JP5413226B2 - 光源設定値調整方法、検査方法および検査装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の装置は、ワークの表面に対して照明光を照射し、このワークを撮像して画像データを取得する。そして、取得した画像データの実際の照度と予め設定されている基準照度とを比較し、この照度差に応じて照明の照度を補正している。
検査領域内には複数の輝度検出領域が予め設定されている。検査領域に対して光源設定値の異なる複数の光を順次照射し、当該検査領域の1つの輝度検出領域を撮像して画像データを得る。そして、この画像データに基づいて異物の有無の判定を行う。異物がないと判定された場合は、撮像した画像データに基づいて、照射された光の光源設定値に対する輝度を測定する。一方、異物があると判定された場合は、異物がないと判定されるまで、当該検査領域に予め設定されている他の輝度検出領域に対して上述と同様に異物の判定を行う。このようにして、当該検査領域における各光源設定値と各光源設定値に対する輝度が得られるため、これらの関係式を算出し、この関係式に基づいて画像データにおける最適な輝度を得るための光源設定値を設定する。以上の処理を、全ての検査領域に対して実施し、検査領域毎に最適な光源設定値を設定する。
また、検査を行う際には、毎回上述した光源設定値の調整を行うので、光源素子の劣化や使用環境等に応じた最適な光度を得られる光源設定値を調整することができる。
さらに、最適な光度を得られる光源設定値で検査を行うことで、異物が生じている検査対象の検査を一定の輝度条件で安定して実施することができる。
ここで、基準光源設定値とは、検査対象に対して予め設定された光源設定値であり、種々の検査で基準となる光源設定値である。
これによれば、検査領域に異物が多数存在している場合でも基準光源設定値を設定することができるので、検査処理を停止せずに続行することができ、製造工程において有用性が高い。なお、基準光源設定値は、当該検査対象に対して予め設定された基準値であるので、ある程度の精度を保った検査を行うことができる。
検査対象には複数の基準領域が予め設定されており、この基準領域に対して光源設定値の異なる光を順次照射し、基準領域を撮像して画像データを得る。そして、この画像データに基づいて異物の有無の判定を行う。異物がないと判定された場合は、撮像した画像データに基づいて、照射された光の光源設定値に対する輝度を測定する。一方、異物があると判定された場合は、異物がないと判定されるまで、当該検査領域に予め設定されている他の基準領域に対して上述と同様に異物の判定を行う。
このようにして、基準領域における各光源設定値と各光源設定値に対する輝度が得られるため、これらの関係式を算出し、この関係式に基づいて画像データにおける最適な輝度を得るための基準光源設定値を設定する。
このように、異物のない基準領域の輝度を測定し、照射した光の光源設定値と、この高原設定値に対する輝度との関係に基づいて、検査に最適な基準光源設定値を設定するため、検査対象に異物(欠陥)が生じている場合でも、検査に最適な光度を得ることができ、安定した検査処理を実施することができる。
検査対象には複数の検査領域が設けられているため、いずれかの検査領域には上述の処理により光源設定値が設定されている可能性が高い。したがって、全ての輝度検出領域に異物ありと判定されて光源設定値が設定不能となった検査領域に対しては、他の検査領域に設定された光源設定値を、当該検査領域の光源設定値として設定する。
これによれば、検査領域に異物が多数存在している場合でも光源設定値を設定することができるので、検査処理を停止せずに続行することができ、製造工程において有用性が高い。なお、同一の検査対象の他の検査領域に設定された光源設定値であれば、ある程度の精度を保った検査を行うことができる。
この発明では、画像データにおける輝度検出領域に対して二値化処理を行う。すなわち、輝度検出領域の全画素の輝度を測定し、所定の閾値に基づいてこれらの輝度を二値化する。例えば、所定の閾値以下の輝度である画素があれば異物ありと判定する。
これによれば、測定した輝度と閾値との比較を行うだけでよいので、処理の高速化を図ることができる。
また、光源設定値設定手段により設定された光源設定値による光を光照射手段から照射し、その反射光を撮像手段により撮像し、検査手段により撮像された画像データに基づいて検査対象の検査を実施することで、異物の有無に対応した最適な輝度を得ることができる。すなわち一定の輝度条件の下で安定した検査処理を実施することができる。
[1.検査装置の構成]
図1において、検査装置1は、載置部2に載置された検査対象10を撮像し、撮像された画像に基づいて各種検査を実施する装置である。検査装置1としては、例えば、液晶パネルなどの表示体の検査装置、半導体ウェハーなどの構造物の構造形状や付着物の有無を検査する検査装置などの撮像画像に基づいて精密に欠陥などを検査する検査装置や、検査対象の詳細形状を検査する顕微鏡などにも適用できる。また、本実施形態では、検査対象10として、例えば半導体ウェハーに形成されたインクジェットプリンターヘッドを対象とする。
この検査装置1は、検査対象10を載置する載置部2と、光検出手段としての撮像部3と、撮像部3を保持するZステージ4と、検査対象10に検査光を照射する光照射手段である光源装置5と、制御装置6とを備えている。
ここで、半導体ウェハーを検査する際は、チップ毎に撮像範囲を分割して行うため、光源装置5の光源電圧値はチップ毎に設定される。
また、各チップには複数の輝度検出領域が予め設定されており、異物のない輝度検出領域の輝度に基づいて最適な光源電圧値を設定する。
CCDカメラ31は、図示は省略するが複数の撮像素子をマトリクス状に配列した撮像面を備えている。これらの撮像素子は、入射光を受光すると、光電変換処理により受光量に応じた電気信号を生成する。そして、CCDカメラ31は、入射する光に応じて各撮像素子から出力される電気信号を撮像画像データとして、制御装置6に出力する。
具体的には、光源装置5は、図示は省略するが、例えば、白色光源と、波長可変フィルターと、を備えている。そして、このような光源装置5は、光源制御信号に基づいて、波長可変フィルターに印加する電圧(光源電圧値)を変化させることで、波長可変フィルターを透過する波長域を変化させ、所定波長の光を射出する。本実施形態では、所定の光源電圧値を設定することでそれに対応する所定波長の光を射出させる。
そして、この制御装置6は、入出力部61と、入力操作部62と、記憶部63と、演算処理部64と、を備えている。
フィルター処理は、図2に示すフィルター12を用いて行う。異物判定手段643は、撮像画像データの画素の中から処理対象となる画素を順次選択し、フィルター12を適用する。フィルター12は、縦および横の画素数が設定されており、本実施形態では11×11ピクセルが設定されている。フィルター12は、選択画素を合わせる画素Aと、画素Aの左右に所定距離(フィルター12では2画素分)だけ離れた周辺画素X1,X2と、画素Aの上下に所定距離(フィルタ−12では2画素分)だけ離れた周辺画素Y1,Y2とを備えている。異物判定手段643は、周辺画素X1,X2,Y1,Y2に対応する撮像画像データの画素の輝度を測定し、フィルター値を算出する。具体的には、以下の式(1)に示すように、周辺画素X1とX2との輝度差の絶対値を第1のフィルター値とし、以下の式(2)に示すように、周辺画素Y1とY2との輝度差の絶対値を第2のフィルター値とする。
第2のフィルター値=|Y1−Y2| …(2)
ここで、具体的な数値を用いて説明する。周辺画素X1の輝度が180、周辺画素X2の輝度が175、周辺画素Y1の輝度が170、周辺画素Y2の輝度が145、閾値が20であるとする。第1のフィルター値=|180−175|=5、第2のフィルター値=|170−145|=25となり、第2のフィルター値>閾値(20)であるため、異物ありと判定する。
処理対象の画素に異物ありと判定された場合は、輝度測定手段644は、撮像対象となっているチップに予め設定された他の輝度検出領域が記憶部63に登録されているか否かを検出し、登録されている場合は、XYZ駆動制御手段641に当該他の輝度検出領域の位置データを出力する。一方、他の輝度検出領域が記憶部63に登録されていない場合は、基準光源電圧値調整工程においては検査装置1を停止して処理を終了し、チップ光源電圧値調整工程においては基準光源電圧値調整工程で設定された基準光源電圧値を当該チップの光源電圧値として設定する。
光源装置5に出力する光源電圧値としては、予め設定されている光源電圧値を出力すればよい。例えば本実施形態では1≦n≧10であり、設定光nとして、設定光1(50Vの光源電圧値)、設定光2(70Vの光源電圧値)、設定光3(90Vの光源電圧値)、設定光4(110Vの光源電圧値)、設定光5(130Vの光源電圧値)、設定光6(150Vの光源電圧値)、設定光7(170Vの光源電圧値)、設定光8(190Vの光源電圧値)、設定光9(210Vの光源電圧値)、設定光10(230Vの光源電圧値)を順次設定する。なお、光源装置5に設定する光源電圧値、および数については、これに限定されない。
光源電圧値設定手段646は、関係式演算手段645により算出された光源電圧値と輝度との関係式に基づいて、検査光として最適となる光源電圧値を設定する。具体的には、光源電圧値設定手段646は、記憶部63に予め記憶されている最適輝度を上述の関係式に当てはめ、得られる光源電圧値を設定する。
次に、検査装置1の動作を図面に基づいて説明する。
本実施形態では、図3に示すように、検査装置1は基準となる光源電圧値を設定する基準光源電圧値調整工程(ステップS1)を実行した後、チップ毎の光源電圧値を設定するチップ光源電圧値調整工程(ステップS2)を実行し、チップ毎に設定された光源電圧値を光源装置5に設定して各チップの検査を行う検査工程(ステップS3)を実行する。
以下に各工程を詳述する。
基準光源電圧値調整工程を図4に基づいて説明する。この工程では、次工程であるチップ光源電圧値調整工程で用いられる基準光源電圧値の設定を行う。すなわち、検査対象10である半導体ウェハーの被検査面の任意の基準領域に対する光源電圧値を設定する工程である。
また、制御装置6は、測定変数nを初期化し、n=1を設定する。測定変数nには、上述の設定光1〜10に示す光源電圧値がそれぞれ設定されている。
これにより、検査対象10に設定光nが照射され、反射光が撮像部3に入射する。撮像部3は、反射光が受光すると、受光量に応じた撮像画像データを生成し、生成した撮像画像データを制御装置6に出力する(ステップS13)。
基準領域内に異物ありと判定された場合は、輝度測定手段644は、撮像対象となっている半導体ウェハー内の他の基準領域が記憶部63に登録されているか否かを判定する(ステップS15)。
他の基準領域が記憶部63に記憶されている場合は、輝度測定手段644はXYZ駆動制御手段641に当該他の基準領域の位置データを出力し、ステップS11へ戻る。
一方、他の基準領域が記憶部63に登録されていない場合は、輝度測定手段644は検査装置1の動作を停止して処理を終了する(ステップS16)。
このようにして、検査対象10を検査する際の基準光源電圧値が求められる。
次に、チップ光源電圧値調整工程を図6に基づいて説明する。基準光源電圧値調整工程では検査対象10に対して1つの光源電圧値が設定されるのに対し、チップ光源電圧値調整工程では検査対象10の被検査面に配列されたチップ毎に光源電圧値が設定される。
また、制御装置6は、測定変数nを初期化し、n=1を設定する。測定変数nには、光源電圧値がそれぞれ予め設定されている。
これにより、検査対象10に設定光nが照射され、反射光が撮像部3に入射する。撮像部3は、反射光が受光すると、受光量に応じた撮像画像データを生成し、生成した撮像画像データを制御装置6に出力する(ステップS23)。
撮像画像データに異物ありと判定された場合は、輝度測定手段644は、撮像対象となっているチップ内の他の輝度検出領域が記憶部63に登録されているか否かを判定する(ステップS25)。
他の輝度検出領域が記憶部63に記憶されている場合は、輝度測定手段644はXYZ駆動制御手段641に当該他の輝度検出領域の位置データを出力し、ステップS21へ戻る。
一方、他の輝度検出領域が記憶部63に登録されていない場合は、輝度測定手段644は基準光源電圧値調整工程で設定された基準光源電圧値を当該チップの光源電圧値として設定する。(ステップS26)。
具体的には、図5に示すグラフにおいて、最適輝度が200である場合、検査光の最適光源電圧値は190となる。
全てのチップの光源電圧値の設定を終了していない場合、終了判定手段647は、未設定の他のチップの測定位置を記憶部63から抽出してXYZ駆動制御手段641に出力し、ステップS21へ戻る。制御装置6は、XYZ駆動制御手段641により、入力された新しいチップの測定位置に基づいて載置部2のXYステージ22、およびZステージ4に所定の駆動制御信号を出力し、検査対象10の他のチップ内の輝度検出領域が撮像部3により撮像される状態に、検査対象10および撮像部3を移動させ、ステップS22〜S31の処理を繰り返し実行する。このとき、制御装置6は、チップ毎に測定変数nを初期化(n=1)する。
全てのチップの光源電圧値の設定を終了すると、検査手段648は、ステップS3にてチップ毎に設定された光源電圧値を光源装置5に設定し、この光源電圧値による検査光を検査対象10に照射し、撮像部3から入力される各チップの撮像画像データに基づいて、所定の検査処理を実施する。この検査処理としては、例えば、撮像画像データの輝度分布により輝度ムラを検査する輝度ムラ検査処理、各画素のRGB階調値の分布により色ムラを検査する色ムラ検査処理、構造物の外形欠陥を輝度により検査する形状欠陥検査処理、検査対象10上の明欠陥や暗欠陥を検出する検査処理などが挙げられる。
以上の実施形態にかかる検査装置1によれば、以下の作用効果を奏することができる。
上述のチップ光源電圧値調整工程における輝度測定工程では、輝度測定手段644により設定光(光源電圧値)を変更して各光源電圧値に対する輝度をチップ毎に測定する。このとき、異物判定手段643によりチップ毎に設定された輝度検出領域の撮像画像データに基づいて異物(欠陥)の有無の判定を行い、異物なしと判定された輝度検出領域における輝度を測定する。すなわち、異物(欠陥)のない領域で輝度を検出している。この後、関係式演算手段645により、各光源電圧値と測定した輝度との関係式を算出(グラフ化)し、光源電圧値設定手段646は各チップの検査に最適な(検査に必要な輝度が得られる)光源電圧値をチップ毎に設定する。
また、チップ毎に検査に最適な光源電圧値が設定されるので誤検出を防止することができ、安定した検査処理を実施することができる。
このため、関係式演算手段645では、チップ毎に検査に最適な検査光を照射可能な関係式を算出することができる。したがって、この関係式に検査に最適な輝度を当てはめることで得られる光源電圧値を用いれば、検査対象10の被検査面に異物があったとしても常に検査に最適な輝度を得ることができ、安定した検査処理を実施することができる。
このため、検査対象10の被検査面に異物があることにより輝度が変動する場合でも、検査対象10の検査に最適な基準光源電圧値を設定することができる。このような最適な基準光源電圧値を、チップ光源電圧値調整工程において各チップの全ての輝度検出領域に異物がある場合に設定するので、異物がある場合でも検査装置1を停止させることなく検査処理を続行することができる。すなわち、スムーズな検査処理を行うことができ、製造現場において有用性が高い。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等が可能である
これによれば、輝度と閾値との比較という簡単な処理を行うだけでよいので、処理の高速化を図ることができる。また、回路構成が簡単になり、装置の小型化を図ることができる。
Claims (8)
- 複数の検査領域を有する検査対象に対して前記検査領域毎に検査光を照射する光源装置の光源設定値を調整する光源設定値調整方法であって、
前記検査領域は、予め設定された複数の輝度検出領域を有し、
前記検査領域に対して光源設定値の異なる複数の光を順次照射する光照射工程と、
前記光照射工程で光を照射された検査領域が有する複数の輝度検出領域のうち1つの輝度検出領域を撮像する撮像工程と、
前記撮像工程で撮像された画像データに基づいて異物の有無を判定する異物判定工程と、
前記異物判定工程で異物がないと判定された場合は当該輝度検出領域の画像データにおける輝度を測定し、前記異物判定工程で異物があると判定された場合は他の輝度検出領域に対して前記光照射工程、前記撮像工程、および前記異物判定工程を、異物がないと判定されるまで繰り返し実施する輝度測定工程と、
前記各光源設定値と各光源設定値における輝度との関係式を演算する関係式演算工程と、
前記関係式に基づいて前記検査領域毎に光源設定値を設定する光源設定値設定工程と、を備えた
ことを特徴とする光源設定値調整方法。 - 請求項1に記載の光源設定値調整方法において、
前記輝度測定工程において、前記検査領域に予め設定された全ての輝度検出領域に異物があると判定された場合は、予め設定された基準光源設定値を当該検査領域の光源設定値として設定する
ことを特徴とする光源設定値調整方法。 - 請求項2に記載の光源設定値調整方法において、
前記基準光源設定値は、
前記検査対象の被検査面に予め設定された基準領域に対して光源設定値の異なる複数の光を順次照射する基準光照射工程と、
前記基準領域を撮像する基準撮像工程と、
前記基準撮像工程で撮像された画像データに基づいて異物の有無を判定する基準異物判定工程と、
前記基準異物判定工程で異物がないと判定された場合は前記基準領域の画像データにおける輝度を測定し、前記基準異物判定工程で異物があると判定された場合は他の基準領域に対して前記基準光照射工程、前記基準撮像工程、および前記基準異物判定工程を、異物がないと判定されるまで繰り返し実施する基準輝度測定工程と、
前記各光源設定値とこの各光源設定値における輝度との関係式を演算する基準関係式演算工程と、
前記関係式に基づいて基準光源設定値を設定する基準光源設定値設定工程と、により設定される
ことを特徴とする光源設定値調整方法。 - 請求項2に記載の光源設定値調整方法において、
前記基準光源設定値は、他の検査領域に設定された光源設定値である
ことを特徴とする光源設定値調整方法。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の光源設定値調整方法において、
前記異物判定工程は、
前記画像データにおける前記輝度検出領域の各画素に対して所定距離だけ離れた左右および上下の4箇所に配置された画素を周辺画素として設定し、前記4つの周辺画素の対向する2つの周辺画素の輝度差をそれぞれ算出し、これらの輝度差の絶対値のうち少なくともいずれか一方が所定の閾値以上の場合は異物ありと判定し、これらの輝度差の絶対値のいずれも所定の閾値未満である場合は異物なしと判定する
ことを特徴とする光源設定値調整方法。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の光源設定値調整方法において、
前記異物判定工程は、
前記画像データにおける前記輝度検出領域の全画素の輝度を測定し、これらの輝度に対して二値化処理を行うことにより異物の有無を判定する
ことを特徴とする光源設定値調整方法。 - 複数の検査領域を有する検査対象に対して前記検査領域毎に検査光を照射し、検査対象にて反射される反射光に基づいて所定の検査処理を実施する検査装置における、前記検査対象の検査方法であって、
前記検査領域は、予め設定された複数の輝度検出領域を有し、
前記検査領域に対して光源設定値の異なる複数の光を順次照射する光照射工程と、
前記光照射工程で光を照射された検査領域が有する複数の輝度検出領域のうち1つの輝度検出領域を撮像する撮像工程と、
前記撮像工程で撮像された画像データに基づいて異物の有無を判定する異物判定工程と、
前記異物判定工程で異物がないと判定された場合は当該輝度検出領域の画像データにおける輝度を測定し、前記異物判定工程で異物があると判定された場合は他の輝度検出領域に対して前記光照射工程、前記撮像工程、および前記異物判定工程を、異物がないと判定されるまで繰り返し実施する輝度測定工程と、
前記各光源設定値と各光源設定値における輝度との関係式を演算する関係式演算工程と、
前記関係式に基づいて前記検査領域毎に光源設定値を設定する光源設定値設定工程と、
前記光源設定値設定工程で設定された光源設定値による検査光を前記検査対象に照射し、前記検査対象の前記検査領域を撮像し、前記撮像された画像データに基づいて所定の検査処理を実施する検査工程と、を備えた
ことを特徴とする検査方法。 - 複数の検査領域を有する検査対象に対して前記検査領域毎に検査光を照射し、検査対象にて反射される反射光に基づいて所定の検査処理を実施する検査装置であって、
前記検査領域は、予め設定された複数の輝度検出領域を有し、
前記検査領域に対して光源設定値の異なる複数の光を順次照射する光照射手段と、
前記光照射工程で光を照射された検査領域が有する複数の輝度検出領域のうち1つの輝度検出領域を撮像する撮像手段と、
前記撮像工程で撮像された画像データに基づいて異物の有無を判定する異物判定手段と、
前記異物判定工程で異物がないと判定された場合は当該輝度検出領域の画像データにおける輝度を測定し、前記異物判定工程で異物があると判定された場合は他の輝度検出領域に対して前記光照射工程、前記撮像工程、および前記異物判定工程を、異物がないと判定されるまで繰り返し実施する輝度測定手段と、
前記各光源設定値と各光源設定値における輝度との関係式を演算する関係式演算手段と、
前記関係式に基づいて前記検査領域毎に光源設定値を設定する光源設定値設定手段と、
前記光源設定値設定工程で設定された光源設定値による検査光を前記検査対象に照射し、前記検査対象の前記検査領域を撮像し、前記撮像された画像データに基づいて所定の検査処理を実施する検査手段と、を備えた
ことを特徴とする検査装置。
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