JP5414967B2 - 複数のアンテナを用いた通信のための重ね合わせトレーニング - Google Patents

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Description

本発明は、一般に複数のアンテナを用いた通信のトレーニング技術に関するものであり、本明細書は、2005年8月22日に出願された「SUPERIMPOSED TRAINING-BASED LINEAR DISPERSION SYSTEMS FOR NONCOHERENT MIMO COMMUNICATIONS」と題する、米国仮出願番号第60/710,063号の便益を要求すると共に、その通常出願であり、その内容は参照することによりここに組込まれている。
無線チャネルの電力効率改善のみならずそのデータレートも向上させる効果的な手法として、異なるアンテナから送信された複数の信号に時空間的な相関関係を導入することが挙げられる。
複数のアンテナを用いた通信システムは、特に、受信機が無線チャネル応答についての知識を持っている場合には、誤りの発生確率を抑えた、非常に高いデータレートを達成することができる。
非コヒーレントチャネルでは、受信機がチャネルを学習するように既知信号(パイロット)を定期的に送信する、トレーニングに基づいたスキームが一般に採用されている。その送信は、2つのフェーズ、すなわちトレーニングフェーズと、データ伝送フェーズとから成っている。送信機は、トレーニングフェーズでは、合計Tのコヒーレント区間の中からTの時間区間をパイロットシンボルの送信に割り当てる。
従来のトレーニングに基づくスキームでは、情報はトレーニング期間中には送信されない。このことは、特に、短いコヒーレント区間を有する高速通信のスペクトル効率を低下させる可能性がある。有限のS/N比を持つ、遅延が制限されたチャネルでは、従来のトレーニングに基づくスキームは最適でないかもしれない。
本発明の無線通信方法は、
受信機に送信される情報シンボルを受信すること、
前記受信機に知られているトレーニングシンボルを受信すること、
前記トレーニングシンボルが単一のトレーニングフェーズでは送信されず、重畳される送信では前記情報シンボルが該トレーニングシンボルに点在するように、前記情報シンボルと前記トレーニングシンボルとを配置すること、
を有し、
前記重畳された送信は非コヒーレン通信チャネルで行われ、
複数のアンテナが、前記重畳された送信または前記受信機での受信のいずれかにおいて利用され、
前記受信器は、前記トレーニングシンボルと前記重畳された送信の中の前記トレーニングシンボルとの配置に関する知識を用いて、前記非コヒーレント通信チャネルの特性の推定値を生成し、
前記通信チャネルはTのコヒーレント区間を持ち、前記トレーニングシンボルと前記情報シンボルとが重畳された送信は前記コヒーレント区間T全体を占める
また、MT個の送信アンテナがあり、前記重畳された送信はTxMTの行列Xで表わすことができ、ここで、X=XT+Xdであり、また、ここで、XTは前記トレーニングシンボルを表わす行列であり、Xdは前記情報シンボルを表わす行列であるとしてもよい。
また、前記情報シンボルは、送信されるシンボルと分散行列の線形結合である符号語であるとしてもよい。
また、前記トレーニングシンボルおよび前記分散行列は、勾配推定と共にシミュレーションに基づく最適化法を用いて生成されることとしてもよい。
本発明の無線通信用送信機は、
通信チャネルを介して受信機に送信する1つまたは2つ以上のアンテナと、
前記受信機に送信される情報シンボル、および前記受信機に知られているトレーニングシンボルを受信して、前記情報シンボルと、単一のトレーニングフェーズでは配置されずに、前記重畳された送信では前記情報シンボルに点在するように配置されている前記トレーニングシンボルとを重畳された送信に重ね合わせるシンボル配置器と、
コード化配列に従って前記情報シンボルを生成するエンコーダと、
を有し、
前記エンコーダにより生成された前記情報シンボルは、送信されるシンボルと分散行列の線形結合である
また、前記通信チャネルはTのコヒーレント区間を持ち、前記トレーニングシンボルと前記情報シンボルとが重畳された送信は前記コヒーレント区間全体を占めるとしてもよい。
また、前記送信機はM個のアンテナを備えており、前記重畳された送信はTxMの行列Xで表わすことができ、ここで、X=X+Xであり、また、ここで、Xは前記トレーニングシンボルを表わす行列であり、Xは前記情報シンボルを表わす行列であるとしてもよい。
本発明の無線通信用受信機は、
通信チャネルから、情報シンボルとトレーニングシンボルとの重ね合せである送信を受信する1つまたは2つ以上のアンテナと、
前記送信を受信して、単一のトレーニングフェーズでは配置されずに、重畳された送信では前記情報シンボルが点在している前記トレーニングシンボルを抽出するトレーニングシンボル抽出器と、
前記トレーニングシンボルを受信して、前記トレーニングシンボルに基づいて前記通信チャネルの特性を評価するチャネル推定器と、
コード化配列に従って前記情報シンボルを復号するデコーダと、
を有し、
前記デコーダは、
に従って動作し、ここで、Yは受信された送信、
はトレーニングシンボルの表現、
は可能な情報シンボルの表現、
は、前記チャネル推定器によって提供されるような前記通信チャネルの特性の推定値である
に従って動作し、ここで、Yは受信された送信、
はトレーニングシンボルの表現、
は可能な情報シンボルの表現、
は、前記チャネル推定器によって提供されるような前記通信チャネルの特性の推定値であるとしてもよい。
また、前記デコーダにより復号された前記情報シンボルは、復号化されるシンボルと分散行列の線形結合であるとしてもよい。
また、前記トレーニングシンボルおよび前記分散行列は、勾配推定と共にシミュレーションに基づく最適化法を用いて生成されるとしてもよい。
送信されるシンボルがトレーニングシンボルとデータシンボルとの重ね合せである場合の、複数のアンテナを用いた通信システムのトレーニングに基づいた送信技術がここに開示される。
単一のトレーニングフェーズではトレーニングシンボルを送信しないが、その代りに、シンボルが重畳された送信では該トレーニングシンボルに情報シンボルを点在させるように、情報シンボルとトレーニングシンボルとが配置される。
次に、受信機は、トレーニングシンボル、および重畳された送信信号中のトレーニングシンボルの配置に関する該受信機の知識を用いて、通信チャネルの特性の推定値を生成することができる。
トレーニングシンボルと情報シンボルとが重畳された送信は、コヒーレント区間全体を占めることができるのが好都合である。該技術は、線形分散符号化と共に利用された場合、符号化を単純化し、効率的な準最適復号化を提供する。勾配推定と共にシミュレーションに基づく最適化技法を用いて、システム性能を最適化することができる。
本発明のこれらおよびその他の利点は、以下の詳細な説明および添付の図面を参照することにより通常の当業者に明白になるであろう。
図1は、本発明の一側面の実施形態に従ってトレーニングを行うように配置された複数のアンテナを持つ、送信機および受信機の構成を示している。
送信機110は、M送信アンテナ、111、112、...115を備え、受信機150は、M受信アンテナ、151、152、...155を備えている。チャネル100は周波数非選択性であって、Tシンボル区間の間一定のままであり、実現状態にある通信状態から他の通信状態の実現へ独立して変わるものとする。
送信機110は、データ信号101およびトレーニング信号105を受け取る。トレーニング信号105は既知の技法を用いて生成される。トレーニング信号105は、送信機110と受信機150の両方に対して既知である。
送信機110内のシンボル配置器120は、変調および符号化技法を用いて、データ信号101およびトレーニング信号105を、送信アンテナ111、112、...115によって送信されるシンボルの系列に変換する。この変換されたシンボルの系列はエンコーダ(変調器)130により変調されてM送信アンテナ、111、112、...115より送出される。
送信機110は、長さTのコヒーレンス区間をトレーニングフェーズと伝送フェーズに分割するのではなく、トレーニングシンボルと、コヒーレンス区間全体を占有可能なデータシンボルとの重ね合せを配置するように構成されている。
本発明は、トレーニングシンボルとデータシンボルの特定の重ね合せ配置に限定されるものではなく、その配置は、区間から区間に変化するように構成することができることに留意されたい。
トレーニングシンボルとデータシンボルの選択された重ね合せ配置は、受信機150に知られているものとする。したがって、受信機150は、トレーニングシンボルに関する知識、およびトレーニングシンボルの重ね合せ配置に関する知識を用いて、チャネル100の知識の入手し、チャネル100に関するその知識を用いてデータ信号180での復号化を支援することができる。
送信機110および受信機150の詳細な動作は、より形式的には、次のように説明することができる。
送信機110によって送信されるシンボルは、TxMマトリックスXで表わすことができる。送信されるマトリックスXは、次式の形を有するであろう。
ここで、
は、送信機110と受信機150の両方に知られているトレーニングシンボルを表わすマトリックスであり、Xdは、送信される情報を含むデータシンボルを表わすマトリックスである。
なお、トレーニングフェーズとデータ伝送フェーズに関する従来のトレーニングに基づくスキームは、
、Xd=[0x]T
のときの特別な場合として表わすことができることに留意されたい。このように、従来のトレーニングに基づくスキームは、トレーニングシンボルとデータシンボルとの時分割多重方式(TDM)と見なすことができる。
一方、本開示の技法はより一般化されたものであって、トレーニングシンボルとデータシンボルとの符号分割多重(CDM)配列に類似していると考えることができる。
送信機110と受信機150間の入力出力関係は、次のような行列の形式で記述できる。
ここで、Yは受信シンボルを表わすTxMRマトリックス、Wは付加白色ガウス雑音のTxMマトリックス、HはMxMRチャネルマトリックスである。
レイリーフェージングシナリオを考慮する、すなわち、HのMTxMR要素は、ゼロ平均を有する、独立して同一に分散した循環的に対称な複素ガウス確率変数と、単位分散とから構成されている。
正規化
値ρは、送信アンテナの数に関係ない、各受信アンテナでの予想されるS/N比である。受信信号Yは、受信機においてチャネル状態情報Hがない状態で、送信信号マトリックスXに条件付けられ、独立した、全く同様に分散した列を持っている。
受信されたTシンボルは、各アンテナにおいて、ゼロ平均を有する複素ガウス確率変数と、Λ=IT+ρXXHとで与えられる分散行列となる。したがって、受信信号Yは、Xに条件付けられ、次の確率密度関数を持つ。
受信機150では、図1に示すように、M受信アンテナ、151、152、...155により受信した信号についてデコーダ(復調器)160により復調を行う。デコーダ160はコード化配列に従って情報シンボルを復号する。
チャネル特性評価器170は、単一のトレーニングフェーズでは配置されずに、重畳された送信では前記情報シンボルが点在しているトレーニング信号(シンボル)185を抽出するトレーニングシンボル抽出器と、トレーニングシンボルを受信して、トレーニングシンボルに基づいて通信チャネルの特性を評価するチャネル推定器とを備えるもので(ともに不図示)、受信シンボルから送信シンボルを計算する。
様々な異なる復号化構成を使用することができるであろう。例えば、これに限定されるものではないが、上記チャネルモデルの最尤推定法(ML)のデコーダは、次式で与えられるだろう。
一般化尤度比検定(GLRT)デコーダは、次式で与えられるだろう。
ここで、
はフロベニウスノルムを表わす、すなわち、
である。なお、ML受信機およびGLRT受信機は共に、コードブック上の全数探索を必要とすることに留意されたい。
本開示のトレーニング技術のために、効率的であるが次善となる準最適デコーダを導き出すことができる。チャネル推定値は受信信号Yに基づいて形成される。上記数式から、次式が得られる。
Yおよび
に基づいて、チャネルHの線形最小平均自乗誤差(LMMSE)推定値を見つけたい、すなわち、
が最小となるようなマトリックスCを見つけたい。直交化原理から、
となる。したがって、
となる。数式6を使用すると、
が得られる。ここで、
と仮定し、
および
という事実を用いた。数式(7)も得られる。
ここで、HとXd間の独立性により、
という事実が適用された。したがって、C=ρ1/2ρ H(ρD+I)-1が得られる。こうして、LMMSEチャネル推定値は次式で与えられる。
次に、準最適デコーダは次式のように記述できる。
上記の準最適デコーダの複雑性を制御するために、情報シンボルXdが複素数領域で線形であるという条件をさらに与えることが好都合である。特に、線形分散(LD:linear dispersion)コードを使用することが好都合である。例えば、B.Hassibi and B.Hochwald,”High-Rate Codes that are Linear in Space and Time”,IEEE Trans.Inform.Theory,Vol.48,pp.1804-24(July2002)を参照されたい。
LDコードは直線変調フレームワークを使用し、送信された符号語は送信シンボルを有するある分散行列の線形結合である。Qr−QAMシンボル
をコヒーレントシンボル区間Tで送信すると仮定すると、LDコードXdは次式で与えられる。
ここで、送信シンボルsqは、その実数部と虚数部sq=αq+jβq、q=1...、Q、に分解されており、
および
は、コードを指定する分散行列である。トレーニングに基づくLDコードの割合はR=(Q/T)log2rである。ここで、αqおよびβqを、ゼロ平均を有する確率変数および単位分散であると仮定している。エネルギー拘束条件
を満足させるために、次の正規化条件を分散行列
および
に課す。
発明者等は、上式を「重ね合わせトレーニングに基づく線形分散」(STLD)システムと呼ぶことにする。設計目標は、誤り率が最小化されるように、分散行列
および
を選ぶことである。
STLDシステムが好都合にも非常に簡単なエンコーダを持っていることを、数式(10)から理解できるかもしれない。なお、数式(7)のマトリックスDは、LD構成に限定することにより、次のように記述される。
さらに、Q≦Tmin(MT,MR)である限り、上述の準最適デコーダは、球面デコーダ(sphere decoder)(M.O.Damen,A Chkeif,and J.C.Belfiore, ”Lattice Code Decoder for Space-Time Codes”,IEEE Commun.Letters,Vol.4,pp.166-69(May2000)参照)やヌリングアンドキャンセレーション(nulling and cancellation)受信機(G.J.Foschini,”Layered Space-Time Architecture for Wireless Communication in a Fading Environment when using Multielement Antennas”,Bell Labs Tech.J.,Vol.1,pp.41-59(Aut.1996)参照)のような、多項式時間デコーダ(polynomial time decoder)により非常に効率的に実現することができる。
なお、EMに基づく反復受信機もSTLDシステムの効率的な復号のために使用することができることに留意されたい。線形の空間時間コードを使用するTDMトレーニングに基づくスキームでは、多項式時間の準最適復号化を容易にするために、Q≦Tdmin(MT,MR)を満足する必要がある。
したがって、STLDスキームの多項式時間中に、より多くのシンボルを送信し復号化することができる。上記説明は、固定データレートについては、STLDスキームが効率的なデコーダを保持しつつ、従来のトレーニングに基づくスキームよりも小さなコンスタレーションを使用できることを意味している。
従来のトレーニングに基づいたスキームに対する本開示のトレーニング技術のいくつかの利点は、次の直観的な議論から理解することができる。上述のように、コヒーレント区間全体を使用して情報を送信することができるので、固定データレートについては、より小さなコンスタレーションを使用することが可能になり、結果的にノイズマージンを改善できる可能性がある。したがって、既知のパイロット
から学習されたチャネル推定値が良ければ、STLDシステムの全体の性能は、従来のトレーニングに基づくスキームよりも良くなるであろう。
一方、STLDシステムのCDM特性により、情報シンボルからの干渉がチャネル推定を低下させるかもしれない。したがって、優れた設計とは、チャネル推定エラーとノイズマージン低減との平衡を最適に保つことに帰結する。さらに、従来のTDMトレーニングに基づくスキームは、CDMトレーニングに基づくスキームの特別な場合であるので、STLDシステムは、正しく最適化されたときに、より良好なパフォーマンスを提供するはずである。
次に非コヒーレントMIMOチャネルのSTLDシステムを最適化する有利な手順について述べる。
なお、上記の最適デコーダまたは上記の準最適デコーダを有するSTLDシステムでは、ビットエラー性能のブロックに対する解析的表現は扱いにくいことに留意されたい。それにもかかわらず、勾配推定と共にシミュレーションに基づいた最適化法を用いて、そのようなSTLDシステムに対する平均ブロック誤り確率(BLEP)を最適化できることが分かる。ビットエラー性能も同様に最適化することができる。
分散行列の集合を
のように記述する。ここで、情報ストリームκ=[α,...,αQ,β,...,βQTに対応するベクトルκを定義する。すべてのrQの可能なベクトルκの集合を
と記述する。STLDシステムの情報シンボルベクトルκおよび分散行列θの集合への依存性を明確にするために、表記法
即ち
を導入する。数式(4)に述べられたML受信機に対して、次式が得られる。
なお、あらゆる伝達情報量について、シンボルベクトルκ,g(Y,κ,θ)は分散行列θの集合に関して連続であることに留意されたい。分散行列θの所与の集合、所与の情報シンボルベクトルκ、および所与の受信信号マトリックスYの経験的なBLEPとしてγ(Y,κ,θ)を記述すると、
場合、γ(Y,κ,θ)=1となり、そうでない場合には0となる。分散行列θの集合が与えられると、平均BLEPは次式で与えられる。
設計目標は、次の制約付き最適化問題を解くことである。
説明したように、この目標は、平均ブロック誤り確率γ(θ)を最小にするように、最適の分散行列θを計算することである。任意の分散行列θに対して平均ブロック誤り率γ(θ)の閉じた形の式を計算するのは、不可能でないにしろ難しいので、γ(θ)を最適化する確率論的な勾配アルゴリズムに頼ることが好都合である。
勾配推定の目標は、真の勾配の不偏推定値を計算することである。
の推定値を記述すると、
である必要がある。シミュレーションに基づくアルゴリズム(Robbins−Monro(R−M)アルゴリズムとしても知られている)は、
という形になり、ここで、θnは反復nの初めのパラメータ値、
は反復nからの
の推定値、n,{an}は、
および
となるような、正の実数の減少ステップサイズ系列であり、関数
は、
の各ベクトルをΘの中の最近点へ投射する。R−Mアルゴリズムが収束するために、勾配推定値
の偏りはゼロになるべきである。ステップ系列{an}は、通常すべてのnに対してan=a/nとなる調和級数から選ばれ、ここで、aは正のスカラーである。R−Mアルゴリズムは、γ(θ)の局部定留点に対して確率1に収束する。
数式(14)から、次式が得られる。
ここで、
p(γ|κ,θ)がガウス形であり、θで連続的に微分可能であるので、γ(θ)はθで連続的に微分可能ということになる。数式(16)および(17)から、次式が得られる。
となるためには
となることに注意されたい。
数式(19)の右側は次式のように展開することができる。
ここで、
は定義関数であり、またここで、g(Y,κ,θ)は、上の数式(13)に定義されている。次に、次式が得られる。
ここで、
をg(Y,κ’,θ)=g(Y,κ,θ)
とすると、P(Y|κ’,θ)=P(Y|κ,θ)が得られるが、ただし、
である。
数式(21)の右辺に、数式(19)と共に数式(22)を用いると、次式の結論を得ることができる。
準最適デコーダについては、次式のように推定される。
ここで、γ(Y,κ,θ)が数式(9)のデコーダに対して評価される。この仮定は、実際上うまくいくことが判明する。
したがって、次式が得られる。

数式(25)の形の勾配推定法は、通常スコア関数または尤度比法と呼ばれている。例えば、M.C.Fu,”Optimization via Simulation:A Review”,Annalsof Operations Research,Vol.53,pp.199-248(1994)を参照されたし。
次に、数式(25)で与えられる最適化問題は、下記手順によりシミュレーションによって解決されてもよい。k番目の反復において、分散行列の現在の集合がθkであり、次の反復中に下記手順を実行してθk+1を生成するものとする。
先ず、以下のようにサンプルを生成する。
1.集合
からMシンボルベクトルκ1,κ2,...,κMを一様に取り出す。
2.M個の観察Y1,Y2,...,YMをシミュレートする。ここでYiは、各シンボルベクトルκiを用いて数式(2)に従って生成される。
3.所与の復号アルゴリズムを用いて、観察Yiに基づきκiを復号する。経験的なBLEPγ(Yi,κi,θi)を計算する。
2番目に、次式の勾配推定を計算する。
ここで、
に対する明確な陽関数は付録で与えられる。
3番目に、分散行列を更新する。
ここで、ある正の定数cに対してak=c/kである。分散行列の所与の集合
に対して、
の場合には
の場合には
となり、同時に、倍率が
で与えられる。
上記の手順において、最初の実現可能な点は無作為に選ぶことができる。例えば、初期条件を変えて最良の解法を取ることにより、より適切なコードを得ることができる。シミュレーテッドアニーリングのようなグローバルな最適解を探索するのには他の方法を適用することができる。例えば、H.Fang,F.Gong,and M.Qian,”Annealing of Iterative Stochastic Schemes”;SIAM J.Control Optim.,Vol.35,pp.1886-1907(1997)を参照されたい。
の場合、関数
は、θをΘの中の最近点へ投射するということが明らかにできる。基本的に、
の場合、関数
は、エネルギー拘束が等価性で満足されるようにθの大きさを変更する[数式(15)を参照]。特に、次のような事実が得られる。
となるいずれの
に対しても、
とし、
を定義すると、
が得られる。これは、明らかに
であり、任意の
に対して、
が得られる。したがって、数式(27)の投射関数が、θを制約集合Θの中の最近点へ投射すると結論づけることができる。
上記の手順は、様々の形態の受信機構成に対して最適のSTLDシステムを提供することができるので好都合である。一般に、MLデコーダに対して最適化されたコードは、準最適デコーダに対しては最適ではない場合もあることに注意すべきであろう。
上記手順から、最適分散行列
の集合は、送信アンテナMTの数、受信アンテナMRの数、およびコンスタレーション群Aに依存している。経験的なBLEPγ(Y,κ,θ)および
の両方がS/N比に依存するので、探索結果θは動作S/N比にも依存する(付録を参照されたい)。したがって、開示されたコード設計はS/N比にも依存する。しかし、S/N比に対するBLEPの連続性により、特定のS/N比に対して最適化されたコードは、関心のある広範囲のS/N比に適するように動作することが予想される。なお、従来のトレーニングに基づくスキームでは、最適設計が、トレーニングデータ
、トレーニングパワー
、およびトレーニング区間長
の選択を含むべきであることに留意されたい。
STLDスキームは、TDMトレーニングに基づくスキームの一般化として、これらのパラメータの最適化を自動的に考慮に入れている。例えば、上に説明したシミュレーションに基づく設計は、トレーニング信号
の電力を自動的に最適化する。
図2から図8に、勾配推定と共に上記説明のシミュレーションに基づく最適化を行って得られたSTLDシステムの性能を示すいくつかの実施例を示す。該性能を、コヒーレント検波用のコードを使用した、いくつかの従来のトレーニングに基づくスキームと比較する。
図2は、MLデコーダで、T=2、MT=1、MR=2、およびR=2の場合である。第1の実施例において、データレート2ビット/秒/Hzおよびコヒーレンス区間T=2を有する、単一の送信アンテナと、2つの受信アンテナの事例を考慮する。
図2は、STLDシステムおよび従来のトレーニングに基づくスキームに対するブロック誤り確率対S/N比を報告している。従来のトレーニングに基づくスキームでは、データレート2ビット/秒/Hzを達成するために、トレーニングフェーズの後に16QAMコンスタレーションを使用している。STLDスキームでは、QPSKコンスタレーションを使用し、Q=2に設定している。
上記開示のSTLDシステムは、従来のトレーニングに基づくスキームよりも大きな利得を提供することが理解できる。BLEPが約10-2の場合、性能利得は約2dBとなる。
図3は、MLデコーダで、T=3、MT=1、2、MR=5、およびR=2の場合である。STLDスキームでは、QPSKコンスタレーションを使用し、Q=3に設定している。STLDシステムを、単一の送信アンテナおよびデータ伝送フェーズ中に8QAMコンスタレーションを採用したトレーニングに基づくスキームと比較したところ、データレートが2ビット/秒/Hzという結果になった。
図3から理解できるように、STLDスキームは、従来のトレーニングに基づく方法に比べて、特に高いS/N比において非常に良好に動作する。BLEPが約10-2の場合、性能利得は2dBとなる。2つの送信アンテナで構成されたSTLDシステムは、単一の送信アンテナで構成されたSTLDシステムよりもわずかに優れた性能を提供する。
図4は、MLデコーダで、T=4、MT=2、MR=2、およびR=3の場合である。この設定において、TDMトレーニングに基づくスキームでは、各々のコヒーレント区間を使用する2つのチャネルがトレーニングに割り当てられている。
データ伝送フェーズにおいて、TASTコードが8QAMコンスタレーションで使用されており、データレートが3ビット/秒/Hzという結果が得られた。STLDスキームでは、Q=6に設定し、QPSKコンスタレーションを使用している。
図4から、STLDシステムは、低いS/N比において、トレーニングに基づくTASTコードよりもわずかに良好に動作することが理解できる。
図5は、MLデコーダで、T=8、MT=4、MR=1、およびR=1.5の場合である。STLDスキームでは、Q=6に設定し、QPSKコンスタレーションを使用している。
それを、それぞれのコヒーレント区間を使用した4つのチャネルがトレーニングに割り当てられ、8QAMコンスタレーションを持つDASTコードが後に続くトレーニングに基づくスキームと比較したところ、全体のデータレートが1.5ビット/秒/Hzという結果を得た。図5から、STLDシステムは、BLEPが10-1では、DASTコードよりも約1dB高い利得を提供することが理解できる。
図6は、MLデコーダで、T=6、M=1、2、3、または4、MR=1、およびR=1の場合である。図6は、異なる数のアクティブアンテナのために設計された最適STLDシステムの性能を報告している。すべての場合において、コヒーレント区間の長さ(T=6)、受信アンテナの数(MR=1)、およびデータレート(R=1)を固定している。低いS/N比シナリオについては、より少数の送信アンテナが使用されるべきであり、
一方、高いS/N比シナリオについては、より多くの送信アンテナが使用されるべきであるということが理解される。この実施例では、4つの送信アンテナの活性化により、非常に高いS/N比において最適の性能が提供される。なお、この特定な実施例では、2つの送信アンテナの活性化により、関心のある広範囲のS/N比に対して、ほぼ最適に近い性能が提供されることに留意されたい。
上記観察は、遅延制限された非コヒーレントMIMOチャネルでは、アクティブアンテナの数の選択が動作S/N比に依存することを立証している。なお、3つの送信アンテナでは、STLDシステムは、広範囲のS/N比に対して、トレーニングに基づくDASTコードよりも一様に良好に動作することに留意されたい。
図7は、準最適デコーダで、T=6、MT=3、MR=1、およびR=2の場合である。この実施例において、発明者等は、該提案の技術が上記説明の準最適受信機構成を持つ最適STLDシステムを設計するのに使用できることを実証する。STLDシステム(数式(9)で述べたデコーダを使用して)をトレーニングに基づくDASTコードと比較する。
トレーニングに基づくDASTスキームでは、6つのコヒーレント区間のうちの3つのコヒーレント区間がトレーニングに割り当てられ、16QAMコンスタレーションがデータ伝送フェーズ中に使用される。STLDシステムでは、Q=6を選択し、QPSKコンスタレーションを使用する。
なお、STLDスキームの準最適受信機は、球面デコーダで効率的に実現することができることに留意されたい。図7から、トレーニングに基づくDASTコードについてのSTLDシステムの性能利得は、BLEPが約10-2の場合、1dBより大きくなる。
図8は、準最適デコーダで、T=6、MT=3、MR=1、およびR=1の場合である。ここでの設定は図6の設定と類似しているので、本実施例では準最適デコーダに焦点を当てる。図8は、STLDシステムの性能をトレーニングに基づくDASTコードと比較している。
図8から理解できるように、STLDシステムは、広範囲のS/N比に対して、トレーニングに基づくDASTコードより優れた性能を有している。
本発明の代表的な図面および特定の実施形態を説明し例示してきたが、本発明の範囲は、説明した特定の実施形態に限定されないことを理解されたい。したがって、実施形態は限定的ではなく例示的なものであると見なすべきであり、当業者であれば、以下の請求の範囲に記載される本発明の範囲、ならびにその構造的および機能的同等物から逸脱することなく、これら実施形態の変形例を作成できることを理解されるべきであろう。
なお、本明細書における

の計算は以下のようにして行った。
数式(25)のスコア関数が必要とする勾配が計算される。数式(3)から、
を得る。
を評価するためには、
の評価が必要なだけであり、ここで、
、および
を定義する。
数式(6)のトレーニングに基づくスキームでは、Yのあらゆる列の分散行列Λは、
である。
行列
は、実数部と虚数部
に分解することができる。まずAR,qに関してf1の勾配を計算する。f1(AR,q)の勾配の(n,l)番目のエントリーは、
であり、ここで、
とηは、それぞれn番目とl番目のエントリーのうち1を持つT次元とMT次元の単位列ベクトルであり、他はすべてゼロである。なお、
である点に留意されたい。
が与えられている。
したがって、
が得られる。
さらに、
が得られる。その結果、
が得られる。同様に、
が得られる。
ここで、
および
、を適用した。したがって、
となる。
同様に、以下のような他の勾配が得られる。
本発明の実施形態に従って配置された多入力多出力(MIMO:multiple-input multiple-output)システムを示している。 従来のいくつかのトレーニングに基づくスキームと比較した、開示された技法の性能を示している。 従来のいくつかのトレーニングに基づくスキームと比較した、開示された技法の性能を示している。 従来のいくつかのトレーニングに基づくスキームと比較した、開示された技法の性能を示している。 従来のいくつかのトレーニングに基づくスキームと比較した、開示された技法の性能を示している。 従来のいくつかのトレーニングに基づくスキームと比較した、開示された技法の性能を示している。 従来のいくつかのトレーニングに基づくスキームと比較した、開示された技法の性能を示している。 従来のいくつかのトレーニングに基づくスキームと比較した、開示された技法の性能を示している。
符号の説明
101,185 データ信号
105,180 トレーニング信号
120 シンボル配置器
130 エンコーダ
160 デコーダ
170 チャネル特性評価器
180 データ

Claims (10)

  1. 受信機に送信される情報シンボルを受信すること、
    前記受信機に知られているトレーニングシンボルを受信すること、
    前記トレーニングシンボルが単一のトレーニングフェーズでは送信されず、重畳される送信では前記情報シンボルが該トレーニングシンボルに点在するように、前記情報シンボルと前記トレーニングシンボルとを配置すること、
    を有し、
    前記重畳された送信は非コヒーレン通信チャネルで行われ、
    複数のアンテナが、前記重畳された送信または前記受信機での受信のいずれかにおいて利用され、
    前記受信器は、前記トレーニングシンボルと前記重畳された送信の中の前記トレーニングシンボルとの配置に関する知識を用いて、前記非コヒーレント通信チャネルの特性の推定値を生成し、
    前記通信チャネルはTのコヒーレント区間を持ち、前記トレーニングシンボルと前記情報シンボルとが重畳された送信は前記コヒーレント区間T全体を占める、無線通信方法。
  2. T個の送信アンテナがあり、前記重畳された送信はTxMTの行列Xで表わすことができ、ここで、X=XT+Xdであり、また、ここで、XTは前記トレーニングシンボルを表わす行列であり、Xdは前記情報シンボルを表わす行列である、請求項1記載の無線通信方法。
  3. 前記情報シンボルは、送信されるシンボルと分散行列の線形結合である符号語である、請求項1記載の無線通信方法。
  4. 前記トレーニングシンボルおよび前記分散行列は、勾配推定と共にシミュレーションに基づく最適化法を用いて生成される、請求項3記載の無線通信方法。
  5. 通信チャネルを介して受信機に送信する1つまたは2つ以上のアンテナと、
    前記受信機に送信される情報シンボル、および前記受信機に知られているトレーニングシンボルを受信して、前記情報シンボルと、単一のトレーニングフェーズでは配置されずに、前記重畳された送信では前記情報シンボルに点在するように配置されている前記トレーニングシンボルとを重畳された送信に重ね合わせるシンボル配置器と、
    コード化配列に従って前記情報シンボルを生成するエンコーダと、
    を有し、
    前記エンコーダにより生成された前記情報シンボルは、送信されるシンボルと分散行列の線形結合である、無線通信用送信機。
  6. 前記通信チャネルはTのコヒーレント区間を持ち、前記トレーニングシンボルと前記情報シンボルとが重畳された送信は前記コヒーレント区間全体を占める、請求項5記載の無線通信用送信機。
  7. 前記送信機はM個のアンテナを備えており、前記重畳された送信はTxMの行列Xで表わすことができ、ここで、X=X+Xであり、また、ここで、Xは前記トレーニングシンボルを表わす行列であり、Xは前記情報シンボルを表わす行列である、請求項6記載の無線通信用送信機。
  8. 通信チャネルから、情報シンボルとトレーニングシンボルとの重ね合せである送信を受信する1つまたは2つ以上のアンテナと、
    前記送信を受信して、単一のトレーニングフェーズでは配置されずに、重畳された送信では前記情報シンボルが点在している前記トレーニングシンボルを抽出するトレーニングシンボル抽出器と、
    前記トレーニングシンボルを受信して、前記トレーニングシンボルに基づいて前記通信チャネルの特性を評価するチャネル推定器と、
    コード化配列に従って前記情報シンボルを復号するデコーダと、
    を有し、
    前記デコーダは、
    に従って動作し、ここで、Yは受信された送信、
    はトレーニングシンボルの表現、
    は可能な情報シンボルの表現、
    は、前記チャネル推定器によって提供されるような前記通信チャネルの特性の推定値である、無線通信用受信機。
  9. 前記デコーダにより復号された前記情報シンボルは、復号化されるシンボルと分散行列の線形結合である、請求項8記載の無線通信用受信機。
  10. 前記トレーニングシンボルおよび前記分散行列は、勾配推定と共にシミュレーションに基づく最適化法を用いて生成される、請求項9記載の無線通信用受信機。
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