式が知られている。このような送信手順を用いる方式には、例えばIEEE802.16eとして標準化が進められているモバイルWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)がある。
図1は、モバイルWiMAXで用いられる、特にベストエフォート型のサービスの場合の、通信装置100と通信メディアへのアクセスを制御するアクセス制御部110との間のコネクション確立後のシグナリング手順を示す。通信装置100Aは、アプリケーション等を実行する処理部101、通信インターフェース102を含む。処理部101は、アプリケーション等の実行によりデータを生成し、送信すべきデータを通信インターフェース102へ渡す(S1)。次に、通信インターフェース102は、通信メディアへのアクセスを制御するアクセス制御部110へ送信要求を送信することにより(S2)、帯域要求を送信するための帯域の割り当てを求める。
通信インターフェース102は、アクセス制御部110から、帯域要求を送信するための帯域を割り当てられると(S3)、データの送信に必要な帯域を帯域要求によりアクセス制御部110に通知する(S4)。更に、通信インターフェース102は、アクセス制御部110から、データの送信に必要な帯域を割り当てられると(S31)、処理部101から渡されたデータを通信装置100Bへ送信する(S5)。各シーケンスは、モバイルWiMAXにおいてはS1がRanging Code送信、S4がシグナリングヘッダによる帯域要求、S3,S31はUL−MAPメッセージによる帯域の割り当てに対応する。
図1に示すシグナリング手順は、通信インターフェース102とアクセス制御部110との間の通信路のフレーム周期の待ち合わせ時間T1、アクセス制御部110がS2で受信した送信要求に対する処理を行い、その結果、S3で通信装置100Aに対しメッセージの送信スロットを割り当てるまでに要する時間T2、S3で帯域割り当てを受信してから、S3にて割り当てられたタイミングまでの時間T21、アクセス制御部110がS4で受信した帯域要求に対する処理を行い、その結果、S31で通信装置100Aに対しメッセージの送信スロットを割り当てるのに要する時間T22、S31で帯域割り当てを受信してから、S31にて割り当てられたタイミングまでの時間T23を要する。従って、通信インターフェース102が送信すべきデータを受信してから送信するまでに、上述のT1、T2、T21、T22、T23を含む遅延時間T3を生じるという問題がある。
図2は、帯域保証型のサービスの場合の、通信装置100と通信メディアへのアクセスを制御するアクセス制御部110との間のコネクション確立後のシグナリング手順の一例を示す。帯域保証型のサービスを用いることにより、遅延時間T3を図1の場合より短縮することができる。
図2に示す帯域保証型サービスにおいては、アクセス制御部110が定期的に保証された量の帯域の割り当てを行うため(S3)、図1のアクセス制御部110が処理するための時間T2、T22が省略され、通信装置100Aの通信インターフェース102が送信すべきデータを受信してから送信するまでの遅延時間T3は短縮される。しかしながら、通信インターフェース102が送信すべきデータを有しない場合は、保証された量の帯域が使用されず無駄になってしまう(S6)。従って、ネットワーク全体の資源の利用効率が低下してしまうという問題がある。
図3は、ベストエフォート型サービスにて、図1で示された送信に要する時間T3を短縮した、通信装置100と通信メディアへのアクセスを制御するアクセス制御部110との間のシグナリング手順の一例を示す。この例では、通信インターフェース102は、送信要求を定期的に送信することにより(S2)、送信すべきデータを受信してから送信するまでの遅延時間T3を短縮する。
しかしながら、送信すべきデータが到来する可能性については何ら考慮されていないため、通信インターフェース102がS3で割り当てられたタイミングまでに送信すべきデータを受信できない場合、割り当てられた帯域が使用されず無駄になってしまう(S6)。従って、ネットワークの資源の利用効率が低下してしまうという問題がある。
特開2005−229272号公報 特開2002−77300号公報
IEEE Computer Society, IEEE Microwave Theory and Techniques Society、"IEEE Standard for Local and metropolitan area networks、Part 16: Air Interface for Fixed and Mobile Broadband Wireless Access Systems(IEEE802.16e)、2006年2月28日
ネットワークの資源の利用効率に配慮した、送信制御を行うことを目的とする。
手段の一例としては、例えば、メディア・アクセス制御層より上位の層において、通信装置と宛先通信装置との間のコネクションの確立検出に基づいて、帯域要求メッセージの送信制御を行う制御部と、該制御部の制御により、該帯域要求メッセージを送信する送信部とを備え、該制御部は、該帯域要求メッセージの送信に応じて割り当てられる帯域を用いて、コネクション確立後に該制御部に到達するデータの送信を行うように前記送信部を制御する通信装置が挙げられる。
ネットワークの資源の利用効率に配慮した、送信制御を行うことができる。
ベストエフォート型サービスの場合の、通信装置とアクセス制御部とアクセス制御部との間のコネクション確立後のシグナリング手順の一例である。 帯域保証型サービスの場合の、通信装置とアクセス制御部との間のコネクション確立後のシグナリング手順の一例である。 図1で示された送信に要する時間T3を短縮した、通信装置とアクセス制御部との間のシグナリング手順の一例である。 実施形態が適用される通信システムの構成の一例である。 第1の実施形態に係る通信装置の構成の一例である。 コネクションを確立するまでのシグナリング手順の一例である。 第1の実施形態による、図6の処理が行われた後における、通信装置とアクセス制御部との間のシグナリング手順の一例である。 第2の実施形態による、通信装置とアクセス制御部との間のシグナリング手順の一例である。 第3の実施形態による、通信装置とアクセス制御部との間のシグナリング手順の一例である。 第4の実施形態による、通信装置とアクセス制御部との間のシグナリング手順の一例である。 第5の実施形態による、通信装置とアクセス制御部との間のシグナリング手順の一例である。 第6の実施形態による、通信装置とアクセス制御部との間のシグナリング手順の一例である。 第7の実施形態による、通信装置とアクセス制御部との間のシグナリング手順の一例である。 第8の実施形態による、通信装置とアクセス制御部との間のシグナリング手順の一例である。 アプリケーションの種別とポート番号の例を示す。 第9の実施形態による、通信装置とアクセス制御部との間のシグナリング手順の一例である。 OFDMAフレームの構成を示す。 UL−MAPの詳細な構成の例を示す。 第10の実施形態に係る装置及び通信インターフェース・モジュールの構成の一例である。
以下、図面に基づいて、本発明に関する実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図4は、実施形態が適用される通信システムの構成の一例である。図4に示される通信システムでは、通信装置400A、400B、及びアクセス制御部500がネットワーク600を介して接続されている。通信装置400A、400Bは、例えばワークステーション、パーソナル・コンピューター、携帯電話端末、又はその他の情報端末等であってよく、有線又は無線を介してネットワーク600に接続される。アクセス制御部500は、通信装置400A、400B等のそれぞれに使用可能な帯域を割り当て、通信メディアへのアクセスを制御する(610)。なお、アクセス制御部500は、無線基地局内に設けられてもよく、通信装置400A(この場合は、無線端末)との間で無線通信を行うことで、通信装置400Aに対して無線によるアクセスを許容してもよい。通信装置400A、400Bは、割り当てられた帯域(有線帯域/無線帯域)を利用してデータを送受信する(620)。
図5は、第1の実施形態に係る通信装置400の構成の一例である。通信装置400は、各種ソフトウェアを記憶する記憶部410と、記憶部に記憶されたソフトウェアに基づいて処理を行う処理部420を備える。
記憶部410に記憶されるソフトウェアの例としては、例えば、制御部440との間のデータを引渡すための制御手順を定めたドライバ405や、OS403、アプリケーション401等が挙げられる。OS403は、メディア・アクセス制御(MAC)層より上位のプロトコルに関する処理を行う。OSの処理として、TCP/IP(Transport Control Protocol/Internet Protocol)等の処理(MAC層より上位の層の処理)を含むことができる。
処理部420は、アプリケーション401等の実行によって生成されたデータを、ドライバ405により制御部440に引き渡し、また、制御部440からのデータを取得し、アプリケーション401の実行に利用することができる。なお、通信インターフェース部430は、処理部420、記憶部410等を含む処理装置に対して、着脱可能な装置とすることもできる。
通信インターフェース部430は、主としてメディア・アクセス制御(MAC)層の処理を行う制御部440、通信部450を備える。制御部440は、処理部420から送信すべきデータを取得すると、通信メディア460を介した送信を行うように通信部450を制御する。また、通信メディア460を介して伝送されたデータは、通信部450によって受信され、受信部406により受信処理が施された後に、制御部440に与えられ、処理部420に転送される。
通信メディア460としては、有線、無線等があり、通信部450は、通信メディア460に対応した通信部を備えればよい。有線に対応する通信部、無線に対応する通信部の双方を備えてもよい。
通信メディア460が無線の場合は、送信部407は、送信データを無線信号に変換(割り当てられた帯域内の信号に変換)してから通信メディア460に送出し、受信部406は、受信した無線信号を復調した後にデータ信号に変換して、処理部420が処理可能なデータ(送信データが細分化されている場合には、結合によって、細分化前のデータに再現)にしてから、処理部420に受信データを引き渡す。
通信インターフェース部430の制御部440は、シグナリングメッセージの生成、解析を行うシグナリング機能、MAC層よりも上位のプロトコルがコネクションを確立したことを検出するコネクション検出機能を有する。
次に、図6を用いてコネクションを確立するまでのシグナリング手順の一例について説明する。図6では、簡単のため、受信部406及び送信部407を通信部450として示す。
上位のプロトコルのコネクションを確立していない状態においては、先ず通信装置400Aの処理部420は、アプリケーション401又はOS403による上位プロトコルの処理に従って、通信部450の送信部407へ接続要求Synを送信する。制御部440は、接続要求Synを送信しようとしていることを検出し(S601)、アクセス制御部500との間でシグナリングメッセージの送受信を行う。すなわち、制御部440は、送信要求を送信し(S602)、これに応じてアクセス制御部500が送信した帯域割当を受信し(S603)、S603にて割り当てられた帯域を用いてSynの送信に必要とされる帯域の割り当てを要求する帯域要求を送信する(S604)。そして、制御部440は、アクセス制御部500から受信した帯域割当により、Synの送信に必要とされる帯域の割り当てを受ける(S605)。
従って、制御部440は、送信部407に、割り当てられた帯域を用いて、接続要求Synを送信させる。送信部407は通信装置400Bへ接続要求Synを送信する。帯域の割り当ては、例えば、通信メディア460が無線の場合は、無線リソースの指定(時間、周波数等の無線リソースの指定)で行われる。
次に、通信部450の受信部406は通信装置400BからSynの応答としてのSyn+Ackを受信する。制御部440は、受信部406が受信したSyn+ACKを処理部420に渡す。処理部420は、応答Ackが確認できたため、通信装置400Bに対して正常にSyn+Ackを受信できたことを通知するために、Ackを制御部440に引き渡す。制御部440は、Ackを取得すると、先に説明したS602〜S605と同様の処理(ただし、Ackを送信可能な帯域の割り当てを受ければよい)を行い、割り当てられた帯域を用いて、通信装置400Bへ応答Ackを送信する。
以上が、コネクションの確立までの流れであるが、この実施例では、制御部440は、上位プロトコルに従って処理されるパケットであって、処理部420から受信するパケット又は通信相手装置としての通信装置400Bから受信するパケットを監視する。パケットの監視により、後にデータ送信が行われる可能性が高いことを検出するのである。監視対象の一例は、コネクションの確立である。なお、コネクションの確立の検出は、コネクションが実際に確立したことの検出だけでなく、コネクションが確立されるであろうことの検出(前兆の検出)を含む。
従って、例えば、コネクションの確立は、図6のように、応答Ackが処理部420から制御部440に与えられることで検出(S607)することもできる。なお、応答AckはACKフラグが設定されているパケットを検出することで容易に行うことができる。
TCPに従う通信の場合には、コネクションの確立は、TCPヘッダのSYNフラグが設定されたパケット(Syn)を検出することにより、検出することもできる。ただし、Ack信号を用いた検出の方が、より確度高くデータの送信が行われることを予期することができる。Syn+Ackの応答がなく、コネクションが確立されないケースもありえるからである。
コネクションの確立として接続要求及び応答Syn+Ackを利用することもできる。Syn+AckはSYNフラグとACKフラグの両方が設定されたパケットを検出することにより検出できる。処理部420が、Syn+Ackに対して応答Ackを返送しない場合もあるため、やはり、コネクションの検出は、Ackを用いることがより望ましい。更に、慎重を期すためには、Ackが実際に送信されたことを検出することで、コネクションの確立を検出することもできる。
同時に複数のコネクションが確立された場合には、各コネクションについて、個別にコネクションの確立を検出する。
なお、コネクションの終了はTCPヘッダのFINフラグが設定されたパケットを検出することで検出できる。
また、図6は、コネクションの確立が通信装置400Aから開始される場合を説明しているが、コネクションの確立は通信の相手装置(例として400B)から接続要求を行う場合もある。相手装置から接続要求を行う場合には、接続要求Syn、応答Ack、その応答Syn+Ackの送受信方向が逆である点が異なるが、図6の例と同様に送受信されるパケットを監視することでセッション確立を検出可能である。TCPセッションのコネクションの確立・終了を検出する技術として、TCPセッションの状態を監視する技術である「接続追跡(Connection Tracking)」、「ステートフル・インスペクション(Stateful Inspection)」が知られている。実際のコネクションの確立の検出については、これら以外の技術を用いてもよい。
さて、以上のように、コネクションの確立が検出された後の処理について図7を用いて説明する。
図7は、図6の処理が行われた後における、通信装置400とアクセス制御部500との間のシグナリング手順の一例である。
通信インターフェース部430の制御部440は、例えば、図6のS607で応答ACKを検出する。先に説明したように、この応答ACKの送信により、MAC層の上位層における通信の確立を検出することができる。そして、このMAC層の上位層における通信の確立は、更なるデータの送信が行われる可能性が高いことを示す。
そこで、通信装置400Aの制御部440は、コネクションの確立の検出を行うと、送信要求を行う。この送信要求については送信すべきデータが、実際に処理部420から制御部440に与えられたことを必須の要件としないでよい。
すなわち、制御部440は、コネクションが確立したことを検出すると、制御部440のシグナリング機能を起動する(S701)。制御部440は、処理部420から送信すべきデータが与えられるか、または、送信すべきデータが用意できていなくても、シグナリング機能によりシグナリングメッセージを生成し、送信部407によって送信させる(S702)。そして、この要求に対し帯域割当がなされる(S703)こととなる。このように、MAC層の上位層における通信の確立の検出に応じて、通信メディアについての帯域確保のための処理を開始するため、データ送信をより早く実行することができる。
通信インターフェース部430は、上述のように、帯域確保のための処理を行う。一方で、処理部420は、そもそもコネクションの確立処理を行うきっかけとなったアプリケーション401等の実行により送信すべきデータを生成し、制御部440に与える(S704)。従って、制御部440は、実際に送信データが到着したことを検出し(S705)、シグナリング機能により、割り当てられた帯域を用いて、データ量に応じた送信帯域を要求する帯域要求を送信する(S706)。
S703で受信した帯域割当により割り当てられる帯域を利用する機会が、1回だけ(所定のタイミング)に制限されるような場合には、S701、S702等の送信タイミングを調整することが望ましい。例えば、コネクションの確立から、所定時間経過後にS701を実行し、S703によって割り当てられる帯域を利用して、S704の送信データのデータ量に対応する帯域要求メッセージを送信可能とする。
しかし、S706やS707まで処理を進めてしまうこともできる。すなわち、S704で取得するデータの量とは独立して、S706の帯域要求を行い(所定の帯域を要求)、S704で取得した送信データのうち、S707で割り当てを受けた帯域を用いて送信可能なデータ部分だけ送信してもよい。もちろん、S707で割り当てを受ける帯域が、送信データを全て伝送可能であれば、S704で取得する送信データの全てを送信してもよい。
なお、S704における送信データの取得まで、S702の処理しか実行されないとしても、S704で送信データを受信した後にS702を実行するよりも、送信データの実際の送信を早く実行できる。
制御部440は、アクセス制御部500から帯域割当を受信すると(S707)、送信部407に、アプリケーション401等の実行によって生成されたデータを通信装置404Bへ送信させる。送信部407は、制御部440の指示に従って、通信装置400Bへデータを送信する(S709)。以降、制御部440がコネクションを検出している期間、制御部440のシグナリング機能は、送信すべきデータが用意できていなくてもアクセス制御部500へ送信要求を送信する動作を繰り返す。
第1の実施形態によると、通信装置400Aは、コネクション確立後、アクセス制御部500とのシグナリングを開始するので、コネクション確立後に、処理部420から送信すべきデータを取得してから送信するまでの遅延時間を短縮することができる。例えば、図7に示された遅延時間T701は、図1に示された遅延時間T3より同期を確保するための時間T2+T21の分だけ短くすることも可能となる。
[第2の実施形態]
図4に示された通信システムの構成の例、及び図5に示された通信装置400の構成の例は、第2の実施形態にも適用される。
図8は、第2の実施形態による、通信装置400とアクセス制御部500との間のシグナリング手順の一例である。図8の段階S801乃至S809の各段階は、図7の段階S701乃至S709と同様である。図8では、制御部440は、帯域要求をアクセス制御部500へ送信した後に(S804)、アプリケーション401から送信すべきデータを取得する(S805)点が図7と異なる。図8では、制御部440は、帯域要求により最小限の帯域又は所定量の帯域を要求する(S804)。例えば、TCPが用いられる場合には、Ackパケットを送信するのに最低限必要な帯域を要求する。
これにより、処理部420がアプリケーション401等の実行により生成したデータを、制御部440に渡すのが、S803で帯域割当がなされるタイミングより後でも、帯域要求を送信することができる(S804)。このときS805で制御部440が取得した送信データの量がS804に対する応答として返るS807で示される割当量内に収まっていれば、最低限の送信待ち時間で送信が行える(S809)。もしS805で制御部440が取得したデータのすべてを、S807で示された割当量により送信できなくても、制御部440は、S809にて所要量および追加の帯域要求を送信できる。また、制御部440が帯域割当の受信(S807)までに送信データを取得していなくても、帯域の無駄な消費を最低限に抑えることができる。
[第3の実施形態]
図4に示された通信システムの構成の例、及び図5に示された通信装置400の構成の例は、第3の実施形態にも適用される。
図9は、第3の実施形態による、通信装置400とアクセス制御部500との間のシグナリング手順の一例である。図9の段階S901乃至S909の各段階は、図7の段階S701乃至S709と同様である。図9では、制御部440が、S704で取得した送信データの量に相当する帯域要求を送信する(S706)代わりに、送信データに加え次の帯域要求を送信するのに必要な分の帯域要求をアクセス制御部500へ送信する(S906)点が図7と異なる。制御部440は、アクセス制御部500に対し、処理部420がアプリケーション401等の実行により生成したデータを送信するために必要な帯域と、次の帯域要求を送信するために必要な帯域の合計の帯域を要求する(S906)。
これにより、制御部440は、次の帯域要求とデータ送信と一緒に送信することにより、次の帯域要求に必要な送信要求の送信(S702)を省略することができる。従って、通信装置400Aはアクセス制御部500との間のシグナリングを効率的に実行することができ、次回のデータ送信に要する時間を短縮できる。
[第4の実施形態]
図4に示された通信システムの構成の例、及び図5に示された通信装置400の構成の例は、第4の実施形態にも適用される。
図10は、第4の実施形態による、通信装置400とアクセス制御部500との間のシグナリング手順の一例である。図10の段階S1001乃至S1006の各段階は、図8の段階S801乃至S809と同様である。図10では、制御部440が帯域要求に対する帯域割当をアクセス制御部500から受信するまでに(S1003)、処理部420から送信すべきデータを取得していない点が図8と異なる。制御部440は、送信すべきデータを有さない場合でも、アクセス制御部500に対し、S1003で割り当てられた帯域を用いて帯域要求を送信する(S1004)。これにより、ひきつづきアクセス制御部500から帯域割当をもらえるようにする。このとき、要求する帯域の量は、第2の実施形態のS804で行うように、最小限の帯域又は所定量の帯域としてもよい。
これにより、制御部440がアプリケーション401からのデータを有さない場合でも、割り当てられた帯域の少なくとも一部を有効に活用することができる。また、制御部440はアクセス制御部500との間のシグナリングを継続することができるので、シグナリングのやり直しを回避し、次回のデータ送信に要する時間を短縮できる。
[第5の実施形態]
図4に示された通信システムの構成の例、及び図5に示された通信装置400の構成の例は、第5の実施形態にも適用される。
第5の実施形態では、図5に示される制御部440は、送信部407が送信するパケットの長さを更に検出する。例えば、制御部440は、送信部407が直前に送信したパケットの長さを検出する。
或いは、送信部407が送信するパケット長毎に送信した頻度の統計をとり、最も頻繁に送信されているパケット長を検出してもよい。代案として、制御部440は、確立されたコネクション毎に、直前に送信されたバケット長又は頻繁に送信されているパケット長を検出してもよい。制御部440は、パケット長に上限を設定し、後述するように送信すべきデータがない場合に当該パケット長に基づき要求した帯域により生じるネットワーク資源の無駄を抑制してもよい。
図11は、第5の実施形態による、通信装置400とアクセス制御部500との間のシグナリング手順の一例である。図11では、制御部440がパケット長を検出及び通知する点が図7乃至図10と異なる。上述の第1乃至第4の実施形態のいずれかに従いデータが送信された後(S1101)、制御部440は、上述のようにパケット長を検出する(S1102)。
制御部440は、帯域要求を送信するまでに(S1106)、処理部420から送信すべきデータを受信していない場合、アクセス制御部500に対し、検出したパケット長を送信するために必要な帯域を要求する(S1106)。
これにより、帯域要求S1106を行う時点で、制御部440が処理部420から送信すべきデータを受信していない場合でも、S1107で帯域割当を受信するまでに送信データが用意されれば、送信データをS1107で割り当てられた帯域にて送信できることが高い確率で期待でき、制御部440が送信データを取得してから実際に送信するまでの時間を短縮可能である。なお、S1107で制御部440が帯域割当を受信するまでに処理部420から送信データを取得していない場合には、第4の実施形態で示したように、制御部440は次の送信のための帯域割当のみ送信することにより、割り当てられた帯域の少なくとも一部を有効に活用することができる。
[第6の実施形態]
図4に示された通信システムの構成の例、及び図5に示された通信装置400の構成の例は、第6の実施形態にも適用される。
第6の実施形態によると、図5に示される制御部440は、送信要求を送信してから帯域割当を受信するまでの第1の応答時間を測定する。制御部440は、測定した第1の応答時間に依存して、送信要求又は帯域要求を送信するタイミングを調整する。第6の実施形態は、上述の第1乃至第5の実施形態のいずれと組み合わされてもよい。
図12は、第6の実施形態による、通信装置400とアクセス制御部500との間のシグナリング手順の一例である。図12の段階S1201〜S1203、S1205、S1206、S1208、S1210〜S1218は、図7の段階S701乃至S703、S704、S706、S707、S709と同様である。図12では、制御部440が応答時間を測定し要求を送信するタイミングを調整する点が図7乃至図11と異なる。
制御部440は、上述のようにアクセス制御部500の応答時間を測定する(S1204、S1207)。制御部440は、送信要求を送信してから(S1202)帯域割当を受信するまで(S1203)の応答時間、および帯域要求を送信してから(S1206)帯域割当を受信するまで(S1207)の応答時間の合計が所定値より長い場合には、送信データが用意できてない段階で実施する、以降の送信要求を送信する(S1210)時間を所定の時間より早める(S1209)。また、制御部440は、応答時間が所定値より短い場合には、逆に送信要求を送信する(S1210)までの時間を所定の時間より遅くする(S1209)。所定の時間より早める、および遅くする量は、応答時間と前記所定値との差を用いてもよいし、これに係数を乗じる等の調整を入れてもよい。
これにより、制御部440は、アクセス制御部500の応答時間に応じて適切なタイミングで送信要求を送信することができる。
また、上記手順においては、制御部440が送信要求を送信する(S1210)タイミングを制御する場合について説明した。別の例として、制御部440は、帯域要求を送信してから(S1205)帯域割当を受信するまで(S1206)の応答時間をもとに、第3の実施形態におけるS906の追加の帯域要求を行うかどうかを判断してもよい。
なお、タイミングの調整は、直前のデータ送信から次の送信要求又は帯域要求を送信するまでの時間を調整することにより行われてもよい。
また、制御部440は、段階S1204とS1207の両方により応答時間を計測してもよく、また両者の違いが少ないシステムにおいてはいずれか一方のみにより計測してもよい。
[第7の実施形態]
図13は、第7の実施形態による、通信装置400とアクセス制御部500との間のシグナリング手順の例である。図13の段階S1301、S1310〜S1315は、図12の段階S1208、S1210〜S1213、S1218と同様である。図13は、制御部440が上位層のプロトコルの間で送受信されるパケットから応答時間を測定する点が図12と異なる。例えば、制御部440は、送信部407が送信するパケットのシーケンス番号を監視することにより(S1303)、応答時間を測定する(S1308)。
例えば、上位層のプロトコルがTCPである場合には、制御部440は、送信部407から送出されるパケットのTCPヘッダからシーケンス番号を検出する。制御部440は、送信部407が送信したパケット及び受信したパケットに含まれるシーケンス番号(SeqNo)を検出する(S1303)。
図13の例では、制御部440は、「12345」のシーケンス番号を有するパケットを送信部407から送出してから、そのシーケンス番号を包含する確認応答パケットを受信するまでの第3の応答時間を測定する。制御部440は、送信部407が送信したパケットのシーケンス番号と送信した時刻を記録し(S1303)、及びAckパケットに含まれるシーケンス番号と受信した時刻も記録する(S1306)。
制御部440は、送信シーケンス番号とそれに対応する確認応答パケットについて送信した時刻と受信した時刻の差からパケットの往復伝搬遅延時間(RTT:Round Trip Time)を算出し、第3の応答時間とする。制御部440は、測定した第3の応答時間に従い、送信すべきデータが用意できていないときにアクセス制御部500へ送信要求を送信する(S1310)タイミングを決定する(S1309)。
TCP等のように確認応答を持つプロトコルにおいては、RTTの周期でデータ送受信が発生する傾向があるため、送信データが途絶え次に送出するデータがない状態は、前回同様な状態になって以降RTTが経過するまで継続することが多い。したがって、このタイミングの決定の方法として、送信データが途切れている無送信の状態を検出し(S1308)、前に送信データが途切れた状態から新たな送信データが発生した時刻にRTTを加え、さらに第1の実施形態における図7のT3に相当する時間遡ったタイミングを選択する(S1309)。実際の実装においては、他の環境要因や実装要因でRTTの周期と同一のタイミングよりずれる場合があるため、制御部440は、当該選択されたタイミングに調整量を加えることにより、最適なタイミングを選択してもよい。
[第8の実施形態]
図4に示された通信システムの構成の例、及び図5に示された通信装置400の構成の例は、第8の実施形態にも適用される。
図14は、第8の実施形態による、通信装置400とアクセス制御部500との間のシグナリング手順の一例である。図14の段階S1401乃至S1405は、図6の段階S601乃至S605と同様である。図14は、制御部440が、コネクションの確立に加え、アプリケーションの種別も検出する点が図6と異なる。
制御部440は、コネクションの確立及びアプリケーションの種別を検出する(S1407)。
制御部440は、検出されたアプリケーションの種別に応じて、処理部420がアプリケーション401の実行により生成したデータを受信する前に、送信要求を送信するか否かを決定する。
例えば、上位層プロトコルとしてTCPを用いる場合には、制御部440は、TCPヘッダのポート番号を検出することにより、アプリケーションの種別を決定する。
図15は、アプリケーションの種別とポート番号の例を示す。制御部440は、送信するパケットのTCPヘッダに含まれる宛先ポートに設定された値を検出する。例えば、制御部440は、SYNフラグが設定されたパケットのTCPヘッダを調べることにより、コネクションが確立する前に使用されるアプリケーション401の種別を予測することができる。
図15の1行目の例では、アプリケーション401の種別はHTTP(HyperText Transfer Protocol)であり、宛先ポートは80に設定される。HTTPを用いる場合、アプリケーション401は短期間で終了するコネクションを生成することが予想される。従って、制御部440は、宛先ポートが80のコネクションを検出した場合には、TCPコネクションを検出しても、実施の形態1〜6で説明した送信データがない状態での送信要求を行わず、処理部420から送信すべきデータを受信した後に、アクセス制御部500との間でシグナリングを開始する。
これにより、送信すべきデータが続かないのに、事前に帯域要求を行うシグナリングシーケンスを実行してしまうことにより無駄に消費されるネットワーク資源を抑制することができる。
図15の2行目の例では、アプリケーション401の種別はTELNETであり、宛先ポートは23に設定される。TELNETを用いる場合は、アプリケーション401は生成したコネクションに対し散発的にデータを生成することが予想される。従って、制御部440は、宛先ポートが23のコネクションを検出した場合には、処理部420からアプリケーション401の実行により生成された送信すべきデータを受信した後に、アクセス制御部500との間でシグナリングを開始する。
図15の3行目の例では、アプリケーション401の種別はデータ転送用のFTP(File Transfer Protocol)であり、送信元ポート番号は20に設定される。データ転送用のFTPを用いる場合、処理部420がアプリケーション401の実行により定常的にデータを生成することが予想される。従って、制御部440は、送信元ポート番号が20のコネクションを検出した場合、処理部420からアプリケーション401の実行により生成された送信すべきデータを受信する前に、アクセス制御部500との間でシグナリングを開始する。
これにより、処理部420が送信すべきデータを間隔を空けて生成する場合には、制御部440が帯域割当を受信したにも拘わらず送信すべきデータを有さないという状況を防止することにより、不要な帯域要求を行うことによって発生するネットワーク資源の浪費を回避できる。また、処理部420が送信すべきデータを連続して生成する場合には、データの生成に先行してシグナリングを開始することにより、制御部440が送信すべきデータを受信してから送信するまでの遅延時間を短縮することができる。
[第9の実施形態]
図4に示された通信システムの構成の例、及び図5に示された通信装置400の構成の例は、第9の実施形態にも適用される。
第8の実施形態では、図5に示される制御部440は、アクセス制御部500による帯域の割り当てを更に監視する。
制御部440は、空いている帯域を検出した場合には、処理部420がアプリケーション401等の実行により生成した送信すべきデータを受信していなくても帯域要求を送信する。また、制御部440は、空いている帯域を検出しなかった場合には、処理部420がアプリケーション401等の実行により生成した送信すべきデータを受信した後に帯域要求のためのシグナリングを実行する。
これにより、制御部440は、ネットワークの負荷が高い場合にはデータの送信を抑制し、その他の場合にはデータを送信するためのシグナリングを事前に行うことができる。従って、ネットワーク資源が効率的に活用され、ネットワークに余裕がある場合には、制御部440が送信すべきデータを受信してから送信するまでの遅延時間を短縮することができる。
図16は、第9の実施形態による、通信装置400とアクセス制御部500との間のシグナリング手順の一例である。図16では、制御部440がアクセス制御部500による帯域の割り当てを更に監視する点が図7と異なる。実施形態を明確に説明するため、処理部420がアプリケーション401等の実行により生成したデータを送信する手順は省略されている。
制御部440は、コネクション検出機能によりコネクションの確立を検出した後、シグナリング機能を起動する(S1601)。制御部440は、アクセス制御部500がどれだけの帯域をネットワークに参加している400A、400B等の通信装置に割り当てているかを監視する。
アクセス制御部500による帯域の割り当てを監視する方法として、WiMAXに基づく通信を例に以下に説明する。図17は、WiMAXで用いられるOFDMA(直交周波数分割多元接続:Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)フレームの構成を示す。同図中、横軸は時間軸であり、OFDMAシンボルが並ぶ方向を示す。縦軸はサブチャネルが並ぶ方向を示す。
OFDMAフレームは、下りサブフレーム及び上りサブフレームを有し、両者の間には送受信の処理の切り替えのための時間TTG(Transmit Transition Gap)が設けられる。
更に、下りサブフレームは、プリアンブル、FCH(Frame Control Header)、DL−MAP、UL−MAP、複数の下り方向のバーストを有する。プリアンブルは、移動局がフレーム同期を実現するために必要なプリアンブル・シンボル・パターンを含む。FCHは、使用するサブチャネルや直後に位置するDL−MAPに関する方法を含む。
DL−MAPは、下りサブフレームの下りバーストのマッピング情報を含む。移動局は、DL−MAPを受信し解析することにより、UL−MAP、下りバースト(MS1宛、MS2宛)を識別する。
UL−MAPは、上りサブフレームの上りバーストのマッピング情報を含む。移動局は、UL−MAPを受信し解析することにより、上りバースト(MS1用、MS2用)を識別する。
バーストとは、フレーム内に割り当てられるデータ転送用のブロックである。
図18はUL−MAPの詳細な構成の例を示す。図18に示されるように、UL−MAPは、UL−MAP情報要素と称される、複数のUL−MAP IEを有する。各UL−MAP IEは、上りのバーストを特定するコードであるUIUC(Uplink Interval Usage Code)を有する。
UIUC=1〜10に設定されているUL−MAP IEは、バーストの割り当て情報を伝達する。UIUC=14に設定されているUL−MAP IEは、制御領域割り当て情報を含む。制御情報割り当て情報は、どの送信要求に対応した帯域割当かを示す、送信時期又は送信ID等の送信要求識別情報と、当該帯域割当により実際に使用されるUL−MAP IEが有するUIUCの番号を伝達する。
図18に示す例では、UIUC=14に設定されたUL−MAP IEは、UIUC=2に設定されたUL−MAP IEによりバーストの割り当てが伝達されていることを示す。
UL−MAP IEに設定されたUIUC=1〜10に基づき、図18の右側に示されるように、UCD(Uplink Channel Descriptor)により、各UIUCの通信方式が伝達される。図18の例では、UIUC=1の通信方式として、変調方式=QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、通信の信頼性を向上させるためにシンボルを繰り返す回数を表す繰り返し数=2が設定されている。UCDは、上りの物理層の特性を規定するMACマネジメント・メッセージ(上りチャネル記述子)である。従って、各UL−MAP IEを調べることにより、上りサブフレームのバーストの割り当てに空き帯域があるか否かを知ることができる。
制御部440は、シグナリング機能によりUL−MAP IEを調べ、バーストの割り当て空き帯域を見付けた場合に、処理部420からデータを受信する前に、送信部407に送信要求を送信させシグナリングを開始する。また、バーストの割り当てに空き帯域がない場合に、制御部440は、処理部420からデータを受信した後に、シグナリング機能により送信部407に送信要求を送信させシグナリングを開始する。
バーストの割り当てに空き帯域があるか否かの判断は、単に空き帯域の有無により判断してもよく、又は所定値より多くの空き帯域が存在しているか否かによって判断してもよい。
[第10の実施形態]
図4に示された通信システムの構成の例は、第10の実施形態にも適用される。
図19は、第10の実施形態に係る装置1910及び通信インターフェース・モジュール1920の構成の一例である。図19は、図5と同様の構成要素を有するが、装置1910と通信インターフェース・モジュール1920が別個である点が異なる。
通信インターフェース・モジュール1920に含まれる通信部450、受信部406、送信部407、制御部440は、上述の第1乃至第9の実施形態のいずれかに従って動作する。
[第11の実施形態]
図4に示された通信システムの構成の例は、第11の実施形態にも適用される。
第11の実施形態では、通信方法が提供される。当該通信方法は、図5に示す通信装置400又は図19に示す通信インターフェース・モジュール1920において、上述の第1乃至第10の実施形態のいずれかを実行する。
以上に説明した第1乃至第11の実施形態の如何なる組み合わせが実施されてもよい。
以上に説明した第1乃至第11の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
メディア・アクセス制御層より上位の層において、通信装置と宛先通信装置との間のコネクションの確立検出に基づいて、帯域要求メッセージの送信制御を行う制御部と、
該制御部の制御により、該帯域要求メッセージを送信する送信部とを備え、
該制御部は、該帯域要求メッセージの送信に応じて割り当てられる帯域を用いて、コネクション確立後に該制御部に到達するデータの送信を行うように前記送信部を制御する、
ことを特徴とする通信装置。
(付記2)
該制御部は、
該帯域要求メッセージを送信する前に、該データの送信に必要な帯域が確定しない場合に、該帯域要求メッセージにより所定量の帯域を要求し、
該帯域要求メッセージを送信する前に、該データの送信に必要な帯域が確定した場合に、該帯域要求メッセージにより該必要な帯域を要求する、付記1記載の通信装置。
(付記3)
該制御部は、
該データの送信に必要な帯域が確定した場合に、該帯域要求メッセージにより、該データの送信に必要な帯域と、該帯域要求メッセージを新たに送信するのに必要な帯域との合計の帯域を要求する、付記2記載の通信装置。
(付記4)
該制御部は、
該帯域要求メッセージの送信に応じて帯域を割り当てられるまでに、該データの送信に必要な帯域が確定しない場合に、該割り当てられた帯域を用いて該帯域要求メッセージを送信することにより次の該帯域要求メッセージの送信に必要な帯域を要求する、付記2記載の通信装置。
(付記5)
該制御部は、
複数の該通信装置のネットワークへのアクセスを制御するアクセス制御部による帯域の割り当てを更に監視し、
空いている帯域が検出された場合に、該データの送信に必要な帯域が確定する前に、該帯域要求メッセージを送信する、付記2記載の通信装置。
(付記6)
メディア・アクセス制御層より上位の層において、通信装置と宛先通信装置との間のコネクションの確立検出に基づいて、帯域要求メッセージの送信制御を行う制御部と、
該制御部の制御により、該帯域要求メッセージを送信する送信部とを備え、
該制御部は、該帯域要求メッセージの送信に応じて割り当てられる帯域を用いて、コネクション確立後に該制御部に到達するデータの送信を行うように前記送信部を制御する、
ことを特徴とする通信インターフェース・モジュール。
(付記7)
メディア・アクセス制御層より上位の層において、通信装置と宛先通信装置との間のコネクションの確立検出に基づいて、帯域要求メッセージの送信制御を行う段階と、
該帯域要求メッセージを送信する段階と、
該帯域要求メッセージの送信に応じて割り当てられる帯域を用いて、コネクション確立後にデータの送信を行う段階、を備えることを特徴とする通信方法。
100A、100B 通信装置
101 アプリケーション
102 通信インターフェース
110 制御部
400A、400B 通信装置
401 アプリケーション
403 オペレーティング・システム(OS)
405 ドライバ
406 受信部
407 送信部
410 記憶部
420 処理部
430 通信インターフェース部
440 制御部
450 通信部
460 通信メディア
500 制御部
600 ネットワーク
1910 装置
1920 通信インターフェース・モジュール

Claims (6)

  1. メディア・アクセス制御層より上位の層において、通信装置と宛先通信装置との間のパケット通信のためのコネクションの確立検出に基づいて、該パケット通信のためのシグナリングメッセージ又はデータの送信毎に該シグナリングメッセージ又はデータの送信に必要な帯域を要求する帯域要求メッセージの送信制御を行う制御部と、
    該制御部の制御により、該帯域要求メッセージを送信する送信部とを備え、
    該制御部は、
    該帯域要求メッセージの送信に応じて割り当てられる帯域を用いて、コネクション確立後に該制御部に到達するデータの送信を行うように前記送信部を制御し、
    該帯域要求メッセージを送信する前に、該データの送信に必要な帯域が確定しない場合に、該帯域要求メッセージにより所定量の帯域を要求し、
    該帯域要求メッセージを送信する前に、該データの送信に必要な帯域が確定した場合に、該帯域要求メッセージにより該必要な帯域を要求する、
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 該制御部は、
    該データの送信に必要な帯域が確定した場合に、該帯域要求メッセージにより、該データの送信に必要な帯域と、該帯域要求メッセージを新たに送信するのに必要な帯域との合計の帯域を要求する、請求項記載の通信装置。
  3. 該制御部は、
    該帯域要求メッセージの送信に応じて帯域を割り当てられるまでに、該データの送信に必要な帯域が確定しない場合に、該割り当てられた帯域を用いて該帯域要求メッセージを送信することにより次の該帯域要求メッセージの送信に必要な帯域を要求する、請求項記載の通信装置。
  4. 該制御部は、
    複数の該通信装置のネットワークへのアクセスを制御するアクセス制御部による帯域の割り当てを更に監視し、
    空いている帯域が検出された場合に、該データの送信に必要な帯域が確定する前に、該帯域要求メッセージを送信する、請求項記載の通信装置。
  5. メディア・アクセス制御層より上位の層において、通信装置と宛先通信装置との間のパケット通信のためのコネクションの確立検出に基づいて、該パケット通信のためのシグナリングメッセージ又はデータの送信毎に該シグナリングメッセージ又はデータの送信に必要な帯域を要求する帯域要求メッセージの送信制御を行う制御部と、
    該制御部の制御により、該帯域要求メッセージを送信する送信部とを備え、
    該制御部は、
    該帯域要求メッセージの送信に応じて割り当てられる帯域を用いて、コネクション確立後に該制御部に到達するデータの送信を行うように前記送信部を制御し、
    該帯域要求メッセージを送信する前に、該データの送信に必要な帯域が確定しない場合に、該帯域要求メッセージにより所定量の帯域を要求し、
    該帯域要求メッセージを送信する前に、該データの送信に必要な帯域が確定した場合に、該帯域要求メッセージにより該必要な帯域を要求する、
    ことを特徴とする通信インターフェース・モジュール。
  6. メディア・アクセス制御層より上位の層において、通信装置と宛先通信装置との間のパケット通信のためのコネクションの確立検出に基づいて、該パケット通信のためのシグナリングメッセージ又はデータの送信毎に該シグナリングメッセージ又はデータの送信に必要な帯域を要求する帯域要求メッセージの送信制御を行う段階と、
    該帯域要求メッセージを送信する段階と、
    該帯域要求メッセージの送信に応じて割り当てられる帯域を用いて、コネクション確立後にデータの送信を行う段階、
    を備え
    該帯域要求メッセージを送信する前に、該データの送信に必要な帯域が確定しない場合に、該帯域要求メッセージにより所定量の帯域を要求し、
    該帯域要求メッセージを送信する前に、該データの送信に必要な帯域が確定した場合に、該帯域要求メッセージにより該必要な帯域を要求すことを特徴とする通信方法。
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