JP5413465B2 - 通信システム、中継局、および移動局 - Google Patents

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Description

本件は、無線通信を行う通信システム、中継局、および移動局に関する。
近年、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)のように、高速かつ広域をカバーする通信システムが注目されている。WiMAX等の通信システムにおいては、有線リンクにより上位のネットワークに接続された基地局と、移動局との間で通信を行うのが一般的であるが、基地局と移動局との間に、無線によるリレー転送を行う中継局を導入する場合もある。これにより、通信エリア拡大や移動局の通信スループットを向上することが可能となる。
現在、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc)において、モバイルWiMAXシステムにおける無線インタフェースとして、例えば、下記非特許文献1が標準化されている。また、そのリレー通信機能の拡張仕様として、例えば、下記非特許文献2が標準化されている。また、ITU−R(International Telecommunication Union- Radio communication sector)によって標準化が進められている第4世代移動通信システムであるIMT−Advancedに対応するため、よりハイスペックな無線インタフェース仕様の標準化が進められており、例えば、下記非特許文献3としてドラフト化されている。
ところで、基地局が中継局を介して移動局にデータを送信する場合、中継局によるタイムラグが発生するため、移動局は、データを受信すべき予定されたタイミングにおいてデータを受信できない場合がある。
そこで、従来、無線中継局での中継処理に要する時間(タイムラグの発生)を考慮して受信または送信タイミングを調整し、移動局または無線基地局で予定されたタイミングで正しくメッセージやデータを受信できるようにする無線中継通信方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−48218号公報
IEEE Std 802.16-2009 (2009-05-29) IEEE Std 802.16j-2009 (2009-06-12) IEEE Draft P802.16m/D2 (2009-10-14)
しかし、特許文献1では、移動局が予定されたタイミングで正しくデータを受信できるように、基地局が中継局で発生するタイムラグを考慮した送信タイミングを管理するため、基地局の負荷が大きくなる。
図21は、中継局のタイムラグを考慮した通信システム例を説明する図である。図21には、基地局、中継局、および移動局のシーケンスが示してある。
図21に示す期間101は、移動局のデータ受信期間を示している。期間102は、基地局のデータ送信期間を示している。期間101,102は、基地局の配下に移動局が存在する場合を考慮して同じタイミングになっている。
期間103は、基地局が中継局を介して移動局にデータを送信するデータ送信期間を示している。期間103は、中継局で発生する遅延時間D101を考慮して、期間101,102より早いタイミングとなっている。これにより、中継局の配下に存在する移動局は、期間103で送信されるデータを適切に受信することができる。
このように、基地局は、期間102を管理するとともに、中継局で発生する遅延時間D101を考慮した期間103を管理するため、負荷が大きくなる。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、基地局の負荷を大きくすることなく中継局を介した無線通信を行うことができる通信システム、中継局、および移動局を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、基地局から複数の移動局に対するページング情報を複数のフレームに分けて送信する通信システムが提供される。この通信システムは、前記基地局は、複数の前記移動局への前記ページング情報を特定フレームにまとめてマッピングして、前記基地局と複数の前記移動局との通信を中継する中継局に対して送信し、前記中継局は、前記特定フレームを受信し、前記特定フレームにマッピングされた複数の前記移動局への前記ページング情報を所定の規則に基づいて前記複数のフレームにおける残りのフレームに分けてマッピングして、複数の前記移動局に対して送信し、前記移動局は、前記中継局の配下に属している場合、前記所定の規則に基づいて、前記残りのフレームを受信して自身に対する前記ページング情報を取得する。
開示の通信システム、中継局、および移動局によれば、基地局の負荷を抑制した無線通信を行うことができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
第1の実施の形態に係る通信システムを示した図である。 第2の実施の形態に係る通信システムを示した図である。 中継局が存在しない場合のページング動作を示したシーケンス図である。 中継局が存在する場合のページング動作を示したシーケンス図である。 フレームの構成例を示した図のその1である。 フレームの構成例を示した図のその2である。 フレームの構成例を示した図のその2である。 基地局のブロック図である。 中継局のブロック図である。 移動局のブロック図である。 第3の実施の形態に係る通信システムのシーケンス図である。 第4の実施の形態に係る通信システムのシーケンス図である。 第5の実施の形態に係る通信システムのシーケンス図である。 第6の実施の形態に係る通信システムのシーケンス図である。 フレームの構成例を示した図である。 フレームの構成例を示した図である。 第7の実施の形態に係る通信システムのシーケンス図である。 BSのフローチャートである。 RSのフローチャートである。 MSのフローチャートである。 中継局のタイムラグを考慮した通信システム例を説明する図である。
以下、第1の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る通信システムを示した図である。図1には、基地局1、中継局2、および移動局3〜6が示してある。また、図1には、基地局1、中継局2、および移動局3〜6が送受信するページング情報0〜3とフレーム0〜3が示してある。複数のフレーム0〜3は、図1の両矢印に示すように周期的に到来する。
移動局3〜6は、基地局1または中継局2の配下に属し、基地局1または中継局2と無線通信を行う。図1では、移動局3〜6は、中継局2の配下に属し、中継局2を介して基地局1と無線通信を行うとする。
基地局1は、移動局3〜6に送信するページング情報0〜3を複数のフレーム0〜3に分けて送信する。これにより、移動局3〜6は、基地局1の配下に属していても、フレーム0〜3よりページング情報0〜3を受信することができる。
また、基地局1は、移動局3〜6へのページング情報0〜3を特定フレームにまとめてマッピングして、基地局1と移動局3〜6との通信を中継する中継局2に対して送信する。
例えば、基地局1は、フレーム0を特定フレームとし、ページング情報0〜3をまとめてマッピングして中継局2に送信する。以下では、フレーム0を特定フレーム0と呼ぶこともある。
中継局2は、特定フレーム0を受信し、特定フレーム0にマッピングされた移動局3〜6へのページング情報0〜4を、所定の規則に基づいて複数のフレーム0〜3における残りのフレーム1〜3に分けてマッピングし、移動局3〜6に対して送信する。
例えば、中継局2は、特定フレーム0にてページング情報0〜3を受信するので、フレーム0で送信すべきであるページング情報0を配下の移動局3〜6に送信できない。そこで、中継局2は、特定フレーム0で送信すべきページング情報0を、例えば、残りのフレーム1〜3のうちの予め決められたフレーム1にて送信し、ページング情報1〜3をフレーム1〜3のそれぞれにて送信する。
移動局3〜6は、中継局2の配下に属している場合、所定の規則に基づいて、特定フレーム0以外の残りのフレーム1〜3を受信して自身に対するページング情報0〜3を取得する。例えば、移動局3は、ページング情報0を受信するとし、ページング情報0は、フレーム1で送信されると予め決められているとする。この場合、移動局3は、フレーム0ではなくフレーム1を受信して自身に対するページング情報0を取得する。
このように、基地局1は、移動局3〜6に送信するページング情報0〜3を複数のフレーム0〜3にマッピングするとともに、そのページング情報0〜3を中継局2に送信するために、複数のフレーム0〜3のうちの特定フレーム0にまとめてマッピングする。中継局2は、特定フレーム0により、基地局1からページング情報0〜3を受信し、特定フレーム0以外のフレーム1〜3でページング情報0〜3を送信する。移動局3は、中継局2の配下に属している場合、特定フレーム0以外の残りのフレーム1〜3を受信して、自身に対するページング情報0〜3を受信する。これにより、基地局1は、ページング情報0〜3を特定フレーム0で送信すればよいので、中継局2の遅延を考慮しなくて済み、負荷を抑制した無線通信を行うことができる。
次に、第2の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第2の実施の形態に係る通信システムを示した図である。図2には、基地局11、中継局12、移動局13,14、キャリアネットワーク21、およびページングコントローラ22が示してある。図2に示す通信エリアC1は、基地局11と移動局13,14が無線通信を行うことができる通信エリアを示し、通信エリアC2は、中継局12と移動局13,14が無線通信を行うことができる通信エリアを示している。移動局13,14は、例えば、WiMAX端末であり、WiMAXに基づく無線通信を行う。
基地局11は、有線リンクにより、上位のキャリアネットワーク21に接続されている。キャリアネットワーク21には、ページングコントローラ22が接続されている。
中継局12は、通信エリアC1に存在しており、基地局11と無線通信を行うことができる。移動局13は、通信エリアC1に存在しており、基地局11と無線通信を行うことができる。移動局14は、中継局12の通信エリアC2に存在しており、中継局12と無線通信を行うことができる。移動局14は、基地局11の通信エリアC1の外側に存在していても、中継局12を介して基地局11と無線通信を行うことができる。なお、移動局13は、中継局12の通信エリアC2に移動してもよいし、移動局14は、基地局11の通信エリアC1に移動してもよい。
WiMAXなどの通信システムでは、キャリアネットワーク21に接続されるページングコントローラ22が、通信を行っていない待ち受け状態にある移動局13,14の地理的エリアの位置管理を行っている。地理的エリアは、ページンググループと呼ばれるグループ化された複数の基地局および中継局で定義される。
移動局13,14が待ち受け状態にある状態をアイドルモードと呼ぶ。アイドルモードの移動局13,14は、いずれの基地局および中継局にも接続、管理されていない状態にあり、基地局および中継局は、移動局13,14が自身の通信エリアに存在しているのかいないのか把握していない。
このようなアイドルモードの移動局13,14に対して、通信相手の移動局から呼び出しがあった場合、通信システムは、ページングを行って移動局13,14の呼び出しを行う。通信システムは、移動局13,14に対し、いずれかの基地局に接続して通常状態(接続状態)へ復帰するよう指示を行う。
例えば、図2の例において、基地局11と中継局12とが同一のページンググループを形成しているとする。また、移動局14は、アイドルモードに入っており、ページングコントローラ22に登録されているとする。
ページングコントローラ22は、移動局14に対する呼び出しがあった場合、移動局14の属するページンググループを検出し、検出したページンググループの基地局および中継局にページング広告メッセージPGADV(Paging Group Advertisement)の送信要求を行う。このとき、ページングコントローラ22は、呼び出しを行う移動局14の識別子も送信する。
基地局11は、ページングコントローラ22からの送信要求を受信すると、自身の通信エリアC1に対して、ページング広告メッセージPGADV0をブロードキャストする。また、基地局11は、中継局12からもページング広告メッセージがブロードキャストされるように、ページング広告メッセージPGADV1を中継局12に転送する。これを受信した中継局12は、自身の通信エリアC2に対して、ページング広告メッセージPGADV2をブロードキャストする。なお、ページング広告メッセージPGADV0〜PGADV2の内容は同じであり、上記例では、呼び出し対象となる移動局14の識別子が含まれている。
このように、基地局11および中継局12の通信エリアC1,C2に対してページングによる移動局14の呼び出しが行われる。中継局12からのページング広告メッセージPGADV2を受信した移動局14は、自身の識別子が含まれることを検出し、通常状態へ復帰するため、中継局12への再接続処理を行う。
ここで、中継局が存在しない場合のページング動作について説明する。
図3は、中継局が存在しない場合のページング動作を示したシーケンス図である。図3には、基地局と移動局のシーケンスが示してある。以下では、基地局をBS(Base Station)と呼び、移動局をMS(Mobile Station)と呼ぶ場合がある。
図3では、ページング対象となる移動局として、BSの配下(通信エリア)にMS00〜MS03の4つの移動局が存在している。MS00〜MS03は、ページング広告メッセージを受信できる期間(ページング受信期間)として、いずれも同じタイミングのPLI(Paging Listening Interval)1を設定している。
PLI1の長さは、例えば、1スーパーフレームであり、4つのフレーム0〜3を有している。BSは、MS00〜MS03にページング広告メッセージを送信するために、PLI1と同じタイミングのPLI2を設定している。
MS00〜MS03は、アイドルモードに入るとき、BSとの間でネゴシエーションを行い、PLI1を設定するための周期およびオフセットを決定する。また、MS00〜MS03には、TempID(Temporary Identifier)と呼ばれる個別の識別子がページングコントローラにより割り当てられる。TempIDは、アイドルモードのMS00〜MS03を呼び出す際の識別子として、ページンググループ内の移動局に対し、一意に割り当てられる。
MS00〜MS03には、例えば、ページングコントローラにより次のようなTempIDが割り当てられたとする。
MS00:TempID=0
MS01:TempID=1
MS02:TempID=2
MS03:TempID=3
IEEE Draft P802.16mにおけるページングでは、MS00〜MS03は、PLI1の4フレームのどのフレームにてページング広告メッセージを受信するかを、ページングコントローラによって割り当てられたTempIDに基づき、以下のモジュロ計算を行って決定する。
MS00:TempID mod 4=0 mod 4=0
MS01:TempID mod 4=1 mod 4=1
MS02:TempID mod 4=2 mod 4=2
MS03:TempID mod 4=3 mod 4=3
これにより、MS00は、PLI1の先頭のフレーム0でページング広告メッセージを受信する。MS01は、PLI1の2番目のフレーム1でページング広告メッセージを受信する。MS02は、PLI1の3番目のフレーム2でページング広告メッセージを受信する。MS03は、PLI1の4番目のフレーム3でページング広告メッセージを受信する。
BSも上記と同様のモジュロ計算を行い、MS00〜MS03のTempIDを含むページング広告メッセージをどのフレーム0〜3で送信するかを決定する。例えば、BSは、呼び出しを行うMSのTempIDを含むメッセージ送信要求をページングコントローラから受信すると、受信したTempIDに基づくモジュロ計算により、受信したTempIDを含むページング広告メッセージをどのフレーム0〜3で送信するか計算する。
より具体的には、BSは、TempID=1を含むメッセージ送信要求をページングコントローラから受信したとする。この場合、BSは、上記のMSのモジュロ計算と同様に、フレーム1において、TempID=1を含むページング広告メッセージを送信すると決定する。
ページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03は、それぞれモジュロ計算結果が0〜3となるTempIDを有するページング広告メッセージであるとことを示している。例えば、ページング広告メッセージPGADV00は、モジュロ計算結果が‘0’となるTempID=0,4,…を有するページング広告メッセージであることを示す。ページング広告メッセージPGADV01は、モジュロ計算結果が‘1’となるTempID=1,5,…を有するページング広告メッセージであることを示す。
なお、図3の例では、MS00〜MS03の全てに対してページングが行われ、フレーム0〜3のそれぞれでページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03が送信されているが、例えば、MS00のみに対してページングを行う場合もある。この場合、フレーム0において、ページング広告メッセージPGADV00のみが送信され、フレーム1〜3では、ページング広告メッセージPGADV01〜03は送信されない。また、例えば、MS00と、TempID=4が割り当てられた図示しないMS04とに対してページングが行われる場合も、フレーム0において、TempID=0,4の2つの識別子を含んだページング広告メッセージPGADV00のみが送信される。
以下、MS00〜MS03の全てに対して呼び出しが行われるとして図3の動作について説明する。なお、MS00〜MS03のそれぞれには、アイドルモードに入る前にページングコントローラからTempID=0〜3が割り当てられたとする。MS00〜MS03は、割り当てられたTempID=0〜3に基づき、上述したモジュロ計算を行って、スーパーフレームの4フレームのうち、どのフレーム0〜3でページング広告メッセージを受信するかを決定している。
[ステップS1]BSは、ページングコントローラから、MS00〜MS03のページング広告メッセージの送信要求を受信する。このとき、BSは、MS00〜MS03のTempID=0〜3を受信する。BSは、受信したTempID=0〜3に基づき、上述したモジュロ計算を行って、スーパーフレームの4フレームのうち、どのフレーム0〜3でTempIDを送信するか決定する。
[ステップS2]BSは、ステップS1の決定により、TempID=0を含むページング広告メッセージPGADV00をフレーム0にて送信する。
MS00は、上述したモジュロ計算により、フレーム0にてページング広告メッセージPGADV00を受信する。MS00は、受信したページング広告メッセージPGADV00に、自分に割り当てられたTempID=0が含まれているので、アイドルモードから通常状態への復帰処理を行う。
[ステップS3]BSは、ステップS1の決定により、TempID=1を含むページング広告メッセージPGADV01をフレーム1にて送信する。
MS01は、上述したモジュロ計算により、フレーム1にてページング広告メッセージPGADV01を受信する。MS01は、受信したページング広告メッセージPGADV01に、自分に割り当てられたTempID=1が含まれているので、アイドルモードから通常状態への復帰処理を行う。
[ステップS4]BSは、ステップS1の決定により、TempID=2を含むページング広告メッセージPGADV02をフレーム2にて送信する。
MS02は、上述したモジュロ計算により、フレーム2にてページング広告メッセージPGADV02を受信する。MS02は、受信したページング広告メッセージPGADV02に、自分に割り当てられたTempID=2が含まれているので、アイドルモードから通常状態への復帰処理を行う。
[ステップS5]BSは、ステップS1の決定により、TempID=3を含むページング広告メッセージPGADV03をフレーム3にて送信する。
MS03は、上述したモジュロ計算により、フレーム3にてページング広告メッセージPGADV03を受信する。MS03は、受信したページング広告メッセージPGADV03に、自分に割り当てられたTempID=3が含まれているので、アイドルモードから通常状態への復帰処理を行う。
次に、中継局が存在する場合のページング動作について説明する。
図4は、中継局が存在する場合のページング動作を示したシーケンス図である。図4には、基地局、中継局、移動局のシーケンスが示してある。以下では、中継局をRS(Relay Station)と呼ぶ場合がある。
図4では、MS10〜MS13は、それぞれTempID=0〜3が割り当てられており、ページング受信期間として、いずれも同じタイミングのPLI1を設定している。また、BSの配下にMS10〜MS13が存在する場合もあるので、BSは、配下に存在するMS10〜MS13にページング広告メッセージを送信するためにPLI1と同じタイミングのPLI2を設定している。
BSおよびRSは、上述したように、MS10〜13が自身の通信エリアに存在しているか否か把握していないので、BSおよびRSからページング広告メッセージの送信を行う。すなわち、BSは、ページング広告メッセージを自己の通信エリアにブロードキャストするとともに、RSがRS自身の通信エリアにページング広告メッセージをブロードキャストできるように、ページング広告メッセージをRSに送信する。
具体的には、BSは、図4の矢印A11〜A14に示すように、MS10〜MS13のTempIDを有するページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を、フレーム0〜3のそれぞれに割り当て、自身の配下に存在するMS10〜MS13に送信する。
また、BSは、ページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03をRSに送信するために、4フレームのうちの特定フレームにページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03の全てを割り当て、RSに送信する。例えば、BSは、図4の矢印B11に示すように、先頭のフレーム0にページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03の全てを割り当てる。
RSは、フレーム0によりBSからページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を受信するので、フレーム0で送信すべきTempID=0,4,…を有するページング広告メッセージPGADV00を、フレーム0で送信することができない。そのため、RSは、ページング広告メッセージPGADV00をフレーム0以外のフレーム1〜3に割り当て、送信するようにする。例えば、RSは、図4に示すように、ページング広告メッセージPGADV00をフレーム1に割り当て、送信するようにする。
MS10〜MS13は、図3で説明したように、TempIDに基づくモジュロ計算により、ページング広告メッセージを受信すべきフレーム0〜3を決定する。MS10〜MS13は、BSの通信エリアに存在している場合は、自分が受信すべきページング広告メッセージのフレームと、BSが送信するページング広告メッセージのフレームは一致する。
しかし、MS10〜MS13は、RSの通信エリアに存在している場合、自分が受信すべきページング広告メッセージのフレームと、BSが送信するページング広告メッセージのフレームは一致しない場合がある。例えば、上記例の場合、MS10が受信すべきページング広告メッセージPGADV00はフレーム0ではなく、フレーム1で送信される。従って、特定のフレーム0でページング広告メッセージを受信するMS10は、フレーム1でページング広告メッセージを受信するようにする。一方、特定のフレーム0でページング広告メッセージを受信しないMS11〜MS13は、モジュロ計算により決定したフレーム1〜3でページング広告メッセージPGADV01〜PGADV03を受信する。
なお、BSがRSにページング広告メッセージを送信する特定のフレームは、予め決めておく。そして、RSは、特定のフレームで配下のMSに送信すべきであったページング広告メッセージを、他のどのフレームで送信するか予め決めておく。これにより、RSの通信エリアに属し、特定のフレームでページング広告メッセージを受信すべきであったMSは、予め決められたフレームでページング広告メッセージを受信することができる。
また、MS10〜MS13は、BSまたはRSから送信されるフレーム0〜3のプリアンブルにより、自分がBSまたはRSのどちらの通信エリアに属しているか認識することができる。
以下、MS10〜MS13の全てに対して呼び出しが行われるとして図4の動作について説明する。なお、MS10〜MS13は、RSの通信エリアに存在しているとする。また、MS10〜MS13のそれぞれは、アイドルモードに入る前にページングコントローラからTempID=0〜3が割り当てられたとする。また、MS10〜MS13は、割り当てられたTempID=0〜3に基づき、上述したモジュロ計算を行って、スーパーフレームの4フレームのうち、どのフレーム0〜3でページング広告メッセージを受信するかを決定している。また、BSは、フレーム0を特定フレームとし、フレーム0でRSにページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03の全てを送信するとする。また、RSは、特定フレーム0で送信すべきであったページング広告メッセージをフレーム1に割り当て送信するとする。
[ステップS11]BSは、ページングコントローラから、MS10〜MS13のページング広告メッセージの送信要求を受信する。このとき、BSは、MS10〜MS13のTempID=0〜3を受信する。BSは、受信したTempID=0〜3に基づき、上述したモジュロ計算を行って、スーパーフレームの4フレームのうちどのフレーム0〜3でページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を送信するか決定する。
[ステップS12]BSは、PLI2が到来すると、フレーム0において、TempID=0を含むページング広告メッセージPGADV00と、TempID=0〜3のそれぞれを含むページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03と送信する。矢印A11に示すページング広告メッセージPGADV00は、MSにブロードキャストされるメッセージであり、矢印B11に示すページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03は、RSに送信されるメッセージである。
なお、BSの配下にMS10〜13は存在しないので、TempID=0を含むページング広告メッセージPGADV00は、MS10によって受信されない。また、RSに送信するページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03は、1つのメッセージとして構成し、RSに送信するようにしてもよい。この場合、RSは、受信した1つのメッセージから、ページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を再構成する。
[ステップS13]BSは、フレーム1において、ページング広告メッセージPGADV01を送信する。RSは、フレーム1において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV01を送信する。また、RSは、BSから受信したページング広告メッセージPGADV00をフレーム0で送信できないので、フレーム1で送信する。
RSの配下に存在するMS10,MS11のそれぞれは、フレーム1にてページング広告メッセージPGADV00,PGADV01を受信する。
[ステップS14]BSは、フレーム2において、ページング広告メッセージPGADV02を送信する。RSは、フレーム2において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV02を送信する。
RSの配下に存在するMS12は、フレーム2にてRSから送信されるページング広告メッセージPGADV02を受信する。
[ステップS15]BSは、フレーム3において、ページング広告メッセージPGADV03を送信する。RSは、フレーム3において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV03を送信する。
RSの配下に存在するMS13は、フレーム3にてRSから送信されるページング広告メッセージPGADV03を受信する。
なお、RSは、BSのモジュロ計算と同様にして、BSから受信したページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03に含まれるTempIDに基づき、BSから受信したページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03をどのフレームで送信するか決定できる。ただし、RSは、特定フレームで送信することとなるページング広告メッセージPGADV00については、予め決められた特定フレームとは別のフレームで送信するようにする。または、RSは、BSから受信したページング広告メッセージPGADV01〜PGADV03をそのまま所定のフレーム1〜3に割り当てて送信してもよい。
図5は、フレームの構成例を示した図のその1である。図5のフレームは、例えば、図4におけるBSのフレーム0の構成例を示している。横軸は時間を示し、縦軸は周波数を示す。
図5に示すように、フレームは、DL(Down Link)サブフレームとUL(Up Link)サブフレームに分けられる。DLサブフレームでは、BSからRSへおよびRSからMSへデータ送信が行われる。ULサブフレームでは、MSからRSへおよびRSからBSへデータ送信が行われる。以下では、ULサブフレームの詳細な説明は省略する。
フレームの先頭には、プリアンブル領域が形成されている。プリアンブル領域には、同期情報や当該フレームがBSから送信されているものなのかRSから送信されているものなのかを示す情報が含まれる。よって、MSは、プリアンブル領域のデータによって、自身がBSに属していているのか、RSに属しているのか認識することができる。
プリアンブル領域の後方には、マップ領域が形成されている。マップ領域には、DLサブフレームの領域のどこにどのような情報が含まれているかを示す情報が含まれる。例えば、マップ領域には、図5に示す‘00’の領域は、BS配下に存在するMS10(なお、MS10は図4の例ではRSの配下に存在している)にデータを送信する領域であり、‘00〜03’の領域は、RSにデータを送信する領域であることを示す情報が含まれる。
‘00’の領域には、BS配下のMSに送信するページング広告メッセージPGADV00が格納される。‘00〜03’の領域には、RSへ送信するページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03が格納される。これにより、例えば、図4の矢印A11,B11に示すように、BS配下のMSにページング広告メッセージPGADV00を送信でき、RSにページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を送信することができる。
図6および図7は、フレームの構成例を示した図のその2である。図6のフレームは、例えば、図4におけるBSのフレーム1の構成例を示している。また図7のフレームは、例えば、図4におけるRSのフレーム1の構成例を示している。
フレーム1では、BSからはBS配下のMSへのデータ送信が、RSからはRS配下のMSへのデータ送信が行われる。図6に示すように、BSのフレームにおけるDLサブフレームの領域は、BSからBS配下のMSへデータ送信を行う領域(図中BS→MS)と、BSからRSへデータ送信を行う領域(図中BS→RS送信用領域)とに分けられる。そして、BSからBS配下のMSへデータ送信を行う領域にて、ページング広告メッセージPGADV01がBSからMSに送信される。一方、図7に示すように、RSのフレームにおけるDLサブフレームの領域は、RSからRS配下のMSへデータ送信を行う領域(図中RS→MS)と、BSから送信されたデータの受信を行う領域(図中BS→RS受信用領域)とに分けられる。そして、RSからRS配下のMSへデータ送信を行う領域にて、ページング広告メッセージPGADV00,PGADV01がRSからMSに送信される。
図8は、基地局のブロック図である。図8に示すように、基地局は、ネットワークインタフェース31、パケット検出/バッファ部32、スケジューラ33、制御部34、PDU(Protocol Data Unit)生成部35、送信処理部36、無線インタフェース37、受信処理部38、識別部39、およびSDU(Service Data Unit)再生部40を有している。制御部34は、メッセージ制御部34aを有している。
ネットワークインタフェース31は、上位ネットワークであるキャリアネットワークを介して、移動局の通信に関するデータの送受信や、ページングコントローラからのページング要求などの制御メッセージの送受信を行う。
パケット検出/バッファ部32は、ネットワークインタフェース31を介して受信したユーザ宛(移動局宛)の下りパケットを保持する。パケット検出/バッファ部32は、移動局およびコネクション単位でパケットを検出した上で、SDUとしてバッファに保持する。
スケジューラ33は、パケット検出/バッファ部32に保持されたSDUのスケジューリングを行う。また、スケジューラ33は、制御部34からの制御メッセージに基づいて、UL方向の移動局の割り当てを行う。また、スケジューラ33は、制御部34のメッセージ制御部34aによって生成されたページング広告メッセージPGADVのスケジューリングを行う。スケジューラ33は、データのスケジューリングを行うとともにマップ情報を生成する。
制御部34は、移動局および中継局を制御するための制御メッセージを生成する。
制御部34のメッセージ制御部34aは、ネットワークインタフェース31によって受信されたページングコントローラからのメッセージ送信要求に応じて、ページング広告メッセージPGADVを生成する。例えば、メッセージ制御部34aは、メッセージ送信要求に含まれるTempIDに基づき、モジュロ計算を行って、TempIDを含むページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を生成する。ページング広告メッセージPGADV00には、モジュロ計算結果が0となったTempIDが含まれ、以下、同様にして、ページング広告メッセージPGADV03には、モジュロ計算結果が3となったTempIDが含まれる。
スケジューラ33は、PLIが到来すると、メッセージ制御部34aで生成されたページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03のそれぞれを、PLIのフレーム0〜3のそれぞれに割り当てる。また、スケジューラ33は、メッセージ制御部34aで生成されたページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03の全てを、例えば、PLIの特定のフレーム0に割り当てる。
PDU生成部35は、パケット検出/バッファ部32に保持されたSDUおよびメッセージ制御部34aで生成されたページング広告メッセージをWiMAX用のPDUに変換する。例えば、PDU生成部35は、MAC(Media Access Control)ヘッダやCRC(Cyclic Redundancy Checking)の付与、フラグメントやパッキングの処理を行う。
送信処理部36は、PDU生成部35で生成されたPDUを符号化および変調し、スケジューラ33のスケジューリングに基づいて無線フレームを生成する。
無線インタフェース37は、送信処理部36から出力されるデータを無線信号に変換し、配下に存在する移動局および中継局に送信する。また、無線インタフェース37は、移動局および中継局からの無線信号を受信する。無線インタフェース37は、例えば、IEEE Draft P802.16mに準拠し、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)による無線フレームの送受信を行う。
受信処理部38は、無線インタフェース37で受信された無線信号の受信フレームを抽出し、復調および復号処理を行う。
識別部39は、制御メッセージとユーザデータの振り分けを行う。制御メッセージは、制御部34に出力され、ユーザデータは、SDU再生部40に出力される。
SDU再生部40は、識別部39によって識別されたユーザデータを、例えば、IP(Internet Protocol)パケットなどのSDUに変換する。例えば、SDU再生部40はユーザデータのデフラグメント、デパッキング、MACヘッダやCRCの除去を行う。SDUは、ネットワークインタフェース31によって、上位ネットワークへと転送される。
図9は、中継局のブロック図である。図9に示すように、中継局は、無線インタフェース51、受信処理部52、識別部53、制御部54、スケジューラ55、バッファ56、および送信処理部57を有している。制御部54は、メッセージ制御部54aを有している。
無線インタフェース51は、送信処理部57から出力されるデータを無線信号に変換し、配下に存在する移動局および基地局に送信する。また、無線インタフェース51は、基地局および移動局からの無線信号を受信する。無線インタフェース51は、例えば、IEEE Draft P802.16mに準拠し、OFDMAによる無線フレームの送受信を行う。
受信処理部52は、無線インタフェース51で受信された無線信号の受信フレームを抽出し、復調および復号処理を行う。
識別部53は、制御メッセージとユーザデータの振り分けを行う。制御メッセージは、制御部54に出力され、ユーザデータは、バッファ56に出力される。
制御部54は、移動局を制御するための制御メッセージを生成する。
制御部54のメッセージ制御部54aは、識別部53からBS送信フレームにおけるBS→RS送信用領域において送信されたページング広告メッセージが出力された場合には、そのフレームが特定フレームであることを認識する。メッセージ制御部54aは、抽出したページング広告メッセージをスケジューラ55に出力する。
スケジューラ55は、バッファ56に保持されたユーザデータのスケジューリングを行う。また、スケジューラ55は、制御部54からの制御メッセージに基づいて、UL方向の移動局の割り当てを行う。
また、スケジューラ55は、メッセージ制御部54aによって抽出されたページング広告メッセージPGADVのスケジューリングを行う。例えば、スケジューラ55は、PLIの特定フレーム以外のフレームに、BSから送信されたページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を割り当てる。より具体的には、スケジューラ55は、特定フレームで移動局に送信すべきであったページング広告メッセージPGADV00については、すでに特定フレームで移動局に送信することはできないので、予め決められた他のフレーム1に割り当てる。
スケジューラ55は、特定フレームで送信すべきであるページング広告メッセージ以外のページング広告メッセージについては、モジュロ計算結果に基づいてフレームに割り当てる。例えば、モジュロ計算結果が1となるTempID=1,5,9…を含むページング広告メッセージPGADV01については、フレーム1に割り当てるようにする。
バッファ56は、識別部53から出力されるユーザデータを保持する。
送信処理部57は、バッファ56に保持されたユーザデータを符号化および変調し、スケジューラのスケジューリングに基づいて無線フレームを生成する。
図10は、移動局のブロック図である。図10に示すように、移動局は、無線インタフェース61、受信処理部62、識別部63、制御部64、SDU再生部65、アプリケーション66、送信データバッファ67、スケジューラ68、PDU生成部69、および送信処理部70を有している。制御部64は、検出部64aおよびメッセージ制御部64bを有している。
無線インタフェース61は、基地局および中継局から送信される無線信号を受信する。また、無線インタフェース61は、送信処理部70から出力されるデータを無線信号に変換し、基地局および中継局に送信する。無線インタフェース61は、例えば、IEEE Draft P802.16mに準拠し、OFDMAによる無線フレームの送受信を行う。
受信処理部62は、無線インタフェース61で受信された無線信号の受信フレームを抽出し、復調および復号処理を行う。
識別部63は、制御メッセージとユーザデータの振り分けを行う。制御メッセージは、制御部64に出力され、ユーザデータは、SDU再生部65に出力される。
制御部64は、移動局を制御するための制御メッセージを生成する。
制御部64の検出部64aは、プリアンブル領域に含まれていたプリアンブルインデックスの値から、受信した無線フレームが基地局からのものであるか、中継局からのものであるかを検出する。すなわち、検出部64aは、基地局の配下に属しているのか、中継局の配下に属しているのか検出する。
制御部64のメッセージ制御部64bは、アイドルモードにおけるPLIの周期やオフセットTempIDなどの情報を管理している。メッセージ制御部64bは、アイドルモードに入り、検出部64aによって基地局の配下に存在していると判断された場合には、TempIDに基づくモジュロ計算の結果に基づいて、PLIの所定フレームを受信するように無線インタフェース61を制御する。例えば、メッセージ制御部64bは、モジュロ計算結果が0の場合、フレーム0を受信するように無線インタフェース61を制御する。
また、メッセージ制御部64bは、TempIDに基づくモジュロ計算した結果、特定フレームにおいてページング広告メッセージを受信すると算出したとする。この場合において、メッセージ制御部64bは、アイドルモードに入り、検出部64aによって中継局の配下に存在していると判断された場合には、特定フレーム以外の予め決められたフレームを受信するように、無線インタフェース61を制御する。
例えば、特定フレームをフレーム0とし、メッセージ制御部64bの算出したモジュロ計算結果が0であるとする。この場合、メッセージ制御部64bは、本来、ページング広告メッセージをフレーム0で受信すべきであるが、フレーム0とは別の予め決められたフレーム1で受信するように無線インタフェース61を制御する。
SDU再生部65は、識別部63によって識別されたユーザデータを、例えば、IPパケットなどのSDUに変換する。例えば、SDU再生部65はユーザデータのデフラグメント、デパッキング、MACヘッダやCRCの除去を行う。SDUは、アプリケーション66に出力される。
アプリケーション66は、SDU再生部65から出力されるSDUを、例えば、所定の処理を行ってディスプレイに表示したりする。また、他の移動局やネットワーク装置に送信するデータを送信データバッファ67に出力する。
送信データバッファ67は、アプリケーション66から出力されるデータを保持する。
スケジューラ68は、基地局から割り当てられたフレームの領域に送信データバッファ67に保持されたデータを割り当てる。
PDU生成部69は、送信データバッファ67に保持されたSDUおよび制御部64で生成されたメッセージをWiMAX用のPDUに変換する。例えば、PDU生成部69は、MACヘッダやCRCの付与、フラグメントやパッキングの処理を行う。
送信処理部70は、PDU生成部69で生成されたPDUを符号化および変調し、スケジューラ68のスケジューリングに基づいて無線フレームを生成する。
このように、基地局は、移動局のそれぞれに送信するページング広告メッセージをPLIの複数のフレームに割り当てるとともに、そのページング広告メッセージを中継局に送信するために、PLIの複数のフレームの特定のフレームに割り当てる。中継局は、特定フレームにより、基地局からページング広告メッセージを受信し、特定フレームとは異なる予め決められたフレームで受信したページング広告メッセージを移動局に送信する。移動局は、中継局の配下に存在し、特定フレームで受信すべきであるページング広告メッセージについては、予め決められたフレームで受信するようにする。
これにより、基地局は、中継局の遅延を考慮したPLIを管理しなくて済み、中継局にページング広告メッセージを送信できるとともに、自身の通信エリアに属する移動局にページング広告メッセージを送信することができ、負荷を抑制することができる。
また、中継局の通信エリアに属する、特定フレームでページング広告メッセージを受信すべきであった移動局は、予め決められた特定フレーム以外のフレームでページング広告メッセージを受信すればよく、消費電力を低減することができる。
次に、第3の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第2の実施の形態では、中継局は、特定フレームで移動局に送信すべきであったページング広告メッセージを特定フレーム以外の予め決められたフレームで送信した。例えば、図4において、RSは、フレーム0で送信すべきページング広告メッセージPGADV00を、予め決められたフレーム1で送信した。第3の実施の形態では、中継局は、特定フレームに割り当てて送信すべきページング広告メッセージを、ページング広告メッセージが割り当てられなかった空きフレームに割り当て、自身の通信エリアに属する移動局に送信する。
図11は、第3の実施の形態に係る通信システムのシーケンス図である。図11には、BS、RS、およびMS10〜MS13のシーケンスが示してある。図11では、MS10〜MS13は、RSの通信エリアに存在しているとする。また、MS10,MS11,MS13はアイドルモードに入り、アイドルモードに入る前にページングコントローラからTempID=0,1,3が割り当てられたとする。また、MS10,MS11,MS13は、割り当てられたTempID=0〜3に基づき、上述したモジュロ計算を行って、スーパーフレームの4フレームのうち、どのフレーム0〜3でページング広告メッセージを受信するかを決定している。また、BSは、フレーム0を特定フレームとし、フレーム0でRSにページング広告メッセージPGADV00,PGADV01,PGADV03の全てを送信するとする。
[ステップS21]BSは、ページングコントローラから、MS10,MS11,MS13のページング広告メッセージの送信要求を受信する。このとき、BSは、MS10,MS11,MS13のTempID=0,1,3を受信する。BSは、受信したTempID=0,1,3に基づき、上述したモジュロ計算を行って、スーパーフレームの4フレームのうちどのフレーム0〜3でページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を送信するか決定する。図11の例では、BSは、フレーム0,1,3において自身の通信エリアに属するMSにページング広告メッセージPGADV00,PGADV01,PGADV03を送信すると決定する。
[ステップS22]BSは、PLI2が到来すると、フレーム0において、TempID=0を含むページング広告メッセージPGADV00と、TempID=0,1,3のそれぞれを含むページング広告メッセージPGADV00,PGADV01,PGADV03とを送信する。
なお、BSの配下にMS10〜MS13は存在しないので、TempID=0を含むページング広告メッセージPGADV00は、MS10によって受信されない。また、RSに送信するページング広告メッセージPGADV00,PGADV01,PGADV03は、1つのメッセージとして構成し、RSに送信するようにしてもよい。この場合、RSは、受信した1つのメッセージから、ページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を再構成する。
[ステップS23]BSは、フレーム1において、ページング広告メッセージPGADV01を送信する。RSは、フレーム1において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV01を送信する。
RSの配下に存在するMS11は、フレーム1にてページング広告メッセージPGADV01を受信する。
[ステップS24]BSは、フレーム2において、送信すべきページング広告メッセージPGADV02が存在しないことから、ページング広告メッセージの送信を行わない。RSは、フレーム2において、MS12に送信するページング広告メッセージPGADV02が存在しないことを検出して、特定フレーム0で送信すべきであったMS10のページング広告メッセージPGADV00を送信する。すなわち、RSは、空きフレームを検出し、その空きフレームでページング広告メッセージPGADV00を送信する。
RSの配下に存在するMS10は、フレーム2にてページング広告メッセージPGADV00を受信する。
なお、特定フレーム0でページング広告メッセージPGADV00を受信すべきであったMS10は、特定フレーム0以外のどのフレーム1〜3でページング広告メッセージPGADV00が送信されるか分からないので、特定フレーム0以外の全てのフレーム1〜3を受信し、自分のTempIDを含むページング広告メッセージPGADV01〜PGADV03を受信するようにする。
また、図11では、フレーム2が空きフレームであったが、フレーム1,3が空きフレームである場合もある。この場合、RSは、フレーム1,3のいずれかのフレームにてページング広告メッセージPGADV00を送信することになる。
[ステップS25]BSは、フレーム3において、ページング広告メッセージPGADV03を送信する。RSは、フレーム3において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV03を送信する。
RSの配下に存在するMS13は、フレーム3にてRSから送信されるページング広告メッセージPGADV03を受信する。
なお、RSは、BSのモジュロ計算と同様の計算を行って、BSから受信したページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03に含まれるTempIDに基づき、BSから受信したページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03をどのフレームで送信するか決定できる。そして、RSは、空きフレームがあれば、その空きフレームに特定フレームで送信すべきであったページング広告メッセージを割り当ててMSに送信する。RSは、空きフレームがなければ、第2の実施の形態で説明したように、特定フレームとは別の予め決められたフレームでページング広告メッセージを送信するようにする。
なお、基地局のブロック図は図8と同様になる。また、中継局のブロック図は図9のスケジューラ55の機能が異なる。また、移動局のブロック図は図10のメッセージ制御部64bの機能が異なる。
第3の実施の形態に係る中継局のスケジューラ55は、特定フレームで送信すべきであるページング広告メッセージ以外のページング広告メッセージについては、モジュロ計算に基づいて決定したフレームに割り当てる。そして、スケジューラ55は、特定フレーム0で移動局に送信すべきであるページング広告メッセージPGADV00については、空きフレーム(ページング広告メッセージが割り当てられないフレーム)があれば、その空きフレームに割り当てるようにする。スケジューラ55は、空きフレームがなければ、第2の実施の形態で説明したように、予め決められたフレーム1〜3のいずれかにページング広告メッセージPGADV00を割り当てる。
第3の実施の形態に係る移動局のメッセージ制御部64bは、TempIDに基づくモジュロ計算をした結果、特定フレームでページング広告メッセージを受信すると算出したとする。この場合において、メッセージ制御部64bは、アイドルモードに入り、検出部64aによって中継局の配下に存在していると判断された場合には、特定フレーム以外の全てのフレームを受信するように無線インタフェース61を制御し、ページング広告メッセージPGADV00を受信する。
例えば、特定フレームをフレーム0とし、メッセージ制御部64bの算出したモジュロ計算結果が0であるとする。この場合、メッセージ制御部64bは、本来、ページング広告メッセージをフレーム0で受信すべきであるが、フレーム0とは別の全てのフレーム1〜3を受信するように無線インタフェース61を制御し、ページング広告メッセージPGADV00を受信するようにする。すなわち、メッセージ制御部64bは、特定フレーム0以外の全てのフレーム1〜3の受信を試み、ページング広告メッセージPGADV00を受信するようにする。
このように、中継局は、特定フレームに割り当てて送信すべきページング広告メッセージを、ページング広告メッセージが割り当てられなかった空きフレームに割り当て、自身の通信エリアに属する移動局に送信する。これにより、中継局が配下の移動局に送信するページング広告メッセージを特定フレーム以外のフレームに平滑化することができる。
次に、第4の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第3の実施の形態では、中継局は、特定フレームに割り当てて送信すべきページング広告メッセージを、ページング広告メッセージが割り当てられなかった空きフレームに割り当て、自身の通信エリアに属する移動局に送信した。例えば、図11において、特定フレーム0で送信すべきページング広告メッセージPGADV00を空きフレーム2で送信した。第4の実施の形態では、中継局は、特定フレームに割り当てて送信すべきページング広告メッセージを、特定フレーム以外のページング広告メッセージのデータサイズが最も小さいフレームに割り当て、自身の通信エリアに属する移動局に送信する。
図12は、第4の実施の形態に係る通信システムのシーケンス図である。図12には、BS、RS、およびMS10〜13のシーケンスが示してある。図12では、MS10〜MS13は、RSの通信エリアに存在しているとする。また、MS10〜MS13はアイドルモードに入り、アイドルモードに入る前にページングコントローラからTempID=0〜3が割り当てられたとする。また、MS10〜MS13は、割り当てられたTempID=0〜3に基づき、上述したモジュロ計算を行って、スーパーフレームの4フレームのうち、どのフレーム0〜3でページング広告メッセージを受信するかを決定している。また、BSは、フレーム0を特定フレームとし、フレーム0でRSにページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03の全てを送信するとする。
また、図12では、MSは、4台しか示していないが、モジュロ計算結果が‘0’となるMSがMS10の他にRS配下に2台存在(例えば、TempID=4,8が割り当てられたMSが存在)するとする。また、モジュロ計算結果が‘1’となるMSがMS11の他にRS配下に1台存在(例えば、TempID=5が割り当てられたMSが存在)するとする。また、モジュロ計算結果が‘2’となるMSがMS12の他にRS配下に3台存在(例えば、TempID=6,10,14が割り当てられたMSが存在)するとする。また、モジュロ計算結果が‘3’となるMSはMS13の他にRS配下に存在しないとする。
ページング広告メッセージは、メッセージに含まれる呼び出し対象の移動局の数によって、そのサイズが変わる。例えば、メッセージのヘッダサイズを6バイトとし、1台における移動局のTempIDのサイズを2バイトとする。この場合、上記例では、モジュロ計算結果が‘0’となる移動局は3台存在するので、ページング広告メッセージPGADV00のサイズは12バイトとなる。また、モジュロ計算結果が‘1’となる移動局は2台存在するので、ページング広告メッセージPGADV01のサイズは10バイトとなる。また、モジュロ計算結果が‘2’となる移動局は4台存在するので、ページング広告メッセージPGADV02のサイズは14バイトとなる。また、モジュロ計算結果が‘3’となる移動局は1台存在するので、ページング広告メッセージPGADV03のサイズは8バイトとなる。
RSは、基地局から受信したページング広告メッセージを配下のMSに送信するとき、特定フレーム0以外で送信するページング広告メッセージPGADV01〜PGADV03のサイズを算出する。RSは、受信したページング広告メッセージに含まれるTempIDに基づいて、ページング広告メッセージのサイズを算出できる。RSは、特定フレーム0に割り当てて送信すべきページング広告メッセージPGADV00を、特定フレーム0以外のページング広告メッセージのデータサイズが最も小さいフレーム3に割り当て、自身の通信エリアに属する移動局に送信する。
[ステップS31]BSは、ページングコントローラから、MS10〜MS13および上記した図12に図示しないMSのページング広告メッセージの送信要求を受信する。このとき、BSは、呼び出しを行うMSのTempIDを受信し、受信したTempIDに基づき、モジュロ計算を行って、スーパーフレームの4フレームのうちどのフレーム0〜3でページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を送信するか決定する。
[ステップS32]BSは、PLI2が到来すると、フレーム0において、モジュロ計算結果が‘0’となるTempIDを含むページング広告メッセージPGADV00と、モジュロ計算結果が‘0〜3’となるTempIDのそれぞれを含むページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03とを送信する。
なお、BSの配下にMSは存在しないので、モジュロ計算結果が‘0’となるTempIDを含むページング広告メッセージPGADV00は、モジュロ計算結果が‘0’となるMSによって受信されない。また、RSに送信するページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03は、1つのメッセージとして構成し、RSに送信するようにしてもよい。この場合、RSは、受信した1つのメッセージから、ページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を再構成する。
[ステップS33]BSは、フレーム1において、モジュロ計算結果が‘1’となるTempIDを含むページング広告メッセージPGADV01を送信する。RSは、フレーム1において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV01を送信する。
RSの配下に存在するMS11およびモジュロ計算結果が‘1’のMSは、フレーム1にてページング広告メッセージPGADV01を受信する。
[ステップS34]BSは、フレーム2において、モジュロ計算結果が‘2’となるTempIDを含むページング広告メッセージPGADV02を送信する。RSは、フレーム2において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV02を送信する。
RSの配下に存在するMS12およびモジュロ計算結果が‘2’のMSは、フレーム2にてページング広告メッセージPGADV02を受信する。
[ステップS35]BSは、フレーム3において、モジュロ計算結果が‘3’となるTempIDを含むページング広告メッセージPGADV03を送信する。RSは、フレーム3において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV03を送信する。また、RSは、ページング広告メッセージPGADV03のサイズが他のページング広告メッセージPGADV01,PGADV02に対して最も小さいので、フレーム3において、特定フレーム0に割り当てて送信すべきページング広告メッセージPGADV00を送信する。
RSの配下に存在するMS10,M13およびモジュロ計算結果が‘0’,‘3’のMSは、フレーム3にてページング広告メッセージPGADV03を受信する。
なお、特定フレーム0でページング広告メッセージPGADV00を受信すべきであったMS10およびモジュロ計算結果が‘0’のMSは、特定フレーム0以外のどのフレーム1〜3でページング広告メッセージPGADV00が送信されるか分からないので、特定フレーム0以外の全てのフレーム1〜3を受信し、自分のTempIDを有するページング広告メッセージPGADV00を受信するようにする。
なお、基地局のブロック図は図8と同様になる。また、中継局のブロック図は図9のスケジューラ55の機能が異なる。また、移動局のブロック図は図10のメッセージ制御部64bの機能が異なる。
第4の実施の形態に係る中継局のスケジューラ55は、特定フレームで送信すべきであるページング広告メッセージ以外のページング広告メッセージについては、モジュロ計算に基づいて決定したフレームに割り当てる。そして、スケジューラ55は、特定フレーム以外で送信するページング広告メッセージのサイズを算出し、特定フレームで送信すべきであるページング広告メッセージを、サイズの最も小さかったページング広告メッセージを送信するフレームに割り当てる。
第4の実施の形態に係る移動局のメッセージ制御部64bは、第3の実施の形態で説明したメッセージ制御部64bと同様である。すなわち、メッセージ制御部64bは、アイドルモードに入り、検出部64aによって中継局の配下に存在していると判断された場合には、特定フレーム以外のフレームでページング広告メッセージPGADV00の受信を行うように、無線インタフェース61を制御する。つまり、メッセージ制御部64bは、特定フレーム0以外の全てのフレーム1〜3の受信を試み、ページング広告メッセージPGADV00を受信するようにする。
このように、中継局は、特定フレームに割り当てて送信すべきページング広告メッセージを、ページング広告メッセージのサイズが最も小さいフレームに割り当て、自身の通信エリアに属する移動局に送信する。これにより、中継局は、配下の移動局に送信するページング広告メッセージのサイズを平滑化することができる。
次に、第5の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第5の実施の形態では、中継局は、特定フレームに割り当てて送信すべきページング広告メッセージを分割し、特定フレーム以外の複数のフレームに分散して割り当て、配下の移動局に送信する。
図13は、第5の実施の形態に係る通信システムのシーケンス図である。図13には、BS、RS、およびMS10〜MS14,MS18のシーケンスが示してある。図13では、MS10〜MS14,MS18は、RSの通信エリアに存在しているとする。また、MS10〜MS14,MS18はアイドルモードに入り、アイドルモードに入る前にページングコントローラからTempID=0〜4,8が割り当てられたとする。また、MS10〜MS14,MS18は、割り当てられたTempID=0〜4,8に基づき、上述したモジュロ計算により、スーパーフレームの4フレームのうち、どのフレーム0〜3でページング広告メッセージを受信するかを決定している。また、BSは、フレーム0を特定フレームとし、フレーム0でRSにページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03の全てを送信するとする。
RSは、特定フレーム0で送信すべきページング広告メッセージPGADV00に、複数のTempIDが含まれている場合、複数のTempIDを分割して特定フレーム以外のフレームに割り当て、各フレームで送信するようにする。すなわち、RSは、BSから受信したページング広告メッセージPGADV00を、ページング広告メッセージPGADV00に含まれるTempIDに基づき、新たにページング広告メッセージPGADV001〜003に分割し、特定フレーム0以外のフレーム1〜3に分散して割り当てる。
上記例の場合、BSから受信したページング広告メッセージPGADV00には、TempID=0,4,8が含まれている。RSは、これらのTempIDを抽出し、上記で説明したモジュロ計算とは別の新たなモジュロ計算を行って、TempID=0,4,8を送信するフレームを決定する。
新たなモジュロ計算は、次の式(1)で示される。
(TempID Mod 3)+1 …(1)
式(1)は、特定フレーム0で送信されるTempIDを特定フレーム0以外のフレーム1〜3に割り振るようになっており、MS10,MS14,MS18のTempIDを含むページング広告メッセージは、以下のフレームで送信される。
MS10(TempID=0):(0 mod 3)+1=1
MS14(TempID=4):(4 mod 3)+1=2
MS18(TempID=8):(8 mod 3)+1=3
これにより、TempID=0を有するページング広告メッセージPGADV001は、PLI1の2番目のフレーム1にて送信される。TempID=4を有するページング広告メッセージPGADV002は、PLI1の3番目のフレーム2にて送信される。TempID=8を有するページング広告メッセージPGADV003は、PLI1の4番目のフレーム3にて送信される。
MS10〜MS14,MS18は、モジュロ計算(TempID mod 4)によって、特定フレーム0でページング広告メッセージPGADV00を受信することになった場合、RSと同様に特定フレーム0以外のフレームを決定する式(1)を計算し、RSから送信されるページング広告メッセージPGADV001〜PGADV003を受信するフレームを決定する。例えば、TempID=4が割り当てられたMS14は、モジュロ計算結果が‘0’となる。従って、MS14は、式(1)に基づいて、TempID=4を有するページング広告メッセージPGADV002を、フレーム2で受信するようにする。
[ステップS41]BSは、ページングコントローラから、MS10〜MS14,MS18のページング広告メッセージの送信要求を受信する。このとき、BSは、呼び出しを行うMSのTempIDを受信し、受信したTempIDに基づき、モジュロ計算を行って、スーパーフレームの4フレームのうちどのフレーム0〜3でページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を送信するか決定する。
[ステップS42]BSは、PLI2が到来すると、フレーム0において、TempID=0,4,8を含むページング広告メッセージPGADV00と、TempID=0〜4,8のそれぞれを含むページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03と送信する。
なお、BSの配下にMS10〜MS14,MS18は存在しないので、TempID=0,4,8を含むページング広告メッセージPGADV00は、MS10,MS14,MS18によって受信されない。また、RSに送信するページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03は、1つのメッセージとして構成し、RSに送信するようにしてもよい。この場合、RSは、受信した1つのメッセージから、ページング広告メッセージPGADV01〜PGADV03,PGADV001〜PGADV003を生成する。
[ステップS43]BSは、フレーム1において、ページング広告メッセージPGADV01を送信する。RSは、フレーム1において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV01を送信する。また、RSは、特定フレーム0で送信すべきであったページング広告メッセージPGADV00のTempID=0を有するページング広告メッセージPGADV001をフレーム2にて送信する。
RSの配下に存在するMS10,MS11のそれぞれは、フレーム1にてページング広告メッセージPGADV01,PGADV001を受信する。
[ステップS44]BSは、フレーム2において、ページング広告メッセージPGADV02を送信する。RSは、フレーム2において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV02を送信する。また、RSは、特定フレーム0で送信すべきであったページング広告メッセージPGADV00のTempID=4を有するページング広告メッセージPGADV002をフレーム2にて送信する。
RSの配下に存在するMS12,MS14のそれぞれは、フレーム2にてページング広告メッセージPGADV02,PGADV002を受信する。
[ステップS45]BSは、フレーム3において、ページング広告メッセージPGADV03を送信する。RSは、フレーム3において、BSから受信したページング広告メッセージPGADV03を送信する。また、RSは、特定フレーム0で送信すべきであったページング広告メッセージPGADV00のTempID=8を有するページング広告メッセージPGADV003をフレーム3にて送信する。
RSの配下に存在するMS13,MS18のそれぞれは、フレーム3にてページング広告メッセージPGADV03,PGADV003を受信する。
なお、基地局のブロック図は図8と同様になる。また、中継局のブロック図は図9のスケジューラ55の機能が異なる。また、移動局のブロック図は図10のメッセージ制御部64bの機能が異なる。
第5の実施の形態に係る中継局のスケジューラ55は、特定フレームで送信すべきであるページング広告メッセージを、そのメッセージに含まれるTempIDに基づいて分割し、特定フレーム以外のフレームに分割して送信する。スケジューラ55は、上記した式(1)に従い、特定フレームで送信すべきTempIDを特定以外のフレームに割り当てる。
第5の実施の形態に係る移動局のメッセージ制御部64bは、ページングコントローラより割り当てられたTempIDのモジュロ計算結果(TempID mod 4)が‘0’であった場合、式(1)の新たなモジュロ計算を行い、ページング広告メッセージPGADV001〜PGADV003を受信するフレームを決定する。
例えば、ページングコントローラより割り当てられたTempIDが‘8’であったとする。この場合、モジュロ計算結果は‘0’となり、メッセージ制御部64bは、式(1)の新たなモジュロ計算を行い、ページング広告メッセージPGADV003を受信するフレーム3を決定する。すなわち、メッセージ制御部64bは、特定フレーム0でページング広告メッセージPGADV00を受信することになった場合、特定フレーム0以外のフレームを決定する式(1)を計算して、RSから送信されるページング広告メッセージPGADV001〜PGADV003を受信するフレームを決定する。
このように、中継局は、特定フレームに割り当てて送信すべきページング広告メッセージを、複数のフレームに分割して移動局に送信する。これにより、中継局の配下の移動局に送信するページング広告メッセージを平滑化して送信することができる。また、特定フレームにてページング広告メッセージを受信することとなった移動局は、式(1)に示したモジュロ計算によって決定されるフレームにてページング広告メッセージの受信を試みればよく、消費電力を低減することができる。
なお、中継局は、フレーム1〜3のそれぞれで送信するページング広告メッセージを1つにして移動局に送信してもよい。例えば、ページング広告メッセージPGADV01,PGADV001をマージして移動局に送信してもよい。
次に、第6の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第6の実施の形態では、中継局は、特定フレームにてBSから受信した移動局のTempID等の情報を抽出し、基地局とは異なる送信ルールによって、ページング広告メッセージを生成し、PLIの特定フレーム以外のフレームで送信する。
図14は、第6の実施の形態に係る通信システムのシーケンス図である。図14には、BS、RS、およびMS10〜13のシーケンスが示してある。図14では、MS10〜MS13は、RSの通信エリアに存在しているとする。また、MS10〜MS13はアイドルモードに入り、アイドルモードに入る前にページングコントローラからTempID=0〜3が割り当てられたとする。
RSは、特定フレーム0にてBSからページング広告メッセージPGADV00〜03を受信すると、ページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03に含まれるTempIDを抽出する。RSは、抽出したTempIDによって、上記とは別の新たなモジュロ計算を行い、それぞれのTempIDを送信するフレームを決定する。
新たなモジュロ計算は、次の式(2)で示される。
(TempID Mod 3)+1 …(2)
よって、MS10〜MS13のTempIDを送信するフレームは、次のように決定される。
MS10(TempID=0):(0 mod 3)+1=1
MS11(TempID=1):(1 mod 3)+1=2
MS12(TempID=2):(2 mod 3)+1=3
MS13(TempID=3):(3 mod 3)+1=1
これにより、TempID=0および3は、PLI1の2番目のフレーム1のページング広告メッセージPGADV011にて送信される。TempID=1は、PLI1の3番目のフレーム2のページング広告メッセージPGADV022にて送信される。TempID=2は、PLI1の4番目のフレーム3のページング広告メッセージPGADV033にて送信される。すなわち、式(2)は、特定フレーム0以外のフレームにページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033を割り当てるようにする。
MS10〜MS13は、RS配下に存在している場合、RSと同様に式(2)のモジュロ計算を行って、受信するフレーム1〜3を決定する。MS10〜MS13は、BSの配下に存在している場合は、第2の実施の形態で説明したモジュロ計算(TempID mod 4)により、受信するフレーム0〜3を決定する。
[ステップS51]BSは、ページングコントローラから、MS10〜MS13のページング広告メッセージの送信要求を受信する。このとき、BSは、呼び出しを行うMS10〜MS13のTempIDを受信し、受信したTempIDに基づき、モジュロ計算を行って、スーパーフレームの4フレームのうちどのフレーム0〜3でページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を送信するか決定する。
[ステップS52]BSは、PLI2が到来すると、フレーム0において、TempID=0を含むページング広告メッセージPGADV00と、TempID=0〜3のそれぞれを含むページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03とを送信する。
なお、BSの配下にMS10〜MS13は存在しないので、TempID=0を含むページング広告メッセージPGADV00は、MS10によって受信されない。また、RSに送信するページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03は、1つのメッセージとして構成し、RSに送信するようにしてもよい。この場合、RSは、受信した1つのメッセージから、ページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033を生成する。
[ステップS53]BSは、フレーム1において、ページング広告メッセージPGADV01を送信する。RSは、式(2)のモジュロ計算に基づき、フレーム1において、TempID=0,3を有するページング広告メッセージPGADV011を送信する。
RSの配下に存在するMS10,MS13のそれぞれは、式(2)に基づき、フレーム1にてページング広告メッセージPGADV011を受信する。
[ステップS54]BSは、フレーム2において、ページング広告メッセージPGADV02を送信する。RSは、式(2)のモジュロ計算に基づき、フレーム2において、TempID=1を有するページング広告メッセージPGADV022を送信する。
RSの配下に存在するMS11は、式(2)に基づき、フレーム2にてページング広告メッセージPGADV022を受信する。
[ステップS55]BSは、フレーム3において、ページング広告メッセージPGADV03を送信する。RSは、式(2)のモジュロ計算に基づき、フレーム3において、TempID=2を有するページング広告メッセージPGADV033を送信する。
RSの配下に存在するMS12は、式(2)に基づき、フレーム3にてページング広告メッセージPGADV033を受信する。
図15および図16は、フレームの構成例を示した図である。図15のフレームは、例えば、図14におけるBSのフレーム1における構成例を示している。また図16は、例えば、図14におけるRSのフレーム1の構成例を示している。
フレーム1では、BSからBS配下のMSへのデータ送信と、RSからRS配下のMSへのデータ送信が行われる。よって、図15に示すように,BSのフレームにおけるDLサブフレームの領域は、BSからBS配下のMSへデータ送信を行う領域(図中BS→MS)と、BSからRSへデータ送信を行う領域(図中BS→RS送信用領域)とに分けられる。そして、BSからBS配下のMSへデータ送信を行う領域にて、ページング広告メッセージPGADV01が送信される。一方、図16に示すように、RSのフレームにおけるDLサブフレームの領域は、RSからRS配下のMSへデータ送信を行う領域(図中RS→MS)と、BSから送信されたデータの受信を行う領域(図中BS→RS受信用領域)とに分けられる。そして、RSからRS配下のMSへデータ送信を行う領域にて、ページング広告メッセージPGADV011が送信される。ページング広告メッセージPGADV011には、TempID=0,3が含まれている。
なお、基地局のブロック図は図8と同様になる。また、中継局のブロック図は図9のスケジューラ55の機能が異なる。また、移動局のブロック図は図10のメッセージ制御部64bの機能が異なる。
第6の実施の形態に係る中継局のスケジューラ55は、特定フレームにて基地局からページング広告メッセージを受信すると、受信したページング広告メッセージからTempIDを抽出する。スケジューラ55は、抽出したTempIDに基づき、式(2)のモジュロ計算を行って、抽出したTempIDを送信するフレームを割り当てる。
第6の実施の形態に係る移動局のメッセージ制御部64bは、検出部64aの検出結果に基づいて、ページング広告メッセージを受信するフレームを切り替える。例えば、メッセージ制御部64bは、検出部64aによって基地局の配下に存在していると検出された場合、TempID mod 4に基づいて、ページング広告メッセージを受信するフレームを決定する。メッセージ制御部64bは、検出部64aによって中継局の配下に存在していると検出された場合、式(2)に基づいて、ページング広告メッセージを受信するフレームを決定する。すなわち、メッセージ制御部64bは、中継局の配下に存在している場合、特定フレーム0以外のフレームを決定する式(2)を計算して、RSから送信されるページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033を受信するフレームを決定する。
このように、中継局は、基地局から送信されるページング広告メッセージからTempIDを抽出し、特定フレーム以外のフレームでページング広告メッセージを送信するモジュロ計算に基づき、抽出したTempIDを送信するフレームを決定する。これにより、移動局に送信するページング広告メッセージの数を平滑化することができる。また、移動局は、中継局からページング広告メッセージを受信する場合、式(2)に示したモジュロ計算によって決定されるフレームにてページング広告メッセージの受信を試みればよく、消費電力を低減することができる。
なお、上記では、中継局はTempIDを抽出するとしたが、その他のアクションコードなどの情報を抽出し、ページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033にて送信する場合もある。
次に、第7の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。第7の実施の形態では、第6の実施の形態において中継局が行っていた式(2)のモジュロ計算を基地局が行う。
図17は、第7の実施の形態に係る通信システムのシーケンス図である。図17には、BS、RS、およびMS10〜MS13のシーケンスが示してある。図17では、MS10〜MS13は、RSの通信エリアに存在しているとする。また、MS10〜MS13はアイドルモードに入り、アイドルモードに入る前にページングコントローラからTempID=0〜3が割り当てられたとする。
BSは、ページングコントローラからメッセージ送信要求を受信し、TempIDを受信すると、RSが特定フレーム以外のフレームで、RS自身の通信エリアに属するMSに送信するためのページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033を生成し、特定フレーム0に割り当てる。例えば、BSは、上記で説明した式(2)のモジュロ計算を行って、RSが配下のMS10〜MS13に特定フレーム以外で送信するためのページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033を生成する。より具体的には、BSは、式(2)に基づき、RSがTempID=0,3をフレーム1で送信するように決定して、RSが配下のMSに送信するためのページング広告メッセージPGADV011を生成する。また、BSは、式(2)に基づき、RSがTempID=1をフレーム2で送信するように決定して、RSが配下のMSに送信するためのページング広告メッセージPGADV022を生成する。
RSは、特定フレーム0にてページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033を受信すると、それぞれのメッセージを特定フレーム0以外で送信する。例えば、RSは、フレーム1にてページング広告メッセージPGADV011を送信する。RSは、フレーム2にてページング広告メッセージPGADV022を送信する。RSは、フレーム3にてページング広告メッセージPGADV033を送信する。
MS10〜13は、RSの配下に存在している場合は、上記の式(2)のモジュロ計算により、受信するフレーム1〜3を決定する。MS10〜MS13は、BSの配下に存在している場合は、第2の実施の形態で説明したモジュロ計算(TempID mod 4)により、受信するフレーム0〜3を決定する。
[ステップS61]BSは、ページングコントローラから、MS10〜MS13のページング広告メッセージの送信要求を受信する。このとき、BSは、呼び出しを行うMS10〜MS13のTempIDを受信し、受信したTempIDに基づき、モジュロ計算(TempID mod 4)を行って、スーパーフレームの4フレームのうちどのフレーム0〜3でページング広告メッセージPGADV00〜PGADV03を送信するか決定する。
また、BSは、式(2)のモジュロ計算を行って、RSが特定フレーム0以外のフレーム1〜3で配下のMS10〜MS13に送信するためのページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033を生成する。
[ステップS62]BSは、PLI2が到来すると、フレーム0において、TempID=0を含むページング広告メッセージPGADV00と、TempID=0〜3のそれぞれを含むページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033とを送信する。
なお、BSの配下にMS10〜MS13は存在しないので、TempID=0を含むページング広告メッセージPGADV00は、MS10によって受信されない。また、RSに送信するページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033は、1つのメッセージとして構成し、RSに送信するようにしてもよい。
[ステップS63]BSは、フレーム1において、ページング広告メッセージPGADV01を送信する。RSは、BSから受信したページング広告メッセージPGADV011を送信する。
RSの配下に存在するMS10,MS13のそれぞれは、式(2)に基づき、フレーム1にてページング広告メッセージPGADV011を受信する。
[ステップS64]BSは、フレーム2において、ページング広告メッセージPGADV02を送信する。RSは、BSから受信したページング広告メッセージPGADV022を送信する。
RSの配下に存在するMS11は、式(2)に基づき、フレーム2にてページング広告メッセージPGADV022を受信する。
[ステップS65]BSは、フレーム3において、ページング広告メッセージPGADV03を送信する。RSは、BSから受信したページング広告メッセージPGADV033を送信する。
RSの配下に存在するMS12は、式(2)に基づき、フレーム3にてページング広告メッセージPGADV033を受信する。
なお、基地局のブロック図は図8のメッセージ制御部34aの機能が異なる。また、中継局のブロック図は図9のスケジューラ55の機能が異なる。また、移動局のブロック図は図10のメッセージ制御部64bの機能が異なる。
第7の実施の形態に係る基地局のメッセージ制御部34aは、図8で説明したように、TempID mod 4のモジュロ計算を行うとともに、式(2)のモジュロ計算を行って、ページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033を生成する。生成されたページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033は、スケジューラ33によって特定フレームに割り当てられ、RSに送信される。
第7の実施の形態に係る中継局のスケジューラ55は、例えば、ページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033に含まれるフレーム情報によって、各メッセージをフレーム1〜3に割り当てる。例えば、ページング広告メッセージPGADV011〜PGADV033のそれぞれには、‘1〜3’のフレーム情報が含まれており、スケジューラ55は、‘1’のフレーム情報を含むページング広告メッセージPGADV011においては、フレーム1に割り当てて送信するようにする。
第7の実施の形態に係る移動局のメッセージ制御部64bは、第6の実施の形態で説明したように、TempID mod 4または式(2)のモジュロ計算に基づいて、ページング広告メッセージを受信するフレームを決定する。
このように、基地局は、中継局が特定フレーム以外のフレームにて、配下の移動局に送信するためのページング広告メッセージを生成する。そして、基地局は、生成したページング広告メッセージを特定フレームに割り当てて中継局に送信する。これにより、中継局が移動局に送信するページング広告メッセージの数を平滑化することができる。また、移動局は、中継局からページング広告メッセージを受信する場合、式(2)に示したモジュロ計算によって決定されるフレームにてページング広告メッセージの受信を試みればよく、消費電力を低減することができる。
以下、第2の実施の形態から第7の実施の形態におけるBS、RS、およびMSの動作を、フローチャートを用いて説明する。以下で示す第1のルールとは、BSが自身の配下にページング広告メッセージを送信するための処理および手順をいい、第2のルールとは、RSが自身の配下にページング広告メッセージを送信するための処理および手順をいう。
図18は、BSのフローチャートである。
[ステップS71]BSは、ページングコントローラから、ページング広告メッセージのメッセージ送信要求を受信する。
[ステップS72]BSは、第1のルールに基づいて、自身の配下に存在するMSに送信するページング広告メッセージを生成する。
[ステップS73]BSは、第2のルールに基づいて、RSが自身の配下に存在するMSに送信するためのページング広告メッセージを生成する。この処理は、図17のステップS61に対応し、第7の実施の形態を実施する場合に実行される。
[ステップS74]BSは、PLIの到来により、ステップS72で生成したページング広告メッセージを第1のルールに基づいて、MSに送信する。
[ステップS75]BSは、ステップS72(第7の実施の形態の場合はさらにステップS73)で生成したページング広告メッセージをRSへ送信する。
図19は、RSのフローチャートである。
[ステップS81]RSは、BSからのページング広告メッセージを受信する。
[ステップS82]RSは、第2のルールに基づいて、ページング広告メッセージの分割を行う。なお、この処理は、第6の実施の形態を実施する場合に実行される。
[ステップS83]RSは、ステップS81で受信されたページング広告メッセージ(第6の実施の形態の場合はステップS82で分割したページング広告メッセージ)を第2のルールに基づき、配下のMSへ送信する。
図20は、MSのフローチャートである。
[ステップS91]MSは、DL方向の無線信号を受信する。
[ステップS92]MSは、受信した無線信号の送信元を検出する。
[ステップS93]MSは、受信した無線信号の送信元がBSであるか否か判断する。BSの場合、ステップS94へ進む。BSでない場合、すなわち、送信元がRSの場合、ステップS95へ進む。
[ステップS94]MSは、第1のルールに基づき、ページング広告メッセージを受信する。
[ステップS95]MSは、第2のルールに基づき、ページング広告メッセージを受信する。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
1 基地局
2 中継局
3〜6 移動局

Claims (9)

  1. 基地局から複数の移動局に対するページング情報を複数のフレームに分けて送信する通信システムであって、
    前記基地局は、複数の前記移動局への前記ページング情報を特定フレームにまとめてマッピングして、前記基地局と複数の前記移動局との通信を中継する中継局に対して送信し、
    前記中継局は、前記特定フレームを受信し、前記特定フレームにマッピングされた複数の前記移動局への前記ページング情報を所定の規則に基づいて前記複数のフレームにおける残りのフレームに分けてマッピングして、複数の前記移動局に対して送信し、
    前記移動局は、前記中継局の配下に属している場合、前記所定の規則に基づいて、前記残りのフレームを受信して自身に対する前記ページング情報を取得する、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記複数のフレームは、周期的に到来し、前記ページング情報には、前記移動局が待機状態に入るときに上位装置から割り当てられた識別子が含まれることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記基地局は、前記中継局が前記残りのフレームで自身の配下に属する前記移動局に前記ページング情報を送信するための中継局ページング情報を生成して前記特定フレームにマッピングすることを特徴とする請求項1または2記載の通信システム。
  4. 前記中継局は、前記特定フレームにマッピングすることになっていた前記ページング情報を、予め決められたフレームにマッピングすることを特徴とする請求項1または2記載の通信システム。
  5. 前記中継局は、前記特定フレームにマッピングすることになっていた前記ページング情報を、前記ページング情報がマッピングされなかった空きフレームにマッピングすることを特徴とする請求項1または2記載の通信システム。
  6. 前記中継局は、前記特定フレームにマッピングすることになっていた前記ページング情報を、送信データサイズの最も小さいフレームにマッピングすることを特徴とする請求項1または2記載の通信システム。
  7. 前記移動局は、前記中継局の配下に属している場合で、前記特定フレームにて前記ページング情報を受信することになっていた場合には、前記ページング情報を受信するフレームを前記特定フレームとは異なる予め決められたフレームに変更することを特徴とする請求項1または2記載の通信システム。
  8. 複数の移動局に対してページング情報を複数のフレームに分けて送信する基地局と複数の前記移動局との通信を中継する中継局であって、
    前記複数のフレームのうちの特定フレームにまとめてマッピングされた前記ページング情報を前記基地局から受信し、前記ページング情報を所定の規則に基づいて前記複数のフレームにおける残りのフレームに分けてマッピングして、複数の前記移動局に対して送信する、
    ことを特徴とする中継局。
  9. ページング情報を複数のフレームに分けて送信する基地局または前記ページング情報を中継する中継局から前記ページング情報を受信する移動局であって、
    前記中継局の配下に属している場合、前記中継局が前記複数のフレームのうちの特定フレームにまとめてマッピングされた前記ページング情報を前記基地局から受信し、所定の規則に基づいて前記複数のフレームにおける残りのフレームに分けてマッピングして送信した前記ページング情報を、前記所定の規則に基づいて、前記残りのフレームを受信して自身に対する前記ページング情報を取得する、
    ことを特徴とする移動局。
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