JP5411519B2 - 麺帯の巻上げ方法及びその装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ラーメン、うどん、蕎麦、パスタ、餃子の皮、等の麺帯の巻上げ方法及びその装置に関するものである。
ラーメン等の製麺工程は、原料粉を加水及びミキシングすることにより麺生地を形成する工程と、該麺生地を圧延ロールに掛けて帯状に延ばして麺帯を形成する工程と、該麺帯を巻き棒に巻きつけて熟成ロール(「巻き上げロール」とも言う)を形成する工程と、該熟成ロールの麺帯を所定時間保管して熟成させる工程と、該熟成ロールの麺帯を線状に切断して麺線を形成する工程と、該麺線を丸めて麺玉を形成する工程と、該麺玉を包装する工程と、から構成されている。
前記工程は、混練手段、圧延手段、巻上げ手段、麺線・麺玉形成手段及び包装手段などの機械装置を用いて自動的に行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
前記製麺工程では、麺生地を所定時間保管して熟成ロールの麺帯を熟成させるが,これは、麺の加工性を良くし、製品の品質を向上させる上で、重要な工程である。
従来の麺帯の巻上げ装置は、図8に示すように、麺帯ロール100に巻き付けられた麺帯102は、枠体101に支持されている上下一対の圧延ロール104,104により延ばされて所定厚の麺帯102aになりながら、巻き棒107に巻き上げられて熟成ロール(巻き上げロール)107Aとなる。
この時、巻き棒107は、上方傾斜ガイド部材109により支持され、矢印A104方向に回転する上圧延ロール104により、前記上圧延ロール104と逆方向に回転し、前記麺帯102aを巻き上げる。
この巻き棒107は、麺帯102aが巻きつけられるに従って太くなり、前記ガイド部材109上を回転しながら上方に移動し、熟成ロール107Aを形成する.
実公平6−23270号公報 特許第3513716号公報
従来例の巻上げ装置には、次の様な問題がある。
(1)熟成ロール107Aの麺帯102aの巾及び厚さが不均一となり、図9に示すように、巻き棒107の近傍(熟成ロール107Aの中心部C)が軸方向に延びて、その巾が長くなり薄くなるので、品質が低下する。例えば、前記中心部C側の厚さは、5mmであり、外周部S側の厚さは、6mm、となっており、前記両者C、S間において1mm程度の差厚が発生する。この麺帯の厚さの不均一は、固い麺帯に比べ、柔らかい麺帯の方に多く発現する。この様に厚さが不均一になると、麺帯を均一の幅に切断して麺線を形成しても、麺線の厚さ(太さ)が不揃いになるので、製品として好ましくない。
(2)熟成ロール107Aの中心部Cの巾W0が、その外周部S側の幅W1よりも長くなるので、熟成ロール107Aの巻き棒107を次工程の麺線装置の支持アームにセットすると、その中心部C側の麺帯が該支持アームに接触するので、円滑に回転できなくなる。そのため、前記中心部C側の麺帯の両側を切り落とし、巾を揃えなければならないので、その労力及び時間が必要となる。
(3)熟成ロールは、強く引っ張られながら巻き込まれる。そのため、麺帯は、強くまかれる(タイト)と共に、巻き上げ後に復元力により元の形に戻ろうとして変形する。
この発明は、上記事情に鑑み、麺帯を均一な厚さで巻き上げることができる様にすることを目的とする。
この発明は、一対の圧延ロールから排出される麺帯をロール基体に巻き付けて巻き上げロールを形成する麺帯の巻上げ装置において、
前記圧延ロールの下流側に設けられた巻取りロールと、前記巻取りロールの下流側に当接し、該巻き取りロールの回転駆動により回転力を与えられる巻き上げロールであって、そのロール基体の両端部は、上方傾斜ガイド部材により回動自在に支持されている巻き上げロールと、前記圧延ロールと前記巻取りロールとの間で弛んでいる、麺帯の位置を検出するセンサ手段と、前記センサ手段の出力に基いて前記巻取りロールの速度を制御し、前記麺帯の弛み具合を調整する制御手段と、を備えていることを特徴とする。
この発明の前記上方傾斜ガイド部材は、水平線に対して5°〜25°傾斜していることを特徴とする。この発明の前記センサ手段は、反射型光センサ、透過型光センサ、又は、エリアセサであることを特徴とする。この発明の前記圧延ロールは、一定の速度に固定して運転されることを特徴とする。この発明の前記巻き上げロールのロール基体は、巻き棒、又は、タイコロールであることを特徴とする。
この発明は、前記段落番号「0012」(請求項1)記載の麺帯の巻上げ装置を用いて、巻き上げロールを形成する麺帯の巻上げ方法であって、
前記一対の圧延ロールから排出された麺帯を前記巻取りロールの上側に掛け、その先端部を巻きつけたロール基体を上方傾斜ガイド部材に係止させ、前記巻取りロールに当接させる工程と、前記圧延ロールの速度は一定に固定し、前記巻取りロールの速度は前記麺帯が弛むように調整するとともに、前記麺帯を前記巻き上げロールに送り込み巻き込ませる行程と、前記センサ手段を駆動させて前記弛んだ麺帯の位置を検出し、その検出出力に基いて制御手段が前記巻取りロールの速度を制御し、麺帯の弛み具合を調整する行程と、を備えていることを特徴とする。
この発明の前記巻き上げロールは、前記巻取りロールに回転力を与えられながら上方傾斜ガイド部材上を先端側に向って回転移動することを特徴とする。この発明の前記麺帯は、ラーメン、そば、うどん、パスタ、又は、餃子の皮を形成するための帯状の生地であることを特徴とする。
この発明は、以上の発明特定事項(構成)を備えているので、一定速度で回転している圧延ロールから排出された麺帯は、弛ませられながら、且つ、厚さを復元しながら巻取りロールに移送されるとともに、巻き上げロールにソフトに巻き上げられる。
この時、前記麺帯の弛み具合は、センサ手段により検出され、その検出出力は制御手段に入力されるので、前記制御手段は、取巻きロールの回転速度を制御し、前記弛み具合を設計値に維持させる。そのため、前記麺帯は、強く引っ張られることはないので、従来の様に延びることがなくなると共に、該巻き上げロールの麺帯の巾及び厚さは、ほぼ均一となるので、品質の向上を図ることができる。
前記上方傾斜ガイド部材の傾斜角度(摩擦角度θ)が、従来例に比べ大幅に小さくなっており、従来例の傾斜角度が水平線に対し45°であるのに対し、本発明では、5°〜25°になっている。そのため、巻き上げロールの自重(荷重W)の取巻きロール方向の荷重(Wsinθ)は、大幅に小さくなる。従って、該巻き上げロールの中心部側は、外周部側とほぼ同じ幅になるので、前記巻き上げロールの麺帯は、ほぼ均一な巾及び厚さに巻き上げられる。
本発明の第1実施例を示す正面図である。 本発明の第1実施例を示す平面図である。 熟成ロールの拡大縦断面図である。 本発明の第2実施例を示す正面図である。 本発明の第2実施例を示す図で、餃子の皮の打ち抜き装置を示す正面図である。 前記餃子の皮の打ち抜き装置の平面図である。 餃子の皮を示す平面図である。 従来例を示す正面図である。 巻き上げロールの拡大縦断面図である。
本件発明者は、巻き上げロール(「熟成ロール」ともいう)の麺帯の厚さ及び巾が不均一になる原因について研究したところ、次のことが分かった。
(1)圧延ロールから排出された麺帯は、水平状態で引っ張られた状態で、巻き上げロールに巻きつけられる。そのため、該麺帯が扁平になったり、薄くなったり、硬く(タイト)巻かれたりする。特に、柔らかい麺帯は、延びやすく、厚さに斑が出たり,横に広がりすぎたりすることが多い。
(2)上方向傾斜ガイド部材109の傾斜角度θは、水平線に対して45°傾斜しているので、巻き上げロールの自重(荷重W)の圧延ロール方向の荷重(Wsinθ)は、大きい。そのため、巻き上げロールの中心部C側に大きな荷重がかかるので、該中心部C側の麺帯の厚さが薄くなるとともに、幅広になる。
本発明者は、圧延ロールから排出される麺帯を弛ませながら搬送して巻き上げロールに巻き込めば、前記問題は解決するものと考えた。
そこで、圧延ロールと巻き上げロールとの間に巻取りロールを設け、前記圧延ロールと前記巻取りロールとの間に、麺帯の弛み具合を検出するセンサ手段を設け、該センサ手段の検出出力を制御手段に入力し、該制御手段により巻取りロールの回転速度を調整して、設計通りの弛み具合を維持するようにした。
又、本発明者は、上方傾斜ガイド部材の傾斜角度を小さくすれば、巻き上げロールの中心部側の受ける荷重も軽減できるものと考え、その傾斜角度について研究実験した。この角度傾斜θは、理論上、零、即ち、水平状態でも良いと考えられるが、この場合には、巻き上げロール(ロール基体)が巻取りロールから離れ過ぎて巻き取れなくなるので、これを防止する手段を設ければならなくなる。
前記事情を考慮すると、前記傾斜角度θは、5°〜25°の範囲で選択されるが、特に、θ=15°が好適である。
この発明の第1実施例を図1〜図3により説明する。
機枠(図示省略)には、上下一対の圧延ロール3、3が設けられ、その上流側には、帯状の麺生地(麺帯)Mが巻かれた麺帯ロール(図示省略)が設けられている。前記圧延ロール3は、モータ(図示省略)に連結され、該モータは制御手段である制御盤10により制御され、前記圧延ロール3を一定速度に固定して回転させる。
前記圧延ロール3の下流側には、巻取りロール12が設けられているが、該巻取りロール12は、ステー14により前記下側の圧延ロール3の高さ位置に保持されている。この巻取りロール12は、モータ16により駆動されるが、このモータ16は、前記制御盤10により制御される。
前記圧延ロール3、3と前記巻取りロール12との間の上方には、麺帯Moの弛み具合を検出するセンサ手段、例えば、位置センサ18が設けられている。この位置センサ18は、反射型光センサであり、円弧状に弛んでいる麺帯M0の中央部MCから所定位置、例えば、500mmの位置に配置されている。このセンサ18の検出出力は、前記制御盤10に入力される。
前記ステー14の上流側には、麺帯M0の側面側をガイドする調整板19が、左右一対設けられ、その下流側には、上方傾斜ガイド部材20が、左右一対設けられている。このガイド部材20の基端は、前記巻取りロール12の軸心より下方に固定され、そのガイド部先端20bは、水平線F(床面と平行)に対して角度θ傾斜している。
この傾斜角度θは、小さすぎると巻取りロール12から巻き上げロール22が離れすぎて巻き取れなくなり、逆に、それが大きすぎると、従来例と同じ現象が発生する。そこで、前記事情を考慮して、傾斜角度θは、5°〜25°の範囲で選択されるが、特に、15°が好適である。
前記上方傾斜ガイド部材20には、巻き棒(「ロール基体」ともいう)21が載置されるが、この巻き棒21の両端の軸部21aは、回動自在に前記ガイド部材20に支持されている。
次に、この実施例の作動について説明する。
初めに、運転準備作業を行う。
手動スイッチ(図示省略)をオンにして圧延ロール3を回転させ、所定長さの麺帯Moを排出させた後、前記手動スイッチをオフにし、前記圧延ロール3の回転を止める。前記麺帯Mは、ラーメン用の麺帯であり、その長さは、圧延ロール3と巻取りロール12との間隔より十分長く、例えば、長さ600mm〜900mm、である。
前記麺帯Moの先端部を巻き棒21に2〜3回巻き付けた後、その両端部21a,21aを上方傾斜ガイド部材20に乗せ、前記麺帯Moの巻かれた巻き棒21を巻取りロール12に当接させる。この時、巻取りロール12と圧延ロール3との間の麺帯Moは、弛んだ状態となっている。
次に、運転を開始する。
制御盤10を操作し、圧延ロール3のモータ(図示省略)及び巻取りロール12のモータ16を始動させると、圧延ロール3、3及び巻取りロール12が所定方向(矢印A3、A12方向)に回転する。
そうすると、麺帯ロール(図示省略)の麺帯Mは、圧延ロール3に挟まれて圧延され、所定厚さ、例えば、6mm、に圧延されながら下流側に排出される。この時、圧延ロール3は、一定速度、例えば、5400rpm、に固定されるが、この様に前記速度を固定する理由は、(1)圧延ロール3、3の速度が速すぎると、締りが悪くて柔らか過ぎになるとともに、表面及び裏面が粗くなってしまうこと、(2)反対に、その速度が遅すぎると、締まりすぎて硬くなってしまい、設計通りの麺帯を得ることが出来なくなること、である。
前記圧延された麺帯Moは、巻取りロール12に引っ張られるが、この巻取りロール12と前記圧延ロール3との間の麺帯Moは、略円弧状に弛んだ状態となっている。この麺帯Moの弛み具合は、該麺帯Moの性質(硬さ)等に合わせて調整される。
前記麺帯Moの弛み具合は、巻取りロール12の回転速度を制御することにより調整される。即ち、位置センサ18の検索光(ビーム)18bは、円弧状の麺帯Moの中央部Mcに向って照射されており、該ビーム18bが麺帯Moに衝突すると、反射し前記位置センサ18の受光部(図示省略)に入り、その検出信号(検出値)は、制御盤10に送出される。
制御盤10は、前記検出信号(検出値)が入力されると、前記検出値と、基準となる設計値、例えば、500mm、とを比較する。
なお、このセンサ18の検出値は、該センサ18と麺帯Moの中央部Mcとの間の距離を示すが、この検出値が大きいほど、前記麺帯Moの緩み具合が大きくなり、該麺帯Moの中央部Mcが床面に近づくことになる。
前記制御盤10は、前記検出値が前記設計値より小さいときは、「張り過ぎ」と判断して、前記巻取りロール12の速度を遅くさせるが、逆に、それが大きいときは、「弛みすぎ」と判断して、前記巻取りロール12の速度を速くさせ、前記設計値となるように該巻取りロール12の回転速度をコントロールする。
この様にして麺帯Moの弛み具合を調整することにより、麺帯の厚み(麺厚)が安定すると共に、麺帯Moをソフトに熟成ロール(巻き上げロール)22に巻きつけることができる。
巻取りロール12は、矢印A12方向に回転しており、巻き棒21は該巻取りロール12により回転力を与えられて矢印A22(矢印A12と反対方向)に回転しながら麺帯Moを巻きつけ、熟成ロール(巻き上げロール)22を形成する。この熟成ロール22は、麺帯Moを巻きつけるに従って直径が大きくなるので、巻き棒21は傾斜ガイド部材20上を回転しながら次第に下流側上方(先端側)に移動する。
この時、熟成ロール22の(荷重W)の巻取りロール12方向の荷重は、Wsinθ=Wsin15、となり,従来の荷重(Wsin45)に比べ、大幅に減少する。そのため、従来例と異なり、図3に示すように、熟成ロール22の麺帯Moの巾及び厚さを、ほぼ均一にすることができる。
この発明の第2実施例を図4〜図6により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施例と前記第1実施例との相違点は、次の通りである。
(1)本件発明を、ラーメンの製造方法及び装置として用いる代わりに、餃子の皮の製造方法及び装置として用いること。
(2)巻き上げロール(熟成ロール)のロール基体として、巻き棒の代わりに、該巻き棒より格段に直径が大きい、タイコロール31が用いられていること。
(3)麺帯Moの弛み具合を調整するために、該麺帯Moに張力を加えるテンショナ30を設けたこと。このテンショナ30は、麺帯Moの上面を押さえる張圧ロール30aを備えている。
この実施例では、前記円弧状の麺帯Moは、前記制御盤により制御される巻取りロール12と前記テンショナ30の規制を受けながらタイコロール(ロール基体)31に巻きつき、巻き上げロール32を形成する。
なお、前記テンショナ30は、前記麺帯Moに極軽量の張力を与え、該麺帯Moの形状をほぼ一定の円弧状形に維持させる。
前記巻き上げロール32の麺帯Moは、次工程において所定の長さに切断された後、図5、図6に示すように、ベルトコンベア34aを有する打ち抜き装置34に載せられ、抜型36により打ち抜かれて真円状の穴38aが形成されると共に、図7に示すように、真円状の餃子の皮38が取り出される。
前記餃子の皮38は、打ち抜き後、ほとんど変形することとなく略原形を維持する。それは、前記巻上げロール32に巻かれている麺帯Moは、略均一の厚さでソフトに巻かれており、且つ、前記打ち抜き装置34に供給された麺帯Moは、自然状態、即ち、引っ張り力等の力を受けていない状態、で打ち抜かれるからである。従って、設計通りの円形の餃子の皮を得ることができるので、品質の向上を図ることができる。
この発明の実施例は、上記に限定されるものではなく、例えば、次のようにしても良い。
(1)麺帯の弛み具合を検出するセンサ手段として、反射型光センサを用いる代わりに、例えば、透過型光センサ等を用いても良い。又、該センサの配設位置は、必要に応じて適宜選択でき、例えば、麺帯の下面に配置し、該麺帯の下面側から検索光を照射するようにしても良い。
(2)前記センサ手段として、エリアセンサ(光センサ)を用いることも出来る。
このエリアセンサは、投光器と受光器とを備え、麺帯が許容エリア内に位置するか否かを監視するものである。例えば、前記エリアの上限は、麺帯がほぼ水平状態となる位置、が選ばれ、また、その下限は、U字状に弛む状態の位置、が選ばれる。
前記エリアセンサを用いる場合には、圧延ロールを一定速度で回転させて麺帯を所定長さになるまで排出させ、その先端部を巻取りロールの上方位置で、2〜3回くらいロール基体に巻き付ける。
この時、エリアセンサは、前記麺帯Moがエリアの上限を超えた位置にあることを検知し、その検知出力は、制御盤に出力されるので、該制御盤は圧延ロール及び巻取りロールの回転を停止させる。
即ち、この実施例では、運転準備段階において手動で圧延ロールを停止させなくとも、エリアセンサの働きにより自動的に停止するのである。
前記ロール基体の両端部を、上方傾斜ガイド部材にかけて支持させるとともに、ステーに設けてある手動スイッチをオンにすると、圧延ロールが運転を開始する。
前記巻上げ装置の運転中に、麺帯が弛みすぎ、又は、張りすぎて基準値を満たさなくなると、エリアセンサは、制御盤に検出信号を送り、巻取りロールの回転速度を制御する。
また、前記巻上げ装置の運転中に、麺帯が上限、又は、下限を超えると、エリアセンサは停止信号を制御盤に送出するので、該制御盤は圧延ロール及び巻取りロールの運転を停止させる。
(3)圧延ロールに供給される麺帯を1枚にする代わりに、複数枚重ねて供給し、1枚の麺帯に圧延しても良い。
(4)この発明は、ラーメン、蕎麦、うどん、パスタ、餃子の皮の製造に限らず、小麦粉、米などの麺生地を帯状にして巻き取る工程を備えた食品製造分野で利用することができる。
3 圧延ロール
10 制御盤
12 巻取りロール
18 位置センサ
20 上方傾斜ガイド部材
21 ロール基体
22 巻き上げロール
M 麺帯
Mo 麺帯

Claims (8)

  1. 一対の圧延ロールから排出される麺帯をロール基体に巻き付けて巻き上げロールを形成する麺帯の巻上げ装置において、
    前記圧延ロールの下流側に設けられた巻取りロールと、
    前記巻取りロールの下流側に当接し、該巻き取りロールの回転駆動により回転力を与えられる巻き上げロールであって、そのロール基体の両端部は、上方傾斜ガイド部材により回動自在に支持されている巻き上げロールと、
    前記圧延ロールと前記巻取りロールとの間で弛んでいる、麺帯の位置を検出するセンサ手段と、
    前記センサ手段の出力に基いて前記巻取りロールの速度を制御し、前記麺帯の弛み具合を調整する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする麺帯の巻上げ装置。
  2. 前記上方傾斜ガイド部材は、水平線に対して5°〜25°傾斜していることを特徴とする請求項1記載の麺帯の巻上げ装置。
  3. 前記センサ手段は、反射型光センサ、透過型光センサ、又は、エリアセンサであることを特徴とする請求項1記載の麺帯の巻上げ装置。
  4. 前記圧延ロールは、一定の速度に固定して運転されることを特徴とする請求項1記載の麺帯の巻上げ装置。
  5. 前記巻き上げロールのロール基体は、巻き棒、又は、タイコロールであることを特徴とする請求項1記載の麺帯の巻上げ装置
  6. 前記請求項1記載の麺帯の巻上げ装置を用いて、巻き上げロールを形成する麺帯の巻上げ方法であって、
    前記一対の圧延ロールから排出された麺帯を前記巻取りロールの上側に掛け、その先端部を巻きつけたロール基体を上方傾斜ガイド部材に係止させ、前記巻取りロールに当接させる工程と、
    前記圧延ロールの速度は一定に固定し、前記巻取りロールの速度は前記麺帯が弛むように調整するとともに、前記麺帯を前記巻き上げロールに送り込み巻き込ませる行程と、
    前記センサ手段を駆動させて前記弛んだ麺帯の位置を検出し、その検出出力に基いて制御手段が前記巻取りロールの速度を制御し、麺帯の弛み具合を調整する行程と、
    を備えていることを特徴とする麺帯の巻き上げ方法。
  7. 前記巻き上げロールは、前記巻取りロールに回転力を与えられながら上方傾斜ガイド部材上を先端側に向って回転移動することを特徴とする請求項6記載の麺帯の巻上げ方法。
  8. 前記麺帯は、ラーメン、そば、うどん、パスタ、又は、餃子の皮を形成するための帯状の生地であることを特徴とする請求項6記載の麺帯の巻上げ方法。
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