JP5415921B2 - ガス機器 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガスを燃焼用空気と共に燃焼させる燃焼手段と、外部から運転操作を受け付ける運転操作受付部とを備えたガス機器に関する。
従来、ガス機器として、燃料ガスを燃焼用空気と共に燃焼させる燃焼手段と、外部から運転操作を受け付ける運転操作部とを備え、燃焼手段における燃焼ガスの燃焼により、温風を発生する温風発生装置が知られている(特許文献1を参照)。
特開2001−255018号公報
これまで、特許文献1に示されている温風発生装置では、例えば、燃焼手段における不完全燃焼等の不具合が原因で廃棄される場合、特別な処理がなされることなく廃棄されていた。このような温風発生装置は、通電状態で運転操作受付部にて運転操作すれば、不具合が生じる虞があり、当該温風発生装置に不具合があることを知らない使用者が、廃棄された温風発生装置を回収して使用する場合、上記不具合が原因で温風発生装置を好ましい状態で使用できない虞があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、不具合が生じている等の理由により廃棄されたガス機器が、不具合が生じていることを知らない使用者により不測に使用されることを防止できるガス機器を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明のガス機器は、燃料ガスを燃焼用空気と共に燃焼させる燃焼手段と、外部から運転操作を受け付ける運転操作受付部とを備え、前記運転操作受付部により受け付けられた運転操作に基づいて前記燃焼手段の燃焼を制御するガス機器であって、
廃棄時に実行される操作である廃棄操作を受け付ける廃棄操作受付部と、
前記廃棄操作受付部で前記廃棄操作を受け付けた場合に、前記運転操作受付部における前記運転操作の受け付けが禁止されるインターロック状態とするインターロック手段と、
前記インターロック状態で、専門業者のみが知り得る暗証番号以外の番号の入力操作による前記インターロック状態の解除操作である第1解除操作の受け付けを禁止するインターロック解除禁止手段を備えている点にある。
上記特徴構成によれば、ガス機器を廃棄する場合、使用者が廃棄操作受付部にて廃棄操作を実行した時に、インターロック手段が、運転操作受付部における運転操作の受け付けが禁止されるインターロック状態とする。さらに、当該インターロック状態において、インターロック解除禁止手段は、専門業者のみが知り得る暗証番号以外の番号の入力操作によるインターロック状態の解除操作である第1解除操作の受け付けを禁止する。これにより、使用者が廃棄操作を実行した後、専門業者以外の者がガス機器のインターロック状態を解除できなくなるので、廃棄されたガス機器が、専門業者以外の者に使用されることを防止できる。即ち、不具合が原因で廃棄されたガス機器が、再度使用されることを確実に防止できる。
以上より、不具合が生じている等の理由により廃棄されたものにおいて、不具合が生じていることを知らない使用者により不測に使用されることを防止できるガス機器を実現できる。
本発明のガス機器の更なる特徴構成は、前記専門業者のみが知り得る暗証番号の入力操作による前記インターロック状態の解除操作である第2解除操作を受け付ける第2解除操作受付部と、前記専門業者により前記第2解除操作受付部で前記第2解除操作を受け付けた場合に、前記インターロック状態を一時的に解除状態とする第1インターロック解除手段とを備え、
機器の初期点検処理が正常に終了したか否かを判定する初期点検処理判定手段を備え、
前記第1インターロック解除手段による前記インターロック状態の解除時に、前記初期点検処理判定手段が、前記機器の初期点検処理が正常に終了したと判定した場合に限り、前記第1インターロック解除手段による一時的な前記解除状態を、機器の正常使用が可能なインターロック完全解除状態とする第2インターロック解除手段を備えた点にある。
ガス機器は、使用者の誤操作等によりインターロック状態となってしまう場合もある。このような場合、インターロック状態が解除され、再度使用可能な状態に移行できることが好ましい。しかしながら、専門業者以外の者が、各自でインターロック状態を簡単に解除できてしまう構成では、廃棄時のガス機器の不使用を適切に確保できない。そこで、上記特徴構成では、専門業者による初期点検処理が施された場合に限り、インターロック状態が完全に解除される構成になっている。
即ち、上記特徴構成によれば、第2解除操作受付部が専門業者のみが知り得る暗証番号の入力操作による第2解除操作を受け付けた場合、第1インターロック解除手段はインターロック状態を一時的に解除状態にする。そして、第1インターロック解除手段によるインターロック状態の解除時に、初期点検処理判定手段が、機器の初期点検処理が正常に終了したと判定した場合に限り、第2インターロック解除手段が、インターロック状態の一時的な解除状態を、機器の正常使用が可能なインターロック完全解除状態とする。
即ち、一旦、インターロック状態となったガス機器は、専門業者によりそのインターロック状態を一時的に解除され、その後、初期点検処理が正常に行われたと機器側にて判定された場合に限り、インターロック状態が完全に解除され、正常使用が可能となる。これにより、インターロック状態が解除され、正常使用が可能となったガス機器は、初期点検処理が正常に施されたものであることが担保されるため、当該ガス機器は再度良好に使用することができる。
本発明のガス機器の更なる特徴構成は、前記ガス機器が、前記燃焼手段における前記燃焼ガスの燃焼により、温風を発生する温風発生装置である点にある。
上記特徴構成によれば、ガス機器が、燃焼手段における燃焼ガスの燃焼により、温風を発生する温風発生装置である場合であっても、当該温風発生装置に不具合等が生じて廃棄するときには、適切にインターロック状態を維持できる。これにより、温風発生装置に不具合等が生じていることを知らない使用者が、当該温風発生装置を使用することを禁止し、良好な使用状態を確保できる。
本発明に係る温風発生装置の概略構成図である。 本発明に係る操作部の概略構成図である。 本発明に係る制御装置と他の構成との関係を示すブロック図である。 本発明の共通実施形態を示すフロー図である。 本発明の第1実施形態を示すフロー図である。 本発明の第2実施形態を示すフロー図である。
まず、本発明のガス機器の一つである温風発生装置の概略構成を、図1〜図3に基づいて説明する。その後、本発明の温風発生装置のインターロック状態に係る制御を、図4〜図6に基づいて説明する。
本発明の温風発生装置は、図1(a)(b)、図2に示す様に、燃料ガスGを燃焼用空気Aと共に燃焼させるバーナ2(燃焼手段の一例)と、外部から運転操作を受け付ける運転操作受付部9と、廃棄時に実行される操作である廃棄操作を受け付ける廃棄操作受付部21とを備え、運転操作受付部9により受け付けられた運転操作に基づいてバーナ2の燃焼を制御するように構成されている。
さらに、当該温風発生装置は、本体1の外部から外気を吸引し、当該外気を燃焼により発生する熱により加熱し、温風として本体1の外部へ吹出する対流用ファン3と、バーナ2及び対流用ファン3を運転制御する制御装置4とを備えて構成されている。
そして、当該制御装置4は、図3に示す様に、廃棄操作受付部21で廃棄操作を受け付けた場合に、運転操作受付部9における運転操作の受け付けが禁止されるインターロック状態とするインターロック手段m1と、インターロック状態で、専門業者以外の者によるインターロック状態の解除操作である第1解除操作の受け付けを禁止するインターロック解除禁止手段m2とを有する。
さらに、本願の温風発生装置は、専門業者によるインターロック状態の解除操作である第2解除操作を受け付ける第2解除操作受付部25を備えており、制御装置4は、図3に示す様に、専門業者により第2解除操作受付部25で第2解除操作を受け付けた場合に、インターロック状態を一時的に解除状態とする第1インターロック解除手段m3を有する。
さらに、制御装置4は、図3に示す様に、温風発生装置の初期点検処理が正常に終了したか否かを判定する初期点検処理判定手段m4と、第1インターロック解除手段m3によるインターロック状態の解除時に、初期点検処理判定手段m4が、温風発生装置の初期点検処理が正常に終了したと判定した場合に限り、第1インターロック解除手段m3による一時的な解除状態を、温風発生装置の正常使用が可能なインターロック完全解除状態とする第2インターロック解除手段m5とを有する。
以下、上述した各構成について具体的に説明する。
本体1には、図1(b)に示す様に、背面に外気を燃焼用空気Aとして取り入れる吸引口17が設けられていると共に、前面に燃焼後の燃焼排ガスを温風として、吹出する吹出口19が設けられている。また、吸引口17の外側には、塵埃を捕捉するためのエアフィルタ20が設置されている。
上記バーナ2は、図1(a)に示す様に、燃料ガスGを導く燃料ガス流路7が連通接続されている。当該燃料ガス流路7には、燃料ガスGの流通を止める、又は許容する第1電磁弁8a及び第2電磁弁8bと、燃料ガスGの流量を調整可能な比例弁10と、燃料ガスGをバーナ2に向けて噴射する噴射ノズル11と、噴射ノズル11からの逆火を検出する逆火検出用温度ヒューズ12とが、上流側から下流側にかけて順に設けられている。尚、上述の如く、電磁弁として、2つの第1電磁弁8aと第2電磁弁8bとが設けられている理由は、燃料ガスGが燃焼ガス流路7の下流側に漏出することを、より確実に防止するためである。
バーナ2は、その燃焼室18に導かれた燃料ガスGと燃焼用空気Aとの混合気に点火する点火プラグ13と、形成された火炎を検知して火炎の立ち消えを検知可能な火炎センサ14とを備えている。
対流用ファン3は、クロスフローファン15と、当該クロスフローファン15を周方向に回転させるモータ16とから構成されている。モータ16が、クロスフローファン15を回転させることにより、吸引口17から外気が取り入れられ、その一部は、燃焼用空気Aとしてバーナ2の燃焼室18へ導かれ、他部は、バーナ2に形成された火炎により加熱される。そして、燃焼後の燃焼排ガスが温風として、吹出口19より外部へ吹出される。
〔温度センサ関係〕
本体1の外面には、室内温度を測定する室内温度センサ22が設けられている。後述する制御装置4は、当該室内温度センサ22の測定結果に基づいて、バーナ2及び対流用ファン3の運転状態を制御する。
本体1の内部には、本体1の内部の温度を測定する本体内用温度センサ23が設けられており、制御装置4は、例えば、当該本体内用温度センサ23の測定温度が、異常高温域に達している場合、バーナ2を停止する等の制御を行う。
さらに、本体1の制御装置4等を構成する回路には、本体1の温度が所定以上となった場合に、当該回路を断線する回路用温度ヒューズ24が設けられている。これにより、本体1の温度が、回路の耐え得る温度を超える場合、回路を断線することで、回路を保護することができる。
〔廃棄操作受付部〕
本体1には、廃棄操作受付部21として、廃棄操作受付スイッチ21aと、廃棄操作受付スイッチ21aを外囲するカバー部21bとから構成されている。カバー部21bは、開閉自在に構成されており、廃棄操作受付スイッチ21aは、押圧スイッチ等の機械式スイッチから構成されており、制御装置4と電気的に接続されている。
使用者は、廃棄操作受付部21での廃棄操作として、カバー部21bを開状態にして、その内側の廃棄操作受付スイッチ21aを規定時間(10〜15秒程度)以上連続して押圧する。この時、インターロック手段m1は、廃棄操作がなされたと判定し、それ以降の運転操作受付部9による運転操作を受け付けないインターロック状態とする。インターロック手段m1が装置をインターロック状態へ移行させた後、インターロック解除禁止手段m2は、専門業者以外の者がどのような操作をした場合であっても、インターロック状態の第1解除操作(専門業者以外の者によるインターロック状態の解除操作)を受け付けない。これにより、温風発生装置は、使用者による廃棄操作を受け付けた場合、確実にインターロック状態へ移行することとなり、それ以降、インターロック状態が維持されることとなる。
当該廃棄操作受付部21は、外部から使用者が操作可能な部位であれば、本体1の何れにも設けることが可能であるが、子供のいたずら等による誤操作を防止するという観点からは、本体1の背面等の目立たない部位に設けることが好ましい。
〔第2解除操作受付部〕
本体1には、専門業者による上記インターロック状態の解除操作である第2解除操作を受け付ける第2解除操作受付部25が、制御装置4と電気的に接続された状態で設けられている。第2解除操作受付部25は、テンキー等により構成することができ、上記インターロック状態である場合に、専門業者の第2解除操作(具体的には、専門業者のみが知る暗証番号の入力操作等)を受け付けるものである。第1インターロック状態解除手段m3は、第2解除操作受付部25が、上記第2解除操作を受け付けた場合、上記インターロック状態を一時的に解除状態とする。これにより、専門業者にて後述する運転操作受付部9により行われた運転操作が一時的に受け付けられることとなり、専門業者は、温風発生装置を働かせて、後述する初期点検処理を実行可能となる。
尚、第2解除操作受付部25は、温風発生装置が廃棄されたときに、専門業者以外の者が操作した場合にインターロック状態を解除しないという観点からは、専門業者以外の者が簡単に操作し難い部位に設けられることが好ましい。そこで、例えば、本体1の内部等で、外部から簡単に操作できない部位に設けることが好ましい。
〔運転操作受付部〕
本体1の天面には、運転状態の操作制御を受け付ける運転操作受付部9が設けられている。
当該運転操作受付部9には、使用者等により操作させる操作スイッチとして、図2に示す様に、所定の時間経過した後に運転停止の設定可能なおやすみタイマースイッチ26、所定の時間経過した後に運転開始の設定可能なおはようタイマースイッチ27、目標温度及び目標運転時間等を設定する温度設定/時間設定スイッチ31、運転状態と運転停止状態とを切り替える運転スイッチ32等が設けられている。
一方、温風発生装置の状態を示す表示部として、おやすみタイマー及びおはようタイマーが設定されていることを示す設定表示ランプ28、温度と時間とエラー状態等を表示する7セグ表示パネル29、各運転状態を示す運転表示ランプ33、エアフィルタ20に塵埃が溜まった場合に点灯するエアフィルタお掃除ランプ35等が設けられている。
尚、上記各種スイッチを操作した場合の制御装置4による各表示部への点灯・点滅等の制御は、通常の温風発生装置と略同一であるので、以下では、詳細な説明を割愛し、特徴的な制御についてのみ説明する。
〔制御装置〕
制御装置4は、図3に示す様に、上記運転操作受付部9の各操作スイッチ及び各表示部位と電気的に接続されており、各操作スイッチの操作に基づいて、各表示部に操作状態を表示する。
尚、制御装置4は、運転スイッチ32が操作されて、温風発生装置を運転停止状態から運転状態へ切り替える場合、第1電磁弁8a及び第2電磁弁8bを開状態とし、比例弁10を所定の開度に設定して、燃料ガスGを噴射ノズル11からバーナ2の燃焼室18へ噴射させる。それと同時に、モータ16を駆動させて対流用ファン3を働かせ、燃焼室18へ燃焼用空気Aを導く。そして、点火プラグ13により燃料ガスGと燃焼用空気Aとの混合気に点火して燃焼させる。このような温風発生装置の運転制御は、従来のものと変わるところはない。
制御装置4は、上述した様に、インターロック手段m1、インターロック解除禁止手段m2、第1インターロック解除手段m3、初期点検処理判定手段m4、第2インターロック解除手段m5を有している。さらに、制御装置4は、廃棄操作部21が廃棄操作を受け付けた場合、当該廃棄操作を受け付けたことを記憶する記憶装置34を備えている。当該記憶装置34は、電力供給が絶たれた場合であっても、記憶状態を維持する不揮発性のものである。
インターロック手段m1は、廃棄操作受付部21で廃棄操作を受け付けた場合に、運転操作受付部9における運転操作の受け付けが禁止されるインターロック状態とする。インターロック手段m1は、温風発生装置の電源供給が絶たれ、再度電源が供給された場合には、記憶装置34の記憶状態に基づいて、インターロック状態を維持するか否かを決定する。インターロック解除禁止手段m2は、インターロック手段m1がインターロック状態とした以降、第1解除操作(専門業者以外の者によるインターロック状態の解除操作)の受け付けを禁止する。これにより、本発明の温風発生装置では、一旦インターロック状態となった以降において、電源供給を絶たれ再度電源が供給された場合であっても、インターロック状態を維持できる。
第1インターロック解除手段m3は、インターロック状態において、第2解除操作受付部25にて専門業者による第2解除操作を受け付けたときに、インターロック状態を一時的に解除状態とすることができる。
初期点検処理判定手段m4は、インターロック状態が一時的に解除状態になっている場合において、専門業者による温風発生装置の初期点検処理が正常に終了したか否かを判定する。初期点検処理は、例えば、バーナ2の燃焼状態を点検する等の処理である。そこで、制御装置4は、初期点検処理の判定として、火炎検知センサ14による検知結果に基づいて、専門業者がバーナ2の燃焼状態を点検したか否かを判定する。即ち、火炎検知センサ14にて火炎が検知された場合、専門業者がバーナ2の燃焼状態を点検したと判定し、初期点検処理が正常に終了したと判定する。一方、火炎検知センサ14にて火炎が検知されない場合、専門業者がバーナ2の燃焼状態を点検していないと判定し、初期点検処理が正常に終了しなかったと判定する。
第2インターロック解除手段m5は、初期点検処理の判定を実行した後、温風発生装置の初期点検処理が正常に終了したと判定した場合に限り、インターロック状態の一時的な解除状態を、正常使用が可能なインターロック完全解除状態とする。
これにより、一旦、インターロック状態となった温風発生装置は、専門業者によりそのインターロック状態を一時的に解除され、専門業者による初期点検処理が正常に終了した場合に限り、インターロック状態が完全に解除され、正常使用可能となる。そして、インターロック状態が解除され、正常使用可能となった温風発生装置は、初期点検処理が正常に施されたものであることが担保されるため、使用者は、インターロック状態解除後の温風発生装置を安全に使用することができる。
本発明の温風発生装置は、これまで説明してきた様に、廃棄操作受付部21にて廃棄操作がなされた場合に、装置自体をインターロック状態へ移行させる制御、及びそのインターロック状態を解除する制御に特徴がある。以下では、当該制御を、図4〜図6のフロー図に基づいて説明する。
〔共通実施形態:廃棄時のインターロック〕
(♯101)
使用者は、図4に示す様に、温風発生装置を廃棄する場合、温風発生装置に設けられた廃棄処理受付部21にて廃棄処理操作を行う。即ち、使用者は、カバー部21bを開状態として、カバー部21bの内部の廃棄操作受付スイッチ21aを押圧する。
(♯102)
上記廃棄操作受付スイッチ21aが押圧された場合、インターロック手段m1は、廃棄操作受付スイッチ21aが連続して押圧された時間を計測し、当該押圧時間が規定時間(10〜15秒程度)以上か否かを判定する。
(♯103〜104)
押圧時間が規定時間未満である場合、インターロック手段m1は、温風発生装置を通常の運転停止状態とする。一方、押圧時間が規定時間以上である場合、インターロック手段m1は、7セグ表示パネル29にインターロック状態へ移行することを示すエラー番号である「99」を表示させる。
(♯105〜106)
インターロック手段m1は、規定時間(10〜15秒程度)7セグ表示パネル29にて「99」を表示させ、使用者に対しインターロック状態に移行する旨を報知した後、7セグ表示パネル29を消灯させる。
(♯107)
インターロック手段m1は、温風発生装置のすべての機能部の機能を停止すると共に、運転操作受付部9による運転操作を一切受け付けない状態とする。例えば、おはようタイマースイッチ27にて、規定時間経過した後に、温風発生装置の運転が開始される設定がなされている場合等には、インターロック手段m1は当該設定を解除する。
このように、インターロック手段m1は、温風発生装置を運転操作受付部9における運転操作の受け付けが禁止されるインターロック状態へ移行させる。
(♯108)
さらに、インターロック解除禁止手段m2は、温風発生装置が上記インターロック状態へ移行した後、専門業者以外によるインターロック状態の解除操作の受け付けを禁止し、インターロック状態を維持する。即ち、インターロック解除禁止手段m2は、専門業者以外の者によるいかなる操作によっても、インターロック状態を解除させない。
〔第1実施形態:基板交換によるインターロック解除〕
次に、使用者が誤って廃棄操作受付部21にて廃棄操作した場合等に、専門業者がインターロック状態を解除する場合の制御を、図5に基づいて説明する。尚、本第1実施形態に基づいて基板交換によるインターロック解除制御が実行される場合、本願の温風発生装置は、上述の第2解除操作受付部25を設ける必要はない。
(♯201)
使用者は、自ら温風発生装置のインターロック状態を解除することはできないので、専門業者にインターロック状態の解除及び初期点検処理を依頼する。
(♯202)
専門業者は、使用者から依頼を受けた後、インターロック解除禁止手段m2によりインターロック状態の解除が禁止されている制御装置4が設けられている基板を、インターロック状態が解除されている新たな基板と交換する。これにより、温風発生装置のインターロック状態は、事実上解除されることとなり、制御装置4は、運転操作受付部9における運転操作を受け付けることができる。
(♯203)
専門業者は、運転操作受付部9を操作して、温風発生装置の初期点検処理を行う。当該初期点検処理は、例えば、バーナ2の燃焼状態を点検する等の処理である。これにより、温風発生装置のバーナ2にて、不完全燃焼等の不具合を生じていないことが点検される。
(♯204)
専門業者は、上記初期点検処理において、温風発生装置に何らかの不具合があることを見出した場合、不具合がある部品の修理・交換作業を行ない、再度、温風発生装置が正常に運転することを点検する。これにより、温風発生装置の良好な使用状態を開始することができる。
〔第2実施形態:初期点検処理判定によるインターロック解除〕
上記第1実施形態では、制御装置4を備える基板を交換することにより、強制的にインターロック状態を解除したが、当該第2実施形態では、基板を交換することなくインターロック状態を解除する場合の制御を、図6に基づいて説明する。
(♯301)
使用者は、自ら温風発生装置のインターロック状態を解除することはできないので、専門業者にインターロック状態の解除及び初期点検処理を依頼する。
(♯302)
専門業者は、使用者から依頼を受けた後、例えば、温風発生装置の本体1の内部で、専門業者以外の者が容易に操作できない部位等に設けられた第2解除操作受付部25にて、第2解除操作(具体的には、専門業者のみが知る暗証番号等の入力操作等)を実行する。第1インターロック解除手段m3は、上記第2解除操作を受け付けた場合、一時的にインターロック状態を解除する。これにより、制御装置4は、一時的に運転操作受付部9での運転操作を受け付け可能となる。
(♯303)
初期点検処理判定手段m4は、上記第2解除操作受付部25にて専門業者による第2解除操作を受け付けたときで、インターロック状態が一時的に解除状態となっている場合において、専門業者による温風発生装置の初期点検処理が正常に終了したか否かを判定する。
初期点検処理は、例えば、バーナ2の燃焼状態を点検する等の処理である。そこで、初期点検処理判定手段m4は、初期点検処理の判定として、火炎検知センサ14による検知結果に基づいて、専門業者がバーナ2の燃焼状態を点検したか否かを判定する。即ち、火炎検知センサ14にて火炎が検知された場合、専門業者がバーナ2の燃焼状態を点検したと判定し、初期点検処理が正常に終了したと判定する。一方、火炎検知センサ14にて火炎が検知されない場合、専門業者がバーナ2の燃焼状態を点検していないと判定し、初期点検処理が正常に終了しなかったと判定する。
尚、第1実施形態と同様に、専門業者は、初期点検処理において、温風発生装置に何らかの不具合があることを見出した場合、不具合がある部品の修理・交換作業を行ない、再度、温風発生装置が正常に運転することを点検する。
(♯304)
初期点検処理が正常に終了しなかった場合、初期点検処理判定手段m4は、一時的なインターロック状態の解除状態からインターロック状態へ移行させる。
(♯305)
一方、初期点検処理が正常に終了した場合、第2インターロック解除手段m5は、温風発生装置を正常使用が可能なインターロック完全解除状態とする。これにより、温風発生装置の良好な使用を開始することができる。
〔別実施形態〕
(A)
上記実施形態において、本発明のガス機器は、温風発生装置であるとして説明したが、例えば、ガス機器が、コンロ、炊飯器、オーブン等であっても、本発明は有効に機能する。
(B)
上記実施形態において、廃棄操作受付部21が廃棄操作の受け付けは、使用者等が廃棄操作受付スイッチ21aを所定時間以上押圧することにより実現している。しかしながら、例えば、廃棄操作受付部21の廃棄操作は、バーナ2にて不完全燃焼したことを所定回数以上発生したことを、廃棄操作として受け付けるものとして構成してもよい。
これにより、例えば、温風発生装置のバーナ2にて、不完全燃焼が所定回数以上発生する故障状態にある場合、温風発生装置をインターロック状態とし、廃棄処理させるか、又は、専門業者へ修理点検させることを促すことができる。
本発明のガス機器は、不具合が生じている等の理由により廃棄されたものにおいて、不具合が生じていることを知らない使用者により不測に使用されることを防止できるガス機器として、有効に利用可能である。
G :燃料ガス
A :燃焼用空気
2 :バーナ
4 :制御装置
9 :運転操作受付部
21 :廃棄操作受付部
25 :第2解除操作受付部

Claims (3)

  1. 燃料ガスを燃焼用空気と共に燃焼させる燃焼手段と、外部から運転操作を受け付ける運転操作受付部とを備え、前記運転操作受付部により受け付けられた運転操作に基づいて前記燃焼手段の燃焼を制御するガス機器であって、
    廃棄時に実行される操作である廃棄操作を受け付ける廃棄操作受付部と、
    前記廃棄操作受付部で前記廃棄操作を受け付けた場合に、前記運転操作受付部における前記運転操作の受け付けが禁止されるインターロック状態とするインターロック手段と、
    前記インターロック状態で、専門業者のみが知り得る暗証番号以外の番号の入力操作による前記インターロック状態の解除操作である第1解除操作の受け付けを禁止するインターロック解除禁止手段を備えているガス機器。
  2. 前記専門業者のみが知り得る暗証番号の入力操作による前記インターロック状態の解除操作である第2解除操作を受け付ける第2解除操作受付部と、前記専門業者により前記第2解除操作受付部で前記第2解除操作を受け付けた場合に、前記インターロック状態を一時的に解除状態とする第1インターロック解除手段とを備え、
    機器の初期点検処理が正常に終了したか否かを判定する初期点検処理判定手段を備え、
    前記第1インターロック解除手段による前記インターロック状態の解除時に、前記初期点検処理判定手段が、前記機器の初期点検処理が正常に終了したと判定した場合に限り、前記第1インターロック解除手段による一時的な前記解除状態を、機器の正常使用が可能なインターロック完全解除状態とする第2インターロック解除手段を備えた請求項1に記載のガス機器。
  3. 前記ガス機器が、前記燃焼手段における前記燃焼ガスの燃焼により、温風を発生する温風発生装置である請求項1又は2に記載のガス機器。
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