JP5412945B2 - 撮像素子、画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム - Google Patents

撮像素子、画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像素子、画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラムに関する。
受光面の一部の領域に焦点検出用の画素が配置され、撮像画素による撮像した被写体像の画像信号を出力すると同時に、焦点検出画素による被写体像の合焦状態を検出する検出信号を出力する撮像素子が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、焦点検出画素の位置における撮像用の画素値を補間するために、焦点検出画素の近傍にある撮像画素の画素値を単純平均して求める技術が開示されている。
特開2000−305010号公報
しかしながら、従来技術である特許文献1の単純平均による補間方法では、補間すべき焦点検出画素の近傍領域において、被写体の輪郭や細線構造等の構造がある場合、それらの構造を消失したり偽色や偽構造が生じたり、画像の画質が劣化してしまうという問題があった。
上記従来技術が有する問題に鑑み、本発明の目的は、焦点検出画素の位置に輪郭や細線構造等がある場合であっても高精度に撮像用の画素値を補間できる技術を提供することにある。
発明を例示する撮像素子の一態様は、異なる分光感度特性を有するカラーフィルタを有する複数の撮像用画素と、各カラーフィルタを有する撮像用画素の分光感度特性と各カラーフィルタに応じた加重係数との加重和によって近似される分光感度特性を有し、撮像用画素とともに配置される焦点検出用画素と、を備え、焦点検出用画素の分光感度特性と加重和との近似誤差の大きさが所定の範囲内であることを、分光感度特性の評価項目の少なくとも1つとして、撮影用画素及び焦点検出用画素の分光感度特性が設計される
本発明を例示する撮像素子の別態様は、異なる分光感度特性を有するカラーフィルタを有する複数の撮像用画素と、各カラーフィルタを有する撮像用画素の分光感度特性と各カラーフィルタに応じた加重係数との加重和によって近似される分光感度特性を有し、撮像用画素とともに配置される焦点検出用画素と、を備え、焦点検出用画素は、焦点検出用画素の分光感度特性と加重和との近似誤差を抑制するカラーフィルタをさらに有し、焦点検出用画素の分光感度特性加重和との近似誤差の大きさが所定の範囲内であることを、分光感度特性の評価項目の少なくとも1つとして、撮影用画素及び焦点検出用画素の分光感度特性が設計される。
また、所定の範囲内は、近似誤差の大きさの絶対値が、波長400nmから670nmの範囲において、焦点検出用画素の分光感度特性の10%未満であっても良い。
本発明の画像処理装置は、本発明の撮像素子によって撮像された画像に対して、焦点検出用画素における補間画素値を、焦点検出用画素近傍の撮像用画素の画素値を用いて生成する画素補間部と、近傍の撮像用画素が焦点検出用画素と同じ分光特性を有した場合の画素値である評価画素値を算出する近傍画素推定部と、焦点検出用画素の画素値と評価画素値とを用いて画像の高周波成分を算出する高周波成分算出部と、補間画素値に高周波成分を付加して焦点検出用画素の撮像用の画素値を算出する高周波成分付加部と、を備える。
本発明の撮像装置は、本発明の撮像素子と、本発明の画像処理装置と、を備える。
本発明の画像処理プログラムは、コンピュータを、本発明の画像処理装置として機能させる。
本発明によれば、焦点検出用画素の位置に輪郭や細線構造等がある場合であっても高精度に撮像用の画素値を補間できる。
本発明の一の実施形態に係る電子カメラ10の構成を示すブロック図 撮像素子のセルの配置を示す図 本実施形態の電子カメラ10での画像処理のフローチャート 凸構造を含む縦5画素の画像構造を縦断した図 微細な色構造を有する画像の画像構造を縦断した図
図1は、本発明の一の実施形態に係る電子カメラ10の構成図である。
電子カメラ10は、撮像レンズ1、撮像素子2、A/D変換部3、バッファメモリ4、CPU5、カードインタフェース(カードI/F)6、操作部材8、記憶部9、表示部11及び画像処理部12から構成される。バッファメモリ4、CPU5、カードI/F6、操作部材8、記憶部9、表示部11及び画像処理部12は、バス13を介して情報伝達可能に接続されている。なお、図1は電子カメラ10の主要部分のみを示す。例えば、図1において、CPU5の指令に従って、撮像素子2及びA/D変換部3に撮影指示のタイミングパルスを発するタイミングジェネレータ等は省略されている。
撮像レンズ1は、複数の光学レンズにより構成され、被写体像を撮像素子2の受光面に結像する。
撮像素子2は、その受光面上にある複数の撮像画素の各々に、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかの原色透過フィルタ(カラーフィルタ)がベイヤ配列型に設けられたCCDやCMOSの半導体イメージセンサ等を適宜選択して用いる。さらに、本実施形態の撮像素子2は、受光面上の一部の領域に、水平走査方向に一次元的に配置された複数の焦点検出画素(AF画素)を有する。それらのAF画素は、撮像画素のカラーフィルタは設置されておらず、且つ撮像レンズ1の光学系の瞳の左側又は右側を通過する光束を受光する2種類存在する。したがって、本実施形態におけるAF画素の各々は、白色光の輝度に応じた左側又は右側の瞳分割された検出信号を出力する。
さらに、本実施形態の撮像素子2におけるAF画素の分光感度特性は、各カラーフィルタの撮像画素の分光感度特性と後述する加重係数とを用いて、算出される加重和に近似的に一致するように設計されている。
図2は、撮像素子2によって撮像された画像データのうち、AF画素が配置された領域を中心とした画像データの一部を示す。それぞれのセルが1つの画素を表す。各セルの先頭の記号R、G及びBは、各カラーフィルタを有する撮像画素を示す。一方、記号X及びYは、左側又は右側からの光束に感度を有するAF画素を示し、それらが交互に水平走査方向に一次元的に配列されている。これらの記号に続く2桁の番号は画素の位置を示す。
この撮像素子2は、CPU5の指令を受けてタイミングジェネレータ(不図示)が発するタイミングパルスに基づいて動作し、前方に設けられた撮像レンズ1によって結像される被写体像を取得する。撮像素子2から出力された画像信号は、A/D変換部3にてデジタル信号に変換される。デジタルの画像信号は、フレームメモリ(不図示)に一時的に記録された後、バッファメモリ4に記録される。なお、バッファメモリ4には、半導体メモリのうち、任意の不揮発性メモリを適宜選択して用いることができる。
CPU5は、ユーザによる操作部材8の電源釦操作によって電子カメラ10の電源が入れられると、記憶部9に記憶されている制御プログラムや画像処理プログラムを読み込み、電子カメラ10を初期化する。CPU5は、操作部材8を介してユーザからの指示を受け付けると、制御プログラムに基づいて、タイミングジェネレータ(不図示)に被写体の撮像指令を出力したり、画像処理部12に撮像した画像の画像処理をさせたり、カードメモリ7への記録や表示部11への表示等の制御を行う。CPU5には、一般的なコンピュータのCPUが使用できる。
カードI/F6には、カードメモリ7が脱着可能に装着される。バッファメモリ4に記録されている画像は、CPU5の指示に基づいて画像処理部12で画像処理された後、JPEG形式やYUV形式等のファイルとしてカードメモリ7に記録される。
操作部材8は、ユーザによる部材操作の内容に応じた操作信号をCPU5に出力する。操作部材8には、例えば、電源釦、撮影モード等のモード設定釦及びレリーズ釦等の操作部材を有する。なお、操作部材8は、後述する表示部11の前面に設けられるタッチパネル式の釦であっても良い。
記憶部9は、電子カメラ10が撮像した画像データを記録したり、CPU5が電子カメラ10を制御するための制御プログラムや画像処理部12に行わせる画像処理プログラム等の各種プログラム等を記憶する。さらに、記憶部9は、撮像素子2のAF画素の位置情報のデータ、予め求めておいた画像処理プログラムに用いる各種閾値や加算係数等のデータをも記憶する。記憶部9に記憶されるプログラムやデータは、バス13を介して、CPU5から適宜参照することができる。記憶部9は、一般的なハードディスク装置や光磁気ディスク装置等の記憶装置を適宜選択して用いることができる。
表示部11は、スルー画や撮影した画像又はモード設定画面等を表示する。表示部11には、液晶モニタ等を適宜選択して用いることができる。
画像処理部12は、CPU5の画像処理に指示に基づいて、輪郭強調処理やホワイトバランス補正等の画像処理とともに、AF画素の画素位置における撮像画素値の補間計算を行うディジタルフロントエンド回路である。
次に、本実施形態に係る電子カメラ10について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
ユーザにより操作部材8の電源釦が押されると、CPU5は、電子カメラ10の記憶部9に記憶されている制御プログラム及び画像処理プログラムを読み込み、電子カメラ10を初期化する。CPU5は、ユーザからの被写体の撮像指示が出されるまで待機する。ユーザによって操作部材8のレリーズ釦が押されると、CPU5は、撮像指示が出されたと判断して、ステップS10〜ステップS23の処理を行う。なお、本実施形態において、撮像画素の各々に設置されるカラーフィルタがベイヤ配列のパターンであることから、記号XのAF画素の位置には緑色(G)の撮像画素値が補間され、記号YのAF画素の画素位置には青色(B)の撮像画素値が補間される。以下の説明では、Y44の青色の撮像画素値とX45の緑色の撮像画素値とをそれぞれ補間する場合について説明する。他のAF画素における撮像画素値を補間する手順も同様である。
ステップS10:CPU5は、タイミングジェネレータ(不図示)に対して撮像指令を出す。タイミングジェネレータ(不図示)は、タイミングパルスを撮像素子2に発し、撮像素子2は撮像レンズ1によって結像される被写体を撮像する。撮像した画像データは、A/D変換部3を介して、バッファメモリ4に記録される。
ステップS11:CPU5は、ステップS10で撮影された画像データをバッファメモリ4から読み込むとともに、AF画素の位置情報のデータ、後述する閾値及び加算係数を記憶部9から読み込む。CPU5は、それらの画像データ、AF画素の位置情報、閾値及び加算係数をバス13を介して画像処理部12へ転送し、画像処理部12に対して、輪郭強調処理やホワイトバランス補正等の画像処理とともに、AF画素の位置における撮像画素値を補間計算で求める。画像処理部12は、X45及びY44のAF画素での撮像画素値を補間するために、X45及びY44の周辺の撮像画素の画素値を用いて4方向の画素値の変化率である方向変動H1〜H4の値を、次式(1)〜(4)を用いてそれぞれ求める。なお、本実施形態における4方向とは、水平走査方向、垂直走査方向、水平走査方向に対して45度及び135度方向である。
水平走査方向の方向変動H1=
2×(|G34−G36|+|G54−G56|)+|R33−R35|+|R53−R55|+|B24−B26|+|B64−B66| …(1)
垂直走査方向の方向変動H2=
2×(|G34−G54|+|G36−G56|)+|R33−R53|+|R35−R55|+|B24−B64|+|B26−B66| …(2)
水平走査方向に対して45度の方向変動H3=
2×(|G27−G36|+|G54−G63|)+|R35−R53|+|R37−R55|+|B26−B62|+|B28−B64| …(3)
水平走査方向に対して135度の方向変動H4=
2×(|G23−G34|+|G56−G67|)+|R33−R55|+|R35−R57|+|B22−B66|+|B24−B68| …(4)
ステップS12:画像処理部12は、ステップS11で求めた方向変動H1〜H4のうち最も小さい値の方向変動の方向を選択し、その方向にある撮像画素の画素値を用いて、AF画素X45の位置でのGの撮像画素値GX45及びAF画素Y44の位置でのBの撮像画素値BY44を、次式(5)〜(8)のうち選択した方向に対応する式を用いて求める。これにより、変動の小さい方向にある撮像画素の画素値を用いることにより、より正確にX45及びY44等のAF画素の位置での撮像画素値を補間することが可能となる。
方向変動H1が最小の場合
Y44=(B24+B64)/2 …(5)
X45=(G34+G36+G54+G56)/4
方向変動H2が最小の場合
Y44=(B24+B64)/2 …(6)
X45=(G25+G65)/2
方向変動H3が最小の場合
Y44=(B26+B62)/2 …(7)
X45=(G36+G54)/2
方向変動H4が最小の場合
Y44=(B22+B66)/2 …(8)
X45=(G34+G56)/2
ステップS13:画像処理部12は、AF画素の配列方向である水平走査方向において、AF画素の画素値の方向変動H5を、例えば、AF画素のY44及びX45の白色光の画素値W44及びW45と次式(9)とを用いて算出する。
H5=|W44−W45| …(9)
画像処理部12は、その方向変動H5の値が閾値th1より大きいか否かを判定する。閾値th1より方向変動H5が大きい場合(YES側)、画像処理部12は、ステップS12で求めたBY44及びGX45の補間した値をY44及びX45における撮像画素値とし、画像データを更新する。画像処理部12は、更新した画像データをバス13を介してバッファメモリ4に記録し、ステップS23へ移行する。一方、方向変動H5が閾値th1以下の場合(NO側)、画像処理部12は、ステップS14へ移行する。なお、閾値th1は、例えば、12ビット画像を処理する場合、512程度の値にすれば良い。
ステップS14:画像処理部12は、ステップS11で求めた方向変動H2の値が、閾値th2より小さいか否かを判定する。閾値th2よりH2が小さい場合(YES側)、画像処理部12は、ステップS12で求めたBY44及びGX45の補間した値をY44及びX45における撮像画素値とし、画像データを更新する。画像処理部12は、更新した画像データをバス13を介してバッファメモリ4に記録し、ステップS23へ移行する。一方、方向変動H2が閾値th2以下の場合(NO側)、画像処理部12は、ステップS15へ移行する。なお、閾値th2は、例えば、12ビット画像を処理する場合、64程度の値にすれば良い。
ステップS15:画像処理部12は、右側からの光束に感度を有するY44等のAF画素における白色光の平均画素値<W44>等を、近傍にあるカラーフィルタR、G及びBの撮像画素の画素値を用いて算出する。具体的には、ステップS12において、例えば、画像処理部12が方向変動H2を最小であると判定した場合、Bの撮像画素の画素値は式(6)にあるB24とB64とを用いる。一方、R及びGの画素値については、Bの撮像画素B24とB64との位置におけるR及びGの画素値を次式(10)の4式を用いて補間計算する。
B24=(R13+R15+R33+R35)/4 …(10)
B24=(G14+G23+G25+G34)/4
B64=(R53+R55+R73+R75)/4
B64=(G54+G63+G65+G74)/4
そして、画像処理部12は、撮像画素B24及びB64の位置における白色光の画素値W24及びW64を、CPU5から転送されてきたR、G及びGの加重係数WR、WG及びWBを用いて、式(11)の加重和によって算出する。なお、加重係数WR、WG及びWBの求め方については後述する。
W24=WR×RB24+WG×GB24+WB×B24 …(11)
W64=WR×RB64+WG×GB64+WB×B64
そして、画像処理部12は、Y44における白色光の平均画素値<W44>=(W24+W64)/2を算出する。
ステップS16:画像処理部12は、左側からの光束に感度を有するX45等のAF画素における白色光の平均画素値<W45>等を、ステップS15の場合と同様に、近傍にあるカラーフィルタR、G及びBの撮像画素の画素値を用いて算出する。ステップS12において、画像処理部12が方向変動H2を最小であると判定した場合、Gの撮像画素の画素値は式(6)にあるG25とG65とを用いる。一方、R及びBの画素値については、Gの撮像画素G25とG65との位置におけるR及びBの画素値を次式(12)の4式を用いて補間計算する。
G25=(R15+R35)/2 …(12)
G25=(B24+B26)/2
G65=(R55+R75)/2
G65=(B64+G66)/2
そして、画像処理部12は、撮像画素G25及びG65の位置における白色光の画素値W25及びW65を、式(13)の加重和によって算出する。
W25=WR×RG25+WG×G25+WB×BG25 …(13)
W65=WR×RG64+WG×G25+WB×BG65
そして、画像処理部12は、X45における白色光の平均画素値<W45>=(W25+W65)/2を算出する。
ステップS17:画像処理部12は、撮像素子2の各AF画素における白色光の画素値の高周波成分を、ステップS15及びステップS16において求めた白色光の平均画素値を用いて求める。画像処理部12は、撮像素子2の各AF画素の画素値から、各AF画素の画素位置における白色光の平均画素値を最初に求める。つまり、各AF画素の画素値は、左側又は右側からの光束を瞳分割した値である。したがって、各AF画素の位置における白色光の画素値を得るためには、左側及び右側からの光束の画素値を互いに加算する必要がある。そこで、本実施形態の画像処理部12は、各AF画素の画素値及び隣接するAF画素の画素値を用いて、例えば、AF画素Y44やX45の位置における白色光の平均画素値を次式(14)のように算出する。
<W44>’=W44+(W43+W45)/2 …(14)
<W45>’=W45+(W44+W46)/2
そして、画像処理部12は、次式(15)から、Y44及びX45の位置における白色光の高周波成分HFY44及びHFX45を求める。
HFY44=<W44>’−<W44> …(15)
HFX45=<W45>’−<W45>
ステップS18:画像処理部12は、ステップS17で求めた各AF画素の位置における白色光の画素値の高周波成分HFがその白色光の画素値に占める割合が、閾値th3(本実施形態では、例えば、10%程度)より小さいか否かを判定する。閾値th3より高周波成分HFが小さい場合(YES側)、画像処理部12は、ステップS12で求めたBY44及びGX45の補間した値をY44及びX45における撮像画素値とし、画像データを更新する。画像処理部12は、更新した画像データをバス13介してバッファメモリ4に記録し、ステップS23へ移行する。一方、高周波成分HFが閾値th3以上の場合(NO側)、画像処理部12は、ステップS19へ移行する。なお、閾値th3の値についての説明は、後の加算係数WR、WG及びWBの説明とともに行う。
ステップS19:画像処理部12は、Y44やX45の近傍における各カラーフィルタR、G又はBの撮像画素の画素値の色変動VR、VGr、VB及びVGbを算出する。ここで、色変動VGr及びVGbは、R又はBの撮像画素の位置におけるGの色変動を示す。画像処理部12は、次式(16)の2式に基づいて、色変動VRとVGrとを求める。
VR =|R33−R53|+|R35−R55|+|R37−R57|
VGr=|(G32+G34)/2−(G52+G54)/2|+|(G34+G36)/2−(G54+G56)/2|+|(G36+G38)/2−(G56+G58)/2| …(16)
なお、本実施形態の画像処理部12は、Rの撮像画素の位置R33、R35、R37、R53、R55及びR57におけるGの画素値の平均値を求めてからVGrの値を計算する。
一方、画像処理部12は、次式(17)の2式に基づいて、色変動VBとVGbとを求める。
VB =|B22−B62|+|B24−B64|+|B26−B66|
VGb=|(G21+G23)/2−(G61+G63)/2|+|(G23+G25)/2−(G63+G63)/2|+|(G25+G27)/2−(G65+G67)/2| …(17)
なお、本実施形態の画像処理部12は、Bの撮像画素の位置B22、B24、B26、B62、B64及びB66におけるGの画素値の平均値を求めてからVGbの値を計算する。
ステップS20:画像処理部12は、ステップS19で算出した色変動VR、VGr、VB及びVGbを用いて、カラーフィルタG及びBの白色光に対する色変動率KWG及びKWBを算出する。まず、画像処理部12は、色変動VR、VGr、VB及びVGbから次式(18)の色変動VR2、VG2及びVB2を求める。
VR2=(VR+α)×(VGb+α) …(18)
VB2=(VB+α)×(VGr+α)
VG2=(VGb+α)×(VGr+α)
ここで、αは、色変動率の値を安定させるための適当な定数であり、例えば、12ビット画像を処理する場合には、α=256程度の値にすれば良い。
そして、画像処理部12は、色変動VR2、VG2及びVB2を用いて、次式(19)の白色光における色変動VWを算出する。
VW=VR2+VG2+VB2 …(19)
よって、画像処理部12は、色変動率KWG及びKWBを次式(20)から算出する。
WB=VG2/VW …(20)
WB=VB2/VW
ステップS21:画像処理部12は、ステップS17において求めた各AF画素の位置における白色光の画素値の高周波成分HFと、ステップS20で算出した色変動率KWG及びKWBとを用いて、各AF画素の位置におけるカラーフィルタG及びBの画素値の高周波成分を次式(21)から算出する。
HFBY44=HFY44×KWB …(21)
HFGX45=HFX45×KWG
ステップS22:画像処理部12は、ステップS21で求めた各AF画素における各カラーフィルタの高周波成分を、ステップS12で補間して求めた撮像画素値に付加する。CPU5は、例えば、次式(22)に基づいて、Y44及びX45の撮像画素値B’及びG’をそれぞれ算出する。
B’Y44=BY44+HFY44 …(22)
G’X45=GX45+HFX45
画像処理部12は、Y44やX45等のAF画素の位置において補間して求めたB’Y44及びG’X45等の画素値を、それぞれの位置における撮像画素値として、画像データを更新する。画像処理部12は、更新した画像データをバス13を介してバッファメモリ4に記録する。
ステップS23:CPU5は、バッファメモリ4にある画像データをJPEG形式やYUV形式等のファイルにして、バス13とカードI/F6とを介して、カードメモリ7に記録して、一連の作業を終了する。
次に、加重係数WR、WG及びWBの求め方について、閾値th3とともに説明する。
そうした加算係数や閾値を求めるにあたり、製品に組み込まれる撮像素子2又はその撮像素子2と同じ性能を持つ撮像素子を用意する。その撮像素子2にほぼ一様な照度の照明を波長帯域を様々に変えて照射し、それぞれの波長帯域についての撮像画像データを取得する。そして、各波長帯域の撮像画像データnについて、式(14)のように瞳分割の異なるAF画素の画素値を加算することにより白色光の画素値Wnを算出する。同時に、AF画素の近傍にある各カラーフィルタの撮像画素の画素値Rn、Gn、Bnについても抽出する。
そして、未知の加重係数WR、WG及びWBの関数として二乗誤差Eを次のように定義する。
E=Σ(WR×Rn+WG×Gn+WB×Bn−Wn)
そして、Eを最小とする加重係数WR、WG及びWBを求める(EをWR、WG又はWBでそれぞれ偏微分した値を0にする加重係数WR、WG及びWBを求める)。このようにして、加重係数WR、WG及びWBを求めることにより、AF画素の分光感度特性を各カラーフィルタR、G及びBの撮像画素の分光感度特性の加重和によって表される加重係数が求められる。このように求めた加重係数WR、WG及びWBを電子カメラ10の記憶部9に記録する。
さらに、求めた加重係数WR、WG及びWBにもとづいて各撮像画像データnについて誤差率Knを次の式で求める。
Kn=|WR×Rn+WG×Gn+WB×Bn−Wn|/Wn
Knの最大値を求め、閾値th3として電子カメラ10の記憶部9に記録する。
次に、本実施形態の撮像素子2におけるAF画素の分光感度特性が、各カラーフィルタの撮像画素の分光感度特性と加重係数とを用いて、算出される加重和に近似的に一致するように、撮像画素及びAF画素の分光感度特性を設計する方法について説明する。
まず、色再現性やノイズ特性等を考慮して公知の方法により、撮像画素及びAF画素の分光感度特性を設計する。即ち、カラーフィルタの厚さや素材の種類や濃度を様々に変更しながら、複数種類の撮像画素及びAF画素の分光感度特性を求める。そのようにして求めた複数種類の撮像画素及びAF画素の分光感度特性を用いて、AF画素の分光感度特性と各カラーフィルタの撮像画素の分光感度特性の加重和との近似誤差を表す評価値を算出する。そして、その複数種類の撮像画素及びAF画素の分光感度特性のうち、上記評価値が所定値以内に抑制できているものを選択する。或いは、色再現性やノイズ特性等及び評価値を総合的に評価して、最適な撮像画素及びAF画素の分光感度特性を選択しても良い。
近似誤差である評価値としては、例えば、二乗誤差Eの最小値や誤差率Knの最大値等を用いれば良い。或いは、人間の視感度が高い波長400nmから670nmの帯域における、AF画素の分光感度特性に対する、各カラーフィルタの撮像画素の分光感度特性の加重和の誤差率の最大値を評価値としても良い。例えば、その評価値の絶対値を10%未満に抑制すれば、あらゆる照明条件について、各カラーフィルタの撮像画素の加重和は、充分な精度で(AF画素の出力に相当する)白色光の画素値に一致する。
なお、AF画素の上に薄いカラーフィルタを配置することにより、評価値を抑制しても良い。
なお、近似誤差を評価するにあたり、実際に撮像素子を作成せずにシミュレーション計算によって、撮像画素及びAF画素の分光感度特性を予測し、その予測された分光感度特性に基づいて近似誤差を評価しても良い。
図4は、本実施形態の効果が発揮される画像構造の一例を表す。図4は凸構造(明るい線あるいは点)を含む縦5画素の画像構造を縦断した図であり、横軸は垂直走査方向(y座標)であり縦軸は光量または画素値である。そして、凸構造がちょうど水平走査方向に配列されたAF画素列上にある。
図4の○印は、Gの撮像画素で撮像された画素値である。ただし、AF画素の位置にはGの撮像画素が存在しないので、その位置でのGの画素値は得られない。従って、丁度AF画素の位置に凸構造がある場合には、AF画素の近傍のGの撮像画素の画素値からだけでは、図4の凸構造を再現できない。実際、ステップS12において、AF画素の近傍のGの撮像画素の画素値を用いてAF画素の位置で補間して求めたGの画素値(図4の●印)は、凸構造を再現していない。
一方、AF画素の位置では、白色光の画素値が得られる。ただし、通常の画素は瞳の全領域を通過する光を受光するのに対し、AF画素は瞳の右側あるいは左側を通過する光のみを受光するので、瞳分割の異なる隣接するAF画素を加算することにより通常の(瞳の全領域を通過した光の)白色光の画素値が算出される(式(14))。
また、本発明の撮像素子は、AF画素の分光感度特性が各カラーフィルタの撮像画素の分光感度特性の加重和に近似的に一致するように設計されているので、AF画素の近傍のGの撮像画素の位置に、他のカラーフィルタR及びGを補間生成して、カラーフィルタR、G及びBの加重和を求めることにより、充分な精度で(AF画素の出力に相当する)白色光の画素値を求めることができる(式(11)及び式(13))。
図4の□印は、そのようにして求めた白色光の画素値の分布である。多くの場合白色光の画素値の高周波成分とカラーフィルタGの画素値の高周波成分とは比例するので、白色光の画素値から算出した高周波成分はGの画素値の凸構造成分の情報を持つ。よって、白色光の画素値の高周波成分に基づいてGの画素値の高周波成分を求め、その値を●印のデータに加えることにより、☆印のGの画素値が得られ、凸構造を再現する(式(21))。
なお、図5は、微細な色構造を持つ画像についても、本実施形態によって適切に色構造が再現されることを表す例である。この色構造では、AF画素が配列されている位置にちょうど黄色い線があり、その周囲は白色である。黄色い線なので、AF画素が配列される位置ではカラーフィルタBの画素値は小さくなり、カラーフィルタR及びGの画素値はほぼ一様である。○印はGの撮像画素の画素値であり、△印はBの撮像画素の画素値である。そして、●印は、ステップS12の処理でGの画素値から補間生成された画素値であり、▲印は、ステップS12の処理でBの画素値から補間生成された画素値である。図5が示すように、●印及び▲印は、凹み構造を持たない。一方、□印はステップS15又はステップS16で求めた白色光の画素値であり、その分布は凹み構造を示す。したがって、上述のように、AF画素列の位置において、Bの画素値は小さい値にならないといけないことから、▲印の画素値が誤りである。
そこで、図3のステップS19及びステップS20において、AF画素の近傍の各カラーフィルタR、G及びBの撮像画素の画素値のばらつきを求め、各カラーフィルタが変動する比率である色変動率を算出する。多くの場合、色構造は広がりを持つことから、AF画素の近傍で求めた色変動率をAF画素の位置における色変動率とすることには問題ない。ただし、カラーフィルタR、G及びBの撮像画素の位置が異なるので、単にRとGとBとについての画素値のばらつきをそれぞれ算出して比較するだけでは、画像構造が位置によって異なることに起因する影響を大きく受ける。そこで、RとGの変動を比較する際には、Rの撮像画素の画素値のばらつき(VR)に対して、Rの撮像画素の位置に補間したGの画素値のばらつき(VGr)を比較することにより、位置に起因する影響を抑制している(式(16))。すなわち、
Rの画素値の変動(VR2):Gの画素値の変動(VG2)= VR:VGr
である。同様に、
Bの画素値の変動(VB2):Gの画素値の変動(VG2) = VB:VGb
であり、それらの関係をまとめたのが式(18)である。白色光の画素値の変動(VW)を、式(19)と見積もれば、白色光の画素値の変動(VW)に対するBの画素値の色変動率KWB及びGの画素値の色変動率KWGは、式(20)から算出できる。そして、ステップS21では、それらの色変動率KWBとKWGとに基づいて、白色光の画素値の高周波成分HFを調整することにより、Gの画素値の高周波成分HFG及びBの画素値の高周波成分HFBを算出することができる。
図5の画像の場合には、白色光の画素値に対するBの画素値の色変動率KWBは1に近い値となり、▲印の画素値を補間して求めたBの画素値に高周波成分HFBを付加した画素値(図5の☆印)は、凹み構造を正しく再現する。一方、白色光の画素値に対するGの画素値の色変動率KWGは0に近い値となり、●印の画素値を補間して求めたBの画素値には、高周波成分HFGはほとんど付加されないので、凹構造とはならず一定の値の構造のままである。
なお、ステップS17の式(14)において、AF画素の配列方向に隣接するAF画素の画素値を用いて、各AF画素の位置における白色光の画素値を算出するので、白色光の画素値の配列方向の解像力が失われる。したがって、配列方向に強い変動がある場合には、高周波成分の計算が不正確になるが、ステップS13では、そのような場合には高周波成分の付加を中止する。
また、AF画素の配列方向に変動はなくても、各カラーフィルタの撮像画素の分光感度特性の加重和とAF画素の分光感度特性とのズレ等に起因して、白色光の画素値の高周波成分が若干の誤差を持つ。垂直走査方向(AF画素の配列方向に交わる方向)に画像の大きな変動がない場合には、高周波成分を付加しなくても補間値の精度は充分であり、高周波成分を付加することによってかえって誤差に起因する偽構造が生じる恐れがある。そこで、ステップS14では、そのような場合には高周波成分の付加を抑制する。また、算出された高周波成分が充分小さい場合にはそれを付加しなくても補間値の精度は充分であり、高周波成分を付加することによってかえって誤差に起因する偽構造が生じる恐れがあるため、ステップS18ではそのような場合には高周波成分の付加を抑制する。
ステップS17の式(14)で、瞳分割の異なるAF画素の画素値の和を求めることにより、通常の(瞳の全領域を通過した光の)白色光の画素値を算出している。ただし、AF画素値の和を通常の白色光の画素値とみなせるのは、AF画素が瞳を厳密に半分ずつに分割している場合である。
一方、AF画素の設計しだいでは上記とは異なる場合もある。例えば、AF画素が瞳の中間付近を受光せず、瞳の全領域の右側の3割程度の光と左側の3割程度の光とをそれぞれのAF画素で受光するように設計する場合もある。このタイプのAF画素によると像の位相差が大きくなるので、(F値が所定値以下である場合には)高いAF精度を実現できる。
上記AF画素を採用した場合、式(14)で算出されるAF画素の画素値の和は通常の白色光の画素値に比例した値になるが、その比例関係は撮影光学系の条件(F値、PO値、AF画素位置など)に応じて異なる。
そこで、撮影光学条件を取得して、それに応じてAF画素の画素値の和を調整することにより、AF画素位置における通常の白色光の画素値を求めても良い。
或いは、AF画素近傍における白色成分を推定するための加重係数である、WR、WG及びWBを調整することにより、AF画素近傍における白色成分の推定値がAF画素の画素値の和に相当するように調整しても良い。この方法によると、AF画素の画素値の和と通常の白色光の画素値との比例関係が入射光の波長に若干依存することに対応できる。
或いは、上記2つのタイプの調整を組み合わせても良い。
なお、AF画素が瞳を半分ずつに分割するように設計した場合であっても、AF画素の構造上の制限や製造誤差により、厳密にはそれが実現されない場合があるが、上記調整はそのような場合にも有効である。
なお、AF画素値が飽和している場合、AF画素値に基づいて推定された白色成分は実際よりも小さな値になるので、式(15)で算出される高周波成分は実際よりも小さな値になる。その場合、特に負の高周波成分を補間値に加算すると、偽の画像構造が生成されてしまう場合がある。そこで、AF画素値が飽和して高周波成分が負である場合には、高周波成分の加算を抑制することが望ましい。
なお、AF画素の近傍の撮像画素値が飽和している場合、その画素値に基づいて推定された近傍の白色成分は実際よりも小さな値になるので、式(15)で算出される高周波成分は実際よりも大きな値になる。その場合、特に正の高周波成分を補間値に加算すると、偽の画像構造が生成されてしまう場合がある。そこで、AF画素の近傍の撮像画素値が飽和して高周波成分が正である場合には、高周波成分の加算を抑制することが望ましい。
なお、本実施形態では、AF画素の配列方向を水平走査方向としたが、本発明はこれに限定されず、AF画素は垂直走査方向又はその他の方向に配列されていても良い。
なお、本実施形態では、AF画素の各々は左側又は右側からの光束を瞳分割する焦点検出画素としたが、本発明はこれに限定されず、AF画素の各々は左側及び右側からの光束を瞳分割する画素を有する焦点検出画素でも良い。
なお、本発明に係る画像処理装置における処理をコンピュータで実現するためのプログラムに対しても適用可能である。
なお、本発明は、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されてはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
1 撮像レンズ、2 撮像素子、3 A/D変換部、4 バッファメモリ、5 CPU、6 カードI/F、7 カードメモリ、8 操作部材、9 記憶部、10 電子カメラ、11 表示部、12 画像処理部、13 バス

Claims (6)

  1. 異なる分光感度特性を有するカラーフィルタを有する複数の撮像用画素と、
    前記各カラーフィルタを有する撮像用画素の分光感度特性と前記各カラーフィルタに応じた加重係数との加重和によって近似される分光感度特性を有し、前記撮像用画素とともに配置される焦点検出用画素と、を備え、
    前記焦点検出用画素の分光感度特性と前記加重和との近似誤差の大きさが所定の範囲内であることを、分光感度特性の評価項目の少なくとも1つとして、前記撮影用画素及び前記焦点検出用画素の分光感度特性が設計される
    とを特徴とする撮像素子。
  2. 異なる分光感度特性を有するカラーフィルタを有する複数の撮像用画素と、
    前記各カラーフィルタを有する撮像用画素の分光感度特性と前記各カラーフィルタに応じた加重係数との加重和によって近似される分光感度特性を有し、前記撮像用画素とともに配置される焦点検出用画素と、を備え、
    前記焦点検出用画素は、前記焦点検出用画素の分光感度特性と前記加重和との近似誤差を抑制するカラーフィルタをさらに有し、
    前記焦点検出用画素の分光感度特性と前加重和との近似誤差の大きさが所定の範囲内であることを、分光感度特性の評価項目の少なくとも1つとして、前記撮影用画素及び前記焦点検出用画素の分光感度特性が設計される
    ことを特徴とする撮像素子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の撮像素子において、
    前記所定の範囲内は、前記近似誤差の大きさの絶対値が、波長400nmから670nmの範囲において、前記焦点検出用画素の分光感度特性の10%未満であることを特徴とする撮像素子。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の撮像素子によって撮像された画像に対して、前記焦点検出用画素における補間画素値を、前記焦点検出用画素近傍の前記撮像用画素の画素値を用いて生成する画素補間部と、
    前記近傍の撮像用画素が前記焦点検出用画素と同じ分光特性を有した場合の画素値である評価画素値を算出する近傍画素推定部と、
    前記焦点検出用画素の画素値と前記評価画素値とを用いて前記画像の高周波成分を算出する高周波成分算出部と、
    前記補間画素値に前記高周波成分を付加して前記焦点検出用画素の撮像用の画素値を算出する高周波成分付加部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の撮像素子と、
    請求項4に記載の画像処理装置と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  6. コンピュータを、請求項4に記載の画像処理装置として機能させるための画像処理プログラム。
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