JP5414856B2 - 超音波プローブ及び超音波診断装置 - Google Patents

超音波プローブ及び超音波診断装置 Download PDF

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本発明は、超音波により被検体の体内を画像化し診断を行う超音波プローブ及び超音波
診断装置に係り、特に超音波を送受波する振動子を揺動する超音波プローブ及び超音波診
断装置に関する。
超音波診断装置は、被検体に超音波を走査して被検体内の組織の音響インピーダンスの
差異によって生ずる反射波を受信して生成した画像データを表示部に表示するものである
。この超音波による診断方法は、超音波プローブを被検体の体表に接触させるだけで、リ
アルタイムの二次元画像データによる観察を行うことができるため、生体内の心臓、血管
、腹部、泌尿器などの各種器官の診断や治療に広く用いられている。
この超音波診断装置は、被検体に対して超音波の送受波を行う超音波プローブと、この
超音波プローブに超音波を走査させる駆動信号の供給や、超音波プローブからの受信信号
に基づいて画像データの生成を行う装置本体とにより構成される。
超音波プローブには、図19に示すように、一列に配列された複数の圧電振動子を有す
る振動子部と、この振動子部を矢印R1及びR2に揺動する揺動アーム及びこの揺動アー
ムを揺動駆動するモータからなる揺動機構と、被検体に接触させる部分に形成された超音
波の伝播性に優れた音響窓を有する振動子部及び揺動機構を覆うケースとを備えたものが
ある。
この超音波プローブでは、R1及びR2方向に直交する揺動アームの中心軸の方向に超
音波の送受波が行われ、圧電振動子の配列方向に電子的に超音波の走査が行われる。また
、装置本体では、各揺動角における超音波の電子走査により被検体の断層像を表すBモー
ド画像データやドプラ効果を利用して血液の流速等の血流情報を表すドプラモード画像デ
ータ等の二次元画像データの生成や、複数の揺動角において生成される複数の二次元画像
データを用いて三次元画像データの生成が行われる。
また、振動子部を揺動する揺動機構には、主アーム部及びこの主アームを揺動する主モ
ータ部により構成される主揺動機構と、主アーム部の先端に個設された補助モータ及びこ
の補助モータによって先端に振動子部が固定された補助アームを揺動する補助揺動機構と
により構成される揺動機構が知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、ドプラモード画像データの生成においては、血液の流速を算出する速度式は
複数項の乗除の式で表され、複数項の1つに移動体の移動方向に対する超音波の送受波の
方向の角度θxを余弦とするCOSθxが含まれているため、その角度θxが90°又は
90°付近であると血流情報を得ることが困難になる。
特開2003―116853号公報
しかしながら、図19に示した揺動機構を備えた超音波プローブを用いて、診断に必要
な被検体の体表に平行に走行する血管内の血液の流速等の血流情報を得ようとしても、揺
動アームの揺動範囲に超音波の送受波方向が血管に対して垂直になる揺動角が含まれるの
で血流情報の三次元画像データを得るのが困難な範囲が発生する。また、血管に対して超
音波の送受波方向の角度を変更するために超音波プローブのケースをR1又はR2方向に
傾けようとしても、振動子部の揺動軌道に沿って形成されている音響窓の曲率が小さく、
音響窓との接触を保ったままで超音波プローブを被検体に対してほぼ垂直である角度から
傾けることができない問題がある。
また、特許文献1の揺動機構では、主揺動機構と振動子部の間に補助モータ及び補助ア
ームが配置されているので大きな慣性モーメントが作用し、振動子部を高速で揺動できな
い問題がある。また、主揺動機構及び補助揺動機構を同時に作動させる必要があるため制
御が複雑になる問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、振動子部を揺動して血流情報
を容易に得ることができる超音波プローブ及び超音波診断装置を提供することを目的とす
る。
上記問題を解決するために、請求項1に係る本発明の超音波プローブは、被検体に対して超音波の送受波を行う振動子部を揺動する超音波プローブにおいて、前記振動子部を揺動可能に保持する揺動アームと、前記揺動アームを揺動駆動して前記振動子部を揺動させる第1の駆動手段と、前記振動子部の揺動方向とこの揺動方向に直交する前記被検体方向の間であって、前記揺動方向及び前記被検体方向以外の所定の方向に超音波の送受波が可能なように前記振動子部を保持する角度保持手段とを備え、前記角度保持手段は、前記揺動アーム及び前記第1の駆動手段から離間して配置され、前記揺動アームの揺動中心の近傍に配置された第2のアーム保持体と、前記第2のアーム保持体に夫々一端部が保持され、他端部で前記振動子部を前記所定の角度で揺動可能に保持する前記揺動アームに平行に配置された前記揺動アームと同じ長さの第1及び第2アームとを有することを特徴とする。
また、請求項4に係る本発明の超音波診断装置は、請求項1に記載の超音波プローブを用いて、前記被検体に対して平行及び直角以外の方向に超音波の送受波方向が可能なように前記揺動アームを揺動駆動させる装置本体を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、所定の角度で振動子部を保持した揺動アームを揺動させることにより
、被検体に平行又は平行に近い角度で走行する血管に対して、超音波の送受波方向を平行
及び直角以外の角度に設定することが可能となり、血流情報の三次元画像データを容易に
得ることができる。
本発明の実施例1に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る振動子部及び揺動機構の構成を示す図。 本発明の実施例1に係る揺動機構に振動子部が保持される角度を説明するための図。 本発明の実施例1に係る揺動機構の揺動範囲を説明するための図。 本発明の実施例2に係るプローブ部の構成を示す図。 本発明の実施例2に係るプローブ部の振動子部、揺動機構、及び第1の角度設定機構の構成を示す図。 本発明の実施例2に係る揺動アームの各揺動角における走査線の方向を示す図。 本発明の実施例2に係る第1の角度設定機構、振動子部、及び揺動機構の変形例を示す図。 本発明の実施例2に係る第1の角度設定機構、振動子部、及び揺動機構の変形例を示す図。 本発明の実施例3に係るプローブ部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例3に係るプローブ部の振動子部、揺動機構、及び第1の角度保持機構の構成を示す図。 本発明の実施例3に係る揺動アームの各揺動角における走査線の方向を示す図。 本発明の実施例4に係るプローブ部の構成を示すブロック図。 本発明の実施例4に係るプローブ部の振動子部、揺動機構、及び第2の角度保持機構の構成を示す図。 本発明の実施例4に係る揺動アームの各揺動角における走査線の方向を示す図。 本発明の実施例5に係るプローブ部の構成を示す図。 本発明の実施例5に係るプローブ部の振動子部、揺動機構、及び第3の角度保持機構の構成を示す図。 本発明の実施例5に係る振動子部の角度の設定及び走査線の方向を説明するための図。 背景技術に係る揺動機構を備えた超音波プローブの構成を説明するための図。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に、本発明による超音波診断装置の実施例1を、図1乃至図4を参照して説明する

図1は、実施例1に係る超音波診断装置の構成を示したブロック図である。この超音波
診断装置100は、被検体Pに対して超音波の送受波を行なう超音波プローブ1、及びこ
の超音波プローブ1の制御や、超音波プローブ1からの受信信号に基づいて画像データの
生成などを行う装置本体2を備えている。
超音波プローブ1は、超音波の送受波を行なうプローブ部10と、一端がこのプローブ
部10に接続されたケーブル部8と、このケーブル部8の他端に接続され、装置本体2に
対して信号の送受信を行うコネクタ部9とを備えている。
プローブ部10は、超音波の送受波を行う振動子部11、この振動子部11を揺動方向
である矢印R1及びR2方向に揺動する揺動機構20、及び振動子部11及び揺動機構2
0を覆うケース12により構成される。ケース12は、超音波の伝播性に優れた材料から
なる音響窓13を有し、超音波の送受波は音響窓13を介して行われる。
振動子部11は、表面近傍に一列に配列された複数個(N個)の圧電振動子を有してい
る。この圧電振動子は電気音響変換素子であり、送波時にはコネクタ部9及びケーブル部
8を介して装置本体2から出力される電気パルス(超音波駆動信号)を超音波パルス(送
信超音波)に変換して、被検体Pの体内に送波する。また受波時には被検体P内から受波
した超音波(受信超音波)を電気信号(超音波受信信号)に変換する機能を有する。そし
て変換された超音波受信信号は、ケーブル部8及びコネクタ部9を介して装置本体2に出
力される。
揺動機構20は、所定の角度で振動子部11を保持し、コネクタ部9及びケーブル部8
を介して装置本体2から出力される制御信号に基づいて振動子部11を揺動する。
装置本体2は、超音波プローブ1の振動子部11における圧電振動子の配列方向に超音
波を電子的に走査させる超音波駆動信号を超音波プローブ1に送信すると共に、超音波プ
ローブ1からの超音波受信信号を受信する送受信部3と、この送受信部3からの受信信号
に基づき超音波の走査により形成される被検体P内の走査面の領域に対応するBモード画
像データや血流の平均流速値、分散値等の血流情報を表すドプラモード画像データ等の二
次元画像データ生成、更には超音波プローブ1の振動子部11の揺動により複数の揺動角
で生成した二次元画像データから三次元画像データの生成を行う画像データ生成部4とを
備えている。
また、画像データ生成部4で生成した二次元画像データや三次元画像データを表示する
表示部5と、送受信部3における超音波の送受信条件の設定や各種コマンド信号の入力を
行なう操作部6と、超音波プローブ1におけるプローブ部10の揺動機構20、送受信部
3、画像データ生成部4、及び表示部5を統括して制御するシステム制御部7とを備えて
いる。
次に、図1乃至図4を参照して、超音波プローブ1におけるプローブ部10の揺動機構
20の構成を説明する。図2は、振動子部11及び揺動機構20の構成を示す図である。
そして、図2(a)は振動子部11及び揺動機構20を揺動方向から見た図であり、図2
(b)は振動子部11及び揺動機構20を揺動方向に対して垂直方向から見た図である。
また、図3は、揺動機構20に振動子部11が保持される角度を説明するための図である
。更に、図4は、揺動機構20の揺動範囲を説明するための図である。
図2において、揺動機構20は、ケース12に固定された第1モータ21と、第1モー
タ21の回転軸に固定された第1歯車22と、第1歯車22に係合する第2歯車23と、
第2歯車23の回動中心に貫設固定され、両端部が回動可能にケース12に保持された第
1モータ21の回転軸に対して平行配置される揺動軸24と、揺動軸24に一端面が接合
され、揺動軸24から距離L離れた他端面で振動子部11を裏面から保持する揺動軸24
に対して垂直配置された揺動アーム25とにより構成される。
なお、音響窓13の外面を被検体Pに接触させたとき、被検体Pの体表に対して揺動ア
ーム25の長手方向における中心軸25aが垂直になる角度、即ち中心軸25aがケース
12の中心軸12aに平行になる角度を揺動アーム25の基準角度とする。
揺動アーム25は、基準角度において図3(a)に示すように、振動子部11の揺動方
向である矢印R1方向とこの方向に直交する振動子部11の揺動軸24に位置する揺動中
心の方向とは反対の方向である被検体Pの方向(被検体方向)の間のR1方向及び被検体
方向以外の第1の方向に超音波の送受波が可能なように振動子部11を保持している。
ここでは、図3(b)に示すように、第1の方向に超音波の送受波が可能なように振動
子部11の表面が例えばR1方向に対して揺動アーム25の方向に所定の角度θ(0<θ
<90°)傾斜した振動子部11の裏面を保持している。
これにより、振動子部11の表面に対して垂直である超音波の送受波(走査線)の方向
は、揺動アーム25の中心軸25a及びケース12の中心軸12a上にある被検体方向に
対してR1方向に角度θ傾斜している。
そして、装置本体2からコネクタ部9及びケーブル部8を介して揺動機構20の揺動ア
ーム25を揺動駆動する制御信号が出力されると、第1モータ21は第1歯車22をR1
方向(又はR2方向)に回転させる。第1歯車22の回転により、第2歯車23は第1歯
車22とは反対方向に回動する。第2歯車23の回動により、揺動軸24は第2歯車23
と同じ方向に回動する。揺動軸24の回動により、揺動アーム25は、揺動軸24を揺動
中心としてR1方向(又はR2方向)に揺動駆動される。揺動アーム25の揺動により、
振動子部11は揺動アーム25に対して角度θに設定された状態で、揺動軸24を中心と
して回転半径である距離Lの円弧状の軌道を描いてR1方向(又はR2方向)に揺動する
なお、音響窓13は振動子部11に離間して配置され、振動子部11の表面の軌道に沿
ってこの軌道の曲率よりも小さい曲率で形成されている。そして、音響窓13の内側の面
と振動子部11の表面の間には、図示しない超音波の伝播性に優れた液体である音響媒体
が封入されている。
ここで、ケース12を操作して音響窓13の外面を被検体Pに接触させると、被検体P
の体表に対してケース12の中心軸12aがほぼ垂直になる。そして、被検体P内に被検
体Pの体表に対して例えば平行又は平行に近い角度で走行する血管がある。このとき、揺
動アーム25が基準角度であると、図2(b)に示すように、走査線の方向は被検体P内
の血管に対してほぼ角度(90°―θ)になる。
次いで、揺動アーム25を基準角度からR1方向に例えば角度θ揺動駆動した揺動角に
おいて、走査線の方向は被検体Pの血管に対して角度(90°―2θ)になる。また、基
準角度からR1方向に角度(90°―θ)揺動駆動した揺動角において、図4(a)に示
すように、走査線の方向は被検体Pの血管に対して平行になるため、被検体P内に超音波
を走査させることができない。更に、揺動アーム25を基準角度からR2方向へ角度θ揺
動駆動した揺動角において、図4(b)に示すように、走査線の方向が被検体P内の血管
に対してほぼ垂直になるため、被検体Pの血流情報に対応する三次元画像データを得るこ
とが困難になる。
従って、揺動アーム25の基準角度からR1方向の角度(90°―θ)近傍までの第1
の揺動範囲内、及び基準角度からR2方向の角度θ近傍までの第2の揺動範囲内における
各揺動角において、走査線の方向をケース12の中心軸12aに対して平行及び直角以外
の角度に設定することができる。これにより、被検体Pの体表に平行又は平行に近い角度
で走行する血管に対して、走査線の方向を被検体Pに対して平行及び垂直以外の放射状に
設定することができる。
以上述べた本発明の実施例1によれば、所定の角度θで振動子部11を保持した揺動ア
ーム25を第1及び第2の揺動範囲内で揺動駆動させることにより、走査線の方向をケー
ス12の中心軸12aに対して平行及び垂直以外の角度に設定することができる。これに
より、被検体Pの体表に平行又は平行に近い角度で走行する血管に対して走査線の方向を
平行及び垂直以外の角度に設定することが可能となり、血流情報の三次元画像データを容
易に得ることができる。
以下に、本発明による超音波診断装置の超音波プローブにおけるプローブ部の実施例2
を、図5乃至図7を参照して説明する。図5は、実施例3に係るプローブ部の構成を示す
図である。図6は、図5に示したプローブ部の振動子部及び揺動機構を含む各ユニットの
構成を示す図である。図7は、図6に示した揺動機構の各揺動角における走査線の方向を
示す図である。
図5に示した実施例2が図1における実施例1と異なる点は、角度の設定が可能な振動
子部及びこの振動子部を揺動する揺動機構に置き換えた点と、その振動子部の角度を設定
する第1の角度設定機構、この第1の角度設定機構を作動させるためのスイッチ、及びこ
のスイッチの操作に応じて第1の角度設定機構を制御する制御部を設けた点である。なお
、実施例2を構成しているユニットの内、実施例1と同じ機能を有するユニットには同じ
符号を付与し説明を省略又は簡略する。
図5において、プローブ部10aは、超音波の送受波を行う振動子部11aと、この振
動子部11aを揺動する揺動機構20aと、振動子部11aの角度を設定する第1の角度
設定機構40と、振動子部11a、揺動機構20a、及び第1の角度設定機構40を覆う
ケース12と、振動子部11aの角度を設定するための操作を行うケース12の外側に配
置されたスイッチ30及びこのスイッチ30の入力操作に応じて第1の角度設定機構40
を制御する制御部31とにより構成される。なお、スイッチ30及び制御部31を装置本
体2に配置するようにしてもよい。
図6は、プローブ部10aの振動子部11a、揺動機構20a、及び第1の角度設定機
構40の構成を示した図である。図6(a)は振動子部11a、揺動機構20a、及び第
1の角度設定機構40を揺動方向から見た図であり、図6(b)は振動子部11a、揺動
機構20a、及び第1の角度設定機構40を揺動方向に対して垂直方向から見た図である
振動子部11aが図2における実施例1と異なる点は、揺動機構20a及び第1の角度
設定機構40により矢印R1及びR2方向へ回動可能に保持されている点である。振動子
部11aの裏面は、例えば長方形をなしている。なお、ケース12の中心軸12aに対し
て振動子部11aの表面が垂直である角度を振動子部11aの基準角度とする。
揺動機構20aは、ケース12に固定された第1モータ21と、第1モータ21の回転
軸に固定された第1歯車22と、第1歯車22に係合する第2歯車23と、第2歯車23
の回動中心に貫設固定され、両端部が回動可能にケース12に保持された第1モータ21
の回転軸に対して平行配置される揺動軸24aとにより構成される。
また、揺動軸24aに一端面が接合され、揺動軸24aから距離L離れた他端部で振動
子部11aの裏面の中央近傍を保持する揺動軸24aに対して垂直配置された揺動アーム
25aにより構成される。なお、音響窓13の外面を被検体Pに接触させたとき、被検体
Pの体表に対して揺動アーム25aの長手方向における中心軸25aaが垂直になる角度
、即ち中心軸25aaがケース12の中心軸12aに平行になる角度を揺動アーム25a
の基準角度とする。
第1の角度設定機構40は、図示しない固定アームを介して揺動機構20aの揺動軸2
4aに固定された、又は揺動アーム25aの一端部の近傍に固定された第2モータ41と
、第2モータ41の回転軸に固定された第3歯車42と、第3歯車42に縁辺が係合し、
揺動機構20aの揺動軸24aに回動可能に貫設された円形の第1のアーム保持体43と
により構成される。
また、第1のアーム保持体43における例えば揺動機構20aの第2歯車23とは反対
側の側面の一縁辺に一端部が回動可能に保持され、一端部から距離L離れた他端部で振動
子部11aの裏面における一辺の一端部を回動可能に保持する第1アーム44と、第1の
アーム保持体43の前記一縁辺及び回動中心を通る直線上の他縁辺に一端部が回動可能に
保持され、この一端部から距離L離れた他端部で振動子部11aの裏面における前記一辺
の他端部を回動可能に保持する第1アーム44から離間して平行に配置された第2アーム
45により構成される。
そして、揺動機構20aの揺動アーム25a及び振動子部11aが基準角度にある状態
で、スイッチ30を用いて振動子部11aを例えば角度θに設定する操作が行われると、
制御部31は第1の角度設定機構40の第2モータ41をR2方向に回転させる。第2モ
ータ41の回転により、第3歯車42はR2方向に回転する。第3歯車42の回転により
、第1のアーム保持体43は第3歯車42とは反対方向に回動する。第1のアーム保持体
43の回動により、第1及び第2アーム44,45は、互いに逆方向に平行移動して振動
子部11aをR1方向に回動する。振動子部11aを回動した後、第2モータ41は停止
する。この第2モータ41の停止により、振動子部11aは、図3(b)における振動子
部11と同様に、揺動アーム25aで保持された部分を回動中心としてR1方向に角度θ
傾斜して保持される。これにより、走査線の方向は揺動アーム25aの中心軸25aaに
対してR1方向に傾斜した角度θに設定される。
なお、第1及び第2アーム44,45のいずれか一方のアームが揺動軸24aに近接す
るまで振動子部11aを回動することができる。従って基準角度から振動子部11aをR
1及びR2方向に回動して振動子部11a表面が揺動アーム25aに対して直角未満まで
の範囲に振動子部11aの角度を設定することができる。
振動子部11aの角度設定後、装置本体2からコネクタ部9及びケーブル部8を介して
揺動機構20aに揺動アーム25aを揺動駆動する制御信号が出力されると、揺動機構2
0aの第1モータ21は第1歯車22をR1方向(又はR2方向)に回転させる。第1歯
車22の回転により、第2歯車23は第1歯車22とは反対方向に回動する。第2歯車2
3の回動により、揺動軸24aは第2歯車23と同じ方向に回動する。
揺動軸24aの回動により、第1の角度設定機構40の第2モータ41は第3歯車42
を停止させた状態で揺動軸24aの外周を揺動軸24aと同じ方向に同じ角度回動される
。第2モータ41及び第3歯車42の回動により、第1のアーム保持体43は揺動軸24
aと同じ方向に同じ角度回動する。また、揺動アーム25aはR1方向(又はR2方向)
に揺動駆動される。
第1のアーム保持体43の回動及び揺動アーム25aの揺動により、第1及び第2アー
ム44,45は、揺動アーム25aと同じ方向に揺動駆動される。揺動アーム25a並び
に第1及び第2アーム44,45の揺動により、振動子部11aは、揺動アーム25aの
中心軸25aaに対して角度θに保持された状態で、R1方向(又はR2方向)に揺動す
る。
このように、被検体Pの体表に対して平行及び平行以外の角度で走行する血管の走行方
向に応じて、その血管に対して走査線が平行及び垂直以外の方向になるように振動子部1
1aの角度を設定することができる。
また、第2モータ41を振動子部11aの揺動中心である揺動軸24aの近傍に配置す
ることにより、振動子部11aを小さい慣性モーメントで揺動させることができる。これ
により、振動子部11aを低出力で効率よく揺動させることができる。また、容易に高速
揺動させることができる。
ここで、ケース12を操作して音響窓13の外面を被検体Pに接触させると、被検体P
の体表に対してケース12の中心軸12aがほぼ垂直になる。そして、被検体P内に被検
体Pの体表に対して例えば平行又は平行に近い角度で走行する血管がある。このとき、揺
動アーム25aが基準角度であると、図6(a)に示すように、走査線は被検体P内の血
管に対してほぼ角度(90°―θ)になる。
次いで、揺動アーム25aを基準角度からR1方向に例えば角度θ揺動駆動した揺動角
において、図7(a)に示すように、走査線の方向は被検体Pの血管に対して角度(90
°―2θ)になる。また、基準角度からR1方向に角度(90°―θ)揺動駆動した揺動
角において、図4(a)の場合と同様に、走査線の方向は被検体Pの血管に対して平行に
なる。更に、揺動アーム25aを基準角度からR2方向に角度θ揺動駆動すると、図7(
b)に示すように、走査線の方向が被検体P内の血管に対してほぼ垂直になるため、被検
体Pの血流情報を得ることが困難になる。
従って、揺動アーム25aの基準角度からR1方向の角度(90°―θ)近傍までの第
1の揺動範囲内、及び基準角度からR2方向の角度θ近傍までの第2の揺動範囲内におけ
る各揺動角において、被検体Pの体表に平行又は平行に近い角度で走行する血管に対して
走査線の方向を平行及び垂直以外の放射状に設定することができる。
以上述べた本発明の実施例2によれば、第2モータ41を揺動軸24a又は揺動アーム
25aの一端部の近傍に配置することにより、振動子部11aを小さい慣性モーメントで
揺動させることができる。これにより、振動子部11aを低出力で効率よく揺動させるこ
とができる。また、容易に高速揺動させることができる。
また、第1の角度設定機構40を用いて揺動アーム25aに対して振動子部11aを所
定の角度θに設定し、揺動アーム25aを第1及び第2の揺動範囲内で揺動駆動させるこ
とにより、被検体Pの体表に平行又は平行に近い角度で走行する血管に対して走査線の方
向を平行及び垂直以外の角度に設定することが可能となり、その血管内における血流情報
の三次元画像データを容易に得ることができる。
更に、被検体Pの体表に対して平行以外の角度で走行する血管の走行方向に応じて、第
1の角度設定機構40で振動子部11aの角度θを変更設定することにより、その血管に
対して平行及び垂直以外の角度に設定することができる。これにより、被検体Pの体表に
平行以外の角度で走行する血管に対しても、走査線の方向を平行及び垂直以外の角度に設
定することが可能となり、血流情報の三次元画像データも容易に得ることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、図6の第1の角度設定機構40
、振動子部11a、及び揺動機構20aを、図8に示すように、歯車機構を利用した第2
の角度設定機構70と、第2の角度設定機構70に応じた振動子部11a1及びこの振動
子部11a1を揺動する揺動機構60に置き換えて実施するようにしてもよい。
この場合、振動子部11a1が図6の振動子部11aと異なる点は、揺動機構60に揺
動可能に走査線が電子的に走査される走査方向における一側面で保持されている点と、他
側面に固定された振動子部11a1の角度を設定するための角度設定歯車11a2が固定
されている点である。
第2の角度設定機構70は、揺動機構60の一部に固定された第2モータ71と、この
第2モータ71の回転軸に固定された第3歯車72と、第3歯車72に直角に係合する第
4歯車73と、第4歯車73の回転中心に一端面が固定され、他端部の近傍が振動子部1
1a1の角度設定歯車11a2に係合する第2モータ71の回転軸に垂直配置された回動
アーム74とを備えている。そして、振動子部11a1を角度θに設定する第2モータ7
1及び第3歯車72の例えばR1方向への回転により、第4歯車73及び回動アーム74
は矢印R3方向に回転する。回動アーム74の回転により、角度設定歯車11a2がR1
方向に回動した後、第2モータ71は停止する。この第2モータ71の停止により、振動
子部11a1は、揺動機構60に保持された部分を回動中心としてR1方向に角度θ傾斜
して保持される。
揺動機構60は、ケース12に固定された第1モータ61と、この第1モータ61の回
転軸に固定された第1歯車62と、第1歯車62に係合する第2歯車63と、第2歯車6
3の回動中心に貫設固定され、両端部が回動可能にケース12に保持された第2の角度設
定機構70の第2モータ71を保持する揺動軸64と、揺動軸64の一端部の近傍に一端
面が接合され、他端部で振動子部11a1の一側面を回動可能に保持する揺動軸64に対
して垂直配置された揺動アーム65と、揺動軸64に固定され、第2の角度設定機構70
の回動アーム74を回転可能に保持するアーム保持体66とにより構成される。
また、図9に示すように、ねじ機構を利用した第3の角度設定機構90と、第3の角度
設定機構90に応じた振動子部11a3及びこの振動子部11a3を揺動する揺動機構8
0に置き換えて実施するようにしてもよい。
この場合、振動子部11a3が図6の振動子部11aと異なる点は、揺動機構80に揺
動可能に走査線が電子的に走査される走査方向における一側面で保持されている点と、こ
の一側面に連なる他側面に角度設定アーム11a4の一端部が固定されている点である。
第3の角度設定機構90は、揺動機構80の一部に固定された第2モータ91と、第2
モータ91の回転軸に固定された第3歯車92と、第3歯車92に直角に係合する第4歯
車93と、第4歯車93の回転中心に一端面が固定された第2モータ91の回転軸に垂直
配置される回動アーム94と、回動アーム94の他端部の近傍に係合し、回動アーム94
の長手方向である矢印L1及びL2方向に移動可能に回動アーム94に保持された角度設
定アーム保持体95とを備えている。角度設定アーム保持体95は、振動子部11a3に
おける角度設定アーム11a4の他端部近傍をこのアームの長手方向に沿ってスライド自
在に保持している。
そして、振動子部11a3を角度θに設定する第2モータ91及び第3歯車92の例え
ばR1方向への回転により、第4歯車93及び回動アーム94は矢印R3方向に回転する
。回動アーム94のR3方向への回転により、角度設定アーム保持体95はL1方向に移
動する。角度設定アーム保持体95の移動後、第2モータ91は停止する。この第2モー
タ91の停止により、振動子部11a3は、揺動機構80に保持された部分を回動中心と
してR1方向に角度θ傾斜して保持される。
揺動機構80は、ケース12に固定された第1モータ81と、第1モータ81の回転軸
に固定された第1歯車82と、第1歯車82に係合する第2歯車83と、第2歯車83の
回動中心に貫設固定され、両端部がケース12に回動可能に保持された第3の角度設定機
構90の第2モータ91を保持する揺動軸84と、揺動軸84の一端部近傍に一端面が接
合され、他端部で振動子部11a3の一側面を回動可能に保持する揺動軸84に対して垂
直配置された揺動アーム85と、揺動軸84に固定され、第3の角度設定機構90の回動
アーム94を回転可能に保持するアーム保持体86とにより構成される。
以下に、本発明による超音波診断装置の超音波プローブにおけるプローブ部の実施例3
を、図10乃至図12を参照して説明する。図10は、実施例3に係るプローブ部の構成
を示す図である。図11は、図10に示したプローブ部の振動子部及び揺動機構を含む各
ユニットの構成を示す図である。図12は、図11に示した揺動機構の各揺動角における
走査線の方向を示す図である。
図10に示した実施例3が図1における実施例1と異なる点は、ケース12の中心軸1
2aに対して所定の角度に保持される振動子部に置き換えた点と、その振動子部をケース
12の中心軸12aに対して所定の角度で保持する第1の角度保持機構を設けた点である
。なお、実施例3を構成しているユニットの内、実施例1と同じ機能を有するユニットに
は同じ符号を付与し説明を省略又は簡略する。
図10は、実施例3に係るプローブ部の構成を示した図であるにおいて、プローブ部1
0bは、超音波の送受波を行う振動子部11b、この振動子部11bを揺動する揺動機構
20b、及び振動子部11bを所定の角度で保持する第1の角度保持機構40bと、振動
子部11b、揺動機構20b、及び第1の角度保持機構40bを覆うケース12とにより
構成される。
図11は、プローブ部10bの振動子部11b、揺動機構20b、及び第1の角度保持
機構40bの構成を示した図である。図11(a)は振動子部11b、揺動機構20b、
及び第1の角度保持機構40bを揺動方向から見た図であり、図11(b)は振動子部1
1b、揺動機構20b、及び第1の角度保持機構40bを揺動方向に対して垂直方向から
見た図である。
振動子部11bが図2における実施例1と異なる点は、揺動機構20b及び第1の角度
保持機構40bにより矢印R1及びR2方向へ回動可能に保持されている点である。
揺動機構20bは、第1モータ21、第1歯車22、第2歯車23、及び揺動軸24と
、揺動軸24に一端面が固定され、揺動軸24から距離L離れた他端部で振動子部11b
の裏面の中央近傍を保持する揺動軸24に対して垂直配置された揺動アーム25bとによ
り構成される。なお、音響窓13の外面を被検体Pに接触させたとき、被検体Pの体表に
対して揺動アーム25bの長手方向における中心軸25baが垂直になる角度、即ち中心
軸25baがケース12の中心軸12aに平行になる角度を、揺動アーム25bの基準角
度とする。
第1の角度保持機構40bは、揺動機構20bから離間して配置される。そして、一端
部がケース12に固定され、揺動機構20bの揺動軸24の一部が遊貫して通る管状の固
定軸46と、揺動機構20bの第2歯車23に対して平行に配置され、固定軸46の他端
部に固定されたドーナツ板状の第2のアーム保持体47と、第2のアーム保持体47にお
ける例えば第2歯車23とは反対側の側面の一縁辺に一端部が回動可能に保持され、この
一端部から距離L離れた他端部で振動子部11bの裏面における一辺の一端部を回動可能
に保持する第1アーム44とにより構成される。
また、第2のアーム保持体47の前記一縁辺及び回動中心を通る直線上の他縁辺に一端
部が回動可能に保持され、この一端部から距離L離れた他端部で振動子部11bにおける
裏面の前記一辺の他端部を回動可能に保持する第1アーム44から離間して平行に配置さ
れた第2アーム45により構成される。
そして、揺動機構20bの基準角度にある揺動アーム25bの一端部と、第1及び第2
アーム44,45の夫々一端部とが水平である位置から第2のアーム保持体47をR1方
向に角度θ回動して固定軸46に固定することにより、振動子部11bは、図3(b)に
おける振動子部11と同様に、揺動アーム25bで保持された部分を回動中心としてR1
方向に角度θ傾斜して保持される。これにより、走査線の方向は、中心軸12aに対して
R1方向に傾斜した角度θに保持される。
装置本体2からコネクタ部9及びケーブル部8を介して揺動機構20bに揺動アーム2
5bを揺動駆動する制御信号が出力されると、揺動機構20bの第1モータ21は、第1
歯車22をR1方向(又はR2方向)に回転させる。第1歯車22の回転により、第2歯
車23は第1歯車22とは反対方向に回動する。第2歯車23の回動により、揺動軸24
は第2歯車23と同じ方向に回動する。
揺動軸24の回動により、揺動アーム25bは、揺動軸24を揺動中心としてR1方向
(又はR2方向)に揺動駆動される。揺動アーム25bの揺動により、第1及び第2アー
ム44,45は、第2のアーム保持体47に保持された夫々一端部を揺動中心として揺動
アーム25bと同じ方向に揺動される。揺動アーム25b並びに第1及び第2アーム44
,45の揺動により、振動子部11bは、R1方向(又はR2方向)に揺動する。
ここで、ケース12を操作して音響窓13の外面を被検体Pに接触させると、被検体P
の体表に対してケース12の中心軸12aがほぼ垂直になる。そして、被検体P内に被検
体Pの体表に対して例えば平行又は平行に近い角度で走行する血管がある。このとき、揺
動アーム25bが基準角度であると、図11(b)に示すように、走査線の方向は被検体
P内の血管に対してほぼ角度(90°―θ)になる。
また、揺動アーム25bを基準角度からR1及びR2方向に例えば角度θ揺動駆動する
と、図12(a)及び(b)に示すように、走査線は被検体Pの血管に対して基準角度に
おける場合と同様の角度(90°―θ)になる。
更に、揺動アーム25bを基準角度からR1方向へ揺動駆動すると、第1及び第2アー
ム44,45の一方のアームが固定軸46に近接する第3の揺動範囲まで振動子部11b
を揺動することができる。また、基準角度からR2方向へ揺動駆動すると、他方のアーム
が固定軸46に近接する第4の揺動範囲まで振動子部11bを揺動することができる。
このように、揺動アーム25bの第3及び第4の揺動範囲内における各揺動角において
、走査線の方向をケース12の中心軸12aに対して一定の角度に設定することが可能に
なり、被検体Pの体表に平行又は平行に近い角度で走行する血管に対して走査線の方向を
一定の角度(90°―θ)に設定することができる。従って、各走査線の方向を互いに平
行に設定することができる。これにより、走査線の方向を実施例1の場合の放射状に設定
するよりも被検体P内の深部に高密度の走査線を走査させることが可能となり、高い分解
能を有する血流情報等の三次元画像データを得ることができる。
以上述べた本発明の実施例3によれば、揺動アーム25bを第3及び第4の揺動範囲内
で揺動駆動させて、第1の角度保持機構40bによりケース12の中心軸12aに対して
角度θに保持した振動子部11bを揺動させることにより、被検体Pの体表に平行又は平
行に近い角度で走行する血管に対して平行及び垂直以外の角度で高密度の走査線を走査さ
せることが可能となり、高い分解能を有する血流情報等の三次元画像データを容易に得る
ことができる。
以下に、本発明による超音波診断装置の超音波プローブにおけるプローブ部の実施例4
を、図13乃至図15を参照して説明する。図13は、実施例4に係るプローブ部の構成
を示す図である。図14は、図13に示したプローブ部の振動子部及び揺動機構を含む各
ユニットの構成を示す図である。図15は、図14に示した揺動機構の各揺動角における
走査線の方向を示す図である。
図13に示した実施例4が図10における実施例3と異なる点は、角度の設定が可能な
振動子部、この振動子部をケース12の中心軸12aに対して所定の角度に設定可能に保
持する第2の角度保持機構に置き換えた点と、その振動子部の角度を設定する操作を行う
スイッチと、このスイッチの操作に応じて第2の角度保持機構を制御する制御部とを設け
た点である。なお、実施例4を構成しているユニットの内、実施例3と同じ機能を有する
ユニットには同じ符号を付与し説明を省略する。
図13において、プローブ部10cは、超音波の送受波を行う振動子部11cと、この
振動子部11cを揺動する揺動機構20bと、振動子部11cの角度の設定が可能な第2
の角度保持機構40cと、振動子部11c、揺動機構20b、及び第2の角度保持機構4
0cを覆うケース12と、振動子部11cの角度を設定するための操作を行うケース12
の外側に配置されたスイッチ30c及びこのスイッチ30cの入力操作に応じて第2の角
度保持機構40cを制御する制御部31cとにより構成される。なお、スイッチ30c及
び制御部31cを装置本体2に配置するようにしてもよい。
図14は、プローブ部10cの振動子部11c、揺動機構20b、及び第2の角度保持
機構40cの構成を示した図である。図14(a)は振動子部11c、揺動機構20b、
及び第2の角度保持機構40cを揺動方向から見た図であり、図14(b)は振動子部1
1c、揺動機構20b、及び第2の角度保持機構40cを揺動方向に対して垂直方向から
見た図である。
振動子部11cが図11における実施例3と異なる点は、揺動機構20b及び第2の角
度保持機構40cにより回動可能に保持されている点である。なお、ケース12の中心軸
12aに対して振動子部11cの表面が垂直である角度を振動子部11cの基準角度とす
る。
第2の角度保持機構40cは、揺動機構20bから離間して配置される。そして、ケー
ス12に固定された第2モータ41cと、この第2モータ41cの回転軸に固定された第
3歯車42と、一端部がケース12に固定され、揺動機構20bの揺動軸24の一部が遊
貫して通る管状の回動軸48と、第3歯車42に係合し、回動軸48の他端部に回動可能
に保持されたドーナツ板状の第2のアーム保持体47cとにより構成される。
また、第2のアーム保持体47cにおける例えば揺動機構20bの第2歯車23とは反
対側の側面の一縁辺に一端部が回動可能に保持され、この一端部から距離L離れた他端部
で振動子部11cの裏面の一辺の一端部を回動可能に保持する第1アーム44により構成
される。
更に、第2のアーム保持体47cの前記一縁辺及び回動中心を通る直線上の他縁辺に一
端部が回動可能に保持され、この一端部から距離L離れた他端部で振動子部11cにおけ
る裏面の前記一辺の他端部を回動可能に保持する第1アーム44から離間して平行に配置
された第2アーム45とにより構成される。
そして、揺動機構20bの揺動アーム25b及び振動子部11cが例えば基準角度にあ
る状態で、スイッチ30cを用いて振動子部11cを角度θに設定する操作が行われると
、制御部31cは、第2の角度保持機構40cの第2モータ41cをR2方向に回転させ
る。第2モータ41cの回転により、第3歯車42はR2方向に回転する。第3歯車42
の回転により、第2のアーム保持体47cは第3歯車42とは反対方向に回動する。第2
のアーム保持体47cの回動により、第1及び第2アーム44,45は、互いに逆方向に
平行移動して振動子部11cをR1方向に回動する。振動子部11cの回動後、第2モー
タ41cは停止する。この第2モータ41cの停止により、振動子部11cは、図11(
b)における振動子部11bと同様に、揺動アーム25bで保持された部分を回動中心と
してR1方向に角度θ傾斜して保持される。これにより、走査線の方向は、ケース12の
中心軸12a及び揺動アーム25bの中心軸25baに対してR1方向に傾斜した角度θ
に設定される。
なお、第1及び第2アーム44,45の一方のアームが回動軸48に近接するまで振動
子部11cを回動することができる。即ち基準角度から振動子部11cをR1及びR2方
向に回動して振動子部11cの表面が揺動アーム25bに対して直角未満までの範囲に振
動子部11cの角度を設定することができる。
このように、被検体Pの体表に対して平行以外の角度で走行する血管の走行方向に応じ
て、その血管に対して走査線が平行及び直角以外の方向になるようにケース12の中心軸
12aに対する振動子部11cの角度を設定することができる。
振動子部11cの角度設定後、装置本体2からコネクタ部9及びケーブル部8を介して
揺動機構20bに揺動アーム25bを揺動駆動する制御信号が出力されると、揺動機構2
0bの第1モータ21は第1歯車22をR1方向(又はR2方向)に回転させる。第1歯
車22の回転により、第2歯車23は第1歯車22とは反対方向に回動する。第2歯車2
3の回動により、揺動軸24は第2歯車23と同じ方向に回動する。
揺動軸24の回動により、揺動アーム25bは、揺動軸24を揺動中心としてR1方向
(又はR2方向)に揺動駆動される。揺動アーム25bの揺動により、第2モータ41c
で停止された第2のアーム保持体47cに保持された第1及び第2アーム44,45は、
第2のアーム保持体47cに保持された夫々一端部を揺動中心として揺動アーム25bと
同じ方向に揺動される。揺動アーム25b並びに第1及び第2アーム44,45の揺動に
より、振動子部11cは、ケース12の中心軸12aに対して角度θに保持された状態で
、R1方向(又はR2方向)に揺動する。
ここで、ケース12を操作して音響窓13の外面を被検体Pに接触させると、被検体P
の体表に対してケース12の中心軸12aがほぼ垂直になる。そして、被検体P内に被検
体Pの体表に対して例えば平行又は平行に近い角度で走行する血管がある。このとき、揺
動アーム25bが基準角度であると、図14(b)に示すように、走査線は被検体P内の
血管の血流方向に対してほぼ角度(90°―θ)になる。
また、揺動アーム25bを基準角度からR1及びR2方向に例えば角度θ揺動駆動する
と、図15(a)及び(b)に示すように、走査線は被検体Pの血管に対して基準角度に
おける場合と同様の角度(90°―θ)になる。
更に、揺動アーム25bを基準角度からR1方向への揺動駆動により、第1及び第2ア
ーム44,45の一方のアームが回動軸48に近接する第3の揺動範囲まで振動子部11
cを揺動することができる。また、基準角度からR2方向への揺動駆動により、他方のア
ームが回動軸48に近接する第4の揺動範囲まで振動子部11cを揺動することができる
このように、揺動アーム25bの第3及び第4の揺動範囲内における各揺動角において
、走査線の方向をケース12の中心軸12aに対して一定の角度に設定することができる
。また、被検体Pの体表に平行又は平行に近い角度で走行する血管に対して走査線の方向
を角度(90°―θ)に平行に設定することができる。これにより、被検体P内の深部に
高密度の走査線を走査させることが可能となり、高い分解能を有する血流情報等の三次元
画像データを得ることができる。
以上述べた本発明の実施例4によれば、第2の角度保持機構40cを用いてケース12
の中心軸12aに対して振動子部11cを角度θに設定し、揺動アーム25bを第3及び
第4の揺動範囲内で揺動駆動させることにより、被検体Pの体表に平行又は平行に近い角
度で走行する血管に対して走査線の方向を角度(90°―θ)に設定することができる。
これにより、被検体P内の深部に高密度の走査線を走査させることが可能となり、高い分
解能を有する血流情報等の三次元画像データを得ることができる。
また、被検体Pの体表に対して平行以外の角度で走行する血管の走行方向に応じて、第
2の角度保持機構40cで振動子部11cの角度θを変更設定することにより、その血管
に対して平行及び垂直以外の角度に設定することができる。これにより、被検体Pの体表
に平行以外の角度で走行する血管に対しても平行及び直角以外の角度で高密度の走査線を
走査させることが可能となり、高い分解能を有する血流情報の三次元画像データを容易に
得ることができる。
以下に、本発明による超音波診断装置の超音波プローブにおけるプローブ部の実施例5
を、図16乃至図18を参照して説明する。図16は、実施例5に係るプローブ部の構成
を示す図である。図17は、図16に示したプローブ部の振動子部及び揺動機構を含む各
ユニットの構成を示す斜視図である。図18は、図17に示した揺動機構の各揺動角にお
ける走査線の方向を示す図である。
図16において、プローブ部10dは、超音波の送受波を行う振動子部11d、この振
動子部11dを揺動方向である矢印R3及びR4方向に揺動する揺動機構20d、及び振
動子部11dの角度の設定が可能な第3の角度保持機構40dと、振動子部11d、揺動
機構20d、及び第3の角度保持機構40dを覆うケース12dと、振動子部11dの角
度を設定するための操作を行うケース12dの外側に配置されたスイッチ30d及びこの
スイッチ30dの入力操作に応じて第3の角度保持機構40dを制御する制御部31dと
により構成される。なお、スイッチ30d及び制御部31dを装置本体2に配置するよう
にしてもよい。
ケース12dは、超音波の伝播性に優れた材料からなる音響窓13dを有し、超音波の
送受波は音響窓13dを介して行われる。
図17は、プローブ部10dの振動子部11d、揺動機構20d、及び第3の角度保持
機構40dの構成を示した斜視図である。
振動子部11dが図2における実施例1と異なる点は、揺動機構20dに保持されてい
る点である。振動子部11dは、この裏面に一端部が固定され、半円形状の他端部が第3
の角度保持機構40dの一部に係合する第1の角度設定板11d1を有する。
揺動機構20dは、ケース12dに固定された第1モータ21dと、この第1モータ2
1dの回転軸に固定された第1歯車22dと、第1歯車22dに係合する第2歯車23d
と、第2歯車23dの回動中心に一端面が固定された揺動軸24dと、揺動軸24dの他
端部で一端部が保持され、他端部で振動子部11dの長手方向における一端部を回動可能
に保持する揺動アーム25dとにより構成される。
揺動軸24dは、第2歯車23dと揺動アーム25dの間の一部が第3の角度保持機構
40dの一部に回動可能に保持されている。また、揺動アーム25dの他端部は、一端部
よりも音響窓13dに近い位置に配置され、揺動アーム25dの長手方向における中心軸
は振動子部11dの長手方向における中心軸11daに一致する。
第3の角度保持機構40dは、揺動機構20dの揺動軸24dから離間して第2歯車2
3dに固定された第2モータ41dと、この第2モータ41dの回転軸に固定された第3
歯車42dと、第3歯車42dに係合する第4歯車49と、第4歯車49の揺動機構20
dの回動中心に一端面が固定された管状の回動軸50と、第4歯車49から離間して配置
され、回動軸50の他端面に回動中心が固定されたドーナツ板状の第2の角度設定板51
と、縁辺がケース12dに固定され、回動軸50を回動可能に保持する保持体52とによ
り構成される。
回動軸50は、この管内を貫通する揺動機構20dの揺動軸24dを回動可能に保持し
ている。また、第2の角度設定板51は、保持体52とは反対側の側面の縁辺が振動子部
11dの第1の角度設定板11a1の他端部に係合し、振動子部11dの中心軸11da
を中心として角度設定板11a1を矢印R5及びR6に傾動する。
図18は、振動子部11dの角度及び走査線の方向を示した図である。図18(a)は
、基準角度における振動子部11d及び走査線を、振動子部11dの中心軸11da及び
揺動軸24dの中心軸24daに対して垂直方向から見た図である。また、図18(b)
の上図は図18(a)の振動子部11dを図に向かって左側から見た図であり、下図は図
18(a)の振動子部11d及び走査線を振動子部11dの中心軸11daの方向から見
た図である。更に、図18(c)の上図は図18(a)の振動子部11dをR5方向に角
度θ回動した後に図に向かって左側から見た図であり、下図は上図の振動子部11d及び
走査線の方向を振動子部11dの中心軸11daの方向から見た図である。
振動子部11dの基準角度では、走査線は揺動軸24dの中心軸24daに交差する方
向に走査される。そして、スイッチ30dを用いて振動子部11dを角度θに設定する操
作が行われると、制御部31dは第3の角度保持機構40dの第2モータ41dをR3方
向に回転させる。第2モータ41dの回転により、第3歯車42dはR3方向に回転する
。第3歯車42dの回転により、第4歯車49、回動軸50、及び第2の角度設定板51
は第3歯車42dとは反対方向に回動する。第2の角度設定板51の回動により、振動子
部11dの第1の角度設定板11d1はR5方向に傾動する。第1の角度設定板11a1
が傾動した後、第2モータ41dは停止する。第2モータ41dは停止する。この第2モ
ータ41dの停止により、振動子部11dは、図18(c)に示すように、中心軸11d
aを中心としてR5方向に角度θ回動して保持される。これにより、走査線は揺動軸24
dの中心軸24daに対してR5方向に傾斜した角度θに設定される。
振動子部11dの角度設定後、装置本体2からコネクタ部9及びケーブル部8を介して
揺動機構20dに振動子部11dを揺動する制御信号が出力されると、揺動機構20dの
第1モータ21dは第1歯車22dを例えばR4方向(又はR3方向)に回転させる。第
1歯車22dの回転により、第2歯車23dは第1歯車22dとは反対方向に回動する。
第2歯車23dの回動により、揺動軸24dは第2歯車23dと同じ方向に回動する。揺
動軸24dの回動により、揺動アーム25dは、揺動軸24dを揺動中心としてR3方向
(又はR4方向)に揺動駆動される。
また、第2歯車23dの回動により、第2モータ41dで停止された第3の角度保持機
構40dの第3歯車42d、第4歯車49、回動軸50、及び第2の角度設定板51は、
第2歯車23dと同じ方向に同じ角度回動する。揺動アーム25dの揺動及び第2の角度
設定板51の回動により、振動子部11dは、中心軸11daに対して角度θに保持され
た状態で、R3方向(又はR4方向)に揺動する。
ケース12dの音響窓13dは、揺動する振動子部11dの表面の軌道に沿って形成さ
れる円錐台の側面の形状を成している。そして、この音響窓13dに係合する被検体Pの
突起した体表に接触させて、振動子部11dをR3及びR4方向に揺動させながら超音波
の走査が行われる。
このように、被検体Pの体表に対して平行以外の角度で走行する血管の走行方向に応じ
て、その血管に対して走査線が平行及び直角以外の方向になるようにケース12dの中心
軸12daに対する振動子部11dの角度を設定することができる。
ここで、ケース12dを操作して音響窓13dに係合する被検体Pの突起した体表に接
触させると、被検体P内に体表に対して例えば平行又は平行に近い角度で走行する血管が
ある。このとき、振動子部11dが基準角度であると、図18(b)に示すように、走査
線は被検体P内の血管の血流方向に対してほぼ垂直になるため、被検体Pの血流情報に対
応する三次元画像データを得ることが困難になる。また、振動子部11dが角度θに設定
されていると、図18(c)に示すように、走査線の方向は被検体P内の血管に対して角
度(90°+θ)に設定される。
このように、揺動アーム25dの揺動範囲内の各揺動角において、被検体Pの体表に平
行又は平行に近い角度で走行する血管に対して走査線の方向を角度(90°+θ)に設定
することができる。これにより、被検体P内の深部に高密度の走査線を走査させることが
可能となり、高い分解能を有する血流情報等の三次元画像データを得ることができる。
以上述べた本発明の実施例5によれば、第3の角度保持機構40dを用いて振動子部1
1dを角度θに設定し、揺動アーム25dを揺動駆動させることにより、ケース12dの
音響窓13dに係合する被検体Pの突起した体表に平行又は平行に近い角度で走行する血
管に対して走査線の方向を一定の角度(90°+θ)に設定することができる。これによ
り、被検体P内の深部に高密度の走査線を走査させることが可能となり、高い分解能を有
する血流情報等の三次元画像データを得ることができる。
また、被検体Pの体表に対して平行以外の角度で走行する血管の走行方向に応じて、第
3の角度保持機構40dで振動子部11dの角度θを変更設定することにより、その血管
に対して平行及び垂直以外の角度に設定することができる。これにより、被検体Pの体表
に平行以外の角度で走行する血管に対しても平行及び垂直以外の角度で高密度の走査線を
走査させることが可能となり、高い分解能を有する血流情報の三次元画像データを容易に
得ることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば被検体Pの突起した体表
以外の平らな体表、窪んだ体表等の各体表に応じて、揺動軸24dの中心軸24daに対
する振動子部11dの中心軸11daの角度を設定し、その角度に設定した振動子部の表
面の軌道面に沿ってケースの音響窓を形成する。そして、振動子部を基準角度から例えば
角度θに設定して揺動させることにより、各体表に平行又は平行に近い角度で走行する血
管に対して平行及び垂直以外の方向に走査線を設定することができる。これにより、被検
体Pの様々な形状の体表に平行な血管における血流情報の三次元画像データを容易に得る
ことができる。
P 被検体
8 ケーブル部
10 プローブ部
11 振動子部
12 ケース
12a,25a 中心軸
13 音響窓
20 揺動機構
21 第1モータ
22 第1歯車
23 第2歯車
24 揺動軸
25 揺動アーム

Claims (4)

  1. 被検体に対して超音波の送受波を行う振動子部を揺動する超音波プローブにおいて、
    前記振動子部を揺動可能に保持する揺動アームと、
    前記揺動アームを揺動駆動して前記振動子部を揺動させる第1の駆動手段と、
    前記振動子部の揺動方向とこの揺動方向に直交する前記被検体方向の間であって、前記揺動方向及び前記被検体方向以外の所定の方向に超音波の送受波が可能なように前記振動子部を保持する角度保持手段とを備え、
    前記角度保持手段は、前記揺動アーム及び前記第1の駆動手段から離間して配置され、
    前記揺動アームの揺動中心の近傍に配置された第2のアーム保持体と、
    前記第2のアーム保持体に夫々一端部が保持され、他端部で前記振動子部を前記所定の角度で揺動可能に保持する前記揺動アームに平行に配置された前記揺動アームと同じ長さの第1及び第2アームとを
    有することを特徴とする超音波プローブ。
  2. 前記揺動アーム及び前記第1の駆動手段から離間して配置され、前記第2のアーム保持体を前記揺動アームの揺動中心を中心として回動可能に保持する第2の駆動手段を有することを特徴とする請求項1に記載の超音波プローブ。
  3. 前記第1及び第2アームは、前記揺動アームの揺動駆動により前記第2の保持体で保持された部分を揺動中心として前記揺動アームと共に同じ方向に揺動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の超音波プローブ。
  4. 請求項1に記載の超音波プローブを用いて、前記被検体に対して平行及び直角以外の方向に超音波の送受波方向が可能なように前記揺動アームを揺動駆動させる装置本体を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
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