JP5416042B2 - 光信号処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光信号処理装置に関し、より詳細には、多値位相変調された光信号の位相を判別するための光信号処理装置に関する。
光通信システムのさらなる大容量化に向けて、スペクトル利用効率の高い伝送フォーマットの検討が盛んにおこなわれている。このような伝送フォーマットには、光の位相に情報を付与するPSK(Phase Shift Keying)や光の振幅に情報を付与するASK(Amplitude Shift Keying)、あるいは位相および振幅の両者に情報を付与するQAM(Quadrature Amplitude Modulation)などがある。このうち差動で位相を変調するDPSK(Differential Phase Shift Keying)やDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)はすでに実用化が進んでおり、差動を用いないQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)も実用化目前にある。さらにスペクトル利用効率の高い(D)8PSK、16QAMなども盛んに検討されている状況にある。
2値の位相変調であるDPSK、あるいは4値の位相変調であるDQPSKを復調ではDLI(Delay Line Interferometer)を用いて直接バイナリ信号を取り出すことができる。しかしながらD8PSKなどさらに多値の光信号を復調するためには、従来、DLIに加えてADC(Analog−to−Digital Converter)を用いることが必要であった。D8PSK光信号を復調するための従来の光信号処理装置の構成を図1に示す(非特許文献1参照)。
従来の光信号処理装置は、入力用光ポート101と、1×3光カプラ102と、遅延干渉計103a及び103bと、バランス検波器104a及び104bと、検波器105と、電気アンプ106a、106b及び106cと、アナログデジタル変換器107a、107b及び107cと、デジタルシグナルプロセッサ108から構成されている。この構成により、光の振幅および差動位相情報をバランス検波器104a及び104bで取得し、また光強度情報を検波器105で取得し、これらのデータをアナログデジタル変換器107a、107b及び107cでデジタルデータに変換してデジタルシグナルプロセッサ108で処理することにより、多値の光信号を復調する構成になっている。
また、従来の光信号処理装置の第2の例を図2に示す。光入力用ポート101a及び101bと、偏波多重光ハイブリッド109と、バランス検波器104a、104b、104c及び104dと、電気アンプ106a、106b、106c及び106dと、アナログデジタル変換器107a、107b、107c及び107dと、デジタルシグナルプロセッサ108から構成されている。ここで、偏波多重光ハイブリッド109は、偏波分離器110a及び110bと、90℃光ハイブリッド111a及び111bから構成されている。このような構成で、光入力用ポート101aに信号光を入力し、光入力用ポート101bに局発光を入力して、バランス検波器104a、104b、104c及び104dで光の変更、振幅、位相情報を取得してデジタルシグナルプロセッサ108で処理することにより、多値の光信号を復調する構成になっている。
N. Kikuchi, K. Mandai, K. Sekine, S. Sasaki, ‘‘Incoherent 32-level optical multilevel signaling technologies’’, J. Lightwave Circuit, vol. 26, no. 1, pp. 150-157, 2008.
従来の光信号処理装置では高速のADCを用いる必要があった。しかしながら、高速のADCでビット数を増加させることは難しい問題があった。また、高速のADCは消費電力が大きいため、光信号処理装置全体の消費電力を増大させる問題があり、この消費電力は小さなADCチップで発生するために光信号処理装置の熱マネージメントが難しい問題もあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、多値位相変調された光信号の光信号処理装置をADCを用いずに提供し、消費電力を抑えつつ、高速動作かつ高分解能の光信号処理装置を実現することにある。
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、光入力用ポートと、第1段から第N段(Nは2以上の整数)まで、この順で縦続に接続されたN段の光位相受信手段とを備える光信号処理装置であって、第1段の光位相受信手段は、前記入力用光ポートに入力された光信号をタップ出力とメイン出力に分岐する第1の光タップ手段と、前記第1の光タップ手段のタップ出力に光学的に接続された第1の光位相判別手段とを備え、第i段の光位相受信手段(iを2から(N−1)までの整数とし、N=2のときは空集合とする。)は、第(i−1)の光タップ手段のメイン出力に光学的に接続された、光周波数および光位相を夫々逓倍する第(i−1)の光周波数逓倍手段と、前記第(i−1)の光周波数逓倍手段の出力をタップ出力とメイン出力に分岐する第iの光タップ手段と、前記第iの光タップ手段のタップ出力に光学的に接続された第iの光位相判別手段とを備え、第N段の光位相受信手段は、第(N−1)の光タップ手段のメイン出力に光学的に接続された光周波数および光位相を夫々逓倍する第(N−1)の光周波数逓倍手段と、前記第(N−1)の光周波数逓倍手段の出力に光学的に接続された第Nの光位相判別手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第1から第(N−1)の光周波数逓倍手段のうちの少なくとも1つの光周波数逓倍手段が、光非線形導波路による第M次高調波発生(Mは2以上の整数)を利用するものであり、前記少なくとも1つの光周波数逓倍手段と同じ段の各光位相判別手段は、2π/Mの分解能で位相を判別する光位相判別手段であることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記第1から第(N−1)の光周波数逓倍手段のうちの少なくとも1つの光周波数逓倍手段が、光非線形導波路による第M次高調波発生(Mは2以上の整数)を利用するものであり、前記少なくとも1つの光周波数逓倍手段の前記非線形導波路に前記入射された光信号と異なる光周波数のポンプ光を入射するポンプ光源と、前記非線形導波路における差周波発生を経た光信号から、前記入射された光信号の光周波数および前記ポンプ光の光周波数の成分を除去するフィルタとをさらに備えることにより、光周波数を変換することを特徴とする。
また、本発明の第4の態様は、第1乃至第3のいずれかの態様において、光位相判別手段が、マッハツェンダ干渉計と、前記マッハツェンダ干渉計の出力に光学的に接続されたバランス検波器とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第5の態様は、第1乃至第3のいずれかの態様において、光位相判別手段が、90度光ハイブリッド回路と、前記90度光ハイブリッド回路の出力に光学的に接続されたバランス検波器であることを特徴とする。
また、本発明の第6の態様は、第3の態様において、前記少なくとも1つの光周波数逓倍手段が、前記光非線形導波路による第二次高調波発生を利用する光周波数二倍手段であることを特徴とする。
また、本発明の第7の態様は、第2乃至第6のいずれかの態様において、前記光非線形導波路が、周期分極反転されたニオブ酸リチウム上に設けられた光導波路であることを特徴とする。
また、本発明の第8の態様は、第1乃至第7のいずれかの態様において、前記光周波数逓倍手段が、少なくとも2つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートを有する波長合波器と、前記波長合波器の出力ポートに光学的に接続された光非線形導波路と、前記光非線形導波路の出力に光学的に接続された、少なくとも1つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートを有する波長分波器とを備えることを特徴とする。
また、本発明の第9の態様は、第1乃至第7のいずれかの態様において、前記光周波数逓倍手段が、少なくとも2つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートを有する波長合波器と、前記波長合波器の出力ポートに光学的に接続された1入力2出力の偏波分離器と、前記偏波分離器の一方の出力に光学的に接続された第1の偏波変換素子と、前記偏波分離器の他方の出力と前記第1の偏波変換素子の出力に夫々光学的に接続された2本の光非線形導波路と、前記2本の光非線形導波路の一方の出力に光学的に接続された第2の偏波変換素子と、前記2本の光非線形導波路の他方の出力と前記第2の偏波変換素子の出力に夫々光学的に接続された2入力1出力の偏波合流器と、前記偏波合流器の出力に光学的に接続された、少なくとも1つの入力ポートおよび少なくとも3つの出力ポートを有する波長分波器とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、光周波数および光位相を逓倍する光周波数逓倍手段を縦続に接続することにより、簡便で消費電力の小さな光信号処理装置を提供できる。
従来の光信号処理装置を表す図である。 従来の光信号処理装置の第2の例を表す図である。 第1の実施形態に係る光信号処理装置の構成を表す図である。 第1の実施形態の光周波数二倍手段の第1の実現例を表す図である。 第1の実施形態の光周波数二倍手段の第2の実現例を表す図である。 第1の実施形態の光周波数二倍手段の第3の実現例を表す図である。 第1の実施形態の光位相判別手段の実現例を表す図である。 第2の実施形態に係る光信号処理装置の構成を表す図である。 第2の実施形態の光周波数四倍手段の実現例を表す図である。 第2の実施形態の位相判別手段の第1の実現例を表す図である。 第2の実施形態の位相判別手段の第2の実現例を表す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図3に、第1の実施形態に係る光信号処理装置の構成を示す。第1の実施形態に係る光信号処理装置は、光入力用ポート1と、光入力用ポート1に縦続に接続された四段の光位相受信手段5a、5b、5c及び5dとを備える。第1段の光位相受信手段5aは、メイン出力およびタップ出力を有する光タップ手段2aと、光タップ手段2aのタップ出力に光学的に接続された光位相判別手段4aとを備える。光タップ手段2aは、光信号をそのタップ出力とメイン出力に分岐する。第2段の光位相受信手段5bは、光周波数二倍手段3aと、光周波数二倍手段3aの出力に光学的に接続された、メイン出力およびタップ出力を有する光タップ手段2bと、光タップ手段2bのタップ出力に光学的に接続された光位相判別手段4bとを備える。第3段の光位相受信手段5cは、光周波数二倍手段3bと、光周波数二倍手段3bの出力に光学的に接続された、メイン出力およびタップ出力を有する光タップ手段2cと、光タップ手段2cのタップ出力に光学的に接続された光位相判別手段4cから構成されている。最終段の第4段の光位相受信手段5dは、光周波数二倍手段3cと、光周波数二倍手段3cの出力に光学的に接続された光位相判別手段4dとを備える。
ここで光タップ手段2a、2b及び2cとしては、光ファイバ型カプラや導波路型カプラなどを用いて実現することができる。また光タップ手段2a、2b及び2cの分岐比としては、光位相判別手段4a、4b及び4cの受光感度が許す範囲で小さくするほうが、特に光周波数二倍手段3a、3b及び3cとして光非線形材料を用いる場合などを考えると好ましい。
また、上記の本発明の第1の実施形態では光位相受信手段の段数を4としたが、本発明はこの例に限定されるものではもちろんなく、段数は2でも3でも5でもそれ以上でも構わない。Nを2以上の整数として一般化すると、第i段の光位相受信手段(iを2から(N−1)までの整数とし、N=2のときは空集合とする。)は、第(i−1)の光タップ手段のメイン出力に光学的に接続された第(i−1)の光周波数二倍手段と、第(i−1)の光周波数二倍手段の出力をタップ出力とメイン出力に分岐する第iの光タップ手段と、第iの光タップ手段のタップ出力に光学的に接続された第iの光位相判別手段とを備える。そして、最終段の第N段の光位相受信手段は、第(N−1)の光タップ手段のメイン出力に光学的に接続された第(N−1)の光周波数二倍手段と、第(N−1)の光周波数二倍手段の出力に光学的に接続された第Nの光位相判別手段とを備える。
また、本実施形態では、光周波数および光位相を二倍にする光周波数二倍手段を例に説明するが、第2の実施形態でも説明するように、光周波数および光位相を四倍等の逓倍にする光周波数逓倍手段を用いてもよい。
次に、第1の実施形態の光信号処理装置における光周波数二倍手段および光位相判別手段の具体例およびその動作原理を説明し、その後に、第1の実施形態の光信号処理装置の全体での動作原理を説明する。
光周波数二倍手段の第1の実現例
図4に、第1の実施形態に係る光信号処理装置の、光周波数二倍手段の実現例を示す。図4の光周波数二倍手段は、光入力用ポート6と、光入力用ポート6に光学的に接続された周期分極反転ニオブ酸リチウム7上に設けられた光導波路8と、光導波路8の出力に光学的に接続された光フィルタ9と、光フィルタ9の出力に光学的に接続された光出力用ポート10とを備える。
次に、図4に示す第1の実施形態に係る光信号処理装置の光周波数二倍手段の実現例の動作を説明する。入力された光信号の光周波数をf0とすると、周期分極反転ニオブ酸リチウム7上に設けられた光導波路8内で2次の光非線形効果により第二次高調波(SHG:Second Harmonic Generation)により光周波数2f0の成分が発生する。光フィルタ9で光周波数f0の成分を除去することで光周波数2f0の成分のみが抽出される。ここで、入力光信号の光電界EsをAsを実数の定数、φs(t)を時間で変化する光位相として
Figure 0005416042
と表すと、光周波数二倍手段の出力光電界EoはAoを実数の定数として
Figure 0005416042
で与えられ、式からも明らかに光周波数だけではなく光位相項も二倍になる。
ここで、上記の第1の実施形態の光周波数二倍手段の実現例では、光周波数を二倍するために周期分極反転されたニオブ酸リチウム7を用いるとしたが、これはこの材料が効率的に第二次高調波を発生できるからである。しかしながら、本発明はこの例に限定されるものではなく、ポリマーや光ファイバなどの光非線形材料を用いてももちろん構わない。光非線形材料で光導波路を形成した場合、これを本明細書では「非線形導波路」と呼ぶ。
また、光導波路8の構成としては、拡散により形成することもできるし、リッジ導波路により形成することもできる。
光周波数二倍手段の第2の実現例
図5に、第1の実施形態に係る光信号処理装置の、光周波数二倍手段の第2の実現例を示す。図5の光周波数二倍手段は、光入力用ポート6と、光周波数fpのポンプ光源11と、光入力用ポート6に光学的に接続された石英系アレイ導波路格子フィルタ12aと、アレイ導波路格子フィルタ12aの出力に光学的に接続された周期分極反転ニオブ酸リチウム7上に設けられた光導波路8と、光導波路8の出力に光学的に接続された石英系アレイ導波路格子フィルタ12bと、アレイ導波路格子フィルタ12bの出力に光学的に接続された光出力用ポート10とを備える。ここで、石英系アレイ導波路格子フィルタ12aとニオブ酸リチウム7と石英系アレイ導波路格子フィルタ12bは、それぞれ直接接続されている。
次に、図5に示す第1の実施形態に係る光信号処理装置の光周波数二倍手段の第2の実現例の動作を説明する。入力された光信号の光周波数をf0、ポンプ光の光周波数をfp(光周波数f0とは異なるものとする。)とすると、周期分極反転ニオブ酸リチウム7上に設けられた光導波路8内で二次の光非線形効果により第二次高調波(SHG:Second Harmonic Generation)と、これに引き続く差周波発生により光周波数2f0−fpの成分が発生する。したがって、アレイ導波路格子フィルタ12bで光周波数f0の成分および光周波数fpの成分を除去することで光周波数2f0−fpの成分のみが抽出される。このときの光周波数二倍手段の出力は
Figure 0005416042
と与えられる。このときも図4に示した第1の実現例と同様に、光位相項が二倍となる。一方で光周波数は2f0−fpに変換される。
一般に、光通信では1.55ミクロン帯の波長が使用されることが多いが、図5に示した光周波数二倍手段の第2の実現例では光信号の光周波数f0およびポンプ光の光周波数fpをそれぞれ1.55ミクロン帯とすることで、光周波数二倍手段の出力でも1.55ミクロン帯の波長が得られるため、汎用の光通信用部品が使用できるという利点がある。
ここでニオブ酸リチウム8については、別の光非線形材料を用いることができるのは図4の第1の実現例と同様である。
また、図5の光周波数二倍手段の第2の実現例では、光フィルタとして石英系アレイ導波路格子フィルタ12a及び12bを用いてこれをニオブ酸リチウムと接合するとしたが、これはこの組み合わせが透過/遮断特性に優れ小型な光周波数二倍出力を提供できるからである。しかしながら、本発明はこの例に限定されるものではなく、アレイ導波路格子フィルタの替わりにラティス型光導波路フィルタを用いても良いし、トランスバーサル型光導波路フィルタを用いてもよいし、多層膜フィルタを用いても良い。また、アレイ導波路格子など光フィルタとニオブ酸リチウムは直接接合しなくとも、光ファイバで接続してももちろん構わない。
光周波数二倍手段の第3の実現例
図6に、第1の実施形態に係る光信号処理装置の、光周波数二倍手段の第3の実現例を示す。図6の光周波数二倍手段は、光入力用光ポート6と、光周波数fpのポンプ光源11と、光入力用ポート6に光学的に接続された石英系アレイ導波路格子フィルタ12aと、アレイ導波路格子フィルタ12aの出力に光学的に接続されたマッハツェンダ型導波路偏波合分波素子13aと、偏波合分波素子13aの一方の出力に設けられた45度傾いたポリイミド半波長板による偏波変換素子14aと、偏波合分波素子13aの2出力にそれぞれ光学的に接続された周期分極反転ニオブ酸リチウム7上に設けられた光導波路8a及び8bと、光導波路8a及び8bの出力の一方に設けられた45度傾いたポリイミド半波長板による偏波変換素子14bと、光導波路8a及び8bのそれぞれの出力に光学的に接続されたマッハツェンダ型導波路偏波合分波素子13bと、偏波合分波素子13bの出力に光学的に接続された石英系アレイ導波路格子フィルタ12bと、アレイ導波路格子フィルタ12bの出力に光学的に接続された光出力用ポート10とを備える。ここで、石英系アレイ導波路格子フィルタ12a、偏波合分波素子13aおよび偏波変換素子14aは一枚の基板上に形成されており、石英系アレイ導波路格子フィルタ12b、偏波合分波素子13bおよび偏波変換素子14bは別の一枚の基板上に形成されている。これら基板とニオブ酸リチウム7はそれぞれ直接接続されている。
図6に示す光周波数二倍手段の第3の実現例では、図5に2の実現例と同様に、入力された光信号の光周波数をf0、ポンプ光の光周波数をfpとすると、周期分極反転ニオブ酸リチウム7上に設けられた光導波路8内で二次の光非線形効果により第二次高調波(SHG:Second Harmonic Generation)と、これに引き続く差周波発生により光周波数2f0−fpの成分が発生する。したがって、アレイ導波路格子フィルタ12bで光周波数f0の成分および光周波数fpの成分を除去することで光周波数2f0−fpの成分のみが抽出される。このときの光周波数二倍手段の出力は
Figure 0005416042
と与えられる。このときも図4に示した第1の実現例と同様に、光位相項が二倍となる。一方で光周波数は2f0−fpとなる。
加えて、図6に示した光周波数二倍手段の第3の実現例では、偏波合分波素子13および偏波変換素子14によって偏波ダイバーシチの構成がとられているので、光入力用ポート6に入力される光信号の偏波状態にかかわらず、光位相を二倍とできる利点がある。
ここで、図6の光周波数二倍手段の第3の実現例では、偏波合分波素子13として石英系光導波路によるマッハツェンダ型偏波合分波素子を用いるとし、偏波変換素子14としてポリイミド半波長板を用いるとしたが、これはこの組み合わせにより集積性に優れた偏波合分波素子および偏波変換素子が実現できるからである。しかしながら、本発明はこの例に限定されるものではなく、方解石による偏光プリズムを用いてもよいし、フォトニック結晶による偏光プリズムを用いてももちろん構わない。
なお、図6では、アレイ導波路格子フィルタ12aを例に説明したが、少なくとも2つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートを有する波長合波器であれば、同等の機能を果たすことができる。同様に、アレイ導波路格子フィルタ12bを例に説明したが、導波路8の出力に光学的に接続された、少なくとも1つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートを有する波長分波器であれば、同様の機能を果たすことができる。
また、マッハツェンダ型導波路偏波合分波素子13aを例に説明したが、波長合波器の出力ポートに光学的に接続された1入力2出力の偏波分離器であれば、同様の機能を果たすことができる。同様に、マッハツェンダ型導波路偏波合分波素子13bを例に説明したが、2本の光非線形導波路のうち出力に偏波変換素子14bが設けられていない方の出力と、偏波変換素子14bの出力に夫々光学的に接続された2入力1出力の偏波合流器であれば、同様の機能を果たすことができる。
光位相判別手段の実現例
次に、本発明の第1の実施形態に係る光信号処理装置の光位相判別手段の実現例について説明する。図7に示す光位相判別手段の実現例は、光入力用ポート15と、光入力用ポート15に光学的に接続された導波路型マッハツェンダ干渉計である遅延干渉計16と、遅延干渉計16の2つの出力に光学的に接続されたバランス検波器17と、バランス検波器の出力に電気的に接続された電気アンプ18と、電気アンプ18の出力に電気的に接続された電気出力用ポートとを備える。ここで遅延干渉計16の遅延量Dは、光信号のビット間隔Tとおおむね一致するように設定されており、遅延干渉計16の各アームには位相調整手段としてヒータが設けられている。
ここで遅延量Dとビット間隔Tについては、理想的な線路状態ではD=Tとすることで最適な受信を行うことができるが、例えば線路の帯域が制限されている場合など非理想的な要因が存在するときには、例えばD=0.7Tなど、遅延量Dをビット間隔Tよりも短くすることで非理想的な要因の影響が抑制できることが知られている。
このとき、位相調整手段を調整することで、光信号の隣接ビット間の位相差が0.5πのときに出力-1、1.5πのときに出力1となるように設定することができる。
第1の実施形態の光信号処理装置の動作の説明
次に、図3に示した本発明の第1の実施形態に係る光信号処理装置の動作について、表1を参照して説明する。なお、光周波数二倍手段としては図6に示した光周波数二倍手段を用いるとし、光位相判別手段としては図7に示した光位相判別手段を用いるとする。ただし、光周波数二倍手段として図6に示した光周波数二倍手段を用いるとしたのは、この構成が偏波依存性が小さく、汎用の光通信波長帯の光部品を用いることができる光信号処理装置を提供できるからであるが、本発明はこの例に限定されるものではなく、図4に示した光周波数二倍手段を用いても、図5に示した光周波数二倍手段を用いても、もちろん構わない。
さて、図3に示す光信号処理装置で、図7に示した光位相判別手段の位相調整手段を調整することで、第1段目から第4段目までの出力I1からI4を下記のように設定することができる。
I1 = cos[(φ+π/16)+π/2]
I2 = cos[2(φ+π/16)+π/2]
I3 = cos[4(φ+π/16)+π/2]
I4 = cos[8(φ+π/16)+π/2]
ここでφは隣り合うビットの位相差である。
このときの各段の出力を表1に示す。さらに表1で正の出力を“1”、負の出力を“0”とアサインすることとすれば、表1に示したように4ビットのバイナリ出力を得ることができる。表1よりも明らかに、このバイナリ出力は入力光信号の位相をアナログデジタル変換した値となっている。このように、本発明の第1の実施形態の光信号処理装置を用いることで、光段で入力光信号の位相をアナログデジタル変換することが可能となる。アナログデジタル変換の段数については、光位相受信手段5の数を増やすことで増加することができる。
Figure 0005416042
(第2の実施形態)
図8に、本発明の第2の実施形態に係る光信号処理装置の構成を示す。第2の実施形態に係る光信号処理装置は、光入力用ポート1と、光入力用ポート1に縦続に接続された二段の光位相受信手段23a及び23bとを備える。第1段の光位相受信手段23aは、光タップ手段2aと、光タップ手段2aのタップ出力に光学的に接続された光位相判別手段22aとを備える。最終段の第2段の光位相受信手段23bは、光周波数四倍手段21aと、光周波数四倍手段21aの出力に光学的に接続された光タップ手段2bと、光タップ手段2bのタップ出力に光学的に接続された光位相判別手段22bとを備える。
ここで、光タップ手段2a及び2bとしては、光ファイバ型カプラや導波路型カプラなどを用いて実現することができることは第1の実施形態と同様である。また光タップ手段2a及び2bの分岐比としては、光位相判別手段24a及び24bの受光感度が許す範囲で小さくする方が、特に光周波数四倍手段21aとして光非線形材料を用いる場合などを考えると好ましいことも第1の実施形態と同様である。
さらに、本発明の第2の実施形態では第2段の光位相受信手段において、光周波数四倍手段21aの出力に光タップ手段2bを設け、これを介して光周波数四倍手段21aの出力に光位相判別手段22bが光学的に接続するとした。しかしながら、本発明はこの例に限定されるものではなく、光タップ手段2bを除いて、光周波数四倍手段21aの出力に光位相判別手段22bが直接、光学的に接続されているとしても、もちろん構わない。
また、上記の第2の実施形態では、光位相受信手段の段数を2としたが、本発明はこの例に限定されるものではもちろんなく、段数は3でも4でも5でもそれ以上でも構わない。
次に第2の実施形態の光信号処理装置における光周波数二倍手段21aおよび光位相判別手段22a及び22bの実現例およびその動作原理を説明し、その後に第2の実施形態の光信号処理装置の全体での動作原理を説明する。
光周波数四倍手段の実現例
図9に、本発明の第2の実施形態に係る光信号処理装置の、光周波数四倍手段の実現例を示す。図9の光周波数四倍手段は、光入力用ポート6と、光入力用ポート6に光学的に接続された周期分極反転ニオブ酸リチウム7a上に設けられた光導波路8aと、光導波路8aの出力に光学的に接続された光フィルタ9aと、光フィルタ9aに光学的に接続された周期分極反転ニオブ酸リチウム7b上に設けられた光導波路8bと、光導波路8bの出力に光学的に接続された光フィルタ9bと、光フィルタ9bの出力に光学的に接続された光出力用ポート10とを備える。このように、図4に示した光周波数二倍手段を縦続に接続することにより、光周波数四倍手段を実現することができる。
なお、図9では、図4に示した光周波数二倍手段を縦続に接続するとしたが、本発明はこの例に限定されるものではなく、図5に示した光周波数二倍手段を縦続接続してもよいし、図6に示した光周波数二倍手段を縦続接続してもよいし、図4乃至6のいずれかの光周波数二倍手段を、図4乃至6のいずれかの光周波数二倍手段と縦続接続しても、もちろん構わない。
光位相判別手段の第1の実現例
図10に、本発明の第2の実施形態に係る光信号処理装置の、光位相判別手段の第1の実現例を示す。図10の光位相判別手段は、光入力用ポート15と、光入力用ポート15に入力された光信号をおおむね等分に分岐する光カプラ24と、光カプラ24の出力にそれぞれ光学的に接続された遅延干渉計16a及び16bと、遅延干渉計16a及び16bのそれぞれの出力に光学的に接続されたバランス検波器18a及び18bと、バランス検波器18a及び18bの出力に電気的に接続された電気アンプ19a及び19bと、電気アンプ19a及び19bの出力に電気的に接続された電気出力用ポート20a及び20bとを備える。また遅延干渉計16a及び16bは、それぞれ干渉計位相を調整するための位相シフタ17a、17b、17c及び17dを備える。また、遅延干渉計16a及び16bの遅延量は、それぞれ光信号のビット間隔Tとおおむね一致するように設定されている。
この構成で位相シフタ17a、17b、17c及び17dを調整することで、電気出力ポート20a及び20bより、隣接ビット間の位相差の正弦成分と余弦成分をそれぞれ取り出すことが可能となり、位相を2π/4の分解能で判別することが可能となる。
光位相判別手段の第2の実現例
図11に、本発明の第2の実施形態に係る光信号処理装置の、光位相判別手段の第2の実現例を示す。図11の光位相判別手段は、局発光源25と、光入力用ポート15a及び15bと、光入力用ポート15aに入力された光信号と光入力用ポート15bに入力された局発光を干渉させる90度光ハイブリッド回路26と、90度光ハイブリッド回路26の出力に光学的に接続されたバランス検波器18a及び18bと、バランス検波器18a及び18bの出力に光学的に接続された電気アンプ19a及び19bと、電気アンプ19a及び19bの出力に電気的に接続された電気出力用ポート20とを備える。このような構成とすることで電気出力ポート20a及び20bより、信号ビット間の位相の正弦成分と余弦成分をそれぞれ取り出すことが可能となる。
第2の実施形態の光信号処理装置の動作
次に、図8に示した本発明の第2の実施形態に係る光信号処理装置の動作について表2を用いて説明する。なお、光周波数四倍手段としては図6に示した光周波数四倍手段を用いるとし、光位相判別手段としては図10に示した光位相判別手段を用いるとした。ただし、本発明はこの例に限定されるものではなく、図11に示した光位相判別手段を用いても、もちろん構わない。
さて、図8に示す光信号処理装置で、図10に示した光位相判別手段の位相調整手段を調整することで、第1段目から第2段目までの出力I1からI2を下記のように設定することができる。
I1a = cos[(φ+π/16)+π/2]
I1b = cos[(φ+π/16)-π]
I2a = cos[4(φ+π/16)+π/2]
I2b = cos[4(φ+π/16)-π]
ここでφは隣り合うビットの位相差である。
このときの各段の出力を表2に示す。さらに表2で正の出力を‘‘1’’、負の出力を‘‘0’’とアサインすることとすれば、表2に示したように4ビットのバイナリ出力を得ることができる。表2よりも明らかに、このバイナリ出力も入力光信号の位相をアナログデジタル変換した値となっている。このように、本発明の第2の実施形態の光信号処理装置を用いることで、光段で入力光信号の位相をアナログデジタル変換することが可能となる。アナログデジタル変換の段数については、光位相受信手段の数を増やすことで増加することができる。
このように、図6に示すような光周波数を4倍にする光周波数四倍手段を用い、光位相判別手段としては図10に示す位相を2π/4の分解能で判別する位相判別手段を用いることで、入力光信号の位相をアナログデジタル変換することが可能となる。Mを2以上の整数として一般化すると、光周波数M倍手段と位相を2π/Mの分解能で判別する位相判別手段を用いることで、入力光信号の位相をアナログデジタル変換することが可能となる。
Figure 0005416042
1 光入力用ポート
2 光タップ手段
3 光周波数二倍手段
4 光位相判別手段
5 光位相受信手段
6 光入力用ポート
7 周期分極反転ニオブ酸リチウム
8 光導波路
9 光フィルタ
10 光出力用ポート
11 ポンプ光源
12 アレイ導波路格子フィルタ
13 偏波合分波素子
14 偏波変換素子
15 光入力用ポート
16 遅延干渉計
17 位相シフタ
18 バランス検波器
19 電気アンプ
20 電気出力用ポート
21 光周波数四倍手段
22 光位相判別手段
23 光位相受信手段
24 光カプラ
25 局発光源
26 90度光ハイブリッド

Claims (9)

  1. 光入力用ポートと、
    第1段から第N段(Nは2以上の整数)まで、この順で縦続に接続されたN段の光位相受信手段と
    を備える光信号処理装置であって、
    第1段の光位相受信手段は、前記入力用光ポートに入力された光信号をタップ出力とメイン出力に分岐する第1の光タップ手段と、前記第1の光タップ手段のタップ出力に光学的に接続された第1の光位相判別手段とを備え、
    第i段の光位相受信手段(iを2から(N−1)までの整数とし、N=2のときは空集合とする。)は、第(i−1)の光タップ手段のメイン出力に光学的に接続された、光周波数および光位相を夫々逓倍する第(i−1)の光周波数逓倍手段と、前記第(i−1)の光周波数逓倍手段の出力をタップ出力とメイン出力に分岐する第iの光タップ手段と、前記第iの光タップ手段のタップ出力に光学的に接続された第iの光位相判別手段とを備え、
    第N段の光位相受信手段は、第(N−1)の光タップ手段のメイン出力に光学的に接続された光周波数および光位相を夫々逓倍する第(N−1)の光周波数逓倍手段と、前記第(N−1)の光周波数逓倍手段の出力に光学的に接続された第Nの光位相判別手段とを備えることを特徴とする光信号処理装置。
  2. 前記第1から第(N−1)の光周波数逓倍手段のうちの少なくとも1つの光周波数逓倍手段は、光非線形導波路による第M次高調波発生(Mは2以上の整数)を利用するものであり、
    前記少なくとも1つの光周波数逓倍手段と同じ段の各光位相判別手段は、2π/Mの分解能で位相を判別する光位相判別手段であることを特徴とする請求項1に記載の光信号処理装置。
  3. 前記第1から第(N−1)の光周波数逓倍手段のうちの少なくとも1つの光周波数逓倍手段は、光非線形導波路による第M次高調波発生(Mは2以上の整数)を利用するものであり、
    前記少なくとも1つの光周波数逓倍手段の前記非線形導波路に前記入射された光信号と異なる光周波数のポンプ光を入射するポンプ光源と、前記非線形導波路における差周波発生を経た光信号から、前記入射された光信号の光周波数および前記ポンプ光の光周波数の成分を除去するフィルタとをさらに備えることにより、光周波数を変換することを特徴とする請求項1又は2に記載の光信号処理装置。
  4. 光位相判別手段は、マッハツェンダ干渉計と、前記マッハツェンダ干渉計の出力に光学的に接続されたバランス検波器とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光信号処理装置。
  5. 光位相判別手段は、90度光ハイブリッド回路と、前記90度光ハイブリッド回路の出力に光学的に接続されたバランス検波器であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光信号処理装置。
  6. 前記少なくとも1つの光周波数逓倍手段は、前記光非線形導波路による第二次高調波発生を利用する光周波数二倍手段であることを特徴とする請求項3に記載の光信号処理装置。
  7. 前記光非線形導波路は、周期分極反転されたニオブ酸リチウム上に設けられた光導波路であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の光信号処理装置。
  8. 前記光周波数逓倍手段は、
    少なくとも2つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートを有する波長合波器と、
    前記波長合波器の出力ポートに光学的に接続された光非線形導波路と、
    前記光非線形導波路の出力に光学的に接続された、少なくとも1つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートを有する波長分波器と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の光信号処理装置。
  9. 前記光周波数逓倍手段は、
    少なくとも2つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートを有する波長合波器と、
    前記波長合波器の出力ポートに光学的に接続された1入力2出力の偏波分離器と、
    前記偏波分離器の一方の出力に光学的に接続された第1の偏波変換素子と、
    前記偏波分離器の他方の出力と前記第1の偏波変換素子の出力に夫々光学的に接続された2本の光非線形導波路と、
    前記2本の光非線形導波路の一方の出力に光学的に接続された第2の偏波変換素子と、
    前記2本の光非線形導波路の他方の出力と前記第2の偏波変換素子の出力に夫々光学的に接続された2入力1出力の偏波合流器と、
    前記偏波合流器の出力に光学的に接続された、少なくとも1つの入力ポートおよび少なくとも3つの出力ポートを有する波長分波器と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の光信号処理装置。
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