JP5415352B2 - オーバレイネットワークを用いたユーザ嗜好に適応するコンテンツ配信方法、ピアノード及びプログラム - Google Patents
オーバレイネットワークを用いたユーザ嗜好に適応するコンテンツ配信方法、ピアノード及びプログラム Download PDFInfo
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(S1)ブログ配信サーバは、商用のブログサイトから定期的に新着ブログ記事を取得する。
(S2)ブログ配信サーバは、カテゴリ辞書を用いて、ブログ記事における特徴量ベクトルを算出する。
(S3)ブログ配信サーバは、予め登録されたユーザの嗜好ベクトルと、コンテンツの特徴量ベクトルとの間のユークリッド距離を算出し、ユークリッド距離が小さいユーザに対して優先的にコンテンツを配信する。
送信すべきコンテンツには、その内容に基づく特徴量ベクトルが付与されており、
各ピアノードは、1ホップで通信可能な隣接ピアノードの識別値、及び、当該隣接ピアノードを所持するユーザの嗜好ベクトルを登録したルーティングテーブルを有し、
ピアノードが、送信すべきコンテンツの特徴量ベクトルと、ルーティングテーブルに登録された各隣接ピアノードの嗜好ベクトルとを比較し、その類似度が所定類似度範囲以内であるか否かを判定する判定ステップと、
類似度が所定類似度範囲以内であると判定された際に、嗜好ベクトルに基づく隣接ピアノードへ、コンテンツを送信する送信ステップと
を有することを特徴とする。
オーバレイネットワークは、ピアノードを多次元(n次元:n≧2)空間に配置したものであり、
ルーティングテーブルは、次元i(i=1〜n)毎に前後のピアノードを隣接ピアノードとして登録することも好ましい。
ピアノードが、i次元方向の隣接ピアノードからコンテンツを受信する受信ステップと、
1〜(i−1)次元及び(i+1)次元における隣接ピアノードを、当該コンテンツの送信先として選択する第1の選択ステップと、
i次元については、コンテンツ送信元の隣接ピアノードと逆向きの隣接ピアノードを、当該コンテンツの送信先として選択する第2の選択ステップと
を有することも好ましい。
転送されるコンテンツのデータパケットには、シーケンス番号が付与されており、
第1の選択ステップは、
ピアノードが、当該コンテンツの送信先として選択した隣接ピアノードに対して、シーケンス番号を含む送信確認要求を送信するステップと、
隣接ピアノードが、送信確認要求を受信した際に、既に受信したコンテンツのシーケンス番号と、送信確認要求に含まれるシーケンス番号とを比較し、比較結果を含む送信確認応答を、ピアノードへ返信するステップと、
ピアノードが、送信確認応答を受信した際に、比較結果に基づいて当該隣接ピアノードへ送信するか否かを判定するステップと
を有することも好ましい。
コンテンツ配信元ノードが、送信すべきコンテンツから、その内容に基づく特徴量ベクトルを抽出するステップと、
コンテンツ配信元ノードが、特徴量ベクトルに基づいて、宛先識別値を導出するステップと、
コンテンツ配信元ノードが、宛先識別値のピアノードへ、検索要求を送信するステップと、
コンテンツ配信元ノードが、検索応答を受信した際に、当該検索応答に含まれる宛先アドレスへ向けて、コンテンツを送信するステップと
を有することも好ましい。
送信すべきコンテンツには、その内容に基づく特徴量ベクトルが付与されており、
各ピアノードは、1ホップで通信可能な隣接ピアノードの識別値、及び、当該隣接ピアノードを所持するユーザの嗜好ベクトルを登録したルーティングテーブルと、
送信すべきコンテンツの特徴量ベクトルと、ルーティングテーブルに登録された各隣接ピアノードの嗜好ベクトルとを比較し、その類似度が所定類似度範囲以内であるか否かを判定する嗜好類似度判定手段と、
類似度が所定類似度範囲以内であると判定された際に、嗜好ベクトルに基づく隣接ピアノードへ、コンテンツを送信するコンテンツ送信手段と
を有することを特徴とする。
オーバレイネットワークは、ピアノードを多次元空間(n次元:n≧2)に配置したものであり、
ルーティングテーブルは、次元i(i=1〜n)毎に前後のピアノードを隣接ピアノードとして登録することも好ましい。
i次元方向の隣接ピアノードからコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
1〜(i−1)次元及び(i+1)次元における隣接ピアノードを、当該コンテンツの送信先として選択する第1の送信先選択手段と、
i次元については、コンテンツ送信元の隣接ピアノードと逆向きの隣接ピアノードを、当該コンテンツの送信先として選択する第2の送信先選択手段と
を更に有することも好ましい。
転送されるコンテンツのデータパケットには、シーケンス番号が付与されており、
第1の送信先選択手段は、
当該コンテンツの送信先として選択した隣接ピアノードに対して、シーケンス番号を含む送信確認要求を送信する送信確認要求送信機能と、
送信確認要求を受信した際に、既に受信したコンテンツのシーケンス番号と、送信確認要求に含まれるシーケンス番号とを比較し、比較結果を含む送信確認応答を、ピアノードへ返信する送信確認応答返信機能と、
送信確認応答を受信した際に、比較結果に基づいて当該隣接ピアノードへ送信するか否かを判定する送信判定機能と
を有することも好ましい。
コンテンツの配信元となるコンテンツ配信手段を有し、
コンテンツ配信手段は、
送信すべきコンテンツから、その内容に基づく特徴量ベクトルを抽出する特徴量ベクトル抽出機能と、
特徴量ベクトルに基づいて、宛先識別値を導出する宛先識別値導出機能と、
宛先識別値のピアノードへ、検索要求を送信する検索要求送信機能と、
検索応答を受信する検索応答受信機能と、
当該検索応答に含まれる宛先アドレスへ向けて、コンテンツを配信するコンテンツ配信機能と
を有することも好ましい。
送信すべきコンテンツには、その内容に基づく特徴量ベクトルが付与されており、
各ピアノードは、1ホップで通信可能な隣接ピアノードの識別値、及び、当該隣接ピアノードを所持するユーザの嗜好ベクトルを登録したルーティングテーブルと、
送信すべきコンテンツの特徴量ベクトルと、ルーティングテーブルに登録された各隣接ピアノードの嗜好ベクトルとを比較し、その類似度が所定類似度範囲以内であるか否かを判定する嗜好類似度判定手段と、
類似度が所定類似度範囲以内であると判定された際に、嗜好ベクトルに基づく隣接ピアノードへ、コンテンツを送信するコンテンツ送信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
「隣接次元」 :自ノードから見て、当該隣接ピアノードが隣接する次元
「隣接方向」 :自ノードから見て、隣接次元における当該隣接ピアノードが隣接する方向(順方向(F: Forward)/逆方向(B: Backward))
「IPアドレス」
「ポート番号」
「識別値」 :複数の次元i(1〜n)によって表される位置
「ゾーン情報」 :当該隣接ピアノードが管理するゾーン範囲
「嗜好ベクトル」:当該隣接ピアノードを所持するユーザの嗜好を表すベクトル表記
ジャンルAに関する嗜好値(1次元識別値):0.50
ジャンルBに関する嗜好値(2次元識別値):0.52
自ノードの識別値:[0.50,0.52]
ゾーン情報 :[0.4〜0.6,0.4〜0.6]
(1次元範囲が0.4〜0.6、2次元範囲が0.4〜0.6)
図4は、図3の転送を表す2次元空間の説明図である。
(S32)コンテンツ配信元ノードは、コンテンツ配信元ノードが、送信すべきコンテンツから、その内容に基づく特徴量ベクトルを抽出する。
(S33)次に、コンテンツ配信元ノードは、特徴量ベクトルに基づいて、オーバレイネットワークにおける宛先識別値を導出する。例えば、図3によれば、ピアノードID17が管理するゾーンに、宛先識別値が含まれるとする。
(S34)コンテンツ配信元ノードは、配信するコンテンツのシーケンス番号を、ネットワーク内で一意となるように決定する。このシーケンス番号は、重複したコンテンツの配信を防止するためのものである。例えば、コンテンツ配信元ノードにおけるIPアドレスやポート番号、時刻等の情報から生成することができる。
(S35)コンテンツ配信元ノードは、宛先識別値を含む検索要求(Search Request)を、オーバレイネットワークへ送信する。その検索要求は、その宛先識別値に最も近い頂点を持つピアノードへ転送されていく。図3及び図4によれば、ピアノードID8から送信された検索要求は、ID9、ID10及びID11のピアノードを介して転送が繰り返される。これによって、宛先識別値を管理するピアノードへ向かって近づいていく。最終的に、検索要求は、宛先識別値を管理するピアノードID17に到達する。
(S36)ピアノードID17は、検索応答(Search Response)を、コンテンツ配信元ノードへ返信する。検索応答には、ピアノードID17のIPアドレス及びポート番号が含まれる。
(S37)コンテンツ配信元ノード(ピアノードID8)は、検索応答に含まれるIPアドレス及びポート番号を用いて、ピアノードID17へ、送信確認要求(Confirm Request)を送信する。送信確認要求には、S34によって決定されたシーケンス番号が含められる。
(S38)送信確認要求を受信したピアノードID17は、受信判定を実行する。具体的には、送信確認要求で指定されたシーケンス番号が、既に受信したコンテンツのリスト内のシーケンス番号と一致するか否かを判定する。一致する場合にはNGと判定し、一致しない場合にはOKと判定する。その判定結果を含む送信確認応答が、コンテンツ配信元ノードへ返信される。
(S39)コンテンツ配信元ノード(ピアノードID8)は、判定結果OKである場合、コンテンツを、ピアノードID17へ送信する。配信されるコンテンツには、特徴量ベクトルも含められる。ここで、配信範囲を表す類似度範囲を含むものであってもよい。類似度範囲については、図6によって後述する。尚、判定結果NGである場合、コンテンツは送信されない。
図6は、図5の転送を表す2次元空間の説明図である。
(S71)コンテンツを受信した際に、その送信元ノードが、コンテンツ配信元ノードであるか否かを判定する。コンテンツに付加された配信元アドレスと、そのコンテンツを受信したデータパケットの送信元アドレスとを比較することによって判定できる。
(S72)配信元アドレスと送信元アドレスとが一致する場合、ルーティングテーブルに登録された全ての隣接ピアノードを、送信先として選択する。図5及び図6によれば、ピアノードID17は、コンテンツ配信元ノードであるピアノードID8からコンテンツを受信したために、全ての隣接ピアノードID11、16、18及び23が選択される。
(S73)配信元アドレスと送信元アドレスとが一致しない場合、ルーティングテーブルを参照することによって、送信元ノードの位置関係を判定する。具体的には、送信元ノードの隣接次元(i)及び隣接方向を判定する。隣接方向は、コンテンツ送信元のユーザ端末のi次元での識別値が、自ピアノードのi次元における識別値よりも大きい場合にはForward、小さい場合にはBackwardと判定される。
(S76)選択された隣接ピアノード毎に、S77〜S79の処理を実行する。
(S77)コンテンツの特徴量ベクトルと、ルーティングテーブルに登録された各隣接ピアノードの嗜好ベクトルとの間の類似度を算出する。類似度は、特徴量ベクトルと嗜好ベクトルとの間のユークリッド距離であってもよい。
(S78)次に、その類似度が所定類似度範囲以内であるか否かを判定する。その類似度が所定類似度範囲以上となる隣接ピアノードは、コンテンツ送信先として選択されない。
(S79)一方で、その類似度が所定類似度範囲よりも小さいと判定された隣接ピアノードは、コンテンツの送信先として選択される。そして、選択された隣接ピアノードへ、送信確認要求が送信される。
(S53)これに対し、ID11、ID16、ID18及びID23の隣接ピアノードは、送信確認応答を、ピアノードID17へ返信する。送信確認要求に含まれるシーケンス番号が、既に受信したコンテンツにおけるシーケンス番号と一致する場合には、判定結果NGを含む送信確認応答を返信する。
(S54)ピアノードID17は、判定結果OKを含む送信確認応答を受信したID11、ID16、ID18及びID23の隣接ピアノードへ、コンテンツを送信する。
(S55)更に、ID11のピアノードは、2次元のBackwardに位置するピアノードID17から、コンテンツを受信することとなる。このとき、ID11のピアノードは、1次元のForward及びBackwardの隣接ピアノード(ID10及びID12)と、2次元のForwardの隣接ピアノード(ID4)とを、コンテンツの送信先として選択する。そして、ID11のピアノードは、ID10、ID12及びID4の隣接ピアノードへ、送信確認要求を送信する。
(S56)これに対し、ID10、ID12及びID4の隣接ピアノードは、送信確認応答を、ID11のピアノードへ返信する。
(S57)ID11のピアノードは、判定結果OKを含む送信確認応答を受信したID10、ID12及びID4の隣接ピアノードへ、コンテンツを送信する。
(S59)これに対し、ピアノードID16は、コンテンツを、ピアノードID17から既に受信しており、シーケンス番号も更新されている。そのために、ピアノードID16は、ピアノードID10に対して、判定結果NGを含む送信確認応答を返信する。一方でピアノードID9は、判定結果OKを含む送信確認応答を返信する。これによって、ピアノード10は、コンテンツを、ピアノードID9のみへ送信する。
10 通信インタフェース部
11 TCP/UDP/IP部
12 オーバレイネットワークレイヤ部
121 ルーティングテーブル
122 隣接ピア確認部
13 コンテンツ受信部
14 コンテンツ蓄積部
15 嗜好類似度判定部
16 コンテンツ送信部
17 第1の送信先選択部
171 送信確認要求送信部
172 送信確認応答返信部
173 送信判定部
18 第2の送信先選択部
19 コンテンツ配信元ノード部
191 特徴量ベクトル抽出部
192 宛先識別値導出部
193 検索要求送信部
194 検索応答受信部
195 コンテンツ配信部
2 物理ネットワーク
3 オーバレイネットワーク
Claims (15)
- 複数のピアノードによって接続された物理ネットワーク上に、仮想的に構成されたオーバレイネットワークにおけるコンテンツ配信方法であって、
各ピアノードは、1ホップで通信可能な隣接ピアノードを所持するユーザの嗜好ベクトルを登録したルーティングテーブルを有し、
前記ピアノードが、送信すべきコンテンツの内容に基づく特徴量ベクトルと、前記ルーティングテーブルに登録された各隣接ピアノードの前記嗜好ベクトルとを比較し、その類似度が所定類似度範囲以内であるか否かを判定する判定ステップと、
前記類似度が所定類似度範囲以内であると判定された際に、前記嗜好ベクトルに基づく前記隣接ピアノードへ、前記コンテンツを送信する送信ステップと
を有することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 前記オーバレイネットワークは、前記ピアノードを多次元(n次元:n≧2)空間に配置したものであり、
前記ルーティングテーブルは、次元i(i=1〜n)毎に前後のピアノードを隣接ピアノードとして登録する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信方法。 - 前記オーバレイネットワークは、CAN(Content Addressable Network)であることを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信方法。
- 前記判定ステップの前段階について、
前記ピアノードが、i次元方向の隣接ピアノードから前記コンテンツを受信する受信ステップと、
1〜(i−1)次元及び(i+1)次元における隣接ピアノードを、当該コンテンツの送信先として選択する第1の選択ステップと、
i次元については、前記コンテンツ送信元の隣接ピアノードと逆向きの隣接ピアノードを、当該コンテンツの送信先として選択する第2の選択ステップと
を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のコンテンツ配信方法。 - 転送される前記コンテンツのデータパケットには、シーケンス番号が付与されており、
第1の選択ステップは、
前記ピアノードが、当該コンテンツの送信先として選択した隣接ピアノードに対して、前記シーケンス番号を含む送信確認要求を送信するステップと、
前記隣接ピアノードが、前記送信確認要求を受信した際に、既に受信したコンテンツのシーケンス番号と、前記送信確認要求に含まれるシーケンス番号とを比較し、比較結果を含む送信確認応答を、前記ピアノードへ返信するステップと、
前記ピアノードが、前記送信確認応答を受信した際に、前記比較結果に基づいて当該隣接ピアノードへ送信するか否かを判定するステップと
を有することを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ配信方法。 - 各ピアノードは、ルーティングテーブルに登録された隣接ピアノードへ、定期的にKeep-Aliveメッセージを送信することによって、当該隣接ピアノードの嗜好ベクトルを取得することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のコンテンツ配信方法。
- 前記判定ステップの前段階について、
コンテンツ配信元ノードが、送信すべきコンテンツから、その内容に基づく特徴量ベクトルを抽出するステップと、
前記コンテンツ配信元ノードが、前記特徴量ベクトルに基づいて、宛先識別値を導出するステップと、
前記コンテンツ配信元ノードが、前記宛先識別値のピアノードへ、検索要求を送信するステップと、
前記コンテンツ配信元ノードが、検索応答を受信した際に、当該検索応答に含まれる宛先アドレスへ向けて、前記コンテンツを送信するステップと
を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のコンテンツ配信方法。 - 複数のピアノードによって接続された物理ネットワーク上に、仮想的に構成されたオーバレイネットワークに接続したピアノードであって、
1ホップで通信可能な隣接ピアノードを所持するユーザの嗜好ベクトルを登録したルーティングテーブルと、
送信すべきコンテンツの内容に基づく特徴量ベクトルと、前記ルーティングテーブルに登録された各隣接ピアノードの前記嗜好ベクトルとを比較し、その類似度が所定類似度範囲以内であるか否かを判定する嗜好類似度判定手段と、
前記類似度が所定類似度範囲以内であると判定された際に、前記嗜好ベクトルに基づく前記隣接ピアノードへ、前記コンテンツを送信するコンテンツ送信手段と
を有することを特徴とするピアノード。 - 前記オーバレイネットワークは、前記ピアノードを多次元空間(n次元:n≧2)に配置したものであり、
前記ルーティングテーブルは、次元i(i=1〜n)毎に前後のピアノードを隣接ピアノードとして登録する
ことを特徴とする請求項8に記載のピアノード。 - 前記オーバレイネットワークは、CANであることを特徴とする請求項9に記載のピアノード。
- i次元方向の隣接ピアノードから前記コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
1〜(i−1)次元及び(i+1)次元における隣接ピアノードを、当該コンテンツの送信先として選択する第1の送信先選択手段と、
i次元については、前記コンテンツ送信元の隣接ピアノードと逆向きの隣接ピアノードを、当該コンテンツの送信先として選択する第2の送信先選択手段と
を更に有することを特徴とする請求項9又は10に記載のピアノード。 - 転送される前記コンテンツのデータパケットには、シーケンス番号が付与されており、
第1の送信先選択手段は、
当該コンテンツの送信先として選択した隣接ピアノードに対して、前記シーケンス番号を含む送信確認要求を送信する送信確認要求送信機能と、
前記送信確認要求を受信した際に、既に受信したコンテンツのシーケンス番号と、前記送信確認要求に含まれるシーケンス番号とを比較し、比較結果を含む送信確認応答を、前記ピアノードへ返信する送信確認応答返信機能と、
前記送信確認応答を受信した際に、前記比較結果に基づいて当該隣接ピアノードへ送信するか否かを判定する送信判定機能と
を有することを特徴とする請求項11に記載のピアノード。 - ルーティングテーブルに登録された隣接ピアノードへ、定期的にKeep-Aliveメッセージを送信することによって、当該隣接ピアノードの嗜好ベクトルを取得する隣接ピア確認手段を更に有することを特徴とする請求項8から12のいずれか1項に記載のピアノード。
- コンテンツの配信元となるコンテンツ配信元ノード手段を有し、
前記コンテンツ配信元ノード手段は、
送信すべきコンテンツから、その内容に基づく特徴量ベクトルを抽出する特徴量ベクトル抽出機能と、
前記特徴量ベクトルに基づいて、宛先識別値を導出する宛先識別値導出機能と、
前記宛先識別値のピアノードへ、検索要求を送信する検索要求送信機能と、
検索応答を受信する検索応答受信機能と、
当該検索応答に含まれる宛先アドレスへ向けて、前記コンテンツを配信するコンテンツ配信機能と
を有することを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載のピアノード。 - 複数のピアノードによって接続された物理ネットワーク上に、仮想的に構成されたオーバレイネットワークに接続したピアノードに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムであって、
各ピアノードは、1ホップで通信可能な隣接ピアノードを所持するユーザの嗜好ベクトルを登録したルーティングテーブルと、
送信すべきコンテンツの内容に基づく特徴量ベクトルと、前記ルーティングテーブルに登録された各隣接ピアノードの前記嗜好ベクトルとを比較し、その類似度が所定類似度範囲以内であるか否かを判定する嗜好類似度判定手段と、
前記類似度が所定類似度範囲以内であると判定された際に、前記嗜好ベクトルに基づく前記隣接ピアノードへ、前記コンテンツを送信するコンテンツ送信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするピアノード用のプログラム。
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