JP5416561B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば太陽光発電システムを構成するパネルユニット同士の接続に利用可能で、プラグコネクタとリセプタクルコネクタを備えるコネクタに関する。
太陽光発電システムを構成する多数のパネルユニット同士を電気的に接続する場合等に用いられる、プラグコネクタとリセプタクルコネクタとを具備するコネクタの従来技術としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
このコネクタのプラグコネクタ(プラグ)は、開口した挿入用端部を一端に有し、かつ外周部に一対の被係止部を有する筒状のプラグインシュレータと、プラグインシュレータ内に固定した金属製のプラグコンタクト(端子)と、プラグコンタクトに一端が接続し他端がプラグインシュレータの他端からプラグインシュレータ外部に延びてパネルユニットに接続する電線(ケーブル)と、を具備している。一方、リセプタクルコネクタ(ソケット)は、挿入用端部が挿脱可能な開口を有する受容端部を一端に有し、かつ外周部に一対の係止部を有する筒状のリセプタクルインシュレータと、リセプタクルインシュレータ内に固定した金属製のリセプタクルコンタクト(端子)と、リセプタクルコンタクトに一端が接続し他端がリセプタクルインシュレータの他端からリセプタクルインシュレータ外部に延びてパネルユニットに接続する電線(ケーブル)と、を具備している。
プラグインシュレータの挿入用端部をリセプタクルインシュレータの受容端部(の開口)内に挿入し、かつ、一対の係止部を一対の被係止部に係合すればプラグコネクタとリセプタクルコネクタが接続し、プラグインシュレータの開口を通じてプラグコンタクトとリセプタクルコンタクトが接触するので、各パネルユニットで発生した電力を電気機器や電子機器に供給できる。
特開2009−230924号公報
上記構造のコネクタの水密性(防水性)を高める必要がある場合は、例えば、プラグコネクタの挿入用端部の外周面に弾性材料からなる環状パッキンを嵌めて、プラグコネクタとリセプタクルコネクタを接続したときに環状パッキンをリセプタクルインシュレータの受容端部の内周面に接触させればよい。
しかし、係止部と被係止部の間には微少な隙間が存在するため、プラグコネクタとリセプタクルコネクタは正規の位置(両者の軸線が完全に一致する位置)からややずれた状態で接続したり、あるいは正規の位置で接続した後に加わった外力(例えば、プラグインシュレータやリセプタクルインシュレータに対する直接的な外力や振動、ケーブルの振れやケーブルに生じる引張モーメント、屋外環境下での熱による各部材の膨張・収縮)の影響によりプラグコネクタとリセプタクルインシュレータの位置がずれてしまう。そして環状パッキンと受容端部の間には摩擦抵抗力が発生するため、この摩擦抵抗力により当該位置ずれ状態が保持されてしまうおそれがある。
このような位置ずれは、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトに不要な応力を伝達して無理な接続状況を招くため、位置ずれ状態が発生するとプラグコンタクトとリセプタクルコンタクトの間の接触圧力や接触抵抗が変動して不安定さを招いてしまい、所期の接触性能を安定して発揮できなくなる。また屋外等の劣悪な環境下で当該位置ずれ状態が長く続くと、伝達した応力や太陽光による熱の影響等によりプラグコンタクトやリセプタクルコンタクトにクリープ変形が生じるため、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトが所期の接触性能を長期に亘り発揮できなくなる。最悪の場合は、プラグコネクタとリセプタクルコネクタを正規の位置で接続し直しても、所期の性能を得ることができない虞がある。
本発明の目的は、環状パッキンを用いてプラグコネクタとリセプタクルコネクタの水密性を高めた場合にプラグコネクタとリセプタクルコネクタの接続態様が正規の位置から多少ずれた場合であっても、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトが短期的にも長期的にも安定して所期の接触性能を発揮できるコネクタを提供することにある。
本発明のコンタクトは、開口した挿入用端部を一端に有するプラグインシュレータ、及び、該プラグインシュレータ内に収納した金属製のプラグコンタクトを、有するプラグコネクタと、上記挿入用端部が挿脱する開口を有する受容端部を一端に有するリセプタクルインシュレータ、及び、該リセプタクルインシュレータ内に収納した、上記受容端部に挿入用端部を挿入した接続状態となったときに上記開口を通じて上記プラグコンタクトと接触する金属製のリセプタクルコンタクトを、有するリセプタクルコネクタと、を備えるコネクタにおいて、上記プラグインシュレータとリセプタクルインシュレータに形成した、上記プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトを所定の範囲内で相対移動可能としてそれぞれ収納する収納孔と、上記プラグコンタクト及びリセプタクルコンタクトの上記開口側の端部に形成した、互いの板厚方向が略直交する板状の接触部と、該各接触部の先端から相手方コンタクトと反対側に向かって延びる嵌合溝と、該嵌合溝内面の一対の対向面の側縁部に形成した、上記各接触部の板厚方向に対して傾斜し、上記接続状態において自身の上記嵌合溝が相手方コンタクトの嵌合溝と嵌合したときに互いに接触する傾斜接触面と、上記挿入用端部の外周面に嵌めた、上記接続状態において上記受容端部の内周面に接触する弾性材料からなる環状パッキンと、を備えることを特徴としている。
上記プラグインシュレータとリセプタクルインシュレータの一方に形成した、上記開口の外周側に位置する係合孔と、他方に形成した、上記接続状態となったときに該係合孔に係合し該接続状態を保持する、上記開口の外周側に位置する係合爪と、を備えていてもよい。
上記接触部が、上記板厚方向に並んだ、隣り合うものの一方の側縁どうしを弾性変形可能な弾性接続部によって接続した一対の接触片を具備し、上記各嵌合溝の内面の外側の側縁部に上記傾斜接触面を形成してもよい。
上記受容端部に挿入用端部を挿入するとき、上記環状パッキンが上記受容端部の内周面に接触した後に上記プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトが接触するように、上記挿入用端部に対する上記環状パッキンの取付位置を設定してもよい。
上記挿入用端部の外周面及び上記受容端部の内周面が共に円形であってもよい。
上記傾斜接触面が、上記板厚方向に対して約45°の角度で傾斜しているのが好ましい。
本発明によれば、プラグインシュレータの挿入用端部とリセプタクルインシュレータの受容端部を正規の位置で接続しない場合や、接続した後に相対位置が変化した場合は、環状パッキンと受容端部の内周面との間に生じる摩擦抵抗力によって当該位置ずれ状態が保持されるため、プラグコンタクト(接触部)の傾斜接触面とリセプタクルコンタクト(接触部)の傾斜接触面の間には無理な力が一時的に生じる。しかしこの力によってプラグコンタクト又は(及び)リセプタクルコンタクトが対応する収納孔内で僅かに移動してこの力を吸収するので、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトは互いに傾斜接触面による誘導作用によって互いの傾斜接触面どうしが接触し、双方のコンタクトに不要な負荷が加わらない正規の接触状態となる。従って、環状パッキンによってプラグコネクタとリセプタクルコネクタの水密性を高めつつ、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトに所期の接触性能を確実に発揮させることが可能である。
また、プラグインシュレータの挿入用端部とリセプタクルインシュレータの受容端部の接続時に、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトは互いに傾斜接触面によって所定の相対位置関係となるように誘導されながら接触するので、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトが無理な接触状態となり難い。特に視認性等の作業性の悪い屋外環境下等においては、回転や位置ずれ嵌合する可能性が高いため、誘導されることでコンタクトの破損防止と確実な嵌合作業を実現できる。
さらに、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトが4つの傾斜接触面どうしで接触するとプラグコンタクトとリセプタクルコンタクトの接触状態は極めて安定するので、その後にプラグインシュレータやリセプタクルインシュレータに外力が掛かっても、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトは4つの傾斜接触面どうしによる接触状態を維持したまま収納孔内を移動するので、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトの接触性能が低下することはない。
請求項2記載の発明によれば、係合孔と係合爪を係合することにより、接続完了後のプラグコネクタとリセプタクルコネクタに外力が掛かった場合の両者の位置ずれを最小限に(係合孔と係合爪のクリアランスの範囲内に)止めることが可能になるので、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトの接触状態がより安定する。
請求項3記載の発明によれば、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトの間に捻れが生じた際に、接続部が弾性変形して対をなす接触片どうしが相対的に平行移動(スライド)することにより、互いに接触する傾斜接触面どうしの面接触状態を維持するので、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトの接触信頼性が向上する。
請求項4記載の発明によれば、プラグコネクタとリセプタクルコネクタの嵌合作業の当初から環状パッキンによって水密性を維持でき、しかもプラグコネクタとリセプタクルコネクタが互いに誘導されながら接続するので、プラグコネクタとリセプタクルコネクタの良好な接続作業性と水密性を両立させることができる。
請求項5記載の発明によれば、プラグインシュレータの挿入用端部とリセプタクルインシュレータの受容端部が丸型であり、かつ環状パッキンの応力分布が均一になるので、プラグインシュレータとリセプタクルインシュレータは軸ずれすることなく接続する。さらにプラグコンタクトとリセプタクルコンタクトが誘導されながら接続する(倣って動く)ため、(プラグコンタクト及びリセプタクルコンタクトと収納孔のクリアランスによって決まる)許容角度の範囲内であれば電気的性能及び水密性ついて均一性能を得ることができる。つまり嵌合作業が容易に行え、かつ嵌合作業による性能の偏りを抑えられる。
請求項6記載の発明によれば、プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトの4つの傾斜接触面どうしによる接触状態がより安定する。
本発明の一実施形態のコネクタ及び電線を利用して構築した太陽光発電システムの概念図である。 プラグコネクタとリセプタクルコネクタの接続完了時の斜視図である。 プラグコネクタとリセプタクルコネクタの分離状態の斜視図である。 プラグコネクタの分解斜視図である。 プラグコネクタの接続端部側から見た正面図である。 プラグコンタクト及びリセプタクルコンタクトの平面図である。 リセプタクルコネクタの分解斜視図である。 リセプタクルコネクタの接続端部側から見た正面図である。 図2のIX−IX矢線に沿う断面図である。 図9のX−X矢線に沿う断面図である。 プラグコネクタとリセプタクルコネクタの接続作業中における図9と同様の断面図である。 図10のXII−XII矢線に沿う断面図である。 プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトの接触状態を示す斜視図である。 接触状態にあるプラグコンタクトとリセプタクルコンタクトの断面図である。 (A)はコンタクトに捻り力が掛かった場合の図14と同様の断面図であり、(B)はコンタクトにさらに大きな捻り力が掛かった場合の図14と同様の断面図である。 変形例のプラグコンタクト及びリセプタクルコンタクトの斜視図である。 変形例のプラグコンタクト及びリセプタクルコンタクトの平面図である。 変形例の図14と同様の断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
図1は太陽光発電システム100を示している。太陽光発電システム100は多数(図1では2つのみ図示)のパネルユニット101同士を電気的に接続したものであり、屋外(例えばビルの屋上など)に配置するものである。パネルユニット101は4枚の太陽光発電パネル102からなるものであり(各太陽光発電パネル102は互いに電気的に接続している)、その中の一つの太陽光発電パネル102にはジョイントボックス103が設けてある。そして、各パネルユニット101に設けたジョイントボックス103と、パネルユニット101から分離した多数のジョイントボックス104との間を、ジョイントボックス103、104から延びる2本の電線105の端部間に設けたコネクタ10(図1では図示略)を介して互いに接続したり中継することにより、各パネルユニット101で発生した電力を電気機器や電子機器(いずれも図示略)に供給している。
続いてコネクタ10の構造について説明する。コネクタ10は、大きな構成要素として互いに着脱可能なプラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54を具備している。
まずプラグコネクタ15の詳しい構造について説明する。プラグコネクタ15の構成要素はプラグインシュレータ20、ブッシュ35、締付キャップ37、プラグコンタクト40、及び、環状パッキンRである。
プラグインシュレータ20は絶縁性かつ耐候性の合成樹脂料(例えばPBT、PPS、ABS等)を射出成形した筒状部材であり、その内部にはプラグインシュレータ20を軸線方向に貫通する収納孔20aが形成してある。プラグインシュレータ20の一方の端部は円筒形状をなす挿入用端部21となっており、挿入用端部21の断面円形をなす外周面には環状溝22が凹設してある。環状溝22には弾性材料(例えばゴム)からなる環状パッキンRが自由状態より伸びた状態で嵌めてある。また、環状溝22と挿入用端部21(の端部)の間には表面が曲面である環状凸部21aが形成してある。挿入用端部21の内部には収納孔20aの一部を構成する十字孔23が形成してある。図5に示すとおり十字孔23の断面形状は十文字形であり、図5において水平をなすプラグコンタクト収納部24と、正面視においてプラグコンタクト収納部24の中央部の上下に位置する一対のリセプタクルコンタクト受容部25と、を有している。図9、図10に示すように、収納孔20aの十字孔23を除く部分(挿入用端部21と反対側の部分)は十字孔23より大径の円形孔であり、該円形孔のプラグコンタクト収納部24との接続端部は挿入規制面24aとなっている。さらに、円形孔のプラグコンタクト収容部24に対応する内壁にはプラグコンタクト40の一対の案内突起46をガイドするガイド溝24bが形成されている(図9参照)。また、一対のリセプタクルコンタクト受容部25の挿入用端部21の先端と反対側の端部には、プラグインシュレータ20の中心軸側に向かって延びる抜止爪26がそれぞれ突設してある(図10参照)。プラグインシュレータ20の中間部の外周面からは弾性変形可能な板状部材である一対の弾性変形腕27が延びている。一対の弾性変形腕27は互いに平行であり、その先端部には係合爪28が突設してある。プラグインシュレータ20の挿入用端部21と反対側の端部には、プラグインシュレータ20の軸線と平行な多数のスリットを入れることにより形成した多数のフィン30が周方向に並べて形成してある。各フィン30はその基端部(挿入用端部21側の端部)を中心にプラグインシュレータ20の径方向に弾性変形可能である。また、プラグインシュレータ20の外周面にはフィン30の挿入用端部21側に位置する雄ねじ溝32が形成してある。
円筒部材であるブッシュ35はゴム製であり、その外径は自由状態にある各フィン30の内径より僅かに小さい。但し、材質や水密性の要求特性等による設計要件によりフィン30の内径より大きくしてもよい。
プラグインシュレータ20と同心をなす筒状部材である締付キャップ37は絶縁性かつ耐候性の合成樹脂料(例えばPBT、PPS、ABS等)を射出成形したものである。締付キャップ37の内部孔の挿入用端部21側の部分には雄ねじ溝32と螺合可能な雌ねじ溝38が形成してあり、該内部孔の残りの部分は自由状態にある各フィン30の外径よりやや小径の環状押圧面39となっている。
プラグコンタクト40はばね弾性及び高伝導性を有する銅合金(例えばリン青銅、ベリリウム銅、チタン銅など)からなる均一板厚の金板材(板厚t=0.8mm)を打ち抜き加工した後に曲げ加工した一体成形品であり、表面はニッケルメッキで下地を形成した後に金メッキを施してある。
プラグコンタクト40は電線接続部(導体接続部)41と接触部44とを具備している。
電線接続部41は、断面半円形をなしかつ互いの基端部どうしが一体化した一対の変形接続片42を具備しており、電線105に接続する前の状態においては略円筒形状をなしている(図4参照)。
一対の変形接続片42の基端部からは接触部44が延びている。接触部44は、変形接続片42の基端部に連なる第1接触片45と、第1接触片45の側方に並んだ状態で位置する第2接触片51と、第1接触片45と第2接触片51を接続する弾性接続部53と、を具備している。第1接触片45の基端部(変形接続片42側の端部)の両側縁部には一対の誘導突起46が突設してあり、かつ第1接触片45の先端面には基端側に向かって延びる嵌合溝47が形成してある。図4、図14、図15等に示すように、嵌合溝47内面の一対の対向面は互いに平行な平面であり、該平面の外側縁部は該平面及び第1接触片45の板厚方向に対して約45°の角度で傾斜する傾斜接触面48となっている。また、第1接触片45には切り起こしにより外側に向かって突出する抜止片49が形成してある。
第2接触片51は第1接触片45と略同形状かつ第1接触片45と平行であり、第1接触片45に形成したのと同一形状の嵌合溝47及び傾斜接触面48が形成してある。さらに第2接触片51にも切りおこしにより抜止片49が形成してある。
弾性接続部53は第1接触片45と第2接触片51の一方の側縁部同士を接続する部分であり、その幅が第1接触片45及び第2接触片51に比べて短いため第1接触片45及び第2接触片51に比べて弾性変形し易い。
電線105は、多数の導電線(金属線)を束ねた芯線(導体)106の表面を絶縁性材料からなる絶縁被覆107により被覆したものである。電線105の一端にはコネクタ10やジョイントボックス103、104等が接続しており、電線105(芯線106)には太陽光発電パネル102が発生した電流が流れる。
一方、一部の電線105のジョイントボックス103、104と反対側の端部(芯線106の端部)にはプラグコンタクト40の電線接続部41を接続してある。具体的には、芯線106の端部を電線接続部41の内部に挿入した状態で工具を使って一対の変形接続片42を内周側にかしめて(塑性変形させて)、一対の変形接続片42を芯線106の端部に抜け止めした状態で圧接している。プラグコンタクト40の元となる金属板は肉厚が薄いので、一対の変形接続片42のかしめ作業は容易に行うことが可能である。なお、変形接続片42の形態として、本実施形態のクローズドバレルの他に、オープンバレルやIDC接続等も対応可能である。また、必要に応じてかしめた後にさらにはんだ付けを行ってもよい。
プラグコネクタ15を組み立てるには、まずフィン30の内部にブッシュ35を嵌合し、電線105と一体化したプラグコンタクト40を締付キャップ37の内部孔を通してブッシュ35の内部に挿入する。そして、第1接触片45、第2接触片51、及び、一対の案内突起46を十字孔23のプラグコンタクト収納部24に挿入すると、一対の案内突起46がガイド溝24bによりガイドされ、一対の抜止片49が弾性変形する抜止爪26を乗り越えて対応するリセプタクルコンタクト受容部25内に位置し、かつ、一対の案内突起46が挿入規制面24aに当接するので、ガイド溝24bと案内突起46によってプラグコンタクト40の姿勢がほぼ規制されるとともに挿入規制面24aと抜止爪26によってプラグコンタクト40の十字孔23からの意図しない脱出は規制される。ただし、挿入規制面24aから抜止爪26までのプラグインシュレータ20の軸線方向距離は案内突起46の端面(電線接続部41側の端面)から抜止片49の端面(嵌合溝47側の端面)までの軸線方向距離より長いため、プラグコンタクト40は収納孔20a内を上記軸線方向に(当該距離の差の範囲内で)相対移動可能である。さらに、プラグコンタクト40の外面と十字孔23の内面の間には(プラグインシュレータ20の径方向の)クリアランスが生じているため、プラグコンタクト40は収納孔20a内をプラグインシュレータ20の径方向に該クリアランスの範囲内で相対移動可能である。そして、この後に締付キャップ37の雌ねじ溝38を雄ねじ溝32に螺合させて締付キャップ37をプラグインシュレータ20と一体化するとプラグコネクタ15が完成する。すると締付キャップ37の環状押圧面39によって内周側に押圧された各フィン30の内周面がブッシュ35に圧接し、該圧接力がブッシュ35を介して絶縁被覆107の外周面に及ぶので、電線105のプラグインシュレータ20(ブッシュ35)に対する水密性と固定力が得られる。
続いてリセプタクルコネクタ54の詳しい構造について説明する。リセプタクルコネクタ54の構成要素はブッシュ35、リセプタクルインシュレータ55、締付キャップ68、及び、リセプタクルコンタクト70である。
リセプタクルインシュレータ55は絶縁性かつ耐候性の合成樹脂料(例えばPBT、PPS、ABS等)を射出成形した筒状部材であり、その内部にはリセプタクルインシュレータ55を軸線方向に貫通する収納孔55aが形成してある。リセプタクルインシュレータ55の一方の端部は受容端部56となっており、受容端部56の内部には収納孔55aの一部を構成する、断面円形で挿入用端部21の外径と略同径のプラグ受容孔57が形成してある。さらに収納孔55aの中央部はプラグ受容孔57と連続する十字孔58となっている。図8に示すとおり十字孔58の断面形状は十文字形であり、図8において垂直をなすリセプタクルコンタクト収納部59と、正面視においてリセプタクルコンタクト収納部59の中央部の左右に位置する一対の抜止部60と、を有している。図9、図10に示すように、収納孔55aのうちプラグ受容孔57及び十字孔58を除く部分(受容端部56と反対側の部分)は十字孔58より大径の円形孔であり、該円形孔のリセプタクルコンタクト収納部59との接続部は挿入規制面59aとなっている。さらに、円形孔のリセプタクルコンタクト収納部59に対応する内壁にはリセプタクルコネクタ54の一対の案内突起46をガイドするガイド溝55bが形成されている(図10参照)。また、一対の抜止部60のプラグ受容孔57と反対側の端部には、リセプタクルインシュレータ55の中心軸側に向かって延びる抜止爪61がそれぞれ突設してある(図9参照)。リセプタクルインシュレータ55の受容端部56側の端部の外周面には一対の係合枠63が突設してあり、係合枠63と受容端部56の間は係合孔64となっている。またリセプタクルインシュレータ55の外周面には正面視において一対の係合枠63とは90°ずつ角度がずれた一対の支持突部65が突設してある。さらにリセプタクルインシュレータ55の支持突部65と反対側の端部には多数のフィン30が形成してあり、フィン30と受容端部56の間に位置する部分には雄ねじ溝32が形成してある。
締付キャップ68は締付キャップ37と同一仕様である。
リセプタクルコンタクト70はプラグコンタクト40と同一仕様(同一形状、同一材質)であり、電線105(プラグコネクタ15とは接続していない電線105)の端部のうちジョイントボックス103、104と反対側の端部(芯線106の端部)に対して電線接続部41をプラグコンタクト40と同じ要領で接続してある。
リセプタクルコネクタ54を組み立てるには、まずリセプタクルインシュレータ55のフィン30の内部にブッシュ35を嵌合し、電線105と一体化したリセプタクルコンタクト70を締付キャップ68の内部孔を通してブッシュ35の内部に挿入する。そして、第1接触片45、第2接触片51、及び、一対の案内突起46をリセプタクルコンタクト収納部59及びプラグ受容孔57に挿入すると、一対の案内突起46がガイド溝55bによりガイドされ、一対の抜止片49が弾性変形する抜止爪61を乗り越えて対応する抜止部60内に位置し、かつ、一対の案内突起46が挿入規制面59aに当接するので、ガイド溝55bと案内突起46によってリセプタクルコンタクト70の姿勢がほぼ規制されるとともに挿入規制面59aと抜止爪61によってリセプタクルコンタクト70の収納孔55aからの意図しない脱出は規制される。ただし、挿入規制面59aから抜止爪61までのリセプタクルインシュレータ55の軸線方向距離は案内突起46の端面(電線接続部41側の端面)から抜止片49の端面(嵌合溝47側の端面)までの軸線方向距離より長いため、リセプタクルコンタクト70は収納孔55a内を上記軸線方向に(当該距離の差の範囲内で)相対移動可能である。さらに、リセプタクルコンタクト70の外面と十字孔58の内面の間には(リセプタクルインシュレータ55の径方向の)クリアランスが生じているため、リセプタクルコンタクト70は収納孔55a内をリセプタクルインシュレータ55の径方向に該クリアランスの範囲内で相対移動可能である。そして、この後に締付キャップ68の雌ねじ溝38を雄ねじ溝32に螺合させて締付キャップ68をリセプタクルインシュレータ55と一体化するとリセプタクルコネクタ54が完成する。すると締付キャップ37の環状押圧面39によって内周側に押圧された各フィン30の内周面がブッシュ35に圧接し、該圧接力がブッシュ35を介して絶縁被覆107の外周面に及ぶので、電線105のリセプタクルインシュレータ55(ブッシュ35)に対する水密性と固定力が得られる。
組み立てが完了したプラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54を同軸状態で対向させ、かつ、弾性変形腕27と係合枠63を互いに対向させた後に、図11に示すように挿入用端部21の環状凸部21aをプラグ受容孔57内に大きなクリアランスを持って進入させる(この時まではプラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54は相互に回転自由な状況である)。続いて、プラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54を相対回転させながら係合孔64内に弾性変形腕27(係合爪28)の先端が入り込むように回転方向の位置合せを行う。この際、正規位置に対して直角にずれている状態では、弾性変形腕27の先端が係合枠63より端部側に位置する支持突部65に当接して挿入できなくなるため誤嵌合する虞がない。そしてこの同軸状態を維持したままプラグインシュレータ20の挿入用端部21をリセプタクルインシュレータ55のプラグ受容孔57内に挿入すると、環状凸部21aによりプラグ受容孔57の内壁に付着している異物や水分等を除去された後に環状パッキンRが弾性変形しながら受容端部56の内周面(プラグ受容孔57の表面)に接触するので環状パッキンRと受容端部56の内周面との間に安定した摩擦抵抗力が発生する。次いでリセプタクルコンタクト70の第1接触片45及び第2接触片51が十字孔23のリセプタクルコンタクト受容部25に進入すると(リセプタクルコンタクト70の第1接触片45及び第2接触片51の外面とリセプタクルコンタクト受容部25の内面との間にはプラグインシュレータ20の径方向のクリアランスが生じる)、プラグコンタクト40の一対の嵌合溝47がリセプタクルコンタクト70の一対の嵌合溝47と嵌合する。この際プラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70の嵌合溝47の先端部に形成された傾斜面である誘い込み部47aどうしが最初に当接するので、対向する接触部44(嵌合溝47)どうしは負荷が掛かり難い(嵌合に適した)正規の位置(図12〜図14参照)を維持しながら(位置規制されながら)嵌合する。その結果、図12〜図14に示すように、各接触部44を構成する第1接触片45と第2接触片51の対向面(内面)どうしが互いに接触し(嵌合前においては両者の間に僅かな隙間が存在する)、かつ、プラグコンタクト40の傾斜接触面48とリセプタクルコンタクト70の対向する傾斜接触面48同士が互いに面接触するので、互いに接触しあう2つの傾斜接触面48の間は所謂ガスタイト状態(気体、水分、塵等の侵入が完全に規制された状態)になり、かつ両者の間に不要な力は掛からない。そしてプラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70の嵌合動作完了とほぼ同時にプラグコネクタ15の一対の弾性変形腕27がリセプタクルコネクタ54の一対の係合孔64を貫通して一対の係合爪28が係合枠63の端面に係合し(図2、図10参照)、プラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54の組み付けが完了する。組付完了状態においてプラグインシュレータ20の挿入用端部21に設けた環状パッキンRが弾性変形しながら受容端部56の内周面(プラグ受容孔57の表面)に接触するので、プラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54の外部に位置する気体、水分、塵等の挿入用端部21と受容端部56の間からのプラグインシュレータ20及びリセプタクルインシュレータ55の内部への侵入は完全に防止される。なお、プラグコネクタ15が環状パッキンRを具備しているため、プラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54の嵌合操作力が高くなる傾向にある。よって電線105側が傾斜面若しくは曲面にしてある支持突部65を手で把持することで、プラグコネクタ15の作業性(嵌合作業性)が向上する。
このようにプラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54を組み付けてコネクタ10を構成すると、互いに接触するプラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70(接触部44)の間で太陽光発電パネル102が生み出した電流が流れ、該電流が電気機器や電子機器に供給される。さらに、プラグコンタクト40及びリセプタクルコンタクト70の接触部44は剛性が高く弾性変形量が小さいため、プラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70を接続したときの傾斜接触面48同士の嵌合力は高く、意図的に弾性変形腕27(係合爪28)を係合孔64(係合枠63)から脱出させてプラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54を引き離さない限りプラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70の接触状態は維持される。
また、コンタクト40、70、締結キャップ37、68、ブッシュ35はプラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54とで同一のものを利用可能なので、部品数の低減も実現できるとともに、組立作業における部品の組み付けの間違いを防止できる。
さらに、電線105とコンタクトとの結線作業は工具を必要とするが、プラグコネクタ15及びリセプタクルコネクタ54の組立てとコネクタ10の組立までの作業は作業現場で簡単に行なうことができる。これにより、電線105の引き回しや長さの調整、電線105の一端のみのコネクタ交換やパネル交換や修理等の際にコネクタ10を新たに付け替えることが容易となるので、本実施形態のコネクタ10の構造は設備上及び作業上有益である。
以上説明した本実施形態のコネクタ10は以下の顕著な作用効果を奏することが可能である。
即ち、プラグインシュレータ20とリセプタクルインシュレータ55は正規の位置、即ちプラグインシュレータ20とリセプタクルインシュレータ55の軸線が完全に一致し、かつ、プラグコンタクト収納部24とリセプタクルコンタクト収納部59が直交する位置で接続するのが理想的であるが、プラグインシュレータ20とリセプタクルインシュレータ55の接続途中で環状パッキンRと受容端部56の内面による摩擦抵抗力が発生し、しかも弾性変形腕27と係合孔64の間には所定のクリアランスが存在するので、必ずしも正規の位置で接続するとは限らない。また、正規の位置で接続させることができたとしても、その後にコネクタ10に対して様々な外力が生じるとプラグインシュレータ20とリセプタクルインシュレータ55の相対位置(プラグインシュレータ20、リセプタクルインシュレータ55の軸線方向位置、径方位置、あるいは軸線周りの回転方向位置)が弾性変形腕27と係合孔64のクリアランスの範囲内で変化してしまうことがある。このようにプラグインシュレータ20とリセプタクルインシュレータ55が正規の位置とは異なる位置で嵌合すると、環状パッキンRと受容端部56の内周面との間に生じる摩擦抵抗力によって当該接続状態が保持されてしまうため、プラグコンタクト40の傾斜接触面48とリセプタクルコンタクト70の傾斜接触面48の間に無理な力が一時的に生じる。すると、この力によってプラグコンタクト40又は(及び)リセプタクルコンタクト70が収納孔20aと収納孔55aの内部で僅かに移動することによりこの力を吸収するので、プラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70は傾斜接触面48同士の誘導作用によって互いの傾斜接触面48同士が面接触する正規の接触状態となる。従って、環状パッキンRによってプラグコネクタ15とリセプタクルコネクタ54の水密性を高めつつ、プラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70に所期の接触性能を確実に発揮させることが可能である。さらに、屋外環境下での使用によりプラグコンタクト40及びリセプタクルコンタクト70が太陽光による熱を長期間に渡って受けたとしても、プラグコンタクト40やリセプタクルコンタクト70にクリープ変形が生じることもない。つまり、嵌合作業中や嵌合後に掛かる外力によってコネクタ10が短期的に非正規状態となったり、長期間に渡って屋外などの劣悪環境下にさらされた場合のいずれも安定した接触性能を維持発揮することができるコネクタ10を提供できる。
また、プラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70の接触部44を第1接触片45と第2接触片51とによって構成することにより、接触部44の断面積と、互いに接触するプラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70の接触面積を大きくしているので、プラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70(傾斜接触面48)の間の接触抵抗と導体抵抗は小さく、それゆえプラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70の間で大電流を円滑に流すことが可能である。
しかも、接触部44のみ第1接触片45と第2接触片51を重ねて構成してあるので(電線接続部41は1枚板構造なので)、電線接続部41と電線105の接続作業は容易である一方で、接触部44全体の剛性は大きい。
さらに、プラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70が嵌合した際は傾斜接触面48の傾斜により、第1接触片45と第2接触片51には互いに均等に密着する方向に力が働くので、プラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70は電気的性能に加え力学的にも安定することとなる。
また、図15(A)に示すように、仮に互いに接触するプラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70のうちリセプタクルコンタクト70に大きな捻り力が掛かった場合は、プラグコンタクト40の弾性接続部53が弾性変形することによりプラグコンタクト40の第1接触片45と第2接触片51が水平方向に相対的に平行移動(相対スライド)し、リセプタクルコンタクト70の接触部44の上部と下部が水平方向に微少距離だけ相対移動する。そのため、互いに接触する傾斜接触面48同士の接触信頼性は維持される。
さらに、リセプタクルコンタクト70に図15(A)の場合よりさらに大きな捻り力が掛かった場合は、図15(B)に示すように、各第1接触片45、各第2接触片51に矢印で示した移動力が生じるためリセプタクルコンタクト70の第1接触片45と第2接触片51が垂直方向に相対的に平行移動する。しかし、対向する傾斜接触面48同士の面接触状態は保持されるので、接触抵抗の変動が極めて少なく接触する傾斜接触面48同士の接触信頼性は維持される。
また、第1接触片45と第2接触片51が相対移動可能であることから、接触部44に捻りが生じても、接触部44には捻れた状態から力学的に安定した正対状態(図15参照)になるようにモーメント(復帰力)が働く。そのため、接触部44は捻りから復帰し易い、柔軟性に優れた信頼性の高い接触構造である。
以上、本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば、図16〜図18に示すようにプラグコンタクト40’、リセプタクルコンタクト70’の接触部44を一枚板構造にしてもよい。この場合は嵌合溝47が一つとなるので、図18に示すように嵌合溝47の4つの側縁部すべてに傾斜接触面48を形成する。また、抜止片49は接触部44の一方の側面のみに形成する。このように一枚板構造にした場合は接触する傾斜接触面48同士の誘導作用は2枚板構造に比べてやや低下するが、2枚板構造の場合と同種の作用効果を一定レベルで発揮可能である。
また、プラグコンタクト40、リセプタクルコンタクト70の接触部44を3枚以上の接触片により構成し、隣り合う接触片の一方の側縁部同士を弾性接続部で接続してもよい。
さらに、接触部44が複数枚構造である場合に、隣り合う接触片(例えば第1接触片45と第2接触片51)の対向面同士を最初から(プラグコンタクト40とリセプタクルコンタクト70を接続する前から)接触させてもよい。
さらに、電線接続部41を電線105の芯線106に対してはんだ付け可能な形状としてもよい。
さらに高度な水密性や防塵性などが求められる場合は、コネクタ10をジョイントボックス103、104内に設置したり、組立後の各コネクタ10の締結キャップ37、68周辺やコネクタ10全体を熱収縮チューブ等で密閉したりすることも可能である。
また、プラグインシュレータ20側に係合枠63(係合孔64)を設け、リセプタクルコネクタ54側に弾性変形腕27(係合爪28)を設けてもよい。
さらに弾性変形腕27(係合爪28)と係合枠63(係合孔64)を省略してもよい。ただし、この場合は例えば挿入用端部21と受容端部56の間に嵌合後の両者の相対回転を微少範囲で規制する回転規制手段を設けるのが好ましい。
10 コネクタ
15 プラグコネクタ
20 プラグインシュレータ
20a 収納孔
21 挿入用端部
21a 環状凸部
22 環状溝
23 十字孔
24 プラグコンタクト収納部
24a 挿入規制面
24b ガイド溝
25 リセプタクルコンタクト受容部
26 抜止爪
27 弾性変形腕
28 係合爪
30 フィン
32 雄ねじ溝
35 ブッシュ
37 締付キャップ
38 雌ねじ溝
39 環状押圧面
40 40’ プラグコンタクト
41 電線接続部
42 変形接続片
44 接触部
45 第1接触片(接触片)
46 案内突起
47 嵌合溝
47a 誘い込み部
48 傾斜接触面
49 抜止片
51 第2接触片(接触片)
53 弾性接続部
54 リセプタクルコネクタ
55 リセプタクルインシュレータ
55a 収納孔
55b ガイド溝
56 受容端部
57 プラグ受容孔
58 十字孔
59 リセプタクルコンタクト収納部
59a 挿入規制面
60 抜止部
61 抜止爪
63 係合枠
64 係合孔
65 支持突部
68 締付キャップ
70 70’ リセプタクルコンタクト
100 太陽光発電システム
101 パネルユニット
102 太陽光発電パネル
103 104 ジョイントボックス
104a 貫通収納孔
105 電線
106 芯線(金属線)(導体)
107 絶縁被覆
R 環状パッキン

Claims (6)

  1. 開口した挿入用端部を一端に有するプラグインシュレータ、及び、該プラグインシュレータ内に収納した金属製のプラグコンタクトを、有するプラグコネクタと、
    上記挿入用端部が挿脱する開口を有する受容端部を一端に有するリセプタクルインシュレータ、及び、該リセプタクルインシュレータ内に収納した、上記受容端部に挿入用端部を挿入した接続状態となったときに上記開口を通じて上記プラグコンタクトと接触する金属製のリセプタクルコンタクトを、有するリセプタクルコネクタと、を備えるコネクタにおいて、
    上記プラグインシュレータとリセプタクルインシュレータに形成した、上記プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトを所定の範囲内で相対移動可能としてそれぞれ収納する収納孔と、
    上記プラグコンタクト及びリセプタクルコンタクトの上記開口側の端部に形成した、互いの板厚方向が略直交する板状の接触部と、
    該各接触部の先端から相手方コンタクトと反対側に向かって延びる嵌合溝と、
    該嵌合溝内面の一対の対向面の側縁部に形成した、上記各接触部の板厚方向に対して傾斜し、上記接続状態において自身の上記嵌合溝が相手方コンタクトの嵌合溝と嵌合したときに互いに接触する傾斜接触面と、
    上記挿入用端部の外周面に嵌めた、上記接続状態において上記受容端部の内周面に接触する弾性材料からなる環状パッキンと、
    を備えることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタにおいて、
    上記プラグインシュレータとリセプタクルインシュレータの一方に形成した、上記開口の外周側に位置する係合孔と、
    他方に形成した、上記接続状態となったときに該係合孔に係合し該接続状態を保持する、上記開口の外周側に位置する係合爪と、
    を備えるコネクタ。
  3. 請求項1または2記載のコネクタにおいて、
    上記接触部が、上記板厚方向に並んだ、隣り合うものの一方の側縁どうしを弾性変形可能な弾性接続部によって接続した一対の接触片を具備し、
    上記各嵌合溝の内面の外側の側縁部に上記傾斜接触面を形成したコネクタ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載のコネクタにおいて、
    上記受容端部に挿入用端部を挿入するとき、上記環状パッキンが上記受容端部の内周面に接触した後に上記プラグコンタクトとリセプタクルコンタクトが接触するように、上記挿入用端部に対する上記環状パッキンの取付位置を設定したコネクタ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載のコネクタにおいて、
    上記挿入用端部の外周面及び上記受容端部の内周面が共に円形であるコネクタ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項載のコネクタにおいて、
    上記傾斜接触面が、上記板厚方向に対して約45°の角度で傾斜するコネクタ。
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